仲良しアニメ映画ランキング 9

あにこれの全ユーザーがアニメ映画の仲良し成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月03日の時点で一番の仲良しアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

91.6 1 仲良しアニメランキング1位
映画けいおん!(アニメ映画)

2011年12月3日
★★★★★ 4.3 (3041)
15413人が棚に入れました
「放課後リターンズ!」「けいおん!」は、いつでも進行形!!あの大人気TVシリーズが遂に映画化!TVシリーズでは描かれなかった、桜が丘高校在学中の軽音部5人の繰り広げるゆるやか部活ライフを描く。卒業を控えた軽音部3年生 唯、澪、律、紬の4人は、いつもどおり部室でお茶したり、バンドの方向性を話し合ったり?とゆるやかな時間を送っていた。そんなある日、教室で同級生たちが「卒業旅行」を企画していることを知り、唯たちも卒業旅行に行こうということになる。そのことを聞いた梓も参加することになり、各自、候補地の希望を出す中、くじ引きの 結果「ロンドン」へ行くことに決定!ガイドブック等旅行の準備をしながら、各自、ロンドンへの思いをはせる。

声優・キャラクター
豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子、竹達彩奈、真田アサミ、米澤円、藤東知夏、永田依子

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ファンには嬉しい大満足の劇場版でした( *・ω・)ノ

■けいおん!!!3期を期待せずにはいられなくなっちゃいますね‥…━━ *  m(゚▽゚* ) ホシニネガイヲ・・・
まさか、生まれて初めて公開初日に映画を観に行くことになるなんて思ってもいなかったです!
それだけ期待もしてたし、好きな作品のひとつだったんですよね(^ー^* )フフ♪
そしていざ劇場へ||ヽ(*゚▽゚*)ノミ|Ю ワタシノセキハドコ♪
上映時間116分・・・「けいおん!」らしさがたっぷり詰まったあっという間の至福の時間でした
♪⌒ヽ(*゚O゚)ノ
 
劇場版でも、監督に山田尚子さん、脚本に吉田玲子さん、キャラデザに堀口悠紀子さんといった主要どころが女性スタッフ中心に制作されているので、キャラのちょっとした行動や仕草、思考や感性が等身大の女子高生として描かれているところは相変らずでとっても好感がもてました。
それと劇場版「けいおん!」の予告PVでも知らされていたように、卒業旅行で海外へ行く事になるのですけど、ちゃんと海外でも彼女達の「らしさ」が生かされているので、なんだかとっても安心しちゃましたw
それと京都アニメーションの安定感抜群な作画は「これぞプロの仕事」って感じで改めて感心させられちゃいました(゚∇^d) グッ!!

劇場版「けいおん!」はTVシリーズで培ってきた良いところを、背伸びさせずにそのまま詰め込みましたって印象なのです。
TVシリーズの延長線上で違和感なく楽しむ事ができるので、ティータイムに紅茶を飲んで
C=(^◇^ ; ホッ!っとするような感覚にさせてくれました♪
いつもでもどこでも変わらない「け」「い」「お」「ん」「ぶ」が観られるのが劇場版「けいおん!」の良い所なのでしょうね(*゚▽゚)ノ
けいおんファンにとって劇場版「けいおん!」は間違いなく大成功といえる作品だとおもいます!
まだ「けいおん!」を観たことないっていう方は是非TVアニメシリーズを観てから視聴することをお薦めします♪

アタシσ(゚-^*)にとって色々懐かしい気持ちにさせてくれるのが「けいおん!」って作品なので文句なしで観て良かったです(*^o^*)
学生時代の友達との思い出、バンド仲間との時間、海外で知り合いにバッタリ会ったときの感動などなどw
家に帰った後に愛用の楽器たちと戯れたことは言うまでもありません《《《《♪♪(*´▽`*)ノ゛

そういえば、漫画は唯ちゃん達の卒業組みとあずにゃん達の高校生組みが並行してそれぞれ連載中なのでアニメ化を否応なしで期待せずにはいられないですよね♪
また新しい「けいおん」と出逢えることを楽しみにしてます☆⌒ヽ(*'、^*)

2011.12.04・第一の手記

投稿 : 2024/04/27
♥ : 80
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

けいおんシリーズの魅力が詰まってる。元気のないときに見ようc(-。-,,)c)~

原作未読。
けいおん1期、2期ともに視聴済み。

1期レビュー→ http://www.anikore.jp/review/408583
2期レビュー→ http://www.anikore.jp/review/413114

劇場版は時系列でいうと、けいおん2期の終盤間際、23~24話の辺りです。
どのようにして24話につながったのか、裏話が描かれています。
視聴後、もう一度、けいおん2期の終盤を見直したくなりました。


けいおんは「日常の中にある楽しさ」がテーマだと考えています。
その日常の中で、「山」となるイベントが含まれています。
その中でも最も大きいであろう山が丁寧に描かれています。

イベントですから、正確には日常ではなく非日常です。
しかし、日常の延長線上にある「ちょっと大きな日常」といってもいいくらい、自然なキャラクターの姿が表現されています。
キャラクターの細かいしぐさ、テーブルの上に置かれた小物、背景のいたずら書き。
そんなさりげない描写ですら、楽しい日常を感じさせてくれます。

「ああ、またボケやツッコミをしながら壁に落書したんだろうなぁ」
「今日あったことをぐだぐだ話しながらお菓子の包み紙で遊んだんだろうなぁ」

なーんて想像してしまいます。

みんなの仲の良さが伝わってきます。
本当に楽しそうです。
こちらまで楽しくなってきます。
何ていえばいいんでしょう。
ペットのしぐさに癒やされる感じでしょうか?
{netabare}あずきゃっとc(-。-,,)c)~{/netabare}

日常の枠をギリギリこえない、楽しさがテーマの物語。
そして、感動も忘れていません。

「けいおんシリーズの魅力とはこういうものだ!」とうまく伝わった作品だと思います。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 93

VAЯOSH さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

一度は観るべし。時間があるなら二度観るべし。

最近のアニメで名作と言えばこの「けいおん!」は
必ずと言っていいほどノミネートするでしょう☆

そこまで人気や期待、たくさんの視聴者や興味を持つ人々。
今となっては、大幅な年齢層の人々がこの「けいおん」を
一度は耳にしたことがあるであろう...

さてさて、本題の劇場版についての感想ですが
僕はこの作品を時間がなくて一度しか視聴することが
出来ませんでしたが、、、簡潔にすごく笑えました!!

その笑いには元気をくれる。力をくれる。
そんな笑いを与えてくれました。

舞台は高校の卒業旅行としてロンドンへ行くstoryとなっています!!(。・ω・。)
唯ちゃん、りっちゃんは始まってそうそうから
暴走してくれましたwwww
いきなり劇場内から「wwwwwwwwwwwwwwwwwww」の声が(笑)

また、この映画の見やすさとしましては
初めて「けいおん!」を観る方でも普通に楽しめます。
というのは、いきなり映画を観て「え??なんだこの話。」
というようにTV放送を観てないと内容が掴めない。
といった事がないんですねコレが☆(ゝω・)v

それに加えて、TV放送を観てきた方も今回は卒業旅行ということでTV放送の話の続編という形になっておりますので
今まで観てきた方にももちろんお楽しみ頂ける作品となっております!!

現代のアニメ業界において、なくてはならない作品だと思います( ´∀`)bグッ!
なので是非とも皆さん、観たことない方は一度観るべし。
観たことある人も、もう一度観る価値はあります。
「けいおん!」を楽しんでください☆

投稿 : 2024/04/27
♥ : 14

75.0 2 仲良しアニメランキング2位
劇場版 マクロスF[フロンティア] 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~(アニメ映画)

2009年11月21日
★★★★★ 4.1 (746)
4448人が棚に入れました
西暦2059年、パイロットを目指す少年、早乙女アルトが、新天地に向かって進む銀河移民船団のマクロス・フロンティアにいた。ある日、銀河頂点の歌姫、シェリル・ノームのコンサートツアーが船団へやって来ることになり、アルトは彼女にあこがれるランカ・リーとともに会場に行くが、突如、重機甲生命体バジュラの奇襲を受ける。

声優・キャラクター
中村悠一、遠藤綾、中島愛、小西克幸、神谷浩史、福山潤、豊口めぐみ、保志総一朗、三宅健太、小林沙苗、井上喜久子、杉田智和

だんちょー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

私の歌を聞けぇ~!

劇場版2部作の1作目。

TV版とは大幅に設定が異なり、ただの再編集ではないためTV版を見た方でも楽しめます。

ただし序盤のほうは概ねTV版と同じような流れで進んでいくのでTV版を見た方はちょっと我慢して見て欲しい。

タイトルの『虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~』の意味を考えながら見てみるといいかも。

この1作目はシェリルメインなのでしょうか。劇場版での新曲もかなりいいので是非聴いてみていただきたい^^

2作目『サヨナラノツバサ』のBD&DVDも発売されたので一気に見るなら今?

