2020年度のブラックジョークおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2020年度のブラックジョーク成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月04日の時点で一番の2020年度のブラックジョークおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

77.8 1 2020年度のブラックジョークアニメランキング1位
ドロヘドロ(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (353)
1549人が棚に入れました
おいでませ、混沌。魔法によって顔をトカゲにされてしまった記憶喪失の男、カイマン。本当の顔と記憶を取り戻すため、相棒のニカイドウと一緒に自分に魔法をかけた魔法使いを探し続ける。いったい自分は何者なのか……。

声優・キャラクター
高木渉、近藤玲奈、堀内賢雄、細谷佳正、小林ゆう、高梨謙吾、富田美憂、江川央生、市来光弘、鵜殿麻由、ソンド、稲田徹、三木眞一郎、郷田ほづみ、勝杏里

タケ坊 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「アニメ化不可能」を可能にした3DCGと作画の融合にMAPPAの本気を見た

☆物語&感想☆

2020年冬アニメの中でもひときわ異彩を放った本作品。
「おいでませ混沌」という謳い文句通りのクレイジーな作風は、
昨今似たような作品が多いなか、強烈な個性を感じさせる。
ショッキングなシーンが多いので好みは別れるかもしれないが、
何よりNetflixなど配信を通じて、海外ウケしそうに思える。

「混沌」とは言うものの、
それは世界観や設定に関して言えることであって、
物語の内容や方向性は非常にシンプルかつ分かりやすく、
シリアスさよりもコメディ色の方が出ており、
ある意味ポップかつキャッチーさが売りになっているのではないかと思う。
あまり物語の事を突っ込んで書くような作品ではないと思うので、
取り敢えず、観て感じろ笑、と言いたい作品。
1話観てダメなら続けて観るようなもんでもないかなと。

物語はまだ混沌のなか...正直ここまでの内容だけで点数を点けるのは難しい。
とりあえず暫定的に。

☆声優☆

若手と人気声優、ベテランをバランスよく配しており、
カイマン役の高木渉さんなどはさすがのハマり具合。
(原作者のリクエストによるものらしい)

個人的に面白かったのがノイを演じた小林ゆう。
存在自体が混沌としている彼女を選んだのは、
製作陣が本当によく理解しているな~と思う笑

☆キャラ☆

とにかくどのキャラもインパクトがあり濃かった。
特に昨今の作品ではバトル、
アクション系であっても線の細い美少女が描かれることが大半のなか、
作品内に出てくるような、
ニカイドウやノイのような筋骨隆々とした女性は非常に稀でユニーク。
なんでもありな中でも魔法使い3人の過去~現在へ至る経緯はしっかり描かれていたのも良かった。

☆作画☆

本作品の作画は特に高く評価されるべきだと思っている。
昨今3DCGを用いた作品の比率が多くなってきてはいるが、
視聴者が見慣れてきてはいるものの、
今だに観ればそれと分かるものが占めている。
しかしながら、本作品の3DCGは、
どこまでがそうなのかが判らないくらいに従来の作画との違和感がない。
いや、本当に最初観た時はED観るまで、
これが3DCGであることに殆ど気付かなかったほどに。。

これまでのTVアニメは、ほぼ全てを3DCGで作っているものと、
作画をシーンによって切り替えているものが大半だったが、
本作はシーンによる切り替えに加えて、
3DCGに作画で細かく手を入れることによって、
その境界線を限りなく消すことに成功したように思える。
(厳密には作画だけではなく3DCGを作画に寄せる為の取り組みも大きい)
3DCGを作画に見せるような取り組みは、各社やっているとは思うけど、
このレベルで仕上げてきたのは恐らくTVアニメでは初だと思うし、
恐らく業界をざわつかせたことでしょう。
何はともあれ、このような新たな試みが上手く行ったのは、
3DCG専門の制作会社だからではなく、
作画ベースで作ってきたMAPPAだからこそ出来たんじゃないかと。

そして、独特の世界観を見事に描き切った背景も非常に手が込んでいて凄みがある。
ここまでのレベルの背景はなかなか並みのTVアニメではないでしょう。
セル画時代の大友作品を思わせるような質感(キャラも同様に)が、
デジタル化が進んだ現代、ここまで表現できている事は驚きしかない。

