おおかみ さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
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狼と香辛料の感想・評価はどうでしたか?
おおかみ さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
nakagi rin さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
かんぱり さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
[2024.1.31]
新作アニメの制作決定の情報から、なかなか新たな情報がなかったですけど、2024年4月放送決定したみたいです!!
PVはこちら
https://www.youtube.com/watch?v=87qP9hwrSAs
ホロとロレンスの声優さんはそのまま同じ方のようです。
続編ではなくリメイクなので、旧作好きだった私としてはちょっと複雑ですけど、面白い作品になってくれることを期待したいです☆
[初回感想]
物語の舞台は中世ヨーロッパに似た世界。
ある村では豊作の神としてホロという狼を祀っています。
その村を訪れた行商人ロレンスは、自分の荷馬車に寝ていたホロと名乗る狼少女と出会い、そしてホロの故郷の北に向けて、二人の旅が始まります。
ホロって神様だけあって、相手の心もある程度読めるし、強いし、なによりロレンスよりも交渉がすごく上手!
なにより、ホロがとても魅力的で、彼女の言葉が愉快で楽しいし、人懐っこくてかわいいところもあって、ロレンスがとりこになるのもわかります。
そして、ホロとロレンスの会話がとても楽しいんです!
見た目と裏腹に老獪なところを覗かせるホロの駆け引きに、たじろぎながらもなんとか負けまいと頑張るロレンス。
ホロとロレンスはお互いにそんな会話の駆け引きを楽しんでいるところがあって、こんな楽しい旅なら私もしてみたいって思いました。
でも楽しいことばかりではなくて、行商人であるロレンスは商売をしながら旅をしていくので、行く先々で商売相手と交渉し、時にはだまされたり危険な目にあったりします。
商売の駆け引きも、お互いの腹を探りながら利益を探るところは面白く見れました。
豊作の神として最初は祀られてたのに、いつしか別の神にとって代わられ、感謝されなくなっていくホロ。
時の流れには誰も逆らえないけど、こういうのってなんとなく寂しく感じます。
でも、ある意味囚われていた土地を出て故郷に帰れるのですからホロとしては良かったのかな。
それからOP「旅の途中」のしっとりした儚げな雰囲気がとても好きで、毎回欠かさず聞いていました。
最終話を見終えて、満足感とともに、この二人の旅をもっと見ていたい、ホロと旅をしてみたいと思いました。
2019.11.3初投稿(旧アカウント)
2020.9.5再投稿
そらじん さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
うおお さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ホロのデレ要素が強くて萌えアニメ感があった
全体的に話が分からん
たぶん何周かしたら面白さ変わると思う
大さじコショウ さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
原作も読んでいます。 大好きなライトノベル作品
ライトノベル、アニメ共々「行商人のお話」という珍しいテーマを扱う作品
◆ストーリー
行商ロレンスにある日偶然出会った賢狼ホロとの旅のお話です
その行商人も転生物のように肩書ではなく、骨の髄まで商人です
物語は終始お金にまつわる話で、1期2期通じて「ホロとの関わり+行商」です。
しっかりとした経済の話なので、整理理解が必要になり人は選ぶと思います。
中世の経済、商取引、金融、流通や宗教など様々ですね
◆キャラクター
基本メインは主人公ロレンスと、ヒロインであるホロのみです
ホロの魅力もさながら二人の言葉選びをする会話も楽しい
必然的にヒロインキャラは少なく、二人が好きならば物語は楽しめますが
ピンとこない方はヒロイン数が少ないのもあってご縁が無いでしょう。
章ごとにサブキャラが出ますが、サブなのでキャラの印象は薄いですが
物語の性質上、キャラの関係性は理解が必要になるでしょう
◆作画
絵は今となっては普通でしょう。良くも悪くもない。
背景も時代が感じれる風にはなっているとは思います
◆音楽
OPの旅の途中は好きも相まって印象に残り、作中BGMも良き
ピンチな時のBGMが個人的に印象が残ります。
◆声優
詳しくないのですが、有名どころだと思うので外れは無いです
ホロとロレンスは声がマッチしていると思うので、原作読んでいても声優方の声が流れてくるような感じです
──まとめ──
私のように刺さる人には刺さります。逆に合わない人は合わない
原作共々ライトノベルですが、あまり軽くないので対象年齢は学生さんのような若い方よりは、少し上の方々が刺さるでしょうし理解もしやすいです。
この作品は雰囲気と、そのストーリーが何といっても魅力的なポイントでしょう
剣はあれど魔法はない世界で、何でもできるわけではなくしっかりとした話です。
そんな虜になる人、落ち着いた雰囲気にさせてくれる作品です
ぜひご視聴、ご興味湧いて頂ければ、1ファンとして嬉しいです
青星アーツ さんの感想・評価
3.0
物語 : 1.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
ストーリーの到達地点やキャラクターたちの目標がはっきりとはないと思います。起こる出来事の規模が小さく、この世界の雰囲気を楽しめた人ではないと良さが響かないのではないかと思う。人物像もどこか表面的に感じられた。
ASKA さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
中世ヨーロッパ風の異世界を商人の男主人公が狼の化身の美少女ヒロインと旅するのですが、なんといっても経済の話が出てくることですね。主人公商人のロレンスが狼のホロと一緒に商売をしながらホロの故郷を目指します。
jukki さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
放送当時まだ小学生だったのでかなり後になって見つけたアニメだけど、同世代じゃ知ってる人すらほぼいないのにかなりお気に入りのアニメになった。
作画はさすがに古臭いなとは思うけど、ストーリー・音楽の雰囲気が大好きでなぜか続きが見たくなる。(ホロとロレンスの掛け合いが楽しめなかったり、のんびりした雰囲気が退屈に感じるorドラマ性とか重視する人には合わないかもしれない)
お気に入りとは言いつつまさか続編作ってくれると思ってなかったので、楽しみに待ってます。
クマー さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
pH さんの感想・評価
2.2
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
キャラに魅力が無い。
別にホロも全く可愛いとは思わない。リアリティが無さすぎる。
話がつまらない。難しいっていうか説明不足。
説明をちゃんとしてないものを難解だの知的だのと擁護するつもりはない。
まず何から何まで分からないせいで、全くついていけないし引き込まれない。
評価ばっか高いけど、本当に面白いと思ってる?