投稿 : 2024/04/27
♥ : 14

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

マクロスFの濃縮版(前編)

マクロスフロンティアの劇場版です。
ストーリーはテレビ版とは異質。
愛・おぼえていますかと同様、マクロス正史ではないかも。

劇場版だけあって、圧倒的な映像美と歌。
シェリルの迫力ある歌唱力が群を抜いていました。
戦闘と歌が並走する長シーンは圧巻です。
鳥肌が立ちました。

ストーリーは直情的。
伏線をバラマキまくりです。
サヨナラノツバサで謎解きかな。

シェリルかランカかと問われれば、私はやっぱりシェリルですね。
自由奔放、ややツンデレ入りなんて、超私好みです。
彼女、歌にかける情熱がほとばしっています。
プロフェッショナルですね。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 30

kaz-zun さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

拉致

極度のロボット嫌いの為、
テレビアニメも7話目くらいで挫折したマクロスF。
当然この劇場版も見に行く気は全くなかった・・・


が、友人に半ば拉致気味に強引に連れていかれて見たのがこのイツワリノウタヒメ。
(オゴリだったから全然いいけどw)


うわっw
おもしれ~!!
相変わらず菅野よう子の歌は神掛ってるし。
背景や迫力の戦闘シーンも物凄く丁寧に描かれている。


あっと言う間に120分見終えてひたすら満足気な私。
その横で不満爆発な友人www


『TV版と変わらん』とグチってました。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

64.8 3 仲良しアニメランキング3位
崖の上のポニョ(アニメ映画)

2008年7月19日
★★★★☆ 3.5 (648)
3078人が棚に入れました
海沿いの街を舞台に、「人間になりたい」と願うさかなの子・ポニョと5歳児の少年・宗介の物語である。

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なんだよ、よかったよ

 いろいろと評価のわかれる作品ではあるが、私はだいぶ気に入った。

 作画のすばらしさがとんでもない水準に達しているのはもちろんだし、すべての複雑なプロットをいさぎよく放棄したシナリオも、…なんだかんだでよかった。

 リアリティの水準の保ちかたが、観客の「鑑賞」の仕方そのものを選ぶような、わけのわからない構造になっているという気もしたが、そこを自覚的に見ることができれば大丈夫なんじゃないのかしら。

 狂人、宮崎駿の何かが結集している感じでよかったですよ。ほんと。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 8
ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

擁護派です!(既視聴向け)

 3回目かな。100分くらい。
 私にとってはかなり好きな作品なんですが、一般的には酷評されているようですね。ちょっと悲しい…。擁護派の立場から、「ポニョ」のストーリーをまとめていきたいと思います。
 想定外に長くなってしまったので、お暇なときにでもどうぞ。


なんで分かりづらい?:{netabare}
 「ポニョ」は子供向けというイメージが先行しすぎて、「トトロ」と同じカテゴリーに置いている人も多いと思うんですが、それはあくまでも視聴年齢という枠組みにおいてだけ成立するものだと思います。
 「ポニョ」は、表向きは「魚が人間になる話」なんですけど、後半のほとんどの時間は「魔法による世界の変革」に費やされていますよね。つまり、世界の変革に触れる作品、というのが本質なんだと思います。この視点で見ると、「トトロ」よりも「ナウシカ」や「もののけ姫」の系譜に連なるものだと思います(詳細は後述)。

 子供は表向きの話を見ていればいいのですが、それ以外の人は当然世界に何が起こっているのかを探ります。ですが、ここの分かりづらさに「ポニョ」が酷評される原因の一端があるように思えます。具体的には、世界の変革に対する主人公たちの振る舞いです。

 ナウシカやアシタカは、その世界の変革に際して、自身の立ち位置を明確にしていますよね。ナウシカは命を賛美し、アシタカは曇りなき眼を標榜します。これが世界の変革と呼応して物語が展開していきます。つまり、主人公たちの行動と世界の動きが連動するので、話が分かりやすい。

 ですが、ポニョやソウスケは、ナウシカやアシタカと異なり、その変革に対するスタンスを明らかにしません。二人の目的は、「会いたい」「守りたい」と局所的なのです。ポニョの無自覚な魔法により世界が混乱しているにも係らず、彼らは傍観者にすらならないんです。世界の変革に多くの時間を割きながら、主人公たちを見ていても、変革の方向性は一向に分からない。
 「ポニョ」において、その行く末を思案しているのは大人たちです。フジモトやグランマンマーレやリサですね。ですが、彼らの不安や確信は、その中身までは明らかにされません。つまり、大人たちを追っても世界の行く末を察することは出来ないんです。挙句に、その行く末をポニョやソウスケに託してしまうから、ますます分からなくなってしまう。

 結局のところ、登場人物たちは何も語ってはくれないんです。セリフに映像を併せて考えるしか解決策がない。セリフに気を取られて映像解釈をおろそかにすると、「ポニョ」の話は分からん、となってしまうんだと思います。

 ちなみに、世界の変革に対して主人公のスタンスが明らかにされない作品が、「ポニョ」以外にもう一つあります。それは「ポニョ」の次作である「風立ちぬ」。戦争という変革に際して、二郎は世界がどうなるかなんて気にもしません。ただただ美しいものを愛でていたいだけ。世界の行く末を思案する大人たちの存在すら希薄になっています。
 「風立ちぬ」は、世界の変革よりも人物描写が主題になっているんですが、人物描写自体が映像描写の中に隠れてしまいます。「ポニョ」と同じくセリフばかりを追っていると、分からん、となってしまう作品でした。

 ちなみに、映像的な描写自体は過去作からずっとあったものです。ただ、主人公と連動しないために、見過ごすと分からないレベルになってしまったのが、この「ポニョ」と「風立ちぬ」なんだと思います。どちらも分かりづらいために賛否両論になってしまいました。
 このような主人公の特殊なスタンスは、この2作品独自のものだと思います。一歩引いた主人公が二作連続で作られていますので、宮崎駿監督のスタンス自体が変わっていったと考えるのが良さそうですね。
{/netabare}

ポニョ(金魚?人面魚?):{netabare}
 ポニョは明らかに金魚には見えないのですが、金魚であると言われ続けます。で、こちらが金魚であることをしぶしぶ受け入れると、途端に「人面魚!」と言われてしまいます。あまりの衝撃に「ファンタジーじゃないの!?」と思ってしまうのではないでしょうか。

 ただ、ここはあまり深く考えなくてもいいのです。ファンタジー要素を受け入れる側と受け入れない側が、作中にも存在することを描いていただけです。簡単に言うと、魔女宅の魔法と同じです。田舎では受け入れられて、都会では受け入れられない。このギャップが、地理的な部分に属するのではなく、個人に属しているのが「ポニョ」の世界です。

 ポニョが金魚であることを受け入れた人々は、グランマンマーレをも受け入れています。受け入れなかったトキは、グランマンマーレをも受け入れません。これらの対比が存在することが伝われば、とりあえずは問題のないところです。トキの特殊性が伝わればなお良し、くらいのものです。
{/netabare}

ポニョの世界観(三段階の構造):{netabare}
 この作品は、セオリー通りに世界観の説明から始まっています。
 先入観としては、海と陸で対比があるのかな、と考えると思います。海のシーンはCMでもお馴染みでしたし、タイトルは「崖の上」のポニョですからね。海(特に夜の海)というのは、彼岸というか死の世界というか、ここではない世界の象徴にも使われますから、海と陸の対比という先入観を持ってしまう。これ自体の否定はされていないんですが、若干の修正がオープニングで行われます。

 オープニングで描かれているのは、次の構造です。
 ポニョたちの領域である深海、ゴミのある浅瀬、人の領域である陸地。
 陸地の先にある崖の上まで含めると四段階の構造なんですが、とりあえずは三段階で話を進めます。浅瀬は海の側に入れたくもなりますが、ゴミにまみれた人に浸食された部分ですから、中間的な領域としてどちらにも含めないのが正しいように思います。
 で、この構造というのは、他の宮崎駿作品で既に使われているものです。それは「ナウシカ」。
 自然の領域である腐海の深層、毒のある腐海の表層、人の領域である陸地。

 「ポニョ」と「ナウシカ」のどちらも、深層は人の住まわぬ浄化された領域で、陸地が人の領域、中間層は両者がせめぎ合う領域です。海か森かの違いはありますけど、基本的な構造の部分は酷似しているのが分かると思います。両者とも非人間側の氾濫ともいうべき、大海嘯が起こることまで一致していますよね。

 で、この三段階の構造を、作中で一番表現しているのがポニョです。
 魚と半魚人と人間。どれか一つの形態にとらわれずに、コロコロと姿かたちを変えていました。半魚人の形態は、足が出てから手が出るとか、目が離れて口が大きくなる感じとかが、カエルのように見えます。デボン紀というは、両生類が出現した時期ですし、両生類には水陸両用のイメージがあります。魚と人間の中間である半魚人の形態は、海と陸の中間という部分が強調されていたのだと思います。
 もう一つ挙げておきます。ポニョは海の深層出身で、浅瀬を経由してソウスケのもとにやって来ます。そして、水道水に入れられます。海の生き物で、しかも海がすぐ近くにあるのにも係らず、あんなにジャブジャブと水道水を掛けられるので少し驚きますよね。これも三段階の構造を説明するための描写のように感じました。海の深層の水を出て、浅瀬の水を経て、人工の水に触れた、ということですね。
{/netabare}

ポニョの魔法:{netabare}
 ポニョは人間になりたいと願います。この願いは魔法の力に頼らねば達成できないものでした。ポニョは、魔法の力を使って人間になります。ですが、期せずして、世界のバランスまでもが壊れてしまいました。魚が人間になる方法は、世界のバランスを壊す魔法でしか達成できなかったのでしょう。リサの言う「変えられない運命」を変えるものです。
 ただ、ポニョに世界のバランスを壊す意図があったわけではありません。人間になろうとして世界のバランスを壊すことを選んだのではなく、人間になったらたまたま世界のバランスが壊れてしまった、というだけです。
 世界のバランスが崩されたことにより、月と地球が接近してしまいます。月が接近してくると海面が上昇します。満潮と同じの原理ですね。そして、空に月が、地表に海がある世界が誕生します。

 この月と海の世界について考えてみます。
 海は分かりやすいですね。フジモトの集めた「命の力」が海に放たれたわけですから、生命の海・原初の海が誕生したということです。これはカンブリア紀という言葉につながります。海の世界であるカンブリア紀は、カンブリア大爆発という生命の爆発があった時期です。実際には力が足りず、デボン紀までしか戻りませんでした。

 月については、公式HPに「昔から、女性の象徴であるといわれています」と書いてあります。これは、太陽を男性とみて、月を女性と見る(やや西洋的な?)考え方ですね。moonの語源とか、月の女神アルテミスを述べたものだと思います。グランマンマーレもその初登場時に、海面に写る月へと融合していきます。
 これにより、「海に母性、空に母性」で母性に包まれた世界が誕生します。この世界の創造の原因となったポニョがソウスケとキスをすることで、魔法の力の喪失、父性の獲得、そして世界の再生となるのだと思います。

