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「狼と香辛料(TVアニメ動画)」

総合得点
89.4
感想・評価
4740
棚に入れた
23350
ランキング
80
★★★★☆ 4.0 (4740)
物語
4.1
作画
3.9
声優
4.0
音楽
3.9
キャラ
4.2

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狼と香辛料の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

おおかみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

間違いない

旅の過程や2人の関係などたくさんの魅力があった様に思います。
ずっと観ていたくなる作品です。
リメイクも声優同じ方なんですね。内容同じなら流し見しようと思ってます。

投稿 : 2024/04/18
閲覧 : 20
サンキュー:

0

ネタバレ

nakagi rin さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

いや語尾と一人称かわいすぎかよっ!

「狼と香辛料」
やっとレビューがかける、、、
原作は支倉凍砂先生によるライトノベル作品です。

本作が放送された2008年当時、すでにがっつりアニメを愛していた当時の私は、他の作品同様、何のためらいもなく本作を観始めました。

結果として私は、この作品の大ファンになりました。
特に刺さった要素は、世界観の湿度と、ロレンス&ホロの相棒的恋人的関係性です!

当時は、今のようなストリーミング配信なんて皆無でしたけれども、録画したものを何度も見返してはテンションを高めておりました。

また、「商い」を軸にしたロレンスとホロの会話の掛け合いが大好きで、一時期セリフを覚えるほどでございました。
(なお、他のレビューでも書きましたが、福山潤さまと小清水亜美さまのタッグは最強だと思っております。いやほんとにっ!)

2期まですべて、何回も視聴して、続きが観たい、続きが観たいと思い続けていた作品です。
レビューを書いてしまうのがもったいなくて、ずっとためらっておりましたが、なんと2024年春から、リメイクされるとのこと!

続きではありませんでしたが、はちゃめちゃに嬉しいっ!

新しい時代に、新しい映像で、もう一度「狼と香辛料」が観られるんだ。という嬉しさ爆発のテンションでレビューに踏み切りました。

他の方がレビューで書かれておりましたが、今のとても若い世代が本作品を見たら、どんな感想をもつのだろう、、、
気になりますっ!

以上、感想でした。

P.S:リメイクされることを知った直後から、本作品を視聴し直しました。、、、がっ! あれ? 2期0話(番外編)って、どこかのストリーミング配信で観られますか?? なんか、無いんですけどっ!? あの話、めちゃくちゃ好きなんですけどーーっ!?

投稿 : 2024/04/02
閲覧 : 67
サンキュー:

4

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ホロと旅をしてみたい(追記:新作アニメ2024年4月放送開始!!)

[2024.1.31]
新作アニメの制作決定の情報から、なかなか新たな情報がなかったですけど、2024年4月放送決定したみたいです!!
PVはこちら
https://www.youtube.com/watch?v=87qP9hwrSAs

ホロとロレンスの声優さんはそのまま同じ方のようです。
続編ではなくリメイクなので、旧作好きだった私としてはちょっと複雑ですけど、面白い作品になってくれることを期待したいです☆

[初回感想]
物語の舞台は中世ヨーロッパに似た世界。

ある村では豊作の神としてホロという狼を祀っています。
その村を訪れた行商人ロレンスは、自分の荷馬車に寝ていたホロと名乗る狼少女と出会い、そしてホロの故郷の北に向けて、二人の旅が始まります。

ホロって神様だけあって、相手の心もある程度読めるし、強いし、なによりロレンスよりも交渉がすごく上手!

なにより、ホロがとても魅力的で、彼女の言葉が愉快で楽しいし、人懐っこくてかわいいところもあって、ロレンスがとりこになるのもわかります。

そして、ホロとロレンスの会話がとても楽しいんです!
見た目と裏腹に老獪なところを覗かせるホロの駆け引きに、たじろぎながらもなんとか負けまいと頑張るロレンス。
ホロとロレンスはお互いにそんな会話の駆け引きを楽しんでいるところがあって、こんな楽しい旅なら私もしてみたいって思いました。

でも楽しいことばかりではなくて、行商人であるロレンスは商売をしながら旅をしていくので、行く先々で商売相手と交渉し、時にはだまされたり危険な目にあったりします。
商売の駆け引きも、お互いの腹を探りながら利益を探るところは面白く見れました。

豊作の神として最初は祀られてたのに、いつしか別の神にとって代わられ、感謝されなくなっていくホロ。
時の流れには誰も逆らえないけど、こういうのってなんとなく寂しく感じます。
でも、ある意味囚われていた土地を出て故郷に帰れるのですからホロとしては良かったのかな。

それからOP「旅の途中」のしっとりした儚げな雰囲気がとても好きで、毎回欠かさず聞いていました。

最終話を見終えて、満足感とともに、この二人の旅をもっと見ていたい、ホロと旅をしてみたいと思いました。

2019.11.3初投稿(旧アカウント)
2020.9.5再投稿

投稿 : 2024/01/31
閲覧 : 567
サンキュー:

46

ネタバレ

そらじん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

旅と行商、どちらにも介在する魅力

視聴前のイメージとしては、人間の青年と狼の少女とのゆるい旅物語がテーマだと思ってました。
ところがどっこい、旅を通じての二人の関係性の変化の過程の面白さはもちろん、主人公の青年が行商人であるという設定にも忠実であり、むしろ終盤は旅というよりも行商を通じての失態、ピンチをどう切り抜けるかの方にこそ、この作品の魅力を見出すことができた。
OP曲や作中でのBGMも、作中における雰囲気の捻出に一役買っており、ストーリー以外の点でも高評価すべき点が多かった作品のように感じました。

投稿 : 2024/01/15
閲覧 : 118
サンキュー:

2

うおお さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

微妙

ホロのデレ要素が強くて萌えアニメ感があった
全体的に話が分からん
たぶん何周かしたら面白さ変わると思う

投稿 : 2024/01/08
閲覧 : 71
サンキュー:

1

大さじコショウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

合う人にはめちゃくちゃ合う

原作も読んでいます。 大好きなライトノベル作品
ライトノベル、アニメ共々「行商人のお話」という珍しいテーマを扱う作品



◆ストーリー
行商ロレンスにある日偶然出会った賢狼ホロとの旅のお話です
その行商人も転生物のように肩書ではなく、骨の髄まで商人です
物語は終始お金にまつわる話で、1期2期通じて「ホロとの関わり+行商」です。
しっかりとした経済の話なので、整理理解が必要になり人は選ぶと思います。
中世の経済、商取引、金融、流通や宗教など様々ですね



◆キャラクター
基本メインは主人公ロレンスと、ヒロインであるホロのみです
ホロの魅力もさながら二人の言葉選びをする会話も楽しい
必然的にヒロインキャラは少なく、二人が好きならば物語は楽しめますが
ピンとこない方はヒロイン数が少ないのもあってご縁が無いでしょう。

章ごとにサブキャラが出ますが、サブなのでキャラの印象は薄いですが
物語の性質上、キャラの関係性は理解が必要になるでしょう



◆作画
絵は今となっては普通でしょう。良くも悪くもない。
背景も時代が感じれる風にはなっているとは思います



◆音楽
OPの旅の途中は好きも相まって印象に残り、作中BGMも良き
ピンチな時のBGMが個人的に印象が残ります。



◆声優
詳しくないのですが、有名どころだと思うので外れは無いです
ホロとロレンスは声がマッチしていると思うので、原作読んでいても声優方の声が流れてくるような感じです




