Baal さんの感想・評価

3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態：観終わった

作られた幻影とただ一つの目的が・・・

榊一郎によるライトノベルを原作とする作品です。

全１２話、原作未読。ジャンルはファンタジーです。


戦乱の真っ最中だった世界である８人の男女が先陣を

切って巨大な魔法帝国を築いていた皇帝を打倒し、

平穏な日々が世界に訪れていたのだった。そんな中、

偵察や暗殺を仕事とする特殊兵サバターのトールは

ある日助けた少女からその正体と目的を聞き、妹の

アカリとその用心棒として共に行動することとなる・・・


少し久しぶりに本格的なバトルファンタジーを見たので

やっぱりバトルのところは熱くなります。バトルも

術式として体系化され、特殊な道具と燃料を用いて

発せられる魔法と武術や体術などに剣や槍といった古典的な

武器を用いる戦闘が混同した感じになっていました。

魔法の方は詠唱や術式を組むのに時間がかかり、少し

動きに欠ける部分もありましたが、それよりも古典的な

方が動きもあって、魔法はラスト等の要所要所に使われ

戦闘のほとんどは古典的なスタイルが主流といった

感じでした。


展開的にはチャイカの目的を果たすために街から街へと

移動していきながら、その目的のものを探していくと

いう普通に冒険やってます的な感じでした。

またチャイカの存在についての伏線がいくつか張られて

いるようでしたが、ほとんどは未回収で二期の方で

明らかになるかなという感じでした。


曲もOPは曲調的にも個人的に好きな方でまあいいかなと

いう感じでEDは・・・普通かなｗ


いわゆるファンタジーといった世界観で、バトルがメインの

話でしたが、もう少しいろいろな部分を説明して欲しかった

です。突然出てきた用語があたかも知っていますよねと

いう感じで流されていくのは少々つまらなかったです。

物語が進んでいくにつれて、意味はある程度は分かっていく

のでしたが・・・。

その辺を考えても個人的には楽しめた作品だったように思います。

◆個人的点数評価　77.975点