 ちなみに、月は男性となることもあります。日本では太陽神アマテラスが女性で、月の神ツクヨミが男性ですからね。個人的には、太陽は、強さの象徴である男性よりも、命の象徴である女性の方がしっくりきます。それもあってか、私は「海に母性、空に父性で、再生準備完了」と整理していました。これがポニョとソウスケに投影されて、男女のキスで再生スタートという流れですね。まぁ間違ってましたけど…。
{/netabare}

大津波後の世界(四段階の構造):{netabare}
 大津波後の世界について考えていきたいのですが、まずは過去作の整理をしておきます。

 漫画版「ナウシカ」のエンディングは、自然や命をないがしろにした人類は滅んじゃうかもよ、というものでした。確たる希望に薄く、滅びの色が濃いのが特徴です。

 これが「もののけ姫」では少し変化しています。
 サンは「アシタカは好きだ。でも人間を許すことは出来ない」と言っていましたよね。人類という種族自体は許されませんでしたが、ごくわずかな個人に近いレベルだけは自然側が受け入れてくれました。その上で、「それでもいい。サンは森で、私はタタラ場で暮らそう。共に生きよう」という擬制的な共生が結論になりました。そして、この結論を出したアシタカをエボシが受け入れます。双方が譲歩することで、自然の世界を五分五分で分け合うのではなく、ちょっと間借りする形で人類の居場所が許されました。

 いずれにも共通するのは、この世界が本来は自然のものだということです。<自然=生>を基本とし、人間が自然に敵対してしまうことから<人間=死>となります。これが「ナウシカ」での人間滅べというメッセージです。ただ、人間が自然の一部であることを思い出せば、<人間=死>の中に「生」が許されます。これが「もののけ姫」の結論ですね。つまり、三段階の構造の先には四段階目があるのです。

 これは「ポニョ」の世界でも確認できます。それが陸地の先にある高台です。ソウスケたちの住む崖の上の家は、電気・水道・ガスというインフラが、他から独立していることが説明されています。つまり、低地に頼らずとも生きていける場所です。それゆえに、みんなの希望の光を放つ家となります。
 作中では描かれていませんが、大津波によって多くの人が亡くなっている可能性は高いです。ですが、それで人間を全滅させようとしていたのではなく、一部の人々を救うための高台がきちんと用意されているのです。町を水没させることで人間の領域と中間層を自然の側にし、<人間=死>の上に四段階目の「生」を浮かび上がらせたのです。

 まとめるとこんな感じです。
 「ナウシカ」:三段階のせめぎ合い→大海嘯による中間・人間領域の自然化→人類滅亡?。
 「もののけ姫」:三段階のせめぎ合い→シシ神様の花咲による中間・人間領域の自然化→四段階目誕生。
 「ポニョ」:三段階のせめぎ合い→大津波による中間・人間領域の自然化→四段階目誕生→????。
 「ポニョ」では、「ナウシカ」と「もののけ姫」の中心(バトルと自然化)ががっつり省略されているのです。四段階目のその先をどうするのか、ってのが「ポニョ」の主題なのです。
{/netabare}

トンネルの先の世界:{netabare}
 他のサイトの考察には、「大津波で人間は全滅した。トンネルの先は死後の世界だ。ソウスケたちは死んでいる」というものが散見されます。この考察は、この世界を生の世界と捉えて、トンネルを異世界の入り口とし、トンネルの先を死の世界と考えているのでしょう。人間を主体として、その生死で世界を見るような作品においては、この考え方はおおむね正しいものです。

 ですが、いつでも正しいわけではありませんよね。宮崎駿監督が自然と人間を描くときには、この世界に生を異世界に死を見るのではなく、この世界を自然と人間に分けて、生と死のせめぎ合いとして見ています。トンネルの前後に生と死を置くのではなく、トンネルの前に、既に生と死が存在しているのです。「ポニョ」の大津波や「ナウシカ」の大海嘯は人間を滅ぼし得るものですが、自然にとっては再生の儀式なんです。人間だけが主体ではないですよね。

 宮崎駿監督は、水没後の船に乗っている人々は生きている、と明言していました。船には、波が高まった時にリサカーの通過を阻止しようとする、ドックの作業員の二人が乗っています。彼らについて、「彼らのように頑張っている人間が生きていることを、子供にも分かるようにしなくてはいけない。子供はそれを敏感に感じ取るから」と語り、彼らを船に乗せました。四段階目に属するアシタカやソウスケのような人物は、他にもまだいるってことです。

 トンネルが異世界の入り口だというのは正しいと思います。トンネルだけではなく、大穴や井戸など、先の見えない暗く長い通路は、異世界の入り口という意味を持つことが多いです。そこを越えた先が異世界です。路地裏とその行き止まりの扉も同じ効果を持ちます。ポニョとソウスケは、トンネルの向こう側へと到達しました。

 では、生と死が既に描かれている「ポニョ」において、トンネルの先とは何だったのでしょうか。
 それは、生と死を超越した世界、グランマンマーレの支配する世界です。グランマンマーレについて、宮崎駿監督は「海の神」だと言っていました。また、「どれくらい生きているのか分からないが、ちょっとやそっと死んだくらいでは気にもしない」みたいなことも言っていました。長い年月を通じて、多くの生と死に触れて来たからこそ、局所的な死など気にならないのでしょう。「もののけ姫」のシシ神様と同じですね。個々の死など些末なことなのです。人がたくさん死んだとしても、「素敵な海」の一言で終えてしまうのです。抱えているスケール自体が違うのです。

 ポニョの魔法の力は無尽蔵ではありません。使うたびに半魚人に戻ったり、眠くなったりしてしまうのです。トンネルに近づくと、魔法の力を使わなくとも眠たくなってしまいます。
 ポニョはトンネルに至って「ここ嫌い」と言っています。トンネルの先には、ポニョの魔法が通用しないグランマンマーレがいるからです。ポニョは人間でありたいために、魔法の力を失いたくありません。それゆえにトンネルを嫌うのです。事実、トンネルの通過中に半魚人に戻り、トンネルを抜けると魚に戻ってしまいました。

 なお、この作品に死のモチーフが多いというのは同感です。ただ、死んでいるから死のモチーフを置いているというのは違うと思いますけどね。影を描くためには光が必要だ、正義を描くためには悪が必要だ、というのと同じように、キラキラした生を描くためには、色濃い死を描かねばならないのです。
{/netabare}

エンディングと世界の行く末:{netabare}
 ポニョの魔法により、世界は大混乱してしまいました。そして、子供たちの尻拭いをするのは大人たちの役割です。

 フジモトは、強制的にポニョを魚に戻し、魔法の力を奪うことで世界に安定をもたらそうとしました。しかし、ポニョに不自由な生を続けさせることを否定し、子供たちに世界の行く末を託そうとしたのがグランマンマーレです。
 人間になるか、泡となって死んでしまうか。人間になれば魔法の力がなくなると説明されていますので、泡になってしまうと魔法が解除されなず、人間は破滅へと向かってしまうのでしょう。生死にこだわらないグランマンマーレだからこそ出せる解決策です。
 おそらく、グランマンマーレとリサの間で交わされていたのは、この合意だと思います。世界の行く末を託せるほどに自分の子供を信用しているかどうか、といったところでしょうね。フジモトやグランマンマーレの力で世界をもとに戻すのではなく、未来に向かう子供たちの力に大人たちは賭けたのです。そして、結果は大団円でした。

 私はこのエンディングを見たとき、宮崎駿監督の思想がまた変化した!と驚きました。前述の通り、今までは「ナウシカ」のほぼ人類滅亡エンド、「もののけ姫」のごく一部許容エンドだったんです。子供の可能性を見せる作品はたくさんありましたが、自然と人間の対比の中では、可能性を持つ子供を主役に置きませんでした。

 そしてこの「ポニョ」です。世界が滅ぶかどうか、人類の行く末は子供たちに委ねてしまおうじゃないか、となったんです。子供のように異種族を素直に受け入れられる気持ちがあるのなら、未来はきっとあるんだよ、です。子供を介して人類への許容が広がりました。宮崎駿監督が本来求めていたのは、人間のいない自然に満ちた世界、フジモトの目指した海だけの世界です。これを脇に追いやってしまいました。
 これってすごい変化ですよね。老齢に至って、過去に固執せずに、さらにその先を見せるというのはすごいことだと思います。でもまぁ、人類への破滅願望は基礎にあるわけですけどね…。

 私は、宮崎駿監督ほど悲観論者ではありません。未来?なんとかなるなる!と言ってしまうタイプです。宮崎駿監督の天才性は絶賛しているんですけど、思想の部分では相容れないところも多いんです。
 私がポニョが好きな理由は、この譲歩が見られたことも少なからずあるのかもしれませんね。でもまぁ、人類への破滅願望は基礎にあるわけですけどね…(2度目)。
{/netabare}

おまけ:{netabare}
 もし「ポニョ」を見る機会があれば、ポニョやソウスケが大事なものを手放すタイミングにも注目してみてください。

 ソウスケにとっての大事なものとは、船と帽子です。これはポニョやリサを守るという覚悟や決意の象徴です。これを手放すのが、いつで、なぜなのか、見逃さないようにしましょう。

 ポニョの大事なものはバケツですね。これが必要なくなるのは1回だけのはずです。
 これ以外にもポニョのお気に入りはたくさんあります。そして、気に入ったものは抱えてしまい、手放そうとはしないのがポニョなんです。そんなポニョが、誰かのために自分の物を渡してあげるシーンがあります。ポニョの成長が見れる貴重なシーンです。
 点灯したライトもお気に入りなんですが、これはおそらく金色だからだと思います。金色は魔法の色、命の色、人間になれる色だからでしょう。ライトを手放すのはハチミツのためでした。ハチミツも金色です。
{/netabare}

 私は「ポニョ」を見たときに集大成だと感じました。宮崎駿監督の人生の集大成は「風立ちぬ」だと思いますが、「ナウシカ」から始まった自然と人間の物語は、この「ポニョ」が集大成なんだと思います。子供のウォーキングを眺めるだけの作品なんかじゃありませんよね。
 作品の魅力を伝えられたかは分かりませんが、この作品を気に入ってくれる方が少しでも増えると嬉しいです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 11

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「ポニョ、宗介好き!ポニョ、人間になる!」

2008年公開のスタジオジブリ作品。

当時も観た覚えがあるんだけど、「ふーん。」程度だった印象。笑

テレビで放送されたものが録画されていたので、
改めて観てみました。

当時の印象もあってあまり期待していませんでしたが、
なかなか楽しめましたよ^^

特に作画!

