2023年度のロボットTVアニメ動画ランキング 7

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の2023年度のロボット成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月13日の時点で一番の2023年度のロボットTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

62.2 1 2023年度のロボットアニメランキング1位
ブルバスター(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (68)
137人が棚に入れました
若き技術者・沖野鉄郎は、自ら開発した新型ロボット・ブルバスターを携え、害獣駆除会社の波止工業に出向。田島が社長を務める波止が対峙しているのは“巨獣” と名付けられた謎の生物だった!
さらに万年金欠の零細企業とあって、波止には常に経済的な問題がつきまとう……。
ロボットの燃料費、パイロットの人件費、もちろん弾一発の無駄さえ許されない。巨獣を退治するという「理想」と、コストという「現実」の狭間で、波止に未来は訪れるのか!?

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ドルバスター

ロボとか重機とか苦手でロボアニメとしてどうかはわかんないですが、絵は綺麗

メカの良さがわからないので置いといて、お金なくて現実は厳しい系のしんきくさい話
ストーリーは良くて最後の締め方もいい展開だったけど、いろいろと設定に無理があると思うのと、金がないからあんまり弾撃つなとかバトルの爽快感がなくなるようなことがあって、ロボアニメでやらなくても良かったんじゃないかなー?って思った

投稿 : 2024/05/11
♥ : 14

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

無能な企業、無能な従業員、無能な行政機関…。危機的状況に対応出来そうも無いのは現代日本のカリカチュアなの?意味不明です。

 最終話(12話)まで観ました。2023.12.30

 巨獣の発生原因は分かりましたが、島で繁殖してましたって…。一体巨獣は何を食べているんでしょ?これ、海に進出して魚とか食べてますよね?

 もう、塩田化学が島を領有して巨獣ファームにしようとかそういうレベルを超えたバイオハザード進行中じゃん!どうするのよ?周辺住民既に何人か食われてるでしょ!?

 波止工業も、そんなに簡単に巨獣駆除出来んなら最初からやれよ!バカなの?

 結局、巨獣が脅威だけど金になるなら、塩田、波止、島民、行政が一丸となって対応しなきゃ駄目でしょ。もっと上手い方法がありそうです。

 後、ブルバスター要らんです。巨獣退治だけなら、トヨタのバンに重機関銃でも乗せた方が戦力になります。イスラムゲリラのお墨付きですよ!?信用と実績が…。

 何となく、零細企業の波止工業の勝利的な感じで終わりましたが、常に後手後手で不手際連発だったのに、島民の信頼を得られるの?島民の頭はお花畑ですね。

 警察とか自衛隊が出てきて業務終了でしょ。これから何をするんですか?これからも島のインフラメンテナンス独占出来ると思ってるの?

 なんか、根本的な部分が解決出来て無いんですが、無理矢理ハッピーエンドにした感じが強いです。

 制作は頑張っているようですが、物語がおかしいので、面白く無くなってしまったのがとても残念です。
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 10話まで観ました。2023.12.10

 いや…、そうはならんやろー!本社に吸収されそうなので、意趣返ししたれや〜!で、主人公達はSNSを活用します。

 今までの話は何だったんでしょう?公害の原因を隠している大企業の内幕を協力会社が正義感から暴露したみたいな流れになっていますが、巨獣と公害は違います。

 公害は、政府や大企業が原因を隠したりして、被害が拡大しますが、巨獣は取り敢えず討伐すれば、島民も帰還できます。原因は解明は後でよろし!

 そもそも論として、なんで波止工業が巨獣退治請け負ってんだって話に戻ります。ブルバスターはこの世界では一般的なロボらしいし、零細企業で大した技術も人材も無い会社ですよ!?

 細かいツッコミは「てぶくろ」さんのレビューに譲るとして、脚本のアタオカ振りにびっくりです。下倉バイオさんの脚本かな?違う様です。

 酷いオチになりそうですが、ここまで観たので、むしろワクワクします。東京24区並のヤバさを感じます。
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 7話まで観ました。2023.11.16

 新人の鉛さんが仲間として覚醒した7話でした。アル美とシロの別れなど、泣かせるエピソードモリモリで盛り上がってきました…。

 と、素直に言えないのが本作品です。何だか分からん巨獣相手に無能な人達が中途半端にか関わるから起こる悲喜劇です。

 パニック映画でキャラがやってはいかんことを敢えてしてピンチの連続になる様なイライラ感があります。

 危機管理が出来てない、戦う組織のクセに金も人員も足りない、無謀なカミカゼ攻撃で結構なんとかなるなど、大人がやってるお仕事物語とは思えません。

 ちいかわ達が、なんとかなれ〜!と、己の命と勇気を賭けて、でかこわと戦うのとは訳が違います。アホが何をやってもアホだな〜としか思えません。

 オチへ向けて、頑張って欲しいです。道化の主人公や経理のハゲより、アル美と鉛を活かした方が良い気はします。

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 6話まで観ました。2023.11.09

 新キャラの鉛さん、高学歴で頭が良いけど、空気を読ないで正論を吐くアスペみたないやつでしょ?(笑)として、制作側は登場させたのかも知れませんが、世界観を破壊しかねない真っ当な正論でツッコミを入れてきます。

 主人公達の会社自体が巨獣と真面目に戦う体勢の組織では無く、場当たり的なカミカゼ職場なので、鉛の正論が物語の急所を突いてきます。

 今回も謎の成分が入っているガスの中、生身でガスマスクだけつけて行動したりしますが、ボンベ付じゃない、吸収缶方式程度のマスクで、謎のガス防げるわけないだろ?化学舐めてるの?

 ブルバスター自体、有人機である必然性がありません。巨獣は島の生物由来らしいので、罠猟で取り敢えず生物を駆除してから活動すれば良いのでは?

 コストをかけてブルバスターを運用する意味が不明で、それを新キャラの鉛に指摘させてはいけません。

 馬鹿しか居ない世界に、ツッコミキャラを登場させる理由が不明です。破綻した物語の言い訳か?なにはともあれ新キャラ鉛氏の活躍に期待大です。

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 5話まで観ました。2023.11.06

 新キャラ登場!野郎なので別に気にもなりません。これでキービジュアルのキャラは全部揃った様です。

 しかし…、ブルバスターの性能悪いですねぇ…。二足歩行する意味が問われる5話でした。

 今回巨獣が出てこなかったから良かったですが、相変わらず謎の有毒ガスの中、平気で活動します。自殺行為手当でも支給されてるのかな?。いつか死にますよ?

 もうちょい、登場人物達には危機感をもって行動してほしいものです。

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 4話まで観ました。2023.10.26

 今回は、主人公やロボも活躍し、巨獣の謎に迫る中々面白いお話でした。

 経理のハゲやピンク髪の二階堂アル美(ヒデー名だな!)も良い味出していました。

 ただ、やはり企業の在り方としては疑問を感じます。重要な作戦が従業員や他の会社の自腹やボランティア頼みだったりするのは、どう考えてもブラック企業の所業です。

 また、島民からの委託で巨獣退治をしているというのも、どうかと思います。

 熊や鹿だって泳いで他の地域に渡り、生息域を広げたりします。生態不明の巨獣も、泳げるのがいるという描写がありましたが、島から出て、他の地域で暴れたら誰が責任をとるんでしょう?

 島は謎の有毒ガスも出ている様ですが、主人公達は別に防護服とか着ないで軽装で活動しています。また、YouTuberや他の一般人も簡単に上陸してきます。この人達に被害があったらどうするの?

 結局、零細企業の手に負える案件じゃないんですよね。島から巨獣が逃げないようにしたり、一般人の上陸阻止とか、法的根拠と警備する人員が無ければ無理です。

 公的機関の権力や大学等の調査力無しで何をするんですか?無能企業が事態を悪化させているようにしか見えません。

 行政機関が出てこないのは、行政も無能なんでしょう。この世界、まともな組織が軍隊しかないという、後進国並に衰退した日本が舞台のブラックコメディなのかもしれません。

 何か観ていて、気分が落ち込みそうです。
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 3話まで観ました。2023.10.19

 世界観が何かおかしいです。巨獣について、公的な組織が出てくると島に住人が帰還出来なくなるから、民間会社が対応してるって…。

 正体も分からず、島民を容赦なく捕食する化け物ですよ?世間に公表して国家的に対応すべきでしょ。なんで、下請けで予算もないような会社がやってんの?

 主人公、親会社と島民の板挟みになったりします。会社の業務がイリーガルなので、経営に苦労しますが、当たり前じゃね?

 こんな業務でどうやって利潤出すの?巨獣の死体が金になるような、異世界ものなら分かりますが、ロボを動かすだけで赤字でしょう。

 何か、巨獣を殲滅すれば良い様な流れになっていますが、だったら島を絨毯爆撃でもしろよ…。クソみたいなロボで場当たり的に上陸して駆除出来るわけ無いだろ!

 リアルな会社モノっぽいのですが、根本的に世界観がおかしいので、色々空回りしています。そのうち、社員に死者が出そうです。
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 1話観ました。2023.10.07

 土建屋風組織がモンスターと戦う話の様です。で、もって他のレビューアー様も書かれていますが、初っ端から演出が下手すぎます。

 この組織、ものすごく無能です。構成員も中卒っぽいガテン系しかいませんし、事務能力も低いです。武藤の資格、労務管理も出来ていません。

 こんな組織が対応しているようでは、モンスターの脅威も大したこと無さそうです。

 エブァンゲリオンのネルフは、正規軍もお手上げの人類の驚異に対応出来る、超スゴイ組織だ!という効果的な演出がありましたし、パトレイバーなら、特車二課は独立愚連隊っぽかったけど、実は有能で大活躍というカタルシスがありました。

 リアル寄りにしたつもりかも知れませんが、いきなり組織の官僚主義的非効率を見せつけられて、視聴者はどう反応すれば良いのですか?

 無能組織が危機に対応出来ずに末端の兵士や構成員が死でもって贖うなんて、歴史上にいくらでも実例がありますが、そういう系統のお話なの?

 どちらにしても、敵がそもそも大したこと無いか、危機に対応出来なくて胸糞展開かご都合主義になるしかありません。

 1話から視聴者の興味を喪失させる演出に驚きを隠さません。多分つまらんでしょうが、クソアニメ成分高めなので気にはなります。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 6

リタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

メカメカしてなくて見やすい

ぱっと見はバトルもの、メカ・ロボ系の匂いがしたけどあらすじをざっと読んだ感じは違うのかも?となんとなく観始めた。

結果、愛があって太くて手堅い良いストーリーだった。
似たようなアニメもあったかも知れないけど、現代の国内で身近さを感じる事が出来たし、あるようでないような繊細なテーマだったのも面白かった。

不自由、理不尽、不公平、圧力... 色んな現実的な負の環境でこの人達どうするんだろ?とずっと飽きずに観てられるのが楽しい。

たまには、強い弱い綺麗可愛いカッコいい以外の作品を見たい所にピタッと
心に刺さったいいお話だった。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 3

72.6 2 2023年度のロボットアニメランキング2位
機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (274)
909人が棚に入れました
その魔女は、ガンダムを駆る。 A.S.(アド・ステラ)122―― 数多の企業が宇宙へ進出し、巨大な経済圏を構築する時代。 モビルスーツ産業最大手「ベネリットグループ」が運営する「アスティカシア高等専門学園」に、辺境の地・水星から一人の少女が編入してきた。 名は、スレッタ・マーキュリー。 無垢なる胸に鮮紅の光を灯し、少女は一歩ずつ、新たな世界を歩んでいく。

声優・キャラクター
スレッタ・マーキュリー:市ノ瀬加那
ミオリネ・レンブラン:Lynn
グエル・ジェターク:阿座上洋平
エラン・ケレス:花江夏樹
シャディク・ゼネリ:古川慎
ニカ・ナナウラ:宮本侑芽・白石晴香
チュアチュリー・パンランチ:富田美憂
デリング・レンブラン:内田直哉
サリウス・ゼネリ:斧アツシ
ヴィム・ジェターク:金尾哲夫
ニューゲン:勝生真沙子
カル:小宮和枝
ネボラ:沢海陽子
ゴルネリ:斉藤貴美子
ラジャン・ザヒ:花輪英司
ラウダ・ニール:大塚剛央
フェルシー・ロロ:高田憂希
ペトラ・イッタ:広瀬ゆうき
セセリア・ドート:山根綺
ロウジ・チャンテ:佐藤元
プロスペラ:能登麻美子
マルタン・アップモント:榎木淳弥
ヌーノ・カルガン:畠中祐
オジェロ・ギャベル:KENN
ティル・ネイス:天﨑滉平
リリッケ・カドカ・リパティ:稲垣好
アリヤ・マフヴァーシュ:島袋美由利
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

