ホワイトデーで高校生なおすすめアニメランキング 2

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月02日の時点で一番のホワイトデーで高校生なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.4 1 ホワイトデーで高校生なアニメランキング1位
久保さんは僕を許さない(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (176)
603人が棚に入れました
高校1年生・白石純太には、誰にも真似できない性質があった。 隣にいても気付かれない、毎日出席していても欠席だと誤解される——。 彼は、存在感ゼロの”モブ”男子だったのだ。 それでも彼なりに慎ましく学園生活を送っていたのだが、ちょっぴり厄介なことが一つだけ。 なんと同じクラスの”ヒロイン級”美少女・久保さんだけが、彼を見つけてはちょっかいを出してくるのだ。 特別になれない”モブ”男子と、彼の前に現れた”ヒロイン”女子。 教室の隅から、青春は緩やかに色づき始めて——。 誰だって、誰かの”特別”になれる。でもその感情に”恋”と名が付くには、まだ二人は少しだけ幼い。“ラブコメディ”の2歩手前、ヒロイン女子×モブ男子の思春期スイートコメディが幕を開ける。

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

中高生が「こういう恋愛がある」と本気にするとヤバイです。

 いきなり美少女に絡まれていつの間にか、という系統の作品です。この系統の話のニーズがあるマインドは、分からなくはないです。
 中学生あたりは女性は神秘で、エロい妄想をするか、こういい純愛系の妄想をするか、でしょう。私も中学校時代くらいの自分の感情や妄想は思い出せませんが、きっと、そういう時代はあったと思います。

 本作はそういう妄想を形にした、ラノベ、アニメとして「式守さん」「お隣の天使が」などと同様の視聴者層なのでしょう。両作品と同様に本作も断念しましたけど、私も「中身がないなあ」と思っているほぼ妄想のスローライフ異世界や美少女ヒロインものを楽しみますから、個人の好みです。

 これは「恋愛もの」ではありません。要するに転生ものと一緒です。転生先が現代で、そこに陰キャの自分を置いて、美少女とノーストレスで恋愛できるという作品の一つでしょう。


「お隣の天使が」では自覚的に題名にいれてましたし、下の7話までのレビューでも書きましたが、この恋愛では成長がありません。付き合うまで、そして付き合った後も、です。駄目になるだけです。
 もし、こういう恋愛を実際にしたら、それは人生を棒に振ることでしょう。この主人公は一生中学・高校時代の「美少女と恋愛できた」という過去の栄光にすがって、孤独に生きることになりそうです。

 というのは、これは美少女のペットになることを甘んじて受け入れることです。「優しい」「いいひと」は女性から見ればもっとも関心がない人と言われているのと同義です。
 美少女が飽きてしまえば、あるいは成長の無さを見限られてしまえば、そこでおしまいです。

 ということで、この作品は大人が異世界スローライフを見る程度の軽いマインドで楽しむのは全然有りだと思いますが、中学生やちょっと幼い高校生が本気でこういう恋愛が実在すると錯覚すると、ヤバいことになりそうです。

 こういうノーストレスの恋愛が本当にあると思う人が増えているなら、それは少子化の原因になってしまいます。ちゃんと中高生には、恋愛は超高ストレスの果てにつかみ取る幸せなんだと、教えましょう。それは性愛も含めてですが、かけがえのない時間になります。そして、人の気持ちは永遠ではありません。破綻することも多々あります。上手くいかなくても自分は成長しますから、次はもっと頑張れるでしょう。

 そして、結婚というのは…まあ、いいでしょう。それは中高生は知らないほうがいいことです。ただ、それでも、人生を豊かにしたいなら、結婚は必然だと思います…幸不幸は別にして、ですけど。



7話 〇〇さん系はマゾ文学なのかもしれません。

 長瀞さんが顕著ですが、〇〇さん系ってひょっとしてマゾ文学なのかなあという気がしてきます。登場する男の子にとって、ヒロインの女の子に振られたら陰キャに戻るだけで、その後生涯恋愛できない、つまりヒロインに執着するしかありません。