☆音楽☆

生半可なOPではこの作品にはインパクトが足りないと思われるが、
アニメ専門のクリエーターである(K)NoW_NAMEは最高のものを持ってきた。
混沌でよく意味が解らない歌詞でありつつ、ポップでキャッチーさを持っており、
ノイジーでローファイな音使いまで、見事に作品の世界観を表している。
またそれに合わせたOPアニメーションの出来も同様に素晴らしい。
作中の音楽もHOLEの退廃的な世界観に相性のいいものと、
全く合いそうにないアコーディオンの音色などを用いてポップさを出しているのが印象的。
作品を本当によく理解して作っているというのがよく解る音楽だった。


このような尖った原作の世界観を壊さずアニメ化に果敢に挑んだ、
MAPPAという制作会社は近年勢いに乗っている感があって個人的には特に注目している。
オリジナルも作っているし、原作のあるものは他社が取り上げないような、
挑戦的で攻めた内容のものを敢えて選んでいるのが好印象だが、
(バナナ・フィッシュ、どろろ、いぬやしきなど)
その中でも本作はその最たるものかも知れない。
アニメ化、映像化不可能と言われた原作を、ここまでの作品に仕上げたのは本当に見事。
引き続き続編の制作を期待したい。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

おいでませ、混沌。

この作品の原作は未読です。
実は、最初は視聴するのを躊躇っていたんです。
画面から受ける印象がゴチャゴチャしていたのと、主人公がトカゲ男という点も私の引っ掛かった点でした。
ですが、ヒロイン?であるニカイドウを演じる近藤玲奈さんの声質が気持ち良く2~3話視聴してみると案外面白い作品であることに気付き、完走して今に至っています。


魔法によって顔をトカゲにされてしまった記憶喪失の男、カイマン。
本当の顔と記憶を取り戻すため、相棒のニカイドウと一緒に自分に魔法をかけた魔法使いを探し続ける。
いったい自分は何者なのか……。

2000年の連載開始から18年にわたって愛され続けた林田球の「ドロヘドロ」(全23巻)。
唯一無二の世界観によって国内外で熱狂的なファンを獲得し人気を誇っている。
そのあまりにショッキングでカオスな内容が故、映像化不可能と思われていた衝撃作が
「どろろ」「ゾンビランドサガ」などハイクオリティで挑戦的な作品を数多く手掛けてきた
MAPPAによって、ついに奇跡のTVアニメ化!

ドアの向こうからやってくる 魔法使いの『練習』
陽気な笑顔と鋭いナイフ ビールを飲んでスカッとしよっと
黒いケムリと美味しいキノコ ホールか…胸クソワリィ場所だ
これだとケツが丸見えになるし 大葉ギョーザ時々ゾンビ
死にたくなければよく聞いてください 三遊間に底なし沼
なんでフォークを投げんだよ?ナイフだろ、フツー
口の中にもう一人男がいるぞ お前は違う こうなったらヤケ酒だ

これらの要素が作り出すもの。
それはまだ…混沌の中。それが…ドロヘドロ!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

18年間も連載を続けた作品とは知りませんでした。
物語は完結しているのに、何故途中までしかアニメを制作しないんでしょうか?
物語としては面白くなってきたところだと思います。

ニカイドウのことが色々分かって府にも落ちて、カイマンの目的に対する手掛かりが掴めそうなんですから…
しかも、この作品の音楽プロデュースは、「灰と幻想のグリムガル」や「 Fairy gone」の音楽を担当した(K)NoW_NAMEさんなんです。
(K)NoW_NAMEさんといえば、1つの作品で沢山の楽曲を提供されるのが特徴ですよね。
本作品でもオープニングとエンディング合わせて7曲も提供されているんです。
作り手の気合が感じられるのをとても嬉しく思います。

しかし、繰り返しになりますが、近藤玲奈さんの声質…耳障りが心地良いんですよね。
前田玲奈さんの声質に似ている気がするのは私だけでしょうか。
ニカイドウを見ていると、「それでも世界は美しい」のニケ姫が頭をよぎるんですよね。
どちらも女性っぽくない口調だからそう感じたのでしょうか…?
でも口調だけなら照井春佳さんが演じた「未確認で進行形」の夜ノ森 小紅も負けてないと思いますけれど…
すみません、レビューが発散してしまいました^^;

声優さん繋がりだと完全にノーマークだったのが、恵比寿というキャラを演じていたのがとみたんだったということです。
気付いたのは完走後にレビューを書くため公式HPを視聴したとき…
破天荒なキャラだなぁという印象が強く、演じるのが難しいキャラだと思いましたが、冬アニメでのとみたんは新境地を切り開こうという気概を感じた気がします。
この恵比寿も十分に難しいキャラですが、異種族レビュアーズのクリム…これまで演じてきたキャラとは真逆じゃありませんか。
まぁ、視聴する側は嬉しい限りなんですけれどね^^;

