2022年度の科学TVアニメ動画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の2022年度の科学成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月01日の時点で一番の2022年度の科学TVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

73.1 1 2022年度の科学アニメランキング1位
Dr.STONE 龍水(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (195)
802人が棚に入れました
テレビスペシャル『Dr.STONE 龍水』ではアニメ第2期「STONE WARS」の続きの原作エピソードが描かれ、いよいよ石化光線の謎に千空たちが迫っていきます。新キャラクター“七海龍水”(CV:鈴木崚汰)も登場し、ますます目が離せない展開に!是非ご期待ください!
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

※科学使いは経済学や心理学も活用しますw

【物語 4.0点】
3期を前に、世界を石化した“発生源”となった地球の裏側への大航海に向けた
人材獲得、船舶製造、資源発掘などの準備回を描く。


原作未読組なので、この先の展開は分かりませんが、
連続アニメの中でヤマ回にはなり辛いけど、
どうしても説明しておかねばならない話を、1時間SP番組枠で済ませておく。
巧妙な構成だと感じました。
これなら3期も、続編物にありがちなスタートダッシュにもたつく苦境は軽減できると思われます。

また3期で交代する新監督のウォームアップという意味でも単話構成は有効かと。


準備回とはいえ、{netabare}富士山噴火数発を経た地形変化{/netabare}などには文明崩壊後3700年というスケールを再認識させられました。
{netabare}採掘→即燃料化できる軽質油が産出する相良油田{/netabare}には静岡やるじゃんって時めきました。

千空の科学使いぶりが、化学だけでなく、通貨発行による経済分野にまで及んだのが腹黒くて可笑しかったです。
浅霧 幻とタッグを組んで仕掛ける相場操作術などジーマーでゴイスーな詐術w
こんな小さなコミュニティーでも貨幣経済は回りますし、人は金に踊らされるのですw


【作画 3.5点】
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント

滑り出しの人物作画等は低調。
が、クライマックスの{netabare}文明崩壊後初の飛行体験{/netabare}では、
風との戦いも含めて描写も背景美術もギアを上げて、
3期の冒険に向けて作画班も準備万端。


【キャラ 4.0点】
作品タイトルにも掲げられた船長要員の新キャラ・龍水。
セレブの息子≒温室育ちの無能なお坊ちゃまというマイナスイメージを高笑いで一蹴。
いきなり無一文から{netabare}石油の先物取引{/netabare}で勝ち組に返り咲く金融リテラシーの高さ。
文明消滅した今なら世界の全てが俺の物にできるという成功者の超ポジティブ思考。
濃厚なキャラで、巨星・司が抜けた穴を埋める。

その龍水の復活に重宝した元・女性記者のリサーチ力。
脳筋マンパワー部隊の操縦法。
千空が航海準備に“司帝国”の人材を活用した辺りにも、
2期で長期的視野に基づいて、少ない被害でちゃんと“戦争”を終わらせた成果が現れています。
何より千空の人間が一番大事との1期以来持ち続けている信念が改めて伝わって来ます。

『ドクスト』と言えば千空の科学ロードマップを眺めるとウットリしますが、
千空や原作者の脳内にあるであろう人物相関ロードマップについても一度、詳細な図表を見てみたいです。


あと覚醒した手芸部員は北斗神拳?を操る狂戦士ですw


【声優 4.0点】
七海龍水役の鈴木 崚汰さん。
開口一番「はっはー!」と叫び作品制圧に着手。
あとは千空役の小林 裕介さんや浅霧役の河西 健吾さんと駆け引きしたり、
クロム役の佐藤 元さんと真の冒険のプロは俺だとマウント取り合ってみたり。
このアニメ、ボイスもどんどん濃密になって暑苦しいですw

龍水は「女たちは皆美女だ」とナルシズムも全開ですが、キャストはそこも好演。
(同じく鈴木さんが演じる『かぐや様』石上会計にこの女誑しぶりが1%でもあれば告白成功するのにw)


【音楽 4.0点】
劇伴担当は1期以来の加藤 達也氏、堤 博明氏、YUKI KANESAKA氏による共作。
金管、ストリングス、ピアノにパイプなど民族音楽要素もアレンジしたお馴染みの原始世界風。
加えて今回は{netabare}“デパート千空”のファッションショー{/netabare}にてポップなサウンドで新機軸も開拓。
堅調な文明復興を音楽面でも印象付ける。

OP主題歌はBURNOUT SYNDROMES「Good Morning[New]World!」
1期OPをオーケストラでアレンジしてスケールアップしただけでなく、
2番に“海”、“航路”、“新天地”を織り込んだ歌詞が、作品を的確に捉えていたことを証明。


【感想】
原作既読組からは『ドクスト』はこの先ゴイスーなエピソードが待っているとの好評も聞こえてくる本シリーズ。
来年放送予定の3期以降も期待して待ちたいです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 24

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

この俺が導いてやる! 人類未踏の新世界に!

