バケモノでファンタジーなTVアニメ動画ランキング 3

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早速見ていきましょう!

63.3 1 バケモノでファンタジーなアニメランキング1位
あまつき(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (268)
1721人が棚に入れました
日本史のテストで赤点を取った六合鴇時は春休みに補習として大江戸幕末巡回展に行く事になる。ハイテク技術の詰まった場内を回るもつかの間、奥にあった橋を通ろうとすると突如謎の妖、『鵺』に襲われる。間一髪のところをとある少女、朽葉に助けられるが、気が付くとそこは大江戸幕末巡回展ではなく、元居た自分の世界とは全く異なる場所、雨夜之月“あまつき”であった。

声優・キャラクター
福山潤、遊佐浩二、朴璐美、諏訪部順一、中田譲治、野島健児、森久保祥太郎、小杉十郎太、鈴村健一、松岡由貴、大川透、井上麻里奈、桐井大介、小林ゆう、成田剣、三宅健太、田中敦子、五十嵐麗、宮本充、石野竜三、松風雅也
ネタバレ

あんちょび さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

人と妖が存在する異世界“あまつき”

漫画原作による妖ファンタジー作品。全13話。

あらすじ"φ(・ェ・o)
{netabare}鴇時(ときどき)は最先端技術を利用した次世代型博物館・大江戸幕末巡回展を訪れる。
そこはCGとの合体により特殊なゴーグルをかけることで幕末を体験できるテーマパークだった。
ところが散策の途中、鴇時は突如現れた妖や鵺に襲われ幕末に似てはいるが
人と妖が存在する異世界“あまつき”に飛ばされてしまう。
鵺から鴇時を救ってくれた少女・朽葉(くちは)や同級生・篠ノ女紺(しののめこん)と出会い
元の世界へ戻る方法を探す鴇時。その中で“人”の側である姫巫女・銀朱(ぎんしゅ)や
“妖”の側である梵天(ぼんてん)と出会い、鴇時は自らの使命を知ることになる。
元の世界“彼岸”に帰るために “あまつき”の破壊者となるか、
“あまつき”を守るためにその主となるか。
鴇時が取る行動とは――。{/netabare}


妖や幕末を舞台にした話が好きなことから視聴しました。
少しクスッと笑えるところもありストーリーも面白く楽しく観ることができました。
多くの方が仰るようにここからという所で終わっているように思われます。
2期はないようなので原作へということでしょうか…(;ŏ_ŏ)

主人公の鴇時、通称"トキ"はのんびり屋で何事にも真剣にならないお気楽者な性格で。
けれど、あまつきでの出来事から少しずつ変わっていく様子が描かれています。
5話あたりでトキが"白紙の者"ということがわかり話が発展していくのですが
ここら辺から少しややこしくなったような気がします。
少し流し観してたらあやふやになってきてしまって(´-ω-`;)

人、妖、天 それぞれが存在する"あまつき"
これからトキはどの道を選ぶのか…
色々と続きが気になります!
まだ話も途中な所ですし原作を読んでみたいなと思います。



メモ"φ(・ェ・o)
{netabare}
【登場人物:CV】

*六合鴇時(りくごうときどき):福山潤
*篠ノ女紺(しののめこん)  :遊佐浩二
*朽葉(くちは)       :朴 王路美
*梵天(ぼんてん)      :諏訪部順一
*沙門(しゃもん)      :中田譲治
*平八(へいはち)      :野島健児
*露草(つゆくさ)      :森久保祥太郎
*空五倍子(うつぶし)    :小杉十郎太
*銀朱(ぎんしゅ)      :鈴村健一
*真朱(しんしゅ)      :松岡由貴
*佐々木只二郎(ただじろう) :大川透
*鶴梅(つるうめ)      :井上麻里奈
*黒鳶(くろとび)      :桐井大介
*紅鳶(べにとび)      :小林ゆう
*白緑(びゃくろく)     :成田 剣
*蘇芳(すおう)       :三宅健太
*狗神(いぬがみ)      :田中敦子
*今様(いまよう)      :五十嵐麗
*主殿(あるじどの)     :宮本 充
*煤竹(すすたけ)      :石野竜三
*藍鼠(あいねず)      :松風雅也
*夜行(やこう)       :喜多村英梨
*鵺(ぬえ)



【本作における用語】※wiki引用

*あまつき
 鴇時達が飛ばされた帝天に支配されている世界。
 梵天が「雨夜に出る月みたいに有り得ない場所」“あまつき”と呼び始めた。
 あまつきの正体についてはまだ色々とあるようで…

*彼岸(ひがん)
 鴇時達のいた世界。ヴァーチャルが発展した現代の近未来である。
 銀朱が夜行との会話から着想を得、この世界のことを「遥か彼方にある岸辺」“彼岸”と呼び始めた。

*妖(あやかし)
 あまつきの世界における妖怪達。
  ・獣妖(じゅうよう)
    獣や虫に似た姿を持つ妖怪の事。
    樹妖と主従関係を結んで初めて、縄張りを得ることが出来る。
  ・樹妖(じゅよう)
    樹木の精霊。本体とは別の身体で現れる。獣妖よりも霊格が高い。
    本体である樹木を傷つけると樹妖も傷つけられる。

*体と心
 体とは、肉体・物体等の外側の形。
 心とは内側、そのもの自体の情報(運命)が刻まれている、経験や記憶の形。
 帝天から与えられたそれらが集まり世界が作られ、世界にも運命が出来る。

*天網(てんもう)
 帝天が描いたこの世"あまつき"の設計図でありこの世の行く末を描く網。
 またこの世の全てのものの心に刻まれている其々の運命。
 それらが視える者は帝・告・梵・暁の四天と白紙の者である鴇時だけである。

*坂守神社(さかがみじんじゃ)
 全国の神社仏閣の総本山。唯一幕府直属の陰陽寮が肩を並べる。
 前天座である白緑が住む「狭間の森」が人界との壁が極端に薄く、
 彼が人の地へ這い出ることを恐れ、創建された。
 黄泉比良坂の上を守る意味から「坂守」神社。

*陰陽寮(おんみょうりょう)
 幕府直属妖怪退治組織。
 妖怪を重要視する幕府の要人は数少なく、将軍と一部の権力者の断行で作られた。
 江戸に跋扈する妖怪による変事の解決、坂守神社の動向を探りその意図を将軍に伝える役目を主としている。



【主題歌】
 オープニングテーマ
  「Casting Dice」 - カンノユウキ

 エンディングテーマ
  「名まえのない道」 - 引田香織

 挿入歌
  「とおりゃんせ」 - Lynne Hobday{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

ねるる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

練り込まれた設定と世界観を感じる、人と妖が存在する異世界に飛ばされた少年の話。

原作漫画未読。全13話。2008年放送作品。
以前になんとなく見た記憶有り。

主人公"六合鴇時"は、ある日人と妖が存在する"あまつき"という異世界へと飛ばされる。元の世界に戻るため行動して行くうちに、あまつきの謎と自分の役目についてを知ることとなる。
異世界妖ファンタジーストーリー。

