体操で女子高生なおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの体操で女子高生な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月03日の時点で一番の体操で女子高生なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

78.4 1 体操で女子高生なアニメランキング1位
干物妹!うまるちゃんR(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (717)
3576人が棚に入れました
外では、誰もがうらやむ才色兼備の「美妹」が、
家に帰れば、誰も知らないグータラ三昧の「干物妹」に…!?

グータラを極めた干物妹・うまるが、
コーラとポテイトを片手に、漫画やゲーム、アニメ、ネットサーフィン…、
一緒に暮らす兄・タイヘイを横目に、欲望の赴くままに突き進む!

クラスメイトの海老名、きりえ、シルフィンとの絆も深まり、
うまるの日常はますますにぎやかにっ!!!

うまるの最強で最高な最上の 日常が、再び始まる!

声優・キャラクター
田中あいみ、野島健児、影山灯、白石晴香、古川由利奈、安元洋貴、柿原徹也、小清水亜美
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

3期も期待。てか、一生観られる(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
うまる です(笑) 一期と基本は変わらず、でも、いろんな事が少しだけ進展しましたね♪

相変わらず、素晴らしい日常系アニメでした♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
一期とのちがいは、恋愛要素の有無。特に、海老名ちゃんとタイヘー。海老名ちゃんには幸せになってほしいな~。でも、カナウにも幸せになってほしいしな~。

あとは新キャラ、ヒカリ。ここは正直、まだキャラが弱くてイマイチ。今後に期待かな。

あとは、うまる(こまる)と海老名ちゃんとシルフィとキリエ、特にうまるを抜いた他3名の仲が深まったのが素敵でした。

個人的には、シルフィが好きですね。なんか、シルフィが笑顔だと安心します♪

まあその分、こまるのワガママ放題が減ったのはやや残念ですが、マンネリ防止のためにはこの方が良いでしょうね。

最終話のBパートなんか象徴的なんだけど、1期は「うまるとタイヘー2人のアニメ」で、2期は「うまる達4人娘のアニメ」なんですよね。個人的には、「アニメとしては正解だけど、もっとうまるのワガママを観たかった」というのが本音です。が、そこは制作もよく分かっていて、最終話Cパートに「うまるらしい」ゲスいエピソードを入れてきたのは、間違いなく「あえて」ですよね♪ なんかあのCパートのおかげで、制作と心(うまる愛)が繋がっていると思えました(笑)

さて、うまるですが、一部の方には、こまる との二重人格的な部分が受け入れられず、「外面だけ良い」みたいな感じで嫌われてるとも聞きます。実際、原作でもあんまり人気ないみたいですし。

でも、私は違った解釈をしていて、多分、「うまる(外うまる)」が本体(素)で、「こまる(家うまる)」が特別なんじゃかいかと思ってます。(勿論、大前提として、両方あってのうまるですが)

「うまる」は、無理してああいうキャラを演じてるんじゃなくて、本来はああいう(外うまるな)性格なんだけど、タイヘーの前だけではダラしなくなるだけじゃないの?と。多分、タイヘーがいなければ、普通に24時間外うまるで過ごせる気がするんですよね。だって、1期でちょろっと出てきた子供時代のうまるは、「こまる」よりも「うまる」寄りでしたし。(根拠は薄いけど)そう考えれば、なんかワガママ放題も可愛くて許せちゃいませんか?

まあ、とにかく3期に期待です。やってくれないなら、タダをこねますよ(笑)
{/netabare}

【余談 ~2017秋は、1期が神OP(ED)だった作品の2期が多かったよね ~】
{netabare}
例えば、「おそ松さん」の「はなまるぴっぴはよいこだけ」や、「血界戦線」の「シュガーソングとビターステップ」。ある意味、「魔方陣グルグル」の「晴れてハレルヤ」「Wind Climbing ~風にあそばれて~」。そして本作「干物妹!うまるちゃん」の「かくしん的☆めたまるふぉ~ぜっ!」。

1期は名曲だったアニメがズラっと並びます。ここまで揃うのは珍しいと思います。

その中で感じたことは、「やはり、空振りかホームランじゃなくて、ヒットを狙いにいくんだな」ということです。

例えば本作のOPは、明らかに1期を意識したつくりでしたね。もし、「かくしん的☆めたまるふぉ~ぜっ!」の二番ですと言われたら信じるかもしれない(笑)

「おそ松さん」も同様に、「はなまるぴっぴはよいこだけ」の二番と言われれば、うっすらそうかもと思う感じ(似た曲調)でした。

「血界戦線」は、EDは1期を意識したダンスミュージック風にしながらも、UNISON SQUARE GARDENはOPに移籍。うまくかわした感はありました。

「魔方陣グルグル」は、きちんとオリジナル色を出そうと、可愛い系ながらも1期とは違う歌の感じにしていて、そういう意味では好感をもてました。

やはり、1期のOPが「神曲」と言われるくらいヒットしてしまうと、2期は難しいよね(汗) 「うまるR」も「おそ松さん2期」も、ホームランも狙わないかわりに空振りもしないように、コツンと当ててシングルヒット狙いに来た感じでした(笑) 両作品とも、勿論1期の方が好きだし良い曲だったと思いますが、2期も充分に良い曲だし、まあ、制作陣の苦労とプレッシャーを感じ、微笑ましい気分になりました(笑)

そういう意味では、「うまるR」はむしろEDの「うまるん体操」の方が印象深いですね♪ 来店の小中学生の文化祭とかで踊る子供とかいそうな感じw なんか力が抜けていて素敵でした♪

ちなみに、今期(2017秋)で好きだったOPは、

1位 「ポールルームへようこそ」の 「Invisible Sensation」(UNISON SQUARE GARDEN)

2位 「アニメガタリズ」の「アイコトバ」(GARNiDELiA)

3位 「ブレンドS」の「ぼなぺてぃーと♡S」(ブレンド・A)

ってところですかね、まだ録り溜めてるのもあるけど。

まあ、私が基本的にアップテンポの曲が好きだというのもあるけど、OPやEDは、(楽曲単体の良さはもとより)やはり「作品の世界観をうまく表しているか」「映像との繋がり」は、大切だなと。「もってけ!セーラーふく」なんかはこの辺が最高レベルだったなと。

そういう意味では、「Invisible Sensation」は、競技ダンスの激しさ、タタラとチーちゃんぶつかり合いなんかを表現できていて良かったですね。

EDなら、「うまるん体操」が、今期一番でしたね! ダラっとしてるけど可愛らしい、そしてノリも良いという、実にうまるの良さを表現していたな~と。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
1期のナレーションをいきなり否定w まあ、1期からのファンには楽しい演出だけど、2期から入った方は、うまるの変身に?が付かないかな? UMRのこととかもワカランでしょ。OP、明らかに1期を意識したつくり。二番と言われても信じるかもw

2話目
どうでも良いんですが、私は1日1回は耳掻きしないと発狂しそうになります(笑) うまるの漫画、デスノートにシャーマンキング、封神演技って、同世代かな(笑)?

3話目
えびなちゃんは可愛いな~。顔(笑) ただ、ハンバーガー食べる話なのにね、なぜか良いよね。

4話目
タイヘー、早く結婚しろよ(笑) シルフィンが楽しんでると、なんか幸せな気持ちになるんだよね。うまるの葛藤w うまる、どうした? 反省なんてらしくない(笑)

5話目
浜松の聖地? ガヴドロとかかな? なにげに、タイヘーと叶とのペアも良いよね~。応援したくなる。うまるの涙、するいぞw

6話目
絵本うまる、その気になれば30分見られるなw 都大会三位って、普通に凄いよねw 着物凄いのに、デジカメしょぼいw 悪うまるw 扇風機に窓際の天体観測。なんか良いな~。

7話目
キリエのパス、ウケるw キリエ、140ないの? 高校生で? 新キャラ? ということは、ここからあのキャラを掘り下げるの? キリエとアレックスにフラグが? じゃあ、シルフィとボンバかな(笑) どうした? らしくもなく、恋愛要素強めで。

8話目
むしろボンバが可愛いw お? 新たな展開? タイヘー、モテ期(笑)

9話目
ほっこり良い話、二連発。ノスタルジー。

10話目
恋愛バナシはあまり作風に合わないけど、海老名ちゃんには幸せになってほしい♪

11話目
キリエ回。

12話目
あ~、寂しい、、、。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 46

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

うまるの最強で最高な最上の日常(パラダイス)が、再び始まる!

この作品は、「干物妹!うまるちゃん」の続編に位置する作品です。
物語の内容に繋がりがあるので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

この作品の登場は結構センセーショナルだったと思います。
頭脳明晰、品行方正、容姿端麗、スポーツ万能という、ありとあらゆる才能に恵まれた亜麻色ロングヘアーの女子高生…
すれ違う人は男女問わず思わず目で追ってしまう、まるで天使のような佇まい…
それが家に帰った途端、キュキュっと真ん丸で珍竹林な生き物に変身してしまうのですから…
そしてどちらのうまるちゃんも可愛いのですから手に負えません。

そんなうまるちゃんが私たちの前に帰ってきてくれました。
続編でもあったので、即視聴を決めた作品です。

今期のうまるちゃんは…登場するメンバーこそ基本的に変わらず、新キャラがちょいちょい登場する程度…
でも1期よりキャラの心情が心に染み渡るのは、しっかりと段階を経てそれぞれのキャラを深掘りしてきた下支えがあってこそです。

時には相手との何気ないやり取りから気付きを促されたり…
そして時には相手の気持ちに寄り添ってそっと背中を押してみたり…

何もかもが初めてのことばかりで、気持ちが一杯で身体が硬直しちゃったり、何でもかんでも上手くいくわけではありません。
むしろ、上手くいかない事の方が大きかったと思います。

それでも自分自身を見つめ、すり減った勇気を蘇らせてまたスタート地点に立とうとする心意気が個人的には大好きでした。

外では常に他人を思いやるものの、家ではいつも自分の事ばっか…だけど気付きに対する著しい成長が感じられるうまるちゃん…
自分のことになると直ぐに目一杯…けれど、相手に対する思いやりと慈しみが群を抜いている海老名ちゃん…
これまでは人見知りの影響で他人との接点が持てませんでした。でも今じゃ将来の夢を共有できるほど自分を表現できるようになった切絵ちゃん…
天然っぽさを前面に押し出しながらも垣間見える思いやりと気遣いが心地よいシルフィンさん…

1期では「お互いを知る」までが精一杯だったと思います。
彼女たちにとってこれまで一緒に過ごしてきた時間は無くてはならないかけがえのない宝物…
本当の自分を知って貰って、素のままで付き合えるってとても素敵なことだと思いますし、その素地はしっかりと作ってきたと思います。
だから1期では自分の事で精一杯だった女の子も、今期では相手の事を思いやれるようになるんです。
これって凄い成長っぷりだと思いませんか?