──まとめ──
私のように刺さる人には刺さります。逆に合わない人は合わない
原作共々ライトノベルですが、あまり軽くないので対象年齢は学生さんのような若い方よりは、少し上の方々が刺さるでしょうし理解もしやすいです。
この作品は雰囲気と、そのストーリーが何といっても魅力的なポイントでしょう
剣はあれど魔法はない世界で、何でもできるわけではなくしっかりとした話です。


そんな虜になる人、落ち着いた雰囲気にさせてくれる作品です
ぜひご視聴、ご興味湧いて頂ければ、1ファンとして嬉しいです

投稿 : 2023/12/20
閲覧 : 115
サンキュー:

5

青星アーツ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

ドラマがあまり

 ストーリーの到達地点やキャラクターたちの目標がはっきりとはないと思います。起こる出来事の規模が小さく、この世界の雰囲気を楽しめた人ではないと良さが響かないのではないかと思う。人物像もどこか表面的に感じられた。

投稿 : 2023/11/28
閲覧 : 287
サンキュー:

5

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

異色のファンタジー作品。

中世ヨーロッパ風の異世界を商人の男主人公が狼の化身の美少女ヒロインと旅するのですが、なんといっても経済の話が出てくることですね。主人公商人のロレンスが狼のホロと一緒に商売をしながらホロの故郷を目指します。

投稿 : 2023/09/12
閲覧 : 95
サンキュー:

16

jukki さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

うまく説明できないけど大好きなアニメ

放送当時まだ小学生だったのでかなり後になって見つけたアニメだけど、同世代じゃ知ってる人すらほぼいないのにかなりお気に入りのアニメになった。
作画はさすがに古臭いなとは思うけど、ストーリー・音楽の雰囲気が大好きでなぜか続きが見たくなる。(ホロとロレンスの掛け合いが楽しめなかったり、のんびりした雰囲気が退屈に感じるorドラマ性とか重視する人には合わないかもしれない)
お気に入りとは言いつつまさか続編作ってくれると思ってなかったので、楽しみに待ってます。

投稿 : 2023/09/02
閲覧 : 59
サンキュー:

3

ネタバレ

クマー さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

ホロ可愛いよ~
交易の雰囲気が好き

投稿 : 2023/06/18
閲覧 : 47
サンキュー:

2

pH さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

全く面白くはない

キャラに魅力が無い。
別にホロも全く可愛いとは思わない。リアリティが無さすぎる。

話がつまらない。難しいっていうか説明不足。
説明をちゃんとしてないものを難解だの知的だのと擁護するつもりはない。
まず何から何まで分からないせいで、全くついていけないし引き込まれない。
評価ばっか高いけど、本当に面白いと思ってる?
本当に?
クソつまんないけどな。正直。
このアニメはまったく面白くない。

投稿 : 2023/06/11
閲覧 : 361
サンキュー:

3

太郎 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

自分には合わなかったとしか言いようがない

いきなりタイトルと矛盾すること言いますが、アニメは自分に合う合わないはなるべく排除して良いところを見るように心がけてるんですが、この作品に限ってはそれが見つけられませんでした。すみません。

基本的には主人公のイチャコラ(特にホロの可愛さ)と、行商人の興味深い商売の話を楽しむアニメだと思うんですが、多分好みの問題で肝心のイチャコラがダメだった。
なんか急にイチャコラし出す展開がいかにも少女漫画的なご都合っぽさを感じて白けてしまった。ホロは確かに可愛いんだけど狙い過ぎ。ロレンスに至っては見た目も中身も全然魅力的じゃない。キャラデザもモブみたいだし。繰り返しになるけどまぁ好みの問題です。
あと内容は悪知恵を働かせて金を稼ぐロレンスの頭のキレと狡猾さに舌を巻くっていう意味では面白かったけど、割とスレスレなこともやってるので、これを経済の勉強になるって捉えちゃうのはちょっと違う気がする。
最終話まで見れずに断念したので、ストーリーに関しては「普通」とさせてもらいました。

投稿 : 2023/06/04
閲覧 : 106
サンキュー:

1

ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

Of Walls and Eggs(壁とタマゴ)

昨年の2月25日に『完全新作制作決定』の報が出てから、
まるっと一年間、放置プレイが続いている『狼と香辛料』であります。
なんかもう、ここまで徹底的にほったらかされると、
  ほんとうに作ってくれたらラッキー
みたいな賢者タイムに入っておられるファンもけっこう多いのでは。

  二期の放送が終わってから、もうじき14年ですものね。
    はいはい、あと一、二年ぐらい待ちますよ。
    どうせ権利処理だのなんだのでフリーズしてるんでしょ、
    待ってたげるから好きにやったんさい。
  と言えるぐらいには、視聴者もみんなオトナになっているわけで。
  
まあ確かに前作、一期二期のアニメは、
権利処理という観点からも、かなり興味深いものでありました。
僕はこの作品について考察しようとすると、
系統や完成度が真逆なんですが、
ずっと昔に作られた村上春樹さん原作の映画を思い出してしまいます。

はあ? なにいってんだおまえ。

そんなふうに感じられる方が大半でしょうし、
本編の評価にはぜんぜん、まるっきり関係ないことなので、
そこのあたりはネタバレで隠しときますね。
けっこう長いので、
権利処理や製作業務に関心のある方だけ、どうぞ。
{netabare}

いまや日本文壇の重鎮みたくなっている村上春樹さんですが、
デビュー作はかなり古くて1979年、
群像新人賞を受賞した『風の歌を聴け』という中長編であります。

実はこの作品、大森一樹監督の手によって1981年に映画化されておりまして、
なかなかにすさまじい仕上がりになっております。
原作ファンの方も未読の方も唖然ボーゼン、
舌打ちをしつつ上映中にこぞって席を立っちゃいそう、みたいな感じです。

  ちなみに村上春樹さんご自身は、この映画に対して

    僕がこの映画で個人的に評価するのは、
    大森くんが「後先考えず」にとでも言えばいいのか、
    とにかくやりたいことを若々しく、自由にやってくれたこと、
    そして(中略)個性的な三人の若い俳優を起用し、
    生き生きと上手に動かしてくれたこと、その二点だ。
    僕がこの映画に関して言いたいことは、そこにつきると思う。

  というように述べられています。いやあ、大人そす。

この春樹さんのコメントで注目すべきなのは
  『やりたいことを若々しく、自由にやってくれたこと』
を評価している部分だと拙は個人的に思っております。

小説やマンガなどの『版権(原作)モノ』を映像化する場合、
制作者が配慮しなくてはならないポイントは以下の二つです。

  ① 著作権者監修
  ② 原作ファンの心理

このうち①は、ほんとに『絶対的』なものでありまして、
原作者が映像について「こんな改変・演出は認めない」と言ったら
上映なりOAなりができないことがホーリツで決まっております。

  万が一、制作がやらかしてくれたら、
  著作権者との間にハサまれた製作スタッフが、
  痛む胃をさすりながら両者間を走り回ることになります。

  ですから、春樹さんみたく
    自分が書いたものと映像作品は別物だと理解しております。
    それを承知で作品をお預けしたのですから、
    どうぞ監督さんの思うままご自由になさってください。
  という姿勢の原作者さんは、ガチで『神様』みたいなものでありまして。

  もちろん、できてきた映像を気に入る・入らないはあります。
  だけど、それと『許諾する・しない』は別のハナシ。
  そこんところを理解してくれない『不安定な神様』も多数おられます。

   だったら最初っから映像化許諾すんじゃね~よ、とか、
   てめえで監督しろってんだつったく、なんてのは
   製作・制作を問わず、この業界定番のグチなんじゃないかしら。

