コメディで幼馴染なアニメOVAランキング 4

あにこれの全ユーザーがアニメOVAのコメディで幼馴染な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月03日の時点で一番のコメディで幼馴染なアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

62.8 1 コメディで幼馴染なアニメランキング1位
嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい(Webアニメ)

2018年7月14日
★★★★☆ 3.2 (126)
491人が棚に入れました
メイドや アイドル、ナースなどの美女に蔑んだ目を向けられながら、
おパンツを見せてもらうというご褒美シチュエーションが1人称視点で展開される。
全6話のオムニバス形式。

声優・キャラクター
石上静香、佳村はるか、秦佐和子、古賀葵、長野佑紀

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

『誠に遺憾である』

【第一話】“伊東ちとせ”


澄み渡った空には小鳥がさえずり、遠方には美しい鐘の音が鳴っている。西洋風の屋敷内に入ると壁一面の窓からは光が差し込み、美しい調度品を鮮やかに照らしていた。赤い絨毯が敷き詰められた階段を上がりドアを開くと恭しく迎えてくれる女性の姿が。シックなエプロンドレスに赤いリボンとホワイトブリム、肩の辺りで切りそろえた髪、爽やかな印象の緑色をした瞳、少し上向きにこちらを見る背丈。真面目で面倒見がよく後輩からも慕われる彼女は幼い頃から屋敷に勤めるメイドで、いつも微笑みをたたえ冷静に対処し、どんな時も決して笑顔を崩すことはないプロフェショナルだった。

そんな彼女が何故か眉をひそめ体を強張らせ背筋を伸ばし、重ねた手をギュッと握って、取り繕った笑顔を貼り付けている。一息ついて主人を窘めるよう失礼がないよう控えめに、自身に掛けられた言葉を“正気”で“本気”なのかと問う。


正気で、本気だ。

『パンツを見せてもらいたい』 …ただそれだけ。

プライドなんて土下座の勢いで捨ててしまえばいいのだから。

.......

....


かわいい女の子達にパンツを見せてもらうまでのプロセスを描いたショートアニメ、通称「嫌パン」。

第一話、幼いころに家に来たメイドの女の子に脈絡もなくパンツを見せてくれ!と言う主人公?らしき人物。
どういう精神状態なら口説くでもなく迫るでもなく「パンツをみたいんだ!」とそれだけにたどり着くのか
全くもって不可思議だと思います。普段は優しい笑顔をたやさないあの子が嫌な顔をしながらパンツを見せるだけ。

主従を始め頼み込まれた事を断れない関係や相反する行動。SやMなんて大雑把なカテゴライズをしてはいけない。
それではくだらなさを伝えきれません。例えば、人は絶対にやってはいけない事を法や倫理観で定めています。

駅のホームで人を押しちゃ×、ボールを持たない選手もタックルしちゃ×、弾道ミサイルのボタンも押しちゃ×

世間を賑わせる大事件でなくとも「絶対に押すなよ!」なんてスイッチは日常のあちこちに転がっていて、
恋仲でない女性に「君のパンツを見たいんだ」というだけのスイッチは、一瞬にして全てを無くす魔法の言葉。

砂のお城もトランプタワーも崩すことが好きな人が居るように、積み上げたものを一瞬で台無しにする瞬間。
すべてを終わらせればどんな態度を示してくれるのか?落胆、軽蔑、叱責、憐憫、憤怒、唾棄、嫌忌、憂愁
卑しい自分をどんな目で見てくれるんだろう。二人の関係性を一瞬で吹き飛ばすような甘い甘い禁断の果実。


なるほど?そんなアニメなのかもしれない。

メイド、アイドル、シスター、巫女、ナース、女子高生(ん?)各種取り揃えていて、最終回まで見終わった私は、
このラインナップを見た時に気付くべきであったと、本質を見抜けなかったことに落胆します。



いや、、、



ただの属性萌えアニメじゃねーか!!