新しい人の形

サンライズ制作。

物語の主要な軸は2つあるように思う。

1つは宇宙居住者と地球居住者の因縁、
分断され格差を生む社会の歴史的な確執である。
もう1つはガンドフォーマットの未来の形、
宇宙環境における身体の補助を目的とする研究を、
如何なる方法であれ、完成させることである。

{netabare}生死を賭して激しい戦闘が続く表の物語と、
水面下では様々な人や企業の思惑が衝突している。

クワイエットゼロ計画、人間性への回帰!?
そしてそれぞれの親と子の物語である。{/netabare}

ガンダムは人を救えるものなのか、
まだまだ物語はここからなのでしょう。

最終話視聴追記。
{netabare}分断された社会や企業間の争いを描きながら、
私にはプロスペラの物語であったように思える。
彼女の復讐劇、禁忌の技術と知りながらも、
ガンドフォーマットの先にある未来に、
亡くした最愛の娘の居場所を託したのだろう。{/netabare}

お時間のある方は、今からでもぜひ。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 27

Acacia さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

単純に好みじゃない。

素材は良さそう。
いざ実食すると不味くはないけど好みじゃない
そんな感じ。

好みじゃない点。

①スレッタを女性にする意味が余り感じられない。
キャラクターの造形にナヨっとした男臭さを感じる。成長の過程も。
放送前のPVで振り向くスレッタを観た時は
ミステリアスな雰囲気。女性の持つ冷たさを期待してしまった。

②子供が動かす戦争。
今までのガンダムでは少年達はあくまで戦場でもがく1兵士であり、
世界を動かす程の力を持つのは大人たち。みたいな描写が多かったと思います
てか、それが当たり前です。しかし今作は、まぁ子供が暗躍するする。
会社を興したり、大人の社会に介入する少年少女を描いていましたが、
子供が戦争をコントロールなんて始めたらいよいよラグナロク。

③2クールで終わってしまうのも世界観が狭く、消化不良。
アーシアンはただただ虐げられている存在とて描かれるだけ
彼らの日常、息遣いは余り描かれない。

自分ならこの素材をこうは料理しないと思っただけなので、
単純に好みじゃないんだと思います。
最終回で一番テンションが上がったのは、
ガンダムSEEDフリーダムの予告でした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 20
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

女性の男性社会への間違った復讐劇…だから魔女なのか?

 さて、23年を代表するアニメとして、通しで2回目の視聴をしました。リアルタイムで考察していたよりも素直に視られたかなあという気がします。
 その結果、非常に深く面白く感動できる話だということを再認識しました。

 ウテナを彷彿とされる設定から始まった本作ですが、最後はプロスペラマーキュリーの復讐譚となります。夫を失った妻と娘ですね。
 ウテナが女性が裸なって王子様幻想から脱して自立せよ、のような結末でした。一方本作はあえて言葉を飾らずに言うと、ウテナで提言した女性像に対して、女性たちの強くなり方、男社会への復讐のやり方は間違っている、という話に見えます。というのはやはりクワイエットゼロの形状はどう見ても女性器のアナロジーです。クワイエットゼロは個人の復讐であり、間違った復讐です。
 一方でそれを壊すべく発動した、送電器に偽装した兵器は男性器のアナロジーでした。要するに性によっていがみあうことで生じる分断の象徴ですね。

 魔女というのはガンダムを操るものでありガンダムを作るもの。パーメット粒子というものを操れるものです。パーメット粒子は情報の塊ですから、情報を操る女たちの復讐劇、つまりフェミニズムの誤った形の実行かなあと現時点では見えました。ここはまた考察したいところです。今回気が付いた部分なので。

 一方でグエルがなぜあんなに極端な古風なキャラだったのか?ですね。力こそ正義とか分厚い鎧をかぶったような性格、威圧と権威主義は古い男性性の象徴でした。彼のような生き方をしていると、女性=スレッタに婿の地位を奪われるところからスタートしました。

 つまり、彼は間違った男性性の否定をするためのキャラだったのかなと思います。
 親殺しはすなわち男にとっての成長です。彼は裏方というかサポート役に回ったのはなぜか?あのフェンシングの一騎打ちは本当に実力だったのか?

 シャディクはグエルと対照的な、スマートでクールなキャラです。現代的な男性性だと言える気がします。彼は自分の信じる正義を陰謀によって実現しようとします。つまり、目的の為なら手段を択ばないという現代的な生き方の象徴だったと思います。何を考えているかわからない、常に茶化したような態度なども非常に今風です。

 で、ミオリネですが、彼女は最高の地位の後継者であり、トロフィーワイフでもある…ように見えて、実は父親の愛情ともっと視座の高い理念を理解できない優等生少女の象徴でした。命のやり取りや差別による貧困や争いの現実を知り打ちのめされました。
 彼女の髪型の変化にも注目です。大人びた髪型にした後の落ち込み方。部屋に引きこもった後がなんともいえませんでした。

 母親の遺伝子コードにより彼女は目的を達成するわけですが、親の子を思う気持ちの象徴ですね。
 これはほぼすべての主要キャラに言えますが、単純な「大人なんて」という子供の視座の問題意識で、一段上の現実の世界で生きている人たちを馬鹿にする今の子どもたちのアナロジーも感じました。まあ、ユーチューブを見て世の中間違っていると学校で騒いでいる子供たちですね。 その証拠にこの3人の行動が学校で考えていた思惑が全員失敗に終わります。

 彼らはお前は一人で生まれて生きてきたのか?というくらい不遜です。自分の遺伝子がどこから来たのか、そして自分が遺伝子を残す役割を果たさなくていいのか。

 一方で、世界をメチャメチャにしているのも資本主義の理屈であり、その点において大人は間違っているのですが、それは文明の恩恵が得られる原因でもあるので非常に難しいことです。

 スレッタです。母親の目的のために型にはめられた教育を受けた娘。毒親問題ですね。と同時にエアリアルという、スレッタを庇護するものの象徴から、キャリバーンといういう自ら戦うガンダムに乗り換えるということの成長です。庇護されてきた家族を自らの手で暴走を止め守り救済しました。
 学校生活やミオリネなどとの交流や、挫折の果てに成長して行くところなどが丁寧に描かれました。

 他に秀逸なキャラは沢山いて、それぞれの生き方を追うだけで多様な生き方が見えてきて、しかも、どこにも正解の提示がない、というのが本作の特に優れてていたことろだと思います。

 それと終わり方ですけど、やはり資本主義体制というのは簡単に変わるものではないということです。そのために必要なのは何か?それが学校という事だと思います。つまり幾つもの世代を通じないと急に変革など起きない、今学校ですべき事があるんじゃないの?という風にも見えます。

 アーシアン、チュチュやニカとガンダムパイロット2人と比較するのもいいと思います。つまりアーシアン側の2人がなぜ魔女、つまり情報を操るものとして描かれたのか考えると、分断とか親ガチャで騒いで相手を攻撃するよりも、努力して生き方を見つけろと言うようにも見えます。

 ということで、ガンダムというメカや企業とか軍の設定にはほとんど興味がいかないでキャラが何を意味しているのかばかりを見てしまいました。

 まあ、メタ的な意味でガンダムが消えるところを見て、ちょっと思うところはあります。

 OPは1クール目の祝福に比べるとちょっと凡庸でしたね。EDはアニメが良かったです。絵も綺麗だし意味深でした。


 本作は兵器とか戦争のようなテーマとかニュータイプというコミュニケーション論が中心だった過去のガンダムより、現代的なテーマを的確に描けた名作だと思います。
 本作を見た後だと、富野ガンダムが古く見えてきます。もちろん、今でも名作と呼べる作品は沢山ありますが、時代性と言う点で本作は現時点ではテーマ性が既存のガンダムから脱してアップデートされていました。

 アニメも綺麗だし、2クールの中に密度濃く、いろんな視点を入れてかつ面白い話に仕上げたと思います。

 物語の展開に若干ご都合主義があるものの、20年代以降の作品はテーマとエンタメの融合を優先して、展開の不自然さは多少目を瞑ったほうが良いと思います。

 本作のターニングポイントというか視点がはっきりするのは、19話と21話でしょうか。

 評価はオール5に修正します。初回は分割2クールで2クール目は集中できてなかったですね。今回見て話の深さに感動しました。特に主要4人のキャラがとても良かった。
 もう2回くらいあとで見たいですね。本当に深くて面白かったです。


以下 視聴時およびその後の考察レビューです。


{netabare}this is the story concludes the witch from mercury って出た以上、これでお終いということでよろしいのでしょうか。
 やはりシェイクスピアの「テンペスト」オマージュでメインキャラは誰も死にませんでした。何を言っているのかは本編でご確認を。トマトの人は気の毒ですけどね。

 PROLOGUEからのつながりでいえば復讐は何も生まない。という結論であると同時に一つの事件では何も変わらないのか?という感じに見えます。1年戦争のアバオアクーの結論で何かが変わったような気がした初代ガンダムでしたが結局その後も延々と続いたガンダムを連想します.
 が、その変わらなさをあえて連想させる終わり方だった本作の方が、少しずつの変革に向かいだした、という希望につながるような気がします。

 というのは、ガンダムが消えていくシーンです。あれが象徴的でした。まさに消滅して行きました。と同時にガンダムの素材が維持できないということはパーメットリンク消えたのだと思います。つまり、オカルトにも似たニュータイプのようなものは残らないということでしょう。
 ガンダムとニュータイプ=パーメットリンクはもうないよ。つまり、水星の魔女はこれ以上作ると蛇足になるので続編はないよ、ということだと思います。

 エリーが小姑ということは、まあ、そこはハッピーエンドと言えるのでしょう。戦争と医療というテーマがなかなか面白い作品でしたが、思っていたよりもスケールの小さな終わり方でした。

 
 結末については少し咀嚼したいと思いますが、しかし、平穏な終わり方という最も意外なほうに持って行ったのは、ある意味上手い裏切りですよね。なかなかいいと思います。

 ウテナ的な終わり方が見たかったですけどね。それだと今の時代にそぐわないのかも。逃避や急な変革じゃなくて、意識改革こそ新時代には必要な事なのかもしれません。つまり、ガンダムという超兵器=1つの答えで何とかなるような処方箋はないし、単純な力では何も変わらないよ、と。

 なんとなく宇宙世紀もののガンダムを追っている視聴者およびステークホルダーに対する引導に見えなくはないです。これをやられるとシードはまだしも、ハサウェイが色あせてしまう気がするのですが、大丈夫でしょうか。

 前半と後半のバランスが悪い気もしますが、どうしてもトマトの部分。つまり学園の内と外というのを中間に持って来たかったのでしょう。それは我々のような成人ではなく、本来ティーンに見て欲しいという事なのかもしれません。
 音楽は1期の方が圧倒的に良かったです。最終回はズル過ぎ。

 やっぱり構成はちょっと減点したいかなあ…もう2話、26話で出来なかったんでしょうか。まあ、言いがかりですけどね。むしろ説明が足りないからこそ、自分の頭で考える楽しみがありました。
 そう…こんなに楽しんだアニメは久しぶりです。もう1回どこかで見て、総括したいですね。

 ということで、非常に良いガンダム、良いアニメでした。制作陣に感謝を。


追記 学校が舞台だったことをどう読み取ればいいのか。

 ガンダム史上初めて学校が舞台でした。1期終わりの時点ですと、戦いの形だけ教えて、実際人を殺すのに役立たないということで学校の無力さを歌っていたのかなと思っていました。

 ただ、最後ですよね。学校のつながりで仕事をしていました。習った事はあまり役に立たないけど、つながりが仕事になるということでしょうか?

