センチメンタルで恋愛なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのセンチメンタルで恋愛な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月01日の時点で一番のセンチメンタルで恋愛なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

89.6 1 センチメンタルで恋愛なアニメランキング1位
時をかける少女(アニメ映画)

2006年7月15日
★★★★☆ 4.0 (4031)
21148人が棚に入れました
東京の下町にある高校に通う女子高生・紺野真琴は、ある日踏切事故にあったのをきっかけに、時間を過去に遡ってやり直せるタイムリープ(時間跳躍)能力に目覚めてしまう。最初は戸惑いつつも、遅刻を回避したり、テスト問題を事前に知って満点を取ったりと、奔放に自分の能力を使う真琴。そんなある日、仲の良い2人の男友達との関係に、微妙な変化が訪れていく。

声優・キャラクター
仲里依紗、石田卓也、板倉光隆、原沙知絵、谷村美月、垣内彩未、関戸優希
ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

驚きの完成度でした

あらすじは他の方のレビュー等をご参照ください。

 「バケモノの子」の公開記念として、2度目の視聴をしました。前回のレビューに追記して終わろうかと思っていたのですが、なんだかごちゃごちゃした感じになりそうだったので全改訂しました。内容自体は以前のレビューと大して変わらないものになっているはずです。純粋な追記箇所は「キャッチボール」と「カメラワーク」のところです。他のところは、話の流れに合うように少しいじった程度です。

 「噂通りの名作だ」というのが初見時の率直な感想です。もちろん今でもそう思っていますが、「おおかみこども」を見た後だと、若干粗さを感じました。作品の質としては、「おおかみこども」の方が上だと思います。
 「おおかみこども」のレビューで、「左右の選択が重要な要素となっている」というようなことを書いたのですが、この「時かけ」でも同じような「方向に対する意識付け」が結構出てきます。でも、「おおかみこども」ほど中心に据えている感じではなくて、おまけ的な印象が強いですかね。その辺を交えながら雑多に述べていきます。


キャッチボール:{netabare}
 キャッチボールのシーンは複数回出てきますが、このシーンが持つ意味の中心は「コミュニケーション」です。

 中盤、マコトがチアキの告白をなかったことにしたあとに、チアキとコウスケのキャッチボールのシーンがあります。ここで、「投げろよ!」というコウスケに対して、チアキは「考えながら投げらんねぇ!」と返していました。彼らにとってのキャッチボールというのは、「会話のキャッチボール」であり、また、「心のキャッチボール」でもある、ということの説明がされています。キャッチボールをすること自体が、コミュニケーションをすることである、ってことですね。チアキとの接触を避けているマコトは、ここでのキャッチボール自体に参加していませんでした。
 また、エンディングではコウスケの彼女候補もキャッチボールに加わることになりますが、キャッチボール自体に四苦八苦しています。まだコミュニケーションが上手く取れていない、ということですね。

 で、このキャッチボールに、「方向に対する意識付け」が付与されているシーンがあります。序盤のマコト・チアキ・コウスケの三人がキャッチボールをしているシーンです。
 三人は当初、時計回りでキャッチボールをしながら、夏休みの計画を話しています。そして、コウスケが「図書館で勉強する」と言いながらチアキにボールを投げた後、チアキがそれを否定しながら、反時計回りでボールを返します。夏休みの計画から、将来の話に会話が移ったタイミングでキャッチボールの向きが変わっています。
 その後、反時計回りでキャッチボールが続きますが、コウスケがマコトに「お前はどうするんだよ?」とボールを投げた後に、マコトが「ホテル王」と返しながら、時計回りにボールを投げます。実現可能な将来の話が実現不可能な将来の話に変わったタイミングで、キャッチボールの向きも再度変わっています。

 会話をしている者同士がボールを投げ合っている、ということでもあるのですが、会話の中身が変わるたびにキャッチボールの方向が変わる、ということでもあるのだと思います。
{/netabare}

ここから(標識):{netabare}
 このシーンは方向の意味が分かりやすいですよね。中盤のチアキの告白にまつわるシーンです。ここでは、マコトとチアキが絡む右奥の道路と左奥の道路、そして、コウスケだけが影響する左手前の道路があります。

 マコトとチアキの将来に影響を与えないコウスケは、常に左手前の道路にはけて行きます。そして、告白に対して葛藤のあるマコトとチアキが右奥と左奥の選択を幾度かチャレンジしています。

 で、このシーンは直接的にその後の展開に影響しています。
 常に一人で左手前にはけて行くコウスケに対しては、チアキは別れを告げませんでした。道路の演出と同じように、コウスケの将来というのは他にに影響を与えないし、他から影響を与えられることもない、ということなのでしょう。
 マコトとチアキは、右奥の選択から左奥の選択へと変わります。左奥選択後では、チアキの告白はキャンセルされるのですが、このシーンは用意されていません。マコトと魔女おばさんの会話でのみ、それが明らかになります。ですが、ここが描かれなかったことがフラグとなってエンディングを導いています。チアキを避けて左奥を選択していたマコトが、チアキを追いかける展開へと変わりました。

 キャラクターたちの進む方向とストーリー展開との連動が表現されていました。
{/netabare}

前方回転・後方回転:{netabare}
 タイムリープ中のマコト(デジタル時計と歯車のシーン)の身体の回転方向も、重要な演出になっていました。これが一番分かりやすいですかね。分かりやす過ぎて書くほどのことでもないかもしれませんが、ちょっとだけ。

 下らないことにタイムリープを使っているときは、マコトは背中側に後方回転しています。
 そして、最後のタイムリープ。ここでも背中側から始まりますが、マコトはくるっとターンして前方に向き、前方回転に変えています。ここで描かれている、後方回転であったものが前方回転に変わること、これがマコトの成長ですね。自分の思いに向き合えるようになり、前向き・主体的な決断をするようになったということです。
 私のお気に入りのシーンです。
{/netabare}

 前述した「粗さ」というのは、このあたりのことですね。時計回りと反時計回り、右奥と左奥と左手前、前方回転と後方回転、と様々な「方向に対する意識付け」がなされているのですが、やや統一感に欠けている感じがするんです。初見時にはあまり気にしませんでしたが、「おおかみこども」を見た後だとちょっと気になります。「おおかみこども」では、常に「右か左か」という選択しかありませんでしたから、このスマートさに比して粗く感じるところがある、ということです。

 ただ、ここを批判する気はないですけどね。こういうことをやれない監督も多いですし、「やれた上で」ということですから、贅沢な文句のような気がします。また、同じことを繰り返す統一感よりも、いろいろな演出を用いる幅の広さを評価する人もいるでしょうから、単に私の好みの問題かもしれないな、とも思います。

 ここから先は、更に雑多なことです。

最後のカメラワーク:{netabare}
 最後のタイムリープ後、マコトがチアキに会うために左に向かって走っているシーンです。カメラが一定のスピードでマコトを追いかけていて、追いつけなくなったマコトが画面右にフレームアウト、その後追いついて画面中央に、追い越して画面左にフレームアウトします。

 ここでの一定のスピードで進むカメラというのは、一定のスピードで進む時間を表現したものだと思います。カメラワークで「time waits for no one」を演出しているのでしょう。マコトの動きは、時間を超えるタイムリープの演出でもあるのでしょうが、その直後にあるシーンに係っているんだと思います。チアキの「未来で待ってる」に対する答えとしての「すぐ行く、走っていく」というセリフの実践ということですね。
 ここもお気に入りのシーンです。

 なお、この一定の感覚で進むカメラワークを時間として表現する演出は、クレヨンしんちゃんの「オトナ帝国の逆襲」でも使われています。こちらも時間をテーマにした作品ですね。
 時間もの映画の定番演出、と言った方がいいのかもしれません。
{/netabare}

マコトと魔女おばさん:{netabare}
 魔女おばさん。
 タイムリープに理解があること、過去のものを未来に残す仕事をしていること、男性二人の間に写る写真。これらは、魔女おばさんがマコトと同じ背景を持っていることの説明ですね。これらから、魔女おばさんも未来人と関わりのあった人物なのだと推測できます。過去、タイムリープを経験している方なのでしょう。

 で、マコト。
 マコトも将来魔女おばさんと同じ仕事に就くことが明らかになっています。マコトも魔女おばさんみたいになるってことですね。タイムリープに悩む少女をマコトが導いてあげるときが来るのかな?
{/netabare}

チアキ:{netabare}
 ほぼ確実に…死刑ですね。

 この作品て、最初から最後まで怪我するシーンが多いんですよ。そして、どんどん怪我の程度が悪化していく。
 マコトのタイムリープには自傷(痛み)が絡んでいますが、あからさまな怪我は負ってはいませんでした。ところが、タイムリープが出来なくなった後には、全身に擦り傷を負い、視線の先には自転車に乗った二人の死が描かれます。タイムリープの先にある死の暗示ですから、おそらくはチアキは…ですね。

