「リトル・マーメイド(アニメ映画)」

総合得点
67.6
感想・評価
73
棚に入れた
652
ランキング
2324
★★★★☆ 3.8 (73)
物語
3.7
作画
3.7
声優
3.7
音楽
4.0
キャラ
3.7

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ネタバレ

無毒蠍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ディズニーお得意の愛と歌が作品内でうまく合わさり旋律を奏でていた。人間に恋した人魚の物語…

ディズニー作品の中でも有名なタイトルだけど
オリジナル版は初めて観たかもしれません。

海で溺れたいた人間の王子エリックを助けた人魚アリエルが
彼に恋するんですがそこを魔女アースラにつけこまれて利用されてしまいます。
そういった苦難を乗り越えながら結ばれる幸せな物語。

ディズニー作品はハッピーなお話ばかりなので観やすいですね。
凝った内容の作品ばかり観てたりすると、
こういう作品の存在に助けられます。

ディズニーといえば歌やダンスといったミュージカル要素ですが
ほとんどの作品は内容とミュージカルの結びつきはないと思います。
だけどリトルマーメイドは歌というものが一種の娯楽?みたいになってるので
違和感ない自然なミュージカルシーンだったんじゃないでしょうか。

アリエルは人魚の中でも特に美声らしくエリックが
アリエルに興味もったのも声が切欠なんですよね。
ミュージカルアニメなのに今まで美声や歌が
作中で取り上げられてるヒロインがいなかったので
ディズニーのヒロインらしい魅力で良かったと思います。

海中の生物は人間を恐れていて対立というよりは
海側の勝手な恐れが描かれていました。
人間はとても恐ろしく魚を食べる野蛮な生き物だ!
というような感じです。
そんな人間にアリエルが恋をしてしまったから
父親のトリトンが激怒するのですが
トリトンの気持ちはよくわかる…
父親としては娘には幸せになってほしいし、
ろくでもないやつにはやりたくないでしょう。
人間の父親と何も違わないよ、
ただ父親にとってのろくでもないやつがすべての人間だったというだけのことさ。
トリトンはアリエルが恋してると知ったとき、
その幸運な人魚は誰かな、というようなポジティブな発言もしてるし
むしろ話のわかる人だと思ったね、
「ただし人間、てめーはダメだ」ということです。

アリエル以外にもディズニーらしい個性豊かなキャラクターが
登場して物語を楽しく、にぎやかに盛り上げてくれるんだけど
特に頑張ってくれたのがセバスちゃん。
音楽家らしいけどトリトンの命令で
アリエルのお目付け役をすることになる不幸なカニ。
音楽家というだけあってセバスチャンのつくりだす
音楽は皆に元気をくれると思う、
特にエリックとアリエルが船の上でいい雰囲気になってるときの
セバスチャンミュージックは素晴らしかったよ。
アースラとの契約によって人間になれたはいいけど声を失い、
三日以内にキスしないと人魚に戻りアースラの所有物となってしまうという
アリエルに不利な契約ですが声の出せないアリエルの代わりに
セバスチャンが声となり歌となり二人の仲を進展させようと頑張ります。
お調子者の苦労人だけど実はアリエル想いのいいカニです。

アリエルも声が出せないなりに身振り手振りで意思表示するので
声が出せてた時とはまた違った可愛さがあり良かったです。
ただエリックを好きになったきっかけは顔なのかな?
ハンサムだって言ってました(笑)

しかしエリックは顔だけじゃなくて勇気もあるし、
人間の生活に不慣れなアリエルの風変りな行動を
笑って見てられる器の大きさもあるし実にナイスガイでした。

トリトンもエリックの人柄を認めてくれたのか
最後はアリエルを人間にしてくれてハッピーエンド!
トリトンすごいwアースラなんていらんかったんや…
トリトンなら人魚に戻すことも簡単にやれそう。

たしか原作の人魚姫は悲恋だったような気がするけど
ディズニー版人魚姫は安心安定のハッピーエンドですので
子供にも大人にも親子でだって楽しめる作品になってます。

【A80点】

投稿 : 2014/04/21
閲覧 : 475
サンキュー:

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