視聴者の開拓しきった性癖ナメんな!!!(視聴者代表)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 27

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

ドMホイホイの入門書(?)にもならない陳腐な出来

この作品は、40原(しまはら)氏の同人誌を原作としたwebアニメ
である。なぜこのような作品を、アニメ化したのか私自身
よく分かってはいないが、5分程度の長さで終わり、尚且つ話数が
短いため必要以上に時間を取らないという理由から視聴することにした。

タイトルに書いてある通りに話が進んでいくため、あらすじは
省かせていただく。内容を把握するのに、検索する手間が
省けたという訳だ。実に合理的だ。

全体を通した感想だが、ドМホイホイ物の中でも特に難易度が低く
そこまで強烈な印象を受けることはなかった。
(当然と言われれば当然だが)
かなり限定的なシチュエーションであるがゆえに、ごくわずかの層
に一定の需要はあるだろうが、熱烈に取り上げる程でもない。
まあ、気晴らしに見るには最適な作品の一つと言える。

この作品は、オムニバス形式で尚且つシミュレーションゲーム
としての側面が強い。ヒロインが主体なため、彼女らの声や表情
にはそれなりに気合が入っている物の
視聴者陣営(ゲームで例えるならばプレイヤー視点)に声が
入っておらず一部のカメラワークで動きが伝わる程度。
後はヒロインの返しで何を言いたいのかがかろうじて分かる位。
(まあ、結局はパンツ見せて欲しいだけなんだけどね)

6話では割と早い段階で話が進んでいくが、1~4話に至っては
前置きがかなり長い。退屈であくびが出そうになる程だ。
人によっては、眠ってしまう可能性も否定できない。
仮に寝ていたとしても誰も気に留めないだろうし。割とどうでもいいか。
まあ、声優は割と頑張っていたように思うのでその点では楽しめたかな?

見終わった後、暇つぶしにドMホイホイについて調べてみたのだが、
かなりの種類が存在することが分かった。
流石に、全てのドM嗜好について述べるつもりはないが、この
嫌パンに関してはドMホイホイの入門にもなれはしない
極めて低級な作品であるということがよく分かった。

ゲームのマリオで例えるとクリボーかノコノコレベル。
要は足で踏みつければ直ぐに倒せるという訳だ。わざわざ
無敵状態になれるスターをとる必要すらない。

(ごり押しではあるが)あえて苦し紛れの擁護をしてみるが、
仮にこの作品が1970年代に発表されていたら、評価は変わっていた
のかもしれない。私ならば、それなりに目新しさを感じただろう。
今のようにインターネットが発達し、情報があふれかえる現代では
ねえ…。どこかの海賊ならばこの作品を見た瞬間敗北者と評するであろう。

ぶっちゃけ、これよりも癖の強いドMホイホイ物は沢山あるので
そういったものを求める方は別の作品を見るべきだ。
というかこんな出来で満足するドMの方々は存在するのだろうか。
1割にも満たない気がする。多分いないだろう。
私からも特には勧めない。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

一期一会。

【概要】

アニメーション制作:UWAN PICTURES
2018年7月14日 - 8月18日に“ニコニコ動画”で週1話配信された全6話のwebアニメ。合計28分。
原作はイラストレーターの40原氏による同人誌で、コミックとらのあなによるアニメ化企画。

監督は、深瀬沙哉。

【作品の解説】

各パートで男性視点から女の子とマンツーマンで会話して、『パンツ見せて』とお願いして、
それまで好意的態度だった女の子から豹変した侮蔑の眼差しで罵られながら、
パンツを拝見するという、ただそれだけの話。

【感想】

フェティシズムも細分化されていて、特定の性癖を持った層への需要を満たすアニメですね。
エロスのみを求めるには18歳以上になって、
未成年者が鑑賞禁止なゲームや映像や薄い本を買えばいいわけですし、
このアニメに求められるは、イメクラ的なシチュエーションプレイ。

これが良いかどうかは視聴者がオムニバス形式で、
それぞれ違う“おパンツを見たい変態男”になった気分で、
女性キャラに罵られ関係が壊れていく顛末に快感が刺激されていくかどうか。

