「劇場版 ガールズ&パンツァー(アニメ映画)」

総合得点
79.2
感想・評価
891
棚に入れた
4536
ランキング
505
★★★★★ 4.2 (891)
物語
4.1
作画
4.4
声優
4.1
音楽
4.2
キャラ
4.3

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ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

【再戦】新兵器4DX炸裂!!尊氏、またしても『ガルパン』にボコられるの巻w

劇場にて戦車道の圧倒的な砲撃の嵐を喰らい、完敗を喫して以来、ひと月余り……。
尊氏の如き落武者には反撃の機会などあるまい。
といじけてきゅうりをかじっていたところ、
いきなり戦車道、石川県再進出の報が!

敵はいくら10億以上のお布施を集めた戦車軍団とはいえ、
こちらは劇場版の陣容から、作戦会議の顛末に至るまで知り尽くしている。

将軍は同じ轍は踏まぬ。と高をくくり、
再び中古の駄馬に乗り、さらには敵・諜報機関と思しきサンクスを無効化する、
必殺の切り札・ファミマTカードを懐に忍ばせ、決戦の地に乗り込む。

先陣を切り、特典奪取の武功を企てるも、
事前の陣取り合戦に敗れ、今回もカードはなしw
やはり尊氏は決断が遅れ、機先を制することができないw

本陣脇では、手荷物預かり箱前にて、
大勢の武者たちが戦支度を整える物々しい雰囲気。

さらに陣中では、布陣要員と思しき姫君が、
“ふぉーでぃーえっくすのちゅーいじこう”などと念仏?を唱えつつ、
武者たちの椅子や装備を執拗に点検する力の入れよう。
姫君の音頭で「パンツァ~フォ~♪」と気勢を上げ、いざ戦車軍団を迎え撃つ。

だが開戦直後、尊氏はすぐに敵が仕掛けた奇術の罠に嵌ることとなるw
驀進する戦車と共に、振動し、傾く陣!
次いで砲撃と共に襲いかかる揺れと衝撃の、怒濤の波状攻撃!
あんこう踊り並に激しいムーブw
さらに風と共に運ばれて来る土埃と硝煙の匂いまで漂い始め、
陣中はまさに阿鼻叫喚の戦場に。

そのうちに、もうもうと煙までも立ち込めて来て……(笑)
えぇい!これではまるで落城寸前の天守閣ではないかw
こんな映画館のルール変更など許されていいのかw

それにしても……戦車という乗り物から
骨の髄まで伝わる振動は心地ようて武者震いするわ。
女風呂の香りに鼻の下を伸ばし、しゃぼん玉と戯れている駄馬など打ち捨てて、
尊氏も戦車に乗り換えようかのう……。

……などと、感心している場合ではあるまいw
手をこまねいている内に、追い打ちをかけるが如く、
雨と共に、噴霧されるミスト!

み……水攻めじゃ~~~!

何たる高松城!ボコは立ち上がっても、やはりボコなのかw
南朝の軍神・楠木正成公も驚く奇策の数々!戦車道恐るべし!
正成殿の山城籠城戦に挑み七転八倒した、
鎌倉武士の心境が少しだけ分かった気がするわw
……あいつ湊川の平地で騙し討ちにしといて尊氏も命拾いしたわw

揺れすぎて頭もグラグラするのでwもはや罰ゲームのあんこう踊りもままなるまいw
ここも撤退……いやこれはあくまで転進なのであるw


失礼いたしました~m( ̄ー ̄)m


本作の4DX上映は3D眼鏡不要の2D上映+体感なので、
3DXとでも称した方が適切かもしれませんw

けれどそれを差し引いても尚、本作と4DXの相性は抜群だったと思います。
揺れる座席を軸にしたアトラクションは、特に揺れの激しい乗り物の表現に適しています。
まさに戦車道普及にうってつけの設備なわけです。
これを越える4DX上映はそうそう現れないと私は思います。

