初日の出で癒しなおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの初日の出で癒しな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月01日の時点で一番の初日の出で癒しなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

85.1 1 初日の出で癒しなアニメランキング1位
ゆるキャン△ SEASON2(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (621)
2432人が棚に入れました
これも、ある冬の日の物語。山梨の女子高校生である志摩リンは、愛車の原付に乗って一路浜名湖を目指していた。大晦日に始めた、久しぶりのソロキャンプ。山梨を出発して静岡県は磐田へ。年越しを磐田で迎えて、今日はその三日目。かなり距離の長い運転だが、なんだか楽しい。そんな折、立ち寄った海辺でふと思うリン。「やっぱり、一人のキャンプも好きだ私」一方、そんなリンの思いを知ったなでしこにも、新しい気持ちが芽生えていた。みんなとのキャンプは大好き。ご飯を作って、喜んでもらうのも、嬉しい。だけれど。「私もリンちゃんみたいに、ソロキャンプやってみたいな」なでしことリン、二人の出逢いから始まったアウトドア系ガールズストーリーの第二幕がいま、上がる。

声優・キャラクター
花守ゆみり、東山奈央、原紗友里、豊崎愛生、高橋李依、黒沢ともよ、大塚明夫
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

それはまるで、同じキャンプ場で別々のテントに寝るような、適度な距離感と空気感。

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
近年でもトップレベルの人気作となった1期の良さはそのままに。作画や音楽などは確実にレベルアップした2期。

1期の方が評価は高いのでしょうが、個人的には、2期も同じくらい好きです。

まあとにかく、好きです(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
予定は未定で、自由に失敗して、不便で楽しいのがキャンプ。

1期は確かに、「冬キャン」「ソロキャン」という、オリジナリティある面白さがあって、その点で2期が薄れたというのは、まあ確かにその通り。

でも、2期は「みんなでキャンプ」が増えただけに、彼女らの絶妙な距離感が、より際立ったと思う。

例えば、3話。バイトも予定もバラバラ。家族優先。でも、時々集合して、笑顔で過ごす。

例えば、11話。皆で行ったキャンプで、1人抜け駆けの早朝温泉。それを、誰も咎めない。真似しない。笑って終わり。

何事も無理強いせず、踏み込みすぎない独立独歩の姿勢。さりとて、寂しさはない。なんて絶妙で、心地よい距離感だろう。

それはまるで、同じキャンプ場に行って、別々のテントに寝るような、居心地の良さ。

スマホで繋がる程度、ということを、これだけ温かく描いている作品を、私は他に知らない。

本作で、リンは「皆でキャンプ」の魅力に気づき、なでしこは「ソロキャンプ」の魅力にハマっていった。しかしそれは、誰かに勧められたとか、無理強いされたとかじゃなくて、あくまで、自分が興味をもっただけのこと。

本作の登場人物は、サブキャラも含め、誰も押し付けがましくない。それは、相手をリスペクトしているから。なんて、心地よい世界なんだろう。

また、本作は、キャンプの魅力を、丁寧かつ誠実に描いていた。

キャンプの良さ、は当然として、その不便さや危険さも、きちんと描く姿勢が好き。

私が本作で特に好きなカットが2つある。

1つ目は、リンがバイクで発進する時。しつこいくらい後方確認をすること。ウィンカーもちゃんとつける。

次に、8話の美しい夜景。なのに、どう考えても邪魔な、無い方が良い手前の鉄塔を、省かずちゃんと描いていること。

どちらもいらないシーンなんだけど、あえて描いている姿勢に、視聴者に対してとても誠実に向き合っていることを感じる。

他にも、好きなシーンはいくつもある。

1話Cパートのいぬ子は、へやキャンを観た人へのサービス。3話、丸いなでしこ。4話、せっかく買ったキャンプ用品を、まず家族の前で使ってみるなでしこらしさ。6話、道具の管理や洗浄をちゃんと魅せるところ。8話、なでしことリンのソロキャンの違い。10話、伊豆の美しい景色。11話、眠くても化粧水はつけて寝るリン。12話の、野クル5人だけで観る日の出(あえてあそこに、ちび犬子と先生を入れないところ)。13話、富士山の形でただいまを感じるリン。

私は1期を☆4にしていたが、それは作画にやや文句があっただけで、物語もキャラもシナリオも、元々☆5の力はあった。だから、そこに作画が追い付いた本作は、やはり☆5の評価になる(ちなみに、私は☆5は年間1~2作品、お気に入りに棚は2~3年に1作品程度しかつけていません)。

私は今、悩んでいる。本作をお気に入りに入れるかどうかを。

ついでになぜか、干物妹うまるちゃんも、「だったらあれもお気に入りになるんじゃないか?」と、今さら悩んでいる(笑)
{/netabare}

【余談 ~ゆるキャン飯、作ってみた♪~】
{netabare}
私の1週間で1番の楽しみは、日曜日に、昼から呑みながらアニメ(かゲームセンターCXか水曜どうでしょう)を観ることなんです(笑)

普段は忙しくて、惣菜やコンビニ飯ばかりだけど、日曜日だけは結構ちゃんと料理します(趣味の1つなので)。

そこで今週は、「ゆるキャンサンデー」と勝手に決めて、伊豆キャンプ(11、12話)を見直しながら、最終回13話を初めて観ることにしました。

そこで作った料理は「具だくさんアヒージョ」と「ホット・バタード・ラム・カウ」。上記は11話、6話にそれぞれ出てきましたね。

まず、アヒージョですが、なるべく原作に忠実に作りました。材料は、「オリーブオイル、ニンニク、鷹の爪、マッシュルーム、しめじ、タコ、エビ、ウインナー、ナス、長芋、ニンニク、パプリカ、ヤングコーン、ブロッコリー」。

レシピはアニメの通りです。長芋を先に下茹するのは意外でしたが、ヌメリが残っていると臭みがあるので、正解だと思いました。

具の中で特に好きだったのは、粒ごとニンニクです。お隣青森県で、日本一と名高い田子産ニンニクを使ったのですが、臭みはなく、ホクホクの食感。旨味の塊でした。

あと、茄子や長芋、ヤングコーンは初めてアヒージョに入れたのですが、茄子とヤングコーンはアリだなと思いました。茄子が油と相性が良いのは分かっていましたが、ヤングコーンは、油の旨味は染みないのですが、食感が楽しかったです。箸休め的に入れるのはアリですね。

失敗したのは、ウインナー。

今回、レビューで紹介するために、あえて岩手の食材を使おう思い、「八幡平白マッシュルーム」や「銀河フーズ いわて花巻工場発あらびきポークウインナー」などを使いました。

マッシュルームは良いとして、ウインナーは、「単品で旨すぎる」から、微妙でした(笑)

なんていうか、「アヒージョより旨いのがあると、バランス崩れる」んですね(笑) アヒージョのコクを活かすなら、むしろ普通の安いウィンナーで良かった(という、逆説的な銀河フーズウインナーの宣伝ですw 私が愛用しているウインナーは、銀河フーズのポークウィンナーと、業務用スーパーの「こだわり生フランク ハーブ入り」です。どちらも、めっちゃ旨いっすよ♪)。

あと、私は結構アヒージョ作るんですが、普段必ず使うのが、「貝類(アサリやハマグリ)」と「玉ねぎ」です。入れた方が絶対に旨いので、オススメします(今回は入れませんでした)。