なんだか難しいお話でした。時代背景が江戸?っぽくて、現代では無いので、セリフが難しい言葉だらけ、聞き慣れないものばかりですんなり飲み込めなかった。理解しにくい。聞いてて漢字多い。
あまつきという異世界の仕組みについて多く語られていて、この作品の大軸なんだろうけど、専門用語と世界観に最後まであまりついていけなかったです。とりあえず壮大そうってのは分かった。
狐のお話はいい話だった。妖も人も心があるよねって話しでこれは理解出来たし、感動的だった。

作画について、妖と人間が存在する世界で、少しほの暗くミステリアスな雰囲気の中ゆっくりと話が進んでいくので仕方ないかもしれませんが、映像の動きや色彩の豊かさがないので、見てて飽きが来るテンポ感でした。

昔学生時代に初めて梵天というキャラクターを見て、好みどストライクcv諏訪部順一なこともあり、一目惚れして見始めた記憶があります。セクシーで強くて凄くかっこよく見えた事を覚えてる。今は露草くんの方が好き。かわいい

福山潤さん、遊佐浩二さん、朴璐美さん、中田譲治さん、諏訪部さん、森久保さん、鈴村健一さんと当時から超人気の名だたる声優さんばかり出演しています。
ミステリアスな世界観と落ち着いた声色での演技で、終始大人っぽい雰囲気の作品になっていました。

ちゃんと真剣に見ればもっと作品の世界に没頭できたかもしれませんが、イマイチ面白い展開が続く訳では無いのでどうしても1話見るのに飽きた。画の動きも少ないからドラマCDで充分だったんじゃないかとさえ思ってしまった。
独特の空気感が流れてる作品なので、好きな人にはかなり刺さりそう。妖ファンタジーが好きな方は試してみてもいいかもしれません。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8

future☆ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

とっても奥が深い作品でしたっ!でも最後の終わり方がものすごく気になりました...!

.。o○ ○o。.あらすじ.。o○ ○o。.

高校一年生の冬、六合鴇時(りくごうときどき)は最先端技術を利用した次世代型博物館・大江戸幕末巡回展を訪れる。そこはCGとの合体により、特殊なゴーグルをかけることで幕末を体験できるテーマパークだった。
ところが散策の途中、鴇時は突如現れた妖(あやかし)、鵺(ぬえ)に襲われ、江戸時代幕末に似てはいるが、人と妖が存在する異世界“あまつき”に飛ばされてしまう。
鵺から鴇時を救ってくれた少女・朽葉(くちは)や、鴇時と同じく幕末巡回展を訪れていたにもかかわらず2年も前に飛ばされていた同級生・篠ノ女紺(しののめこん)と出会い、元の世界へ戻る方法を探す鴇時。
その中で、“人”の側である姫巫女・銀朱(ぎんしゅ)や“妖”の側である梵天(ぼんてん)と出会い、鴇時は自らの使命を知ることになる。
元の世界“彼岸”に帰るために “あまつき”の破壊者となるか、“あまつき”を守るためにその主となるか。鴇時が取る行動とは――。


.。o○ ○o。.キャスト.。o○ ○o。.

六合鴇時:福山潤
篠ノ女紺:遊佐浩二
朽葉:朴 王路美
梵天:諏訪部順一
沙門:中田譲治
平八:野島健児
露草:森久保祥太郎
空五倍子:小杉十郎太
銀朱:鈴村健一
真朱:松岡由貴
佐々木只二郎:大川透


.。o○ ○o。.放送日.。o○ ○o。.

2008年春アニメ(2008年4月~2008年8月)



.。o○ ○o。.OP、ED.。o○ ○o。.

OP「Casting Dice」カンノユウキ
ED「名まえのない道」引田香織


.。o○ ○o。.お話.。o○ ○o。.

1話「雨夜之月」

2話「狗をよぶ聲」

3話「化け物道中」

4話「犬神と姫神」

5話「暁と目覚め」

6話「澪標」

7話「暁降ち」

8話「薄暮花が眠る」

9話「春昼」

10話「そして、日は陰り」

11話「木の暗茂」

12話「児手柏の両面」

13話「高嶺颪の虎落笛」(最終話)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

61.0 2 バケモノでファンタジーなアニメランキング2位
アルスの巨獣(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (135)
375人が棚に入れました
大いなる獣は大地を作り、作った大地をヒトが盗んだ。 獣は怒り、ヒトを喰らい、ヒトは獣と戦うために、カミを呼んだ。 それは剣の時代。英雄の時代。神話の時代。 甚大な被害をもたらす「巨獣」が蔓延する世界で、「巨獣」を狩り、解体した中身を利用し、人々は繁栄していった。 巨獣狩りで日銭を稼ぐ「死に損ないのジイロ」は、何者かに追われる「二十と二番目のクウミ」と出会い、彼女を救うべく過去の憂いを捨て動き出す。 人類帝国の思惑と、謎の実験。襲いかかる巨獣たち。 約束の時へ向け、ジイロたちは世界の秘密に迫っていく――
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

アルスとバルスが繋がる世界?

●指輪の主のスリップランディング

「大雪海のカイナ」にも言えることですが、スチームパンクものを1クールで仕上げるのは
なかなかに厳しいということなのかもしれません。

{netabare}どうしても世界観の説明に尺が食われるのが宿命でありますので、ケモ耳フレンドのシーンを
描いてる余裕なんてなかったという話であります。

仮に続編あるにしても、この幕引きには微妙なものを感じます。

回想シーンからの終盤戦にかけての畳み掛けについては、好印象で期待値上がりましたが
最後の最後で尺不足気味エンドというのには、非常に残念なものを感じてしまいました。

ケモ耳フレンドや何とか族の描写よりも帝国側の視点から物語を動かしたならば、
もっと巧い事展開できたのではないかと個人的には考えますが、兎に角決定的なまでに
描き方を間違っていることだけは確かであると思えて仕方ありません。

