モンスターでバトルなアニメ映画ランキング 3

あにこれの全ユーザーがアニメ映画のモンスターでバトルな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月02日の時点で一番のモンスターでバトルなアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

72.2 1 モンスターでバトルなアニメランキング1位
劇場版 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか -オリオンの矢-(アニメ映画)

2019年2月15日
★★★★☆ 3.7 (243)
1249人が棚に入れました
神時代以前より受け継がれている【神月祭】に沸き立つ迷宮都市(オラリオ)――【リトル・ルーキー】として都市を賑わせた冒険者ベル・クラネルと、彼の主神ヘスティアも、その喧騒の只中に身を置いていた。夜の闇を照らし出す、色とりどりの屋台や催し、都市全体を淡く包み込む月光。都市の喧騒の遙か上空で、月は静かに佇み、ただ待っている。英雄の誕生を、そして新たな冒険譚の始まりを――

声優・キャラクター
松岡禎丞、水瀬いのり、坂本真綾、内田真礼、細谷佳正、斉藤壮馬、早見沙織、茅野愛衣、大西沙織、木村珠莉、石上静香、戸松遥、久保ユリカ、日笠陽子
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

切ない片想い あなたは気づかない

劇場版

私の場合こんな感じの視聴順です。

1.ダンまち1期(2019年1月~3月・再放送)
2.ダンまち外伝(2019年7月)
3.ダンまち2期(2019年7月~9月・リアタイ)
4.オリオンの矢(2019年10月)←今回はこれ

リリース順でしたら1→2→4→3ですし、時系列も(1=2)と(3)の間の話なので、順当にリリース順で追ったほうが自然かと思います。
また、1期を土台に2期に向けての地ならしネタがいくつかある劇場版ではありますが、単体での鑑賞でも構わないと思います。気に入ったらTV版に回帰してもよろしいかと。

本編とはやや毛色の違う82分のまさにこれぞ劇場版と言えるスピンオフ作品となっておりました。


みどころは2つ

・紐女神さまのプライベートが覗けます
・坂本真綾さん ※私が好きなだけ

ヘスティアって紐と胸と水瀬さんの声が魅力だってだけじゃないんですよ。
ベルくんと一緒の時に見せるデレ具合でもありません。

ベルくんと一緒でない時に裏で駆けずり回っている健気な姿。締めるところは締める凛としたお姿。
恋愛ポンコツ一辺倒でない多様な魅力が私には刺さるわけであります。ここは強く訴えたいっ!

これまで小出しでしか語られなかったヘスティア天界時代の様子が、親友アルテミスを通して露わになってきます。
ヘスティアについてこれまで影日向に描かれてきたのはほぼほぼ全てベクトルがベルくんに向いてるお姿。それがベルくんと切り離してのヘスティア個人の考えや思いに本作では切り込んでいきます。

2期でもヘスティア個人の考えや思いに触れる場面があるのは承知してます。ただこっちのほうが色濃いですよ。ヘスティアファンで劇場版未鑑賞の方はこの一点だけでもマストでしょう。


その親友アルテミス。劇場版オリジナルキャラで演者は坂本真綾さん。2つめのみどころです。
○○さんが出るなら観る! 推しのCVさんがいらっしゃる方も多かろうと思いますが、私にとってのその一人が坂本真綾さん。評価も甘くなるのでたぶんこのレビューは参考になりませんw

さて物語に戻って真面目なお話。
謎めいたアルテミスの登場から始まり、ベルくんやヘスティアとのやり取りを通じて徐々に明らかになっていく事の真相は『ダンまち』らしからぬ重さでした。
シリアス展開のキーとなる重要な役どころに真綾さん。うってつけの配役といってよいでしょう。


82分なのでさくっとどーぞ!
世界観の説明や奥行きを拡げる役割のあった『ソードオラトリア』や『2期』はシリーズものとして重要な位置づけではありますが、物語としての面白みの点では、『1期』に次いでるのがこの『オリオンの矢』でした。




※ネタバレ?

■ふんわりとギリシャ神話

本作の設定やエピソードのあれやこれやはギリシャ神話からの伝承を匂わせるものでした。
欧米人がニヤッとしそうなネタですね。

例えばこんな設定↓
{netabare}・処女神と呼ばれているのははアテナ、アルテミス、ヘスティア
⇒だから二人は仲良し
・太陽の神アポロンと月の女神アルテミスは兄妹
⇒月ですよ月!そしてアポロンと絡めた2期の考察もできそう
・アルテミスは狩猟の神でもある
⇒炉や窯の神様ヘスティアとは戦闘力が段違いです
・オリオンはポセイドンの血を引いていて狩りの名人
⇒そしてアルテミスとは恋仲だったりもしてね{/netabare}

そしてこんな話も↓
{netabare}・オリオン座はアルテミスとオリオンの悲しい恋の結末からできた星座でした。
・別史で、威張り腐ったオリオンを射止めた(殺した)さそりが論功行賞で星座になったともあります。

だからオリオン座(冬)とさそり座(夏)は同じ時期に眺めることができないとかなんとか。
プラネタリウムの学芸員さんからだったり林間学校の星の授業の時に聞くような有名な逸話ですよね。
アルテミスはこの悲しみから、二度と恋をすることはなかったといいます。処女神といわれる由縁です。{/netabare}


■オリオンって名曲多くね?

