古代遺跡で秘密なおすすめアニメランキング 3

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61.0 1 古代遺跡で秘密なアニメランキング1位
タブー・タトゥー(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (384)
1974人が棚に入れました
強力な力を秘めた“呪紋”と呼ばれるタトゥーをめぐるバトルアクション。

ひょんなことから手のひらに呪紋を宿すことになった中学生男子・赤塚正義が、同じ力を操る者たちとの戦いに巻き込まれる様子を描く。

声優・キャラクター
古川慎、小松未可子、安済知佳、鬼頭明里、井澤詩織、津田健次郎、生天目仁美、喜多村英梨、森川智之、杉田智和、速水奨、玄田哲章

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

みんなの悲願を掌に込めて…

この作品の原作は未読ですが、安済知佳さんの「これまでコミュニケーションに問題のあるキャラが多かったんですけれど、この作品で演じるヒロインのトーコは明るく友達の多い娘なので楽しみです。」的なインタビューを見て俄然視聴が楽しみになった作品でした。
それに小松さん、井澤さん、生天目さん、喜多村さんと声優陣も豪華でしたし…

この物語の主人公は赤塚 正義…正義と書いてジャスティスと読むみたいですが、みんなからはセーギと呼ばれています。名前通り正義感の強い少年なのですが、ある日不良に絡まれていた男を助けた時に掌に「呪紋」と呼ばれる紋章を入れられてしまうのです。
この出来事がきっかけとなり…物語が大きく動いていきます。

セーギは、米国陸軍中尉であり本作のヒロインでもあるイジーと共に呪紋の回収を行う事になるのですが、積極的に呪紋を回収していたのは米国だけではありませんでした。
呪紋は、それごとに秘めている能力が異なっており、特別な呪紋であればあるほど強大な力を発揮する事が出来る…いわば兵器です。

人が人ならざる力を手に入れて、それを戦場で行使したら…おのずと結果は見えてくる事でしょう。
そのため、呪紋を多く所有する事で戦術的にも戦略的にも有利な立場に立てるんです。

そしてその呪紋は世界に4か所ある遺跡から発掘される事から、既に世に放たれた呪紋の回収と遺跡に制圧を同時に行う必要がありました。

主人公のセーギが米国側と行動を共にしていた事から、物語は米国視点で描かれていました。
セーギも代々家に伝わる柔術の経験者なのですが、イジー率いる米国のチームの強さも半端ありません。
イジーなんて、呪紋の能力を使うことなくセーギを圧倒してしまうくらいですから…
正に目的を確実に遂行するために結成されたチーム…そう思っていました。

でも米国と対峙するのはセリニスタン王国になるのですが、その王国から放たれてくるエージェントの皆さま…米国のエージェントより輪をかけて強いのです。
呪紋の能力は完全に解明された訳ではないので、しのぎを削って研究が進められているのですが、蓋を開けてみると王国は米国より何歩も進んでいたのです。
その事を米国は身を切り骨を断つ事で知る事になるのですが、多勢に無勢…圧倒的戦力差が分かりきっているのに…皆さん軍人ですから上からの命令を遂行するんですよね。

そんな米国の部隊の中にはセーギと…トーコちゃんも一緒でした。
この物語で一番可哀想だったトーコちゃん…運動神経は悪くありませんが、武術を学んでいる訳でもありません。
彼女はセーギの母親から彼の事を頼まれている事を理由に、ただ尽くしたいだけなのに…
トーコちゃんの頭の中はセーギの事でいっぱい…だから首を傾げる様な言動もゼロではありませんが、彼女の気持ちを察すればおのずと納得できる事です。
そんな純粋な気持ちを悪用され…2度と消えない傷を負わされた彼女…
それでもセーギと共にいる事を選択した彼女…
あんなに激しい戦いになると知っていたら、セーギは絶対トーコちゃんを連れては行かなかった…
だって、トーコちゃんは絶対セーギの事を心配するに決まっているじゃありませんか…
だから知らない事は時として罪になるんです…
その贖罪は決して成就されず思いは永遠に彷徨い続ける事でしょう…