 資本主義社会の矛盾…結局大企業が勝つという雰囲気の中でしたが、しかし、アーシアンやどの企業に属している子供たちも、一緒に働いてましたよね。垣根を超えるのは新しい世代だというのと共に、学校時代に一生懸命やったこととつながりが花になる、という意味かもしれません。

 現状肯定ではなく、現状否定の物語ではあると思いますが、やはりガンダムによる一発逆転はないよ。次世代は若い人たちが学校でしっかり勉強して作っていってね、という事かもしれませんし、結局は親の背中を見ながら子供は育つという風にも見えました。

 また、ガンダムの技術はちゃんと医療に役立っているという感じもありました。戦争の傷跡を見せると同時に科学が肉体を補っていました。あとミオリネが持っていたトランクも同じ技術?



再追記です。

 ウテナ設定ですね。関係ないじゃんとは思いません。なぜかといえば、やはりガンダム・スレッタ・キャリバーンはウテナカーの対比だったからです。
 ウテナは王子様幻想とか闘いに明け暮れる学校という制度から裸で脱却し、女性の生きざまについてもう一度考えろ、という投げかけで終わっていました。

 本作については、逃避だけでなく提案がありました。今の社会の枠組みの中でどう生きるのか?ということです。
 上にも書きましたが、ガンダムでの一発逆転はないし、ニュータイプのような科学技術では分かり合えないということに加え、ウテナのような逃避も何も生み出さない。復讐は虚しいだけ。それよりも自分で目標と居場所を見つけ、少しずつ社会を変えて行こうという風に見えました。

 つまり、脱ガンダムと同時に脱ウテナということでしょう。だから、ウテナとの対比として百合設定が活きてきました。






以下 視聴時のレビューです。


15話 考えながら見ると面白い。新旧世代の橋渡しとなるガンダムの再定義にふさわしい作品。

{netabare}  15話(2クール3話)までで本作については、設定を考察してどうこう言う話ではないことは分かります。というか隠す気が無いくらい結構基本的な設定の構造はヒントを意図的にばら撒いていました。

 学校という牧歌的な舞台を描きつつ、外の不穏な世界を徐々に読み取らせていった1クール目が活きてきています。

 全員が信念に基づいて動いている。そして単純な悪意だけで動いている人はおらず、正義のためにやっているということでしょう。地球と宇宙の分断もそうですし、企業の経営者の考え方もそうです。
 あるいは医療という人を救う技術と兵器という人を殺す技術というテクノロジーの2面性も入っています。核開発時のアナロジーは強く感じます。

 結果としての戦争と対立。それがまるで宿命のように描かれています。これを国家に置き換えればほとんど現代の世界の状況そのものです。

 また、進歩したテクノロジーのブラックボックス、医療の生命倫理などなども読み取れます。親と子の意見の違い、毒親。そういったものがストーリーに組み込まれていて、素晴らしい脚本だと思います。15話のいろんな親子の関係を描いたのは良かったですね。2クールという情報が本当なら、それがいい方に作用しているのでしょう。テンポがいいし飽きさせません。
 また、単話しかでてこないような登場人物にドラマを感じさせる演出は大したものです。

 富野監督の時代とは違う。宇宙時代ではなくテクノロジー時代の新しいガンダムです。「テクノロジー」「多様性」「世代」「経済」「両義性」が生み出す摩擦により生じる人類の混乱。非常にアップデートされたテーマを描いています。
 それがまた無理なく1期の種まきからの続きとして描けているのがいいですね。ちょっと説明しすぎな気もしますが、分かりやすくしないと振り落とされる人もでてくるのでしょう。

 当然人間ドラマが中心になるわけで、既にロボットアニメではなくなっています。
 本作の楽しみ方は、考えることでしょうね。今我々が生きている家庭から世界戦争までを本作を見ながら考えることでしょう。EDのフワフワした捉えどころがないアニメを見ると不穏ですけど、おそらくはそこにヒントを隠しているのでしょう。スレッタの髪と衣装の感じから「女」を強く感じます。そういうテーマもでてくるのでしょうか。

 エンタメとしても緩急があって、複雑だし面白くできています。ガンダムの再定義作品にふさわしい出来だと思います。 {/netabare}


17話 面白過ぎて草。過去のいろんな作品が思い浮かびます。

{netabare}  SF的な問題として、エリクトの精神あるいはゴースト(魂)はどこにあるか、ですね。どうもコピーしたような雰囲気でしたので、この問題をスルーされてしまうと、深さが半減する気がします。
 逆に鉄腕アトム問題にもなりますが、それは本当の家族なのか?人格とは?という問題に肉薄できれば素晴らしいと思います。

 その一方で、グエル、ミオリネ側の親の意思を自分の意思で継ぐ、スレッタ、エレン側の毒親にコントロールされているのか、という対比があります。これは分かりやすいですが、2つ。グエル、ミオリネ側の意思もどうも操られている感があります。それがクワイエットゼロにつながる感じです。
 クワイエット・ゼロ。静寂そして零。そこがコロニー落としになるのか人類補完計画みたいになるのか。一方で、過去の遺物を消し去るために、親世代が自らの滅びか新世代の旅立ちを計画しているのか。

 メタ的に見ると日韓関係やバブル崩壊後の失われた30年のような世代間の責任問題にもつながってきます。分断の責任。これを相手に押し付けるだけでニュータイプというオカルトに救いを求めるだけだった旧ガンダムシリーズの引導としての作品です。

 ここを見ると「すずめの戸締り」の評論が無力だったことを想起します。あれだけ新海誠氏に稼がせてもらったユーチューブのインフルエンサーが何一つ分解できませんでした。まるでなかったことのようになっています。
 当たりまえですね。宮崎駿監督を認めつつ、旧世代はもう捨てようよ。つまり50歳以上の世代は自分たちの体験や知識価値観で、もう現代をネガティブな意見ばっかりで引っ掻きまわさないでよ。過去は悼みつつも新しい世界を覚悟して生きて行くからという話ですから、自己否定を突きつけられました。

 となった時に、本作ですね。過去のガンダムの否定はもちろんですけど新しい世界と価値。SNSもネットワークも当然の価値観に組み込まれた「ユーレイデコ」的な他人の言葉による不自由。自分の欲望は誰の欲望なの?という話、つまり構造の奴隷の中でも主体的に生きて行くのはどういう意味なのか、と言う要素も感じました。
 グエルが地球で体験してきた意味とか、その辺は効いてくるのでしょうか。うーん。と考えるとちょっとミオリネの思想のバックグラウンドが弱い気もしますね。これからかなあ。

 で、その元凶となるプロスペラの思惑は?というところはこれからなのかなあ。単なる復讐劇だと浅い気がしますので、やっぱり逆シャアの思想になるのかなあ。クワイエットゼロは。ただ、そこに過去の世代の責任を後に引きずらないという考えが入ると新しくなりますね。

 ゼロ…ゼロかあ。「日本人を名乗るみなさーん、お願いがあります…」もちょっと思い出しますね。


追記 総集編なので残念。ですが、今回企業グループが地球も宇宙も牛耳ってました。ということは、GAFAMのことのような気がしてきました。今まで宇宙と地球の対立軸で語られて今回も今のところ地球が敵っぽく見えますがどこか敵の正体が見えてきません…というか、何のために何と戦っているストーリーなのかが見えてきません。

 この見えない敵というのがGAFAMのことの気がしました。だからガンダム=ガンドアーム=禁断の技術、技術開発、つまりデファクトスタンダードの奪い合いがメインになっているのかなあ、と思いました。{/netabare}



18話 最高過ぎる。面白い。来週「一番じゃないやり方」ですね。

{netabare} 不穏です。「一番じゃないやり方」もう言葉が不穏です。むしろ、SFの名作「たったひとつの冴えたやり方」の否定ならいいですけど。つまり、ミオリネかグエルの自己犠牲に焦点が当たるんでしょうか。とにかく不穏でドキドキします。主要キャラの死が少ないのが気になってるので、どうなるんでしょう?
 そして、やはり人類補完計画の下地になるような技術に焦点が当たり始めました。最後の最後でミオリネVSプロスペラの予感です。

 まあ、それはいいとして、本当にこの作品いいですね。最高です。毒親かと思ってたプロスペラがそうでるとは…ドローンのような追従するタイプのガンダムのサブ機(Xガンダム的なやつ?)もありましたが、つまり、子供が犠牲になるガンダム、そして、少年の自己拡張としてのガンダムを否定です。

 あなた方の望むガンダムじゃないんだよ。というメタ的な視聴者へのメッセージの意味だとしたら最高です。ガンダムの力ではなく自分の力で立て…きついメッセージですね。

 作画ですけど、今週は発色が綺麗だった気がするのですが…ミオリネ美人でしたし、他のキャラもすごくビビッドでした。特に髪が良かったです。
 それにしてもミオリネ…彼女の内面が早く見たい。そして、その選択は?
 あと婚約者…なんかスレッタだと子供の遊びだったのに生々しいこと。なんか微妙にエロくて良かったです。まあ、そうではなくて2人の思惑がなんかあるのかもしれませんが。

 この作品2クールが前提なんですよね?そのせいでしょうか。いつものガンダムみたいに遊び回もないし、本当に密度が濃くていいです。最高です。 {/netabare}


19話 盛り上がってきました。ここまで来たら一度ガンダムにピリオドを打てばいい。

{netabare}  佳境に入ってきました。どんどん面白くなって行きます。

 母と娘…そして娘たち。そして復讐劇からスレッタを解放したエリ―。分断に直面し無力を露呈するミオリネ。学園から離れて始まる生徒同士の本当の意味での戦い。

 いままでの学園パートで描かれていた、牧歌的な雰囲気が一気に収束してゆきます。が、こうなるのはプロローグあるいは1期の頭数話見ればわかったことだし、それを隠そうともしていません。

 では、その意味するところ、つまりどこに向かうか、です。こうなるとクワイエット・ゼロはつまりモビルスーツを全て破壊する…つまりガンダムの歴史を一回リセットしようという意味に見えます。
(クワイエット…黙れの意味があるので、ファースト厨の老害黙れという気もします)

 そうじゃない、平和利用しようよ、というのがミオリネですね。企業体はガンダムを兵器として利用する。

 そこでスレッタは?という展開になりそうです。スレッタは覚醒の予感です。家族への回帰…新しい家族の形…今回ガンダムの能力の使用方法のさらなる拡張の可能性が見えました。
 やはりガンダムを使った新しい人間のコミュニケーションに帰着するのでしょうか。

 あるいはですけど、皆騙されたと思っている「ウテナ」ですね。やっぱりスレッタ=ガンダムでミオリネと共に全裸で荒野=宇宙へ…だと最高です。
 もうここまで来たら、大河内脚本やらかしてほしい。そしてガンダムにピリオドを。

「一番じゃないやり方」の意味は自己犠牲ではなく、みんなが善かれと思ってやっていることがベストの選択になっていないということで、ゲーム理論の話みたいに見えました。つまり皆の戦略的選択を変更する要因がなく、しかしゲームの結果、つまりナッシュ均衡解がパレート効率、すなわち戦争ということですね。 {/netabare}


21話 髪型はスレッタの髪型はいつ変わるのでしょうか?

