2018年度のボンズTVアニメ動画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の2018年度のボンズ成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月02日の時点で一番の2018年度のボンズTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

81.7 1 2018年度のボンズアニメランキング1位
僕のヒーローアカデミア(第3期)(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (437)
2665人が棚に入れました
超常能力“個性”を持つ人間が当たり前の世界。No.1ヒーローのオールマイトと出会った“無個性”の少年・緑谷出久、通称「デク」は、その内に秘めるヒーローの資質を見出され、オールマイトから“個性”ワン・フォー・オールを受け継いだ。デクはヒーロー輩出の名門・雄英高校に入学し、クラスメイトたちと互いを高め合う切磋琢磨の毎日を過ごしていた。雄英高の生徒同士が激突するビッグイベント「雄英体育祭」、プロヒーローの下で技を磨く「職場体験」、“ヒーロー殺し”ステインとの死闘、期末テストでのオールマイトとの戦い、そして敵(ヴィラン)連合の死柄木弔との邂逅…。次々と課される試練に対して、デクはヒーローを目指して果敢に立ち向かっていく。一方、死柄木や、オールマイトの宿敵である巨悪オール・フォー・ワンも仲間を増やし、その悪意をふくらませるのだった。デクの、最高のヒーローになるための道と、敵(ヴィラン)たちとの戦いは、ますます加速していく!

声優・キャラクター
山下大輝、岡本信彦、佐倉綾音、石川界人、梶裕貴、悠木碧、井上麻里奈、増田俊樹、諏訪部順一、内山昂輝、三宅健太、大塚明夫
ネタバレ

いしゆう さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

君が凄い人だから・・・勝ちたいんじゃないか!! 胸熱くする青春ヒーロー好きにはこれでしょ♪

あらすじはあにこれを参照ください。
放送時期:2018年4月~9月

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

◎物語 
39話~45話 夏の林間合宿編
46話~51話 神野区の悪夢編 

雄英高校に入学してから初めての夏休み
この一学期で心と体は鍛えられた
この林間合宿では”個性”を伸ばす○o。.

どんな困難にも立ち向かい 笑顔で人々を救う
そんな最高のヒーローになるために新たな一歩を踏み出した!

出発する前に謎のプール編あります○o。.。

〇音楽
OP曲は UVERworldが歌う”ODD FUTURE”
夏の季節に合う爽やかな曲です

ED曲はmiwaが歌う”アップデート”
気持ちが落ち着く ED曲にピッタリです。

〇キャラ
合宿は雄英1年ヒーロー科 A組とB組が参加
他にも講師に新たなヒーロー迎えたり生徒たちの家庭訪問あったりで
相変わらずキャラ豊富♪ 
推しのキャラを見つけて応援するのも楽しいです○o。.。

今回特に好きなキャラ

夏の林間合宿編・緑谷出久
神野区の悪夢編・オールマイト

両者 立場は違いますが
絶望の涙を感激の涙へ変える二人 最高!
ヒーローとしてのその姿に胸が熱くなること間違いなしです!

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

〇観終わって{netabare}
雄英高校の警備がザルなのかヴィラン連合が凄いのか・・・
楽しいはずの林間合宿が開闢行動隊(ヴィラン)の登場で悪夢へ

光汰くんを守るデク君カッコいい!

この夏の林間合宿編では
ヒーローとして戦うことを選択した雄英ヒーロー科の面々
それが神野区の悪夢編では戦わずして”かっちゃん”を助ける

戦うだけがヒーローじゃない! ちゃんと成長してるの嬉しかった♪

そして オールマイトとオール・フォー・ワン
心が震えるような戦いでした 

どんな姿になっても平和の象徴として先生として
そしてワン・フォー・オールを受け継ぐものとして戦う姿は
涙無しには観ていられませんでした!

さらに死柄木弔が志村菜奈(7代目ワン・フォー・オール)の孫!
戦いの中でサラッと判明したは驚きでした

それにオールマイトから緑谷出久 
オール・フォー・ワンから死柄木弔へ受け継がれていく内容もあり
大満足!でもスゴイ情報量! 
色々な意味で頭が熱くなりかけました○o。.

最後は雨降って地固まる とても良かった♪。

( でも内通者なんているのかな? 誰だろう? 気になります! )
{/netabare}
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

◎物語
52話~63話 プロヒーロー仮免試験編
全国各地で行われる試験会場に集まったヒーローの卵たち

その中の国立多古場競技場に到着した
デク君たち総勢1540名 その中から一次合格は100名という
とても狭き門の中 仮免試験が始まる!

58話のみ特別編 ”愛で地球を救え” 犯人探しが楽しいです。

〇音楽
OP曲は Lenny code fictionが歌う”Make my story”
ED曲は 菅田将暉が歌う”ロングホープ・フィリア”

”ロングホープ・フィリア”映画版で流れてました
今回は曲調を変えたTVバージョン また違った感じで素敵です!

熱い歌詞を勝手に紹介します!

{netabare}
歩くほどに靴底が汚れてく そんな風に
僕らの魂も磨り減れば影ってしまうよ
そんな時に思い出して 君が諦められない理由を
救ったはずが救われたっけ 握ったつもりが握られた手

遍く旅路に光あれ 強さや弱さでは語れないぜ
立ち向かうその一歩ずつが 君の勇敢さの勝利だった
叫ぶ為に息を吸うように 高く飛ぶ為に助走があって
笑う為に僕らは泣いた それを敗北とは言わない
ロングホープ・フィリア

時を経ては変わってく 街並みも友達も
大抵は離れて分かる 寄る辺なさは瞭然たる感傷
ましてや自分 僕は僕を離れられぬやましさを背負って
だから友よ見届けてくれ 変わったのじゃなく変えたのだ

遍く挫折に光あれ 成功、失敗に意味はないぜ
最終話で笑った奴へ トロフィーとしてのハッピーエンド
願わなきゃ傷つかなかった 望まなきゃ失望もしなかった
それでも手を伸ばすからこその その傷跡を称え給え
ロングホープ・フィリア

諦めて疑って塞いで 期待外れって言われたっけ
でも失くしたことが武器になった それがどん底に咲いた花
遠き友よ 今ではもう蒼い星座 少なからず僕ら生きてる
荷物ならばそれで充分だ

遍く命に光あれ 生きる為に理由はいらないぜ
うなだれても踏み留まった そこをスタートラインと呼ぶんだ
今日の君が笑ったことで 敗北も無駄にはならなかった
故に咲くどん底の花 友よ、末永い希望を
ロングホープ・フィリア{/netabare}

〇キャラ
プロヒーロー仮免試験編では
士傑高校・傑物学園・聖愛学院など全国の色々な選手が登場します
この作品って登場人物多いけど 一人一人特徴があるから
見分けが付きやすいなって感じます○o。.。

特に好きなキャラ
・爆豪勝己 

普段強がってる彼が胸の内を明かす場面はグッときました!
今回はⅢ期通しての結果になります○o。.。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

〇観終わって{netabare}
雄英体育祭で全国に顔と個性がバレてるというハンデの中
競い合う雄英生たち こういう展開の中 
青山君が鍵になるなんて とっても意外 
蛙吹さんは寒くなると 冬眠に入るって・・・驚きました。

救助活動では
戦うか守るか 助けるか逃げるか
瞬時に色々な選択を迫られる現場でケンカしてる轟と夜嵐
だから出久の”なにをしてんだよ!!”
モワモワしたわたしの思いを代弁したデクくん 最高かよ!

プロヒーロー仮免試験後
このⅢ期の主役と勝手にわたしが思っている”爆豪勝己”

彼が心に抱え込んでいたものを爆発させる場面
良いライバル関係誕生の瞬間 ますます爆豪くん好きになりました。 
{/netabare} 

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

〇一言
洋画”アベンジャーズ”と学園青春ものをかきまぜた様な作品です

話数は多いですが 内容はストレートで分かり易く 
割と一気に観れちゃいますのでオススメです♪。

10月からⅣ期が始まりますので今から楽しみ!○o。.

