1991年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメ一覧 61

あにこれの全ユーザーが1991年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月27日の時点で一番の1991年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

70.0 1 1991年夏(7月~9月)アニメランキング1位
おにいさまへ…(TVアニメ動画)

1991年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (32)
175人が棚に入れました
『ベルサイユのばら』で有名な少女漫画界の巨匠・池田理代子の原作を、名匠・出崎統が監督した学園ロマン。出崎作品の多くで連携する名アニメーター杉野昭夫が、妖しくも美しい、そして胸にしみる作画を表現している。名門私立女子高・清蘭学園。そこではメンバー限定の学生社交グループ“ソロリティ”が絶大な権力を握っていた。その中に何故か入会を許された一少女・御苑生奈々子。彼女の学校生活は、徐々に思わぬ方向に向かう。

声優・キャラクター
笠原弘子、戸田恵子、小山茉美、島本須美、玉川砂記子、神田和佳、堀内賢雄、玄田哲章

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

☆ベルばらの池田先生作品

名門女子高校のドロドロの愛憎劇。

元祖百合アニメみたいな感じです。(*^^*)

「ソロリティ」という選ばれたメンバーのみが
入会できるサークルに選ばれた御苑奈々子と
ソロリティの個性的なメンバーの物語。

NHK 1991.7.14-1992.5.31(全39話)

原作/池田理代子

監督/出崎統


アニメーション制作/手塚プロダクション.NHK エンタープライズ


主観的評価(B)


追記欄_

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

69.6 2 1991年夏(7月~9月)アニメランキング2位
老人Z(アニメ映画)

1991年9月1日
★★★★☆ 3.7 (212)
1036人が棚に入れました
看護学校に通うハルコはボランティアで高沢老人の介護を行っていたが、高沢が最新型介護ロボット「Z-001号機」のモニターに選ばれ、お役御免となってしまう。見舞いに行った先でチューブだらけになった高沢の姿を見てショックをうけたハルコは高沢を助け出そうとするが失敗。実習先で知り合ったハッカー老人らに助けを求めるが…

声優・キャラクター
松村彦次郎、横山智佐、小川真司、近石真介、辻谷耕史

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

介護、その真の意味は・・・?

秀作中の秀作。
1991年にこのストーリー・・・。本当に今敏監督は天才以外の何者でも無いです。

一番評価したいのは作画と物語。昭和の雰囲気をそのまま出した作画は最近のアニメと違って逆にリアルです。
アニメだからこそ出せる「アニメ内での真実」というものを上手く表現しています。
ストーリーのベースとなる、時代、季節、キャラクターなどを選択するのは製作者の自由なんですが、一度設定してしまえばその設定に、その雰囲気を突き通さなければいけない。
それが「アニメ内の真実」です。

今作品は1991年と言う当時のそのままの風景を設定にしてあります。無駄に近代化もしてなければレトロにもしてない。
で、作画のタッチもその昭和の雰囲気を表現するに相応しい、薄くて輪郭がぼやけながらも、活気みたいなものを視聴者に無意識化で伝達するような感じになっていてその世界観にずるずる引き込まれます。
似ているのは「かみちゅ!」です。「かみちゅ!」でもぼやけた輪郭が焦点が合わさっている物をより強調する効果を持っていたのと同時に懐かしいような雰囲気を醸しだしていました。

で、その作画だけでも素晴らしいのですが、一番興味深いのはその「THE 昭和」にコンピューターネタを持ってくることです。
しかもそのアイデアそのものは2012年の今でも通用する、「意思の介入」というもの。
一般家庭にパソコン自体普及していないような時代にこのネタは本当に天才としか良い様がありませんね。まさに圧巻です。

最近の同じネタとして扱った作品として挙げられるのは「サマー・ウォーズ」です。
ラブ・マシーンという探究心を持ったプログラムがOZという架空世界でどういった行動を起すのかを描いていました。


実は、私はコンピューターネタとしては今作品、「老人Z」の方が一枚上だと考えています。
「サマー・ウォーズ」との一番の違いは現実世界か架空世界か、です。
そして、現実世界でコンピューターが意思を持つということの方が作品として描くのが難しいと私は思うんですよね。
なんせ、現実世界には(老人Zでは昭和の神奈川付近)現実世界のルールがある。それは本編でもよく描かれていました。
マスコミなどは、本当にそのもので、これだけでもオススメしますよw
で、その現実世界のルールの従いながら、または破りながらどう矛盾無く視聴者をその世界観に引き込むか。
架空世界だと製作者側でどうにも変えられますからね。


物語は単純明快でして、しかも世の中の有様を非常によく表しています。
特に厚生省や国際情勢などの詳細な説明はありませんでしたが、そこは普段からニュースを見ていたら分かります。というより、分かりすぎて面白いww
1991年からマスコミや政府は変わっていないことが良く分かりますよw

例えばマスコミ。初めのロボットを厚生省が発表を記者会見でする時、こんなセリフがありました。
「そのロボットの原動力はなんなんですか?」
「ミニ原子力です!」
「え?そんなの大丈夫なんですか?放射線が洩れて患者の容態が悪くなる可能性は?」
「大丈夫です。万が一の場合はロボット自体が緊急信号を発信します」
「成る程!それなら大丈夫だ!」

ってな感じで、ホント厚生省の発言を鵜呑みにするマスコミ報道陣。もっと調査報道しろっての!

他にも1991年に製作されたにも関わらず、今の日本と通ずつシーンがチラホラ。
そういう点は非常に共感できるのと同時に面白いです。


ちなみに、この作品の一番の焦点は「介護」であって、コンピューターが意思を持つということではありませんのど、そこだけは気をつけてください。

コンピューターが、ロボットが意思や探究心を持つなどと言った作品は他にも沢山ありますし、もっと深いところで問題提起する作品もあります。
というより、今作品では第六世代コンピューターというものの、基礎チップ(多分CPUのことだと思う)がバイオテクノロジーで作られているということしか記されていなくて、それがどう探究心に繫がるのかは曖昧でした。

対照的に「介護」は物語の全体を通して上手く描いていました。
介護とは人の体を清潔に、とか出来るだけ手間を省いて効率良くとかじゃなくて、如何に患者に負担をかけずに、患者の気持ちを汲んで幸せにするか、だということです。

こういう点はサービス業とリンクして、花咲くいろはで出ていた幾つかのセリフを思い出しました。

物語は簡単ですが、そのメッセージ性は独特かつとても強調的でダイレクトに心に響きます。
何度目か分かりませんが、本当に1991年とは信じられない。
いや、むしろ1991年だからこんなにも輝いているんだと思います。
時間がある人も無い人も是非見てください^^

投稿 : 2024/04/27
♥ : 17

JBさん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

隠れた名作なのかな?