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期~第2期は視聴済です。
物語の内容が繋がっているので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

てっきり続編が始まったとばかり思っていましたが、本作品は「テレビスペシャル」という位置付けだったんですね。
これを知ったのは、放送されてから暫く時間が経過した後でした。


司帝国との戦いが終わり、コールドスリープした司を救うべく動き出した千空たち。
石化現象の謎を突き止める為、ついに科学王国は地球の裏側・新世界を目指す!

航海に向けて船造りを始めた千空たちは、航海力100億の神腕船長を仲間にしようと、
記者だった南の情報をもとに、七海財閥の御曹司で、
かつて帆船を乗り回していた男“七海龍水”を目覚めさせる。

「はっはー!世界は再び俺の物だ‼」と豪語する龍水は、
その圧倒的な強欲さで村に通貨を作り、ゴージャスな暮らしを満喫。

船長を引き受ける代わりに、資源の王様“石油”が欲しいと提案するが…?


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

次々に現代の科学文明が再現されていくのを見ていると、物語が着実に前に進んでいるのを実感します。

これまで発電所、蒸気機関、車にダイナマイトなどを次々に生み出してきました。
素となる素材はあるのかもしれませんが、私からは「無から有を作り出す」としか思えませんでした。
研究者の方だったら、千空の思考や発想の順番が理解できるのでしょうか…
何の研究に携わっているかによっても状況は異なると思いますけれど。

そして、この作品のタイトルが「Dr.STONE 龍水」となった所以もしっかり回収してくれます。
といっても、新たに「七海龍水」という人間が仲間に加わったからなんですけどね。

何故、千空が龍水を目覚めさせたのかは視聴に伴い明らかになりますが、完走して振り返ってみると、龍水じゃなきゃダメだったことを痛感すると思います。
千空も時折、頭のネジがぶっ飛んだ言動をしますが、龍水も千空同様、頭のネジがぶっ飛んでいました。
二人に共通しているのは、緻密な計算と思考が基になっているという点です。
だから「ここぞ!」と言う時の底力が半端無いんですよね。

この作品はたった1話しかありませんでした。
でも、それ以上のアツさを体感させて貰える作品だったと思います。
2023年の4月から放送が予定されている第3期「Dr.STONE NEW WORLD」に視聴に向けて、是非とも視聴しておかなければならない作品だと思いました。

「テレビスペシャル」という位置付けですが、dアニメストアやNETFLIXでも配信されているようなので、もし第3期を視聴予定の方は先に視聴するのをお勧めします。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

3期はまだですか!!!

{netabare}
2期から3期までのつなぎの1時間SP。
3期で収まりきらない部分を今放送したということなのかな?
島編長いし。
中途半端な部分のアニメ化なので、Dr.STONEの中では特に普通のエピソードだったかなと言う印象です。Dr.STONEの中の普通=面白いですが。

龍水とタイトルにつくけど、今回最も活躍してたのはゲンな気がする。
使いにくそうなキャラなのにしっかりと活躍の場面を与えられてるのはすごい。科学だけでなく心理学的なことをやっているパートも面白いという。
クロムの活躍も今回もしっかりとあって良かった。
現代人でもないのに、気球と地上とで日の出の時間が違うことから地球が丸いことを確信するシーンはクロムの有能さを感じる。
ドクストは主人公の科学知識無双もいいけど、こういう現代人でないサブキャラ達の活躍もしっかりと描かれているのがいいところ。
船造りに関してもここまでの登場キャラ全員に役割が与えられていてキャラがだれ一人として死んでない。

