Progress さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
世界観には魅力を感じたが、原作を生かせなかった印象
このアニメに興味がわいたのは、コンビニにある分厚い漫画で読み、ガッツがグリフィスと初めて出会うシーンから見ていたもので、アニメで見た時はあれ?ガッツがなんかオッサンになっているな、と少し混乱しましたが、どうやらこのTVシリーズの前に別の場でガッツ青年期?は描かれたらしいです。
このTVシリーズから入った人は、ガッツのバックボーンや、世界の情勢がどうなっているか分からない点があったのではないでしょうか。
【物語】
雰囲気としてはダークファンタジー。
物語はガッツが旅をしてひたすら戦う。
世界の情勢やガッツの敵の暗躍等の物語の「外側」の情報に魅力を感じる作品。
【作画】
CGと手描きの合わせ技。CGが8割程度。
CGはお世辞にも良いとは言えない。安上がりにしたかったのだろうか?
悪い所を上げたらきりはないが主要キャラ、モブ、モンスター、どれをとってもCGが酷い。
【声優】
気になったキャラを挙げていくと、
高森奈津美さんがニーナ役。
小山力也さんがモズグス役。
【音楽】
音楽は鷺巣詩郎さん。一部挿入歌の楽曲の提供で平沢進さん。
平沢進さんはアニメ映画「パプリカ」の「白虎屋の娘」という曲がとても神秘的で壮大、かつどこか懐かしさのある曲なので一度聞いてみてほしい。
【キャラ】
ガッツ・・・自分の身長と同じくらいの大剣を振り回す戦士。この大剣を振り回すのがかっこいい(らしい)。
グリフィス・・・鷹の団団長。今回のTVシリーズでは出番少な目。
ルカ姉・・・娼婦で性格が聖人。ここまで良い人である必要があったのだろうか?
イシドロ・・・ガッツに戦士として惚れる。ほぼほぼギャグ担当。
モズグス・・・敵役。宗教に入り込みすぎて歪んでいる良いゲスキャラ。
【総評】
魅力的な暗い世界観の情報に入り浸りたくなる。
しかし、あまりにCGが陳腐だったため、楽しさは半減し、ポジティブな驚きがなかった作品。