登場するキャラが何故マスクを多用するのか…実はこの意味も良く分からなかったのですが、少なくてもアニメ化に際する効果はあったと思います。
人間の多彩な表情を全てアニメで表現するのは骨が折れますが、マスクを被っていたらこの部分はスルーできるでしょうから。
でも、それを差し引いても派手なアクションシーンが盛り沢山で、キャラもヌルヌル動いているから手抜きには見えませんでしたけれど…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、「Welcome トゥ 混沌」
エンディングテーマは、「Who am I ?」「Night SURFING」「D.D.D.D」「Strange Meat Pie」「SECONDs FLY」「404」
全て(K)NoW_NAMEさんの楽曲です。

1クール全12話の物語でした。
何だかんだ言いながら面白かったので「俺たちの冒険はここからだ!」というところで終わると少し寂しさを感じます。
続編が制作されるなら是非視聴したいと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 30
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

これ言葉にするのしんどくないすか?

原作未読


はじめに

どうも言葉に落とす作業が難儀な作品です。
とりあえず“独特な世界観”ということでお茶を濁してそれ以上言うのが難しい。


原作はほぼ20年かけて完結したとのこと。そんな事情は一切知らずタイトル買いした作品。なんか画面から流れてくる溢れんばかりの“底辺”感が素敵です。
そして観てみた第1話。背景美術が美しいですね。制作は“MAPPA”仕事はしっかりしてくれそう。息をのむという美しさとは違う、底辺を這いずる質感、吹き溜まり特有の湿気を感じることができる美術といったらいいかしら。かつてドブネズミみたいに美しくなりたいといったあのセンス。
基本的に気持ち悪いので、初回で合いそうか否かわかる親切設計だとは言えると思います。

魔法によって頭を爬虫類に変えられた記憶喪失の男が、自分の本当の顔と記憶を取り戻す姿を描いたダーク・ファンタジー作品。
wikiの記述そのまま引っ張ってきましたがこれだけじゃわかりません。端的に“ヴァイオレンス”です。

私がヴァイオレンスに期待するものはズバリ殺す側の所作。
感情の上下がないのが理想。美学の有る無しは問わず鼻をかむくらいの軽さで殺すのが良い。一方で殺す時にドヤ顔決めたり、ビビりながら引き金を引くのは好みではありません。
理想は実写映画の『ナチュラル・ボーン・キラーズ』『パルプ・フィクション』あたりだろうか。この作品『ドロヘドロ』からはそんな名作の波動を感じました。個人的にはこれで充分満足です。
なお、殺す/傷つけるが基本の作風ですがそればかりではありません。キャラ達が自分の意思で動く。たくましく生きる姿は頼もしくもありコミカルで愛らしかったりします。生き生きしてるんですね。


どこか気だるくて陰鬱な空気に覆われてはいるんですけど、生き生きしたキャラクターたちが織り成すカラフルモザイクな世界は居心地の良いものでした。見てお楽しみなEDの仕掛けや背景美術のクオリティの高さがさらに作品を底上げしてます。良作でしょう。


※ネタバレ所感

■飯テロリング

二階堂と恵比寿って共通項は“麦”ってことですかね。ニカイドウ経営中華屋の看板メニューが餃子ということでビールにとても合いそう。
そこにこだわります?って程料理作画に気合入れとりますので深夜空腹に耐えるのがたいへんでした。

{netabare}そもそもOPアニメーションがひたすらニカイドウの餃子仕込み映像という謎っぷり{/netabare}

{netabare}そしてカイマンへ強くコミットしている女性は“友人としての”ニカイドウと“たぶん敵としての”エビスってことなんですかね。餃子とビールコンビに勝てる男性はおそらくいません。{/netabare}

いちおう飯テロネタということでこだわりの謎作画は他にも。

{netabare}焼肉。肉のサシの入り具合や弾力を感じる動画。これも素晴らしい。鳥や豚ならともかく牛は飼育に手間がかかるイメージ。あんな殺伐とした世界でまともな畜産業出来るんかいなというのがよぎり、何の肉なのか気になってしまった。牛ではないのかもしれない。でも美味そう。{/netabare}


■自由人

自由すぎる登場人物は物語の良きアクセントになります。例えば『キルラキル』満艦飾マコ。『ゾンビランドサガ』山田たえみたいな。自由すぎる振る舞いに笑いつつ、時おりハートウォーミングな行動を見せて不意打ちでうっかりこっちが感動しちゃうことがあるような存在です。

