二重人格で学園なおすすめアニメランキング 8

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの二重人格で学園な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月03日の時点で一番の二重人格で学園なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

82.7 1 二重人格で学園なアニメランキング1位
グリザイアの果実(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1857)
11095人が棚に入れました
──その学園は、少女達の果樹園だった。
外敵から隔離された学園にやってきたのは、生きる目的をなくした一人の少年。
守るべき物を見失い、後悔と贖罪のみに費やされる人生の中で、
その少年に残されたのは首に繋がれた太い鎖と、野良犬にも劣る安い命。
そして少年は、その学園で少女達と出会い、新たな希望を見つけ出す。

声優・キャラクター
櫻井孝宏、田中涼子、田口宏子、水橋かおり、たみやすともえ、清水愛、やなせなつみ、鳴海エリカ
ネタバレ

北山カオル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

待ってましたぁ!

原作プレイしてる時からずっとアニメ化しないかなぁと待っていた作品でした。
恋愛ゲームの中でも特に好きな作品なので期待大です(≧ω≦)
どう構成していくのか分かりませんが、アマガミやフォトカノみたいに全ルート観てみたいとは思うけど特に幸ルートか由美子ルートを観てみたいです。
あと天音ルートも。
個人的な注目する点は蒔菜と幸のコンビの絡みが楽しみです(*`・ω・)ゞ
前半の雄二の濃いキャラと周りのヒロインの掛け合い、後半のグリカジ独特のシリアスな展開どれも他にはない感じです。

このストーリーの主題は罪と贖罪です
主人公の通う学園、美浜学園は生徒が主人公風見雄二を含め6人。
しかも、 そこに 通う生徒は共通して過去に決して許されることのない罪を犯しているという何とも不思議な学園。
例えば生き残ってしまった罪
逆らった罪
生まれてきた罪など…
そんな所に雄二たっての願い「普通の高校生活を送りたい」という願いを学園長の橘千鶴が聞き入れて通うことになる。
ここまで見ると鬱要素満載そうですが序盤はギャグ要素多めだし、ヒロインとのハッビーエンドはどれも感動です。

1話感想
{netabare} 一話目から結構な伏線が色々あり、後がとても楽しみ。
雄二役の櫻井さんはとても難しいキャラをイメージとぴったりに演じてくてたので安心して観れました。
BGMは原作と同じだったので違和感なく観れた。
蒔菜の舌っ足らずな喋り方やみちるのツンデレ?は原作のまま再現されてたので満足です。あと雄二の肉体美が観れてよかったw
2話目 スクールキラー由美子楽しみです!
{/netabare}

2話感想

{netabare} 2話目は主に榊由美子、で入巣蒔菜のさわり程度にックアップしたお話でした。
雄二と由美子とのカッター対決が動きありで観れたのは良かったですそして何よりも掃除屋さんの上司JB、ジュリア春寺の登場でした。
意味深な発言の事故死w
少ししか出ていませんけどあのパツキンは印象が大きかったのでは?
後は、ヒロインの転校シーンですかね。
バイクに乗り華麗に登場の天音ぇ、高級車で登場のチルチル、どでかいトラックで登場の蒔菜、最後に何故かチャリ登校のさっちんw
色々と個性的な登校の、仕方で面白かったです。
特に幸の発言は最高でした。初見のひとに舐めろって流石さっちんw
最後は由美子と雄二の和解?みたいなシーンでしたけどカッターは引き出しに閉まったし様子見なんでしょうかね。
3話甘い食生活に続きます! {/netabare}

3話感想
{netabare}
今回のストーリーはちょっとえっちなお姉さんことな天音が主役です。
見事なキーピック裁きでユージの部屋へ侵入し身悶える淫乱ビッチ。
エクストリームスポーツ?で足をくじき
ユージに保健室へ連れてかれ突然の告白をするも流され、何だかんだでお姉さんとしてユージの世話をする事に。
注目する点としては由美子がちょっと語った過去の天音。曰く交通事故が原因だとか……(1話参照)
にしても、幸のもの凄い勘違いっぷりとモノすっごい正直っぷり、みちるの空回りっぷり、蒔菜の何かすごいキャラがやっと観れた!
蒔菜とユージの合唱、すお~あ~まね~はいんらんだ~……good for you!
good for me!
この歌は名曲ですね!あとはヤブイヌでのそれほすぃー!
みちるではついに登場!ねこにゃー!
アルファ、ブラボー、そしてチャーリー!
見事に撃沈!どうやらねこにゃーにはかなわないようですね。
サメさんポーチではあのみちるがユージを救いましたね
幸に関しては飲み物、サメさんポーチでメイドの本領発揮でした。
一番美味しい=搾りたて
ヤブイヌポーチ=20分
これに関してはさすがのユージも驚きでしたね。
あと、幸の大好物であるサメさんが出てきました。
ユージは急に凄い喋りましたね。ポーチの所でなんて
「睡眠の重要性!睡眠の重要性!」
あの魂の叫びはゲームでは味わえない凄さ……
そして、今回一番の目玉。出ました師匠こと麻子さん!
きっと思い出の詰まったどっかの家の椅子に座って、顔はよく見えませんでしたが青髪と口元は見えましたね。どこか懐かしい目をしていたユージ。
一体師匠とは……
4話銀の弾丸で狙う場所です {/netabare}

4話感想
{netabare} 今回は偽ツンデレチルチルこと松嶋みちるです。
高台でにゃんメルと戯れるみちる。
「人って死んだらどうなるの?」
と突然問いただすみちる。
学園では宇宙人と交信したり、ビタミンCを摂取しいつか雄二より頭が良くなると誓ったり、由美子に喧嘩売ったり……
突然体調崩すかと思ったら、
好きな場所と言っていた高台でにゃんメルを撫でるみちる。
雄二が話しかけると
「あぁ、ユージくん」
と呼び方が変わっていて、
「どのみちるだっていいじゃない」
と自分はまるで違うみちると言い張る彼女。
しかも、
「ねぇねぇ、キスってどんなの?」
と軽い会話からのキス。
それに応じる雄二www
再び学園みちるに問いただすも覚えていないようで。
寮で謎のお菓子?を食すみちる。あれは一体?
みちるお得意のビタミンC?(違いますので悪しからず)
そして、何と言っても突然のにゃんメルの最期。
自分の行動が原因だと考え必死に探すみちる。
「野良猫、じゃないよ。にゃんメルだよ」
と真面目な顔で反論をするみちる。
にゃんメルを見つけるも最悪の形で再開。
あの時の悲痛の声は悲しかったですね。
どれだけにゃんメルを大事にしていたかが分かるシーンです。
しかも、ゲームですと午後くらいだけど、アニメだと夕方なのでより切なくなりました。
タクシーを止め病院へ向かうも間に合わず。
「あたしのせいでこんなことになって……」
あの泣きながらビスケットをあげるシーンは印象的でした。
このシーンは何度見ても悲しいですね。
この切なさ、悲しさがグリカジの醍醐味でしょうかね。
個人の意見ですが。
ストーリーに関係無い所では
遂に!少し登場ですマグロマン!蒔菜大ファンのマグロマン!
遂に由美子に弱点!怖い話、まぁドッキリ系ですね。
余談ですがにゃんメル、名前の由来としてはみちるの猫にゃー、雄二のロンメルでにゃんメルです。
ちなみにロンメルは確かロンメル将軍から来てるとか。(この話はストーリーに一切影響ないので大丈夫です)
次回はVOX IN BOXです
{/netabare}

5話感想
{netabare} さぁ、何と急展開!
エチゾラムを大量摂取し倒れた次の日には、いつものみちるではない!?
しかも、二度と現れないともう一人のみちるはと言った。
何かを失う恐ろしさから逃れるためにみちるは死を望むが、
雄二に用意された箱(殻)の中で生きること、前を向いていく決意をする。
雄二に告白……しなかった。
そして、もう一人のみちるのために故郷であるアメリカに渡り母親と再開。
何だかんだで共存する事になったみちるとみちる。
んー、何だか今回は随分と急ぎ過ぎな展開かなぁ。
過去の話はあっという間だったし、もう一人のみちるの話もなかったし……。
箱の中での話とかもサラッと終わったし。
ここは二部構成の方が良かった気がするなぁ。
みちるの過去と親友との日々、最後何故親友が自殺することになったか。
そして、美浜学園に転校することになった経緯がないじゃないか!
もう一人のみちるとその母親の会話が泣けるのにそれを省くなんてなってこった!
しかも、このもう一人のみちるの過去が本当に切なくて泣けるのに省くなんてなってこった!
夢の中で、学校の屋上で親友と決別して出ていく時のにゃんメルは感動したね。
前を向いていくって感じが出ててよかった!
あと黒髪みちるが観てれたからいっか。
グリカジだとまだ出てこなかったからね。
というわけでみちる編完結です。
話では断片的にしかやっておらず最後のくだりは駆け足で感動できるシーンが結構省かれてしまってましたが、無事完結です!
次回はレーゾン・デートルです。
{/netabare}


6話感想
{netabare} 今回は美浜の常識人、クーデレ由美ちゃんです。
やったぁー!由美子ルート楽しみにしてましたぁ!
何と由美子のとっつぁん、東浜グループのボス榊道昭登場!
裏で何か企む道昭とJB。
何故掃除屋さんが東浜の社長と……?
そして、掃除屋の仕事で由美子の護衛。
果たして雄二の本当の仕事とは?
護衛として、サクッと悪党さんを倒した雄二。
つっよーい!
そして、由美子の過去。
トレードマークのカッターが出て来ましたね。
カッターを持つ由来は出て来なかったけど。
若干みちると似通った箇所がありますね。
みちるの両親は出来ると信じてましたが。
由美子の両親は信じる以前に、望まれなかった。
その点が大きいですね。
それはさておき、今回はオリジナルルートですね。
拳銃、手榴弾。
さすが、伊達にネットサーフィンしてるだけあります。
サラッと横で解説してる幸。
しかも、トドメの自殺。
まぁ、生きてる事ぐらいは原作をやりこんだ人としては分かりましたけど。
ちょっとヒヤッとしましたw
しっかり、墓までつくり道昭さん騙したし。
雄二はスナイパーで社長銃撃つし。
掃除屋さんってスナイパーいる?シールドいる?チョッキいる?
「死体用意するの苦労したんだから~」
えっ!?死体用意って何?
ねぇ、アサヒクリーンさんどうなの?
…………
感想としては、
何だかサラッと由美子ルート終わったなぁ。
護衛の戦闘シーンも一回だし、
由美子ルートが最も格闘戦が多いとこなんだからそこを生かさないと。
雄二のストーカー疑惑の件もないし、
何か道昭がいい奴的な感じで終わったし。
お母さんも悪い感じで終わったし。
過去編が雑な作りになってるし。
由美子ルートはしっかり作って欲しかった!
ほんとに!
てか、アニメで由美子END見てみたい思った。
あの遊園地のシーンを観てかんどうしたかった。
一番感動できるから。
あと雄二のスナイパーシーンは興奮した!
一瞬だけど観れたからまんぞく!
次回は幸せの手紙です。
来ました!サッチン!
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

深雪「下ネタもクールに決めるとは、流石です!お兄様♡」→ エロゲー原作にしてはかなり面白い

【レビューNo.123】(初回登録:2024/5/12)
ゲーム原作で2014年作品。全13話。
アダルトゲーム『グリザイアシリーズ(果実/迷宮/楽園)』の第1作目に
あたり、残り2作もアニメ化されています。
(タイトル『グリザイア』は美術用語「グリザイユ」(モノクロームで描か
れた絵画)由来で「灰色」という意味が込められている。)
今ではソシャゲ等の台頭により、エロゲー原作は絶滅した感がありますが。

(ストーリー)
主人公・風見雄二は、裏の世界ではエースナンバーである「9029」の名で恐
れられている殺し屋。
そんな彼のささやかな願い――それは「普通の学校に通いたい」だった。
その願いが叶い、彼は海辺の町に設立された全寮制の「私立美浜学園」に転
入することになる。
しかし、その学園に在籍するのはたった5人の女子生徒で、彼女たちはそれ
ぞれ心に深い闇を抱えていた。

(評 価)
・『劣等生』の司葉兄を彷彿させる、クールで万能な主人公
 涼し気な鋭い眼元が特徴的な整った容姿、常にクールで感情をほとんど表
 に出さず、有事に際には高い戦闘力を発揮する主人公・風見雄二はまるで
 『劣等生』の司葉兄(達也)を彷彿させます。
 しかし彼との決定的な違い・・・雄二はこのキャラで"下ネタ全開"です!
 あの冷静な口調から繰り出される”下ネタ”はなかなかにシュールですw
 物語としては、5人のヒロインたちとの学園や寮での生活をはじめ、各ヒ
 ロインとの関わりの中で、彼女たちのトラウマ克服に協力したり、時には
 彼女たちの危地に華麗なアクションで立ち向かうという、雄二の見せ場は
 多いです。

・多種多様なヒロインたち
 本作に登場する5人のヒロインについては下記の通り。
 ●松嶋みちる(2年)——生きながらの死
  {netabare}金髪ツインテールが特徴。ツンデレに憧れそのように振る舞い、快活で
  ムードメーカーだが、おバカキャラ。でもこのおバカも過去のトラウマ
  から、他人を楽しませることを生きる目標していたからで、生に対する
  執着が人より弱い。{/netabare}

 ●小嶺幸(1年)——逆らった罪
  {netabare}学力・運動能力ともに優秀で家事も完璧にこなすので、皆の希望もあり
  学園以外ではメイド服を常に着ている。天然ボケ気味なところもある。
  過去のトラウマから人から言われたを真に受けすぎ、また盲目的に従っ
  てしまう危うさも持ち併せている。{/netabare}