子どもっぽい作画だけど、こういう作画大好きだなあと
海辺の世界にすっかり見入っていました。


● ストーリー
5歳の宗介(そうすけ)は海辺で金魚のような生き物を助ける。

不思議な金魚に“ポニョ”と名付け、大切にするも、
フジモトという男にポニョを奪われてしまう。

捕まったポニョはフジモトの魔法の力を盗み、
人間になって宗介のもとを目指す。


ストーリーはざっくり言うと、

 ポニョと宗介の出会い
     ↓
 「ポニョ、人間になる~。」

という感じです(笑)

次から次へといろいろな展開が待っていて、
息つく暇もなくラストまで駆け抜けていきました。

出会いと絆、そしてファンタジーな世界という、
ジブリらしいストーリーだと思いました。


● キャラクター
ポニョはお腹がぽにょぽにょしていてかわいいし、

宗介はとても5歳とは思えない冷静さと賢さがあって、
でも子どもらしい一面も忘れず描かれていて、

どちらも好きです^^

宗介の、子どもだからこその純粋無垢な行動には、
胸を打たれた場面が数多くありました。


リサ(宗介の母)も、しっかり者で芯の強い人だけど、
自分の感情に嘘をつかない子どもっぽいところがあったりと、
とても魅力的な母親です。

この作品は、ポニョと宗介とリサ、そして老人ホームのおばあちゃん達で
構成されていると言ってもいいでしょうw


● 作画
ストーリーが子どもでも楽しめる仕様なのと、
主人公が5歳の少年少女というところから、

全体的に作画は絵本を観ているような、
幻想的で幼い夢世界のようです。

しかしこれが海の世界の神秘的な美しさを十二分に表現していて。

色鉛筆タッチで描かれている背景の美しいこと…!!

部屋に飾りたい絵だな~と思いながら見入っていました(*´ω`*)


水による屈折した描写やポニョの姿が人間と魚で揺れている時などは、

パッと見は稚拙な絵なんだけれども、
どこか上品さや技術も感じます。

上手に幼稚な絵を描くと言うか…
すごい技術だな、と感嘆せずにはいられませんでした。


そして人物も。

なんと言っても、表情が細かい!

私が特に印象に残ったのは、ポニョが初めてしゃべるシーン。

宗介は驚きと喜びから、くるくると表情が動きます。

台詞の少ないこのシーンですが、宗介の表情からすべてが伝わってきて、
宗介の喜びに「よかったねえ(´;ω;`)」と感動で胸がいっぱいでした。


● 音楽
物語の冒頭から、BGMは作品を盛り上げてくれます。

ジブリ音楽は安心して聴くことができますね^^


【 主題歌「崖の上のポニョ」/藤岡藤巻と大橋のぞみ 】

「ポーニョ ポニョ ポニョ さかなの子♪」
で一世を風靡したこの曲(笑)

音楽の親しみやすさから、大人から子どもまで大人気でしたね。

難しい曲じゃないので、いろんな楽器で簡単に演奏できるのも
流行したポイントかもしれませんね。

私もいろんな楽器で演奏して遊んでいたのを覚えています(笑)



【 主題歌「海のおかあさん」/林正子 】

上記の主題歌人気に隠れていますが、
こちらも主題歌としてクレジットされています。

子守り歌のような優しい曲が、
心を癒してくれますねえ…。

初めて聴いたときは外国語の歌だと思ってましたが、
よく聴くと日本語の歌詞です。


● まとめ
「子ども向け」という印象が強い本作品ですが、
大人だからこそ感じ取れるものも多いと思います。

そういう意味では、家族で観るのにぴったりの作品かも^^

「ポニョは死後の世界だ。」というトトロに似た話も耳にしますが、
夢ある世界のお話だと私は信じています!


あまりにも背景に魅了されたため、
本屋で画集を見つけたら即購入してしまう自信があります…。笑

投稿 : 2024/04/27
♥ : 26

66.8 4 仲良しアニメランキング4位
『たまゆら~卒業写真~』第1部 芽-きざし-(アニメ映画)

2015年4月4日
★★★★☆ 4.0 (153)
715人が棚に入れました
この春、高校3年生へと進級した、楓、かおる、のりえ、麻音。かなえ先輩が卒業した写真部には、後輩2人も入部。新しい仲間を加えながらも、これまでと変わらないにぎやかな毎日を過ごしています。そんな中でも4人は、約1年後に迫った卒業に向けて、自分たちの将来の夢や進路について少しずつ想いを膨らませていました。そして、これまで過ごしてきた大切な時間の数々を思い返していた楓には、ある気持ちが芽生えてきて…。

声優・キャラクター
竹達彩奈、阿澄佳奈、井口裕香、儀武ゆう子、茅野愛衣、寿美菜子、東山奈央、内田彩、飯塚麻結、葉月絵理乃、大原さやか、福井裕佳梨、広橋涼、間島淳司、西村ちなみ、緒方恵美、松尾佳子、中田譲治

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「みんな待っててくれてたんだ」オイラ達も待ち望んでいたよー\(^o^)/シリーズ最高傑作の予感、なので!!!

2010年から続く広島県竹原を舞台に女子高生達の成長を描いた佐藤順一監督のオリジナルアニメシリーズ
第4期にしてシリーズ完結編
約60分×4部作


今回の物語はぽって達が高校3年生に進学したところから始まりを迎えます
かなえちゃんが卒業し、写真部には新1年生の巧美と新2年生のすずねが新入部員として加入し、活動も活気付く
3年生ということで、各々の進路について模索していくぽってとぽって部の面々が今シリーズのメインテーマ
そして第1部では巧美がぽってに興味を持つキッカケになったと告げる日の丸寫眞館に飾られている幼い日のぽってが撮った写真、その秘密が遂に明らかに・・・
さらにぽっての師とも呼べる志保美さんが竹原を離れるという噂が流れ・・・


まずシリーズ最終章にして遂にキャラデザである飯塚晴子(ネ申)自らが総作監に就任
作画面ではぶっちぎりのクオリティの高さを誇ってます
これまでのたまゆらの映像は【良い意味で忘れたほうがいい】ですね、そんぐらい凄い


キャラデザそのものも変化があり、3年生になったということで全キャラ等身が上がっていて大人っぽくなっております
かおたんに至ってはポニテからボブカットへ大胆にイメチェン!
イイッ!イイよっ!似合ってるよ!かおたん!
こまちちゃんと香たんは中学生になってほぼ別人


そして、、、ほとんどのキャラのバストに成長が感じられます
初登場時から“ある”とされてた麻音たんはさらにボリュームアップ
“デカい”とされていたともちゃんは今にもハチ切れそう
さらにのりえたんまでもががが
(ぽってとかおたんは他と少し差が開いたか)
いえいえ、変な目でなど観ていないわっ!
オイラは娘達の成長を見守るように(ry


お話の方も進路という大きな岐路に立たされたぽってとぽって部を真摯に描きつつも、新キャラの巧美とすずねがイイ感じにギャグ要員として機能していて、しんみりとし過ぎない辺りが個人的に“たまゆららしさ”を感じました


ああ、おいおい;
こんなのがあと3回も観れるとか幸せ過ぎですね
鑑賞出来る環境にいる方には強くオススメ出来ます
これたぶん【シリーズ最高傑作】ってか【佐藤順一監督にとっても代表作】になりますね

投稿 : 2024/04/27
♥ : 26
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ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

竹原、行きたい!

 ついにぽって達、3年生!ぽってもふわっとした感じと「なので」は、相変わらずだけど、強く将来のことを真剣に考えていたんだなぁでしたです。ぽって部も相変わらずだしです。

{netabare} 日の丸写真館に飾られている、ぽってのお父さんの写真のことが、わかるです。

 ついに写真部に部員、すずね、巧美も入って良かったねでした。今までにいないキャラで、結構にぎやかになったなぁと思うです。

 竹原だけにまた竹を使った行事が行われる風景などは、「もああぐれっしぶ」と違った良さがあったです。この時、巧美の着物姿は絵になってたです。かなえの占い師姿も。{/netabare}

 このアニメ見てきていて竹原、ぜひ行きたいです。今回特に、そう思ったです。片道私のところからだと、6時間以上もかかるようだから、日帰りは厳しいです・・・。少なくとも2泊3日は、欲しいです。

{netabare} ぽって、志保美さんの噂を聞いたぽってが少しショックを受けるけど、この祭りで会って、打ち解けてよかったです。
 あのお互いに写真と取り合う姿は、いい感じでしたです。{/netabare}

 絶対あと3作、全部見るです。作画といい今までと違った「たまゆら」で素晴らしさを感じるです。
 にしてもぽっての声が、桐乃の声優さんとは気が付かないままでいた。まったく同一人物とは、思えないです!
 

