ストップモーションおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのストップモーション成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月28日の時点で一番のストップモーションおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

70.5 1 ストップモーションアニメランキング1位
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(アニメ映画)

1994年10月1日
★★★★☆ 4.0 (49)
420人が棚に入れました
「シザーハンズ」のティム・バートン制作・原案・キャラクター設定によるファンタジー。ハロウィン・タウンで、来る日も来る日もハロウィンの準備をしているガイコツ頭のジャック・スケリントン。そんな日々に疲れも感じていたジャックが偶然迷い込んだ別の町。そこは毎日が喜びと楽しさに満ち溢れたクリスマス・タウンだった。クリスマスに魅せられたジャックは早速ハロウィン・タウンでもクリスマスを再現しようとするのだが……。D・エルフマンのスコアに乗せて繰り広げられる異形のミュージカル。ジャックをはじめ、幽霊犬のゼロ、ジャックに恋するツギハギ人形のサリーなど、あまりにも魅力的なキャラクターたちは多くの観客を虜にすること請け合いだ。監督はしていないものの、ある意味、もっともバートンらしい作品だろう。それにしても“クリスマスに憧れるハロウィン"とは、何というイマジネーション!

声優・キャラクター
ダニー・エルフマン、クリス・サランドン、キャサリン・オハラ、ウィリアム・ヒッキー、グレン・シャディックス、ポール・ルーベンス、ケン・ペイジ、エド・アイヴォリー

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

サンタクロースになりたがったジャック

ティム・バートン監督作品。

ハロウィンの国の王子がウッカリ開けた扉の向こうで観たものは。覗いたクリスマスの国で衝撃を受けたジャック。なんて夢に溢れ、なんて希望に満ち、なんて華やかで楽しそうな平和な世界。おれもやるぜ、クリスマス!みんなもやろうぜクリスマス!ビバ・クリスマス!トリック・ア・メリィークリスマス!
*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

しかしジャックは生粋のハロウィン男なわけで、クリスマスごっこに興じてやる事なすこと、不気味な恐怖の笑いへと渦巻いてゆくわけです。
この辺のドタバタさがツボ。みんなが楽しいことしてたり家族向けのお祭りなんか見かけたりすると「チッなんだよ、そんなもん」て少なからず斜めに思っちゃう節がある方には、笑える箇所盛りだくさんだと思います。さびしんぼめ!


ジャックが付け焼き刃なクリスマスごっこでサンタクロースになろうとした結果

“…人には、向き不向きがあったぜ…餅は餅屋だぜ…” 囧rz

“あなたはあなたのままが、すてきよ。あなたにしか出来ない仕事があるわ。” //_o\

っていうお話。

描写やアイテム設定の細かさが観ていて楽しいですね。ヒラヒラ走る骨犬可愛い。
悪いブギーなヤツのふてぶてしいダンシングに見惚れます。

ダニー・エルフマンによる音楽もミュージカル調で賑やかで、抑揚がドラマチック。セリフがそのまま歌になりオーケストラの被さった楽曲、とてもノリ良くカッコ良いので、サントラおすすめです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 17
ネタバレ

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ブラックジョークなクリスマスパーティも良きかな

原題:The Nightmare Before Christmas
公開:1993年10月29日
監督:ヘンリー・セリック
脚本:キャロライン・トンプソン
原案:ティム・バートン
製作:アメリカ
時間:76min

1993年ティムバートン製作のストップモーションによる
ファンタジー・ホラー・ラブロマンス・ミュージカルアニメーション

リズム良く進行すストーリー展開にゆったりと身を任せ

徐々感情移入したればサリー(Sally)の献身的な切なき可愛さに力強きエールを送る候。

こーいう絵面が日本のアニメファンにもっと受け入れられるようになるといいな。
{netabare}
さすれば
たとえば「アーヤと魔女」なんかの皆さんの評価もほんのちょと変わってくると思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 9

70.7 2 ストップモーションアニメランキング2位
PUI PUI モルカー(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (102)
402人が棚に入れました
舞台はモルモットが車になった世界。癒し系の車“モルカー"。くりっくりな目と大きな丸いお尻、トコトコ走る短い手足。常にとぼけた顔で走り回るモルカー。渋滞しても、前のモルモットのお尻を眺めているだけで癒されるし、ちょっとしたトラブルがあってもモフモフして可愛いから許せてしまう?!クルマならではの様々なシチュエーションを中心に、癒しあり、友情あり、冒険あり、ハチャメチャアクションもありのモルだくさんアニメーション!

さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

モルカーは伝染する

隣で突然爆笑しはじめた同僚に気を取られ、何事かと見に行くと、今迄にない可愛いキャラが動き回っていた。
取引先から回って来たのだと言う。
さらにもう一度流し始めると、私と同じように集まってくる同僚。
自席に戻った後も暫くモルカーが頭から離れず仕事が手につかず困ってしまった。

それ以来、毎週火曜日は、モルカーの話題で盛り上がるように。

先日、以前お世話になった取引先の方に会う機会があり、何気無しに話を振ってみるとその人もまた別の取引先から紹介されハマっているのだと言う。

何という爆発的普及率。
私の周りだけで言えばワニも鬼滅もコロナでさえ凌いてしる。

どうしてこんな事になってしまったのか。
モルカーの闇は深い。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 5

dakiramk3 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ぷいぷい!

