ヒューマンドラマで戦闘なTVアニメ動画ランキング 4

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のヒューマンドラマで戦闘な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月02日の時点で一番のヒューマンドラマで戦闘なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

62.3 1 ヒューマンドラマで戦闘なアニメランキング1位
GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO-ガンスリンガー・ガール イル・テアトリーノ(TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (362)
1838人が棚に入れました
戦いに踊る人形、復讐に駆られた大人たち…廻る舞台。(イル・テアトリーノ)
舞台はとあるヨーロッパ。公益法人”社会福祉公社”
障害者支援のための首相府主催事業を表向きとするこの組織の実態は、瀕死の少女たちに機械の体を与え「条件付け」を施し、その少女たちを使って政府に敵対する勢力を秘密裏に排除する諜報機関であった。
生きることと引き換えに「義体」となった少女たち。それぞれに一人ずつ担当官がつき、いつも行動を共にしていることから、兄妹(フラテッロ)と呼ばれている。
「条件付け」により生身の頃の記憶が封印された少女たちにとっては、担当官の命令に従い、銃を持ち戦うことが何よりも幸せなのだった。
義体や担当官など社会福祉公社の側の人間、そして敵対する五共和国派側、それぞれの過去や想いが複雑に糸のように絡み合う群像劇は、否応なく悲しきクライマックスの舞台へと向かっていく。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

イル・テアトリーノ=廻る舞台 原作遵守の群像劇としての再スタート そして注目してもらいたい「第8話」

ご存知の方も多いように制作スタジオ、スタッフ、キャストの総入れ替えや原作者の脚本参加といったことで1期(以下無印)とは別物に成り果てたIL TEATRINO(以下イルテア)



それは色彩設計や撮影効果が明る過ぎだったり、銃器監修がいるはずなのに戦闘シーンが大雑把だったり、わざわざイタリアロケに行った割には背景がショボかったりとかで、単純に「クオリティが低かった」の一言で終わってしまうかもれません

しかしむしろ無印との比較で、無印とイルテアでは画面的な「リッチさ」はもちろんのこと、如何にして無印が上手く演出されていたのかと気付かされる点も多いです



問題はここからで、このイルテアがガンスリという作品の「別の二つの側面」を妙な形で照らしてしまったということにオイラは見ます



まず一つ目が「群像劇」という面について

無印では大胆に時系列をずらし込んで導入話を作ったり、バラバラな視点のエピソード達を最終的に全てがヘンリエッタの視点(或いは最終話のアンジェリカの視点)に繋がるように原作をかなり改編して構成していました

これがイルテアでは原作者協力の基、原作を遵守する形の構成がなされたのです

ここで重要なのはイルテアには義体少女でも担当官でもない主役格が現れるというところ

それが第2話から登場し、生身で義体と張り合う青年用心棒「ピノッキオ」

彼は完全に敵側の人間であり、彼の視点から見ると義体少女側は仲間の命を奪う非情な存在として描かれるのです

主役側と敵側の視点がほぼ隔週話の間隔で切り替えられながら描かれた今作は、単純に悲劇を背負った義体少女への情の念だけで視聴することを良しとせず、良くも悪くも無印に見られた「お涙頂戴モノ路線」から脱却します
そして血で血を洗うような物語の本質にある残酷さをより際立せて、ガンスリの世界観全体にそこはかとなく漂う「潜在的な不快感」を駆り立てました

結果としてこの物語の真の主役が果たしてピノッキオだったのか、ピノッキオと対峙したトリエラだったのか、或いは(あえて無印からの続編と考えるのであれば)ヘンリエッタだったのか

「誰にも肩入れしない勝者無き物語」はなにひとつまとまらないうちに終わりを迎えてしまいます
この点は端的に構成力不足を感じ、如何なものかと思いました



もう一つの面が少女の殺し屋というキャラクターに対する「シニカルホラー」的な面

画面が明る過ぎるという指摘が見られるように、この作品の重いテーマとはあまりにギャップがありすぎる色彩や撮影効果

さらには新人声優の多数起用で、あまりにフレッシュすぎる義体少女役の演技など

少女達の幼さを強調するあまり、いざ彼女達が「人殺し」を始める様は、それはあまりに冷酷で目を背けたくなります

これに関して特に印象的なのが、リコが拷問のために命乞いをする大の大人をタコ殴りにして返り血を浴びるシーンやトリエラとピノッキオの最終決戦など

義体少女が命令のためなら冷酷な殺人マシンと化す様は、さながら悪趣味なバイオレンス映画にも近い

思えば無印では、悲しげな目で相手に銃口を向けたショットで終われば=殺害
とか
義体少女達が過去に遭った、レイプや暴行などの陰惨な境遇をあえて描写したりはせず、少し遠まわし気味の会話の中で説明するとかしたものです
これらショッキングな表現や直接的な言葉を用いずとも、それとなく魅せる演出が無印には光っていました



