シェアハウスで恋愛なおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのシェアハウスで恋愛な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月15日の時点で一番のシェアハウスで恋愛なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

68.8 1 シェアハウスで恋愛なアニメランキング1位
ぼくたちのリメイク(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (317)
939人が棚に入れました
僕、橋場恭也はしがないゲームディレクター。会社は倒産、企画もとん挫して実家に帰ることに……。輝かしいクリエイターの活躍を横目にふて寝して目覚めると、なぜか十年前の大学入学時に巻き戻っていた!?当時選ばなかった道を選んで、憧れの芸大ライフ、さらにはシェアハウスで男女四人の共同生活と突如、バラ色の毎日に!ここから僕の人生(ルート)を作り直すんだ―――クセのあるクラスメイトたちと共に送る新生活がいま始まる!と、意気揚々と始めてみたもののそんなにうまくはいかないみたいで……。

声優・キャラクター
伊藤昌弘、古賀葵、愛美、東山奈央、石谷春貴
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

きたやま荘、立志編

木緒なち原作・シリーズ構成。

ふと目を覚ますと、10年前の今日!?

堅実にも学生時代、経済学部を選択し、
卒業後、ゲーム会社の職に就く主人公は、
同世代のクリエイターの活躍を横目に、
あくせくと日々奮闘しているが、
杜撰な経営、環境に恵まれず会社は倒産し、
失意のまま実家へ帰郷することになる。

あの時人生の岐路で選ばなかった、
クリエイターへの道を巻き戻し、
憧れの芸大ライフをリメイクする。

ReLIFE+映像研、冴えカノでしょうか。
絵もキャラクターも良く出来ている。
割と真面目な物語のようでそこは期待である。

最終話視聴追記。
彼が未来から持ち運んだものが、
{netabare}チート能力ではなく熱量であることは伝わる。
ただがむしゃらに集中し突破する力である。
しかしながらどうにも学べるものが少なく、{/netabare}
ただそんな印象を持ってしまった。
やはり設定が難しいのかも知れませんね。

開幕は上々、後半はそれなりに。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 38
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

狂気のマッド調整ニスト

アッ 凶真だっ!じゃなくて
橋田だお!ともちょっと違う

橋場で恭也(CV伊藤昌弘)なる人生の巡り合わせがうまくかみ合わなかった主人公。原作未読。
冗談でなく仕事できるダルと唯我独尊岡部が同居したような男に見えなくもなく、そんな相反する二人が同居しちゃった多重人格者とも見えなくもない。混乱不可避でございます。※注:シュタゲ参照


来たぜ来た来た!リーマン主人公。時期もありますが平均年齢高めアニメに飢えてたかもしれない今日この頃(2021年夏)。
社会に出て数年経ちなかなか上手くいかず「あーあの時の選択肢Bを選んでたら…」とふとよぎったらほんとに戻ってやり直すタイムリープものです。

これ自分もありますね。皆さんも大なり小なりありません?私は法学部行きたかったんですけど

 A 第一志望の大学だったけど違う学部
 B ややランク下がるけど念願の法学部

いやー迷いましたよ。もう今となってはこの主人公のように身悶えすることはないんですけどね。彼の場合、自分が合格辞退した芸大に行っていれば、そこの出身で同世代の綺羅星クリエイターたちといっちょ絡めたかも。なんなら自分も創作活動に打ち込めて違った未来が…みたいな憧れが動機です。

そんな憧憬をもとに過去に戻って芸大に入学してみたら綺羅星クリエイター“プラチナ世代”その人たちと同じ下宿先でした、、、から始まる全12話。

私が通ってた大学はその時期『名前聞いたらわかりそうなプロ野球選手4~5名』『サッカー日本代表』『キー局アナウンサー』『それなりに売れた歌手1人バンド1組』『3期以上続き映画化もされたアニメの原作ラノベ作家』プラチナ世代ばりに人材輩出してた頃合いでした。ただ全く絡みはなかったですよ。そんなもんです。


肝心の中身ですが…なんかねぇ…もう…すごいよ
鑑賞中は行ったり来たりしましたが結論としてはわりと好きです。ただ一般受けは全くしないでしょう。そんなジレンマ。ネタバレ無しで言える部分だと進行がクソなんです。