以上 最後までお読み下さりありがとうございます。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

1話の感想 ★★★ 3.0
2期の総集編
{netabare}
林間合宿前の水泳!
まぁ、今回は総集編がメインだけど。
こういう所、親切。
今期のOPとEDはUVERworldとmiwaか。
豪華だな〜{/netabare}

2話の感想 ★★★★ 4.0
合宿初日
{netabare}
初日からハードだったな。
楽しんでいられるのも今のうち、って言葉まさにその通りだった。
合宿はこれからだ。{/netabare}

3話の感想 ★★★★ 4.0
こうたくん
{netabare}
能力社会が嫌いか…
親が死んじゃってたらそうなるよな。
生きていたら憧れだったのに…
ヴィランが襲撃してきた。
見つからないように少数精鋭にしたのが仇となったな。{/netabare}

4話の感想 ★★★★★ 5.0
僕のヒーロー
{netabare}
ヤバい、緑谷かっけぇえ!!
自分も怖いのに泣きながらも戦うとか…
あの声に表情、必死さがビンビン伝わった!!
これで憧れないやつは男じゃないよ!!
泣けた…
超いい話だった。{/netabare}

5話の感想 ★★★★ 4.0
鉄哲の底力
{netabare}
Bクラスが初めて活躍したな。
あの手の女の子見た目アレだが、強いな。
これで10人中2人は戦闘不能で2人はプロが見ている。
障子くん、片手無かったけど再生するのか?{/netabare}

6話の感想 ★★★★☆ 4.5
かっちゃんを助けに
{netabare}
かっちゃんを助けることが出来たと思ったらまた攫われた!
そして、捕まえたと思ったら敵のど真ん中!
なんて、不運なんだ。
常闇の能力って強いな〜
弱点がでかい代わりに自分の陣地では無双だな。
あのイカレ女は血を集めてた。
もしかして、その血でノームを作る気なのか!?
なんか色々とやばそう。{/netabare}

7話の感想 ★★★★☆ 4.5
あと少し
{netabare}
爆豪を助けることが出来なかった。
あと少しだったのに。
爆豪は最後まで助けてとは言わなかったな。
轟くんもいい人になったな。
あんなクラス思いだったか?
果たして、緑谷はどんな判断をするのか…{/netabare}

8話の感想 ★★★★ 4.0
救出に行くのか?
{netabare}
緑谷の怪我そろそろヤバそうだな。
動かなくなるとか…
でも、無茶は辞めれそうにないよな。
相手が強いんだから。
ヒーローっては1回の失敗で非難される。
決して、非難されるような行いはしてないのに。{/netabare}

9話の感想 ★★★★ 4.0
爆豪、救出
{netabare}
緑谷たちが救出するかと思いきや、オールマイトたちがきっちり制圧してしまった!
なんか呆気ないぞ!!
まぁ、オールフォーワン出てくるよね〜{/netabare}

10話の感想 ★★★★☆ 4.5
オールフォーワン
{netabare}
やっぱり出てきたオールフォーワン。
そして、めちゃくちゃ強い!!
緑谷の作戦で見事、爆豪は救出できたがオールフォーワンを倒しきれなかった。
オールマイトは時間切れ…ヤバくない?{/netabare}

11話の感想 ★★★★★ 5.0
No.1ヒーローの最期
{netabare}
かっこよすぎだろ、オールマイト!
限界を本当に超えて勝ってしまうなんて…
絶対に負けると思ってたよ…
意地を貫き通したかっこいい最期だった。{/netabare}

12話の感想 ★★★★☆ 4.5
師の想いと母の愛
{netabare}
オールマイトは本当に戦えなくなってしまったんだな。
もし雄英が襲われた時、絶対的なヒーローはもういない。
教師一人一人が死にものぐるいで守らなくては。
緑谷の母は臆病で怖がりだけど、凄く優しい息子想いのお母さんだ。
こんなに素晴らしい親だから子も純粋で真っ直ぐに育ったんだろうな。{/netabare}

13話の感想 ★★★☆ 3.5
寮生活、スタート
{netabare}
寮生活が始まった。
んで、今回はほのぼのとした回だった。
前までシリアスが続いたからその反動かな。
梅雨ちゃん、厳しく言ったことで抱え込んでしまってたんだな。
みんな、不安だよな。
みんなのため自分のために、早く強くなれ!{/netabare}

14話の感想 ★★★★ 4.0
必殺技
{netabare}
腕がダメなら脚で。
シンプルだがいいと思う。
コスチュームも少し変わって、これから始まるって感じがするよ!
爆豪はやはりセンスがいいな〜
いろんな技を思いつく。{/netabare}

15話の感想 ★★★★ 4.0
第一次試験、スタート
{netabare}
みんなパワーアップしてんだな〜
コスチュームもかっこよくなってるじゃん!
そして、始まった試験!
5割と言われていたのが、一次試験から1割とは差がすごいな。
雄英からは何人残るかな。{/netabare}

16話の感想 ★★★★ 4.0
狙われる雄英
{netabare}
バラバラにさせてしまったが、何とか緑屋とお茶子、瀬呂くんが合流できた。
士傑高校はどいつも曲者ぞろいだ。
あの痴女が全裸になった時、白色の泥みたいなのが着いていたのかな?
あれのせいで全裸に見えなかった。
そこをどちらかに一致させて欲しかった。{/netabare}

22話の感想 ★★★★ 4.0
仮免、結果発表
{netabare}
仮免を見事取得!
良かったな、デク!
そして、ヒーロー名がデクになってた。
本当にそれで良かったのか…
かっちゃんはデクの能力について分かったみたいだな。
オールマイトは隠し通したがデクには無理だったか…
この心の緩みが後々響かないといいが…{/netabare}

特別編 ★★★ 3.0
愛は世界を救う
{netabare}
映画の繋ぎの話。
番外編って感じで特に面白くはなかった。
普通だった。
映画の方はクソ面白かったな!{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9
ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

3期は精神的に成長していく姿が多く見られた

プール回からの林間合宿!
{netabare}
かっちゃんのボール投げの時の掛け声が
「しねー!」から「くたばれー!」に変わってて
そこも変化していくんだと面白かったですw
{/netabare}

林間合宿での肝試し中に↓
{netabare}
合宿の疲れを残したまま2人1組での肝試し中に
荼毘率いるヴィラン達が生徒達を狙って襲いかかる。
ヒーロー嫌いの洸太くんを守るため最強の敵と
1人戦った出久くんは勝利するもボロボロに。
自分を命懸けで助けてくれる出久くんを目の当たりにし
洸太くんのヒーローに対する考えが変化していった。

出久くんから報告を受けた相澤先生は
ライセンスのない生徒達にヴィランへの攻撃を許可し、
B組の鉄哲徹鐵はガスを操る敵を何とか倒した。

森の中を駆け回る出久くんを障子くんが抱える。
2人の通るべき目の前の道には常闇くん、
暗闇によりダークシャドウが制御不能となっていたが
かっちゃんと轟くんの所で光を当ててもらい元に戻る。
だけどヴィランの狙いであったかっちゃんは
相手の個性によって捕まり連れ去られてしまう。

連れ去られた先でかっちゃんがまた名言作ってたな、
「寝言は寝て死ね」ってwww なんそれwww
あとかっちゃんのオールマイト愛が一途すぎる!
{/netabare}

ヴィランのアジトへ乗り込む↓
{netabare}
拐われたかっちゃんを救出するために
ルールを破りノームの場所へ向かった出久くん達、
それより先に乗り込んだオールマイト達。
かっちゃんを救助することには成功したけど
オールマイトはオールフォーワンとの死闘の結果
ワンフォーオールの火は消え事実上の引退となった。
49話は涙が止まりませんでした( ᵕ ᵕ̩̩ )
{/netabare}

プロヒーロー仮免試験↓#53〜
{netabare}
試験前に必殺技を編出す訓練を全員が行う中、
林間合宿での戦いで腕に爆弾を抱えた出久くんは
足を基本にした戦いのスタイルに変更した。

1次試験はボール当てで先着100名、
参加者1割以下しか通過できない内容。
雄英高校だけは体育祭のテレビ中継で個性がバレていて
毎年最初に行われる雄英潰しの壁を超えていく。

1次試験を通過した出久くんに
「そんな力があれば当然だ。」
とかっちゃんが言うシーンは、
出久くんを認めたから言ってくれたのか
個性の事を察して言ってるのかハラハラします!