 ラストシーンにおける「未来で待っている」というセリフとキスをしないところに、チアキの中にある期待と優しさの狭間を垣間見るようで何とも言えない気分になります。待っていることは出来ないけれど待っていたいという願望と、待っていられないのだからマコトには忘れて欲しいという思いやり。

 マコトが魔女おばさんと同じ境遇になる、というのは、マコトがチアキと会えないことの暗示でもありますからね。そもそも時代が違いすぎますし。マコトとチアキの思いが通じ合ったことを認めつつも、マコトの魔女化とチアキの死を推察してしまう視聴者側の「なんとかしてよ」という叶わぬ希望も混ざり合って、複雑な感情が生まれてしまいます。
 ハッピーエンドとは一体…?
{/netabare}

細田守監督:{netabare}
 個人的な見解ですが、アニメ映画の監督では、この人が一番てっぺんに近い監督だと思いますよ。宮崎駿監督は引退してしまいましたし、今敏監督は鬼籍に入ってしまいましたからね。

 このレビューで述べて来たように、細田監督はセリフに頼らずに演出で語ることができる方です。また、「演出に気付いてよ!」というスタンスではなく、気付けなくても楽しめるように作っています。
 例えば、前方回転・後方回転を気付かなくても何の問題もありませんよね。マコトの前向きな姿勢というのは、将来の夢を定めたことから十分に分かります。

 このレビューでは触れていませんが、ストーリー展開や人物描写も非常に上手いですよね。人間自体を肯定的に捉えるところにも好感が持てますし、それだけでなく人間の負の部分もきちんと描こうとしています。どこをとっても高レベルにまとまった正統派の映画監督だ、というのが私の細田監督に対する評価です。

 私は自分が視聴するまで情報をカットしてしまうので、「バケモノの子」がどんな内容なのかはCM以上のことは分かりませんが…。もし、「おおかみこども」レベルの作品であったなら、その地位は盤石なものになると思います。私の中で、という枕詞が付かないことを願うばかりですね。
{/netabare}

対象年齢等:
 対象年齢は中学生以上かな。現役の学生にも、過去学生だった人にもお勧めできる作品です。
 作中で表現されているように、未来から見れば過去は美しいんです。大人になって思い返すと、高校生活はやっぱり輝いていますよ。今学生生活を送っている人にはぜひともキラキラした毎日を過ごして欲しいものです。走り回れるのも学生のうちだけですしね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17

ラ ム ネ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

その時への色のある思索。

 琴線ふれて、涙腺導き、手に汗握りしめ、心奥から数々多様な感慨回線らを心意の外側へと誘起させ、「時をかける少女」はそれらを巧みに手繰り寄せてみせる。本作を映画第一作と言い答える細田守監督は、真っ白な空間に感無量の物語と、多彩なドラマツルギーを炙り出し、加筆しアレンジを加え、圧縮し構成させ、記憶に深く根付くような多元の浸透作品を生み出して、魅せる。抜群これに長けている。

この始まりはマッドハウス取締役社長の丸山正雄が、監督細田が演出を一部務めていたとあるテレビアニメを観て、細田の演出に「可能性」を見出した事が結果「スタジオ地図」創設に至った原点だと言ってもいい。丸山正雄は細田守に、小松左京、星新一と肩を並べ「SF御三家」とも謳われた日本を代表するSF文章表現家、筒井康隆の代表作品でもある「時をかける少女」を原作としたアニメ映画製作を持ち掛けた事がきっかけだ。
 そして細田守は制作に繰り出した。スタッフには、後に角田光代原作の「八日目の蟬」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞し、本作が初めてアニメ映画脚本に関わることとなる奥寺佐渡子や、キャラクターデザインに漫画版「新世紀エヴァンゲリオン」を筆する貞本義行を始めとする有名な表現家たちが加わり、映画の出来栄えは一層高まっていく。
その結果アニメ映画「時をかける少女」が、全国各地に知れ渡ったのは2006年夏。僅か14本程度のフィルム数の当初は静かな小規模上映から、好評の口コミ効果などにより映画館は連日立ち見が起こる程観客で溢れかえり、配給会社はすぐさま上映館を全国各地に飛び火させたのだ。観客を震撼させた本作は「古典的な予感」を収め大成功となった。

東京の下町のとある高校に通う女子生徒・紺野真琴は、友人の間宮千昭、津田功介と共に日常を過ごしていた。いつもと何も変わらないある日、不運から踏切事故に遭遇し一度は死は訪れたものだと悟ったが、気が付くと彼女は数分前の時系列上に逆戻りし舞い戻って、死の危機を脱していた。これをきっかけに時間を過去に遡りやり直せるタイムリープ能力(時間跳躍能力)を自分が可能であることを悟る。戸惑いつつも、遅刻を回避し、テストで満点を取ったり、カラオケに10時間以上居座ってみたり、夕食に鍋が食べたいが故に一昨日の食事まで戻ったりと、奔放に能力使いまくる真琴。しかし、時間を戻す度に周りの人間の当初の行動が変わり始め、友人2人との関係にも微妙な変化が訪れることになり、その誤差が真琴の運命を辿っていく…。

アニメ「時かけ」の時代設定は、作品の上映開始当時の2006年となっている。原作、及び第一回劇場版は(1980年以降四回劇場映画化され、1つの原作から4回劇場映画化されたことは他に例を見ない)、1986年の設定だ。アニメ化については原作から内容を大きく変更されている。アニメ化での舞台は原作の20年後となり、未来の位置付けになっていて、原作の主人公である芳山和子も36歳になり、劇中「魔女おばさん」と真琴に呼ばれるかたちで登場している。原作に沿ったストーリーは数える程で、本作はオリジナルであると言っても過言とはならないだろう。昭和の物語に取って代わり、平成学生の日常風景が転写され、次世代の人物が繰り広げる物語を描いた、いわば原作の続編という位置付けを成しているのだ。
 原作では深町一夫なるケン・ソゴルが開発段階の時間跳躍の薬を使い過去へ遡り、本作では間宮千昭が幾数回チャージ可能なドングリほどの大きさの時間跳躍装置で時を遡っている。原作での未来と本作との未来は同じ時空間上に存在せず、ケン・ソゴルは原作の限りだと時間跳躍薬の開発者(ここでは薬となり、その状態は茶色い液体が白い湯気を立てている)、間宮千昭は時間跳躍装置(液体から跳躍回数をチャージ出来るドングリ型になる)の使用者となっており、ここから間宮の未来はケン・ソゴルの未来よりも幾年幾十年先の時間跳躍が発展した未来と予想できる。ケンの時代は、社会の技術に人間の知能が間に合わず勉学を半世紀をも積まないと就職出来なく、睡眠療法により幼少期から知識を脳にすり入れて社会の向上を目指していた。少子化は進み、月及び火星への移住民も普通になりつつあったが、貧困民は移住する金がなく飢えた地球でさらに飢え続けている、そんな未来であった。そんな時代からまたさらに幾十年経ち、地球での人類の状況はさらに苦しくなっている時代が、おそらく間宮千昭の未来なのだろう。そんな頃に比べれば、2006年の地球がどれほどの美しさを秘めているか、考えようもない。無限の時の突端に始まった一つの大きな主張を見間違えた先の人類が、今の風景を振り返ればそれはきっと絶景だったのだ。
 原作の「時かけ」にある「SF」「恋愛」「青春」の内から、細田監督は「青春」を選び本作を想像した。描かれているところには、イジメもあり、受験戦争もあり、嫌な教師もいる。しかし、この時代に生きる高校生はかけがえのない美しさの中に生きている。70、80年前のその年代は工場で戦闘機の部品やら銃弾やらを作っていた人もいる。過去にも未来にも酷な状況は残る。細田監督が描いたものの中には、日々日常の煌々しい瞬きや、高い声が響く学生生活の素晴らしさを再発見することができる物語のカケラが忍んでいる。