 そういえばこういうのもアニメーションなんだっけ。確か。
 それは置いとくとして、そもそもモルモットが車っていうインパクト勝負な気がしないでもないし、その必然性を描いているわけでもないが、まあ基本的にモコモコして可愛いから何の問題もないと思います。
 この時代にこれだけ手間を掛けた作品を作ってくれたことにはひたすら感謝の念しか無い。CGエフェクト多めだったものそれはそれで時代の流れというか……

投稿 : 2024/04/27
♥ : 6

66.9 3 ストップモーションアニメランキング3位
PUI PUI モルカー DRIVING SCHOOL(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (30)
108人が棚に入れました
ある日、大騒動を起こしたポテトたちが連れてこられたのは…ドライビングスクール?! まるでテーマパークのようなその場所で巻き起こる新しい出会い、ドライバーとの絆、試練…? 今度のモルカーはモルシティを飛び出して…? プイプイ!ワクワク!大暴走?

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

モルモットが車になったら

車をモルモットにした擬モルモット化アニメ『PUI PUI モルカー』のシーズン2。
本作でモルカーたちは、ひょんな事でビルを将棋倒しに倒壊する大事故を起こしてしまいます。
ドライビングスクールに通うことになったモルカーたち"まるでテーマパークのようなその場所で" "プイプイ!ワクワク!大暴走?!"(公式情報そのまま)という、公式なのですが反省の色がまったく見えないあらすじになっています。

第一話で即効でとんでもない大事故をやらかしてドライビングスクール送りになります。
モルモットなんていう制御不能の齧歯目が道路を走っているというとんでもない世界感なので、それくらい日常茶飯事と思っていたのですが、免停という概念があることに逆に驚きました。
スクールは運転手はもちろん、モルカーたちも教習対象になります。
運転手サイドはさておき、モルカーたちがルールを学んだり、時にはレクリエーションをして、スクールを卒業するまでのストーリーです。

前作とは異なり、オムニバス形式ではなく、一応、縦軸のある展開です。
驚いたときのリアクションは前作同様オーバーでかわいらしくて笑えます。
舞台はドライビングスクールとはいえ、真面目に道路交通を習うような場面はなく、いつも通りプイプイ言いながらやりたい放題するモルカーたちを楽しむ内容ですね。
これでなんで今まで公道走ってたのか不思議な気がしますが、卒業したからといって変わらなんじゃないかという、ある種の安心感があります。

個人的には、後半失速していた1期よりも2期の本作の方が全話通しておもしろかったです。
作るの大変そうですが、3期でもまたプイプイしたいです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 4

72.6 4 ストップモーションアニメランキング4位
JUNK HEAD(アニメ映画)

2021年3月26日
★★★★☆ 3.9 (21)
101人が棚に入れました
人類は遺伝子操作により長寿を得たが、代償として生殖能力を失った。さらに環境汚染、ウィルス感染により、世界は滅亡への道を歩んでいた。新たな命を生み出すカギは、地下で独自に進化した人工生命体マリガンに隠されていた。今、未来を救うために“主人公”が迷宮へと潜入する─!

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

情熱と狂気

このストップモーションアニメ映画は、堀貴秀氏が
ほぼ一人で作り上げた大作である。
数年前に30分バージョンのものを見て、衝撃を受けた記憶が
あったので気長に楽しみにしていた。

だが、それから100分以上になった今作が今年に公開されるのは
きちんと把握していなかった。そもそもこれを知ったのは
某動画サイトでこの作品が紹介されたのが理由だ。
(まあ、マスメディアが取り上げるようには思えないにしろ)
もう少し堀氏の動向を機にかけてよかったのでは
と自ら省みた次第。改めて某動画サイトに感謝。

見終わった感想だが、ほとんど一人かつ独学で作った
ものとは思えないほど濃厚な作品であった。
ジャンルとしてはいわゆるダークファンタジーものであるが、
「パンズラビリンス」や「パシフィックリム」でおなじみの
映画監督、ギレルモ・デル・デルトロが絶賛するのもうなずける出来だ。
(まあ、これはデルトロ本人がこういった作風の作品を
好むというのもあるが)

なんだかんだいって、いつの間にか自分もパンフレットを
購入していたのでこの作品のとりこになっていたのは間違いない。

王道ではあるが、個人的にはかなり見応えのあるストーリー構成。
観る前はゴッテゴテのファンタジーアドベンチャーもの
ではと思っていたが、日常要素も程よく加えられており、
うまいこと工夫されているのが分かる。
中だるみする場面もそこまでなく最後まで見ることができた。
主人公がガラクタでできた体という設定も
うまく生かしているように感じた。

愛らしくも魅力的なキャラクター達。
主人公を含む主要メンバーそれぞれに明確な役割が
与えられており、このキャラは不要だと感じたことは
ほとんどなかったように思う。