投稿 : 2024/04/27
♥ : 12
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ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

人生の大きな決断なので

約51分

AT−Xで放送されていたので観てみました。

事前に「たまゆら」1期・2期を観ることをオススメします。

「たまゆら」完結編4部の第1部として、瀬戸内の広島県竹原市を舞台に、メインキャラの4人(沢渡 楓(さわたり ふう)塙 かおる(はなわ かおる)岡崎 のりえ(おかざき のりえ)桜田 麻音(さくらだ まおん))が高校3年となり、将来について思い悩むこと、そして先輩、後輩、友人、家族、竹原の人たちが少しずつ変化していく過程を描いた作品です。。

テレビ版と同様、竹原や人々の情景が穏やかにゆっくりと音楽に合わせて描かれていますね。

新キャラも出てきます。なかなか個性的なキャラでした。

時折、涙腺が緩むシーンも多々ありましたね。
{netabare}
「思い出のバトン」いい言葉ですね。すごく素敵なセリフでした^^
{/netabare}
2部〜4部と今後の展開が楽しみです。心が暖かくなる作品ですね。

ED 坂本真綾さんが歌ってます。ゆっくりした曲調に、真っ黒なエンドロールじゃなくて1つのエピソードみたいになっているところが良かったですね。

最後に、ももねこさまの今後が気になりましたw

投稿 : 2024/04/27
♥ : 31

61.7 5 仲良しアニメランキング5位
宇宙ショーへようこそ(アニメ映画)

2010年6月26日
★★★★☆ 3.6 (160)
675人が棚に入れました
村川村は、都会から遠く離れた自然囲まれた土地。夏休みの子供だけの合宿のために小学校に集まった夏紀達5人は、行方不明となったウサギを探すために裏山に足を踏み入れるのだが…。

声優・キャラクター
黒沢ともよ、生月歩花、鵜澤正太郎、松元環季、吉永拓斗、藤原啓治、中尾隆聖、五十嵐麗、小野坂昌也、竹田雅則、宮本充、飯野茉優、江川央生、斎藤千和、伊藤和晃、日髙のり子、銀河万丈、飛田展男

ガチHOMO野郎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

宇宙かわいい

名前だけは知ってたけど観たことなかったシリーズ第1弾は本作、『宇宙ショーへようこそ』です。
長いことレンタルのパッケージだけ見て手を出さずにいましたが、実際観てみるとパケ裏のあらすじなどなどによる逆詐欺だったことが明らかになりました。

なんといってもこの作品の見所はキャラの良さ。
どいつもこいつもいい奴ばかりです。
キャラ付けはちょっとありがち感とか漂いますが、今の時代ありがちじゃないキャラは大体どっか破綻しているので物語を進めるのに適したキャラクターだったと思います。
あと宇宙人のデザインが秀逸。
キモかわいいという表現が一般的な気もしますが、個人的には直球かわいかったです。
後述する某キャラなんて家で飼いたい。

次に作画。
劇場版だけあってやはり流石の出来でした。
狂気の作画や手抜き風味などもなく、非常にハイレベルです。
あと序盤の色味とかがジブリ風味に感じられましたがそこはまあ個人の感覚ということなので深くは突っ込まないでいただきたい。
また色々な架空の存在の造詣が素敵です。
個人的には、過去これ以上俺好みな宇宙はトップをねらえ!以外では観たことないです。

音響面はまあ劇場版のクオリティだな、って感じで特筆すべき点を見出せませんでした。
唯一語るとしたら「Happy Birth Day to You」ですかね。
あれはすごい耳に残ります。

ここまで色々と書いてきましたが、ひとまず断言できるのはサブキャラの宇宙人、インクショップの看板娘であるインクちゃんがかわいいってことです。
まったくもって美少女キャラではございませんが、メインキャストのヒーロー(女)、ヒロイン(女)を押しのけてかわいいです。
言うなれば小動物。
頭部の髪の毛っぽい部分がメインの腕みたいになってるので乗り物のハンドルを切る時とか首を傾げてるみたいでマジたまりません。
上のほうで色々褒めたり貶したりしてますけどそのシーンだけでもこの作品を観る価値があると思います。
マジです。

そんなわけで、あなたも是非夏のバカンスに宇宙旅行をお楽しみくださいってこった。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 11
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文葉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

宇宙人、拾いました。

「ありがとう、おかげで助かりました」

全校生徒たった5人の小さな小学校に通う仲良し5人組は
行方不明となったウサギを探すために裏山に足を踏み入れて、
ミステリーサークルと、傷だらけの犬を目撃し持ち帰る。

手当をして元気になると・・
人の言葉をしゃべる!
二足歩行で人間みたいに歩く!
小学二年生の女の子を「美しい・・」と褒め称えて口説くw
こんなの犬じゃねぇ!・・普通じゃないと・・。

だが、彼は犬・・ではなく宇宙人だったのだ。
{しかも名前はシンプルなポチ。}

ポチは介抱してくれたお礼として
一行は月で修学旅行をすることになった
{羨ましすぎるから私も仲間に入れて欲しい!w}
月では数々の宇宙人、見たことない乗り物やお菓子
地球にもあるファーストフードやコーラもある
{ただし地球で買うより高い}

物語に深く関わるキーワードの
今宇宙で最も注目されている番組「宇宙ショー」を楽しんでる中
月からの地球便がすべて通行禁止になり、帰れなくなってしまう・・。

帰れない。修学・・襲愕旅行(;゚Д゚)!
月でアルバイト
{netabare}
特急に乗るため一行は乗車料をバイトして稼ぐことに・・

良いなぁ。
私も月でバイトした~い!!(笑)
地球にもある宅急便、ベビーシッター
ピザの配達、アイドル、メカニック系なんでもアリ!!
今やってる仕事?そんなの放って月へ行く!w
{何て言って責任感強くて出来ないw}
{/netabare}

136分・・2時間弱あるのでとても長いです。

前半ジャングルジムごと月へワープするのとか
銀河鉄道の夜を思い出すような宇宙を駆ける列車
月を旅行したり別の惑星に行ったり
宇宙人の友達が出来たりとか
大人になると忙しさの中忘れちゃったような
子供の頃の夢とか詰まっていて見ながら
良いなーと思いながら観てました。

ポチ、かっこいいよポチ
{netabare}
ポチが初登場の頃から
犬にしてはイケメンすぎる声だな・・と一目惚れ(笑)
7歳に対して「あまねさん」と敬語なところと
本気で口説いちゃうところとか
実は教授なとことか好きすぎるw

最後あまねちゃんがポチにちゅーして
ポチがめっちゃ照れてるのが可愛い!
「いつかあまねさんを迎えに行く」
と言っちゃうところが素敵!
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 22
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

童心をくすぐる最高のファンタジー

ホントに大好きな映画です。

頭が突き抜けるほど晴れた夏の空、
自然に囲まれたド田舎の年齢バラバラの小学生5人がひょんなことから宇宙へと旅行に行くお話。

夏というのは不思議で何かが起こるような気がして仕方のないものです。特に子どもにとってはね。
だから、空からタイムマシンが落ちてこようが、いきなり汎用人型決戦兵器に乗せられようが
「やれやれ」といいながら心の中ではワクワクしてしまうものです。
この作品内ではそんな行き着く先も消滅の仕方をも忘れた欲望が水を得た魚のように、そりゃもう存分に暴れまわります。

この映画には強く明確なメッセージやテーマはありません。
少年少女1人1人の想いや行動から湧き出てくる活力がとてもすがすがしいことが魅力のひとつとなっています。
映画に出てくる背景やあらゆるもののデザインは好奇心をくすぐるものですし(特に人の動きが好き)
声優さん方の演技も子供ならではのあどけなさが伝わる名演技でした。

主人公たちはいろんなものが詰まったストーリーを通して
周りのすがた形の違う宇宙人たちと自分たちを比較し人間らしさを、
そして彼らやいつもそばにいる周りの友達に改めて触れることでその人の良さ、
または自分らしさをほんの少しだけれど見つけることができました。

本当に良い物語でした。


{netabare}

ジャングルジムが浮かんでいくシーンに感動しました。
すごく素敵で幻想的で引き込まれました。一番好きなシーンです。
もちろん宇宙ショーでの戦いシーンもとても良かったです。

登場人物ではインクがかわいかったです!
宇宙船の操縦なんかもたくましくて、でもかわいくて。
キャラデザもGOOD
その分最後の別れは悲しかったです。

なつきも好きだった。
なにかやろうとしても少しかっこつけたがって、しかも上手くいかなくて。
悩んだりしてるシーンなんかも含めてとても共感できました。
彼女にしかわからない彼女の葛藤をひとり抱えこみ、なんとか頑張ろうというこころが好きでした。


{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 12

69.6 6 仲良しアニメランキング6位
『たまゆら~卒業写真~』第2部 響-ひびき-(アニメ映画)

2015年8月29日
★★★★★ 4.1 (125)
640人が棚に入れました
校内でも、卒業後の進路についての話題が増えてくる高校3年生の初夏。ある出来事をきっかけに、のりえが「スイーツ封印」を宣言。大好きなスイーツを食べたり、作ったりするのを止めただけではなく、卒業後の進路も白紙に戻してしまいます。楓、かおる、麻音は、そんなのりえを心配しながらも、将来を左右することだからと何も言えずにいました。一方、「お好み焼きほぼろ」の店主ちもから、4人にとあるイベントの内容を考えてほしいとの依頼が。「私たち展」でも中心になってさまざまな企画を考えたかおるは、迷わず快諾。しかし、いまだに将来の目標が見つからないという進路についての迷いもあって、受験勉強とどっちつかずの状態になっていき……。

声優・キャラクター
竹達彩奈、阿澄佳奈、井口裕香、儀武ゆう子、茅野愛衣、寿美菜子、東山奈央、内田彩、飯塚麻結、葉月絵理乃、大原さやか、福井裕佳梨、広橋涼、間島淳司、西村ちなみ、緒方恵美、松尾佳子、中田譲治

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

【伏線を片っ端から回収していく一切の取りこぼし無しでファン歓喜感涙の第2部】 dear 松来未祐

四季に合わせて年間通して60分×4部作で贈る『たまゆら』の完結編
その第2部、舞台は夏


第1部の時に申し上げた通りこれまでのシリーズを超越した作画クオリティが健在です


今作の前半ではのりえたんが急遽「スイーツ封印」宣言をし、パティシエへの夢を唐突に断念してしまいます
のりえたんの心境に一体何が!?実は帰郷したのりえたんの兄のキツい言葉がキッカケでした・・・


っておい!まさか回想の中だけで出てきたのりえたんの兄貴がココにきてキーパーソンとして出てくるとかズルいよ!w
しかも声は前野智昭かよ!w
つまりそうこの『卒業写真』シリーズ、今までのシリーズにあった僅かな伏線も余すことなく全部使う気だと言うことです
コアなファンこそウッカリ出来ないぜオイオイ


さらに後半はお待たせしましたのほぼろさん、こと八色ちもさんの竹原帰還!
しかも「結婚する」とか言ってるーw
「オメデトー\(^o^)/」と言ってるのも束の間、披露宴の演出を頼まれたかおたんは進路のことで悩んでいて珍しく上の空
そんなんでほぼろさんの門出を祝えるの!?