そんな一皮剥けた4人の前に登場した新キャラは、いのすけ演じる金剛ヒカリちゃん…
まぁ、主にうまるちゃんの前に登場するのですけど…
仲良し4人組の中にはいない異質の性格の持ち主…
でも異質とは言いながらおかしいところは一つもありません。

気持ちを包み隠さないこと…
自分の目標に対して一直線に進み、それを手に出来る強い意志…
ヒカリちゃんの素直で純真な性格が彼女を最短距離で突き動かしています。
うまるちゃんは、彼女に対してはきっと最大限の警戒が必要…
何故なら、これ以上踏み込むには自分の心の整理が必要だから…
笑って、甘えて、誤魔化して…これまで浸かっていたぬるま湯の先にしか、答えがないから…

うまるちゃんと同じように気持ちに整理を付ける必要があるのは、ヒカリちゃんの姉であり、タイヘイの学友だった金剛 叶も一緒ですけれどね…

この先、きっとこれまで以上に自分の気持ちに向き合わなければならない人がいます。
たくさん迷っても良いから…
せめて自分の心に正直に…後悔の無い答えを導き出して欲しいと願っています。
個人的には海老名ちゃん推しなので、彼女が本懐を遂げられるよう精一杯応援したいと思います。

オープニングテーマは、土間うまるの「にめんせい☆ウラオモテライフ!」
エンディングテーマは、妹S(シスターズ)の「うまるん体操」
どちらもこの作品にピッタリの曲です。
個人的にはエンディングテーマに合わせてデフォルメキャラが一生懸命体操している姿が好きでした。

1クール12話の物語でした。
これまで全く気に留めませんでしたが、この作品は30分/話の中に原作4~5作をつぎ込んで制作されているようです。
そうすると、原作の累積消費話数は仮に平均5話/回で12話/期の2期分とすると、これまで120話相当の原作を投入してきたことになります。
これは3期を放送しようとすると原作のストックが無いから「続きは原作で」…というオチじゃありませんよね。
きっと原作の面白さも相当なモノだと思います。
でも、声優さんに命を吹き込まれたキャラで続きが見れることを切望します。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 25

TAMA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

菓子パン好きな妹、降臨!

1期と比べると少し攻撃力低下。心境の変化や友達が出来たり、それで日常系だから仕方ないですね。
ですが動きが少ない分、ストーリーは安定してました。


原作・全巻読破。
スピンオフ・全2巻読破。(海老名ちゃん)
アニメ・全話視聴。


原作の時から今回登場する『新キャラ(妹)』が好きで楽しみでした。私もメロンパン等の菓子パンが好きなのでスゴく親近感が沸きました(笑)

さて、感想を。


こーゆーのは1期と比べられるのは仕方ないと思いますが、少し『干物妹』感が減ったと思います。
その代わりうまるちゃんの変化が見れる仕上がりになってました。
でも変化が大きかったのはその他の妹達ですね。シルフィン≫切絵(ツントゲガール)≫海老名って割合ですかね。
ボンバーやアレックスも絡みが増え、『新キャラ(妹)・新キャラ(兄)』も出てくるので今回はうまるより他キャラを楽しむって感じでした。私は。(叶は…相変わらずだったなぁ…)

しかし、タイヘイは今回も優しいお兄ちゃんでした。草食系で社畜で枯れて…(アレ?)
…コホン…
今回もタイヘイの作る料理は美味しそうで、主夫で、怒るけどそれはうまるの事を想っての事で…
本当に魅力的なキャラですね。…友達になってほしい(笑)
『鬼のタイヘイ』も良かった。

OPやEDはうまるちゃんらしかったですが、勢いやノリは1期のOPの方が好きでしたね。
2期のOPでうまるちゃんの身長が分かるような描写があるのですが、チビうまるの身長が50センチくらいって…『ちっちゃ!』と驚きました!

今回の『新キャラ(妹)』が「お兄ちゃんは◯◯◯のお兄ちゃんです!」はアニメの表現だけでは『?』ってなる人が多いと思います。ま、11話で多少分かるかもしれませんが。
『お兄ちゃん』の種類が違うと言うと分かりやすいかな?例えば知り合いの「お兄ちゃん」。いつも遊んでくれる「お兄ちゃん」と色々あります。
◯◯◯にとってどんな『お兄ちゃん』なんでしょうね。

さて、3期についてですがこれはもう応援と円盤の売上だけですね。実は原作は終わりました。(全12巻)スピンオフの海老名ちゃんも全2巻で終了しました。なので原作ストックは大丈夫です。
売上情報は入ってないのでこれから次第ってとこですね。

今回ちょっと残念だったのは1期では本編後にあった小劇場が今回の2期はなかったこと。アレ、好きだったんですがねぇ…。
けど全体的にまったり観れたのは良かったかな。
日常系、まったりしたい、考えず観たい方にはオススメします。逆に動きがない、刺激が欲しい、日常系が苦手な方にはオススメしません。


原作は終了しましたが作者のサンカクヘッドさんはあとがきに「忘れた頃に『うまるちゃんNEO』とか『うまるちゃん2ndシーズン』とかになってヌルッと戻ってくるかもしれません…(そういうパターンは好きです)」と書いてました。「すでに何か描いているかも…?」とも。
なのでサンカクヘッドさんのこれからの動向に期待しましょう。
兄が好きなうまる・兄がキライな切絵・兄と話せないシルフィン・兄がいなくなった海老名は描いてくれましたが今回の『新キャラ(妹)』はまだ描いてない部分があるので気になります。あ、うまるが何故タイヘイのとこに来たのかもの理由もなかったな。


最後に小ネタを。
サンカクヘッドさんは元々生粋のギャグ作家なのでラブコメは描いた事ないからそこら辺はキツかったらしいです。
それともうひとつ。
作中に出てきた『妹爆』『俺思』のゲーム。実は今回出てくる『新キャラ(妹)』に関係が…

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

82.8 2 体操で女子高生なアニメランキング2位
ダンベル何キロ持てる?(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (740)
3209人が棚に入れました
「ひびき……お前、また太った?」食べることが大好きな女子高生・紗倉ひびきの心に突き刺さった友人の非情な一言。夏休みまでに絶対に痩せてみせるとダイエットを決意したひびきだったが、一人ではまともに運動も続けられない体たらく。こうなったらとひびきが足を運んだ先はトレーニングジムだった! そして入会したジムで同級生のカリスマ美少女生徒会長・奏流院朱美と出会ったひびきは、深くて楽しい筋トレの世界へ足を踏み入れることに……。

声優・キャラクター
ファイルーズあい、雨宮天、石川界人、石上静香、東山奈央、堀江由衣、玄田哲章、戸松遥
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

わがままBODYは正せます!

はじめに、、、

わりとガチ勢なので客観的な意見は期待しないで下さい。

観るべくして観たアニメであり、楽しむべくして楽しんだアニメであります。
広背筋いじめて痛みにうっとりするド変態野郎の妄言という前提で以下お楽しみいただければ幸いです。



女子高生を媒介にして体づくりに向き合った作品。
ためになる点では『はたらく細胞』、題材へのモチベーション喚起の点では『ゆるキャン△』などの系譜に連なる作品です。
エンタメとのバランスを取れてかつハマれば “ためになりやりたくなる” そんな未来が待ってます。
しかしちょっと待ってください。


 ウケんのかこれ?


世間一般から見たオタク像って運動と無縁で体育会系を忌避してるじゃないですか(失言1)。そこに迎合してアニメでは体育祭より文化祭にメインエピソード持ってくるし、主人公はだいたい帰宅部でサッカー部キャプテンあたりを目の敵にしてるみたいな!・・・そうです。ものすごい偏見です。
しかも作中の“シルバーマンジム”のモデルは名前からして“ゴー○ドジム”でしょう? 数あるフィットネスクラブの中で、「プール無し」「フリーウェイトエリア広め」「有酸素運動エリア狭め」「スタジオプログラムあったっけ?」なとにかく筋トレガチ勢御用達のジムですよ。

1.いくらJK投入してもアニオタ(ステレオタイプ)の心を溶かすのは難しいのでは?

ひとつめの疑問です。
だいたい筋トレなんて意識して部位をいじめて回復させての単調な繰り返し。

2.それで30分もつのか?15分枠で充分じゃね?

ふたつめの疑問は12回×30分なんてダレるだろうよの心配です。
みっつめは冒頭に挙げた観点と照らし合わせて、話を盛ってまがいもん教えられても反応に困るという知識やモチベーション喚起面での不安。

3.ためになりやりたくなるのかいな?

と3つのハードルがありました。


結果はご覧の通り。ネットなどの評判を見る限り作品は好意的に受け止められたようです。

{netabare}「見ないで!今日は三頭筋のハリが悪いの」atどこぞのプール{/netabare}

あたかも“筋肉は裏切らない”どっかで聞いたことあるようなフレーズが舞いそうなエンターテイメントに徹した満足の一品でした。
なお上記のハードル3点への適合度合いを整理すると、

 1.○ :しっかりエンタメしてる
 2.△ :ネタ繋ぎに苦労してた
 3.◎ :ためになりやりたくなる

といったところです。
脳筋を先鋭化させた極端なキャラたちが醸し出す面白さとたまに吐かれる毒。ストイックさとお笑いとが良いバランスで同居してます。


【キャラ】◎は主要キャラ

◎紗倉ひびき(CVファイルーズあい)
◎奏流院朱美(CV雨宮天)
◎上原彩也香(CV石上静香)
◎ジーナ・ボイド(CV東山奈央)
◎街雄鳴造(CV石川界人)

立花里美(CV堀江由衣)、愛菜るみか(CV戸松遥)、呉夜叉(CV大原さやか)

ハーンノルド・ドゲゲンチョネッガー(CV玄田哲章)


キャラクターの強烈さに隠れがちでしたが、筋トレ含めた体づくりの説明がメニュー内容も紹介順もついでにトレ作画もほぼ完璧でした。
それではハードル3点への対応ぶりに沿って詳細以下、



■○:エンタメしてる

筋肉の神様にお願いするのは「めっちゃモテたい」。すごい素直!欲望に忠実なことは良いことです。
OPEDはラップ黎明期の吉幾三『俺ら東京さ行ぐだ』を彷彿させるコミカルチューン。中毒性が高いです。そして、

 とにかく明るい!

