ドクターTVアニメ動画ランキング 3

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のドクター成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月12日の時点で一番のドクターTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

66.8 1 ドクターアニメランキング1位
Dr.スランプ アラレちゃん(TVアニメ動画)

1981年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (127)
683人が棚に入れました
地球上のどこかに、ひょっこり浮かぶゲンゴロウ島。そこには、のんびりとした雰囲気の漂うペンギン村がありました。天才科学者を自称する発明家・則巻センベエ博士も住人のひとり。ある日のこと、博士が完成させたのは女の子型のアンドロイドでした。その子の名前はアラレちゃん。上手く作れたと喜んだのもつかの間、アラレちゃんはとんでもない女の子でした。ド近眼の目に、空手チョップで地球をパカッと真っ二つに割ってしまうほどの、めちゃんこパワーの持ち主だったのです!あいさつは「んちゃ!」で、驚いた時には「ほよよ!」とフシギな口癖…センベエはそれでも妹として育てようとするのですが、無邪気でイタズラ好きのアラレちゃんは、毎日のように大騒動を起こします。個性豊かなペンギン村の住人たちを巻き込んで、パワフルでハチャメチャな毎日がスタートします!

声優・キャラクター
内海賢二、小山茉美、向井真理子、中野聖子、杉山佳寿子、古川登志夫、神保なおみ、堀江美都子

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

鳥山ワールドは永久に不滅です

東映動画制作。

原作は稀代の漫画家、鳥山明による、
緻密なメカ描写やデフォルメされた生物たち、
イメージした世界を圧倒的な画力で再現する、
則巻アラレの愉快な日常を描く人気漫画である。

則巻アラレの同級生は多種多様で、
動物であったり、そのままの虫であったり、
担任は栗頭大五郎、頭だけで重さ150キロである。

まさに名物キャラの宝庫でしょう。
Dr.スランプはこんなデフォルメされたキャラと、
色彩豊かなポップな世界観が魅力なのです。

推しキャラを挙げればスッパマンかな、
スッパマンで短編映画なんて如何でしょう、
暗悪健太の活躍、弟は出来の良いショッパマン。
最も印象に残るキャラクターでした。
そういえば海岸にいたタコを、
火星人だと間違えて戦っていましたね。

ブータレブー「ペンギン村に朝が来たぞーい!」

DB初期を含めて素晴らしい仕事の数々、
ドラクエのキャラクターデザインも最高でした。

鳥山ワールドは永久に不滅です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 70

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

メガネっ娘世にはばかる!!

なにがすげえって主人公が女の子でメガネなんだよ!!
原作はDrスランプなので、博士が主人公ってツッコミはなし・・。
当時メガネっていったらガリ勉とかさ・・そういう印象。
再放送世代ですけど。

勉蔵さんとかズバリ!とか男はいわれるかもしれない、でもアラレちゃんがいたから・・メガネっ娘がフューチャーされる時代がきたと・・。
鳥山のおじっさ、マジとんでもないジャンルを開拓したよ。
あと『うんち』ね。

版権がいいかげんな素敵な時代の作品です。なんでこんなにうるさい世の中になったのだろうか。
まぁアニメは意味不明なミュージカルや小芝居がはいったり・・
さすがに前話回想で15分とかはないが。
原作おいついちゃう症候群だと思われる。
最終回は映画?だったけ・・?
漫画と同じ話で作者が出てくるってのもはっちゃけてますよ。

鳥山先生は登場時からキャラも素敵、メカ描写は天才。しかも実車おおし。
ゴルフかなんかで、バキュームカーとかあったよね・・ないから・・。

一番好きな話は博士の結婚。DBもそうだけど。
先生は恋愛話がキライらしい。気が合うな。
奥さんもドクタースランプで募集して結婚したしね。

山下達郎さんで『アトムの子』なんて歌があったけど、私達は『アキラの子』なんです。もう一個のAKIRAと並びとにかく影響うけまくりなんですわ・・。幼少期に脳みその大半を構成されたといっても過言ではない・・。



漫画、アニメ業界最強はだれか?ではいつもでてくる。
ゴクウとどっちが強いのか?と話題につきないが
アホな教授さんが計算するに地球割りや月に電柱ブッサスエネルギーはDBのそれとは比較にならないほどパないらしい。
一瞬で地球をまわってくるその速度、地球がもたないとかなんとか・・。弱点としてド近眼と空がとべないが。
ドラゴンボールのゲームで最強キャラとしてでくるのは伊達じゃないみたいだ。そういえば超必に『んちゃ砲』がないと思ったら確かにDBでは使ってない。
まぁギャグマンガだからね・・・。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 14