  しかしながら『あきらかに制作がワルい』というトラブルも多々あり、
  そこんところはケ-スバイケース。
  とにもかくにも、菓子折りがたくさんいることだけは確かであります。


これに対して②の『原作ファンの心理』というのは、
ホーリツ的にはなんの保護もされていない、しかも曖昧なモノでして、
製作サイドとして極論をするならば、

  板さえ売れてくれればビジネス的にはどっちでもいい

ファクターであると言うことができます。

ただし、大枚をはたいて映像化するということは、
その原作ファンが『劇場に来てくれる・板を買ってくれる』
ということを当て込んでいるわけであります。

ですから製作的には、なるべくなら原作のテイストにそったカタチで、
言っちゃえば『無難』なモノづくりをして欲しいのですが、
そうそう思い通りに動いてくれないのがクリエイターという生き物でありまして。

  もちろん、尺や話数のカンケイで、
  プロットを足したり引いたりするのは『あたりまえ』のことです。
  (それでも『約ネバ』みたく大ブ-イングになることもあり)

  それ以外にも、監督がアクの強い方で、
   ・この作品はこうした方がゼッタイ面白くなる。
   ・ファンが何を言おうが、オレはこの作品をこう解釈する。
  みたいに突っ走ったりした日にゃあ、
  それが原作ファンに受け入れられることを祈るしかありません。
{/netabare}

相変わらずマクラが長くて恐縮ですが、
僕がどうしてこんな狭い内輪話を書いているかというと、
本作『狼と香辛料』が、

  原作とはまるっきりイメージの違うモノ

であり、それがファンに受け入れられた好事例だからであります。
(村上春樹さんの映画とは真逆の事例ですね)


物語の舞台は、中世ヨ-ロッパ風の架空世界。
架空と言っても、魔法使いだの悪魔だの妖精さんだのがいるわけでなく、
国名などがオリジナルなだけで、
かなり現実世界に近い設定になっております。

その世界で、旅の行商人クラフト・ロレンスが、
何百年と生きていて少女に姿を変えられる賢狼、ホロと出会います。
ロレンスは、故郷の村に帰りたいというホロの願いを聞きいれ、
二人で行商の旅をつづけながら、
その故郷の村『ヨイツ』を探すこととなります。

旅の途中で魔物を討伐するとか巨悪組織と敵対するとかは全くなくて、
お話の中心は平たくいうと『行商よもやま話』、
ロレンスが巻き込まれる商売トラブルのあれやこれやがメインになります。

通貨変動だの為替だの相場だの関税だの信用取引だの、
いわゆる『ケーザイ』のイロハ、
商取引の仕組みを物語にうまく取り入れた、かなり斬新な作品ですね。
内容的には初級レベルなんですが、
時代性、法整備や通信技術が未発達な世相がうまく組み込まれており、
けっこう興味深く楽しめる仕上がりになっております。


原作は支倉凍砂さんのライトノベル。
本アニメの元となった『狼と香辛料』シリ-ズは17巻で完結し、
いまは『新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙』というのをやっているそうです。
(ごめんなさい、読んでません)

大本となる『狼と香辛料』シリ-ズも何冊か読んだだけなのですが、
支倉さんは14歳から小説を書きはじめ、
16歳からいろんな文学賞に応募していたというキャリアの方だけあって、
ヘタベタ表現やこっぱずかしい直喩、ムダ長文などがなく、
わかりやすくてサクサク読める、楽しい作品だったと記憶しています。

  特徴的だと思ったのは『心理描写』がすごく多いということ。

  二人称で書かれているにもかかわらず、
  たとえばロレンスが何をどのように、どのぐらい強く思ったのか、
  みたいなことがストレートに表現されており、
  行間を読むスキルがほとんどいらない書き方だなあ、と。
  (もちろん読者層に合わせてるんだと思いますが)

そして同文庫のイラストは、文倉十さん。
ちょっとジュニアっぽい印象の、
少しメルヘンっぽい、かわいらしい絵を描く方です。

この支倉さんの書き方と文倉さんのイラストを組み合わせた印象は、

  可愛らしいキャラクターが、
  わちゃわちゃと楽しい会話をしながら旅をして、
  おカネに絡むいろんな事件に遭遇したり巻き込まれたりする物語

みたいな感じではあるまいかと(もちろん拙的な主観ですが)。
で、アニメの方はどうかと言いますと、

  しっとりとした情感のある、メリハリが効いた大人のビジネス寓話

みたいな感じに仕上がっております(いや、これも拙的な主観ですが)。
それぞれが面白い作品ではあるのですが、
そのテイストというか、受ける印象がまるで違うんですよね。


そのように印象が異なる要因は、大きく分けて三つあると僕は思っています。

  一つめは『余分なモノローグの排除』。
  二つめは『キャラデの大胆な変更』。
  三つめは『役者さんのお芝居』。

まず一つめの『余分なモノローグの排除』ですが、
これは文章作品を映像化するときに、多く見られる傾向ですね。

  表情、仕草、明暗、背景、アングル、SEなど、
  映像作品には心理を描写する方法がいくらでもあるわけですから、
  いちいち心情解説的なモノローグを挟む必然性はありません。  

  本作におきましても、
  ストーリーの進行上でどうしても必要な場合を除き、
  蛇足と呼べそうなモノローグが可能な限り排除されています。

  それが適切な『間』と『タメ』をつくり、
  手とり足とり何でも解説で少しジュニアっぽかった原作とくらべ、
  オトナ向けの映像作品にシフトさせているんです。よき。

    もちろん、ひたすらモノローグを削除すればいいというわけではなく、
    本作とは真逆の『涼宮ハルヒの憂鬱』みたいな成功例もあり、
    あくまでも作品の総合的なチュ-ニングのおハナシなのでありますが。


二つめの『キャラデの大胆な変更』は、正直、すごいです。

  文倉十さんのタッチを踏襲してアレンジするのではなく、
  『ヴァンドレッド』『怪物王女』などで有名な黒田和也さんに、
  ほとんど一からキャラデを依頼して、
  全く別モノと言っていいキャラビジュアルを立ち上げました。

  これ、口で言うのはカンタンなんですが、
  版権サイドにキャラデ変更を通すのってホント大変なんです。
  なんせ『原作を売るために』アニメ化をしているわけですからね。
  ましてや、版元が悪名高いカ〇カワですから。
  いやほんと、よくもまあ通したもんだみのもんたよしのり(←死語)。

  さすがに文倉さんに気を使ってか、
  EDは画も音楽も、原作のイメージそのまんま。
  逆に言うと、
  キャラデ変更してなかったら本編もあのイメージになっていたわけであります。

  もちろん『そっちの方がすき』な方を否定はいたしません。
  いたしませんが、あくまでも拙的には、
  変更したからこそ、このしっとりした世界観が出せた、
  アニメ作品として成功する大きな要因になった、と愚考する次第であります。
  (文倉さんファンの方々、ほんとごめんなさい)


三つめの『役者さんのお芝居』は、小清水亜美さんと福山潤さんが無双しております。

  そもそもヒロインのホロは何百年と生きている賢狼ですから、
  役作りがきゃぴきゃぴ少女じゃ『おかしい』んですよね。
  それなりの落ち着きと見識を兼ね備えたキャラじゃなきゃイケナイわけです。