 私「大谷選手HR王獲れるかなぁ パワー系で日本人競ってるの凄いよね?」 ※注 HR王争い中
 誰「投手としても二桁リーチとか凄いよなぁ」
 私「ああ…うん、凄いよね」

打者大谷で話を膨らませようかというところを投手大谷に転換される。まあ大谷だからいっか…

 私「大谷投げても味方の援護なくて勝ち星つかないよなぁ」 ※注 10勝届くかやきもき中
 誰「そうは言ってもダルビッシュも雄星も大谷より勝ち星少ないんだぜ」
 私「そうそう…言われてみればそうだったね」

大谷に勝ち星積ませる方法論談義を期待しながら他の投手との比較。まあMLBだからいっか…
それなら少し対象ひろげて全方位で構えてみよう

 私「打って投げてなんて100年ぶりの偉業でしょ?凄いよなぁ」
 誰「100年前なんて渋沢栄一全盛期だし大河ドラマおもしれー」
 私「一万円札にもなるしね」

とここまで3段階でズレが大きくなっていくような物語進行と言ったらよいのだろうか。
主人公が戻ってまでやりたいことと未来で得たい結果がぼやけたようなゴールポストが動いてるような

 「こいつ何したいんだろう?」

となります。にしてはさわやかな主人公。突飛な行動と思考をするわりには本人は周囲に気を使っているつもりで悪意の欠片も感じないところにある種の狂気を感じます。あ!“芸術家”ということね、が落としどころ。
アーティストって凡人や常識人とは違う倫理観を持っていても別にいいかなぁと免罪符を渡したい私にとってはアリでした。ただし万人にはおススメしません。
なおOPはポピパ。聞いた瞬間ポピパ。上手い下手ではなく唯一無二の個性はもはやアートである。


※ネタバレ所感

■否定的タイムリープ

なぜ戻るか?どこに戻るか?なぜそう考えるのか?
経緯その他いくら考えても納得できやしません

{netabare}1.芸大へ通う
 ⇒そのまま地元で再就職でもよくね?
2.川越京一離脱まで
 ⇒強いて言えば未来のトップクリエイターがすぐ挫折するのどうなん?
3.シノアキと結ばれた世界線
 ⇒問題解決能力がチート過ぎ
 ⇒プラチナ世代全滅で何したかったの?
4.そして2回めの過去戻り
 ⇒嫁と娘よりもそっちとるんかーい
 ⇒え?戻るとこそこ?芸大入学からでは?
 ⇒いろいろ考えたがコイツの考えマジわからん
5.ぼくたちのリメイク
 ⇒いやいや“たち”はないだろう{/netabare}


■肯定的タイムリープ

ただし本人の悪気はなさそうなのできっと悪いやつではないんだろう。
むしろ穏やかな微笑みの裏に潜む狂気を讃えたい。

{netabare}1.芸大へ通う
 ⇒まあまあ序盤
2.川越京一離脱まで
 ⇒品質と納期の葛藤ね。わかります
3.シノアキと結ばれた世界線
 ⇒恋愛・結婚・出産を経ずいきなりで愛着わかんだろう
 ⇒仕事も家庭もすぐ受け入れるの狂ってるわ(↑)
4.そして2回めの過去戻り
 ⇒前回の反省なくぶっこむの?いかれてるわ(↑)
 ⇒だんだんサイコパスな方向に一直線だな
5.ぼくたちのリメイク
 ⇒一人相撲に“たち”と周囲を巻き込むいかれっぷりに乾杯!{/netabare}


■クリエイターへの夢

この物語は主人公への評価次第です。
新進気鋭のクリエイターが集結しゲーム制作をするニュースがそもそものきっかけでした。

{netabare}「どこで間違えたんだろ。あの時こっちを選んでたら、創作に打ち込んで友達とも議論して、考えて、また作って、そう、プラチナの彼らとも出会って一緒に作品を作って互いに刺激を受けて…そして…そして…」

