「バケモノの子(アニメ映画)」

総合得点
70.2
感想・評価
637
棚に入れた
4206
ランキング
1569
★★★★☆ 3.8 (637)
物語
3.8
作画
4.1
声優
3.6
音楽
3.7
キャラ
3.8

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おみや さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

親離れと子離れの違い。

予定よりだいぶ遅くなってしまいましたが、劇場へ
行ってきました。

父親は離婚により身近には居ず、母親と過ごしていた9歳の蓮
(れん、主人公。バケモノの国では九太と名づけられます)

突然の交通事故により母を失い、すさんでいたところを
バケモノの熊徹と出会ったことで2人の生活が大きく変わって
行きます。

強くなりたい九太は熊徹の弟子となって一緒に生活を共にし
日々鍛錬に励む訳ですが、この熊徹は強い事以外いい加減なもん
ですから2人の毎日はケンカの毎日でもあります。
そんな日々が流れ九太は17歳を迎えますが、人間界である少女と
出会ったり、実の父親と再会したりとあって、生活に変化が起こ
ってきます。(自由に2つの世界を行き来している設定です)

だんだん自我に目覚めていく九太。そして宗師(バケモノ界の
No.1みたいなもの。)を決めるためライバルの猪王山との
決闘を迎える熊徹。

どんな結末が待っている?

と、まあこんな感じです。



感想
とにかく作画が神がかってました。本当に細かいところまで
一切手抜きなし!どんだけ時間かけたんだよ、、って驚きです。

音楽もとても各場面に合った楽曲で、これサントラ買いもありかな
と思えるだけの名曲ぞろいでした。

ストーリーですが、タイトル通りですね。2人が出会ったことで
お互いの毎日が輝いてました。でもいくら人間とバケモノとはいえ
実質的には親子同然の日々を過ごしていた訳ですから、子供は
だんだん自我に目覚め、自分の生き方を模索するようになります。
九太のそんな感情の表現はとても良かったと思います。
でも、それはつまり親離れを意味することでもあるんですね。

かたや熊徹は適当に生きていたのが、九太の存在のおかげで
どんどん成長していくんです。大人になってこんな成長をする
チャンスってほとんどないと思います。
(ある程度の生活が出来ていればまあいいかという大人って
大半じゃないかな?もちろん私も含めて)

そんな充実していた生活なのに九太はどんどん成長して、
自分から遠くなっていくのを感じた時、どう思うでしょう?

そう、子離れって、親離れ以上に大変なんですよね。
私的にはこれが1番感じたことです。

色々考える事のある作品ですが、娯楽性も高く幅広い層の方が
楽しめるようになってます。(場内、結構小学生が多かった)
劇場に足を運ぶだけの価値があったと思いますよ!











おまけ
開始5分後になって受付へ
座席の空きを見せてもらうと、おっ!最後部右側ほぼ空いてるじゃん。
ということで1番右の席を購入。近くに人いないし、、これなら泣ける!

はい、ティッシュのお世話になりました。w それも4~5回
最初は序盤の熊徹と猪王山のケンカ?のとき。
まわりがみんな猪王山の応援していて、熊徹が半分ボコられていたとき。
九太の放った一言(なにやってんだよ!みたいなセリフ。)

やっぱ、泣ける作品を我慢せずに思うがままというのはいいもんです。w

投稿 : 2015/08/23
閲覧 : 320
サンキュー:

26

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