深町一夫=ケン・ソゴルが、開発した時間跳躍の薬の実験で1986年に7世紀を遡りタイムリープしてやってきた彼は、その時代で芳山和子と恋をした。「きっと会いにくるよ。でも、その時はもう、深町一夫としてじゃなく、きみにとっては、新しい、まったく別の人間として・・」彼はそう言って、「いいえ、わたしにはわかるわ・・きっと。それが、あなただということが・・」彼女はそう言った。彼は未来にへ帰ってゆき、16歳の少女は歩み始め、20年が過ぎ、それでも彼女は待っている。
 間宮千昭は、遠い昔の混沌とする戦乱の時期に幸福をもって描かれた一つの”絵画”を見ようと、その絵がこの時にしか所在が分からないと知り、2006年に未来からタイムリープしてやってきた彼は、その時代で紺野真琴と恋をした。「未来で待ってる」と彼は言って「うん、すぐ行く。走っていく!」彼女はそう答えた。彼は未来に帰ってゆき、16歳の少女は走りだした。
 同じ境遇に立たされた主人公たちは、二人共に同じ方向へは行かなかった。浮世離れした雰囲気からの「魔女おばさん」なる芳山和子は、自分の若い頃と紺野真琴を照らし合わせ、タイムリープの事で悩む真琴に助言のような、また適当に調子を合わせていることを語り、最後には自分と真琴は違うと気づかせ、真琴はそれに背中を押され最後のタイムリープへ向かうこととなる。和子は国立美術館で絵画の修復をしながら未来に帰ったままのひとを待ち続けるが、劇中の和子が言うように真琴は友人2人とは別のひとと結婚をするだろう。二人は同じ運命を背負わない。
川が地面を流れているところを初めて見た。自転車に初めて乗った。空がこんなに広いところを初めて見た。なにより、こんなに人がたくさんいるところを初めて見た。間宮千昭はそう言った。数学が優秀で、漢字が読めなかった。俺この時代が好きだ。野球もあるし。彼女はその理由に自分が入っていることをわかっていた筈だ。その未来はもしかしたら、科学の発達が及ぼした地底都市で故に空は小さく、川の水はパイプ管を行き来して、自転車など必要しないほど活動圏は狭く移動は簡単で、世界規模で少子化が進んだ、「宇宙戦艦ヤマト」や「火の鳥(未来編)」のような人類末期の腐敗した地球なのかもしれない。そんな時代で彼はその”絵画”を知り、酷く荒れた飢饉貧困の時にどうしてこんな幸福な絵が描けたのだろうかという疑問を抱いて、時を遡ったのだ。そしてその時代の美しさ故に定住し、紺野真琴や津田功介と出会い、広すぎる青空に野球ボールを打ちはじめた。帰らなきゃいけなかったんだけど、いつの間にか夏になった。お前らと一緒にいるのがあんまり楽しくてさ。そう記憶に耽って千昭は言った。タイムリープにより誤差が生じたことで千昭は最終的に”絵”を見ることが叶わなかった。しかし彼はそれを見上げない感動を得ていた筈だ。 
 「未来で待ってる」「うん、すぐ行く。走っていく!」この言葉の解釈には色がある。千昭が見れなかった絵を未来に残すこと、であったり。彼のこの言葉は未来へ帰る直前の為に台詞をぼかした告白であって、彼女の言葉は対する応答、であったり。これは未来への思索であり観客に対する大いなる主張、であったり。彼は唯優しくあり、彼女の人生を一生明るく温かめるの思い出の言葉となった、であったり。そしてその言葉のシーンで千昭は真琴にキスをしない。ここに千昭が真琴に対する最後の優しさをみてしまう。「Time waits for no one」とは日本の慣用句で「光陰矢の如し」。直訳は「時は誰も待たない」。この言葉とまた、、”その大切な思い”を黙然と示唆しているかのように理科室の黒板に殴り書かれている。津田功介の「真琴!前見て走れ!」という言葉もまた。「かける」という様々な意味が煌々しい。
真琴はまず自分のために時をかけた。そして誰かのために時をかけた。やがて真琴は未来のために時をかける。最後にやっとタグライトの意味が提起される。「待ってられない未来がある」と。

第二段落、Wiki情報参考。
2013.7.17「原作より断然良い(‐_‐)bグッ!」レビュー投稿。
2014.2.18「その時への色のある思索。」レビュー更新。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 24
ネタバレ

かしろん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ここまで良いとは

【プロフェッショナル 仕事の流儀 を追加】
評判の良さは、勿論、知っていたんだが、
 サマーウォーズ
 おおかみこどもの雨と雪
を先に見てしまったせいもあり、
「ホントにそこまで面白いもんなの?」
と思ってた。
もっと、
ラブラブグダグダな三角関係に悩むぜ青春!跳べ!三ツ矢サイダー!
みたいな話だと思ってたのだ。

【ここまで良いとは思ってなかった】
{netabare}感想の結論言うと、
良い!素晴らしい!!
である。
一少女の、成長、恋への目覚め、を見事に描き切っている。
タイムリープものとして「ん?」と思う部分が無いでもないが、
んなこた、どーでもいいのだっ!

ルパンは別れ際におでこにキスをするけれど、千昭は真琴にキスはしない。
それでも、好きな相手に、自分という人間を残したい。
人に自分の本当の気持ちを伝えることが苦手な千昭。
そんな彼の精一杯が「待ってる」。
待ってる将来が何年後なのかは知らないが、もう、2度と、会えないことを分かっている。
真琴も、千昭に伝えられた未来像から、千昭とは、もう、2度と、会えないことを分かっている。
それでも、今までタイムリープで避け続けた、千昭の心を受け止めることが出来た。
心を盗んだのは、真琴なのか、千昭なのか。

飛行機の音と共に消えた千昭が、留学という名目で去っていく。
 そいえば、真琴がタイムリープしだした当初、進路について
 「留学でもしようかな」
 とか言ってたね
みたいな、伏線の張り方も実に綺麗。

「千昭の為に絵を残そう」
と将来を決めた真琴。
いずれ、魔女おばさんの後釜になるんだろう。
そして、いつか、魔女おばさんになった真琴のもとに姪っ子がやってきて
「こんな不思議なことがあったの」
と話す日が来るのだろう。
本編で、細やかなタイムリープ、ループを描きつつ、
物語として、大きなループを感じさせる。

入道雲。ぶつかる人混み、ぶつからない人混み。道路標識。
様々な演出手法で描かれる心情。
”ここから”の二分岐道路標識アップはやり過ぎだと思うけどね。


細田守監督の話から勝手に想像
有名なエピソードがある。
”スタジオジブリ ハウルの動く城 監督降板”。
スタッフかき集めてみたものの、製作が頓挫。
”ジブリ新作、細田守監督”として公開ラインナップ披露されながらポシャったのだ。
そりゃ、
「あの時、ああしておけば」「あの時、こうしておけば」
とか、沢山の後悔をしただろう。
それでも、前を向いた結果として、おジャ魔女どれみや劇場版ワンピースを世に送り出せた。
そういう思いや経験が、作品にギュッと積まって感じるんだよね。
過去を振り返り、やり直せばやり直すほどに状況が悪化してく
ってのは、タイムリープもののお約束なんだけど、そんなお約束すらも、東映アニメーションを退社してフリーとなった細田監督第一作目としての覚悟に感じる。

また、劇中のキーアイテムとなる画「白梅ニ椿菊図」。
作者も何も分からないけど、心に来る画。
監督が目指すものなんじゃないかな。
「監督が誰とか、見てる側にとってはどうでもいいことだ。
 名を残したいんじゃない。
 見てる人が、ただ純粋に、いいな、と思える作品を世に残したい。」


色んな事を経験した監督が、ただ前を向き、心に残る作品を作りたい。
将来、夢、希望、理想
が、大きく、高く、モクモクと膨らんでいく。
真っ青な夏の空に浮かぶ真っ白な入道雲のように、

最初から、最後まで、お見事でした。{/netabare}

【ループもののお約束】
{netabare}ループものは、
ループを繰り返す程状況が悪化していき、
段々と身動きが取れなくなっていく
ってのがお約束としてある。
本作は基本的に爽やか青春モノなので、流石にそこまでギスギスしたことはやってないが、ある部分でちゃんと則ってやっている。
それは、ループで被害を受ける人と内容。
被害を受ける人が、段々と真琴の身近な人になり、その内容も悪化していくのだ。

最初は、買い物おばさん。眼が前に付いているのは前に進むためだ、と本作のキモを話すひと。
 真琴の自転車とぶつかる。
次に、高瀬くん。
 真琴の失敗を全て被ることになり、いじめの対象となる。
次に、早川さん。
 高瀬が投げた消火器がぶつかり怪我をする。
そして、功介と後輩ちゃん。
 壊れた真琴の自転車に乗り、電車に轢かれる。

お約束やベタを綺麗にやる、ってのは難しい。
本作では、しっかりと、それをやれている。{/netabare}

【勝手に想像 ヤボだけど、演出や暗喩読み】
{netabare}合ってる間違ってるとかは知らない。
勝手に、そう思いました、読みました、受け取りました、って話。
内容が良いと、こういうのを読みたくなるよね。

河原ジャンプ前の部活ワッショイ
 真琴の心の戸惑いやざわめき。ただし、前向き。

河原で高笑い後のSEがヒグラシとカラス
 ループしまくりで調子に乗った真琴の状況が悪い方に向いていく。

分岐道路標識と「ここから」
 そのまま。シナリオとして大きな分岐点となる。

千昭告白時、3台の自転車が追い抜いていく
 今まで通りの3人では進んでいけない。

早川が千昭と話しているのを見かけた真琴を、騒ぎながら通り過ぎて行く大勢の生徒
 焦燥感。自分だけ置いてけぼり。

後輩ちゃんが功介のことを語る時の入道雲
 膨らんでいく功介に対する想像と恋心。

時間停止中の交差点で千昭と別れたら赤信号
 点滅信号のブザーは真琴の状況把握に要する時間。
 千昭と会えなくなることを完全に理解して赤信号。
 車の騒音は心のざわめき。