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

主人公の髪型や服装が変わることに驚いた最初の作品

ペンギン村に住む発明家、則巻千兵衛(のりまきせんべえ)博士が
作ったロボット、則巻アラレのハチャメチャな日常を描いたギャグ漫画。

このアニメ、最初から観ていたわけではなく、
友達が「んちゃ!」とか「バイちゃ!」などと挨拶したり、
会話の途中で「ほよよ~」などと言うので、「なにそれ?」と聞いたら
「知らないのーーーーーっ????」と一度に5人からツッコまれ、
その週から観たというわけ。

で、何よりもまずこの作品で驚いたのは、
主人公の髪型や服装がコロコロ変わるということ。
今でこそ、そんなことは当たり前のアニメ界だけれど、
この作品を観るまでに自分が観てきたアニメにおいて、
せいぜい制服から私服に着替える程度はあったかもしれないけれど、
キャラとして服装も髪型も固定されていることのほうが多く、
また、年を経ても姿はそのままで、成長もしないというのが常だった。
しかも、ロボットであるアラレちゃんが変化するというのは、
すごく斬新で、自分の中のアニメへの固定概念を、
きれいさっぱり取り払ってくれた。

そして物語のほうも、濃いキャラの登場人物が続々登場して、
1人1人がまた面白かった。
中でも僕が気に入っていたのは、「梅干し食べてスッパマン」
だけどなぜ気に入っていたのか、思い出せないw
たぶん、この決め台詞なのかも。

それと、せんべいさんが発明した数々のものも、
あったらいいなぁ~と思うようなものが多くて楽しかった。

今観たらおそらく、これのどこが面白かったのか、と思う部分も
あるのだろうけれど、きっとそれが成長というものだよね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 13

65.0 2 ドクターアニメランキング2位
俺だけレベルアップな件(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (164)
437人が棚に入れました
異次元と現世界を結ぶ通路”ゲート”が突如発生してから十数年、世界には”ハンター”と呼ばれる超人的な力に覚醒した人間たちが出現する。 ハンターはその力を使い、ゲート内のダンジョンを攻略し対価を得ることを生業としているが、強者揃いのハンター達の中で、「水篠 旬」は人類最弱兵器と呼ばれる低ランクハンターとして生活していた。 ある日、低ランクダンジョンに隠された高ランクの二重ダンジョンに遭遇し、瀕死の重傷を負った旬の目前に謎のクエストウィンドウが現れる。 死の間際、クエストを受けると決断した旬は、自分だけが「レベルアップ」するようになり—。


声優・キャラクター
水篠旬:坂泰斗
諸菱賢太:中村源太
向坂雫:上田麗奈
最上真:平川大輔
白川大虎:東地宏樹
後藤清臣:銀河万丈
犬飼晃:古川慎
水篠 葵:三川華月

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

リアルとゲームが混ざった韓国版なろう系アニメ

原作が反日かどうかは知らないけど、アニメの中では「反日」っぽさはないです
私も日本人なので反日する人は大嫌いだけど、アニメはアニメとして評価しました
面白かったけど、ただのデキがいいなろう系なので
反日許さん!!って人は無理に見なくてもいいと思う

韓国はネットゲームが大人気なようですが、さすがMMO文化が強いだけあってMMOの魅力をしっかり描けている作品
マイナスポイント多いけど、面白かった

【惜しいところ】
韓流ドラマに共通する欠点(弱い人がヘコヘコして卑屈すぎて、強い人がイキり倒す格差社会の感じ悪さ)は随所に見られたのが文化の違いかなーって思って、この作品のキャラクターは好きになれなかった

システムメッセージが英語でたくさんでてくるし字小さいし表示されてる時間が短い(字幕はない)ので、英語に慣れてない日本人にはかなり不親切なローカライズだと思うけど、意味がわからなくても一応見れます、ただシステムメッセージはMMOっぽさ満載で演出や効果・状況説明のログなど結構こだわりがあって、この作品の面白い部分だと思ったので、ここが読めないと魅力は落ちるかも?