 ●榊由美子(2年)——その少女は、生まれてきたことが既に間違いだった
  {netabare}やや吊り目と、腰まで届く黒いロングヘアが特徴。無愛想かつ気難しい
  性格で、一人でいることが多い。
  また不用意に近づく人間に対しての警戒心が強いことから、雄二を「異
  分子」とみなして排除しようとする。
  (巨大財閥の総帥の令嬢だが、望んでいた男の子で生まれなかったので、
   父親と大きな確執があり、その辺りが性格に影響している模様){/netabare}

 ●入巣蒔(1年)——誰も守ってなんかくれない
  {netabare}小学生と見間違う程の幼い容姿であり、無邪気で天真爛漫な性格だが、
  実は誘拐された過去を持ち、その時助けに来た父親を殺されたため精神
  が磨耗している。
  蒔菜家の重大な秘密を握っており、お家騒動の渦中にいる母親には邪魔
  な存在。
  学園では雄二に懐き、射撃の手ほどきを受けている。{/netabare}

 ●周防天音(3年)——そして生き残った罰
  {netabare}面倒見が良く、頼れるお姉さんのような少女。スタイルが抜群に良く露
  出度の高い恰好をして「エロいお姉さん」風に振る舞っている。
  (雄二に対してもお姉さんキャラで接してくる)
  ある事件の唯一の生き残りであり、その生き残りのために狂気の世界を
  体験したこともあり、心に大きな闇を抱えている{/netabare}

 基本ハーレムモノですが、彼女たちが抱えている心の闇が根深いので、かな
 り重い展開もあり”攻めた”作品になっています。

・エログロ描写や鬱アニメ要素もある
 まあ原作がエロゲーということで、パンチラ等は日常茶飯事ですが、いうほ
 どエロよりでもないかなって感じですね。
 エロトークもどちらかと言えばコメディ色が強いですし。
 (インパクトがあるのは失禁シーン位?!) 
 しかし後半の天音回『エンジェリック・ハゥル編』では、鑑賞に堪えがたい
 シーンを一気にぶち込んできます。
 {netabare}・怪我の治療も満足にできず傷口が腐食していく様
 ・食料も尽き飢餓の極限状態
  (ペットの犬の死肉や知らない間に死体の人肉まで食していたり、それが
   原因で病気になったり)
 ・極限状態の中でどんどん人が壊れていく
  (精神が崩壊し狂うもの、情事に溺れる者、最後には殺し合い){/netabare}
 この辺はかなり視聴者を選ぶところですね。

グリザイアシリーズの第1作目ということで、まずは主人公とヒロインの関係
性を深めることがメインで、彼女たちのトラウマに関する物語が中心に描かれ
ており、主人公の過去などは以降のシリーズに持ち越しという感じですね。
原作ゲームからのカットはいろいろあるらしいのですが、総じて上手く纏まっ
ており、1クールで綺麗に終わります。

コメディ/シリアスのバランスもよく、エロだけでなく心に響くハートフルな
展開やアクション(シリーズの中では一番地味であるが)等の見どころもあり、
上述エログロ描写の好き嫌い以外はオススメの作品ではあります。
最後にグリザイアシリーズはやはり3作をもって完成といえるので、『果実』を
視聴して気に入れば、『迷宮/楽園』も完走していただきたいです。
(近日レビューをアップ予定)

OP「楽園の翼/黒崎真音」
・JPOPとアニソンの融合度合が素晴らしく、私にはドストライクな曲ですね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

いろいろと惜しかった

◇簡単にまとめると

普通の学校に通いたいと望む少年が過去に大きなトラウマを抱える少女との学園もの。


◇物語構成

物語は3話までは恋愛シミュレーションゲームでいう共通ルートでラブコメ。4話以降は個別ルートになっていて、基本はヒロイン達の過去のトラウマの解決となってます。(ちなみに、みちる→由美子→幸→蒔菜→天音の順です。)
ヒロイン達の過去は全てが悲劇となっていて、中にはなかなかエグイ内容の物も。この悲劇のおかげでラストの感動が増すのですが、エグさに抵抗のある人には厳しいかも知れません。


◇ シリアスが多い分、ギャグが光る!

私がこの作品で最も気に入った所は、合間合間にある裕二とヒロイン達との掛け合いですね。無表情キャラの裕二からでる、いろいろと際どいセリフや心の声が面白くて笑ってしまいました。


◇エロゲ原作としてこれはしょうがないのかな?

私がこの作品でマイナスに感じた部分は、物語進行の早さです。尺の都合上仕方が無いのかもしれませんが、尺が短いため個別ルートでの展開が早く、少々おいてけぼりにされた感が否めません。その為、あまり感動できず、「可哀想」といった印象しか残りませんでした。


◇エロゲーの魅力はやはりヒロイン!

当たり前と言えば当たり前ですが、ヒロインはみんな可愛いです。ちなみに、私は定番ですが天音がイチオシです(笑)
少し絵は変わっていると感じましたが、数話見れば慣れました。18禁エロゲ原作ということで、一部Hな描写やグロ描写が含まれてます。Hな描写は裕二のフォロー(?)で見ていられましたが、グロはそのままグロでしたw苦手な人は要注意!


◇綺麗な音楽

物語の内容とは裏腹に、OP・EDは思った以上にどちらも綺麗な曲で良かったです。特に、EDの方は画像の影響とマッチしていて、とても良かったです!!


↓↓各話の感想↓↓

{netabare}1話の感想 ★★★☆ 3.5
{netabare}普通の高校に転校!

みんな、何だか危ない人っぽい。
エロゲ原作だからパンチラとかは仕方が無いかもだけど、僕的には微妙…{/netabare}

2話の感想 ★★★ 3.0
{netabare}学園生活

ダークな物語の予感がするけど、音楽は明るくていい感じ。
ゆうじはみんなと仲良くなっていくのだろうか?{/netabare}

3話の感想 ★★★★☆ 4.5
{netabare}学園生活ぱーと2

普通のラブコメだ~o(^o^)o
最初の「ただのHなお姉さん」ってところは吹いてしまったよww
今回はめっちゃ面白かった!{/netabare}

4話の感想 ★★★☆ 3.5
{netabare}二重人格なのか!?

エロゲというだけあって、展開早いな。
もう、接吻とは… ゆーじ、恐ろしい子!!{/netabare}

5話の感想 ★★★★ 4.0
{netabare}みちるが前を向く

エロゲで言えば、これがみちるルートなのかな?
内容はいいんだけど、分からないところがあったり、演出だったりが原因で感動は出来なかった。
あと一歩!、って感じた。{/netabare}

6話の感想 ★★★★☆ 4.5
{netabare}由美子ルート!

騙された~!!本当に死んだと思った!
今回は感動できた。
お父さんは自業自得だけど、かわいそうだな…{/netabare}

7話の感想 ★★★★☆ 4.5
{netabare}幸ルート

両親が目の前でトラックに引かれるとか、トラウマ確定やな(;´Д`)
幸には幸せになって欲しいな~{/netabare}

8話の感想 ★★★☆ 3.5
{netabare}蒔菜ルート!

今回はバトルに成りそう!楽しみだ!
この作品って、本当に謎が多い、多過ぎるよ。{/netabare}

9話の感想 ★★★★ 4.0
{netabare}蒔菜ルート パート2

蒔菜のお母さん、すんごい美人やな~
けど、腹黒過ぎっ!!
綺麗な人には要注意やな!
ゆーじは最後は暗殺者の目をしててカッコよかった٩(´✪ω✪`)۶{/netabare}

10話の感想 ★★★☆ 3.5
{netabare}バス遭難!

重そうな話が始まったな~
この作品は基本、みんな不幸になるんだな~{/netabare}

11話の感想 ★★★★ 4.0
{netabare}サバイバル…

本当に過酷なサバイバルだ…
虫を食べ、犬を解体し食べる…
本当にこんな事になっちゃったら、生きて行ける自信ないな…{/netabare}

12話の感想 ★★★★ 4.0
{netabare}鬼…

一姫って、すごくいい奴やな(╥ω╥`)
どうすればあんなに強くなれるのだろうか?
あと、何となく地下にいる天才の囚人ってのが一姫なんじゃないか~と思う。{/netabare}

13(最終)話の感想 ★★★☆ 3.5
{netabare}復讐者現る

このおっさん、めっちゃこえぇぇぇ!
背筋がぞわっとした!
無理やり終わらせた感が強いですね。{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 29

78.6 2 二重人格で学園なアニメランキング2位
あかね色に染まる坂(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (1811)
10327人が棚に入れました
私立アミティーエ学園に通う主人公・長瀬準一は高台にある夕陽丘公園から見える綺麗な夕焼けと、夕焼けに染まる街並みを見るのが大好きだった。ある日、準一の目の前に現れた少女・片桐優姫が親同士の決めた許婚と知らされる。突然の知らせに驚愕する準一だが…。
準一の妹・湊も含めた共同生活が始まる。

声優・キャラクター
羽多野渉、釘宮理恵、平野綾、井上麻里奈、加藤英美里、広橋涼、田中理恵、葉月絵理乃、福原香織、石田彰、小山力也、コング桑田、田中敦子
ネタバレ

ジャスティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

制服の可愛さに惹かれた

●視聴したきっかけ
{netabare}
あにこれでなんか恋愛ものないかなと...
探していたときにこの作品に出会いました。

第1印象が凄く制服が可愛らしくて
これは絶対に見るべきかなと思いました。
もしかしてしたら一番可愛い制服かもしれない。

{/netabare}

●評価するポイント
{netabare}
今回素晴らしいのは、キャラへの愛情です。
物語はそこまで特化はしておらず、
原作18禁ゲームの力を生かしており、
特に制服姿のみんながとても魅力的に描かれています。

またこの作品は、
【Toloveるシリーズ】みたいに白い線や白い煙がありません。
(dアニメストアで確認)
何故なのかは分かりませんが、
取り敢えずラッキーと思いながら視聴していました。
この作品の絵柄が凄く【ましろ色シンフォニー】と似ているのは
気のせいかな?
でもましろ色シンフォニーは原作はパレットなので、
違う会社のはずなんだけど...まあ、いっかあ。

先ほどキャラへの愛情と言いましたが、
私は特に妹が可愛いが可愛くて死にそうでした。
久しぶり推しキャラ登場という感じです。
キャラ的に【D.C.~ダ・カーポ~】の音夢ちゃんと性格が似ているし、
もしかして声優さん同じなようにも聞こえる。

この作品のストーリー構成は、
今でも昔でもありそうな展開ばかりで面白いという感じではなく、
単純に可愛いキャラを見るだけのアニメと思ったほうが全然良いと思います。
きらら系みたいな捉え方になるのかな。
{/netabare}

●全体の感想
{netabare}
ストーリー ★ 2.5
{netabare}
ストーリーに関しては本当にテンプレな感じです。
ストーリーは誰でも「次はこういう展開だろうな」
と思えるほどわかりやすい作品です。
そこがいいと思う人もいるかもしれませんが...

少し自分で考えただけで直ぐその展開が起きるというのはいかがなものか。
テンプレの展開だとストーリーに関しては
全く力を入れていないように捉えてしまいがちだと思っています。

原作18禁ゲームのアニメでは後半からが本編なので
前半だけ見ると酷く見えることが多いのが欠点とも言える。
今アニメを放送すると視聴者獲得は難しい。
人それぞれかもしれないが、3話切りなどする人は意外と多い場合が
あるため、後半まで見てね。ということは
ある意味視聴するのが苦痛と感じてしまうことがあるのではないだろうか。

これは現代でいう「異世界なろう系」の象徴的なことと似ている。
特にこの時代では恋愛アニメ = 原作18禁ゲーム という概念が多い。
それはもうなろう系に近く、そのようなジャンルを多く見てきた
視聴者は、「またこういう系か」と思う方が多いのかな。
この頃のアニメに関してはにわか知識なので間違ている可能性はあるかも。
{/netabare}
作画    ★ 3.5
{netabare}
作画面に関しては、当時からすると
わりと安定していたほうだと思います。

当時は、全く深夜アニメを視聴しておらず、
どのくらいのクオリティが凄いのか分かりませんが、
この年代のアニメからすると優秀なように感じます。
意外とキャラの裸シーンでの
全体絵が比較的に上手いように見えるのは気のせいかな?
{/netabare}

{/netabare}

●話数ごとの感想
1話 - 5話 2019/01/15 初視聴
{netabare}
何だろう「こんなにテンプレな展開あるかぁ」
というぐらいテンプレすぎて
ストーリーは面白くないといった方がいいかもしれないが、
キャラデザインと制服がどの作品よりも可愛らしい。

制服のセンスありすぎw
胸の描写ありなんだ。
流石というかこの頃から優秀すぎないかw

{/netabare}
6話 - 7話 2019/01/16 初視聴
{netabare}
ここまでのハーレム状態を作れるのが羨ましいかもしれないです。
そろそろ湊ちゃんと優姫の対立が起こりそうで続きが気になります。

これって【D.C.~ダ・カーポ~】みたいに
後半からシリアス展開とかにならないよね...
{/netabare}
8話 2019/01/16 初視聴
{netabare}
ついに同居がバレかけるようになるんですね。
「流石に気づくだろ」と思ったけど
思うのほか平気なのが気になる。
【おくさまが生徒会長!】みたいな展開かな。
先が結構気になる。
そういえば、優姫の父親の対立はどうしたんだろう?
{/netabare}
9話 2019/01/18 初視聴
{netabare}
兄さんのお誕生日会。
ケーキ作りに励む優姫ちゃん。
ケーキのレシピを試行錯誤して完成させた湊ちゃん。
ケーキに満足する兄さん。

二人の距離が近づいていく優姫と
距離が近づいていくに連れて
妹の存在意義がなくなっていくような感じになった
湊の気持ちが強くなっていく。

10話から少しずつ人間関係が壊れそうで恐ろしい。
これ...絶対に崩壊するパターンだよね?