{netabare} エンジェルハイロウ+モビルドールシステム?サイコフレームかもしれません。大量破壊兵器としても機能するんでしょうか。ガンダムのラストは大量破壊兵器との戦いです。ソーラーシステム、コロニーレザー、ジェネシス…つまりガンダムマナーはしっかり受け継いでいます。

 プロスペラはエリーとともに復讐は果たすのでしょうが、スレッタをガンダムから下ろした意味を考えれば、当然スレッタのことも愛しているのでしょう。
 結果的にプロスペラは何かと刺し違えて、スレッタ(+ミオリネ)を守るために殉じる気がしますが、これは読みというより本作の意味を考えるとそうあって欲しいということです。

 やはり最後はウテナ的な二人の旅立ちで在って欲しいなあ。水星か他のところでやり直しかなあ。

 この第2クールですが、要するに本作は議会連合とかベネリットグループとグループの数社が学園の子供たちとの対応関係になっているので、設定がややこしいように見えますが、ここで重要なのは各子供たちの親との関係でしょう。エレクトもクローンでしょうがクローンとして生まれてきた意味を問われれます。

 ですので、敵対の図式はプロスペラの復讐と企業・議会の「大人たち」になるでしょう。では子供たちはどういう選択をするのかが、本作第2シーズンの意味です。

 で、第2クールで肝心なのはやはり髪型でしたね。髪型が変わる=大人の世界に入る。その途端実際の戦争と人の生き死に関わるということでした。そしてスレッタの髪型がまだかわってないですねえ。チュチュの髪型は変わって欲しくないですけど。


 今回のガンダムは過去SFのオマージュまではいきませんが、何か過去のSF的発想を感じます。で、マキャフリーという人のSF小説で「歌う船」シリーズというのがあります。
 この「歌う船」を知っていると、エリクトの設定そのものなのであまり悲壮な感じがしていないなあ。特に「旅立つ船」のヒュッパティアが可愛いので、SF好きな方は。{/netabare}


22話 アニメはたった1つのシーンの為だけに存在することもある。

{netabare}  前半話が猛スピードで過ぎて行き、ガンダムあるあるのフェンシング対決など一瞬で終わってしまいました。

 が、いいんです。いろいろ展開とかテーマを考察してきましたけど、要するにスレッタ覚醒、自力でガンダムを操縦する…そして母親と対決。そのシーンこそ私は見たかったということです。

 もちろん半年以上かけて見続けたせいもあるでしょうけど、本当に良かった。最高です。アニメ作りは、たった1つのシーンのために存在するということもあり得るでしょう。今回で私にとっては、1つのカタルシスでした。
 もし、後は自分で考えろと今回で最終回であったとしても、私はいいと思います。いや、嫌ですけどね。それくらいこのシーンを待ち望んでいました。

 スレッタは無茶をするなといわれても無茶はするでしょう。大河内脚本なので悲惨なのも覚悟しています。していますが、ハッピーエンドの一縷の望みをドキドキしながら待ちます。あとは結末を見守るだけです。{/netabare}


23話 もう少し肉親同士の結論をじっくり見せて欲しかったなあ。

{netabare}  データストームを停止するコードをプロスペラが変えたと言っていて、ミオリネの遺伝子に組み込んであった言葉で停止して「お母さん」と言っていたので、プロスペラがミオリネのお母さん???と一瞬混乱しました。良く良く画面を見ていると、停止コードの入力画面と管理者権限のエマージェンシー用の画面を切り替えてたんですね。
 つまり、デリングの妻への愛なのか、夫婦のミオリネへの想いなのか、母の残されたメッセージなのか知りませんが、そういうことなんですね。

 設定とか裏設定とか、そういうのはいくら分かりづらく組み込んでもらってもいいんですけど、ここはもうちょっと入力のインターフェイスを分かりやすくかえるとかしてほしかったです。

 その意味でいうと、戦闘シーンは削っても、もう少しミオリネとプロスペラの舌戦が欲しかったなあ。
 もちろん人間は気持ちが昂るとどんな議論でも相手を受け入れなくなるでしょうからなにかもう一つ、ミオリネ・スレッタ・デリング・エリー・プロスペラおよびミオリネの母親の遺志の関係で、何かエピソードが欲しかったです。

 その点では、グエルの兄弟は後始末としては意外性が何もないので、もっと短くしても良かった気がします。

 ということで、いよいよです。巷では本作はテンペスト(シェイクスピア)のオマージュ云々という話がでています。
 キャリバーン、エアリアル、プロスペラ、データストーム(嵐)ですので、まあ、そういう意図もあるのかもしれませんが、復讐譚で名前だけじゃん、と思ってましたが、ひょっとしたら「関係者が一人も死なない話」という意図もあるかもしれません。
 グエルとデリング等々を見るとそんな気も…と言う事は死んだと思っていた人が…???{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 15

59.7 3 2023年度のロボットアニメランキング3位
異世界はスマートフォンとともに。第2期(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★☆☆ 2.9 (99)
362人が棚に入れました
神様の手違いで死んでしまった望月冬夜は、異世界で第2の人生をスタートさせる。 冬夜にあるのは神様から底上げしてもらった身体と、異世界でも使用可能にしてもらったスマートフォン。 様々な人達と出会い、大切な仲間を得ていく中で、いつしか主人公はこの世界の秘密を知る。 古代文明の遺産を受け継ぎ、お気楽な世界の王たちと力を合わせながら、個性豊かな女の子たちと共に彼はのほほんと世界を巡っていく――。

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

へぇー、スマートフォンって何でもできるんだねぇ・・・(棒)

巷ではどうして2期が出来たんだって言われてるとか、言われていないとか。


たしかに、そう言われても仕方がない様子が見受けられます。


今作を観ての感想は・・・。

お嫁さんが増えていくアニメだねぇ(棒)。

以上でした。


キャラクタは・・・まぁ、テンプレ的な女性キャラが続々と増えていく感じ・・・。
観ていて楽しい子が見つかれば、観ていてもいいんじゃないでしょうか。


やおい小説の件が少し面白かったかな、他は・・・う~ん・・・あ~~・・・。
どうなんかなぁ・・・。


って感じでした。
1期は私の暇さ加減がプラスに働いたのかぁ。
今作は、個人的には何故今観たんだ、と思っています。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 13

ninin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

お話が大きくなりすぎた2期

原作未読 全12話

異世界でスマートフォンを使える主人公が活躍するお話の2期です。

まさかwの2期ということで、1期を視聴済だったので観てみました。

お話は相変わらず薄い内容で、どんどん女の子が増えてきて大ハーレム状態ですね。

作画もあまり褒められたものでなく、魅力的なキャラも私的にはいませんでした。

何とか最後まで観ましたが、やはりオススメできない作品でしたね。

OPはGemstone7さん、EDはこの作品に出てくる女性キャラたちが歌っています。

最後に、1期と同じくストレスフリーな作品ですが、3期があれば観ないかもしれませんね〜

投稿 : 2024/05/11
♥ : 12

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

人々と出会い、大切な仲間を得て いつしかこの世界の秘密を知る…

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期は視聴済です。
最近、週末に色々と予定が入ってレビューはおろか、アニメの視聴もままならない状況が続いています。
レビューも前回書いたのが1/14なので、もう1ヶ月も放置していたことになりますね^^;

最近の大きなイベントとは、やはりワンフェスに初めて行ったことかな^^
きっと一人だったら行かなかったと思いますが、友人に声を掛けて貰って行くことに…

主には商業ブースを中心に見て回りましたが、最近のフィギュアって総じてクオリティが高いです。
クオリティに比例してお値段も高くなっていますけれど…^^;

良きフィギィアがたくさんありましたが、中でも私のお気に入りは「スピリテイル」さん。
前回買いそびれた「デート・ア・ライブIV 時崎狂三~ランジェリー水着ver.~ 1/7スケールフィギュア」と再びお目見えすることができました。
それに監修中でしたが、「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 」の椎名真昼の1/7のクオリティも半端ありませんでした。
椎名真昼といえば、昨年「小悪魔Ver.」が発売されましたが、1/6というサイズ感が他のフィギュアと合わずに購入を断念しましたが、これは食指が動きそうです。

そしてもう一つ…
「豚のレバーは加熱しろ」のヒロインであるジェスのフィギュアも展示されていました。
ジェスのフィギュア自体は既にTENITOLさんから発売されていますが、そちらとは異なっていると思います。
既に販売済のジェスは受注終了になっていましたから…

元々出来の良いジェスがあったらと思っていたので、そこは希望が叶ったんですけど残念ながら撮影禁止だったので記憶にしか残すことは出来ませんでした。
ネットをサラッと見てみましたが、未だ情報は解禁されていないようです。
今後の続報が楽しみです…^^

って、思いきり脱線してしまいました^^;

この作品は典型的な主人公がチートのハーレム作品ですが、第2期ではハーレム度が従来より増しましになっていました。
そして、そのハーレムはここで留まらないということまで分かりました。
今回から…かは忘れてしまいましたが、主要ハーレムキャラに加え、準ハーレムキャラも着実に増えていきましたので^^;
でも、ここまえくると逆に嫌みも感じませんね^^;

シリーズ構成と脚本に赤尾でこさんが参画されていたからでしょうか。
のんびりとした異世界ハーレムライフですが、視聴を始めたら割とあっという間に視聴が終わった感じがしました。
結構楽しみながら視聴できていたようです。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

そう言えば、本レビューのタイトルはPVから引用させて貰いましたが、「この世界の秘密を知る」と記載されていました。
まだ、私たちの知らない秘密が隠されている、ということなんでしょうね。

オープニグテーマは、Gemstone7さんによる「リアルダイヤモンド」
エンディングテーマは、ヒロインたちによる「イセカイジュエリー」

1クール全12話の物語でした。
どんなハーレム大国ができるのか…個人的には楽しみなので、続編を制作して貰えると嬉しいです。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 10

61.2 4 2023年度のロボットアニメランキング4位
幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (122)
254人が棚に入れました
みんなが知ってるあの子の、みんなが知らない物語――。 海と山に囲まれた風光明媚な港町 "ヌマヅ"。幼い頃から周囲になじめなかった少女ヨハネは、街の皆と距離をとって暮らしていた。 私のやりたいこと、私の本当の居場所、それは――。 素直になれない少女と歩む、あなたの知ってる不思議な世界。 『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』 いま現れた、もうひとつの太陽。

レオン博士 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

ラブライブサンシャインのスピンオフ

ラブライブサンシャインINファンタジー世界って感じの作品
アニメのクオリティは良いけど、なにがしたいのかよくわかんないスピンオフでしたねー
本編とキャラの性格変わってる気がするし、まるでラブライブのキャラがお遊戯しているように見える

話はまったく面白くなかったけど、キャラクター可愛いし絵が綺麗だし音楽も良かった
スピンオフならこんな冒険しなくても、キャラクターの掛け合いをたっぷり見せればいいんじゃないでしょうか?
ライブシーンもせっかくファンタジーな設定なので、もっと非現実感のあるライブシーンにしても良かったんじゃないでしょうか?

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

異世界ヌマヅで思い出す当たり前の人間の温かみ

『ラブライブ!サンシャイン!!』の舞台・沼津市に類似した異世界の“ヌマヅ”にて、
“トカイ”での歌手挑戦の夢が破れてヌマヅに帰ってきたヨハネを主役に据えたスピンオフアニメ(※重要・善子ではないw)
コミック版『~ -Unpolarized Reflexion-』を「LoveLive!Days」にて何話か読んで雰囲気は把握済。


【物語 3.5点】
冒頭から脱線しますが、本作放送を控えた今年6月初め、
サービスエリアにてバス運転手が停車中の運転席にてカレーを食べているという難癖クレームが入る
という個人的にショッキングなニュースが目に入りました。

その後、この一件がSNS炎上ネタとなる中で、
看護師も白衣着けてコンビニで買い物しようものならたちまちクレームを食らう
といった職業人に敬意を払うことすらも忘れたギスギスした日本社会の病理が可視化。

人間社会は持ちつ持たれつの関係で成り立っているはずなのに、
高度に分業化し発達した現代社会においては、そんな当たり前のことすら見えなくなるのか。
私は暗澹たる気持ちになりました。


で、本作。
物語は本編同様ぼっちな主人公・ヨハネが、
かつての同級生たちが社会人としてヌマヅにて自分たちの能力ややりたい事を生かして地域社会に貢献している姿に刺激を受け、
ヨハネ自身も占い師(実質・なんでも屋w)としてヌマヅに関わる中で、
針路を見出していく自分探しストーリー。

正直、物語自体は言語化に困るとすぐに音楽でお茶を濁す。
ヨハネが探し切れなかった自分も歌って先送りする感じの凡庸な出来。
ですが、こんなメンタルだった私にとって、励まされる内容も多いスピンオフした。

{netabare} 犬のライラプス失踪!やヨハネプロデビュー!?{/netabare} など噂も高速で尾ひれが付いて広がる、
ヌマヅの狭いコミュニティー内においては、
ヨハネがヌマヅに何かをすれば、その夏のうちにヨハネの背中を押す人々の声援となって帰ってくる。
社会の中の自分をダイレクトに実感できるヌマヅの街は、
ヨハネの再生だけでなく、すり減った私の再生にも有効でした。

