「ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!(OVA)」

総合得点
72.2
感想・評価
632
棚に入れた
3554
ランキング
1156
★★★★☆ 4.0 (632)
物語
3.9
作画
4.1
声優
4.0
音楽
3.9
キャラ
4.1

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ネタバレ

Lovin さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

見た感じ

■概要{netabare}
 監督:水島努
 シリーズ構成:吉田玲子
 キャラクタデザイン:杉本功
 制作:アクタス

 OP:「Dream Riser」
     by Choucho

 ED:「Enter Enter MISSION!」
     by あんこうチーム
        (西住みほ、武部沙織、五十鈴華、秋山優花里、冷泉麻子)
        CV:淵上舞、茅野愛衣、尾崎真実、中上育実、井口裕香
{/netabare}
■感想
 本編は視聴済みでBDを視聴。パーティをする話。

 本作品はTV版シリーズ本編で描かれなかったエピソードを詳細に描いたものであり、本編を観ていなければ楽しむことは出来ない。個人的に好きな作品だけに、本作品の視聴だけで評価してほしくない。

 本OVA作品は、本編では5秒程度で勝敗の着いた、戦車道大会2回戦アンツィオ高校との一戦を詳細に描いたもの。本編、及び二次創作での扱われ方に対して、逆に人気が集中している感のあるアンチョビ(安斎千代美)が敵高校の隊長(Doce)として登場、活躍する。

 今回も試合が面白い。しかも大洗女子学園だけでなくアンツィオ高校もなかなか面白い試合をする。アンツィオ高校は創設者がイタリア人で、戦車道でもイタリアの戦車を使用している。そして、各国レーション比較画像で認知されていると思われるイメージを、かなり誇張した描かれ方になっている。

 視聴にあたって注意したいのは、この話は最終回後ではなく、大洗女子学園が快進撃を始める最初の頃なので、本編最終回で出来ていることが出来ていなかったりすることを矛盾として捉えないこと。これは、この作品を好きな私が、逆に陥ってしまった罠。