河原での千昭別れ時、2人乗りの自転車が追い抜いていく
 千昭と2人では進んでいけない。
 千昭告白時とのリンク。

河原での千昭別れ時の飛行機雲
 千昭が手の届かないところに行ってしまった。
 けれど、それは真っ直ぐに遠くまで伸びている。自分の将来への決意。

ラストに真琴が見上げる入道雲
 大きく、高く膨らんでいく、将来、夢、希望、理想。

白梅ニ椿菊図
 誰が書いたとか関係なく、見た人の心に残る作品を作りたい、
 という監督の希望。
 と、同時に、
 一人でもいいから、自分の作品を見た人の人生を狂わせてみたい、
 という監督の野望。
 シブリとか、宮崎とか、そんな看板どうでもいいんだよ!
 中身だろっ!
 と、までは言い過ぎか。
 時かけ以降のプロモーションが
 「○○、○○の細田守監督作品」
 とされてるのは、監督にとってはある種の皮肉?{/netabare}

【プロフェッショナル 仕事の流儀】
{netabare}”プロフェッショナル 仕事の流儀”
で細田監督が取り上げられた。
バケモノの子制作、密着300日。
「絵を描くアニメーションは自由に思われるかもしれないが、正解は1つしかない。
 そのたった1つの正解を求めて模索していく。」
12時間ぶっ通しで絵コンテを切る監督はそんなことを語っていた。
非常に興味深く、楽しい番組だった。

私は、細田監督のプライベートについて、1つ疑問に思っていることがあった。
それは、子供がいるのかどうか。
この番組中、自宅で子供に絵本を読み聞かせる細田監督が映っていた。
それを見て、
あぁ、なるほどね。
と、勝手に合点がいった。
細田監督の作品制作における姿勢が垣間見えた気がしたのだ。


時をかける少女
 様々な失敗をしても前を向いて進む姿勢と、フリーとなり制作作品にかける思いや決意

サマーウォーズ
 結婚と結婚において生まれた人との絆

おおかみこどもの雨と雪
 結婚生活で見えてきた子供を育てるという現実と母親の姿

バケモノの子(本編未見なので番組の内容解説より)
 子育ての中で見えてきた父親になるということと自分の父親への思い


こう見ると、監督自身の置かれた立場や状況が、素直に、作品に影響してる。

となると、次作が非常に難しそう。
作品制作への思いは、時かけで語っちゃった。
家族ネタは、サマウォで家族、雨雪で母子、バケモノで父子とやってきた。

俺、こんなに成功しちゃってるぜイエーイ!は作品にしにくい。番組中でも語ってた。
自分が描いてた理想と自分が置かれてしまった現状のギャップとその苦悩、みたいなものを描くと、内容が小難しくなり、万人向けエンターテイメントたり得なくなる。
それに、ジブリ宮崎の長編新作が無き今、小難しい内容は日テレ他が許さないだろう。
でも、ここらで一発、そんなん無視して、監督が抱えるドロドロをぶちまけちゃうような作品やって欲しいなぁ。

だけど、なんか、手堅く、原作アリで、感動的な恋愛モノをやりそうな予感、とか?{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14

66.7 2 センチメンタルで恋愛なアニメランキング2位
君のいる町(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (679)
3731人が棚に入れました
桐島青大は、突然別れを告げて消えた枝葉柚希を追って、故郷・広島を後に東京へ向かう。そこで出会った、気が強く、胸が小さいことを気にする御島明日香、長髪で女好きの風間恭輔、そして、柚希の奔放な妹・懍。それぞれが、出会い、惹かれ合い、別れ、傷つき、傷つける。やがて明らかになる真実。そして、見つけた本当の気持ちとは?。東京と広島を舞台に、残酷な運命に翻弄され、友情と恋愛の狭間でもがきながらも、本当の恋を見つめ続ける男女を描いた、甘く、苦い青春ラブストーリー。

声優・キャラクター
細谷佳正、中島愛、佐倉綾音、小野大輔、増田俊樹、タカオユキ、高野菜々、藤田咲、遠藤綾、たかはし智秋、矢作紗友里
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

期待はずれ(最終話まで

□関連リンク
アニメ公式 http://www.kiminoirumachi.com/
公式トゥイッター https://twitter.com/anime_kimimachi


あらすじ

広島県の田舎町で春から高校へ進学する主人公・桐島青大の家に、父親の知り合いの娘という、枝葉柚希という少女が突然居候として東京からやってきた。青大はクラスメイトである神咲七海に中学時代から好意を寄せていく一方、同じ屋根の下で都会的で奔放な柚希と接していく中で、徐々に彼女が気にかかる存在となっていく。


○総評
スクイズ展開期待してまったが単なる恋愛物語だった。しかもかなり現実的でもあるしリアルな行動でもある感じは評価出来るんだけどアニメでこういうのは需要無いと思う。昼ドラでも見てたほうが面白い気がする。
主人公はあっちこっち浮気的な感じだが割りと誠実でSEXしちゃうような展開は無いので割りと誠実だと思う。ってか個人的に凄い共感できるような感じはあったので。
まぁニコニコとかじゃ叩かれ気味だけど割りと王道の青春ラブストーリーでした。


各話感想
{netabare}1話
事前情報はあらすじだけ。
なんか男の作画が変。OPなんで胸の水着着てないのか?
部屋きったねぇーーー。最悪な姉貴だな。
たまに目が気持ち悪い時がある。
広島訛りなのか。
君の望む永遠みたいになるのかなぁ…
なんか作画が安定しない印象だなぁ目が時々変にタレ目になるきがする。
うーん1話はあらすじだけだったなぁ。
EDなんで実写使ってんだろう。なんか世界の中心で、愛をさけぶを思い出した。
これからの展開に期待。期待値6/10。


2話
主人公ストーカーなのか?エヴァ?エバ?
謎の妹が君望のアカネっぽい。
エバユズキ。お茶こぼしてるw無重力みかんw
エバうざキャラなのか。ビッチ臭しかしない。
なんかエロアニメ臭がしてきた。
いちいち止め絵が気になる。
ひっぱたくシーンなんで書かないのか。
なんか色々おかしい。声とか絵とか音楽とか。


3話
アルト君がいないと何も出来ない…
あれ?あっそうかエバと同居してんだっけ。
トマトうまいじゃねぇか。トマJ最高!
疲れてるだけかと思いきや倒れた主人公。
エロ本別に隠さなくてもいいだろ。
兎に角好きだからキスしたんですねわかります。この手よく使うわw
なんで切れてんだよ意味不。え?逆切れはおまえのほうだろ?
なんなんだこのアニメ…何回か見なおしても良くわからん。
軽いノリでキスしたのと東京に行ってた間に何があったかわからない不安でイライラしたのかってのはなんとなくわかるが…
なんというあざとい女。
は?遅いのよ?
ハルトくんがいないと何にも出来ないもん?あざといわ。
回想終了。
この妹うざいわー。姉妹の髪の色くらい揃えろや。
女子校の学園祭はそりゃー行きたいさ。問答無用で行きたいさ。
高校時代女子校の学園祭チケット手に入れるのに必至だったっけ。
だけどハルトは別の理由がありそうだな。
なんなんだこの減点する女うぜー。
まぁされたら嫌なことを何も言わない子よりは全然いいけど。
お化け屋敷デートは最高だよね!
おっぱい揉み放題ってより自分からくっつけてくる所が堪らない。
まっ定番ですよね。
ユズキ…
あ…れ…?そういう展開!?なんだと!?
付き合ってる人がいるだと?嘘なんだろうけど嘘とも思えないから困る…
あぁ先がメッチャ気になる。


4話
えっ下着で寝てる女の下で寝袋で寝てるのか?ってか下着女誰よ。姉貴?
ナゴシは主人公に惚れてるのか?
3Pだと!?っだよバイクかよww
完全にストーカー男ですね。未練たらたらだな。
俺だったら他の男と付き合ったらもういらんけどなぁ。
風間は親友なのか。
なんだ料理長になりたかったのか。
なんで倒れた?貧血かよw
アスカも主人公が気になってるのか?
まぁひどいと言えばひどいがビッチ体質なんじゃね?
言い換えると惚れっぽいもしくは遠距離には耐えれなかったんじゃね。
走ってるシーンから扉開けるまでのシーン使い回しだろこれ。
はいはいエヴァ登場。大体読めていたさ。
はじめましてwwうぜええwハッキリ言えよ糞女。後々もつれる可能性高いのにここで嘘付くのは糞だな。
まっハッキリしちゃったら物語としてつまらないから突っ込んでもしょうがないけど。
まぁ諦めるわな普通。ってか嘘付き女だし親友と付き合ってりゃどうでもよくなるわ。
ってか親友とも距離を取りたくなるな。
エヴァからしたら良い男見つけたからってなるんだろうが、悪く言えば尻軽女だよな。
信用がなさすぎる。まぁリアルでもこんなもんだが。俺も大差無いな。
やる分にはいいがやられるとたまったもんじゃないよな。
ただ別れてから新しいやつに乗り換えるだけマシか。いやその辺も怪しいよなぁ…