話がズレましたが、「具だくさんアヒージョ」ですね。結果として、「これまでアニメで再現したレシピ」では、一番旨かったです。

私は、カリカリに焼いたフランスパン、白ワインと合わせたのですが、最高に旨かったです。

ただ、普段はアヒージョの汁をバゲットに染み染みにして食べるのですが、今回は、アクアパッツァパスタに備えて、汁と白ワインを残しておくのが、もったいな苦しかったです(笑)

さて、昼飯はバゲットで腹一杯になったので、アクアパッツァパスタは、夕食に。

まず、パスタを茹で、その間にアヒージョに白ワインとパスタの茹で汁、ニンニク、ミニトマト(激ウマ!)を入れる。

さて、パスタが茹で終わったので投入、、、あ、魚焼いてねぇわ(笑)

てなこともあり、パスタは一旦冷蔵(後日食べます)。金目鯛の干物をグリルで焼きます(余談ですが、スーパーで、赤魚の干物で妥協しようかめっちゃ悩みましたが、せっかくなので奮発しましたw ただ、白ワインと食材全部合わせると、4000円以上かかる、高級飯になりました 苦笑)。

焼き終えた金目と、茹で直したパスタを入れて、ひと煮立ち。いよいよ実食です。

うん、旨い! でも、、、期待以上じゃないし、金目鯛の良さを活かしているかと言われれ(費用対効果を考えれ)ば、微妙かな~。

このアクアパッツァパスタ、スープパスタなんですが、それより、アヒージョの汁をそのまま使って、ペペロンチーノっぽくする方が旨いと思います。また、焼いたベーコンと油を足すのも良さそうに思いましたし、さらに卵黄を加えてカルボナーラ風にするのもアリだなと思いました(つまり、万能ですね)。

金目鯛は、普通に焼いて、ご飯と味噌汁で食べた方が、幸福度高いかも(苦笑)

ということで、アクアパッツァパスタはやらなくても良いかもしれませんし、やるとしても、赤魚等安めの白身魚で充分な気がします(笑)が、基本は美味しい食事でした(スープがまだ残っているたので、翌日の夜にチーズと白米入れて水気を飛ばし、リゾット風にしましたが、これはめっちゃ旨かったですw)。

あと、夜にパスタを食いながら、「ホット・バタード・ラム・カウ」も試してみました。

作り方は簡単で、温めた牛乳にバターを溶かし、ラム酒とシナモンを入れるだけです。

ちなみに牛乳は、岩手県産「くずまき高原牛乳」。ラム酒は、普段よく呑む「キャプテンモルガンスパイストラム」。

アニメでは、ラム酒のアルコールを飛ばし、ノンアルコールにしてましたね。あと、シナモンもスティックタイプのものでした。

私は当然、アルコールは飛ばしませんし、シナモンもパウダーを使用しましたが、まあ、味に大差はないでしょう。

結論として、「これは女子ウケするな~」と、「ラム酒入れすぎたわ(苦笑)」ですね(笑) 

ラム酒のアルコールを飛ばしてないせいか、最初、むせました(笑) が、徐々にじんわりと温まり、幸せな気持ちになります。

ただこれ、アルコール度数は結構高いので、アルコール弱い方は注意した方が良いでしょうね(呑みやすいだけに)。

感じたのは、「寒い屋外で呑んだら、もっと旨いだろうな~」ということ。う~ん、ソロキャンしたくなってきた(しないけど)w
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆5
作画に違和感あったけど、なるほど過去か。OPやたら良いな。白い息遣いが見える。そうそう、これがゆるキャンだよね。作画の本気度、増したな~(笑) Cパート、ホラ吹き犬子で、へゆキャン見た人にサービスか。完璧だな。

2話目 ☆4
上手くいかないところも含めて、だね。そこで悔しがらないのが、なでしこ。リン、子ども(笑) ちゃんと法定速度(笑) 予定は未定。

3話目 ☆5
このほどよい距離感だよね、何事も無理強いしない、独立独歩の姿勢。バイトも予定も別々。たまに合流。特上に目が落ちた(笑) キャンプ周辺の楽しさも、キャンプ。新キャラ、土岐綾乃。なでしこ、丸かったの?(笑)

4話目 ☆3
買い物、楽しいよね。道具揃えるの、醍醐味だよな。ランプ、一回家で使うあたりが、なでしこだよな。

5話目 ☆4
サブの3人回ね。鍋しこ(笑) ここで、どうでしょう(笑) 流れと関係ないワカサギの時点で、もしやと思ってたけど(笑) うまくいかないのも醍醐味だよな。

6話目 ☆4
道具の管理、洗浄。冬キャンの厳しさ。ちゃんと魅せる丁寧さよ。マイナス15はキツいな。うちの地元もマイナス8くらいは平気でいくけど。良い先生だ。そこで窓がちょっと開いていると、完全にどうでしょうオマージュだけどな(笑)

7話目 ☆4
旅行も、準備や下調べがむしろ楽しいよね。やはり東日本でしょ(笑)

8話目 ☆5
なんだその替え歌(笑) ソロキャン、これだよな、ゆるキャンは。でも、リンのソロキャンと、なでしこのソロキャンはやっばり違うものなんだね。夜景、綺麗。邪魔になる手前の鉄塔をちゃんと入れるのが丁寧だし、誠実だ。

9話目 ☆4
旅行の計画、バイクの改造。こういうのも楽しいよね。出発時の後方確認とか、いちいち優しく丁寧。

10話目 ☆4
ホラ吹き姉妹(笑) 景色、力入れてるね。

11話目 ☆4
キャンプ飯、クオリティ高いな。ママシコ(笑) 化粧水つけるんか、女子だな。抜け駆け温泉。この辺が、本作の良さだよな。

12話目 ☆4
シカでした(byうれしー)w

13話目☆5
まだ、お年玉もらってないよ(笑) 疲れたら代わる、というどうでしょうネタ(笑) なんだろう、何にもなかったけど、良い最終回だな。具だくさんアヒージョ食いながら白ワイン1本開けたせいかな(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 36

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

誰も到達しえなかった、新しいゆるふわ系

最初にナマコを食ったやつはエラい、とよく言いますが、
お芝居においても『最初にこのキャラを演ったヤツはエラい』
というのが言えると思います。

代表的なのは、エヴァで綾波レイを演じた林原めぐみさん。

それまで、ああいうキャラ・芝居は存在すらしていませんでした。
だから誰も、先輩どころか監督でさえ、
綾波レイをどう演じたらいいのか答えをもっていなかったわけです。

庵野監督から「レイは感情がないんじゃない、感情を『知らない』んだ」
というディレクションを受けて役を作ったというのは有名な話ですが、
もちろんそれだけであの芝居が完成するわけもなく、
ものっすごい努力と試行錯誤を経て、
あの声の出し方や演じ方を『創造』したわけであります。

いまや「もうちょい綾波っぽく演ってみようか」で通じるほど、
一つのテンプレとした完成した感のある綾波調ですが、
最初に演った林原さんは、まさに『創造主』でありました。

なんでこんな話を書いているかというと、
『ゆるキャン△』の作品的な成功は、
東山奈央さんを筆頭とした、役者さんの努力の賜物だと思うからです。

もちろん、画も脚本も音楽もよくできています。

また、キャンプに馴染みのない人に向けた豆知識も豊富で、
何も知らない方が見ても作品に溶け込めるよう、
すごく丁寧で繊細なものづくりが至る所でなされています。

ですが、それでも、
このキャスティングじゃなかったら、
よくある『萌え系日常アニメ』の枠に収まってしまい、
これほど多くの方が『癒し』を感じる作品にならなかったんじゃないか、
というふうに僕は考えています。