個人的には地獄の3鬼神こと3バカが一番のお気に入りだ。
当初はただのかませ犬では言う印象がぬぐえなかった
のだが、後半における大活躍で感銘を受けてしまった。
こういった人物になりたいものだと常々思う。

ギャグにおいても自分好みの部分に入る。いくつかあるのだが、
お気に入りキャラである3バカのやりとりや、トロちゃんの
愛称で呼ばれる野生動物が持っている特定の部位が
唐突にクローズアップされるシーンが印象的。

終盤において3バカの名前が明らかになるのだが、独自の
言葉ではなく日本人でも違和感なく聞こえるほど
そのままの通りの名で呼ばれるのも面白かった。

監督について調べていたところ、今までの職業経験の積み重ね
や監督自身の好きな映画による体験がよく反映されているのがわかる。
改めて思い返しても、相当こだわりを感じられる。内部まで
作られた背景セットや徹底されたカメラワーク、事細かな
キャラクターの動きが視聴者の目を釘付けにする。

監督自身の好きな映画についてだが、主に挙げられていた映画は3つ。
不思議惑星キン・ザ・ザ、エイリアン、ヘルレイザーがそれにあたる。
主人公たちが交わす独自の言語でのやりとり、クリチャーによる
舌なめずり、目玉を持たない地下に住む住民たち等々。
元ネタがわからないとピンとこないが、ある程度映画に
精通している人なら
ニヤッとするはず。

ちなみに、彼がこの作品を作ろうと思ったきっかけは、
(君の名は。でおなじみの)
「新海さんが一人で作ったと耳にしたから」だそうだ。

私自身は新海作品と非常に相性が悪く、いい思い出がないので
不安だという印象しかないが、堀さんに動機を起こさせたので
あれば話は変わってくる。
(新海氏の映画をほめているわけではない)

今までは前述のようなイメージだけだが、少なからず
堀さんに影響を及ぼした人物としては高く評価している。
こればかりは新海監督に感謝せねばならない。ありがとう新海監督。

(個人的な意見ではあるが)映画をそれなりに見ている方を
対象としているような気がするが、ファンタジーものが
好きなら一見の価値ありだと私は考えている。
まあ、グロ描写がそこそこある故に人を選ぶ作品で
あることに変わりはないが。
個人的には間違いなく良作だと思う。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 13

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

人類繁盛

ポッコリーノ♪ ペッコリーナ♪

   iPS細胞のお陰様、自家移植を繰り返す♪
   カニバリズムの進化形♪

サーイ ナイ♪ タイガイ ゼー♪
ダンボー!

   それでも生きてりゃご機嫌さ♪
   “クノコ”を食べりゃ気も晴れる♪

ビンビン パンパン♪
ビン パパーン♪

種の存続なんてクソ喰らえ!
女性だったものは人生を謳歌し、男性だったものはロマンを夢見る。
人類が手にした究極の栄光を謳い上げる怪作である。

等と、勝手な解釈はご法度だ。
只々、アンダーグラウンドの放浪譚を楽しむのである。
   

投稿 : 2024/04/27
♥ : 9

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

未知との危険な遭遇

 遥か先の未来を衝撃的な世界として描いた、生殖能力を持たない人口がウイルスによって減少しているという、あり得ない人類の姿??を見たです。
 過去に労働力として生み出された生命体、進化したマリガンの生殖を調査するため主人公が、マリガンの暮らす地下世界へ送り込まれて主人公がどうなるの?なお話だったです。人間を捨てた人間の地上世界から、地下世界への人口生命体への接触という訳です。

 おおむね世界感は、最初に背景を字幕でつづってくれるので、誰でもわかるはずな設定です。
 主人公を通して人間も人間というより、妖怪?半機械生命体としか思えないです。マリガンというのも、見かけは人間もどきだったり、本能しかない怪物だったりと実際いたら危険すぎる生物だったです。いろいろと変異体を見られるです。

 着いたころには記憶を失くした主人公が、そんな世界のマリガンに助けられたり、襲われたり、危険にさらされたりしたです。記憶を少しづつ取り戻して、また生まれ変わったり、騙されたり、出会いがあったり、再会したり、協力してもらったりと様々な異質な世界における、トラブルに巻き込まれ、逃げたり立ち向かっていく姿があったです。

 人間の言葉を話さない設定で、マリガン語ともいうような言葉があり字幕という奇妙さを感じたです。出て来る生命体が、人形、模型などのパペットでこわキモいのもあるけど、あまりにもすべてが生きているように振る舞う姿に凄さを感じたです。また、背景の地下世界、工場、ディオラマも精巧に作られていてリアルさを表現してたです。

 遥か未来の世界として、人間とかけ離れ過ぎた設定、世界観を考えこれほどのストップモーションアニメを生み出した、制作者のとてつもないというのか?斬新すぎる創造力、見た事がなかったです。これこそ、空前絶後なアニメで何処か怖く面白いです。

 出て来るキャラの一部名前が、終盤にやっと聞けるけど見分けがつかなかったり、フランシスとか外人の名前っぽいです。
 この終盤でバトルアクションもパペットと思えない動きだったり、人を超える思いやり、勇気、その結末だったです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 6
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