急に別人みたいに強くなって主人公が性格まで変わって弱い人を急に見下してイキりだしたので主人公の印象は悪い、気が強くなるのはわかるけど、これが彼の本性なんだろうなって思うと残念

でも主人公が強くなりすぎるけど敵はもっと強いので弱い敵相手には無双して強敵に苦戦するのがちょうどいいバランス、強敵との戦闘はかなりぎりぎりの戦いで緊迫感があって良作画もあいまってとても戦闘シーンが面白い

いっぱい悪いところ書いたけど、日本のなろう系の多くは「こんな手抜きするくらいならアニメ化しなけりゃいいのに」ってのが多いなか、ちゃんと作ろうとしているのでいいアニメ化だと思います

投稿 : 2024/05/11
♥ : 23
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

分割するにしても1期1クールで作品に仕上げて欲しい。

 面白い…とは思います。話も設定もキャラも展開も。ただ、正直4クールくらいある作品の起承転結の起の部分で終わった感じです。

 アニメの作品としてそれでいいのか?という気がします。例えば類似作のSAOなどは前半部分でかなり壮大なゲーム世界を描き切っていて、それでいて序章の役割を果たしました。本作は世界の構造とか陰謀、復讐、主人公の行く末…何も解決してません。

「シャングリラフロンティア」「ドクターストーン」「ブルーロック」など長めの作品は皆そうと言えばそうか…逆に言えばだから私は2期以降、2クール目以降の評価を低くするのかなあという気がします。
 もしこま切れに作品を作るなら、長めの作品は原作人気に胡坐をかかないで1期、1クールごとの区切りは意識してほしいなあ、と思います。

 原作がこういう構成ならアニメ制作で作りかえるのは難しいと思いますが、だったらせめて2クールで企画するべきでしたね。なんの解決も見ないまま話が終わってしまいました。
 と、思ったら2期のアナウンスがありました。うーん…興味が持続するかどうかです。

 本作の評価は前半は非常に興味深かったです。設定もキャラも独自性がある気がしたし、ある意味日本の作品より自然な大人を描いていた気がします。観月さん、最高でした。
 ですが、ただ、後半は後ろのドラマは進みますが中途半端、主人公自体は戦って鍛えるだけになってしまったので、正直9話~12話は飽きました。

 ですのでストーリーは独自性を考えて3.5点。キャラも3.5点…というか全部3.5点かな。平均よりは良いけど、高く評価は出来ないという感じでしたね。それはやはり1期1クールの作品で見た場合、何も描けていないからです。




1話 演出がA1の過去作の引用?女の子に〇〇フラグたち過ぎ。街はソウルにしか見えません。

{netabare} 本作については嫌でも反日のワードが目に入ってしまい、情報がある以上先入観無しに見られないので視聴どうしようかな?と思いましたが、A1ピクチャーとのことで、やっぱり見ることにしました。

 これって舞台が韓国じゃなくて日本に変更になっているという話を聞いてましたが、OP後の街の風景で見える河は完全に漢江ですよね?ソウルにしか見えませんでした。そもそも車が右側通行なので、日本ではないです。もし、韓国版、日本版のコミックスで言うなら韓国版準拠なのでは?名前は日本風にしているかもしれませんが。

 というか作中で国名って言ってなかった気がします。あのファンキーな髪型はあちらではいらっしゃるのでしょうか?
 一方で、冒頭の島は台湾?船との比較でちょっとスケール感違いますけど…別に国がどうこうとか気になることはありませんでした。話が面白ければそれでいいです。

 設定そのものはある程度練れた感じはしました。ただ、なんで異世界風の服装だったのか意味がわかりませんでした。後から説明あるんでしょうか?
 話は主人公が選択するところがちょっと不自然というかあり得ない選択だったのは良くなかったです。

 ただ、問題は演出ですよね。ボス部屋は完全にソードアートオンラインの9話の74階層だし、冒頭のアリの群れは「86」です。つまり過去のA1ピクチャーの演出で楽をしてますよね。

 それと一番まずいのはB級ヒーラーの観月さんが死亡フラグ立ちすぎでしょう。キャラデザが適当だし声優さんも知らない方ですし。そういうところの詰めというか仕掛けが甘い気がしました。

 うーん、A1ピクチャーはここ数年で良い作品も作っているので、別に制作会社が悪いとかスタッフの質云々じゃなくて、A1たたき上げでA1的演出になっちゃったんでしょうか?監督さんが「女神寮の寮母くん。」しか経験が無いようなので、がんばってください。

 見るかどうかわかりませんが、別にアニメの中で日本を壊しても面白ければ全然気にしないのでお好きなように。
 次は見るかもしれませんが、あらすじを見る限り凡庸な異世界ものかな?であれば、2話で判断します。{/netabare}


2話 主人公の言動に一貫性が無い気はしますが、導入はよかったかも。

{netabare} 母親の病気を支えているなら何をおいても助かるべきだと思うのですが、犠牲になる選択が良く分かりませんでした。それと病院にいる娘がもし妹なら、妹は兄にくらべて随分のん気に生活している気がしますが、どうなんでしょう?