曲もアニメの中身もダークさを感じない。とことん巻き込まれるテンション高めの明るさです。これに陰キャが小馬鹿にするようなマッチョ像を見事に体現してることもありとっつきやすいのです(失言2)。
これは石川界人さんの起用がファインプレーでした。 安元洋貴さん諏訪部順一さん前野智昭さんのようないかにもゴリマッチョできそうな方の声あてでは出ない味だったと思います。

{netabare}・「アニメ好きのマッチョの人と盛り上がったわ~」byロシア娘
・コスプレマニアの女教師若干二名

しっかり媚びることも忘れておりません(失言3)。{/netabare}


カウンターとしての常識人のツッコミにはキレがありました。高テンションに間髪入れずのツッコミ。もさもさしてません。

さらにところどころ毒をまき散らします。これが隠し味となり良いアクセントとなりました。

{netabare}・どう考えてもRIZ○Pをdisってるよねなアレ
・紅白ならぬ忖度歌合戦のネーミングと画面に映し出されるサ○ちゃん{/netabare}

あとは場外。アニメと同時で主演のファイルーズあいさんのトレコンテンツと一緒に楽しむなんてこともできました。メディアミックスでの楽しみも盛り上がりに寄与しましたね。


■△ :ネタ繋ぎに苦労してた

たぶん5話でネタ切れしてます。初心者向け導入や経験者向けあるあるで引っ張った序盤は4話まで。
半分もいってなかったのでやはり15分枠が妥当でした。失速を感じられた方がいたとしても不思議ではありません。5話以降はイベントとの抱き合わせ度合いが強くなります。ここからはキャラの魅力勝負でした。

{netabare}・5話:走るための筋肉。いやいやフォームや技術が先っしょや?と思う。
・6話:アームレスリング大会。技術の説明あり。そうそうこれが大事です。ジーナを投入し活性化。
・7話:アイドル回。中休みですね。
・8話:ハイキング。2話続けての中休み。
・9話:ハーンノルド登場。以降、クリスマス、正月、そして最終話へと続く。

ジーナとハーンノルドら途中投入して鮮度を保つ工夫はしてます。とはいえ“筋肉バカ”同カテゴリーでの一体感は生むものの、話の凹凸がなく埋没してしまうリスクそのまま出てました。
また、中休み回連続は間延びを感じさせました。ここだけ惜しいですね。{/netabare}


■◎ :ためになりやりたくなる

これは満点じゃないでしょうか?
体づくりのメニュー内容では、初心者/経験者/上級者。太った人/痩せてる人。全方向へメッセージを送ってました。

 ⇒ためになります

初心者がやりがちなミスの指摘だったり誤解の訂正。簡単なところから始められるような導入トレーニングやマインドセットをしっかり序盤で網羅し徐々に段階を上げてました。

 ⇒やりたくなります


具体的にはこういったところです。

①初心者向けの具体的にこうですよ、の説明があります
今となっては常識に近いところから、
 {netabare}※「筋肉は脂肪より重い」「食事制限だけのダイエットの危険性」「食べることは才能」etc{/netabare}
トレーニングにおける注意点まで
 {netabare}※「大きい筋肉から鍛える(広背筋)」「下半身鍛えるのを疎かにしない」「ストレッチの功罪」etc{/netabare}

経験者向けの内容は混み入ってしまうので割愛。“なるほどそうか!”目からうろこなネタと“これなら自分でもできそう!”実現性が可視化されるためモチベート喚起に繋がる序盤でした。

「何キロもてる?」タイトルもギミックのようなもので、大事なのはフォームだったり呼吸だったりどの筋肉を意識して着実にやるかが重要。反動をつけてそれなりの重量をこなしても意味ないよということの説明もしっかりありました。


②ドラゴンフラッグ
これ自分できません。ジムでやってる人を見たこともありません。たしか『燃えよ!ドラゴン』でブルース・リーがやっていた究極の腹筋とかいうやつです。
ドラゴンフラッグに象徴される経験者や上級者向けの小ネタが満載でした。


③痩せ型さん向けの内容もしっかりある
これちょっと感動しました。主人公の目的は「痩せたい!」だし、ジム入会目的の主要理由がダイエットというなかで、しっかり肉がつかなくて困るという方向けの措置も講じてます。
本人はけっこう悩んでたりするのですが、「痩せてるの羨ましい」と言われるだけで取り合ってくれないんですよね。ジム通いの立派な動機になり得るものです。
トレ後30分以内のタンパク質(プロテイン)補給だったり、筋肥大のプロセスやそのための食事に関する説明もありました。


①②③で全方向への“知識補充”“モチベーション喚起”を散りばめていたのです。


④しっかりしたトレーニング作画

初回のみ筋肉ぶるんぶるんさせて色モノかと見せかけて、第2話以降は落ち着かせてきました。
これをもって作画が良い!とするのは違うような気がしますが、

・肘を伸ばしきらない
・ダンベルやマシンでの手足の伸縮のスピード

これがまず正確です。細かいところだとバーを掴む手の指が“親指を下に入れてバーを掴むか?”“五本指並べてバーを掴むか?”で負荷が変わるトレーニングにおいて、その時テーマになってた部位をより鍛えるための指位置だったりしたのは唸りました。
しっかりこれ見て真似るだけで効果的なトレーニングになるような仕様になってます。





実用的かの観点でしたら私は過不足ないアニメ作品だと思ってます。
日頃の運動不足の解消に繋がるきっかけになるのであればこの作品の意義は充分にあるのです。

エンタメ的に面白いかの観点でしたらこちらも私は充分堪能できました。
OPキャラソンで石川さんの叫ぶ「サイドォ チェッストォォーッ!」に魅かれるような方でしたらきっと満足できるでしょう。




※余談
■其の壱:副作用あり

フリーウェイトと自重トレ中心の内容でしたが、継続性に難ありです。
フォームを自力でチェックしながらは初心者には難しい。マシントレに慣れてからフリーウェイトが無理のない流れであることと、3ヶ月もしてくると飽きもでてくるので、プールやスタジオプログラム。もちろん有酸素運動も取り入れて目先を変える工夫をしてみましょう。
このへんゴ○ルドジムがモデルだったことの弊害?があるかもしれません。


■其の弐:体育会系ってこうだよね

酒飲めるイメージあるでしょ?
{netabare}大晦日に独身コンビでくだを巻いていた立花先生と愛菜先生の傍らには一升瓶三本転がってました。二人でこの量はさすがに飲みすぎです。{/netabare}



視聴時期:2019年7月~9月 リアタイ視聴

-------
2020.04.07 追記

コロナ禍でジムも逆風ですがしゃーないですね。しばらくひっそりしときましょう。
さてリアタイ後、石川界人さんが筋トレガチ勢であることが判明しました。なぜ唐突にこのネタ持ってくるかというと、日本酒のプロモかねて実際の蔵元の名を冠したキャラあてをするという話が流れてしまったことに触れたいから。降板です。
筋トレガチ勢の彼は「太るから日本酒飲まない」とラジオで言ってしまい、それがスポンサーに知れて、という流れでした。

事の是非や処分の軽重は置いときます。

事務所さん事前教育しましょうよ。
声優ってマネージャーつかないんですよね。芸能事務所ならCMやスポンサー/クライアントを絡めたNG事項についてのレクチャーもあるでしょうに。
ほぼ個人事業主のようなものとは聞きますので自己責任といえるのかもしれませんが、このへんの業界知識のサポートもないとなると大変だなぁと思いました。


2019.09.23 初稿
2020.04.07 追記

投稿 : 2024/06/01
♥ : 73
ネタバレ

TAMA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

はい、サイドチェストーー!!

街雄役の『CV石川界人さん』、貴方のお陰でOP曲の『サイドチェスト』が耳から離れない(笑)


原作・未読。
アニメ・全話視聴。(全12話・30分アニメ)


『街雄さん』の給料ってプロテイン代等もそうだけど服代もバカにならないんじゃ…(笑)

ちょっとした小ネタを書くと今コンビニやスーパーで売ってる『サラダチキン』。アレって女性向けに作られた商品だったらしいですが売り出してみるとボディビルダーや筋肉をつけたい人に売れたと言う全くターゲットとした層と違う売れ方してるらしいです。エネルギー表記を見てみると確かに筋肉をつけるには良いと思います。
味も悪くないし筋肉をつけたい方にオススメですよ♪…ただどんな物でも食べ過ぎはNGです。


食べる事が大好きな女子高生『紗倉ひびき』、友人の同級生『上原彩也香』に「最近太った?」と指摘され気にする。
ダイエットしようとしたが個人ではどうにもならず近くに出来た『シルバーマンジム』を見学。
そこに同高校の優等生『奏流院朱美』も見学に来ていた。『シルバーマンジム』はかなり本格的なジムだった為、怖じ気付いた『ひびき』は辞めようとするがそこに現れたイケメン『街雄鳴造(服の下はゴリマッチョ)』に一目惚れして通う事に。
…ってとこですね。


最初はエロ目線なカメラワークをしてたので「そーゆー系?」と思いましたがトレーニングや呼吸法、ED曲後の筋トレ法など結構真面目な部分があり引き込まれて行きました。トレーニング以外はコメディですね。そこまで悪くない。
恋愛要素は…悲しいほど無い(笑)
ま、ちょっとそれっぽいのもあったけど大胸筋見てただけだし(汗)
もしかしたらこのアニメを観た後、触発されて筋トレやったりジムに行く人が居るかも?

ただトレーニング方法は良いけど白筋タイプや赤筋タイプ、男性筋タイプや女性筋タイプとか色々あるからそれに合うのかな?と思ったり。
あ、男性でも女性筋タイプは居ます。今の統計で8:2くらい。女性筋タイプだと負荷のかけ方が全く変わるので自分の筋肉タイプを調べると効率アップしますよ。


所々食べ物にカロリー表記してましたが『カロリー=重さ(体重になる)』と思ってる方が多いですがそれは間違いです。調理師や栄養学に計算方式のとこに載ってますがカロリーは熱量なので重さは無いです。カロリーで太るのでは無く、消費されない物・排出されない物で太ります。
逆に太りたいならお相撲さんの食事を真似してたら良いですね。アレは太る。キツイけどね。

なので同じカロリー数でも太りやすい、太りにくい等が出ます。例として同じ800キロカロリー食品が2つあったとしてもその食品の含有量の違いで無駄なお肉になるかならないかになります。
詳しくは計算方式で検索してもらえれば良いですが、基本、タンパク質・脂質・炭水化物から算出します。
後、個人差があるのも重要です。
その人が食べた物をどう消費するか、その人の食べた物のエネルギー交換効率、食べた物が使われず排出されるもの、などがある為一概にどんな食べ物が良いかは本当に個人差・身体の作り・性別・年齢による消費量などになります。


さて、話を戻します。

一度だけ大学生がやるボディビル大会を見に行く機会があったんですが、作中みたいに「キレてるよ」だけでは無く「なんだ、そのチョモランマは!?」「肩メロン!」「脚がゴリラ!」等、掛け声が飛び交ってました。私はボー然としてましたが(笑)
ボディビル大会ってお客さんは語彙力を求められるんですね。…てか「脚がゴリラ!」は褒め言葉なのか?


コメディ部分は結構パロってましたね。他作品のパロやある首相のパロやある番組のパロ、『プレジェクト○』みたいなんは少し笑った。…てか色々大丈夫なのか?


ただ問題は物語に山場や動きはそこまで無い。筋トレ等に興味を示されなければ受け入れられない。エロアングルカメラワークが気に入られなかったらアウト。見た目よりキツイからこんなん続けられるか!や、脳筋は鬱陶しいなど…とまぁ観る人選びそう。コメディ部分でカバー出来るかな?


スポーツ工学が発展して機能的な運動をし、身体に結果を出しやすくなった昨今。それと比例して間違った運動のやり方も増えてますね。ラ○ザップの事も作中で名前は伏せてたけど間違ったやり方と言われてます。現にあの会社って今かなりの大赤字ですし。
さて、『ひびき』は理想の体型を手に入れられるかな?


