1991年度のオーストリアおすすめアニメランキング 2

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月27日の時点で一番の1991年度のオーストリアおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

66.5 1 1991年度のオーストリアアニメランキング1位
トラップ一家物語(TVアニメ動画)

1991年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (24)
141人が棚に入れました
「世界名作劇場」第22作。映画『菩提樹』や『サウンド・オブ・ミュージック』のモデルになった実話作品が原作。本作では家庭教師のマリアと、トラップ家の次女マリアを中心に物語が進行。戦時下のザルツブルグ。まだ子供っぽさの残る見習い修道女マリアは家庭教師として名門のトラップ家に招かれる。待っていた7人の兄妹は母親のいない悲しみから心を閉ざしていたが、徐々にマリアの明るさに触れて打ち解けていく。だがそんな一家にも戦争の影が覆う。

声優・キャラクター
勝生真沙子、堀勝之祐、安達忍、川村万梨阿、松岡洋子、白鳥由里、石川寛美、杉本沙織、渡辺菜生子

Tnguc さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

【お気に入り】 心を通わせていく快進撃

~
家庭教師として派遣されたマリア先生がトラップ家の子どもたちと心を通わせていくドラマ劇。
ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」と原作は同じ。

名劇における本作の一番の特徴は、やはり「史実を元にした作品」という点だと思うが、
それについてはおいおい追記するとして、とにかくこの作品、主人公・マリア先生の勢いがメチャクチャ凄い。
ただ単に勢いが凄いだけではなく、何よりも凄いのは、いくら咎められても自分の意見をハッキリと主張するということ、
そしてそれが屁理屈でも言い訳でもなくて理に適っているということだ。
「郷に入っては郷に従え」という故事があるが、マリア先生の場合は規律よりも心の豊かさを尊重する傾向なのだろう。
社会の中ではタブーだと冷笑する人もいるだろうが、彼女のまっすぐな生き方は正直憧れるところもある。
どんな相手にも一歩も引かずに突き進むマリア先生には、爽快感すら覚えるだろう。
その雰囲気は、ドラマ「ナースのお仕事(天使のお仕事)」や、映画「天使にラブ・ソングを」を彷彿させ、
根源には名劇の普遍性もしっかりと描かれている。

明朗闊達(めいろうかったつ)なマリア先生と、心に問題を抱えた7人の子どもたちとの出会い。
その展開を見ただけで「こんなの絶対に心を通わせる素敵な物語になるじゃん…」って目に見えて分かったし、
その期待を裏切らないエピソードたちには純粋に感動した。
そして、その殆どが実話だということに、なによりも驚いた。

本作が史実を元にした作品である以上、トラップ一家の物語として終盤の流れは必要不可欠だっただろうし、
同時に、実話だからこそ明確な終着点をつけるのが難しかったのかも知れない。
ラストは無理矢理詰め込んだ感もあるが、意図的に駆け足にしたのではないのかなと推測する。
なぜなら、マリア先生と子どもたちが打ち解けていく序盤のストーリーこそが、
名劇として一番時間をかけて見せたかった部分だと思ったからだ。
「ロミオの青い空」は33話という短さが逆に良いテンポとなったが、
この作品に至ってはしっかりと52話で構成した方が更に高い評価を得ていたと思う。

全体を通して評価をするとどうしても終盤の展開が目立ってしまうが、
思い返せば、序盤から中盤までのストーリーは紛れもなく名劇らしさ全開で面白かったし、
とくに7人の子どもたちは純粋で可愛らしかった。
マリア先生の活躍によって温かな家庭を取り戻していくトラップ一家を見て、幸せな気分になったことは間違いない。
ノンフィクションという最強のスパイスも相まって、名劇の中でもとくに記憶に残る作品となった。


物語:★★★☆☆ (一話完結だったら尚良かったと思う。あとは終盤の詰め。16話が一番すき。)
作画:★★★★☆ (表情が豊かに描かれている。マリア先生の笑みは聖母みたいだ。OPアニメが少し物足りない。)
声優:★★★★★ (みんな特徴的で良い声。ルーペルトが良い。小マリアは喜怒哀楽どれも可愛いかったなあ。)
音楽:★★★☆☆ (挿入歌はトラップ一家によるセルフソングなのが味だね。)
人物:★★★★★ (マリア先生の活発な性格は見ていて清々しい。小マリア萌え。)

個人的評価:★★★★☆ (4.0点)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 5

66.2 2 1991年度のオーストリアアニメランキング2位
わたしとわたし ふたりのロッテ(TVアニメ動画)

1991年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (13)
62人が棚に入れました
ロッテとルイーゼは夏休みの林間学校で出会い、お互いがそっくりな事に気付く。そこで仲良くなった2人は、自分たちは両親に別々に引き取られた双子の姉妹だったことを知る。会ったことのない親への想いから2人は入れ替わって家に帰ることを思いつく。全く違う新しい生活に戸惑いながらも、2人はその生活を楽しみ、何度か入れ替わりながら、いろいろな出来事を体験していく。2人の夢は家族4人で生活すること。なんとか両親を仲直りさせたいのだが…。

声優・キャラクター
佐久間レイ、鶴ひろみ、富山敬、吉田理保子

さざぼう さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

面白い!がぴったりの作品

隠し事をされていたのを偶然知った二人が、知らんぷりして逆にとんでもない隠し事をして生活をします。
秘密はわくわくさせてくれて、見ていて面白いです。

それから、お互いが混乱している中見せるふとした優しさや、心ない発言に対する真剣な気持ちには心を打たれます。
また、目に見えないものの表現の仕方は現代には失われたもので、とても新鮮で素敵に感じます。

色々なところで様々な衝突はあるけれど、どれも見心地の良いものでホっとさせてくれる、そんなアニメです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

なめ猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

名作劇場アニメのバイブル

この作品はとても素晴らしい。
ウインクの曲が作品とものすごくリンクしていて
このために作曲したのかと思ってしまいます。

声優の佐久間レイさんと鶴ひろみさんですが、
私としては、ルイーゼが佐久間レイで、ロッテが鶴ひろみのほうがしっくりくるなあっと思ったんですが、どうでしょう。
まあ、入れ替わっちゃうんで、関係なくなっちゃいますが。

当時あまり視聴率がよくなかったんかな?
裏番組でなんか強いのがあったような気がする。

この作品は、名作劇場アニメの中でもっとも好きな作品です。
古いアニメであまり知られていないようなので、残念ですが、名作アニメなので、見る機会があれば是非見ることをおすすめします。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2
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