それぐらい、東山さんの演じた役、志摩リンは難しかった。

そもそも志摩リンは、
人間嫌いでも引っ込み思案でも気弱でもありません。
それどころか、バイトでキャンプ費用を稼ぎ、
一人で原付に乗ってソロキャンに出かけて行くような、
アクティヴな要素すら持っています。

そして台詞も「刀のサビにしてやるぜ」という芝居がかったものから、
「スーパ-の実演販売か」というツッコミ、
さらに「こんちくしょ~っ」「おい、マジか」という男子言葉まで、
脚本の文字だけならかなりの元気っ子になっています。

おまけに、一番カラミの多いなでしこは、体力食欲もりもりで、
こちらは正真正銘の元気っ子。
しかも、なでしこ役の花守さんも基礎声質は東山さんと同じソプラノ。

これで作品を『癒し』『ゆるふわ』に仕上げるというのは、
ちょっと考えると無理ゲーです。
一つ間違えたらきゃぴきゃぴワイワイの萌えアニメになりかねません。

だけど、東山さんは『やり遂げた』。

東山さんの演った志摩リンは、
これまでのボソボソ系とは全く違う系統のお芝居です。
気持ちも行動もしっかり前を向いているのに、まったりゆるい癒し系。
おそらく、これから一つのテンプレになるであろう、
素晴らしい役作りだったと思います。ぱちぱちぱち。

そして、犬子こと犬山あおい役の豊崎愛生さん、
斉藤恵那役の高橋李依さんも、素晴らしい役作りをされていました。

まず、豊崎さんの関西弁が秀逸です。
犬子の関西弁は言葉が大阪でイントネーションが京都の山手という、
リアルではまず耳にすることのない方言です。

豊崎さんは四国生まれ、大阪芸大短期学部の出身で、
ネイティヴレベルの大阪弁が使えます。
だけどこの作品でネイティヴの大阪発音は『きつすぎる』。
そこで、大阪まるだしの脚本を自分なりに読み替え、
ゆる~くカドのない発音に変換しているんです。

だから、ちゃきちゃき喋る千秋とも相性がいい。
さらに、やや早口のなでしこ・千秋とスローに絡んでいくことによって、
作品全体のゆるさを崩さないバランサ―にもなっています。

豊崎さんは緻密で誠実な役作りをする方なのですが、
『けいおん』で大ブレイクしてしまい、
一時期、お芝居が雑になったことがありました。

年間でアニメ15本、ゲ-ム15本、ラジオに顔出しテレビ、
キャラソンにドラマCD、おまけに個人とスフィアの音楽・ライブ活動と、
ひと昔前のアイドルみたく過剰なスケジュール。

そんな状況でデビューして三年程度の若手が
一つ一つの役をしっかりと作り込めるわけもなく、
正直、その頃の出演作品の中には
「豊崎さんじゃない方がよかった」と感じられるものが、
少なからずあります。

だけど、その山が過ぎ、さらにご結婚されてからは、
しっかりと腰を据えた役作りが戻ってきたように思います。
犬子は、その代表的な好事例ではないかと。

高橋李依さんも、文句なしに素晴らしい。

高橋さんはもともとかなり器用な役者さんで、
『高木さん』や『かくしごと』みたく癒しボイスも得意なのですが、
この作品では共演者に同じソプラノが多いことを意識してか、
口調だけでなく、発声にもひと工夫したボイスを披露しています。

それを技術的に、かつ簡単に言うと『息を多めにはく』。

お色気のあるおねいさんの声を出すには、
背筋をやや曲げて息を多めに吐く、
というのが役者さんでは常識のテクニックです。

高橋さんは、その応用として吐く息の量を調整し、
お色気に代わる一歩手前にとどめ、
接地感の薄い、ゆるふわの癒しボイスで役を作り込んでいます。
だから、基礎声質はリゼロのエミリアと同じなのに、
耳に届いた時の印象がまるで違うものになっているんです。

これは、上田麗奈さんも得意にしているテクニックです。
ただ、上田さんはお色気をけっこう出すのに対し、
高橋さんは作品に合わせてそれをギリギリのところで封印しています。

いずれにしても、高橋さんがこのボイスを使っているので、
五人が会話していても聞き分けがスムーズになり、
かつ、全体にゆるふわの空気を纏わせるのに成功しています。



この作品を好きな方の多くは、
ただ女の子がきゃぴきゃぴとキャンプをしている様が好きなのではなく、
全体に流れる、ゆるく、まったりした空気が、
ともすれば刺々しくなりがちな心を癒してくれるから好きなのではないか、
というように愚考しております。

少なくとも僕は、その空気が大好きです。
そしてその空気は、
引き出しの少ない若手役者では創り得なかったものだと思います。

素晴らしい役者さんたちに、
最大限の賛辞とリスペクトを捧げさせていただきたく。


追記:
花守ゆみりさんの『食べる』お芝居、
そうとう練習したんだろうと思います。
あれ、めちゃくちゃ難しいですよ。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 33
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

よい旅 よい友 よい家族

【物語 4.5点】
京極 義昭監督&シリーズ構成・田中 仁氏ら再集結したスタッフ陣。
続編アニメ化への手掛かりを家族に見出す。

ソロ活動の尊重→全員集合の流れで友情の深化という1期の繰り返し。

2期では、そこに、旧友や、家族の視点が挿入されメインキャラの解像度がアップ。


旅先の絶景にも心を奪われるが、家族を思いやる風景にも胸を打たれる。
{netabare}ソロキャンデビューした、しまりんのリュックにカレー麺&メモを忍ばせた母。
バイトで溜めた金をまず姉へのプレゼントに費やした、なでしこ。
なでしこが心配で、しまりん同様、こっそり様子を見守りに行ってしまう姉。
しまりんのバイク装備に不備があると、夜の甲府まで調達に行く祖父etc……。{/netabare}

旅に、心の浄化だの、自分探しだの、過度な依存をしない。
良い旅をする人間は、普段の日常も清らかである。
予定は柔軟でも構わないが、延々とあてのない旅より、帰る場所がキチンと温まっている旅。
旅が終わる寂しさと、帰って来た安心感の絶妙なブレンド。
いってらっしゃいも、ただいま&おかえりも心に染みる見事な構成。

それらを、間を重視した脚本により、視聴者がマイペースで受け取れる空気感も熟成。
9話の{netabare}しまりんと祖父のツーリング。{/netabare}
固い絆で結ばれた心情を表現するのに、もはや言葉は要らないのか。


【作画 4.0点】
背景美術は相変わらず富士が貫禄を見せるが、
終盤の伊豆キャンでは、富士に頼らず、多彩なジオスポットで地域の魅力を再発掘。
伊豆キャンのラストで{netabare}やっと富士を拝めたと思ったら、
富士を褒めたら呪われる?大室山の山頂だったりw{/netabare}

“飯テロ”も引き続き快調♪
{netabare}うなぎ美味し浜松~♪しぐれ美味し富士宮~♪
や伊勢エビなどの王者の食材もそそりましたが、
私は、なでしこの野菜丸ごとホイル包み焼きが垂涎ものでした。{/netabare}

その飯テロにほっぺたを落される、なでしこ他、
人物作画も顔芸含めて、ユルく安定。
と言うより、私も、{netabare}なでしこのほっぺたビロ~ンと引っ張ってみたいですw{/netabare}