  だからといって『熟女・おばはん』に振るのは、アニメ的にアレ。
  ヒロインというのはあくまでも魅力的で、
  視聴者を惹きつけるキャラじゃないといけません。

  このジレンマをものの見事に解決したのが、小清水さんの役作りですね。

  ソプラノボイスで語られる「わっち」「主さま」「ありんす」などの廓言葉は、
  かわいらしいんだけど、その奥にはっきりと『艶』が感じられてよき。
  この『かわいいくせに艶がある』お芝居って、ほんとに難しいんですよね。
  理屈じゃなく感性的な領域で役を深くとらえていかないと、
  なかなかこういった役作りに辿りつけません。

  そして、単に『感性任せ』で押し切るのではなく、
  それをきちんとカタチにしていく『技術』があるところがハラショーかと。
  シ-ンや感情に合わせて緩急をつかいわけ、
  冒頭と末尾の音の強弱によって微細な心の波を表現するなど、
  ものっそい丁寧なお芝居が、ホロというキャラを際立たたせています。

  そして、そのホロを受け止めるロレンス、福山さんの役作りも実によき。

  原作設定では20代後半ということになっていますし、
  エラそうなこと言うわりにミスったり日和ったりするキャラですから、
  もっと若々しく演ってもよかったんです。

  だけどそうすると、物語が軽くなる。
  そして、ホンモノの若造をホロが『若造呼ばわり』したところで、
  ホロの『何百年と生きている賢狼』っぽさがちっともでません。

    中世で20代後半なら、子供が三人いてもおかしくない『おっさん』です。
    その『おっさん』を口先で煙に巻き、手玉に取るからこそ、
    ホロの賢狼っぽさというものが浮き上がってくるわけでありまして。

  だからといって、ホンモノの『おっさん』みたく演じるのはホビロン。
  それなりの知識と経験を蓄えいっぱしの商人面をするも、
  ときおり『若気』が顔を出してしまうビミョーなお年頃であるわけです。
  このあたり、
  福山さんがほんとうまくチュ-ニングしているなあ、と。
  
  いまでこそ原作を読み返してみると、
  小清水さんと福山さんの声がアタマのなかに蘇ってきますが、
  ゼロから読むイメージは、
  文倉十さんのイラストに引っ張られることもあり、
  二人とも、もっと若々しくてわちゃわちゃしている感じなんですね。

  ここのところのイメージ変換、
  小清水さんと福山さんが創造した『若さと渋さが同居するオトナ』の造形が、
  物語に絶妙な深みとコクを与えていると思う拙であります。



僕的なおすすめ度は堂々のAランク。

全てのアニメにきらら的なアレを求めている方々にはちょっとナニですが、
そのへんもホロのケモ耳とふさふさ尻尾で、ぎりフォロー。

  さすがオオカミというか、
  平気でばっぱか脱いですぐまっぱになるところなんか、
  手塚〇虫的なサービスカットと言えなくもなく。

  ホロがロレンスを会話のキャッチボールで手玉に取るところは、
  なんというか『からかい上手のケモ耳さん』みたいな感じで、
  一定の需要は満たしてるんじゃないかしら。

ただ、見どころは『剣も魔法もないファンタジー』の謳い文句どおり、
中世のしっとりとした空気感や、
ホロとロレンスの、こじゃれたふうベタ甘会話、
よく練り込まれたビジネストラブルにおける知略勝負のドキハラ感、
みたいなところではあるまいか、と愚考いたします。


全13話の物語は、大きく分けて三部構成。
出会い編で二話、オオカミバレ編四話、羊編七話みたくわかれておりんす。
ただ、それぞれにテ-マときっちりした起承転結があり、
ショ-トプロットがうまく差し込まれているので、
長いという印象ではなく『ていねいに描かれている』という感じかと。
{netabare}
  最後の羊編は、さらに大きく分けてみっつ。
  ・武具を手にいれてドヤ顔編
  ・相場大暴落で崖っぷち編
  ・羊飼いを巻き込んでの金塊密輸編
  という感じにわけられるので、七話あってもぜんぜん長く感じません。
  
  ちなみに金塊の密輸というのはれっきとした『犯罪編』でして、
  内容的にもチカラワザ。商売どうこうの『知恵』はカンケイありません。
  ロレンスが、自分を裏切った商会の手下に向かって
    おまえたちと一緒にするな
  なんて言ってましたが、基本、同じ穴のムジナでありんす。おまゆう。
{/netabare}

制作は、これが四年ぶりの元請けとなるイマジン。
作画に関しては、超美麗、とまではとても言えませんが、
15年前のアニメとしてはかなり頑張ってます。
全体的にしっとりとした雰囲気がほどよく漂っていて、
違和感なく楽しめる良作レベルかと。

  ただ、何があったのか知りませんが、
  本作を最後にアニメ制作から撤退しちゃうんですよね、イマジンさん。
  (二期は、制作会社が変わっております)
  その後、子会社でエロゲやエロアニメなんかをつくっており、
  なんかよくわかんない感じに迷走されております。


役者さんのお芝居は、既述どおりハイレベル。
小清水さんと福山さんのメイン二人はもちろんスゴいんですが、
わきを固めるキャストもみんな水準以上。
{netabare}
  個人的に好きなのは、羊飼いのノーラを演じた中原麻衣さん。
  ノ-ラって、気弱そうな外見や物言いとはうらはらに、
  けっこう計算高くてしたたかですし、やることもエグいんですよね。
  オンナの強さの体現というか、
  まさに『羊の皮をかぶったオオカミ』でありんす。

  中原さんって何を演らせてもうまいんですが、
  とりわけこういう役どころ演らせたら、めっちゃハマりますよね。
  いやほんと、オンナは怖いです(←差別発言)。
{/netabare}

音楽は、清浦夏実さんが歌うOP曲『旅の途中』が絶品です。
本編で描こうとする世界観とカンペキにリンク、
このOPなくして本作の成功はなかった、なんて強弁してもいいレベルかと。

楽曲のできのよさもそうなんだけど、
ゼロから曲作りをスタートして、
あの原作からこんなにしっとりとした美しい楽曲を作れるって、
なんかすごくないですか?

  劇伴も、古楽や民族音楽ベースの吉野裕司さんに依頼し、
  アコースティック主体で、
  映像にも作品の時代背景にもうまく溶け込んでいて、よきです。

  唯一の例外がEDなんですが、
  これは前述のとおり、原作者・ファンへのエクスキューズかと。
  そのよしあしについては、
  皆さまそれぞれ一言あるかと存じますが、
  権利処理とは、かくも妥協点さがしの繰り返しなのであります。



とにもかくにも一風変わった、
そして見ごたえのあるオトナのファンタジー作品であります。
なろう系ご都合ファンタジーに食傷気味の方も、
  そうなんだよなあ、
  物語って、ホンライはこういうものなんだよなあ、
なんて感じていただける逸品ではあるまいかと。

そして、あの『リコリコ』ではじめて小清水亜美さんを知った方にも、
ぜひに、とおススメしたい、彼女の代表作の一つでもあります。

  12歳から劇団若草に所属していたとはいえ、
  本作公開時は、まだ23歳だったわけであります。
  それでこの表現力というのは、さすが小清水さんとしか言いようがなく。
  基本が完璧にできているうえに、
  役柄を『皮膚感覚的にとらえる』感性がスゴい方なんですよね。


ほんとうに三期があるのか、
あるとしても、一期・二期と同じテイストになるのか、
そこのあたりは、現段階(23年4月06日)ではちょっとわかりません。

わかりませんが、単体作品としてもすごく出来がいいので、
未視聴の方はもちろんのこと、
既に視聴された方も、もっかい見ても損のない作品ではあるまいかと。

  え~~、でもケモ耳なんでしょ?