5話
過去回想か。
ん?これは付き合ってた頃の話か?一緒に暮らしてた時の話か。
ってか神崎は何者なんだっけ。あっそうか神崎は好きな相手だっけなんだっけ。OVAであったっけ。
片思いしてるんだってどうしてそうなったww意味不w
エヴァどいてどいてって意味不明なこけ方だな。ブレーキでも壊れたならわかるがわけわからん。あざといな。
作画がひどいww
え?エバから告白してたのか?なんだエバから好きになってわかれたのかよひっでぇやろうだなこいつw
えっ写真の誰なんだ?なんだエバだったのかよ。
山と田んぼばっかで泣くのかよw謎の田舎ディスw
なんというマイナースポット。
なんだ祭りの一日しか会ってないのか。そりゃ忘れるわな。
ロリエバ可愛いがだが将来…
そして現代か。付き合えなくなったとかただの尻軽だろ。
えっEDなんで脱いでるのwエロゲかよw


6話
カッターキタ━(゚∀゚)━!ナイスボート展開来るのか!?
ショートカット誰かと思ったらエバだったのか。
妹と何があったんだ?
エバ絶対話盛ってるだろこれw
1年で死ぬ病気?病気で同情誘ってんのか?そして釣られましたと。
秘密にしておいて欲しいの?なんだそれ。
まぁ間違いなく親友ではいられないわな。
主人公クズってるww別れてるのに何を言ってんだw
エバの気持ち無視して勝手に話進めんなw色々カオスw
バットで殴りつけるのかと思ったww
胸当ててんのかよ。こいつも主人公狙いなのか?
病室の空気ww色々ひどいw
卵焼き1個しか残ってないってどういう事w
笑った顔見たっけ?過去の話か?
エバちょろすぎワロタww
なんというフラフラした気持ちの女だ。
あら?そういやカッターなんだったんだ…
ざっくり刺されちゃうような展開期待してたんだけどなぁ。


7話
助かるかもしれないだと!?で、誰よこの女…
いきなりひっぱたくだと…?人殺しだと?
なんだ恭介モテモテなのか?キヨミ。一体何者なんだ…
なる程おささなじみなのか。やっぱ恭介が好きなのか。
まぁ実際これは無くは無い主人公の選択だと思う。
親友だからこそ嘘を付きたくないし本音を言い合いたいってのもわからなくもない。
「ユズキのパンツ拝めてよかったじゃん霧島。」
ユズキ完全にビッチだなぁ…死なねぇかなぁ…なんなんだろうなぁこういう他の男とのエロ話する女って死んでくれねぇかなぁ…
自分の女とか好きな女にこんな話されたら別れることを考えるけどなぁ真面目に。
恭介もう学校来ていいのか。なんだエバの笑顔が気に入ったのか。
ダメだ感覚が違いすぎるなこの作者と。
手術終わるまで手を出さないとか誰が信用すんだよ。
結局手術したのか…10時間の手術ってどんな手術したんだよ。
脳神経外科でもあるまいし。
なんで傘をおいて行ったんだ?誰か死んだ場所なのか?
ちょw工エエェェ(´д`)ェェエエ工
いきなり死んだし…なんだこの糞展開ww糞すぎて笑えるww
アスカけろっとしてんのかと思いきやそういう事か…(´;ω;`)ブワッ
手術失敗か。
エバ抜け抜けと呼び出してるんじゃねぇよ。
「もう会うことも無いのかな?」
うぜぇなんで疑問形なんだ?これ明らかにそんな事無いって言わせたいセリフだよな。
マジでうぜぇ。
自分からは言わないけど全て相手に言わせる卑怯極まりないタイプの奴だわ。
本当にこういうタイプ嫌いだわ。死んでくれねぇかなぁ…
おい最後の裸のアスカはどういう事だってばよ!

あぁもうなんかこのアニメ見てるとイライラしてしょうがないがスクイズばりのスッキリ演出を期待してしまう…
昔女に浮気されたせいもあってかもうホントこういうエバみたいな奴ムカつくわ。
とかなんとか言って自分も好きな人出来たから別れてとはやった事あるからなんとも歯がゆい…
恋愛なんて糞食らえだなぁほんとうに。


8話
なんでキスしたwwwこれはひどい展開wいいでしょ別にっておいw押し倒したくなっちゃうだろw
アスカと突き合っていただと?また回想話なのか?
ハルト出てくる女と片っ端から付き合ってるのかよ。
告白されて付き合ったのか。
リンちゃんってエバの妹だっけ?カッターはなんだったんだ?
せめて髪の色くらい統一して欲しいなぁ。
姉だなんて思ってませんだと?何故なんだその理由は明かされるのか?
あら?裸で切れるとかアスカとはまだHしてなかったのか?
合コンの頭数合わせに行っておいでと言う奴は信用出来ない。
大体浮気してるだろそういうやつw
あれ?時系列的にもうあいつは死んだからフリーなのか?
合コンなんか初めてなんだからとか超嘘だろww誰がそれ信じるんだよw
リンは種違いかなんかなのかな?ようわからんな。
彼女いるのにメアド変えたのとか伝えてくるとかあざとすぎる。寝とる気満々だなこいつw
アスカパンツ丸出しアングルどうなんですかこれwwまぁ全裸だったし問題ないかw
うわうわリンなんでばらしたしwどういう腹なのかわからん奴だな。
まぁ普通は合コンでエバ(元カノ)に会ったからって言わないわな。そもそも合コン行かないだろっていう。
リンも主人公好きなのか?姉への嫉妬なのか?わけがわからない。NTR属性なのか?
猛烈にうざったい女だなこいつ。煽ってくるなぁこいつw
全力で釣られやがった主人公w話し的には盛り上がるなw
リアルでいたらぶん殴ってるけど。


9話
リンと遊園地だと?なんで行ってくればってなるんだよwおかしいだろw
うわっエバかよwリンの策略か?まぁそうなるよね。
どうするもなにもねぇだろ。
でたーーwハルト浮気発症wそしてエバも寝取り属性w
「まぁそうなちゃいますよねー」リン見てたのかよ…
何がしたいんだほんと。くっつけたいのか?
アスカと別れさせたいのか?わけがわからん。
うっぜぇなこいつ。完全に営業妨害だな。
ハルトになんか恨みでもあんのか?
エバの事は言わないんだな。
まぁ寝落ちですよねやっぱり。エロ展開無いのかなこのアニメ。
人の携帯勝手に出た感じか?誰からだったんだろう。
あっリンからだったくさいなこれ。
旅行行くのか。
うわー今度は仕事場にエバかよw寝取る気満々すぎるw
え?ハルトの実家に挨拶?は?脇から固めてくるタイプなのか。
うわー彼女と旅行かエバと実家か悩むんだろうなぁこれw
パンチラw
ヘルニアの手術はヤバイ。旅行中止かよw
悩みもせずにエバと実家コース決定だなこれww
おいアスカから実家帰り勧めるのかよw
お?エロ展開来るのか?姉キャンセルかよww
割りと純粋な付き合いなんだな。
えっなんでエバへの昔のプレゼントなんかもってんだよ。
捨てろよクズw俺なら別れたら即刻全部処分するけどな。
うーん期待したほど面白くなかったなぁこのアニメ。なんかダイジェスト見てる感じがする。


10話
種も仕込んだんだし?ヤッたって事かw
帰ってきたらHフラグキタ━(゚∀゚)━!しかし地元に帰ってまたエヴァに乗り換えると。
うわうわエヴァにプレゼント結局上げるのかよwクソすぎるw
安定のクズ主人公wケリを付けるとか何言ってんだよw未練たらたらすぎんだろw
9日にばったり会うんですねわかります。
神埼がアスカと見分けが付かない。どうして両方同じ髪の色なんだか。
はい。エヴァの話wそして回想w
今はしてなくても浮気これからする気満々だろwwもうエヴァの事しか考えてないなこいつw
うわー展開がベタだなぁーwやっぱりいたかwそしてしっかりネックレス付けてるとw
「私も前に進むことにしたの。ハルトくんと一緒にね。友達として」ぜってぇ嘘だ友達とか思ってねぇだろw
そもそも元カノ元カレで友達はあり得ねーよ。セフレ目的か戻る目的しかないだろ。
回想多いなしっかし。
出たなうっざい女wこいつなんなんだよまじで。
っつうかなんでエヴァ姉妹まで家に呼んでるんだよ。
タカヒさんみたいにすぐに口説いてこない人が好みですwwしねよww
死んでから何年経ってるんだっけこれ。
元カレとしてじゃねぇよw何元カレ風吹かせてんだよw未練たらたらすぎ。
おつまみ買いに行ってただけとかもうねぇ誰が見ても浮気だろ。
言いたかった事?次回浮気回かw
これじゃその辺のドラマ並であんま面白くないな。
アニメなんだからスクールデイズばりにぶっとんで欲しいのになぁ。