物語自体のテーマは「高齢化社会」「介護」だと思います。
・・・が、そこは今敏!
やっちゃってくれてますYO!w
今敏は、最初から「何かと大騒ぎ」ってのが
好きだったんだなと思ってしまいますw
老人でここまで大騒ぎする物語を作るとは・・・さっすが!Σd(゚∀゚d)
古いアニメ映画なのでセル画仕様で作画はちょと古いですが
物語の内容は現代でも通じると思います♪
むしろ現代だから・・・かもw

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

スラップスティックコメディSF

まさに全盛期の大友克洋さんが考えそうなシニカルなSFアニメ映画である。「AKIRA」で世界的名声を得たので、ちょうど脂がのってるのとバブル経済も相まってノリノリである。キャラクターデザインにこれもまた当時の美少女を描かせたら右に出るものはいないと言われた江口寿史さんを据えているので非常にバブル臭がする。作画もこの頃のアニメ絵と劇画を織り交ぜた特徴のあるデッサンの整った絵であることも時代を感じるし、肩パットや眉毛の濃さ、登場人物の来ている服の色調の派手さなど事欠かないが、映画としての完成度が高いので今見ても楽しめると思う。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 15

67.8 3 1991年夏(7月~9月)アニメランキング3位
おもひでぽろぽろ(アニメ映画)

1991年7月20日
★★★★☆ 3.5 (339)
1742人が棚に入れました
東京の会社に勤めるタエ子は東京生まれの東京育ち。27歳のある日、結婚した姉の縁で、姉の夫の親類の家に2度目の居候をしに出かける。山形へ向かう夜汽車の中、東京育ちで田舎を持つことにあこがれた小学生時代を思い出し、山形の風景の中で小学5年の自分が溢れ出す。

声優・キャラクター
今井美樹、柳葉敏郎、本名陽子、伊藤正博、寺田路恵、増田裕生、山下容莉枝、三野輪有紀、北川智恵子

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ん~「おもいでぽろぽろ」の味がわかる年になったか

ん~「おもいでぽろぽろ」の味がわかる年になったか、としみじみ感じ入った。小さい頃からジブリ作品をさんざん見てナウシカ、ラピュタのような冒険活劇にワクワクした自分としては、小品な本作のような作品の味わいがまだわからない年頃だった。しかし、日常系とかがありふれたジャンルになった現代で見ると、むしろ進んだ作品だったのかもしれない。


 とにかく目につくのが背景の良さ。流石の男鹿さん!としか言いようがない。新海さんとかのように美しすぎたり、フォトジェニックなタイプではなく、あくまで現実に忠実という感じである。


 しかし、田舎の風景の現実感があるしみじみとした味わいの素晴らしさ、郷愁の思い出の甘い味わい。どちらも見事としか言いようがない。特にツボだったのが小学生の頃の恋の思い出のところ。目立つ過ぎず、騒ぎすぎず、静かに世界を包んでくれている。


 もう一つのポイントが近藤喜文さんの作画。スッキリとしながらも、漫画的な表現に留まらない表情豊かさがあるキャラクターデザインの妙。大人の時のリアルに寄せた表情が良い感じで、幼い頃はスッキリした味わいが初々しさを強調している。「耳をすませば」の時もそうだったが、この作画で恋愛展開をやられると、そのあまりのいじらしさに思わずニヨニヨしてしまう。


 田舎の人々まで言葉からして田舎感が溢れているのが偉い。理想化された田舎ではなく、地味で目立たないし、少しも綺麗でない、それなのに日本人の共通のノスタルジーとでもいうところを突くものがある。芸能人の起用も、この頃はハマってたのにのう…。


 ストーリーも、薄味な中にもしっかりメリハリがあるから物語にちゃんと没入できる。しょせん自分は、田舎を外から見てる人間に過ぎなかったと主人公が感じるところも、大袈裟に過ぎないように気遣われながらも心に沁みる。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 25

ソーカー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

心に染み渡る昭和ノスタルジー

高畑勲監督のアニメ映画。
ジブリ作品の中ではあまり評価は高くないのだけれど・・・
過小評価されすぎているのは、間違いないと思う。
大人になって見れば、この映画の良さがしみじみとよく分かる・・・

もちろん団塊の世代がノスタルジックな気分に浸る映画だ、
と言ってしまえばそれまでかも知れないけど
その世代とはかけ離れている自分ですらも、
軽く泣きそうになってしまうのだから不思議だw
何回も見てるアニメ映画なのですが、本当に何回見ても良い
それだけの魅力は、このアニメ映画にはあります

ストーリーは主人公が田舎に行って農作業をする中で
子供時代の回想シーンを交えながら、その心情を綴っていくものです
本当にそれだけなので、退屈だと思ってしまう人もいるでしょうけど
どの世代の人でも、大人になってみれば懐かしく思えるエピソードばかりです
心情描写や演出は本当に素晴らしい出来で、この点では高畑監督は宮崎監督よりすぐれている。
ちょっとしたシーンにも、緻密な描写・リアリズムが徹底されている。
声優はちょっと微妙だけど、逆に味があって良いんじゃないかなw

一人の女性が思い出を通じて、精神的自立を果たしていく様を描いた秀作
子供の時に見てつまらないと思った人は、もう一度見直してみて欲しいですね

投稿 : 2024/04/27
♥ : 11

しまっちゃうおじ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

時を経て

子供の頃に幾度と無く視聴しています。

私の実家はクソ田舎です。小学校からも離れていて家の近くに友達の家は無

く、学校から帰ると金曜ロードショーを録画したビデオをテープが切れるほ

ど何度も繰り返し見ていました。父が録画していてくれていたのでほとんど

がジブリとルパン、アクション系の洋画でした。セリフなんかもほとんど覚

えていました(笑)その中にもちろんこの作品も入っていました。

当時、キャラクターのほうれい線が大嫌いだったのを今でも覚えています。

主人公のキャラクターデザインも全然可愛くなくてジブリの中で1位2位を争

う嫌いな作品でした。だけど、ギバちゃんが何故かツボにはまって腹を抱え

て大笑いしてました。夜も布団の中で思い出して1人で笑っていたのを覚えて

います。客観的に当時の自分を思うと「子供のくせにギバちゃんの良さがわ

かっていたのか」と少し感心してしまいます(笑)