 成長があればいいですけど。「長瀞さん」は主人公に成長が入っていました。ああなると女の子と別れても次の恋愛ができる気がします。ただ、本作の主人公がフラれた場合、どうなるでしょう?淡い思い出だけが残って、その思い出で生きて行くのでしょうか。それでは「秒速5センチメートル」です。彼はモテたからまだ救いはありますけど。ヒロインに浮気・不倫・NTRなどされても、男の側からは何も出来ないです。

 つまり、谷崎潤一郎の「痴人の愛」ですよね。女性に執着して浮気をされても耐えなければなりません。完全に女性にイニシアティブを握られた関係で、精神的なマゾの覚悟がないとこの恋愛はできないでしょう。

 一般的に高校生カップルが結婚する確率はネットによると30%以下、あるいは10%以下というデータがありました。自分の周囲だと10%な気がします。つまり、〇〇さん系の作品って、成長が特に男の子の側にないと人生バッドエンドという可能性を考えてしまいます。

 と考えると、この作品で見たいのは、主人公が成長するか。そして、なぜヒロインは主人公が好きになったか、つまり主人公が今後モテる、成長する可能性ですね。その辺が描かれるかどうかで作品の深さが変わってくる気がします。

 で、この作品については、その辺がいまのところ完全にヒロイン主導なのでマゾ一直線ですね。ポエム的な心情は結構見せてますけど、内面と言う意味でいうと、主人公もヒロインもまだまだ見えてきません。どうなるんでしょう?

 原作者男?かと思ったら寧々さんなんですね。うーん。ネカマ?というくらい男マインドの作品です。ただ、前作の「人間に恋した鬼は咲う」を見る限り確かに女性的な絵かなあと思います。別人?と言うくらいに違う気がするのですが…気のせいかなあ。

 それとアニメなんですけど、原作再現にはなっている気もしますが、ヒロインの女の子はちゃんと可愛くしてほしいです。


 最後の総括で「僕の心のやばいやつ」「スキップとローファー」「インソムニア」と比べて見たいなあと思っています。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

こういう誇張設定は面白くない

{netabare}
しょうもない設定で、他ラブコメ差別化を図った作品。
ヒロイン以外の誰からも基本的に観測されないという意味不明な設定。
最近こんな感じで、ある特性を誇張しまくった設定が多いけど、常々しょうもないなぁって感じる。
影の薄さを誇張してギャグ調にするのではなくて、現実的な陰キャが現状を変えようとする話にした方がまだいいと思う。
てっきり白石くんが幽霊で久保さんが霊感持ちなのかと最初は思った。

影が薄い=当然陰キャなので白石くんに特段の魅力を感じない。
せめて、今の自分を変えようと努力してるなら好感が持てたかもしれないけど、誰にも相手にされていない現状を甘んじて受け入れているのは流石に少しは気に欠けろよって思う。
相手からの好意にも鈍感で、ほんと久保さんはいったいどこに惚れたんだって感じ。結局久保さんも、お隣の天使様と同じでオタクの理想のヒロインでしかない。

サブキャラは一応久保さんの姉妹とかがいるにはいるけど、全員これと言って印象に残るような話もなく。
基本的に白石くんと久保さんの似たような絡みだけで退屈。


良かった点はED曲ぐらい。
もうこれ系の設定辞めません・・・?
作画はそれなりだったけど、キャラデザがかなりハンコ絵だったような。(特徴的な目でそう感じるだけかもしれない)

私的評価:36点
私的ベスト回:4話

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆4
なんかショーバイロックみたいなのいるな。特殊能力かなにかか?
花澤香菜w モブって検索するの意味不明すぎだろ。
既につまらんラブコメの雰囲気。可愛いだけじゃない式守さん?
読者の自己投影キャラ気持ち悪い。これ小学生向けアニメ?
主人公ガイジすぎだろ。
ヒロインは結構好きだけど3話ぐらいで飽きるだろうな。ED好き。

2話 ☆2
こいつ和泉くんの数倍きついわ。これ小学生向けアニメ? 不幸体質。

3話
弟は存在感あるの。ジャンプですらそんなんだし平気だろw
普通に割入れ。女のキャラデザも主人公のキャラデザもくっそむかつく。
いくらアニメとはいえ姉妹で髪色が違うのは珍しい。
本屋で見られたと言う発想にはならんでしょ。☆3

4話 ☆7
お前そういうキャラだったのか。それぐらい一人で帰るだろ。
肉まん落とすオチはいらなかったな。尺稼ぎやめろ。
さすがに誰からか分かれ。3人渡す人いるの?