本当に?
クソつまんないけどな。正直。
このアニメはまったく面白くない。
太郎 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
いきなりタイトルと矛盾すること言いますが、アニメは自分に合う合わないはなるべく排除して良いところを見るように心がけてるんですが、この作品に限ってはそれが見つけられませんでした。すみません。
基本的には主人公のイチャコラ(特にホロの可愛さ)と、行商人の興味深い商売の話を楽しむアニメだと思うんですが、多分好みの問題で肝心のイチャコラがダメだった。
なんか急にイチャコラし出す展開がいかにも少女漫画的なご都合っぽさを感じて白けてしまった。ホロは確かに可愛いんだけど狙い過ぎ。ロレンスに至っては見た目も中身も全然魅力的じゃない。キャラデザもモブみたいだし。繰り返しになるけどまぁ好みの問題です。
あと内容は悪知恵を働かせて金を稼ぐロレンスの頭のキレと狡猾さに舌を巻くっていう意味では面白かったけど、割とスレスレなこともやってるので、これを経済の勉強になるって捉えちゃうのはちょっと違う気がする。
最終話まで見れずに断念したので、ストーリーに関しては「普通」とさせてもらいました。
フリ-クス さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
昨年の2月25日に『完全新作制作決定』の報が出てから、
まるっと一年間、放置プレイが続いている『狼と香辛料』であります。
なんかもう、ここまで徹底的にほったらかされると、
ほんとうに作ってくれたらラッキー
みたいな賢者タイムに入っておられるファンもけっこう多いのでは。
二期の放送が終わってから、もうじき14年ですものね。
はいはい、あと一、二年ぐらい待ちますよ。
どうせ権利処理だのなんだのでフリーズしてるんでしょ、
待ってたげるから好きにやったんさい。
と言えるぐらいには、視聴者もみんなオトナになっているわけで。
まあ確かに前作、一期二期のアニメは、
権利処理という観点からも、かなり興味深いものでありました。
僕はこの作品について考察しようとすると、
系統や完成度が真逆なんですが、
ずっと昔に作られた村上春樹さん原作の映画を思い出してしまいます。
はあ? なにいってんだおまえ。
そんなふうに感じられる方が大半でしょうし、
本編の評価にはぜんぜん、まるっきり関係ないことなので、
そこのあたりはネタバレで隠しときますね。
けっこう長いので、
権利処理や製作業務に関心のある方だけ、どうぞ。
{netabare}
いまや日本文壇の重鎮みたくなっている村上春樹さんですが、
デビュー作はかなり古くて1979年、
群像新人賞を受賞した『風の歌を聴け』という中長編であります。
実はこの作品、大森一樹監督の手によって1981年に映画化されておりまして、
なかなかにすさまじい仕上がりになっております。
原作ファンの方も未読の方も唖然ボーゼン、
舌打ちをしつつ上映中にこぞって席を立っちゃいそう、みたいな感じです。
ちなみに村上春樹さんご自身は、この映画に対して
僕がこの映画で個人的に評価するのは、
大森くんが「後先考えず」にとでも言えばいいのか、
とにかくやりたいことを若々しく、自由にやってくれたこと、
そして(中略)個性的な三人の若い俳優を起用し、
生き生きと上手に動かしてくれたこと、その二点だ。
僕がこの映画に関して言いたいことは、そこにつきると思う。
というように述べられています。いやあ、大人そす。
この春樹さんのコメントで注目すべきなのは
『やりたいことを若々しく、自由にやってくれたこと』
を評価している部分だと拙は個人的に思っております。
小説やマンガなどの『版権(原作)モノ』を映像化する場合、
制作者が配慮しなくてはならないポイントは以下の二つです。
① 著作権者監修
② 原作ファンの心理
このうち①は、ほんとに『絶対的』なものでありまして、
原作者が映像について「こんな改変・演出は認めない」と言ったら
上映なりOAなりができないことがホーリツで決まっております。
万が一、制作がやらかしてくれたら、
著作権者との間にハサまれた製作スタッフが、
痛む胃をさすりながら両者間を走り回ることになります。
ですから、春樹さんみたく
自分が書いたものと映像作品は別物だと理解しております。
それを承知で作品をお預けしたのですから、
どうぞ監督さんの思うままご自由になさってください。
という姿勢の原作者さんは、ガチで『神様』みたいなものでありまして。
もちろん、できてきた映像を気に入る・入らないはあります。
だけど、それと『許諾する・しない』は別のハナシ。
そこんところを理解してくれない『不安定な神様』も多数おられます。
だったら最初っから映像化許諾すんじゃね~よ、とか、
てめえで監督しろってんだつったく、なんてのは
