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「劇場版 響け!ユーフォニアム ~誓いのフィナーレ~(アニメ映画)」

総合得点
87.5
感想・評価
407
棚に入れた
1876
ランキング
148
★★★★★ 4.3 (407)
物語
4.1
作画
4.5
声優
4.3
音楽
4.4
キャラ
4.3

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劇場版 響け!ユーフォニアム ~誓いのフィナーレ~の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

glashutte さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

2年生の久美子たち

久美子たちが2年生になった年を駆け足で劇場版にしました.

「響け!ユーフォニアム」らしいギスギス感は,ユーフォニアムの夏紀先輩と奏ちゃんの関係で出ています.
また,関西大会前に2個上の中世古香織先輩,田中あすか先輩,小笠原晴香先輩が出ていて,懐かしく,目頭が熱くなりました.(台詞はほとんどなかったけど.)

演奏シーンも最後に長めにあり,やはり演奏シーンは大事ですね.どんな曲を演奏していたのかわかって良いです.

全体的にかなり駆け足なので,2年生編を知るには,劇場版「リズと青い鳥」と「原作小説」を見ることをお勧めします.

投稿 : 2024/04/21
閲覧 : 27
サンキュー:

3

U-yan さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

久美子2年生です!

劇場版、約100分。
昨年の全国進出をキッカケに新入部員もたくさん入ってきて新たに全国を狙う久美子2年生編ですね。
北宇治高校吹奏楽部として初めての後輩も出来て久美子には新たな問題が降りかかるわけです。ナイーブな新入部員ばかりですw
1年生編もそうでしたが、全国を目標とする部活には下剋上はあって当然。なかなか難しい問題ですよね〜。
アニメ1.2期同様、やっぱ素晴らしい作品でした。
1年生編はアニメで計26話。2期の1話は2話分の47分だから実質27話分あります。
2年生編はこの100分と「特別編アンサンブルコンテスト」の約1時間。
正直言うと1年生編のようにもっと長尺で観たかった気持ちもあります。良い作品だけにね。
あと今更だけど、うっすら百合感があるのが良いですな〜w

投稿 : 2024/02/28
閲覧 : 48
サンキュー:

3

lumy さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

素晴らしい映画でした。

原作未読、アニメは全話視聴済みです。

本作は、劇場で観ることができなかったのですが、
NHKがテレビ放送をしてくれたので
やっと観ることができました。

京都アニメーションの作品は、好きな方だと思います。
もちろん、私の趣向と合う作品と合わない作品があるのですが、
好きになった作品は、軒並み高評価になりました。

その好きな作品を思い返してみると、
今まで京アニ作品というブランドで括っている感じがあったのですが、
それぞれの作品ごとに、ちゃんとカラーがあるんだなと
改めて思うこととなりました。

ハルヒは奇抜さを、Airは美麗な作画を、
中二病はキャラを、たまこはおだやかさを、
そしてユーフォは、リアルを感じます。

もちろん、ちょっとデフォルメされている部分もあると思うのですが、
高校時代の、あの熱量と、未熟さと、不明瞭さを、
できるだけ忠実に表現しようという制作陣の意気込みを感じました。

私自身、ユーフォみたいな熱量のある高校生活を
送ってはいませんでしたが、
心が動かされるのは、
あの時のモヤモヤがざわつくからなのでしょう。

これをアニメで表現できる京都アニメーションは、
やはりすごいですね。
きっとこれからも、
視聴者を驚かせるような作品を魅せてくれるでしょう。

3期は、初めてNHKとタッグを組みます。
本作がどのような結末を迎えるのか
楽しみに待っています。
(最後は劇場版、になったら次は観に行きます。)

投稿 : 2024/01/07
閲覧 : 416
サンキュー:

21

アニメに覚醒 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

魅せてくれるね!

吹奏楽部の青春だけで、この題材だけでこれだけシーズンが続いて映画も出て、もはや説明不要の面白さありきやね(゚Д゚)

野球もサッカーもほんとすごい作品数と名作の数々やけど、吹奏楽部ってあった?

琴の部活のやつも含め他にもたまにそんな題材で?って思う作品がアニメ化してるけど、相応の理由があるなといつも見たあと心から納得するっちゃね(゚Д゚)

とあるシリーズとか、ソードアートとか続いてても正直理解できないやつもあるから全てではないが、これだけ作品でるには理由があるね(゚Д゚)

演奏で5分とか使っててだれの回想もセリフも入らず音楽だけとか尖りすぎてて大好き(゚Д゚)

そんな心持ちの人にお勧めします(゚Д゚)

投稿 : 2023/11/05
閲覧 : 91
サンキュー:

1

takarock さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

北宇治高校吹奏楽部クロニクル

けいおん→たまこまーけっと→たまこラブストーリーを辿った時の変化については、
以前のレビューでも書きましたが、何年もレビューを書いていなかったので、
今一度おさらいしたいと思います。

けいおんというのは一時代を築いた萌えアニメの金字塔であり、
もはや伝説と言っても過言ではないでしょうし、究極の萌えポルノです。
こんなに視聴していて気持ちいいものはそうそうないでしょう。
いつまでも愛玩動物のような萌えキャラの戯れを観ていたいという癒し。
しかし、けいおん2期で残酷な現実を視聴者に突きつけます。
『終わらない日常ではなく、卒業という終わりが待っているよ』と。
ある意味庵野監督が、エヴァンゲリオン旧劇場版で、
『日常に帰れ』とオタクに突きつけたこととリンクする部分はあるのかもしれません。


けいおん→たまこまーけっとで見せた変化は、社会性の導入です。
けいおんでは排除されていた大人や男性の存在です。
けいおんでも山中さわ子という教師が存在しましたが、
大人として描かれていなく、あくまで唯サイドの存在です。
可愛い女性キャラが戯れるアニメなんて特にそうですが、
大人や男性ってノイズになりがちなんですよね。
ノイズとはどういうことかと言うと、作品への没入感の阻害です。
たとえば異世界転生もので、大人が出てきて進路の話とかされたら萎えちゃいますよね。
つまらない現実を忘れ、作品に逃避したいと望む視聴者は多いでしょう。
特にこんな時代だとなおさら。


たまこまーけっと→たまこラブストーリーで見せた変化というのは、
キャラのアイドル性の剥奪です。
たまこはキャラデザという視点だと、けいおんに類似していて、
恋や愛とかには無縁というアイドル性がありましたが、
たまこラブストーリーでは、実はただの恋する普通の女の子だったと描かれてしまいます。


ぐだぐだと書いてきましたが、
結局のところ、可愛いJKキャラの周りには親や教師とかの大人がいますし、
異性だっている訳です。当然恋に落ちることだってあるでしょう。それが普通なんです。

という背景の延長線上に「響け!ユーフォニアム」という作品が存在します。



主人公である黄前久美子は、もはや萌えキャラというよりも、ごく普通のJKとして描かれています。
どこか冷めていて、そつなくこなしていくタイプ。
今現在の若者(Z世代)より一つ上のさとり世代っぽさがあり、
それがモデルになっていると思います。