本筋の話としては、陸から空、そして海へだんだんと科学の発展によってスケールが広がっていく感じがいいですね。
他の方も書いてますけど、地形変動の話は数千年という長い時間の経過を実感できていいです。ここまでこういう話があまりなかったので。
流石の千空も地形変動という人間の寿命的に一切馴染みのない現象は完全に予測外だった模様。代替案を即座に思いつくのはさすがだけど。

Dr.STONEは数少ない原作を追ってる作品だけど、島編までは面白いので3期も期待です。(アメリカ編は少し...)
龍水の声は自分の中のイメージと完全に合致してました。

↓メモ
{netabare}
作画変わった? てか現代人なんでこんなハゲばかりw
これ記者の役目か?w 既得権益じゃん。
原作読んでると感想書くことなくなるな。貨幣は信頼の上に成り立つしな。
無能警官調子乗るな。とはいえこんな瀑布
こういうの見るとほんとに数千年経過してるんだなって感じ。
ゲンが有能すぎるなw
けどこいつら原始的な服が似合ってる。お情けチケット。
気球ってそんな空高くまで飛ぶのか。
地上との日の出の時間のズレという情報だけですぐに地球が丸いことを確信できるクロムもすごい。
低気圧…あっ…。確かに自分で選んだら不満ないな。☆8

曲評価(好み)
OP「Good Morning [New] World!」☆7.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8

66.6 2 2022年度の科学アニメランキング2位
理系が恋に落ちたので証明してみた。r=1-sinθ(第2期)(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (131)
457人が棚に入れました
2020年1~3月に放送されたテレビアニメ「理系が恋に落ちたので証明してみた。」の第2期製作決定が、10月17日開催のイベント内で発表された。

声優・キャラクター
雪村心夜:内田雄馬
氷室菖蒲:雨宮天
奏 言葉 :原奈津子
棘田恵那:大森日雅
犬飼虎輔:福島潤
池田教授:置鮎龍太郎
山本亜梨華:小倉唯
クリス・フロレット:梶裕貴
藤原 翠雨:山田麻莉奈
リケクマ:麻倉もも
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

馬鹿っプルぶりを見せつけられる作品

初っ端はオキシトシンバトル。なんかシュール。
注意書きありがとうございます。
解釈で大勝利。

アドレナリンはノルエピネフリンではないですよ。
アドレナリンはエピネフリンですよ。
ノルアドレナリンがノルエピネフリン。ちょっと作用が違うんですな。
にしても膝蹴りしたい感情とは?

万有引力て人間同士の気持ちにも確かにありそうだ。関連づける気がさらさらなくて笑。

カップル大行進も笑。一人だけ場違いすぎる。{netabare}人形とデート。冷静になるんじゃないよ。グラデーションの話には救われた?{/netabare}
しゅきい!!には萌えました。確かに周囲の雰囲気にのまれてってことはあるよね。

話の大筋に関係あるかは謎だが、新たにJKも投入。

傷つけられるよりも人を自らの過失で傷つけてしまった場合が最もストレス大きいらしい。{netabare}恩師を普段から祖父に教えこまれた護身術のせいで好きになった恩師を投げ飛ばして病院送りにしたことも原因の一つ。{/netabare}両親や周囲が求める良い子像を追い求めるあまり、普通にこだわりすぎてしまった奏ちゃん。
前期にもあったような気がするけど、普通ってほんとなんでしょうね。
過ごしている集団いかんで普通や平均が変わってしまうことはよくわかった。
あれこれってラブコメだったのでは?あ、でも雪村ぱいせんがモテモテ度を増してるな。一見厳しいようで優しいギャップ萌えってやつですか。
もうちょっとラブ要素とか発展あればなあ。
生きている以上人との衝突は避けられないですね。
というか2期は棘田と虎輔ペアがくっつくのかと思っていたのに全然ですやん。残念。{netabare}一応、結婚式スタイルでキスまでしてお互いを意識する強さが強くはなったが。{/netabare}
あと三十路のお姉さんに結婚してくれと追いかけられてみたいものだ。


コスプレで馬鹿っプルはお楽しみとは
ついでに雪村ぱいせんも女装を。
以下は取り留めない感想。
{netabare}普段真面目な理論派がギャグに走ったな。私変われるんだというノリツッコミ。たまに女装したくなる。変身願望。しれっと一番人気。
気功使い?ノーベル賞より凄いぞ。

