お母さんで中学生なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのお母さんで中学生な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月03日の時点で一番のお母さんで中学生なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

64.3 1 お母さんで中学生なアニメランキング1位
貧乏姉妹物語(TVアニメ動画)

2006年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (249)
1454人が棚に入れました
「月刊サンデーGX」にて連載、かずといずみの癒し系コミック『貧乏姉妹物語』のテレビアニメシリーズ。父はギャンブルで借金を作って蒸発、母とは死別。そんな困難の中、まだ中学生と小学生のふたりっきりの姉妹“きょう”と“あす”が織り成す様々な出来事や日常を、季節を追って描いたハートフル・ストーリー。第1話「浴衣と花火とりんご飴の日」、

声優・キャラクター
坂本真綾、金田朋子、進藤尚美、小桜エツコ、麦人、平松晶子

. さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

お金では得られない幸せってありますよね。それって何処にあって、どんな事なんでしょうね?

2006年の作品です。”かずといずみ”さんの漫画作品が原作になります。


私、この作品で初めての体験をしました。だってオープニング始まって直ぐのナレーション時点で・・・・既に泣いてしまったのですから(笑)。これはあの泣きアニメの代表格みたいな”クラナド”でさえ体験しなかった初めての体験。あちゃ~、やってしまったか・・・って感じですね。


最初はね、なんだよ泣かせる気マンマンのお涙頂戴アニメかよ~って思いましたよ。だってベタベタに泣かせ所満載の設定なんですもの!でもね、全部を観終わって、あぁそう言う事じゃないんだな。そんな意図で作られた作品じゃないんだなって凄く強く感じました。なのでレビューを書いて、この思いを伝えたいなって思いました。

そんな訳で、以下例によって長~いレビューとなりますが、お付き合いをいただけますと幸いです^^


お話は10話で完結。割とお手軽にご覧いただけると思います。貴方のお時間が空いた時、ちょっとした隙間にご覧になってみてはいかがですか? きっと優しい気持ちになれると思いますヨ。


物語の主人公はお姉さんの”山田 きょう”さん15才(中学3年生)と、妹で9才(小学3年生)の”山田 あす”さんの仲良し姉妹。この2人の姉妹、可愛そう(本当は上から目線なので使いたくない言葉;)な事にとっても貧乏なんです。だって父さんはギャンブルで借金を作り、2人を置いて失踪。お母さんは病気で亡くなってしまっているんです・・・。だから2人の姉妹には両親が居ないの。
中学生のお姉ちゃんの”きょう”ちゃんが新聞配達や家庭教師のアルバイトを一生懸命こなし、節約に節約を重ねて、なんとか2人の姉妹は生活しています。2人でね、アパートを借りて暮らしているんです。ちょっと信じられない事ですよね。


2人は貧乏だから、ご飯にしたって普通のお肉がものすごいごちそうなの。100gで88円の特売品のお肉が高級品なんだって! 1本10円の大根、特売のほうれんそう。そういうものを一生懸命探して、時には雨の中、隣の町のスーパーまでだって走ってお買い物をして、お金を節約しています。

お姉ちゃんの”きょう”さんはとってもがんばり屋さん。おかあさんが亡くなる時、妹の”あす”さんを守ってね”ってお願いされたの。”きょう”さんは毎朝学校に行く前には早起きをして新聞配達、学校が終わってからも夕刊の配達と家庭教師のアルバイト。一生懸命働いて、けなげに家庭を支えます。そして未だ小さい妹の”あす”さんのお母さんになってあげたいって思っているの。自分だってまだ中学生だよ?だけど妹の為に精一杯背伸びして、強がって生きているの。
”あす”さんはそんなお姉ちゃんが大好き。まだ9才でアルバイトは出来ないから、ご飯の支度やお洗濯、お買い物をして家庭を助けます。9才の遊びたい盛りの女の子が、毎朝早くに起きてご飯を作るんだよ。学校の帰りも遊びに行く訳じゃなく、いつも一生懸命働いてくれているお姉ちゃんの為に急いで家に帰って夕飯を作ります。
こうして2人の姉妹は助け合って、2人で力を合わせて生活しているの。


私ね、貧乏って、お金が無い事って、とっても不幸せな事なのかなって思っています。だって欲しいものも買えないし、おいしいものも食べられないんだから・・・。

でもね、この物語の姉妹は貧乏を恨んでいません。お金がないからって決して惨めな気持ちで落ち込んだり、人を羨んだりはしないの。
だって彼女達はお金では買えない幸せをもっているんですもの! 