ヒロインのクウミなど素材は悪くないのですが、調理法に難がある
ということになるかと思います。{/netabare}

結論としては非常に惜しい作品でありました。

●黒い太陽とウロボロス

遂に来ました、守り人の村でスチームパンクが大炸裂します。

地上にある村の入り口付近には{netabare} 羽の生えた像が2体置かれていますが、
これは「2本柱」を表します。

これこそまさに「ゲート」であります。
そして地下の村には「高い塔」が立っております。
これは恐らく【バベルの塔】を意識しているのでしょう。

このような地下施設ですが、一説によればエジプトのピラミッドの地下にも
広大な地下施設があるらしいとかいうことでございます。

「エヴァンゲリオン」の「ジオフロント」もこれと同じ発想であります。

「ハナ開くクウミ」は村で「封印の儀式」を受けますが、神殿の祭壇に置かれているのは
「黒い球体」であります。

球体をよく見るとそこには(強大な)蛇のようなものが描かれています。
これはウロボロスという大蛇であります。

守り人の村を蛇の巨獣が襲いましたが、これはウロボロスを示唆するため
ではないかと考えられます。

ウロボロスとは「【土星】の輪っか」を表すシンボルです。

「ハナ開くクウミ」は指に「リング」を首には輪っかを嵌めていますが
だからこそ【土星】に引き寄せられるのが運命というわけであります。

「ハナ開くクウミ」は6+12=18
「18」は【666】であり【土星】=【✡】を表します。

いにしえの伝承によれば太古の【土星】は太陽のように発光しており、
古代人はこの輝く【土星】を崇め奉っていたとかいう話で、これを
【黒い太陽】信仰と呼びます。

秘密の種族は【占星術】と【数秘術】に精通しており、独特の思想を
持つに至ったというわけであります。

彼らが必死に拘る【✡】のシンボルは魔法陣にも使われますが
そういう類のものを現代的に表現するならば、それは
「オカルティズム」ということになるでしょう。

守り人同様に秘密の種族は【錬金術】にも精通しており、なので
【土星】と【錬金術】も必然的につながります。

「猫かぶり」の種族は、「惑星のさみだれ」の「獣の騎士団」に相当するものであると
考えられます。

「【獣】の種族」とは【バベル】の種族であるということであります。{/netabare}

●「2つ名」という設定の謎に迫る

恐らくクウミは93、ジイロは216{netabare}であると当たりはついていたのですが
「2つ名」が何を示しているのか見当がつかず、その解明には少々手を焼きました。

新しい「2つ名」を与えるという行為には成人式のような意味合いがあったのかも
しれませんが、「ハナ開くクウミ」という名を贈られた本人は、大層気に入ったようで、
この名をしつこい位に5回も繰り返します。

「2つ名」を贈られた当人は大満足のようでありますが、肝心の視聴者には全く状況が
伝わっていないようなギャップ感と違和感を大いに感じました。

しかしながら、この違和感こそが正解に繋がる道だったりします。

「20」と「2」番目のクウミ=「93」
数字をすべて足してみると→ 20+2+9+3=34
更に数字を足すと→ 3+4=7
「7」という数字が導き出されましたが「7」は「ユダヤ・キリスト教の男神」を表しますので
クウミには不釣り合いな数字ということになります。

クウミは「93」ですから足して「12」、この「12」に関係する数字こそが「2つ名」の
謎を解く鍵になるだろうと考えられるわけであります。

「ハナ開くクウミ」という「2つ名」ですから「ハナ開くクウミ」から「2つ」名前を
取ってみることにします。

頭の2文字「ハナ」これを数字変換すると「87」になります。
8+7=15 「15」を更に足すと1+5=6

クウミ93→9+3=12
この「12」に「6」を足すと【18】
【18】=【6+6+6】
これは【土星】【✡】を暗示する数字です。

【土星】には【ロード・オブ・ザ・リング】という異名がありますが、その意味するところは
「指輪の所有者」、あるいは「指輪を統べる者」です。

クウミは「約束の指輪」を持っていますが、「ハナ開くクウミ」とはその「指輪」を暗示する
表現であったのだと解釈できるわけであります。

もしかしたら指輪の効力により「バルス」が発動したり、「金色の野に降り立つ」展開が
待っているのかもしれません。

メザミと人型の巨獣のシーンではやはりお約束通りの「魔眼」が発動します。

天津飯のような「三つ目」、その三番目の目が額の部分=松果体にあるのは、
「知恵」を象徴しているからであります。

「魔眼」の元ネタは【プロビデンスの目】でありますが、そのルーツは
【土星】の南極にある「台風の目」であります。

「ハナ開くクウミ」とか言われても視聴者にしてみたらなんだか意味不明となりそうですが
数字に込められた裏設定を解析すると伏線に辿り着き、「指輪を統べる者」が
見えてくるというお話でございます。

「人型の巨【獣】」が出て参ましたが、これはある種の「巨神兵」であり、
「エヴァンゲリオン」でもあり、「魔石獣」でもあります。

本作で語られる「審判の時」とはさながら【巨神大戦】のようでもあり、
ノアの大洪水前の状況にもどこか似ています。

【巨神大戦】=【ティタノマキア】と【ラグナロク】はどこか似ていますが
【ティタノマキア】ではやはりという感じで「【土星】神」が絡んできます。

「【土星】神」は【サターン】=【サトゥルヌス】でありますが、ギリシア神話では
【クロノス】と言い、【サターン】と【クロノス】で「サンタクロース」の
アナグラムを構成します。

この【土星神】は「子どもを≪食べる≫【サトゥルヌス】」として有名な巨神族であり
「腹ペコのクウミ」、「大食いのクウミ」の描写を裏設定的に繋ぐ元ネタであると考えられる
わけであります。(クウミは「食う身」「食う実」?)

【サトゥルヌス】はクリスマスにも関連が深い巨神族ですが、彼は「ティターンズ」の長
なので「進撃の巨人」や「Zガンダム」にも関係があるとも言えるわけであります。

「巨神兵」は【ティターンズ】でもありますが、スチームパンク的な観点から考えると
仮称として「ハイランダー」と呼んだ方が理解しやすと個人的には考えます。

その理由は、実は「進撃の巨人」もスチームパンクであるからであります。

裏設定を分析すると {/netabare}すべての物語は繋がります。


●実験体は、大阪万博に向かって進む?

前回に引き続き物語の重要な鍵となる回想シーンであります。
{netabare}印象としては今までで一番惹き付けられる回であったように思います。

今にして思えば「綾波レイ」もある種の「実験体」であり、今期では「Trigun」にも
実験体擬きのキャラが登場いたします。

何の実験なのかと言いますと細胞治療や遺伝子治療を応用したもので
ある種の人工生命体を作り出すという壮大なる計画であり、それについては
恐らくは「大阪万博」で披露されることとなるように思います。

「カンナギ」と「ナギモリ」は2柱の神を表し、死に損ないの持つ「槍」は
2柱の神が融合した3柱目の神を表すものであります。

男性原理と女性原理がただ単に融合され子孫が生まれると言う話ではなく
これを人為的作り出すと言うのが「裏テーマ」として機能しているのだと予測いたします。

例えば両性具有の生命体やAI(を偶像にインストールした形)の神など
テクノロジーの進歩により人類は「新たな存在」を生み出すことが可能となりました。

「(肉体の)死は救済」であるという考えは【トランスヒューマニズム】に基づくものであり、
「光」とは「文明の光」であり、テクノロジーを意味するものであります。

テクノロジーの進歩により実験体は生み出されるべくして生み出されました。
実験体は人類を苦しみから解放する救世主となり得る存在になるでしょうか?
そして我々の「実験体」は{/netabare}どこに向かって進むのでありましょうか?