なかばこじつけなので軽めに ※歌詞からの引用

{netabare}・Another Orion(藤井フミヤ)
 君のために僕は強くなる
 たとえどんなに離れていても
 あの星を見上げてる いつでも{/netabare}

{netabare}・ORION(中島美嘉)
 泣いたのは僕だった
 弱さを見せないことが そう
 強いわけじゃないって君が
 言っていたからだよ{/netabare}

{netabare}・orion(米津玄師)
 神様 どうか 声を聞かせて
 ほんのちょっとでいいから
 もう二度と離れないように{/netabare}

ベルくんの気持ちを代弁してるかのようです ※ファンの方ごめんよ


■見どころ2つと言ってましたが・・・

・ベルくんが何故に神様たちに人気なのか?

{netabare}とりわけ美貌の女神フレイヤがご執心なのが気になります。ラスボス感もハンパない(いや、違うんだろうけど・・・)。

 穢れ無き純真な魂=矢を持つ資格

本作ではこうでした。なんとなく神様たちの中でも“英雄待望”の機運を感じられる2期までの流れですが、あらゆる男を手玉に取ってきたフレイヤにとっては男どもの打算や欲望などいくらでも目の当たりにしてきたことでしょう。
そこからちょっと外れた“穢れなき純真な魂”を持つベルくんは特異な存在であり執着する理由になってるのでは?と思います。そんな描写が『1期』でもあった気がします。{/netabare}


・ベルくんの成長第二ステージ※重度ネタバレ

{netabare}これに尽きます。

 「神様、ぼく強くなりたいです」

ヘスティアファミリア加入時の印象的なセリフです。が、明らかに意味合いが違うことはこの作品を観た人全員がわかるもの。意味合いもそうですが、重みも違います。頑張れ!ベルくん!
そしてそのベルくんに対するヘスティアの返しがとてつもなく良い。

 {netabare}「うん」

ただこの一言だけ。全てを分かって受け止めるヘスティアでした。
あのベルくんと一緒の時は恋愛ポンコツ暴走女神がですよ。これはその前段の語りかけとコンボでグッときました。そういえば2期のラストもそんな空気でした。{/netabare}

次は3期が控えているわけで、シリアス展開きそうな気配です。{/netabare}



最後にどこか食えないヘルメス♂さん
みんな好きですよね?私も好きです。

 {netabare}「恥を知れこの豚ども」(アルテミス)

 「ありがとうございまーす」(ヘルメス他){/netabare}

このままブレずにいってほしいものです。



視聴時期:2019年10月

------


2019.10.20 初稿
2020.04.18 タイトル修正/修正
2021.10.10 修正

投稿 : 2024/06/01
♥ : 45

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

月夜に降り立った女神が紡ぐ「約束の物語」

ダンまち2期の視聴前にどうしても見ておきたかったもう一つの作品がこちらです。
前にチェックした時には7月末と記憶していましたが、友人からレンタルが始まったことを聞いて早速視聴しました。


神時代以前より受け継がれている「神月祭」に沸き立つ迷宮都市(オラリオ)…
「リトル・ルーキー」として都市を賑わせた冒険者ベル・クラネルと、
彼の主神ヘシティアもその喧騒の只中に身を置いていた。
夜の闇を照らし出す、色とりどりの屋台や催し、
都市全体を淡く包み込む月光。
都市の喧騒の遥か上空で、月は静かに佇み、ただ待っている。
英雄の誕生を、そして新たな冒険譚の始まりを…


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

事の始まりは、「神月祭」における神ヘルメスの催したイベントでした。
そのイベントに参加して「とあるミッション」をクリアすると、豪華景品が貰えるという…
ヘスティアがとかく口にする「ヴァレンなにがし」も参加するのですがクリアすることができません。
そんな中、必然か偶然か…ベルがミッションをクリアし、新たな冒険の物語が動いていきます。

本作では新たな新キャラが登場するので紹介します。

主神アルテミス(CV:坂本真綾さん)
三大処女神の一柱。厳粛で規律を重んじる神格者。
特に色恋沙汰には、異常なほどの厳格さを求めるらしい。
神々にしては珍しく、自ら剣を取り前線に出ることも…

アルテミスと坂本さんの組み合わせ…なんて抜群なんでしょう。
これ以上無い、と言っても過言では無い組み合わせだったのではないでしょうか。
アルテミスの女神としての品格を感じさせる坂本さんの演技…流石です。

しかし、今回この作品を視聴してヘルメスが本当に食えない神さまであることを痛感しました。
普段はふざけていて女の子の裸ばかりを追い回していますが、時折見せる鋭い眼光は伊達じゃありません。
でも、知っているのに知らないフリを続けるのも決して楽ではないでしょうに…
それが神ヘルメスの背負った業なのでしょう…