製作・制作を問わず、この業界定番のグチなんじゃないかしら。
しかしながら『あきらかに制作がワルい』というトラブルも多々あり、
そこんところはケ-スバイケース。
とにもかくにも、菓子折りがたくさんいることだけは確かであります。
これに対して②の『原作ファンの心理』というのは、
ホーリツ的にはなんの保護もされていない、しかも曖昧なモノでして、
製作サイドとして極論をするならば、
板さえ売れてくれればビジネス的にはどっちでもいい
ファクターであると言うことができます。
ただし、大枚をはたいて映像化するということは、
その原作ファンが『劇場に来てくれる・板を買ってくれる』
ということを当て込んでいるわけであります。
ですから製作的には、なるべくなら原作のテイストにそったカタチで、
言っちゃえば『無難』なモノづくりをして欲しいのですが、
そうそう思い通りに動いてくれないのがクリエイターという生き物でありまして。
もちろん、尺や話数のカンケイで、
プロットを足したり引いたりするのは『あたりまえ』のことです。
(それでも『約ネバ』みたく大ブ-イングになることもあり)
それ以外にも、監督がアクの強い方で、
・この作品はこうした方がゼッタイ面白くなる。
・ファンが何を言おうが、オレはこの作品をこう解釈する。
みたいに突っ走ったりした日にゃあ、
それが原作ファンに受け入れられることを祈るしかありません。
{/netabare}
相変わらずマクラが長くて恐縮ですが、
僕がどうしてこんな狭い内輪話を書いているかというと、
本作『狼と香辛料』が、
原作とはまるっきりイメージの違うモノ
であり、それがファンに受け入れられた好事例だからであります。
(村上春樹さんの映画とは真逆の事例ですね)
物語の舞台は、中世ヨ-ロッパ風の架空世界。
架空と言っても、魔法使いだの悪魔だの妖精さんだのがいるわけでなく、
国名などがオリジナルなだけで、
かなり現実世界に近い設定になっております。
その世界で、旅の行商人クラフト・ロレンスが、
何百年と生きていて少女に姿を変えられる賢狼、ホロと出会います。
ロレンスは、故郷の村に帰りたいというホロの願いを聞きいれ、
二人で行商の旅をつづけながら、
その故郷の村『ヨイツ』を探すこととなります。
旅の途中で魔物を討伐するとか巨悪組織と敵対するとかは全くなくて、
お話の中心は平たくいうと『行商よもやま話』、
ロレンスが巻き込まれる商売トラブルのあれやこれやがメインになります。
通貨変動だの為替だの相場だの関税だの信用取引だの、
いわゆる『ケーザイ』のイロハ、
商取引の仕組みを物語にうまく取り入れた、かなり斬新な作品ですね。
内容的には初級レベルなんですが、
時代性、法整備や通信技術が未発達な世相がうまく組み込まれており、
けっこう興味深く楽しめる仕上がりになっております。
原作は支倉凍砂さんのライトノベル。
本アニメの元となった『狼と香辛料』シリ-ズは17巻で完結し、
いまは『新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙』というのをやっているそうです。
(ごめんなさい、読んでません)
大本となる『狼と香辛料』シリ-ズも何冊か読んだだけなのですが、
支倉さんは14歳から小説を書きはじめ、
16歳からいろんな文学賞に応募していたというキャリアの方だけあって、
ヘタベタ表現やこっぱずかしい直喩、ムダ長文などがなく、
わかりやすくてサクサク読める、楽しい作品だったと記憶しています。
特徴的だと思ったのは『心理描写』がすごく多いということ。
二人称で書かれているにもかかわらず、
たとえばロレンスが何をどのように、どのぐらい強く思ったのか、
みたいなことがストレートに表現されており、
行間を読むスキルがほとんどいらない書き方だなあ、と。
(もちろん読者層に合わせてるんだと思いますが)
そして同文庫のイラストは、文倉十さん。
ちょっとジュニアっぽい印象の、
少しメルヘンっぽい、かわいらしい絵を描く方です。
この支倉さんの書き方と文倉さんのイラストを組み合わせた印象は、
可愛らしいキャラクターが、
わちゃわちゃと楽しい会話をしながら旅をして、
おカネに絡むいろんな事件に遭遇したり巻き込まれたりする物語
みたいな感じではあるまいかと(もちろん拙的な主観ですが)。
で、アニメの方はどうかと言いますと、
しっとりとした情感のある、メリハリが効いた大人のビジネス寓話
みたいな感じに仕上がっております(いや、これも拙的な主観ですが)。
それぞれが面白い作品ではあるのですが、
そのテイストというか、受ける印象がまるで違うんですよね。
そのように印象が異なる要因は、大きく分けて三つあると僕は思っています。
一つめは『余分なモノローグの排除』。
二つめは『キャラデの大胆な変更』。
三つめは『役者さんのお芝居』。