【キャラ 4.5点】
鳥羽先生の日産・ラフェスタに併走する、しまりんのヤマハ・ビーノが象徴する、
単独行動も是認する縛りのユル~い人物相関図。


鳥羽先生は相変わらず酒に呑まれていますがw
{netabare}意外なメンバー構成となった山中湖キャンプでは、
顧問として生徒を心配し叱責する{/netabare}
大人の責任も見せ、緩みかけた視聴者に
冬キャンプの厳しさも注意喚起してくれました。
ま、その後、結局、飯田さんと飲んでましたがw

その飯田さんには終盤でも再会し、お世話に。
旅の出会いが繋ぐ人情の温かさ。


“イヌ子”こと犬山あおいのホラ吹きもアヒィィィー♪と舌好調w
“イヌイヌイヌ子さん”がしばしばCパートを侵略w
流石に{netabare}昔、富山に富士山があったから富山{/netabare}じゃ、なでしこすら騙せませんw
後半では、あかりとの姉妹コンビも頻出し、関西弁とホラ吹き顔が共鳴w


【声優 4.0点】
大塚 明夫さんのナレーションが『ゆるキャン△』の帰還を告げた2期。
兼任する、しまりんの祖父役でも、引き続き寡黙で渋い好演で魅せ、
理想的な年の重ね方の一例を示す。

土岐綾乃役の黒沢 ともよさん。
お馴染みの気だるげなボイスに、やや大人びた、ゆるいギャル成分を付加して、
浜松から身延に引っ越して来る前の、なでしこの過去を暴露。

また本作に限ったことでもありませんが、
コロナ禍で、一度にスタジオに入る人数が制限される中でも、
野クルの掛け合い等を違和感なく成立させる声優さんは流石です。


【音楽 4.0点】
劇伴は立山 秋航氏の続投。

フィルムスコアリング(場面に合わせて作曲)の方がやり易いと
1期の使い回しより、サントラ2枚組分量産した新曲を中心とした攻めの姿勢。
伊豆キャン用にはアンデスの民族音楽・フォルクローレを取り入れる等、開拓精神も旺盛。
「次のキャンプはどうしよっか?」や、
フォルクローレを構成する縦笛・ケーナの音色が味わい深い「歴史ある半島」
辺りは、今後も旅番組等で多用されそうな逸材。

登場人物に焦点を当てた楽曲も増加傾向。
私のお気に入りは{netabare}「なでしこ」が流れたシーン。
初給与を前にウキウキと充実する日常にマッチ。{/netabare}


OPは亜咲花さんが「Seize The Day」で通算4作目のシリーズ楽曲提供。
昨年『へやキャン△』放送後の声帯ポリープ除去手術の影響を感じさせない。
むしろ、より軽快なボーカルで夢が広がる♪


EDも佐々木恵梨さんが「はるのとなり」で透明度の高いボーカルにより
1期からの癒やしの流れを継続。
“お家に帰ろう”“「ただいま」ゆっくりおやすみ”などの優秀な帰宅ソングが、
春も近付く終盤になるにつれ効いて来る。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 48

69.3 2 初日の出で癒しなアニメランキング2位
たまゆら ~もあぐれっしぶ~ (第2期)(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (577)
2762人が棚に入れました
写真が大好きな高校生沢渡楓。高校入学を機に、横須賀市汐入から父親との想い出の町、
竹原に引っ越してきてから1 年が経ちこの春高校2年生になります。
写真は心と心を繋ぐもの。そう教えてくれた父親の形見のカメラで新しく出会った友達や­いろんな人たちとたくさんの写真を撮ってきました。そんな写真を通じて、この町で出会­った素敵な想い出の数々・・・、もっともっとそんな想い出を作りたいという思いを胸に­、楓は新たなチャレンジを始めます。それは写真部を作ること。古い町並み、美しい海と­島々、あたたかな人たちに囲まれた高校生たちの生活を描く心温まる優しい時間が流れる­物語。
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

来期を早く見たい!(12話まで

本作品はOVA4話が最初にアニメ化されました。
その後1期12話+1話の-hitotose-そして遂に2期開始!
今回も12話なのかな?
物語の時系列は
1期1話→OVA→2-12話→2期
なので順番に見る事をお勧めします。


瀬戸内の広島県竹原市を主な舞台として、写真好きの女子高校生である沢渡楓とその友達が、それぞれのまだおぼろげな「夢」を追いかける物語。


本篇無料配信(毎週水曜日更新、各サイト配信開始より1週間無料配信、7月10日~)
・ニコニコチャンネル http://ch.nicovideo.jp/channel/ch2575837
・バンダイチャンネル http://live.b-ch.com/tamayura
・dアニメストア     http://docomo-animestore.jp/
・楽天ShowTime     http://www.showtime.jp/

公式サイト
http://www.tamayura.info/
公式Twitter
http://twitter.com/tamayura_tweet
ネットワーク竹原
http://www.i-love-takehara.jp/tamayura/
まとめWiki
http://www38.atwiki.jp/animetamayura/
たまゆらじお
http://tamayura.info/tamayuradio/


こういう泣けるアニメは一気見したい方だが…と思って撮り溜めてたら、もう毎話泣かされるとは思わなかった。゚(゚´Д`゚)゚。期待以上だった…


各話感想
{netabare}1話
相変わらずほのぼの暖かいアニメですね。
1年経った設定なのね。懐かしい。
もうOPとかBGMだけで涙ぐんじゃうよ(;_;)
かおちゃん葛藤してたのか…
cafeたまゆら今年も復活するのかな?
花の入ったお茶らしきものはなんだろうか。
かおちゃんこっそり泣いてたのか。
良い子だねぇ相変わらず…いつからのりえもんになったのw
概ね回想回だなぁ…
コウちゃん真面目に勉強してるな。
ぽてにょん症候群w新しい設定が出てきたな。
ふーにょんふーにょんふーにょん!w
ちひろちゃんは相変わらず遠距離なのかな?
あれこのももねこ追っかけるシーン前にも見たなw
写真部か~本格的になってきたようだ。
やっぱ最後は写真部で成功する感じの終わりになるんだろうか。
2期はもっと泣かせにきて欲しいなぁ。

・ほぼろ焼き
(そぼろ・たまねぎ、カイワレ大根・たまご・紅しょうが)入り(1,150円)税込
具にそぼろと玉ねぎってのは斬新だなぁこれは食べてみたい。

心霊スポット探検部っておいw相変わらずおねぇちゃんだなw
ともちゃんはちひろちゃんの友達か。まーた濃いキャラ増えたなw
ともちゃんだいぶセンスよくなったなぁw
前のぬいぐるみは気持ち悪いの多かったけどw


2話
OPの灰色の髪の毛の子は誰だろう…
桜の花の塩漬けだと!?なんかうまそうだな。
部長って言われるだけで目が@@
ちょwまおんちゃん一日船長って中の人ネタじゃねぇかw実話w
ぽってストレスに弱いな…
ぽってねぇ様ってあれ前からねぇ様呼びだっけ?
のりえww後ろでくるくる回るなwおいコウタンの写真もらおうとするなw
部長ワードがキモだな。
写真部結成きたか。熱血先生背中wなんだそのサプライズw
顧問下神山?二人してドジっ娘かよw
演劇部うっせぇww
あっ…お父さん…(;_;)
三谷かなえさんってあれか1話の電柱の子だなおそらく。
先生どんな記憶力してんだよw
クラッカーを全力スルーwwぽてニョン症候群ひどいw
小芝居wwしかしまぁ井口がやるとなんてうざかわいいんだw
映像付きラジオでの井口のうざさはやみつきになるw
部活すっくな!文系だけの集まりとかか?
ぽっての気持ちを大事にしてあげたいな。
マエストロいいおっさんだな。ってかイイ声過ぎる。
あれ?なんだか毎回毎回涙が…(;_;)
スカート短すぎるな。
いきなりの殴り込みですか!
EDぽって可愛いな…(;_;)