 この作品の魅力の詳細について纏めてみる。まだ書き足りないので何か思いつけば随時更新するが、長いので注意が必要。

 ●アンツィオ高校について{netabare}
  校風:{netabare}
   Doceの訓示中でもチャイムが鳴れば食堂に向かう自由さ。
   昼休みには校内に様々な露天が開かれる程貧乏なのに明るい。
   試合後のパーティ準備の手際のよさは目を見張るものがある。
   要するに、食に関しては妥協しない楽しそうな学校である。
{/netabare}
  使用戦車{netabare}
   カルロベローチェCV33
   セモベンテM41
   P40(フラッグ車)
{/netabare}
  戦術:{netabare}
   カルロベローチェの機動力を生かした速攻を武器とする。
   カルロベローチェは弱点を狙われなければ復活できるが、
   ある意味学生の根性に頼る部分も大きい。
{/netabare}
  戦略:{netabare}
   大洗女子学園との試合では、戦場の要所にデコイを配置して、
   別ルートからの包囲作戦を敢行した。
   それを見抜かれてからは、フラッグ車の下に部隊を集結させる
   分度器作戦に移行したが詳細は不明。
{/netabare}
  隊員(学生):{netabare}
   隊長(Doce):アンチョビ{netabare}
    P40搭乗するツインテールの安斎千代美。
    生徒達からはDoceや姉さんと慕われているようだが、
    いい娘だとは思うが一寸だけ負け犬根性が染み付いている。{/netabare}
   副官:カルパッチョ{netabare}
    M41に搭乗する冷静な金髪の少女。
    カエサルの友人でひなちゃんと呼ばれている。{/netabare}
   副官:ペパロニ{netabare}
    カルロベローチェに搭乗する切り込み隊長。
    ノリと勢いを絵に描いたような一寸おバカ。{/netabare}
{/netabare}{/netabare}
 ●大洗女子学園について{netabare}
  校風:{netabare}
   戦車道初心者が多く、気合が足りていない様子。
   それでも全国大会に出場するおおらかさがある。
   詳細は本編レビューで。
{/netabare}
  使用戦車{netabare}
   Ⅳ号中戦車(あんこうチーム)
   八九式中戦車(アヒルさんチーム)
   Ⅲ号突撃砲(カバさんチーム)
   M3リー(ウサギさんチーム)
   38t(カメさんチーム)
{/netabare}
  戦術:{netabare}
   八九式とM3を哨戒に当たらせ、残りの車両で
   フラッグ車を護衛しつつ相手の出方を伺い、
   戦略にあわせた戦術を展開する何時もと同じ。
{/netabare}
  戦略:{netabare}
   これも戦術と同じで、相手の出方によって臨機応変に
   立てる戦術。状況と戦力に応じて変化する。
   これも本編で描かれる戦略の立て方と同じ。
{/netabare}
  隊員(学生):{netabare}
   隊長:西住みほ{netabare}
    あんこうチームの車長でもある本編の主人公。
    戦車道流派の西住流家元の次女。
    学園代表チームの精神的支柱でもある。{/netabare}
   副隊長(自称隊長):川嶋桃{netabare}
    序盤から生徒会長に代わって仕切っていた生徒会広報。
    トリガーハッピーなのは相変わらずで、
    本作中でも1発たりとも当てられないポンコツ。{/netabare}
{/netabare}{/netabare}
 ●キャラについて{netabare}
  武部沙織:(あんこうチーム通信手){netabare}
   本編で描かれることのなかった自宅を公開した。
   しかもイタリアンを振舞うなど女子力の高さを披露。{/netabare}
  五十鈴華:(あんこうチーム砲手){netabare}
   カルロベローチェを花器にしたいと言う大喰らい。
   模擬戦に於いては1500m先のⅢ突に1発で命中させた。{/netabare}
  秋山優花里(あんこうチーム装填手){netabare}
   未だに友人慣れしないが戦車の知識は豊富。
   本編一回戦と同じく諜報任務もこなす。{/netabare}
  冷泉麻子(あんこうチーム操縦手){netabare}
   相変わらず朝に弱く、早起きのツケが夜に来ることも。
   模擬戦で仮想敵を演じるも振り切ってしまうドラテク。{/netabare}
  アヒルさんチーム{netabare}
   バレー部の復活を目指す根性が武器の体育会系。
   今作品の模擬戦では仮想敵を演じカメさんチームを翻弄。
   試合では哨戒とカルロベローチェを数両撃破の活躍。{/netabare}
  カバさんチーム{netabare}
   個性豊かなヲタ女が集う歴女チーム。
   模擬戦ではⅣ号を1500m先から砲撃するも命中せず。
   カエサルにはアンツィオに在校する友人がおり、
   試合ではM41と激しい殴り合いの応酬を見せた。{/netabare}
  ウサギさんチーム{netabare}
   緊張感の足りない一年生だけで結成したチーム。
   模擬戦ではⅣ号を追いきれず、立ち往生するシーンも。
   試合では砲撃の口火を切り2両のM41に追い回される。{/netabare}
  カメさんチーム{netabare}
   生徒会の主要メンバーで結成したチーム。
   模擬戦では八九式を追い回すも砲弾を命中させられず。
   試合ではフラッグ車を務め囮役も引き受けた。
   「たまには当ててよ桃ちゃん」との批判を浴びせられる一幕も。{/netabare}
{/netabare}{/netabare}
 ●内容について{netabare}
  そして今回伏線となったカエサルの友情物語。
  家でも装填の練習をする真面目なカエサルらしいよい話だった。
  更に流石古代ローマを愛するカエサルはイタリア語とラテン語が堪能。
  全体的に本編で描かれることのなかった細かい伏線の回収も行っている。
  その中でも一番大きな不思議のアンチョビたちが応援に来なかった理由。
  確かに陽気で一寸間抜けなアンツィオらしい理由だった。
{/netabare}
 ●その他気になるところ{netabare}
  西住殿が訪問した歴女チーム宅でお茶を運ぶ盆、誰のコップか一目瞭然。
  潜入したアンツィオ高校で秋山殿の後ろに尻を振っている女子。
  アンチョビが発した「島田流」とは島田フミカネから?
  目視できた露天の商品
  ・パエリア:卓球部
  ・たこやき:美術部?
  ・ミラノ風ジェラート:?
  ・イタリアンお好み焼き:?
  ・アンツィオ名物鉄板ナポリタン:?
  ・TOSCANA udon:?
  ・東ローマ帝国名物ケバブ:?
  ・S.P.Q.R.?:?
  ・PIZZA:?
  ・花?:?
{/netabare}
■蛇足{netabare}
 鉄板ナポリタン食べたい。

 そしてカルロベローチェは1両ほしい。

 あの機動性は殺傷能力のあるバギーみたいでかなり遊べそう。
{/netabare}

投稿 : 2014/09/10
閲覧 : 449
サンキュー:

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