「ヴァニタスの手記[カルテ](第2クール)(TVアニメ動画)」

総合得点
70.0
感想・評価
93
棚に入れた
387
ランキング
1615
★★★★☆ 3.6 (93)
物語
3.5
作画
3.8
声優
3.6
音楽
3.6
キャラ
3.6

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Acacia さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

乙女モード

前半は余り楽しめず、尻上がりに面白くなる作品でした。

どうも自分は物語を観ている時、
「作者は何を表現したくて書いているのか?」
「そこに自分は共感して、楽しめるか?」
と、求めてしまう癖があり、序盤は話がゴチャゴチャ。
演出も突飛なものが多く、
何を魅せたいのか?が理解できませんでした。

でも、1クールの第7話、「恋」にて
ノエの視聴者に委ねる匂わせ描写を観た時、
「あぁ。これはBLの匂わせをやりたくて、
他の様々な要素(吸血鬼や魔導書、そしてその中で動く組織や人々)は
おまけと自分は受け止めればいいんだな」
と、納得してしまい、そこから反発しながら距離を縮めれば離れもする
ヴァニタスとノエのイチャイチャに
頭を乙女モードに切り替えて楽しんでました。

OP映像なんて、片方が女性になっても違和感ありません。
デートしてます。

また、2クール目は釘宮理恵さんの演じるキャラクター
「クロエ」の存在が際立っていました。
「これなら私でも」のシーンは狂気を儚さが凌駕するほど、
釘宮さんの演技力と艶やかな作画が光ってました。
お気に入りのシーンです。

物語はヴァニタスとノエの関係を一度、清算という
巧い落としどころで終えましたが、
まだまだ謎や解決していない問題もある。
そして何よりヴァニタスとノエの行く末も
続くようなので、機会があれば、
また私の頭を乙女モードに切り替えたいものです。

投稿 : 2022/04/04
閲覧 : 192
サンキュー:

8

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