それは”姉妹の絆”。とっても堅い姉妹の絆であり、姉妹の愛。お互いがお互いを必要とし、信じ合って助け合って生きているの。お互いが元気で生きていける。2人がいつでも一緒に居られる・・・。それだけで2人は幸せなの。だから、それ以上に大切な物や、欲しいものなんか無いって思っているの。どんなに貧乏でも、決して不幸せじゃないんだよね、彼女達は・・・。


この物語は、姉妹の日常を通して”お金じゃ買えない幸せ”を教えてくれます。お金が有る事も確かに幸せ・・・。どんなに綺麗事を言ってみたところで、やっぱりお金が無くちゃどうにもならない事も(悲しいけど)事実。

でもね、お金じゃ買えない幸せがあるのもやっぱり事実。どんなお金持ちがどれだけお金を積んでも、決して買えない幸せは存在する。その幸せが、この物語の姉妹にとっては”姉妹愛”でした。


物語のラストでね、またしても私は号泣しちゃいましたヨ(笑) オープニングで泣いた時は”ベタベタの展開に引っ掛かって泣かされちゃった”って思ったのだけど、ラストでは素直に泣いちゃったかな。だって2人の姉妹がとっても愛おしく思えたんですもの。もう”泣かされてる”って感じはしませんでした。


幸いな事?に私はお金ではあんまり不自由はした事がありません。でも、毎日が満たされているかって言うと、自信をもってそうだとは断言出来ません。やっぱり何かが欠けてるっていうのかな・・・。いつも満たされない気持ちを抱えている・・・。

私にとって、お金じゃ買えない幸せってなんだろうな・・・。そして、それは何処にあるんだろうな。この作品を観て、そんな事を改めて考えてしまいました。











投稿 : 2024/06/01
♥ : 26
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

渡る世間に鬼はなし

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
バイトで家計を支える、おっちょこちょいな女子中学生(姉)と、家事全般をこなす、しっかり者な女子小学生(妹)を中心に、二人の暮らすアパートの面々や、クラスメイトのお金持ち姉妹が織り成す、あったか貧乏生活。そんな日常系アニメです。

タイトルから受ける印象は、やや暗いものかもしれませんが、貧乏を苦にするような作品ではありません。むしろ、貧乏を楽しんでいる節すらあります。

「貧乏姉妹物語♨」「貧乏姉妹物語♪」のように、タイトルに温泉マークや音符でも付けると、ちょうどイメージに合って良いかもですw

飛び抜けた良さはないけれど、多くの人に勧められる日常系アニメです♪

(ちなみに、レビュタイですが、某ドラマのパロではなく、ちゃんとしたことわざです。意味は、「世間には無慈悲な人ばかりじゃない」。某ドラマがメジャーになりすぎて勘違いしている方もいるけど、むしろ、あっちがパロなんですよね)

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
「世の中そんなに甘くねぇよ」と思ってしまえば、面白さなんてなくなる作品です。

良いじゃない、アニメでくらい夢みたって。貧乏だとしても、親がいなかったとしても、こんな素敵な姉妹や大家さん、ご近所さんがいたって良いじゃない。フィクションなんだから。

個人的には、大家さん(恐怖の大魔王)にガタガタ震える姉妹と、ホントは姉妹を孫のように思っている大さん(源三)との関係性が好きでした♪ ちょっとだけ、「アリスと蔵六」に似ていたかもしれません。