{netabare}その点で本作の恵比寿はとてつもない耀きを放ってました。{/netabare}

トップ of 自由人な一名が突出してますが、{netabare}カスカベ博士{/netabare}あたりもたいがいです。そして各々のコミュニティにも馴染んでいて二人とも浮いた存在にはなっておりません。強烈なキャラクターを受け止める側も個性が強烈だから違和感なく見えるのです。


これはちょっと後に引く感じでクセになります。ただこの面白さ文字にすると陳腐に映りますね。
やはりどうも言葉に落とす作業が難儀な作品です。



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

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2020.04.11 初稿
2020.05.04 タイトル修正
2020.10.15 修正

投稿 : 2024/05/04
♥ : 57

66.1 2 2020年度のブラックジョークアニメランキング2位
おそ松さん(第3期)(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (92)
321人が棚に入れました
赤塚不二夫の名作ギャグ漫画「おそ松くん」を原作に、6つ子が大人になった姿を描いたTVアニメ「おそ松さん」。20歳を過ぎてもクズでニートで童貞。でもどこか憎めない松野家の6つ子が繰り広げる日常を描き、社会現象を巻き起こした。あれから5年―。TVアニメ第2期、劇場版「えいがのおそ松さん」を経て、待望のTVアニメ第3期が2020年10月より放送決定! お馴染みの冴えない6つ子たちは、今作でも色々間違った方向に大暴れ!? そして、松野家に新たな変化も訪れる…? あの問題作が今、再び!

声優・キャラクター
櫻井孝宏、中村悠一、神谷浩史、福山潤、小野大輔、入野自由、遠藤綾、鈴村健一、國立幸、上田燿司、飛田展男、斎藤桃子、井上和彦、くじら
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

いよいよ何を見せられているんだと思わされる

何を一体見せられているんだと思いつつも最後まで見てしまった。

時代の流れに合わせてなのかAIが登場してAIネタを多めに。

脚本もテキトーに作ったのでは?と思ってしまうようなものが前回や前々回に比べ増えたような気がする。

実松さんがあることを楽しみにする以外はうーんとなるようなネタ満載だったかな。意義不明なネタ多いような?赤塚先生だから許してくれるだろうって作中で言ってもんなあ。まあ実際、許してくれそう。
{netabare}シェーの面白さを解説してくれっていうネタは着眼点が良いとは思ったんだけど。なんだかなあ。しれっと橋本にゃーが子供いるのもびっくりではあった。
南へっていう話も謎だよなあ。前にも似たような話あったみたいだが、結局殺すんかい。{/netabare}

個人的には実松さん大好きでずっと待っていたが、16話にしてようやく。あの暗い世界観がなんかツボ。ほんと救われない世界観。
記憶を抹消されて実コップになって事故死から復活?仕組まれた事故。
今期はロボット関連の内容が多いからコップとして登場させたのかな。
映画のエンドロールみたいなの流すけど、完結ですか?
まじでなんだこれ?でも、好き。

最終回は意外といい感じで終わったようには思った。


OP
nice to NEET you! A応P
6つ子の魂ナユタまで A応P
ED
Max Charm Faces 〜彼女は最高♡♡!!!!!!〜 Shuta Sueyoshi with Totoko♡Nya & 松野家6兄弟
Amazing Intelligence 〜クズは最高!!!!!!!!!!!!!♡♡△△〜 オムスビ with おそ松さんオールスターズ typeAではAIロボとしてのオムスビ、typeBではニートAIとしてのオムスビが合いの手やセリフを担当。
挿入歌
マジック天使マジヘライッチー 五條真由美
Great Victory ~大いなる勝利~ AIJ

A応Pは相変わらず良いですね。ファンサービスもよいグループだし、応援している。
EDは映像が特に前半クールの猫が可愛くて好き。



以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
日本一有名な6つ子の伝説、3度目の開幕!!!!!!今度はかつてない新展開が待ち受ける!?2015年、赤塚不二夫生誕80周年記念作品として、 赤塚不二夫の名作ギャグ漫画「おそ松くん」を原作に、6つ子が大人になった姿を描いたTVアニメ「おそ松さん」。 20歳を過ぎてもクズでニートで童貞。でもどこか憎めない松野家の6つ子が繰り広げる日常を描き、社会現象を巻き起こした。あれから5年-。 TVアニメ第2期、劇場版「えいがのおそ松さん」を経て、待望のTVアニメ第3期が2020年10月より放送決定!お馴染みの冴えない6つ子たちは、今作でも色々間違った方向に大暴れ!? そして、松野家に新たな変化も訪れる…?あの問題作が今、再び!