以上の2点はガンスリという作品を語る上で忘れてはいけない「刺激」的な要素であり、この点に強く惹かれた視聴者(読者)も多いことであろうと推察します

そして同時にイルテアが強く照らし過ぎてしまった、「ガンスリという“麻薬”が持っている毒素みたいなモノ」でもある、と解釈していただければ幸いです



さて長くなってしまったがオイラがここまでイルテアにムキになる理由が一つあって、
ずばり言って「第8話がネ申回」というところにあるのです

第8話のサブタイは「クラエスの一日」

ご存知の通り、義体少女の一人クラエスは施設の外には一切出ない一見すると不自由な暮らしをしています
が、彼女は施設の中で本を読んだり、家庭菜園を嗜んだり、映画を見たりする生活を送っています

そんな彼女の「限られた世界での無限の自由」というものを淡々と描くのがこの第8話なのです

ある日、いつもと同じ毎日を過ごしていたクラエスが、めったに足を踏み入れない射撃訓練場に入るとそこには、担当官ジョゼに指導されながら射撃訓練をするヘンリエッタの姿がありました
そこで薄っすらと浮かんでくる、彼女が無くしたはずの記憶・・・

無印でのクラエスのエピソード(無印:第5話)の直接的な続編とも言える珠玉のエピソードであります

この回では当然のこと戦闘シーンなどは無く、丸一日かけてクラエスの私生活を追うだけの、言うなれば暗い雰囲気の日常系アニメのよう

しかしながら無印に限りなく近い印象の何かをオイラは受けました

クラエスを担当する声優は水野理紗
そして彼女の担当官ラバロ役は堀内賢雄
おわかりいただけますでしょうか?
彼女達はほとんど皆無と言っていい「無印を経験している役者」なのです