序盤、ヨハネが、ハナマルが猪獣シシノシンの屋台でお菓子売るのに付き合う件。
{netabare} ヨハネが、こんなに売ってたったこれだけ!?と思わず口に出し2人がモヤモヤ{/netabare} してしまうシーン。
そのわだかまりを乗り越える過程から既に、
今だけ金だけ自分だけの現代社会の亡者に毒された心身が回復する手応えがありました。


【作画 3.5点】
アニメーション制作は本編と同じくサンライズ。

レンガ作りのメルヘンチックな街並み、異世界文字などでファンタジームードを演出。
作画カロリー自体は平凡。
ですがMVでは『ラブライブ!』シリーズらしくCGも交えて異様に力の入った映像。

人物の表情描写も本編同様豊かで賑やかですが、
本作では自分の気持ちと向き合う憂いの表情が目立った印象。
個人的に一番惹かれたのがヨハネを見守る狼獣・ライラプスの意味深な無表情。


ヌマヅの動物を中心にした異変と、ヨハネが有する魔法との関わりもシナリオの主軸となるとあって、
暴走生物とのバトル要素もあり。
特に{netabare} 執行長官ダイヤ{/netabare} が変身ヒーローみたいな赤い機甲スーツを身にまといバイクにまたがり、日本刀武器を振り回すアクションシーンからは、
『ラブライブ!』史上最もサンライズ魂を感じましたw


【キャラ 4.0点】
Aqoursのメンバーが下の名前がカタカナになり本編の設定・人物像も残しつつも、
社会人キャラとして“キャラ変”され登場する本作。

本編・生徒会長だったダイヤがヌマヅ執行長官となったのは順当として、
本編で、大型犬に追いかけ回されていたリコが動物学者として来訪する“反転”があったり
(リコがしいたけを手懐けたシーンは衝撃的w)
ルビィが妖精化するなど、大幅な設定変更もあり。

中でもマリは角で心の声を捉える異能を持った魔王として、
魔物が棲む“ワーシマ島”に引き籠もり、淡島のロケーションごと大胆に改変。
マリが心を開くエピソードも人々の目をネガティブに捉えがちなヨハネや私にとっても良薬となりました。


Aqoursメンバー以上に重要キャラだったのが幼少からヨハネと共に過ごして来た
喋る狼獣・ライラプス。
(※核心的ネタバレ){netabare} 友だちを作るのが苦手だったヨハネが、一人前になるまでの間、
親友代わりが欲しいという願望の具現化がライラプスの人語であり、ヨハネの魔法の発端であった。
ヨハネが人との関わり方を覚えて巣立つ時がライラプスが狼に戻る時。{/netabare}
予想された展開ではありましたが、胸を打たれる物がありました。


【声優 4.0点】
異世界のキャラ変にも好対応したAqoursの声優陣。
本編でもまだ技術も未熟な中、カオスなネタシーンという無茶振り千本ノックを浴びて来たかつての新人たちが、
いつの間にか立派に成長されたのだなと感慨を覚えながら見ていました。

個人的MVPはライラプス役の日笠 陽子さん。
時に皮肉めいた声色で、“充電中”とだらけるヨハネを叱咤したり、
自分の役割への自覚も含んだ厳しい口調でヨハネを突き放してみたり。
良き相棒として、ヨハネの自分探しを拡張する名コンビを好演。

そんな中、動物声優・麦穂 あんなさんは異世界でもチカの旅館で飼われる大型犬しいたけだけでなく、豚獣サクラもカバーし、貫禄を示す。


【音楽 3.5点】
劇伴担当は本編と同じく加藤 達也氏。
本スピンオフではメルヘンな世界観に合わせてパイプをアレンジするなど優しい音色が目立つ。

アニメシリーズ史上初めて『ラブライブ!』の冠が外れた本作。
ですが挿入歌がほぼ毎回投入され、本編に匹敵する楽曲群を形成。
悪くはないのですが、如何に歌の力がシナリオの鍵とはいえ、
スクールアイドルが登場するわけでもないのに、ちょっと押し過ぎかもとは思いました。

それよりも私の心に妙に残っているのは意外と、
作中子供たちが、たこ焼きを売るために歌っていた販促?ソングだったり。
楽しげに物を売る描写に商売の原点を感じました。


主題歌はAqoursが担当。

OP「幻日ミステリウム」はシンセのエッジを効かせて神秘的な雰囲気を醸す、
ヨハネセンター曲の系譜を継承したナンバー。

ED「キミノタメボクノタメ」はONE FOR ALL,ALL FOR ONEというヌマヅの世界観を直球で歌ったナンバーで、今日も優しく締めくくる。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 14
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

学芸会を見ている気分。

{netabare}
ラブライブサンシャインの謎のスピンオフ作品。
キャラはサンシャインのまま、別の世界線、異世界での話を描いた作品。

正直話が面白いか面白くないか以前にこの作品はこの謎のコンセプトの時点で終わってると思う。
ラブライブのキャラで異世界の話を描いても茶番、学芸会のようにしか見えなくて話に全く入り込めないし感情移入もしにくい。
途中に挟まれるラブライブっぽいノリの寒いギャグや、コスプレ感満載の登場キャラの姿も含めて、お芝居を見ている気分。何でラブライブのキャラでファンタジー物をやろうと思ったのか、これが分からない。

ラブライブであることを忘れたとしても普通に話もつまらない。
中途半端なファンタジー要素で微妙な世界観、向かう先が謎の物語、コッテコテで魅力のないキャラ付け、どこを取っても面白い要素がない。
何を描きたいのかがとにかく最後まで不鮮明な作品だった。
ヨハネの成長物語としても中途半端、他メンバーとの友情話としても中途半端。
その辺に軸を置いているのかと思えば最後は急にここまで空気だったライラプスとヨハネの絆の話になって終わるという...。
話がとにかく虚無でつまらない。

ラブライブなら話が面白くなくても何でも売れるでしょっていう甘い考えが見える。ラブライブなこともあって曲だけは良かったかな。

私的評価:32点
私的ベスト回:1話
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 5

57.7 5 2023年度のロボットアニメランキング5位
魔法少女マジカルデストロイヤーズ(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★☆☆ 2.8 (103)
237人が棚に入れました
2008年――謎の勢力の出現により、アニメ、ゲーム、マンガ、音楽、鉄道、コスプレなどあらゆるオタク文化が排除された日本。 グッズは収容され、保護の名のもとにオタクが弾圧されても、人々は自我を喪ったかのように疑問を持たない。 秩序維持を担う組織「SSC」に蹂躙され、オタクは滅びたかに思われた―― だが、封鎖されたアキバを奪還し、反旗を翻す者たちが現れる。 若き革命者「オタクヒーロー」――何よりもオタク文化を愛し、誰よりもアキバを愛する男。 そして彼を慕う3人の魔法少女たち――「アナーキー」「ブルー」「ピンク」。 2011年の日本を舞台に、自由の旗のもとに集ったオタクたち――アキバ革命軍は、SSC首領「SHOBON」との壮絶な戦いに挑む。 好きなものを好きなだけ好きといえる世界のために。 自由の旗のもとに集ったオタクたちよ、奪われた文化を取り戻すべく OTAKU COUNTER CULTURE を巻き起こせ!

レオン博士 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

わたし達は戦わずに勝利した

頭が痛くなる作品でした
なんか余計なことばっかりするから話が入ってこないしノリがイタイなあって
アニメとかゲームとか好きだから排除されるんじゃなくて、そういうイタイことしてるから排除されるんじゃないのかなー?

これってオタクが世間に認めてもらえなかった時代の「好きなものを好きと言って何が悪い!!」っていう心の叫びみたいな作品ってことでいいのかな?
もっといろんなタイプのオタクがいると思うんだけど、オタクのイメージが偏っているのが気になります
訴えたいことはわかったけど、訴えたいことしかわからなかった
この作品はオタクが気持ち悪いものという前提で話を作っていて、そのへんの感覚が共有できないので面白さがわからないのかな?

【オタクが排除される時代は終わった】
鬼滅はもちろん、推しの子とか水星の魔女は小中学生にも大人気です
スプラトゥーンとか原神とかウマ娘とかキズナアイとかプロセカとか、高校生も大学生も男女関係なくいっぱいやってる人います
わたし達の世代は学校でもみんなドラマの話をするのと同じ感じでアイドルの推し活とかゲームとかアニメの話もしています
それくらい今では「好きなものを推すことの何が悪い?」が当たり前なのに、いまどきこういうテーマで作品作っても刺さらないと思う

でも、バカにされていた時代があった
当たり前になったことでも、当たり前のありがたみは忘れてはいけないなーと思いました

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

メタ的な主張が直接的すぎ。面白さとキャラの魅力が前提でしょう。

 本作がメタ的な視点と現実が混同している感じの世界観で、オタクは死なないというテーマなのは、早い時点で気が付くでしょう。少なくとも6話の段階で、魔法少女が{netabare}突然届けられたという{/netabare}表現があったのでほぼ明示に近いと思います。

 となったとき、SSSSグリッドマンやシンエヴァ(TVのパイプ椅子、旧エヴァの「きもちいいの→気持ち悪い」も同様)など、メタ視点の物語を想起するわけです。ですが、この2作と比較してどうでしょう?
 圧倒的なアニメのクオリティの差です。画面、作画だけで引き込まれるようなアニメの出来、そして六花やアカネ、綾波レイやアスカと言った、非常に魅力的な女子キャラがいました。
 そして、何よりストーリーそのものがメタという仕掛けをまったく意識させていません。ラスト以外はそれに気が付かなくても楽しめる構造でした。

 ひるがえって本作です。アキバとオタクを出した時点で、オタク文化のメタ的な話だよ、というのはもう1話2話見ていれば分かります。OPEDが露骨に脳内の話だというアナロジーになっています。

 本作の変身バンクやOPEDは非常に優れているとは思います。ですが、キャラ造形が六花・アカネ・綾波レイ・アスカに匹敵するでしょうか?魅力的な世界観、謎、カッコイイロボットはどうでしょう?何より考察すると後からわかってくる仕掛けは機能しているでしょうか?

「逆転電池少女」もそうでしたが、メタ視点のオタクというテーマ性がこれでもかと設定、ストーリー、画面そのものになってしまっています。これではだめです。
 もちろん、考察が出来ない勢力があふれているという危惧もあるのでしょうけど、面白ければちゃんと見ます。そして面白い話にのめり込むといつの間にか、何かを考えているなどがアニメにおけるメタ視点のテーマ性ではないでしょうか?
 オタクをストーリーに盛り込み全面に押し出すと、どうしても悪乗りに感じられてしまい「またやってるよ」になるでしょう。

 アキバの衰退がそのままアニメを考察する、議論するという文化の終わりでもあります。本来、アニメDBの知識の他に、SFや文学、哲学や心理学、IT関係などを一生懸命勉強してアニメを論じていた層は確かに死んでいます。自分の時間と収入のほぼすべてをアニメ・ゲームなどに費やしていたオタクはいないでしょう。

「オタク」=「お宅」はそもそも、相手を名前で呼ばない…つまり相手は個人ではなくマウントを取る議論の対象でしかないという心理を持つ人たち、あるいは「キミ」「アナタ」と呼べないコミュニケーション不全の集団に対する蔑称です。アニメ絵を身に着ける気持ち悪い集団の象徴です。それを描いていましたが、どちらかというと「オタク」というククリではなく「陰キャ」という集団に見えてしまいます。

 しかも、ドラッグカルチャー、サイバーパンク、ミリタリー、鉱石ラジオなどまでさかのぼってしまい、オタクといっても視点が定まりません。

 本作は逆に巷にあふれている「萌え少女」が中心にいるために、軽くみていると「萌えアニメはいっぱいあるじゃん」「アキバはないけど、オタク文化は全盛でしょ?」という疑問が出てしまいます。ですので「本来的なオタク文化の死」を言われても、今のアニメの視聴者層、ライトオタクはポカーンとなってしまうでしょう。