第1話 降板
あの“おそ松さん”が再び戻ってくる!! とっても優良な作品で、無害で、誰も傷つけることなく、登場人物はみんな性格が良く、教育番組としてもおススメできるパーフェクト・ジャパニメーション… これはあの“おそ松さん”なのか……?

第2話 お届け物
ある日、松野家に2体のAIロボットが届く。これからはAIと共存する時代と言い出すAIだが…。

第3話 「評価値」\「マジック天使 マジヘラ イッチー」
「評価値」双子のAIロボットのウメとシャケにはまったく洒落が通じない。なんとかしたいカラ松、チョロ松、トド松だが・・・!?\「マジック天使 マジヘラ イッチー」どこにでもいる女子中学生の一美。突然手に入れた魔法天使の力を使って…!?

第4話 「一松ラジオ」\「コンビ結成」\「松代の罠」
「一松ラジオ」ド深夜。おもむろにラジカセを取り出した一松が話し始める!?\「コンビ結成」いつもいがみ合っているトト子とにゃーが、まさかの展開に…!?\「松代の罠」小腹が空いた6つ子が深夜に勝負をかける!

第5話 「まぁな」\「帰り道」
「まぁな」物思いにふけっているトド松。その理由は近所のドラッグストアに・・・?\「帰り道」いつもとは違うスーツを着た6つ子。結婚式の帰り道で6つ子それぞれ思うことは・・・。

第6話 「客引き」\「最適化」\「マッサージ」
「客引き」イヤミからの誘惑にサラリーマンのおそ松とカラ松は・・・。\「最適化」一松に好かれようと双子のAIロボットは懸命に奮闘するが・・・。\「マッサージ」おそ松は十四松にマッサージをお願いするのだが・・・。

第7話 「こぼれ話集3」・美容室・立っち・夜道・松造の仕事・ボイス機能・十四松知事
短い話をいろいろ詰め込んだ「こぼれ話集」。

第8話 「南へ」\「高尾山」
「南へ」デカパンとダヨーンのコンビが復活。舞台は南へ・・・。\「高尾山」高尾山へ行く6つ子の波乱万丈珍道中。

第9話 「シェー」\「衣装」\「家事をやろう」
「シェー」シェーの意味が分からない双子のAIロボットは・・・。\「衣装」衣装をめぐってトト子とにゃーは口論となり・・・!\「家事をやろう」松代を怒らせてしまった6つ子。機嫌を取るために家事をするのだが・・・!?

第10話 「ZANSU」\「人狼」
「ZANSU」巨大アスレチックの大会「ZANSU」にイヤミが挑戦。そこに登場したのはまさかのあのキャラクター!?\「人狼」バスローブ姿のカラ松が狼に襲われた!そんな事件にまさかのあの名探偵が復活!?

第11話 「やれよ」\「ピザ」
「やれよ」ようやく「シェー」を理解したと思った双子のAIロボットだったが・・・。\「ピザ」頼みもしない宅配ピザのチラシを見ていた6つ子たちはなぜか大いに悩んでいた!?

第12話 AI
ある日、突然双子のAIロボットが姿を消す。6つ子に迫る選択。衝撃のクライマックスがここに・・・!

第13話 あけおめ松さん
なにもせず、だらだらとお正月を過ごしたい人の最高の暇つぶし集!?

第14話 「ワカサギ釣り」\「死闘」\「キラキラ ファントム ストリーム」
「ワカサギ釣り」ワカサギ釣りに来ていた6つ子であったが、魚が釣れる度に不思議な出来事が…!?\「死闘」多くの雪が積もっていたある日、おそ松の背中に雪玉が当たる。すべてはそこから始まったのだ…!\「キラキラ ファントム ストリーム」チョロ松はある日、何かやることを見つけてキラキラしている人を見て、自分も何かやることを見つけてキラキラしなきゃいけないという圧力に押し流されていた。

第15話 「コスプレ松」・しょうがない警察・てやんでぇいメイド・ノーチャンス裁判・蚊転生・おじさん・オレオレバーテンダー・謎の多い料理店
さまざまな職業になった6つ子たちのコント集。

第16話 「実コップ」\「ナンマイダー来襲」
「実コップ」近未来犯罪都市、アカツカシティ。この都市である労働改革が水面下で進められ、オフィスの平和は奪われようとしていた。そんなある日、命令だけに忠実に従うロボ社員、実コップの開発に成功した。\「ナンマイダー来襲」ある日の松野家。宇宙人のナンマイダーたちは6つ子に姿を変えて紛れ込んでいた。果たして松野家の運命、そして世界の運命は…!?

