「AIR IN SUMMER[エアーインサマー](OVA)」

総合得点
67.3
感想・評価
303
棚に入れた
1683
ランキング
2452
★★★★☆ 3.8 (303)
物語
3.7
作画
3.8
声優
3.8
音楽
4.0
キャラ
3.8

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ネタバレ

Ellue さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

本編の感動を助長する佳作

原作プレイ済。本編視聴済。


本編12話の中で語りきれなかった部分の補足的作品になります。
本編は大きく分かれて3つにより構成されています。
観鈴はここでは完結しませんが残り2人を含めた
ヒロインの物語を描く部分(原作のDREAM編)。
千年前の物語で観鈴の物語に繋がり、核心でもある部分(SUMMER編)。
DREAM編から主人公・往人が繋げた、完結する観鈴の物語(AIR編)。


本作はそのうちのSUMMER編の一部が描かれています。
本筋にあたる部分は本編12話の中で2話を使って描かれていましたが、
尺の関係とはいえ、だいぶ端折られていたので追加と言ったところ。
本編だけでは神奈の母親を探す旅は辛いものにしか映らない様な内容でした。
原作内では旅を供にする柳也や裏葉との道中での絡みはコミカライズなところもあるのですが、
そういったものを追加していて、終始、明るい内容です。
なので泣けるアニメで通っていますが、この2話だけでその境地に
辿り着けるものではないと考えていいと思います。


箱入り娘のため世間を知らない神奈が、旅の道中で
柳也や裏葉と何気ない楽しいやりとりを繰り広げます。
また、本編では描かれなかった、柳也の過去や柳也が来る前の社での生活なども描かれています。
お手玉を懸命に練習する姿から神奈の母への思いの強さも伺えます。
本編で3人は家族の様に肩を並べますが、こういう旅を続けて絆を深めて、
3人は家族になったのだと思えます。


本編を見てからならば、この後の結末が決して幸せなものではないことは分かっているのですが、
それ故にこの一時の儚さが身に沁みますね。


本編を観たのならぜひ観てほしい作品です。

投稿 : 2011/10/14
閲覧 : 329
サンキュー:

11

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