「デンキ街の本屋さん(TVアニメ動画)」

総合得点
67.2
感想・評価
860
棚に入れた
4379
ランキング
2502
★★★★☆ 3.5 (860)
物語
3.4
作画
3.4
声優
3.6
音楽
3.4
キャラ
3.7

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ネタバレ

ダレイオス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

オタク要素は薄め、終わってみればラブコメでした。

本屋さんを舞台にしたアニメだけど
序盤からシュリンクなど同人関係に詳しい人ならピンとくるものが多く
どうみても一般書物だけでなく
同人誌なども扱っている店を舞台にしているアニメですね。
エロ本Gメンに注意されて指導されて対策をしたり
1話Aパートは一応仕事らしきことをしているシーンも多いので
本屋の日常を絵描いている感じはしました。
ただし、店員の1人が客に対してその人に合った本をおすすめする
話ではコメディになっており、この時点で「同人誌ネタ+コメディもの」かなとはわかりました。

登場人物も名前が本名でなくあだ名になっていて店長、ソムリエ、先生、腐ガールなど
名は体をあらわすと言わんばかりの親切な設定
普通の苗字や名前呼びだとお堅いイメージになってしまうが
このおかげで、親しみやすさとフランクさが出てその上キャラの名前を覚えやすいと
いい方に出来ているように感じました。

同人誌も販売する本屋ネタだけでなく先生という、同人漫画を描いているキャラがいるため
1話のBパートですぐに同人誌描いているネタになるので直接的なオタクネタも多いです。
同人誌印刷を主に扱った印刷所の締め切りを延ばせるとか
わかる人にはわかるネタが多くて、深夜アニメらしくオタク向けになっていようです。
先生というキャラが、いかにも同人誌描いてそうな、ずぼらな性格になっているので
そういったシーンは笑えるものになっていました。

そういえば、登場キャラて妙に見た目性格共にとても本屋で働けそうもない年齢が若そうなのがいて
個人的には気になった。萌えアニメなら当たり前なんだろうけど
見た目相当の子ども扱いされるシーンもあったりと浮いてました。
一応大人が働く本屋ですよね・・・

2話にして馬鹿アニメになっているので本屋アニメとしてはチョット脱線しました。
本屋アニメとして期待していた人は微妙な回と感じそうな内容
馬鹿アニメとしてもイマイチギャグに勢いがなく、演出も微妙なので
個人的な意見ではあるが面白くはなかった。
正直意味不明な馬鹿アニメはあまり好きではないので2話で視聴断念したくなりました。
おそらく2話は本屋さん、オタクアニメからはややズレてたかな

と2話は微妙でした。

でも3話からは段々面白くなります。
3話は男女ペアによるコメディが増えた印象、オタクネタも満載なんだけど
マニアックなネタは少ないです。
あくまでも有名なオタクネタや浅くしか扱っていないので
毒にも薬にもならない感じですね。
とりあえずアニメオタクぽくするために入れてみました程度かな
申し訳ないがこのアニメはオタクアニメとしては
あまり特別なことをしているわけではないので、微妙ですね。

何が面白かったかと言えば、男女が個室でおしゃべりしたりの雑談や
いい雰囲気の恋愛モードになることですかね。
恋愛もの要素が強くなりキャラ同士のカップリング時に照れたりするのは
可愛いとは思いました。
腐ガールとソムリエの組み合わせも狙ってやっているのだろうけど
おっさんキャラと幼女キャラの組み合わせは妙に面白いですね。
腐ガールの照れっぷりは甘酸っぱさを感じたので素直にいいなと思いました。

ギャグに関しても下品なネタが増えてくるのだけど
勘違いで照れたりする、ひおたんは可愛かったし
下品なネタに関しても面白いと思えたので
段々面白くなってきたアニメでした。

先生の漫画家を目指す話でみんなから応援される所は温かく感じたし
共同で漫画を制作したり仲間って感じも良かった。
先生は女子力ネタがかなり面白くギャグとしてはかなり笑えました。
女の子でも1人でいると油断してだらしくなってしまうのは
ありえそうなので、そういった妙にありえそうな行動の数々はリアルさを感じました。

後半の恋愛話はニヤニヤ出来る場面もかなりあったし
切なくて泣ける場面もありました。
ギャグに関してもストーリーがまともになってきたので
笑いやすくなりました。
このアニメはオタク要素よりも普通に恋愛やギャグをしている方が面白かったかな

最後まで見ましたけどいい雰囲気で終わっていて
この終わり方なら続きを見たいかなと思いました。

作画は正直演出が良くないのと、全体的に作画の作りが荒かったかな
ふわっとした作画はわざとなのはわかるけど
それを差し引いてもやっぱり若干簡単作画気味だった。
表情もやけに少ないのでもう少し何とかなりそうな出来でした。
演出が悪いのは作画の枚数が足りてなかったのもあると思います。
萌えアニメではないと考えると逆にこれくらいがいいのかもしれませんが
深夜アニメだとやはりキャラの魅力も若干削っていると思うので
個人的にはしっかりと作画をして欲しかった。

声優さんについては腐ガール役の竹達さんは少女キャラの可愛さを出すことが
出来た演技でした。聞いていて癒される演技、声質だと思います。
ひおたん役の高森さんは勘違いやドジっぽい所のあるキャラでしたが
あせったりする所や困ったりする所の演技が良くて
かなり好感持てるキャラに出来たと思います。
先生役の津田さんは、下手な感じがキャラには合っていましたが
演技というよりはやっぱり上手くなかったのかな、チョット気になりましたね。

2話は微妙かと思ったけど恋愛面が出てからは面白くなりました。
いい感じで終わっているのでストーリー的にもまずまず満足しています。
不満点はもう少し作画や演出面で頑張って欲しかったかな

投稿 : 2015/01/30
閲覧 : 273
サンキュー:

6

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