しかし、そんな久美子にある2人との出会いがあり、2つの変化が見られます。
これは映画やマンガ、もちろんアニメもそうですが、
物語前と物語後で、どう主人公が変わったのかというのは、
創作する上で、最初に決めなければいけない程、重要事項です。


まず、1つ目の重要な出会いは高坂麗奈。
元々知り合いではあったので、厳密に言うと、出会いではないのですが、
高坂麗奈と親密になることによって、久美子は変化します。
この二人の関係は、共犯者として秘密を共有するような艶めかしさがあり、
百合好きの私としても、キタコレ!!と興奮しましたが、
この関係は1期がピークです。
麗奈との出会いで何が変わったのかというと、
『麗奈と肩を並べられる存在でありたい!』という強い渇望を起点として、
ユーフォニアムを本気で上手くなりたいと、演奏に真剣に向き合うことです。


そして、2つ目の重要な出会いは田中あすか(先輩)です。
部内でも実力は飛び抜けていて、誰もが特別な存在として一目置く。
しかし、そんなあすか先輩も普通の高校生であり、悩みを抱えていた。
久美子はその背中を見て学び、
あすか先輩が卒業する際に、バトンを渡されます。
ここで起きた久美子の変化というのは、
全国で金を獲る為に部内をまとめていくという先輩としての責任感の芽生えです。


今作では必死に後輩の悩みを聞いたり、指導していく久美子が見られます。
どこか冷めていて、なんとなくという姿勢の久美子は、もうそこにはいません。
これがキャラの成長です!
これが『この作品を視聴してきてよかった』という高揚感に繋がるのです。
さて、今作において誰が一番成長したのかというと、新入生の久石奏でしょう。
まぁもう久美子は成長し切ってますからねw


そして、次の曲が始まるのです!
「響け!ユーフォニアム3」 2024年4月より放送決定!!!

さて、最後にスポコンの世代交代について書いていきたいと思います。
響け!ユーフォニアムという作品は、等身大のJKが主人公であるアニメであり、
吹部を舞台にしたスポコンものです。

スポコンものには、時代の変遷と共に変化していったことがあり、それが「世代交代」です。
たとえば、SLAM DUNKは桜木花道が1年の頃が最強メンバーであり、
あれを超える面子を読者は想像できません。

シュート!というサッカーマンガがありましたが、
これも1年が2年に、2年が3年になっただけで、世代交代までは描かれていません。
新入生もレギュラーメンバーを脅かすような存在はいませんでしたし。

野球マンガのダイヤのAで、とうとう世代交代が描かれたなと、個人的に感じました。
もちろん、それ以前の作品で描かれたものはあったのかもしれませんが。
なにが変化したとのかというと、主人公が1年の時が最強というフォーマットの終焉です。

おそらく、響け!ユーフォニアム3は、久美子が部長として部を率いて、
歴代最強メンバーで、全国で金を目指すということになるでしょう。
久美子たちが1年だった時の面子よりも強いと思わせるのはなかなかに大変でしょう。
果たしてどんな新入生が入部してくるのか、今作の1年が2年になり、どう成長したのか、
久美子たち3年生たちは?と今から楽しみです。
あっその前に劇場版(響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト)
観ないとw

投稿 : 2023/09/15
閲覧 : 175
サンキュー:

13

ネタバレ

これ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

めちゃくちゃいい劇場版だった

だけに、ツークール分アニメで2年生編見たかったので悲しかったのもある!
アニメの出来は100点満点だけど
みぞれとかもっとみたかったなあとか、、

投稿 : 2023/08/23
閲覧 : 129
サンキュー:

4

Kivat_Bat さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

面白すぎる

しかしなぜ劇場版にしたのでしょうか。
1年生の1年間はアニメ2期分使ったのに対し、2年生の1年間は劇場版1本に凝縮した訳で、一つ一つの出来事が直ぐに終わってしまい、勿体なく感じました。
鬼滅の刃の無限列車編みたいに、ワンクールに再編集してもらいたいですね。
内容が最高なだけに、もっとじっくり観たいです。

投稿 : 2023/07/23
閲覧 : 119
サンキュー:

4

nyamu さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

とても良いとしか言うことはない

久美子の2年生編。

新1年生も入ってきて色々面倒なことだったりとかの話が絶妙なリアルさがありますw
この作品は出てくる人数が多いのに、それぞれ個性があって描き分けられているのがすごい。

当然のことながら1期、2期を見た人は必見ですね。今回も熱かったです。

久美子が2年生になって先輩として動いていたり、去年2年生だった優子、夏紀が今回は3年生になり部長、副部長として部をまとめていたりと成長している姿を見ることができるのが本当に良い。

演奏のシーンは圧巻。普通なら(って他をよく知りませんが)こういうシーンは今までの回想やそれに合わせたセリフが入ってきたりすると思いますが、ただただ本気の演奏シーンが流れる。映像と音楽ががすごいから見ている方も本気になって息をするのも忘れるほどに見入ってしまいます。

リズと青い鳥を先に見ているので特にみぞれの演奏シーンは感無量でした。

作画もストーリーも音楽もキャラも全てが文句なしに満点なのですがストーリーが4.5なのは映画一本で2年生編が終わるのは勿体無いから。もっと1クール使ってじっくり見せてほしかった(泣)
優子と夏紀、希美、みぞれの今回の3年生組の面々も好きなので。下部ちゃん先輩も良かったですし。

面白い映画は時間をいつもなら忘れて見られるのに、ずっと見ていたくて終わってほしくなくて、終わりを気にしながら見たのは初めてです。

テレビシリーズに引き続き文句なしでした、

投稿 : 2023/07/19
閲覧 : 107
サンキュー:

9

ネタバレ

たかし さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

密度が凄い

冒頭から一気に引き込まれる展開で1時間40分とは思えない満足度だった
新入生がそれぞれ個性的で良かった
1期では悪役みたいなポジションだった優子ちゃんが部長としてみんなを引っ張っていく姿に感動した
次に繋がるような終わり方だったのでこれからの展開にも期待したい

投稿 : 2023/07/10
閲覧 : 386
サンキュー:

14

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

劇場版は久美子2年生編のストーリー

こちらは久美子が2年生に進級してからのストーリーとなりますが、
まあ内容や雰囲気的な物はTVシリーズの頃と変わらない印象ですが、
ただ劇場版の短い尺のせいでTVシリーズの頃と比べると明らかに余裕の無い詰め込み気味の構成で
確かに相変わらずの面白さだけど評価的にはTVシリーズよりは少し落ちるかなと。

【評価】

88点・2A級

投稿 : 2023/07/08
閲覧 : 54
サンキュー:

1

ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

思いは引き継がれていく

久美子たち1年生も2年生になり、部長が吉川優子、副部長が中川夏紀で再スタートした吹奏楽部。

久美子が教室でひとり吹く「響けユーフォニアム」に2期を思い出しながらちょっぴりしんみり。

部長の優子が今年の目標に「全国大会出場」を消して「全国大会金賞」と書いたところは胸が熱くなりました。

しかし新しく入部した1年ってクセのある子多いw
でもそこがユーフォらしいのかも。

私も久美子と同じくあすかだったらなんて言ったんだろうって考えながら見てました。

1期から見てきたからこそ、久美子が奏(かなで)へ話した言葉にじんわりくるものがあるし、2期でのあすかとのあの対話を回想しながら見ると心に来るものがありました。
久美子みたいに本気でぶつかって受け止めてくれる先輩に出会えた奏って幸せだなって思う。

関西大会に懐かしい先輩たちが見に来てくれたところは私も見てて嬉しくなっちゃいました。

大会の結果は・・
結果に崩れ落ちて泣くくらい悔しかったのに、みんなの前では部長として落ち込むみんなを笑顔で励ました優子の姿にうるっと。。

奏が久美子に「悔しくて死にそうです!」って泣きながら言ったところは、あーこうやって思いは引き継がれていくんだなってここでもうるっと。。

すごく良かったし、いい作品だと思ったんですが、できたら1クールで見たかったです。
あとスマホで撮影動画演出は最後の久美子のとこだけならいい感じだけどあとは・・

次は夏の劇場版と来年の3期ですね!!
すごく楽しみです♡

投稿 : 2023/05/07
閲覧 : 177
サンキュー:

37

ネタバレ

waon.n さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最上級の賛辞を

【First】

 京都アニメーションで一番好きな作品群は何だ? と聞かれたらもう迷わずユーフォです。 これまでであれば『ヴァイオレットエヴァーガーデン』『CLANNAD』あたりと悩むところでしたが、今回のを観て一つ頭抜けちゃった感じがしました。泣けるって意味ではこの2作品の方が泣けるんですが、ざっくり言うと表現力がしゅごいって話で、その辺りを中心にレビューしていきたいなって思っています。
 とりま、これを観る前には必ず1~2期は必修で、『リズと青い鳥』っていう傑作も観ておくとより楽しめます。


【Staff】

 原作            武田綾乃
 監督            石原立也
 脚本            花田十輝
 キャラクターデザイン    池田晶子
 音楽            松田彬人

 このシリーズの原作者の武田綾乃さんこれまで読んでみようと思ってなかなか手を出していませんでしたが、来年にはアニメも3期が始まるそうなので、それまでには原作読み切れるようにしたいです。
 監督は京都アニメーションといえば、って感じの石原さんですね。原作を活かすことに優れている監督さんでいらっしゃいます。原作の魅力を見抜いてアニメ二落とし込める方なんだなと思います。
 脚本は花田十輝さんです。原作読んでないと、さてどうチューニングしたのか…不確かになりますが、それぞれのキャラの描写が見事でした。最高の作品へつないでくれたと思います。
 キャラクターデザインは池田晶子さん。シリーズ通してデザインしていることでキャラの総数が半端じゃないですが、描き分けていてどのキャラも可愛く魅力的に描かれていると思います。。。
 音楽には松田彬人さん。吹奏楽を題材にした作品である以上重要な役割で物語を盛り上げるだけでなく、説得力を加える事にも成功しているように思えます。私自身はそんなに音楽の事を詳しくないので、あれこれ言えませんが、ダメな演奏をさせなければならない時などの音楽も感覚的にダメっぽさが伝わったりして、これはスゴイなって唸ってしまいました。

【Review】

脚本において、キャラの魅力を引き出す事はストーリーを練る以上に大事な作品もありましょう。
 これまでのレビューでもキャラモノって表現をしてきましたが、ストーリーよりもキャラの魅力で引っ張る系の作品ですね。
 分かりやすい例だと『アイドルマスター』を筆頭にアイドルのシリーズ『ウマ娘』『ゾンビランドサガ』『まどマギ』『Free!』などなど。
 一応言っておきますが、その上で面白く引き込まれるストーリーのある作品もありますし、例に挙げた作品はもちろんストーリーでも優れたものを持っていると思っています。
 勝手な考えなので、それは違うよと思っていただいた方が良いのですが、物語の中心に置いている軸がキャラになっている作品群って言うことですね。
 例えば、『Free!』であれば、水泳部の高校生男子の話。『ウマ娘』であれば、ウマ娘たちの熱い戦いの話です。
 反対に違うものっていうのが例えば『PSYCHO-PASS』だと管理された未来の話。
 また、異世界ものっていうのは、異世界に転生しちゃった人の話。これはキャラモノのとても限定された世界を描いたモノだったりしますね。
 となると、この『ユーフォ』シリーズはもちろんキャラモノで間違いないです。ただのキャラモノではない所がこの作品の凄味でございますという話をしたいですね。
 
 物語は
 とある高校の吹奏楽部で中学からユーフォニアムを嗜んでいた少女が高校で本気出すみたいな話です。1年生の時に全国へ行ってその後2年生になりまして、新入生キター!で育成係みたいなポジションに任命され面倒をみながら、コンクールでまた全国を目指すって話です。(ざっくりだ)これが100分にまとめられています。(まぁ1~2期で流れは分かってますよね?みたいなところもありましたなので1~2期は必修です)

 んで、これまでもキャラの造形が最高って作品でしたが、これまでは割と特徴的で分かりやすい(故に分かりにくい)人達が多かった表に隠された裏の顔みたいのを描いてきまして、本当にぶっ刺してきてました。とはいえ、終わっておさらいしてみると、物語をドラマティックに演出するために尖らせたキャラ達という印象になっていたりしています。
 【高坂 麗奈】 【田中 あすか】 【滝 昇】の三人は特にキャラが特質系ですね。 天才って奴は大別してこういうモノなのかもしれません。
 下敷きができている分今回新しく入ってきたキャラの特殊性は弱めで本当に分かりづらいんです。悪い意味ではなく、レッテルを貼れると考える余地を少なくできるので、観ていて疲れないんです。テンプレキャラとも言いますかね。これは恐らく書き手も楽なんだろうけれど、実は見る方も楽だったりするので良い事もあります。ちなみに、髪の毛を赤とか青とか黄色とかピンクにするのは、キャラのテンプレに合わせてイメージカラーを割り振って同じような効果を発揮してくれませすよね。
 髪の色ではないですが、イメージカラーをキャラに取り入れてアニメで印象的に演出していたのは、『セーラームーン』とかが私の中では一番古い記憶ですかね。戦隊ものなんかはばっちりこれですけれど(笑)