何ヶ月か前にやっぱり金曜ロードショーで放送されていて、「久しぶりに見

てみるかー」なんて軽い気持ちで視聴しました。




「なにこれ・・・最高じゃん。」




と、ジブリの凄さを思い出してしまいました。


現代(大人の妙子)で起こる出来事が「あの時は」と小学5年生の自分と照ら

しあわせて、今と昔を交互に移し替えながら物語が進んでいきます。

小学五年生の自分が今の自分に何を伝えようと、おもひでとして出てくるの

か、自問自答し答えはわかっているのにその答えから目を反らしているよう

に感じます。人間臭さがいい味を出しています。

そして、最後の「おもひでを置いていく」と思わせるカットは胸に来るもの

があります。


ジブリの作品の中でも「大人向け」と評価はいまいちですけど、今だからこ

そ評価できる作品だと思います。

「あの時」だけを切り取って日常モノとして「妙子の日常」なんてあったら

面白そうなんて思うのは私だけでしょうか?妙子と妙子を取り巻く登場人物

は個性があっていい物語になると思います。特に妙子をないがしろにするま

ん中の姉と人生を達観していそうな祖母の一言、貫禄があるのに娘に甘い父

が良いキャラクター過ぎます。

今まではジブリ作品の中でも下から数えたほうが早い順位でしたが、今回一

気に急上昇しました。「千と千尋の神隠し」以降ジブリは観なくなってしま

いましたが

「ジブリってほんっとに良いものですね」

「あの頃は」なんて言いたくはありませんがこの頃のジブリはホントに良い

と思います。


「妙子の日常」はマジで観てみたい。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 7

67.6 4 1991年夏(7月~9月)アニメランキング4位
リトル・マーメイド(アニメ映画)

1991年7月1日
★★★★☆ 3.8 (73)
651人が棚に入れました
“ディズニー・ニュー・クラシック”と称される、近年のディズニー・アニメの流れを作るきっかけとなった作品。童話としてはスタンダードな人魚姫の素材をディズニー風ミュージカルにアレンジして描いている。アメリカ本国で大ヒットを記録し、しばらく低迷していたディズニー・ブランドがこれで息を吹き返した。ヒットの要因は、現代風の軽快なテンポや、レゲエをふんだんに使った音楽のノリの良さ等様々あるが、中でも注目されたのが、従来の説教臭さを一新し、主役の人魚姫を中心にティーンエイジャーの青春ドラマとして仕上げた点。これが、アメリカでは十代二十代の観客の絶大な支持を集め、以後ディズニーの大作が注目を集めるようになった。'82年に大量採用した新人スタッフを大胆に投入したのもこの作品からで、その効果がよく出てリニューアルに成功した。映画の成功を受けてTVシリーズ化もされている。

青陽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

Part of your worldとUnder the seaは名曲

素晴らしい歌声をお持ちのアリエルさん。
気持ちはわかるけど、ハンサムハンサム言い過ぎじゃないです?
他の作品でもそうだけど、会ったその日に恋に落ちるってことはやっぱそうなるのかなあ。まあ、その後にお城で過ごして2人仲良くなっていく描写もあったけど。

友達とシンデレラ観てたときも同じような話になったっけ。
御伽話だとハンサムな王子さま、美しいお姫さまは基本ですよね。

そういう観点だと、ディズニープリンセスの中でベルが1番好きです。
恐ろしい野獣の姿の奥にある不器用でまっすぐな優しさに気づける姫は何人いるでしょうか

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2
ネタバレ

前田定満 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

DVDで観るべきは本編だけではない!

1989年に公開された、ディズニー長編アニメ第28作目の作品です。
1966年にウォルト・ディズニーが亡くなってから、
しばらくヒット作が無く、ディズニー暗黒期と呼ばれていたそうです。
しかし、この「リトル・マーメイド」をきっかけに暗黒期を脱します。
「リトル・マーメイド」、「美女と野獣」、「アラジン」、「ライオン・キング」は後に、
ディズニー第2黄金期と呼ばれるようになります。

原作は ハンス・クリスチャン・アンデルセンの「人魚姫」という童話です。
原作では声と引き換えに人間になり、
「王子にキスされないと海の泡になる」と言われます。
原作では人魚姫は最後泡になりますが、
さすがディズニーではアリエルと人間の王子エリックは結ばれて、
ハッピーエンドで終わります。
この話の名シーンであり名曲はやはり、
蟹のセバスチャンが歌う「Under The Sea」です。
人間に憧れるアリエルに海底の素晴らしさを伝える歌です。
またセバスチャンの声は歌ってる人の顔が想像できるような声です。



さあ、ここからが本題です。
リトルマーメイドのDVDを持っている方、
もしくはTSUTAYAで借りようと思っている方は、
本編だけでなく特典映像を観ることをオススメします。
特典映像には同じアンデルセンの「マッチ売りの少女」の約6分間の短編アニメが収録されています。
有名な童話ですね!
あにこれにディズニー「マッチ売りの少女」のレビューページがあれば、そこに書きたかったのですが、
ないのでこちらに書かせていただきます。

あらすじは{netabare}
両親にマッチを売り切るまで帰ることを許されない少女が、
街中で必死にマッチを売ろうとします。
しかし時代はライターのある時代。マッチは売れません。
雪の中、寒さに凍えながら少女は手元のマッチに火をつけます
すると幻覚が見えはじめ、最後には亡くなった大好きなおばあさんまでが幻覚にあらわれます。
そして辺りは朝を迎え、天国のおばあさんは少女の魂を迎えに来てお話は終わります。{/netabare}

少女が死ぬという点ではバッドエンドと思われるかもしれませんが、
実は苦しみの末に大好きなおばあさんに会えたという、
形は違いますがハッピーエンドなのです。
本編の「リトルマーメイド」とは全く正反対のハッピーエンドです。

「幸」という漢字の象形文字は「手かせ」を表し、
手かせの刑で苦しみから解放されるという意味が元々の「幸」という漢字の意味だそうです。
ですから「マッチ売りの少女」は幸せの真の姿を描いているような気がいたします。
非常に奥が深いです。

映画の演出はファンタジアと同じで、
クラシック音楽にアニメーションを当てるというスタイルです。
曲は「ボロディン弦楽四重奏第2番 第3楽章 ノクターン」という曲です。
物悲しいですが、大変美しい曲です。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 10

スカルダ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

Part of Your World

リトル・マーメイドの主題歌Part of Your WorldやUnder The Seaは飽きるほど聞いているのですが、全編見たのは初めて。英語・字幕無しで視聴。
原作はラダーシリーズ・レベル1・アンデルセン・クラシックスで既読w