まず一つめの『余分なモノローグの排除』ですが、
これは文章作品を映像化するときに、多く見られる傾向ですね。
表情、仕草、明暗、背景、アングル、SEなど、
映像作品には心理を描写する方法がいくらでもあるわけですから、
いちいち心情解説的なモノローグを挟む必然性はありません。
本作におきましても、
ストーリーの進行上でどうしても必要な場合を除き、
蛇足と呼べそうなモノローグが可能な限り排除されています。
それが適切な『間』と『タメ』をつくり、
手とり足とり何でも解説で少しジュニアっぽかった原作とくらべ、
オトナ向けの映像作品にシフトさせているんです。よき。
もちろん、ひたすらモノローグを削除すればいいというわけではなく、
本作とは真逆の『涼宮ハルヒの憂鬱』みたいな成功例もあり、
あくまでも作品の総合的なチュ-ニングのおハナシなのでありますが。
二つめの『キャラデの大胆な変更』は、正直、すごいです。
文倉十さんのタッチを踏襲してアレンジするのではなく、
『ヴァンドレッド』『怪物王女』などで有名な黒田和也さんに、
ほとんど一からキャラデを依頼して、
全く別モノと言っていいキャラビジュアルを立ち上げました。
これ、口で言うのはカンタンなんですが、
版権サイドにキャラデ変更を通すのってホント大変なんです。
なんせ『原作を売るために』アニメ化をしているわけですからね。
ましてや、版元が悪名高いカ〇カワですから。
いやほんと、よくもまあ通したもんだみのもんたよしのり(←死語)。
さすがに文倉さんに気を使ってか、
EDは画も音楽も、原作のイメージそのまんま。
逆に言うと、
キャラデ変更してなかったら本編もあのイメージになっていたわけであります。
もちろん『そっちの方がすき』な方を否定はいたしません。
いたしませんが、あくまでも拙的には、
変更したからこそ、このしっとりした世界観が出せた、
アニメ作品として成功する大きな要因になった、と愚考する次第であります。
(文倉さんファンの方々、ほんとごめんなさい)
三つめの『役者さんのお芝居』は、小清水亜美さんと福山潤さんが無双しております。
そもそもヒロインのホロは何百年と生きている賢狼ですから、
役作りがきゃぴきゃぴ少女じゃ『おかしい』んですよね。
それなりの落ち着きと見識を兼ね備えたキャラじゃなきゃイケナイわけです。
だからといって『熟女・おばはん』に振るのは、アニメ的にアレ。
ヒロインというのはあくまでも魅力的で、
視聴者を惹きつけるキャラじゃないといけません。
このジレンマをものの見事に解決したのが、小清水さんの役作りですね。
ソプラノボイスで語られる「わっち」「主さま」「ありんす」などの廓言葉は、
かわいらしいんだけど、その奥にはっきりと『艶』が感じられてよき。
この『かわいいくせに艶がある』お芝居って、ほんとに難しいんですよね。
理屈じゃなく感性的な領域で役を深くとらえていかないと、
なかなかこういった役作りに辿りつけません。
そして、単に『感性任せ』で押し切るのではなく、
それをきちんとカタチにしていく『技術』があるところがハラショーかと。
シ-ンや感情に合わせて緩急をつかいわけ、
冒頭と末尾の音の強弱によって微細な心の波を表現するなど、
ものっそい丁寧なお芝居が、ホロというキャラを際立たたせています。
そして、そのホロを受け止めるロレンス、福山さんの役作りも実によき。
原作設定では20代後半ということになっていますし、
エラそうなこと言うわりにミスったり日和ったりするキャラですから、
もっと若々しく演ってもよかったんです。
だけどそうすると、物語が軽くなる。
そして、ホンモノの若造をホロが『若造呼ばわり』したところで、
ホロの『何百年と生きている賢狼』っぽさがちっともでません。
中世で20代後半なら、子供が三人いてもおかしくない『おっさん』です。
その『おっさん』を口先で煙に巻き、手玉に取るからこそ、
ホロの賢狼っぽさというものが浮き上がってくるわけでありまして。
だからといって、ホンモノの『おっさん』みたく演じるのはホビロン。
それなりの知識と経験を蓄えいっぱしの商人面をするも、
ときおり『若気』が顔を出してしまうビミョーなお年頃であるわけです。
このあたり、
福山さんがほんとうまくチュ-ニングしているなあ、と。
いまでこそ原作を読み返してみると、
小清水さんと福山さんの声がアタマのなかに蘇ってきますが、
ゼロから読むイメージは、
文倉十さんのイラストに引っ張られることもあり、
二人とも、もっと若々しくてわちゃわちゃしている感じなんですね。
ここのところのイメージ変換、
小清水さんと福山さんが創造した『若さと渋さが同居するオトナ』の造形が、
物語に絶妙な深みとコクを与えていると思う拙であります。
僕的なおすすめ度は堂々のAランク。
全てのアニメにきらら的なアレを求めている方々にはちょっとナニですが、