多くのキャラクターが、無印とは別の印象を受けるのに対し、クラエスとラバロだけは地に足の着いた落ち着きを感じるのはそんなところにもあるのかもしれませんね

投稿 : 2024/06/01
♥ : 30

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

あなただけは守り抜く。そのために私は生きているのだから。

「GUNSLINGER GIRL(ガンスリンガー・ガール)」の2期です。

1期は主要キャラである女の子たちの掘り下げ、
2期はテロリストとの戦いの物語が進行します。

1期から制作会社が変わり、
キャラデザや声優も一新されています。

1期だけで物語はまとまっていたので、
2期の視聴は迷っていたのですが、
物語は2期の方が楽しめたので、観てよかったです。

2期は全13話です。


● ストーリー
イタリア政府が、障がい者への様々な支援を行うという名目で設立した「社会福祉公社」。

その実態は、重体の患者(少女)に義体を与え、条件付けと呼ばれる洗脳で過去の記憶を消し、公社と担当官に対する絶対服従を命令するもの。

そうして義体の体を手にした少女たちは、
担当官を守り、命令に忠実に暗殺等の政府の闇の仕事を遂行する。

殺すことに何の抵抗も後悔も持たない。
ただパートナーのために、銃の引き金を引く。

それが自らの生きがいだとして…。


1期は社会福祉公社で活動する少女達について、
一人ずつ時間をかけて掘り下げられていましたが、

2期は犯罪やテロによってイタリアを恐怖に陥れる、政府の敵にあたるテロリスト集団“五共和国派”との戦いが軸となっていました。

その中でも、殺し屋のピノッキオという青年の物語が主軸となります。

今までは社会福祉公社目線で物語を観ていたのが、
ピノッキオ側目線のエピソードも多く、

戦うどちらの側の想いを知っているがゆえ、どちらが正義と決められず、複雑な気持ちで戦いを見守ることになりました。

ピノッキオは、命の恩人であるクリスティアーノのために殺し屋としての腕を磨いて戦い、

社会福祉公社の女の子たちは、大切な担当官のために戦う。

1期では女の子たちの、何も感じず人を殺す様を見ながらも、
任務が無事に遂行されると、うまくいってよかったと、
ほっとする部分があったのですが、

2期ではピノッキオの想いを知っているからか、
女の子たちの任務が失敗することをどこか願っていたりもしました。

むしろ、ピノッキオとクリスティアーノの絆を引き裂こうとする、
社会福祉公社側の方が悪者にさえ見えたり。笑

正義はどちらにあると簡単に決められるものではない。
ただ、お互いに自分の守りたい人たちのために戦っただけ。

1期は、少女たちに対して“やるせない”という想いが強かった。
その思いは2期も変わらない。

それに加え、他のキャラに対しても、同じ気持ちを抱きます。
だからなのか、2期は見ていて、もやもやします。

でも、このもやもやした複雑な気持ちが胸に残るのが、
この作品の魅力なのだろうと思います。

切なく、やるせないドラマが多い作品でした。


● 作画・声優
製作会社が変わったこと、1期の製作から時間が経過していたことなどを理由に、一新されています。

作画は1期の方が好みでした。
ヘンリエッタなど、1期の方が可愛かったなあと思うキャラが数人。

声優さんも、1期の方が好みだったなあと思うキャラが数人いましたが、
ほとんどは違和感なかったです。

この作画と声優の変更を、
1期のファンの方がどう受け止めたかで、2期の評価も変わりそうですね。


● キャラクター
ほとんどは1期と変わりません。

1期ではヘンリエッタ&ジャンがメインでしたが、
2期は出番がぐっと減っていたように思います。

代わりにピノッキオに対して執着するトリエラの活躍は増えていました。

個人的に一番好きなのはヘンリエッタ&ジャンさんでしたが、
2期のヘンリエッタはいまひとつ…。

1期の方が作画的にも性格的にも可愛かった気が。笑


● 音楽
【 OP「たった1つの想い」/ KOKIA 】

この曲は名曲です。

この作品を見ていなくても、
聴いたことがある人もいるかも。

作品にぴったりだし、
大好きな曲です。


【 ED「doll」/ Lia、多田葵 】

歌い手は、話によって変わりました。

麻枝准さんによる作詞作曲なので、
key作品感が増します…。笑

13話のED「human」も好きでした^^


● まとめ
何が正義なのか、何が正しいのか。

この作品を見ているとわからなくなりますね。

だってみんな間違ってないんだもん。
やり方は他にあるとしても。

間違っているのは、
そんな人たちに武器を手にさせる社会の方なのだろう。

自分の大切な人が辛い思いをしないように、
武器を手にして戦う。
そんな必要がないように。

少女たちは幸せだ。
大切で守りたい人のために戦えるから。

でも、もっと違う形での幸せが、
少女達にはあってほしいと願うばかりです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17

ビアンキ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

そろそろ再評価されても良いと思うんだ。

ちょっと編集。

2008年頃、アニマックスで視聴。
私がアニメ好きになったきっかけの一つとなった作品で、いまでもそれなりに好きな作品。


第1期も原作漫画も何も知らず、
この第2期だけを見て
「ガンスリンガーガール」が好きになってから、
原作漫画を全て読んだ。
すごく面白かった。

そして原作漫画を読んでいる途中で、レンタルDVDで第1期も見た。



第1期を先に見た多くの方々からすると、逆の感想なのだろうが、
第2期を先に見た私から見ると第1期の方が
「こんなのガンスリンガーガールじゃない!」
と強く感じ、8話くらいで視聴を断念した。

この下に書かれているのは、そんな奴の感想です。
第1期に対する酷評も少々あります。

第1期ファンの方々に先に謝っときます。
申し訳ございません。



さて、
第1期と比べつつ、
本作の感想を書いていく



まず、
この「ガンスリンガーガール・イルテアトリーノ(以降、第2期と書く)」
アニメーションはかなり酷い。

人物の崩れはそんなに多くないものの、動かない。

そして他の、同じく「動かない」作品
(「ガングレイヴ」「EAT-MAN」「おにいさまへ…」など)
と比較しても、見せ方も上手くない。下手くそ。

ただしアニメーションの出来は
第1話が最底辺で、それから徐々にアニメーションのクオリティ(というか作画枚数)は向上していく。

ただ最終回近くでも、2008年製作ということを考えると決してクオリティ高くはないけど…
相変わらず見せ方(絵コンテ・演出)は上手くないし。

しかし本作、欠点はこれぐらいだと思う。
(でも結構デカい欠点だよね…だから作画の評価は低い)




第2期と原作漫画を見た後
レンタルDVDで第1期を視聴した際、
冒頭で書いたとおり私は、
「こんなのガンスリンガーガールじゃない!」
と強く感じた。

そう感じた大きな理由が、
第1期は、
「子供たちが」苦悩し、鬱屈としている話だった
から。

第2期や原作漫画は、
「大人たちが」苦悩していた。
そして子供たち(義体)は子供らしく明るかった。

子供たちは子供たちで苦悩してはいるが、あくまで「子供らしい」苦悩。
現状に苦悩しているのはむしろ大人たちの方。

そしてその「大人たちの苦悩」が本作の見所の1つ。

それこそが、ガンスリンガーガールの世界だと思っていた。

しかし第1期は上記の通り

この第1期と第2期の差が、私は受け入れられなかった。



そしてガンスリンガーガールは、
「明るい世界(光)」がある中での、
「暗い世界(影)」の話だと私は思っている(いた)。

「光」があるからこそ「影」が引き立つ。

しかし第1期では、「影」の世界のみをひたすら描写していた(はず)。
よく第1期は「暗い」と言われるが、
それ以上にメリハリがないので地味で退屈という感想を私は持った。
はっきり言ってつまらなかった。


一方第2期は、
担当官や義体たちが、
「明るい世界」に普通の人間、兄妹として紛れ込み、
兄妹での旅行・外出を楽しみつつターゲットの身辺調査をした後、
「暗い世界」に入り殺し屋としての一面を見せる。
というメリハリが確立されていた。


ひたすら「暗い世界」を描いていた第1期以上に、
このメリハリは、ある意味気持ち悪い。
しかしこの、ある種の気持ち悪さこそが、
「ガンスリンガーガール」の見所の1つであり、また本質だと私は思う。