姉妹の百合ネタや微エロは不要だったかな、本作の場合。そこだけちょっとマイナスです。
{/netabare}

【余談 ~ 作中の貧乏川柳まとめ~】
{netabare}
作中にある、貧乏川柳が好き。ほっこりする。ネットには画像つきで転がってるんで、興味が出たらそっち見て下さい。絵がついてると、1発で作品の雰囲気が伝わると思います♪

「空腹が 世界一の 調味料」
「植物事典 丸暗記してある 食用の項」
「となり街 お肉のためなら 遠くない」
「山田家の ちょっとぜいたく タンポポコーヒー」
「グラム単位で 暗算練習 成績アップ」
「朝もやし ああ昼もやし 夜もやし」
「ちびた石鹸 集めて大きな 背中洗う」
「二駅歩いて ういたお金で お肉買う」

などなど。いずれも「貧乏を楽しむ」気持ちが伝わってきます。

「ホームレス中学生」を書いた麒麟の田村さんが、「幸福になるコツは、幸せのハードルを下げること」と言っていました。その通りだな~と。「楽しい顔で食べれば、皿一つでも宴会だ」と、スペインの詩人、ブルデンチウス(誰?)wも言っています。

「何」を食べる(する)かじゃない。「誰」と「どうやって」食べる(生きる)か、それが大切ということですね。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21

とってなむ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

本気で応援したくなる姉妹

その名の通り、貧乏な姉妹の物語です。
父は借金を抱え失踪、母とは死別…。
そんな過酷な状況下でも明るく元気に暮らす、
きょう(姉) と あす(妹) の姿に感動です。


貧乏を楽しむような姿勢を貫いているため、
ほのぼのとした癒し系作品に仕上がっています。
私も多大に癒されました。

そう、本作の魅力はここにあると思ってます。
厳しい貧乏生活であることに変わりはないのですが、
この日常を二人は楽しんで送っているので、
重い雰囲気にはならずに笑って観ることができました。


そして二人とも可愛らしい。
間違いなく、楽しく観れた要因の1つですね。
ドジだけど頑張り屋さんのきょう。
しっかり者で家事が得意なあす。
二人が合わされば怖いものなんて何もない!
と言わんばかりのたくましく生きる姿に感服です。


お互いがお互いを大切に想った姉妹間の絆のエピソードが多く、
この点が作品の主題なのだと、強く認識することができます。
そしてこれがとてつもなく良いものでした。

でも想いすぎには注意ですね。
きょうの妹溺愛っぷりには呆れるかも。
これがまた可愛いんですけどね。



OP「深呼吸」 歌ーSplash Candy
ED「そよかぜらいふ」 歌ー酒井香奈子

OPは風を感じる素敵な曲でした。
そして爽やかなOPに対してEDは可愛い曲。
『ぎゅっとぎゅっと手と手を繋いだら~ 明日もぜったい楽しいね♪』
のフレーズが作品にぴったしで印象的です。
頭に流れやすいメロディでもありますし。

酒井さんと聞くと何となく『REC』を思い出しましたが、
そういえばあの主題歌も可愛らしい曲でしたね。



総じて満足度の高い作品でした。
良エピソードが多かったように思えます。
やっぱ"絆"や"友情"をテーマにされると弱いです、私。

それとここではあまり触れませんでしたが、
金子、銀子姉妹の物語も楽しかったです。
2組の姉妹の交わりも見所かもしれません。


温かい気持ちにさせてくれること間違いなし。
笑顔が魅力の素敵な作品でした。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 34

64.9 2 お母さんで中学生なアニメランキング2位
あたしンち(TVアニメ動画)

2002年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (166)
966人が棚に入れました
平凡な庶民一家の日常を描いた“けらえいこ”原作の新聞連載漫画をもとにしたTVアニメシリーズ。声の出演は渡辺久美子、折笠富美子ほか。

声優・キャラクター
渡辺久美子、折笠富美子、阪口大助、緒方賢一、萩野志保子、的井香織、池澤春菜、沼田祐介、緑川光、大本眞基子、梶田夕貴、浅井晴美、森田樹優、田中理恵、倉田雅世、白鳥由里、太田真一郎、城山堅、山口勝平、大塚みずえ、小桜エツコ、氷上恭子、水田わさび、鉄炮塚葉子、上村典子、愛河里花子、玉川砂記子、山口奈々
ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