ーーーーーーーー

ここからは趣味書きです。お時間がある方はどうぞ。ちょっと長め。


{netabare}

☆有酸素運動って痩せる為に長時間は無意味です。
特にランニング。気分を良くする為だけしか効果が無く、カロリー消費はほぼしないです。逆に老化しやすい。
アンチエイジング効果等を求めるなら高強度の有酸素運動、HIITやタバタ式を用いた方が良いですね。

ランニング等の有酸素運動を45分以上やるとストレスホルモンのコルチゾールが出てきます。コルチゾールとは食欲増進させる物質。「このくらい動いたから食べても良いよね」ってなるのはコレです。
痩せたい人には逆効果だしコルチゾールは高カロリーな物を食べたくなります。
慶應義塾大学等の論文ではランニングやるくらいなら息が少し上がるくらいのウォーキングを20〜30分くらいをやった方が良いです。

ランニングで痩せない理由として体脂肪を1キロ落とす場合77時間走る事が必要。
ランニングの消費カロリー計算方式↓

体重✕距離=○○

と、なります。

例・体重50キロ✕距離5キロ=250キロカロリー。
例・300キロカロリーで大体コンビニで売ってるオニギリ2個くらい(具材にもよる)。

そして悲しい事にランニングで消費されるのは脂肪より先に筋肉が消費されます。筋肉を消費させないやり方は走る前に食べる事。つまりランニングして痩せようとするのは全く意味が無い、となります。


詳しくはニュースや大学の論文に載ってるので検索して下さい。


☆次に作中にもあった『プロテイン』のお話。

プロテインは毒だと言う人が居ます。残念な事に管理栄養士の方にも居ました。古い参考書や論文の知識なのでしょう。そんな人がこぞって言うこと「プロテイン飲んだら身体で窒素が出て毒だ!」と言います。
論文では『窒素』では無く『アンモニア』と書いてあるんですが。
確かにどんな物でも食べ過ぎたり飲み過ぎたりすれば毒です。ではプロテインの場合はどうでしょう。
論文では健康被害が出るレベルは飲めるもんなら飲んでみろ!ってレベルを飲まないと健康被害が出ないという検証結果込みで書いてあります。
基本病気やアレルギー等で無ければ大丈夫です。

★タンパク質のデメリット・タンパク質の摂り過ぎダークサイド。

腸内細菌がタンパク質を分解。分解する時にアンモニアを出す。アンモニアを出し過ぎると身体として毒素、となります。

アンモニアは基本肝臓を通って尿として排尿。が、プロテインを摂り過ぎると肝臓では捌ききれない。

しかし摂り過ぎレベルが1日にタンパク質摂取量は230グラムが上限。タンパク質200グラム以上摂取するのはかなり難しい。(タンパク質の量のみ)

例・卵=1個12グラム。
☆・鶏肉=部位により変化、100グラムあたり16〜23グラム。
☆・豚肉=100グラムあたり18〜22グラム。
☆・牛肉=100グラムあたり17〜21グラム。

です。
適切に摂ってれば全く問題ないです。

運動しないのであれば自分の体重✕1,5〜2,2グラム(1日間)。

プロテインは腎臓や肝臓を悪くするという論文は1973年のもの。しかもその論文では被験者は健常者では無かった。

2014年のコクラン共同計画(イギリス)のレビューに研究が記載されているので気になる方はそちらをどうぞ。確か『腎臓とプロテインに関する実験データ』だったかな?

腎臓のダメージを考えるなら精製された砂糖を気にした方が良いと思います。ダメージはこっちの方がデカイ。


で、最新の研究で1日にどれくらいのタンパク質が上限か?
これは運動するかしないかで変わります。これは『ノバ・サウスイースタン大学』(アメリカ・フロリダ州)の研究記事にあります。
これの結果でも腎臓・肝臓に影響は無かったと言う結果が出てます。ただサンプル数が少ないような(汗)


なので一般仕様するだけなら別に問題ないので普通に飲んでもらっても大丈夫です。勿論プロテインによっては合う合わないはあるのでそこはご自身の身体と相談して下さいね!


{/netabare}


趣味書きなのに読んで下さった方、ありがとうございます。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

見るプロテインで筋トレのモチベーションアップ

肉のお兄さんによる筋トレの解説が無駄にセクシーな描かれ方されているけれど、分かりやすい。
伸縮自在な体を持って、特定の言葉に反応してポージングしてしまう街雄鳴造の存在が面白い。それに、マッチョにはリア充が多いのかなあと思わされたので、筋トレのモチベーションが見るだけで高まった。筋肉好きな人意外と多いよね。
作中では色んなところで筋トレしているけど、実際人前でトレーニングするのってちょっと恥ずかしい。

筋トレから離れて途中でアームレスリングのテクニック講座。単純な力比べないことがよくわかる。僕はトップロール派です。背中の力使いやすい気がする。
筋肉アイドル目指したいからって筋肉少女隊はさすがにまずそう。デッドリフトにレスラーブリッジと中々レベル高い。

ひびきの食べる量が尋常でない。あんだけ食べてよく普通体型保ってるなあ。実際、筋トレって思っているよりもカロリー消費しないから痩せるには食事が一番大事なんだよね。

ドゲゲンチョネッガーにスゲーサムに有名俳優ぽい名前。本人の前で出ている作品を間違えるのは気まずい。

最終話の妙に切ない雰囲気がシュールすぎて笑えた。{netabare}漂流するおっさん2人。ドゲちゃんまさか助けに来てるとは。{/netabare}

バックプレスは体の構造的には不自然な動きだから関節に悪いから辞めたほうが良いとは思うけどね。
まずはドラゴンフラッグ10回×3セットって素人にできるわけないだろ!!ボクシングやってるとできて当然なんだろうけど。きついけど、腹筋への効果は抜群。

ファイルーズあいがしっかり作品にマッチしてたし、石川界人の肉のお兄さんボイスと掛け声最高だった。
個人的には腹筋バキバキの上原彩也香が好き。
あと、ケンガンアシュラの小津俊夫っていうのが猛烈に草を生やす。筋トレがシュールすぎる。


OP
お願いマッスル 歌 紗倉ひびき(ファイルーズあい)、街雄鳴造(石川界人)
ED
マッチョアネーム? 歌 街雄鳴造(石川界人)
挿入歌
Snow Globe 歌 tea
サイドチェスト烏屋とシックスパック篠崎制作による中毒性が高すぎる曲。筋トレのおともに最適。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
「ひびき……お前、また太った?」食べることが大好きな女子高生・紗倉 ひびき(さくら・ひびき)の心に突き刺さった友人の非情な一言。 夏休みまでに絶対に痩せてみせるとダイエットを決意したひびきだったが、 一人ではまともに運動も続けられない体たらく。こうなったらとひびきが足を運んだ先はトレーニングジムだった! そして入会したジムで同級生のカリスマ美少女生徒会長・奏流院朱美(そうりゅういん・あけみ)と出会ったひびきは、深くて楽しい筋トレの世界へ足を踏み入れることに……。

1. 筋トレやってみる?
高校二年生の紗倉ひびきは、ある日ダイエットのため一念発起。近所のスポーツクラブ、シルバーマンジムの見学に訪れる。だがそこは、プロの格闘家やアスリートが通う超ハイレベルのガチなトレーニングジムだった。果たしてひびきのダイエットは成功するのか。そして行く手には、どんなトレーニングが待ち受けているのか?!

2. プロテイン摂ってみる?
ひびきの肉体改造は順調に進行中。プロテインの意外な美味しさに目覚めたり、朱美と一緒にプールに行ったり。そんなある日、ひびきは友人の上原彩也香の家に遊びに行き、思いがけない彼女の一面を知る。

3. 先生もダイエットする?
ある日、世界史教師の立花里美がジムを訪れる。ひびきと同じく体重を減らすためだ。だが彼女には、誰にも知られてはならない秘密があった。

4. 夏休みいい事あった?
夏休みもトレーニングを続けるひびきたち。ジムが休みの日は朱美の自宅に招かれ、その豪邸ぶりに目を見張る。夏休み後半にはみんなで海へ。だがせっかく訪れたビーチには遊泳禁止の立て札が!?

5. 体育祭何に出る?
二学期。体育祭のシーズン。くじ引きで、リレーのアンカーに選ばれてしまったひびきは、街雄に脚が早くなるトレーニング方法を教えてもらう。リレーでは朱美と対決。果たして勝つのは朱美かひびきか!

6. 新しいライバルほしい?
ひびきたちのジムでアームレスリングの世界大会が開かれる事になった。女子の部代表選手に選ばれたひびき。相手はロシア代表、ひびきと同い歳のジーナ・ボイド。強豪ジーナに、ひびきはどう立ち向かうのか?

7. 第7話 アイドルになりたい?
里美の秘密に気づいたジーナ。実はアイドルフェチだったジーナは、秘密を黙っていることを条件に里美に協力を要請。ひびきたちも誘い、アイドルオーディションに参加する。果たしてひびきたちのアイドルユニットは、みごとデビューできるのだろうか。

8. 遭難したらどうする?
秋。課外授業で登山に来たひびきたち。ところがひびきは、里美とその同僚、愛菜るみか先生と一緒に道に迷ってしまう。絶体絶命、大パニックのひびきたち。だが、里美がある方法を思いつく。

9. 神を見たことある?
世界的な映画俳優、ハーンノルド・ドゲゲンチョネッガーが来日。実は彼は、街雄の師匠だった。そしてボディビル世界大会に誘われた街雄は参加を承諾。ひびきたちは街雄の応援へと駆け付けるがそこで驚くべき光景を目にするのだった。

10. クリスマスはお好き?
クリスマス。シルバーマンジムではコスプレパーティが開かれる。ひびきたちも仮装して参加。そしてビンゴ大会の賞品、遊園地のペアチケットを手に入れた朱美は、街雄を誘うと宣言。冬の恋物語が始まる……のか?

11. お正月何してる?
大晦日も元旦も、トレーニングをがんばるひびきたち。そしてお正月、アイドルオーディションのリベンジを誓うジーナは、今度はひびきたちと一緒にテレビの隠し芸大会に出場をくわだてる。

12. バーベル何キロ持てる?
春休み。東京の楽園、肉乃島にやってきたひびきたちは、体力と筋肉を競うコンテストに参加する。決勝まで勝ち残ったのは、ひびきと朱美。ついに激突する二人。果たして筋肉の神様はどちらに微笑むのか!?

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

71.9 3 体操で女子高生なアニメランキング3位
ラブライブ!サンシャイン!! 2nd Season(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (461)
1639人が棚に入れました
静岡県沼津市の海辺の町、内浦にある私立浦の星女学院。

駿河湾のかたすみにある小さな高校で
2年生の高海千歌を中心とした9人の少女たちが、大きな夢を抱いて立ち上がる。

それは、キラキラと輝く“スクールアイドル”になること!

諦めなければきっと夢は叶う――。
いまはただ輝きを目指して、がむしゃらに駆け抜けていこう!
ここから彼女たちの「みんなで叶える物語(スクールアイドルプロジェクト)」が始まった!