このアニメで最も重要なのは、“おパンツ”ではなく会話テキストの充実ですね。
個人的には最初のメイドさんとのプレイには、
他に無いアニメということで新鮮味が感じられたものの、
アイドル、シスター、巫女さん、ナースと続いていく中で、
二人目から飽きが来て、どうでもよくなったかな。
本職で無いコスプレカタログでの、ただのプレイ感が強過ぎというか、
特にシスターと巫女さんとの会話にリアリティ無さすぎ。もともとリアルが無いアニメですけどね。
単に企画が珍しいというだけで、作品としての中身があるわけでも無い。
ただのショートアニメに色々求めても意味は無いですけどね。

最後の女子高生もリアルではまず、お目にかかれないシチュエーションなんですが、
教室風景という普遍性で違和感が緩和出てきたということで、他の話より良かったかもです。

まあ、はっきり言ってしまいますと、キャラ使い捨ての消費型アニメでは情が移るわけは無し。
とってつけたようなシチュエーションと、ご褒美エロス だけではリピーター化には厳しいかな?と。
軽い作品には、ぱーっと流し見で一時的な快楽を得られればそれでOKで、
制作側も、あんまり求めてないでしょうね。


特に書きたいこともないので、このへんで感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 41

58.6 2 コメディで幼馴染なアニメランキング2位
かってに改蔵(OVA)

2011年5月25日
★★★★☆ 3.4 (103)
513人が棚に入れました
『かってに改蔵』は、『さよなら絶望先生』の作者・久米田康治が1998~2004年に週刊少年サンデーで連載していた漫画。虎馬(とらうま)高校2年生の主人公「勝 改蔵」は、元々天才で、ご近所からは神童と呼ばれていたが、羽美が改蔵を公園の遊具から突き落としてしまった事をきっかけに、現在は思い込みの激しい超変人になってしまった。ある日、ふとした事故で気を失った彼は、科学部部長「彩園 すず」の気まぐれ発言により、自分が改造人間になったと思い込んでしまう。こうして科学部改め科特部に所属することとなった彼は、様々な怪人(と決め付けたただの変人)と戦う決意をする。

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ナニが何してナニで何なアニメ

原作、久米田康司。製作、シャフト。
絶望先生の迷黄金タッグでお送りする全6話のOVAです。原作は、かなりな問題作。
表向きは学園コメディですが、コメディという程生易しいものではなく、実態はハチャメチャギャグ。久米田先生の原点ともいえるお下品なシモネタ成分がいっぱいです。
公共の電波には乗せられません。OVAだからこそ実現できたアニメと言えましょう。

本作を見ていると、つくづく思います。
ああ、絶望先生を作っているときってTV放映を意識してか、あれでも遠慮してたんだなぁ~・・・とw


1話は10分程度ですが、内容は大体お決まりのパターンです。
美人で有名なクラス委員の山田さんが、様々な変態の奇行に巻き込まれるお話。
これが基本(黄金の様式美)です。
いろいろな変態が登場するわけですが、ギャグの形態は久米田流の風刺ネタ、シモネタが中心。シュールなところでオチをつけるのもお約束。
ものすごいウイットに富んでいる毒の吐き方も強烈です。
遠慮なんてしてたら、この作品がの良さが失われるのですが・・・・まったく遠慮してません^^


このアニメにするにあたって、単行本にして20巻近くにもなる原作の、どのエピソードを使うのかが鍵となりますが、狙ってか偶然か、おおむね下らなくて下品なお話ばっかり。
裸やチ○コが絡む、少年誌読者が好む低俗なシモネタが展開されます。
すっごい下品でくだらないのは確かですが、久米田流ギャグとしては面白いエピソードばかり。
ナイスチョイス!!といわざるえませんw
作品の本質がわかってらっしゃる^^

ヒーローもののような雰囲気の電波なOP(水木一郎)、
少女もののような雰囲気の電波なED(新谷良子)、ともに作風に合った異常さ。(褒めてます)

久米田+シャフトの相性の良さが体現されたアニメですね。
クセのある両者ですが、すっごいマッチした作品です。

下品すぎて、決して他人にオススメ!といえたシロモノではありませんがw
個人的にはわりと好きです^^;

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

久米田康治×新房昭之×シャフト=下ネタ+ブラック+教養少々の全6話

『絶望先生』や『じょしらく』でもおなじみの久米田康治氏の原作。
水木一郎が唄うロックなOPはなかなかカッコ良い。
総監督は新房昭之氏、制作はシャフト。
よくご存知の方ならこれだけで大体の想像がつくはず。