この安定感は何歳になっても観れる心地よさ

あたしンちは学生の頃から15年以上
何度も何度も観返してる安定して好きな作品です。

1話完結だから作業しながらでも観やすいですし
真剣に観ても楽しめる程よいアニメです‪(*ˊᵕˋ* )


◆2話【 ビックリしないでね〜っ 】
{netabare}
みかんの友達が初めて母と対面する日。
母にあまり会わせたくないみかんは家に入る前に
「お母さんすっごいブスだからビックリしないでね!」
と念を押すんだけどブスって、、
ストレートすぎる表現につい笑ってしまいますw

実際に母を見た友達はキャッキャしながら
母のことを「ラブリー」と言っているのを聞いて、
ラブリーっていう表現を凄くいいなと思いました(*´`)

母がおもてなしで部屋に持ってきた飲み物が
茶色瓶のオロナミンCのようなだったのも母らしい。
高校生に栄養ドリンクってwww
一緒に持ってきたポテチは去り際に1枚頬張っていくし
家の中では人の目を気にしない母のキャラ最高です!!
{/netabare}


◆3話【 言うんじゃなかった 】
{netabare}
みかんと母の言い合いが多かった日の夜に夢を見たみかん。
それは言い合いの最中にみかんの突き飛ばした母が
そのまま死んでしまうという内容。
朝になって目を覚ましたみかんはトーストを用意してくれる
母の姿を見て涙を流し、夢の話を母にする。

私も家族が死んでしまう夢を見た日は目覚めてから
生きてる姿を確認すると泣いてしまうので
みかんの気持ちよく分かるなぁ〜( ᵕ ᵕ̩̩ )
{/netabare}


◆7話【 パンの耳などの食べ方 】
{netabare}
あたしンちの家族4人それぞれに食べ方の個性がある話で
ぶどう、焼き芋、食パン、スパゲティ、カニが出てくる。

私たちでも人と一緒に食べてる時に
違いを見つけると話題になったりして楽しいですよね♬︎

皮ごと食べる人、皮をむいて食べる人、
嫌いなところから食べる人、嫌いなところだけ残す人、
めんどくさい事はまとめて済ました後に食べる人 etc.....

あたしンちの家族で例えると
私は母とみかんの間くらいの食べ方してるな〜。
{/netabare}


◆20話【 ユズは納豆奉行 】
{netabare}
ユズが納豆の取り分け方にうるさいと
家族に言われ納豆奉行扱いされる。

これはユズに1票だな〜
みんなで使う納豆なら器の縁がベトベトしないように
取り出す時は自然と同じ箇所になるけど、、
常識は人それぞれですもんね( •́ㅿ•̀ )

後日PTAの集まりで母がユズの話をし、
母の手により、いや母の口によりユズは社会的に
抹消されかねない恥ずかしさを味わう。
年頃の男の子にはキツイよな〜w
{/netabare}


◆25話【 火事場の母ヂカラ 】
{netabare}
何事にも想像力を働かせて
火事場の馬鹿力ならぬ母ヂカラを発揮させる母。

母とみかんはデパートで大量の買い物をした帰り
電車に乗遅れそうになるけどゾウに追いかけられてると
想像して猛ダッシュした母だけは乗り込みに成功。

ホームを猛ダッシュしたり駆け込み乗車したりするのは
危険だから決して真似をしろとは言えないけど、
他の場面で考えた場合みかんの最初から諦めてる感じが
私はあまり好みじゃないから、ここでは母に好感をもてるw
{/netabare}


◆55話【 母の一石三鳥っ 】
{netabare}
一石二鳥ではなく三鳥を狙う母。
最後のはやかんのお湯を沸かすとき
中には卵を入れててゆで卵に、
部屋を加湿してインフルエンザ予防に、
そしてそのお湯でお茶を入れようとする。

ゆで卵とお茶が同じお湯は汚いと言うみかんに対し
母は沸騰させて雑菌はみんな死んだから大丈夫って、、

私ならキレイ汚い以前にいくら沸騰させてても
サルモネラ菌が怖いから絶対やらないなぁw
{/netabare}


◆66話【 ふしぎなあの子っ 】
{netabare}
ユズと同じクラスの石田が初登場!!