神さまと言えば…神ヘスティアは今回色々な意味で難しい立場を強いられました。
天界に居た頃、ヘスティアとアルテミスは親交が深かったそうです。
作中でも夜は寝床を共にしながら色んな話をしたり…
ヘスティアがアルテミスとの再会を心から喜んでいるのが伝わってきます。
そしてそれはきっとアルテミスも一緒…

この後、事の真相を知らなかったら、ずっと旅行気分でこの冒険を楽しめた筈なのに…
最初から目的を持った冒険は、いつか必ず目的地に到達します。
そして到達したら…本懐を成し遂げなければ…これまでも冒険が全て無駄になってしまう…

それでも良い…という考えが頭をよぎらなかった訳じゃありません。
ですがそれによって引き起こされる事態は、きっと甚大というレベルじゃ済まないことも分かっています。
だから願ったのは、全てが丸く収まる奇跡…

だってここには、こんなにも神さまが沢山いるんです。
誰か一人くらい願いを聞いてくれたって良いじゃない…

手を伸ばすこともできず、見ているしかできない事がこんなにも苦しいだなんて…
身を切るより辛い状況をどれだけ見続けなければならなかったのだろう…
自分がこんなにも無力だったなんて、きっと想像もできなかったことでしょう…

背中を押され、一歩前進した先に待っていたのは本懐…
そしてどんな奇跡が待っていてくれたのか…気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
私もベル君と一緒…涙で前が見えなくなりました。

主題歌は、いぐっちゃんの「おなじ空の下で」
約1時間20分くらいの物語でした。
坂本さんの声の耳障りがとても気持ち良い作品だったと思います。
しっかり堪能させて貰いました!
やっぱりアニメって本当に凄いっ…
こういう作品を制作して頂いたことに感謝です。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 18
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

FFで最強の弓といえば、「与一の弓」か「アルテミスの弓」と思う世代です(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
弓って良いよね、燃えるよね(笑)

ダンまちの劇場版。時系列的には、アニメの1期と2期の間あたりかな?

勿論、本編を観ていることが視聴の前提になりますが、あんまり小難しい話じゃないので、いきなりこの劇場版を観ても、多分内容は掴めると思います。

作画も悪くないし、充分に楽しめる作品でしたが、レビューでは、その中で疑問に思ったことを。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
RPGの定番みたいなストーリー。劇場版の尺の中で、しっかりと完結していたし、確かな感動があった。

惜しいのは、「アルテミスがベル君に抱く恋心」と「ベル君がアルテミスを大切だと思う気持ち」が釣り合っていなかったという点。これは、「ベル君は基本的に誰にでも優しい」し、「ヘスティアやアイズにすら恋愛感情を明確にしていない」のに、「1万年に1回の一途な恋」をするアルテミスとバランスとれる(正面から向き合える)わけがない。まあ、アルテミスの「重い思い」に応えてしまうと、本編の人間関係がおかしくなってしまうので、仕方がない。「映画のための書き下ろし脚本」である以上、「友愛」に留めないとね。むしろ、テレビ1クールかけて、この話をじっくりやれたら、最後にアルテミスを殺す場面の葛藤が更に深まり、より涙を誘えただろうな~と思った。

ただ、少しビターなラストながら、EDの歌詞を聴いていると、これで良かったとも思えて、まあ、新キャラを出しての90分という中では、最大限のことが出来ていたと思う。

空から降る光の矢など、劇場版ならではのド派手な魔法もあり、最後まで飽きずに観られたし。

というように、基本的に良い映画だと思うが、引っ掛かることもあった。

疑問点は2つ。まず1つは、「なぜアンタレス討伐に、ヘスティアファミリアだけ行かせたのか」。

「アルカナム(アルテミスの矢)」が炸裂すれば、下界そのものが吹き飛ぶならば、これは全ての神にとっても最大限のピンチ。であるならば、オラリアの防衛以上にアンタレス討伐が重要なわけで。止めの一撃は矢に選ばれたベル君に任せるしかないとしても、途中の護衛やアンタレスの陽動には最大限の手練れを派遣しないと。オッタルか、せめてアイズレベルのを数人。少なくとも事情を知っていたヘルメスやガネーシャがそれをしないのはなぜだろう?

もう1つは、「本当にアルテミスを殺す以外の選択肢はなかったのか」というところ。

いや、なかったんでしょうけど、やや説明不足というか。「神殺しの矢」によってアルテミスごと貫くならまだしも、程よくアンタレス瀕死になってるし、アルテミスが捕らわれているクリスタルごと引っこ抜き、助け出せたりしなかったのだろうか? そのあと、再度討伐。「クリスタルの破壊=死」とか、「もはやアンタレスと同化していて、切り離しは不可能」とか、そんな説明あったっけ?

