「<物語シリーズ>セカンドシーズン(TVアニメ動画)」

総合得点
91.4
感想・評価
3416
棚に入れた
20167
ランキング
32
★★★★★ 4.2 (3416)
物語
4.2
作画
4.2
声優
4.3
音楽
4.0
キャラ
4.3

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ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

青春を、すべて見るまで終われない。

制作はシャフトで原作はライトノベルです。
ジャンルは萌え・怪異ファンタジーです。
「化物語」の二期作品になります。


前作「化物語」のレビュー。
http://www.anikore.jp/review/485010/


物語は5部構成になっています。
「猫物語」(全5話):羽川翼が主人公。猫と虎の物語。
「傾物語」(全4話):八九寺真宵が主人公。ゾンビでSFな物語。
「囮物語」(全4話):千石撫子が主人公。蛇と狂気の物語。
「鬼物語」(全4話):忍野忍が主人公。暗闇と無秩序の物語。
「恋物語」(全6話):戦場ヶ原ひたぎが主人公。偽物と本物の物語。


本当は神原駿河が主人公の「花物語」もあるようですが、レギュラー放送では5つのようです。
なんかヒロインの髪型がいろいろ変わりますねw
個人的には羽川さんはショートの方が好き。
一期は割と適当に書いたので、長文になりますが一つ一つちゃんと感想書きますね。
10点満点で満足度もつけておくので、見るときには参考にしてもらえれば幸い。
ネタバレはありませんが、スッキリ見せるためにタグで隠します。(「囮」はタグの中にネタバレしているタグあり)



「猫物語」(満足度:1点)
{netabare}これが微妙すぎて視聴を断念した人が多そうw
正直5話も使ってやるような内容ではなかった。
2話でもやる気になれば終われそうw
ちなみに私もこれを見て、一度視聴をやめましたw

本シリーズの中でぶっちぎりに聖人君子なヒロインである羽川翼。
彼女は複雑な家庭環境にありまして、いろいろ大変なのです。
彼女はいったい何になりたいのか?

後に重要人物となる臥煙伊豆湖(がえんいずこ)とエピソードの顔出しもあります。{/netabare}



「傾物語」(満足度:7点)
{netabare}これはとりあえず八九寺がメインですが、忍がヒロインでしょうか。
一回見るのをやめて「囮物語」が面白いと風のうわさで聞き、見始めた次第です。
これはかなり超展開気味ですがテンポは非常によく、なかなか面白かったと思います。
これのおかげで本作を最後まで見る気になりましたw

11年前に亡くなった八九寺真宵。
夏休みの宿題をやるために阿良々木暦が忍野忍の力でタイムスリップをした先は、ちょうど11年前。
彼はその11年前の世界で八九寺を救うのですが…。

「傾き」という言葉の意味にやられました。
でもこの物語は本筋とあんまり関係ないような気がしないでもない。
あ、でも最重要人物になりそうな忍野扇(おしのおうぎ)の顔見せがありました。{/netabare}



「囮物語」(満足度:9点)
{netabare}本シリーズで多分一番人気のあるヒロイン、千石撫子のメイン回。
これが面白いと聞いて視聴再開したのは前述済み。

いつも前髪で顔を隠す、気弱な女の子の千石撫子。
彼女はかつての所業から白い蛇に取りつかれる。
彼女は蛇のご神体を探すために奔走することになる。

これは文句なく面白かったです。
心情描写はこれが一番丁寧だったように感じます。
ちょっと撫子に対する周りの当たり方が強すぎるような気がしましたけどねw
不気味に扇が暗躍しています。
個人的には3話の{netabare}撫子がキレるシーン{/netabare}が最高。
ありがとうございますw{/netabare}



「鬼物語」(満足度:5点)
{netabare}これはとりあえず忍がメインですが、実質八九寺がヒロインでしょうか。
あまり多くを語られてこなかった忍野忍についてのお話。
これは説明が多く、軽妙な会話劇があまりなく、動きもないためにちょっと退屈に感じるかも。

最強の怪異、キスショットアセロラオリオン・ハートアンダーブレード。
そんな彼女の昔話。

昔話の際の作画が印象的。
これぞホントの紙芝居です。
また「少女」「幼女」「童女」が勢ぞろいするロリコンホイホイな物語ですw
最後はちょっと感動しました。
扇が怪しい。{/netabare}



「恋物語」(満足度:10点)
{netabare}この作品群で間違いなく一番面白かったと言える出来。
派手さはありませんが会話劇の出来が最上級。
やっぱりメインヒロインはガハラさんだったんや!

命の危機に瀕する戦場ヶ原ひたぎはかつて自分を騙した詐欺師である貝木泥舟にとある依頼をする。
「ある人物を騙してほしいの…」

全6話ですが毎回楽しみでしょうがなかったです。
貝木と戦場ヶ原の会話が面白すぎる。
シャフト演出の妙技というよりは、貝木の傑物っぷりが出されていたのが良かったですね。
とりあえずいったん話は〆ましたが、どうなるのか楽しみ。
やっぱり扇が怖い。
最後は「電波的な彼女 幸福ゲーム」をちょっと思い出しました。
抱いた感想は全くの別物ですけれどねw{/netabare}



総括して、正直なところ全部見なくても話はつながると思います。
時間を割きたくない人は「囮物語」「恋物語」だけ見ておけば良いかと思います。
「猫物語」だけで挫折するのはもったいないような気がします。
声優陣もなんだかさらに豪華になっていましたね。
扇の中の人が私得。

投稿 : 2014/11/13
閲覧 : 414
サンキュー:

54

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