そのへんもホロのケモ耳とふさふさ尻尾で、ぎりフォロー。
さすがオオカミというか、
平気でばっぱか脱いですぐまっぱになるところなんか、
手塚〇虫的なサービスカットと言えなくもなく。
ホロがロレンスを会話のキャッチボールで手玉に取るところは、
なんというか『からかい上手のケモ耳さん』みたいな感じで、
一定の需要は満たしてるんじゃないかしら。
ただ、見どころは『剣も魔法もないファンタジー』の謳い文句どおり、
中世のしっとりとした空気感や、
ホロとロレンスの、こじゃれたふうベタ甘会話、
よく練り込まれたビジネストラブルにおける知略勝負のドキハラ感、
みたいなところではあるまいか、と愚考いたします。
全13話の物語は、大きく分けて三部構成。
出会い編で二話、オオカミバレ編四話、羊編七話みたくわかれておりんす。
ただ、それぞれにテ-マときっちりした起承転結があり、
ショ-トプロットがうまく差し込まれているので、
長いという印象ではなく『ていねいに描かれている』という感じかと。
{netabare}
最後の羊編は、さらに大きく分けてみっつ。
・武具を手にいれてドヤ顔編
・相場大暴落で崖っぷち編
・羊飼いを巻き込んでの金塊密輸編
という感じにわけられるので、七話あってもぜんぜん長く感じません。
ちなみに金塊の密輸というのはれっきとした『犯罪編』でして、
内容的にもチカラワザ。商売どうこうの『知恵』はカンケイありません。
ロレンスが、自分を裏切った商会の手下に向かって
おまえたちと一緒にするな
なんて言ってましたが、基本、同じ穴のムジナでありんす。おまゆう。
{/netabare}
制作は、これが四年ぶりの元請けとなるイマジン。
作画に関しては、超美麗、とまではとても言えませんが、
15年前のアニメとしてはかなり頑張ってます。
全体的にしっとりとした雰囲気がほどよく漂っていて、
違和感なく楽しめる良作レベルかと。
ただ、何があったのか知りませんが、
本作を最後にアニメ制作から撤退しちゃうんですよね、イマジンさん。
(二期は、制作会社が変わっております)
その後、子会社でエロゲやエロアニメなんかをつくっており、
なんかよくわかんない感じに迷走されております。
役者さんのお芝居は、既述どおりハイレベル。
小清水さんと福山さんのメイン二人はもちろんスゴいんですが、
わきを固めるキャストもみんな水準以上。
{netabare}
個人的に好きなのは、羊飼いのノーラを演じた中原麻衣さん。
ノ-ラって、気弱そうな外見や物言いとはうらはらに、
けっこう計算高くてしたたかですし、やることもエグいんですよね。
オンナの強さの体現というか、
まさに『羊の皮をかぶったオオカミ』でありんす。
中原さんって何を演らせてもうまいんですが、
とりわけこういう役どころ演らせたら、めっちゃハマりますよね。
いやほんと、オンナは怖いです(←差別発言)。
{/netabare}
音楽は、清浦夏実さんが歌うOP曲『旅の途中』が絶品です。
本編で描こうとする世界観とカンペキにリンク、
このOPなくして本作の成功はなかった、なんて強弁してもいいレベルかと。
楽曲のできのよさもそうなんだけど、
ゼロから曲作りをスタートして、
あの原作からこんなにしっとりとした美しい楽曲を作れるって、
なんかすごくないですか?
劇伴も、古楽や民族音楽ベースの吉野裕司さんに依頼し、
アコースティック主体で、
映像にも作品の時代背景にもうまく溶け込んでいて、よきです。
唯一の例外がEDなんですが、
これは前述のとおり、原作者・ファンへのエクスキューズかと。
そのよしあしについては、
皆さまそれぞれ一言あるかと存じますが、
権利処理とは、かくも妥協点さがしの繰り返しなのであります。
とにもかくにも一風変わった、
そして見ごたえのあるオトナのファンタジー作品であります。
なろう系ご都合ファンタジーに食傷気味の方も、
そうなんだよなあ、
物語って、ホンライはこういうものなんだよなあ、
なんて感じていただける逸品ではあるまいかと。
そして、あの『リコリコ』ではじめて小清水亜美さんを知った方にも、
ぜひに、とおススメしたい、彼女の代表作の一つでもあります。
12歳から劇団若草に所属していたとはいえ、
本作公開時は、まだ23歳だったわけであります。
それでこの表現力というのは、さすが小清水さんとしか言いようがなく。
基本が完璧にできているうえに、
役柄を『皮膚感覚的にとらえる』感性がスゴい方なんですよね。
ほんとうに三期があるのか、
あるとしても、一期・二期と同じテイストになるのか、
そこのあたりは、現段階(23年4月06日)ではちょっとわかりません。
わかりませんが、単体作品としてもすごく出来がいいので、
未視聴の方はもちろんのこと、
既に視聴された方も、もっかい見ても損のない作品ではあるまいかと。
え~~、でもケモ耳なんでしょ?
