「機動戦士ガンダム F91(アニメ映画)」

総合得点
72.1
感想・評価
462
棚に入れた
2543
ランキング
1175
★★★★☆ 3.8 (462)
物語
3.7
作画
3.9
声優
3.7
音楽
3.9
キャラ
3.7

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ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

主題歌は良かったのですが。

1991年の3月に公開された劇場用ガンダム。

この作品では、U.C.0123 - 0128 の、
コスモ・バビロニア建国戦争の序盤だけ描かれています。

富野ガンダムではお決まりの、

スペースノイド万歳! 人類は地球から出て行くべき!
 vs
人間が地球に住んで何が悪いんだよ?
宇宙民は俺達の言うこと素直に聞いてれば良いんだよ!な地球連邦政府。

こんな構図で人間同士で戦争してる感じですか?

この世界で人類がやっていることは一年戦争の時代から全く変わっていなくて、
アムロやシャアがやったことは人類の革新に繋がっていないのですねw

さて、このF91では親がガンダム関係の技術者だったり、
途中で主要人物の親が死ぬのも本当にいつもどおりの富野監督。

本当に富野作品って、
子供を顧みない自分の都合でしか動かない親だらけですよね。
ヒロインのセシリー・フェアチャイルドなんて、祖父も実の両親も義父もろくでもない。

そんななかで主人公のシーブック・アノーの家族は、カミーユの親と比べたら、
富野監督にしてはマトモで何があったんだろうって、勘ぐってしまうほど。
シーブックの家族も一人死んじゃいますが。

さて、観た感想。

TVシリーズ用の企画の1クール目を2時間でまとめたために、展開が早いですよね。
唐突に死にまくったり、唐突に裏切ったりと、
その描写にはタメも余韻もなく映像からはドライな作品な印象を受けました。
「家族」をテーマに描かれた作品らしく、
主人公が母親と和解して協力するところは良かったのですが、
一本の映像作品としてはダイジェスト風味でタイトな感じがしましたので、
あんまり、心に残らない映画かな?と私は思いました。

それにしても、今回のボスの仮面の男がかっこ悪すぎw
悪役が情けない人間だと、物語としては盛り上がらないですね。
ある意味あれも、人間らしいとも言えますが。

これにて感想を終わります。
読んでくださいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2015/12/03
閲覧 : 384
サンキュー:

30

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