地上に憧れを持つ人魚のお話。

原作はバッドエンドなので、原作魔改造のディズニー版の方が好き。
喜怒哀楽の感情が全て詰め込んであるのはディズニーとして当然ですが、喜怒哀楽の山と谷が次々出てきて2時間で10回は泣けますw

アリエルは好奇心旺盛な思春期の女の子。アリエルが地上への憧れを漏らす度に切なくなり、何度もため息が出てしまいます。アリエルがたまらなく愛おしい。父親のトリトンとの微妙な関係も必見。意外と細い父と思春期の娘の描写があって驚いた。

男なのに何故だかディズニー・プリンセス物が大好物なんですが、アラジンとリトル・マーメイドどっちが好きかと言われると辛い選択かも知れない。もっと早く見ればよかった・・・色々挙げるとキリがないのですが、100回見ても泣ける文句なしの名作。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 6

66.9 5 1991年夏(7月~9月)アニメランキング5位
1982 おたくのビデオ(OVA)

1991年9月1日
★★★★☆ 3.7 (22)
130人が棚に入れました
舞台は、「ガンダム」「マクロス」「ナウシカ」といった名作劇場アニメが連発された80年代前半。当時のおたくたちの青春を描いた異色のOVA。ごく普通の大学生として毎日を送っていた久保は、高校時代に友人だった田中と再会する。おたくとなっていた田中とその友人たちとの交流の中で、久保は不思議な楽しさとともに、自分もおたくとなっていることを自覚する。

夢咲ヒロ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

オタクやヲタクではなく「おたく」の物語

この作品は数年前に一度見て以来、2度目の視聴となった。
オタク学的に言うと登場人物はヤマトやガンダムに影響を受けた第一世代。
そして、久保のキャラクターは大学生の頃の山賀博之そのもの。
島本和彦の「アオイホノオ」でも分かるとおり、この当時の彼にはオタクとしての知識なんて全くなく、あるのはオタクの素質と野心だけ。
(手塚治虫すらも知らないレベル)
しかしその中で、庵野秀明や赤井孝美といったオタクに出会い、それによりオタクの世界へ飛び込んでいく様子がこのアニメでは田中たちサークルとの出会いで描いている。
そして、終盤のオタク差別に疑問を抱いている様子は山賀というよりかは岡田斗司夫に近い雰囲気を持っている。
(というか、これの後の展開からして完全に岡田斗司夫)
この作品は今だと歴史資料のように認識できる。
かつて、オタク界を盛り上げた第一世代の熱く痛い生き様、今に語り継がれるべきであるおたくの指南書、それこそがこのアニメなのだ。
個人的にはこうありたいと思うし、そういう意味で久々の5点満点を授けたい。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

65.5 6 1991年夏(7月~9月)アニメランキング6位
ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強(アニメ映画)

1991年7月20日
★★★★☆ 3.6 (112)
625人が棚に入れました
サイヤ人の中から伝説の超サイヤ人が現れ、いずれ自分の脅威となることを危惧したフリーザの手により、惑星ベジータもろともサイヤ人の大部分が吹き飛ばされる直前、惑星ベジータから一人の下級戦士の赤ん坊「カカロット(後の孫悟空)」を乗せた宇宙ポッドが辺境惑星に発射されていた。フリーザの兄であるクウラはその一部始終を映像で見ていたが、その際クウラの部下が悟空を乗せた宇宙ポッドを発見。しかし、クウラはフリーザの不注意でポッドを見落とした以上、フリーザ自身が始末をつけるべきとして見逃した。その二十数年後、フリーザがサイヤ人に倒されたことを知ったクウラは、そのサイヤ人を滅ぼすために機甲戦隊を引き連れて地球へと向かうのだった。

声優・キャラクター
野沢雅子、田中真弓、古川登志夫、中尾隆聖

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

大全集には「劇中で「悟空のやつ、ナメック星から戻ってきて(略)」と亀仙人が語っている。

悟空は悟飯たちと渓谷でキャンプを楽しんでいたが、サイヤ人を滅亡させるために地球に攻め込んできたフリーザの兄、クウラらに襲われる。悟空は必死に応戦するが、クウラの巨大なパワーに圧倒され、千尋の谷に落下してしまう。容赦ないクウラは止めを刺そうとエネルギー弾を放ち、地球はみるみるうちに破壊されていった。悟飯たちは悟空を救うために仙豆をとりにカリン塔へ向うが、クウラ達にみつかりハイヤードラゴンは殺されてしまう。悟空と悟飯はこのまま息絶えてしまうのか、クウラに地球をめちゃくちゃにされてしまうのだろうか?!

1991年7月20日に公開された『ドラゴンボール』シリーズの劇場公開作第8弾である。

大全集には「劇中で「悟空のやつ、ナメック星から戻ってきて(略)」と亀仙人が語っている。この点からトランクス登場から人造人間出現までの3年間の間の事件であることは間違いないだろう」と書かれている.

なお、映画公開時点では原作でもトランクスが登場したばかりで、作中で悟空がフリーザを倒したという台詞がありながらアニメ『ドラゴンボールZ』ではナメック星での戦いは終わっていなかった。このように、物語が大きく動いている最中に作られた映画作品である。

オープニングテーマ - 「CHA-LA HEAD-CHA-LA」
エンディングテーマ - 「とびっきりの最強対最強」

投稿 : 2024/04/27
♥ : 8

64.8 7 1991年夏(7月~9月)アニメランキング7位
DETONATORオーガン(OVA)

1991年7月25日
★★★★☆ 3.6 (17)
56人が棚に入れました
西暦2292年。
地球には高度な技術が発達し、コンピューターが生活の大部分を担うようになっていた。
そんな地球に、二億六千万光年彼方の宇宙からの侵略者「イバリューダー」が迫る。
彼らの襲撃に巻き込まれた少年、真道トモルは「オーガン」と名乗る者と出会い、イバリューダーとの激しい戦いに身を投じていく。

chance さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

【エイリアンSF】【変身バトル】「あなたは平沢進を何処で知りましたか?」「オーガンで(*^。^*)」

未来の話。宇宙からの侵略者に対し一人変身して戦うSFバトルアニメ。

異星人とコンタクトを取る作品は多々あれど、どこぞの作品よろしくオイテケボリになる事なく、安定して判り易いシナリオ構成にちゃんとした結末付き、丁寧で細かい作画、意欲的なサウンドと、メガドラCDを買う動機としてもギリギリセーフだった、かな?
また、3話完結なのでダレる事なく見終われたのも○で、私としてはエヴァンゲリオンより好みです。