●お待ちかねの回想シーン

死に損ない氏の回想シーン {netabare}は概ね良好な印象でありました。
ここまで非常に長い道のりでしたが、ようやく彼と彼女と実験体が絡む
これからの進路が見えて参りました。

物語の重要な鍵を握るのが複雑かつ広大な世界観と帝国の在り様であると思いますが
そこを巧く描き切れるかが肝要になると思われます。

巨獣が出てきて銛で倒すだけの展開とか{/netabare}間違ってもこれ以上繰り返さないことを
願うばかりであります。



●登場人物は増えていき、脱落者も増えていく
赤目の巨獣や飛行石、そして実験体などの小道具を配列して独特な世界観を示していこう
ということのようですが、この進行具合の遅さに耐えきれず途中で断念する視聴者も
増加傾向にあるように思います。

主人公ペアの過去の経歴を明らかにするために同じよなカンナギナギモリペアが登場しますが
仄めかすだけで二人の過去に何があったのか詳しいことは持ち越しと言う結末・・・

ここまでくると余程忍耐力が無い人には、余裕でついて行けないマニア向け作品
ということになるのかもしれません。

ひとまず評価を3にオールリセットし、傍観モードにシフトいたします。


今期は特にスチームパンク系作品が多いようですが、{netabare}何故なのかと言うと恐らくは
宮崎駿監督作品が今年公開されるからというのが背景にあるからなのかもしれません。

そして更には「風の谷のナウシカ」の続編もあり得るということでありまして
そういう意味で捨て駒的前座作品が乱発されるという可能性もあり得るのではないか?{/netabare}
そのようにも思えてきます。


●回想シーンにようやく王手!
一昔前の長編NHKアニメみたいな進行速度でようやく来週には決定的な回想シーン?に
無事辿り着ける見込みであります。

最低でも2クールないと物語をまとめられない雰囲気がそこかしこに漂っていますが
今回の山人回にしても同様、どういう意図でここまで冗長なペースでのらりくらりと
物語が進行しているのかについて、謎は尽きません。

恐らくバトルシーンは {netabare}世界観の説明のためにあるのであってそれ自体を見せ場としていない
ような力加減で作られているように見えることからしても、世界の謎を明らかにすること
こそが物語の主題であるのだと思われます。

「二つ名」を含む名前に重要な意味があるらしく、それ故に
名乗りのシーンが強調されているのでありましょう。

「魔術」あるいは「錬金術」の世界において名前は特別な意味を持っている
ということでありまして、薬剤師も錬金術と密接な関係性をもつ存在であります。

ちなみに今回の「山人」登用は恐らく古代の「巨石文明」的なものを表現しているのだと
推測され、やはりすべてがスチームパンク的な手法を示しているのでありますが、
このスチームパンク的世界観描写の回りくどさついては、なかなかに
厄介であると言わざるを得ません。
(ついてに言うと「森」→「山」ならば、次は「海」&「海賊」が来るような気がします。)

旅をしながら徐々に世界観は明らかになっているような気もしますが、それにしても
登場人物がやや多すぎるようで、本筋の焦点がぼやけ過ぎているようなこの物語展開に
視聴者が気長に付き合ってくれるのか?については非常に危ういものを感じます。

仮にこのペースで1クール内に見事まとめ上げるのだとしたら拍手喝采の大団円になるでしょうが
現時点ではなかなか厳しく、とりあえずは次回の決定的なシーンが描かれることに{/netabare}
最後の望みを託すのみであります。

次回こそがデッド・オア・アライブの決定的な分岐点になるでありましょう。

●けも耳フレンズ
一癖ある主人公にヒロイン力はそれなりにあるはずの凸凹コンビでありますが
二人の{netabare}過去の回想シーンとかほぼ無いままに旅先でけも耳フレンズのお友達が増えていきます。

この方向性は全く予測できませんでした…

冒険者パーティーの物語でもないはずですが、無駄に道連れキャラを増やして
訳あり主人公と訳ありヒロインの経緯的なものを描きつつ、道連れキャラの活躍もあると
言うなら、すべてをこなすのは至難の業のように思え、バルスな予感しか抱けません。

けも耳フレンズに意味があったのかどうかはいずれわかることでしょうが
少なくともメインストーリーは {/netabare}そっちではないことだけは間違いないと思われます。


一見してファンタジー作品のように見えますが、スチームパンクの要素がかなり強いようです。

スチームパンク独特の不思議な世界観に抵抗ない人ならばついて行けるように思いますが、
純粋SF思考の観点からしてみたらスチームパンクの世界というのは捉えどころがなく、
理解し難いものであるのかもしれません。

誰もが知っている「天空の城ラピュタ」はスチームパンクに属する代表作品でありますが
多くの人はスチームパンクとは何であるかについて興味を持つことさえありません。

また「風の谷のナウシカ」には「巨神兵」や「ゴリアテ」、「ガンシップ」などが登場しますが
これらもある意味スチームパンクを表現する小道具であります。

【錬金術】と超古代の「オーバーテクノロジー」が織りなす異次元世界
そこに秘められた「謎」、その核心にどれだけ深く迫れるか?が
このジャンルの最大の見どころであると個人的には考えています。

このジャンルには他にも「ふしぎの海のナディア」など名作候補が意外と多く
よってそれなりに期待はできるように思います。

「天空の城ラピュタ」のオマージュ作品ではないとしても
他作品を意識してみると思わぬ発見があったりするのかも?しれません。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

自分を取り戻し大切な人と世界に殉じるヒロインが丁寧に描かれました。

この作品、実験体として生まれた少女が感情を得、名前を得、記憶を取り戻し、パートナーと心を通わせ、2つ名=アイデンティティを得、そして自分の使命に殉じて自分の生きた目的として死んでゆく話です。

 最終話で明記されないですが、寿命を延ばす儀式を放棄し力を使った以上はそうなります。1話で指輪を使えば救世主になる、約束を果たすと命を吸われるという説明もありました。要するに1話で12話以降の展開は既にありました。

 契約=夫婦か恋人のように描かれているところからいって、悲恋でもありますが、自分を取り戻し大切な人と世界に殉じる決心を自分でできたことが実験体として生まれたヒロインの幸せだったという物語です。

 ガンダムのプルシリーズでもあり、マクロスΔのヒロインにも通じる話でした。御坂シスターズでもあります。

 先史文明において、バイオテクノロジーが発達した結果、クローンと遺伝子操作、その他の技術で生物兵器として、巨人と守り人(もりびと)と神薙(かんなぎ)が生み出された感じですね。その他、猫の少女とかも連絡か司令機能を持った生物の成れの果てな感じです。