 そして、焚書・弾圧のような印象ですが、表現の自由に対する危惧…たとえばポリコレや性の消費という視点に見えません。あるいはあってもかなり薄いので、言いたい内容はなんとなく感じられるけど、的外れに感じてしまうでしょう。
 主義主張が濃厚に感じられるだけに、その滑り方はかなり「痛い」です。まさに痛アニメです。

 このアニメを更にもう1個視点を上げて俯瞰すると、このクリエータが考えるオタクの定義やオタクの死と、今のアニメの視聴者層や現代的なオタク定義の分断が、面白いアニメでした。

 が、エンタメ、キャラの魅力というボディがなく、オタクという視点をダイレクトに放り込んだために失敗した感じです。出来が悪いとはいいませんが、これでは理解されないと思います。

 それにキャラ、特に主人公の内面が見えてきません。オタク的なもの大好きという主義主張だけで奥行きがないので、これでは乗れません。6話周辺のエピソードをストーリー全体で膨らませて、彼自身をもっともっとオタク以外の文脈でも語って行かないと感情移入できません。それがないので余計メタ視点になります。

 OP・EDの出来と音楽は素晴らしかったです。そして作画を初めとしたアニメもムラはありますが、悪くなかったです。何より、私は毎週楽しませてもらいました。もらいましたが、アニメそのものを楽しんだわけでなく、裏にある意図を考えるのを楽しんでいました。ですので、ストーリーはあまり高く評価できないかなあ。

 ただ、こういう取り組みは嫌いじゃないので、ストーリーに若干加点しておきます。もっと深さが隠れているにしても、エンタメ度が低いと残念ながら、2回目見て考察する気にはなれないかなあ…。






1話 表現の自由?自称オタクへの絶望?「電池少女」的なアニメ

{netabare} 表現の自由あるいはオタク論を中心に描いたアニメには「図書館戦争」「逆転世界ノ電池少女」などありました。世界観的には「電池少女」の前日譚か?というくらいにそっくりです。

 本来表現の自由の侵害の主体は「公権力」であると思いますが、今、世界的に「ポリコレ」「フェミニズム」などによる表現の自由の侵害がはじまっています。変な話、本当は表現の自由の侵害に抵抗すべき「権利」を謳う人たちが、自分たちで民主主義の首を絞めているのだから笑ってしまいます。
 こういうアニメが作成されるのは、そういう状況に対してものを言いたいクリエータたちの抵抗なんだと思います。

 そういえば「ブラック★★ロックシューター DAWN FALL」の制作会社みたいですね。この作品にもいろいろ含意がありましたが、ほぼ読み取られずに終わっています。ですので、こういう直接表現に来たのかなあと想像します。
 その意味では行間も内包されたテーマ性も読み取れないキャラ萌えの「自称オタク」に対する絶望をクリエータが感じている可能性もあります。

 つまり本作はオタク批判の可能性もあります。この点でも「電池少女」的ですね。2011年ごろまではいた金も時間もすべて「対象」に費やす類のオタクがいなくなって久しく、それにともなってアキバも衰退したのでそのノスタルジーになる可能性もあります。それもまた、時代に対する提言があるものですからいいと思います。

 ただ、残念なことにアニメのレベルがなあ…こういう「オタク」を題材にした場合、キャラデザはもっとまじめにした方がいいですね。敵がアスキーアートだし、キャラの性格もデフォルメがきついし、冒頭の登場人物たちの様子もカリカチュアライズしすぎです。

 こういうところの作り込みが足りないと、伝えたいことを伝える前に批判で終わってっしまうので、そこが残念ですね。最後の方の変身シーンはかなりいい造り込みでしたが「文字芸」はもういいです。

 いずれにせよテーマの意図は素晴らしい。ですので見るとは思いますが、アニメのレベルが付いて行っていないのが残念です。ストーリーでぜひ逆転してほしいですね。

 なお、敵の幹部らしき女性のドクロの髪飾りと魔法少女の胸の飾りが、両方ドクロですね。「エヴァの使途」「ドクロベエ」「神のみぞ知るセカイのエルシィちゃん」あたりで見た感じです。なにか意味があるんでしょうか?{/netabare}


6話 OPとピンクの象が気になります。ディープオタクの妄想か。

{netabare} さて、6話で話が大きく動きました。魔法少女たちが人造物または自然発生のようなイメージです。迫害が始まったと同時に、オタク度が高い少年のところに送られてくることから言って、共同幻想的な「意思の集合体」あるいは少年の熱い想いがオタクカルチャーの象徴的な魔法少女を実体化させたのでしょうか。

 彼女たちの姿は、老人の依頼した人形と似ていることから少年の記憶の底に隠れたのかもしれませんし、オタク総体の集合的無意識の元型・聖母的なものなのかもしれません。敵側のボスの何かかもしれません。

 6話はEDが通常とは違うということはここでストーリーが動きだす、ということですね。捨てられた人形やあの金髪外人から言って、起承転結の転が始まった感じです。

 で、5話まで流れたEDですがスク水、ブルマにセーラー服に囲まれたオタクが、最後は…というイメージでした。これをどうとるかですが、魔法少女たちが幻想=2次元の嫁に見えますが、妙にリアリティがある生々しい作画をワザとしています。オタクヒーローというのは実態の女子高生を諦めて内にこもっている病人です、と言っているんでしょうか。
 次回予告が絵コンテなのも、この作品が作り物であるというメタ視点で庵野秀明氏が使った手法です。

 ストーリーというか本作の全体感ですが、OPが象徴するのはドラッグカルチャー…サイバーパンクでしょう。2話でピンクの象が出てきます。エレファンツオンパレードで知られる幻覚ですが、覚せい剤LSD登場前後ですから1940年代の話です。
 不思議な事にアキバの地下アイドルと絡めてきます。「アンダーグラウンド」つながりかもしれません。

 薬を飲むことが選択につながるのはマトリックスですし、エヴァのオマージュはいたるところで見つかります。
 それだけでなく、鉱石ラジオやモールス信号、軍用機の模型になると1960年~70代でしょうか。アイドルの水着騎馬戦もテレビの人気コンテンツだったみたいです。

 そして敵側ですね。敵は不思議なことにオタクコンテンツであるアスキーアートみたいな人物像です。これは「我儘で悪意のある匿名で無責任なJ民的な視聴者」を象徴しているんでしょうか。
 そう…匿名の悪意がコンテンツどころかカルチャーを殺す…とも取れます。ただ、敵方のボスには意思があるのでなんとも言えません。

 オタクの世代間格差、好みの差、視点の差などマニアと言われる時代のいろんな形のオタクが出てきます。特にドラッグカルチャーに焦点を当てているので、アンダーグラウンドカルチャーを含めたサブカルチャー全体、趣味、マニア、そしてオタク第1世代から今のなんちゃってオタクまで網羅的に扱っていますが、そこは意図的に区別がつくようになっています。

 そして魔法少女の意味ですね。幼女・女子児童向けのコンテンツからリリカルなのは等による大きなお友達のキモコンテンツ化、そしてマギまどによる魔法少女のズラしとオタク内での市民権という歴史も内包している感じです。アキバのアイドル、地下アイドル、アイドルアニメの様々な形まで内包している気がします。

 メッセージを込めたい作品なのは明らかでしょう。どの程度の深さになるかは分かりません。「逆転電池少女」の失敗の後なのにあえてこれをやるという意図も含めて興味深いです。
 まだ1回しか見ていないので、気が付いたところしか拾えていませんが、まあ、オタク総括、ということでしょうね。この先の展開によっては1回戻って再考察したほうが面白いかもしれません。テーマ性が明確になってくるのはこれからでしょう。

 妄想とか、ドラッグ…幻想的なものを強く意識しているのが、気になります。
 それと2011年かあ。なぜ?でしょう。秋葉原通り魔事件が2008年。AKBは2006年、シュタインズ・ゲートが丁度2011年かな。つまり、オタク文化最盛期は2011年ということでしょうか。

 2話冒頭だけ20××年になっているのがなぜか気になるのと、OPの青い金魚の意味がちょっと読み取れてません。オープンカーのイメージも含めて何かオマージュした作品があるのかな?

 なお、OPは特にですけど、EDも含めアートとしてはかなりハイレベルです。作品が一筋縄ではいかない気がするのもOPと2話のピンクの象のせいです。{/netabare}


8話 不穏さがいいですね。虚構と現実の狭間か。

{netabare}  非常に不穏でいいですね。3人の魔法少女の6話の描き方と浮いている感じとこの8話のエピソードから言って、まずこの作品世界そのものが病気の人間の妄想なような雰囲気があります。OPとEDもそういう感じですし。夢オチでも驚きません。

 また、この作品世界そのものは現実という設定にせよ、主人公の病的な何かがキーになりそうです。目を見せないのも不気味です。

 いや、面白いです。こういう仕掛けがありそうな作品は本当に面白い。是非、いい意味でも悪い意味でも最後まで仕掛けて欲しいです。{/netabare}


11話 ここまでの展開はヒントが沢山あるので読めます。で、言いたい事は?

{netabare} 「わんく」=ニコニコ超会議など、いろんなアナロジーを拾って行けば、主義主張が読めてくるんでしょう。頭だけ=感覚器と頭脳プラス妹というのも少し考えたいところですが、まあ、それよりも大きな構造ですね。

  いろいろあるんでしょうけど、OPとEDのアニメはメタファがなんとなくわかるし、6話の展開はネタバレみたいなもの構造を隠そうとしていたわけではなさそうです。
 創作物と現実の間の物語というのは、グリッドマンなどもあるし、もちろんエヴァはもう1段メタ寄りですね。

 さて、最終回どうなるんでしょう?今までのところは正直誰にでも思いつくいわゆる想定の範囲ですし、次回予告だといい思い出とともに現実に戻る感じです。
 問題は最終回で我々の想像を越えられるか、ですね。当然最終回での主張、言いたい事が大事なので結論が見たいところ。



 それにしても、もうちょっと面白くできないんですかね?私みたいな考察組であれば、面白いポイントは沢山あるんですけど、エンタメ感が多分不足している気がします。 {/netabare}


 

 

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

(´・ω・`)ショボーン このご時世にコレはない。

 12話(最終話)まで観ました。2023.06.25

 8話で、ヲタク祭りをやっていたら、ショボン軍のヤバい兄妹が襲撃してくるあたりで、大丈夫か?と思いましたが、大丈夫ではありませんでした。

 なにかの隠喩なのか?とも思いましたが、あっさり退場する使い捨てキャラです。その割にはデザインがキモいです。陰キャの妹も何だったのか…。

 戦闘シーンも中途半端にシリアスで、結構人が死にます。戯画化されたヲタクが、ギャグっぽい敵戦闘員とガチの殺し合いをしている絵面は、どんな反応をして良いのか困ります。

 皆様のレビューにあるように、ぶん投げエンドです。しかも、割と陰惨な展開後なので、何とも言えない気分になります。

 何か釈然としない…。それにつきます。
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 5話まで観ました。2023.05.11

 4話は相変わらずな感じの水着回でした。

 5話は少し路線が違います。海外オタクが登場するんですが、海外で評価されてるから日本のサブカルチャー凄い!という妄想のアンチテーゼ的なお話しでした。

 何だ?オタクに批判的な路線に行くのか!?少し、キャラクターにも慣れてきたので、割と先が楽しみになってきました。

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 3話観てのレビューです。2032.04.22

 オタク像が80年代から更新されていません。マンガとアニメ、ゲームを愛好する社会性の低い男性というステレオタイプのキャラクターがこれでもかと登場します。

 大衆文化が花開いた江戸時代から、オタク的な人物は居たと考えられますが、80年代にその存在が世間に認知されたオタクという存在は、M事件などもあり、社会不適応者かつ犯罪予備軍として位置付けられていました。

 設定が過去とは言え、今更、差別や揶揄、嘲笑の対象としてメディアにさんざん消費されたオタク達が解放を求めて戦う話に何の意味があるんでしょうか。

 また、魔法少女の3人は、2000年代以降注目を集め始めた女性オタクではありません。単にヘンテコな人物で何故オタク側なのか全く分かりません。

 オタクを馬鹿にしている人達がオタクの味方面をして作っている感じしかしません。一体、誰にウケると思っているんでしょうか?

