「無限の住人 IMMORTAL(TVアニメ動画)」

総合得点
72.1
感想・評価
137
棚に入れた
598
ランキング
1176
★★★★☆ 3.6 (137)
物語
3.6
作画
3.7
声優
3.7
音楽
3.4
キャラ
3.7

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

剣客集団・逸刀流に目の前で両親を惨殺された浅野凜と用心棒・万次による仇討ちの物語

この作品の原作は未読ですが、2008年に放送されたTVアニメは視聴済です。
2008年版の万次役は関智一さんで、浅野凜役はサトリナでしたが本作はキャストが入れ替わっており、万次役は津田健次郎さんで、浅野凜役はあやねるです。
その他のキャストもほぼ総入れ替えという形が取られたようです。
サトリナの凜ちゃんも良かったですが、あやねるの凜ちゃん…もう半端ありませんでした^^


武士というものがまだ存在していた江戸の世…。
百人斬りと呼ばれた【不死身】の男がいた。

その男の名は「万次」。

万次は、父母を殺され復習を誓う少女「凜」と出会う。
凜は万次に、復讐の旅の用心棒になってくれないかと言う。
初めは断る万次だが、凛に亡くした妹の面影を見た。

一人では危うい凜の姿に、仕方なく手を貸すことに決める。
しかし凜の仇は、剣の道を極めんとする集団…逸刀流。

それは、不死身の万次すら追いつめる壮絶な死闘の始まりを
意味していた。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

何故この作品が2度もアニメ化されたのか…
1997年に第1回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞し、英語版が2000年にアイズナー賞最優秀国際作品部門を受賞(wikiより)するなど人気・評価共に高い作品であることと共に、原作が2012年まで連載されていたようなので、2008年の段階では物語が完結していなかったからだと思います。

ですが、本作は2008年版の続きからではなく、物語を最初から最後までを全24話に構成されているので、前作未視聴でも問題ありません。
序盤は前作の内容と重複していますが、尺の事情からか前作で1クール全13話で描かれた物語が8話くらいに凝縮されていますし、完全に作り直されているので、焼き直し感は感じませんでした。

作画は全般的に良くなっていると思います。
ただ、2008年版のアニメーション制作協力にProduction I.Gさんが入っているので当時アニメーションのレベルとしても高かったんだと思います。

前作同様剣客物語なので、大量の血が噴き出したり、首や身体の一部がバッサリ切られたりするシーンが盛り沢山でした。
血を見るのが苦手な人にも少しハードルが高いかもしれません。

個人的にはドバドバの流血には慣れましたが、物語の中で万次の不死身の理由を解明しようとする話は、正直少し気持ち悪かったかな…
万次の不死身の正体の秘密は、「血仙蟲」というラマ僧によって生み出された延命術で、体内に巣食う「蟲」が破壊した体組織の代行となって傷口を結合・再生するからで、一介の人間がどうこうできる代物ではないんです。

「良心の呵責」に悩まされたのは最初だけ…
徐々に狂っていきながら周りに死体の山を築くことになるのだから堪りません。
人間は神になることなんてできないというのに…

一推しはあやねる演じる凜ちゃんで決まりでしょう…
本人自身は決して腕の立つ剣士ではなく、素人に毛が生えたくらい…
仇討ちなんて物騒な考えを貫き通していますが、それと同じくらい気持ちが真っ直ぐなんです。
曲がったことやズルいことが大嫌い…
その性格のせいで損をすることもありますが、それを損と感じない女の子…
見ていて気持ちの良い女の子だったと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、清春さんの「SURVIVE OF VISION」

2クール全24話の物語でした。
アニメのほか、舞台や映画にもなっているそうです。
私はAmazon Prime Videoで視聴しましたが、4月からTVでも放送されているそうです。
あやねるファンには堪らない作品なのではないでしょうか。

投稿 : 2020/04/26
閲覧 : 326
サンキュー:

17

無限の住人 IMMORTALのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
無限の住人 IMMORTALのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

Ka-ZZ(★)が他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