青山くんが途中から仲間を思いやる行動に出たのは
なかなか思わせられるところがありますね。

なにより全員通過おめでとう‪(*ˊᵕˋ* )
相澤先生の生徒たちに抱く感情の変化があって良いな〜

2次試験は救助演習!
ヒーローにもプロがいるように、
救助されるプロがいる設定が面白い‪ところ( ॑꒳ ॑ )
審査は救助される側が直接行う。
しかしただ救助するだけとはいかず
途中からヴィランのテロが発生というシナリオ追加で
ヴィラン役を率いるのはNO.10ヒーロー!!

試験を終え1-Aは轟くんとかっちゃん以外が仮免合格。
寮に戻ったその晩かっちゃんに呼び出された出久くん、
オールマイトと出久くんの仲について考え続けていた
かっちゃんに出久くんの個性の正体を暴かれる。
オールマイトに憧れヒーローを目指したかっちゃんは
出久くんと戦いを望み出久くんもそれに応えた。

初めて本音でぶつかりあった2人の喧嘩は
最後にオールマイトが止め個性についての秘密を話し、
オールマイトと出久くんの2人の秘密は
かっちゃんを含めた3人の秘密へと変わった。
出久くんとかっちゃんの関係も
お互いに高め合えるライバルへと変化する!(#61)
※出久くんとかっちゃんは謹慎処分w
{/netabare}

後期課程の始まり↓#62~
{netabare}
オールマイトが引退となった今、
ストッパーの外れた悪人たちは増え続け
死柄木たちヴィランも裏で動き続けている。

雄英高校ではインターンの話があり、
ここで初めて通形ミリオ達ビッグスリーが登場する!
3期はミリオくんが1-Aのみんなに実践形式で戦い
インターンについて教えて終わる。
ミリオくんがビリから努力でトップになったこと、
個性が強いわけではなく使い方次第で強くなれることを
知った出久くんは何か大きなヒントを得た様子だった。
{/netabare}

1期の時からナレーションとして
出来事の解説をしている出久くんの声は
いつの頃の出久くんが話してるのか気になる。
「この時の僕達は〜」などの言い方をしているから
未来の出久くんなのは確かなんだろうけど、、
卒業したあと?大人になった出久くん?プロヒーロー?
とても気になります(゚^ ゚ )

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

72.7 2 2018年度のボンズアニメランキング2位
ひそねとまそたん(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (344)
1236人が棚に入れました
「私は、君とソラを飛ぶ。」

甘粕ひそねは、航空自衛隊の岐阜基地に勤務を始めた新人だ。

素直すぎて無意識で他人を傷つけるのに疲れ、任期限定の自衛官を選んだのだ。

だが、運命の出逢いが彼女の人生を根底から変える。

基地に秘匿された戦闘機に擬態するドラゴンがひそねを選び、大空高く舞いあがったのだ。

こうして「OTF(変態飛翔生体)」であるドラゴンに乗りこむ飛行要員が、 ひそねの仕事になった。

国家的な命運を左右するとも言われるドラゴンには、 はたしてどんな秘密が隠されているのだろうか……。



声優・キャラクター
久野美咲、黒沢ともよ、河瀬茉希、新井里美、名塚佳織、朴璐美、梶裕貴、徳本恭敏、釘宮理恵、諏訪部順一、中田譲治
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

四柱の飛龍よ 天翔けり国翔けりたまいて 永久(とわ)の幸いをかかふらせ給え

第1話を観て非常に驚いた。
本作のシリーズ構成&脚本の岡田磨里さんは自分には苦手な作家。
今まで彼女の作品の第1話のほとんどは、
喉の奥に魚の小骨が引っかかったような違和感が残っていた。
しかし、本作には全くそれがないどころか、
今期の中のダークホースになりそうな予感すらしたのだから。

空自とファンタジーの融合が実に新鮮。
話が面白くなるかは未知数ながら期待値はMAX。
これは最後まで見届けたいと思えた。

<全12話視聴して>
最初から最後まで意外な展開で次回が楽しみだった。
ただし、前のめりで面白かったのは8話まで。
9話以降はどうにもしっくりこなくなった。
以降、各話レビューは書く気が失せた。
最終話で物語評価は4.5→3.5で更新。
ユーモア成分が足りなくなったのもマイナス。
{netabare}
自分にとっては、詰まらなくはないが詰めが甘い作品だった。

生贄とかシビアなネタは、2クールだったらぶち込んでもいいと思うが、
1クール12話の構成なら、OTFと共に生きる女子の成長物語程度で
まとめたほうが良かったと思う。

前半と後半であまりにも空気感が違った。
しかも、後半のシリアス展開が尺足らずで
ご都合主義な中途半端感が残った。

特に最終話はかなり不満。
ほとんどの関係者がひそねが戻ると信じてるが、
ひそねはミタツ様の中に3か月も取り残されてる現実があるのに
何もしないし気にしない。
前澤2等空佐が、曽々田司令や柿保飛行班長に対し
そんな不自然さにツッコミを入れてくれてたが
だからといって腑に落ちるものでもない。

ひそねの食料は?飲料水は?
ひそねの親族へ彼女のことどう伝えたのか…殉職?長期出張?

ひそねは生死不明なのに周りの関係者は呑気すぎ。
常識的には、可及的速やかに地面の掘り起こしとか
何らかのひそね救助を講じてると思うのだが...。

しかも財投と絵瑠の色恋の顛末まで描かれる。
ひそねが問題なく戻っていれば微笑ましいことだが、
戻ってないから不謹慎で釈然としない。

総じてほとんどのキャラは、いい味出てて魅力的だった。
しかし、ナツメというキャラだけは、
中の人の演技力の問題もありいまひとつパッとしなかった。

名緒の幾嶋への恋は、終わったようだが、
いつの間に?という印象でこれもパッとしない。

リリコスがキングダム(飯干)なら連絡先交換に興味がある発言は、
キャスト二人が夫婦であるゆえ、ちょっと可笑しかった。

OTF飛行班の解散も説明が足りない。
OTFは、パイロット不在でも単独飛行が可能と言うことなのだろうか?
これから74年後の次のマツリゴトまで、OTFはどう管理され生き続けるのか?

OTFの飛行は、犬の散歩のようなもので定期的に行わないと
体の冷却、ストレス発散など問題あるものと解釈して
OTFが生き続ける限りDパイは必要と思い込んでいたので
飛行班の解散は全く納得できなかった。

ファンタジーは、自由な発想の世界観であり
現実的な問題はある程度は放置されてもそれほど気にならないが
本作には自衛隊という現実的な組織があり、
キャラたちは日本の社会人として存在してる。
その場合、細かい所に現実味がないと白けてしまう。

これでは話が練れているとはとうてい言えないだろう。
せめてもうプラス1話で、ひそねの脱出にまつわる話が
丁寧であればもっと評価高かったと思う。
{/netabare}
<キャラクターデザインとメカニックデザイン>
{netabare}
昨今のアニメとは明らかに一線を画す、
思い切り簡略されたキャラクターデザイン。
これは、主人公と彼女に現場で直接絡む
同世代から中年未満限定で適応される。

この丸々とした感じ。
「小林さんちのメイドラゴン」の、
少し遠目になったときのキャラに似てる。

しかし、本作では顔がアップになっても、
キャラに鼻すらないことが圧倒的に多い。
肌は基本的には単調。女性は少し頬に紅が乗ってる程度。艶もない。
しかし目力だけはしっかりしているのが魅力。

そんなマスコットのようなキャラが、
岡田脚本らしい、人間の生々しいマイナスの内面をさらけ出す。
これが、普通の萌え系や精細な作画だったら、
この毒を受け止めきれず、いつものように
1話から違和感を感じていたかもしれない。
自分にはとって、どうやらこのキャラデザが
岡田脚本を受け止めるため功を奏したようだ。