今だけど、妹のテニスウェアの姿が可愛い。
【俺妹】みたいに妹が勝利するパターンがありそう。
でも、このパターンだとその逆があるかもしれない。
{/netabare}
10話 2019/01/18 初視聴
{netabare}
ついにこのパターンが来てしまったか。
ここから先が見たいようで
見たくないと気持ちになってしまう。

【D.C.~ダ・カーポ~】と同じような展開になりつつあるかな。
どうしてこうなってしまうのか
そろそろ一夫多妻制度入れてもいいじゃないですかね

このような場合って可愛いほうがいつも切ない感じがする

{/netabare}
11話 2019/01/18 初視聴
{netabare}
テンプレってすいませんでした。

絶対に妹ルートの方向に持っていくと予想していました、
私の中で優姫の株がストップ高状態。
優姫は優しすぎる。

テンプレ展開だらけだったので
妹の可愛さと優姫の可愛さが最高でした
ここに来て一番この話が好きになりました

これだから最後まで見て分からないアニメってありますよね。
結局は主人公が一番ダメな人間性だったのか
私自身も人間性がダメなような感じもしてくる

私も優柔不断な人間だったので、主人公の気持ちも
分からなくないけど、こうなるのは結局自分自身に
降りかかってくるものですよね

そしてEDが少し変化していましたね。
今までの準一にアピールしてきた数々が描かれていましたね。

そういえば、結局妹の湊は本当の家族だったのか?
多分合っているようにも思えるが
{/netabare}
12話 2019/01/18 初視聴
{netabare}
主人公の心の心情を表しているいたのは、
ジェノキラーだったんですね。
1-2話ぐらいのときに良く登場していたのは
ここのシーンに繋ぐものだったとは。

素直な感想と言いたいのは
ハッピーエンドで本当に良かったです。

準一がしっかりと「湊のことが好きだ」といったのは
準一の大きな成長に繋がったと思います。

成長出来たのには、二人が一度準一と離れたことで
準一は一人になることが出来ました。
そう、準一は一人になる機会が無かったのです。

一人になるというのは孤独感もありますが、
最大のメリットとしては、
人に干渉されないこと
そして自分自身の気持ちを整理出来ることです。

気持ちを整理出来ることで
今自分はどうしたいのかが良く分かり
これからの自分の行動に移す力があります

だからでこそ、二人が一旦離れたことで
一人だとどのくらい自立していないかが
本当に良く出るので
私も自立するときに
準一みたいになるのだろうか...
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

ともか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

気に入った点 vs 貶す点のせめぎ合い。 評価はいかに…!?

原作ゲーム(fengの恋愛アドベンチャー)未プレイです。

主人公と妹、そして
とある事情で主人公を嫌いになるために来た少女(主人公と同級生)
という3人を中心に描いていて、
各キャラの心の変化を描写している作品です。

キャラ面では、作中のキャラのほぼ全員が第1話から登場し、
一度に出すぎたせいで設定の説明不足感を感じました。


映画の画面に映し出されていたメッセージ
「上映中は携帯電話の電源をきらないとダメなんだからね」
やっぱツンデレ推してる作品だなってw

作中では風呂シーンが数回ありましたが、…湯気と泡、仕事しろw

7話頃までは、(良い意味で)突っ込みどころ満載な作品だと思いました。
キャラ自体よりもギャグがウケて、同じネタは繰り返さず、
ギャグのバリエーションも超豊富です。

前半に学園・日常&ギャグが多かった分、
10話頃になってから物語が急激に進展し、
ギャグ面では右肩下がりになった印象を受けました。
最後に詰め込みな感じがしたのが個人的には残念です。

それでも、総じて
話は基本的に一本道で分かりやすく、
ネタも面白くてわりと気楽に観て楽しめました。
この点が、私の中で最大の評価ポイントです。

あと、個性的なキャラたちが繰り広げるコメディも良かったと思います。


音楽面では、OP曲は結構好きです。
ED曲は1話ごとに変わりますが、
この方法を取る場合は「一度聴いたら耳から離れない」ような
インパクトが無い限り個人的には高評価するのは難しく、
せいぜい映像を変化させる程度にしておいてほしい。
そうすれば毎回映像に見入ることができて、
曲も多少は記憶に残るのではないだろうか?

あと、EDの映像面でももう二工夫くらいほしいところです。

OP曲:初恋パラシュート(歌:橋本みゆき)
~ED曲一覧~
第01話: Sweet Gift (歌:片桐優姫[釘宮理恵])
第02話: Sweet Gift (歌:片桐優姫[釘宮理恵])
第03話: Confusion… (歌:白石なごみ[広橋涼])
第04話: 少女テストは難しい (歌:綾小路華恋[加藤英美里])
第05話: 茜色 hometown (歌:片桐優姫[釘宮理恵])
第06話: Cherry pink mystery (歌:綾小路華恋[加藤英美里])
第07話: Make a miracle! (歌:椎名観月[田中理恵])
第08話: ラブダイビング (歌:霧生つかさ[井上麻里奈])
第09話: Chu.chu.ru.の約束 (歌:椎名観月[田中理恵])
第10話: 目覚めない wish… (歌:長瀬湊[平野綾])
第11話: 目覚めない wish… (歌:長瀬湊[平野綾])
第12話: ai・ココカラ (歌:長瀬湊[平野綾])

12話でEDが全10曲!
それで1曲どころか1フレーズも思い出せませんorz
聴いても、そんな曲あった??というレベル。。
音楽評価で★3.5は完全にOP曲のおかげです。


評価を付けるのが難しかったですが、
気に入る要素がとても強かったので、貶す点も「ご愛嬌」と思えました。
個人的には好きな部類で、総合満足度は「上の下」といったところ。

2012年11月17日時点で辛うじて「お気に入り」の棚に食い込んでいるものの、
自分の中での26位以下に脱落するのも時間の問題かも…(´・ω・`)


原作をご存知で比較してみたい方、
ラブコメ、ツンデレヒロインがお好きな方や、
豪華声優陣の演技を聴いてみたい方にオススメします。
コメディの質は良かったと思いますよ(個人的)^^

ただ、終盤で物語が妙に詰め込みで入っているので、
そういうのが許せない方は他の作品を探すほうが無難かと思います。



…ちなみに、私は優姫よりも湊(妹)派ですw
こんなふうに家庭的(しかも可愛くて美人)な妹も良いものですね^^

------------------------------------
2012年06月27日 初期レビュー
2012年11月17日 加筆

投稿 : 2024/06/01
♥ : 36
ネタバレ

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

くぎゅう病感染源作品のうちの一つ

 彼女のツンデレ演技を堪能できるラブコメ作品。
いやぁ~釘宮さん、良いですねやはり…

 内容としましては「親が決めた許嫁と同居する」という、うらやまけしからん「あるある王道作品」ですが、終盤は割かしシリアスで、気軽なラブコメ好きには辛いかもしれません。

 気軽というより、がっつりした恋愛もの好き向けかも。
 ストレスのない作品が好みの方には合わない感じがします。
 釘宮さんのツンデレ好きなら必見かと。

 以下ネタバレ付き個人的感想{netabare}

物語:終盤までは可愛い萌え作品です。ただ、主人公に想いを寄せているキャラが多いので、穿った見方をすると、案外最初から切なくて辛い会話のシーンも多いかも…。
 私の中でのヒロインは釘宮さん演じる優姫(ゆうひ)だったので、終盤は辛かったです。スクイズの監督であるからか、ほんの少し主人公に「誠感」が感じられたり、シリアスシーンで胃が痛くなる感じがあります。優姫が凄くいい人だったからこそ、こじれなかったと言えると思います。

声優:釘宮ヒロインの破壊力もさることながら、全体的に非常に豪華です。
 羽多野渉・平野綾・井上麻里奈・広橋涼・田中理恵・加藤英美里・石田彰・小山力也…その他多数。
 とても満足のいく演技でした。

キャラ:主人公は格好いいような、最低なような…って感じですが、心情的に同情できるキャラだと思います。モテるのも分かります。
 ただ、主人公を含め、全体的に自分の心を押し殺しているキャラが多くて、ヒロインたちも、純粋に心配して相談に乗っているのか、チャンスをうかがっているのか判断がつきにくいです。そこが少し気持ち悪い。
 そんな中、あまのじゃくとは言え、結局しっかりと自分の気持ちを伝えているのが優姫だったりします。ツンデレだけど裏がない。そこらへんも魅力的に感じられました。それだけに可哀想だなぁ~。
 その他、綾小路さん(クラスの金髪お嬢様)も作中では珍しく自分の感情をしっかり出すタイプの女性でして、「ライバル宣言」等、気持ちのいいキャラだったと思います。
 なごみ(広橋キャラ)や冬彦(石田キャラ)など、恋愛に関係ないキャラたちも魅力的だったと思います。

作画:怪しいところもありますが、キャラの表情が色々描けていて、普通に可愛いと思いました。

音楽:正直印象的な楽曲がなかったです。

 「みんな可哀想だし、ハーレムで良いじゃん」って感じのアニメ脳に陥りそうな作品ですが、やはり特別なひとりにならないと、結局いつかは傷つき、幸せになれないってもんですよね…。優姫に背中を押された感じですが、主人公が自分の気持ちに正直になれたので、一番いい終わり方なのかも知れません。
 とは言え、優姫ファンの私は、終盤のシリアスの手前の交際段階で視聴をやめていれば、むしろスッキリできた気がします…
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7

73.0 3 二重人格で学園なアニメランキング3位
ロザリオとバンパイア(TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (877)
6321人が棚に入れました
高校受験に失敗してしまった平凡な少年・青野月音は、最後の希望校として、「書類審査だけで入学できる」という怪しげな高校「陽海学園」に入学した。しかし、その学園は人間世界でマイノリティとして片隅で生きることを余儀なくされた妖怪達が通う学校であった。入学式の日、美少女バンパイア赤夜萌香に出会った月音は一目惚れ、一方の萌香は血が美味しいという理由で月音に興味を抱く。
 陽海学園では人間社会に溶け込むために生徒も教師も人間の姿をしているが、その正体は全て妖怪や妖(あやし・いわゆる「人外」の存在)。正体をばらすことは校則違反である上に、人間は居てはいけない。月音は萌香に人間であることを隠していたが、知られてしまう。それでも萌香は月音を許し、秘密を共有する。

声優・キャラクター
岸尾だいすけ、水樹奈々、福圓美里、こやまきみこ、釘宮理恵、井上喜久子、関智一、千葉紗子、子安武人
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

バトル少々、ラブコメ大半!

■話数
全13話

■ジャンル
妖怪、ラブコメ、ハーレム、バトル

■簡単にあらすじ
人間の主人公が妖怪だけの学校に入学してしまう話。

■感想
*オーソドックスな物語

物語の流れは、毎回妖怪絡みの事件が起こり、ちょっとしたバトルがあり、そして事件解決といった感じです。基本はラブコメで、バトルはほとんど一瞬で終わります。(最終回を除く)


*パンチラ多発

この作品はパンチラが多いです。スカートがとても短いので、アングルによっては普通に立ってるだけでもパンチラが発生したりします。
しかし、僕的にはそこまでパンチラは気になりませんでした。誰もパンチラを気にしてないので、正直えっちな雰囲気は皆無で、ただただパンツが見えてるだけに思えました。


*いろんな妖怪たち

キャラは有名な妖怪がたくさん登場します。ヒロインたちはみんなまぁまぁ可愛いです。


↓↓各話の感想↓↓
{netabare}
1話の感想 ★★★ 3.0
{netabare}妖怪の学校ヘ入学{/netabare}

2話の感想 ★★★ 3.0
{netabare}サキュバス登場{/netabare}

3話の感想 ★★★ 3.0
{netabare}魔女登場{/netabare}

4話の感想 ★★★ 3.0
{netabare}人間界に帰ってしまうのか!?

妖怪しかいないけど、周りは美少女ハーレム。うーん、難しいな。{/netabare}

5話の感想 ★★★ 3.0
{netabare}水泳部に入部!?

ヴァンパイアの弱点はそのままなのか~ ってことは、ニンニクもダメなのかな?{/netabare}

6話の感想 ★★★ 3.0
{netabare}新聞部としての初仕事。

ワーウルフ、なかなか強いな!落下して負けたってことになってるけど、地上やったらまだ勝負決まってなかったし。{/netabare}

7話の感想 ★★★☆ 3.5
{netabare}雪女、登場!!

なかなか可愛い!!いい感じだね♪{/netabare}

8話の感想 ★★★ 3.0
{netabare}テストが近づく

先生、怖い:;(∩´﹏`∩);:
勉強がますます嫌いになるよ{/netabare}

9話の感想 ★★★★ 4.0
{netabare}夏休みに海へ

初の続きもの。バトルメインになってくるのかな?これから楽しみ!!{/netabare}

10話の感想 ★★★★ 4.0
{netabare}魔女を止められるか!?