最初の3話は下ネタ全開。
実在する人物や団体、キャラや作品のパロも随所に散りばめられ
ややブラックなお笑いと下ネタをインテリ風味少々で味付けた感じは
『じょしらく』を好きだった人にはウケそうな気がする。

個人的にはこういうのも、好きだったりして
かなり楽しめたのだが、あまりに下品なので女性には
ちょっとオススメしにくいかも。
ホント、はっきり言ってネタはくだらないしね。
でもそのくだらないことを大真面目にやってるから面白いのだ。

エロとか萌えというのとは違うけれど、エッチなのが苦手な人にも
オススメはできない、観る人を選ぶ作品。

ダジャレも満載で気楽に笑って観ていられるけれど
痛くてゾッとするブラックな回もあり、
どことなく漂うノスタルジックな雰囲気につい惹かれてしまう全6話。

どうせなら1クールやって欲しかったよ。
ちなみに声の出演は以下のとおり(敬称略)

勝 改蔵=櫻井孝宏
名取羽美=喜多村英梨
坪内地丹=斎藤千和
彩園すず=豊崎愛生

投稿 : 2024/06/01
♥ : 26

pikotan さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

絶望先生に下ネタを足したようなハイテンションコメディ

絶望先生でお馴染みの久米田先生原作のアニメ。
私は下ネタОKというかむしろ大好物なので、最初から最後まで存分に楽しませてもらいました。
新房監督×シャフトのタッグも最高、とても面白かったです。
2020年にアニメ化された「かくしごと」も良かったのですが、かくしごとはお洒落な感じを醸し出していて、物語も真面目でちょっぴり切ない感じでしたから、個人的には「絶望先生」や「かってに改蔵」のような、ハイテンションコメディの方が好みです。
大満足な作品でしたが、欲を言えばOP曲に関して一点だけ。
歌っているのはアニソン界の大御所であるアニキこと水木一郎さんで、そのことには何の不満もありませんが、できれば曲を作った大槻ケンジさん本人が歌うバージョンもあれば、もっと良かったのにと思います。
内容がぶっ飛んでいるので、人によって評価が真逆になりそうな作品でした。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

66.7 3 コメディで幼馴染なアニメランキング3位
ルパン三世 燃えよ斬鉄剣(OVA)

1994年7月29日
★★★★☆ 3.6 (84)
547人が棚に入れました
初代石川五右衛門没後四百年の歌舞伎を観賞する五ェ門。一方、歌舞伎に興味のないルパンと次元はゲームセンターで暇つぶし。ルパンはUFOキャッチャーに3000円も突っ込む始末。次元の制止に対しても、「狙った獲物は絶対に逃がさねぇってのがな、ルパン家のモットーなんだよ!」と制止を振り切るありさま…。歌舞伎鑑賞中の五ェ門はというと、先祖の最期に涙していた。すると、いきなり屋根裏から忍者軍団が姿を現し、五ェ門を襲ってきた。彼らの投げる手裏剣を五ェ門は斬鉄剣で斬りおとしていく。忍者軍団の追撃をうけながらも、五ェ門は応戦しながら逃走していく。その頃ルパンは、やっとの思いで景品をGETした矢先に、五ェ門と忍者軍団が目の前を走り去っていったためその後を追う。

声優・キャラクター
山田康雄、小林清志、井上真樹夫、納谷悟朗、増山江威子、滝口順平、銀河万丈、松井菜桜子
ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ルパン三世 燃えよ斬鉄剣 レビュー

ルパン一味が斬鉄剣にまつわるお宝をわたって五右衛門とも対立し大立ち回りするお話。

一言でいうと、ぶっ飛んでます。この作品。
ストーリーについてこんなん有りなのか!?っていう物理法則の破綻がドンドン入ってくる。
それが間違ってやったのではなく、意図的に入れているのが凄いというか。
それでもなぜかストーリーを許してしまう、ルパンという作品の世界の懐の大きさを感じました。
五右衛門のラブストーリーとか、富士子ちゃんとルパンのお決まりの裏切りと助け出す展開とかあるんですけど、
キャラクターに無茶苦茶やらせてる!というシーンがてんこ盛りで爆笑できる作品でした。