 SFの舞台設定として、それは別に明示される必要はないし、唐突感もなく1話から見ていればこれらのことはかなり丁寧に明示、示唆、暗示されていました。

 ストーリー・設定・世界観・そしてテーマ性。どれをとってもかなりの水準だったと思います。同時期の大雪原に比べれば同じジブリっぽい雰囲気ですが、内容がちゃんとあるし結末を描かないででも読み取れる最後になっていたと思います。
 
 アニメそのものもなかなか作り込んだ作品で、作画技術は悪くなかったです。キャラ造形が少し子供向けというか少しジブリ的な演出過剰で本作が過小評価・見辛くなっているのが惜しいですが、SFとアイデンティティ問題、そして最後の決意の感動があるなかなかの作品でした。


 本作が唐突だという意見もありますが、私にはかなり丁寧で説明がちゃんとされている作品で最後の3話は伏線回収が上手くできていたと思います。例えばクウミというおばさんは実験体でなく天然なんだろうなあという想像が働きます。
 そこから実験体は劣化しており、過去の技術ではちゃんと自然に溶け込んで寿命も普通なんだろうとか、想像を働かせれば読み取れるようになっていました。

 この話で、投げっぱなしとか説明不足とか唐突という感想を沢山見かけますが、どうなんでしょう?私としてはそういったのは読み取れる内容な気がするのですが…違う意味での感想なんですかね?私的にはよくできていると思います。オープンエンディング的ではありますが結末以降の道筋は1本の話だと思います。

 たとえ読み取れてない部分があっても、大事なのはヒロインの方のクウミが名前=自分と家族(恋人・仲間)を得てその人たちのために儀式を中断して敵に立ち向かうという部分がテーマですから、そこが分かれば他は些事な気がします。
(もう1段思考すると、結婚のアナロジーを描いていたとも言えます。男女のパートナー、2人で一緒に戦う、名前を変えるという風にも取れますね。特に名前…2つ名にこだわってましたし…どうなんでしょう?)

 OPの音楽はなかなかクセになるいい曲だったと思います。スピード感もあるし面白い演出でした。
 作画・エフェクトはかなり丁寧で好感がもてました。キャラはもう少しジブリ感を失くしてもらうともっと見やすかったです。




1話 少年向けSF的雰囲気は良い。「二ノ国」とか「ゲド戦記」臭が気になります。

{netabare} 人類の遠い未来で、遺伝子操作で生まれた巨大生物、その巨大生物と戦うための強化人間的なもの、先史文明の遺物の機械の不思議な力…みたいな話でしょうか。アンドロイドものかもしれませんが、今のところ実験体というなら違う気がします。
 舞台が完全なファンタジー世界で、そこに過去の遺物として機械文明を出すと過剰設定すぎると思います。その辺は上手く調整している(はず)と思います。「スクラップドプリンセス」「フラクタル」みたいな感じです。

 結構まじめにSFやりたいんだろうなあ、裏文明設定が多分ちゃんと世界観の後ろに隠れているんだろうなあ、という雰囲気に好感がもてます。演出が子供っぽいですが「未来少年コナン」のような大人でも視聴できるジュブナイル的少年向け作品っぽい感じが、なかなか期待を持たせてくれます。
 
 一方で、こういうSFもので「見られる」「視聴に耐えうる」作品になるためには、よほどのセンスオブワンダー、演出、伏線、整合性、謎、カタルシス、テーマ性…いろんな要素が必要になってきますので、がんばってほしいところです。

 正直、安っぽい作画、絵柄と演出、世界観が「二ノ国」とか「ゲド戦記」「星を追う子ども」みたいな失敗例を思い起こさせる感じなので、ドキドキしますけど。がんばりすぎて「サクガン」にならないようお願いします。

 二つ名は設定としては、階級社会で労働者は苗字を持たないみたいな設定を真面目にやったんだと思います。同名を区別するために習慣になったのでしょう。家族制度も関係しているのかもしれません。が、「男勝り」はないでしょう。もうちょっと何とかならないんでしょうか?翻訳小説みたいな雰囲気を出したかったんでしょうけど、そういう小技部分とかセリフが全体的にちょっと安っぽいですよね?{/netabare}


2話 テンプレの塊ですが話には引き付けられます。演出…うーん。

{netabare} OPの冒頭、宇宙船ぽいものの動きが妙に引っ掛かりました。どっかで見たことがあるなあと思ったら、ナディアとGガンダムの組み合わせですね。

 という感じであらゆる要素がテンプレ、そして、ひどく子供っぽい感じです。キャラ全員の言動があまりに型にはまりすぎて共感性羞恥発動ぎりぎりです。猫かぶりの娘っぽい狂言回しのサブキャラはあまりに作りすぎで存在自体が恥ずかしいです。

 しかし…しかし、なぜかストーリー自体は面白い…というか引き付けられます。謎のばら撒き、時間軸、世界観に何があるんだろう?という期待感があります。
 SF設定を使ったファンタジー的作品だとは思います。が、ひょっとしたら壮大なSF未来物語の可能性も感じます。こういうのって終わりの方じゃないと判断つかないですからね。その点で構成は上手なんだと思います。ナディア…の冒頭のワクワク感に近いのかもしれません。

 うーん。もし子供向けを意識していないなら、せっかくいい脚本…話と展開なのでもうちょっと大人向けに作って欲しかった。萌えでなくて、真面目系でいいと思います。子供から大人まで見られるサンライズっぽく…といえばいいんでしょうか。惜しいなあ…本当に微妙に惜しい感じがする作品です。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

元は2クールの予定だったんだろうか

{netabare}
オリアニ作品。
ちょっとサクガン臭がするなぁと思ったけど、本当にそんな感じで終わってしまった。

1話の時点でジブリや進撃の巨人など他作品を髣髴とさせられる雰囲気や設定で、オリアニにも関わらず既視感強め。
2話以降から中盤までは、追ってから逃げる形で旅に出て、ケモミミの種族やヤマビトという種族がいる村を訪問して、巨獣を倒してという流れ。
正直ケモミミやオーク系?の種族というのも、なろう系などで見飽きたキャラ付けで、しかもそこに急遽現れた外敵を倒して感謝される流れというのもなろう系っぽさが合って全く目新しさがなかった。
萌えアニメでもないのでなろう系よりも退屈。
何より「巨獣」とタイトルに冠しておきながら、「巨獣」の特徴も超陳腐。
設定も大してないからなろうの魔物とかと同等だし、おまけにデザインも陳腐。進撃の巨人での巨人のようなインパクトのある存在ではない。

そして、中盤から最終話手前にかけては巨獣すら出てこない始末。
ひたすら、クウミの複製体の所持者との戦闘や、これまたありきたりでつまらない主人公の過去回想など。
巨獣はどこかに行ってしまって、クウミの話にすり替わってしまった。
そんなこんなで研究所の元凶との戦闘を終えて、何もかもをぶん投げた最終回。
ミャアの謎の覚醒、巨獣の謎、なぜか解消されたクウミの寿命問題...色々と意味不明なまま終わってしまった。
最後に謎ゼリフと共にw

