「咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A(TVアニメ動画)」

総合得点
79.8
感想・評価
1767
棚に入れた
8542
ランキング
476
★★★★☆ 3.8 (1767)
物語
3.7
作画
3.9
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
4.0

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ネタバレ

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

まずひとり、ここにいる!

「咲-Saki-」本編に増して思い入れの深い作品です、語らせたら長いですよ。
出てくるキャラ全て愛おしくて、アニメの中でも最上級に好きな作品の一つです。


<物語>
せっかくの全国大会なのに清澄高校と対戦する高校しか描かれないのはあまり勿体無い、トーナメント表の左側(side A)のスピンオフは、願ってもない絶好の企画で悶絶しました。
案の定これが聞きしに勝る面白さで、アニメ版も忠実過ぎるほどに再現できていたと思います。
どのエピソードも大好きで何度も見返しているのですが、私が特に好きなのは14話の副将戦です。
白糸台・亦野誠子の副露、千里山・船久保浩子の分析、新道寺・白水哩の攻勢、そして阿知賀・鷺森灼の奇策、個性豊かな四者の思惑が複雑に入り乱れているのが痛快です。
そして迎えた南3局、哩さんの先制リーチに灼が追いかけます。
亦野さんの3萬を見逃して5萬を和了した時の哩さんのクールさと来たら、格好良すぎて涙が毀れます。
その他も展開は素晴らしく、捨て回なんて一つもありません。
結局、準決勝を制すのは阿知賀と白糸台、最強と言われていた白糸台を下し、真のラスボスとして阿知賀が清澄に決勝戦で挑みかかってくると思うと、今から興奮で眠れません。
清澄と阿知賀の因縁は、原村和の今カノの元カノみたいな部分にある訳ですが、副将戦で和と当たるのは関係の薄い灼です。
でもこの順番のおかげで、和は試合前に憧と、試合後には穏乃と会えるんですよね、なんという神采配。
勿論、千里山や新道寺についても5位決定戦があるので、こちらも目が離せないところです。

<作画>
前作とスタッフはほぼ変わっていませんが、前作放送中にGONZOが死んだので、studio五組に制作会社が変わっています。
作画はキャラの配色が薄くシャープになっていて小奇麗な印象を受けます。
12話の準決勝先鋒戦でテレビ版は一区切り終えて、13話からOVA版で順次リリースされました。
問題はOVA版が1話毎しか収録されておらず、買い支える身としては多少厳しいものがありました。
おまけに少し前にBD-BOXが出たのですが、有らぬ限りの特典でファンを釣っていて、BDを揃えた気概が一蹴される思いでしたね・・・。
ちなみに、C84とC86にて"スタッフお疲れ様本"が販売されていて、こちらはファンにとって必需品ですね。
佐々木正勝さんが毎回出してる修正集もあって、こちらもお勧めです。

<声優>
"銀河声優伝説"の名に恥じないキャスティングになっていると思います。
千里山にスタイルキューブ丸投げは正直困惑しましたが、なんといっても小倉唯さんと石原夏織さんを擁してますからね。
フナQの声優が三澤紗千香さんに変更になって、若干声優力も上がりましたし。
また白糸台に関しては中原麻衣さんと斎賀みつきさんは前作で判明していて、それらに並ぶ豪華声優をと期待値が尋常ではなかったですが、豊口めぐみさん、清水香里さん、斉藤千和さんと追加キャストが発表されて、流石は王者・白糸台と思ったものです。
三箇牧の荒川憩さんは、前作のラストで大々的に登場していたので、大物の起用を想像していましたが、穴があるとすればそこくらいですか。
ところで阿知賀の声優イベントには大体参加している私が、ここまでの簡単なイベントの軌跡を紹介しましょう。

先行上映会・・・本作の初イベント、BD-BOXにイベント申込用紙が入っていたのですが、気付かずに応募せず勿体無いことをしました。これだけ参加できていません。

OPリリイベ・・・池袋サンシャインの吹き抜けホールで開催されたイベント、Stylipsを初めて生で見ました。サビの振付をレクチャーされて今でも覚えてます。

咲フェス・・・中野サンプラザで行われた本編と阿知賀編を跨いだライブイベントです。残念ながら花澤さんが来れなくなってしまいましたが、トーク中は麻雀をしたりして実に「咲-Saki-」らしいイベントとなりました。ここでOVAと新作ゲームの制作発表がありました。

メモリアルイベント・・・まさかの本作の舞台の吉野でのイベント、私自身初めての吉野探訪でした。当日は阿部野橋役から特別仕様の"メモリアルライナー"に乗って吉野駅まで行って、その場で簡易なトークショーと、松実館のモデルになった"さこや"で本番のトークショーを行うというものでした。スタンプラリーなどもあって充実した咲日和を過ごせました。

阿知ポ麻雀大会・・・銀座パセラリゾーツで開催されたスタッフキャストを交えたゲームソフトによる麻雀大会です。団体戦と個人戦にエントリーが出来て、私は大学のサークル仲間を集めて、どちらにも出場しました。団体戦は1回戦敗退を喫しましたが、個人戦ではなんと優勝しました。その時は灼の声優の内山夕実さんが来てて、光栄にもサイン入りボーリングピンを頂き、今でも家宝になってます。

本作のイベントはこれだけだったと思います、行ったことがあるイベントは御座いましたでしょうか。

<音楽>
主題歌は幾度となくカラオケで歌いました、今は確かどの機種も映像が入ってますよね。
昔はコラボもしてたパセラしか映像がなかったんですよね。
前作では全ての主題歌を担当していた橋本みゆきさんですが、本作でも特殊EDを歌われています。
またこのイントロが格好良いんですよね、シリアス調の終わり方をしたときに流れてます。
キャラソンも阿知賀の5人と千里山の2人のが出ていて、どの曲も特徴が出ていて馴染むんですが、中でも松実玄ちゃんの「Dragon Magic」が好きですね。
まぁみんな好きなんですけど!

<キャラ>
準決勝メンバーの一人一人は勿論、阿知賀こども麻雀クラブの志崎綾ちゃんや覚王山高校の対木もこちゃんや博多エバーグリーンズ元監督で現宮守高校監督の熊倉トシさんに至るまで本作に登場した全てのキャラを愛しています。
これ以上に言葉は要りませんね。


アニメ放送の翌年から、毎年欠かさずに吉野に聖地巡礼していて、今年も9月に行ってきました。
アニメ及び原作に出てきたカットは大体回収していて、最近は"阿知賀を感じられる"だけで喜びを感じることができます。
これだけ好きなアニメも長らく好きでいられるアニメもそうありませんね、これからも大切にしていきたい作品です。

投稿 : 2016/11/23
閲覧 : 241
サンキュー:

4

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