「甲鉄城のカバネリ(TVアニメ動画)」

総合得点
87.4
感想・評価
2065
棚に入れた
10000
ランキング
149
★★★★☆ 3.8 (2065)
物語
3.5
作画
4.1
声優
3.6
音楽
3.9
キャラ
3.6

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ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

秩序を守るのも武士の務めだ‥?

作画や音楽、声優さんの演技等には文句はありませんが、脚本、演出の不甲斐無さに1話からあきれ返ってしまいました。

ここから{netabare}
先ずカバネ(ゾンビの様なもの)の疑いを掛けられた人物が登場する場面について、法を破っているのは明らかに武士の方なのに「秩序を守るのも武士の務めだ」とアヤネの父が言ったあたりから何となく?になり、以後懐疑的な目で視聴する様になってしまいました。(逃走する事態を回避出来たのにも拘らず、疑いだけで射殺する様な行為を容認していたら、秩序の崩壊は火を見るより明らかなのではと思います。)

目立つものだけですが、他にもおかしな点をいくつか‥

1.主人公(生駒)の行動について、カバネを工房におびき寄せる為とは言え、自分の血を使うというハイリスクな行為をした事。町の方が血の臭いに満ちていた筈なのに、そちらに向かわないカバネが都合良く一匹いた事も不自然。

2.同じく生駒の行動について、「ウィルスが脳に届かなければ大丈夫なんだ」とか言ってとんでもない事をする。(素早さと鉄の意志が必要である事は別問題として、片腕を切り落とすか吹き飛ばすかした方がまだマシとも言える様な行為。)人体内での活動時間が限られているウィルスはたくさん有りますが、首に感染の症状が出ているならば、ウィルスはとっくに脳に到達している筈。演出の問題だとしても表現がお粗末過ぎると思います。)

いずれの行動もどうかしているとしか思えませんでした。

また、武器の威力が確められたからと言って狂喜したり、カバネの首をはねた後、そのまま笑いに繋ごうとするする演出には強い嫌悪感を覚えました。

今後ウィルスについての疑問がある程度の説得力を持って説明されるのであれば、色々な所に眼を瞑れるのですが、上記の行動が安直に主人公に超能力を与える為だとしたら、目も当てられない気もします。

追記:2話における生駒の行動にも不可解なものがありました。汽車に入り込もうとするカバネを、わざわざ汽車内に引き入れた上で貫き筒で仕留めた理由が何なのかさっぱり分かりません。扉の隙間から心臓を狙えないのであれば頭部を狙うのが自然であると思います。素手で重厚な鉄板を陥没させる程の強力(ごうりき)を持つカバネに対する恐れがまるでないかの様でした。幾度かカバネに組み付かれた生駒が肉体に大した損傷を受けなかった点も不自然でした。私個人としては「ざまあみろ」という台詞もどうにかならなかったのかなぁと思ってます。

無名のアクションシーンについては、命のやり取りとしてでは無く、ショウとしての見栄えを優先している傾向がさらに顕著であり、さながらハリウッド製のアクション映画(その手法を真似たのも含む)の様な軽薄さで緊迫感をかなり減退させていた様に思います。{/netabare}ここまで

3話程度見てからレビュー書くつもりでしたが、1話目、2話目と深刻なまでに見過ごせない部分がありましたので、レビュー書かせて頂きました。作画などに見所があっても、物語やキャラクターに魅力が無ければ鑑賞する事が義務の様になってしまいます。また、見続ければ文句がどんどん増えてしまいそうなのでここら辺で断念します。

この作品好きな方に不快感を与えてしまったら申し訳ないです。
こういう意見もあるのだと思って頂ければ助かります。

投稿 : 2016/04/17
閲覧 : 444
サンキュー:

19

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