なんて思われる方がおられるかも知れませんが、
そういうアレなご心配は無用です。
ケモ耳とハサミは使いよう。こっちは正しいほうの使い方ですね。
決してナニな作品ではありませんので、
安心してお試しください。
全国のクリエイターを目指すみなさまも、
ケモ耳は用量・用法を守って正しくお使いくださいませ。
**************************************************************
ここからは、原作とアニメについての個人的な意見です。
本作にはまるっきり関係ありませんし、
あくまでも拙個人の主義主張みたいなものですから、
まるっとネタバレで隠しておきますね。
{netabare}
本作『狼と香辛料』は、原作とのイメージ変換が、
原作ファンにも好意的に受け取られて相乗効果を発揮したという、
けっこう珍しいタイプの成功事例であると拙は思います。
原作に対して大きなアレンジをした場合、
たいていは『ちげ~だろ』とか『わかってね~な』とか言われて、
ネット上でフクロにされる場合が多いんですよね、現実は。
この点に関してはいろんな意見があると思いますが、
僕個人としては、原作という『壁』に向かって果敢に挑んでいくという、
監督のクリエイティヴィティ
というものをリスペクトしたいと考えています。
冒頭にご紹介した村上春樹さんの言葉をお借りするなら、
もしここに硬い大きな壁があり、
そこにぶつかって割れる卵があったとしたら、
私は常に卵の側に立ちます。
みたいな感じですね(おいこら、なにさまだ、僕)。
ただしそれは『なんでも擁護』という、
バカ親まるだし的な意味で言っているのではありません。
プロの評価はできあがった作品がすべて。
作品が原作と比較してあきらかに『つまらない』ものであれば、
フクロにされるのは当然のことであると思います。
一部の原作厨の方を除き、原作ファンが怒っているのは
『原作をかえた』ことではなく、
『原作のおもしろさを損なった・つまらなくした』
ことに対してであると僕は思っています。
より面白くした・付加価値をつけたのなら、ふつうは怒りませんって。
実際のところ『改悪』と呼べる作品が存在しているのは『事実』です。
そこはもう、フクロ、フルボッコでいいんじゃないのかな、と。
それを擁護するつもりも、擁護すべき必然性もありません。
だけど、それにビビッてガチガチのモノづくりしかできないようならば、
それはもう『文化』と呼べるものじゃない、とも拙は考えています。
『原作を大事にする』ことと
『原作に媚びへつらう』ことは違うだろ、と。
サカナをブツ切りにしてお皿の上に並べただけのものを出され、
これが『素材をダイジにした料理』です、とか言われても困っちゃうわけですから。
(せめてウロコぐらいとろ~よ、ウロコぐらい)
これからも版権モノのアニメというのは
「おお、その手できたか」と原作ファンを唸らせるものや、
「文章やマンガをただ動かした」だけのもの、
「てめえコラ、ちょっとこっちこいっ」と原作ファンを激怒させるもの、
いろんなものが出てくることかと存じます。
僕個人といたしましては、
粉々に砕け散ったタマゴの破片をせっせとホウキで掃きあつめながら、
まあ、しゃあないよな。
次、がんばればいいんだから、
顔だけは、あげとけ。
なんて声をかけてあげたいと、秘かに思っている次第なのであります。
{/netabare}
シボ さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
よこちゃん さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
Twitterのフォロワーさんにお勧めいただき視聴。原作のラノベは2006年から現在も続いており、その間、漫画、アニメ、ゲーム化など展開しているからかなり有名な作品だと思われますが、お恥ずかしながら題名すら知らずでした。とりあえず1期13話を視聴しレビューしていましが、思ってたより好評価の方が多く恐縮です。
2008年放送ですが、アニメ歴2年半で浅い私は獣娘は可愛いと思うし、多くのアニメにいますが。2008年当時は目新しかったのかなと。主人公は商人のロレンスだが、明らかに狼娘のホロにスポットを当ててる感じで、話し方も独特で遊郭言葉?です。主要な登場人物も少なく、ロレンスとホロのやり取りがかなり多い。この二人の掛け合いが楽しむ所で、逆に楽しめないと致命的かもしれません。わたしは普通に観ましたが、少しロレンスのキャラが好青年優しいお人良しで、癖があまりなく個性の強いホロと少し釣り合いが取れてない気がしました。
商人の話に特化していて、経済関係の話、為替や信用買いなど、アホな私はちょっと分からなかったな、とかよくあり、1周で完全に理解出来る人少なそうなんですが、商人の話をざっくりで観る事も出来て評価が上がらない可能性はあるのかなと。実際、ネットでも詳しい考察のサイトがあり、それを観るとなるほどよく出来てるんですよね。私としてはこの作品はアニメより小説で読んでみたいなと思いました。
絵は約15年前の作品としては綺麗です。キャラ絵は昔の美少女キャラで目が大きいんですが、可愛いくないわけでもないし、評価も4.0にしました。
音楽はOP曲がかなり良くて好きです。BGMはあまり気にしないんですがコミカルで良かったです。
大人向けのアニメじゃないでしょうか。珍しく戦闘シーンあるわけでもなく、ロレンスとホロと商人の話が淡々としてて、おそらく最近のアニメから入った私だから物足りなく感じたのかもしれません。怒られるかもですがこの評価になりました。
しかし評価の高いアニメであるのは間違いなく、お勧めは致します。私平均満足度3.0以上は基本お勧めなんで(^^)
引き続き2期視聴します。
2023年2月21日
白毛和牛 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
この作品は行商をテーマとしたアニメでは非常に珍しい作品なんだけど、
正直に言うと行商に関する所は難しさも有る上に