第17話 「オムスビの新ネタ1」\「芋煮」
「オムスビの新ネタ1」一松とトド松にネタを見てほしいとお願いをするオムスビだったが…。\「芋煮」芋煮、それは大の大人が味の最高峰を目指す究極の食べ物だった。そして今まさに「芋煮グランプリ」の幕が切って落とされるのだった!!

第18話 やめておけ
最近おそ松のことが気になっている橋本にゃー。それを聞いたトト子は急遽、他の6つ子を招集するのだが…!?

第19話 「解散の危機」\「すもう部屋」\「犬」
「解散の危機」A1グランプリの予選が始まるのに、ネタが全然思い浮かばないオムスビ。お互いイライラも募りだして…。\「すもう部屋」相撲部屋「松部屋」に入ってきた新人力士のトド松。一人前の相撲取りにするべく、兄弟子たちは悪戦苦闘するが、トド松は…!?\「犬」野良犬ワン太と楽しく遊んでいる十四松。

第20話 「チョロ松記念館」\「耳かき」\「柿」
「チョロ松記念館」チョロ松のすべてが一堂に会する記念館。そんな記念館になぜかトド松がいて…!!\「耳かき」耳かきをしてほしいとおそ松にお願いするカラ松だが…。\「柿」病に伏していたハタ坊は、毎日病室の窓から柿の実が木から落ちるのを見ていたのだった…。©赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会

第21話 「いいのかな」「楽屋」「トトデレラ」
「いいのかな」イートインにいるチョロ松と一松。果たしていつまで居座り続けられるのだろうか…。/「楽屋」お笑いライブの出番を終えたオムスビ。ネタ直しを楽屋でやることにしたのだが…。/「トトデレラ」むかしむかし、ある国に本音しか言えないとても正直者のトトデレラがいた。そんな彼女はいつも…。

第22話 「拾った」「やりたい刑事」「かくれんぼ」
「拾った」100円を拾った十四松。彼はこの後、重大な決断をする…!?/「やりたい刑事」慌ただしいとある警察署に2人の名物刑事がいた。その名はオソとジューシ。彼らは今日も危険な事件をいろんな角度から追うのだった!!/「かくれんぼ」異様な緊張感の中、おそ松は急に「かくれんぼしよう」と言いだして…!?

第23話 「契約更改」「買い出し」「友」
「契約更改」「おそ松さん」の主力たちが、来シーズンに向けて製作委員会との契約更改に臨むのだが、今シーズンの活躍の評価に6つ子たちは…。/「買い出し」新しい服を買いに服屋に向かう6つ子。いったいどんな新作衣装を買うのだろうか…!?/「友」卒業式のシーズン。チョロ松は一本の大きな桜の木の下にいた…。

第24話 「帰ってきた新おそ松」「A-1グランプリ」
「帰ってきた新おそ松」第3期の1話目で葬り去られた新おそ松が復活。壮大な復讐のあとに残るものとは…!?/「A-1グランプリ」人工知能たちのあくなき挑戦「A-1グランプリ」。その決勝の舞台がついにスタート!ファイナリストにはオムスビの姿もあって…。

第25話 ひま
パジャマ姿の6つ子。最終回なのにすることがない。とりあえず着替えて外に出かけるのだが・・・。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

まず、ギャグアニメであることを思い出そう。

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
下ネタ、ブラックなネタが満載のギャグアニメの3期。

1期から全部観てます。

13話の総集編で1期からのおさらいをしましたが、それを観て思うのは、1期>2期>3期と、徐々につまんなくなっていることと、「はなまるぴっぴは よいこだけ」はやっぱり名曲だなということだね。

ちょっと皮肉でした。本作のつまんなさが強調されました。

もちろん、面白かった回もありました。もしかしたら、これまでのシリーズで1、2番に好きだったかもしれません。

レビューでは、「おそ松さん」に私が求めるもの、不要に感じるものをまとめたいと思います。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
おそ松さんで、下手にテーマ性やストーリーを引っ張ると失敗するな~という感じ。