5話 ☆2
百合の波動を感じる。白石くんのどこに魅力があるん?
可哀想だから同情してんのか? いい所なしで草。
ヒロインにクソアニメ見せるな。ブラクロxSAOみてーな見た目。
鈍感すぎだろ。
そもそもお前と会話したことある女久保さんしかいないんだろw
まだ気づかんとかアホやろこの主人公。

6話 ☆3
自分の席座ってるのに見つからないのに、主人公特殊能力でも持ってるの? 顔判子すぎて草。存在感ないなら自分で拾え。
カンニングもし放題じゃん。からかい上手。
保健室に連れてくだけでw 保健室の先生も見えるんか。

7話 ☆5
クソアニメ復活。実験ってなんだよ。シスコンか?
下の名前知らんかったわ。
高校生でそんなんするのは恥ずかしいだろこいつは見えないからいいけど。白石ハブられる。

8話 ☆4
スーパーで何話してんだw 常識なさすぎだろw 妹に仕切られてて草。
レズかよ。なんで怒ってるの? 虚無がすぎる。

9話 ☆5
白石の味方もいるじゃん。男友達もいないとな。
水は皆に認知されてるけどな。何その今更。
そういうこと言うから友達を失う。

10話 ☆2
高木さんにしか見えん。そうはならんやろ。
こいつら男女で何回貸し借りするねん。

11話 ☆5
わざと体勢崩してそう。こんなナンパ漫画でしかねーだろw
見えないなら殴り合いになっても無双出来そう。
彼氏持ちなら引いてくれるの意味わからんw なんでブラックなんだよ。
クソ映画っぽい。

12話 ☆5
体感5秒。適当に答えてそう。カワイスギクライシス。
多ければ多いほど性欲強そう。やっぱそうじゃんw
けどそのテスト絶対二人以上って解答になっちゃうじゃん。
見つけられない設定が最後まで意味不明だった。

曲評価(好み)
OP「ドラマチックじゃなくても」☆6
ED「かすかでたしか」☆8
5話IN「ふたりに祝福を」☆6.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

誰だって、誰かの“特別”になれる でも、その感情に恋と名が付くには まだ二人は少しだけ幼い

この作品の原作は未読です。
第1話を視聴して継続するかを決めようと思っていたら、コロナ禍などの影響もありすっかり視聴スケジュールが狂ってしまった作品の一つでした。


高校1年生・白石純太には、誰にも真似できない性質があった

隣にいても気付かれない、毎日出席していても欠席だと誤解される——。
彼は、存在感ゼロの"モブ"男子だったのだ。

それでも彼なりに慎ましく学園生活を送っていたのだが、ちょっぴり厄介なことが一つだけ。
なんと同じクラスの"ヒロイン級"美少女・久保さんだけが、彼を見つけてはちょっかいを出してくるのだ。

特別になれない"モブ"男子と、彼の前に現れた"ヒロイン"女子。
教室の隅から、青春は緩やかに色づき始めて——。

誰だって、誰かの"特別"になれる。でもその感情に"恋"と名が付くには、まだ二人は少しだけ幼い。
"ラブコメディ"の2歩手前、ヒロイン女子×モブ男子の思春期スイートコメディが幕を開ける。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

正直あまりコメディ要素は感じられませんでしたが、ジャンルはラブコメだそうです。
でも甘酸っぱいラブの要素が満載なので、好きな人には堪らない作品だと思います。

私が完走して思ったこと…
はい、この作品は香菜ちゃんとみっく劇場、そして後から天ちゃん参戦…
これが全てだった様な気がします。

この作品ではありませんが、前に香菜ちゃんに対する役作りのインタビュー記事を見たことがあります。
香菜ちゃんはキャラに合わせて色んな要素を省いていくと言っていましたが、今回は何をどの様に調整されたのでしょうね^^