11話
ん?言いたいことってなんだったんだ?話飛んでる?
なんで祭りでデートしてるんだ?あら?なんかわけがわからない。
なんで二人でまったりしてるんだ?花火二人だけで行こうよとかどんだけNTR属性なんだw
さっきの縁側の話は祭りの前の話なのか。時系列がわけわらんw
ホントに何をしとるんじゃww意味がわからないよw
ってかデートしてる時点で浮気だよ浮気。
なんで泣いてるの?勝手な妄想でハルトしゃべんな。
えっと…好きですっておまw寝取り女こええなぁ。っつうか自己中女だな。
ってあれ?寝取る気ではないのに好きですっておかしいだろ。
ネックレス投げる位ならこっそり捨てろよ会わずに。なんなんだこいつ。
わけがわからないよ。実に不誠実な二人ですね。
ネックレス拾いに行ってるしwなんなんだこいつらw
なんで抱きとめてんだよwwどっちもクズすぎるwってかエヴァにはめられたともとれるなw
そしてこのタイミングでの彼女の電話w別にうちおるけどww
あざてぇ女だなエヴァ。なんとも予定調和。
くっそ何やっとんじゃじゃねぇよww意味不w
フッラフラふっらふらしやがって。何その手の絡みw
なんか良くある妻とは別れるからちゃんと決めるからっていう男みたいだな。
アスカww「ウソつき。」修羅場か。


12話
ニコニコのコメント荒れてるなぁw
あれ?そういや妹ちゃんが無駄に絡んでくる理由がさっぱり不明だったな。
「クズって感じで」全員クズしかいねぇだろおまえも含めてww
あっ死んじゃった奴は良い奴だったか。
アスカ振ったか。クズとは言われるが二股するよりは100万倍ましだけどなぁこれ。ある意味誠実。
かなり現実的な感じでもある流れだけどアスカ可哀想だな。
あれ?アカリちゃんってだれだっけ。
まぁ間違いなく寝とってるしな。いや寝てないかまだw作中では無いからわからんがw
良いのかーい!ナンテドラマチックナンダー!
え?事後?どういう事?何これ?売春婦?ってか誰?
妹一々うぜぇな。っつうかいつまでもかまってる主人公の気持ちがさっぱりわからない。
なんで全裸待機wwギャグかよw
引っ越しとか同棲フラグか。何故止め絵ww
「ゆずきちゃんとダメに成ったら戻ってきて」
アスカ都合のいい女になっちまった…これはショックだなぁ…
まぁ別れ際にというかケリをつけるのに最後にキスってのは実際同じ体験したことあるから実に色々昔の過去を思い出してしまった…
アスカに感情移入するといくらか感動するけど、ハルト視点だと俺達の戦いはこれからだENDでしかない。
ってかこれが最終回でいいのかよw{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 43
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ストーカー乙(※但しイケメンに限る)

ラブコメ王の異名をとる瀬尾公治氏の「週刊少年マガジン」連載マンガが原作ですが、TVシリーズ及びODA2(※TVシリーズの前日譚&後日譚)のシリーズ構成を吉田玲子氏が担当しています。
そのせいか、よく考えるとかなりドロドロなシナリオのはずなのに、割とスッキリと見れてしまう、という不思議な視聴経験が出来て、以前視聴し終えた同原作者の『風夏』(※個人評価 ☆ 3.7)に比べると個人評価がずっと高くなりました。

相当に強引で都合が良過ぎる展開なのに・・・多分、一瞬一瞬のキャラの表情の描き出しが確り決まっていたのかも?知れませんね。
とくに考察するほどの作品ではありませんが、例えば岡田磨理氏シナリオ担当のドロドロ系ラブコメをひと通り見終わって、次は何を見るか迷っている人は、一度試しに見てみると良い作品かも。
因みにODA2の第2話まで見るとちゃんと完結しています(※原作マンガ通り)。


◆作品別評価

(1) TVシリーズ ★ 4.1   (計12話) ※2013年
(2) ODA1    ☆ 3.9   (計2話) ※2012年
(3) ODA2    ☆ 3.9   (計2話) ※2014年
-------------------------------------------------
  総合     ★ 4.0   (全16話)


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ      瀬尾公治(『週刊少年マガジン』2008-2014年連載)
監督         山内重保
シリーズ構成     吉田玲子
脚本         吉田玲子・國澤真理子・国井桂・村上桃子
キャラクターデザイン 西位輝実
音楽         奥慶一
アニメーション制作  GONZO{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

=============== 君のいる町 (TVシリーズ) (2013年7-9月) =============

 - - - - - OP「センチメンタルラブ」、ED「君のいる町」 - - - - -
{netabare}
第1話 追いかけて ☆ 桐島青大(はると)の上京、御島明日香・風間恭介との出遭い、高校転入(2年の秋学期) ※主人公はストーカー??
第2話 桜の咲く頃 ★ 枝葉の妹(凜)の忠告、広島での枝葉柚希(ゆずき)との出遭い・交流 ※パンチラ&お風呂シーン多め・・・
第3話 突然、バタンチュー ☆ 続き(不意のキス)、響桜女子高学園祭(夏越との成り行きデート、柚希との再会・拒絶)
第4話 あいさつ ★ 風間との交流・人事不省・病室の出来事(青大の本心、風間の彼女)、元カノ奪還作戦の諦め、柚希の嘘?
第5話 宣戦布告。 ★ 子供時代の柚希と青大の出遭い(小3の夏祭り・花火)
第6話 オレの本心。 ★ 中学時代の柚希と風間の交流、余命1年(風間)、病室での宣戦布告{/netabare}

 - - - - - - - - OP(変わらず)、ED「Dear friend」 - - - - - - - -
{netabare}
第7話 ねがい。 ☆ もう一人の片想い(清美)、風間の手術決意・死亡、別れの言葉(柚希)
第8話 再会の夜に ★ 大学生になった青大&恋人(明日香)、柚希との再会、凜の横槍・挑発
第9話 デートするか。 ★ 柚希との仕組まれデート、明日香との沖縄旅行の中止、姉の闖入
第10話 キレイな花 ★ 明日香の帰省、2年越しの誕生日プレゼント、高校時代の青大の柚希への遠距離交際申込、広島での再会
第11話 告白。 ★ 10年ぶりの夏祭り、明日香からの電話 ※ラストは上手い○{/netabare}

 - - OP(変わらず)、ED「君のいる町~Answer Songs ver.~」 - -
{netabare}
第12話 君のいる町 ★ 青大の決断、柚希とのより戻し、明日香とのお別れ{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)9、☆(並回)3、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1


///////////////////////////////////////////////////////////////

◆制作情報
{netabare}
原作マンガ      瀬尾公治(『週刊少年マガジン』2008-2014年連載)
監督         小林寛
脚本         村上桃子
キャラクターデザイン 茶山隆介
音楽         紗希
アニメーション制作  タツノコプロ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============== 君のいる町 (ODA) (第1期) (2012年3-6月) ============

第1話 黄昏交差点1 ★ {netabare}神咲七海と青大の偽恋人演技、終わってしまう恋(柚希){/netabare}
第2話 黄昏交差点2 ☆ {netabare}就学旅行での上京、柚希と青大の再会{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)1、☆(並回)1、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.9

ED 「黄昏交差点」


///////////////////////////////////////////////////////////////

◆制作情報

※TVシリーズと同じ(脚本=吉田玲子)


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============== 君のいる町 (ODA) (第2期) (2014年1/3月) ============

第1話 ウチがきた町 ☆ {netabare}加賀月(かが・あかり)と青大の子供時代のエピソード ※約28分{/netabare}
第2話 約束の場所で ★ {netabare}原作マンガ最終回をアニメ化(国語教師になった柚希、凜の青大への恋心、ラストは桐島食堂)、約29分{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)1、☆(並回)1、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.9

OP 「センチメンタルラブ」
ED 「ここにいるよ」(第1話)、「虹色カレンダー」(第2話)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

このマンガのアニメ化リスクはどのくらいになるんだろう…

とうとう始まってしまいましたね。
色んな意味で期待しながら視聴しようと思います。


以下原作についてとアニメの際に期待したいことです。
酷評なので、アニメからの人と原作ファンの人は開かない方がいいと思います。
{netabare}「ラノベと言えば、インパクトのある設定に、インパクトのあるキャラクターが売りですよね。現実ではあり得ないであろうことが普通に起こるにも関わらず、私たちと同じ普通の家に住んで、普通の学校に通っていることがほとんどです。それゆえに、現実と非現実のバランスが非常に難しく、設定がよく分からなくなったり、キャラクターの性格が破綻することもあったりなかったりです。」