普通の奴隷になり下がった末に声をかけてしばしばデートしていた男の求愛を不本意ながら?(おいおい失礼だな)受け入れることにしたが、思わず断り発言。
完全にいけるムードだったじゃんとキレ気味に。モラハラの臭いがプンプンするぜえ。思い通りの展開じゃなくても彼女の幸せを祈ってこそ。普通や常識を押し付ける奴は付き合うべきではありません。
反射的に投げ飛ばすのは笑うけど、スタンガンは予想を超えてきた。頭おかしい奴に囲まれて手錠までか。この状態で付き合っては脅迫やんけ。
雪村ぱいせんかっこいい突入。
自分にとっての理想を押し付けるところに奏の本当の姿を見せてやるといって急にDNAの配列を見せつけられてもねえ。斜め上にぶっ飛んでるな。以前投げ飛ばされた先生の証言では胸を触っていた可能性あるから気にしないでと。教授からの筋トレの誘いやさらなる変態との比較。藍香愛してるぜは草。劇物(中身は水だけど)で撃退。
好きになったみたい2回目はまさかの奏ちゃんが。
{/netabare}

OP
Love-Evidence 雨宮天
ED
ビビっとラブ CHiCO with HoneyWorks meets まふまふ
雨宮天さんの歌声しゅきい。
こういった作品にはCHiCOさんがピッタリやな。EDの映像は髪の毛の匂いを嗅いだり、男同志で見つめあったり。実験の様子かい。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
沖縄合宿で、朝日のレンブラント光線によってムード値が最高の橋で、理論値的に最高のキスをした雪村と氷室だったが、採取した唾液の量が不十分で再測定することに。唾液測定の専門家を訪ねて、理学部生体制御学科へ向かう一同の前に、花魁のような格好に白衣をまとった妖艶な女・翠雨と、その恋人・クリスが現れる。雪村は翠雨たちに「好きを証明する実験」への協力を要請するが、翠雨たちの圧倒的な愛のオーラを見せつけられ…。


1. 理系が恋に落ちたのでカップルと比較してみた。
沖縄合宿で、朝日のレンブラント光線によってムード値が最高の橋で、理論値的に最高のキスをした雪村と氷室だったが、採取した唾液の量が不十分で再測定することに。唾液測定の専門家を訪ねて、理学部生体制御学科へ向かう一同の前に、花魁のような格好に白衣をまとった妖艶な女・翠雨と、その恋人・クリスが現れる。雪村は翠雨たちに「好きを証明する実験」への協力を要請するが、翠雨たちの圧倒的な愛のオーラを見せつけられ…。

2. 理系が恋に落ちたので新しい理論を探してみた。
キスまでした雪村と氷室だったが、唾液中のオキシトシン量で、クリス・翠雨ペアに大敗してしまう。焦った雪村は、クリスたちに再度、対照実験を申し出る。しかし、雪村・翠雨ペアでの実験中、翠雨に誘惑され鼻の下を伸ばしてしまった雪村。それを見ていた氷室は、雪村と再び実験するも、すっかり拗ねてしまい、二人は痴話げんかに発展する。そんな雪村をクリスは冷ややかな目で見下ろして「男として失格だよ」と呆れてしまい…。

3. 理系が恋に落ちたので昼寝してみた。
池田教授に博士課程への進学を勧められるも、進路を決めかねていた棘田だったが、池田教授の筋トレ愛に触れ、ソファーで慣れない腹筋に励んでいた。そんな棘田に虎輔は見惚れてしまう。一方、季節の変わり目に風邪を引いた氷室を心配して、雪村は家まで見舞いに行くが、熱にのぼせて艶っぽい氷室にドキドキしてしまう。そこに奏がやってきて、雪村は咄嗟に氷室の布団に隠れるのだが…。

4. 理系が恋に落ちたのでライブに行ってみた。
奏の発案で「池田研究室理系女子会」をファミレスで開催することになったが、群れることが苦手だった氷室と棘田は「ぼっち談義」に盛り上がるばかり。女子っぽい恋バナで場を盛り上げようと、奏は氷室に雪村の好きなところを尋ねるが、氷室は資料を手に淡々と分析を始めてしまう…。一方、藍香役の声優・雛森蓮のライブでペンライトを激しく振っていた虎輔。振り向くとそこには棘田と氷室の姿があって…!?