まあ、マンネリ防ぐというも大事だし、そこは難しい塩梅なんだけど。

ただ、個人的には、おそ松さんには、「純粋なギャグアニメ」でいて欲しかったなと思う。その中でたまに感動回を挟むのが、また良い。

本作は、まず「AI(シャケとウメ)」のストーリーが縦軸となり、シリーズの新たな面となっていた。メッセージは簡単。

「役に立たないモノは不要なのか」

それはニートであり、自我を持ったAIであり。

「僕らも(社会的弱者)も生きている」

個人的にニートは嫌いなのだが、本作はギャグアニメだから、そこに目くじらを立てようとは思わない。むしろ、「ギャグアニメなのに、直接的に社会性を追いかけた」ことが気になった。

私はそんな高尚なことを、おそ松さんには求めていない。

おそ松さんには、もっとクダラナク、もっと下品で、もっと危うい、風刺の効いたネタを期待したい。おそ松さんは、怒られるくらいでちょうど良い。

そういう作風の中に「不意打ち」として「高尚なネタ」をぶち込んでくるから、響く。だのに、自ら「これから社会派アニメを始めるよ」と、ハードルを上げてどうするの? 

だから本作のレビュタイに、「まず、ギャグアニメであることを思い出そう」とつけた。私はこのシリーズが好きだから、4期も期待したいが、それは、「おそ松さん」の4期であってほしい。

さて、ここまで酷評めいたことを書いてきたが、全てを否定するわけではなく、面白い回もあった。ということで、以下、好きだったネタベスト3。

3位 4話「一松ラジオ」
アイタタタタ(笑) 黒歴史確定となる一松ラジオに爆笑w かなり細かいところにもこだわっているし、巻き込まれたトッティの不憫さも笑えるw これをもしカラ松がやっても、あまり笑えなかったかもしれない。一松がやるところに、価値があったと思う。

また、同じ回の「松代の罠」も良かった。なんだかんだ、ニートでも息子と過ごせる松代が、楽しそうで幸せそうなんだよな。


第2位 5話「帰り道」
結婚式の帰り道、6つ子達の会話。感動回やシリアス回に分類されるかもしれないが、これまでのどれとも違う、「リアル回」「本音回」と言っても良いかも。笑える部分はなくとも、本作で真っ先に思い出すのは、なぜかこの話ですね。私自身の、年や立場もあるのでしょうが。


第1位 11話「ピザ」
「もしピザを頼むなら何にする?」という暇潰しの会話が続くだけなのだが、これが抜群に面白い。ピザの選び方1つで、6者6様の六つ子の性格を、ここまで的確に表現することに脱帽。また、途中でまさかの「カラ松の本性」が出てきて、それにビビる5人の様子と合わせて、かなり面白い。これは、「一松ラジオ」と逆で、一松やおそ松なら面白くなくて、カラ松だから面白い。それだけ、この6人のキャラクターがそれぞれに立っているということでもある。正直、この回はこれまで3クールの中でも1、2番に好きな話だった。


ということで、制作さん。各話の繋がりとかメッセージ性とかどうでもよくて、1話完結で良いから、この辺のクオリティの話を積み重ねる、「シンプルなギャグアニメ」で十分に面白いことを誇りと自信にして、制作してくれたら嬉しいです!
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
いきなり嘘しかついてない(笑) ゼーレ=制作委員会(笑) この流れで、三話くらい本当に監督変えたら(4話から復帰)、アニメ史に残ると思うけどな(笑) 鬼滅パロか、早いな。最後の白い粉は、流石に笑ったw

2話目 ☆2
5男の黄色い人は、なんかやってる(笑) まともというか、地味な3人だけどな(笑) そういう意図がなくても、医療従事者をいじるのは、時期的にちょっとマズイかな。仕事量を減らすためというよりは、仕事の効率を高めるためにAIがあり、余った労働力は他にまわすのが社会のためだろうけど。

3話目 ☆2
シリアス路線? AI、引っ張るんだね。

4話目 ☆4
セルフラジオ(笑) 扉二枚(笑) なんかんだ、母親も楽しそうなんだよな(笑)

5話目 ☆4
結婚式の帰り道の感じ、けっこう好きだな~。

6話目 ☆3
嘘「は」言ってない(笑) 男か女か言ってないだけ(笑) 宝の地図があったら、宝探しは面白くない。怖いよ~(笑)

7話目 ☆3
短編集。父さんの仕事はちょっと面白かったw どんなシステムだよ(笑) 十四松知事のやつは、政治家の答弁を皮肉る社会的な側面があって良かった。

8話目 ☆3
まあ確かに、シェーは偉大だよな。第七世代(笑) 家事野郎(笑) てか、何気に一松が一番ちゃんとしてるよな、いつも(笑) 母さん、何気に母さん冥利につきてるよな~w

9話目 ☆


10話目 ☆


11話目 ☆5
ピザの話、好き。6つ子の性格をピザ選びだけであそこまで的確に表すのには脱帽。

12話目☆3
前半のメインテーマだね。役に立たないならいらないの?