  なんて思われる方がおられるかも知れませんが、
  そういうアレなご心配は無用です。
  ケモ耳とハサミは使いよう。こっちは正しいほうの使い方ですね。
  決してナニな作品ではありませんので、
  安心してお試しください。
  
    全国のクリエイターを目指すみなさまも、
    ケモ耳は用量・用法を守って正しくお使いくださいませ。


**************************************************************


ここからは、原作とアニメについての個人的な意見です。
本作にはまるっきり関係ありませんし、
あくまでも拙個人の主義主張みたいなものですから、
まるっとネタバレで隠しておきますね。
{netabare}

本作『狼と香辛料』は、原作とのイメージ変換が、
原作ファンにも好意的に受け取られて相乗効果を発揮したという、
けっこう珍しいタイプの成功事例であると拙は思います。

  原作に対して大きなアレンジをした場合、
  たいていは『ちげ~だろ』とか『わかってね~な』とか言われて、
  ネット上でフクロにされる場合が多いんですよね、現実は。

この点に関してはいろんな意見があると思いますが、
僕個人としては、原作という『壁』に向かって果敢に挑んでいくという、
  監督のクリエイティヴィティ
というものをリスペクトしたいと考えています。

冒頭にご紹介した村上春樹さんの言葉をお借りするなら、

  もしここに硬い大きな壁があり、
  そこにぶつかって割れる卵があったとしたら、
  私は常に卵の側に立ちます。

みたいな感じですね(おいこら、なにさまだ、僕)。

ただしそれは『なんでも擁護』という、
バカ親まるだし的な意味で言っているのではありません。
プロの評価はできあがった作品がすべて。
作品が原作と比較してあきらかに『つまらない』ものであれば、
フクロにされるのは当然のことであると思います。

  一部の原作厨の方を除き、原作ファンが怒っているのは
    『原作をかえた』ことではなく、
    『原作のおもしろさを損なった・つまらなくした』
  ことに対してであると僕は思っています。
  より面白くした・付加価値をつけたのなら、ふつうは怒りませんって。

実際のところ『改悪』と呼べる作品が存在しているのは『事実』です。
そこはもう、フクロ、フルボッコでいいんじゃないのかな、と。
それを擁護するつもりも、擁護すべき必然性もありません。

だけど、それにビビッてガチガチのモノづくりしかできないようならば、
それはもう『文化』と呼べるものじゃない、とも拙は考えています。
  『原作を大事にする』ことと
  『原作に媚びへつらう』ことは違うだろ、と。
サカナをブツ切りにしてお皿の上に並べただけのものを出され、
これが『素材をダイジにした料理』です、とか言われても困っちゃうわけですから。
(せめてウロコぐらいとろ~よ、ウロコぐらい)

これからも版権モノのアニメというのは
  「おお、その手できたか」と原作ファンを唸らせるものや、
  「文章やマンガをただ動かした」だけのもの、
  「てめえコラ、ちょっとこっちこいっ」と原作ファンを激怒させるもの、
いろんなものが出てくることかと存じます。

  僕個人といたしましては、
  粉々に砕け散ったタマゴの破片をせっせとホウキで掃きあつめながら、

    まあ、しゃあないよな。
    次、がんばればいいんだから、
    顔だけは、あげとけ。

  なんて声をかけてあげたいと、秘かに思っている次第なのであります。
{/netabare}

投稿 : 2023/04/07
閲覧 : 207
サンキュー:

23

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

しっぽふりふりは反則なんです。

豊作をつかさどる狼の化身、神と村人に崇められてきた賢狼。
その昔少年と交わした約束を守りずっと村を見守ってきたホロ。

そしてこの村に行商人として何度も訪れていたロレンス。

村人のホロへの信仰が薄れる中、
役目がなくなったと北の故郷へ帰ることを望むホロは旅の行商人で
あるロレンスをその連れにと彼の前に姿を現します。
一緒に旅をすることになった二人の歩み、絆を描いていく物語です。

人間よりずっと長く生き、
その昔から人間の営みを観察してきたからなのか
とにかくホロが賢い、そして口達者なんです。

「わっちは・・・オスが口にする言葉を信じぬ」

長く人を見てきて人間の雄を幻惑するすべを知っているあざとさなのか
天然なのか!?立ち上がった耳、あのふさふさのしっぽふりふりが
とにかく可愛いらしいんです。

ウマ娘やキツネダンスじゃないけど、可愛い女の子に動物の耳としっぽ
付けっちゃったら男はいちころってことなんかい~~~><!?

ロレンスも駆け出しの行商人ではなくてそれなりに経験を
積んでる人物で、取引きで相手を出し抜いていく物語は、
毎回その過程はややこしさもあるんだけど、商売敵との知恵比べは、
解決したときの爽快感、面白さがあります。

経験を積んだロレンスですが、ホロに色恋だけでなくて商売でも
そのプライドをへし折られるようなこともあって、本気で悔しがったり
終始翻弄されるような感じです。

でもそのホロも元々彼の人なりを
知ってたからこそ旅のパートナーに選んだんだろうなってくらい
ロレンスに甘えることもあってなんだかんだ良いコンビなんだな~。

一緒にいて、こんなにも愛のある憎まれ口のたたき合い!?
言葉の掛け合いは聴いてて幸せな気分になるし、とても心地いいんです。

中盤での山場。メディオ商会、村の少女クロエとの対決。
「一人はあいた‥一人は寒い・・・一人は寂しい」
涙するホロ。
ずっと孤独を生きてきた辛さが浮かんで泣けました。

村の少女クロエに神の気まぐれに付き合うのはもうたくさんって決別を
告げられ、涙するホロ。
陰ながら散々村に尽くしてきたホロの悔し涙は切ないです。

「俺たちは商人だ、笑うときは儲かった時。泣くときは破産した時だ」
って彼女を励ますロレンスの優しさが胸にきます。

ロレンスと地下道を逃げるホロ。
追い詰められたホロがロレンスを優しく噛みつき生き血を吸います。
「もう見ないでくりゃれ・・」
巨大狼と化して敵を蹴散らす姿は迫力ありました。
神はいつだって理不尽だって叫ぶクロエの気持ちも分からなくは
ないんですけど、そんな彼女を殺さなかったホロの優しさが良かったです。

物語の後半は信用取引が失敗して大きな借金を抱えたロレンスの話。

恐ろしいのは狼よりもいつの時代も簡単に裏切る人間なのかな。
裏切った商人達に
殺されかけ、自らもボロボロになりながらもホロの服を
大事に抱え込んで倒れていたロレンスの姿を観て
「信じられぬほどお人好しじゃ!」って涙するホロ。

口では色々言いつつも、心は繋がっている。
そんな二人の強い絆が素敵でした。

今回みたいに商売の腕だけでは
とうにもならない危機が来た時、最後はホロの狼の力が助けてくれる。
お互いがとても良いパートナー関係で最後まで好感でした。

「じゃあ、お二人ともお幸せに!」
羊飼いのノーラーとの別れ、新たな旅立ちでの1期終了でした。

OP 旅の途中 / 清浦夏実
牧歌的で、どこか寂し気なんだけど、郷愁を感じるメロディーが
この作品にピタッとハマってる感じがして好きでした。
サビで重なる男性のコーラスが不思議と耳に残るんだよな~。

ED 
英語の歌詞で素朴な曲調、挿絵はふんわりした優しさを感じました。
曲自体の印象はやや薄めだったかな。

ホロとロレンス。狼と香辛料。 
なんかちょっと不思議だけどとても素敵な旅物語でした。

投稿 : 2023/03/27
閲覧 : 140
サンキュー:

26

よこちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ちょっと内容が難しいかも

Twitterのフォロワーさんにお勧めいただき視聴。原作のラノベは2006年から現在も続いており、その間、漫画、アニメ、ゲーム化など展開しているからかなり有名な作品だと思われますが、お恥ずかしながら題名すら知らずでした。とりあえず1期13話を視聴しレビューしていましが、思ってたより好評価の方が多く恐縮です。

2008年放送ですが、アニメ歴2年半で浅い私は獣娘は可愛いと思うし、多くのアニメにいますが。2008年当時は目新しかったのかなと。主人公は商人のロレンスだが、明らかに狼娘のホロにスポットを当ててる感じで、話し方も独特で遊郭言葉?です。主要な登場人物も少なく、ロレンスとホロのやり取りがかなり多い。この二人の掛け合いが楽しむ所で、逆に楽しめないと致命的かもしれません。わたしは普通に観ましたが、少しロレンスのキャラが好青年優しいお人良しで、癖があまりなく個性の強いホロと少し釣り合いが取れてない気がしました。

商人の話に特化していて、経済関係の話、為替や信用買いなど、アホな私はちょっと分からなかったな、とかよくあり、1周で完全に理解出来る人少なそうなんですが、商人の話をざっくりで観る事も出来て評価が上がらない可能性はあるのかなと。実際、ネットでも詳しい考察のサイトがあり、それを観るとなるほどよく出来てるんですよね。私としてはこの作品はアニメより小説で読んでみたいなと思いました。

絵は約15年前の作品としては綺麗です。キャラ絵は昔の美少女キャラで目が大きいんですが、可愛いくないわけでもないし、評価も4.0にしました。

音楽はOP曲がかなり良くて好きです。BGMはあまり気にしないんですがコミカルで良かったです。

大人向けのアニメじゃないでしょうか。珍しく戦闘シーンあるわけでもなく、ロレンスとホロと商人の話が淡々としてて、おそらく最近のアニメから入った私だから物足りなく感じたのかもしれません。怒られるかもですがこの評価になりました。

しかし評価の高いアニメであるのは間違いなく、お勧めは致します。私平均満足度3.0以上は基本お勧めなんで(^^)
引き続き2期視聴します。

2023年2月21日

投稿 : 2023/02/21
閲覧 : 450
サンキュー:

23

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

行商をテーマとしたアニメでは珍しい作品

この作品は行商をテーマとしたアニメでは非常に珍しい作品なんだけど、
正直に言うと行商に関する所は難しさも有る上に
また本作自体の内容が地味かなとは思いますが、
それでも本作に関してはホロとロレンスの掛け合いとかは面白かったし、
特にホロのキャラクターは小清水さんが演じてる事もあって印象的なキャラでした。

【評価】

65点・2B級

投稿 : 2023/01/31
閲覧 : 117
サンキュー:

2

Lilac さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

役に立つし面白い

本格的な商人系アニメで、ストーリーも面白い上に為替などの経済、行商について学べたりもできるので一石二鳥な作品だと感じた。共に旅する狼のホロとの関係の進捗も見所で世界観もとてもよく引き込まれる作品。

投稿 : 2023/01/09
閲覧 : 141
サンキュー:

14

mon(萌レビュー) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ホロが可愛いんだよ。

オオカミの賢狼ホロと行商人の主人公が旅をするはなし。行商人としてのディール(取引)も見ていて面白い。世界観は中世のヨーロッパとかかな。オオカミ少女と出会ってなし崩し的に一緒に旅をすることになり少しずつ恋愛へと発展していく。

ホロと別れそうになるけどしっかりと男気を見せる回は感動した。未だに思い出に残る名作。

投稿 : 2022/10/24
閲覧 : 135
サンキュー:

5

nobody さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

行商人×中世ヨーロッパ風

二人の信頼関係がよかった。主人公何やってんだと思い通りにならないことがあったがそれもまた人間味があって良かったと思う。

投稿 : 2022/08/25
閲覧 : 118
サンキュー:

2

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ネバークライ、ウルフ

そう、ホロは嘆くのを止めて旅に出るのである。
そんな心情をストレートに歌い上げる清浦夏実さんのオープニング曲、『旅の途中』の哀愁漂うメロディも良いのだが、何といってもエンディングが素晴らしい。
リンゴ日和 『The Wolf Whistling Song』のレトリックが効いたリリックは、さすがイギリス出身の方と言うことで、いわゆる謎かけ歌(リドル・ソング)の体裁を取っているようだ。
マザーグースのような言葉遊びが楽しいのだ。
そして、Howling(遠吠え) ではなく Whistling(口笛え)と言うところにホロらしさを感じる。
楽しげな口笛は、寂しさの裏返し。
虚勢を張る“ 賢狼”の悲しみが良く表されているように感じるのだ。
そして、それにぴったりとマッチした調べと歌声である。
山下太郎&noeさん、GJです。
ちなみに、“ゼーガペイン”のエンディングテーマ、『リトルグッバイ』も彼らのお仕事だそうで、機会があれば是非^^。

豊穣の神であったホロの旅路は、『旧約聖書』を紐解くまでもなく、知恵と、何より愛の木の実であるリンゴを齧りながら、北へと向かうのである。
北欧神話の故郷、オオカミが本来の意味で「大神」として恐れられた地へ。
因みに、同様の神話が存在する日本においては、概ね豊穣神の地位はキツネが乗っ取っている。
ホロのキャラデザ、キツネっぽくないか?

投稿 : 2022/05/30
閲覧 : 361
サンキュー:

23

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

斬新な分野のファンタジー

某動画サイトで
「チェーンソーで大木から木彫りの像を切り出す」
という動画をいくつかアップされている
ジェイソンさんという方がいらっしゃったのですが、
その方の作品の中に「ホロを彫る!」というのが
ありまして、それが狼と香辛料と出会うきっかけとなりました。

当初狼と香辛料という何の関連性があるのか
わからないタイトルに当時「???」と思ったものです。
ネット上で散見されたホロの画像はとても可愛いのですが、
耳としっぽが付いているので「猫耳萌え系か?」
といぶかしんでいました。

キャッチコピーが「剣も魔法もないファンタジー」
だったような気がしましたが、それに後押しされて
思いきって視聴してみようと思いました。
観はじめると一気に引きこまれました。

事象に「何故?」を求める人にはお勧めです。

【作品概略】
商売・経済をテーマとしたアニメというのは非常に
珍しいんではないでしょうか?偶然当時私も、
それまで無縁だった経済について
ちょっと勉強する機会があったので、
余計に興味を持ちました。

舞台は中世ヨーロッパあたりをイメージして頂ければよいかと。
現代と異なり、輸送手段も情報収集も困難な時代の商売。
商人の一般的な生涯プランは行商から始め、自分の店を
持つことが最終目標となるようです。
トルネコを思い出しました(笑

主人公のロレンスは地元ではそこそこ名は通っていますが、
まだまだ自分の店を持つには至らない行商人です。
彼が地元に戻った際、豊穣神である狼のホロと
出会うところからストーリーは始まります。


【作品に対する感想】
1)物語
 行商の中で二人はトラブルや事件に巻き込まれたり、首を
 突っ込んだりして本当に死ぬんじゃないかということが
 次々に起こります。
 現代日本がどれだけ守られた世界か思い知らされました。

 そんな旅の合間、ホロとロレンスの夫婦漫才が
 とても楽しませてくれます。

 一点辛かったのが、私は経済に疎いので話の進行から
 置いてきぼりになることが時々あったことです。
 特に緊迫したシーンでは、ゆっくり説明してテンポを
 落とすこともできないので、そういったことが度々
 ありました。なぜそれが逆転の一手になるかが上手く
 噛み砕けなかったですね。勉強不足です。