不思議な行動が多いけど周りが知らないだけで
自分ではちゃんと理由をもって動いてて、
変わり者だって周りに何か言われてたとしても
人の目を気にせず自分を貫いてる石田がすっごく好き♡

そんな石田とちゃんと会話をしたり
気にかけたりするユズも本当に好きだ〜‪(*ˊᵕˋ* )
{/netabare}


◆71話【 ユズ、ファンクラブ 】
{netabare}
ファンクラブまだ出来てなかったのか!!
ユズにファンクラブがあるの当たり前と思ってたから
つい最初からあるものだと思ってたな〜

バレンタインどうしようか盛り上がってる川島たちに
「バレンタインって苦しい。」とか
「同じクラスで告白して失敗したら逃げ場ない」とか
石田の何気ない話が聞こえてきて川島は怖気付いてしまう。

確かに怖いことだけど、
伝えなきゃ終わりはなくても始まりもないからね(*´`)
私は保育園児、小学生、中学生、高校生のとき全部
同じクラスの人に告白してたのを思い出しました。
今思えば考え無しというか猪突猛進というか、
とにかく当たって砕けるタイプだったな〜懐かしいwww
{/netabare}


◆76話【 サボテンは見ている 】
{netabare}
本屋さんにある数枚の張り紙に
〚わたしンち〛〚オレンち〛〚あちきンち〛
って書いてあるの見つけてクスッとしちゃう。
{/netabare}


◆95話【 しみちゃんダイエット 】
{netabare}
しみちゃん
「あなたは!食事の前にダイエット宣言できますか!?」
これはダイエットしようとする人に厳しい、
ギクギクーッΣ(°д°"ノ)ノ ってくる言葉ですねw
{/netabare}


U-NEXTで200話まででしたが、
それ以降は公式がYouTubeに更新していて
現時点で550話目なのでかなり楽しめます。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3
ネタバレ

はにょ~♪ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ハニョー♪

バナナしるこって美味しいの?


{netabare}各話の流れは原作に忠実だが、23コマを1話にしようとすると尺が余ってしまうので、アニメオリジナルの膨らませたエピソードやオチが用意されることが多い。また、原作のその話に登場するキャラクターがアニメ化の際キャラクターが増やされていたり、変更されていることが多い。一方、原作最初期のみ、みかんの部屋と学年が現在と異なっていたが、最初からそれ以降の高校2年生でユズヒコの部屋の隣という設定である。そのため、最初期の話がアニメ化されたときは、登場人物の行動に不自然な点がいくつか見られた。
大地丙太郎監督時代は原作に忠実に沿った展開で、キャラクターのセリフの間に長い間がたびたびあったり、背景も初期では一色で表現され細部は見られないことが多かった。本編中にアイキャッチも多く使われており、その多くは白の背景に七個の点が出る演出、本作のタイトルロゴが出現し、それを進行状況に合わせて異なる人物が一人で読み上げるというものであった。また、おまけの数も多かった 。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

ペチ14 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

Q質問 A解答 T突っ込み

Q1、このアニメを見てどう思った

A1、情熱の赤いバラ
そしてジェラシー
恋の花咲く
ラブアタック!!
ラブキック!!
たたかい~~~

真夏の視線は
要注意~~~

ときめきの白いバラ
そして ミラクル
愛の芽が出る
ラブパス!!
ラブキャッチ!!
おたけび~~~

危険なふたりは
昼休み~~~

T1、歌いだすなw

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

Q2、このアニメを見て気になったことはありますか?

A2、おもしろい。3D映画みろよ

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

Q3、最後にこのアニメはお勧めですか?