2019年8月16日~22日まで、youtubeの「TMSアニメ55周年公式チャンネル」にて無料公開していますので興味のある方は是非ご覧になられては。(広告が多少多いのが傷ですが・・・)

以下、おかしいだろ!って思ったギャグ・コメディシーンについて。
{netabare}

OP、いつもの曲が流れます。五右衛門を追っている忍者をルパン達が追い抜いて、五右衛門に追いついたら忍者と戦う。この一連の流れがおかしすぎます。その他にも物理法則無視の斬鉄剣に突っ込みどころ満載。

序盤、お決まりの銭形警部から逃走するシーンにて、銭形警部が大型UFOキャッチャーを使いルパンと次元を捕獲!そして上着を脱いで逃げるルパン達。誰でも思いつく方法で逃げられるという、銭形警部が阿呆すぎて笑ってしまう。

五右衛門、桔梗との過去を思い出すシーン。今の五右衛門では考えられないくらい明るく桔梗に話しかける五右衛門。キャラ崩壊。

中盤、深海の中で沈んだ艦に閉じ込められたルパン。
予備酸素が心もとない中、アレを使うしかないか、と取り出したのは、小型爆弾。耐圧服が爆弾の衝撃に耐えてくれと思うルパン、
スイッチを押して、3カウントで爆発。この時、爆弾はルパンの手の中で爆発。いや、なんでやねん!普通遠い所に投げたりするでしょ!
奇跡的にも耐圧服は無事。しかし深海探査機にたどり着く前に耐圧服は顔の部分のガラスが壊れてしまう。ルパンは息を吐き切って探査機の元まで必死で泳いで、何とか探査機の中にたどり着く。
いや、耐圧服が壊れたらさすがに息を吐くだけで無事なのはおかしい。

ルパン、煙幕の中敵ボスの陳珍忠(声 - 滝口順平)の後ろで物まねをして、陳に向かって敵の配下の銃撃を誤射させる。陳さん、やめてと言いながら、全弾避ける(笑)いや当たるって!これはルパンも結構やるよね。

作中最も衝撃的なシーン。海上でルパンの乗る船を取り囲んだ銭形警部。
5~6隻の船からライフルや重機関銃でルパンの船をハチの巣に。恐らく10秒くらいはずっと撃ち込むシーンが続く(笑)やりすぎという事を描写して笑いを取ってきたシーンでした。

後半、五右衛門は影縫いの術で動きを縛られる。影の中から敵キャラが出てくる。もう何でもありですねこの作品。


クライマックス、斬鉄剣と、斬鉄剣より強い合金で作られたステルスという爆撃機との闘い。

まずアメリカ空軍、戦闘機3機が来るも2機はステルス当たり細切れに。1機はステルス上空でターンして機銃を撃ちながら降下!しかし機銃は当たらない、そしてなぜかステルスに戦闘機が当たる。いったい何をしに来たんだお前は!

いよいよ五右衛門とステルスの戦い。五右衛門がステルスに斬鉄剣を突き立て、真っ二つに切る!
いや、斬鉄剣の長さ明らかにステルスの全高より短いのになんで真っ二つに切れるんだ!


・・・という、最後の斬鉄剣の活躍シーンがギャグである事、そもそもルパン三世という作品において斬鉄剣という存在がギャグなんじゃないかというメッセージを受け取った気がします。燃えよ斬鉄剣、これは確かに衝撃的な作品です。


{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

まだまだ、つまらぬものを斬ってほしかった。

[文量→小盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
ルパン三世のテレビシリーズ第6段。初回放送の視聴率は24.9%であり、これはTVスペシャルシリーズの歴代1位を記録している。

タイトルから分かるように、石川五ェ門が主人公であり、ルパン役の山田康雄さんの実施的な遺作とされている。

まさに今、観るべきアニメかもしれません。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
話の筋としては、やはり、桔梗と五ェ門の関係性をどう捉えるか、だと思います。