個人的には特に傾きが素晴らしかったです。
坂を上り、階段を下るw道なき道を突き進む……。
戦車と一体化できる素晴らしい体験でした♪


前巻w
推定砲撃数800発超!尊氏『ガルパン』にボコられるの巻w

長文なので折りたたみw

{netabare}昨年から巷で噂の戦車道劇場版進出の知らせ。
だが尊氏の地元・石川県は安定の上映館なしw

さしもの大洗女子学園の砲撃も、この裏日本にまでは轟かぬか……。
と、あんこう鍋をつついて、あぐらをかいていたところ、
年明けになり、いきなり石川県にも上映館拡大の報が!

これも昨年来からの8億円超のファンのお布施と、
本拠地・大洗に対する1億6千万円超のふるさと納税による、兵站の充実によるものか。
はたまた、どこぞの呪術師の怨念が通じたのか。

いずれにせよ、正月ぼけの落武者としても迎え撃たねばなるまい。
中古の駄馬に乗り、「戦車道行進曲」や「あんこう音頭」をループしながら、
決戦の地に向けて北進を開始。
道中、敵・諜報員の出先機関と思しきサンクスにて、
飛び道具に対抗するため、あめ玉を購入し、敵陣に乗り込む。

先週末からの開戦にもかかわらず、既に特典の絵葉書はなしw
尊氏はいつも決断が遅れ、機先を制することができないw

本陣に突入した尊氏はすぐに圧倒的不利を知ることとなる。
ここは映画館。ステレオが頭上に6個もあるw
正面だけ守りを固めておけばよい、我が家のしょぼいモニターとは違う。
四方八方から砲撃の雨あられ!!何たる桶狭間!おいらボコだぜw
砲撃音は振動と実感できる、このシビれる感覚!
尊氏も戦車に花を生けたくなって来おったわw
そうこうしている内に、砲撃にビビって、乗って来た駄馬も逃げてしまったではないかw
このままでは長篠合戦で散った武田騎馬隊の二の舞じゃw

いや……じゃが、落ち着け。敵はただの深夜アニメの劇場版。
テレビで一区切りついた物語から、欲出して映画にまで深追いする愚を犯すに決まっておる。
敵将も大浴場に収まり切らぬほど膨れ上がった萌えキャラの群れ。
話も作戦名もまとまるはずがあるまい!所詮烏合の衆。恐るるに足らぬわ!

何!それでも戦車が話をまとめて突っ込んで来るじゃと!
道など無いはずなのに、どうしたことか!
なぬ!道が無くとも、戦車が通った後に道ができるじゃと!そんな馬鹿な!
そういえば、先ほどより、駄馬ではとても通れぬような難所を、戦車が突破して来おる!
敵・戦車は源義経公か!?『トランスポーター』か!?
思えば筋書きがあろうが無かろうが、戦車が通った後に物語ができるのが、
『ガールズ&パンツァー』であったのう……。

それに気が付かず理屈の煩悩に囚われるとは……。この尊氏、何たる不覚!
これが戦車道!これが人生!むむ……悟りまで開きおるとは!もはやこれまでか!

このままボコられ、あんこう踊りを披露する恥辱を受けるわけにもいくまい……。
ええぃ!ひけぇぇっ!ひけぇぇっ!撤退!……いや、戦略的前進じゃ~~!


失礼いたしました~m( ̄ー ̄)m


昨年末の私みたいに、映画館で戦車道を諦めていた方も、
もしかしたら近所に戦車道が延伸して来るかもしれないので、
是非、挑戦してみて下さい♪

それにしても地方のしょぼい映画館でこの砲撃の爽快感♪
これが東京・立川の極上爆音上映、
あるいは南北朝の古戦場・四條畷(なわて)などで
企まれている4DXだったらどうなるのでしょうw
生還者からの体験談を是非じっくり伺いたいものです♪
……いや、むしろ行けないけど行きたいですw{/netabare}

投稿 : 2016/02/25
閲覧 : 422
サンキュー:

42

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