A3、A1の曲が何か気になるなら観よう

~3年後~

A、3年前の俺たちこんなレビュー書いてたんだなー

T、今と形式が全然違うな

Q、さばちゃん(たちばな母)も1日中寝てたから私も寝ます

TとA、(あれ受けねらったのか?)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4

80.0 3 お母さんで中学生なアニメランキング3位
火垂るの墓(アニメ映画)

1988年4月16日
★★★★☆ 3.8 (840)
5522人が棚に入れました
1945年(昭和20年)9月21日、清太は省線三ノ宮駅構内で衰弱死した。清太の所持品は錆びたドロップ缶。その中には節子の小さな骨片が入っていた。駅員がドロップ缶を見つけ、無造作に草むらへ放り投げる。地面に落ちた缶からこぼれ落ちた遺骨のまわりに蛍がひとしきり飛び交い、やがて静まる。太平洋戦争末期、兵庫県武庫郡御影町に住んでいた4歳の節子とその兄である14歳の清太は6月5日の神戸大空襲で母も家も失い、父の従兄弟の未亡人である西宮市の親戚の家に身を寄せることになる。当初は共同生活はうまくいっていたが、戦争が進むにつれて諍いが絶えなくなる。そのため2人の兄妹は家を出ることを決心し、近くの池のほとりにある防空壕の中で暮らし始めるが、配給は途切れがちになり、情報や近所付き合いもないために思うように食料が得られず、節子は徐々に栄養失調で弱っていく。

声優・キャラクター
辰巳努、白石綾乃、志乃原良子、山口朱美
ネタバレ

◎TARGET さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

戦争の悲しみを疑似体験できる映画

❏高畑勲と宮崎駿

高畑勲監督は宮崎駿監督と違って説教臭くて理屈っぽい
映画が多く、他の作品はそれほど好きじゃないのだが、
この作品は説教や理屈という感じは全くない。

宮崎氏はアニメ監督だけあって、脚本やセリフだけに頼らず
絵(映像)で伝えようという意気込みと熱意がどの作品も
ひしひしと伝わってくるのだが、高畑氏の作品はどうしても
絵よりもセリフや言葉で伝えようとする感じを受けてしまう。
しかし、この「火垂るの墓」は絵でも伝わってくるものがあった。


❏総評

戦時下の理不尽な運命に翻弄された2人の不幸な兄弟の
生き様が、切々と描かれており、視聴者はそれをただただ
受け入れるしかない映画。それはまるで戦時下の不幸な
感情を疑似体験してるかのような非常につらいものである。
(人生経験、年齢、世代によって人それぞれだと思うが…)

昔見たときはあまり感情移入できずに、
「辛気臭くて悲しい映画だなぁ」でオシマイだったが、
今見たら色々想うところがあり涙が止まらなかった。


❏ネタバレレビュー

以下、ネタバレレビュー
{netabare}
清太と親戚の叔母さんの関係がギクシャクしだしたのが
不幸の始まりだが、私的にはどちらも責められない。

清太はお兄さんに見えてまだ14歳だし、親しくない叔母さんに
あれだけ嫌味を言われたら、出てくしかなかったんだと思う。
妹と自分の命を最優先に考え、プライドを捨てて叔母さんに
ゴマを擦りながら、うまくやってくような処世術は14歳の子には
まだまだ難しいのではないだろうか。むしろ思春期で自我が出始める
時期なので自分一人で全部しょいこんでしまって
裏目に出ちゃったのでしょう。

親戚の叔母さんに関しては言い方が少々キツメだったが、
言ってることは全て正論だ。運良く、叔母さんの性格が
穏やかで懐が深い人間性だったら清太をやさしく導いていく
ことも可能だったのかもしれないが、戦時中の余裕が無い中で
そこまで悠長な事ができるような人は、そう居ないのではないだろうか。

だからこれは誰が悪いとかっていうよりも
戦争は人間をこのように不幸にする理不尽なものなのだ
というのが私の感想。

節子はまだ4歳で、色々とわがままを言いたい盛りだろうし、
お母さんにもまだまだ甘えたかったはずなのに、作中では
わがままも言わずに、健気にお兄ちゃんと2人で生きてる様が
描かれていて泣かずにはいられなかった。