巻き戻る直前の独白からはクリエイター志向であったことがわかります。
時は流れプラチナ世代を意図せず潰してシノアキと所帯持ってるβ世界線へと飛び、そしてまた芸大時代に戻りたいとロリ先輩に泣きついた時がこちら↓

「僕は…僕は幸せになりたいから過去に戻ったんじゃない。誰かとイチャイチャすることでも…チートして英雄になることでもなかったんです」
「僕は悩みたいんです。痛めつけられたいんです。絶望したいんです。追い込まれたいんです。みんなと。あのみんなと一緒にそれができるのならそれは幸せな未来よりずっと僕が欲しいものなんです」

 意訳:{netabare}青春したい{/netabare}

これは青い鳥症候群といいますか本格的にヤバいやつですね。気に入りました。
社会人としてはファイル整理や部門調整に力を発揮し、芸大でのエロゲ制作においても進行管理やプロデューサー的立ち回りで活躍した橋場くん。適性はどう背伸びしても裏方にあり、そんな彼が軒並みプラチナ世代を潰しときながらふわっふわな理由でまだ関わろうとする厚かましさ。
向き不向きだけではない。唐突な状況突入だとは言え幸せそうな家庭と順調そうな仕事を躊躇なく捨てられる潔さ。せっかくシノアキが絵を再開するの見て自分が背中を押すきっかけとなったぐらい思ってそうで怖いです。だったらもう一回戻ればワンチャンあるぜってやつですね。

 芸術家はイカれてる

世間一般の倫理観から外れていていいよね、と思った時にこの作品を受け入れることができました。
しかも橋場くんはクリエイターに向いてないのがポイントです。芸大戻ってやることは結局ゲーム制作会社のプロマネと今と変わらんというのも予見されるところで物語は終了でした。
その昔、ドイツでは売れなかった芸術家が政治家に転身して身を滅ぼしていった例があったり、適性ないのに思い込み強いという厄介な性格なのにそんなこと他人には微塵も悟られないサイコパス加減に酔うことができましょう。

クリエイターのイカれ具合。向いてない者がドツボにハマる哀感。
クリエイターへの夢がタイムリープしチートできる状況になってこじれているのを見るにつけバッドエンドが映えそうな作品でした。{/netabare}


■実は丁寧なんじゃ?

{netabare}社会人妹と高校生妹とで訛りのキツさが明らかに違ってたんですよ。都会に出て洗練されたのか、時の流れをそれだけでわからせる効果がありました。第1話からしてそうだったので期待は高まりました。{/netabare}

{netabare}クリエイターが集まっての制作風景や修羅場は詳しかった。モノを作る過程の描写がしっかりしてた分主人公の変な言動/行動がエンタメを削いだ感あります。{/netabare}

{netabare}その制作現場はシンプルな“品質”と“納期”のQCD領域の葛藤でした。
納期を優先するあまりクリエイターの尖った部分をボキボキ折ってった橋場くんだったわけですが、それ自体は理解できるしそもそもどうすればいいかの正解がない。
そして第1話に戻ってみる。大手ゲーム会社のプラチナ世代企画はシナリオUPが1か月遅れて開発凍結となってたわけです。

これは面白いテーマを提示してもらったと思っていて、
橋場くん不在の芸大時代からここまで“品質”重視で到達したプラチナ世代がぶち当たる“納期”の壁と、
“納期”重視でリープ先にてクリエイター潰しの前科がある橋場くんが“品質”に軸足を置きながら
最高のゲームを作れるのかどうか?シュ…某なんとかゲートに辿り着くための挑戦なのです、たぶん。{/netabare}



視聴時期:2021年7月~9月 リアタイ   

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2021.10.03 初稿

投稿 : 2024/05/11
♥ : 35
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

このアニメをリメイクしてほしいな。

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
なんか、すっごいマイルドかつ薄味にした結果まずくなった、Key風味の作品って感じがしました。

設定やキャラクター、ストーリーがエロゲ原作っぽいとは感じていたのですが、(視聴前は出来るだけ情報入れないようにしているから、視聴後に調べたら)当たらずとも遠からずでしたね。