かと思えば、モブキャラの整備士などや、中年以上の世代の大人全般は
リアル寄せの顔の輪郭になっていて、鼻や皺もそれなりに描かれる。
逆に目力が無く存在感は抑えられる。
そのおかげで、ファンタジーであってもリアル感が損なわれず
地に足が付いた感じがある。巧みな描き分けだ。

総合的に見ると、一見チープなようで、
よく考え込まれたキャラデザだと思う。

そんなキャラクターたちと、人の温もり溢れる水彩絵画的な背景が、
絵本のようなやさしい世界を作り出し、ファンタジー性を高めている。
音楽もそれに非常に合っている。

メカニックデザインは、キャラデザとの親和性を保ちながらも
F-15Jの離陸時など、行程と動作などに現実味があり説得力が大きい。
パイロットスーツもなかなかリアル。

1話を観終えてから、マクロスやアクエリオンシリーズでお馴染みの
河森正治氏がメインメカニックデザインということで、さすがだと思った。
{/netabare}
<キャラクターと声優>
{netabare}
プレスコによるアフレコらしく、
アフレコに合わせた作画はキャラに非常に感情移入しやすい。

<甘粕(あまかす) ひそね(2等空士→2等空曹) [TACネーム ひそね]> CV:久野美咲
搭乗するドラゴン(愛称 まそたん)は日本の主力戦闘機F-15Jに偽装される。

心の本音が声で駄々洩れになるというイタヒロイン。
1話からその悪意無き毒舌で、周りにいらぬ波風が...。
しかし4話になり、新登場の彼女以上の個性が強いキャラに囲まれるとイタさより可愛げが増してくる。
他のキャラの毒が意外にも、ひそねの毒を中和する効果があるようだ。

主役を演じる久野さんの声は、本作では花澤香菜さんに似てる気がする。
演技の幅も広く、キャラとよく馴染んでて安心できる。
久野さんのことは今まで存じ上げてなかったが、これから注目していきたい。

<貝崎名緒(かいざき なお)2等空士 [自称TACネーム セクシージャガー]> CV:黒沢ともよ
ひそねに第一の座を奪われたもののDパイ候補生としての資質は十分なパイロット。

1話から登場して、いきなりインパクト最大のキャラとなった。
以降ひそねとは、ある意味ゴールデンコンビになる。

思春期でもないのに、普通あれはない。ファンタジーなればこそのキャラ。
1話を観た時「ひそねとまそたん」より「ひそねとなお」のドラマの方が興味深くなった。
名緒にとって、ひそねとの出会いは吉とでるか凶とでるか。
本作でこのキャラがどうなっていくのか非常に楽しみになった。
4話まで観た後は、インパクトだけの出オチで終ってないどころか本作で一番好きなキャラになりそう。

「響け!ユーフォニアム」の久美子から注目するようになった黒沢さんだが
こういう毒を内に秘めたキャラはものすごく嵌る。

<樋本 貞 (ひのもと さだ)> CV:朴璐美
1話から登場。3話では台詞無し。4-6話は未登場。

基地に出入りするヤクルトおばあさん。
販売員なのに初対面のひそねにジョアをタダであげる気前の良さ。
出番も台詞も少ないのにいい味出てる。
こちらもファンタジーなればこそのキャラで、なんとも不思議な存在。
実はおばあさんは、ひそねのご先祖様の守護霊でした。
なんてオチがあったとしても、1話を観る限り納得してしまいそう。

演じてる朴さんは、2015年12月25日付官報によると
韓国籍から日本国籍になったそうな。
キャラの読みが、日ノ本に(母国を)定めた、と暗示してるよう。
偶然か故意か不明ながら洒落たキャラ名だ。
彼女が老年キャラを演じるとは実に新鮮。
2018年で46歳になられた朴さん。
いつもの男前キャラと全く違う味わい豊かな演技。
声優キャリアも20年目となり、そろそろ円熟期に入りつつあるよう。

<幾嶋 博己 (いくしま ひろき)> CV:諏訪部順一
2話から登場。4-6話は未登場。
パイロットスーツ開発の民間企業の技術者。

このキャラも本作のキャラデザでなければ、
笑えない存在だったかもしれない。
セクハラを通り越して、痴漢行為で逮捕レベルの振る舞い。
技術者というよりファッションデザイナーに見える。
「美しい」「素晴らしい」といった感嘆言葉を
フランス語、ドイツ語、イタリア語などの単語で表現。
口調と言い気障なことこの上ない。
そんな彼だが、名緒は彼に恋してるよう。

この手のキャラは、子安武人さんの方が十八番な気がするが
諏訪部さんの、バリトンボイスの演技は意外と嫌味がなく、
天然な変態感がいい感じで、これはこれでありと思えた。

<星野 絵瑠(ほしの える) 空曹長 [TACネーム ペンギン]> CV:河瀬茉希
4話から登場。福岡県築城基地所属Dパイ。階級は4人のDパイの中で一番上。
搭乗するドラゴン(愛称は ノウマ)は洋上迷彩の個性際立つ国産戦闘機F-2Aに偽装される。

Dパイの先輩として、ひそねに一番見込まれたのもの
有能そうで実際は不器用で思い込みが激しいキャラ。
ドラゴン虐待ともとれる、愛情が欠落した言動が痛い。
今後大きく成長していくのだろうか。

河瀬さんも久野さん同様、今まで存じ上げてなかったが、
これから注目していきたい実力者と感じた。

<絹番 莉々子(きぬつがい りりこ) 2等空曹) [TACネーム ジミー]> CV:新井里美
4話から登場。青森県三沢基地所属Dパイ。
搭乗するドラゴン(愛称 あけみ)は早期警戒機E-2Cに偽装される。

視線恐怖症。マイペースでコミュ力弱し。
彼女の地味子のイメージがTACネームの由来。

新井さん。こういう、リゼロのベアトリスのような
口数少ないアンニュイ&シニカルで観察眼鋭い役は最高です。
新井さんと言えば、レールガンの黒子の方が有名かもしれない。
しかし、性格が陽気な黒子よりこういう陰気なキャラの方が嵌る声優な気がします。

<日登美真弓(ひとみ まゆみ) 2等空曹 [TACネーム モーリス]> CV:名塚佳織
4話から登場。埼玉県入間基地所属Dパイ。
搭乗するドラゴン(愛称 ふともも)は中型戦術輸送機C-1に偽装される。

初登場の4話では、オノマトペ(擬音語・擬声語・擬態語)を
頻繁に言葉にする癖があるように見えた。
(くんくん ぱっくん ごっくん がさがさ ぐしゅぐしゅ いそいそ)
また、おっとりで温和そうに見えるが笑顔の奥にある激情がちょっと怖かった。
動物に愛情を持たぬ者に向けられるそれ。
元動物園の飼育員らしいが、過去に何らかのトラブルがありそうにも見えた。
しかし5話以降、周りのDパイと打ち解けてきてからは、
おっとりさが上回り、それほど癖を感じなくなった。

名塚さんは、声優キャリアは来年には20年のベテラン。
演技の振り幅の大きい役を見事に演じられててさすがだ。
{/netabare}
<音楽>
{netabare}
本作は、オーケストラ主体の劇伴の存在感が大きい。
中でも、シンプルなピアノ伴奏の女声合唱曲が個人的にツボ。
サントラ欲しくなった。

・オープニングテーマ「少女はあの空を渡る」(2話から)
オーケストラ伴奏が作品のスケールを大きくしてくれており、天翔ける龍のイメージとドンピシャ。
岡田磨里さん作詞の歌詞も画面に表示され、じっくり味わいたい曲だ。
初めはメロディは地味に感じたし、歌声も素人っぽくていまいちかと思った。
しかし、聴くほどに心に染み入ってくる。
今では、不器用なヒロインの物語であるこの作品に非常に相応しいと思える。

・エンディングテーマ「Le temps de la rentrée ~恋の家路 (新学期)~」(2話から)