13話目☆
総集編を観て思うのは、1期>2期>3期と、徐々につまんなくなっていることと、「はなまるぴっぴは よいこだけ」はやっぱり名曲だなということだね。

14話目☆3
キラキラファントムストリーム(笑) 十四松が困ってる(笑) 逃げた、ピザの話が生きてる(笑) 久々にチョロ松のクズなところが(笑) 金魚を飼う(笑) まあ、無駄に熱帯魚飼い始めて後悔する奴いるよな(笑)

15話目☆2
まず、ギャグアニメであることを思いだそう。

16話目☆4
兎と亀の話、切なすぎるだろ(笑) 謎が多いというか、謎しかない(笑)

17話目☆3
芋煮なら、山形、醤油だろ? まあ実際、優勝したければ、どこかの山形料理店に行って、芋煮をテイクアウトするのはアリだろうな(笑) 山形の花笠入れてくるのは良いね。芋煮って、花見みたいなもんで、雰囲気ものというか、純粋に料理としては、イマイチの印象(笑)

18話目☆3
おそ松は、特徴のないリアルクズ、だもんね(笑)

19話目☆3
十四松、犬と大差なし(笑)

21話目☆3
シンデレラ。王子にキレたのは面白かった(笑) バカが声をかけ、ブスが呼応する(苦笑) 宝物持ち逃げ(笑)

22話目☆4
あぶない刑事パロ(笑) 十四が殉死(笑) かくれんぼとか、こういうネタはなかなか面白いよな。公園のトッティは見つけられねぇけど、キャベツ畑は分かった(笑)(笑)

23話目☆3
年俸5万4000円(笑) 違いが分かる男達(笑)

24話目☆3
ここまできて、普通に鬼滅パロとかやられてもな。ダイ大、放送時期に合わせたの? 大事なのは、ネタ順(笑) あれは漫才ではない(笑)

25話目☆4
谷川俊太郎「春に」(笑) これでヒマが潰せる。逆に言えば、6人なら=孤独でないなら、クソニート生活にも耐えられる。仮想通貨って、そういうことか(笑) これで良いんだけどね、日常系で。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14

ゆーな さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

六つ子の真ん中くらいに生まれたい

2期と比べると面白い話が多くて良くなりました。
もうネタギレなのかなぁって不安だったのであんしんあんしんd(゜ー゜*)
六つ子の日常にロボ2台が加わってパワーアップヽ(ω・ヽ)(ノ・ω)ノ
十四松君がツッコミ役に回ることもあってかなり新鮮だったかも。
シュールでほのぼのした六つ子の毎日が帰ってきて2期よりずっと面白いです☆
男性が見ても楽しめるのかはちょっとわかりません。
BLじゃないけど女子向けに作られるなってのは強く感じます。

今期もカラ松君がイケメンでカッコいい(≧∇≦)
みんな一緒の顔だけどっ(*´艸`)
カラ松君の恰好がしたくて
お兄ちゃんから黒いジャケットとスラックス、サングラス借りて着てみたらダボダボで中二病に憧れるませた小学生って言われて軽くショック( ̄Д ̄;)
このためにわざわざサイズの合う服買うのもなんかちょっとー
普通にイタイです( p_q)
カラ松ガールズとして修業が足りませんでした。
未熟な私をお許しください( ̄人 ̄)
ついでにイタイ服をカッコいいと思って出かける残念なお兄ちゃんもお許しください(*´艸`)

カラ松君の優しい弟想いなところが好き☆
おそ松兄さんのお兄ちゃんしてるところが好き☆
一松君の寂しがりやなのに素直になれないところが可愛い(*´艸`)
十四松君の本当は冷静なのにバカなふりをしているところがコワ可愛い(*´艸`)

わたしが兄弟に入るならカラ松君の一つ下がいいな☆
おそ松兄さんとカラ松兄さんから可愛がられて、一松君と十四松君から姉さんって呼ばれたい!
でもチョロ松君とトド松君も嫌いじゃないの。
他の4人が好きすぎるだけなの(*´艸`)

一期からずっと変わらないニガテなとこ、お下品な下ネタが多いとこだけちょっとニガテ(≡д≡)
女の子にまで下ネタやらせるのはやめてあげて( p_q)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15
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