 という部分が違和感なだけで、導入は工夫したと思います。1話2話まるまるかけるのはどうよ?と思わなくはないですが、一方で冒頭にクライマックスがあるのは新鮮かもしれません。そして、デスゲーム的な迫力はありました。

 あと、死亡フラグたったと思っていた観月ちゃん、情けなくも助かりましたね。今後リベンジがあるんでしょうか?

 最後のコマンド画面が英語なのは、日本向けと言うより世界市場を意識しだしたんでしょう。ピッコマ・カカオと韓国のゲーム会社が製作委員会に入っているみたいだし、韓国のアニメ戦略には注目した方がいいかもしれません。{/netabare}


3話 女子のキャラデザ以外はまあまあ良いと思う。

{netabare}  女子の作画というかキャラデザが本当にA1ピクチャーズ?という点以外はいいのではないでしょうか。もう1点は主人公の言動が若干不自然なところが気になるくらいですね。
 本作の舞台ですが、自動車は左ハンドル右車線だし、地下鉄の入り口はソウルでした。もうメタ的な韓国だの日本だのは無視して見させていただきます。

 主人公がレベルアップするのに努力が必要なところが面白いと思います。ゲームのコマンドみたいなのに理由を付けられるなら、もっと面白くなりそうですが、韓国のエンタメは理屈よりストーリーですから恐らくそこは無いと思っています。
 死亡フラグで出番が無くなると思っていた観月ちゃんが今週も出ていましたね。復活するならかなり意外です。

 今後は、題名の通りに強くなるであろう主人公ですね。ダンジョンの謎に迫れるのか、ハーレムなのか、強くなるプロセスを描くのか…その辺が気になるので視聴を継続します。 {/netabare}

4話 ストーリーは良いけど世界観と主人公が見えてこない。

{netabare} この展開をチートになるまでじっくり説明して主人公を描いたととるか、3話以上使って、やっとスタートかと取るかですね。

 主人公の内面って何か見えたかな?という気もします。負けず嫌いでも使命感でも母の事でもなく…彼のモチベーションはなんでしょうね?強くなる喜びかもしれません。そういう物語的な見方はできます。ただ、言動がチグハグな感じは否めません。

 それと物語の世界のヒントのようなものが見当たりませんので、考察厨としては辛いところです。韓国の話はストーリーや展開はあるのですが、奥行きとかテーマ性にかけることが多い気がします。もちろんそれは偏見で優れた作品もあるのでしょうが、本作については何も見えてこないので正直ちょっと飽きてきた気はします。

 ということで次話で判断かな。観月さんがすっかりメンヘラっぽくになってるのがちょっと興味あります。{/netabare}


5話 少し懐かしいストーリーがある俺TUEEEみたいですね。

{netabare} うーん…面白いかどうかと言う点では微妙なんですけど、やっぱりSAOっぽいなあという感覚があります。A1ピクチャーだから演出が似るのはわかるのですが…

 別に模倣が駄目と言いたいわけでは無くて、SAOという作品が持っていた面白さを日本は捨ててしまって、そこを上手く拾う人が韓国にいたのかな?という気がしました。

 緊張感があるシリアス系統で「ははめつのおうこく」などがありましたが少数派です。俺TUEEEであってもストーリーがある作品が「SAO」の他「魔法科高校」など12~3年ころにはありました。日本は異世界転生やゲーム転生ばかりで初期設定はひねっても、ストーリー展開が下手な作品が増えていますので、本作はちょっと懐かしい感じがします。

 その点で出来そのものはまあまあの水準なのですが、どういう話・展開になるのかに興味があります。

 それとA1ピクチャーがなぜこのクオリティで作品を作っているのかは気になります。22年はリコリコやかがみの孤城を作った会社です。クレジットを見る限り日本人スタッフばかりなので、日本人のレベルが下がっているので習作というならいいんですけど…大丈夫でしょうか?{/netabare}


8話 面白い部類ですが底の浅さは感じます。そろそろ話に展開が欲しいですね。観月さん復活で良かったです。

 総集編を挟んだとのことですが、続いて何よりです。

 さて、中間なので総括的なレビューです。本作はいわゆるなろうではないです。話の登場人物が非常に映画・ドラマ的な作りです。日本以外ならこうだろうなという作りですので、ひょっとしたら日本以外の国では人気が高いのではないでしょうか。