まあその辺は、「説明しなくても分かれや」ということでしょうが、ベル君的にも、「他に方法がない」ということをはっきりと教えてくれても良かったかなと。彼は最後まで、「救うし倒すし」を目指す坊やなので。

にしても、これ、時系列的に、2期の前ですよね。んで、現状レベル2で、アンタレス倒したのに、レベルは上がらなかったのだろうか? 確か、ダンまちのレベルアップって、経験値+偉業を成す、だと聞いたことあるんですが、古代の怪物を倒し、世界を救うなんて、レベル3に辿り着くには充分過ぎる偉業ですよね。アンタレス、めっちゃ経験値低いのかな?(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 18

66.4 2 モンスターでバトルなアニメランキング2位
KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV(アニメ映画)

2016年7月9日
★★★★☆ 3.8 (40)
254人が棚に入れました
神聖なるクリスタルを擁する魔法国家ルシス。クリスタルを我が物にしようとするニフルハイム帝国。二国はあまりにも長い戦いの歴史を続けていた。ルシス国王レギス直属の特殊部隊「王の剣」。ニックス・ウリックら「王の剣」は魔法の力を駆使し、進行してくるニフルハイム軍を辛くも退けていた。

しかし、圧倒的な戦力の前に、レギスは苦渋の決断を余儀なくされる。王子ノクティスとニフルハイム支配下のテネブラエ王女ルーナとの結婚、そして、首都インソムニア以外の領地の放棄―。それぞれの思惑が交錯する中、ニフルハイムの策略により人知を超えた戦場へと変貌したインソムニアで、ニックスはルシス王国の存亡をかけた戦いに向かう。全ては“未来の王”のために。

声優・キャラクター
綾野剛、忽那汐里、磯部勉、山寺宏一、かぬか光明、関智一、藤村歩、飯塚昭三、銀河万丈、藤原啓治、中村悠一、小松史法、高木渉
ネタバレ

死屍累 生死郎 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

正直失望した 長文注意

評判がよかったので期待していたのですがあっけなく期待を裏切られました。

FF自体3から14までプレイしていてFFTやFFCC、BCFF7、CCFF7、FF零式等外伝の作品も数多くプレイしています。

ですがこの作品はすごかったが、つまらなかった。


声優面では男性陣はかなり豪華な顔ぶれで満足だったのですが、ルナフレーナの棒読みっぷりで
滅茶苦茶冷めました。まったく緊迫感が生まれない、、、本当にひどかった
ニックスは通常の会話はそこまで違和感なかったですが、やはり緊迫したシーンでは
ボロがでていた印象でした。ルナフレーナの声優の忽那汐里とかいう人よりはマシでしたけどね。
俳優、女優起用してもいいんだけどドヘタクソ連れこないで・・・


シナリオの導入がFF零式に酷似していてまったく目新しさがなかった。
帝国の設定が百虎で、魔法障壁の件、王国の設定が朱雀って感じでしたね。
王道といえばそれまでなんでしょうが、、、序章としてのシナリオとしては
可もなく不可もなくといったところなんですが魅せ方がへたくそに感じましたね。
へんにもたもたしてるシーン多かったし・・・

ゲーム本編でも重要なギミックのひとつの武器ワープをふんだんに使っていて
最初は「おお」ってなるんですが、それとファイアとサンダーとプロテスくらいしか使わないから
飽きてきます。サンダガって感じならまだいいけどサンダーだなあれは、、、

王の剣は分け与えられているだけだからこれくらいの魔法しか
使えないのかな?と思っていたんですが、魔法の源である王も同じことしかできなくて失笑もんでした。
いくら力が衰えたと言ってもあれはひどい、、、一回武器出したぐらいですかね。

せっかくの映画なんだからもっとファンサービスとしてフレアなりホーリー
といった強魔法繰り出してほしかった。たとえ本編に存在しなくとも
ワープでチャンバラしてサンダーでどーん!の繰り返しでアクションは飽きますね。

最後のほうのシーンもそうですけど今回のFF15では映像で魅せたいのか
ばかでっかい物ばっか出てきますね。第一魔法障壁もシガイもそうだし、
公開されている情報のタイタンとかも。ゲームではないと思うけど映画は人を見失うことありますね。


一部の人間だけなんですけど主人公やその周辺のキャラの台詞がFF13の臭いがして嫌でした。
FF13はシリーズで一番嫌いで(音楽はよかった)特に台詞面が場面とキャラとあってなかったり
幼稚な台詞ばかりの作品でした。僕にとってFF13は一種のトラウマです。

主人公の演技力のなさで余計台詞が浮いていた所もあると思います。
特に{netabare} 指輪はめた後の会話とか緊迫感伝わんなかった。台詞もいまいち {/netabare}
主人公の事をヒーローヒーローとやたら言いますが、そんなにヒーローっぽい事
してないのにヒーローと言われているのに違和感を覚えたのとムノウさんの面影を
感じて戦慄しました。(((( ;゚Д゚)))
本編でも場面とキャラとあってない臭い台詞が飛び交う確率を感じました。(゚Å゚;)