少なくてもちょっとだけミステリアスな雰囲気を醸し出す久保さんのキャライメージにはピッタリでしたね。

あと、ピッタリといえばみっく!
リアルでは香菜ちゃんより年下なのに、お姉さんの抱擁感が半端無いんですけど!!
ここに途中から天ちゃんも加わってくるねすけど、この3人が揃うともう耳が幸せ…
役柄上ではありますが、天ちゃんの少しつっけんどんな感じもまた抜群なんですよね~

しかし、白石純太は誰にも気づかれない存在であるにも関わらず、久保一族だけには気付かれちゃうんです。
この理由は分からず終いでしたが、いずれこの辺りも明らかになっていくのかな?

少し物語に触れますが、最初は久保さんが一方的に白石にちょっかいを出していた感じでしたが、久保さんと接点が持てることに嬉しくないはずはありません。
最初はビックリしていて、偶然か何かかと思っていたかもしれませんが、あそこまで認識されたら意識だってすると思うんですよね。

そしてそれは久保さんも同じ…

しかし、皆さん高校生なんですよね~
いやぁ、ここまでピュアという言葉を字で行く作品も珍しいのではないでしょうか。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、香菜ちゃんによる「ドラマチックじゃなくても」
エンディングテーマは、DIALOGUE+さんによる「かすかでたしか」

1クール全12話の物語でした。
第1期でどの程度のストックを使ったかは分かりませんが、原作は完結しているようなので、アニメでラストまで描くことは可能だと思います。
続編が制作されたら是非視聴したいと思います。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

73.0 2 ホワイトデーで高校生なアニメランキング2位
あっちこっち(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (1040)
5410人が棚に入れました
『あっちこっち』は、異識による4コマ漫画。「まんがタイムきらら」で2006年10月号からから12月号の三ヶ月の読みきりの後に連載。2012年にTVアニメ化。素直になれないツンネコ娘・つみきと、乙女心には鈍感な朴念仁・伊御。いつもつかず離れずイイ感じなふたりだけど…この恋はまだまだ始まらない!?

声優・キャラクター
大久保瑠美、岡本信彦、福原香織、生天目仁美、浅沼晋太郎、皆口裕子、高森奈津美、今野宏美、代永翼、岩男潤子

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

良くも悪くも、『友達以上、恋人未満』の微妙な距離感をニヤニヤしつつ見守るに終始した作品【総合評価:63点】

2012年春に全12話で放送された作品。

物静かだがどんな言動もしっかりと決まり、周囲の女子から黄色い声が上がる、鈍すぎるのが残念な朴念仁な主人公の伊御
普段は冷静ながら典型的なツンデレ属性、伊御の前ではデレデレしながらも周囲にそれを悟られるのを嫌って素直になれないヒロインのつみき

友達以上、恋人未満の微妙な距離感を保つ二人
そして周囲の愉快な人物達との日常を描くドタバタラブコメディと言うのがこの作品の簡単な説明となります。

原作は未読ですが、4コマ漫画でそれを象徴するようにAパートとBパートでそれぞれひとつの話を描いております。
波の無い日常を描いているだけなんですが、AパートとBパートで話を別にしているとあり、ひとつの話を10分弱でまとめているので、テンポはそこそこですね。

バレンタインデーちょい前ぐらいから始まって、翌年のバレンタインデーからホワイトデーまでの一年ちょっとを12話で描いています。
その間に少し強めな甘い展開を終始挟んでくるものの、基本的に高校生活のイベントを無難に描いていく日常系の物語
物語の構成は基本的に高校生活のありがちな日常を周囲のキャラクターが全力で盛り上げてハチャメチャなドタバタ展開に発展させる。
そして締めにイケメンの伊御が実際に口には出来ないような歯の浮く恥ずかしい台詞を決めて、伊御にデレデレなつみきが鼻血を大量噴出、周囲のキャラクターがそんな様子をニヤニヤしつつ見守ると言った一連の流れが定番となっております。