物語がメインの作風なのに、物語の評価が一番低くなってしまうのが、この作品の全てを表していると思います。キャラは可愛く、作画も声優さんも良いので、スタッフは頑張ったんだろうなと。シナリオとシリーズ構成がまずかったかな。

個人的には本作の設定なら、この展開にするよりも、こうしてくれたらもっと好きになれたな、というのがあったので、レビューでは、まず不満を述べた後に、その辺の要望を。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
別に、過去に戻って人生やり直すアニメがあるのは良い。異世界転生が認められるくらいですから、アリだろう。

また、主人公のもっている能力(記憶)も、ブラック企業などで働きながら自らが得たものであり、異世界転生の際に神様からプレゼントされたものに比べれば、まだ納得できる。

「記憶(能力)を保持したまま過去に戻りたい」っていう妄想は、おそらく多く人が1度は思うことであり、現実にはあり得ないことを具現化するのは、アニメの力と言っても良い。

ということで、本作の設定には基本的に文句はないのだが、それ以外の部分で色々と不満が。

まず、シリーズ構成の点で。

1話目で2016年バージョン(現実世界でゲーム会社に再就職し、活躍するも企画が凍結、再び無職に)を挟む必要があったのだろうか?

主人公の絶望感をより深めることで、過去に戻った際の頑張る動機を強めたり、やり直したい人生への枯渇感が増す、対比の効果を狙ったのかもしれない。

が、私は、「人生詰んでるなら、何してもダメ。どうせダメ。やり直してもムダ。それこそ、過去にでも戻れない限り、お前の人生は変わらない」という、絶望的なメッセージに感じた。

まずそれが、大きなマイナス点。

次に、タイムリープ後のダラダラしたラブコメ。

「え? タイムリープしといて、やりたかったのそれ?」と思った。あんな無駄なラブコメやらないで、シリアスでストーリー重視にすべき作品だと思う。

また、5話の「God knows…」は(苦笑) アニメ好きなら皆が知る、あの展開なら、平野綾さんより歌上手くないと成立しないなか、歌えと言われた声優(愛美)さんは、しんどいよな~と思った(ハードル上げすぎ)。

そして、2度目のタイムリープ後は、なんか正論ばかりの説教臭くて観てられなかった。あんなに「デキル男」感をいきなり出されても、なんか引くわ。ていうか、そんだけの能力あんなら最初(1度目のタイムリープ前)から、あそこまでは落ちぶれないだろ。

まあ、現在→過去→未来という構成の中で、未来の前に主人公を好きになれていれば、未来での無双も喜べるんだろうけど、すでに「こいつキライ」となっていたからね(笑)

そんな中、本作2話に見られた「未来のクリエイターからアイディアを奪う葛藤」というのは、面白いテーマだと思った。

私が好きな作家の言葉に、「全てのオリジナルは、観察と模倣の上に成り立つ」というものがある。人間は皆、自らが見聞きしてものを自分の中に蓄積していて、それを意識的に模倣すればパクりだが、無意識的に模倣することからは逃れられないということだ。

極論、「100%オリジナル」なんてものは、この世にはない。音楽もアニメも小説も口説き文句も、必ず何らかの影響は受けている。

普通はそれ(無意識に刷り込まれているもの)を、「パクり」とは思わないだろう。自分も他人も。でも、タイムリープしてきた人物が創作活動するならば、そしてその人物が清廉かつ真の表現者であるならば、「すでに知っていること」は「大きな葛藤の種」であり、「戻ったこと」は「デメリットになってしまう」。未来で知っていることに1ミリでも被った時点で、自分の創作と思えなくなる。

そういう、表現者の葛藤を描くならば、本作の設定は抜群に有効であった。

現代で夢破れた主人公が、人生をやり直すために過去に戻ったが、上記のような葛藤の末に、表面的には成功するも、表現することをやめてしまう。そして、現代に戻った上で、「未来をやり直す」。10年後、ついにプラチナ世代との共演を果たす。

つまり、「タイムリープの否定」。

こんな感じのプロットで本作を作ってくれたら、私的には嬉しい。だから、「このアニメをリメイクしてほしい」なんて皮肉っぽいレビュータイトルにしてみた(皮肉っぽいのはいつもだがw)

が、結局本作は、「異世界転生なろう系=現実社会での知識を活かして無双ウハウハ」の枠を出なかった。

ラブコメやりたいなら、現実でやれば良い。似た設定の「リライフ」には、主人公の葛藤が上手く生かされていたが、本作にはそれすらない。

最終12話、再びタイムリープした後、「僕が過去に持ってきたのは、チート能力ではない。2度と取り戻せない熱量だ」とか言っていたが、はぁ? 熱量って、過去に戻らないと取り戻せないものだっけ?