設定についてですが王の力を分け与えられている事により魔法を使える部隊
「王の剣(けん)」ってださくないですか?せめて剣(つるぎ)だろって思ってしまったw

車もスポンサーがついていて現実を走る車と同じなのが頂けない。
ファンタジーの世界なのでもう少し近代的なデザインにしてほしかった。
バイクもですね。飛空艇が出てきてるのに車やバイクはリアルで浮いていますね。

さらにナンバープレートまでついていてよく見えなかったけど王国もしくは
王家 あ 99-1 みたいなプレートつけててそこまでリアルにする必要あるか?って思ってしまった。

音楽ははっきりいって下村陽子氏のメインテーマ以外は耳に残らないあたりさわりないものでした。
John R. Graham氏が担当したようですが悪くはないが耳に残らない。
FF15の体験版をプレイしたときのBGMは非常によかったので
本編は下村陽子氏担当なのでゲームには影響はでないですね。

ラストの指輪はめてからのシーン
{netabare} 歴代の王とのやりとりの時も主人公の演技力のなさが露呈していた。台詞もぱっとしない
夜明けまで力を貸してくれる事になり魔法が再び使えるようになりますが、
できる事は老いた王から分け与えられた時と同じ事しかできないという
がっかり感。肉体が一番充実している主人公に力を与えたんだからもう少し
能力強化して欲しかった。第一障壁使えるだけかよ・・・っていうね
王家の人間でもないから力を引き出せ切れてないとか言われたらそれまでですけど
どの道死ぬんだからもっと演出として派手にしてよかったと思う。 {/netabare}

ここで盛り上がるか!?って思ったらいまいち盛り上がらない感じでした。


ここまで思いついたことを批評してきました。また更新するかもしれません。

よかった点

・CGは本当にすごいと思う。最近よく使われているモーションキャプチャーを
使っているので動作に不自然さがないのがすごいですね。
・ホストファンタジーになってなかった事。美男美女だけでてくるのではなく
おっさんや、いろんな人種の顔を採用していた事。
・指輪の設定 {netabare} 歴代の王達が力を貸してくれるという設定は熱いので好きです!歴代の王を象ったゴーレムもいいですね。だけど、この作品のワープ推しすごかったな・・・w{/netabare}
・服のデザインもそこまでダサくなかったと思います。

・・・くらいかな?やはりよい点あげるとなるとCG関連になっちゃいますね。
映像技術の高さには本当に脱帽しました。日本も海外に負けてないなと思える技術力の高さですね。(・∀・)

シリーズファン向け要素

ベヒーモスが出てきます。少しだけね
タコがでてきますがデザインがFF6のオルトロスに酷似している。
シガイがFF7のダイヤウェポンに酷似している。デーモンの召喚にも似ているw
くらいですかね?チョコボっていう単語は1回出てくるけど姿はなかったなぁ

そういえば最初すこしだけバニッシュ使ってたのを思い出しました。
普通に強いんだから使えばいいのに最初しかなかったな・・・
そもそも飛空挺潜入時に使えよ・・・そのための魔法だろ

映画を見て本編を予約するか決めようと思っていましたが、とりあえず予約しません。
プレイ動画を見てやりたくなったら買います程度の作品期待度です。

この作品には賞賛の声が多く集まっていますので、僕の価値観がずれているのでしょう。
少数派の意見として見て下さい。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

世界最高の3DCGアニメを作れるスタジオはどこか?ディズニー?イルミネーション?ソニーピクチャーズ?いいえ、スクエニです!

9月発売予定のRPG『FINAL FANTSY XV』の前日譚となる3DCG映画
ゲームのムービースタッフがゲームと全く同じ手法とクオリティで贈る作品です
外国人役者のフェイシャルキャプチャー&モーションキャプチャーによってもはや実写と見間違うほどに鮮明なモデリングとモーション、そして美しい風景を描き出します
ココまで来るともう実写でいいんじゃないかな?w
そう思うほどの映像は【本当の意味で世界最高クオリティのCG】と断言できます


聖なるクリスタルによる保護壁で平和な都市を築き上げた魔法文明、ルシス王国
機械兵器を用いて他国を侵略することで領土を急速に広げてきた軍事国家、ニフルハイム帝国
二国は凄まじい戦いを繰り広げルシス王国領の一つであったテネブラエ国も戦火に巻き込まれた
ニフルハイムの侵略を受けた地から難民として王都にやってきた者達の中には、国王との契約により魔法の力を授かって国王直属の特殊部隊である「王の剣」と呼ばれる戦士として戦う者もいた
主人公ニックスとその仲間達も王の剣の一員として王都出身の者たちから「難民」と蔑まれつつも日々厳しい戦いや任務に従事していたが、戦いは泥沼化していた
しかし突如としてニフルハイムの皇帝から停戦協定が持ち込まれた
唐突な停戦協定には裏があると踏んだルシス国王は、この混乱の隙にテネブラエの令嬢ルナフレーナとルシスの王子ノクティスの婚約を進めるべく使者を送るのだが・・・