2)声優
 ホロの中の人の小清水さんの演技もGJでしたね。
 ホロの独特の口調は廓言葉という江戸時代の遊郭の
 言葉遣いです。あとホロは狼の化身ゆえか男・女ではなく
 オス・メスという言い方をします。妙に生々しいというか
 エロい(下品な表現ですいません)。

 ロレンスの中の人、福山さんの少し演技がかった言い回しは
 コードギアスのルルーシュのようでしたね。
 ホロに手玉に取られそうになると慌ててこういう
 演技がかった話し方をするのが可愛かったです。

3)キャラ
 ①ホロについて
  ホロは本当に魅力的です。
  気位が高いのですが、天真爛漫で、強引で、粋で、
  計算高く、食えなくて、大酒飲みで…
  だからこそ甘えてる時のホロは殺人的な可愛さです。
 
 ②ロレンスについて
  実力はあるようですが、まだまだ発展途上の商人のようです。
  計算高さを情が邪魔して窮地に陥ることが多々ありますが、
  彼の魅力は人間臭さが垣間見えるそこでしょう。

 ③ノーラについて
  羊飼いとしての実力は1級品でありながら、いちゃもんとも
  言える教会からの不遇により、暗欝とした情念が
  根底にある(とロレンスが言っています)。
  私は報われて欲しい精神で、こういう人にとても
  肩入れしたくなります。

 ④マールハイト支店長について
  支店長の立場を貫きとおしながら、人としてロレンスを
  最大限フォローした凄腕支店長。冷静に最善の一手を
  打った彼は敬意に値するかと。

4)作画
 基本的に綺麗です。中世の街並みを上手く描かれているかと。
 

5)音楽

 なお、音楽も牧歌的な雰囲気に合うものが多く、
 特徴的でよかったと思います。加えてOP/ED共に作品に
 合ったよいものだったかと。
 
 特にお気に入りは以下の通り
 商人と狼と、旅の荷馬車
  :荷馬車で移動中によくかかってた曲ですね。
   リコーダーのような音色が印象的でした。

 しっぽとダンス
  :無条件で楽しい気分になれる曲ですね

 はしる
  :曲名と同じく追われている時にかかる曲ですね。
   ストリングの硬い当たりがより緊張感を増しますね。 

 2020/4/18追記>
 いまさらですが、OST買ってみました。
 アニメサイズですが、OP/EDも入ってて、お得感ありました。
 バグパイプやらアイリッシュな感じがいいですね。
 間違いなくお気に入りですわ。
 しばらくヘビロテですね。



6)好きな名言
{netabare}
 ①ホロ「嘘をつくとき大事なのは内容ではなく、
  なぜ嘘をつくその状況じゃ」

 ②ホロ「騙された時に怒っているようじゃ話になりんせん。
  こんな方法もあるのかと感心してこそ一人前じゃ」

 ③ロレンス「後ろ髪を引いてくれないのなら、
  後ろ足で砂をかけてやればいい」

{/netabare}

7)好きなシーン
{netabare}
 ①ミローネ商会にテンの毛皮を売るシーン
  まさかリンゴをこんなところで利用するとは!
  しかしホロはよく口が回る回る。

 ②ホロ「一人は飽いた」
  唐突にホロが弱気になるシーン。
  普段強気なのが突然泣き出すと威力が10倍。


{/netabare}

 若い(?)オスとメスが二人で旅をしていれば恋の方も
 それなりに進むもので、夫婦漫才を繰り返し、
 のらりくらりとしながらも徐々に心の距離が縮まって
 いっている気がします。
 はやく続きが見たいと思い、そのまま2期も視聴しました。
 


 

投稿 : 2022/05/07
閲覧 : 504
サンキュー:

53

ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「わっちは…ありんす」を愛でる作品。商取引に関しては???

 さて、全体的なストーリーは面白いと思います。ホロとの出会いやエピソード毎の事件の緊迫感やラブストーリーがなかなか進まないようで進んでいる感じもいいです。
 絵柄もいいし背景もいい。画面の雰囲気は少しくすんだ感じで味わいがあります。
 キャラ的にはホロのヌードはまあ全く色っぽくないですが、セリフとかツンデレなのはなかなかいいですね。あの冒頭出てきた女性とか羊飼いの少女とかもなかなかのキャラ付けかと。
 羊飼いの少女がなんで狼に強いのかの説明がちょっと曖昧だし、犬もホロに吠えるとかのシーンがなかったのでそこの設定はよくわかりませんでした。


 欠点です。肝心の商取引です。{netabare}特に武具のところですが、あそこを見る限り、信用取引ができる裏付けも商取引の慣習もセーフティーネットもない感じがしたんですけど、どうなんでしょう?
 あの債権譲渡した商会はどうなるの?それでいいならヤバくなったらみんなそれでいいじゃん、という感じです。もちろん武器が値下がりしてなければそれで良かったんでしょうけど、香辛料の相場の差がない事で手を出さないのに、高級武具の相場についての情報がないのに手を出したのはなぜ?銀も香辛料もあれだけ慎重だったのに悪徳商会とそれで信用取引するなんて…

 この回の最大の問題は武器の値段の情報の不自然さにつきます。しかも主人公から言い出した話です。あの商会は武器さえ値下がりしてなければ、債権を飛ばすメリットがないですよね?しかも破産寸前なのにコショウを現金で買えるキャッシュももってました。
 ちょっと良くわからないので後で何かで意味を調べるかもしれません。

 その差額を埋めるための密輸…あそこで利害関係が異なる人間に金を更にかすとか…。借金も配偶者を連れて歩くのが駄目とかいう世界観でしたっけ?お話のためのお話感があって、肝心の商売と道徳感の部分が理解できませんでした。{/netabare}

 総評すると、全体的な旅の話と2人のラブストーリー的なところと掛け合いはとてもいい感じなんですけど、中身がなあ…銀の貨幣の価値のところはまだ理解できますが、武器のところがなあ。私の理解不足なのか設定が安易なのか今のところわかりませんが、いずれにせよ納得感は無かったです。

 ストーリーの評価を低めにつけていますが、これ、商取引云々を単なる話の展開と割り切ってしまえば、面白いです。4くらいつけてもいいかもしれません。一応、題名の香辛料が経済を指しているなら、そこはちゃんとやって欲しいので、2.5にしました。

 ただ、まあ商取引が緻密だという意見も当時聞いた気がしますので、私がもう一度ちゃんと見た方がいいんでしょうね。


追記 「…ありやんす」が語尾かと思ってましたが、さっき確認したら「…ありんす」でしたね。久しぶりに聞くとやっぱりいいですね。

投稿 : 2022/05/07
閲覧 : 242
サンキュー:

17

U-yan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

不思議な感覚だった。

個人的な好みでは観る事はなかったと思いますが、あにこれでの評価を参考に観てみました。私個人の感想で言いますと「ジブリ感」ですかね。映像、音楽、世界観とかがとにかくジブリっぽかった気がします。そしてみなさんが言うようにホロは激カワです。小悪魔というか魔性というか・・・。なのに長い事生きている狼の神なんです。人間の姿で行商人と旅をして行く話ですね。金銭的にも二人の関係的にも壁にぶつかり、それを乗り越えていくといった話だと思います。

投稿 : 2022/03/22
閲覧 : 212
サンキュー:

3

ネタバレ

og3jar さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

オープニングが神曲!