そしてメリハリがあることによって、シナリオは第1期以上に面白くなったと思う。いや、なった。

このシナリオの面白さは、もっと高く評価されて良い本作の魅力だと思う。




音楽も結構なもの。
オープニング曲「たったひとつの思い」

エンディング曲「doll」
はどちらも、とてもガンスリンガーガールの世界観とマッチした曲でかなり良い。

特にオープニング曲は、
現状決して評価が高いとは言えない
本作のオープニング曲でありながら、
「ガンスリンガーガールの代表曲」的な扱いを受けるほどの出来。

劇中の音楽も、「すごく良い」とは言わないまでも
それなり。
充分聞ける出来。




アニメーションは確かに酷い出来だが、包括的に見て「秀作」と評価したい。
是非とも再評価されてほしい作品です。
アニメーションの酷さに耐えられる方は、是非見てみてください。


下手くそで纏まりのない文章、お読み頂きありがとうございます。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

66.6 2 ヒューマンドラマで戦闘なアニメランキング2位
アルジェントソーマ(TVアニメ動画)

2000年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (161)
1394人が棚に入れました
『アルジェントソーマ』は、2000年10月5日 - 2001年3月29日にかけてテレビ東京で放送されたアニメ。
2054年、人類は突如飛来した巨大なエイリアンと交戦状態に陥り、深刻なダメージを被り、飛来を続けるエイリアンに対抗統べく、国連政府は軍を再編、対エイリアン特殊部隊 “フューネラル”を組織した。
学生タクトは、恋人・マキの行方を追う内に、マキが師事するノグチ博士の研究施設へと導かれ、そこで行われていたエイリアンのパーツを繋ぎ合わせ、金属生命体“フランク”を復元する実験に立ち会う事になる。
しかし、突如覚醒したフランクは暴走しマキとノグチ博士の命を奪い逃走してしまうのだった…。

声優・キャラクター
保志総一朗、桑島法子、高田祐司、井上喜久子、子安武人、堀江由衣、紗ゆり、中田譲治、竹村拓

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

なかなか愉しめた♫

2000年10月5日 - 2001年3月29日TV放送された。全25話+特別編。

概要 2054年に人類は突如地球に飛来した金属生命体と遭遇。
第一次遭遇戦での甚大な被害を経て国連が軍を再編し生まれた
対エイリアン組織のひとつ「フューネラル」は試験運用中だった
ザルク(兵器)が制式採用されて以降 対エイリアン部隊の最有力
組織として活動していた。

物語は エイリアンの残骸の複合体を蘇生させようとしていた実験
に理由も解らないまま連れられて その実験の失敗により目の前で
恋人を失い自らも重症を負ってしまった主人公が その憤りの矛先
を何処に向けたら良いのか・・という所に謎の人物が現れるという
ところから始まる。

以降は国連とヒューネラルの関係性を匂わす伏線だったりエイリアン
との戦いだったり ヒューネラル内の主要メンバーとの話を絡めつつ
主人公と物語のもうひとつの鍵となると思われるハリエット(ハティ)
と主人公が復讐相手と定めたフランク(実験複合体)を軸にエピソード
が展開していく。

OPは良い感じだと思うけど・・1クールのEDは・・流石にどうなの?
その他の音楽は選曲や使われる場所などが結構好みにハマった。
作画は製作時期を考えると悪く無いと思うけどメカデザをやや活かし
きれていないような?質感とか精細さが足りなく感じた。
キャラデザは作風にそこそこハマってる感じかな。
ただ声優も含めてキャラに華を求めて無いのでインパクトは控えめ。

13話は流石に漫画チックで興醒めかな・・一応1クールの〆という
感じで凄く盛り上げなきゃって感じは伝わるけど・・色々無理し過ぎ。
2クール以降の流れやクライマックスの纏め方に不安を感じてしまう。
その直後の14話に政治家だの軍隊だの学者様だのと如何にもこの手の
アニメにありがちな議事風景の描写・・この辺りは作品へのハマり具合
で同じ内容の台詞でも受け取り方というか印象が半端なく変わるので
なんとも言えない感じで見てたかな^^; はいはい・・分かりました
そういう描写も入れたかったんですね・・って感じ。

ただ この程度のことでイラッとして視聴を斬るには少々勿体無いかな~
という感じで全体の雰囲気重視で視ていた。

16話・・良かった・・ホット一息・・どうやら私の思っていたというか
観たかった方向に向かっているようだ・・

終盤は厨二か?とかお子様向け?とか やや稚拙に感じる顛末や乱暴な
繋ぎ等も感じたけど・・全体的な雰囲気や最終的な落とし所は結構好み
にハマった。
都合よく纏め過ぎ・・綺麗過ぎる・・という部分もあるけど。

特別編は・・どう考えてもTV放送枠からはみ出てしまったスーの
エピソード・・最終話を観た後に観ても今更感が・・そしてエンド
ロールで強引に最終話の あのシーンに結びつけている感じかな・・