なんか最終話、綺麗にまとめている風味出していたけど、(強制か放任かの)方法論が変わっただけで、結局、他のクリエイターをなんとかしようと動いている点で、最初のタイムリープとなにも変わらないと思う。傲慢、傲慢。他に影響与えたくないなら山にでも引きこもれば良いし、その世界で生きていくなら全力で生きろ。それで潰れてしまう才能や熱量なら、それまでだと思う。

というか、2回目のタイムリープで戻るなら学生時代ではなく、最初の世界線に戻ってやり直す(そしてシノアキと結婚はできなくても共演まで頑張る)べきだし、学生時代に戻るくらいならあのまま、苦い世界で社会人を全うしながら、シノアキと自分の子供を幸せにするべきだと思う。

これ、二期ありきで作っている作品のかな? だとすれば、今後の展開次第で評価は変わるかもしれないけれど、現状、酷評ってことになりますね、私的には。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆1
人生のやり直し。まあ、異世界転生があるくらいだから、あるある(笑) ん? 戻らない? いや、戻る? これ、2016バージョン見せる必要あるか? これやると、「つまり人生詰んでる、何してもダメ」にならないか? ワクワクしないな~。

2話目 ☆4
未来のクリエイターからアイディアを奪う葛藤というのは、面白いと思う。それが意図的ではないからこそ。その上で、自分の創造ができるか、とかね。

3話目 ☆2
べ、別に大して、凄くねぇ(笑) 楽しくなさそうな飲み会だな~。

4話目 ☆2
そんな、水着ポロりとか、安易な方向に流れてほしくはないんだよな。まあ実際、映画とかで、適当くさい役者なんてごまんといるけどな、ジャニーズとか坂道とかモデル上がりとか。

5話目 ☆2
この展開で、「God knows…」は(苦笑) 平野綾さんより歌上手くないと成立しないなか、歌わされる声優(愛美)さん、しんどいよな~。最後のキスシーンもな、うん。

6話目 ☆3
ハーレムラブコメになってきたな~、微妙。知名度大事、その通り。どう考えても、同人ゲームで金稼ぎは、効率的ではないよな。全乗っかり、ちゃんと条件付き。そうそう、この「未来を知っているアドバンテージ」を、どう使い、どう悩むか。で、このまま「悩み」がないよなら、ただの「なろう」。

7話目 ☆2
悩まないな~。ラブコメだな~。ゲーム作りたいのか? 

8話目 ☆3
失敗する流れか。デバッグなんて、死ぬほど人と時間がかかるよな。ここで退学か。ツラユキがここで心折れて、未来が変わるか。むしろ、自分がぶち壊すという展開。さて、ここからどうもっていくかだな。ケイコさんが恐いな。今度は未来に。

9話目 ☆3
記憶ないのにこの冷静さが、ちょっと恐い。んで、なんで訪問スキルがある? シノアキも引退状態で、他の才能が出てきているか。自分のせいで才能が潰れていく苦悩。こっちに流れるか。ちょっと残念。この作品ならではではなく、タイムリープならではの悩みになってしまったな。

10話目 ☆2
ソシャゲの現場。完全に社長の判断ミスでもあるな。あいつあいつと、これ、動画観た奴、イラッとするだろ(笑) 

11話目 ☆2
う~ん、説教くさい。またタイムリープか。

12話目 ☆1
う~ん、応援できない。過去に戻らないと、熱量は取り戻せないの?
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 30

68.9 2 シェアハウスで恋愛なアニメランキング2位
どうにかなる日々(アニメ映画)