声優・キャラクター
伊波杏樹、逢田梨香子、諏訪ななか、小宮有紗、斉藤朱夏、小林愛香、高槻かなこ、鈴木愛奈、降幡愛
ネタバレ

おぬごん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なぜラブライブ!サンシャイン!!は感動できないのか

静岡県沼津市の浦の星女学院のスクールアイドル・Aqoursを描いたラブライブシリーズ2作目の第2期
(1期感想:https://www.anikore.jp/review/1549253/)

さて、1期感想でも触れたとおり私はμ'sを描いた初代ラブライブ(以下、無印)に魅了されたラブライバーです
このサンシャインも1期で物足りなさを覚えながらも、1stライブはLVで参加、2ndライブは西武ドーム2daysとも現地参戦し、聖地沼津にも2度足を運ぶなど応援してきたつもりです
…ですがこの2期でもその物足りなさを拭うことはできず、それどころかサンシャインは無印に決定的に及ばないとさえ思うようになってしまったというのが結論です
ではなぜそう思うに至ったのか、私見を書いていきます
(※折りたたんでますが、めっちゃ長いです。気が向いたら読んでください)

前提
{netabare}
まず前提として、私にとってラブライブ無印はアニヲタ人生の転機とも言えるあまりに大きな作品でした
アニメのイベントや声優のライブに行ったり、ペンライトを振ったり、ニコ生を毎回見たり、ニコ生一挙放送を完走したり、ゲーセンでフィギュアやぬいぐるみを取ったり…私に色々な「初めて」をくれた作品、それがラブライブです
ですからこの後の私見にはラブライブという作品を神格化するような、かなりのバイアスが掛かっていると思います
サンシャインという作品に、無意識にとんでもないハードルを課していたことでしょう
ですが私は最初からサンシャインを突き放して見ていたわけではありません
むしろ冒頭のとおりかなり作品を楽しんでいたと思いますし、本当は無印同様に心から感動したかったんです…
…何が言いたいかっていうと、私はいわゆるμ's原理主義ではありませんw
{/netabare}

サンシャインと無印の違い
{netabare}
1期放送後からこの2期までを通じて分かったのですが、サンシャインでは無印でやりたかったけどできなかったことをとことんやっていくスタイルを取っています

代表的なのはイベントですね
無印の声優陣はプロジェクト発足当時こそ無名の新人集団でしたが、1期の成功もあり特に南條愛乃と三森すずこが声優にソロ活動にと多忙になってしまい、9人そろってのイベントを組むことが難しくなってしまいました
またプロジェクト後期は30代のキャストが数人おり体力面に不安があり、特に南條愛乃は膝に先天的な持病があったことも発覚し、まともに踊れなくなってしまいました
そこでサンシャインでは若き新人キャストを揃え、専属契約に近い形でプロジェクトに専念させています
これによりかなりタイトなスケジュールでイベントを組み、さらにライブツアーを行うこともできました

また無印は予想外の大ヒットを記録したために、グッズ展開やコラボレーションが後手後手になってしまったこともファンの不満として挙げられていました
サンシャインでは公式twitterを見てると分かるんですが、週3くらいで新グッズの情報が出てきますwとても全部追えませんww
もちろん沼津という聖地を設けたのも、この2期でライバルユニットとコラボしたのも、「やりたかったこと」だと思います

良い言い方をすればスタッフも全力でやりたいことができ、ファンも全力で楽しめるようになった
汚い言い方をすれば、全力でリソースをぶっ込んでファンからお金を吸い上げる体制ができた、ということですねw
{/netabare}

計画性とその功罪
{netabare}
サンシャインは無印の成功を受けて作られた、成功が約束され、そして成功しなければいけない2作目です
そのため常に先の見えない道を開拓し続けていた無印と違い、サンシャインはかなり計画的にプロジェクトが進められているように思います…下手したらアニメ、ライブを中心に最初から最後まで完璧にスケジュールが組まれている可能性もあります
たとえば無印は1期放送後の3rdライブのサプライズで2期制作が発表されたんですが、この時キャスト陣全員がガチで驚いて喜んで泣いてたんですよね
ところが、サンシャインではこういったキャストを巻き込んだ大きなサプライズがほぼありません
多分キャストもあらかじめ全てを知らされ覚悟ができていて、それにより地に足をつけた計画的なプロジェクト運営ができているのでしょう
一方でその計画性は作品の根幹を成すテーマである「みんなで叶える物語」とは相反するものでもあります
1期の感想でも書きましたが「どうせ俺が応援しなくても成功するでしょ?」って思えてしまうんですよね
そしてその計画性故の管理体制がアニメにも影を落としてしまったのではないかと考えています
{/netabare}

アニメ制作上の縛り ~ライブでの再現前提の演出~
{netabare}
サンシャイン1期の最終回は、放送後にかなり叩かれました
批判点はモブの出しゃばり、ライブ前の長い寸劇、レギュレーション違反の3点でしたが、
このうち1期全体を振り返るライブ前の寸劇は、現実の1stライブで再現することを前提とした演出でした
1stライブ後に酒井監督も「今夜の彼女達のパフォーマンスでやっと13話(最終回)が完成した様な気持ちです」とツイートしていたことからも、これは明らかだと思います
そしてこの2期でも、ライブでの再現を前提とした演出が多々ありました
特に2期はライブシーンでそれが顕著で、6話の千歌のバック転なんかはその最たる例ですね
これはライブで千歌役の伊波杏樹がバク転を成功させて初めて感動が生まれます
アニメ内だと無印で凜ちゃんが雨の屋上でウルトラC級の床技を決めてましたし、サンシャイン1期でもセイントスノーの妹(理亜)が3mくらい跳んでムーンサルト決めてましたからねw 今更バク転じゃ驚かない世界ですw
また9話のセイントスノーとのコラボも、本編後のライブ開催のCMを含めたサプライズありきで、本編ストーリーとのつながりを考えたらむしろ11人で歌うのは不自然だったり…

もちろん、アニメとリアルの融合はラブライブ!の1つの大きなテーマです
ですがアニメはアニメとして、完結した一つの作品として作って欲しかったです
少なくとも無印は、ライブで補完しないと完成しない作品ではありませんでした
むしろライブシーンでは昼夜が入れ替わったりワープしたり、現実で再現不能な演出が多々ありました
それをライブ班がどう再現するか、といった楽しみ方もあったんですけどね…

先述の「計画性」にも繋がるんですが、あまりに計画的に作られているせいで、制作側の自由な創作を縛ってしまっていたように思います。なぜならこうした演出は、アニメスタッフの一存で入れられものではないからです
酒井監督が優れたライブシーン・PVを作れるのは、シングルのPVや1期2期のOPを見ても分かります
ただ作中のライブシーンでは、現実での再現前提の演出が足を引っ張り持ち味を出せていなかった印象です
{/netabare}

アニメ制作上の縛り ~ストーリー~
{netabare}
この2期のテーマは主に、浦の星女学院の廃校、廃校決定前後のラブライブ挑戦の意義の変化、そして千歌が探し追い求める「輝き」の3点です
そもそもサンシャインは、プロジェクト発足当時から「廃校が決定している学校が舞台」という設定でした
それがアニメでは1期で廃校の可能性が浮上しただけで、廃校の行く末も2期に持ち越しとなっていました
なぜなら1期の最大のテーマはAqoursの独り立ちで、そして2期が最初から「計画」されていたからです
Aqoursの独り立ちを描くためには、廃校問題を全て後回しにせざるをえなかったんですね
そして恐らく、この1期のAqoursの独り立ちというテーマは、アニメスタッフではなくプロジェクトの創意として、ラブライブサンシャインというプロジェクトのために組み込まれたモノでしょう
それは今年9月の2ndライブを経て現実のAqoursが独り立ちを遂げるまで、サンシャインと無印のコラボはもちろん、キャスト陣が無印に触れること(果南役の諏訪ななかがμ'sの紅白出演への感想ツイートを削除したり)が徹底的に排除されてきたことからも予想できます

こうした事情のため2期では廃校を阻止できない展開を描かなければならず、シリアスにならざるをえない
しかしラブライブという作品はシリアス一辺倒ではいけない
明るく楽しく前向きでなければならず、特に2期では1期でスポットの当たらなかったキャラをピックアップしなければならない
この二律背反のせいで、2期はシリアス、キャラ回がともに浮いてしまっていたように思います
特にメインストーリーから完全に外れていた5話のよしりこ回とかね
ファンからの評価は高いですし私も好きな回ですが、後々2人差で廃校が決定してしまうことを考えると、犬と遊んでる暇あったか?本当に全力尽くしたのか?と思えてしまいます

そもそも酒井監督は、シリアス面を描くために選ばれた監督だと思っています
酒井監督が無印で担当した回(1期7話「エリーチカ」12話「ともだち」、2期11話「わたしたちが決めたこと」)を見れば一目瞭然です
サンシャインもおそらく、ストーリー面、シリアス面だけを切ってみれば、恐らくよくできています
ただ先述の事情により、明るいキャラ回やギャグを組み込みにくい構成になってしまったのかと

もちろんそれでも良い作品に仕立て上げるのが監督の仕事だと言えばそりゃそうなんですが
{/netabare}

積み重ねが足りない
{netabare}
サンシャイン2期では無印同様、ラブライブ優勝と3年生の卒業(+廃校)が描かれました
最終回の優勝と卒業の感慨、寂しさを描いた描写・演出は素晴らしく、無印にも劣らないものがありました
ですが、いまいち感動できなかったんですよね
その原因は恐らく、サンシャインが積み上げてきたもの、少なくとも時間が明らかに少ないからだと思います
無印はTVアニメ化に3年の下積みを要し、2期のラストの時点で4年が経過していました
そしてその間、作品の人気はCD売り上げ500枚のスタートから2期BD1巻11万枚まで駆け上がっていたのです
一方でサンシャインはプロジェクト発足が2015年4月、1stシングル発売が同年10月です
この2期の時点でまだ2年しか経っていない上に、その1stシングルも最初から5万枚売れてるんです
1期のBDや最近のシングルも5万枚前後の売り上げです…安定してるんですよね
もちろん人気を安定させることは大変なことだと思いますし、短いこの2年間にもドラマはありましたが、
残念ながらそこに無印と同様の感慨深さが生まれることはありませんでした
これは初代の後を受けた2作目としての宿命とも言えるかもしれません
江戸幕府を築いた初代家康の陰に、幕府を安定させた秀忠が隠れてしまうように…
{/netabare}

粗が目立つ→それを覆すインパクトの欠如
{netabare}
この2期、話の展開の粗、矛盾点が目立ちました
例①:3話、予選から学校説明会まで間に合わない!バスも船も無理だからミカン収穫用のトロッコだ!
   ←親に車出してもらえ!お姉ちゃんたち軽トラで間に合ってるじゃねーか!
例②:7話、ライブ終了後80人だった入学希望者が深夜に増え続けて98人に
   ←どうやって出願したんだよwww ちなみに作中で願書、調査書、受験料納付証明が必要とあり
例③:7話、12月の朝5時なのに明るい屋外
   ←静岡地方の12月の日の出は6時30分~6時54分
例④:9話、お姉ちゃんのためにルビィと理亜の2人(+よしまる)で内緒で用意してきた
   ←Aqours+セイントスノー11人で完璧なライブパフォーマンスを披露

もちろん無印にもこうした粗、突っ込みどころは多々ありました
ですが無印には、京極監督のラブライブには、それを全部ぶっ飛ばすインパクト、大きな感動があったんです
1期のレビューでも書きましたが、サンシャインに最も足りないのはこのインパクトです
そしてここまで擁護してきた酒井監督に足りなかったのも、このインパクトで魅せる力です
同時期放送の京極監督の作品「宝石の国」を見ても、京極監督の魅せる力、インパクトを残し感動させる力は類い希なるものがあります