1966年のフレンチポップスのカヴァー曲。
オープニングとは全く違う独特な魅力がある。
踊る彼女たちの映像とよく調和してとてもお洒落。
Dパイの女性キャラたちがフランス語歌詞で歌う。
初見時はなかなかのインパクトで新鮮だった。
出来ればフランス語歌詞だけでなく日本語訳も表示してもらいたい。

話数によってボーカル組み替えあるのがユニーク。
(ひそね×名緒、絵瑠×莉々子×真弓など様々なバージョン)
2-4話は、上記の組み合わせでユニゾンのみだったのが、
5,6話ではハモったり、7話で莉々子のソロになったりと
遊び心があって飽きない。
{/netabare}
★ 第2話「ドラゴンの名前はまそたんにします」(脚本:岡田磨里)
{netabare}
<今回は名緒が主役。彼女のポンコツさに萌える>
精神年齢も見た目も小学生レベルの彼女。
嫌がらせでおかずを取り換えるなら、大量のわさびを仕込んだものにするとか
他に効果的な方法はいくらでもありそうなものだが、メンチカツをコロッケにするだけという…

相手を寝不足にする作戦も、自分の好きなもの聴かせてたら逆に自分が眠れなくなるという…

そんな間抜け具合が絶妙で癖になる。

ひそねも大概で、普段はあれだけ他人に辛辣なのに
名緒にだけは、なぜかすべてを好意的に解釈。

結局どっちもチョロインで似た者同士。
実は相性とっても良さそうなのが微笑ましい。

幾嶋に♡マークの名緒のレポート。静止画でじっくり読ませてもらった。
胸から下がマシュマロマンみたいなパイロットスーツの試着の、もこもこな感想で可愛い。

名緒は、ひそねの前ではヤンキーに、幾嶋の前ではミーハーちっくな乙女と、そのギャップがまた可笑しい。

また、ゆりかごから墓場までウエルカム、なんて言って何気にセクハラしてるF-15Jのパイロット、財投一尉。
こんなん、現実にいたら空自の信用問題になりそうだが、なんとも憎めない。
{/netabare}
★ 第3話「責任とってくださいよ」(脚本:小柳啓伍)
{netabare}
第1話でオール4にした評価を、今回でキャラ、作画、音楽をそれぞれ4.5で更新します。

どんどん話に引き込まれていく。

脚本が今回、岡田さんじゃなかった分、
若干キャラの毒が薄まっていい塩梅だった気がする。
それとも単に作品に慣れただけか。

今回の作画は、F-15Jの飛行シーンの拘りが素晴らしい。
大慌てでトイレに駆け込むかのように
ドリフトして格納庫に飛び込むまそたんが愉快。
また、ひそねや名緒は相変わらず表情豊かで可愛い。

財投一尉も、女性キャラを振り回すサブキャラクターとして定着してきた。

スロープ、キャッスル、ロング、イール…。
そう言えば2013年のドラマ「空飛ぶ広報室」で主人公の空井のことをスカイと呼んでたような。
今回、TACネーム(以下TN)の事、初めて知った。
色々、空自のこと調べてみたくなる作品だ。

ただ、前回から感じてる少々残念な点は、台詞が割と長いセンテンスを早口で、
時には空自の専門用語など入ってたり、台詞と台詞がぶつかり合ったりと、
字幕が無いと聴き取りにくい場面が多いこと。
音響監督さん、音量バランスにもっと配慮して台詞を聴き取りやすくして欲しい。

<2017年11月19日 8:30-15:00 岐阜基地航空祭 に向けて>
その1:名緒はひそねを超えられるか

「(Dパイ)補欠として輝ける場所を見つけた名緒さん、尊敬します」
「私は名緒さんに対して一定の評価をしただけなのになぜ…」
「これで貢献出来てると思える名緒さんが羨ましいです」

ひそねの悪意無き直球言葉に名緒は免疫ゼロ。
顔真っ赤になって襲い掛かっても、全く動じず、どこ吹く風のひそね。
最早、単にスキンシップしてるかのような二人。
天然なひそねに、結果としていいように振り回されてる名緒が面白い。

名緒の製作した本人似のダミーパイロットは、意外な所でショーに貢献。
しかしあれでは、名緒はひそねにこれからも当分勝てないような気がする。
首無しパイロットの帰還をどう誤魔化したんだろう?

その2:ヒソネはフォレストを超えられるか

Dパイ(ドラゴンパイロット)の前任者、森山元二尉(TN:フォレスト(森))登場。
現在のひそねの上司、柿保(かきやす)飛行班長(TN:パーシモン(柿))の後輩。
森山は3年前に引退し、今は男児一人に恵まれた主婦。
元ボンキュッボンも今では母親らしくボンボンボン。
航空祭当日に子連れで基地に訪問。

彼女とひそねの絡みで人間ドラマの深みが増した。
フォレストとパーシモンの過去のドラマも観てみたくなった。

今のフォレストとパーシモンのお互いを理解できてるような良さげな関係は、
将来のヒソネとヤンキー(名緒のTNと言ったら取り合えずこれ)の
関係を暗示してるような気がする。

<まそたん、君ってきっといい奴だ>
今回でまそたんは、とっても賢く洞察力があると確信。

他の機体の不調を見抜き、人の気にも敏感。
航空祭の大勢のギャラリーの気は、そんなまそたんには負担が大きい。
萎縮するほどの大きなプレッシャーになるようだ。

今回まそたんがそんなプレッシャーに勝てたのは、
ひそねのマジレッサー度がマックスになった時だった。

もしかすると、オスカー(まそたん)が3年前にフォレストを乗せなくなったのは、
彼女が妊娠してると気付いて母体を労わったんじゃないか。

ナイーブなのは、まそたんもひそねも名緒も一緒な仲間。

ひそねとの交流から名緒も脱皮して、まそたんに受け入れられる日もきっと来る。
今回、そんな予感がした。

次回、いよいよEDで踊ってる他のDパイ3名も合同訓練のため岐阜基地に集結。
どんなドラマが生まれるか非常に楽しみ。
{/netabare}
★ 第4話「ヤツらが岐阜にやって来た」(脚本:和場明子、岡田麿里)
{netabare}
面白さがターボで加速しました。
それはまさに今回、ひそねとまそたんの、
F-15なのにガツンとロケット打ち上げシーンのよう。
物語の評価を4.0→4.5で更新します。

<濃すぎる面々によるIt's Show Time!>
ひそねのボケ、名緒のツッコミは相変わらず楽しい。
このお笑いコンビに拍手喝采を!
財投一尉のコメディ要員としての株も上昇中。
そこに、新キャラの3人のDパイ参入。

<Dパイ勢揃い(4人+1人)。その化学反応は一体何をもたらすのか>
今回の新キャラの三者三様の個性の強さは、生みの親の岡田さんの真骨頂。
誰もが一筋縄ではいかない内面に毒持つ印象だった。

今回初登場の3人のDパイ
1.ペンギンは、ギスギスなヒーローコンプレックスの持ち主。
2.モーリスは、円満具足のようでメンヘラっぽい部分もちらほら。
3.ジミーは、見たままのネガティブ思考の根暗。
 しかし常に冷静で観察眼鋭そう。
 また人を食ったような掴みどころがないキャラで、
 実は5人の中で一番強かなメンタルの持ち主な気がする。
(今回は、バカボンのレレレのおじさんを思い出す、トゥルルル走りが最高だった。)

そこに、ひそねの天然な毒舌家、名緒の裏表のないツッパリ性格が加わる。
さて、混ぜるな危険で終わるか、混ぜたら最高の妙薬に生まれ変わるか。

飯干事務次官という謎のキャラも最後に登場。
そして気になる新たな謎の提示…ドラゴンが嗅ぎ分ける適正者のたった一つの共通点。
それは、銘菓「白い恋人」に例えられたが、その心は?