2020年10月23日
★★★★☆ 3.5 (41)
201人が棚に入れました
誰かを想う日常は、ときに甘くて、ときに痛い。そんな、なるようにしかならない日々も、きっと、いつか。青春群像劇の名手・志村貴子(「放浪息子」「青い花」)による、様々な恋模様を淡く繊細に描いたオムニバス漫画「どうにかなる日々」を、詩的な映像・音楽演出に定評のある佐藤卓哉監督(「あさがおと加瀬さん。」)がアニメ化。元恋人の結婚式、男子校の先生と生徒、心と身体の変化を迎える思春期の幼馴染。誰が相手でも、どんな形でも、全ての恋と生き方には同等の価値がある。そして、不器用に誰かを想った日々は、きっといつか愛しい思い出になる。そんな“誰かの恋"を優しく見守り、温かく描くオムニバスショートストーリー集。

声優・キャラクター
花澤香菜、小松未可子、櫻井孝宏、山下誠一郎、木戸衣吹、石原夏織、ファイルーズあい、早見沙織、島﨑信長、田村睦心、天﨑滉平、白石涼子

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

一品料理というよりお香々。謎のキャスト対談つき。

 短編集の映画化で60分ほどしかない作品なので、一品料理としたボリュームとかは全然ないです。志村貴子さんらしく劇的な事とか、捻った展開とかもなく淡々とした内容で、いわゆる日常系というより英語で言うところのスライスオブライフ、人生を一部切り取った感じのサッパリしたもんです。


 しかし、志村貴子さんの作品の味である、世間の表舞台には絶対上がらないような、物凄く劇的でも世間ウケもしなそうな愛を描いた作品という点では一貫している。


 一話15分くらいの作品が4本という構成なので、色んなことはとてもやってられないので風景とキャラたちが織りなす雰囲気の味わいを楽しむ感じで、同時に同性愛やセックスについても大袈裟なことではなくサラッと描くところにらしさがある。


 本作の一番の謎だったのが、冒頭にキャスト対談が付いている点。そんなDVDの特典みたいなの付けるにしてもケツに付けたほうが良かったような…。


 正直一品で満足できるような濃さはないですけど、上品なお香々を料理の間に食べたような清々しさがあって良し!。あくまで小品なので、みんなにとは言いませんが志村貴子さんファンの方にはオススメです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 23
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

丹念な描写で風変わりな想いを日常に息づかせるオムニバス映画

単純な男女間とは限らない、ちょっぴり変わった人間関係やキモチを描いた
同名ショートストーリー集コミック(未読)の映画化作品。

【物語 3.5点】
構成はオムニバス形式。

{netabare}大人女性×大人女性(共通の"彼女”あり)

男性教師×男子高校生

小学生男子×小学生女子+AV出演歴がある男子の従姉
→中学生男子×中学生女子に成長した二人のその後

の三本立て(或いは三本目を二本と捉えれば実質四本立て){/netabare}

題材自体は禁断だが、刺激的な要素を強調するより、
日常の何気ないやり取りに多くの尺を割くことで、
そこにある関係や想いが鑑賞者と同一地平線上にあると伝え、
緩やかに共感を醸し出していく構成。

PG12指定要因はセクシャル表現であると思われるが、
そこも非日常感より普通の社会生活との連続性を重視し、
奇異に衆目を集めるより、繊細な心情に着目させる。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・ライデンフィルム京都スタジオ

佐藤 卓哉監督がジブリ出身の演出担当・有冨 興二氏と目指したのは、
高畑 勲監督の『おもひでぽろぽろ』

ややイラスト風味の背景美術、キャラデザ&人物作画共に、
温かいタッチの色彩で主張しすぎず、自然体の生活空間を彩る。

想いがフンワリと盛り上がるシーンでは、
背景もさらにほんのりと淡く、幻想的にホワイトアウトしたりして、
心情描写を下支え。


終始、浸りたくなる心地良い空間でした。


【キャラ 4.0点】
どの登場人物も、映画的な決め台詞より凡庸な日常会話をこぼし、
我々と同じ日常世界に確固たる存在感をゆる~く示す。

例えば、この部屋散らかってるなーとか、今の声でっけーなーとか、
華やかな映画の中のヒーローは気にも留めない瑣末事だけど、
鑑賞者は心の中で思ってしまいがちなしょーもない感想を、
登場人物が先回りして言ってしまう痒い所に手が届く感w