5. 理系が恋に落ちたので好きの証拠を分析してみた。
雪村と氷室は、自分たちのこれまでを山本が漫画化することを認める代わりに、山本に読者から「好きの証拠」を集めてもらうことにした。漫画は好評を博し「アニメ化も夢じゃない」とホクホク顔の山本をよそに、高校時代の恋をひきずったままの奏は、式城からの告白に思い詰めていた。「好きって一体なんだろう」と不安でいっぱいの奏を見て、雪村はアドバイスをしようとホワイトボードに方程式を書き出すのだが…。

6. 理系が恋に落ちたので証明を終了してみた。
いつものようにPC作業に励む雪村に、突然氷室は「私、貴方のことが好きだわ」と告白し、雪村は激しく動揺する。しかし、一度目の告白と違って淡々と想いを告げる氷室に対し、雪村は「いかなる理論を持って俺を好きだと判定した?」と尋ねる。すると、氷室は雪村をデートに連れ出して、心拍数計測、感情カウンター、キス実験、唾液検査など、以前にもやったことのある実験を再び始める…。

7. 理系が恋に落ちたので集団デートしてみた。
式城から遊びに行こうと誘われた奏は、悩んだ挙げ句、デートをしてみることにした。それを聞いた氷室は、思わず身を乗り出して、奏にも好きな人ができるかもしれないと祝福しつつ、奏のデートを遠くから観察・分析して好感度の研究に活かそうと張り切る。そこに雪村もやってきて、今回のデートで新たに考案した高感度の統一単位「奏ラブパワー」を計測すると宣言し、ダブルデートをすることになるのだが…!?

8. 理系が恋に落ちたので後輩に告白してみた。
奏たち多くのカップルを間近に見ながら、愛する藍香と一緒に服を選んだり、映画を観たり、デートを楽しんだ虎輔だったが、自分だけ人形遊びをしているのではないかと感じてしまい、涙を流しながら絶叫する…。一方、奏はデート中に式城から「普通じゃない感じだった」と言われ、ショックを引きずっている。それを見た雪村は、「普通」の定義を奏に問いかけ、「『普通』に執着して生きることは、実に下らない」と断定して…。

9. 理系が恋に落ちたので学園祭の準備をしてみた。
学外からも多くの人がやってくる学園祭「むつみ祭」で、恒例の出し物を催すことになった池田研究室。雪村は、多数のコスプレ衣裳を用意し、一般客にも貸し出して、魅力度評価に参加させることで、恋愛における「見た目」要素の重要性について、大規模実験をしたいと提案する。「見た目」がいかに大事かを力説すべく、雪村はスクリーンに氷室のナース服、メイド服、黒猫風などのコスプレ衣装を次々と映し出してしまい…!?

10. 理系が恋に落ちたので学園祭してみた。
雪村が家庭教師のバイト先で、女子高生と部屋で二人きりになっていることを知った氷室は、雪村が鼻の下を伸ばしているのではないかと不安を募らせる…。その女子高生・春は、期末試験の平均点が38点で勉強が苦手だった。春の父が娘に対して「出来損ない」と罵倒するのを目の当たりにした雪村は…。一方、むつみ祭が開幕し、池田研が催すコスプレ体験室にはきゃぴきゃぴな双子姉妹レイヤーがやってきて…!?

11. 理系が恋に落ちたので結婚してみた。
むつみ祭で「ウェディングドレスと結婚年齢の関係性」について議論する虎輔たち。三十路間近の山本は、親からのプレッシャーもあり、虎輔に執拗に求婚する…。ようやく山本から逃げ切った虎輔が振り返ると、そこにはウェディングドレスに身を包んだ棘田の姿があった。そばにいた子どもから「結婚しないの?」と聞かれた二人は…。一方、式城とむつみ祭を回っていた奏は、式城の前で雪村を「知らない人」と冷たく突き放してしまう。

12. 君がありのままでいられる事を証明してみた。
奏に告白を断られた式城は、「普通じゃない。こんなの君らしくない」と理由を問い詰めながら、奏の腕を掴む。反射的に式城を投げ飛ばしてしまった奏だったが、しびれを切らした式城は逆上しスタンガンを向ける…!ようやく意識を取り戻した奏がいたのは、不良たちが談笑している薄暗い廃倉庫だった。手足を縄で縛られて動けない奏に、式城は「今の奏さんは普通じゃないんだ、僕たちで矯正してあげなきゃ」と近づいてくる…。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