次回も、彼女たちから目が離せない。

<ツボに嵌ったひそねの今回の名(迷)言集>
「動物的勘で生きている名緒さん、TACネーム セクシージャガーには必要ない話かもしれませんが…」
「F-2をポンコツと呼ぶなら星野さんご自身もポンコツということで」
{/netabare}
★ 第5話「スキ好んで嫌われたい人なんていますか?」(脚本:和場明子、小柳啓伍、岡田麿里)
{netabare}
今回、ひそねとペンギンの、お互い独り言なのに会話として成立してる浴場シーンが最高に可笑しかった。
さらに、脱衣の置き場所も、こいつらどんだけ気が合うんだ、と。
財投は今回、スケベとその報いぶりがルパン3世っぽく見えて笑える。

<心に白の空白を持つ少女たち>
だからって、”白い恋人”と絡めるのは、こじつけっぽくてちょっと肩透かし。
しかし、お菓子シリーズはしばらく続くのか、今回は”かもめの卵”登場。
OTFによって孵化しなければならないものとは?
もう答えはどうでもよく、次回も何かお菓子に例えるのか、
どのお菓子が出てくるのか、そっちの方が興味深くなった。

ところでそのお菓子シリーズをネタにして謎を振りまいてる
飯干事務次官役の下山吉光さんは、ジミー役の新井さんとご夫婦。
今の所、直接やり取りするわけではないので収録は別のタイミングと思われるが、
今後会話するなどタイミング一緒で、夫婦共演が実現するといいな。

<名緒が、まそたん乗りになれなるためのヒント>
他のパイロットを観察すれば自ずから発見できそう。

照れずに強がらず素直に、愛情と、
自らの弱さも赤裸々にさらけだす様な感情表現が肝のような気がする。

名緒が一度まそたんに飲み込んでもらえたのは、
泣きじゃくって子供のように、弱気な感情表現を素直に出来たからだろう。

例えば今回、ひそねが愛する者を舐めまくる姿は飼い犬のよう。
名緒もそれぐらい愛情を素直に表現できれば、
まそたんに意外とあっさり受け入れられるのではないか。

しかしひそねは、ちょっと行き過ぎてて滑稽。
ご主人?の名緒と片時も離れたくないようで
まさかのアレをミッション先に持ち込む始末。
いかにも名緒がしゃべりそうな台詞を真似て
ちゃんと会話を自己完結させるという、
もはやイタコ芸(相手は生きてるけど)。

とは言え、ペンギンがF-2Aに受け入れらたのは
心に白の空白を持つ+別なαの理由だろう。
その理由が判明するようなF-2A組の過去の交流エピソード、
これから描かれると期待したい。

さて今回は、ペンギンの考え方の問題がネックで
4人のDパイの団結は阻まれている感。
この無人島脱出ミッション、
どうやって達成するのか予想しにくいので次回も楽しみ。
{/netabare}
★ 第6話「君の名前を叫ぶから」(脚本:小柳啓伍、和場明子、岡田麿里)
{netabare}
Dパイの絵瑠を除く3名は、お互いニックネームを付けあい
徐々に打ち解けてきた。

今回は、絵瑠の過去も描かれようやく感情移入できた。
そして彼女の成長が垣間見えてよかった。

しかしキャラとしては、莉々子(リリコス)の有能ぶりが際立った。

色々と他の気付きを促す彼女。
一人、他とは別なテンションでぼそぼそ呟いたり、
時に「ババーン」と叫んだり、
舞台俳優のように大げさに発声したり…
中の人、新井さんの演技は、
独特のイントネーションで台詞の緩急のつけ方が巧く、
絶妙なキャラ付けを成し遂げた感あり。
{/netabare}
★ 第7話「恋する王国」(脚本:岡田麿里)
{netabare}
岡田さんの、2話以来の久しぶり単独脚本回。
2話では「盗んだバイクで走り出す」(15の夜/尾崎豊)、
今回は「必ず最後に愛は勝つ」(愛は勝つ/kan)など
岡田さん世代には忘れられない20世紀の名曲の歌詞の一部を
分かる人にはわかるように台詞の中に挿入する遊び心が楽しい。

Dパイの内、ひそね、絵瑠、真弓に
見事なまでに恋愛カップル成立のフラグが立った。
Dパイを続けるには恋愛はご法度。
この三名にとっては、ある意味最大の危機到来といったところか。

また色恋絡みのエピソードを免除された莉々子(リリコス)。
彼女は前回以上に存在感が増した。
彼女がキングダムマニアとは、
イメージぴったりで原作チームはよく考えたものだ。

リリコス(新井さん) × 官僚(下山さん)の、
キャストが夫婦のやり取りは、さすが息がピッタリで楽しい。

ここまで毎回ずっと、毎回実在のヤクルト製品、銘菓、漫画など
作品に登場していて常に現実との架け橋があった。
だからファンタジーであってもどこか地に足のついた感じがするのだろう。

また、ヤクルトおばあさんに、さらなるミステリー要素アップの今回。
次回の前ふりも含め、おばさんに、DパイOG疑惑発生。
そう言えば、前回で4人の夢の中に共通して現れた
第二次世界大戦中のDパイはヤクルトおばあさんの若かりし頃に見える。
さてさて実際はどうなのか、それは次回のお楽しみ。
{/netabare}
★ 第8話「期間限定!激辛おばあさん味」(脚本:小柳啓伍)
{netabare}
OP楽曲変更(少女はあの空を渡る→少女はあの空に惑う)
新たなキャラ登場で新章突入。

今回から、劇伴含め神道カラーが濃厚になり
OTFの歴史は、神祭りを専らとする人々より
影から支えられていたことが判明。

事務次官を名乗っていた飯干は、
実は神道の祭典・儀式などを司る式部官だった。
さらにOTF機付長(整備責任者)の小此木空士長も、
実は神祇官大副が正式な役職で祭祀遂行の実務者だった。

<岐阜の異機種大編隊作戦 (仮)>
OTFの総元締めとされる超大型のミタツ様。
普段は眠っているが、その臥所(ふしど、寝所のこと)を変えるため
74年に一度、周期的に目覚めて新臥所まで長距離を移動されるらしい。

訓練で使われた無人島は、なんとミタツ様そのもの…その大きさは圧倒的。
しかもその訓練の真の目的は、長き眠りのミタツ様を起こすためにあった。
ミタツ様が主宰神なら、まそたんたちはその眷属といった感じか。

今年、現状の現臥所の日本海上から、
三日三晩掛けてゆっくりと岐阜北部の山間部へ向かう予定らしい。
移動先を間違うと移動先に大災害が訪れるので国家事業の大プロジェクト。
既にお馴染み4体のOTFは、そのエスコートが最大の任務であり、
そのマツリゴトと呼ばれる神事遂行に欠かせない存在。

謎だったヤクルトおばあさん、樋本 貞は、
大方の予想通り元Dパイ(旧陸軍の航空隊所属)。
前回の神事を成し遂げた現状唯一の生き残り。
関係者からは、尊敬を受ける立場だった。

貞は、Dパイの教育係として岐阜基地内に赴任。
マツリゴトは3か月後に実行予定。
その本番に向け現役の4名のDパイは、
映画にありがちテンプレ米鬼軍曹風の貞の厳しい指導を受けることに。

<新キャラ、三角 棗(みすみ なつめ)登場>
今回のマツリゴトを支える6人の巫女も岐阜基地に派遣。
その一人ナツメは、小此木と旧知の仲のよう。
中の人は、主題歌を歌う福本莉子さん。
本作が声優デビューらしい。
これからどんな形で話に関わるのか、今の所全く不明。

今回は、ファンタジー感がさらに増し増し。
予想のはるか斜め上の展開に実にビックリです。
その反面、コメディ要素は激減でした。

キャラたちの恋の行方は興味深いし、結末も予測不可能で面白い。
ですがちょっと寂しいのは、本筋に飲み込まれて
6話からずっと名緒の存在感が希薄になりつつあること。
一番好きなキャラなので今後に期待です。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 31
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

「ぼくはもっとヤクルト、まじめにやれとのお言葉聞いております」

1話感想{netabare}
大昔から変態飛翔生体(ドラゴン)ってのが居て、それの居る国は豊かになるのだけど、それ巡って争いが起きないように国のトップは秘匿(偽装)し続けてた歴史アリ。
また、熱が篭るだかで定期的に空を飛ばないといけないらしく、戦闘機に偽装させてそれを行っていた→よって管轄は空自。
ドラゴンの操縦方法は飲み込まれて体内からのコントロール、操縦ってよりはそう指示すればそう動くって調教されてる感じかも?歴史はあるワケだし。
主人公は竜に気に入られたのか、または持ってたケータイがガラケーだっただけなのか、果たしてどっち?ってのは今後次第。