3話
写真部の本格始動のようですね。
部長って呼ばれる所か名前呼ばれただけでロボットになっちゃったw
うわうわ部活紹介か…急に思い出した昔部長やってて超緊張して失敗した黒歴史が…
恐怖の扉ってwじゃあってなんだよじゃあってw意味不w
やっぱりあの子三谷かなえだったか。
先生使えない…誰か手伝ってやれよ…
俺のは安モンのEXILIMデジカメだぜ!
かなえはなんでそんな気になってんだ?入りたいのか?
ゴマシャクレの勝ちだなw
祝 写真部ぽって部長!
プチ秘境探検部っていつからあったんだよw
おばあちゃん嫌いな写真無いだろw
熱血先生どうせ大した用事じゃないんだろw
工エエェェ(´д`)ェェエエ工 まさかの宣伝ww
リベンジ
1.卒業アルバムの写真
2.桜まつり
目的は悪目立ちっておいおい。
成長を見守るから友達は入らないんだな。
三谷さんやっとゲット出来るか?おい盗撮だったのかよ。
かなえ可愛いじゃない。なんかグッと来る(;_;)
おかしいなぁたまゆらってだけでなんか涙もろ過ぎないか…
グイグイ来るwこれでかなえゲットだね!
一人目の部員。新しい出会いがあったので!
EDは何歳の頃のぽってなんだろうな。なんかコレ見てるだけで泣けてくる…


4話
特別…まぁ普通特別な時位しか写真撮らないよな。
かなえは恥ずかしくてそっぽ向いたのかな?好きな子でもいたのかな?
桜まつりのパフォーマンス…写真部が何すんだよ。
熱血先生wなんだよその企画ww駄目だろw
それはってなんだったんだ…
NOと言える日本人になろう!ってなんかいつだか流行ってなかったっけ。
次から次へと先生が来て忙しいなw
のりえ事、井口後ろで何やってんだw中の人そのまんまのキャラだなw
誰かの記念の桜だと!?何この素晴らしい公園。
本当にあるのか?それともアニメの設定なのか?リアルであっても不思議じゃないな。
千本桜?何これ凄い感動する…私の桜か…(;_;)
ドウゴウ先生まだ恋が実ってないのか…そろそろお好み焼き屋行きてぇなぁ。
リング焼きなんてのあるのか。食ってみたい。
あぁ一々うまそうなものが出てくるアニメだなぁ…
コマチ…好き?まぁまぁってwwおま策士だなw
熱血先生何してんだよw
ぽって成長したな。しかし何やるんだよ。
爆笑したwwwwなんで歌い始めたww
リアルじゃ写真ちいさすぎて見えないだろこれ…ちょっと無理矢理感が否めない。
こうちゃん何見つけたんだ。まさか…ぽっての桜。
ええーももねこ様が見つけたのかよ。そこは自分の力で見つけさせて欲しかったな。
この桜の公園本当にあるの?感動するよこれ本当に…(;_;)


5話
腕章はなんだ?写真部の腕章かな?
ちょwぽってwww何してんだwいつからそんなキャラにw
ぽって部ならぬけいおん部もといお茶会部だな。先生も混ざりやがったw 
ベーコンパイだと!?マックのベーコンポテトパイメッチャ好きだ。うまそうだ。
もう10年位食ってない気がする。マックにまだあるんだろうか?そもそもマックにずっと行ってないな…
桜写真コンテスト。何故宣誓したw
葉桜は葉桜で良いと思うけどなぁ…木にまたがっとるw
あれ?のりえちゃん料理出来るんだっけ?(中の人的にry
おまwダメな人に相談しちゃったなw
こうちゃんとのりえ逆だろw
のぼり旗持ってくんなw車が空飛んじゃってwww意味不w
一生載せないで下さいおねがいしますよ本当にw
オニギリ何故人の顔w若干不気味なんだけどw
まぁ普通は駄目な写真はさっさと消しちゃうよね。
かなえマジ真面目!
しかしまぁ歩きで出かけるの好きだよなぁこのねぇちゃんw
エッサホイサッなんてやってたら速攻でバテるわw
樹齢300年だと!?そんな桜リアルでもあるのか?
先生凹みすぎだろ…


6話
冒頭から井口MAXwサービス回かな?あれ?今までこういうのあったっけ?
エロとか一切いらないんだけどなぁ…
お父さんの後輩?いきなり抱きつく前に言う事あるだろ。いやあえて言うべきでは無いのか?何処まで気を使うべきなのか難しい。
ツアーっておい営業じゃねぇか!無料招待じゃないんだろ?これ。
まさに3.11にのっかって商売してる奴らと何ら変わらない。
とか一瞬思ったが、どうなのこれ…
一緒に来て欲しいって言ったからタダなのかな?
どういうつもりで引っ張りだしてんのか良くわからんから感情移入しにくい…
えっ親父の浮気相手かなんかなの?なんか邪推が働いてしまうんだけど…
まぁただの後輩なんだろうけどなぁ…駄目だ女不信だorz
焼きたてのパンは最高だよなぁーwまぁ炊きたての米の方が好きだけど。
B&B。ベッドアンドブレックファースト。初めて聞いた。
まぁ旅館じゃないしな。ってかリアルでもあるんかな?
お父さんが残してくれた宝物と言うか思い出と言うか…
宝物になって良かったな。
ハルミさんがふうちゃんにおめでとうのシーンもう画面見えないよ(´;ω;`)ブワッ
はぁ…もう今期は毎話毎話泣かせに来る…もう枯れちゃうよ…
水分足りなくてハムナプトラになっちゃうよ。
なので、じゃなくて「ので、」の方が口癖だったのか。


7話
神奈川県横須賀市へ帰省?と言うかなんというかちひろちゃんの街へ行く事に。
って広島から神奈川って1日かけても着かないんじゃ…
ねぇさん運転怖いっすw
ともちゃん…?あれ?前に出てきたっけ?あっ電話のあの子かw
どんだけでかいバーガーだよw
ともちゃん俺っぽいなぁ最初声とかかけられなかったりするけど話すと止まらないという。
まさか神奈川にもももねこ様がw
そういや今年夏祭り行ってないなぁ…
この指とーまらないっておいいいい!w
あれかぽてにょん症候群で抜群に強いのかw
線香花火とか動く動かないより花火の運がでかい気がする。
懐かしの思い出だったのか(´;ω;`)ブワッ
また泣いてしまった。いちいちBGMが良すぎる。
お父さんのことだいぶ受け入れられるようになってきたみたいだな。
最初は悲しい思い出でも時間が経てばいい思い出になるもんだよね。
Cパートももねこ様何してんのw一日署長?w


8話
今度はちひろちゃんが学校に来たのか。
ぽって部長だけど部員1名だしw
ムキュムキュってキスなのか?w
BGM音はずしてるw
秘密基地どっかにあるのかな?
ちっちゃい頃田んぼの草むらによく作ったっけ。
夜景モードで一発な気がすry
ってぽってのは手動かw
いきなり写真展…ぽってしっかりしてきたな。
上下山先生w
キャンドルボーイって店が気になるw何の店だw
おねぇちゃん心折れたのに行くって言っちゃうから張り切っちゃってるじゃないかw
30分で何処行く気だw秘密基地って基地無いけどなw
あら?三脚持ってたっけ?
写真部作って写真撮って願いが叶って(´;ω;`)ブワッ
随分遠くで花火やってたのね。