 閑話休題

 今回の作品で登場する新入生がですね。このレッテルを貼るという事ができない。敢えてつけるなら【普通の高校生】ですね。
 実は主人公も【普通の高校生】ってカテゴリーの主人公ですね。
 昨今では、多くの人が共感できるって事が重要視されている傾向で(これを無視してるのがジャンプマンガの正統)何なら割と考えがあっさりとしていて、男性でも分かるわーってシーンがあったりするので本当にフォローしやすい造形なんですよね。
 追加すると新入生なので、主人公の後輩って属性が自然とついてきます。
 これは、これまでは後輩でしかなかった立場から先輩と呼ばれる立場への視点の切り替わりにより新しい物語として見えるっていうとても変化が分かりやすく、この先輩になった悩みだったり先輩に対する後輩の悩みだったりにフォーカスしてキャラを描いていて追っかけやすいのもナイス脚本ってな感じです。
 んで、この描写がマジでスゴイスゴイスゴイ!大事な事なので三回!
 まず心理の描写ですね。恐らく文字に落とし込んでも「うわああああ、それなぁ!」ってなるやつで、これを映像にするためにキャラの表情を書いたり動きを描けていてまた「うわああああ」ってなりつつ、撮影の演出でまた「うわああああ」ってなる訳ですよね。さらに音で「うおおおお」ってなる訳です。
 本当に揺さぶってくるんですよね。
 演出面でいくと光と影ってやつを上手く使う手法で良い方向へ向かう時は明るくなっていく、その反対もしかりみたいな事とか、ネガティブな方向は画面下手側に行くとかその反対もしかりみたいな事はやっぱりやっています。また走りに対するカメラの追いかけを一瞬ずらしてみたりと、ちょっと引っ掛かりを作る事でわざとスムーズにしないみたいん事もしていたり…。
 扉の建付けが悪くて出入りが多い部員は開きづらいのを上手くやっているけれど、そこまで出入りが多くない先生は少し戸惑うみたいな事もあって、なんていうか、別に普通に入っても問題ないところに一瞬の?を関連付ける事で物語のリアルさとか奥行き感が出ています。(何回も観ればそれだけ発見がありそうな作品ってこういうのですよね)

 女子高生の人間関係の機微を細かい描写とディティールで描き、演出でスッと物語に入れてくれる。最高に贅沢な作品でございました。
 まだ未視聴の方には是非にこの贅沢を満喫してもらいたいと思っています。


【おわりに】

 夏には劇場版今度はちゃんと観に行きます!絶対に!
 んで来年には3期がスタート!恐らく3年生編スタートでしょう。
 待ち遠しい限りです。

 ちなみに、時を置かずして、『ギルティクラウン』という作品を観ました。これもまぁレビューするとは思いますので、特段ここでする話でもないんですが、今回キャラが描けているかを書いたレビューは恐らくこの2作品の対比があったからこそかなと思っています。
 世界を描くストーリーは良かったんですが、圧倒的にキャラの造形が弱かったんですよね。絵はメチャクチャ上手くて総作画監督の矢萩利幸さんの回は本当にカッコ良かったし、可愛かった。
 絵だけじゃないっていうのが分かりやすかったってなーって事です。

 って事で、もう一回『リズと青い鳥』を観たいなって思います。
 アマプラに1期と2期のそれぞれまとめて映画にしたものもあるので、まだ未視の方で13話×2はちょっと重いって思ったら映画にしてまとめて見ちゃうのもオススメです。

 では、よしなに。

投稿 : 2023/04/28
閲覧 : 82
サンキュー:

8

ガムンダ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

2期の続き 3期にして欲しかった

スポ根吹奏楽部TVシリーズの続きです。
クミコ達は2年生に進級し新入生入部~府大会までを一気に参ります。

腹に一物、香ばしい新入生がゾロゾロといらっしゃり、また何やかんやとメンドクサイ事が起こるのは2期までと同じ。

普通に続き的に面白かったですよ。
TVシリーズ楽しめた人には普通にお勧め。

でも100分1本で終わるのが勿体ないと思いました。
普通に3期1クールでやっても2クールでやっても良かったのにな、と思いました。

大会の演奏曲は例の「リズと青い鳥」で木管シットリ系でして、私は2期までのアルヴァマー序曲みたいな金管炸裂の方が私は好きです。
どうでも良いか。

投稿 : 2023/04/28
閲覧 : 143
サンキュー:

7

ネタバレ

カミタマン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

そりゃそうでしょうw 納得!

2023/04/03 初投稿
2023/04/04 加筆

まずは,結論から
素晴らしい作品だと思います!
シリーズのここまでの集大成にふさわしい劇場版
大河ドラマ的な壮大なストーリー(になるはず)
綺麗な作画
音楽の演奏を中心に据えた唯一無二の域に達した演出
1期1話の中3の時の府大会のエピソードを久美子の原点として再確認するストーリー構成も見事でした。
ほぼほぼ最高評価なのですが・・・

苦手ポイントとしては
恐らく原作由来なのだと思うのですが,人間関係やキャラの思考が全く理解できない面やそこ描いても全然面白いと思わない事に時間が割かれている点がちょっと・・・^^;な感じです。

本作で言えばみっちゃんに関するエピソードは全く理解できませんでした
結局みっちゃんはみんなと仲良くしたかったの?
ならなぜ,練習は最低限しかしないの?みっちゃん呼びをかたくなに拒絶するのなぜ?はづきがベレー帽を直そうした時,手を払いのけて逃走したのはなぜ?
全く理解できないし説明も無く(見返してみたけどたぶん説明無いですよね?),みんなと仲良くしたかった的な展開には違和感しか有りません・・・^^;
後は奏に関するエピソードも正直好きでは無く(演出的には走って追いかける当たりとか泣かせに来ていますが・・・),早く話が進んでくれと思って見ていました^^;

ホント減点ポイントはこの二つくらいです。(1年生面倒臭過ぎ問題もあるか・・・)
あと強いて言うなら久美子達の2年生の話はこの劇場版1本に集約されている点が残念に感じるくらいです。できたら1クールくらいは見たかったです。「リズと青い鳥」も同じ年度を描いた作品ですが・・・ちょっと違う感じ?

さてメインストーリーのコンクールの結果についてなのですが
{netabare}
これはもう,納得の結果!と言うほかないと思います。
いかに滝先生効果があったとは言え
3年生は1年生の時に熱心な部員が半分抜けたこう言っちゃ失礼ですが残りです・・・
人数も1年生の時の(あるいは中学の時もかも)練習量も不足していますさすがに結果は妥当かなと,納得しか有りませんでした。
やはり「全国金賞」(なんか,お菓子の売り文句みたい^^;)を達成するのは黄前部長の代からという流れでしょう。たぶんその際,立華の友達は恐らくライバルになる伏線かと予想しています。
北宇治高校全国金賞までの3年間の大河ドラマのラスト1年間の物語,楽しみにしています(^-^)/{/netabare}

一方で,本作においてあのリボンちゃん(優子)がしっかりと部長としての役割を果たしていたのが印象的でした。1期の姿からは想像が付かないくらいの成長でした。やはり立場が人を作るんですね(^0^)b


どうでもいい独り言

塚本と「いい感じ」でいい感じでした。が{netabare}自分的には距離を置いたところが理解できませんでした。すくなくとも,つきあっていて部活の目標実現のための支障に感じるようなエピソードが欲しかったように感じました。おかげで,「ホントは男にあんまり興味なくて麗奈の方がいいんじゃ無いの?」なんてしょうも無いこと考えたりしてしまったf^^;{/netabare}