国家だったりどこかの怪しい組織が何か隠し事をしててそれを暴いてく内容の作品ってのは多いけど、これはその逆パターン?
自衛隊員の主人公が国家機密を秘匿してく話…でいいのかな。
「バラしたらどうするんですか?」みたいなこと言ってたが、普通に機密漏洩で罰せられるかと。
また世間に対しては「ただのデマだよ」っていうデマが流布されるかと、国ぐるみだし。

多分竜との心の交流(を経て主人公が成長していく)なーんてのがテーマになるんだろうけど、「秘密を隔し続ける」方向も続けて欲しいなぁ。
途中から秘密でもなんでもなくなって町中でバトルする展開になっちゃうのだけは止めて欲しい、そういうのは他の作品で事足りてるので。

一方、公式のHPがなかなかに興味深い。
本編のOPもそれっぽい感じで「お?」って思ったんだけど…文字がデカい、非常にデカい。
これ、舞台が自衛隊ってことで官製っぽくしてる?
民生の小洒落た感と違って、官製ってどこかヤボったいのが「らしい」と感じてしまう人間でして、雰囲気作りでワザとそうしてるのなら評価したい。
ってか今は多少緩和されたけどちょっと昔の地デジ化最中の頃とか、めっさ文字の小さいOP、EDって多かったですよね、読めなくはないけど読む気起きないっていう。
HPも妙にお洒落に作ってどこクリックすればいいのか分からないものとか(それ以前にめっさ重い)なら今でもちょくちょくあるけど。
1話OPは専用のものだと思うので、レギュラーOPはどうなるか興味津々。
あ、それとスポンサーのヤクルト推しは笑った、もっと強引に不自然にやっちゃってもいいぞ。{/netabare}

2話感想{netabare}
ん?「まそたん」って媽祖たんってこと?
そのうち千里眼や順風耳も登場するのかな?(モンストでの知識)

秘匿レベルはちゃんと厳重っぽいね、これはホっとした。
ひそねは「コイツ悪い奴だ」と思うとトコトン悪く考え、「良い奴だ」と思うととことん良い奴だと思っちゃうタイプなのかな?
これを一貫してると取るか、ブレてると取るかで2話の評価分かれそう。
まぁそんなことより…スーツエロいなおい。
きゃろ~んとした媚び媚びキャラより、イモねーちゃんに恥ずかしいカッコさせたほうがエロいって…ちょっとコア過ぎませんか、いい趣味だ。
公式HPでは名前見当たらないのだけどOPでコンセプトデザイナーにOKAMAの文字が…この人の趣味じゃなかろうか。
“ガラスの艦隊”ではあんなに頑張ってたのに(アニメが糞すぎて)災難だなぁって程度の情報しか知らなかったのだけど、改めて調べてみたら“龍の歯医者”でも関わってるっぽい。

そうそう、1話段階で期待したOP、文字の大きさは…普通、かな?
その分といっちゃ何だけどED結構イイ(ってかEDであのスーツがレギュラーだと確認した。マジでか!と思いつつ)
折角いい感じでスタートしたので絵が崩れないのを祈るばかりだが、このデザインなら崩れても結構気にならない?どうなんだろ?{/netabare}

4話までの感想{netabare}
前任者を飲み込まなくなったのはカレシが出来たから?
大昔、変態飛翔生体と人間との付き合い方は処女の生贄を捧げる形だった、とかだったりして。
飲み込むだけで吐き出すことは無かったとか。
処女といっても肉体的なだけでなくもっと重篤な、今まで一度も恋をしたことがないってレベルでないとダメ、みたいな。
また貝塚が補欠のままなのも幾嶋に恋心を抱いてるせい?
「白い恋人」は、精神形成において「恋の部分が空白」であることって意味かなーとか。
新たに合流したDパイ連中も、どいつもこいつも「ハナから恋を諦めてる系」で、なんかそんな気が…。
(といいつつ日登美は結構モテそうな気がする)
生贄とか処女かどうかとかそんなヘビーな話やるかな?と思わなくもないけど…岡田マリーだったらむしろ期待できそう?{/netabare}

6話までの感想{netabare}
愛情表現でペロペロする。
うひょお、理屈は分かる、分かるが実際にそれをやってる描写って“おぼっちゃまくん”以来な気がする、自分の見たアニメの範囲では。
ってか「OTFが居なかったら自分は何の取柄も無いツマラナイ人間だ」って意識を強めてる?
洗脳が深化してるというか、依存度が高くなってるというか…そしてそれはOTFもしくは事務次官が仕向けてる。
F-2がヤバそうだったのも「そこまで私のために身を犠牲にしてたなんて」と思わせることで依存度を高めさせる身を張った演技に思える。
やっぱこれウラがあるんじゃないかな?

OTFにとって望ましいDパイの姿は、人間の価値観から見て真っ当な性格とは限らない

ってことかなーと思ってまして。
この視点が正解かどうかは不明ですが、これを失念して見たらそりゃあキャラクター達は頭オカシイ連中ばかりで不愉快になっても仕方ないかも。
「じゃあOTF自体がオカシイの?」って話に繋がるけど、うん、おかしいでしょー。
で、そこの謎に迫るのが本作のテーマなんじゃないの?って思ってます、外れるかも知れないけどねー。
元々、国がそこまでしてOTFを飼うメリットって具体的に何?も明かされてませんし、一話で漠然としたことを語っただけで。
その内明かされるんじゃないの?と緩く構えてますが、それが「Dパイがキチだらけな理由」と繋がったら良いですね。

因みにもっとゲスい見方をすると、処女厨に向けて「テメーらの好きな処女なんて、こんなんしか残ってねーから」と言ってる様にも思えたり。{/netabare}

9話までの感想{netabare}
「日登美は結構モテそう」って書いたら本当にそういう扱いで吹いた。

そして9話感想、ほほうそういうことか。
↑で指摘した「国がそこまでしてOTFを飼うメリットって具体的に何?ってのはそのうち明かされるんじゃない?」って件、それっぽい説明は明かされました。
ミタツ様の移動先は新島として日本の領土扱いとなる?
もしそうだったら恩恵はトンでもない。
特に1話の紙芝居シーンの説明では戦後一時期OTFはアメリカの管理下だった頃もあったみたいだし、世間に公表されてないだけで国のトップは黙認してるのかも。
更にはレアメタルが主食みたいだし、もしかして移動先にはレアメタルの海底鉱脈があるとかもありえる?(ミタツ自身はちょっと食っただけで眠っちゃうとか)
ああ、こりゃ恩恵スゲーや、当たってるかどうか不明だけど。
また、もしそうだったとしてもボンヤリ仄めかす程度で明言はしないんじゃないかな、色々と面倒だから。
それ以外のもっと明確なメリットが今後明かされるのかも知れませんが、個人的には現段階なだけでも充分な説明がなされたと解釈します。

一方でOTFはああ見えて実はヤベー奴なんじゃないか?って雰囲気をずっと匂わせてたワケですが、いよいよヤバイ臭が佳境かな?
とはいえまそたんとノーマはあくまで「Dパイが恋をしてる」ってのに気付かず飲み込んでしまっただけで、拒否反応してるだけのように見える。
別に好んで襲ってくるってことではないだろう。
そっちよりも巫女の安否の方があぶない予感。
まさかミタツ様と反目するってことは無いと思うけど…それより事務次官やジョアおばさんの“見立て”が間違ってた、ないしそれ以外の解答を見つけるってオチになるとは思うのだが、果たして。