9話
竹あかり綺麗だよね。イイ風習だなぁ。
完全に井口wwヒトデ型宇宙人w
竹はいい匂いするから好きだなぁ。毎年夏場は竹シートで寝てるし。
何故マエストロがお客さんを知っているんだろうか。
夏目望さん。お父さんの高校の頃の友達か。ちょwまさかの緑川光!?ナツメ違いだろw
父親とそっくりなのか。まったくひねりが無いのか。
カナエちゃんの全力擁護。
写真を撮ることは好きって言う気持ち。
まおんホントしゃべらないなw
ほぼろで一緒に食べるのかよw
写真のこと心配するあたりなんかすげぇ恭介っぽい。
お父さんの話聞くのか…だいぶ耐性付いたんだな。
高校の頃かぁ…色々馬鹿やったなぁ。もっと写真撮っておきたかったなぁ。
好きな子の写真か。別れて全部焼いちゃったな。
なんか色んな懐かしい思い出とともに涙がちょちょぎれた(´;ω;`)ブワッ
ナツメ照れ隠しの仏頂面なのかw
マエストロ女にやたら優しいのにちっともモテナイのかよw
おかえりなさい。
夏目さんやっぱり緑川光だったwwあの人もうナツメキャラ固定だなw


10話
かなえってそういや先輩だったんだっけ。今3年だから卒業しちゃいそう。
まおんは何を表現したのかわからんw
撮影旅行…あっやっぱりだ。卒業だよなやっぱ。
私達展またやるのか。
まおん宅の旅館に泊まれるのか。また働くのかな?
「え”ーーーーーーーーー」いい演技だなw
コウたん来ないのかよwコマチとコウたんの2ショット写メw
寝るのかwノリエちゃんほんと中の人まんまって感じw
まおん良く喋る回だな。
かなえはまだ進路決まってないのか。
季節はいつ頃なんだろうか…葉っぱ青いし夏かな?でも皆長袖だな。まだ夏前とかかな?
マオンはやっぱ働くんだな。
あれこの公園あの口笛の場所じゃ。誰だろう?
地面の木漏れ日綺麗に写るものなのかな。そういう写真見た事無いなぁ。
魔法美少女かおたんw
マオンが旅館の格好すると花咲くいろはの子そのままだな。
潮待ち島…潮は必ず来る…ここ良い話だなぁ。
LIVEやってる人だったのか。
マオンのちいさかった頃に見たLIVEはこの人達だったのか。ちょっとうるっとした。
きっかけを貰っているんだね。
カナエもきっかけ出来たかな?潮が来たのかな?
きっかけは写真部か。
西尾維新の物語のあとがきだかで書かれていた伏線の話みたいだ。
後になってみればあれが伏線だったのかなと想い出すみたいな。
自分の海へと漕ぎだすだと?何があったw
次回「今年もありがとう、なので」えっもしかしてもう冬になっちゃう感じかな?


11話
あっという間に12/30日なのね。クリスマスはスルーか。
かなえの最後の思い出か。
こまちの写真がひどいw
おばあちゃんが玄海に見える…
ともちゃんまーたマシンガントーク始まったかw
出張ほぼろ焼き。
一枚目にぽっての写真かw自分好きなのかと思ったw
客凄い人数いるなぁ。
プリプリ焼きとメソメソ焼きwもう一個はプンプン焼きかな?
お礼…怪しい…
のこちゃんw去年の続きの話かw恋のバトルまんまじゃないかw
あっさり終わったなぁ私達展。
初詣か。カウントダウン中になんでカメラに蓋したんだろ。
願掛けで蓋したのかな?
親目線もいいもんだね。
ってか冬なのに一枚だけかけて寝るとか暖房でもあるのかな囲炉裏だけじゃ寒いだろうし。
写真部が出来たきっかけはかなえの写真だったのか。
お互いにきっかけ作り出来てるんだなぁ。
まるで鶏が先か卵が先かみたいな感じだなぁ。
皆起きてたのか。(´;ω;`)ウッ…
やり残したことは何も無いのか。
でたーwまた拉致られたw
海で初日の出とかメチャクチャ寒そうだな…
まおんさけべよww何この青春物語w高校の時やったなぁ…
かなえちゃんにもらい泣きした(/_;)
次回「そして、旅立ちの季節なので、」
かなえちゃんの卒業式で最終話は締めるのかな?


12話最終回
お父さんの誕生会か。なんかいきなりしんみりしちゃった。
シャッター壊れたのか。壊れたらデジカメ買うのかな?
ひな祭りかな?のりえが完全に井口w
かなえ先輩志望校に合格したのか。何処の大学入るのかな?
先生熱血だなぁw お好み焼き旅行って太りそうな旅行だなw
単車で何処へ向かうのやら。
大久野島?何処なんだ一体。
なんとプロポーズの場所だったのか。
お母さん(´;ω;`)ブワッ 画面見えないよ(/_;)
ニラのハーブティー?なにそれ本当にあるの?
まさかのぽってのツッコミw餃子じゃ無いのでw
部員ってのりえとかかおたんとかまおんとか結局入らないのか。
来季あったらかなえ出て来るのかな…
写真部またぼっちになっちゃった。
たまゆら製作委員会にありがとう!
いやぁ良かった。「最後の春休み」EDなかなか良い曲だ。
みんなみんな忘れないよ。
早く来季やらないかな…ラジオはまだしばらく続くのかな?{/netabare}



1期レビュー
http://www.anikore.jp/review/621461
OVAレビュー
http://www.anikore.jp/review/616357

投稿 : 2024/06/01
♥ : 43
ネタバレ

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

薄紅色のシャッター

視聴中→{netabare}
『第1話』
  {netabare}1期と比べて大分安定感増しましたね。
  メリハリも利いて見易くなったと思います。
  1期で作った基盤を活かして、2期で深みを出していくといった方向性なのかな?
  作品として成長しているのが感じられ、とても良い方向に向かっているのではないでしょうか。

  当面の問題点は、ぽって視点が増えて、他のキャラの出番が減ることですかね。
  ぽっての一人立ちの演出としては良いですが、1期の方向性からいくと他のキャラの夢も描かなければいけないわけで……。
  だからと言ってコロコロ視点変更するのもアレですし。
う~ん、悩ましい。
  難しいとは思いますが、この辺りをどうにか頑張ってほしいです。

  そして、未来の問題点。
  現在の流れを維持して上手く昇華するには、『卒業』というワードが重要性を持つ。
  ところが、今2年生成り立てなので、今期でそれをやるのは難しい。
  つまり、もう1期必要なんですよね。
  強引な策で、『転校』という手もありますが、できれば避けて欲しいです。

  2期でたっぷり時間を使って丁寧に描き、3期で爆発させる。
  ここを上手く演出できれば現代版ARIAになり得るかもしれません。
  期待してます。 +.。ヽ(*>∀<*)ノ。.+。

  ※現代版ARIAというのは比喩ですので、もし癇に触った方がいたらご容赦願います。
{/netabare}
---------------------------------------------------------
『第3話まで』
  {netabare}今のところ良い感じだと思います。
  ただ少しだけ、かなえちゃんの立ち位置が不安。
  ぽってが予想以上に頑張っているので、現状だと先輩らしさが皆無に等しいです。
  このままだと金魚のフン状態なので、どこかで威厳を発揮して欲しいですね。
  今期、どういう形に収まるとしてもここはかなり重要になるかと。
  その上で、{netabare}ぽってに何かを継承できれば私的には言うことなし{/netabare}です。
{/netabare}
(2013.7.25)
---------------------------------------------------------
『第8話まで』
  {netabare}現状までは、概ね満足といったところ。
  でもやっぱり、かなえちゃんの影が薄目なのが気になる。
  もう少し色濃い存在になってれば、次も展開しやすかった気がします。
  多分このあとかなえちゃんにスポットが当たることになると思うんですけど、
  順序を逆にして空白期間でぽっての所用を済ませた方が良かったかもしれませんね。
  さすがにこのまま退場ってことは……ないよね?