もう一点
サンライズフェスティバル
1年生の時の衣装は鮮やかなガンダムカラー!!やっぱりサンライズフェスティバルだからかなぁ?なんて思っていたのですがw
2年生では「オレンジの悪魔」風衣装に・・・ちょっと違うっていうか,それは立華が着るべきじゃ無いの?って思っちゃいました。

関西大会を訪れた去年の卒業生達が
自分たちを知らない1年生もいる中,軽く励ましの声をかけて客席に向かう距離感,すごく適切で分かっているなーと感じました。

そういえば,スマホ動画風縦長画面の演出に関してなのですが。縦長画面の方が主観的印象が増して,横長画面の方は全体を客観的に捉えやすい傾向があるという話は聞いたことはあります。確かにラストシーンは(たぶん)奏の視点という印象が強く感じられて意図通りの効果を得られていたと思います。しかし一方で,全体の流れをわざわざ変えて縦長画面を差し込む違和感を上回る効果があったかと考えるとちょっと微妙な気がしました。

投稿 : 2023/04/04
閲覧 : 331
サンキュー:

21

ネタバレ

ぴかちゅう さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

やっぱりTVアニメで1シーズン使って見たかった

TVアニメ1期2期、映画1期2期および「リズと青い鳥」は視聴済み。滅多にないことですが、原作もまだ1巻だけですが、読んでいます。

映画3期、悪い作品ではないのですが、やっぱりTVアニメで1シーズン使ってやってほしかったな、という気持ちが残ります。久美子と秀一の関係は、ぜんぜん掘り下げることができてなくて、とりあえず重要なシーンはカバーしました、っていう感じになっているし、チューバ奏者1年生の美玲とさつきも、絶対過去になんかあったでしょ、って思うけれど、やっぱり掘り下げるだけのスペースがないし、それはコントラバスの1年の男の子もそう。

久美子と奏ちゃんの関係は中心軸としてあって、それは当然映画2作目の久美子とあすかの関係を意識しているのだと思うのですが、やはり既に映画2期があるなかで、独自性を出せたかというと微妙な感じがします。なんというか既視感が否めません。

ユーフォは、私は原作はまだ1巻しか読んでいないとはいえ、原作とTVアニメ、さらに映画でそれぞれ違った味を出せているという意味で、メディアミックスがファンにとっても意義のある作品になっていると思うので、なおさら、TVアニメを放映してほしかったなぁという気持ちが残ってしまいました。特に、主人公の恋愛をあっさり触れるだけで終わってしまうっていうのは違和感がどうしてもあるところです。

ポニテ先輩はわりと出てくる一方、部長のリボン先輩はあんまり出てこないなぁと思っていたけれど、リボン先輩は最後もっていきましたね。ここはよかったです。でも麗奈の出番はあんまりなかったなぁ。

いろいろ書きましたが、やっぱりユーフォファンなので、全体としての評価は少し高めです。

投稿 : 2023/02/23
閲覧 : 131
サンキュー:

7

ネタバレ

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

脇役と天気雨

【魅力的に思った点】
・部活動が再開されたこと
・久美子と秀一の関係性
・奏という存在が登場したこと

【残念に思った点】
・バトンを早く渡すための物語になってしまっている
・奏の登場が遅く、すぐ折れてしまったこと

【総評】
・80点
  まずは部活の空気感が戻ったことが良かったです。2期の流れでそっちのほうはフェードアウトするかもと思っていたのでとりあえず一安心。最後の演奏シーンもとても見応えがありました。
  ただ主人公へ主導権を渡すために新3年生たちが犠牲になってしまったことは残念極まりなかったです。
  あと注目すべきなのは奏という存在ですかね。
  云わばこの作品の闇とも言える(見て見ぬふりをしていた)部分へ切り込んでいるので、彼女を登場させたこと自体は素直に称賛したいところ。{netabare}
  ですが、折れるのがさすがに早すぎましたね。これだと奏の主張は全て間違いで久美子たちが全面的に正しいと言ってるのに等しいので、説得感が薄く意見の対立としても面白くない。彼女には久美子の同級生兼ライバルとして最初からもっと引っ掻き回して欲しかったです。{/netabare}
  3期も予定されているとのことなので、そちらではよりよいハーモニーが聞けることを期待したいです。

【こんな人におすすめ】
・2期より1期の雰囲気が好きな人
・これまでの流れにモヤモヤを抱えていた人

投稿 : 2023/02/15
閲覧 : 79
サンキュー:

6

御宅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

新たな北宇治高校吹奏楽部

飛鳥先輩組が卒業し新入生も加入。新たな北宇治吹奏楽部の始まりといった感じ。リズで2年生組である希とみぞれの話を持ってきたので、2年生組は映画一本で終わりにしていいと判断したのでしょう。なので、久美子が3年生になるための通過点と捉えていいです。TVシリーズほど見返したいとは思いませんが、曖昧になっていた久美子と秀一の恋愛模様を描いていたのは良かったです。

投稿 : 2023/02/11
閲覧 : 264
サンキュー:

7

ネタバレ

U さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

B. ネタバレ注意 – 悔しくて死にそう、再び

2019年
武田綾乃の小説  
制作:京都アニメーション キャラデザ:池田晶子

高校吹奏楽部が舞台の友情、青春、成長物語の劇場版


<メモ>
主人公、黄前久美子の1年時はアニメ2期を使い丁寧に描かれましたが
2年時はこの劇場版で駆け足の印象。
ただし、3年生を主人公にしたスピンオフ「リズと青い鳥」有。

大会を見に来ていたOGたちは結果を知ってなんて声をかけたのだろうか?

リスタートするため、中学の同級生が少なそうな高校を選んだ久美子。
人の意見に流されやすそうな、多数意見に同調しそうな女の子が後輩の指導係になって次は部長ですか。
高校の3年間はあっという間ですね。

もし、タイムマシンがあったら
3年はあっという間だから勉強、友情、部活、恋愛・・・何に重点を置くかはすごく大事なんだと自分に教えたい。


<主要登場人物>
一年生
・久石 奏:雨宮天
・鈴木美鈴:七瀬彩夏
・鈴木さつき:久野美咲
・月永 求:土屋神葉

三年生
・加部友恵:田所あずさ


<ストーリー>
全国大会出場と滝先生のヴィジュアルのおかげで 新入部員が多数入部。
低音パートを選んだのは4人。
練習熱心で明るいさつき(さっちゃん)、演奏に自信があるが部に馴染もうとしない美鈴(みっちゃん)、
他校の顧問をしている父親と何かありそうな求、
そして人当たりが良さそうで癖がある奏。

2年生になり可部ちゃん先輩と新入生担当になった久美子は
1年生をまとめることができるのか?
塚本との進展もあったりなかったり。。。

「全国大会金賞」を目標に定めた北宇治高校吹奏楽部の結果はいかに。


22.1.11

投稿 : 2023/01/14
閲覧 : 123
サンキュー:

