STONE さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ストレートな続編
テレビシリーズの劇場版と言うと、総集編的内容だったり、外伝的内容だったりする作品も
あるが本作はストレートな続編。
続編ゆえに「蒼穹のファフナー」と「蒼穹のファフナー EXODUS」の間を繋ぐ存在として、
テレビシリーズを理解するには必要不可欠な作品だったりする。
印象的だったのはミール、及びフェストゥムがより多様化したようで、本作の
キーパーソンである来主 操はまさにそれを象徴するような存在。
それにしても人間より学んだ?内容によりそれぞれ行動が異なるミールとは、人間の合わせ
鏡のようでつくづく興味深い存在。
バトルものという部分では、真壁 一騎らの次の世代が戦いに参加していたが、それに伴って
遠見 真矢、羽佐間 カノン、要 咲良、近藤 剣司らが随分と頼もしく感じられた。
あと忘れられないのが春日井 甲洋の存在で、テレビシリーズの終盤でもそうだったが、
すっかりカッコいい助っ人ポジションをゲットしたみたい。
展開的には前述のファフナー搭乗者以外にも日野 美羽の登場、龍宮島の新たなコアなど、
全体的に新たな世代というものを感じさせる。
対フェストゥムという点においてはミールの多様化に伴い、共存へまた一歩進んだ反面、
新たな脅威も感じる。
まあ、ハイライトは最後に帰還した皆城 総士の存在だろうけど。
劇場版ならではの作画クオリティも嬉しいところ。