中途半端に終わったのは色々都合があったにしても、そこを抜きにしても全く面白くなかった。
ひたすらのテンプレ展開、取り合えず設定詰め込みました感、クソ寒いノリ。
○○の○○みたいな肩書きの言い回しやミャアの喋り方がびっくりするほど寒い。
キャラも特に誰も印象に残らず。
クウミやジイロに関しては掘り下げはあった気がするけど、話の陳腐さが尾を引いた感じかな。
OPとEDだけは良かった。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆6
OPかっこいい。1枚しか取らないの優しい。指輪伏線か?
思ったより雑魚そうな巨獣。心臓を捧げよ! あっさり撃破w
やっぱり進撃の巨人じゃねーかw うーん。

2話 ☆6
なぎもりとは? 要するにジイロもただの一般人ではないのね。
良くも悪くも王道な設定。
目の前で殺されたのに一切動揺しないおばさんw なるほど。
このおばさん無感情すぎん? ガバガバ警備。
これクソアニメ臭がしてきたんだけど大丈夫か?

3話 ☆4
不法侵入は怪しまれるだろw ミャーも一般人では無いのかよ。
なろう系でもありそうなこの展開の陳腐さどうにかならんの。
ティリ巨獣に襲われてるパターンかと。これは早とちり。
戻ってきてて草。バレたらあかんのちゃうのか。
この村の話今回で終わりでいいよ…。

4話 ☆5
まだこの村に滞在かよ。この槍遠隔操作できるなら売った後に回収すればw
絶妙に興味無い話ばかりやってくれる。
やっぱりテンプレ感強すぎるんだよな。

5話 ☆5
これいつ面白くなるの?
ロードムービー系のオリアニは基本ハズレの法則。二つ名が寒すぎる。
引きこもり宣言。このアニメノリがクソ寒い。
これ主人公が少年だったらなろうだったな。
オソマ? ヤマビト正直どうでもいい。
巨獣ってタイトルの割に全くデザインに独自性がない上行動パターンもこれといって普通なのが微妙なんだよな。久々の巨獣撃退。

6話 ☆5
作画頑張ってんね。クウミ長くないのか。
お前が先に武器出しといてやめろはねーだろw あいつ置いてくのかよw

7話 ☆4
過去回か。ジイロ昔もカンナギ持ってたんか。
まあ、何という無難な過去。Attack on titan
ファザード操られてるのか。

8話 ☆3
巨獣出せよ。この実験安っぽすぎて草生えるからやめろ。
エルフェンリートか? 謎のシーンで作画凝るのやめろw
回想と話あんまり繋がってなくない?
なんで今このタイミングで光を見つけたんだw
なんだろうこの話への入り込めなさは。
掘り下げ不足とかそんな訳では無いんだが。
なんも感情が動かん死亡シーン。

9話 ☆3
これどういう状況? 巨獣じゃなくてクウミの話になってるじゃん。
こいつら切って何になるんや。
ゼンさん切りかかろうとしたのにすぐに仲間になってて草。
生きてりゃなんとでもするw
さっきまでクウミに剣を当てていたやつのセリフでは無い。
咲狂う時間です! 花開くってなんだよw イイハナシダナー

10話 ☆3
あっさりと潜入w なんかシュールで草。急に目的話し出すラスボスさん。
変なやつでてきたw 進撃かな? 寿命あるところまでテンプレ展開ww

11話 ☆3
ここで日常回かよw 寿命問題こんなによく分からん儀式で解決すんのかよw
花開くクウミって何だよ。巨獣要素キターーー。
いや、結局寿命問題解決しないならこの謎装置なんだったんだよw
ここ感動するところ?

12話 ☆1
このアニメ次回ぐらいからは面白くなるかな。
このおばさんに再登場されてもな。お前戦えるんか。誰だよ?
誰だよ。もう何が何だか。この語尾キャラがマジで寒い。語尾は体に悪い。
語尾が無くなった。いや、ミャアって結局何者だよ。訳分からんくて草。
は?w ザクソアニメって感じだな。結局クウミはなんで生きてるん。は?

曲評価(好み)
OP「変幻自在」☆8
ED「名もない花」☆9
10話ED「名もない花 -Piano Ver-」☆9.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

61.8 3 バケモノでファンタジーなアニメランキング3位
戦×恋(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (181)
715人が棚に入れました
「アクマ」というあだ名をつけられるほどの強面の風貌から周囲から怯えられ、上手く他人と関わることが出来ない孤独な高校生・亜久津拓真は、ある時、一人の少女を助けたことがきっかけで、悪魔と戦う9人姉妹の戦乙女(ヴァルキリー)たちと、一つ屋根の下で暮らすことに――。恋をするほど強くなるという戦乙女たちの恋人となり、彼女たちと恋の特訓を乗り越え世界を救うことが出来るのか!?

声優・キャラクター
広瀬裕也、本渡楓、加隈亜衣、日高里菜、内山夕実、原由実、清水彩香、逢田梨香子、河瀬茉希、小岩井ことり、新田ひより、平川大輔、種﨑敦美、M・A・O、福圓美里
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7

コイ☆セントとは関係ない

2話までの感想{netabare}
なんだこれ、“幽奈さん”みたいと思ったら“魔装学園”だったでゴザル、しかも主人公は“炎炎”。
スマホゲー原作かな?と思ったらマンガなんだwそれにしちゃ姉妹が一度に出すぎじゃない?
女性に迫られて主人公がアタフタする系ってちょっと時代遅れ感がするのだけど…それよりなにより、その見た目からあらぬ誤解を受けてる主人公を、姉妹たちは助けようとはしないのか!?
やろうとしたけど対人恐怖症が過ぎて諦めた?と脳内補完できなくもないけど、それにしても他人行儀というか、自分のことしか考えてない(ように映る)。
悪魔だと周囲からビビられるシーンを描けば描くほど、それをフォローしようとしないヒロインズが冷たく感じてしまう。
そのうち弁解手伝うようになるのかね?
もしくは「このクソ女ドモに復讐してやる」って展開も面白そうではあるけど、そっち方向じゃないよね、多分。
警官から「ひいっ、化け物!」と発砲される話になったら個人的にサイコー。
あ、“BEM”がサイコーって意味ではない。{/netabare}