 もう少し、現在のサブカルチャーを研究してから作品として送り出して欲しいです。

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 2話まで観てのレビューです。2023.04.16

 何と言うか…ノリが古いです。キャラクターも2周遅れな感じがします。

 押井守先生の「ぶらどらぶ」を観ている気分です。どこが良くないと言いづらいのですが、21世紀のアニメでは無いというか…。

 OPとかも、2000年代初頭にはイケてた感じで、今の視聴者にはウケないんじゃ…と心配になります。

 今の所、視聴を継続するための魅力は全く無いですが、万が一にも面白くなるかもしれないので、視聴は継続です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 6

63.2 6 2023年度のロボットアニメランキング6位
SYNDUALITY Noir(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (80)
227人が棚に入れました
浴びれば死に至る猛毒の雨≪ブルーシスト≫。 人類は100年以上の時を経て、克服へと近づいていた。 荒廃した世界に点在する集落≪ネスト≫で 力強く生きる者たちのそばには、人類双対思考型AI搭載ヒューマノイド≪メイガス≫の姿があった。 そして、ある日。 記憶を失ったまま眠りについたメイガスが、目覚めの時を迎えた――

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

お手軽なロボアニメ

ゲームの宣伝アニメ
作画とか動き、キャラクター、世界観は惹かれるものがあって良いと思いました

でもやりたいことがロボバトルとキャラ紹介だけで、ストーリーは後から考えたのかな?

最初のうちはめっちゃ面白そうだったんですよ、でも話が進めば進むほど微妙になっていって、特に面白くならないのに謎だけが残り増えていきました
ロボアニメにしてはシンプルでわかりやすくて見やすいし、バトルシーンは良いんだけど
なんとなくバトルさせるために物語を後から書いた感じするくらいシナリオに深みがない気がしました

謎が多いまま終わっちゃったので謎の解明は2クール目に持ち越し
面白くなることに期待したいけど
今のところ、キャラクターのかけあいとロボバトルだけ見てればいいかも

投稿 : 2024/05/11
♥ : 17
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

「ロボットもの」の意味を出せるのか?2クール目あるなら早く言って…

 2つ苦言があります。2クールなら先に発信してほしい…ってフライング情報あったのかあ…ですが取り消しているみたいですね。私は前情報を極力いれないので知りませんでした。一旦中断しましたが2クール目の発表を知って残りをざっとですが全話確認しました。
 やっと本題のノワール問題がでてきましたね。それはまあいいんですけど、本作から感じるのは「ロボットものの意味」が希薄な気がします。そこを提示してほしいです。

 2クールあると思ってみるのと、2期くるのかどうかわからないで見るのでは「視聴方法」「心構え」が全然違います。制作者側の都合で分割や2期の作り方にいろいろ思惑があるようですが、引き延ばし、次クールへの引きの作り方、構成上の無理で作品の質を落とすことも多いです。
 アメリカのドラマなどでの手法を持ち込んだ気がしますが、これはアニメではやらない方がいいでしょう。「無職転生」「黒メイド」など楽しみにしていた作品ですら、ちょっと熱が冷めてしまっています。

 さて、ロボットアニメについてです。

 ロボットとは何かといえば、もともとは自己拡張なんだと思います。自動車や時計、スーツなどに金を掛ける男と同じ心理でもあります。また、銃や剣などをロボットが持つのは性的なところもあるのだと思います。

 スーパーロボットの「正義」の執行から始まり、兵器としてリアルロボットに変わっていきましたが、自分の力と影響力の拡大だからこその「人型」なのでしょう。
 女性なら魔法使いでしょう。内面的な力でアクセサリーや化粧品などがギミックになるのと対照的です。(サンライズが作ると舞-HiME・舞-乙HiMEシリーズ、魔法少女とロボットの中間になる)

 マジンガーZ→ガンダム→エヴァンゲリオンとロボットに乗るモチベーションが時代の変化とともに変わっています。エヴァ以降は強制の要素、つまり父権と毒親のような関係性が時代にあっていました。

「水星の魔女」になると「粒子」つまり「電子」「ネットワーク」の力に変化しています。
 そこでは男性・女性の区別だけではなく人間としての力の拡張としてのロボットとなりました。また、力ではなくコミュニケーションのきっかけとしてのロボットになっています。「ぼっちざろっく」と同時期なのは面白いですね。
 ロボットそのものの力だけでなく、ネット上や学校における「承認欲求」に変化しています。つまり、自己拡張が唯物的ではなくつまり消費意欲はなくなり承認、友達、家族に変化したということです。
 エアリアルの武器が剣と銃ではなく「ビット」つまり「自分を取り囲んで守ってくれるもの」に変化していました。また、防御も同様に取り囲むようなバリアの描写が非常に多かったと思います。(最後、そこから抜け出すことが重要なので最終搭乗機はエアリアルではなかった)

 ロボットものとは、こういう社会性時代性に応じた「心理的」要因として、「自分がどう変化したいのか」という部分で「憧れ」が大事です。

 さて、本作のロボットです。どうもタンデム型で男女だけではないですが、パートナーが重要なようです。つまり「ゼオライマー」的な性とロボットを組み合わせ「ゴーダンナー」「ダリフラ」と来た流れの一つだと思っていいと思います。最近では「電池少女」まできました。
 性的な要素はかなり希薄になり、肉体性よりも精神的なパートナーシップが重要な要素になってきている感じがします。

 ロボットものを見るときは、自分の何を拡張してくれるのかを見ると作品の意図がわかりやすいかな、と思います。
 ただ、この性的なパートナーシップの流れ…効果的かどうかが疑問です。つまり、人型であるロボットに対する自己拡張としての「憧れ」のロボットというものと、2人一組という組み合わせがどうも上手く機能していない気がします。この系統の作品が人気がいまいちなのは、ロボットの持つ象徴性とパートナーシップという人間関係が上手く組み合わさらない気がします。
 
 LGBT配慮なのか本作では全部の組み合わせがありますが、性的ニュアンスとセットなのはこれを描きたいと考えたからでしょうか。

「Gガンダム」のような外部と操縦者の関係だと説得力があるのですが、タンデムにするとロボットが途端に無個性というか、ロボットそのものに感情移入できなくなる気がします。タンデムのロボットで人気作がないのはそのせいではないでしょうか。ドラマの中心が搭乗者同士のやり取りになるという点が大きいのかもしれません。

 つまり、ロボットという兵器の形態は本来は非効率でSF的リアリティがないです。設定に説得力も納得力も魅力もなくなってしまいます。人間型なのは「憧れ」「時代の気分」と言う部分で感情移入しやすいからだと思います。

 パートナーで動かすことに成功したのは「ダリフラ」くらいだと思います。ロボットを使うならこの「何の自己拡張への憧れ」なのかを考えないからロボットアニメが詰まらなくなるんだろ思います。
 それでも面白い作品「ルルーシュ」「ゼーガペイン」などは別の要素で優れている場合でしょう。

 2重人格というかペルソナというか、付き合ってる彼女の「以前の男問題」だけだと、ちょっと2クールやるにはテーマが矮小です。パートナーを持つことで力が発揮する=「彼女つくれ、結婚すべき、家庭を持て」だけでしょうか?

 評価はオール3にしておきます。2クール目見終わったら改めて。


以下 視聴時の感想です。


1話 サクガンじゃありませんように、サクガンじゃありませんように、サクガンじゃありませんように…∞ループ

{netabare}  鴨志田一氏の脚本ということでオリジナルですね。氏の特徴は過去作のデータベース的なオマージュです。いろんな作品から要素を引っ張って来て、それを組み合わせることでレベルの高い作品を組み立てる…「青ブタ」の事ですけどね。

 そもそももはやSFに新規性はほぼ無いと思った方がいいです。組み合わせによるテーマやセンスオブワンダーを楽しむほうが良さそうです。辛うじて残された最後の分野がAIとシンギュラリティですが、そこですらネタはかぶりまくりでしょう。
 ですので、あれが似ているこれが似ているパクリだ、というのは話全体を見て浅い話なら存分に批判しますけど、今のところとてもいいですね。

 ですので、パーツパーツの類似例をザーッとあげる事は可能かと思いますがそれは野暮でしょう。おそらく支援用のAIであるNoirが、人間性を獲得して行くならボーイミーツガール。最終兵器に組み込まれて特攻の可能性もあるでしょう。

 第一印象の段階で、全体感だけあえて類似例をあげると、男女ペアの形態、非人間の人間性の獲得、怪獣の感じ、戦うために技能のようなものが必要、ディストピア設定は「タクトオーパスディスティニー」を思い出します。となると最後は…まあ、ネタバレなので止めましょう。

 物語のテンポ、SF的設定の2つが今のところ見ごたえがあります。たぶん2話以降は少しペースダウンして、状況の説明的な話になるのでしょう。ロボットがサクガン…いや、まあ、それは忘れましょう。

 さて、題名を味わうと、シンギュラリティじゃなくてシンデュラリティです。singuralityは、sin「1 つ」ar「のような」ity「こと」が語源だそうで。「syn」はギリシャ語で「ともに、一緒に」だそうです。「du」は2つという言葉だと思います。「syndu」は「ともに2人で」でしょうか。

 なおメイガス magusはマギの単数形で、賢いもの、魔法使いだそうです。

 noirが乗り込むシーンでmagusの意味がわかって、これで誰がAIで誰が人間かわかりました。
 また、お見合いというワードがあるのでメイガスとの相性の問題がありそうですね。漠然と操縦のメカニズムがなんとなくわかってきました。

 で、Noirが前世代型の強力な支援型のAIだとすると、人間とペアで戦うと高い効果があるNoirが起点となって反撃が始まる特異点という感じなんでしょうか。
 記憶を失ったノアールのいう楽園と、その後すぐに主人公がイストワールという名前…楽園と説明したのに記憶にないというのは謎ですねえ。

 ビィートレインの「NOIR」は女子2人組の殺し屋でしたから、そのオマージュ…ではないでしょうね。ヒロインの雰囲気は似てますけどね。



 なお、パックマンが出てきましたけど、もし本作の制作陣に作家性があるなら、これもヒントでしょうか?
 パックマン…256面でバグって、クリアはできるのでクリアすると1面に戻るらしいですね。バグって…もとに戻る…なんか、不穏ですね。

 あ、そうか…Noirって記憶が…ということ???歌われていたナツメロが「想い出がいっぱい」でした。

 それと気になるのが冒頭のシーン。「博物館」にNoirがいたという意味は?「Vivy」とか思い出しちゃいますけど。超活躍して英雄として役目を終えて飾られていた?
 月着陸船があるのでスミソニアン博物館かケネディースペースセンターでしょうか?舞台はアメリカ…というのはミスディレクションかなあ。
 雪山が見えてましたよね?なんかロッキーとかじゃなくて、日本の雪山っぽいんですよね。英語が騙しだったりして…とか?「懐メロ」もあるし洗濯機のメーカーが「白すぎ」だし。イストワールってEAST WORLDに聞こえなくはないし。

 まあ、これ以上考えるとサクガンになっちゃうので、やめておきます。{/netabare}


2話 漂ってくるサクガン臭に戦慄

{netabare}  どうもNoirは宇宙開発に関わっている雰囲気でしょうか?発見場所、地上生活の情報がない、それと、ロケット関係のメカが頻出している気がします。睡眠ができるのも、休止する機能があるという感じでしょうか。
 メイガスとの契約は…まあ、類似例はなるべく挙げないで起きましょう。

 今週はちょっと緩い回でしたね。野菜の件で日常生活では合成食糧という設定は見えてきました。メイガスのエネルギーも有機的な食糧ということでしょうか。

 それと気になったのが、記録媒体としての「カメラ」は知らなくても「レンズ」というほぼ唯一無二の集光の手段を知らない、ということはないですよね?だとするとレンズが付いている機械なら工学の知識があれば記録装置だという想像はすぐに出来る気がします。
 それとも、すべてが光学センサーだという設定なんでしょうか?