個人的には、桔梗が五ェ門を恨む(裏切る)理由がやや薄いというか、桔梗をもう少し魅力的にしてくれれば、良かったかな。ただの悪者にしてほしくなかった。

でも、最近の作品にありがちな、五ェ門とルパンのグズグズの関係がなく、ピリッと絞まっていたのが好きでした。
{/netabare}

【余談~ 追悼 井上真樹夫さん ~】
{netabare}
2019年11月29日。

『巨人の星』の「花形満」、『宇宙海賊キャプテンハーロック』の「ハーロック」、そして、『ルパン三世』の「石川五ェ門」を長年にわたり演じられてこられた、井上真樹夫さんがお亡くなりになりました。

私は、ルパン三世の中でも、石川五ェ門が一番好きです。

ルパンファミリーと言われるけれど、元は敵同士だったルパンと五ェ門。彼らには全員、「馴れ合わない格好良さ」があるけれど、その最たるのが五ェ門。ルパンのピンチにフラッと現れ、スパッと斬って、またいなくなる。どんなピンチでも、五ェ門が画面に映った瞬間、ホッと安心してしまう。

少ないセリフでピリッと作品を締める。それにはやはり、井上真樹夫の声が大切だったと思います。正に、斬鉄剣に負けぬ、切れ味。

また、五ェ門はシリーズの中で、最も「動く」キャラクターです。2枚目の時もあれば、3枚目の時もある。そのいずれも、絶妙に演じ分けられていたと思います。特に私は、時々情けなくなってしまう五ェ門が大好きでした。そんな時でも、格好悪くなりすぎないのは、やはり井上真樹夫さんのシブイ声があってこそです。

井上真樹夫さんは生前、近年の若手声優に対し、「素晴らしい演技をしている人も多い」と認めた上で、「どこかで聞いたような声や小手先の演技の人も多い。もっとオリジナリティをもってほしい」とも述べています。

ルパン三世役の山田康雄さん。銭形警部役の納谷悟朗さん。そして、井上真樹夫さん。

確かにどの方も、「オンリーワン」と言える声優さんだったと思います。声を聞いただけで、「キャラクターが生き生きと甦る」存在。

そして、「作品に愛された」声優。

井上真樹夫さんが亡くなった日が、ルパン三世の新作テレビシリーズの放送日だというのも、なにか運命的なものを感じます。

確かに最近は、御三方のように強い個性を持つ声優さんは減ってきたと思います。

それでも、皆さんが愛した、皆さんを愛した、「ルパン三世」という作品は、きっとこれからも、生き続けると思います。過去の作品を観れば、いつでも皆さんに会うことができます。

そして、皆さんの志を受け継いだ、新しい声優陣も、素晴らしい、力ある方ばかりです。

どうか、安心してお休み下さい。今まで、楽しい作品をありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9
ネタバレ

ヲリノコトリ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ルパンベスト10のためのレビュー

【あらすじ】
斬鉄剣でも切れない金属を巡るバトル。五右衛門に近づく女の影。

【成分表】
笑い☆☆☆☆☆ ゆる☆☆☆☆☆
恋愛★★☆☆☆ 感動★★☆☆☆
頭脳★☆☆☆☆ 深い★★☆☆☆

【ジャンル】
ルパン三世、TVスペシャル6作目(1994)、五右衛門中心

【こういう人におすすめ】
「ルパン三世全部見るぞ」って人。バトル系ルパン。いろいろと節目の作品と思われるので、ルパンを語るなら見ておかないとお堅いファンにたぶん怒られる。