 日本の「なろう」系のテンプレでストレスが少ない話が見たい人のニーズからは外れているのかもしれません。その点は好みですので、どちらが優れているかという問題ではなさそうですね。

 ただ、話としてどこを目標にしているのか、が未だに分かりません。主人公が強くなりNo1になって、何かの秘密を知るとか、最強の敵と戦う、人間界の何かのドラマが始まって(復讐?恋愛?)それが解決するなどでしょうか。

 そこのゴールイメージの想像ができないのでちょっとダラダラ感は感じるようになっています。ここであの観月ちゃんを出したのはドラマ作りが上手いと思いますが、彼女が主人公が強くなって感動する的なドラマでしょうか?それを8話以降でか…と思わなくはないです。中間ですのでもう少し何か欲しかったかな、と思います。

 ということで、話は面白い部類だと思います。アニメとしてはB級ではありますが、それほど悪くはない作りだと思います。日本的ではないので展開というかリズムが合わないストレスと冗長感があるかな、という点が欠点でしょうか。
 結局話の幹が分からないので考察もそれほど…と言う感じです。その点では最近の米国・韓国の映画・ドラマ作品の底の浅さと共通するものは感じます。

 

投稿 : 2024/05/11
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

恐く無いと言えば嘘になる 諦めたらそこまでだ こんなところで息絶えてたまるかっ!

この作品の原作は未読です。

韓国発の作品で、日本語版は韓国語版とはストーリーやキャラクターに差異があるんだそうです。
と言っても、違いは舞台設定が韓国から日本になったことと、登場人物名が違うんだとか。
とは言え、登場人物は1クールの作品なのにメッチャ出てきたので、全く覚えられませんでしたけれど^^;

事前情報無しで視聴に臨んだので、主人公の名前ですら間違ってインプットされていました。
私は主人公の苗字は「水島」だと思っていましたが、「水篠」なんだそうです^^;


異次元と現世界を結ぶ通路“ゲート”が突如発生してから十数年、
世界には“ハンター”と呼ばれる超人的な力に覚醒した人間たちが出現する。

ハンターはゲート内のダンジョンを攻略し対価を得ることを生業としているが、
そんな強者揃いのハンター達の中で、「水篠 旬」は人類最弱兵器と呼ばれる低ランクハンターとして生活していた。

ある日、低ランクダンジョンに隠された高ランクの二重ダンジョンに遭遇し、
瀕死の重傷を負った旬の目前に謎のクエストウィンドウが現れる。

死の間際、クエストを受けると決断した旬は、
自分だけが「レベルアップ」するようになり――


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

韓国発の作品で久しぶりに面白いと思える作品に出会えたと思いました。
ですが、本当に韓国発の作品かと問われると答えに窮してしまいます。

確かに原作の著者は韓国の方だと思います。
ですが、アニメーションについては、制作が「A-1 Pictures」さんで、作り手のスタッフさんもほぼ日本人で構成されています。

ですが、原作に光るモノが無いと、例え超一流のアニメーション制作会社が
腕を振るったところで、結果は火を見るより明らか…
だから題材としてはとても良かったと言えると思います。

旬の様に謎のクエストウィンドウが現れるのは、ごく稀に起きることなんだそうです。
物語を見ていると、旬だけ特別なのでは!?
と思えなくもありませんが、現象は解明され先駆者もいらっしゃるようです。

一般的にハンターの能力は生涯固定であるのが当たり前なので、レベルが変動するということは、相当稀有なことなんでしょうね。
しかも、最弱と周りから揶揄される最底辺から這い上がる様も格好良いと思います。

ですが、旬はただ格好良いだけじゃありません。
視聴していれば分かると思いますが、死と隣り合わせで、いつ死ぬか分からないリスクは、寧ろ劇的に向上しているのではないでしょうか。

今までは低レベルのクエストしか受けてこなかったから、そこに出現する敵もそこそこのレベル…
だから例え最弱でもほぼ人数合わせだけなので、致命傷を負うリスクはゼロではありませんが、そこまで高くはなかったことでしょう。
それでも、いつも傷だらけと言っていましたが…

そう、レベルアップは一見神の力を得た如く見えるかもしれませんが、それを行使するには、一筋縄ではいかない、ってことですよね。

レベルアップにより旬のレベルがどれほどになっているかが楽しみですね♪
まぁ、相当レベルは上がっているんでしょうけれど。

個人的に気になるのはこれからです。
現状に辿り着くのも相当大変で、いつ死んでもおかしくない場面が山ほどありました。
旬はきっと更なる高みを目指すと思います。
それには、あとどれくらい死と隣り合わせの激闘を繰り返さなければいけないんでしょうね。

