「人類は衰退しました(TVアニメ動画)」

総合得点
84.8
感想・評価
2326
棚に入れた
11686
ランキング
264
★★★★☆ 3.8 (2326)
物語
3.8
作画
3.7
声優
3.9
音楽
3.7
キャラ
4.0

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ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

妖精さんに会いたいなぁ

本作は田中ロミオ「人類は衰退しました」を原作に、「Angel Beats!」や「Persona4」を手掛けた岸誠二監督によるSFアニメである(所見はファンタジーだった)。
全12話の内、9、10話を除き2話完結となっている。次回予告が無く、それも本作の魅力の一つだ。
時系列が入れ替わっていて観づらい人も居ると思うが、私はこの点を評価している。

あらすじ
{netabare}
公式HPより

わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は妖精さんのものだったりします。平均身長10センチで3頭身、高い知能を持ち、お菓子が大好きな妖精さんたち。

わたしは、そんな妖精さんと人との間を取り持つ重要な職、国際公務員の調停官となり、故郷のクスノキの里に帰ってきました。祖父の年齢でも現役でできる仕事なのだから、さぞや楽なのだろうとこの職を選んだのですが...。

ちょっぴり不思議でほんの少し不条理な、そんな物語のはじまりです。
{/netabare}

感想

本作の魅力は何と言っても中原麻衣演じる主人公「私」に他なら無い。
私は最初は作品世界が掴めず、単調なストーリーに少々面白いと感じつつも中々作品に嵌れないで居た。
しかし、主人公「私」のブラックユーモアの混じったシュールで独特の語りに段々と魅了され、4話から12話は2日で観終わってしまった。
次に魅力的なのは新人類「妖精さん」である。彼らは愛らしい姿や話し方に似合わず時々物騒なことを言ったりと、面白いキャラクターだった。

総評

独特の世界観と主人公の物語を俯瞰したブラックユーモアに富んだ語り、主人公と妖精さんとの関わりが魅力的である。
「人類は衰退しました」という題名だが、衰退理由などには一切触れず、国連の調停官である「私」と妖精さんによる風刺を含んだ作品である。
最終2話は大変面白く、最後は感動出来た。「私」の声優が中原麻衣だったことは、本作にとって大変プラスになったことだろうと思う。
未視聴の方は是非視聴して頂きたい。

投稿 : 2013/04/13
閲覧 : 373
サンキュー:

25

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