ハウリングインセクト さんの感想・評価
4.6
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
これはミステリーではないアクションだ!
RUMの部下で情報収集を得意としているキュラソーが日本の国家公安警察から
組織のnon official coverリストを入手し赤井、降谷とのカーチェイス、そして狙撃され大事故になります。生き延びたキュラソーですが頭を打った衝撃で
記憶を無くしてしまい途方に暮れていたところ、東都水族館でコナンたちと出会います。記憶喪失と昨日の事故との関連からコナンは警察に連絡しその間に元太達とキュラソーは仲良くなります。ただ、そこで異常な身体能力を見せて、哀に組織のメンバーではと警戒されます。観覧車がこの水族館の目玉になり、それに搭乗したキュラソーや少年探偵団ですが、そこでキュラソーの記憶が少し戻ります(色の重なり透明度によって記憶できるみたいです)。体調を崩したキュラソーを心配し警察病院に移動させますが公安も動き出しキュラソーは公安に捕縛されます。一方ノックリストに名前が加わったバーボン安室透とキール水無怜奈はJIN達に殺されかけます。そこで助けたのが赤井秀一、FBIとしての任務でもあったんでしょうが、安室には悪いことをしたと過去の因縁から行っているところも見受けられますね。このときノックリストからはずすために阿笠博士がキュラソーのスマフォのデータを修復しメールを途中で送信してしまったミスに見せかけました。逃げ出した安室は東都水族館の観覧車にキュラソーの記憶のカギがあるとして、公安の仲間にのせるよう指示します。そして、コナン、赤井もこの場に先回りします。観覧車が回りだすんですが、赤井と安室の仲が悪く、観覧車上部で戦いだします。一方コナンはJIN達の仕掛けに気付き、爆弾解除、組織鎮圧に二人を向かわせます。頂上に観覧車が到達し、キュラソーはすべてを思い出しますが、子供たちに危険が及ぶことを避け逃げ出します。キャンティ、コルンは観覧車に無数の弾丸を放ち、キュラソーは重傷を負います。しかし、それでもキュラソーは子供たちを守るためクレーン車を観覧車に突っ込ませ、コナンたちの策を後押しし、見事に観覧車を止めます。しかし、そのときに観覧車に押しつぶされ鉄骨がささった致命傷も重なり、最後には身元の判別も不可能なほどになります。結局今回も組織の新たなメンバーがそのまま退場という形になり後味の悪さが残りますね。最後まで話さなかったイルカのキーホルダーをコナンは思い出と称しますが、唯一の救いになったと思いたいです。
物語としては情報規制がこんなにうまくいくのかとか、謎解きもないためコナンとしてどうなのかといったところがありますが、今回はキュラソーと子供たちの友情、悪い人間でも変われるんだといったところが見どころかなと思います。