心配してくれる家族や同僚の方もいるんです。
どこかで折り合いを付ける必要があるのではないでしょうか。
…なんてね、物語が途端につまらなくなってしまいますよね~^^;
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、SawanoHiroyuki[nZk]:TOMORROW X TOGETHERさんによる「LEveL」
エンディングテーマは、krageさんによる「request」

1クール全12話の物語でした。
本作品も続編の制作が決定いたしました。
第2期は「俺だけレベルアップな件 Season 2 -Arise from the Shadow-」というタイトルになるんだそうです。
詳細な情報はこれからですが、続きが楽しみで仕方ありません。
しっかり堪能させて頂きました!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 5

58.4 3 ドクターアニメランキング3位
群青のファンファーレ(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★☆☆ 2.8 (117)
299人が棚に入れました
競馬学校、騎手課程。入学倍率10~20倍、学科試験のみならず身体・運動機能検査など資質が問われる狭き門である。アイドルグループで人気を博した少年は、自分の心からの夢と初めて出会い――、島育ちの少年は馬とともに駆けることに憧れ――、英国出身の少年は親によって決定づけられた己の道に迷いながら、それでも自分の夢に向き合って――。これは、それぞれに騎手(ジョッキー)を夢見て競馬学校の門をくぐり、3年間を過ごす彼らの、その青春の軌跡の物語。


声優・キャラクター
有村優:矢野奨吾
風波駿:土屋神葉
天音・グレイス:花江夏樹
京力秋樹:糸川耀士郎
桜庭惣司朗:橘龍丸
霜月えり:水瀬いのり
宝生迅人:豊永利行
牧皐汰:小林千晃
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

水色のファンファーレ

オリジナルアニメ


競馬のコース(ターフ)をイメージさせるならタイトル“緑”にしていいところを“青”それも“群青”をもってくるあたり、濃ゆ~い未熟さを表現したかったのかもしれません。ちなみに私の感想は“水色”。
競馬学校で切磋琢磨するジョッキーの卵たち1クール全13話青春群像劇です。

おススメ度合いは低め。個人的にはけっこう好きなお話でした。
競馬学校の朝は早い。早朝の息遣いを画面から感じられます。お馬さんの走りをローアングルから捉えて疾走感も伝わってくる。予算は置いといて何を伝えたいかが垣間見える見た目。
そして次にジョッキーになるためのプロセスや大事なポイントのご説明。競馬学校なる題材を扱うにあたっての最低限のお作法は踏まえているのは好印象です。
最後に物語としても卵たちの諸般の事情のいくつかはシビアな内容を持ってきてます。例えば

 1.{netabare}好きだけじゃどうにもならんエンタビジネスの契約縛り{/netabare}
 2.{netabare}「競馬の騎手とレイバー乗りはちっこい奴に限る(後藤隊長)」な現実{/netabare}
 3.{netabare}キスケの死を巡る各自の葛藤や乗り越え方とかもね{/netabare}

競馬に明るくないためどんだけリアリティあるかは知りませんが、我々が目にするであろう“レース”の前段階のけっして光だけではない陰の部分にも焦点を充てているのもあって、今後お馬さんや馬主に加え騎手にも視点を置けるかもしれない内容にはなってます。


転じてネガティブ要素。卵たちの諸事情いずれも本来なら納得感のある理由ではありますが、その根拠となる部分が脆弱なためキャラへの共感には至りにくい。こちらメインのネガポイント。
サブ的なネガポイントは複数ございます。代表的なのはオープニングかしら。吉本とK-POPの合体ユニットの楽曲そのものが濫造品チックなことはもとよりアイドルものと勘違いさせることに充分貢献してます。BL要素ゼロとは言わんけど不要なブーストかかってたのよね。


前半は主人公有村優(CV矢野奨吾)を軸に物語の芯を作って、中盤の実技編から競馬学校という本来の題材にさらに絞り、いろんなもの乗り越えて「さあ次なるステージへ」な最終回…とこれだけ見れば悪くないんだけどいろいろ足を引っ張る要素がありましたよって作品でした。



※ネタバレ所感

■卵たちの諸事情
こう見ると8人って多くね?というのはあります。1クールで全員拾う限界ってどれくらいなんですかね?よく見かける5人前後がちょうどよいのでしょうか。
さておき各々抱える事情もいろいろで不自然で突拍子なものはありませんでした。具体的には以下