伊御の歯の浮くような台詞、モジモジするつみき、そんな二人のやり取り、友達以上恋人未満の微妙な距離感を周囲のキャラクターと共にニヤニヤしながら見守る作品です。
正直な話、12話の全てが基本的にこのパターンですので、ワンパターンと言ってしまえばそれまでですねww

正直、この作品において笑いと言う面は期待できませんし、未視聴の方も期待は持たない方が良いと思います。
周囲のキャラクター達は、主人公とヒロインよりも強い個性を持っていて、場をしっかりと盛り上げてくれるのですが、勢いだけで盛り上げの最中に笑いの要素はほとんど無い感じ、個人的には笑える様な展開はほとんど無かった印象です。
笑いの要素に欠けてしまっている点が、個人的にはこの作品に物足りなさを感じさせた要因かもしれません。
良くも悪くも、伊御とつみきの関係をニヤニヤしつつ見守る事に終始した作品です。


作画に関しては最近の作品と比べて優れていると言う事は全くありません。
そもそもキレイな作画で勝負に来ているタイプでも無いので、何とも言えませんが……
キャラクターデザインは、まぁベタベタなアニメ絵ですので、格別嫌う方も逆に少ないんじゃないかなと言った感じです。
擬音表現を始めと、背景や場面転回時など演出面はそこそこ優れていた様な気もします。

音楽面に関してはOPが特徴的でした。
別に曲自体が良いと言う訳では無く、圧倒的で独特なテンポが耳に残ってしまいます。
BGMは緩やかな日常の雰囲気をしっかりと演出できていたと思います。


個人的には友達未満、恋人以上の関係をそこそこ楽しめましたが、ワンパターン故に終盤はもうおなかいっぱいって感じでした。
つみきのキャラクターが気に入れば、しっかりと二人の関係を見守って行けるのではないでしょうか。
そして、伊御の台詞に拒否反応が起きないかも視聴する上ではかなり重要だと思います。

正直、万人受けは難しい作品ですので、未視聴の方は第三話ぐらいまで視聴し判断して頂ければと思います。
ハッキリ言ってワンパターンですのでこの作品の雰囲気は完全に掴める筈、最終話までその雰囲気のまま突き進みます。
まぁ、好きな方なら終始安定した作品とも言えなくは無いので、是非一度試しに視聴してみる事をオススメ致します。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 54

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

今はセンスが問われる時代

本作の演出の一つに"矢印"があります。
キャラの動きや状況の変化を矢印で表すというものです。
これはとても観やすく、素晴らしいと思いました。
なので、それにならって私もレビューで使ってみました。
……矢印は使い方次第。
下を見れば分かるように、センスのない者が多用すべきではないのです。
もうやりません。
無駄に縦に伸びた文になってしまいm(__)m

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ジャンル:日常系×恋愛。
比重は、『日常 8 : 2 恋愛』だったという印象。
ほのぼのした雰囲気と緩いギャグが魅力の作品でした。
こういうの大好きです。

          ↓

千葉県の某高校をモデルにした高校が主な舞台。
(写真見ると確かに似てました)
あらすじはいらないかな。
あにこれのやつも特に読まなくてもいいかもです。

           ↓
           ↓

主要キャラは5人。
男2人、女3人の高校生グループです。
→(伊御、榊、つみき、真宵、姫)
この集団大好きです。ただし一人を除いて…。

           ↓

恋愛面について。
つみき→伊御 へと恋の矢印が向いています。
つみきをからかう榊と真宵が面白かったです。
その一つにお決まりとして伊御に恥ずかしい(キザな)台詞を言わせ、つみきをデレさせまくる、
というものがあるのですが、ここで問題が起こりました。

          ↓

はい、伊御さんやめて…。
キザな台詞を悠々とつみきに放っといて、
デレるつみきに対しては『どうしたの?』みたいな反応。
私は不快感を覚えました。
気になったので調べてみると、やはり伊御は人気がない様子。
確かにやらせてるのは榊と真宵。
でも、伊御の対応はどう考えてもおかしい。腹立たしい。
このメガネがいなければ(or 好青年なら)文句なしでした。
これに関しては、いちいち鼻血を出す女性陣もどうかとは思いますが。