フィクションなのはわかっているが、
節子が死ぬのはどうにもやりきれない。

人生は時に理不尽なものだが、
幼い子がこのように死んでいくのは正直きつい。(泣)

(無理だけど)作品の世界に入っていってご飯を食べさせて
医者につれてってあげたい気持ちでいっぱいだった。
{/netabare}


❏戦争と飢餓

原作は事実を元に脚色したフィクションだが、
実際このような話や、もっと悲惨で壮絶な話は
当時いくらでもあったのではないかと思う。
だとすれば、なんか心が痛む。
(靖国神社にお参りに行こうかな。)

ちなみに我々日本人にとっては随分昔の話だが
世界中では現在進行形で同じような目に会ってる子が
たくさんいるんだよね。

イスラエル周辺、中東、ロシア国境沿い、アフリカ等
戦争や内戦で多くの子供達が死んでいってるし、
第三世界では戦争に関係なく飢餓で多くの子供が死んでいる。

でも今すぐ自分でどうにもならないし、どうにもできないけどね。
日本を含む先進国は幸せだね。ただ今の平和を満喫したい。とそう思う。

一個人で戦争は避けることはできないけど、
いざ戦争や災害になった時に、彼らのような子供達を
助ける事ができるような力を持った人間になりたい。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3
ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

暗く救われない物語

世界観:5
ストーリー:5
リアリティ:9
キャラクター:4
情感:6
合計:29

終戦間近の神戸に突然B29の大編隊が襲いかかった。清太と節子の兄妹は空襲の混乱の中、母親を亡くし、家を焼け出される。路頭に迷った兄妹はやむなく小母の家へ身を寄せることにするが、そこでも生活が苦しくなるに従って小母とのいさかいが絶えなくなり、清太は家を出る決心をする。荷物をリヤカーに積み込み、横穴壕でままごとのような二人の新しい生活が始まるが、やがて食糧も尽き…。
(Amazonより)

先の戦争を市民の視点から描いたアニメ映画として「この世界の片隅で」と比較されていたり、外国人のLive Reactionでもいくつか見たことと、ちょうど8月ということもあり、この機会に視聴してみました。

冒頭から、{netabare}主人公兄妹(清太と節子)が死んでしまうことがわかり、開始早々、戦争末期の本土空襲を受けて母親が死亡。父親は出征中という状況でしたが、その後、艦隊とともに沈んでしまった模様。兄妹はおばの家に世話になりますが、生活が苦しくなるにつれ、ぞんざいな扱いを受けることとなり、兄弟は他にあてもなくその家を出て防空壕で自活を始め、栄養失調による病気で亡くなるという、何とも暗く救われない話です。{/netabare}

しかしながら、敵国に関するエピソードはほとんどなく、直接の反戦的表現はありません。淡々と、苦しい生活を営む人間を描いています(この点、リアリティが高く感じられます)。

外国人のLive Reactionで泣いたり絶賛している人を見て、感動する前提の心持ちで視聴したのがいけなかったのかもしれませんが、終わりまで大きな感動の波は訪れなかったです。

{netabare}冷たい視点かもしれませんが、私はこの兄妹の年で家を出て自然の中で生活することの難しさを痛感しました。おばの態度は確かに悪いものですが、おばの理性に基づく言動の範囲であり、清太は自分のプライドのために、節子(結局自分も)を犠牲にしてしまったのではないか、と。おばの家の仕事の手伝いをするとか、何か食べ物を探してくるとか、家計の足しになる努力はできなかったのでしょうか。住まわせてもらえることの感謝を、伝えなかったのでしょうか。清太も小さいので、そこまで考えが及ばないというのもリアルと受け取れますが、節子のために、おばとうまくやってほしかった(作品としては、そこまでやって駄目だったというシーンを入れてほしかった)と、思ってしまうのでした。