変身ヒーローモノに苦手意識がある私でも楽しめた本作。良質SF好きにオススメです。

別な話、皆がそうであった様に本作キッカケに平沢進のCDを買うようになりました。
ラララララ~ラララララ~♪ラララララ~ララ~ラ~♪

投稿 : 2024/04/27
♥ : 4

64.3 8 1991年夏(7月~9月)アニメランキング8位
ルパン三世 ナポレオンの辞書を奪え(OVA)

1991年8月9日
★★★★☆ 3.5 (53)
376人が棚に入れました
ニューヨークのプラザホテルにG7の各国首脳が集まり、先の湾岸戦争によって崩壊した経済の立て直しを図るべく会議を始める。時同じ頃、ニューヨーク近代美術館にルパン三世からの犯行予告が届き、さっそく銭形警部がやってくるのだが、警備に呼ばれたニューヨーク市警察のやる気のない警察官ばかりたったの4人…あきれた銭形警部であったが、犯行予告の時間が迫っていたため、仕方なく4人の警察官と共にルパンに対することとなる。その頃、首脳会議では1人の老学者が経済立て直しの、ある案を説明していた。その打開策とは、中世ヨーロッパで栄華を誇っていた「ルパン帝国」の財宝を探し出し、今の金額にして2千億$とも言われる財宝を経済の建て直しに利用するというもの。その財宝のありかを知っているこの世でただ1人のルパン一族の末裔、ルパン三世を探し出せばよいことを知った各国首脳達は、自国に問い合わせてルパン三世捕獲作戦を開始する。

声優・キャラクター
山田康雄、納谷悟朗、小林清志、井上真樹夫、増山江威子、大平透、戸田恵子、吉水慶、大塚周夫、速水奨、大木民夫

64.2 9 1991年夏(7月~9月)アニメランキング9位
人魚の森(OVA)

1991年8月16日
★★★★☆ 3.4 (18)
96人が棚に入れました
長期に渡って「週刊少年サンデー」に不定期連載された、高橋留美子の伝奇ファンタジー「人魚」シリーズが原作。監督は劇場版「ポケモン」シリーズの撮影監督としても知られる水谷貴哉。キャストは山寺宏一、高山みなみ、土井美加ほか。2003年には「高橋留美子劇場 人魚の森」として、別のスタッフによるTVシリーズ全11話が放送されている。 不老不死をもたらすという人魚の肉を食べたために、何度も生き返ってきた湧太と真魚。人間に戻る方法を求めて放浪の旅を続ける二人の前に、人魚の毒で恐ろしい容姿となってしまった少女・登和が現われる。

63.6 10 1991年夏(7月~9月)アニメランキング10位
電影少女 VIDEO GIRL AI(アニメ映画)

1991年6月29日
★★★★☆ 3.5 (22)
123人が棚に入れました
 桂正和の人気コミックスを映像化。限られた尺数の中で原作の持つエッセンスをうまく消化して製作されており、1本の作品としてテーマが完結する展開となっている。同級生もえみへ自分の気持ちが伝えられない内気な高校生洋太。そんなある日、洋太がレンタルビデオで借りたビデオの画面から不思議な少女あいが飛び出し、洋太とともえの恋を実らせようと提案する……。

キリン  さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

全6話なんて勿体無い

私が中学3年から高校1年の時
初めて購入したOVA
ここまで、何とか親に交渉だけでゲームやおもちゃを
買って貰おうとして、勝率が2割以下の私が
高校に合格したから、なんかくれと
スーパーファミコンを手に入れたばかりだと言うのに
さすがにこれは無理だと思って
(電影少女て・・・ビデオガールて・・・)
ずーっと貯めていたお年玉を
ついに使うときが来た!!
と決意したのがこの『電影少女』でした。

当時、私の学校では
週刊少年ジャンプで『電影少女-ビデオガール-』
を読んでる奴はエッチな奴
と言うレッテルが貼られていました。

しかし
ちっちゃな頃からエロガキで~15で変態と呼ばれたよ~♪
の私にとっては、エロレッテルなど、
どうってことは無い感じでした。
この感覚も現在とは少し違うので
多分、今の15歳の方が観ても
なんだ、この程度のエロか・・・って思うんじゃないかな?

そもそも私はエッチなシーンが
目的で読んでいたわけではなく、
桂正和先生の絵が大好きだったのと
やっぱりウイングマンの頃からのファンと言うことで
読まないわけにはいかない
という使命感から読むようになりました。

そのアニメがTV放送じゃなくて
ビデオってどういう事じゃい!?
とも思いましたが、
「ピュアな心の持ち主なら買う」
という訳の分からない自分への言い聞かせで
納得する方向へ持っていきました。

この“ピュア(純粋)”というのが
物語のひとつの鍵で
主人公の弄内洋太が失恋するところから始まり
洋太がピュアな心の持ち主だったからこそ
ビデオガール天野あいに出会うことになるわけです。

若干、中2病をこじらせていた私は
「ピュアな心があったら
ビデオガールとエッチなことが出来るかも・・・」
と本気で思いピュアになる様に努めましたが、
その考え自体が全然ピュアじゃないことに
しばらく気が付きませんでした。

アニメは原作の一区切りの山場までですが
全6話という短い話数で
よく出来ていると思います。
欲を言えば、原作(あい編)の最後までやってほしかったです。
あんなにBGM効果も声優もない状態で
感動して泣けた漫画は初めてでした。
本当にやっていたら、
きっと私の中の知る限りでラブコメアニメ1位です。

ちなみに主題歌は桂先生が大ファンの
酒井のりピーですが、
いい雰囲気の歌で私も好きです。
のりピーは、まあ、アレでしたけど
私ものりピー好きなのでいいです。

青春時代の思い出って自分のことより
『電影少女』の内容思い出す方が
胸がキュンとしてしまう・・・
恋に恋する乙女じゃねーか!!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 16

63.4 11 1991年夏(7月~9月)アニメランキング11位
ソル・ビアンカ2(OVA)

1991年7月21日
★★★★☆ 3.5 (10)
46人が棚に入れました
宇宙海賊船「ソルビアンカ」に乗り込んだ5人の美少女戦士たちが活躍するSFアドベンチャーの続編。監督は前作に引き続き『バブルガムクライシス』などを手がけた秋山勝仁。恩田尚之によるセクシーな女性キャラクターと、竹内敦志がデザインを手がける「ソルビアンカ」の美しい曲線は本作でも健在だ。また、声優陣も松岡洋子、佐久間レイ、高山みなみ、渕崎ゆり子、伊藤美紀らが前作に続いて好演を見せている。惑星トゥレスまで少年リムを送り届けたフェブ、エイプリル、ジャーアー、ジュン、メイ。その頃、トゥレスの二重惑星ウノでは、リムの父親が打倒・皇帝を掲げて反乱を始めていた。5人はリムの母星を守るために力を貸す。