  私的妄想→{netabare}
  展覧会でかなえちゃんの写真が注目され、プロの道に進み始める。
  部活に顔を出すことが少なくなり、ぽってとの距離が……。(ここで所用を済ます)
  互いに別れが近いことを意識し始め、残りの時間を大切に過ごす。(間接的に、ぽっても成長)
  かなえちゃん、涙の卒業式。
  新年度、フォト部を訪れる後輩たち。そこには一段と成長したぽっての姿が。
  そして3期に続く。てな具合に。
  (そういえば、そろそろ後輩候補キャラがゲスト出演するのも良い気がする){/netabare}

  花火を綺麗に撮るのって簡単そうに見えて難しいんですよね。
  ブレ軽減、露出調整、天候確認、場所確保、様々な技量が必要となります。

  プチ専門的→{netabare}
  まずは三脚。ブレ軽減に必須と言えます。
  手持ちは無謀だと思っておいた方が良いです。
  次にカメラ。ぶっちゃけ携帯のは適してません。
  (撮れないわけではないですが、満足はできないと思います)
  シャタースピードが4~8秒ぐらいまで設定できるものが好ましいです。
  そして土地勘。当然良い場所は皆が狙っています。
  カメラマンだけならさほど問題はないですけど、一般客が多いと三脚立てることすら難しいことも。
  車利用する場合は、渋滞などにも気をつけなきゃいけないし……。
  とりあえずはこれだけあれば、何とかなります。
  あとは便利アイテムとして黒い紙など、レンズを遮蔽できるものがあると良いですね。
  写したいものだけを写すことが出来るので。
  (原理や使い方に関しては割愛します。気になったらご自身でお調べ下さい)
{/netabare}
  とまあ、色々書きましたが楽しむのが一番ですので、あまりお気になさらずに。
  故意に変な撮り方したり、花火だけでなく周りの情景も撮ったり、失敗写真だったり、それもまた一興ですよ。
{/netabare}
(2013.8.21)
---------------------------------------------------------
『第9話』
  {netabare}志保美さんの使っていた道具はレリーズというものです。
  主な用途は以下の通り。{netabare}
  ①遠隔でシャッターを押せるので楽。
   三脚と組み合わせれば、手ブレが発生しないので、夜間撮影や高倍率ズームなどが容易になります。
  ②物によりますが、ボタン押してる間、シャッター開きっぱなしにできます。
   星とか螢とか撮るときに便利です。
{/netabare}
{/netabare}
(2013.9.1)
---------------------------------------------------------
『第10話』
  {netabare}行く先の書いてない切符の使い方が良かったと思います。
  設定や小道具が活用できてるかどうかってのは、小さいようで意外と大きいんですよね。

  物語の方は多少の不満あり。
  やっぱり卒業云々は、もう少し前から並列進行して欲しかったかな。
  丸々1話に詰め込んだせいで、少し流れが強引な感じがしました。
  あと、展覧会の扱いはあれだけなのでしょうか?
  志保美さん以外のプロと知り合って、かなえ先輩の卒業後の布石にするとか、
  後輩候補キャラ登場させるとか、
  9話と繋げてプロとアマの違いを表現する(やっぱり技術も大事)とか、
  もっと上手く利用できたように思えます。
{/netabare}
(2013.9.5)
---------------------------------------------------------
『第11話』
  {netabare}ラストの不意打ちにやられました。
  ただ、ここまで盛り上げちゃって来週大丈夫なのか、ちょっと心配だったりもする。
  案外サッパリと終わらせるつもりなのかな?

  構図の変化はかなえ先輩というより、あの方の影響が大きい気がしますね。流れ的に……。
{/netabare}
(2013.9.13)
{/netabare}
---------------------------------------------------------
『視聴後』
  真っ先に浮かぶのは、おしいの一言。
  1話1話ここの話は良かったと思いますが、全体として見ると継ぎ接ぎ感が否めないです。
  写真を並べてるような感覚と言えば聞こえはいいですが、やっぱり流れは大事かと……。

  大きく分けるなら『父の軌跡廻り』と『かなえ先輩の卒業』という2つでしょうか。
  正直ここのバランスが悪かったかと。
  比率が8:2くらいで、後者の弱さが目立った印象です。
  過去と現在とも言えるので、5:5~4:6くらいがバランス良かったかもしれませんね。
  私的妄想→{netabare}
  ①キャラバランス
    まず、ぽってが積極的過ぎた気がします。
    まだ頼りないぽってをかなえ先輩が引っ張っていくという形の方が良かったと思いました。
  ②ストーリー構成
    前述の通り、『かなえ先輩の卒業』の方を軸に、空白を『父の軌跡廻り』で埋める形が良かったかと。
  ③未来への布石
    まず後輩キャラ。
    登場させられる機会が多分にあったと思うので。
    顔見せしないでも、噂話とか色々できたかと。
    あとは先輩の今後。
    構成の問題もありますが、あまりにも不明瞭すぎます。
    3期あったとしても登場させにくいのでは?
    (フォト部の創設者や偉大な卒業生というわけでもありませんし……)
    せめて、どこの大学行くとか、写真は続けるとか、の話だけでもあれば良かったかと。
{/netabare}

  いつもの如く好き勝手言ってますが、作品として良いものだと思ってます。
  欲を言えばという話ですので、悪しからず。
  雰囲気は日常系ですが、一線は画してると思うので万人に薦められるかな?
  『ARIA』とか『夏目友人帳』とか好きなら大丈夫かと。

  3期はあると思いますが、実際はどうなのでしょうか?
  首を長くして待つことにします。(●´・∀・`)ノ
(2013.9.21)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

amnmnt さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

「感動」の押し売り、薄く綺麗なベールの向こうに透けて見える汚物のよう

どこまでも不快感が付きまとう、気持ちの悪い作品でした。いや、もうこれを作品と呼ぶ事にすら嫌悪感があります。つまらない。どこも感動しない。1話から12話まで終始、真顔での視聴。辛かったです。OVAとTV1期は複数回トライしましたが、もう勘弁してください。このTV2期は1周だけの視聴です。

今回は他の方の高評価なレビューもよく見て、色々と視点を変えればどうにか楽しめるのではないかと頑張りましたが、だめでした。「たまゆら」は糞であると断言します。糞を薄くて綺麗なベールで包んで、ほら綺麗でしょ、素敵でしょ、と売り歩いているようなもの。見えるんですよ。薄っぺらいから、その先の糞が。あと、臭い。臭くて仕方ないです、このアニメは。そんなものですから、他人にはちょっと勧めようがない。時間の無駄だからやめとけ、としか言えません。

OVA、TV1期、そしてこのTV2期と全て観ましたが、全て本質は変わらず「伝えたいもの」や「分からせたいこと」が皆無。とにかく「いい話系」にしたいという作者の乞食のような意識ばかりが前に出て、ひたすらに押し付けがましい「感動」とされている何か。

この「たまゆら」というアニメの気持ち悪さの本質については、OVA版やTV1期の私のレビューに記しましたので気になる方はそちらをご覧ください。このTV2期も全くの同様です。