恋愛要素強め

{netabare}
2期は一期の後半の流れを引きずったまま恋愛要素が中心になっていた感じで、悪くはなかったけど普通だったかな。
雪村と氷室はもう付き合ってるようなもんだし恋愛話そんなにいらないかなと言うのが個人的な感想。

言葉の話は途中まで良かったけど、最終回がさすがに...。
あれ書いてるとき作者何かあったか?と思うほどに迷走した上に突っ込みどころ満載の話だった。
言葉が雪村を好きになるという流れも、もう氷室と散々イチャイチャしたあとだとかなり今更感があるし、あれならまだ先生ともう一回みたいな流れの方が良かったのでは。

唯一キャラの話でいいと思ったのは春の話かな。
父親に注意する展開はありきたりだが、感情に任せて注意するのではなく実在の検証データをもとに反論するのが理系らしく、この作品らしく良かった。
父親も理系の頭いい人なだけあってデータには逆らえんかったということなのか()

理系的なことをやっている回は安定して面白かったと思う。
理系的なことと言っても、2期は結構小学生の算数レベルの話も多くて専門性はあまり感じられなかった回も多かったが。
心理学に話が寄りすぎてる回も多かった気がする。
巡回セールスマン問題を利用した企画や加速度センサーのペンライトの話とかはいかにも理系らしくて良かったかな。

ED曲、1・2・3以外のまふまふのアニソンで初めていい曲だと思えた。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆9
1-sinθw 何か知らんけど好きなんだよなこれ。
留学生? ド正論 話が汚い。なっとるやろがい。
高校で習った。隙あらば下ネタ。膝枕なんかよw
まるでバトルアニメみたいなセリフ

2話 ☆7
百合に目覚めた。おい、タイトル全否定やめろ。半分本当。
草、理論的なのはいいなw

3話 ☆5
はよ付き合えw 理系的なことやってないと面白くないな。
ギャンブラーの誤謬w イグノーベル取れそう。
草。博士課程は理系なら普通行くよな。

4話 ☆8
日本語でおk 論文かな? 普通にめっちゃいいシステムだなw
高くつきそうだけど。バカに教えるの辛そう。くまいる?
物理の授業が始まった。こんなん習ったなぁ。こうして理系へ。

5話 ☆4
見てるぞ。理系的なことやってくれ。友達のことにするというあるある展開。算数じゃん。くまいる? もっと理系的なことやってくれ。
今回誰の回なんだ。やべーやつ。唐突な告白

6話 ☆7
ちょっときついな今回。唐突に入るマジレス展開。
まさか最終回みたいな展開になるとは思わなかった。
プログラミングみたいな方法だなw
いい最終回だった。証明されてしまった。
このアニメやっぱり恋愛よりも真剣にバカなことやってるときのほうが面白いな。熊パートが一番面白いぞw
確かにイチゴが好きでもあの条件に当てはまるしなw

7話 ☆4
単位は人の名前結構使われがちだしな。邪魔でしかないだろw
ほんと恋愛回つまんねえ。また俺なんかやっちゃいました?

8話 ☆8
恋愛中心にならないで。そりゃ引かれるわなw
へー勉強になる。二次元じゃないと抜けない。
完全かもしれん。これ日本でやったら結構右に寄りそうだなw
これじゃ理系じゃなくて心理学部じゃねーか。
配信アマプラしかない癖に。百合。何やってるねんw

9話 ☆8
親がクソすぎる。巡回セールス問題良提案すぎる、それでいいだろ。
お前イケメンだろ。これ言うほど理系か? てか急に言葉の話終わるじゃん。
何でそんな頭おかしい服装ばかり妄想してんだw

10話 ☆8
言い過ぎ。聞いたことなかった。
実験データで反論するのがこの作品らしくて良かったと思う。
ほぼアウトじゃねーかw プラシーボ効果かよ
勉強する気あれば伸びそうだな。親頭いいんだし。