また本作自体の内容が地味かなとは思いますが、
それでも本作に関してはホロとロレンスの掛け合いとかは面白かったし、
特にホロのキャラクターは小清水さんが演じてる事もあって印象的なキャラでした。
【評価】
65点・2B級
Lilac さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
本格的な商人系アニメで、ストーリーも面白い上に為替などの経済、行商について学べたりもできるので一石二鳥な作品だと感じた。共に旅する狼のホロとの関係の進捗も見所で世界観もとてもよく引き込まれる作品。
mon(萌レビュー) さんの感想・評価
4.0
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
オオカミの賢狼ホロと行商人の主人公が旅をするはなし。行商人としてのディール(取引)も見ていて面白い。世界観は中世のヨーロッパとかかな。オオカミ少女と出会ってなし崩し的に一緒に旅をすることになり少しずつ恋愛へと発展していく。
ホロと別れそうになるけどしっかりと男気を見せる回は感動した。未だに思い出に残る名作。
nobody さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
二人の信頼関係がよかった。主人公何やってんだと思い通りにならないことがあったがそれもまた人間味があって良かったと思う。
ウェスタンガール さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
そう、ホロは嘆くのを止めて旅に出るのである。
そんな心情をストレートに歌い上げる清浦夏実さんのオープニング曲、『旅の途中』の哀愁漂うメロディも良いのだが、何といってもエンディングが素晴らしい。
リンゴ日和 『The Wolf Whistling Song』のレトリックが効いたリリックは、さすがイギリス出身の方と言うことで、いわゆる謎かけ歌(リドル・ソング)の体裁を取っているようだ。
マザーグースのような言葉遊びが楽しいのだ。
そして、Howling(遠吠え) ではなく Whistling(口笛え)と言うところにホロらしさを感じる。
楽しげな口笛は、寂しさの裏返し。
虚勢を張る“ 賢狼”の悲しみが良く表されているように感じるのだ。
そして、それにぴったりとマッチした調べと歌声である。
山下太郎&noeさん、GJです。
ちなみに、“ゼーガペイン”のエンディングテーマ、『リトルグッバイ』も彼らのお仕事だそうで、機会があれば是非^^。
豊穣の神であったホロの旅路は、『旧約聖書』を紐解くまでもなく、知恵と、何より愛の木の実であるリンゴを齧りながら、北へと向かうのである。
北欧神話の故郷、オオカミが本来の意味で「大神」として恐れられた地へ。
因みに、同様の神話が存在する日本においては、概ね豊穣神の地位はキツネが乗っ取っている。
ホロのキャラデザ、キツネっぽくないか?
RFC さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
nyaro さんの感想・評価
3.8
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
さて、全体的なストーリーは面白いと思います。ホロとの出会いやエピソード毎の事件の緊迫感やラブストーリーがなかなか進まないようで進んでいる感じもいいです。
絵柄もいいし背景もいい。画面の雰囲気は少しくすんだ感じで味わいがあります。
キャラ的にはホロのヌードはまあ全く色っぽくないですが、セリフとかツンデレなのはなかなかいいですね。あの冒頭出てきた女性とか羊飼いの少女とかもなかなかのキャラ付けかと。
羊飼いの少女がなんで狼に強いのかの説明がちょっと曖昧だし、犬もホロに吠えるとかのシーンがなかったのでそこの設定はよくわかりませんでした。
欠点です。肝心の商取引です。{netabare}特に武具のところですが、あそこを見る限り、信用取引ができる裏付けも商取引の慣習もセーフティーネットもない感じがしたんですけど、どうなんでしょう?
あの債権譲渡した商会はどうなるの?それでいいならヤバくなったらみんなそれでいいじゃん、という感じです。もちろん武器が値下がりしてなければそれで良かったんでしょうけど、香辛料の相場の差がない事で手を出さないのに、高級武具の相場についての情報がないのに手を出したのはなぜ?銀も香辛料もあれだけ慎重だったのに悪徳商会とそれで信用取引するなんて…
この回の最大の問題は武器の値段の情報の不自然さにつきます。しかも主人公から言い出した話です。あの商会は武器さえ値下がりしてなければ、債権を飛ばすメリットがないですよね?しかも破産寸前なのにコショウを現金で買えるキャッシュももってました。
ちょっと良くわからないので後で何かで意味を調べるかもしれません。
その差額を埋めるための密輸…あそこで利害関係が異なる人間に金を更にかすとか…。借金も配偶者を連れて歩くのが駄目とかいう世界観でしたっけ?お話のためのお話感があって、肝心の商売と道徳感の部分が理解できませんでした。{/netabare}
総評すると、全体的な旅の話と2人のラブストーリー的なところと掛け合いはとてもいい感じなんですけど、中身がなあ…銀の貨幣の価値のところはまだ理解できますが、武器のところがなあ。私の理解不足なのか設定が安易なのか今のところわかりませんが、いずれにせよ納得感は無かったです。
ストーリーの評価を低めにつけていますが、これ、商取引云々を単なる話の展開と割り切ってしまえば、面白いです。4くらいつけてもいいかもしれません。一応、題名の香辛料が経済を指しているなら、そこはちゃんとやって欲しいので、2.5にしました。
ただ、まあ商取引が緻密だという意見も当時聞いた気がしますので、私がもう一度ちゃんと見た方がいいんでしょうね。
追記 「…ありやんす」が語尾かと思ってましたが、さっき確認したら「…ありんす」でしたね。久しぶりに聞くとやっぱりいいですね。