さて今回TV2期のレビューとしては「具体的に何をもってしてたまゆらというアニメが糞なのか」について言及します。


<最大要因:ストーリーがあべこべ>

TV2期になってまさかの写真部設立。所が写真部としての活動の主軸になっているのが男性教師(サブキャラ)。次いで、もう一人の女性教師(サブキャラ)。肝心の主人公やメインキャラ達は「乗っかっている」だけなんです。なぜ主軸をメインキャラに持って来なかったのか。意味不明。そんな土台にも関わらず、「なんとなく」写真部を中心に物語は進行するのですが全12話を通して写真部の活動や存在がやたら薄い。写真部を設立したエピソードの必要性、必然性がない。写真部なしでも何ら問題なく進行できてしまう。それ程に写真部という「器」が薄い。結果、あの子達にとって写真部という場はそう大切なものでも何でもないように感じたし、主要キャラでさえそうだから画面のこちら側の視聴者としては気持ちの悪い疑問だけが残る。なぜ写真部つくった・・・と。

そして構成がおかしい。感動乞食の作者が盛り上げたい、見所にしたいはずの「感動シーン」。1話完結というのは全く問題ではないが、1話の中でそこ(最大の見せ場)に辿りつくまでの道のり(見せ方)が右往左往する。本来であれば道中は「見せ場」を最大限に盛り上げる為に必要な布石をちりばめ、少しずつ観る側の感性を刺激し、そして辿りつく「感動シーン」で一気に視聴者の心を持っていく。そういう作者の丁寧な戦略が必要なはずが、全然関係のない内容を挟んであったりする。そのせいで観ている途中「あれ今これどういう話なんだっけ」とよく分からなくなる。視聴者が迷子になる。そんななか画面の向こうは勝手に「感動シーン」に到達してしまうものだから、全然感動が伝わらない。わけがわからない。話数にもよるがギリギリ起承転結は付けてくれてあるのでOVA版に比べればまだ観れるが、ふと真顔で観ている自分に気づく事となる。

一応、6話だけは普通に楽しめました。主人公の子が亡くなったお父さんの軌跡を追って小さな旅(実際は旅行ですが)をする、といったお話なのですが、良かった。

<作者の竹原への思い入れが無い、人生経験が希薄、作家をできない>

多分根底にある問題はこれだと思います。佐藤順一のインタビュー記事なども読みましたが、どうやら彼は別段、竹原が好きというわけではない。商業意識として「ああ、ここを舞台にしようかね」という程度の考えのよう。それで、この「たまゆら」を作るにあたって現地へ足を運んだり、単純に調べたに過ぎない。作者のなかに積もる想いが何も無いわけです。だからちょっとした観光案内(紹介)程度にしかなっていない。それに加えて作家能力の無さ。物語を膨らませる事ができない。恐らく彼は人付き合いが大の苦手なのではないでしょうか。そのせいで人と深く関わった事がないですとか、これまでの人生で自分自身がガツンと心を動かされたような事が無く、情熱や感動といったもの自体よく分かっていない気がします。だから商業的に押し付けがましい「感動」しか描けず、だから「ARIA」の結果だけを猿真似する事しかできない。そう考えると実に自然な結果だと思いました。もう二度と佐藤順一原作のアニメは観たくありません。

<キャラが薄すぎる>

TV2期で1キャラ増え、メインキャラは5人になりました。しかし。あまりにもキャラが立っていない。誰も。というか、キャラ自体被ってしまっている。それぞれのキャラを簡単に説明すると、

①主人公・・・あがり症、写真好き、大人しめ
②ポニーテール・・・元気系キャラ
③ツインテール・・・元気系キャラ
④黒髪パッツン・・・ひっこみ思案、大人しめ、声小さい、口笛キャラ
⑤新キャラ・・・あがり症、写真好き、大人しめ

こうなります。分かりますか。もうね、属性が完全に被ってるんです。大して変わらない。キャラ被り。強いていうとギリギリ④の子だけまだキャラが立っている方です。なのによりにもよって耳障りな口笛。①と⑤、②と③の被り方は本当に酷く、理解不能です。そんなんだから、誰も全然キャラが立たない。被りっぱなし。誰が欠けても何ら問題ないんです・・・。キャラ同士の相関をきちんと持たせて「5人揃ってようやく1つとなる」ようにしておけば良いだけなのに。

そして主人公、これも大問題です。一切のカリスマ性がない。惹きつけられるものをもっていない。主人公を主軸に周りの登場人物たちが何かしら動かされる、ハッとさせられる、そういう要素が何もない。言わば、主人公ではなく「モブ」なんです。

しかも全員がモブ。通常であれば主人公達の後ろの方で歩いてるだけの存在。そんなどうでもいい人物達が空っぽの「感動的な何か」を押し付けてくるから気持ち悪くて仕方ない。すごいでしょ、感動するでしょ、と。この気持ち悪さを例えるなら、ブサイク同士が集まって、お互い「かっこいい」だの「かわいい」だの心にもないお世辞を言い合っているような様子を12話分見せ付けられるようなものです。

<サブキャラが目立ちすぎ>

男性教師(ジャージの人)と女性教師(白衣の人)です。写真部設立や、その後の様々なところでグイグイ関わってくるのですが、この二人が大事な役目を与えられすぎています。本来であればこの二人の役目はメインキャラが担わなければならないはず。メインキャラ達を支える教師、という立ち位置を遥かに超えてしまっており、この教師二人が居なければ成立させられないエピソードが結構ありました。特にジャージの男性教師。主役の仕事を完全に彼がやってしまっている。これがメインキャラの薄さに拍車をかけ、余計にあの子らの世界に入っていけなくなる。見所がなくなる。メインキャラは5人中誰が欠けても大丈夫なのにサブキャラは欠けるわけにいかないって、おかしいでしょう。

<ももねこ様の存在価値がない>

文字通り、必要ないです。というか、これも必然性がない。恐らく「ARIA」のアリア社長「的な」不思議生物「的な」マスコット「的な」何かを入れたかったから、という安易な考えによるものなのでしょうが、本当に安易すぎる。世界感としてはほぼリアリティを追求しているこのアニメで、明らかに浮いています。作者のももねこ様を出したい気持ちだけが前に出てしまっており、結びつけが何も無いのが原因。アリア社長は変です。猫には見えない不思議な造型。謎の生物感。しかし、物語の中できちんと相応の「役割」をアリア社長は与えられており、必然の存在なのです。アリア社長が居なければ成立しないようになっている。所が、ももねこ様は・・・言わずもがな。メインキャラと同じく、居なくてもなんら問題ない、居る必要性、必然性がない存在なのです。ただでさえあらゆる点において視聴者を置いてけぼりにするアニメですから、そんななかこの謎生物が居ると混乱するだけです。最後まで観て結局なんの関わりも本当に何もない事に驚きました。続編でついに明らかになったりしても、もう遅いですよ。後付け。空っぽなのは見え見え。

<総じて駄目なこと>

人物も、設定も、物語も、全てにおいて「必要性」と「必然性」が無い。そこを考えていない。そのせいでどこもかしこも宙ぶらりんでよく分からない、空論で分かっていない感、感動の押し付け、などなど、あらゆる糞要因を生んでいると思います。筆者は色々なアニメが好きというか、大抵のアニメにはそれなりの楽しみ方や良さを見つけられます。しかしこの「たまゆら」は本当に珍しい・・・。こうも理解不能で駄目だししかできないアニメは初めてかもしれません。本当に無駄な時間を使いました。続編も出るみたいですがこれ以上はどうにも期待できないので、さすがにもう観ません。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1
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