ノクティス王子はゲーム本編の主人公なのですが彼の出番はほぼ無く、王子不在のルシス王国の動乱と王の剣の奮闘を描いた物語となっています


前述の通り美しい映像が最大のポイントです
舞台となる王都インソムニアは、摩天楼を縫うような都市高速道路と一緒に古城が立ち並ぶという独特の情景
そこを疾走するアウディR8や空を滑空する飛行艇などメカとファンタジーが同居する構図が面白いです
ロボット兵などを駆使するニフルハイムに対して剣と魔法と体術で戦うルシスという明白に色分けされた世界観も魅力的


戦闘シーンは剣戟、魔法、「シガイ」と呼ばれる召喚獣など『FF』らしいアクションがスケールたっぷりに繰り広げられます
終盤の「光耀の指輪」と呼ばれる王の力が発動する様もカタルシスに溢れていて興奮しました
ただ火花のエフェクトや金属類の反射などで画面がやたらとチカチカする上に、動きが素早い割りにカットがコロコロ変わったりとあまり観易い戦闘シーンとは言えませんでした
この点はスクエニがアニメ屋ではない、映画というものを作りなれていないことが皮肉にも原因なのかなぁ?と思いました
昨今のCGアニメ映画は見得を張るように顔のアップのカットが多すぎですが、本作は逆に動きが早すぎて目で追い切れませんでした


主人公達を窮地に追い込む鎧の敵将軍、グラウカの謎に包まれた正体が最後まで物語を引っ張るなどミステリーの要素は評価したいポイントでした


現地役者のアフレコによる字幕版もあるらしいですがオイラは吹替版を観ました
磯部勉、銀河万丈、山寺宏一、かぬか光明、飯塚昭三、藤原啓治など燻し銀の魅力を放つ、渋い豪華声優陣の演技は聴きどころ
話題作りとしか思えない綾野剛のニックス役への起用については、「これまで声優の仕事を断っていた」と自ら述べる程、綾野自身もプロ声優との実力差は自覚しているようです
かなり無理に、ではありますが綾野と全く体格の違うニックスというキャラクターを、綾野は懸命に演じようという心意気は強く感じました
決して下手とは違います












ヒロイン、ルナフレーナ役に起用された忽那汐里が悲しくなるぐらいヘタクソなんです!
冒頭からあらすじをナレーションするのですが開始数秒でズコーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!って感じですよ!w
本当に酷い!!
本当に勘弁して欲しい!!!
コイツのせいでルナフレーナが喋るたびに物語に没頭していた集中力が削がれる、という地獄のような2時間を味わいました
そもそも忽那汐里といえば杉井キサブロー版『グスコーブドリ』で発狂するかと思うほどヘタクソな芝居をしてくれましたが、4年経っても彼女の声の演技は【1ミリも進歩してませんでした】
忽那汐里の名前はオイラの中で剛力綾芽と共にワースト声優の2TOPとして永遠に記憶されることでしょう
“もう二度と彼女が声優としてクレジットされる日が来ないことを祈るばかりです”
しかもタチが悪いことに、オイラはゲーム版でも同じキャスティングをしてるんだろうな・・・なら仕方ないなぁ・・・と思っていたのに、どうもゲーム版ではルナフレーナ役は北川里奈だそうじゃないですか・・・


どう考えても北川里奈でいいだろオオオオオオオがああああああああああ馬鹿ヤロおおおお!!!!!!!!!!!
余計に憤りを感じてしまいました;


なのでこの映画、声優陣が豪華なのに反して吹替版がオススメが出来ません;
美しい映像、魅力的な世界観、迫力の戦闘、そしてクソ声優忽那汐里・・・
なんなんでしょうか・・・これw

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

凄いが、これをアニメと呼べるか?私に分からなかった。

 これも以前から劇場CN見てきていて、気になっていた作品。これをアニメと呼べるのかわからないほど、リアルで現実離れしすぎるでしたです。
 後からパンフ見てみたが、ロンドンで外人の動作収録。その上にCG処理するモーションキャプチャーと呼ばれる物らしいです。土台に人間の動作演技が、やっぱりあったようです。

 初めてみた人、私も見た目の登場人物が、CGキャラなのか?マネキン?だか本物の人間にも見えて、アニメなのかわからないと思うです。この作品が、アニメと呼べるのか?登場人物の土台にやはり人間が使われているようなので、疑問が私にはするです。でも、あにこれでもアニメとして扱われているので、CGアニメになるのでしょうです。

 そんなことはさて置き、世界観、登場人物、ロボット兵、戦艦、魔法、怪物といったCGは、見事としか言えなかったです。
 魔法と兵器のぶつかり合い、生物兵器という怪物、戦いどれもがCGを超えたアクションで、普通の迫力が一つ一つ次元が違うように見えたです。