今までで一番激しいバトルでした。やっぱ、バトルはこれぐらい迫力がなくちゃね!{/netabare}

11話の感想 ★★★☆ 3.5
{netabare}新聞部存亡の危機

ラスボス登場!ここからラストまでどこまで盛り上げることができるか、この作品の評価はそこで決まりますね。{/netabare}

12話の感想 ★★★☆ 3.5
{netabare}公安委員会の闇を暴けるか

妖に捕まっちゃったよ!!これ、現実だったらめちゃくちゃ怖いだろうな。{/netabare}

13話の感想 ★★★☆ 3.5
{netabare}月音は助かるのか。

血を与えたから眷属になったりしないのかな??敵が妖狐でかっこよかった。ただ、あいつだけ形態変化して、特に最終形態はフリーザみたいだった(笑){/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

妖怪ラブコメアニメ

原作未読。
スカート短すぎでございます。

◆この作品の内容は・・・
妖怪世界の学校に人間でただ一人通うことになった主人公と可愛い妖怪ヒロイン達のラブコメ&バトルアニメです。

◆この作品のみどころは・・・
人間なのに妖怪の学校に通う事となった主人公。
しかし、この事を知っているのはメインヒロインのヴァンパイアのみ。
この学校は人間との共存を目的とした学校で、妖怪達は普段は人間の姿に擬態し人間の社会をこの学校で学ぶわけですが、もしその中に人間が紛れていると知られたら命の危険が・・・。
人間との共存を考えているとはいえ、妖怪達にとっては人間は蔑むべき敵。
四面楚歌の中で、人間の主人公がどう学園生活を送っていくのか・・・。
また人間という事を隠した環境でのドタバタハーレムラブコメ展開もなかなか楽しいものです。

◆いろいろな妖怪が登場・・・
登場する妖怪はみな誰もが知っているような妖怪ばかり。
普段は人間の姿をしているとはいえ、その正体を表した時は見物であります。
特にメインヒロインの腰ポン、胸ボンのヴァンパイア変身はとってもグラマー。

◆毎回戦闘シーンがありますが・・・
各回ごとにいろいろな妖怪が登場し、事件になり最後戦闘になるというオーソドックスなストーリーを展開しますが、このアニメの戦闘シーンはとっても短時間で終わるシンプルな内容となっていました(ラストバトル除く)。
各回ごとに、戦闘にかかった時間を「~秒でしたでちゅ~」とご丁寧な解説付き。

◆終盤は・・・
終盤までは無難な内容でしたが、ラストの2話は非常に盛り上がる内容でした!
2期への展開が非常に気になります。
しかし、私この作品を気になって原作を調べてみましたが、このアニメの展開は原作とはかなり異なるらしいですね。
原作の方が断然面白そう・・・。

◆豪華声優陣・・・
有名な声優を挙げると
「水樹奈々」「福圓美里」「釘宮理恵」「千葉紗子」「子安武人」「関智一」「池田秀一」「ゆかな」など。
まさかこのパンツアニメに「池田秀一」とはなんと贅沢な!
また「釘宮理恵」の演じるキャラは少し無口でクールなキャラなので、「くぎゅううう」らしさがあまりなく残念でならないところです。

◆パンチラについて・・・
なんといったらよいか・・・パンツ見えすぎでございます。
「ワカメちゃん」パンツとまではいきませんが、近いものを感じました。
アングルによって普通に立っている状態でも何気に見えます。

◆総評・・・
いわゆるキャラ萌えアニメですが、妖怪世界というちょっと変わった設定のラブコメアニメとしては中々面白い内容だったと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 29

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

謎こうもりが100万回のジュテーム 焦げてもめげずにアチチ アチチ

2008年放送のテレビアニメ 全13話

原作 池田晃久 監督 稲垣隆行 構成 山口宏 キャラデザ 藤田まり子
音楽 田中公平 制作 GONZO

当時良くネットに貼られたaa
若い作者「原作の設定を壊さないためにエロは控えめで・・・」
制作「分かりました。パンツで行きましょう!」

これはもちろん「ロザリオとバンパイア」のネタです。

歌手として大成功を収めつつあった水樹奈々主演と言うこともあって結構期待された作品。
多くの人は1話冒頭の自転車パンチラで嬉しい絶句を味わったことでしょう。
当時の水樹奈々は武道館を3夜連続ソールドアウトにするほどの人気歌手。
観客が「モカさーん、パンツー」と叫ぶと、真顔で「私はモカではありません」
と答えたとニュースにもなったらしい。

実は原作は知らないんですが、割と普通の熱血系少年漫画らしいです。
アニメ版は昭和テイストのエロとギャグに彩られた(その筋の人にとっては)豪華作品になりました。
一期は原作を原案と解釈した改変作品、二期はオリジナルストーリーだそうです。

邪推ですが、たぶん原作通りに作れば全くの別作品が作れるんではないかと思います。

声優陣はハーレム要員として、
水樹奈々、福園美里、こやまきみこ、釘宮理恵、千葉妙子、斎藤千和など
ギャグ要員 子安武人 The BOSS 池田秀一
忘れちゃいけない 主人公は岸尾だいすけですw

まさにどんどん突っ込んでくださいのサンドバックアニメとして優秀作品。
当時は夢中になって見てました。ニコ動で再視聴でコメ書きまくりw
死にかけたGONZOが息を吹き返した!と本気で思っていたんですよ。

一期二期とも水樹奈々さんの曲は最高で今でも時々聞いてます。
作画は微妙でパンチラもそれほど嬉しくないんですが、
ジャンクフード的アニメとして魅力ある作品だと思います。
実は二期のほうが面白いです♪

aaで怖そうな監督は砂ぼうずが初監督、のちにジュエルペットサンシャインやタイムボカンなど手掛ける一風変わった経歴です。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17

71.6 4 二重人格で学園なアニメランキング4位
SHUFFLE! シャッフル(TVアニメ動画)

2005年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (796)
5530人が棚に入れました
人間が生活する「人間界」に突然扉が現れ、神族が住む「神界」と魔族が住む「魔界」とが繋がって人間界に「魔法」がもたらされてから10年。
人族、神族、魔族の通う国立バーベナ学園に通うため、幼馴染みの同居人、芙蓉楓に、朝、起こされる主人公、土見稟・高校2年生。
いつものように登校し、いつものように授業が始まるはずだった…。しかし、そんないつもの日常を一変させるような出会いが、彼を待ち受けていた!?
ネタバレ

TEE-PURPLE さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

You

Navelの恋愛アドベンチャーゲーム原作。前半はどたばたコメディータッチで描かれているが、後半は…。

_ストーリー_
 
 10年前。後に『開門』と呼ばれることとなるある遺跡から発見された2つの扉の解放により、神族が住う『神界』と魔族が住う『魔界』と呼ばれる二つの世界が現代の『人間界』と繋がった。
主人公の土見稟は、人間界に住む三種族が共に通う国立バーベナ学園のごく平凡な男子学生である。幼い頃に事故で両親を喪うも、幼馴染であり学園のアイドルでもある女の子と一つ屋根の下で暮らしているという羨まれつつもそこそこ平穏な学園生活を送っていた。しかしそのささやかな平穏と日常は2人の女の子との出会いによって破られてしまう。

______

 
 設定はファンタジー要素を含んでいますが、これは気持ち設定という感じで受け取っててください。種族違いですが、学園生活を共にしながら恋愛していくお話です。
上記に書きましたが、前半はドタバタコメディータッチで楽しく描かれています。後半は今作品での注目ですが、主人公自ら考えて動いていきます。こういうハーレム物には珍しいです。ここが見所です。
あと、今作品ではレアな属性が観れます。そこもお楽しみに♪


☆感想{netabare}

 そうです。レア属性とは「ヤンデレ」。あの空鍋のとこはちょっと怖かった…。というか楓編は過去編もそうですが、基本的にダークな感じでしたね…。罪滅ぼしでお世話するって私にはいまだに理解できません。稟の心境をお察し申し上げます。私ならお世話されている気がしませんね。
結局最後は、楓も一歩踏み出して(開放されて)私もホット安心した感じでした。

 結局は亜沙先輩を選びましたが、稟はちゃんと自分で考えて他の娘達に決着つけて選んだので、好感もてました。
個人的に好きな話は、シアのとこです。明るく元気な性格というのが好きですが…その性格の裏にはちゃんと辛い過去がありそれを乗り越えつつ、稟との決着をつける回です。ああいう家族間の話に私は弱いです。どうしても感情移入してしまう…。いい話でした♪

 結果的に、楽しめる作品でした。ありきたりな雰囲気ではあるがありきたりな結末ではない。といった感じだと思います。
{/netabare}

OPがかっこいい~♪
 
 

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

神にも魔にもなれる男

神界から来た神、魔界から来た魔族、そして人間が共に暮らす人間界でのお話。
(彼ら彼女らの外見は人間とほぼ同じ)
神や魔族がその辺で歩いてる光景が当たり前の世界です。
初っぱなからファンタジー丸出しでちょっぴり驚きました。

本作はそんな世界での、恋愛ハーレムを描いたもの。
恋に種族の壁はありません。



この作品、巷ではヤンデレの原点とも言われていたり。
本作で登場する『空鍋』はヤンデレを代表するものとなっています。

実際のところ、まぁ、うん、なかなかです。
苦手な方はやめておきましょう。
とか言う私が得意じゃなかったりするんですけどね。
某作品で少々の耐性は付きました。



途中から年齢制限(R15+指定)が追加。
段々と過激な描写に。
まぁこの年齢制限についてはあまり参考にしなくていいです。


展開は全くの予想外で驚き。
誰とくっつくのかも・・。
本作が実力の片鱗を見せ始めるのは、中盤後半から終盤にかけて。
観応えとしては十分すぎます。
盛り上がりましたね、あまり良くない意味でw
でも最近はこういう作風が好きなのかもしれません。
観てるうちに変わるものですね。



それで、楽しめたかどうかなのですが、これに関しましてはYesです。
ありきたり感はなく、新鮮な気持ちで最後まで観れました。
正直最後のアレは謎ですが、
結果、ああいう風に収まるのも悪くないかなと感じました。



キャラはけっこう魅力的。
みんな可愛らしい女の子たちです。
私は亜沙先輩が好きですね。


主人公は17話くらいからかな、いや、もっと前からかも、
ダメ男になっていった気がしますけど。
思えば全てこいつが・・いや、何でもないです。



それと、変顔は見所です。
あたかも作画が崩壊しているようなw
キャラが生き生きとしてて良かったと思います。



OP「YOU」 歌-YURIA
ED「innocence」 歌-橋本みゆき

OPは前から大好きな曲です。
自然とテンションが上がります。


--------------------------


一味違った恋愛モノを観たいときはこれ。
あなたを混沌の渦に巻き込んでくれるはずです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 33
ネタバレ

ポケモンマスター! さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

超展開マイナーハーレムアニメ!

~ストーリー~
人間、神族、魔族がともに通うバーベナ学園を舞台にして起こる、主人公をとりまく美少女たちの恋愛のお話。

~感想等~
ものすごい設定の学園アニメですが、けっこう楽しませてもらいました。

エロゲ原作ということもあって、胸やパンツ描写が多かったです。

特にパンツに関しては、なぜかいろいろなシーンで見えるので、これでもかというくらいに見せつけてきます。

このアニメを観終わるころにはきっと累計100回くらいはみてることでしょうw

序盤はただのハーレムアニメですが、12話くらいから物語は一気にシリアスな方向へと加速していきます。

序盤で切るのはもったいないです!

ハーレムから想像できなかった展開にほんとに鳥肌たちまくりでした。

最終話付近ではかなり泣けることができました。

OP、EDもすばらしく、作画以外は文句なしのアニメだと思います。

なんにせよ、こんな点数に埋もれているようなアニメではないです!

マイナーですが、泣けるアニメが好きな方におすすめです。

以下は観終わった方
{netabare}
序盤のモブキャラの扱いがひどすぎでしたねw

親衛隊の人たちの作画とか台詞とかおもしろすぎてふきましたw

12~のシリアス展開にはほんとに驚かされました。

楓の目が怖くて怖くて・・・

やりきれない思いを抱えたまま、それでも前に進もうとするヒロイン達に心うたれました。

ラストはシアか楓のどっちかだろうな~ってずっと思っていたので、あさ先輩ENDには驚きました。

まぁ、これはこれでよかったと思います。

ただ、個人的にはシアと幸せになってほしかったです。

マイナーながら、かなりの良作アニメでした^^

アニメ探しの成分タグで「エロゲ原作」が探せないことに不満です。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23

72.7 5 二重人格で学園なアニメランキング5位
俺を好きなのはお前だけかよ(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (479)
1921人が棚に入れました
ここで質問。もしも、気になる子からデートに誘われたらどうする? しかもお相手は一人じゃなく、クール系美人・コスモス先輩と可愛い系幼なじみ・ひまわりの二大美少女!! もちろん、意気揚々と待ち合わせに向かうよね。そしてそこで告げれれた「想い」とは――……「俺じゃないヤツが好き」っていう「恋愛相談」だった。ハハハ。……やめだ! やめやめ! 「鈍感系無害キャラ」から、つい本来の俺に戻ってしまった。でも、俺はここでへこたれない。恋愛相談に乗れば、俺を好きになってくれるかもしれないからな! そんな俺の悲しい孤軍奮闘っぷりを、傍で見つめる少女がいた。三つ編みメガネの陰気な少女・パンジーこと三色院菫子。俺はコイツが嫌いです。なのに……俺を好きなのはお前だけかよ!! 自分がモブだと気づけなかった主人公と個性的な華々しい女の子たちのちょっと刺激的な学園青春(?)コメディー、ここに始まる!?