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6
ネタバレ

るぅるぅ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

復讐の先には・・・

いつかは観たいと想い手にとったわけですが・・・SFの要素が強いのか、私の理解力不足なのかもしれませんが16話まで苦痛でしたね;

視聴するのに忍耐力と信じて観る気力が必要ですw

簡単なあらすじを1話をまじえて少しだけ伝えさせて頂きますね。 
冒頭から主人公タクト・カネシロの彼女マキ・アガタに不信感を抱く暗い展開。
謎の物体(エイリアン)との交戦。
そしてノグチ博士のエイリアン復元に携わるマキを見つけるも実験に巻き込まれたタクトはマキを失いエイリアンに憤りを感じる。

終始暗い展開であり、謎の男によって導かれ復讐を誓ったタクトはリウ・ソーマとして生まれ変わり、エイリアンと話すハリエットの存在とは・・・。

エイリアンの目的・リウの復讐心・ハリエットの行動によって全ての伏線が回収される後半は目が放せないです。

毎回いろいろと特殊能力もつエイリアンとのバトルは、なかなか現実的な手段で倒す展開も良いですね。
{netabare}
ただ、エイリアンが毎回同じ姿というのが疑問でしたが、それは・・・ユーリ・レオノフの切り刻んだ心の数だけのエイリアンだから同じなのかな と考えると自然かな。

リウの復讐に反する行動が最終的にわかるのですが、ユーリ・レオノフの孤独さを自分との投影による同情にも似た複雑な気持ちに共感に伴う行動を認める彼の心情は復讐ではないと痛感させれる。

リウが求めたマキの言葉である「私もあなたのことをもっと知りたい」マキの愛情の深さが伝わり感動させられる。
シンプルな言葉だが、このストーリーを終始みているとリウの感情的な性格そしてマキに対しての不安・・・そんな彼女の言葉に救われる気持ちは痛いほど伝わってきます。

ユーリーの最終決断へのエピローグもよく16話以降は夢中で観れましたね。

余談ですが、各話サブタイトルが1話~最終話つなげてみるとループしているというサンライズの遊び心ともいえる愛着が伝わってましたね。

ただ、ザルクのデザインはもっとカッコよく出来たんじゃないのか!?と不満は残ります。TODのブラックザルクは真っ黒でわからないですw
{/netabare}
作品テーマは復讐によって生まれた真実の愛の深さ。

作画は13年前ですが差ほど気になりません。
それでも古臭い雰囲気は抜けませんが、その辺りはご了承下さい。
マイナーな作品ですが、観て損はしないアニメです。
あまりお勧めはできませんが・・・良かったらどうぞです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

カラーは嫌いじゃないが、見るのが苦痛なので断念

キャラクタの配置や、一話の引き込み方は結構良いと思う。のだが、如何せんその後の各話が面白みに欠けすぎる。展開が読めるし、見覚えのあるありきたりな話だし、見ていて非生産な感覚を味わい、苦痛になってきたので断念。全体の概要はせめて掴みたいという知識欲はあったのだが、1クールで終わるわけでもないし、流石に時間の無駄と判断した。

途中まで見た感じだと、雰囲気は、エヴァ要素を使った、コードギアスの劣化版みたいなイメージ。

まああくまで個人の感想なので、この作品に何かを見いだせる人は見いだせるのかもしれない。あとは最後は見ていないので話がどう最後盛り上がるのかは謎。
そもそも私はロボットモノ、軍隊モノが好きじゃないからロボットものは他の要素で見せるか、かなり展開にエンタメ性がないとだめなのだ。女の子の森での生活みたいなシーンをもっと扱って欲しかったが、話がかなり軍内部のモノにシフトしてきてしまうし。私にとってはぽんぽん出てくる新しいエイリアンにどう勝つかみたいなの、粉微塵も興味もてなかったし。
エンタメとしてもとりあえず陳腐に思えた。政府は相変わらずガバガバだし。

巨大怪獣を操る、的な話として、同時並行でネオランガを見ているけど、そういう意味で、こっちのほうがテーマにまだ生活感があるので見れる。(こっちにも言いたいことはたくさんあるがそれはまた。)

ラーゼフォンは、各話が断片的で構成がめちゃくちゃだとかいう大きな難点があったが、逆に滅茶苦茶感というか、変なエネルギーのようなものを感じたが、こちらはそういう面白みもない。
キャラクタは悪くないのだが流石にキャラクタで引っ張れるタイプのアニメではない。


でもあれだなあ。レビュー見てるとふつうにみんなエンタメとして楽しめてるっぽいんだよな。逆にもっとゴリッゴリに地味で、退屈、と評される作品でも、全く退屈をかんじないこともあるので、まあ本当に人の好みって人それぞれだねえ。。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

61.1 3 ヒューマンドラマで戦闘なアニメランキング3位
レッドガーデン RED GARDEN(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (112)
611人が棚に入れました
ニューヨーク。過酷な運命によって近づいた少女たち―17歳の葛藤。ぶつかり合う価値観。しかし、やがて日常は優しい言葉にあふれていることに気付く。同じ学園に通うケイト、ローズ、レイチェル、クレア。その日、少女たちは朝から身に覚えの無いおかしな感覚を感じていた。怪訝に思う少女たちに伝えられる、クラスメイト・リーズの突然の死。
その日の暮れに、悲しみのなか、まるで導かれるようにして少女たちはひと気の無い夜の倉庫街に集まった。
ネタバレ