【主要人物】属性と抱える事情
・有村優(CV矢野奨吾){netabare}:元アイドル。回ってるビジネスを捨てるという十字架。{/netabare}
・風波駿(CV土屋神葉){netabare}:馬と話せるGIFT持ち。人馬一体だからこそキスケの死で堕ちる。{/netabare}
・天音グレイス(CV花江夏樹){netabare}:名門で資産家。プライド捨てたら一皮むけるのに。{/netabare}
・京力秋樹(CV糸川耀士郎){netabare}:凡人枠。優推しだった。特になし。{/netabare}
・宝生迅人(CV豊永利行){netabare}:親が教官。成長期にきちんと物理的に成長してることが悩み。{/netabare}
・桜庭惣司朗(CV橘龍丸){netabare}:親が騎手。迅人の良き理解者。名門!?二世の悩みはあるある。{/netabare}
・牧皐汰(CV小林千晃){netabare}:競馬オタクの努力家。才能という壁にぶち当たるべくしてぶち当たる人材。{/netabare}
・霜月えり(CV水瀬いのり){netabare}:女子。男社会を泳ぎ渡る難しさ。{/netabare}

物語上、優と駿は一軍枠。天音と迅人が次。秋樹・惣司朗・皐汰・えりが後塵でしょう。
主戦級はまあ目立つので置いとくとして、秋樹は優のアイドル前後の前部分に意味を持たせる役回りとして、惣司朗は環境/生い立ちに恵まれている者同士迅人の良き理解者として、皐汰は才能だったり環境だったりと持てる者と対極にある持たざる者の代表格として、えりは紅一点として、各々良きスパイスとして機能して欲しい制作陣の意図は感じられました。
これで主戦級のまばゆい光が担保された上で後方枠が輝く物語となると一気にエモくなるんですけどもちろんそこには至ってない。ただし素質はあったよ!ってところだと思います。


■メインのネガポイント
ジョッキーを目指す動機の希薄さ。ものすごく足を引っ張ったのはこれに尽きます。逆を言えばこれさえあれば化けたのに。

{netabare}成功しているアイドル辞めてまでジョッキーを目指すインセンティブってなにかありました?
馬と話せるGIFTを持ったきっかけやそんな天才が数ある職種の中で騎手を志向したのかわかりました?

主戦級ですらこれです。「騎手になりたい」のはわかった。でも「なんでなりたいの?」「なってどんなことしたいの?」がわかりませんでした。
優くんは第一話で「人と馬が一体になれるようなそんな騎乗ができる騎手になりたい」と言ってはいますが、そこに至るまでの原体験はノータッチだったような気がします。
全ての作品に求めるわけではないにせよ、とある職種を目指す過程を描く物語だからこそ避けてはいけないポイントだったのではないでしょうか。{/netabare}


■サブ的なネガポイント
オープニングが合わないという点をあえて挙げました。エンディングも似たようなもんですが…
試しにオープニングアニメーションをご覧あれ。朝か夕方か薄光が差し込む厩舎や馬場のカットで流れる楽曲として打ち込み音が絶望的に合いません。ただしこれは私の感性のお話。一方で感性とは別にそこそこのアニメウォッチャーさんだとこう男性アイドル臭を前面に押し出されると「あー女子向きね」なバイアスがかかる傾向があると思ってます。
脱アイドルしてジョッキーを目指す主人公だし主要キャラ男だらけだし、受け取る程度に個人差はあるのは前提と前置きしつつ…過敏にBL反応せざるを得ない導火線みたいな楽曲だったと思ってます。

{netabare}優が所属していたユニット『Mr.ドクター』メンバーを“JO1”の人が演じられてましたよね。そんなバーター感を目ざとく嗅ぎつけちゃうもんなんです。{/netabare}


※余談

■ドクター繋がり

{netabare}○ネードクターのCM好きですわ。
「ギリギリでいつも生きていたい」デビュー曲から早幾年。すっかり角が取れた感あります。

アニメに戻って若さなりの“ギリギリ”を堪能できるのが青春群像劇の醍醐味だと思うのですが、ギリギリだったのは制作事情だったのかもしれませんね。うーん。{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 21