さあどうなる?のりえたん!かおたん!ってことでこの二人がメインの60分です
いやぁ、キャストの方々もコメントしてますけどシリーズが進む度【キャラが素の役者に近づいてきてます】
つまりもう、のりえ=井口らしいですw


のりえたんのテンションに笑わしてもらい、かおたんの切実さに泣かせてくれる!
濃密な第2部!
いや早いねぇ、もうあと2本?これモット観ていたいですねホント

























・・・今になって気づきましたが松来未祐の結婚式を阿澄佳奈が取り仕切るって“スッゲェネタアニメ”ですねwww
このエピソードが天国に旅立つマツキスにせめてもの手向けになっていれば幸いです、、、と感じる今日この頃

投稿 : 2024/04/27
♥ : 17

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

幸せは訪れるものじゃない、みんなの笑顔で生み出すもの、なので♪

たまゆら完結編4部作「卒業写真」の第2部。

4部作となると、
中盤の2部は勢いが落ちるかなーと勝手に思い込んでいましたが、

第1部の勢いを引き継いで、
物語にさらなる盛り上がりを感じさせてくれました。

温かさが留まるところを知らない…(´;ω;`)

2話構成で1時間ほどの作品です。


● ストーリー
写真を撮ることが好きな、
沢渡楓(さわたり ふう)こと、通称ぽって。

進路がまだ決まっていない、
塙かおる(はなわ かおる)。

お菓子作りが好きなお調子者、
岡崎のりえ(おかざき のりえ)。

口下手な代わりに口笛で感情表現するのが癖の、
桜田麻音(さくらだ まおん)。

仲良し4人。
高校3年生の夏の物語。

【 前半 】
お菓子作りが好きで、
パティシエを夢見ているのりえ。

兄に言われた言葉をきっかけに、
パティシエとなる夢をあきらめるため、
スイーツ封印を決心した。

そんなのりえを心配し、
これまでのりえのスイーツに励まされたことを思い出すぽって達。

のりえは本当にこれでいいの…?

【 後半 】
まだ進路が決まらないかおる。

悶々とする中、
行きつけのお好み焼き屋「ほぼろ」の店主・ちもさんの
披露宴のアイデアをお願いされた4人。

受験勉強をしながら
披露宴のアイデアを考える。

あっという間に過ぎていく日々。


今回はのりえ&かおるが主役の物語。

卒業に向け、
将来の自分の姿を思い描く2人。

2人も真剣に自分の夢と向き合っていて、
えらいなーと思う。

私が高校生の時は、
なんとなくやりたいことを考えて、
友達も一緒だしと、あっさり進路を決めてしまった気が^^;


≪ 夢を叶える、ということ ≫

高校卒業の後の進路はあっさりと決めましたが、
就職となるとそれなりに悩んだ記憶が。
(結局高校生の時に思っていた職種とは別の職種に就きました。)

のりえもかおるも私も、
選んだ道はそれぞれ全然違うけれど、

「幸せにしたい」「幸せになるお手伝いができたら」
という夢は似ているなーと思いました。

自分のやりたい仕事をするのが夢が叶うということではない。
仕事をする中で自分がしたいことを続けるのが、夢を叶えたということ。

自分の想いを叶えられる場所、
それが就きたい職業につながるのかもね。

のりえはスイーツで、
ぽっては写真で、
麻音は旅館で。

それぞれ場所や手段は違っても、
叶えたい想いは同じ。

人は、幸せを感じることで幸せと生きがいを感じられる生き物なのかも。
そうだったら素敵だな^^


誰だってみんな、今の人生や仕事を
なんだかんだ悩みながら選んできたはず。

人の数だけ人生があり、
その数だけドラマがある。
ああ、人生は素敵♪


● キャラクター
今回はぽってメインの話はありませんでしたが、
相変わらず写真はたくさん撮っています♪

みんなで楽しそうにしている時の姿、
それを切り取った写真たち…。

1枚1枚、温かさがたくさん詰まっていて、
それらを見ているだけでうるうるきました(´;ω;`)

挿入歌「あしたの陽だまり」との相乗効果がさらにたまらない…。

“たまゆら”は映ってなかったけれど、
私にはたくさんの“たまゆら”が見えました(´;ω;`)


そしてぽっての弟・香こと、
こうたんが可愛さ爆発…。

中学生になっても可愛さは健在!

ウサギとこうたんのショット(イメージ図)が可愛すぎて…(*´Д`)

「イエス、萌える、萌えるわー!」
というこまちちゃんの台詞にものすごく共感しましたww


● まとめ
第1部は物語の序章を感じさせてくれ、
第2部では着実にゴールへと進んでいる様子を感じさせてくれました。

4部作も半分。

残りの3部&4部への期待がさらに膨らむ第2部でした♪

とても温かい気持ちになれるこの作品が、大好き^^

投稿 : 2024/04/27
♥ : 25
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

脇役・・・なので

  見に行ったです。『たまゆら~卒業写真~』第2部 響。

 芽では、ぽっての将来の決意の話だった。今度は、のりえ、かおたんの将来の決意の話なんだなぁです。にしても、芽からだけど、ぽってと真音たんはそのままなのに、この2人のイメチェン、様になっているです。{netabare}今回も、竹原の街並み保存地区をモデルとし、そこを特に舞台としてたです。{/netabare}

{netabare} 芽で写真でしか出なかった香たんが、かおりのお菓子を気に入るところは、ファン必見だと思うです。こまちは、山田葵まんまの山田やま~だなキャラだったです。御坂美琴{/netabare}の声をした女性も登場するです。

 前半は、のりえしゃべりまくりだったです。{netabare}少し気のたったまさのりによる何気ないズバリ一言きっかけで、のりえスイーツ封印の爆弾発言。ぽって達、見てられなくなちゃう展開。まさのりも、のりえの思いもよらない行動を気にしてるし・・・です。
 何だかんだ、ぽって達の気遣いによって、元ののりえに戻ってめでたしです。そんなのりえに、まさのりの励ましというのか?{/netabare}のりえの作るお菓子を、好きだという素直な思いは、のりえの夢を後押したので良かったです。それは、ぽって達も一緒なんだなぁで、これでいいのだ!です。

 後半、進路に悩むかおたん。ぽって達とほぼろで、お好み焼き試食会。ちもさん{netabare}結婚発表!誰かさんとめでたしめでたし(誰だかは、ぽって達も知ってる人物)。披露宴のアイデアほしいと頼まれるです。のりえたん、誰かに頼まれるとやる気になるスイッチ入るけど、自分の進路や披露宴のアイデアも決まらないです。
 アイデア考えるためのりえに誘われ、皆で図書館に向かう通り道で、結婚式を目にし、マエストロ、特にそれを仕切る?中山さんの仕事ぶりと彼女の情熱により、かおたんに心の変化が・・です(この場所は、竹原駅から町並み保存地区に行く通り道にあり)。と、さよみの後押しというのかで、アイデアも進路も決まり、これでいいのだ!です。
 3部で、真音たんの話、あるのかなぁ?

 最後のほうで、ぽってがのりえを含めたかおたんを撮った写真、goodでしたです。芽では、志保美さんのとったぽっての写真goodだったので3、4部も、{/netabare}卒業写真ということもあって、写真がキーワードなるだろう?です。
 この響に限った物語の鍵は、兄弟ですかねです。芽と同じ、まやまやの歌EDは、このアニメをよく引き立てたです。{netabare}「いくつになっても忘れない、高校最後の夏休み」とかって言うのって、{/netabare}あの場面でいいですねぇ・・・です。

                     2015 9.04  + +
 

投稿 : 2024/04/27
♥ : 11

75.8 7 仲良しアニメランキング7位
プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第1章(アニメ映画)

2021年2月11日
★★★★★ 4.1 (102)
573人が棚に入れました
舞台は19世紀末。共和革命によりアルビオン王国は分離。巨大な壁で分断された首都ロンドンは、東側を王国、西側を共和国が統べ、各国スパイが暗躍する影の戦争の最前線となった。革命から10年、王国の名門クイーンズ・メイフェア校には女子高生を隠れ蓑に共和国スパイとして活動する5人の少女がいた。女王暗殺未遂事件を阻止し、カサブランカでの休養を終えた彼女たちにコントロールから新たな指令が下された。この任務をきっかけに5人の少女、チーム白鳩は国を揺るがす大きな渦に巻き込まれていくことになる——。

声優・キャラクター
古賀葵、関根明良、大地葉、影山灯、古木のぞみ、菅生隆之、沢城みゆき、山崎たくみ、土師孝也、飯田友子、飛田展男、本田裕之
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

全🦎黒蜥蜴星人★待望!本格スパイ映画シリーズ開幕!!