62.5 12 1991年夏(7月~9月)アニメランキング12位
アルスラーン戦記(OVA)

1991年8月1日
★★★★☆ 3.4 (39)
154人が棚に入れました
大陸の東西公路の要所として巨額の富と華麗な文化を誇り、巨大な勢力を持つパルス王国が西方の蛮族ルシタニアの侵攻を受けた。時の国王アンドラゴラス三世率いる大軍は、強力な兵力で他を寄せ付けなかったが、万騎長カーラーンの裏切りによって一日で壊滅。王都は炎上し、ルシタニア軍の足音が高らかに響き渡った。アンドラゴラスは不気味な銀仮面の男に捕らえられ、国王を守ろうとした大将軍ヴァフリーズは殺されてしまう。難を逃れた王太子アルスラーンは、忠誠のもとに集まった強者たちダリューン、ナルサス、ギーヴ、ファランギース、エラムら五人の協力を得て、王国復興のために立ち上がった。

Zel さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

善と悪、権力と夢、憎悪と欲望渦巻く、疾風怒濤のスペクタクル英雄絵巻

1991年上映角川作品

原作は田中芳樹による大河ファンタジー小説
中世が舞台の剣と鎧の時代
大陸公路の中心に位置する大国家パルスの皇太子アルスラーンの物語
敵国ルシタニアによって攻め込まれ、奇襲、策略、裏切りにより王都エクバターナが炎上、陥落してしまうところから物語は始まる
なんとか逃げ延びたアルスラーンは万騎長(マルズバーン)の一人である黒衣の騎士ダリューンに護られながら王都奪還を掲げ流浪の旅に出る
アルスラーンは14歳という若さながら不思議なカリスマを持つ少年
その人柄、王としての器に惹かれ
本当は宮廷画家になりたい天才軍師ナルサスや女好きの吟遊詩人であり弓の達人ギーヴなど個性的で強力な仲間を得て軍として、王として成長していく

もともと原作者は銀河英雄伝説の著者なので戦略などのアイディアは超一流
世界観はしっかり設定されてて、作画も綺麗、キャラも魅力的、音楽も素晴らしく極上の作品に仕上がっています
間違いなくお勧めできるタイトルですよ!

レンタルショップにはなぜか置いてないのだが、観る機会があれば是非見て欲しい作品です
僕はAmazonでフランス版のDVD-BOXが安かったので購入
オリジナル日本語版も付いてるので問題ありません
リージョンコードがPALなので日本製のDVD Playerで再生はできません
PCなら問題なく視聴可能です

主人公皇太子アルスラーン演じるは山口勝平さん
犬夜叉や名探偵コナンの怪盗キッドもやってます

黒衣の万騎長ダリューン演じるは井上和彦さん
タッチの新田明夫、夏目友人帳のにゃんこ先生などを演じるベテラン声優さんです

天才軍師のナルサスを演じるは(故)塩沢兼人さん
希代の名優です
ふしぎの海のナディアのネオ皇帝
ゲームスナッチャーではランダム・ハジル
など様々な名キャラを演じてます

アンドラゴラス王演じるは大塚明夫さん
攻殻機動隊のバトーさんですね

古い作品なだけあって有名声優が目白押しで出演しているのも見所の一つです!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 16

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

この1話だけではどうしようもないが、1話の質自体は高い。

アニメ業界に大きな一石を投じた
銀河英雄伝説の原作者による、
(原作は)銀英伝よりも長い原作
(しかも今尚終わっていない)のアニメ化。

その為、当時期待も高かったし、
ロードショーもしていた。
劇場版なので1話自体の質は高いが
長い物語の序章なので、物語としての
評価は書きようもない。
(実際出ていない主要人物多数)

いきなり冒頭で、主人公の国が
戦争で負け国王が捕らえられる。
(その戦闘は十分迫力があるし、見ごたえもある。)
ただ、この原作者の最大の良さはキャラが立つ事だが、
1話ではキャラの立ちようもない。
(せいぜいダリューンが不器用だと言う事くらい。
あとナルサスが性格がひねくれているという事くらいか、、)

せいぜい、掴みはOKと言うところ。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

62.4 13 1991年夏(7月~9月)アニメランキング13位
うる星やつら 霊魂とデート(OVA)

1991年6月21日
★★★★☆ 3.4 (10)
58人が棚に入れました
1978~87年に「週刊少年サンデー」で連載された、高橋留美子のコミック「うる星やつら」を原作とするOVAシリーズ第11作。監督は、かつてシンエイ動画に所属し、『ドラえもん』の絵コンテ・演出などを手がけていた森脇真琴。 サクラとつばめのデート当日、つばめに舞子と名乗る美少女の霊がとりついてしまった。サクラはさっさと除霊してデートに戻ろうと、舞子の額にお札を貼るが、なぜかまったく怖がらず、ますますつばめにベッタリする始末。そんな舞子に猛アタックを開始するあたる、あたるの気配を感じて現われた面堂、そこへ炸裂するラムの電撃……幽霊騒動の結末やいかに?

61.6 14 1991年夏(7月~9月)アニメランキング14位
サイレントメビウス(アニメ映画)

1991年8月17日
★★★★☆ 3.4 (10)
53人が棚に入れました
『快傑蒸気探偵団』などの俊英漫画家・麻宮騎亜の躍進作となった、大人気SFポリスアクションのアニメ化。西暦2028年。人口・情報・経済活動、全てが肥大化した都市TOKYOに、異次元世界ネメシスから妖魔の影が襲い来る。これに挑むのは、万能乗用車マシーンスピナーに搭乗、それぞれの能力で敵に挑む美しき者たち。対妖魔用特殊警察=AMPに集う婦警の面々だった。凄絶な戦いに挑む彼女らの前に、いままた新たな局面が。

声優・キャラクター
川久保潔、松井菜桜子、藤田淑子、鶴ひろみ、池田昌子、中田浩二、具志堅ティナ

60.0 15 1991年夏(7月~9月)アニメランキング15位
うる星やつら 乙女ばしかの恐怖(OVA)

1991年6月21日
★★★★☆ 3.2 (10)
58人が棚に入れました
1978~87年に「週刊少年サンデー」で連載された、高橋留美子のコミック「うる星やつら」を原作とするOVAシリーズ第10作。監督はアニメ映画『ガラスのうさぎ』などで知られる四分一節子。テンから謎の病気をうつされてしまったあたる。それは、乙女のような瞳になってしまう「乙女ばしか」で、男性だけがかかる伝染病だという。ラムに巨大注射を打たれ、病気が治ったと思い込んだあたるは、早速町へ出てガールハントを開始。しかし、「乙女ばしか」は2、3日安静にしないと治らず、あたると接触したコタツネコと面堂終太郎が次々と乙女の瞳に変身。ラムはトリモチ銃を手にあたるの後を追いかける。