5話までの感想{netabare}
やっべーなコレ。
↑でも書いた通り、ヒロイン達が「主人公がその見た目により周囲からあらぬ誤解を受けている」のをどうにかしようと思わないことに違和感感じてたのだけど…。
だってねぇ、それこそ敵が現れていざ出撃だって時に、警察から職質受けてたり冤罪で留置所入ってたら困るワケで──任務に影響が出かねない案件じゃん?
周囲の人間も勝手に被害者ヅラして…あんま言いたくないんだけどまるでどっかの国みたいでウンザリ。
“エルハザード”の陣内兄や“ハンドメイドメイ”の南原みたいなの(勝手に主人公に嫉妬して嫌がらせをしてくる)が流行った時期があるけど、その頃に戻ったみたいで気分悪い。
と思いつつの5話、女性たちに囲まれてる状況を周囲からは「脅してる」と受け取られて。
これじゃそのうち「○○ちゃんを開放しろ」と刺されかねない。
というか一度そういう目に遭おうぜ、いっそこのこと。
で、そんな身の危険を覚えてサツキとのダンスを辞退したら「私を嫌ってるのかも…」と早合点。

自 分 が 一 番 か

ヒロインズはタクマの見た目に惑わされず本当の性格を知る「理解者」じゃないの?
なのに自分のことしか考えてなさそうなところがイラっとする。
視野が狭い。
マジで実際「ナツキちゃんを解放しろ」と暴漢に刺されようよ、マトモな脚本だったらそれやる、見た目で差別される話なんて大昔からあるネタじゃん。
で、そうなった時にヒロインズはどういう反応する?ってのを見せたほうがよっぽど面白いと思うんだけどなぁ。
白々しく「まさかこんなことになるとは思ってなかった」って言いそうだけど…。
もしくはタクマは悪魔だと呼んで散々自分を恐れてた・場合によっては嫌がらせをしてた一般人を、果たして本当の悪魔から守る価値はあるのだろうかと葛藤させようよ。
タクマはママの教えで、ヒロインズはパパの命令で悪魔退治をやってるだけで人間自体はどうでもいいとしか思ってなさそうで…。
世界を救うと言いつつ人間はどうでもいいのだったら、いっそ悪魔退治するために人間を生贄に差し出すとかしてくれた方が清々する。

まぁ今後あるのかも知れませんけどね、最初はこんなんだったけど作中で成長するって感じで。
というか最終回までにそのネタをやってようやく及第点かと。
現時点でそういうエピソードがありそうな予感が感じられないのでかなり心証悪い。

絵についても…あんま言いたくなかったけど、ちょっと…。
ウナギがパンツに入る前から四つん這いって、な、何だ?
パンツに入り込んできゃあと言ってかがみこむ「動き」が重要なんじゃないの?お色気をウリにするアニメなら。
お色気がウリでなきゃ別に気にしないのだけど、これじゃあアクションがウリの作品でアクションが死んでるようなものかと。
折角動きを表現できる媒体使ってるのにそれを放棄って…う~ん…。{/netabare}

6話感想{netabare}
“魔装学園”っぽいと思ったが甘かった、あっちは一応主人公乗り気じゃん?
こっちはそうじゃなく、生命の危機に晒されて、キス(もしくはそれ以上)することで脱することができるのだけどそれがなかなかできなくて…って流れは……“ISUCA”だ。
…。
主人公がなにやら秘めたる力を持ってるみたいだし、そのうちそれを説明する大谷育江声のロリババアが登場したりして?
ってかISUCAの内容覚えてる自分にビックリだ、忘れたい。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
あー、見る作品間違えたかなぁ。
実はちょっと観るアニメの本数絞ろうと思って、同期放送で勝手に似たようなものと認識してる“ぼくたちは勉強ができない!第2期”とこっち、両方切るのもアレだしどちらかだけにしようとしてこっちを見ることにしたのだけど…。
このテの作品の必須事項「美女と急接近してドキドキする」というシチュが当然多いワケだけど、主人公の対人恐怖症設定がその足を引っ張りまくり。
性的なドキドキと恐怖心でドキドキとの違いが分からない。

そのドキドキは、美女が相手でなくとも人間相手だったら誰でも同じ反応しそう

釣り橋効果とか生っちょろい、男相手でもドキドキするんじゃね?
もっと酷いこと言ってしまえば「人間」って張り紙貼ったカカシ相手でも反応は同じなんじゃね?と思ってしまう。
で、そうなっちゃうともうヒロインがヒロインとしての特別感が無くなるというか、必須条件を欠いてしまってるような…。
まぁとにかく盛り上がらない、とても冷めた目で見てしまう、お色気系でコレって致命的なんじゃない?
元から作画が怪しいところに妙な崩し絵を多用するのも話の腰を折られる感じ。
そういや「お色気パートで話の腰を折られる」と別の作品の感想で見たことがあるような?自分はその時気にならなかったけど、なるほどこういうことかー。

ヒロイン達が、拓真が「見た目が怖い」として恐れられてるのを放置してるのもこれまた違和感。
大事な時に職質されてたらどうするんだと…実際痴漢訓練の際にそうなってたよね?
というかこれ、原作はマンガなのでね、読者から突っ込まれて「あハイ、そのエピソード書きましたー」感がする。
う~ん…そうじゃなくて、その出来事をキッカケにどうするかを書かないと意味なくない?
これは「指令通りにイチャイチャしてもレベルが上がらない→形でやってるだけで心が動いてないから」という展開来ないの?と思ってたら、イチカを相手にした時にそれが起きたのも然り。
これも大して掘り下げはしなくて…どうにも「言われたからやっただけ感」を感じてしまう。
あーいや原作は置いといて、アニメはそこんところをもうちょっとどうにかできなかったのかなぁ?

と、文句ばかり書いてしまったけど、最後の方はガッシュベルだかブラッククローバーだかとシャナの零時迷子みたいな気がしないでもないけど、随分マシになった…のかなぁ?
拓真はカッコいい姿じゃなくて、周囲から恐れられた通りの悪魔と見紛うバケモノの姿のほうが設定生かせてた気がしないでもないけど。
“炎炎ノ消防隊”やブラッククローバーだと、主人公は一歩間違えたら闇に飲まれる危うっぽさをそこはかとなく演出してるじゃん?
あと絵的に「もう限界、死ぬー!(スタッフが)」って感じで全く緊迫感無かったけど…デザインがなーんか炎炎がチラつくのであれくらいやってくれないと…。
ってか敵は殺しに来てるのにこっちは殺してはいけないってヒデー条件で、文句言わないのはやっぱり違和感で。
一方で、神vsハーフによる戦争って設定なので「血統と思想は違うんじゃ?裏切り者居ないの?」と思ってたら姫君と四乃とでなにか共通点があるようなそうじゃないような匂わせ方して、トドメを刺すのを逸してしまう。
これも結局「言われたからやっただけ」なのかも知れないが、それを判定するその後の展開が来る前にアニメの範囲は終わったので…ま、まぁ悪く言っちゃえば上手く逃げたなw
これで原作に興味持つかと言われると…う、うん…。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

恋して戦え、乙女たち

この作品の原作は未読ですが、起用された声優さんの布陣で視聴を決めた作品です。
本渡さん、くまちゃん、ちゃんりな、うっちー、原由実さんと超が付くほど豪華なこの顔ぶれ…
視聴するのが楽しみでした。


人類に迫りくる悪魔を迎え撃つ9人姉妹の戦乙女(ヴァルキリー)
彼女らの原動力は1人の高校生との“恋”だった…
「アクマ」というあだ名をつけられるほどの強面の風貌から周囲に怯えられ、
上手く他人と関わることができない孤独な高校生・亜久津拓真。
一人の少女を助けたことをきっかけに、
悪魔と戦う9人姉妹の戦乙女(ヴァルキリー)の恋人となって育て、
人間界を守ってほしいと頼まれる。

その方法は…
戦乙女と“恋”イチャイチャをすること!!