清太らは何も悪いこともしていないのに理不尽な環境に陥り、やるせない気持ちになったと思います。そういう状況で、腐らない気持ちを持つことができるか、自分に置き換えると自信はないのですが、自分のプライドを守ろうとした結果、他人の畑を荒らし、捕まれば妹の病気のせいにする、弱く醜い人間となってしまい、結末も完全なバッドエンドとなってしまったのは非常に重いですね。

他者への隣人愛は、衣食住の環境が整ってはじめて与えることができるものであり、自分が生きるのに精一杯という場合にはなかなか難しい、ゆえに、人々の基本的生活を窮地に陥れる戦争はいけないものだというメッセージでしょうか。言外に教訓が盛り込まれた作品だと思いました。{/netabare}

無論、希望があり、主人公らに親しみを持てる「この世界の片隅に」のほうが好きですね。

北朝鮮と米国の緊張関係が続いており、いつ、私たちもこのような事態に巻き込まれるかわかりませんが、どんな状況に追い込まれようとも、死ぬまで精神を腐らせずに生きたいと願うばかりです。

(参考評価:3.6)
(2017.8視聴)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19
ネタバレ

四文字屋 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

一度は見ておきたいと思わせる名作アニメだが、普通ならば二度目を見る必要はないし、見たいと思うことになる筈もないだろうと思われる作品で、

ひとことで言えば、高畑勲氏の、世間的に最も知られた、という意味での名作にして、最大の失敗作。

私自身が原作の野坂昭如氏の著作のファンであったこともあり、
こういう形で映像化されたことが悔しくてならない。
野坂氏は、はじめ映像化を拒んでいたが、
鈴木プロデューサーから、おそらくは近藤喜文氏の手になる、戦時中の野菜畑になる胡瓜の花のデッサンを見せられて、
そのあまりの見事さに涙が止まらなくなり、結局、映画化を了承したと、自身のエッセーでつづっていたが、
このような主観要素で充ちた作品になるとは思ってもいなかっただろうし、
自身の体験に基づいた小説の映像化作品であるならば、これを否定することは野坂氏本人には出来ないだろう。

が、一読者としては、
同じエピソードではあっても、
野坂氏独特の、饒舌で濃密にして洒脱な関西弁の文章があってこそ、
そして {netabare}兄妹二人それぞれの死という悲劇さえもさらりとした戯作に化けさせてしまう語り口の上手さがあってこそ、読んで面白い、成功した小説であったので、
野坂氏の弾むような文体を失ったうえに、亡霊と化した清太と節子を再三再四に亘って登場させては、まったく異質な作品になってしまったと、残念だがそう断じるほか、ない。{/netabare}

これは反戦思想のプロパガンダと被害者意識の押し付けであり、見ていて嫌悪感しか感じられない。
つまるところ高畑氏は、自らの思想を観客に押し付けることしかできていない。

最終盤のワンカット、 {netabare}繁栄する神戸の街並みが一瞬うつるが、勿論この映画のつくられたほんの7年後、神戸は大震災によって壊滅的な打撃を受けることになる。
結果論に過ぎないが、悲劇は人災だけではないという厳然たる事実を、無視したからこそ作れた、人の営みに対する攻撃精神に満ちた作品なのだ。{/netabare}


物語について言うと、
一般に、叔母の家を出奔する清太の選択肢を非難する意見が、映画公開当時から多かったが、
{netabare}私が、見ていていちばん嫌だったのが節子の、幼児特有の身勝手さ加減。

実は原作では、叔母の厭らしさを上手に笑い話めいて書いていて、
兄妹で出奔し、二人で横穴暮らしをすることを選ぶとき、
この兄妹の気持ちは、それまでの、叔母からの嫌味やしがらみから逃れることに成功した、解放感・至福感に満ちていた。
映画ではその部分も含めて、楽しい、とか、嬉しい、とかの描き方が弱いから、観客は、清太にも節子にも感情移入が出来ない。

辛い苦しい暑い痒い痛い腹が減った居心地が悪い、の連綿たる繰り返し。

おまけに節子を救われるすべなき、最大の被害者として描くから余計に気持ちが悪い。{/netabare}

これは脚本の非力以外の何物でもない。

投稿 : 2024/06/01
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