11話 ☆7
どっちにしろ着てるような人は婚期が遅いのを表してるってことじゃねーか。理系特有の頭の固さ。怖い。顔芸やめろ。

12話 ☆2
怖すぎる。謎スタンガン。スタンガンが海外製の下りは理系っぽいw
いや草。急にギャグアニメになった。ヤクザとの繋がりが急すぎる。
いや、マジで何これ。夢落ちパターン?
いやマジで何の片鱗もなかったのにいきなりこれは意味わからん。
えぇ...。ある意味一番面白いけど。
えぇ...。これ蹴られたときになんで割れてないんだよw 実は水。
いやマジでなんでこうなった。いい話だった...?
せめて式城から先生に乗り換えるところまでやれや...。
ライバル登場。マジで意味わからん。今期ワースト最終回だろこれ。

曲評価(好み)
OP「Love-Evidence」☆8.5
ED「ビビっとラブ」☆8
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

この作品は、テレビドラマ化されているだけでなく、テレビドラマの続編として劇場版まで上映されていたことを、wikiを見返すまですっかり忘れていました^^;

この作品のTVアニメ第1期は視聴済です。

互いに好意を抱いている主人公2人が、恋愛感情とは何かを理論的に解き明かそうとするんですが、作者の理系に関する知識の半端無さを思い知ることのできる作品です。

…と思ったら、筆者の山本アリフレッドさんは、理系の大学で前期博士課程まで修了している方なんだそうです。
リアルに、このテーマを研究している方は流石にいないと思いますけれど、発想としてはとても面白いので、第2期の視聴を楽しみにしていました。


沖縄合宿で、朝日のレンブラント光線によってムード値が最高の橋で、
理論値的に最高のキスをした雪村と氷室だったが、
採取した唾液の量が不十分で再測定することに。

唾液測定の専門家を訪ねて、
理学部生体制御学科へ向かう一同の前に、
花魁のような格好に白衣をまとった妖艶な女・翠雨と、
その恋人・クリスが現れる。

雪村は翠雨たちに「好きを証明する実験」への協力を要請するが、
翠雨たちの圧倒的な愛のオーラを見せつけられ…。

理系が恋に落ちたので証明してみた。
研究に情熱をそそぐ、理系女子と理系男子がもし恋に落ちたら?
彩玉大学に通う理系大学院生の
才女、氷室菖蒲は同じ研究室の雪村心夜に告白する。

当然その「好き」に理論的根拠なんてない!
しかし、理工学専攻として、
「理論的に好きを証明できなければ、好きとは言えないし、理系としても失格!」
その信念をもとに、2人は研究室のメンバーを巻き込んで
「恋」の定義に関する証明実験を始める!?

デート実験、好きの構成要素の解明、心拍数計測実験、
ムード値の計測……。

個性的過ぎる愛すべき理系たちが「恋」を理論的に証明する
笑いありキュンキュンありの

理系ラブコメディ!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

第2期で、池田研究室に在籍する学生たちそれぞれの立ち位置と相関関係がより明確になりました。
主人公である雪村と氷室は、既定路線からの変更は無いので置いておくとして…
今回は奏、棘田、虎輔の3人の立ち振る舞いが見どころだったと思います。

特に虎輔…とある度に自問自答と自らへの否定を繰り返していましたが、「もう、いい加減認めたら…?」なんて思ったり…

棘田に関しては、個人的に彼女のポジションは嫌いじゃないので、安心・安定感があったかな…
普段は自堕落な日々を送っているようですが、ちょいちょい本気モードの彼女が見れるのが最大の魅力なんじゃないかと思っています。
完走して振り返ってみると、結構、推し目線で見ていたかもしれません。

一番やっかいだったのが奏…
基本スペックは悪く無いのですが、兎に角「普通」に固執する点が目立っていました。
その理由も物語の進捗に伴って明らかになりますし、十分理解できる範疇だったと思います。
個人的には「あのオチで良かったの?」感が半端ありませんでしたが、結果オーライっぽい感じでしたし、一番丸く収まる方法だとも思えるので、これ以上ツッコむのは控えておきます。

他にも、山本先輩を演じるのが唯ちゃんだったり、リケクマのCVがもちょだったりと気になる点が幾つか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、天ちゃんによる「Love-Evidence」
エンディングテーマは、CHiCO with HoneyWorks meets まふまふさんによる「ビビっとラブ」
どちらも通勤中に聴いていた楽曲です。

1クール全12話の物語でした。
原作のストックがどの程度残っているかは分かりませんが、これで終わりじゃありませんよね。
この捻じれまくった人間関係の顛末が気になって仕方ありません。
続編の情報を楽しみにしています。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
ページの先頭へ