「戦国魔神ゴーショーグン Goshogun IN 時の異邦人(エトランゼ)(アニメ映画)」

総合得点
69.3
感想・評価
15
棚に入れた
59
ランキング
1792
★★★★☆ 3.8 (15)
物語
3.8
作画
3.8
声優
4.0
音楽
3.5
キャラ
4.0

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ネタバレ

チョビ0314 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ケルナグール・フライドチキン

戦国魔神ゴーショーグンはかなり特異な作品らしく、ロボット物ですが登場人物の人気の方が高い事で有名な作品です。
ただ僕はゴーショーグンという作品は数話を見ただけだったので、この「時の異邦人」が自分にとってのゴーショーグンとなりました。

この作品を最初に見た時はかなり戸惑いつつ見たのを憶えています。
何故ならメインキャラがいきなり老けてて、ヒロインであるレミー・島田に至っては顔も見せずに事故って病院送りになるという初見殺し。
正直最初の視聴では理解するまで少し時間が掛かってしまいましたが、二度目の視聴からは非常に楽しめました。

時の異邦人はかなり特殊なストーリーでして、闘病中のヒロインが見ている架空の世界と現実世界という2つ世界の話が同時に進行して行きます。
(過去も映りますが、あくまで思い出なので2つのみです)

メインの舞台となるのは架空世界のとある街。
その街の住人は何時死ぬのか定められていて、街を訪れた旅人である主人公達もその独特な習慣に巻き込まれてしまいます。
死を宣告された人は手紙と共に未来のビジョンを見せられるけど、レミーが見せられるビジョンがかなりえぐい…(当時としてはですが)
ただし厳しい運命の暗示をされる分、その運命に抗う彼女は魅力的です。
またレミーは自分の運命と戦いますが自分の過去とも対峙します。
かなり厳しい過去なので悲しい描写が多いのですけど、セル画独特の色使いや雰囲気でリアリティと美しさを感じさせます。

そんな彼女を助ける仲間、レミーと共にゴーショーグンに乗り込んだ真吾とキリー、敵方の三幹部だったブンドル、カットナル、ケルナグールの三人もそれぞれに見せ場を描かれています。
中でもカットナルとケルナグールが路面電車を改造する場面はかなり良いシーン。
地味な二人の地味な作業という息抜きがあるからラストスパートが引き立つのですね。

ロボット物なのにロボットの出てこない番外編は当時かなり珍しかったと思います。
それが成り立つのは、さすがキャラクター人気で有名なゴーショーグンといった所でしょう。

過去と現在、そして未来の自分。
それは自分次第だし可能性は無限大、そういう使い古されたテーマで描かれた本作ですが、キャラクター達の余りある魅力でなかなか面白い話に仕上がっています。
あと挿入歌と主題歌もかなり良曲ですよ。

投稿 : 2017/05/25
閲覧 : 480
サンキュー:

5

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