私の推し?は{netabare}小学生→中学生男子のしんちゃん。
従姉のAVという妙な角度からエロを受容してしまい、
変容していく幼馴染みとの関係に困惑してしまう心の動揺が、
不器用なパンツ手洗い(笑)に滲み出た共感度の高い思春期少年でしたw{/netabare}


あとは某生徒の影響で、
首筋の綺麗さを観察するフェチズムが目覚めつつありますw


【声優 4.0点】
一週目・花澤 香菜さん×小松 未可子さん
二週目・櫻井 孝宏さん×山下 誠一郎さん
三週目・木戸 衣吹さん×石原 夏織さん×ファイルーズあいさん

本編前にキャスト対談が上映されるのが貴重な本作(私は一週目を鑑賞)

ナチュラルな演技に注力する方針表明は、
日常重視の作品世界没入の一助にもなる好企画で、
鑑賞者との齟齬を防ぐためにも、秘かに広まって欲しいと思いました。


ただ、如何に日常がメインと言えども、
上記のキャストのあんな性癖やこんな気恥ずかしいセリフには、
やはり、そそられる物がありますw
{netabare}みかこしが「はい。バンザーイ♪」と、ざーさんを脱がしに絡んでいく痴態。
ゆる~くてプレミアムですw{/netabare}


【音楽 4.0点】
冒頭。街の環境音と人々の会話が交錯して始まり、
同様に雑踏の音で終わる本作の音響。
これから語る人間関係を何としても日常に固着させるとの
意志を強く感じる音響方針。

劇伴担当はクリープハイプ。
人気バンドの起用となれば、バンドを前面に押し出して、
シーンMV化で集客を!……とプロデュースしがちな昨今ですが、
クリープパイプの尾崎 世界観氏は上記の繊細な日常空間の演出方針を汲んで、
切れ端みたいな短尺の素材作成も厭わない献身ぶりで、
あくまでもバックグラウンドで作品を好アシスト。

ミュージシャンとして語りたいことは、
ED主題歌のクリープパイプ「モノマネ」だけで語る。

この姿勢。私はとても好きです。


【感想】
前年、劇場鑑賞した同じ佐藤 卓哉監督のOVA作品『フラグタイム』の次作
ということ以外は、ほぼ情報をシャットアウトし、
鑑賞前、原作が志村 貴子氏で、『マンガ・エロティックス・エフ』連載コミック
であることすら知らないまま、無謀にも劇場に突撃した私w

マニアックなエロスの提供に、みかちゃんの如く、
固まってしまった場面もありましたがw
想いを大切にする優しい日常空間という救済措置により?
無事、生還することができました。


『フラグタイム』原作は7年前のコミック。
本作の原作に至っては実に15年前のコミックの再発掘。

性的マイノリティがまだセンセーショナルだった頃に
世間一般から色物と敬遠された作品群の中には、
繊細な心情描写が光る、今の時代なら一般にも冷静に受け止めてもらえる。
そんな好素材がまだまだ埋まっているのかもしれません。

佐藤監督が次にどんな金鉱脈を掘り当てるのか。
今後も成果発表に注目して行きたいと思いました♪


尚、冒頭10分がYouTubeで公開されているので、
私みたいに固まりたくない方は、
作品空間との相性を確認してから挑むのも良いかもしれません。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 13
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

匠の演出

楽天的なアニメタイトル。
ちょっと惹かれる。
実際そうなんだよね。
未来が見えなくてもなんとかなっちゃう。

淡々と日常を描く短編三編。
どれもこれも、屈折してるけどね。
でも、それも一つの愛の形では。
視聴後は得も言われぬほどの満足感。

感情って描くのが難しい。
それを穏やかなカットで表現って。
それも皆まで言わずに。
お見事。

豪華な声優陣の演技はさすが。
引き込まれてしまう。
最後に一言。
{netabare}早見さんの使い方が贅沢。{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 12
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