これは私が俺妹のレビューで書いたことです。
君のいる町はまさに上に書いたようなことが起こっている物語です。
ラノベではありません。そして、別に設定がぶっ飛んでいるわけでもないし、すごいインパクトのあるキャラがそろっているわけでもない、それなのに物語とキャラが崩壊しているんです。

正直言ってみてられないです。本当にひどいです。キャラクターは原作者に好きなように動かされ、今までの設定、性格は完全に無視、ただ今やりたいこと急展開ばかりを優先、いらないカットやサービスシーンは多いくせに大事なところやキャラの心情描写は全くしない、この原作を本当にアニメにしていいのか心配でなりません。

なぜ人気があるのか?
推測でしかありませんが、細かいこと(というにはあまりにも見過ごせないことが多いですが)を気にしない、今起こっていることを楽しめる読者にウケている、超展開を望む読者がいるとかでしょうかねぇ。なんというか作者に騙されているだけのような気もするんですよ。原作ファンに矛盾点や物語のつながりについて問い詰めたら絶対言い返せないと思うんですけども。

正直、登場人物はひどい行動もとりますが、それ単体で見ればそこまで酷評はしないと思うんです。ただ、前後関係があまりにもつながらないし、登場人物が心から思って撮った行動に全く見えないから酷評につながるので。

なので、今回アニメに求めたいのは、いかにして前後の矛盾をなくして展開できるか、登場人物の心情描写をしっかりするかというところです。東京編からやってるだけに、どう構成していくのか注目です。
これをしない限りただのひどいアニメで終わると思います。
原作ファンが擁護に周っても、叩かれるのは目に見えてます。実際ニコ動のコメントでは既にそうなってますし。

・大事なのは絵じゃなくて内容だから←内容が一番問題だろwww
・原作は神マンガだから←他の神マンガに謝れwww
というようなコメントのやり取りが既に見られてます。しかも「何言ってんだよ!」みたいな感じではなく「お前本気で言ってんのか?ww」くらいの違いがあるんですよね。
本当にアニメ化して良かったのかと思っています。

あとアニメ化で不安なところをいくつか述べると
・原作ファンが叩かれる
・原作ファンが言い返せなくて、本当はこの物語おかしいんじゃね?という感じになってファンが減る
・アニメスタッフが叩かれる
・タイアップしている広島県庄原が叩かれる
・声優の黒歴史が刻まれる

盛大に爆発するのも少し期待してますが、不安点を述べるとやっぱ色々と心配です。原作者はどうでもいいですが。

このアニメがどんな感じになるかは、広島の描写を見れば大体分かると思います。1話目からすでに作画がやばめですが、広島の背景作画とかにどれだけスタッフの愛がつまっているのかが伺えるのではと思います。タイアップだったり、町をあげているという事情もありますし。
もしそれがダメだったら、物語もきついかなと予想しています。


あとはオマケで
なぜこの原作を読んでいるか理由を述べると、ある人のレビューが面白いからなんです。
丈・獅子丸http://joeshishimaru.jugem.jp/
この人のレビューが面白いから我慢してみていたんです。しかし、最近はこの人もあらすじと一言感想だけになったため、私も飛ばし読み程度にしか読んでません。
まぁ当然ですよね。物語が進まずにひたすらイチャイチャ描写しか載せてないわけですから(笑)

あと、一番ひどいと思った描写
{netabare}青人「心配せんでも‥ 絶対 離さんわ‥」(柚希に対して)
          ↓次の回
青人「でも明日香の顔 見た瞬間 死んでもそんなことできんて思った」
          ↓次の回
青人「ゴメン‥‥ 好きな子ができた‥‥ ‥‥オレと別れてくれ‥‥」
          ↓次の回
青人「よく考えた答え 変えるつもりもないし間違ってるとも思わない」{/netabare}
本人の心情が全く理解できません。もはや操り人形です。
思っていることと口に出すこと、行動って噛み合わないことはありますが、にしても主人公がどれだけヒロインのことが好きなのか全く分からないです。重要なところが抜け落ちてると思います。
このあたりは恐らくアニメでやると思うので、どうやって心情描写をするのかは見たいかなと思っています。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

65.9 3 センチメンタルで恋愛なアニメランキング3位
美鳥の日々(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (260)
1450人が棚に入れました
「悪魔の右手」を持つ男、「狂犬サワムラ」と呼ばれ周りから恐れられている高校生・沢村正治。
彼女がいるバラ色の高校生活を送ることを夢見ているのだが、その悪評ゆえに女性は皆恐れをなして逃げてしまうため、まともに女性と話すこともできず悶々とした日々を送っていた。
そんなある日、正治の右手が突然女の子に変わってしまう!?その女の子は春日野美鳥という正治に片思いをしていた女の子で、内気な彼女は正治と付き合いたいという思いを長い間遂げられないまま過ごしており、そんな自分から逃げるように魂だけ正治の右手に乗り移ってきたのである。晴れて右手が恋人(…?)になった正治だがこの状態で学園生活を送ることになるのだった…。

声優・キャラクター
谷山紀章、中原麻衣、高木礼子、釘宮理恵、野島裕史、田村ゆかり、うえだゆうじ、湯屋敦子、大原さやか、大本眞基子

ろき夫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

山形より、愛をこめて

メリークリスマス、あにこれの皆さん。
聖夜を共に過ごす相手はもうお決まりでしょうか?
右手が恋人という方も多いのではないのでしょうか?

「うるせぇ余計なお世話だっ!」

そんな言葉が聞こえてきそうですね。温かいお言葉、ありがとうございます。


ご安心を。私もです(爆)
クリスマスとはなんなのかっ!
・・・そんな自嘲気味な問いかけにも飽きてしまい。どうでもいいです。
昼下がりのコーヒーブレイクと何ら変わりない、平穏でありふれた、ただ通り過ぎていくだけの(ry

いや、気にする必要なんてないではないか。
仕事とか別のものが生き甲斐なだけだしっ!

検索 クリスマス 幸せ 自殺率

・・・
こんな私の、じめっとしたテンポで紹介するのもアレなので、
ここは登場人物に扮して爽やかに行ってみたいと思います。
どうぞ生温かい目で。














ミドリ: と、いうわけでここからはこのアニメのヒロインを務めるわたくし、ミドリと・・・

セイジ: ケンカ無敵の「悪魔の右手」、狂犬の異名を持つ、主人公のオレが
     このアニメの面白さをたっぷり教えてやるぜぇ!
     さて、まず何から・・・

ミドリ: えーと、あにこれのみなさんっ!
    メリークリスマースっ!
    聖夜を共に過ごす相手はもうお決まりでしょうか?
    右手が恋人という方も多いのではないのでしょうか?
    いや、多いハズ!じゃなかったら泣く!

セイジ: って、そこ戻んのかよっ!
     しかも、さっきより言葉増えてんぞっ!
     そして全然ミドリになりきれてねーよっ!

ミドリ: う~。 ご、ごめんなしゃい・・・
    そんなことより、セイジくんっ!もーう、なんなんですかぁ。あの自己紹介は!
    あんなこと言ったら、コワい人と勘違いされちゃうじゃないですかぁ~
    わたしはずーっとセイジくんのこと見てきたんですぅ!
    周りから怖がられているけど、ホントは仲間思いで、優しくて、カッコよくて!
    そんなセイジくんのことが大好きで・・・

セイジ: わ、わーたからっ!
     くすぐったくなるようなこと言うんじゃねえ////

ミドリ: いわゆるギャップ萌えってヤツですよね!これって!
    だから、「とらドラ」が好きな方には高確率で楽しんでもらえそうですねっ!
    みのりんには劣るものの、似た系統で好感の持てる「綾瀬さん」だったり。
    健気なキャラの数では負けてませんからっ!
    それにわたし、リュウジくんが大好きなんですぅ~。

セイジ: あ~確かにオレと似たところあるもんなー・・・って、おまっ!
     オレのこと一途じゃなかったのかよっ!

ミドリ: あっちが先です。

セイジ: 衝撃の事実だよ!
     それでオレんこと好きになったのかよ!高見沢とおなじ側の人間かよ!
     しかもあんな紹介じゃあ、とらドラ見たことない人に伝わらないだろうがぁ~。

ミドリ: えー!?そうでしたかぁ・・・。
    でも、あの国民的アニメですよー?
    見たことない人なんていませんよぉ~、ましてやここはアニオタが集う全国区のサイト。
    おのれのありったけの知識ひけらかして毎晩ぶいぶい言わせてる奴ばっかですよ?
   

セイジ: 確かにそうだな・・・。 ―って、そんなことないよ!