【物語 4.0点】
全6章の新作劇場版シリーズ開幕戦。本作の構成は一話完結。

TVアニメ版の後日談なので、事前視聴は必須。
{netabare}チェンジリング、“革命”の動揺が残るロンドン、{/netabare}黒蜥蜴星人ネタ、
などは物語と心情理解の前提条件。


スパイ物としての内容はさらにハードに。

ブラフ、モグラ、二重スパイ、暗号および
{netabare}新聞記事&広告による連絡、
ブック・サイファ(書籍をコードブックとして活用した換字式暗号による情報伝達術。足が付かない){/netabare}
チェスを通じた心理戦……。

これからより本格的にスパイやるんだから、
これ位は基礎教養と言わんばかりに、
老獪なスパイ“ビショップ”を通じて、
アンジェや“チーム白鳩”だけでなく、
鑑賞者にも確認テストでレベルアップを求めるスパルタぶり。


その先に、重厚なスパイシナリオの大風呂敷が示唆される。

王国の王位継承という政情不安も懸念される中、
何処ぞの“ネズミ”のロンドン暗躍は間違いないが、
共和国・コントロールも王国・ノルマンディー公も正体は掴めておらず、
炙り出そうと釣り糸を垂れる段階。

そんな静かな前哨戦の最中にもスパイには各々人生があり、
嘘つきが幸福を掴む難しさが改めて提示される。


【作画 4.0点】
冒頭、煙るロンドンの夜を舞台に、{netabare}二階建てバスも交えたカーチェイス{/netabare}で、
スチームパンク・アクションでも魅せる所信を表明し、先制に成功♪

一方、スパイ活動も彩る小道具にも
引き続き、時代考証のレベルから注力。

公然と語れない秘密という首根っこを掴むか掴まれているのか?
心理戦もシビれる本作。
ならば公の駆け引きはチェス等を通じて暗喩して行わねばなるまい。

鉄壁の守り、動揺して年甲斐もなく大胆に攻める?
チェスの作画も、盤面の資料を元に心理を反映した局面を選択したとのこと。
この辺は、私にはサッパリ分らなかったので、プレイヤーの解説を求めますw


背景美術では離宮の入れ込み具合が際立つ。
真のスパイの仕事場は戦場ではなく、宮廷内での駆け引き等であることが、
ここでも示される。


【キャラ 4.5点】
“チーム白鳩”他、王国&共和国のスパイ関係者ら、
TVアニメ版の主要人物が揃い、人物相関の現状を再確認。

中でもアンジェ&プリンセスに関しては、
追加キャラ(まぁ{netabare}“ビショップ”{/netabare}のことだが)を通じて、
秘密を抱えて、時局に直面するリスクの増大が課題として突き付けられる。

ドロシー、ちせ、ベアトリスは掘り下げられなかったものの見せ場はあり。
ちせさん、{netabare}運転習得まで、{/netabare}もう少し頑張りましょうw


【声優 4.5点】
ヒロイン・アンジェ役。

今村 彩夏さんの引退に伴い、新たに古賀 葵さんが起用。

気だるげな感じがやや後退し、若干の色気が出た彼女なりのアンジェが演じられる。
変化はあるが違和感はなく、むしろこの女子高生スパイも少し大人になった?
だから少しは周りに頼れるようになったのかなと納得できる好演。
特に終盤、{netabare}「……寂しいわ」{/netabare}と感情がこぼれた演技にはグッと来ました。


ビショップ役の飛田 展男さんもいぶし銀で先輩スパイの矜持を後進に示す。
「そんな大人、修正してやる!」の中の人と同一人物とはとても思えませんw

そんな渋いボイスで、ノルマンディー公(CV.土師 孝也さん)と、
相手の弱味を知った上で煽っているのか?
知ったかぶって動揺を誘うブラフで探り合っているのか?
含みが多い濃密なボイスでベテランスパイの対局を展開。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は梶浦 由記氏の続投。
華麗にスウィングするサウンドと“梶浦語”コーラスがスクリーンに広がるゴージャスさ。

OP主題歌「LIES&TIES」も引き続きアーティストプロジェクトのVoid_Chordsが担当。
今回ボーカルに迎えた麦野 優衣さんは
『パワプロ』テーマ曲の歌唱経験もあるシンガーソングライターで
中~高音の爽やかなパワフルボイスが特徴。
彼女もまた米国での生活、留学経験があり、
ビッグバンドの全編英語曲も歌いこなす。

ED主題歌もまた“チーム白鳩”5人の合唱。
適宜、挿入される手拍子も心地良い、
相変わらず一聴すると平和なメロディだが、何処か狂気も覗く全編英語曲。

ポイント・ピクチャーズの妙にメルヘンチックなED映像もグレードアップ♪
固い絆で結ばれたアンジェ&プリンセスのご尊顔に悶えましょう♪


【感想】
二次元、三次元関係なく、本格的なスパイ映画を劇場で堪能できて嬉しいです♪
スパイをエンタメ化するのに大量の爆薬は必須ではない。
手応えを感じつつ、今秋予定の2章以降も続く全6章の長丁場に挑みたいです♪

投稿 : 2024/04/27
♥ : 20

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

嘘つきは疲れる

視聴前 一応キャラの名前だけ確認しとこ

視聴後 そういう感じね

この話は黒トカゲ星人が嘘を付き続ける話
ジャンルはスパイ・戦争
2017年のアニメがなぜ急に映画化したのか、はたまた最初からあったのか、正直そこまで気になってなく調べてないのでわかりませんが、2021年に公開、ということで視聴。
3,4年も前のコトなんぞほとんど覚えていないでしょうから、一応本作を見る前に主人公たちの名前を確認しました。が、案外覚えているものですね。
流石に細かいシーンなどは覚えてませんでしたが、本作を楽しむのには十分な感じでした。
そして本作は一応6章から構成されるそうです。同時期に殺っているガルパンもそうですが、なぜ新作TVアニメではなくOVA先行上映という形で放送するんでしょう。よくわからないです。

さて本作の内容です。6章と言ってるくせにとか言うと怒られそうですが、一話(章)完結型です。ある程度本作内で完結しています。ただ、謎の部分や伏線が残された状況なのでこれから徐々に処理していくのでしょう。要はTVアニメと同じパターンですね。まぁガルパンみたいに中途半端で終わって「これからどうなる!?」とかやられても困るので正直助かるっちゃ助かるのですが。

前半から説明やダイジェストなし、いきなり展開が始まるので、キャラの顔や名前を見てもピンと来ないかたは見直したほうが良さげです。
後半から展開が続きますが、やはり限られた時間での物語なので割と雑に終わります。この終わり方が次作にどう響くのかが気になりますが、気長に待つとしましょう。

監督は橘正紀さん。
シリーズ構成・脚本は木村暢さん。ニャル子やビルドダイバーズなどを担当された方ですね
キャラデザは秋谷有紀恵さんと西尾公伯さん。
劇伴は梶浦由記さん。
アニメ制作はアクタスさん。単独ですね。という今更ですが、ガルパンもここ担当でしたよね。六部構成は縛りなんでしょうか

作画は良かったです。戦闘を含めた動きが細かく丁寧さを感じました。
主題歌はKonnie Aokiさん作詞、高橋諒さん作編曲、Void_Chords feat. Yui Muginoさん歌唱の「LIES & TIES」
声優さんはとても良かったです。

総合評価 まだ一部なので判断尽きませんが、期待はしている

投稿 : 2024/04/27
♥ : 8

横横道路 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

映画を今さらレビューしてもですが

MXでやってる頃からテレビシリーズから見てました
テレビシリーズは制作にMXが入ってるので一昨年再放送してましたね
またどこかでやるかもですが、シリーズは円盤も出てるので映画を観る前にアニメ版を観てください

映画は公開がコロナの影響で何度も延期になり、1回目を見るのにかなり待たされました
池袋のダッシュストアも公開ありきでオープンしてましたが、結局閉めちゃうとかこの時期の公開予定だった作品はホントに不憫でしたよね
どこのシアターも特別観賞料金設定されてるのは意味がわかりませんでしたが、何ででしょう?
キャラものとかあまり買わないんですが、今回は買ってしまいました
結構早めに観に行ったのにブルク13は売り切れも多くて、一番欲しいのは買えませんでしたが
ストーリーはアニメ版を見ないとストーリーがいきなりトップスピードで進行して、いまいちわからないと思うので、初見の人はまずテレビシリーズを見てください
ワンクールしかないのと内容もすぐ引き込まれるので一気に見れます

映画の内容については、アニメ版が時系列バラバラなこともあり、何書いてもネタバレなので、映画版も書きません
アニメ版の時系列バラバラなのも大きな意味があるので、アニメの方も1回完走した後にもう一度観ると、よくわかる仕組みになってます
初見だと?のまま進行するシーンも多いんですよね

この作品の素晴らしいのは美しい映像だけでなく音楽が特に凝ってます
映画版は更にアップグレードされてるので、何で続編を映画で?と思う人も多いでしょうが、映画館で観ることで映像と音楽の良さが改めてよくわかるので、今年の秋公開予定の第2章から観る人は是非映画館に行ってください

最初に見に行ったのが普通のシネコンのブルク13なので音響は映画館の標準で、それでも十分良かったのですが、2回目は音響の凝ったとこで観たくなりチネチッタのCボールサウンドで観ました
音響の良い映画館で観るとさらに良くなるので円盤で観る人はその辺こだわって観てほしいです
主要キャラも感情移入しやすいし、アクションもカッコいい。時代はこういうカッコいい女の子を求めてるんだなって改めて思います

気になるのはWeb舞台挨拶で主要キャラの誰かに死亡フラグが出てることで、監督さんも特定してなかったけど、ドロシーだけは殺さないで欲しいな
でも、ドロシーじゃないなら誰?と言われても選べません、それくらい全員が魅力的なんですよね
次の公開が楽しみです

*主人公アンジェ役が今村さんの引退により、古賀さんに変更になってますが、全く気になりません
プロの声優さんの凄さに改めて感心しました

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1

68.7 8 仲良しアニメランキング8位
『たまゆら~卒業写真~』第3部 憧 - あこがれ -(アニメ映画)

2015年11月28日
★★★★☆ 4.0 (105)
457人が棚に入れました
校内でも、卒業後の進路についての話題が増えてくる高校3年生の初夏。ある出来事をきっかけに、のりえが「スイーツ封印」を宣言。大好きなスイーツを食べたり作ったりするのを止めただけではなく、卒業後の進路も白紙に戻してしまいます。楓、かおる、麻音は、そんなのりえを心配しながらも、将来を左右することだからと何も言えずにいました。一方、「お好み焼きほぼろ」の店主ちもから4人にとあるイベントの内容を考えて欲しいとの依頼が。「私たち展」でも中心になってさまざまな企画を考えたかおるは、迷わず快諾。しかし、いまだに将来の目標が見つからないという進路についての迷いもあって、受験勉強とどっちつかずの状態になっていき……。

声優・キャラクター
竹達彩奈、阿澄佳奈、井口裕香、儀武ゆう子、茅野愛衣、内田彩、飯塚麻結、大原さやか、福井裕佳梨、宮本佳那子、広橋涼

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

閑話休題のギャグ回か~ら~の~3度目の憧憬の路、そして岐路に立つぽって・・・しかしスタッフは万策尽きてた!\(^o^)/

四季に合わせて60分×4部作で贈る『たまゆら』の完結編
その第3部、舞台は秋


まず大変残念なことに第2部までネ申ハルコミンの作画を褒めまくっていたわけですが、、、ついにここ来て万策尽きてます;
たぶんBDの発売が延期になったのはリテイクが残っているからだと思われます、それぐらい作画スタッフが力尽きてますよ
ってことで劇場公開されたモノとソフトのモノはだいぶ印象変わるんじゃないか?と予測してます


前半は麻音たん回で三者面談で父から「のどか亭は継がせない」と宣言されてしまった麻音たん
才能あふれる我が子にとって、のどか亭の跡継ぎという気負いを背負わせたくないという父ながらの愛情のつもりだったが、麻音たんも意地になり親子喧嘩になってしまう
なんとか父を説得するため、一同はのどか亭のある大崎下島に乗り込む麻音たんに同行するが・・・


これは完全にギャグ回でしたねw
展開もオチも予定調和の通りというか
まあ麻音たんに関してはテレビシリーズで散々色々な面を描いてきたので今更シリアスなのもどうかってことなんでしょう
このあとに控えるぽってのエピソードに向けても閑話休題という感じ
むしろ目玉はやっぱり父役が古川登志夫で母役が平野文という『うる星』カップルのやり取りか
最後のあのカット考えたの誰だよ!って調べたらコンテも演出もサトジュン監督本人でしたw
一番遊んでんのはおめぇかよ!