U-yan さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
個人的な好みでは観る事はなかったと思いますが、あにこれでの評価を参考に観てみました。私個人の感想で言いますと「ジブリ感」ですかね。映像、音楽、世界観とかがとにかくジブリっぽかった気がします。そしてみなさんが言うようにホロは激カワです。小悪魔というか魔性というか・・・。なのに長い事生きている狼の神なんです。人間の姿で行商人と旅をして行く話ですね。金銭的にも二人の関係的にも壁にぶつかり、それを乗り越えていくといった話だと思います。
og3jar さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
けいおんや、ゆるキャン△みたいなほのぼの系と思ったら、思ったよりほのぼのしてなかったので、断念しそうになったけどホロが可愛いから最後まで観れた(笑)
話が少し難しく、自分が馬鹿だからもあるだろうけど、分からないことが多々あったが、自分みたいに分からない人が知恵袋で質問して分かりやすく教えてくれていたので理解出来た、2期も観ようと思う
ひで さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ほのぼの系のアニメです。ヒロインが可愛いすぎてはまりました。アニメ自体も面白いです。漫画も完結しているので原作は長くなるでしょうから、コミック版で3期を製作して欲しいです。VRアニメなどはやめて(笑)募金もかなり集まっていたのに勿体ないです。
1Elaina さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
このアニメの感じはとてもきれいです。
彼らの感情に浸りました。
ホロは最高の人生の伴侶だと思います。
彼らのように私の人生が面白いことを願います。
でもまずはおもしろい人になりたい
ひろたん さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
overnao さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
2000年代後半は名作が多すぎてこの作品はやや埋もれ気味ですが、それでも本作はアニメ史に残る名作だと思います。
「けもの耳」「バトルものじゃないファンタジー」「商業・経済がテーマ」「中世ヨーロッパが舞台」「大人の主人公&ヒロイン」という点で、学園モノラブコメが増産されていた放送当時には他の作品とは異なる魅力を放っていました。
この作品の本質は、登場人物(特に主人公とヒロインの)ウィッティーな掛け合いにあります。特に派手な展開は無いのですが、中世ヨーロッパを舞台とした物語の中で主人公らの愉快な会話を味わうというのが本作の楽しみ方だと個人的に思っています。
作画に関しては正直そこまで良くはないのですが、ケルト風の音楽と、キャラクターの魅力、うまい声優の演技が相まって、作品全体としては高い完成度に仕上がっています。
けもの耳が流行していたり、バトルものより日常系が人気を集める現代にこそ、このアニメは必要じゃないかと思っています。(追記:なんて言ってたら、あにこれの「もっと評価されるべきおすすめアニメランキング」の6位に食い込んできましたねー)
tatsuya さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
総評 おススメ
長い時を生きる狼 ホロ
普通の行商人 ロレンス
ある町で出会い物語がはじまる
商人として成功したいロレンス
その様を横で面白おかしくながめるホロ
ふたりの雰囲気、会話でほっこりするアニメ
狼と香辛料のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。
あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら。
狼と香辛料のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら
こちらのフォーム よりお問い合わせください。
旅から旅へ各地を巡り、物を売り歩く行商人として生きるクラフト・ロレンス。
収穫祭に沸くパスロエの村へ行商に訪れたロレンスはその帰り、自らの荷馬車にとんでもないモノが入り込んでいたのを見つけてしまう。パスロエで仕入れた麦束に混じって眠りこけていたのは、獣の耳と尻尾をそよがせる美しい少女だった。
自らを『ヨイツの賢狼』ホロと名乗り、長いことパスロエの麦を豊作にするため手を貸していたと嘯く少女。左前脚だけとは言え狼としての姿まで見せられたロレンスは、ホロの素性を訝りながらも「遙か北の故郷に帰りたい」と願う彼女を旅の道連れとすることになる。
賢狼と行商人の軽妙洒脱な掛け合いに彩られた、彼らの行商模様と道中での様々な事件を描く、「剣も魔法もない」ファンタジー・ストーリー。(TVアニメ動画『狼と香辛料』のwikipedia・公式サイト等参照)
小清水亜美、福山潤、名塚佳織、中原麻衣
原作:支倉凍砂(『狼と香辛料』電撃文庫刊)、キャラクター原案:文倉十、 監督:高橋丈夫、脚本:荒川稔久、キャラクターデザイン・総作画監督:黒田和也、色彩設計:佐野ひとみ、美術監督:小濱俊裕、美術設定:塩澤良憲、撮影監督:松井伸哉、編集:ジェイフィルム、音響監督:高桑一、音響制作:神南スタジオ、音楽制作:JVCエンタテインメント、音楽:吉野裕司
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両親を戦争で失い、武器に関する一切を憎むようになった元少年兵ヨナは、ひょんな事から若き女性武器商人ココ・ヘクマティアルと、彼女が率いる私兵達と共に世界中を旅する事になるのであった……。
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