58.6 16 1991年夏(7月~9月)アニメランキング16位
ふしぎの海のナディア 劇場用オリジナル版(アニメ映画)

1991年6月29日
★★★★☆ 3.2 (37)
163人が棚に入れました
好評・熱狂の内に終了したテレビシリーズの後日談として制作された、主人公ナディアとジャンの新たな冒険の物語。今回の本編製作はグループ・タックが担当する。19世紀末、世界に大戦勃発の緊張がみなぎる中、各国の要人蒸発の怪事件が起こる。現在は新聞記者見習いとして働くナディアは、奇妙な人造人間についての書類を手にした。一方ナディアの恋人のジャンも謎の少女ファジィと出会う。彼らが迎える新たな事件の内容とは?

声優・キャラクター
鷹森淑乃

計測不能 17 1991年夏(7月~9月)アニメランキング17位
銀河英雄伝説/初陣(アニメ映画)

1991年8月31日
★★★★★ 4.4 (6)
63人が棚に入れました
銀河英雄伝説OVAシリーズの第27話は、今作より第二期シリーズに突入。新兵訓練中に突如帝国軍と遭遇してしまったアッテンボロー。訓練生がいきなり実戦に出ることに。その新兵の中には軍属となったユリアンがいた。ヤンの勇名を恐れた帝国軍は、動きの鈍い同盟軍にいぶかしさを覚えながらも、積極的な行動を起こすことができないでいた。だが、あまりの鈍さにヤンの不在を確信した帝国軍は、一気呵成に同盟軍へと襲い掛かる。大混戦の中、スパルタニアンに搭乗したユリアンは、ワルキューレ3機、巡航艦1隻を撃沈。初陣にて華々しい武勲を挙げる。

計測不能 17 1991年夏(7月~9月)アニメランキング17位
うる星やつら’87(OVA)

1991年6月21日
★★★★☆ 3.9 (9)
49人が棚に入れました
1978~87年に「週刊少年サンデー」で連載された、高橋留美子のコミック『うる星やつら』を原作とするOVAシリーズ第3作。劇場版『うる星やつら 完結篇』にも登場したキャラクター、因幡くんが活躍する。監督は『プレイボール』で総監督を務めた出崎哲。 友引商店街を歩いていたしのぶは、ウサギの着ぐるみを着た少年・因幡くんを助ける。彼の正体は、なんと「運命製造管理局」のおちこぼれ局員。しのぶ、あたる、ラムは因幡くんの導きでそれぞれの未来を確認しに行くと、そこには意外な光景が。しのぶはオールドミス、ラムは面堂と結ばれ、あたるは面堂家の使用人となっていたのだ。怒った3人はほかの未来も見に行くが、どれも悲惨なものばかり。結局、それぞれが理想の未来を製造しようということになる。

Moji さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

長寿アニメならでは

他のうる星映画にもちょくちょく顔を出している因幡くんメインの話。
「夢の仕掛人、因幡くん登場! ラムの未来はどうなるっちゃ!? (OVA)」と同じ内容だと思うのだが、OVA版が見つからないので未確認。
「うる星」の映画やOVAは何も予備知識が無いヒトが視聴しても面白いが、やはり知っておくと数倍面白い。
TVシリーズ全218話+映画6作品+長編OVA2作品+短編OVA10作品・・・(単行本34巻)。
こんなに面白い作品がだんだん忘れられていくのか・・・(TT)。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1

計測不能 17 1991年夏(7月~9月)アニメランキング17位
創竜伝(アニメ映画)

1991年8月31日
★★★★☆ 3.1 (7)
47人が棚に入れました
 田中芳樹の伝奇アクション小説をアニメ化。監督はアニメ界の巨匠演出家・出崎統によるもの。 東京・中野。そこには一見して普通の人々と何ら変わりのない竜堂家の四人兄弟が暮らしていた。だが彼らは、実は聖獣である四海竜王の生まれ変わりであった。その力を狙い、日本政財界の黒幕といわれた鎌倉の御前が策謀をめぐらす。敵の罠にかかり、ついにその眠れる力を発揮させてしまう四男の余。事態はさらに竜堂兄弟の従姉妹・鳥羽茉理も巻き込んでゆき……。 本作は91年夏季から通信販売で毎月リリースされたOVAシリーズの第1~3巻をまとめて上映したもの。同じ田中芳樹原作のOVA『銀河英雄伝説 第2期シリーズ』の一編とともに公開された。

計測不能 17 1991年夏(7月~9月)アニメランキング17位
ドラゴンクエスト ダイの大冒険(アニメ映画)

1991年7月20日
★★★★☆ 4.0 (2)
42人が棚に入れました
人気テレビゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズをモチーフとしたコミックがアニメ化された作品。コミックは『週刊少年ジャンプ』にて連載され、本作品は1991年夏の東映アニメフェアにて上映された。かつて、魔王ハドラーが勇者の手で打倒された。そして、魔王の部下であった怪物たちは、正義の心を取り戻して南海の孤島デルムリン島で平和な生活を送るようになった。そのデルムリン島に、難破船から一人の赤ん坊が流れ着く。その赤ん坊は怪物・ブラス爺さんに拾われ、ダイと名づけられて彼の手で育てられることになった。それから15年ののち、怪物たちに囲まれながら、すくすくと成長したダイ。そのデルムリン島へ、ある日、パプニカ王国の姫レオナと使者がやってくる。魔王が復活するという神官たちの予言を確かめるのが目的だという。しかして、予言は的中、魔王が復活を果たす。ダイは魔王を倒すため、立ち上がるのだった。

声優・キャラクター
藤田淑子、難波圭一、冨永みーな、田中秀幸、青野武、日高綾

計測不能 17 1991年夏(7月~9月)アニメランキング17位
ガンバとカワウソの冒険(アニメ映画)

1991年7月20日
★★★★☆ 4.0 (7)
38人が棚に入れました
 今もなおファンの間に根強い人気を誇るTVアニメ「ガンバの冒険」の劇場用オリジナル作品。斎藤惇夫の同名の原作を、TVシリーズと同じキャラクターを使って描いている。港で出会った美少女ナギサに、島へ渡る切符を譲ったシジン。ところが、彼女はいつまで経っても帰ってこない。心配になったシジンは、ガンバや他の仲間たちに、一緒に彼女を捜してくれと頼む。その頃、港では変わったウワサが囁かれていた。港に注ぐ大川のどこかに、カワウソが隠れ住んでいるというのだ。そのカワウソと、ナギサが共にいるという情報をキャッチし、ガンバたちは大川を上ることにした。

