chariot さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
抜刀総選挙・・・
全13話。
2012年に1クールで放送された作品の2期。
バトル+仲間+異能、イケメン率の高さからやや女性向け。(ただし数少ない女性キャラは総じてレベル高い)
とにかく作画が金かかってる印象の作品です。
色の使い方が綺麗でバトルも良く動く…というより動き過ぎてエフェクトもバチバチ、カメラも視点が動きすぎて目が回る感じですが、制作の気合いは感じられる作画です。
ただ、一部に使い回し(劇場版込み)が見られたのが非常に残念でした。
10話で1話の回想シーンをそこそこの尺で再度はさむのもどうかと。。
まあそれでもこれだけの作画で放送開始前に納品済みというしっかりした仕事をしている点も含めて作画は4.5キープで評価しました。
音楽。
4.0で。
ラストは1期のOPで来ると思っていたところに新曲で来たので上げ。
ファフナーにOP主題歌枠(そんなのあるの?)取られて2期OPは堀江さんが歌ってましたがその代わりに…みたいなもんでしょうか。
わざわざ書き下ろしてくれるangelaは偉大ですね。(勝手な解釈です)
物語。
元々メディアミックス系の作品で小説読まないと意味不明だったりするようなのでアニメ映像しか観ていない僕には「何言ってんの?」といった場面もありましたが、1期よりも対緑、対石盤対処とストーリーの軸がしっかりあったので観やすかったと思います。
難点を言えばやっぱり乱立させた死亡フラグをへし折って死者は敵のみに抑えた点。
また、人が多く動いているので行動が無駄になった人も多く…上手く回せていない感もあり…
解りやすい流れのストーリーなのに非常にごちゃごちゃした印象を受けました。
ラストはまずまず収めてありますし、綺麗に終われた気もします。
キャラ。
善条が一体何の為のキャラだったのか・・・
1期のカリスマ(?)周防尊と同じ声優を起用し、青の王の傍に控え、でも万が一の場合の仕事は彼ではなく副長の仕事で…
働きがなかった訳ではないけれど他でも代用可な存在でしかなかったように思います。
青も赤もモブたちが活躍してましたが誰が誰だか今でも分かりません。
{netabare}また一部のストーリーに於いてキーポイントでもある伏見の宗像に対しての気持ちがエピソード不足と伏見本来のツンデレ要素により伝わりにくく、王の為に命を懸けられるほどなのかがストンと入って来ない感じでした。 {/netabare}
あとは何向けサービスなのか、やたらと淡島・ネコのサービスシーンが随所に。
どこをターゲットにした作品なんだろうか(笑)
声優。
緑のクランにて釘宮少年や芳忠のおじ様が出てました。
いいキャスティングですが、イワさんの若い頃も芳忠さんなので物凄い違和感が・・・(笑)
あとは1期の時も思った櫻井氏の京都弁が浮いている感は健在でした。。
{netabare}ラストのヴァイスマンはヴァイスマンなのに柿原じゃなくて良かったのだろうか・・・
声帯はヴァイスマンなんだから浪川じゃないんじゃないだろうか。 {/netabare}
色々あるけどまあ豪華キャストなので4.0で。
まとめ。
設定から用語までアニメだけで理解するのはやや不足なのでクオリティの高い作画を楽しみつつ雰囲気を味わう作品でした。
小説に手を出せばもっと世界が広がる気もしますが、各所の仲間同士の絆が一部の腐女子の皆様のお陰でクリーンに感じられないので、やっぱり読まないでおきます。。
(作品的にはそっち方面じゃないと思うんですけどね。。)
好きなシーン
宗像の抜刀シーン。
「宗像」、と言った後の「抜刀」までのタメが凄い好き(笑)
【ネタ】抜刀総選挙【全開】
{netabare}公式でキャラの人気投票をしていたようです。
毎回テロップでキーワードを流し、13位からのカウントダウン発表を実施していました。
ランクがこちら。
1位 八田美咲
2位 伏見猿比古
3位 宗像礼司
4位 周防尊
5位 草薙出雲
以下、シロ、十束、クロ、紫、秋山、アンナ、流、道明寺。
・・・女子1位はアンナの11位か。
たいした出番もない十束(1期の時点で既に故人)や秋山(2期でやっと存在に気づいた青の人の一人)に負けるとはもはやなんの選挙なのか。
これ見るとやっぱり女性向け作品なんだなあと思いますね。{/netabare}