そもそもサンシャインという作品には、無印のにこのような作品のアイコンとなる人気キャラ、そして「にっこにっこにー!」のような作品を代表するフレーズもありません
善子がその枠になってほしかったみたいですし、善子の「リトルデーモン」や曜の「ヨーソロー!」などキャッチーな決め台詞も用意されていますが、力不足
せいぜい絵里の「ハラショー」くらいの位置づけでしょう

ここまで色々不満を言ってきましたが、インパクトさえあれば、大きな感動さえあれば、それらの不満は全ては覆されていたと思います
それがラブライブという作品です
{/netabare}

まとめ
ラブライブ!サンシャインは無印の成功を受け、非常に野心的で、かつ計画的に作られている作品です
その計画性がアニメのストーリーやライブといった魅力を縛り付け、物語の展開に粗が生じ、また2作目故に作品としての積み重ねも少ないためにラストの感慨深さも生まれませんでした
そして何より、それらを覆すインパクトが足りませんでした
だから私はサンシャインに、心から感動することができなかったのです


ですが、私はラブライブから、サンシャインから離れることは無いでしょう
それは何だかんだ言って、ラブライブに触れている時間は最高に楽しいからです
この2期の放送中も、各話の感想やイベントについて友人ラブライバーと密に語り合っていましたw
またライブ中やライブ後や聖地で、初めて会ったラブライバーと話すことも多々ありました
沼津に行った際は韓国人ラブライバーと写真を撮ったりもしましたw
作品だけに留まらない楽しさ、経験、初めてを提供してくれるラブライブ
「今が最高」「過ごしてきた時間の全てが輝き」を体現するラブライブが、何だかんだ言って大好きなんです


以下、書くタイミングを失った雑感の箇条書き
{netabare}
・CGの進化が半端ない。特にOPは衝撃だった
・一方で手書き作画は珍しく崩れることも…特に8話Aパートは気になった
・音楽では寂しさをはらんだOPとカーテンコール感あふれる最終回EDが好み
 でも音楽もインパクトないんだよね、サンシャイン。結局スノハレノーブラ級は現れず
・キャラではルビィが印象に残った。実質個人回の8,9話だけじゃなく、7話で一番最初に「優勝」を口にしたり、
 ドームをドゥームと言ったりw、一番キャラとしての背景、ドラマが見えたのがルビィだったかな~と
・1期では無かったよしりこが2期では特盛りにwww5話でなれそめを描いてから回を増すごとに親密に…
 6話で遂に実現した「リリー」呼びは個人的に2期のハイライト
・1期で若干クドかったしいたけの使い方が上手くなってた。ラストでメスで仔犬出産という衝撃の展開が待っていたが、お前千歌が小学生の頃からいる老犬だろww大丈夫かよww
{/netabare}



最後に、もしここまで全部読んでいただいた方がいらっしゃったなら、本当にありがとうございました

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21
ネタバレ

一言 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

アイドルアニメとは

一言で言えば、キャラデザも音楽も最高なのに脚本が酷すぎるアニメ。


最初にことわっておくが、かなり辛口なレビューだと思う。
しかしアンチではなく、この作品に期待していたからこそのレビューであることを知っていてもらいたい。
もう一度言うが、批判しかしていないので、この作品を十二分に満足した人は読まないことをお勧めする。

{netabare}
・キャラクターの言動について
千歌
全話を通して言えることなんだけど、「輝きたい」とか「奇跡」とか毎回毎回同じことを言い過ぎているし、演出も毎回同じすぎる。
ここぞというときにすればいいのに、毎回ミュージカル風に語り出して毎回同じような演出だから、キャラクターが台本を読んで演技しているみたいに感じる。
主人公の熱意が、綺麗事とお決まりのポエムで塗り固められていて、とても薄っぺらく安っぽく感じられてしまう。
奇跡の安売りをしすぎ。
1期は普通の女の子がひたむきに、前向きに一生懸命頑張っている印象ですごくよかったのに、2期では奇跡ダイスキポエマー怪獣と化して理解が追い付かないキャラになったのが非常に残念。

善子
善子はわりと好きなキャラなのに、正直2期をみて苦手になってしまうほど酷かった。
まじめな話の流れを無視した尺稼ぎの厨二発言が本当にうざい。
シリアスや重要なシーンで厨二でギャグを取りにくるのは全然面白くない。
スタッフはちゃんと話の流れを見てギャグを入れているのだろうか?
流れが悪くなるうえに雰囲気をぶち壊し、視聴者にストレスを与える。
本当にひどかった。毎回毎回。
あと、犬を拾う善子と梨子の回の、善子の返した犬を取り返すというセリフ。せっかく出会った大切なものをなくしたくないとかそういう意図はわかるんだけど、取り返すとかいうセリフ…人としてどうなんだ。
突拍子もない言動はキャラへの好感度も下がるし、行動原理もわけがわからなくなってくるから、ちゃんとセリフを考えてほしい。

梨子
絵が下手なネタ、完全に中の人に影響されている。
趣味が絵画だったというのに、中の人の画伯設定がつけられてしまった。
中の人は悪くない。採用する方が悪い。ラブライブと言うコンテンツは中の人ありきということは重々承知しているが、キャラクターと声優は別物というのは絶対のルールであり、禁忌を犯している。本当にありえないからやめて欲しい。
あと、犬を拾う回で、梨子が犬嫌いとはいえ、狭いケージに入れっぱなしにして一日犬を放置してるのもちょっと異常…。サイコパスすぎやしないか。やめて欲しい。


・第3話について
脚本がおかしい。これにつきる。
正直、視聴をやめようかと思うほど脚本がひどい回だった。

ラブライブと学校説明会がかぶってしまった→どちらかを選ぶなんてできない→5人と4人で、二手に分かれて両方に出演するしかない→しかし9人そろってない状態のライブなんてそれでアクアと呼べるの?→最善の策をとるしかない…→

千歌「あっ!みかんだよみかん!みっかーーーーん!!!!」

→場面は変わってライブ当日。ラブライブ会場の黒沢姉妹+2年生の5人組。→拍手がまばらで、不安げな5人の顔。なぞの不穏な空気…→からの突然の説明会組の4人「勘違いしないように!」「私たちは一つじゃなきゃね!」→

そして9人で始まるラブライブ…

→ライブシーン(新曲)終了後→2年生「さあ行くよ!」「ここからが勝負よ!」→2年生以外のメンバー「まさか学校説明会に!?」「間に合わせるつもり?!」

ここでようやく千歌の「みっかーーーん!」という一言でしか片づけられてなかった内容の説明が明かされ、走ったりトロッコを使って学校へ行く、という流れ。


いやいや、なんだよこの脚本は……。


まず、一番の問題、「みっかーーーん!」発言である。
わけがわからなさすぎる。なんの説明もされていない。
「みっかーーーーーーーーーーーーん!(やっぱり9人じゃないとアクアじゃないから、ラブライブは9人でやって、ライブ終了後に最短距離を走って、みかん畑のトロッコに乗って、9人みんなで説明会に行けばいいんだ!)」

…いやいや、みかんの一言で分かるわけないよねそれ…。

なぜ、この内容(以降、みかん作戦)を視聴者に説明していないのか?
そして、おかしなことに、上記にも書いているがラブライブ終了後の2年生組の「さあ行くよ!」というみかん作戦実行の掛け声に対し、他メンバーが「まさか説明会に?!」というリアクションからして、このみかん作戦を2年生以外は誰も知らされていないのである…。

視聴者だけならともかく、何故他のメンバーに説明していないのか。

そもそも、説明していないのだとしたら、学校説明会組のメンバーは二手に分かれたのにもかかわらず、身勝手に学校説明会を捨てて、ラブライブを優先したこととなる。
仮にも廃校を救うと奮闘している人物のする行動なのかこれ?
ちぐはぐ過ぎやしないか?学校廃校への緊張感や想いが雑すぎないか?
結局、廃校阻止より自分たちのアイドルとしての輝きを優先させたのか?

仮に、説明会メンバーが身勝手に説明会をすっぽかしたのではなく、最初から9人集まることを約束していたのだとしよう。
だとしたら、4人が後から駆け付ける展開はおかしい。
どうして最初から9人揃って舞台に立ってないの?という話になってくるし、あのライブ前の不穏な空気と、不安げなメンバーの表情の説明がつかなくなってしまう。

なので、そうなるとやはり、不安な表情だったのは、黒沢姉妹+2年生のみで歌うというメンバーが揃っていない状況への不安感を演出していることになる。
このことから、やはり説明会メンバーは説明会をほったらかして、あんなに学校を救いたいと言っていたのにもかからわず、仮にも理事長も説明会メンバーなのにも関わらず、勝手にラブライブを優先させたという解釈にならざるを得ない。(みかん作戦の存在を知らなかったことから、説明会へ間に合わせるつもりはなかったと取れるので、説明会を捨て、勝手な行動をとったと捉える他ない)


また、ラブライブは1番に歌わなければ、学校説明会には間に合わないといいつつ、なぜ24番目に歌っている上に、最短距離とはいえ、徒歩+トロッコで説明会に間に合っているのか?
そもそもラブライブというものが、ミューズの時代より大きなものになっているという設定なのに、バスも電車も通ってない山中で行われる地区予選がおこなわれるだろうか?沼津でやるだろう、普通に…。(まあこの辺はご都合主義として普通は目をつぶるのだが、あまりにもここまでの流れが酷いのでついでにツッコみざるを得ない…)
このことから、単にみかんトロッコがやりたかっただけなんだろう…。
やりたいにしても、脚本を考えて、矛盾をなくそうや…。
{/netabare}
このように、キャラが話の都合で無理に動かされている・言わされている感強くて、本当に可哀想になってくる。

いちいち「現実感ガー」ってアニメに喚くのはタブー、そんなことは分かっている。
しかし、現実感と整合性は別物である。
この作品は整合性がない。辻褄があっていない。
矛盾が生まれている。キャラの行動原理が謎なんて、聞いたことがない…。

その展開はさすがにちょっとおかしくないか、っていうものが多すぎる。本当に。
{netabare}
例えば、入学希望者が1話時点で10人で、目標100人なのに、県予選突破していない時期に曜がさらっと「もう50人集まったよね~」みたいなことを言っていたけれど、特に何をしたわけでもないのにそんなに集まってるのおかしいでしょう…。

最終話前の、入学希望者が増えるのを全員で祈りながら待つシーンも茶番にしか見えない。
あんな一日でじんわりじんわり増えていくのって、どうなんだ……。
まあこれは整合性は関係ないから、個人的に好きではない展開、というべきだろうけれども。
自分としてはなんかもうちょっとひねった展開が欲しかったな。


・最終話
「ラブライブ」という作品なのに、重要なラブライブの優勝した描写が全くないってどうなんだろう。
そもそも千歌がスクールアイドルにあこがれた理由は、普通の私でも、あんな風に輝きたい、っていう憧れから。

それがあとから、学校が統廃合になることをしって、あくまで「後付で」「ついでに」学校を救う、という流れでしたよね。
あくまで廃校阻止はあとから出てきた目的で、最初は輝きたい・何かをしたい・スクールアイドルがやりたい!だった。

なのに、ライブシーンを描かずに、これって…??
歌や踊りでアイドルが輝いている描写、観客の熱気や興奮、結果発表の緊張感、優勝して涙の感動、そういう王道展開がアイドルアニメには約束されているはず。それこそがアイドルアニメの醍醐味。

なのに、それをすっ飛ばすして終わり?何がしたいんだ?