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

突然歌いだす、謎の演出のある不思議なアニメw

ある一人の少女の突然の死を機に、死んだ少女の友人だった4人の少女達の日常は、
普通の少女としての生活とはかけ離れたものになっていく...って感じのお話。
全22話+OVA1話です。OVAは後日談っぽい感じですね。

正直、それほど面白いってアニメではないのですが なんとなく好きな作品。

作品の独特な雰囲気や大まかな設定、キャラデザに声優さん、あとOPが好きです。
まぁ声優さんについては沢城さんが好きってだけなんだけどw
あくまで、ただ好きってだけなので良い作品だとは全然言えませんww


ストーリーとしては、アメリカの高校を舞台にしたオカルト要素の強い
サスペンスホラーって感じなのかな。
でも、困った事に設定は結構穴だらけだったりするんですよねw
その上、説明不足な部分や疑問点が多かったりもします...

まぁ説明不足に関しては、あくまで少女達の視点で物語が進んでいき、
彼女達が重要な事は何も知らされてないって前提だからかもだけど、
曖昧な部分が多くてモヤモヤしますねw
{netabare}
意地悪だったグレースの子がいきなり心を開いたのは少し不自然だったし
そもそもなぜ主人公たちが死んだ理由がわからない。

死んだ理由はハッキリさせて欲しかったな... 何の為にあの場所に行ったのか、
そこで何があったのか、何故死んでしまったのかとか、すごい気になる...
流石にそこはしっかり描かないとダメでしょw
{/netabare}

最終話も、一応完結はしてはいますが、終盤は展開の速さは否めないし、
ちょっとしんどいまとめ方だったなって印象。
あと数話あれば、キレイに終わってかもって少し残念だったかな。
{netabare}
アニムスとドロルの抗争は物語のメインストーリーであるにもかかわらず、説明が
ほとんど無く組織の背景も曖昧にしか語られていないのでスッキリはしないです。

そもそも、そこらへんをちゃんと考えられてたのか疑問ですねw
{/netabare}

ただ、そんな感じでストーリーに関しては残念な部分が多々ありましたが、
この作品の見所としては、少女たちの人物描写や心理描写です!!
ストーリーはともかくキャラに対する描写は良かったw

突如 過酷な状況に置かれた少女たちの日常と非日常。それにより生まれる少女たちの
苦悩や葛藤、そして絶望。 それでも生きようともがき、運命に立ち向かう姿や
少女達の間に次第に結ばれていく絆など、とても丁寧に描かれていました。
{netabare}
個人的には、レイチェルが一番共感できましたねw

自分の存在が、普通の人間と変わってしまって、恋人との関係性で葛藤したり、
「死」が身近に有る戦いでの、戦わないローズはイラっとしたりとw
でもまぁそれもリアルですよね。普通の人間じゃなくなったら周りとの違いを感じて、
悩んだりもするだろうし、恋人って近い存在だからこその葛藤もあると思うしね。
それに、いきなりバケモノと怖くて戦えないローズも、それを見てイラついちゃう
レイチェルもねw

ローズとレイチェルの心理描写は、露骨でしたが共感出来て良かったです。
{/netabare}

それに、4人はメインキャラたちも魅力的で良かったんですよね~ 4人共全く違う性格で、
それぞれ人生観や価値感などをしっかり持ってますしね。
個々の想いがしっかり描かれてるのが、この作品の良い所ですw
とはいっても、ココが全てな作品なんですけどね...


まぁ、そんな感じの内容の作品なので、物語の謎を追う方をメインにして見てしまうと
残念な感じに思ってしまうかもだけど、揺れ動く4人の姿に焦点合わせて見るなら
結構楽しめる作品だと思います!!
でもまぁ、色んな意味でクセの強い作品なので、人にはオススメは出来ませんけどねw


あと最後に、OVAの「デッドガールズ」なんですが、本編を観た人には面白いと思える内容だと
思うので、最終話まで観た人にはオススメ。というか、是非見て欲しいですww
それじゃあ、ネタバレじゃないけどOVAの感想も少しだけ。
{netabare}
本編はシリアスで暗い雰囲気の作品でしたが、OVAはコメディ要素が多い作品に
なってますねw 1時間位のお話です。

内容としては、後日談なのかと思ったら少し違うのかな!?
まぁその後である事は間違いなさそうだけど。
{netabare}
本編で既に死んだ人や月日的にもう死んでるだろうって人や出てきたりするし、
どういう設定なのかな!?設定がよくわからない。
主人公たちの性格が変わっているのは何百年も生きてきたからだろうけど...{/netabare}

あっそれと、別にOVA見たから、本編の謎が解るとかは無いですww
正直、ちょっと期待してたんだけどな...

