「ソラとウミのアイダ(TVアニメ動画)」

総合得点
58.4
感想・評価
164
棚に入れた
502
ランキング
6502
★★★☆☆ 2.9 (164)
物語
2.5
作画
3.1
声優
2.8
音楽
3.2
キャラ
2.8

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ネタバレ

Lovin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

観た感じ

■情報
 {netabare}原作:広井王子 フォワードワークス

 監督:濁川敦
 シリーズ構成:山田隆司
 キャラクターデザイン:山本周平
 制作:TMS/だぶるいーぐる
 話数:1クール全12話

 OP:「ソラとウミのアイダ」
    by 空町春/CV:高橋花林、ルビー・安曇/CV:井上ほの花、櫻舞湖/CV:すずきももこ

 ED:「蒼の彼方」
    by 鈴木このみ

 劇中歌:「尾道恋時雨」
    by 宇田川美奈/CV:西川舞
{/netabare}
■感想
 知識:原作スマゲ未プレイ
 鑑賞:TV放送
 概要:漁師型宇宙系
 成分:熊本、秋田、男の娘
 設定:新幹線で無様な寝顔を晒す少女は…

 一応全話観られた。設定等には多少の疑問はあるが、実は今期の作品としての個人的な期待度は結構上位にだった。何がそんなに楽しみだったのか、細かいことは後述するとしても、一番は昔お世話になった「檄!帝国華撃団」の広井王子が絡んでいるということだと思う(Windows 10のIMEも「ていこくか」まで入力すれば変換候補に挙げてくれる)。因みに広井王子の「王子」はDQ辺りのRPGから取っているらしい。そして未だ全話を観た訳ではないが、広井王子にとって二匹目の泥鰌は居なかった模様。

 {netabare}第1話のサブタイトルが「宇宙でサカナをとっちゃうぞ!」とエラく軽かったのに、その割には結局とれてなかったけど。そして寝過ごしそうになった新幹線の隣の席のBBAに起こされかつ荷物を投げられる。あのBBAには「危険なものが入っていたら」という危惧はなかったのだろうか?そして乗り換えた在来線(?)の隣の席にいたGGIの髪型、私も大概のGGIだがあの域には達していない、某四コマ漫画のアニメ化企画で彼に突き付けられたアレくらいに。まあああいう現象になるのはわかるけど、敵を作ったのかもしれない。主人公の顔つきや言動を観ても全く締まりがない。一応勉強するために尾道に着ている筈で肩に力が入るんだったら理解が出来なくもないが、寝顔と同じく間抜けな顔で海を背景に自撮りとか、間が抜けて居る上に、お前が獲りに来たのは写真やなく魚やろ、と突っ込みたくなる。
 続く第2話では宇宙漁からの帰還から描かれるが、鍵谷の視線は緑川に釘付けだった。どういうこと?百合に対してはここ数年で受け入れる土壌が私の仲にもできたと思うが、ああいうブツカリ稽古みたいなのは勘弁してほしい。アレはどういう層に訴求した結果なのか、小一時間広井王子を問い詰めたい。結局最後まで工事に関する情報は公開されていないし、当然下の名前も源氏名やろうし、違うのなら疑うべきは両親の神経なのかもしれない。更に影の薄い京都人の見た目はボーイッシュやからくっつけたれ、みたいなノリやったんやろか?
 最終話間近の第10話では、正義に目覚め(?)父親を心底信じているまきまきが市役所で課長に詰め寄るが、これが作中で最大にして最強のブーメランだったことで、有らぬ嫌疑をかっぺに背負わされる。あれだけ信じていた父親が実は悪い人でしたって、そのショックはあぱぱぱっても仕方ないレベルだと思う。だってまきまきが好きになるのは父親みたいな存在な訳だから、彼女が学生時代に観ていた甘い夢が瓦解していくことを考えると、多分うどん好きな勇者を観るより締め付けられる思いがする。しかしこの作品で私が注目していたキャラは、まさにこの二人、桜舞湖と薪真紀子だった。
 先ず桜舞湖については、秋田出身で強い秋田訛りが何とも魅力的だった。今読んでいる漫画ではあれくらいの訛りで聞き取れない、と切り捨てられているが、何となくわかる辺りが何か妙に魅力的に見えてきた。因みに青森出身者(津軽弁と南部弁でも違うらしい)と秋田出身者と岩手出身者と山形出身者辺りの言葉は多分、私には聞き分けられない。なので正しいイントネーションなのかは不明である。でも何か可愛かった。
 次に薪真紀子については、女子部六人の中にあって最年長の19歳なのに、大人(スタッフ?)の事情(趣味?)でトレーニングウェアに選ばれたのが旧スクール水着という、一歩間違えばR指定のあるビデオに登場しそうな出で立ち、これには目が釘付けになった。また名前が「まきまきこ」の時点で私の中ではネタ扱いなのに、その父親が「マキシンご」(「やんなっちゃっ」て「驚い」てたウクレレ芸人に似た名前)という、親子揃って笑わせに来ているとしか思えないネーミング(確か帝国華撃団にも李紅蘭ってキャラが居たような)。因みに声優の三木眞一郎は誰かに対して「ミキシンと呼んでもいい」と発言したらしい。
 そして今気づいたが、尾道出身のお嬢と京都出身の一番影の薄いヤツと熊本出身のまきまきはOPを歌っていなかった。全員で歌っているものだと思っていたけど、まあまきまきの中の人は女優さんやしな。女子部結成の時点で中の人の心は一つではなかったと言う訳か。
 今現在現実には宇宙に出る場合には大変な訓練を受けなければならないが、自転車でロケットの発射台に近づけるセキュリティの緩さ、しかし宇宙での漁は命の危険が付いて回り、地球の周辺にはそんな生け簀が99個も浮遊している模様、作中で空町春が他のメンバー全員から言われていた「気合ではどうにもならない」ということを全編観終わった後に言いたくなると思う、間違いない(by長井秀和)。
{/netabare}
■蛇足
 {netabare}一番影の薄いヤツの中の人のWikipediaページはなく、

 Enpediaというサイトでは「女性声優」と書かれており、

 経歴として2014、2016、2017、2018にゲームへの出演、

 アニメは2017に覆面系ノイズ、

 2018はあまんちゅ~あどばんす~、citrus、ソラとウミのアイダに出演とある。

 そして「神坂みお」と書いて「こうさかみお」と読ませるらしい。

 まきまきのWikipediaページには、

 熊本出身、オスカープロモーション所属、母は元女優・モデルの米野真理子とあるが(誰やねん)、

 母親のWikipediaページは存在しない(結局誰やねん)。

 そして経歴にある薪真紀子の文字は太字だった(一番影の薄いヤツのは違ったのに)。

 因みにWikipediaの津軽弁のページ

 <https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%A5%E8%BB%BD%E5%BC%81>には、

 簡単な活用形(?)が掲載されている。

 そして昔「志村けんのだいじょぶだぁ~」みたいな名前の番組で、

 音は流れず映像を観て曲名を当てるクイズがあったのだが、

 問題となった「雪国」を歌っていた吉幾三も津軽弁マスターだ。

 そんなリストの中に三上枝織という聞き覚えのある名前を発見したので、

 多少なりとも興味が湧いた。

 また熊本出身といえば我らがキレンジャーも同じ熊本出身である。

 <https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%98%E5%AF%86%E6%88%A6%E9%9A%8A%E3%82%B4%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC#%E7%A7%98%E5%AF%86%E6%88%A6%E9%9A%8A%E3%82%B4%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC>
{/netabare}

投稿 : 2019/01/02
閲覧 : 278
サンキュー:

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