{/netabare}
だいたい、今更いうことでもないがそもそも廃校要素が足を引っ張っている。
田舎のフッツ―の女子高生が、ミューズに憧れ、少しでも内浦を活性化させようと奮闘するストーリーみたいなのが良かったと思うんですよ。

廃校阻止なら、どうしても二番煎じになるし、千歌たちがどれだけ学校が好きで、どれほど廃校を阻止したかったのかが伝わらない。
学校を救いたい、それに感情移入させたいのなら、学校での日常、つまり運動会やらのイベント、授業風景などの思い出を入れないと視聴者は感情移入できない。
それはミューズで学ばなかったのだろうか…?


前作のミューズでも感じていたことだけれど、サンシャインは前作以上にライバルキャラの立ち位置も緩かった。
黒沢姉妹とセットで、姉妹をテーマに描きたかったのかな。
ライバルなら、ライバルとして登場させて欲しかった。
ライバルとのかかわりが、なんだかうやむやで、結局仲良しごっこで終わったという感じ。
最強のライバルを主人公たちが超えてこそ、盛り上がるんじゃなかろうか。

ライバルキャラのライブ描写もなければ、アクアたちがアイドルとして悩みぶつかっていたシーンが本当にない。(アイドルとしての掘り下げより彼女たちの内面・キャラクターの掘り下げばかり)
{netabare} だからラブライブ優勝の凄さが伝わらない。{/netabare}


アイドルものがやりたいなら、廃校要素は捨てて、アイドルとしての葛藤を描き、アイドルとして成長していく物語に。
廃校を阻止する物語にしたいなら、アイドル要素をおまけにして、キャラを掘り下げて、学校での日常多めの部活青春ものにすべき。

この作品は、それが始終ブレッブレ。
結局、二兎を追う者は一兎をも得ずな最後。
{netabare}
最後は最終回の顔ペンキ。
終わり良ければ総て良しって言葉、知っているのかな?
感動より先にツッコミしか出てこなかった。本当に酷い。

あと、曜の唐突な「梨子ちゃんのことがだああああああいすき!」発言、突拍子もなさすぎて違和感しかない。不自然で怖さすら覚える。
特になにか曜と梨子回があったわけでもないし、曜にここまで言わせるほど二人の関係に何か変化があったわけではない、そもそも曜は二期で全く目立つ回がなかった。

1期で千歌と梨子の関係に対して嫉妬したけど仲良しですよーってのをいきなりアピールしてる感じが、梨子を嫌ってたのが逆に浮き彫りされているようで、本当に怖い。酷い。
脚本家は曜に恨みでもあるのだろうか?

{/netabare}
ラブライブと言う作品は何がしたいのだろう?
アイドルスポ根?青春友情?美少女動物園?
どれもこれも中途半端に手を出して、どれもこれも微妙に終わっている。


ご都合主義、別に嫌いじゃないのだ。
矛盾なく、整合性がとれていれば、それでいいのだ。
しかし、これは、この作品の脚本はご都合主義とは呼ばない。

これは、単に脚本家にとっての都合のいい作品だ。
整合性もなにも考えていない、勢いだけで好き勝手キャラクターを動かした、都合のいいように作ったのだ。


…と、辛辣にレビューしました。
ここまで読んでいる代わり者は多分いないでしょう。

本当にひどい展開が多かったけれど、歌やキャラクターは良いんですよ。
アイドルものではなく、日常萌えアニメだったら、こんなこと書いてないんです。
キャラが可愛い、なんだか楽しそうに女子高生してる、それをみて癒される…二期にはそういうシーンも確かにありましたし、癒されていた自分もいました。
ただの美少女萌えアニメなら、それだけで十分に満足して、こんなこと書かなかったでしょう。


良くも悪くも、ラブライブというブランドに過剰に期待しすぎたんでしょうね。
サンシャイン、一期が大好きだっただけに残念です。


やはり、変に廃校とかいうシリアス要素()を入れたのが間違いだったんだろう。そもそもの…。
スクールアイドルだからって何も廃校縛りにしなくてもいいのに…。

普通の女子高生が、地域活性化のために、泥臭く頑張る、挫折しながらも、喧嘩しながらも、乗り越えて頑張って、雨降って地固まる展開を経て。
ライバルアイドルに勝って、ラブライブで感動の優勝をする。
内浦の街に以前よりも少し観光客が増える、内浦を好きになってもらう。

それで彼女たちは、こんな普通な自分たちでも、何かを変えられた、何かをやり遂げられた、輝けた、、、そういう思い出を胸に、みんなそれぞれの道へ。。。なんていう、王道展開で良かったんですけどねえ。。。


もしも新しい企画をまたアニメ化するのなら、ぜひ廃校要素は取り除いてほしい。


最後になりますが、ダイヤさんと呼ばないでの回はラブライブらしくて良い回でした。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

相違点をしっかり強調していたのでは

なんとライバルグループSaint Snowとの共演。
かなりSaint Snowに焦点を当てて描いている。函館にも行く。
グループ内に姉妹がいるからこその葛藤。
そして、妹同士で共感しあって仲良くなる。

千歌ちゃんが泡まみれにするなど、頭おかしい行動はご愛嬌。
静岡県沼津市をモチーフにしただけあって蜜柑畑。

{netabare}μ'sのように上手くいかず、廃校になってしまうのは残念だった。それも潔くて良い終わり方だと思う。{/netabare}

相変わらずセリフが...なところもあるが、前作との相違点をしっかり出していてこれはこれで楽しめた。

ダイヤさんと呼ばないでの回にもあるように最初から馴れ馴れしくしすぎないというのも好感を持てる。


OP
未来の僕らは知ってるよ 歌 Aqours
ED
勇気はどこに?君の胸に!
歌(第1話) 高海千歌(伊波杏樹)、桜内梨子(逢田梨香子)、渡辺曜(斉藤朱夏)
歌(第2・7話) Aqours
歌(第4話) 黒澤ダイヤ(小宮有紗)
歌(第5話) 桜内梨子(逢田梨香子)、津島善子(小林愛香)
歌(第8話) 津島善子(小林愛香)、国木田花丸(高槻かなこ)、黒澤ルビィ(降幡愛)
歌(第10話) 松浦果南(諏訪ななか)、黒澤ダイヤ(小宮有紗)、小原鞠莉(鈴木愛奈)
歌(第11話) Aqours、高海志満(阿澄佳奈)、高海美渡(伊藤かな恵)、よしみ(松田利冴)、いつき(金元寿子)、むつ(芹澤優)、しいたけ(麦穂あんな)、解答者A(山北早紀)、解答者B(千本木彩花)、その他女子生徒(三宅晴佳、嶺内ともみ、小松奈生子、岡咲美保、続木友子、小野寺瑠奈、原口祥子、米山明日美、二ノ宮愛子、樋口桃、木本久留美、成岡正江、小田果林、内田愛美、森永たえこ)
挿入歌
MY舞☆TONIGHT 歌 Aqours
君のこころは輝いてるかい? 歌 Aqours
CRASH MIND 歌 Saint Snow
MIRACLE WAVE 歌 Aqours
空も心も晴れるから 歌 Aqours
DROPOUT!? 歌 Saint Snow
Awaken the power 歌 Saint Aqours Snow
WATER BLUE NEW WORLD 歌 Aqours
青空Jumping Heart 歌 Aqours
WONDERFUL STORIES 歌 Aqours
Saint SnowとAqoursが共演したAwaken the powerが今作の推し曲。前奏が好きなんです。
次点で空も心も晴れるから。胸が熱くなる。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
#1 ネクストステップ
浦の星女学院の二学期がきた!学校の統廃合を阻止するためラブライブ!に出場するも、惜しくも地方予選で敗退してしまったAqours。それでもめげることなく、次回ラブライブ!出場に向け決意を新たにする千歌たち。まずは学校説明会でライブを行い入学希望者を増やそうと練習を始めるが、そこで鞠莉から衝撃の事実を告げられる──。

#2 雨の音
ラブライブ!予備予選と学校説明会のライブに向けて曲を作り始める千歌たち。しかし、2曲作らなければいけないという時間のない中、千歌はまたしても作詞に難航してしまう。そこで鞠莉が出した提案は、2年生と1・3年生の二手に分かれ1曲ずつ作業をすること。2チームでそれぞれ作詞・作曲に励む9人。だがその途中で、楽曲のコンセプトをめぐって1年生の善子・花丸と3年生の果南・鞠莉がケンカになってしまい──!?

#3 虹
天候の悪化で学校説明会が延期になったことにより、説明会とラブライブ!予備予選の日程がかぶってしまうことに。なんとか両方に参加できないかと考えあぐねた末に出した唯一の方法は、予備予選を出場番号1番で終わらせ、急いで説明会に駆けつけることだった。 しかし抽選で決まった出場順の都合でその手段も取れなくなってしまう。 どちらかを選ぶしかない状況で、千歌が出した答えは──。

#4 ダイヤさんと呼ばないで
ラブライブ!予備予選を1位通過して波に乗るAqours。──と、思いきや、2つのステージを披露するために活動費を奮発しすぎて、残金がたったの5円に。みんなでフリーマーケットに出店するも、ダイヤのあまりの気迫にお客さんが去ってしまったりと前途多難。 そんな中、後輩からちゃん付けで呼ばれて慕われる果南と鞠莉を見て、ダイヤは自分だけ距離をあけられていると寂しく感じてしまう。水族館のアルバイトを通じて、後輩たちと仲良くなろうと頑張るダイヤだが──。

#5 犬を拾う。
ラブライブ!地区大会に向けて練習に励む中、善子は嵐の夜に迷子の子犬を拾う。自宅のマンションでは飼えないため、こっそり社の境内で面倒を看ていたところを梨子に見つかった善子は、梨子に子犬を少しの間預かってほしいと頼む。初めは恐る恐る世話をしていたが、次第に子犬と仲良くなる梨子。いつしか善子と取り合いになるほどに。しかし程なくして、その子犬の元の飼い主が見つかり、引き渡すことになってしまった。 しかし、子犬との出会いは運命の導きだと信じたい善子は、梨子と共にある行動に出る。

#6 Aqours WAVE
前回突破できなかったラブライブ!地区大会に向け、必死に練習を重ねる9人。しかし地区大会では会場に出場校の生徒が応援に来るため、生徒数の少ない浦の星女学院は不利になってしまう。生徒数の不利をカバーする方法を見つけようと、「Saint Snow」の聖良にアドバイスを求める千歌。 そんな折、3年生から渡されたノートには、かつて鞠莉がケガをしてしまった高難易度のパフォーマンスが記されていた。 Aqoursらしさとは、輝きとは──。自分のことを"普通で非力"だと思い込んできた千歌は、その答えを求めて大技へ挑む。

#7 残された時間
見事ラブライブ!決勝進出を決めたAqours。ライブ映像の再生数は急上昇し、メンバーは喜びに胸をふるわせるも、入学希望者数は伸び悩んでいた。タイムリミットは今日。「入学希望者を100人集める」という鞠莉の父親との約束を守ることができなければ、学校はなくなってしまう。 タイムリミットが刻一刻と迫る中、鞠莉は父親に期限を延ばしてもらうよう交渉し、なんとか明け方5時まで待ってもらうことに。 9人はそれぞれの想いを胸に、自分たちの今日までの努力を信じて夜明けを待つ──。