打って変わって後半はシリアスストーリー
ギャグの後にすぅっとシリアスを持ってくるのは日本のアニメだけだってGrey Haddockも言ってましたね
ぽってのローレイが故障したまま迎えた高校生3度目の憧憬の路
『hitotose』7話、『もあぐれっしぶ』9話以来です
思い出や美しい情景を写真に収められぬままの時間が過ぎていく様は、進路を決めていく親友たちが遠ざかっていくのを感じていたぽってには内心苦痛だった
亡き父の旧友である夏目望からは進路のアドバイスをされるも、ふんぎれのつかないぽってにかおたんが思わず本心を突く一言を述べる・・・
「本当は東京に行きたいんじゃないの?」


このお話は前半は秘境探検部の新キャラや、ちひろちゃんにひっつきすぎのともちゃんといった笑いどころが続くもwクライマックスでは「進路」という言葉に追い詰められていくぽっての心情を刻々と描写していくシリアスなものです
エンドロール直前に流れ出す主題歌「これから」のピアノアレンジが染み入り、サビと同時にこちらの心もえぐられるような気持ちになります


とことん泣かしてくれるな!サトジュン!
次回はいよいよシリーズ完結の第4作、正座して待ってますんでスタッフさん達頑張って!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 11
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

秋は、憧憬の路。

高校3年秋、進路相談も佳境に入ったようです。
なんか、ちょっと遅いような・・・まあいいか。
今回は、まおたんとぽってのお話です。

<まおたんのお話>
親子間のほんのわずかな見解の相違。
{netabare}真正面から向かい合えば何てことのない話です。
はいはい、勝手にやって下さい。{/netabare}
それにしても、多才なまおたん。
二兎を追うものは一兎も得ずですぞ。
あっ、二兎じゃなかったんだっけ。
それに、口笛で会話するのはやめて下さい。

<ぽってのお話>
憧憬の路に満を持して夏目さん登場。
{netabare}でも、ぽってはなにやら浮かない様子。
かおたんは鋭いね。
ぽっての悩みに気づいちゃった。{/netabare}
この話は第4部に続くってこと?

第3部は、ぽっての話が中途半端な分だけ評価は低下。
最終回である第4部は、涙が枯れちゃう予感だよぉ。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 15
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

出会いは人を豊かにし、別れは人を強くする

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
たまゆらシリーズ。ラストの1個前。

もう、たまゆら好きな人しか観てないですよね。

ということで、皆さんは同志です(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
前半は麻音回。
なんだい?  前作に引き続き風呂のシーンあったけど、ここまできてサービス精神ですか(笑)  麻音父、可愛い(笑) 麻音が一番地に足付いてない感じだったけど、ここにきてようやく、ですね。確かに、全てやろうと思えば、自営業しかないわな(笑)  でも、経済学部ってのは意外性ありすぎ、正直、萌えたw これがギャップ萌えか(笑)

後半は再びぽって回。
ぽってが良い風景観て写真撮りたいって気持ちは、私らが良いアニメ観てレビュー書きたいって気持ちに近いんかな(笑) ここでも、「不易流行」。職業にしていくなら、デジカメは必須。フィルムも捨てるわけではないんでしょうが。

「出会いは人を豊かにし、別れは人を強くする」という言葉があります。

父との永久の別れ。親友(ちひろ)との別れ。憧れの人(志保美さん)との別れ。それらを通し、強くなってきた、ぽって。

卒業を期に、カオタン・ノリエ・麻音との別れや、竹原との別れもあるでしょう。もしかしたら、父のカメラとの別れもあるのかも。でもきっと、ぽってなら、少し落ち込んで、それから強くなるのでしょう。

カオタンの言葉「私たちも、この町も、一緒に過ごした3年間も、消えたりしないから、なんにも心配ないよ」は、=写真だと思いました。

写真=「そこにあった証明」とでも言いましょうか。

時間は流れていき、過去に逃げていても何にもならない。でも、時々にはそこへ帰って来て、次に前に進む力には変えていける。

夢に向かって進んでいく、ぽって。次回、最終回。観たいような、観たくないような、複雑なファン心理w
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 19

63.9 9 仲良しアニメランキング9位
劇場版 フリクリ オルタナ(アニメ映画)

2018年9月7日
★★★★☆ 3.4 (59)
229人が棚に入れました
モヤついている高校生・河本カナ。嵐のごとく登場するハル子。その時カナの額にお花が生えた! 煙を吐きがら街をぶっ潰すアイロン。毎日が、毎日毎日続いていくと思っていた・・・。力を手に入れたカナはアイロンをぶっ飛ばせるのか!?

声優・キャラクター
新谷真弓、美山加恋、吉田有里、飯田里穂、田村睦心、小西克幸、永塚拓馬、鈴木崚汰、伊藤美紀、真坂真帆、森功至、松谷彼哉、青山穣
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

いつまでもこのままでいたい!・・・・ そう思ったって良いと思うです。

   久々の初日、初回上映で見れたです。
 かなぶんを中心としたペッツ、ヒジリー、モッさんの仲良し4人組の日常、非日常をそれぞれの視点に描かれたお話だったです。かなぶんと出会ってかなぶんの能力に気づいた、お姉さん自称なのか?宇宙捜査官ハル子が、やたらちょっかいを出してくる展開です。長い上映時間だったです。

 かなぶん、ハル子やたら目立ってたです。敵なのか侵略者だかわからない、突然出てくる機械生物とハル子が戦うです。宇宙だか火星の話が、何の関係があるやら出てくるです。

 4人でバカやって騒ぎつるむ日常は、ありがちな女子高生なでしょうか?です。4人で興味本位に共同制作して作るロケットは、楽しかったと思うです。

 4人それぞれに互いに、何も知らない事情が描かれていたところも見所です。心配なのか?役に立ちたいと思うのか?ハル子の行動に注目です。
 大人だかの恋のことだったり、進路で自分でつかむために進む夢だったり、同年代の恋する気持ちはどういうものか?だったです。自分が思ってきた変わらないでほしいと思う毎日は、友達にしてみればどうだったか?を破天荒に描かれていたです。

 常にハル子が中心にいるようで、絡むハル子の大胆かついたずらにも見える行動があったです。ハル子は、何をしたいのか?あまり私には理解できなかったところがあるです、

 全体を通して、かなぶんが望むいつも変わらない毎日は、自分としてもそんな気持ちは持っていたいと思うです。かな分が望んでいても、一番の親友は実は、どうなのか?、つらい現実も見せられたです。{netabare}最後の方で、人は年を取る、周りの風景も変わる、そんな中でも笑顔は変えないでいいとか言ってたようなセリフは、共感できるものがあるです。{/netabare}

 かなぶんが思うように、いつまでも4人仲良くしていきたいと思うのは、決して悪くない人として当然の願いであると考えるです。このお話は、そんな自分が望まなくても変わるもの、変えてはいけないものを訴えてもいるように見えたです。そこが、面白みなのかもしれないです。「これでいいのか?」な終わり方だったけど・・・・・・・・です。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 6

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

なんで今更フリクリ?

2000年リリースされたOVAフリクリの18年越しの劇場版アニメ。
なんで今更フリクリ?
あのガーッときてドーンってなって、しっちゃかめっちゃかで、ピロウズのメロディとナオ太とハル子がロボと宇宙人でズゴゴゴゴってなるあのフリクリのアニメ映画です。

OVAの方は視聴済みですが、内容をほとんど覚えていないです。
宇宙人のハルハラ・ハル子は前作から続投ですが、それ以外のキャラは出てこず、前作との繋がりも、多分無いです。
主役はある街の女子高生「河本カナ」と、その友人たちで、彼女たちが青春したり、友情を深めたり、夢を追いかけたり、裏切られたり、それでバカヤローと叫んだりする話になっています。

OVAのフリクリが頭にあった上で視聴しましたが、比較的分かりやすい作品になったと思いました。
OVAは、ギター担いだベスパ女が主人公を撥ね飛ばした挙句、ギターでぶっ叩いて額からロボを出すという視聴者置いてけぼりな内容でしたが、劇場版はストーリーに起承転結がついていて、良くいえばとっつきやすいですが、悪くいえばフリクリらしさが薄れたと感じました。
私的には悪くはなかったですが、本作を見ているのはもう十中八九、フリクリOVAを芳ばしい時期に触れてしまったおじ様たちなので(私も然り)、本作のできについては納得いかない方が大多数なのではないかと思います。
フリクリってさあ、もっとめちゃくちゃだったじゃん、と。
ひとつのアニメ作品として見ると普通に面白いと思いますが、"あの"フリクリをイメージすると肩透かしを食らうことと思います。

130分強の映画ですが、中は6話分のアニメに分かれています。
続編のフリクリプログレでワンクール完結となっている様子ですが、本作だけでも完結しています。
面白かったですが、女の子も可愛いというほどでもないし、マミ美のようなインパクトも無く、OVAの方が高レベルだったように思いました。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 0
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