 魔法を使うルシス王国と科学兵器を使うニフルハイム帝国とのぶつかり合いで、ルシス王国メインでそこの「王の剣」と呼ばれる部隊のニックスの物語です。
 ニフルハイム帝国に殆ど支配下にある世界で、ルシス王国だけが魔法障壁で何とか平和が保たれている状態。その他、複雑な事情があり、和平交渉、いろいろな人間関係が交差する。後半にもいろいろな陰謀などが渦巻き、ルシス王国が戦場になるです。それらの中で、主人公のニックスが命を懸け、ルシス王国の未来のために抗い戦うというところです。

 戦闘シーン全部見事だけれども、ニックスと敵の将軍グラウカとの戦いは、互いの思いをかけた壮絶なバトルだったです。このグラウカの正体もこの作品の見どころだと思うです。

 そんな見事な迫力あった展開。{netabare}一番最後を見てしまうと、ニックスや王国の人達の命がけの戦いを余所にここで出てくる4人、場違いに思えて少し拍子抜けだったです。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8

64.3 3 モンスターでバトルなアニメランキング3位
モンスターストライク THE MOVIE(アニメ映画)

2016年12月10日
★★★★☆ 3.7 (14)
56人が棚に入れました
物語の主な舞台は、「モンスト」が誕生したばかりの日本。主人公の少年少女が、世界を脅かす強大な敵と、互いの絆を信じて「モンスト」で戦う姿を通じて、友情とは本気で相手に感情をぶつけることだという熱いメッセージを発信していきます。

声優・キャラクター
坂本真綾、Lynn、村中知、木村珠莉、河西健吾、福島潤、小林裕介、山寺宏一、水樹奈々
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

島根ではよくあることです

ゲーム未プレイ。
2018年10月5日にモンストアニメ劇場版第二弾公開、ってことでそれを記念して?第一弾に当たるこの作品を9月30日から10月16日まで公式がyoutubeで無料配信することに。
いよっ、太っ腹!
ってことでやっとこさ見ることができました。

{netabare}劇場版とは別に本編に当たるものがweb配信されてて、そっちは全部見てたのですが…そこで幾つか疑問に感じる部分があって、勝手に想像で補っていたのだけどこの劇場版で多少ばかり解決されました。
元々宣伝で内容は大体察しが付いてたのですが…レンの失われた過去とオラゴンとの出会いとアキラの掘り下げってのは予想通り、それ以外にも本編に関わる部分がちょくちょくあって…あれ、これ両方見ないとアカンくないか?

・最初に出てたモンスターのサクラ、あ、こいつ妖精じゃん(“花咲ク絆ノ浪漫譚”参照)、本編の時は全然気付かなかった
・オラゴンの名付け親ミナミだったのか!
・作中「皆風」の看板が出てきてたので4年前にはミナミの親父は退役してた模様
・アキラの指輪も「始まりの指輪」だったのか!え、じゃあ本編の最後アカンのでは…
・ゲンマがおかしくなり出したのはこの時が原因か
・人間に扮してるゲノムが幻魔大戦のカフーみたい、意識してる?
・軍絡みに関しては本編よりも“マーメイドラプソディ”の方が関連強いかも?
・ってか特務自衛隊の偉い人、あれ劇場第二弾でボスっぽく振舞ってる人か?

それと劇場版見るまでは過去の偉人をモンスター呼ばわりするのがどうにも違和感を覚え、「最初の頃は技術も低くて下級のモンスターしか召還できず、その頃に名付けられた名残かな?」と納得させてたのだけど、思った通りそれに近いっぽい。
むしろもそれより予想以上だったかも?
秘密裏に球場跡で子供達に開発中のゲームのテストプレイと偽って遊ばさせてたの、あれを何て呼んでたかは不明だけど…その後アキラの持ってきた未来スマホで特務のエライい人が「モンスト」って名称を知る。
ひょっとしてタイムパラドックス?
意図的なね、ゼルダの時オカの嵐の歌(ムジュラのフラットはあくまでパラレルとして無視する)みたいな。
そうでなければ…劇場版第二弾で明かされてるのかねぇ?箇条書きの方で書いたようにセンジュ?っぽいので。

更には別の方向でもちょっとした発見があったり。
ちょいと前に“はねバド”ってTVアニメがやってて、スタッフがこれと同じ(監督・江崎慎平、脚本・岸本卓、制作・ライデンフィルム)で、なんでもスタジオを代表する作品を作ろうと気を吐いてたらしい(モンストじゃアカンのか?と自分は疑問)。
で、こっちの作品でのひとコマ、
レン「オレはお前達なんか居なくても一人でできるンだよ」
アキラ「レン…お前は甘えてるよ」
レン「どういう意味だよ」
アキラ「父親が居ないのがそンなに偉いのかよ!」
鉄雄「金田ぁ!」
金田「さんを付けろよデコ助野郎!!」
(後ろ2つはウソ)
うん、まぁ、うん。
これで味を占めちゃったのかな?と思ったり思わなかったり。

それとこれは原作ゲームが恐らくそうで、アニメに言ってもしょうがないんだろうけど…アーサーが女なのヤメテクレ、左上の画像のヤツね。
あとデトラビは分かるけどフォックスメタルは4年前のモンスターの方が強そうじゃね?
一度リセットでもしたのかな?
ガブリエルこの後解放されたのか?本編どうだったっけ…。