声優・キャラクター
山下大輝、戸松遥、白石晴香、三澤紗千香、内田雄馬、三上枝織、東山奈央、斉藤朱夏
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

惰性で最後見たけど、別に悪くない

確かに3話で区切って終わらせても良いくらいではあった。
{netabare}兎に角、地区大会決勝が特異点になってるのは草。東口と西口でエースが負けて隠れて泣く様を見て惚れるひまわりとコスモス。そんで主人公にエースの太陽とくっつけてくれるようそれぞれ頼む。肝心なところであり得ないくらい緊張するし、安易に主人公に抱き着いたり、二人きりでデートしたり。ワンチャンスあるかもと主人公に期待させておいて地の底に突き落とす。
そんな主人公を好きなのがパンジー。僕もあんな娘が好きだけどね。主人公いい子ぶってるのは少々ムカつく。
そして、エースはパンジーが好きでこれまた主人公に手伝ってほしいと頼む。これまた、地区大会だし、例の白いベンチ登場。地区大会決勝で励まされたのが好きになった理由らしいけど、後で実はパンジーではないと明かされる。
断るとエースはひまわりとコスモスのあからさまな好意を利用して主人公に関することをあることないこと言う。好きな男の言うことしか彼女は信じないものだから、主人公は孤立していじめられる。
いじめかたが少しおしゃれ。机にゴルフコースできてたらむしろ嬉しいかもしれない。
パンジーだけは味方でエースのクズさを明らかにしつつ、主人公が下衆な面もあるけど、エースを親友と信じて串カツを大量に買って待つ良い男でそれが好きになった理由と語る。
{/netabare}
とりあえずスカッとした。ずっと主人公が可哀想で感情移入してもやもやしていた。普通のラブコメじゃないぞ。面白いぞ。

ニックネームが洒落ているところは好き。みんな花の名前とかだもんな。こんなあだ名で呼ばれたい。

残りは惰性で見てたけど、別に嫌いではない。通常ハーレムになってしまって残念な人多そうだ。
ただあんな仕打ちをしておいて、どの面さげて好きと言えるのかその心境は謎。
ホースは蛇足だったかも。とりあえず最後どうなるかに期待。


OP
パパパ 斉藤朱夏
ED
ハナコトバ ヒロイン、パンジー(戸松遥)・ひまわり(白石晴香)・コスモス(三澤紗千香)
斉藤朱夏のソロ活動を応援していきたい。


ここで質問。もしも、気になる子からデートに誘われたらどうする?しかもお相手は一人じゃなく、クール系美人・コスモス先輩と可愛い系幼なじみ・ひまわりの二大美少女!!もちろん、意気揚々と待ち合わせに向かうよね。そしてそこで告げられた『想い』とは---……「俺じゃないヤツが好き」っていう『恋愛相談』だった。ハハハ。……やめだ!やめやめ!『鈍感系無害キャラ』から、つい本来の俺に戻ってしまった。でも、俺はここでへこたれない。恋愛相談に乗れば、俺を好きになってくれるかもしれないからな!そんな俺の悲しい孤軍奮闘っぷりを、傍で見つめる少女がいた。三つ編みメガネの陰気な少女・パンジーこと三色院董子。俺はコイツが嫌いです。なのに……俺を好きなのはお前だけかよ!!

1. 第1話 僕ってほんと、どこにでもいる平凡な高校生なんだ
元気いっぱい笑顔がまぶしい幼馴染・ひまわりと、オトナっぽくて才色兼備な生徒会長・コスモス。そんな二大美少女からデートに誘われた超ラッキーな男子。……はい! それが僕、ジョーロこと如月雨露です! どこにでもいる平凡な高校生に、こんな素敵な幸運が訪れるなんて! よぉ~し、二人と素敵な時を……って、なんで僕、二人から恋愛相談されてるの!? ああ、僕の美少女ハーレムラブコメ計画がもろくも崩れ去っていく。ク、ククク……いいぜ! なら別の手段をとるだけだ! さぁ、準備はいいか? ここからは、平凡なラブコメの時間は終わりだ。

2. 第2話 俺に襲い掛かる負のスパイラル
まさかの『ダブル告白』によって、夢の高校生活が茨の道へと早変わりしてしまった……。あ、どうも。『俺』ことジョーロです。しかーし! そんなことでハーレム高校生活を諦める俺じゃねえ。ひまわりとコスモスの二大美少女の恋の手助けをしながら、おこぼれをもらう作戦を決行中よ。……にしても、目の前にいるこの毒舌ストーカー女はいったいなんなの? いやがらせひどくない? 名前もパンジーとかいうわりに可愛らしさゼロ。挙句の果てには、なぜか俺の大親友・サンちゃんからは、『パンジーとの恋を手伝ってくれ』とお願いされ……!

3. 第3話 俺はお前と会っていた
終わった、完全に終わったよ。誤解が誤解を呼んで、ひまわり&コスモスに愛想を尽かされちまった。それだけじゃねえ。パンジーの呼び出しで向かった図書室で、絶対に嫌われたくなかった親友・サンちゃんからも絶縁状を叩きつけられちまったんだ……。おまけで、俺の愚かで浅はかな『悪行』のウワサは瞬く間に広まっちまって、正真正銘、俺は何もかも失ってしまった。ハハハ……。けど、これでいいのかもな。俺みたいなクズには分相応の状況だよ。って、ちょっと待てよ、パンジー。……嘘だろ? 『そいつ』が俺を欺き、全てを裏で操ってた黒幕だったのか?

4. 第4話 俺がガンバった結果
『黒幕』の正体が発覚し、学校中を駆け巡った『俺の悪行』の誤解は解けて平和な日常を取り戻した。けど、まだ取り戻せてないものがある! それは、俺にとって大切な、サンちゃん、ひまわり、コスモスとの絆。そう、仲直りがしたい! 俺はみんなと仲直りがしたいんだ! でもどうしてもその方法が……あん? 何だよ、パンジー? いつもはムカつく毒舌ばっか行ってくる癖に、こういう時だけ優しい言葉で背中を押しやがって……。わーったよ。自分の素直な気持ちを正面からぶつけることにするよ。それでいいんだろ、パンジー?

5. 第5話「俺にしては、うまくいきすぎてると思ったんだよ……」
ときめけ青春! きらめけラブコメ! いやぁ~、いけちゃうよぉ~! 美少女達とキャッキャウフフだよぉ~! 今度こそ、素敵極まりないラブコメを……ってなんじゃこりゃぁぁぁぁ! ちょっと新聞部のあすなろさん! 俺が、ひまわり、コスモス、パンジーに三股をかけている『女の敵』ですって!? 違うよ! それは将来的な話で……え? その疑惑の真偽を確かめるために、百花祭まで俺に密着取材をすると? よーし! やってやろうじゃねぇか! 疑惑払しょくのために、徹底的にラブコメイベントを避けてやるよ! ……ぢぐじょう……。

6. 第6話「俺は、言う時は言う」
俺は不都合主義に愛されてる! ちょっとした手違いで、まだ真偽不明だった『ジョーロ君三股記事』が学校中に配布されちゃいました! そんな絶望的な状況の俺を助けてくれたのは、なんと記事制作者である新聞部のあすなろ。あいつのおかげで、どうにか状況を鎮静化することができた……のだが、これ以上誤解を重ねないために、俺はコスモス達三人と距離をおくことになっちまったんだ……。おかげで、百花祭でやるダンス練習もままならない毎日。そして迎えた百花祭当日、波乱につぐ波乱ってのはまさにこのことで……!はぁぁぁ!?

7. 第7話「俺は意外な一面を知る」
遂に来たぜ、この時が! 花舞展をやり遂げた俺達に訪れた束の間の休日。行く場所なんて一つしかねぇ! そう、プールだ! いつもはKYなパンジーも、今回ばかしはしっかりと空気を読んだしな! 煌めく肢体! 物理法則を無視した素敵な水着! 勝った奴が俺を煮るなり焼くなり好きにできる勝負! ……ねぇ、最後のおかしくない? どうして、平和に過ごさせてくれないの? ま、いっかぁ! だって、女の子達が俺のために色々とやってくれるんだもん! つうわけで、素敵極まりない水着回の始まりだぜ! もちろん、ボロリもあるよ!

8. 第8話「俺の悲劇は気づくと始まってる」
「これから、誠心誠意尽くさせてもらうよ」。突如現れた転校生が俺にそう宣言した! いやぁ~、遂にこんな俺にも優しい女の子が……って、んなわけあるかぁ! 知ってんだよ! どうせロクでもない企みがあるがあるんだろ! クケケケ! そう簡単に俺を利用できると思うな! 貴様の本性を暴き、完膚なきまでに潰してくれるわ! ……ん? なんだよ、パンジー? 俺と共通の話題が欲しいから、自分の大好きな本を読んでほしいだぁ? ……へいへい、分かったよ。んじゃ、家でゆっくりと……はて? なぜ、俺は借りた本を僅か一日でなくすんだ?

9. 第9話「俺なりに考えた結果」
パンジーの本を買い戻すため、ツバキの店でアルバイトを始めた俺! なれない仕事に苦戦したが、この調子ならどうにか……あ、あぁぁぁぁ!! とんでもない大失敗をやらかしちまった! しかも、俺がひた隠しにしてた秘密をパンジーに暴かれて、大喧嘩までしちまったよ……。く、くぅぅぅ! こうなったら、せめてパンジーの本だけは買い戻して……って、俺が買う直前で売り切れだぁ!? 誰だ、そんな空気を読めないことをしやがったのは!なんで俺は肝心なところでいつも失敗するんだ! ……ん? あの天然系ビッチは帰り道で一体何を?

10. 第10話「俺だってたまには活躍する」
さて、このアホはなんだろう? 突如として、俺を理科準備室に引き連れていった女は、野球部のマネージャー、蒲田公英……通称『たんぽぽ』。ややこしい花のあだ名を持つ女なんだから、可愛い女の子だと思うだろう? 確かにその通りだ。たんぽぽは可愛い。……だが、だがしかしだ! いかんせん、アホすぎる! こんなアホとかかわるのは時間の無駄だし、とっとと教室に……うっげぇ! な、なんで……なんで理科準備室に……ヤツが現れてるんだよぉぉぉぉぉ!!

11. 第11話「俺はいらないかもしれない」
大ピンチだ! 利用者が少なすぎるからって図書室が閉鎖されることが決まっちまったよ! コスモスがどうにかしてくれようとしたみたいだが、そいつも失敗。……だが、利用者を増やせれば閉鎖は免れるらしい! よっしゃぁ! こうなったら、俺が……すっげぇ都合のいい頼れる味方に手伝ってもらって、閉鎖を阻止してやろうじゃねぇか! つうわけで、頼むぜ葉月! かつて図書室の閉鎖を阻止した実力を俺達のために全力で振るって……おい、どうしたんだよ、パンジー? なんで、葉月を見てそんなに怯えてるんだ?

12. 第12話「俺が好きなのは……」
やるしかねぇ……。ホースによる『善意の呪い』からパンジーを解放するために、俺がパンジーに告白をしてやるよ! 俺達が恋人同士になっちまえば……は? どういうことだよ、パンジー? もう、恋人になる約束をしている人がいる? しかも、その相手は……サンちゃんだって! だから、俺はもう必要ない、図書室にしばらく来なくていいって。……分かったよ、俺は用済みってことか。コスモス、ひまわり、あすなろ、悪いが後は任せた。俺じゃホースに勝つことはできねぇ……、そんな俺はいたって無駄だよな……。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

観終わった

2話までの感想{netabare}
あれ?面白い?
八方美人を演じてたら窮地に陥ったって話…になるのかな?
今後、他人(主人公)を利用するだけ利用して、自分に都合が悪くなると責任を他人(主人公)に押し付ける連中を見返す展開になるのなら結構良いかも?

とりあえず2話での主人公の言い訳は、「オレもサンにパンジーは不釣合いだと思ってたんだ」「『パンジーなんかよりお前の方が良い』と振り向かせられると思った」じゃダメだったんかなー?
と思うが、あくまで俯瞰で見てるから言えることで当事者だと一杯一杯で難しいか。
まぁそれ言ったらラブコメが成立しなくなっちゃうけどね。
ぶっちゃけ「他の女より私の方が良いと分からせてやる・振り向かせてみせる」ってガッツの無いヤツが踏み台に利用した主人公に責任追及するのは身勝手だなぁとは思わなくもない。
他人を責められるほどお前はそんなに偉いのか?と。
ってことで復讐(カタルシス)に対する溜め(フラストレーション)パートだと思ってるんだけど、そうじゃなかったら単なる胸糞なワケで…いやぁどうなるんだろう?という意味では結構次回が楽しみな作品。
とはいえまだ2話なので、これから更に絡み合う話になってくのだとしたら…胸焼け起こすかもw{/netabare}

3話感想{netabare}
良い最終回だった。
2話で懸念してた「これ以上人間関係こじれるようだとさすがに胸焼け起こしそう」も杞憂に終わり、スキっと解決してホントに良い最終回だった。
但しあくまで問題が長引かなかったのが良かっただけで、その内容自体は「?」。
パンジーが実は巨乳の美人で…そこは「おいおい」と呆れ気味だけどまだいい。
巨乳は良くて貧乳はダメってのもよくワカランところではあるけど、問題は「そこまで嫌う?」のがイマイチ共感できない。
そうだなぁ、パンジーは折角ストーカーってことなので、もっと重篤で「期待に背く行動をしたらミザリーされかねない(こんなの私の好きなジョウロじゃない!、と殺されそう)」みたいな、なんか「この人と付き合うのは身の危険を感じる」という所を見せてくれないとあそこまで性格を嫌う理由が分からない。
または虚言癖で「レイプされました妊娠しました責任とってください」なんて言い出しそう、ってことなら関わらないようにする・図書館に行くのを避けるのも納得なんだけど、そうでもない。
これだったら“変態だけど可愛ければ~”のキャラの方がよっぽど付き合いたくないw
ってかそこまで嫌うならそれこそ2話でサンから相談受けた時「アイツだけは止めとけ」と言うでしょー、親友を第一に考えてることの説得力にも関わらない?
なんかトラウマでもあって「他の人は平気かも知れないがオレはどうしてもこういう性格はダメなんだ」って話でも今後あるのかなぁ?