9人姉妹と恋人契約を結んだ拓真は彼女らと一つ屋根の下で暮らし、
様々な濃いミッションを乗り越え、彼女らを戦いへ導くことに…

恋が世界を救うことを証明せよ!

戦乙女ヴァルキリー、発動…


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

まぁ、美人系9人姉妹と一つ屋根の下…しかも、全員が恋人でイチャイチャするって、ハーレム過ぎるにも程があるだろっ…という突っ込みがあちこちから聞こえてきそうな純ハーレム作品です。

これで、ハーレムを牙城にする主人公が無双系イケメンだったら、あまりにも出木杉で逆に視聴意欲は萎えてしまったかもしれません。

ですが、主人公の亜久津 拓真は、お世辞にも2枚目とは程遠い風貌で、しかも顔つきが怖く周囲が彼を「アクマ」呼ばわりされるような存在なんです。
それが積み重なって主人公の行き着いた先は人間恐怖症…

そんな人間恐怖症が美女とイチャイチャなんて…出来る訳ないですよね。
人間には大小の違いはあるも、対人恐怖的感覚って誰にでもあるんだと思います。
それが度を過ぎると、逆に可哀想に思えてきちゃったり…

そんな彼を擁護する考えを起こした先から、目の前ではお約束のラッキースケベな展開と、戦乙女に必須なイチャイチャが繰り広げられるんですから堪りません。
彼のことを擁護する必要なんて、きっと微塵も無いのだと思います。

ですが、戦乙女にとっては死活問題なんです。
何故なら、今の彼女たちのレベルでは悪魔に到底太刀打ちできないから…
だからイチャイチャを重ねてレベルを上げなきゃならないんです。
しかも、それだけじゃ駄目…
拓真を心から恋人として認めないと、レベル上げだってままならないんです。
人間恐怖症の拓真にとって、正に四面楚歌の状態と言っても過言ではないでしょう。

だから、彼女たちの心の移ろい模様を是非見て欲しいと思います。
きっかけは人それぞれ…
だけど、拓真が9人の唯一無二の存在に昇華するという最終目標に対して、どこまで辿り着くことができるのかは、この作品の見どころだと思います。
ラストまで視聴すると、レビューに「彼を擁護する必要が無い」と記載した理由が分かると思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、逢田梨香子さんの「for...」
エンディングテーマは、「UP-DATE × PLEASE!!!」なんですが、3タイプのバージョンがあります。
「UP-DATE × PLEASE!!! ver 1.7.8」
「UP-DATE × PLEASE!!! ver 2.6.9」
「UP-DATE × PLEASE!!! ver 3.4.5」
verの次の1~9数字が9人姉妹の生まれ順になっています。
個人的には一番ハジけていた「ver 2.6.9」がお気に入りです。

1クール全12話の物語でした。
「これから面白くなりそう…」というところで終わってしまったのが悔やまれます。
ここで終わってしまっては、単なる販促作品となってしまうのが、とても勿体無いと思うんです。
元々ハーレム系は嫌いじゃなく、寧ろ好みなのでしっかり満喫させて貰いましたけれど…
でもやっぱり続きが気になります。
奪われたモノは奪い返さなきゃですし…
続編が制作されることを期待しています!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

「イクさ」「かける」「こい」

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
と、書くと、あら不思議。そこはかとないド下ネタ感が(笑)

基本的に、エロハーレム、ラブコメ。「魔装学園H×H」と「五等分の花嫁」を合わせたような感じ。

まあ、このレビュータイトルくらいの品のなさと思ってもらえれば(苦笑)

《以下ネタバレ》

【視聴断念(3話まで)】
{netabare}
もし、この作品にエロがなく、普通にラブコメだったら、普通に楽しめたと思う。

ヒロインとのイチャつき具合によって、レベルが上がっていくとか、やたらゲーム的な設定。てか、ゲームでやった方が面白そう。

戦乙女のレベルが上がるのが、「拓真とデート(キスなど、恋愛イベントをこなすこと)」なのか、「戦乙女が拓真に恋愛感情をもつこと」なのか、「拓真が戦乙女に恋愛感情をもつこと」なのか、ここで作風が大分変わると思います。

序盤を観た限り、多分、一番最初。つまり、「とりあえず、エロイベントをこなせば(心はどうでも)OK」。だから、つまんないアニメになっていくんだよな~。

もちろん、イベントをこなす中で段階的に、拓真に対して、また、拓真自身の恋愛感情も高まっていくのでしょうけど。そこまで待つ気にはなれない。

あと、あんまり説明なかったけど、これ多分、「同じイベントは、1人と(1回)しか出来ない」んだよね? 六海が、「デートの幅を広げるために、誰かがアイドルになる必要があった」と言っているし、「七樹のレベルを優先的に上げる」ってのも、ようは、「誰でもこなせる類いのイベントは、七樹に集中させる」ということかと思っていた(じゃないと、全員とガンガンキスしてヤッてれば良いだけですし)。

であるならば、アイキャッチとかで、イベントの一覧を出せば、「どのイベントを誰がこなすのだろう? 意外とこの人だったか」という楽しみ方はできた思う(でも、キスイベントは複数で有効っぽいから、?。なんか、前提が崩れる気がする)。

あと、折角、ヒロインが9人もいて、メインヒロインも定まっているんだから、「恋愛」だけでなく、キャラによって「家族愛」や「友情」、「尊敬」など、色々な愛のカタチでレベルアップしていくようにすれば、作品の幅が広がったと思う。

キャラが悪くないだけに、残念。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
亜久津は、顔怖いけど本当は優しいキャラ。たまにいるキャラだよね。んで、エロハーレムか。「魔装学園H×H」と同じシステムだね。

エロキツいからダメそうだけど、一応、3話くらいまで観てみるか。

2話目 ☆3
体育館倉庫のクダリは悪くない。ヒロインが生きてたな。これ、ダブルヒロインでいくの? ハーレムでいくの?

3話目 ☆2
六海のドM妄想は、なかなかオモロイ。え? キスイベントは、もうこなしたのでは? 誰とでも何回でもいけるの? 作品が根底から崩れそう。

4話目 ☆


5話目 ☆


6話目 ☆


7話目 ☆


8話目 ☆


9話目 ☆


10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19
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