ようす さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「出会いがもたらした変化は、小さなさざ波となって広がっていく。その小さなさざ波の端に、俺もいるんだ。」
2018年公開の劇場版。
時系列は重要でないので、夏目友人帳シリーズを全て視聴済みの方も、
まだ見ている途中だという方も、大丈夫。
また、設定等も丁寧に説明されているので、
まだ夏目友人帳シリーズを見たことがないという方も大丈夫だと思います。
今回も、人と人、人と妖との絆の温かさに癒されました(*´ω`*)
100分ほどの作品です。
● ストーリー
妖が見える少年・夏目貴志(なつめ たかし。)
祖母・夏目レイコの遺品の中にあった“友人帳(ゆうじんちょう)”には、
レイコが勝負で負かして子分にした妖の名が集められており、
名前を返してもらおうと訪れる妖、
友人帳の強い力を狙う妖、
そんな妖から夏目を守る用心棒・ニャンコ先生など、
友人帳をきっかけに、
夏目は様々な妖たちと関わることになる。
この劇場版にもちゃんと夏目友人帳らしさが詰まっています。
夏目(cv.神谷浩史)を聴くだけでスイッチ入ります。笑
1話完結の話が多いこの作品としては
100分は普段より長めの時間。
シリーズ初の長編オリジナルエピソードということで、
どんな感じになるのかなーとドキドキだったのですが、
観終わってみると、いつも通りの雰囲気に満足でした♪
寄り道に思える話もちゃんと伏線として取り込んでいて、
夏目に関わる主要なキャラはみんな登場してくれたのも嬉しい^^
妖にもいろんなやつらがいますが、
今回の主役となる妖は、人を想う優しいタイプの子。
その優しさや守ろうとした絆に、心がきゅっと切なく、温かく。
そんな夏目色に染まりました。
この作品の心地良さは、
夏目のそばにいる人たちの温かさが源。
一人じゃないから、
一緒に過ごす時間を大事にしたいと思える人たちだから、
夏目の物語はこんなにも温かい。
ちょいちょい声優が気になるのは、
ゲスト声優として芸人さんや俳優さんが演じられているからですね。
ぶち壊しと思うほど悪くはなかったけど、
微妙な違和感はありました^^;
容莉枝(よりえ)さんの声が素敵だなーと思ってたら、
しょくぱんまんの島本須美さんだったのですね。
全然わからなかったです( ゚Д゚)
主要のキャラクターたちは安定して大好きです。
今回の目玉はやはり、
分裂してしまったミニニャンコ先生ではないでしょうか?笑
うーん、でも私はやっぱり、
普段のぼてぼてのニャンコ先生の方が好きかな。
ものすごく体重ありそうだけど、
軽々と肩に乗せる夏目を見ていると、いつも不思議に思いますw
● 音楽
【 主題歌「remember」/ Uru 】
あーいい曲です。
感動的な主題歌がこれほど心地よく染みるのは、
良い作品&良い映画だという証拠だなと思います。
劇場版観てからずっと繰り返し聴いてます^^
● まとめ
大好きな夏目友人帳。
その印象も、ずっと味わっていたいと思う雰囲気も、
この劇場版で揺らぐことはありませんでした。
期待を裏切らない劇場版ですよ^^
そして!嬉しいことに!
2021年1月16日には劇場版2作目の上映も決定しています!!
この劇場版の余韻に浸りつつ、
新作公開を心待ちにしたいと思います♪