           ↓
           ↓

伊御以外はみんな好きです
お気に入りキャラは真宵と姫。
お笑い担当の真宵は作品を盛り上げるために必要不可欠です。
そこにお調子者の榊が乗っかるとさらに楽しいです。
癒し担当の姫は作品を(又は私を)より柔らかいものへと変貌させてくれます。
とても可愛かったです。
『はい』→『はひぃ~』は、あざとかわいい…。
つみきも猫のような小動物女子として私を大いに和ませてくれました。
何気に喋り方も好きです。
ここでは触れませんが、サブキャラたちも魅力的でしたよ。

           ↓
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           ↓

OP「あっちでこっちで」 歌ーあっち⇔こっち
ED「手をギュしてね」 歌ー御庭つみき(大久保瑠美)

          ↓

OP凄くいい…!
いつもの5人が歌ってるってのもいいですね。
ハモりもバッチリでした。
お気に入りの曲です。

           ↓
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           ↓

大好きな日常系のなかでもアタリの作品でした。
ギャグはたまに笑える程度です。
でもそれで十分ですね。
可愛らしいキャラたちが平凡な日常を過ごしている、
それだけで私は幸せです。

          ↓

苦手なキャラが約1名おりましたが、
それを余裕で補えるだけの戦力が揃ってました。
とても楽しませてもらった作品です。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

改めまして、矢印乱用すいません。
時代を勝ち抜けませんでした。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 45
ネタバレ

しゅりー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

どこまで伊御さんの存在を我慢出来るか…

まんがタイムきららで異識さんが連載されている漫画が原作。
全12話の日常系萌えアニメ。監督は追崎史敏さん。


ある方からこのアニメの事を聞いて、1話を観た時の動揺と笑いはすごかったですね。
俺妹の舞台と同じくらい地元なんですよ、猫毛海岸のモチーフになったところ。

{netabare}駅前のシーンで映る大型スーパーの中に冬季限定でアイススケートリンクが
あった時期などはあのスーパーに胃袋を半分くらい握られていました。
ドラゴンボールなんかの東映アニメフェアも大抵あそこで鑑賞したはずです。

本編でたまに某電話会社の電波塔が出てきて印象に残ります。
が、あの電波塔、昔は周辺でもかなり巨大で目立つ建築物でしたが、
高層マンションが立ち並んだ今のあの辺りではあまり目立たない
建築物になっているはずなのです。
そもそも高校とは逆方向なのに、ああいう映り方をしているということは
異識さんかアニメスタッフのどなたかが昔のあの辺りを知っているのかも…
なんて思いながら観ていました。
{/netabare}
そんな訳で、個人的にかなり気になって観ていたアニメではあります。


本編は物静かなイケメン眼鏡の高校生、伊御とどこかで見たような
低身長に青髪、アホ毛が特徴の少女、つみきのカップル的な2人を中心に
これまたどこかで聞いたようなドジッ娘ボイスの少女、姫や
騒々しいドツカレ男女の榊、真宵などのキャラ(+α)が巻き起こす
ドタバタしながらも緩やかな学園ギャグラブコメと言った感じです。

Aパート、Bパートなどの場面の切り替わり時に入る演出や、
つみきの猫らしい仕草と豊富な擬音表現はなかなかおもしろかったです。

ただ、全体を通して1年間の学校周辺行事を賑やかにやっているはずなのですが、
どうも視聴していてテンションが上がってこない印象があります。
何となくどこかで見たような懐かしさのある展開が多いアニメです。

イケメンの伊御が何かキザな台詞を言ったり、紳士的な行動をした時に
つみきや姫が鼻血を出すのですが、コメディの宿命なのかやたら盛大に出します。
もっと血液は大事にすべきです。鼻血我慢して献血に行きなさい。

おそらく本作最大の特徴がこの伊御のイケメンとしての扱いなのですが、
これをどこまでウザがらずに見ていられるかが視聴のポイントになると思います。
全く抵抗を覚えなければ良いのですが、私は少々キツかったです。


OP「あっちでこっちで」とED「手をギュしてね」の破壊力が抜群なので、
第一印象はかなり良いですが、観る人を選ぶアニメではあると思いました。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15
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