でもまぁ自分は結構楽しんで見れました。面白かったですw

ただ、RED GARDENを最後まで見たなら笑える場面もありますが、
OVAだけで見ても面白い作品ではありません!!
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ゴシックなマスタード。

"古き良きアメリカ"的な色彩の見せ方が非常によかった。別に自分はアメリカ好きでは別にないのだけれど、純粋に綺麗だし、コンセプトが感じられて良い。ゴシックで、媚びないキャラクタデザインも好み。物語もキャラクタをポイ捨てしていない感じが良い(ただし刑事たちは正直存在意義が??だが)。ときたまグッとくる瞬間もある。蝶と花の演出とか、いちいち簡素ながら味のある演出が良い。OPもアイキャッチもカラフルでお洒落。バトル要素の重要性がほぼ皆無で、それより人間の営みを大事にしている感じが良い。人々の暮らしに対する落ち着いて暖かい目線が感じられるのが良い。
戦闘が非常に地味なのもグロテスクさを演出できていて良かった。(あまりに敵が見掛け倒しなのはやや残念だが。)
戦いの目的の正当化をほぼ完全に捨てているのはこの手の作品では珍しいことで大変良いアプローチだったと思う。最近のロジカルで人間味の薄い作品にも見習ってほしい。

と、まあ良いところはたくさんあり、特に中盤は素晴らしかったと思う。ただ、個人的に物語はやはり始めと終わりが肝心であると思っていて、その2点についてはあまり出来がよろしくはないと感じた。
なんというか結局全体としての話の筋が弱すぎる上に不自然なのである。それが原因だと思う。よく練られた緻密な展開みたいなものは期待しない方が良い。

 自分は殺人ゲームみたいに、明確なルールが説明的に開示されてパズルの様に進行する話はあまり好きではない。話の展開がうまくてもあくまでゲームの中の話という感じで話の深みが全くないから。
この話はそういう話とは正反対で、この作品は、生々しさは十分あるのだけれども、設定の作り込みや展開の巧さはあまり褒められない。例えばどうして敵を排除する必要があるのかという理由はこのアニメではあまり重視されていない。説明棄てるにせよもうすこし不自然さが無いと良いかなと思う。
登場人物の設定や行動が若干不自然なことが度々ある。例えば始め主人公ら4人を戦いに導く女がいるが、彼女の序盤の秘密主義は、秘密が明かされてなお異様に不自然である。ミステリアスで冷徹に見える女、だとか理由もわからず戦う少女たち、という設定を作るための苦肉の策が見え透いている。ミステリアスな人物なんて出てくるとそのミステリーの内容がしっかりしてないとしっくりこない。
 まあ全体的に序盤は中盤の諸々の足がかりをつくるために存在している感じが強く面白みは薄い。

終盤は消化試合感が強く、面白くできる要素をいくつか素通りしている感じが残念。エレベとケイトの関係とかね。終盤の戦いに尺とっちゃうより、日常の描写を大事にしたかったというのはわかるのだけど。読後感は薄い。

あと序盤はなんか劇中歌が入るのだけれど、あんまり効果的ではなかった印象(歌唱力の問題か、監督?の注文の仕方の問題かそもそも歌い方が変)。ただ監督も自覚があったのか途中でふっつりなくなる。

まあでも全体的には良いところはたくさんあって、期待以上の出来ではあった。なんか無限のリヴァイアスとかに多少雰囲気近いかな。まあまあお勧めです。
大作ではないけど、お洒落で地味で良い感じ。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2

おみや さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

突然「あなたは死んでるの」って言われても???ですな。

エミさんからのご推薦。

舞台はニューヨークのルーズベルト島、時代はわかりませんが今っぽい。

ここでは2つの集団が敵対しています。
1つは「アニムス」女性だけの集団で、死んだ後生き返って不死の体と
なってます。(身体能力もUP)ただ本人が生きる意志を無くすと灰に
なってしまいます。加えて定期的に戦ってないと体調が悪くなります。

もう1つは「ドロル」男女両方いますがアニムスからの呪いで、早かれ
遅かれ覚醒し、そうなると自我を失い獣のようになってしまいます。

ある事件をきっかけに4人の少女がアニムスの一員となり、それぞれ
運命共同体としてドロルと戦う事を強いられます。

設定として面白いのは、同じ学園にいながら立ち位置がみんな違うため
なかなか距離が近づきません。
模範優等生、不良一匹狼、ヤンキーお嬢、もじもじさん、こんな感じです。
どう考えても仲良くならないよなぁ、、、。

それでも生きてゆくため、指令が下れば4人そろって戦わなければならない
のです。

理不尽な環境の中、4人それぞれの苦悩や葛藤、また戦いの中で少しずつ
近づいていく距離。

彼女たちに幸せは待っているのか?