声優・キャラクター
野沢雅子、水城蘭子、内海賢二、富山敬、堀絢子、島田彰、南杏子、三石琴乃、折笠愛、塩屋翼、井上瑤、嶋俊介、鈴木れい子、辻村真人、島田敏、大塚明夫
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

前作を踏襲した「良い」リメイク作

この映画は1984年に公開された映画(こちらはほぼTV版の再編集です)と異なり、完全新作の作品となります。

あらすじとして、行方が途絶えたシジンの婚約者ナギサを探すため南の島へ旅立ち、その島で出会ったカワウソ達と新たな敵に立ち向かう・・・というようなストーリーです。

{netabare}
この敵というのは野犬のことなのです。彼らは前作のイタチ以上の強敵で、実際にイタチを容易く殺してしまいます。ノロイほどではなくとも、中々鬼気迫る迫力がありました。
{/netabare}


スタッフが一新されているので、ガンバ達や作品の雰囲気が変わっています。
そのため前作に感じられた不気味さ、壮大さはやや薄れていた感があります。牧歌的な背景や挿入歌にその一端が見られます。


しかしスタッフなりの前作への意識や工夫も随所に感じました。

まず、川の水の美しさが綺麗に描かれていました。出崎監督の場合は海にこだわったそうですが、こちらも水の表現が良かったです。

それからネズミ達の繰り広げるドラマ、一匹一匹の個性が見事に表現されていました。ゲストキャラの使い方も上手かったです。無駄なキャラもシーンもなく、隙のない構成だったと思います。
{netabare} ・島ネズミのカゲロウ、ウキクサ
最期まで漢らしくてカッコイイ奴らでした。

・カモメのキマグレ
彼女は謎だらけで悟ったような言動をしますが、どういう生き方をしてきたのか非常に気になります。本編では判明せず。

・港ネズミのナギサ
ウキクサを引っ叩くシーンは感情がこもっていて素晴らしかったです。情に厚いネズミで、シジンが惚れるのも頷けます。

・カワウソのカワモ
いつもカモクを気遣い時には守るため戦う。「女は強し」を体現したようなキャラでした。 {/netabare}


この作品独自の特色も見られます。以下ネタバレ
{netabare}
この島でカワウソが激減したのは人間による環境汚染が原因という描写があります。野犬も同じく人間に行き場を追われた被害者であり、ガンバ達の真の敵は人間であった、という見方もできます。 {/netabare}



やはり、「ガンバの冒険」という名作の陰に埋もれて見えないのは仕方ないですが、今作も素晴らしいアニメ映画だと思います。見る機会があれば是非見ることをおすすめします。大人から子供まで楽しめること間違いないです。


あと蛇足ですが
{netabare}
シジンに婚約者がいることに驚きました(笑)意外にしっかりしてるんですね。
ナギサちゃんも確かに可愛らしかったですが、それ以上に自分はカワウソのカワモさんが魅力的でした。
ガンバの冒険でも忠太の姉シオジさんに魅かれましたが、弟持ちというより子持ちにしか見えない艶やかさがあります。 {/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 4

計測不能 17 1991年夏(7月~9月)アニメランキング17位
超人ロック 新世界戦隊(OVA)

1991年8月22日
★★★★☆ 3.4 (7)
37人が棚に入れました
1967年に同人誌にて発表、1979年より「週刊少年キング」などに連載された聖悠紀のSFアクション・コミックが原作。OVAは全3シリーズが制作されており、本作はその2作目。OVA「スケバン刑事」のひろたたけしが監督・脚本を手がけ、全2話がリリースされた。キャストは飛田展男、玄田哲章、本多知恵子ほか。 銀河連邦を統治する巨大コンピューター「エレナ」は、人類の秩序を守るためにエスパーの抹殺を計画。ロックと4人のエスパーたちは記憶を消されてしまう。彼らは「記憶を取り戻したければ“ツアー”と名乗る人物を殺せ」と命じられるが、長い迷走の末に出会ったツアーもまたエスパーだった。

計測不能 17 1991年夏(7月~9月)アニメランキング17位
それいけ!アンパンマン とべ!とべ!ちびごん(アニメ映画)

1991年7月20日
★★★★★ 4.4 (4)
31人が棚に入れました
 やなせたかしが生んだ児童漫画の名作を原作にした、長期放映中の人気TVアニメのオリジナル劇場版第3弾。同時上映は「それいけ!アンパンマン ドキンちゃんのドキドキカレンダー」。雨の守り神ドラゴンの子のちびごんは、アンパンマンの100倍のパワーを持つのに、甘えん坊で気が弱いため、本当のパワーを発揮できない。彼の持つ緑の珠の力を狙って、ばいきんまんに追いかけられても、何も抵抗できずにただ逃げ回っているだけだ。ばいきんまんに好き放題暴れられ、美しかった緑の島はすっかり荒れ果ててしまう…。

声優・キャラクター
戸田恵子、中尾隆聖、増岡弘、佐久間レイ、山寺宏一

計測不能 17 1991年夏(7月~9月)アニメランキング17位
NG騎士ラムネ&40EX ビクビクトライアングル愛の嵐大作戦(OVA)

1991年7月21日
★★★★☆ 3.9 (6)
29人が棚に入れました
1990~91年にTV放送された『NG騎士ラムネ&40』のOVAシリーズ第1弾、全3話。監督は、TV版で絵コンテ・演出を手がけ、近年では『かみちゅ!』の監督も務めたますなりこうじ(現・舛成孝二)。シリーズ構成はあかほりさとる。主要キャストは草尾毅、横山智佐、玉川紗己子ほか。 ドキドキスペースでの戦いから3年後。馬場ラムネは中学生になっていた。ある日、ハラハラワールドのアララ城を謎のメカ軍団が襲撃。ミルク、ココア、レスカの三姉妹は、再びラムネの力を借りるべく人間世界へやってくる。しかし、再会したラムネは、ドキドキスペースでの大冒険をすっかり忘れてしまっていた!

計測不能 17 1991年夏(7月~9月)アニメランキング17位
天空戦記シュラト 創世への暗闘(OVA)

1991年9月16日
★★★★☆ 3.7 (4)
25人が棚に入れました
1991年に発売されたOVA。テレビアニメの続編にあたる「創世への暗闘」。
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