と、自分の2話までの感想を読み返してみて気付いた。
この作品のキャラ達は「心変わりを許容する・期待する」価値観なのかそうじゃないのかがよく分からない。
恐らく物語の最後は「パンジーいいよな」になると思うので、作者は許容する精神でありながらキャラにはそれが無い前提で話を作ってる?{/netabare}

6話までの感想{netabare}
うん、まぁ…こんなだよね。
ジョーロが3話までに迷惑かけられた連中を許したことについては、下心があるんだしまぁって感じ。
そうはいっても…新聞部の言うことを一方的に信じるって、そんなことあるんかいな?
いやあるんだけど…新聞部の言ったことだから間違い無いだろうと思考が止まってるヤツ、そういうヤツが大半であるなら人を陥れ放題だなぁとは思ってて。
ってことで6話は案の定ソレだったってオチで。
そこまではいい、そこまではいいんだ。
ただ…なんでジョーロを良いヤツみたいに演出したがるんだろう。
自分を悪者にして背中を押した?いやいや、普通にガチ怒りしたでいいんじゃね?
記事を無批判に信用させられる新聞部という「権威」を傘に着たというか、その権威に傷がつくというか、場合よっては廃部にまで追い込めそうじゃん、女子ネットワークとはワケが違う。
パンジーに友達作るよう仕向けたのは感謝のお返し?いやいや、体は好みだけど性格が嫌いって話だったじゃん?
今までボッチだったので友達作れば性格変わるかも?と自分好みに仕立て上げようと画策した、でいいじゃん。

なんでそんなにジョーロを良いヤツにしたがるのかちょっと意図が分からない、これは3話の「親友思い」でも引っかかってたことなんだけど。
下心アリアリの下衆野郎だから気にしないで居たのに、良いヤツだとスルーした部分にケチが付くというか…う~ん…。{/netabare}

9話までの感想{netabare}
何やってるんだか分からなくなってきた。
なんかこう、イマイチ考え方に共感どころか理解すらできない。
ジョーロはハーレム目指しておきながら他人(他の女性)が何か下心ある素振り見せたらビッチ呼ばわりなの?
本絡みの一件は、キッズアニメでよくある「一人で抱えないで仲間を頼れ」って前提の元、そうでない行動をした主人公が責められてた…のか?
どうでもいいプライドにしがみついた結果誰かを傷つけたのなら責められても仕方ないけど、誰か傷つけたっけ?
まぁ本絡みに関してはまだ続くのかな?探すのを手伝ってくれた二人はこの後出てくる?{/netabare}

最終回?までの感想{netabare}
ありゃー、参ったね。
最終回の終わり方についてあれこれ下書き書いてたのだけど、そうしてる間に同期放送作品の“星合の空”の最終回が放送されて、そっちのがもっとアレだったらしい。
そっちの作品は私は1話で視聴切っちゃってたんだけどね…見続ければ良かった?
ってことでゴチャゴチャ書いてた下書きもどーでもよくなっちゃったw
それにしても今期ちょっとヤバいの多くない?
これまた他の作品の感想で触れたけど「ちゃんと締めてるだけマシなのかも?」という、我ながら基準がもう訳ワカラン。

と、とりあえずこの作品に関して言えば、3話まで見れば良いんじゃないかな?
そこから先は見ても見なくてもいい。
個人的に一番期待してたのは、前半パンジーが余裕ぶっこいてるポジションだったので、それが吠え面かく展開来ないかな~と思ってたのだけど…実際それに近い展開にはなったのだけど、その一方で今度はツバキという余裕ぶっこいてるポジが登場しちゃって。
じゃあ次はツバキが吠え面かく展開を…となるだけで、キャラの役割が変わっただけで構成は一緒なのを繰り返してる様に感じてしまった。
表現が辛辣すぎるかもだけど、引き出しが少なすぎじゃね?と。
主人公の心変わり自体はそれがテーマだろうからいいとしても、他のキャラの心変わりっぷりはなかなかついてくのが難しかった。
でも最後の恋敵を蹴落とすための裏切り投票は「ですよねーw」って感じで笑えた…のだけど、それがよりにもよって「続く」でウラがあるような無いようなで素直に受け止められない。
なんでこんな作りにしちゃったんだろう…それでも“星合の空”に比べればマシなのかなぁ?と思うと…う~ん…。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「俺は、すべてのすべてのラブコメを過去にする」

この作品の原作は未読ですが、キャラデザがブリキさんと知り視聴を決めた作品です。
それにハルカス、白石晴香さん、三澤紗千香さんに奈央ぼうと、これだけ役者が揃ったら視聴しない道理はありません。
この作品も期待値MAXで視聴に臨みました。


ここで質問。もしも、気になる子からデートに誘われたらどうする?
しかもお相手は一人じゃなく、クール系美人・コスモス先輩と
可愛い系幼なじみ・ひまわりの二大美少女!!
もちろん、意気揚々と待ち合わせ場所に向かうよね。
そしてそこで告げられた「想い」とは…

…「俺じゃないヤツが好き」っていう「恋愛相談」だった。ハハハ。
…やめだ!やめやめ!「鈍感系無害キャラ」から、つい本来の俺に戻ってしまった。
でも、俺はここでへこたれない。恋愛相談に乗れば、俺を好きになってくれるかも
しれないからな!

そんな俺の悲しい孤軍奮闘っぷりを、傍で見つめる少女がいた。
三つ編みメガネの陰気な少女・パンジーこと三色院菫子。
俺はコイツが嫌いです。なのに…
俺をすきなのはお前だけかよ!!
自分がモブだと気づけなかった主人公と個性的な華々しい女の子達の
ちょっと刺激的な学園青春ラブ(?)コメディー、ここに始まる!?


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

この作品…登場する女の子の可愛らしさが半端ありません。
キャラデザがブリキさん、という影響も多分にあるのですが、ちょっとした仕草など細やかな部分も配慮しているのが伝わってきます。

そして何より声優さんの演技が堪らないんです。
今回序盤から色々持って行かれたのはパンジーこと三色院菫子役のハルカスの演技でした。
今まで聞いたことの無い声質…
あの声質で「寂しいわ…」とかジョーロみたいに傍で囁かれたら、卒倒してしまうかもしれません^^;

私は専門家じゃないので詳しいことは分かりませんが、声優さんの完璧な演技って、きっとこういう作品の事を言うんだろうなぁ…とか思ったり。

今、公式HPのトップページを見ながらこのレビューを書いているのですが、物語の中での彼女たちの言動が、頭の中でフラッシュバックの様に蘇ってくるんです。
ジョーロへのアプローチの仕方は人それぞれ…
だけどどのキャラも素直に愛おしく感じれるんです。
パンジーさんには色々持っていかれたので推しキャラとしては頭一つ分抜きん出ていますけれど…

そういえば、先ほどこの作品のwikiをチラ見した時に、面白いことが書いてあるのを見つけました。
「本作はラブコメディ系のライトノベルではあるが、本作はライトノベルでありがちな主人公が複数のヒロインに好意を持たれる(落ちもの・ハーレムもの)という設定は否定的に描かれている。」

「落ちもの」って何かな…と思って調べたら、「ストーリーの導入部分において、平凡な主人公のもとに魅力的な異性が突然現れるところから物語が始まるというもの。」なんだそうです。登場する女の子は次第に増えていき、殆どの出会いはいつも突然だったように記憶していますが、確かに誰も空からは落ちてきてはいませんね。

ついでに「ハーレムもの」についても調べてみました。
主人公である1人の男性(女性)キャラクターに対して多数の異性キャラクターが対置され、多くの場合は大勢の異性が1人の男性(女性)に対して好意を抱く。
また、主人公はハーレムを構成する異性に対して好意を持っていて平等に接することも多い。

…この作品の作風とハーレムものとの違いが分からないです^^;
確かに「ハーレムを構成する異性に対して好意を持っていて平等に接する」という部分では違いがあるかもしれません。
でも疑念が残ります…
この違いがフェイクという路線がどうしても捨てきれません。
というより、捨てちゃいけない気がします。
何故なら、その展開を一番望んでいるからです。

主人公が誰の事も好きにならず、誰も選ばないのだとしたらハーレムの構図は不成立となります。
でもジョーロがこれを選択するでしょうか…そもそもの目的から完全に逸脱してしまいますよ。
個人的にはハーレムものは嫌いじゃないので、その違いへの拘りが理解できないんでしょうね。
これらを差し引いても十分魅力的な作品だと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、斉藤朱夏さんの「パパパ」
エンディングテーマは、パンジー、ひまわり、コスモスによる「ハナコトバ」
エンディングの発売が12/25って遅くありませんか?
エンディングはまだちゃんと聴けていないので評価は止めておきたいと思います。
オープニングのノリは好きでしたよ。

1クール全12話の物語でした。
全体的に面白かったと思います。
後半登場したホースには登場キャラ同様に違和感を感じましたし…
唯一残念なのは幕の引き方でしょうか。
最終回のラストに「あともうちょっと続く」と言うのは、発売日未定のOVAの前振りだったんですよね?
これをOVAにしちゃいますか…というのが率直な感想です。
確かに「TVシリーズの完結編、ジョーロ(モブ)とホース(主人公)の決着を描くOVA」らしいので、気にもなりますし売上枚数もきっと伸びると思います。
でもできるなら気持ちの熱いうちに全13話として描き切って欲しかったのが本音です。
まぁ、後日発表される詳細に期待しましょう。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22

62.6 6 二重人格で学園なアニメランキング6位
ご愁傷さま二ノ宮くん(TVアニメ動画)

2007年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (410)
3044人が棚に入れました
世界各国を飛び回っている両親と放浪癖のある姉。4人家族なのに、なぜか丘にある大きな一軒家で一人暮らしをする高校生・二ノ宮峻護の元にとある兄妹が押しかけて来る。しかし、この2人には重大な秘密があった。兄・月村美樹彦はインキュバス、妹・月村真由はサキュバスと、他者から精気を得なければ生活出来ないという、とてつもなくやっかいな体質を持っていた。

声優・キャラクター
寺島拓篤、間島淳司、高垣彩陽、後藤邑子、門脇舞以、庄司宇芽香、松岡由貴、いのくちゆか、進藤尚美、平川大輔、千葉紗子、明坂聡美、近藤隆、保志総一朗、石上裕一、綱掛裕美、遊佐浩二
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ご馳走さま二ノ宮くん

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
と、言いたくなるようなw ラッキースケベにハーレム展開。

全編を通して、オススメできるほどのクオリティはどこにもないけど、観て損、という毒もありませんね。

エロ耐性があって、絵にこだわりがなくて、ドタバタラブコメ好きなら、そこそこ楽しめると思いますよ♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
1話目からパンツの嵐ですw 古いアニメなんで、絵はまあ期待しないでください。

ある日、不思議な女の子がやってきて、同居することに……というのは定番でも、その兄貴が一緒についてくるってのは、あんまりないかな。

序盤はエロ、中盤はギャグ、終盤はシリアス、という構成。

メインヒロインの月村真由は男性恐怖症ながらサキュバスの能力をもつ少女。無意識に男性を惹き付けるけれど、触ることで生気を吸いとってしまう。

主人公の二ノ宮峻護は、サキュバス能力に耐性をもつ、全方位へモテモテの少年。でも、キスとか直接的にエロをしてしまうと生気を吸いとられてしまう。

この2つの設定は、「真由が峻護に気を許す」「峻護がエロをし過ぎない」の2点において有効に働いていたと思う。

もう1人のヒロインの北条麗華は、生徒会長&お嬢様&ツンデレというテンプレ感満載な感じ。幼い頃に峻護と交わした約束(峻護は忘れている)を心の支えに……という、これまたお約束。

真由がドジっ娘属性だけで敵部隊を壊滅に追い込むとか、麗華がメイドとして虐げられていく展開は(麗華の良い人&小者感が出ていて)良かった。ヒロインがBL好きなんて、この時代のアニメでは、新しいのでは?

小林幸子とかミニスカポリスとか、ビリーズブートキャンプとか、エースをねらえとか、ネタが古いw 麗華の縦ロールって、そうやって作るんかいw

サブヒロイン達も濃ゆい。ショートカット&実は良い人の綾川日奈子。関西弁エロ眼鏡っ子の奥城いおり。やり過ぎメイド長の霧島しのぶ。

私は日奈子が好きだね。元気でイイヤツだった。ヒロインとしては、真由より麗華の方が目立ってたような気もする。ただ気になったのは、麗華の胸が回を追うごとに小さくなっていった点。オリジナルアニメじゃないんだから、その辺は計画的に作画しようよ、と思った。キャラデザの責任か?

最終回は、なんだかんだドタバタしている中でもしっかりまとめた感じ。まあ、まあまあのアニメだった(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ご愁傷様さま『ご愁傷さま二ノ宮くん』

タイトル通りです
作品自体がご愁傷さまなのかと。。
キャラデザは可愛らしいのですが、
主人公やヒロインたちを好きになれなかったのが痛いところです

とは言っても、つまらないとかではないです
ギャグは何気に笑えますしね
ギャグだけやってくれれば個人的には嬉しかったなと言うのが正直な感想です
妙な物語性無しで。。


設定は良かったのです
ヒロインの真由はサキュバス
フェロモン的なもので男性を無意識に引き寄せます
しかし彼女は男性恐怖症
くだらないけど面白そうと思えました

大まかな内容としては
彼女の男性恐怖症を克服するために、
フェロモン的なものが効きにくい主人公である二ノ宮峻護がパートナーとして過ごす日常(?)を描いたものです
そこにもう一人のヒロインが加わるかたちです
ここまでもまぁ面白いかな…?