8

ネタバレ

天地人Ⅱ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

続私的アニメ感想簿35

ТV版の続きで2年生となった久美子達の前に、新たに1年生が入部し、全国大会金賞を目指して部活動をする物語です。

先輩となった久美子
個性的な1年生
めんどくさい先輩(まあお互いでしょうけど)
一向に進まない秀一と久美子の仲(ん?)
省略される個々のエピソード(そりゃあ映画だし、時間が)
ええい、もっと恋ばなを入れんかい(無理無理)

正直言うと、TVで1クールか2クールで見たかったです。
でも、やっぱりユーフォはいいです。
印象的なセリフやきれいな画像、そしてラストの演奏シーン
ホントに面白かったです。
でも、映画とは別にTVで作って欲しい気が・・・(あ、やっぱり)

おまけ
あにこれ(?)投稿で悩む後輩

「本音?そんなの、あなたが先輩(投稿者)だからですよ。文章が下手な先輩は存在自体が罪ですよ(グサッ)」
「本人が気にしなくても周りが気にしますよ。言葉にしないだけで、みんな思ってますよ(ええーっ)」
「ま~だ何かあるんですか、天地人先輩って、そういうとこありますよね。人畜無害って顔してズカズカしょーもないネタを入れてくる(グサグサ)」
天地人
「ぼ、ぼけっとしてはいないと思うんだけど」

「鏡をお貸ししましょうか」

ううっ(涙)、そんなに言わんでも(って、何の話だ)

投稿 : 2022/12/09
閲覧 : 135
サンキュー:

9

ネタバレ

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

部活動を通しての人間ドラマに見応えありました

主人公が先輩となり、後輩たちを持つことになるという事で全国大会を目指す体育会系部活特有の気苦労とかがよく描かれていて個人的に身につまされるものがありましたね。

その一年生たちは個性的で言うなればクセの強い面々だったわけだけど、それゆえに人間関係のギスギスした感じもあり、大会に向けて練習していく過程でのぶつかり合いもあったりで、実写ドラマを観ているかのような臨場感がありました。

クライマックスでの演奏シーンも素晴らしく、アニメーションといい音といい、思わず圧倒されるようなものがあった。

しいていうと、クライマックスに行き着くまでのさまざまな問題事(主人公らが後輩たちをまとめ上げるところとか)や練習シーンを通じての成長等を考えると100分で描き切るのは足りない印象でテレビシリーズで1クールで描いて欲しかったかな。

それでも観終わった時の充足感は半端なく、クライマックスのシーンとか出来れば映画館で観たかったなと思うほどでした。

投稿 : 2022/12/05
閲覧 : 104
サンキュー:

13

ネタバレ

やまげん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

3期に向けての最高の布石?

原作は読んでいない。TV放送されたものを視聴。

2年生になった久美子の1年間を描いているが、1時間40分で1年間を描いているので、ほぼ全国大会に集中した展開だった。

{netabare}テーマとしては、部活動で上を目指してがんばり続ける理由や目的は何かというような感じだろうか。
野球やサッカーのように、勝敗がわかりやすい競技ではないだけに、このテーマは深いものがあるような気がする。音楽とかダンスの良し悪しなんて、一定以上の技術があるチームなら、そこからさらに優劣を決めるのは難しいだろうし。
ストーリーは、新入生の加入とテーマを上手く絡めて描かれていて上手な展開だと思った。
全国出場を逃すという展開は、久美子が3年生になる3期の展開の布石なんだよね?そうだよね?

演奏シーンは、映像的には良かったけど、いかんせん曲がアニメで映える感じの曲ではなかった。
セリフのなかったオーボエ担当のみぞれが、演奏シーンではこれでもかというくらい主張していたのがおもしろかった。オーボエのソロが多い曲だからだとは思うが。
あと、京アニにしては珍しく、引きの演奏シーンで3DCGの使用があったと思う。{/netabare}

アニメ第3期が2024年とかなり先だけど、続編を制作してくれるだけでもありがたい。期待して待ってます。

投稿 : 2022/11/26
閲覧 : 96
サンキュー:

7

ネタバレ

なご さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

濃い内容

一年間を映画にしたので駆け足だったが、人間関係や演奏の演出、もちろん百合もすべて素晴らしかった。
濃い内容で大満足です。

ただ1クールでじっくり観たかった気持ちも。

3期まで先が長すぎて喪失感がハンパない。
完全に響けロスだ。
明日からどうしよう。

投稿 : 2022/10/05
閲覧 : 109
サンキュー:

10

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

私は、頑張れば何かがあるって信じてる。

 全100分。

 個人的には2期で完結したと思っていたので、あんまり期待はしてませんでした。しかし見てみると、いやはや思ってた以上に面白い。

 見所は、皆の学年が上がったことによる苦労。
 まずは優子先輩と夏紀先輩。物語当初、この二人はなかなかにひねくれてました。優子は頑張ってるけど先輩LOVEで部を引っ掻き回してたし、夏紀先輩はやる気がなく窓の外を見つめてるだけ。それが一転、今や部をまとめる存在に。自分のことだけでなく、後輩のことをちゃんと心配し、気遣える良き先輩になっていました。
 次に主人公の久美子。1,2期で発揮したカリスマ性は健在。一癖二癖もある後輩たちから本音を聞き出せるし、それに対して心から向き合える先輩っぷりを見せてくれました。

 今回は新入部員がね~曲者揃いなんですよね笑。どこかあざとい奏ちゃんとか、三玲とか、求くんとか。。。
 特に印象的だったのは奏ちゃんの話。中盤の久美子との雨の中の会話は心に突き刺さりました。
 「頑張れば報われるかなんてわからない。でも私は、頑張れば何かがあるって信じてる。」(要約)
 惰性で生きてる僕の心にグサーッと突き刺さるものがありました。名言ですわ。

 とまあ、おおむね満足ですが・・・やはり1年間を約100分に収めるため、やや駆け足感は否めないですね。1クールは長過ぎだけど、例えば7,8話くらいの尺とか?それだと、みどりちゃんと求くんの仲とか、久美子と奏ちゃん、他にも1年生ズの日常を描けば良かったかもしれないです。
 まあそこまで不満はないですけどね。多分今回の話を1クールで描くと、中弛みしたかもしれない。劇場版で良かったかもしれないです。

 書き忘れてましたが、1期から示唆されてた久美子と秀一との恋愛もちゃんと描いてて良かった。今までうやむやだったのでちゃんと思いを伝えて、その上で今は忘れよう、という決断も良かったと思います。

 次は「リズと青い鳥」かな。そして3年生編ですね。いつになるのかわからないけど、京アニさん、首を長くして待ってます!!