何回見てもいいですね
今回はこの感想を書くために見直しました。

ホロは男性から見た女性の理想ですね。
可愛くて、機転が利いて、いじらしさと手練手管が共存していて、度胸があって素晴らしい。ロレンスも商人としての経験と論理で対抗するが勝てません。でもロレンスの素直な性格にはホロもホロっときているようです。

ロレンスは一旦ルルーシュだと思うと頭からなかなか離れないけど、ホロは全然わからないですね。福山潤さんと小清水亜美の演技は最高です。(作者さんがホロの喋り方を工夫されたのが効果はばつぐんですね)

世界観が素晴らしい。西洋は我々日本人にはわからない契約の世界ですね。自分の得は何、相手の利益は何、自分の譲れないものは何、相手の譲れないものは何、契約を履行させる保証は何、契約を破棄した時のデメリットを最小限にするにはどうするかetc 日本人の思考とは違うので新鮮です。

投稿 : 2022/03/11
閲覧 : 212
サンキュー:

8

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ホロが可愛いから最後まで観れた(笑)

けいおんや、ゆるキャン△みたいなほのぼの系と思ったら、思ったよりほのぼのしてなかったので、断念しそうになったけどホロが可愛いから最後まで観れた(笑)
話が少し難しく、自分が馬鹿だからもあるだろうけど、分からないことが多々あったが、自分みたいに分からない人が知恵袋で質問して分かりやすく教えてくれていたので理解出来た、2期も観ようと思う

投稿 : 2022/01/05
閲覧 : 254

ひで さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ホロが可愛い

ほのぼの系のアニメです。ヒロインが可愛いすぎてはまりました。アニメ自体も面白いです。漫画も完結しているので原作は長くなるでしょうから、コミック版で3期を製作して欲しいです。VRアニメなどはやめて(笑)募金もかなり集まっていたのに勿体ないです。

投稿 : 2021/10/26
閲覧 : 243
サンキュー:

2

1Elaina さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

私はこのアニメーションが好きです

このアニメの感じはとてもきれいです。
彼らの感情に浸りました。
ホロは最高の人生の伴侶だと思います。
彼らのように私の人生が面白いことを願います。
でもまずはおもしろい人になりたい

投稿 : 2021/10/23
閲覧 : 220
サンキュー:

6

ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

いっしょに旅をすると言うことは

この話は、旅の行商人「クラフト」と狼娘のヒロイン「ホロ」の旅物語です。

舞台は、「為替」取引が生まれたばかりの中世ヨーロッパ風の世界です。
この時代は、玉石混合の貨幣が乱立し、物々交換もまだ残る経済黎明期です。
これを背景に、この作品では「経済」とは何かを楽しく学ぶことができます。
楽しいとは、分かりやすいという意味だけではなく、ラブコメ要素を含みます。

ホロは、お耳ぴくぴく、しっぽふりふりで感情表現するのが可愛いです。
自分のしっぽを大事そうに抱きかかえて寝ている姿は微笑ましいです。

クラフトは、経験を積んで行商人としての自信をつけてきました。
しかし、ホロとの出会いで、それが少しずつ揺らいでいきます。
しまいには、ホロに何度も助けられ、自分の未熟さも知ります。
そして、クラフトは決意するのです。
立派になろう。ホロと対等になろう、そして、一緒に旅をしようと。

旅は、誰かに付いていくだけ、誰かを連れていくだけ、では楽しくはありません。
お互いに、次はどうする?って相談しながらが一番楽しいです。
しかし、それには、対等の関係がないと難しいのです。
クラフトとホロは、物語前半を通じてそんなパートナーになっていきます。
物語は、そんな二人の絆を礎に楽しく時に困難を乗り越えながら進んでいきます。

香辛料貿易が貨幣経済と相まって商業活動の急激な成長につながった時代です。
それだけ香辛料には価値がありましたし、商業の象徴でもあったのでしょう。
香辛料とは、立派で価値のある商人になりたいと思うクラフトのことです。
狼とは、もちろんホロのことに他なりません。
「狼と香辛料」とは、そんな二人のことを表現したタイトルだったんですね!

投稿 : 2021/10/01
閲覧 : 280
サンキュー:

15

overnao さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

10年経っても色褪せない

2000年代後半は名作が多すぎてこの作品はやや埋もれ気味ですが、それでも本作はアニメ史に残る名作だと思います。

「けもの耳」「バトルものじゃないファンタジー」「商業・経済がテーマ」「中世ヨーロッパが舞台」「大人の主人公&ヒロイン」という点で、学園モノラブコメが増産されていた放送当時には他の作品とは異なる魅力を放っていました。

この作品の本質は、登場人物(特に主人公とヒロインの)ウィッティーな掛け合いにあります。特に派手な展開は無いのですが、中世ヨーロッパを舞台とした物語の中で主人公らの愉快な会話を味わうというのが本作の楽しみ方だと個人的に思っています。

作画に関しては正直そこまで良くはないのですが、ケルト風の音楽と、キャラクターの魅力、うまい声優の演技が相まって、作品全体としては高い完成度に仕上がっています。

けもの耳が流行していたり、バトルものより日常系が人気を集める現代にこそ、このアニメは必要じゃないかと思っています。(追記:なんて言ってたら、あにこれの「もっと評価されるべきおすすめアニメランキング」の6位に食い込んできましたねー)

投稿 : 2021/07/13
閲覧 : 349
サンキュー:

4

tatsuya さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ファンタジー×経済

総評 おススメ

長い時を生きる狼 ホロ
普通の行商人 ロレンス

ある町で出会い物語がはじまる

商人として成功したいロレンス
その様を横で面白おかしくながめるホロ

ふたりの雰囲気、会話でほっこりするアニメ

投稿 : 2021/06/17
閲覧 : 207
サンキュー:

5

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狼と香辛料のストーリー・あらすじ

旅から旅へ各地を巡り、物を売り歩く行商人として生きるクラフト・ロレンス。
収穫祭に沸くパスロエの村へ行商に訪れたロレンスはその帰り、自らの荷馬車にとんでもないモノが入り込んでいたのを見つけてしまう。パスロエで仕入れた麦束に混じって眠りこけていたのは、獣の耳と尻尾をそよがせる美しい少女だった。
自らを『ヨイツの賢狼』ホロと名乗り、長いことパスロエの麦を豊作にするため手を貸していたと嘯く少女。左前脚だけとは言え狼としての姿まで見せられたロレンスは、ホロの素性を訝りながらも「遙か北の故郷に帰りたい」と願う彼女を旅の道連れとすることになる。
賢狼と行商人の軽妙洒脱な掛け合いに彩られた、彼らの行商模様と道中での様々な事件を描く、「剣も魔法もない」ファンタジー・ストーリー。(TVアニメ動画『狼と香辛料』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2008年冬アニメ
制作会社
IMAGIN
公式サイト
www.spicy-wolf.com/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%BC%E3%81%A8%E9%A6%99%E8%BE%9B%E6%96%99
主題歌
≪OP≫清浦夏実『旅の途中』≪ED≫ROCKY CHACK『リンゴ日和』

声優・キャラクター

小清水亜美、福山潤、名塚佳織、中原麻衣

スタッフ

原作:支倉凍砂(『狼と香辛料』電撃文庫刊)、キャラクター原案:文倉十、 監督:高橋丈夫、脚本:荒川稔久、キャラクターデザイン・総作画監督:黒田和也、色彩設計:佐野ひとみ、美術監督:小濱俊裕、美術設定:塩澤良憲、撮影監督:松井伸哉、編集:ジェイフィルム、音響監督:高桑一、音響制作:神南スタジオ、音楽制作:JVCエンタテインメント、音楽:吉野裕司

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