「時をかける少女(アニメ映画)」

総合得点
89.6
感想・評価
4031
棚に入れた
21143
ランキング
74
★★★★☆ 4.0 (4031)
物語
4.3
作画
4.1
声優
3.7
音楽
4.1
キャラ
3.9

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ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 2.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

おバカと恋と感情と

青春モノのアニメって、何でこうも
面白い作品が多いのでしょうね。

若い子特有の、直情的で、バカバカしくて、
真っ直ぐで、時に向こう見ずな感情の表現を見ると、
こっちが少し恥ずかしい気持ちにもなりますが、
とても初々しく、清々しく、心地よくて、
スゴく応援したい気持ちになります。

この作品の真琴チャンは正にその「青春」を
そのままキャラにしたような女の子ですね。

明るくて、元気で、おバカで、向こう見ずで…。

他のキャラ達も、この短い映画という枠の中で、
チャンとキャラがあって、それぞれに想いや悩みがあって、
それをキチンと描いてくれてて…
みんなとてもイイキャラだと思いました。

そんな真琴チャンが見せてくれたストーリーは、
やっぱり「青春」そのものでした…

大人になってしまい、社会や立場とかに縛られ、
打算や建前、保身などが当たり前にある生活に
慣れてしまった自分の様な人間には、
とっても懐かしく…微笑ましく…羨ましく…。

真琴チャンみたいに過ごすコトが当たり前だと思っていた…
いえそんなコトすら思いもしていなくて、
ただバカみたいコトを日々やって
笑っていた昔を思い出して、
ボクは涙が止まりませんでした…。

特にボクは、千昭が、
真琴チャンや、功介といるのが楽しくて
未来に帰りたくなかった。と言っていたのが、
多くのヒトにとって「青春」というモノがやはり特別で
かけがえのない時期なんだというコトを表してくれてて
とっても印象に残っています。

自分自身の「青春」がいつ終わったかは分かりませんが、
時には真琴チャンや千昭の様に、
自分の感情に正直に、真っ直ぐに表現して、
自分に悔いがない様に、色んなコトに
抗ってみるのもイイかもしれない。

もう一回「青春」をやってみてもイイかもしれない。

そんな風に思わせてくれる、とってもイイ作品でした。

ただ…主要キャラ二人の声だけは少し違和感があって…、
何だか作品にマッチしてない様に思えてしまったので、
少し調べたら、本職の声優さんではなくて、
役者さんが起用されていました…。

商業的な問題から仕方のないコトなのかもしれませんが、
できれば本職の声優さんに演じて欲しかったなぁ…。

そうすれば、もっと真琴チャンや千昭の言葉に
重みや説得力が出たのかなぁ…と、
もっと感情を揺さぶられたのかなぁ…と思うと
少しもったいないなと感じた作品でもありました。

投稿 : 2021/06/06
閲覧 : 151

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