感想
鬱展開が結構続きますが、それぞれの心理描写は丁寧に描かれており
またご都合展開もないので(リアルだったらこういう反応するよなぁ
って描写が多かった気がする。)私的には観て良かったと思えた作品
でした。
シリアス好きな方にはおすすめですね。

4人の中だとクレアが印象的。沢城さんの演技は特に印象的でした。
人気あるのもうなずけますねぇ。


おまけ
OVAの「デッドガールズ」も観ましたが、こちらは何100年が後の
設定で、4人それぞれがぶっ飛んでます!
長く生きたおかげで強くなったのね。w

合わせて観ると、より楽しめます。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16

65.0 4 ヒューマンドラマで戦闘なアニメランキング4位
Z.O.E Dolores,i-ゾーンオブエンダーズドロレス アイ(TVアニメ動画)

2001年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (36)
284人が棚に入れました
『Z.O.E Dolores, i』(ゾーン・オブ・ジ・エンダーズドロレス・アイ)は、2001年4月6日よりテレビ東京系で放送されたロボットアニメ作品である。時間軸的にはプレイステーション2用ゲームソフト『Z.O.E』の後の話だが、内容的には前述の限定版に同梱されたアニメ作品『Z.O.E 2167 IDOLO』の続編にあたる。初老の運び屋ジェイムズ・リンクスと、彼を「おじさま」と呼んで慕う巨大ロボットオービタルフレームのドロレスを中心に、陰謀と戦乱の中での家族ドラマを描いた作品。

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

良きパパになるための家族愛ロボットアニメ

初老の運び屋ジェイムズ・リンクスと、彼を「おじさま」と呼んで慕う巨大ロボットオービタルフレームのドロレスを中心に、陰謀と戦乱の中での家族を描いた作品。

随分前に見たので記憶は朧気ですが、なかなか面白い作品だったと思います。
主人公がオヤジで、ヒロインがロボットという斬新な設定が嵌っていて、ロボットアニメとしてもヒューマンドラマとしても魅力あるエンタメでした。
無実の罪で指名手配犯となってしまった主人公が良きパパとなるために、どんどん格好良くなっていくのが本当に良い。加齢臭漂うオヤジが家族の信頼を取り戻すという、なんだかアメリカンナイズされたロボットアニメみたいだが、アニメではこういうのなかなか見れないので希少ではないかと思う。

一番の存在感を放つのがロボットのドロレス。
「何一つ知らない無垢な少女」の仮想人格なんだそうだが、これが可愛いんです。
おじさまーってジェイムズ慕う姿がなんとも乙女チックで不気味(笑)
彼女と主人公のやりとりは見ていて微笑ましいと思いますよ。はい。

終盤から火星人だか地球人だかの争い?なんかどっかで見たような陳腐なストーリーにちょっとガッカリした部分もあったが、俺たち家族が世界を救うんだ!っていう熱いアニメでこれまた悪くはなかった。
質としては良いとは言えないかもしれないが、SFとしても面白いものがあったし埋もれさせとくには勿体ないとは思える良作でした。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

神撃のニャンコ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

面白いのに 観てる人が非常に少ない;

運び屋の主人公は宇宙トラック?の運ちゃん
観たのが大分前なので覚えがないのですが

何かトラぶって 妙な女性のAIを積んだ
人型汎用ロボットを得て お尋ね物になり

息子 娘を巻き込んでの 大波乱になります
家族との交流が無かったので 

息子 娘とのコミニケーションに四苦八苦するパパさん
むさい親父な主人公なのですが そんな面を観て

頑張れパパ!と応援しながら観てましたw
SFロボアニメが好きならお勧めしますよ

※ このレビューを載せてから
二年?経ちました? 気まぐれで このアニメのレビュー
などを確認したら 観てる人の少ない事;

家族関係に苦悩する中年親父に
愉快なAIを搭載した主役機のコンビと

癖のある敵キャラとか 私はこのアニメを
かなり気に入ってますが レンタルビデオとかで

借りて観れないのがチョット残念
観たいなら バンダイチャンネルとかで

月々の料金を支払って観るか
アニメを持ってる方に見せてもらいますかね;

それにしても本っ~~当にこの順位で良いの?
このアニメ;って思う位納得のいかない順位ですね;

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ドロレスが時間を掛けると意外に可愛く感じるw

初老の運び屋ジェイムズと、彼を「おじさま」と呼んで慕う巨大ロボットの
ドロレスを中心に、陰謀と戦乱の中での家族を描いた作品。

最初に、この作品を見るならOVAは見といたほうが良いと思います。
OVA自体は面白いとはいえませんが、世界観を掴む為には
必要かと思います。

っで、感想。自分は何気に好きな作品。おじさんが主人公モノって引かれる
ものがあるってのも大きいかもだけどw

話としては、割と単純な逃避行、そこから色んなことがあってって話なんだけど、
話の流れや展開の仕方は面白くて結構楽しめました。

それに、おじさんが年甲斐もなく色々考えながら試行錯誤して進んでいく姿は
なかなか面白かったです。

まぁ昔の作品なので、古臭さとかはあるんだけどね~終盤の展開とか自分は納得
出来なかったしねww

でも、トータルで見ると悪くない作品だったと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5
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