コメディタッチなところは良かったと思います
ただ、ストーリー性、展開に違和感を感じました
それに、キャラに魅力を感じられなかったので、
露骨なエロ描写は受け付けられませんでした
好きなおにゃのこならサービスとして本っ当に有り難く受け取れるのですが…←


OP「ユビキリ」 歌ー月村真由(門脇舞以)/北条麗華(沢城みゆき)
ED「ふれふれっぽんぽん!」 歌ー月村真由(門脇舞以)/北条麗華(沢城みゆき)

両曲とも、可愛らしい曲でした



ちょっとマイナス気味に書いてしまいましたが、
実際は普通に面白かったです
ただ、私のなかでは普通より先にはいけませんでした
しつこいようですが、ストーリー性無しで笑いに徹してほしかったです

投稿 : 2024/06/01
♥ : 35

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

サキュバスと少し、普通の一般人よりも強い人の恋の話。

ストーリー

丘の上で姉と暮らしていた主人公の二ノ宮峻護でしたがいきなりある兄妹がやってきました。兄の月村美樹彦はインキュバスで、妹の月村真由はサキュバスでした。妹の真由は極度の男性嫌いでしたが、サキュバスの能力が自然に出してしまい、男性をひきつけてしまいます。けれど、サキュバスの能力は男性をひきつけるだけではなく、男性の生気を吸ってしまうので、その能力を極限まで抑えるの話です。
私の感想。

ラブコメのシーンがかなり面白かったです。恋の三角関係はかなり複雑だな~ っと思わしてくれました。三角関係がかなり多かったのですが、ヤンデレが見れなかったのがかなり良かったです。私的にはその所が最高でした。けれど、他のエキストラが少しウザかった所は残念でした。エキストラは少し、でる位がちょうど良いのです。

オープニング

「ユビキリ」
かなりかわいい曲でしたが、ネタバレ要素が多かったです。私的にはもっとネタバレをかばーする方が良いと思いました。

エンディング

「ふれふれっぽんぽん!」
かなりかわいい曲です。このエンディングだけを見たら、ハーレム作品に見えますが、この作品はそんな作品ではないです。けれど私的にはこの作品にはぴったりだとおもいました。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4

65.7 7 二重人格で学園なアニメランキング7位
ブラック★ロックシューター(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (968)
5175人が棚に入れました
中学校へ進学した黒衣マトは、同じクラスの小鳥遊ヨミと親しくなる。1年間を通じて友情を深めあった2人だったが、2年生になって違うクラスに分かれ、マトに友人が増え始めた頃から、2人は少しずつすれ違うようになっていく。ある日、ヨミが学校を欠席していることを気にかけたマトはメールや電話をしてみるが、一向に通じない。落ち込むマトの携帯に一通のメールが入るが、それはヨミからではなく母からのものだった。「小鳥遊さんが行方不明になり、警察が事情を聞きに来ている。すぐ帰ってきなさい」と…

同じ頃。この世界とは違うどこかの世界で、左目に青い炎を灯し、大型の砲を左腕に装着した謎の少女が、何者かと戦いを繰り広げていた。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

つないだ手と手、離れるとき

この作品は、2012年の冬アニメとして放送された作品です。
これまで他の作品の視聴にかまけて視聴を先延ばしにしてきましたが、2022年の春アニメに「ブラック★★ロックシューター DAWN FALL」が放送されることになりました。

このレビューを書いているのがゴールデンウイーク期間中なので、正しくはもう放送が始まっているのですが、いかにも前作の続編っぽいじゃないですか…
きっと、前作を見ずに視聴すると後悔すると思い、先日視聴したOVAに始まり急遽視聴することにしました。

実は、続編の前作未視聴という理由で、新作作品を録り貯めている作品が結構あるんですよね。
例えば、2022年の冬アニメで放送された「最遊記RELOAD -ZEROIN-」が私にとって該当する作品です。

テレビアニメ『幻想魔伝 最遊記』:全50話
テレビアニメ『最遊記RELOAD』:全25話
テレビアニメ『最遊記RELOAD GUNLOCK』:全26話
テレビアニメ『最遊記RELOAD BLAST』:全13話
これに加えて劇場版やOVAまで制作されているんです。
最新作を視聴するのに、100話以上視聴しなければならないと知り軽く心が折れましたね^^;
今は時間的に視聴は難しいですが、これだけ続編が制作されているのは面白いからだと思うんです。
いつか、時間を取って視聴したいと思っている作品の一つです。

話題が思い切り逸れてしまいました^^;

この作品には2つの世界があり、それらが同時並行的に動いています。
一つは「現実の世界」、そしてもう一つが「虚の世界」
公式サイトには、それぞれの世界に対するINTRODUCTIONが掲載されていました。


Introduction A「現実の世界」

春。散り始めた桜の下で、2人の少女が出会う。

ひとりは、黒衣マト
――天真爛漫な笑顔の裏に、
彼女自身すら気づいていない"想い"を抱えた少女。
そしてもうひとりは、小鳥遊ヨミ
――凛々しくも大人びた表情に、
誰にも打ち明けられない"秘密"を隠した少女。
時おり寂しげな顔を見せるヨミに、
マトはなぜか心かき乱される。
一方のヨミもまた、
くるくると変わるマトの表情に吸い寄せられていく。
まるで自分の欠けている部分を、
相手のなかに見出したように、
引き寄せられていく2人。
初めは遠慮がちに、
でもいつしかしっかりと握られた手と手。
運命の糸に導かれるように、
マトとヨミは"絆"を結ぶ。

だが、やがて明らかになる、ヨミの"秘密"。
そしてマトが胸の奥に秘めていた"想い"。
少女たちの心と心がぶつかりあい、
叫び声を上げ始めるとき。
そのとき、世界は変わり始める。
鋭く胸を刺す痛みとともに。
誰も予想していなかった姿へと……。


Introduction B「虚の世界」

虚の世界。崩れ落ちた廃墟で、2人の少女が斬り結ぶ。

ひとりは、
意思を秘めた瞳に青い炎を宿す少女
――ブラック★ロックシューター。
もうひとりは、
鮮やかな緑の閃光を身にまとい、自在に鎖を操る少女
――デッドマスター。
人知を越えたスピードで疾走し、
2人の少女は空中を飛び交う。
次々と繰り出される攻撃に、
まるで耐えかねたかのごとく大地は割れ、噴煙を上げる。
まるで自分の秘めた"想い"をぶつけるように、
交錯する2人。
運命の糸に導かれるように、
少女たちは戦いに没入する。

そんな2人の様子を、
不気味な笑みとともに見つめる謎の存在、
ブラックゴールドソー。
終わることのない戦いの終わり、
始まりのない世界の始まり。
答えのない謎かけのように、
煌いては消える火花。
そして世界は、永遠のなかに閉じ込められる。
全身を揺るがす鈍い悲しみとともに。
彼女はこう口にする。

「わたしは"ブラック★ロックシューター"」と。


ここまでが、公式HPのINTRODUCTIONになります。

まず、虚の世界でもバトルシーンの迫力と躍動感が半端ありません。
正直とても10年前の作品とは思えないクオリティの高さなんです。

…と思ったら、バトルシーンは3DCGで描かれていたんですね。
何でもこれが「サンジゲン」さん初の制作元請けの作品なんだとか…
現実世界がセル画で、虚の世界が3DCGで描かれるというギャップも作品のインパクトに功を奏していたのではないでしょうか。

一方、物語の方はOVA版より相当深掘りされています。
人間の承認欲求、友情、絆といった心に痛みを感じるところをグイグイ抉ってくる感じ…
きっと物語自体はフィクションですが、自らの心の痛みは自分で背負わなきゃいけない、という当たり前の現実に通じる部分があるからだと思いました。

オープニングテーマは、supercell feat. 初音ミクによる「ブラック★ロックシューター」
エンディングテーマは、supercellさんによる「僕らのあしあと」
「ブラック★ロックシューター」は久しぶりに聞きましたが、やっぱり良きですね^^

1クール全8話の物語でした。
この尺の長さも珍しいと思いますが、ラストまで視聴してようやく現在続編が放送されているかが理解できました。
「ブラック★ロックシューター」自身の物語は終わっていなかったんですね。

これでようやく新作「ブラック★★ロックシューター DAWN FALL」を視聴することができます。
気持ちの熱いうちに早速視聴したいと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ブラックロックシューター 逃避と再生の物語

イラストレーターのhuke氏が姿を与え、ryo氏と初音ミクが心を与えたキャラクター"ブラックロックシューター"から生まれたアニメ。脚本は鬱物語の脚本に定評のある?岡田麿里さん。

本作に先立ってOVA版が2009年に公開されており、こちらは2012年の製作のノイタミナ枠のテレビ版。いずれも視聴しましたが、それぞれ独立した物語の趣があるものの、テレビ版がOVAの物語を補完する役割を担っている様にも見えるので、視聴する順番をあえて決めるとしたら、やはり公開順通りOVA→TVと観た方が良い様に思えます。私は逆順に観てしまいましたのでOVA版の方をあまり楽しめませんでした(汗)

少女達の友情とも恋愛ともつかぬ傷つきやすい感情とともに、逃避と再生の物語を「現実」と「虚の世界」、二つの世界を通して描きます。

登場キャラは何事にも前向きで真剣な中学生の主人公のマト、マトの幼馴染で優しさに満ちたユウ、静かで大人びた雰囲気の帰国子女のヨミ、ワガママイジワル少女のカガリ、明るく元気、乙女な心のこはっち先輩、そしてミステリアスなさやちゃん先生。主に以上の6人。他に「虚の世界」の住人が何人か登場します。

「虚の世界」におけるバトル描写は圧巻ですが、心象世界に限り無く近い世界を表現するために、血で血を洗う戦いを前面に押し出すのは若干の強引さを感じました。ただブラックロックシューターを動かしたかっただけなんじゃないかという気も‥。後半に描かれる戦いから外れた表現については好感が持てましたが、終始無言で戦っているばかりの印象があるので全体的に観るとやはりバトル偏重の表現が気になりました。

現実世界について、この物語で描かれる様に、男子でも女子でも、体が成長し切って性差が顕著に表れるまでの時代は、恋愛の対象が同性だったり異性だったりする事は珍しくないと思います。友情という言葉で繕われてはいますが、好意を寄せる相手にとって自分が一番でありたいという気持ちや、優しさを惜しみなく謙譲したい気持ち、身を粉にしても守りたいと思う気持ち‥こういうのは必ずしも異性に向けられたものではなかったと私自身は記憶しています。成長して、自分の肉体を段々好ましくないものと思い始めると、だいたいの人の場合は、好意の対象を自然と異性に移していくものですが、その当たり前の流れをものともせずに、精神的な繋がりを求めて大人に至るまで同性、異性、係わり無く、恋愛の対象と出来る人も少なからずいるのも事実です。

おと子供達がこういったゆりゆりした物語に感動させられてしまうのは性別を好ましい形に置き換えて、少年時代に同性に抱いていた、懐かしい恋愛に似た思慕の情を思い起こさせ、郷愁に浸る気持ちで感動出来てしまうからなのかも知れません。

女の子達がBLについつい思いを馳せてしまうのも多分同様の理由で、自分自身の性別についてまだ明確な認識の無かった子供時代に同性に対して抱いていた恋慕の情を、そのままの形ではなく、やはり男性という好ましい形に逆転させて、思い出を懐かしむ様な気持ちで愛でてしまいたくなるのが原因ではないかと私は思っています。

OPテーマ「ブラック★ロックシューター」について、ボーカロイド「初音ミク」による歌声は、人によるものとは情感の表現において明らかに劣っていますが、心の無いものから発せられる声は何故か物悲しく哀れみを帯びていて感情を揺さぶられてしまいます。ボカロの声にあまり好意的で無い人がいる事はわたしも知っていますが、この曲と「初音ミクの消失」だけは、これを機会に多くの人に聴いてみて欲しい曲だと思ってます。アンドロイドの悲しみに滅法弱いわたしはあれを聴いた時、泣いてしまいました。

EDテーマ「僕らのあしあと」こちらを情感たっぷりに歌い上げるのは当時ryo氏を中心とした音楽ユニット「supercell」のゲストボーカルとして参加されていたこゑださん。当時のryo、huke、両氏の心情を如実に表している様でもあり、味わい深いものがあります。

最後まで観終えて(!以下ネタバレがあります。視聴後にお読み下さい)
{netabare}
後半さやちゃん先生の目的が明らかになりますが、大切な友達を守るためとは言え、むしろ罪滅ぼしのつもりで、何の関係も無い純朴で優しい子供たちの心を次々と傷付けていく行為には、憤りが湧いてくる気持ちもありましたが、物語の荒の様なものも感ぜられました。マトもヨミもカガリもこはっち先輩もかわいそ過ぎる‥。もし現実にこんな事あったら、修正出来ないほど悲惨な事態になる事の方が多いのではと思います。もっとも、それが修正出来てしまうのが奇跡も魔法もあるファンタジーの良いところなのですが‥(笑)

憎しみや悲しみ、愛情や嫉妬を乗り越えて辿り着いた大団円には深い安堵感を覚えました。でも、苦悩にまみれて傷つき、嘘で繕い欺いた過去のもう一人の自分の姿をしっかりと見据えて、自分自身を好きになり、全き者となるなんて、大人だってそうそう出来るわけではありません。少女達の2つの世界での戦いは、まだまだ続きそうな予感がします。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

1曲の歌から作られた「心のつながり」を扱った物語。十分な出来じゃないか!