総評としては、自分はどうしても本編を見てる立場として「新たな発見があって面白かった」が、本編見てない人にはどう映るのかはちょっと分からない。
多分平行して見ないと分からないことが多いのでは…ってかゲームやってないと分からない部分も多いみたいだし。
この際だし本編も見て欲しいトコロ、公式がyoutubeで全話上げてるんだし…この劇場版の影響する範囲は第一期(2016)だけっす。
あと“はねバド”をおもしれーおもしれー言ってる人は見て損は………………どうだろ?{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

はじまりの場所へ

私は原作ゲームは未プレイですが、世界中に利用者がいる「超」が付くほどの人気ゲームであることくらいは知っていました。
ですが、2018年9月時点でゲームの世界累計利用者数が4,500万人を突破したのにはビックリしました。
日本の人口に換算すると、約3人に1人がプレイしていることになるんですから…

ゲームも人気ならアニメも大人気…
毎週YOUTUBEから無料で配信されているんです。
これは相当の財力が無ければ出来ない事だと思います。

そして凄いのはその再生回数…
1期の1話は501万回、2期の0話が396万回、モンソニというスピンオフ作品ですら301万回の再生回数を叩き出しているんです。
字幕版の再生回数は外数になっているようなので、この数字は日本で再生された回数になります。

でも実際に作品を視聴すると、その再生回数にも納得できると思います。
熱いバトルに加え、友情や絆などの仲間を思い合う気持ちが「これでもかっ!」と言わんばかりに詰め込まれているんです。

現在3期の放送が始まっていますが、3期を視聴する前に劇場版を視聴しておこうと考え今回の視聴に至りました。

物語は、中学生の焔 レン(CV:小林裕介さん)、水澤 葵(CV:Lynnさん)、 影月 明(CV:河西健吾さん)、若葉 皆実(CV:木村珠莉さん)の4人組が中心となって進むのですが、この作品の時間軸は今から4年前…
まだこのメンバーになる前の彼らたちの物語が描かれています。

もともと明は初期からのメンバーではありませんでした。
そしてそれを引きずっているのは明だけ…
ほんの些細な綻びに端を発して物語が動いていくのですが、物語が4年前に遡る導入が素晴らしいです。
そこには4年前に起こった出来事の記憶と約束が脈々と息づいていましたから…

今から4年前…その頃のモンストはまだ開発段階でした。
レンたちは開発中のモンストで遊びながらゲームの開発に協力していたのですが、毎日通い詰めていた研究所に、4人が未だ行ったことのないエリアがあったんです。

やっぱり行きますよね、特に子供は好奇心旺盛ですから…
そうして奥に4人は進んでいき…そこから一気に物語が動き出しました。

昔見た映画の懐かしいワンシーンを思い起こす場面を幾つも経て、4人の冒険が進んでいきます。
とても長い旅です…小学生には到底辿り着けないと直感で分かる距離なんです。
子供だから体力もそこそこ…直ぐに疲れて動けなくなってしまう事もありました。

でも彼らは諦めないんです…
何故なら研究所を出るときに約束したから…
その真っ直ぐな気持ちが時に困難を招きもするのですが、時には奇跡を引き寄せたりもするんです。
思いは伝わる…
伝えなきゃいけない気持ちはちゃんと届けなきゃいけない…

彼らの冒険の先に何が待っているのか…?
子供向けアニメと侮ってはいけません。
たくさんの感動と共に、気持ちの温かくなる展開が待ってくれていますから…

上映時間103分の作品でした。
きっとモンストを未視聴の方でもきっと楽しめる内容だと思います。
視聴して良かった…と思える作品がまた一つ増えました。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

子供たちの冒険ですよねぇ

 モンストをやっていると変な女の子とピエロみたいのが現れて、仲間の明が、過去の世界に巻き込まれたことから始まったです。

 他の仲間の小学生時代に行ってしまうわけです。そのほかの仲間たちは、子供らしくモンストしているわけであるです。

{netabare} 子供ながら近寄ってはいけない建物に入り込んだところから、陰謀だかに巻き込まれるです。その建物に入り込んだ時、レン、晴馬、葵は、悪そうな連中に見つからないようにしているのに、皆実とかいうのか後からついてきて、大声で呼んだりするからその苦労が無駄になってしまうです。これがあるから物語は進んでいくわけだけど、見ているだけでこういうのがいると、ふざけんな!と非常にイライラしたです。{/netabare}

 仲間たちで助け合って、トロッコに乗ったり、途中もめたりもしながら目的地に向けて、地元の人とかにも助けられたりする展開は、冒険というか?悪くなかったです。

 めでたし展開だったわけだけど、初めて見たけど私にはレンとか、明とか良く分からなかったなぁでしたです。押さないレンとお父さんが出てくるCNを見て、作画がよかったなぁと思って見に行ったですが・・・。
 

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3
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