ところでよく言われてる絵柄だけど、設定的にはひどいブスなハズで、リアル寄りな絵柄だったら客が寄り付かないし、萌え絵で可愛く描こうものなら違和感が甚だしかったかと。
そういった乖離や違和感を起こさないための絵柄なんだろうなぁ、と解釈してます。
ってか、ねぇ…。
引き篭りキャラなのに妙に身綺麗な美少女とか、目つきが悪いって設定なのに絵では全然そう見えないとか、そういう作品に違和感覚えるのはいけないことなのか?と思ってた自分としては胸のすく思いだったり。
(絵柄が先にあってブス設定って流れかも知れないが)
なーんてことを考えてたら本編で巫女が「女捨ててるんですか」とひそねに突っ込んでて笑った。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
さすがマリー、やってくれたぜ。
途中まで良い感じに進んでたのに、最後放り投げちゃった。
ミタツ関係の云々は「実は〇〇でした」「実は××でした」の後付けの連続で、正直ついて行けない。
じゃあそれまで積み重ねてきてたのって何だったんだ?と思わずに居られず…なるほどねぇ、これがマリーのマリーたる所以か。
こうなるともはや「あれって○○だったんじゃないかな?」みたいな考察をする気も起きない。

因みにこの手の話──「途中までは良かったのに最後が糞」って話をすると、マンガ好きの友人なんかは浦沢直樹が言ったらしいある言葉を引け合いに出します。
「オチなんてどんなに酷くても途中楽しめたのならそれいいだろ!」みたいな…浦沢直樹もスゲーこと言うなぁって思うけど、まぁこの考えはマンガなら分かる。
いつ最終回を迎えるのかが分からず先の展開なんてそんな詳細に考えてられない、翻ってクライマックスから逆算して序盤に伏線を配置するなんてこともできない。
(そこら辺の事情を皮肉った傑作が「ソードマスターヤマト」だし)
けどねぇ、それが許されるのはマンガ(雑誌掲載)だけだと思うんだ、全何話か(最終回がいつか)分かってるアニメで同じようなノリをやられても自分は許容できない。

ってことでひそまそに話を戻すと、マンガ好きな方(バカにしてる訳ではない、自分が心が狭いだけ)なら楽しめるんじゃないかな?絵柄もそれ系だし。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

販促し過ぎは販促にならない、というのはあるけど、アニメとしてはそんなに悪くない

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
「シン・ゴジラ」の監督である樋口真嗣さんと、数々のヒットアニメの脚本・シリーズ構成を務めてきた岡田麿里さんがコンビを組んでのアニオリ作品。

なんか、「あまりアニメを観ていない」層と、「メッチャアニメを観ている」層には、ウケが良さそうというか、賛否両論、好みが分かれそうなアニメだな~と思いました。クオリティは、シンプルに高かったし、センスの良さも感じましたよ。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
なんかこう、「終盤にガイナックスの遺伝子が顔を出した」って感じのアニメでしたね(笑)

序盤は、良い意味で予想を裏切られた。昭和のアニメを思わせる作画や演出の中で、こっそり「現代だから出来ること」を混ぜている「外し感」が心地よく、設定も特殊であり、期待値が高まった。特に、ヒソネとナオの掛け合いは面白く、それだけで良質の日常系アニメを観ているよう。

中盤は、岡田麿里さんらしさが光る良回が続く。やっぱり、こういう人間関係のゴタゴタを描かせると上手いね。

あと、声優さんの演技(キャスティング)は、本当にピカイチだった。あれだけクセの強い主人公を見事に演じきった久野さんと、見事なヤンキー演技をしてくれた黒沢さんは特に素晴らしかった。ツンデレ星野さんを演じた河瀬さんは及第点といったところ。実力派の中にいて邪魔になっていないだけ、大したもんだと思う。新井さんや中田さんはオンリーワン系の声優さんなので、存在感が半端ないけど、メインを食わないように上手く抑えていた印象。釘宮さんは流石に上手く、演技の幅を感じた。

本当に、8話くらいまでは、「今期の覇権候補か?」と思っていただけに、終盤の力業展開は残念だった。やはり、シリアスな(ある意味でセカイ系の)アニメを1クールでまとめるのは至難の技。良くも悪くもガイナックスらしい熱さを演出するには、キャラも作画もそぐわないというか、食い合わせが悪かった。もっとジブリっぽい(なんか神々しく、なんか感動する)静かなラストにしても良かったと思う。

あと、やはり棗役の声優さんの演技は厳しかったと思う。デビュー作と考えれば普通くらいだと思うけど、周りはみんな上手いし、クライマックスとなる久野さんとの言い合いは、観ていて可哀想になった。歌重視のキャスティングなんだろうけど、別に歌抜きでも成り立つストーリーだと思うし、最悪、小此木さんとの言い合いでもなんとか出来た気がする。あんな大事なシーンを新人さんにやらせるなんて、酷なんだよね。それでも、最後の方は少し成長も感じたので、今後に期待かな。

それから、ヤクルト(ジョア)推しは、正直どうかと思う。勿論、ネタでやっているんだけど、ずっとスベっていたような。私は、それでスポンサーがついてアニメのクオリティが上がるなら、露骨な販促でもコラボでも何でもやって良いと思うけど、物語の根幹に関わる部分や、大事なシーンに使うことはないんじゃないかな? だったら、毎朝ヤクルトを飲んで「ぷは~!」とか言って元気を出すヒソネのカットを何度も出すとか、ナオがジョア好きで、怒っていてもそれ渡すと許してくれるとかの方が爽やかで良かったと思う。このアニメ観て、「ヤクルトやジョアを飲みたい」と思う人の数と、「チッ、ゴリ押ししやがって」とヤクルトにマイナスイメージを持つ人のどちらが多いのだろうか。私は後者だけれども。

という感じで、終盤に惜しさは残るものの、キャラは良いしオリジナルな要素もあるし、なかなか良いアニメでした。まあ、テレビアニメというより、劇場版の方が向いている気はしましたが。
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
序盤から中盤の、人間関係のゴタゴタを描く日常系の展開は、岡田さんの持ち味がよく生きていて、かなり面白かった。全体として、声優さんの好演も光り、昭和を意識したユルい作画もプラスに働いていた。

ただ、8話以降、セカイ系の作風になってからは、ガイナックス的な熱さが空回りし、作画も作風に合わなくなり、棗役の声優さんの演技も厳しく、色々と失速した印象。

販促はかまわないが、大切なポイントで意味なくヤクルトを推されても、逆に印象が悪くなった。まあ、全体としては良いアニメだったが。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
パッと見て分かる、手書き風の作画も、窓越しの景色などは美しく、こだわりを感じる。ヤクルト(笑) 別にスポンサーネタは良いけど、そこでのジョアオレンジ味が好き、は不要かな。空を飛ぶ描写は素晴らしかったですね。

2話目
ヒソネとナオの掛け合いは良いね。ヨーグルは酷い。ここまで、伏線をバラマキながら、テンポよく進めている印象。ED、フランス語?

3話目
補欠として(笑) 一応、秘密組織なのに、その展開はないんじゃない?

4話目
新キャラ×3。ヒソネのマジレス、良いね♪

5話目
謎のサービスシーンw 中国への諷刺(笑) ヒソネがまともに見えてくるのはヤバイ(笑)

6話目
デレたな(笑) ジョアおばさん、そこまで引っ張るの?

7話目
むしろ、オコノギさんが可愛い(笑)

8話目
なんか、ラブコメしてるな~。階段落ちて、キス。なんて、ベッタベタな(笑) なんだあの叫び声(笑) 声優さん、皆さん上手いから、棗さんの声優さんが目立っちゃうな。まあ、デビュー作だから、しょうがないし、歌優先のキャスティングなんだろうな。

9話目
心のスキマがないとダメってのは、なかなか厳しい設定だな。

10話目
酔い潰れてるのは、萌える(笑) 告白シーン、中学生か(笑) 辞めるんかい(笑)

11話目○
雲の作画、格好良い。良いね~、「黙れクズ!」。筋の通ったぶちギレ。この切迫した場面で、ラインスタンプ(笑) スライディング土下座w 徘徊老人て(苦笑) ED、まさかのカラオケ(笑)

12話目
棗さん、とんだ不純異性交遊w ただ、やはりCVが、ね。まあ、しょうがないけど、クライマックスだからね~。コメディハッピーエンドw
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 30
ページの先頭へ