OVA視聴済み。

「ブラック★ロックシューター」というボーカロイドの曲から作られた物語です。

主人公の黒衣マト(くろいまと)は、中学生活を始めたが、同じクラスの小鳥遊ヨミ(たかなしよみ)と親しくなることで、周囲の環境が変化していく。
その頃、どこか別の世界ではブラック★ロックシューターが何者かと戦い続けていた。
通常世界のキャラクターと、精神世界のキャラクターが密接にリンクするストーリー。


十分な出来じゃないか!

迫力のあるキャラクターの動き、色鮮やかな世界、スピード感あふれるアクション。
映像作品としてだけでも楽しめました。

ただ、精神世界での戦いと日常の作画に差がありすぎたのがちょっと残念。

設定に関していえば、世界観の説明不足があります。
しかし、何でもかんでも説明し尽くしてしまうと、キャラクターの行動に矛盾が生じたり、ご都合主義な展開が目立ってしまうんですよね。
世界観を小出しにしていったのは、プラスに働いたと思います。

そして、要所要所に歌詞と全く同じセリフが出てくるのも、忘れちゃいけないポイントです。
視聴前に歌詞を見ておくといいかもしれません。
内容、セリフともに歌詞と上手に繋がっています。

たった1曲の歌から作られたアニメとしては、ストーリーも演出も満足のいく仕上がり。


テーマは「心のつながり」です。
人間はそれぞれ自分の「色」を持っている。
しかし、他人と触れ合うことでその色は混じり合い、やがて濁ってしまう。
そんな真理を「コトリトリ」という本のエピソードを通して表現しています。

また、中学生という多感な時期の少女の心。
ちょっとしたことで、心が大きく傷ついてしまいます。
それが、異世界での激しく、そして痛々しい戦いとして描かれています。


みなさんのレビューを読むと、「意味が分からない」という意見が多いようですね。
世界観が明らかになるのは後半ですし、前半は抽象的な表現を使っているので、流し見していると、たしかに意味が分からないと思います。

↓分からなかった方はこちら(私の解釈です)↓
{netabare}
心が傷つくたび、その傷を異世界の自分が、肉体的ダメージとして代わりに引受けてくれる。
そして、異世界の自分が死んでしまえば、その傷は綺麗さっぱりなくなってしまう。
その影響は現実世界にも及び、「忘却」という形で心の奥底にしまいこまれてしまう。

他人や自分が傷つく(他の色に染まる)のを怖れ、心を開くことなく暮らしてきた黒衣マト。
おかげで彼女の分身であるブラック★ロックシューターは、力を隠し、常に戦い続けています。

一方、現実世界での苦しみに耐えきれず、精神世界のストレングスと役割を交換した神足ユウ(こうたりゆう)。
ここから、現実世界と精神世界は互いに行き来できることが分かります。

そして、この二人の立場から、心のつながりによって生じる「痛み」をどう扱うか描いています。
心の痛みの原因を作らないようにするのか、心の痛みから逃げるのか。

自分のせいでヨミがおかしくなってしまったと思ったマトは、現実世界にいたユウ(=実はストレングス)の力によって、精神世界に行くことになります。
しかし、それがブラック★ロックシューターの本当の力を目覚めさせてしまうことに……。


コトリトリのエピソードにあるように、人間の持つ色は、混じり合うとどんどん濁ってしまいます。
しかし、そうしないと人間は繋がっていけないものです。

異世界での戦い、そして、ストレングスやサヤ先生の呼びかけの中、人間は傷つけ合わないと、本当の意味で繋がっていけないことを知ったマト。
彼女は、自分を傷つけ、人を傷つけ、そうやって繋がっていく方法を選択……つまり、心を開き、世界の壁を壊すことを決意しました。

そして、最後に放った光は七色に輝き、真っ白な世界を作り上げました。
その時に混じり合った色は、絵の具の色ではなく、光の色だったのかもしれません。

すべてが終わり、精神世界にいたマトもユウも現実世界に戻ってきました。
この後も、精神世界での戦いは続くでしょうが、それはお互いがいがみ合っているからではなく、そうしないと人は繋がっていけないから。
好きだからこそ、傷つけあい、本当の友情をはぐくんでいく。
そうやって、彼女たちは大人になっていく、という物語です。
{/netabare}

8話という短さですが、内容は濃いです。
もっともっと評価されてもいい作品だと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 44

67.0 8 二重人格で学園なアニメランキング8位
遊戯王デュエルモンスターズGX(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (198)
929人が棚に入れました
主人公・遊城十代(ゆうき・じゅうだい)は、デュエル・アカデミア実技試験会場に向かう途中で伝説のデュエリスト・武藤遊戯と出会う。
彼から「ハネクリボー」のカードを譲り受けたことから強い憧れを抱いていく。彼の様なデュエリストになるために、E・HERO(エレメンタルヒーロー)を駆使しながらデュエルを繰り広げる。

声優・キャラクター
KENN、小林沙苗、鈴木真仁、松野太紀、石田彰、下崎紘史、清水宏、龍田直樹
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

GX楽しかったなあ

アニメ遊戯王シリーズ2作目。
2004年10月から2008年3月まで放送。全180話。
ハネクリボーが可愛すぎたw

リアルタイムで一部視聴しており、何年か経ってから全話視聴しました。それももうだいぶ前になってしまいますが。

1年だけの予定で始まったためか最初の設定もかなりシンプルで、予算もそれほど潤沢でないことも作画からわかります。でも私は好き。
遊戯王シリーズらしく、個性の強いキャラクターたち、デュエルありきのストーリー、熱血かつカオスな展開がある意味見物で、良い話もあればシュールな話もあって、良くも悪くもバラエティに富んでいます。
そういうのを突っ込みながら見るのが好きな人にはオススメできるかもw

1話完結が多く毎回のデュエルもスピーディーに展開し、カードゲームに詳しくない私にも見やすい構成でした。

{netabare}
まあね、いきなり3期で鬱展開に突入したり、スペースザウルスとか、俺とユベルの魂を融合とか、なんかもう色々訳がわからないし突っ込み出したらキリないしw
一年目でメインにいたはずのキャラクターが一時期本当に消えていたりとか、異世界で行方不明になったキャラ放置とか、良いのかこれ…?みたいな所も多いんですけどもw

あんなハチャメチャな展開や鬱を挟んで、それを糧にしたキャラクターの高校三年間の「成長」と、「それでもやっぱりデュエルは楽しい」というテーマが一貫していたと感じられるのが凄いなと。

「デュエルが誰とでも楽しいわけじゃないことを知った。時に重大な責任が伴うことも知った。それを引き受ける覚悟を持つのが大人になるということで、でも忘れちゃいけないことがある」
十代のこの言葉は本作で一貫したことを端的に捉えています。

エドが割と早くからこの視点を持ってプロやってた気がする。エドは基本大人として描写されていて、4期で万丈目にプロのなんたるかを教えたのもエド。「デュエルの力を信じないのならデュエル番組なんかやめろ!」「今はお前を支えてくれた人たちに応えてやれ」とか、名台詞でした。製作側の考えとして「大人はどうあるべきか」はきっと変わってないんですね。

1年目から全部好きですが、印象的なのはそれまでの展開を総括して纏め上げた4年目でした。
1期メンバーはリアルの視聴者の目線に近く、社会へ出て行くことの不安や恐怖は共感しやすい部分でした。ラスボスのダークネスをその不安感の象徴として描いたのは、学園ものの幕を閉じるのに相応しい展開だったと思います。

今回、遊戯とのラストデュエルを見直してみたのですが、クロス要素として本当によくできていますね。尊敬する先達からの激励ってイイよね!
遊戯も十代も株を落とすような描写は皆無。デュエルでも二人の象徴的なカードはほぼ登場したんじゃないかな。モンスターだけでなく魔法・罠も記憶に鮮明なものは出揃っていたと思います。個人的には超融合が燃えました。
決着をつけなかったのは製作側の配慮でもあったと思いますが、何よりも勝敗が決まらないからこそのロマンだなあと思ってますw
そして最後の「ガッチャ!楽しいデュエルだったぜ」が最高でした。


余談ですけど、個人的には作画班の成長ぶりも結構楽しかったですね。
何かと批判されがちな韓国作画なんですけど、三年半の放映で順調に上手くなっていって、三年目頃には手の早いスタッフと上手いスタッフで安定した4班くらいのローテーションを組んでいたのを良く覚えています。
欲を言えば日本作画で見たいと思ったこともあるのですが、ここで育った作画スタッフにはそれ以降のシリーズで活躍している人もいて、それも結果としては良いことだったのかなと。
本当に余談なんですけどw
{/netabare}(2017.5.29)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

前作よりも明るい雰囲気でこっちの方が好きかな?

アニメ作品『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』の世界観を継承した『遊☆戯☆王』の新シリーズですね
原作漫画『遊☆戯☆王』の連載終了後に
制作された完全オリジナル作品である

主人公は原作の武藤遊戯から遊城十代に変更、
基本設定も一新された。
ただし舞台は『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』と
同世界であり、前作の登場人物も数名登場している。

あらすじ
主人公・遊城十代(ゆうき・じゅうだい)は、
デュエル・アカデミア実技試験会場に向かう途中で
伝説のデュエリスト・武藤遊戯と出会う。
彼から「ハネクリボー」のカードを譲り受けたことから
強い憧れを抱いていく。
彼の様なデュエリストになるために、
E・HERO(エレメンタルヒーロー)を駆使しながら
デュエルを繰り広げる。

本作は、孤島に設立された寄宿制のデュエリスト養成学校デュエル・アカデミアという学園を舞台に、
学生達が一流のデュエリスト目指して
切磋琢磨していく物語である。



前作の遊戯王に比べ
前半はコメディ要素が強めで明るい感じですね
後半になってくると結構重い展開が増えますけど

あと実際の遊戯王の環境じゃ弱く見えるカードでも
このアニメはそんな弱カードでも強く魅せてくれるような
シチュエーションが多々あるので
デュエルを見るのが楽しかった

前作は一戦一戦、プレイヤーが互いの主義主張を
デュエルを通して訴える為、
話数が結構かかっていたのですが、
今回はそういったケースがボス級相手の時のみで、
大体が普通にデュエルをするだけ(敵役が相手でもそう)
なので基本的に一話完結か前後編しかありません。

なので、様々なデッキを観ることができ、
これはカード初心者、そうでない人にとっても
嬉しいものだと思います。
初心者にとっては、凄いコンボよりも、
単純に凄いカードの方が胸躍るものなので

主人公『遊城十代』は、
最初は純真に遊びを楽しむ子供として描かれていたが、
多くのライバルと出会い、責任を知り、絶望しながらも、
最後には立ち直り、最後は忘れた純真を取り戻す・・・。
というまさに成長物語の王道を行くような
ストーリーで好きだったな

キャラも前作に負けず劣らず個性的ですね
もちろん前作のキャラも好きですが
今作の方が好きかな
特に女性キャラが好きだった

前作よりも声優も豪華になったな
個人的には前作の遊戯王も好きなんだが
こっちの方が思い入れが強くて好きだな

まだ遊戯王のシリーズは続いてるんですが
僕が全話見た遊戯王はGXまでなので
遊戯王シリーズのレビューもここで
一旦終わらせておこうかと思う

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23

やる気梨 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

遊戯王シリーズで1番好きかも

あらすじ

主人公・遊城十代(ゆうき・じゅうだい)は、
デュエル・アカデミア実技試験会場に向かう途中で
伝説のデュエリスト・武藤遊戯と出会う。

彼から「ハネクリボー」のカードを
譲り受けたことから
強い憧れを抱いていく。

彼の様なデュエリストになるために、
E・HERO(エレメンタルヒーロー)を
駆使しながらデュエルを繰り広げる。

本作は、孤島に設立された
寄宿制のデュエリスト養成学校
デュエル・アカデミアという学園を舞台に、
学生達が一流のデュエリスト目指して
切磋琢磨していく物語である。


※wiki引用



感想


前作の遊戯王に比べると、
前半はコメディ要素が強めで明るい感じ。
後半になってくると結構重い展開が
増えるんだけどね…。
そこの落差が評価の分かれるところ
なのかなぁ?って思う。

GXは主人公の遊城十代は、
E・HERO(エレメンタルヒーロー)というものを
メインで使ってるわけだが、
現実で十代のデッキ再現して戦うと分かるが
めちゃくちゃ弱い…。

(今だと強いの色々出てるけど、
当時の初期は弱かった。)

でも、そんな弱いカードでも、
強く魅せてくれるような
演出が多く見ててワクワクする。


あと前作と違うのは、
基本1話完結のデュエルが多く見やすい点だろうか。

前作は数話掛かる戦いが多く、
そういうのが苦手な人は
こっちのが合ってるのかなとは思う。

でも、一回のデュエルの内容が薄いということもなく、
様々なデッキや、戦い方を見ることが出来て楽しい。


ストーリーも、
思ったより深くて良かったかと思う。

純粋に楽しむ少年から、
挫折や、苦悩を乗り越え
最終的に成長していく姿なんかは
王道で良いと思ったね。


キャラも前作に負けず劣らず
個性的なのも良い!

もちろん前作のキャラも好きですが
今作の方が好きかな。
特に女性キャラが可愛い娘多くて好きだった。
嫉妬した明日香さん可愛いです…。


個人的には、
当時も見てたことや、
カード買ってたから、
思い出補正かかってると思うけど、
前作より思い入れ強くてこっちの方が好きですね。


まだ、遊戯王のシリーズは続いてるんですが
僕が全話見た遊戯王は現在GXまでなので、
いずれ5D'sなんかも見たいですね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20
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