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

騎手の卵たちの物語

全13話

競馬学校を舞台にした青春群像劇。入学から卒業までを描いています。

主人公の有村 優は有名アイドルながら、騎手になることを諦めきれずに競馬学校へ入学、まわりの雑音に苦しみながらも他の生徒たちとも徐々に打ち解けていきます。

また、もう一人大きな存在が同じ生徒である風波 駿、音で馬たちを聞き分けること出来る天性のセンスの持ち主、有村 優が深くかかわることとなります。

他の生徒たちのお話もあり、それぞれに抱えているものを同じ同級生同士一緒に克服できるかという感じでした。

最初は学校での訓練編、後半はトレーニングセンターでの研修となりますが、様々なことが起こりますね。

競馬学校といういささか特殊な、あまり知られていない学校のことを知ることができましたね。

レースで競い合うという視点より、どちらかといえば仲間意識が強くお互い切磋琢磨しているところを描いている感じでした。

OPはJO1さん、EDはSawanoHiroyuki[nZk]:河野純喜&與那城奨 (JO1)さんがでした。

最後に、この作品と全然関係ないですが、まだまだスマホゲームのウマ娘にハマっていますw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

競馬学校、騎手課程 夢に向かって突き進む少年たちのひりひりと煌めく3年間の物語

この作品は、オリジナルアニメだったみたいですね。
wikiをチラ見して知ったこと…

競馬学校の入学倍率って最大20倍なんだそうです。
メッチャ狭き門じゃないですか…

狭き門と言えば声優さんも一緒ですが、プロになってからの在り方がまるで違うのではないでしょうか。
声優さんの中には、声優の仕事だけで暮らしていけない人が沢山いらっしゃると見聞きしています。
だから、仕事の合間にバイトをすることで生活費の足しにすることができます。

一方、一度競馬関係者になったら、きっと副業なんてしている余裕は皆無だと思います。
一口に競馬関係者と言っても裾野が広いので、全ての職業が該当しているとは思いません。
少なくても、騎手を目指すならそんな時間は無いでしょうね。


騎手を目指し競馬学校・騎手課程に入学した有村優と風波駿たち。
1年間のカリキュラムを終えた騎手候補生らは、
栗東と美浦、二箇所のトレーニングセンターに配属される。

トレセンの厩舎実習では、レースに出走する
馬の調教も担当しながら、実地で学んでいく。
現役騎手や調教師、厩務員、そして馬主といった
プロの世界の厳しさに揉まれながら、
馬という生き物と向き合う日々。

馬と人が一体となり夢を追う競馬の世界。
優、駿、そして同期の面々は、果たして変わらずに
その夢を追い続け、競馬学校を卒業できるのか。

競馬に人生を賭けた少年たちが手にする未来とは――?


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

JRAが全面協力してるだけあって、これまで知らなかった一面を色々と知ることができました。
競馬学校の授業内容もですが、個人的にはトレセンの厩舎実習が一番興味を持ってみることができました。
騎手、調教師、オーナーの関係なんて、これまで考えたこともありませんが、お互いの立ち位置がしっかり描かれていたのは印象的でした。

そして、難関の入試を突破できたとしても、騎手になれる保証はどこにもありません。
騎手を目指すなら、どこまでも自分を厳しく追い込めないと、到達できる高みではない、というのがハッキリ分かりました。
情け容赦なんてこれっぽっちもありません。
それは競馬学校に至っても然り…
自身の弱さが夢に向かって走り続ける列車から振り落とされる原因と直結しているんです。

今回スポットが当てられた競馬学校の同期は8人でしたが、8人全員が騎手になれるほど甘い世界ではありませんでした。
しかも、進退を決めるのは自分自身…
だから、自分で自分の夢を断ち斬らなきゃいけないんです。

好きだから…折角騎手になる可能性があるのだからと諦めきれなければ、それが周りへの迷惑…強いては大事故にも繋がりかねない世界…
でも例え騎手に慣れなくても競馬に関連する仕事には就けるのが、この業界の裾野の広さだと思います。

それと競馬と切っても切れないのが競走馬との別れです。
その別れは、何の前触れもなくある日突然襲ってくるんです。
「予後不良」とか「安楽死」という単語や意味は分かっているつもりでしたが、例えアニメでも目の前で起こると、相当なショックを受けましたので…

オープニングテーマは、JO1さんによる「Move the soul」
エンディングテーマは、SawanoHiroyuki[nZk]:河野純喜さん&與那城奨 (JO1)さんによる「OUTSIDERS」
個人的にはエンディング曲が好みでした。

1クール全13話の物語でした。
競馬や騎手に対して真正面から真面目に向き合った作品という印象が強いです。
まさにこの作品の醍醐味だったのではないでしょうか。
個人的には総じて楽しませて貰った作品になりました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 12
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