「虫かぶり姫(TVアニメ動画)」

総合得点
66.7
感想・評価
125
棚に入れた
357
ランキング
2683
★★★★☆ 3.4 (125)
物語
3.3
作画
3.3
声優
3.6
音楽
3.2
キャラ
3.4

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ネタバレ

U さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

A. ネタバレ注意 – 良平王子最高!

由唯のライトノベル  キャラクター原案:椎名咲月 喜久田ゆい
2015年9月から2022年1月まで「小説家になろう」で連載
制作:マッドハウス

王太子の名ばかりの婚約者の侯爵令嬢・エリアーナ
名ばかりと思っているのはエリアーナだけで王子は初恋の人を妃にするため必死に根回しをしているというラブファンタジー


<メモ>
王太子の妃には当事者の感情よりも自国を守るため敵対する国や友好国から迎えたり国内の有力貴族から選んだりするのが当たり前のような世界で
この物語の王太子は子供の頃に見初めたエリアーナを妃にするため外交に気を配り貧しい地方に特産を作るなど政務に励み
エリアーナの家族や他の貴族に婚姻を認めてもらえるように奮闘する

一方のエリアーナは幼い頃の出会いは覚えておらず、利害のための名ばかりの婚約者だと思っているので
王子に愛され、王子の従者に大事にされ、王妃(義母)にかわいがられている事実に気づかず疑心暗鬼になるところにイラっとする

エリアーナが庶民だとか、継母に虐められていたとかではなく大事に育てられた侯爵令嬢で王太子妃に相応しい家柄なのに「私なんか~」となるのが不思議

でも普段は気弱で大人しいエリアーナが本を守る時や、自分の知識から政務に意見をする時は気丈になるところは評価できますね

大好きな良平さんが王子役なので耳が幸せでした


<主要登場人物>
・エリアーナ・ベルンシュタイン:上田麗奈
・クリストファー・セルカーク・アッシェラルド:木村良平

・アレクセイ・シュトラッサー:内山昂輝        クリストファーの側近 侯爵家の子息
・グレン・アイゼナッハ:内田雄馬           クリストファーの護衛 近衛隊の小隊長
・テオドール・ウォーレン・アッシェラルド:羽多野渉  現国王の実弟でクリストファーの叔父 王宮書庫室の管理責任者
・アラン・フェレーラ:佐藤元             宮廷楽師を務める青年 諜報活動を担う
・アーヴィン・オランザ:阿座上洋平          マルドゥラ国の第5王子 母はサウズリンド王国の元公爵令嬢
・アルフレッド・ベルンシュタイン:島﨑信長      エリアーナの兄
・ジャン:八代拓                   エリアーナに仕える従僕、護衛

・アンリエッタ王妃:井上喜久子

・アイリーン・パルカス:七瀬彩夏           後宮で行儀見習いをしている子爵令嬢


<ストーリー>
「ベルンシュタイン家の血は活字でできている」と言われるほどの読書家の家系に生まれた18歳の侯爵令嬢エリアーナはドレスや宝石よりも本が好きで「虫かぶり姫」と呼ばれている。
4年前サウズリンド王国の第一位王位継承者・クリストファーからの婚約の申し出を受ける。
婚約すれば王子は派閥争いから解放され、エリアーナも伴侶探しの茶会や舞踏会を読書時間に充てられるし
なにより王家の秘蔵書が収められている王宮書庫室への出入りが可能になるという言葉に心惹かれたのだ。

エリアーナは見せかけの婚約者クリストファー殿下と子爵令嬢・アイリーンとの仲睦まじい姿を見て「その時が来たのね」と心を痛める。
いつか終わりがくると覚悟をしていたはずだがその時がきて初めてクリスに対する気持ちを自覚したのだ。

実は2人は子供の頃出会っていた。
病気療養から戻った母親(王妃)が以前とは違う厳しい母に変わってしまったことで、本で遊んでいた(八つ当たりをしていた)クリスに対しエリアーナが
「物言わぬ先人であり人類の宝である本に謝りなさい」と怒ったのが出会いだった。
名ばかりの婚約者と思っているのはエリアーナだけでクリスはこの時からずっと恋しているのだ。

クリスはエリーの祖父と父親から出された結婚するための条件
1. 4年のうちに貴族たちから婚姻の賛同を得ること
2. 4年のうちにエリアーナからの関心を書物よりも得ること

を叶えるべく奮闘する。


一方、エリアーナは
・王太子妃の座を狙うアイリーンに罠に嵌められそうになる
・クリストファーの名代を務めるエイデル領で行われる「秋の狩猟祭」で伯爵家令嬢ソフィアや隣国マルドゥラの刺客に命を狙われる
・デザインの発想を盗用されてしまう
・王妃から側室の話をされ王家に嫁ぐ者の覚悟が足りないと叱責される
・昔クリスの婚約者と噂されたことのあるミゼラル公国のミレーユを側室に押す少女が登場

トラブルがあるたび不安を募らせるのだが
実はエリーが本から得た知識は隣国との争いをさけたり、貧しい土地から特産物を見つけたりしてクリスや国を助けていたのだった。
それもそのはずベルンシュタイン家は「サウズリンドの頭脳」という隠し名がありベルンシュタイン家が使えた王の御代は栄えるのだという。

クリスはベルンシュタイン家から出された結婚の条件をクリアし、エリーもクリスに心の内を打ち明け不安が解消される
2人の婚姻が決まったところでお終い

王妃からエリアーナへの言葉
「自分を大切にできないものが他者を守れない」


22.12.23

投稿 : 2023/07/20
閲覧 : 57
サンキュー:

4

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