 あとカメラの上についている丸い突起のギザギザは手巻きのフィルムカメラでフィルムを巻く装置の滑り止めだと思うのですが、なぜデジタルカメラについているのでしょうか?それとも、フィルムカメラに充電が必要な設定なんでしょうか?その辺のSF設定に甘さがあるとすると、考察する甲斐がなくなるなあ。

 SFであるならしっかりしてほしいです。それともそこにも別の理屈があるんでしょうか?それならいいですけど。
 ちょっと2話の感じだとサクガンになる恐れも出てきたので、考証はまた、何か出てきたらにします。{/netabare}


3話 ゲーム販促アニメのチューニングと、分かりやすいストーリー問題。

{netabare} ゲーム販促アニメについて
 アニメの「引き」ってどう考えればいいんでしょうか?おちゃらけた雰囲気の方がローグ(ならずもの)っぽくて良いとういう判断なんでしょうか?その割には道徳的に潔癖なので、どうも年齢層低めの雰囲気がしてしまいます。

 人類の力強さ、めげないたくましさ、ディストピアを表現するにはあまりにステレオタイプな演出です。カラーリングもデコトラやギャルのネイルと同じ心理で、ヤンキーマインドなのかもかもしれませんが、しかし、カラーリングに安っぽさを感じます。
 
 ゲームの販促らしいので、悪意が無くカラフルな画面つくりが必要なのかもしれませんが、小学生くらいから目の肥えた子は、本物を求めます。完全にシリアスに寄せる必要はありませんが、もう少し本物感は出せなかったのか?と思います。その割にDT喪失の話ばっかりで、風俗まで持ち込んでいますし。パートナーがテーマでそこに含意があるならいいですけど。

 ゲーム販促としては「タクトオーパスディスティニ―」「ニーアオートマタ」「アークナイツ」などシリアスよりの方が結果的にアニメ作品としても成功していると思います。あと結末は最悪ですが「咲う…すん」もアニメの雰囲気と作画では高水準でした。

 世界に通用するためにも、SFはもう「萌え」から離れて、演出やカラーデザイン、キャラデザイン、キャラの言動をシリアスにしてみた方がいい気がします。ロボットアニメが失敗続きなのは、これが原因なのでは?


 さて、ストーリーです。

 風俗に行くという話ではありますが「楽園」に導く「運命の女神」を「嬢」にかこつけて「剣」に対応する「鍵」を見つけに来た、と黒マスクの人は言っているのでしょう。
 「鍵」は「noirが似ている」らしいですね。 ロケット開発をしていて、noirが宇宙関連の博物館の展示室にいました。
「新月のしずく」の「新月」の由来は月齢だけみたいですが、しかし、このネーミングから連想すると月に「楽園」がある気もします。それがロストテクノロジーなのか、エンダーズを産み出している敵対している存在でAIか人間?

 黒マスクの人はキービジュアルの一番上の重要キャラです。ジョーカー的な存在か主人公とは違うポジションになりそうな位置にいます。

 普通に考えれば、ストーリーはこういう考察でしょうか?

 シェルというメイガスの立ち位置がまだ不明確ですが、歌が得意みたいなのでエンタメ要員か、歌を設定につなげてくる感じでしょうか。

 この通りに進行するなら目新しさはないですが、結末まで言ってくれるなら、サクガンの心配はなさそうですが、中途半端ならサクガンそのままじゃん、という気もします。

 シリアス展開になる可能性があるとすると、トキオの存在が重いので、トキオの死亡というのはやりたくなるかもしれませんね。どうも、あの軽さが死亡フラグに見えます。それも色眼鏡ですけど。{/netabare}


4話 結局、凡庸な作品かなあと思いましたが、Aパートの終わりが気になりました。

{netabare} 話そのものは張り切った主人公の一人ではなく仲間と協力が…云々のエピソードですので、結末も含めかなり凡庸です。ゲーム販促的にキャラばっかり増える展開ならつまらなくなりそうです。

 それでも「おや?」と気になるのはAパートの終わり、デイジー(ヒナギク)の群生地で画面が暗くなる、つまり太陽が雲で隠れる様子がかなり露骨に表現されていました。
 花ことばは「白いデイジー=無邪気」だそうですから、無邪気ではないという暗示にも見えます。つまり裏切りを演出しただけなんでしょうか?女性2人の色仕掛けもそうですけど、単話だけの演出だとちょっとつまらないです。

 ただ2人には何かありそうですし、記憶、ゼロ型、フラムの素性や過去そしてNoirに関する伏線なら面白い試みだと思います。Noirあるいはゼロ型が無邪気ではないという意味でしょうか?それともフラムが強敵になる展開なんでしょうか?一見無駄に見えるエピソードと新キャラですが、この辺が単話で終わるのか今後活きてくる展開かどうかが、本作の出来とかセンスに関わってくる気がします。 {/netabare}


5話 最近のロボットアニメがなぜつまらないかを本作を研究すればわかるかも。

 SFとかファンタジーは同じ場所、同じ時間、同じ登場人物に場面が停滞するとスケール感、壮大さが足りなくなります。出来のいいエンタメはこの点に動きがある作品が多い気がします。
 本作は、それが出来てないのでくどいし、停滞感があるしで、全然ワクワクしません。サクガンですら3話では旅立っていました。

 それと省略ですね。見て面白いSF作品は、話の本筋に関わらない部分の設定や過去話を示唆だけに留めて、あるいはそれすらせず観客に委ねてしまいます。
 ガンダム見ればわかる通り、キャラの説明に尺を使う必要はありません。必要ならこっちで読み取ります。

 そして、ガンダム比較でいうなら、時間経過と人間関係の変化があるし、世界観のスケールが全然違います。ロボットものは、描きたい大きなテーマや世界観であって、そこの中で主人公がロボットとどう成長するか、主人公の活躍で世界がどう変わるのかが見たいわけです。

「ロボット」は能力の拡張の象徴です。たとえ与えられた力にしても成長ファクターがないと駄目でしょう。その点でDT設定という精神的な子供であること、能力不足という初期設定はいいでしょう。ですが、それに続く内面の深掘りがありません。

 一応ヒントとか謎は散りばめられていなくはないですが、なんか説明にもなっていないキャラ紹介で5話になっています。
 ヒロインであり主要な焦点であるNoirの情報開示が物足りないしスピード感がありません。

 つまり、本作の結末が「覚醒エンド」のような気がします。本当なら4,5話くらいで覚醒して「目的・目標・使命」を得て動き出さないといけません。覚醒だけではカタルシスになりません。世界にどう働きかけるか?が知りたいのに、世界に全然関わりません。

 以上のように本作を見ると、なんでロボットものが衰退したかはわかります。


 ゲーム販促で話が決まってしまうと困るんでしょうか?結末を見せてくれた「タクトオーパスディスティニ―」を見習ってほしいなあ。
 出来が良いSF作品は「Vivy」「ブラックロックシューター(新)」「翠星のガルガンティア」「フルメタル・パニック」「ビートレス」等々世界が動くと思います。
 正直「Sonny Boy」くらいぶっ飛んでもらって全然OKです。

 6話で覚醒しなかったら、一旦休止します。結末は確認すると思いますが。


6話 視聴中断します。

 一応、7話の冒頭だけ確認しますが、この話に1話使っているなら、尺的に期待薄ですね。

 ストーリーとキャラの点数は落とします。ストーリー1.5、キャラ2点。ですが冒頭の期待感と設定は面白かったのでストーリーは2点にします。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 16

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

カナタは結局自分では何もしてない。昔のラノベの主人公みたい…。

 最終話(12話)まで観ました。2023.09.28

 祝二期決定!うれしいうれしい!(嘘)

 しかし…、主人公のカナタは女の子達を戦わせて自分は後ろにいる昔のラノベ主人公みたいな奴です。

 ラスボスもノアールが何や分かりませんか2Pカラーになって凄い力でやっつけました。

 色々な謎や陰謀がカナタとノアールを中心に動いていますが、何で?と疑問を覚えます。典型的な主人公だから主人公なのだ!という感じです。もう少し、主人公たらしめる因縁が欲しいところです。

 黒ノアールの方が私はタイプので、二期も楽しみです。ノアールたん(*´Д`)ハァハァ

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 7話まで観ました。2023.08.24

 相変わらずツッコミ所の多い話です。細かいツッコミ所は「てぶくろ」さんのレビューが参考になります。この作品、観ていると何か違和感を感じるのですが、その正体が良く分かります。

 私が作品に感じる違和感は、人間とメイガスの関係が7話になっても良く分からん点です。

 カナタはメイガスを人間扱いするので変わっているとシエルとかに言われるのですが、周りの反応はそうでもありません。

 みんな、メイガスともうやった?とか、惚れてんだろ?とか事あるごとにチャカしてきますし、メイガス自身も色仕掛をしてきます。

 カナタのパパはメイガスを嫁にしていましたし、いくらメイガス自身がメイガスと人間は違うのだと言っても、説得力が全くありません。

 カナタをエリーとかの女性キャラが汚物を見るような目で見ているとか、カナタパパは有名な変態でカナタが幼少のころにそれが原因で虐められたとかではないとおかしいです。

 結局、全てのキャラの好感度を商業的に落としたくないという思惑が働いているのでしょう。

 メカでもメイガスはカワイイ!で、思考停止を迫ってきているくせに、SFっぽくしようとして、上手くいっていません。

 7話後半のシエルの活躍ぶりがとても良いだけに、余計な要素が多すぎる点がとても残念です。
………………………………………………………………………

 5話まで観ました。2023.08.08

 ノアール、カワ(・∀・)イイ!!ただそれだけのSFドタバタコメディが4話、5話と続きます。

 どうも話に芯がありません。ソシャゲの宣伝のために、キャラ見せしてるような感じです。しかも、DTネタも引っ張ります。

 もうすぐ半クール終わりますが、どこに漂着するつもりか、とても不安を感じます。

 せっかくのSFなのに!(´・ω・`)ショボーン

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 3話観てのレビューです。2023.07.26

 主人公、やる気満々で女性を買いに行きます。初任給で浮かれている新人サラリーマンかよ!社会人になったので、女遊びだ〜!ってこと?

 いつもかまってくれるカワイイ幼馴染みもいるのに、堂々と女を買いに行くかな?何かDV男の素質がありそうです。

 世界観も、文明崩壊後なのに、街も遺跡もキレイ過ぎて、どうも違和感があります。 メイドインアビス位、遺跡遺跡してもよい様な気がします。

 すぐに使える物が其辺に転がってるかな?コンビニ跡とか行ったら食べられるオニギリとかがまだある感じの違和感があります。

 2話もそうですが、全体的にコミカルでなんとも言えない雰囲気です。段々視聴断念する方が増えそうな嫌な予感がします。

……………………………………………………………………… 
 
 1話観てのレビューです。2023.07.15

 どこかで観たようなロボに乗って冒険するSFバトルアニメです。ガンメンとかに似ているような気がします。文明崩壊後というのも痺れます。

 主人公が美少女のメイガスを拾って物語が始まります。このメイガスが人間と区別つきません。

 周りの連中が、大人の階段登っちゃった?とか主人公をチャカしてきますが、何年も遺跡に放置されていた人造人間とヤル世界なの?

 ゴミ捨場で拾ったテンガに躊躇なく挿入するようなキモさがあるんですが…。
(下品ですみませんm(_ _)m)

 何とも掴みどころがありません。この辺の下ネタは今後どう扱っていくのか…。メンタルモデルとかにしとけば良い様な…。

 作画も良く、キャラもカワイイので期待は大きいですが、下ネタが気になります。破綻しないことを祈りつつ視聴継続です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

59.0 7 2023年度のロボットアニメランキング7位
東京ミュウミュウ にゅ~♡ 第2期(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★☆☆ 2.8 (17)
60人が棚に入れました
「激闘の末、エイリアンの攻撃から東京の街を守り抜いた東京ミュウミュウ。桃宮いちごの青山雅也への想いも実り、5人は喜びに包まれる。でも、エイリアンたちは次なる手を考えているみたい……? さらに、ミュウイチゴの前に謎のイケメンが現れて、新たな波乱が起こりそうな予感――! いちごの恋は、地球の未来は、いったいどーなっちゃうの!? 大切なものを守るため、東京ミュウミュウは5人揃って立ち上がる! 合言葉は……「地球の未来にご奉仕するにゃん♡」
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