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/09/22
閲覧 : 377
サンキュー:

35

Tnguc さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

2年生編をTVアニメではなく映画にしたのは正解だったと思う

~
 久美子(くみこ)のユーフォソロ、あすか先輩との思い出、滝(たき)先生の登場、そして、コンクールのオーディションの様子などを眺めていると、「あぁ、この作品は美少女アニメの皮を被ったスポ根アニメだったな…」と思い出してしまった。ただ、あすか先輩を含める3年生が抜けた今、2クールを要して描かれた激動の1年生編と比べると、あまりにもあっさりとした印象が残る。それは、主力が卒業したことも相まって、もはや仕方がないことなのかも知れない。そんな2年生編ではイマドキのクセの強い1年が登場し、その中で、あすか先輩との記憶が残る校舎の片隅で一人悩む久美子の苦労人ぶりは過去最大に見える。新キャラは多く登場するものの、奏(かなで)以外は下準備が足りていないように見えたのが少し残念ではあるが、テレビアニメとして掘り下げる必要もそこまでないように見えた。そんな2年生編において、全編を通して映っていたのはやはり久美子であり、黒沢ともよの演技も十二分に堪能できる。とくに、大雨の中で奏と感情をぶつけ合ったシーンは、わずか一時間しか見ていない彼女たちの間柄をものともしない感情のうねりがあり、シリーズを通して彼女の演技力の高さが伺える。

個人的評価:★★★★☆(4.0点)

投稿 : 2022/08/20
閲覧 : 152
サンキュー:

5

ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

目標のために努力する意味とは

世界観:7
ストーリー:7
リアリティ:9
キャラクター:8
情感:6
合計:37

<あらすじ>
昨年度の全日本吹奏楽コンクールに出場を果たした北宇治高校吹奏楽部。
2年生の黄前久美子は3年生の加部友恵と、
4月から新しく入った1年生の指導にあたることになる。
全国大会出場校ともあって、多くの1年生が入部するなか、
低音パートへやって来たのは4名。
「全国大会金賞」を目標に掲げる吹奏楽部だけど、問題が次々と勃発して……!?
北宇治高校吹奏楽部、波乱の日々がスタート!
(公式サイトより抜粋)

響け!ユーフォニアムシリーズはTV放送1期(5.0点)・2期(4.7点)、総集編1期(4.2点)・2期(4.6点)、リズと青い鳥(4.5点)と非常に高水準のアニメであり、最新作の続編ということで、多忙な中でしたが何とか時間を作って劇場に足を運びました。

本作の評価は4.4点。私の評価はストーリーを1項目としていますが、全体的に物語性に引っ張られていると思うので、高得点連発は原作小説が私好みであることに間違いありません。

多くのアニメでのキャラクターは基本前向きで、あまり人間関係で深刻になることはなく、そこ自体フォーカスされない印象ですが、ユーフォでは人間関係のギスギスした感じ、人間模様がしっかりと描かれていて、本作は更に重いです。{netabare}久美子が2年生となり、1年生が入部してきますが、全員が面倒くさい性格です(さつきは葉月と似たタイプで個人では問題ないですが、その存在が他の1年に影響を与えるという)。

求は呼ばれ方へのこだわり(理由不明)と口の悪さに癖がありましたが、緑輝の技術に惚れて弟子入りしてからは問題なさそうでした。また、美玲は拘束されることが嫌いで成果主義なところがあり、孤立感を抱いてしまいましたが殻を破れば打ち解けられました。

私が一番不器用と思ったのは久石奏です。上下関係としては久美子が上で奏は下ですが、奏は一見、良い子を演じて先輩を持ち上げていますが、同時に遠慮なく値踏みしています。久美子に対し、「優しい人ですね」とか「尊敬できる人です」といった台詞がありましたが、尊敬に値するか等を評価していることを伝えて負荷をかけるので、こういうタイプのマネジメントには手を焼くものです。

奏が久美子に答えにくい質問や投げかけをする(例えば、美玲とさつきのどちらが好きか等)シーンがありましたが、久美子の対応ぶりがとても大人らしく、好感を持てました。一方、奏がオーディションについて、上級生が選ばれるべきと言った理由も、納得できるものでした。このあたり、顧問が変わってからの全国大会出場という物語において、成功したからオーディションの不満が抑えられたとの再評価を提示していて巧みです。

実際には、麗奈がソロを吹いたことによって全国大会出場の道が開けた可能性も大いにあると思われること、ギスギスが問題になるかどうかは、結局のところ当事者(香織)の人間性の良さに拠る部分が大きいこと、は指摘すべき点と思いますが。

努力しても結果が出ないことについて奏と久美子がぶつかったシーンは良かったですね。今回、結果的に関西大会でダメ金に散ったのもリアリティを高めていて、最後、奏の「悔しくて死にそうです。」に繋がっていて大枠はしっかりしたストーリーになっています。

何か目標を持って、その達成に努力すること。特に学生時代に集団でそれを行うことは、たとえ成果が出なかったとしても、その後の人生の財産になるのだろうと思います。意味があると考えるのは、自己満足であって良いというメッセージを受け取りました。

冒頭、水面の映像美に続き秀一の告白で始まった時は、ついに2人の恋愛がきたかと思いましたが(原作組から若干ネタバレを受けていたので)、あがた祭りに一緒に行ったくらいで、程なくフェードアウトして良かったです。武田さん、アニメでの評価も参考にそういう方向にしたのではないか?

久美子たちが1年生を歓迎する側になって校舎入口で演奏するオープニングでは1期1話がフラッシュバックしたり、久美子が奏を勧誘しすぎたと思って足を引くシーンでユーフォらしさを感じたり、加部先輩とのやりとりで、オーディション時に久美子が麗奈に拍手したことを褒められた所が面白かったリ(主人公に寄り添って体験した出来事を、他人の視点で聞けるのは面白い。モブがいない作風らしくて良い)、OG先輩たちの登場は懐かしい気持ちに共感したり。

特に心に響いたのは麗奈と合流した大吉山のシーン(やはり2人の友愛が映える作品)、奏からの質問に対して、「それが多分、私のはじまり」と言って舞台に上がるシーンでした。{/netabare}

本来あるべき3期の総集編といった印象ですかね。{netabare}美玲の問題解決が2期序盤を彷彿とする駆け足度合だったこと、希美とみぞれはリズと青い鳥での演奏しかほとんど登場できませんでしたが、彼女らの最後の演奏会でのやり取りももう少し見たかったこと、夏紀と久美子が一緒に大会で吹けて1期の約束が叶ったあたりも触れてほしかったこと等、{/netabare}時間の制約がもったいないと思われる圧縮のされ方でしたが、響けユーフォを全て見てきたファンにはきっと満足できる内容だと思います。

ラストシーンで、{netabare}奏に部長と呼ばれる久美子。オーディションの時に伏線は感じましたが、1年生の相談役にもなっていたのでここも納得です(副部長は麗奈であってほしい)。
誓いの「フィナーレ」というサブタイですが、いやいや、ここで終わらないでしょ。{/netabare}

急かしませんので、5年以上かけてでも、3年生の久美子をTV放送で、できれば2クール以上で作ってくれることを切望します。

(2022.8追記)
少し評価調整をしていたところですが、久しぶりに全体評価の調整を行うことにしました。終了次第、平均点情報も更新予定です。

2年生編が劇場版で短縮化されてしまったのは残念ですが、上に希望していたとおり、3年生編をTV放送で制作してもらえる方向になり良かったですね。

(参考評価:4.5→4.4)
(視聴2019.4→調整2022.8)

投稿 : 2022/08/20
閲覧 : 354
サンキュー:

41

特にありません。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

物語にも、作画にも、音楽にも胸を打たれました。

誓いのフィナーレを観る前に、久しぶりにTVシリーズを視聴、こんなに素晴らしい作品でしたっけ?
1回目の視聴とは違って、自身でもびっくりする程、感銘を受けてしまいました。
登場人物の悩み、葛藤、心理描写をうまく表現。
感じが悪いキャラクターもいましたが、それらも含めて素敵な作品だと感じました。

この映画も、素晴らしい作品。
演出は、久美子2年生時。
作画は、言わずもがな、久美子のセリフや、劇中の演奏にも涙腺が緩みます。
もっと早く観ておけば良かったと思えた作品。
リズと青い鳥と同じ様に何度も鑑賞してしまいそう。

久美子3年生編が、非常に楽しみ。

投稿 : 2022/08/16
閲覧 : 135
サンキュー:

5

ネタバレ

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

大変素晴らしい。濃密な一年が描かれていました

とても素晴らしかったです。
素晴らしい作品を前にはあまり語ることはないのですが…。

1年の内容を駆け足で一気に描いた感じですね。
TVシリーズでゆっくりやってくれても良かったように思いますが。
これはこれで密度が濃くて面白かった。

個性的な一年生達。先輩達…。
中間の久美子が色々支えている感じで。

まあ、大会の結果的にはTVシリーズで12話かけてこれ、というわけにもいかなかったのかもしれませんが。

結末もテンションあがりましたね。
まあ知ってた、という感じでしたが。
久美子しか居ないわな。
3年編、とても楽しみです。

投稿 : 2022/08/05
閲覧 : 154
サンキュー:

7

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

桜の花びらたち

京都アニメーション制作。

昨年度の全日本吹奏楽コンクールに、
出場を果たした北宇治高校吹奏楽部。
久美子・麗奈たちは2年生に進級し、
また新たに吹奏楽部へ新入生がやって来る。

ここでも勝者と敗者の対比が描かれる、
学ぶべきものが多いとはいえやはり過酷だ。
不器用なのと同じくらい器用な生き方も辛い。
自分を偽るのは口で言うほど簡単ではない。

詰め込みすぎるのが青春であろう。
それぞれが何かしらの葛藤を抱え悩み、
それでも明日へ繋がると信じ歩み続ける。
生きるとはどうしてこうも面倒くさいものか。
この面倒くささもまたユーフォの見所である。

優子・夏紀たち、新3年生ですが、
{netabare}もう少し彼女たちにフォーカスして、
描いて欲しかったのが正直なところです。
この舞台裏で映画「リズと青い鳥」が、
みぞれの繊細な心象風景と共に描かれている。{/netabare}
同時進行の物語も、ぜひ楽しんで下さい。

音の粒、音の形、周囲の息づかい、
演奏描写は空気感を伝え聴き入るほど素晴らしい。

出遅れてもいいじゃないか、
季節はこうして巡り、また春はやって来る。

投稿 : 2022/07/31
閲覧 : 540
サンキュー:

57

ネタバレ

og3jar さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

微妙な人間関係を見事に表現

 一年生が入ってきて先輩になった久美子達二年生。後輩の押し上げに、指導と同時にライバルとしても戦わないといけない状態になる。言わば敵に塩を送るのと同じ。
 そこで思い起こされるのが去年の先輩達の気持ちだと思う。去年は好きかって言っていた立場だったが、そんな久美子達を受け入れてくれていた先輩達の苦労に思いを寄せていると思う。去年全国銅賞の実績があるので、それ以上の結果を残さないといけないプレッシャーがあったと思います。

微妙な人間関係や久美子達の成長をアニメで見事に表現されていました。

京アニのレベルの高さは信じられません。

投稿 : 2022/07/25
閲覧 : 132
サンキュー:

9

pikotan さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

技術は最高

一流のスタッフによって作られた、最高レベルのアニメであることは間違いないでしょう。
演奏シーンの指の動きなど、普通はアニメであそこまで再現しないでしょう。
京アニ作品はどれもこれも芸術品と言っても過言ではない完成度で、ただただ感嘆するばかりです。
ただしテレビ版の時から同じですが、物語に関してはイマイチ私の心に響きません。
これは本作に限らず、多くの青春群像劇アニメに共通する私の傾向で、私に原因があります。
私は基本的に他人の行動に対してあれこれ言うタイプではなく、自分に対する他人の評価も然程気にならないマイペースな性格です。
本作では入部してきた1年生それぞれが悩みを抱えていましたが、私に言わせれば実にくだらない悩みであり、「なぜそんな小さなことを気にするの?」という気持ちになります。
私の感覚だとユーフォの登場人物は心が繊細過ぎるように思いますが、これが現代高校生の標準でしょうか?
実際に行われているかは知りませんが、運動会シーズンに話題となる「順位を付けない徒競走」など、行き過ぎた平等主義が子供の心を弱くしている気がしてなりません。

投稿 : 2022/07/23
閲覧 : 149
サンキュー:

8

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劇場版 響け!ユーフォニアム ~誓いのフィナーレ~のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
劇場版 響け!ユーフォニアム ~誓いのフィナーレ~のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

劇場版 響け!ユーフォニアム ~誓いのフィナーレ~のストーリー・あらすじ

昨年度の全日本吹奏楽コンクールに出場を果たした北宇治高校吹奏楽部。2年生の黄前久美子は3年生の加部友恵と、4月から新しく入った1年生の指導にあたることになる。全国大会出場校ともあって、多くの1年生が入部するなか、低音パートへやって来たのは4名。一見すると何の問題もなさそうな久石奏。周囲と馴染もうとしない鈴木美玲。そんな美玲と仲良くしたい鈴木さつき。自身のことを語ろうとしない月永求。サンライズフェスティバル、オーディション、そしてコンクール。「全国大会金賞」を目標に掲げる吹奏楽部だけど、問題が次々と勃発して……!?北宇治高校吹奏楽部、波乱の日々がスタート!(アニメ映画『劇場版 響け!ユーフォニアム ~誓いのフィナーレ~』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2019年4月19日
制作会社
京都アニメーション
公式サイト
anime-eupho.com

声優・キャラクター

黒沢ともよ、朝井彩加、豊田萌絵、安済知佳、石谷春貴、藤村鼓乃美、山岡ゆり、津田健次郎、小堀幸、雨宮天、七瀬彩夏、久野美咲、土屋神葉、寿美菜子、櫻井孝宏

スタッフ

原作:武田綾乃(宝島社文庫『響け!ユーフォニアム北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章』)
監督:石原立也、脚本:花田十輝、キャラクターデザイン:池田晶子、美術監督:篠原睦雄、色彩設計:竹田明代、楽器設定:髙橋博行、撮影監督:髙尾一也、音響監督:鶴岡陽太、音楽:松田彬人、音楽制作:ランティス/ハートカンパニー、音楽制作協力:洗足学園音楽大学、演奏協力:フレッシュマン・ウインド・オーケストラ、音楽監修:大和田雅洋

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