#8 HAKODATE
冬休み、Aqoursは北海道で開催される地区大会にゲストとして招待されていた。沼津から遠く離れた地でファンから写真撮影を求められ、改めて決勝に出場するという事実の大きさに気付く9人。 地区大会の開演前、Aqoursは出場者である「Saint Snow」の楽屋を訪れる。決勝戦では互いに競い合い、ラブライブ!の歴史に残る大会にしようと誓い合う千歌と聖良。一方、理亞の様子がいつもと違うことに気付くルビィ。 そして、大会は誰もが予想だにしなかった結果に──。

#9 Awaken the power
「Saint Snow」として出場できる最後の大会で失敗してしまったと落ち込む理亞を励ますため、ルビィは一緒にもう一度ライブをやろうと提案する。自分たちだけで作り上げたライブを聖良とダイヤに見てもらい、安心して卒業してもらいたい──二人の想いとルビィの優しさに触れ、花丸と善子も協力するべく北海道に残ることを決める。 1年生だけでライブの準備を進める中で、自分自身でも気付いていない力が、もしかしたら私たちにもあるのかも、と思い始めるルビィ。 ルビィと理亞は、これまで姉たちに任せてきたことを自分たちの力で乗り越えようとその一歩を踏み出す──。

#10 シャイニーを探して
新年早々、千歌はお年玉をせがんだりと元気いっぱい。浦の星女学院での生活も、あとたったの3ヵ月。たとえ統廃合になってしまうとしても、ラブライブ!で優勝して、浦の星女学院の名前を残したい。その想いを胸に、北海道から駆けつけてくれた聖良と理亞に特訓をつけてもらうAqours。 そんな中、卒業後はそれぞれ違う進路へ進み、会えなくなってしまう3年生の3人は、幼い日に見ることができなかった流れ星を、今度は9人で見に行こうと夜の内浦に集まるのだった──。

#11 浦の星女学院
浦の星女学院最後の新学期が始まった。 よしみ、いつき、むつをはじめとした生徒たちからの、“最後にドカーンと盛り上がる閉校祭をやりたい”という提案に、感激しつつ快諾する鞠莉。 明日に迫る本番に向け、この学校で過ごした日々に思いを馳せながら着々と準備を進めるAqours含む全校生徒たち。予期せぬトラブルが起こるも、理事長である鞠莉の全面的なサポートと生徒全員の頑張りでピンチを乗り越える。 そしていよいよ浦の星女学院最後のお祭り、生徒全員の力で作り上げた“閉校祭”当日を迎える─。

#12 光の海
ラブライブ!決勝がいよいよ明日に迫り、東京へ向かうAqours。 神田明神へ参詣に訪れると、浦の星女学院の生徒たちが奉納した、Aqoursを応援するたくさんの絵馬を見つけ、浦の星のみんなの気持ちに胸を打たれる。 同時に、大勢のスクールアイドルがそれぞれの優勝を願って奉納した絵馬が並ぶ光景を目の当たりにした千歌。 応援に駆け付けた「Saint Snow」に、以前自分が尋ねた“勝ちたいですか?”という問いを返されるも、自分たちと同じ想いを持ってラブライブ!に臨むスクールアイドルたちの存在を改めて感じた千歌は、その問いにどうしても答えることができなかった──。

#13 私たちの輝き
ラブライブ!本大会で悲願の優勝を果たしたAqours。 そして、浦の星女学院で過ごす最後の日がやってきた。学校で過ごしたたくさんの思い出を胸に、大好きな校舎に寄せ書きをする生徒たち。最後は泣かずに、笑顔で迎えようと約束するAqoursの9人。 卒業式では、理事長の鞠莉から卒業証書が授与される。そして生徒会長であるダイヤの閉校の宣言で、浦の星女学院の歴史に幕が下ろされるのだった。 ──それぞれが浦の星女学院の生徒であったことを誇りに思い、巣立ちの時を迎える。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

58.6 4 体操で女子高生なアニメランキング4位
25歳の女子高生(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (50)
231人が棚に入れました
「子供には教えられないことシてやるよ」

花は求職活動中の25歳。
突然の親戚からの依頼で、不登校の従妹・16歳の替え玉として学校に通うことになってしまった!
見た目もソックリでバレないはず…と潜入した登校初日に、なんと高校の同級生・蟹江が先生として現れて、ソッコーでバレてしまう。
黙ってて欲しい、そうお願いした花に、蟹江からのオトナな指導が始まって…!?

声優・キャラクター
≪通常版CV≫原田ひとみ、沢城千春、高塚智人≪完全版CV≫和央きりか、森下京平、古河徹人

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

「子供には教えられないことシてやるよ」

この作品の原作は未読です。
所謂「僧侶枠」第4作目の作品となります。
そして2018年4月現在、第5作目の作品が放送されています。

振り返ってみると、この「僧侶枠」が誕生して1年が過ぎたんですね。
最初は一過性の可能性も否定できないと思っていましたが、気が付くともう1年…

枠化されて1年…これは結構重要な意味合いが感じられます。
「枠」という意味の一つに「物事をふちどるような、定まった型。」があります。
「定まった型」1年という歳月を4つの作品で繋いだことにより、このシリーズが放送される時間帯が定まり一般化した…と言えると思います。

これまでのアニメ作品を振り返ってみると、私の知っている「枠」化されている作品って、例えば「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」など長寿番組と、あとは「ハオライナーズ枠」の作品くらい…
どんなに面白くても、どんなに人気のある作品でも物語である以上、いつかは完結します。
だから作品単体ではどう頑張っても枠化することはできないんです。

毎週末の夕方に上記の長寿番組は必ず放送されることを私たちは知っています。
それはその時間帯に、その作品の枠が確保されているから…
この僧侶枠は、大きさの大小はあるにせよ、日本を代表する長寿番組と同義なんですよね。

そう考えると、世の中に発信し続けることがどの様な結果に繋がっていくのか…
この僧侶枠はその答えの一つなのではないでしょうか。

あにこれでの総合得点はお世辞にも高いとは言えません。
作品を棚に入れた人も多くはなくて、感想・評価を書いた人、となると更に絞り込まれます。
それでもずっと放送され続けているのは、このシリーズが人気にある何よりの証なんじゃないかと思います。

物語の方は、僧侶枠ならではのテンプレ…
主人公のヒロインは気が小さく、強引な押しに弱く、でも心優しく儚げな感じ…
そして相手役はイケメン、強引、ジェラシーといった3点セットの持ち主…
だからヒロインと相手役…そして物語の舞台の設定を変えれば、まるで金太郎飴の様に次々と新たな物語が生まれる感じです。

今回の主人公は、原田ひとみさんがCVを務める25歳の名取花…
25歳で絶賛再就職活動中である彼女は、叔母からの頼みで不登校である従妹の代わりに高校に通うことになるんです。
25歳で見た目は女子高生と変わらない…本人にとってこれはこれで微妙な評価だと思いますが、言われた通りに登校してみたところ、あっさりと正体がバレてしまうんです。

それもそのはず…
正体がバレた相手は、高校の時に花のクラスメイトだった蟹江亮人だったのですから…
彼は高校の先生としてこの学校で働いていたのでした。
こうして二人は偶然再会し…このレビューのタイトルの様に物語が展開していきます。

5分枠のショート作品なので、「迷ったら視聴する」的な作品だと思います。
物語の内容は、このシリーズ自体がテンプレ性が強いので、何を書いてもネタバレになりそうな気がするから割愛します。

このシリーズで何気に好きなのは主題歌です。
今回の主題歌は、葉月さきさんの「Reunion」
この曲でこのシリーズ3曲目…この曲がこれまでで一番好きかもです。

1クール12話の物語でした。
この作品の略称は「にごじょ」と言うそうです。
この略称も覚えられるか正直微妙です。
でもこのシリーズは嫌いじゃないので次作もきっと視聴すると思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

アダルト系作品の発想力はすごい。ピュアな恋愛も良かったです。

 2023年の僧侶枠は「潜入捜査」「夫婦交歓」の2本がなかなかの作品でした。またショートで「犬になったら…」にかなり感銘を受けました。そこで遡って、題名にインパクトがあるもので本作を見てみました。

 アダルト系統の作品というのは人間のプリミティブな欲望ですので、ストーリーが単純で底の浅いことが多いのは事実です。ですが、プリミティブな分どこか恋愛・性愛・人間の本質をついている場合があります。
 それと創作物としての発想です。よくそんなバカバカしいことを思いつくなあというのは、誉め言葉です。

 本作は発想が面白いです。そして、エロでありながらなかなかピュアな恋愛ストーリーにもなっていました。

 妹が学校に行かなくなったから25歳の姉が制服を着て、学校に通うというのは正直どうかという設定です。一卵性双生児以外は普通無理でしょう。
 そっくりだとしたって、8歳差?前後ですよね?髪の毛のツヤ、肌の張り。どんなにがんばっても年齢というのは外見にでますから、普通誤魔化されるものではないです。特にティーンと25歳では…

 ただ、そういう部分は考えないで、25歳が制服して高校に通って、教師がたまたま知り合いでしかも…ですね。この発想力です。素晴らしいと思います。また、昔好きだった、という純愛がからんでくることで、トキメキや嫉妬も描いています。
 妹は何をしているのかが解き明かされていないので謎が残ったままですが、そちらも気になる仕込みになっています。

 また本作でほんのり感じたテーマですが、タイムリープなど使わなくても、25歳の目からみた学生生活と社会人の差を描ければ立派な世代論や成長の振り返りという視点も持てます。
 以前は優等生的だったヒロインが今は無職の25歳というところが、もっと深掘りできれば更にいい話になったでしょう。

 もちろん、ガワはJKコスプレの25歳の女性のエロい話ですが、それだけの話に見えない、不思議な魅力がある話でした。続きが見たいかも。ぜひ本作のフレームで24分×12話で作って欲しいなあ、と思うくらいいい発想力の話でした。


 作画も一般誌の少女マンガ的ラブコメのテイストで、悪くなかったです。というか最近の低予算異世界ものよりも全然いい作画です。
 Dアニ版は、アダルトシーンがカットされているんだと思いますが、飛んでましたがつながりはちゃんと読み取れます。僧侶枠の発想力に注目です。


 追記 あまりに気になるので原作をポチってしまいました。作者の方には古本でもうしわけないですけど。面白かったらお布施変わりに1,2冊は新刊で買い直しますのでご勘弁を。ネットで見る限り、絵がアニメより圧倒的に綺麗なので楽しみです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

留年女子高生じゃないなのです。

 25歳の名取が、替え玉女子高生するお話なわけです。昔の同級生で、教師になってる蟹江くんにばれ、迫られるお話だったです。

 普通、人の弱みに付け込こんで、卑劣なと思ったりもするけど、これはお互いの同意があるような感じだったです。
 中年のおっさんがやったりるると、問題どころじゃなくなるです。

 名取は嫌がりながらも、蟹江くんに惹かれてみたいだしと、お決まりのパターンだと、おまけで見ていたアニメなので、「ふ~ん」だったです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7
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