【あにこれ評価(おおよそ)】
65.5点。

【個人的評価】
普通に好きな作品。そして私にとってのルパンTV版低迷期における「雛形」と思しき作品。
『自分のお気に入り』『おすすめしたい作品』

【他なんか書きたかったこと】
{netabare}
 ルパンベスト10のためのレビュー。↓以下同文。
{netabare}
 まだ私が無垢な魂をぶら下げて山野を駆け巡っていた頃、風邪をひくと隣町の小児科に行き、ついでに隣町のレンタル屋で「ビデオ」を借りてきて、布団の中でそれを見ながら、私の液性免疫が急性上気道炎を撃退するのを待つ、という風習が我が家にはあった。
 その「ビデオ」(現在で言うDVDの立ち位置)はほとんどがアニメ映画であり、そのため私は、私が受精卵としてすら存在していなかったときの古いアニメ映画をほとんど知っている。
 ジブリコンプリートなどは我が家にとっては序の口で、ルパン映画、劇場版クレヨンしんちゃん、劇場版ドラえもんなどはほぼ制覇したと思われる。 その中でクレヨンしんちゃんとドラえもんはあまり覚えていないが、ルパン三世は当時の汚れ始めた私の魂にジャストフィットしたらしく、各作品を非常に鮮明に覚えている。

 で、今回ルパンベスト10を作ろうと思い立って、ついでに短めにレビュー書きます。最低でも10個書かなあかん(笑)
 あ、ルパン三世のテレビアニメ1期もたぶん「ビデオ」で観てるんですが、さすがに作画が古すぎて心に留まらなかったようで覚えてないです。だから「ルパンは本来こういうものなのだ!」みたいなのは無理っす。原作も知らないし、というかモンキー・D・パンチさんが何者かもいまいちわかってないし、栗田貫一さんの声に何の違和感も感じてません(笑)
 そういう若輩者の素直な感想です。
{/netabare}

 ルパン作品書き散らしてきましたが、ひとまずこれでラストです。
 私にとってはベスト10にギリギリ入るかというところの作品。
 そしてなぜか、1995年のこの作品と、2003年の「お宝返却大作戦」以降の作品が、私の中で非常にダブる。どこがどうとは言えませんが。

 そして調べてみると、なんとTVスペシャル版ではこれが歴代視聴率1位。さらに山田康雄さん(元祖ルパンの声の人)の遺作に当たるらしく、ひとつの節目の作品になっている。
 「低迷期の作品はこの作品をお手本にテンプレートに作ったんじゃないかなあ」というのは、さすがにわたしの深読みだと思うけど。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

62.5 4 コメディで幼馴染なアニメランキング4位
アズサ、お手伝いします!(OVA)

2004年1月1日
★★★★☆ 3.7 (30)
84人が棚に入れました
『アズサ、お手伝いします!』は、第2回アニマックス大賞受賞作品。テーマは「21世紀のスポ根」。
《ストーリー》野球部にロボットを使っても良い。そんなルールができた頃、連敗続きと部員不足で廃部寸前のひなびた野球部は、部の存続を掛けロボットを購入することを決意したが、強力なロボットには手が出せず、安く手に入れたメイドロボット「アズサ」しか購入できなかった。それでも、部員になれないよりましと特訓させるが…。

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

プラクシー・アズサ

今、Ergo Proxy を観ている。
とても面白い。川邊優子という方が脚本を担当されている。
そんな彼女が、2003年に第2回アニマックス大賞を受賞し、翌年アニメ化された作品がこれである。
処女作であるが、これがまたとても面白い、というか、メイドロボのアズサが可愛い‼︎
cv は能登麻美子さん‼︎、熱演である。
舞台は、野球ロボが認められている22世紀の高校野球で、主人公の所属するチームは、お約束の弱小チーム。
助っ人として入部したアズサの活躍やいかに。
キャラデザは確信犯的昭和レトロである。
感動必至のスポ根コメディで、こういう作品を見つけると嬉しくなってしまう。

今のところは、web上で観ることができる。
素晴らしい。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

能登麻美子さんを愛でるショートアニメ

近未来、ロボットが一般化した世界。
弱小高校野球部にスポーツロボとしてメイドロボが導入される。
このアニメは、メイドロボが巻き起こすドタバタスポーツコメディーです。

45分と 短い割には笑いあり感動ありのすっきりしたストーリー。
能登麻美子さん演ずるアズサが健気でかわいい。
最後の締めもいい感じですね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19

赤緑 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

[寸評] 能登さんがメイドロボで可愛い

単発OVA、シナリオ大賞みたいなのの入賞作だったか。
野球部に助っ人としてメイドロボがやってくる話。
ちょっとノリが古い、ふた昔くらいのギャグアニメかな。

評価は、タイトルに書いた。それに尽きる。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2
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