「Fate/stay night[フェイト/ステイナイト][スタジオディーン版](TVアニメ動画)」

総合得点
85.6
感想・評価
3131
棚に入れた
15727
ランキング
231
★★★★☆ 3.8 (3131)
物語
3.9
作画
3.6
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
4.0

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ワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

別に、アレを倒してしまっても構わんのだろう?

何気に原作プレイ済。と言っても6~7年前に一度プレイしたきりなので
細部まではよく覚えてないですw 一応全ルートコンプしましたが。

終始殺伐としていて厨ニ全開のzeroと比べて
シリアスなストーリーの中にほのぼのとした日常、ハーレム要素、
そして少年漫画のような王道展開が含まれているのがstay nightの特徴。

アニメ版の一番の問題点は、原作の膨大な量の設定を持て余してる点に尽きるでしょう。
原作未プレイの人のために、各設定を丁寧に解説することは良いとは思うんだけど
それを消化するのに手一杯で、全体的にアニメ的な面白味に欠けている作品、という印象。
結局「願いを叶える聖杯を手にするため、7人のマスターが使い魔と契約して
最後の1組になるまで殺し合うバトルロワイヤル」っていう単純な話ではあるので
詳細設定の解説にあまり尺を使うべきではなかった・・・と思います。

肝である戦闘シーンは、1クール目はショボ過ぎてどうしたもんかと思ったけど
何故か2クール目になってからクオリティが向上。普通逆なんですがw
14話と最終話の戦闘は文句なし。エフェクトばりばりで見栄えも見応えも十分。
特に14話に関しては、原作では結果のみが示されたアーチャーvsバーサーカーの戦闘を
詳細に描いてくれたので大満足。アーチャーかっこよすぎ&鳥肌立ちまくりの激燃え&感動展開。
この回の存在だけでアニメ化した価値はあったと言えますw
ちなみにこの回、アーチャーが何の英霊なのか、その正体を示唆する描写があったりします。
原作未プレイでも勘の良い人なら気付くかもしれません。

さて、本作のシナリオの主軸はいわゆる「セイバールート」なんですが
所々で「凛ルート」と「桜ルート」がミックスされている構成になっていて
そのせいで主軸が若干ブレてしまった印象があります。
セイバールート単体だと、出番や見せ場がほとんどないキャラがいるので
おそらくその辺を考慮した結果だと思うんですが・・・
後にUBW(凛ルート)を単体でアニメ化したということは
複数のシナリオをミックスさせた本作の構成は失敗だったと暗に認めているようなものでは・・・

それでも締め方は綺麗だったし、何だかんだでお互い似たもの同士である
士郎とセイバーの惹かれ合う過程も割と自然に描けていたと思います。
気高さ、美しさ、少女のような可愛らしさ、生真面目で融通が効かないところも含め
そんなセイバーの魅力はアニメでも見事に表現されていました。
セイバーとアーチャーはスタッフに愛されているのがよく分かりますw

決してボロ糞貶されるような出来ではないと思うんですよね・・・
作画も2006年制作ということを考えれば、そこまで酷くはないし
音楽面も川井憲次の原作アレンジ曲が素晴らしく、場の雰囲気を盛り立てています。
まあ演出は全体的にチープで、最終話冒頭のアレとか
武器をキュピーンと光らせるのとかマジ勘弁って思いましたがw

あと士郎がウザいのは仕様です。諦めてください。

投稿 : 2013/06/18
閲覧 : 454
サンキュー:

55

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