ミドリ: そ、そうですね、すいません。ぶひぶひの間違いでしたっ////

セイジ: そっちじゃねえよっ!!
     ったく、他人のこと言えねぇクセによぉ。
     いっとくがーなぁ、俺の知ってるミドリはそんなこと言うような奴じゃねえぞ!
     素直で、おしとやかで、スッゲー可愛くて・・・
     た、たまに調子こいて大変な目にあわされることもあるけどよぉ////

ミドリ: セイジくぅん!
    ミドリのこと、ちゃんと見てくれていたんですねー!嬉しいですぅ!

セイジ: う、うわっ!抱きつくなっ!厚っ苦しくてたまんねぇぜ
     今のお前はオレの体の一部なんだからよぉ・・・
     ちゃんとオレの言うこと聞いて、右手らしくおとなしくしてろ!

ミドリ: うぅ、包帯でぐるぐる巻きにするのやめてくださいーっ!
    これじゃカンペ読めないですぅー!!

セイジ: カンペなんてねぇよ!さっきから発言適当だろーがっ!
     ったく、方法が見つかれば早く右手を元に戻してぇよ・・・
     お前がうるさくて、やりたいことなーんもできねーしなっ!

ミドリ: そ、そんなこと・・・!
    セイジくんさえ良ければ、あんなことやこんなこともやってあげられますよ?
    あ、でも少年誌の範囲限定ですけどねっ////
    そのあとの展開は・・・画面の向こうの大きなお友達のみんなにお任せしますぅ~

セイジ: 『何この肌触り、チョー新鮮!相対的に大きく見えるし!
     ・・・うん、これでクリスマスも寂しくないねっ!もうTE○GAイラネ!』
     って、うるせーわっ!!お任せしますじゃねえから!
     まともにこのアニメ紹介する気あんのか・・・まだ全然伝えきれてねーよ。

ミドリ: ふぇ~ 
    そうですね、もうまとめに入らないとですよねっ!
    えーと、簡単にまとめると・・・
    テンプレ気味だけどラブもコメも後味爽やかで、きちんと完結っ!
    しっかりキャラ萌もあって・・・って、あれ?
    なんかどこにでもある普通のラブコメなような気がしてきちゃった。ふえぇ~
    ・・・というわけで、地味にオススメできる作品かなぁー?
    まあ、「可愛い寄生獣」ことミドリちゃんが大活躍するんで是非っ!
    ね、セイジくん?

セイジ: そんなんで同意求めるなっ!賛同しにくいわっ!
     そして最後の最後で他人の例えパクるなっ!!
     ケガ人増やすしてどーすんだっ!?すげー迷惑だぞ、それ!
     ・・・ともかく、このレビューよりは遥かに良い作品なんで
     クリスマス関係なく、興味があったら見てくれよな!いや、見て下さいっ!
     
     (・・・こ、これでいいんかなー?)



☆お・し・ま・い☆  happy(*゚∀)ノ.。・:メリークリスマス*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.・゚

※結果的に、彼らのキャラとノリが本編と大きく異なってしまいました。ご了承下さい。






























【舞台裏】

いやー、ミドリさんお疲れっした!


ミドリ: うぃーす。
    ちょっと質問なんですけど・・・
    このレビュー書いたのって、なんで?


え、なんで・・・って?



ミドリ: だって、クリスマスに本当にこのアニメ見て欲しいなら
    もっと前から宣伝しておくべきでしょ?
    思いついたようにレビューしやがってさぁ・・・。
    このアニメの印象まで下がったらどうしてくれんだっつーの!
    24日と25日のログイン率明らかに悪くなるでしょ・・・
    見栄も含めてさー。


うぅ・・・。(そして一言余計だ・・・)





ぐぬぬ・・・そうです、動機はほぼ憂さ晴らしです。
ミドリ様、本当に申し訳ございませんでした~mm

そして良い年越しをお過ごし下さいませ!
こんな私で良ければ来年もヨロシクお願い致しますぅ(チラッ






ミドリ: ・・・ったく、誰に向けて言ってんだか。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

設定は突拍子もないが、中身は正統派ラブコメ作品

ジャンル : ラブコメ

『右手が恋人』
この言葉をそのまま表現したような作品です。


~あらすじ~
喧嘩が強く周りから恐れられている主人公・沢村正治。
彼は彼女が欲しかった。
欲しくて欲しくて仕方がなかった。
しかし、告白しては振られ告白しては振られ。
もう誰でもいいから付き合ってくれ!
と思っていたある日…。
右手が女の子に!
その子の名前は美鳥。
正治に片想いをしていた女の子だった。。


正治と美鳥を中心に描く、
学園ドタバタラブコメディです。
右手が美鳥、という事実を隠しながらの生活。
普通簡単にバレると思うのですが…w
正治、頑張ってます。
これってもしや寄生獣みたいなのかな?
寄生獣観てないから分かんないでありんす。

ちっちゃな美鳥は正治に猛アプローチ。
好き好き言ってます。
彼女になってくれるなら誰でもいいと思っていた正治ですが、
さすがに右手と付き合うわけにもいかず苦悩するわけです。
この二人の関係性が面白かったですね。


美鳥がちっさ可愛かったです。
正治に求愛しまくる彼女ではありますが、
強引さはなく何故か清楚さを感じます。
明るく元気で可憐な彼女には癒されました。
しかし拳サイズの女の子ってほんと可愛いですな。

正治もナイスガイでした。
喧嘩が強い不良少年と恐れられている彼ですが、
実は優しい心の持ち主で…。
まぁありがちなんですけどこういう主人公には好感が持てます。

他にも恋のライバル、サブキャラ…、
それぞれキャラが立っており、楽しい時間でした。


不良の描き方や高校生活においての喧嘩の日々など、
どこか古めかしさを感じる作品ですが、それがまた魅力というか、
懐かしの雰囲気を味わうことができ満足しています。



OP「センチメンタル」 歌ーCooRie
ED「もう少し…もう少し…」 歌ーアツミサオリ

ええ曲や…2曲とも。
特にOPは大好きです。



これは良作だと思います。
右手が女の子という現実ではあり得ない現象を軸にしつつも、
展開される物語は驚くほどに王道でした。
これぞラブコメといった印象。
正治と美鳥の掛け合いが面白く、
それでいて和むので素敵だなと思いました。


私も右手が美少女になって欲しいとか考えましたが、
色々と制限しなくてはならないではないか!
と思い考えを改めました。
ただ、どうしても美少女を諦めきれなかった私は、
『小指が恋人』という結論に辿り着きました。
結論が出ても実証出来ないというのが悩みの種です。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 34
ネタバレ

アニメ好き さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

【完結】素晴らしいハートフルコメディ 見てよかった

アニコレでこのアニメを薦めている方がいたので試しに見てみましたが、かなり気に入りました!
いま6話くらいなんですが、こんないい漫画がサンデーで昔連載していたとは驚きです。
アニメ的にも特にヌルヌル動くシーンが多くて見ていて楽しい。
キャラクターの性格的にはテンプレのような裏表の特に無いキャラばかり出てきますのでそこはひねりはない
このアニメを見て自分はこういうほのぼのコメディでたまに感動の話しが来るものに弱いなぁ
(ロボットものとか光と水のダフネとか)
と思ったら主人公女の子の声優さんが中原麻衣さんで、光と水のダフネの主人公と同じ声優さんだったので驚きです!
ただ単に中原麻衣さんの声に弱いということな気がしてきました
最終回のオチはなんとなくわかる気がしますので、最後泣かされるかも!?
あとなぜか少年サンデー連載だった漫画のはずなのにアニメで乳○がもろに出ていて驚きました 2004年放送なのに大丈夫だったんですね
少しずつ見ていきます

全話見ました!
{netabare} やっぱり泣かされました!原作の漫画が欲しくなる
最後美鳥が探し回るときに、今まで一緒に行った場所をまわって最後公園に着く所は最高でした!
日記は将来二人で見て笑い話しにでもしたのでしょうか?
オープニングから猫ちゃんまですべての伏線回収と話しをまとめ上げてとんでもなく計算された作りになっています!監督すごい {/netabare}
とても感動しました。心に残る隠れた名作だと思います

【追記】
原作の漫画全8巻を読みました!
なんとアニメとはだいぶ印象が変わって、原作漫画は半分くらいサンデーにありがちな、ギャグや新キャラ登場のドタバタコメディで構成されておりました。
そして主人公とみどりの考え方や気持ちの動き方も少し違う
これを踏まえてアニメを見ると、ひとえに監督と演出が有能で素晴らしいということがわかりました。
無駄なとは言ってはいけないが、ハショれる登場キャラを省き、キャラの考え方をつなげ
アニメの13話に必要な所をすべて取り込んでまとめています!
とんでもない構成力です
この努力があったからこそアニメ13話が濃縮された名作になっていたんだなぁと、改めて知ることができました。先にアニメを先入観無く見てよかったと思います。
監督の小林常夫さんは調べたら4年前に亡くなってしまっていました。ここまで綺麗にまとめたのは本当に凄い才能だと思います。素晴らしい作品をありがとうございました


得点
85点

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7
ページの先頭へ