多くの犠牲…なんて言葉では言い表せない程深い傷を負った王国との直接対決でしたが、そこで黙って身を引くような米国ではありませんでした。
入念な準備を経て…最後の闘争に向けて物語が動き出します。

セーギが…イジーがこの闘争で何を感じるか…王国の真の狙いは?
気になる方は本編でご確認下さい。

オープニングテーマは、May'nさんの「Belief」
エンディングテーマは、TRIGGER[イジー&トーコ]の「EGOISTIC EMOTION」
躍動感…という視点ではオープニングの方が迫力がありますが、きっとカラオケで歌うには相当の練習が必要な曲だと思います。
個人的にはエンディングのメロディが大好きです。イジー&トーコのユニットである事も私の中でポイントの高い理由になっています。

1クール12話の物語でした。まだ正式な告知を見ていませんが、放送の流れから見てきっと続編があるのだと思います。ラストの展開が若干早めですが、延々とど迫力のバトルシーンが連続していたので妥当なところなのかもしれません。
続編が放送されるならぜひ視聴させて頂きたいと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

2016年のジンクスは「右手」をかざすアニメは当たらない?

バトルシーン「だけ」キレのいい演出。
バトルシーン「だけ」絵もテンポもいい。
要するに、
バトルシーン「だけ」気合が入っているバランスの悪い仕上がりの印象。

呪紋固有の能力も判りづらいような。中二病に寛容でない方には「?」なのでは。
ストーリーも流れの上でカットが変わると唐突に前フリ無しの展開に。
正義の格闘スタイルは「合気」に近いようだけど耳が隠れるほど髪を伸ばしてると気配が取りにくそうだ。
(だから祖父に負けてばかりなんだろうなぁ)見た目はカッコいいのかもしれませんが。

1話は、まあ普通に見れたのですが、2は話以降から・・・ちゃんと打合せしてなさそうな感じ。絵コンテ書いてないのかな?

第2話 急襲{netabare}
・イジーが正義のクラスに転校。なれなれしく正義に接するイジーにクラス男子が嫉妬。数人の男子に担ぎあげられ教室の窓から放り出される正義。
校舎の横は海なの?そんな背景描写「1つ」も無かったのに! 3~4階の教室から放り出されたのに、わざわざ登って窓から戻るって・・・廊下から戻った方が良いのでは?
しかも昆布を被った古典表現。 トーコの胸をイジリすぎたイジーが怒られて(殴られた)出来た「ゴルフボールタンコブ」という古典表現。{/netabare}

第3話 同病相燐{netabare}
・(ヤ〇ザの因縁っぽい)白い野良猫の字幕。面白い?面白いと思う? 私は、ねぇ・・・{/netabare}

第4話 距離{netabare}
・バトルも雑っぽいのがチラホラ。{/netabare}

第5話 奪還{netabare}
・正義とイルの対決。正義がクライマックスでヴォイドメーカーで地中に穴をあけ、落下するイルとトーコ。後から追いかけて落下しているはずなのに次のカットで穴の底に「何故か」先にいる正義。
・アリヤとトーコのオチャラケ卓球三文芝居。人だかりの後ろにいたはずの正義がアリヤがフィニッシュを決めてトーコが大袈裟に敗れた時「いつの間にか」トーコの傍に不自然にいる正義。
・夕刻の河川敷、スローペースでランニングをしている正義。カットが切替わると「何故か」ダッシュしている。{/netabare}

第6話 再会{netabare}
・珍しくまともなドラマ展開かと思ってたのにED間際、道場の一連のシーンで型崩れ。
・相変わらずアクションになると空気が変わる。
・BB、カッコよかったです。(今のところ)正義は盲信し始めてる。{/netabare}

第6話 嵐{netabare}
・遺跡急襲に向かう正義と米軍。ヘリの中でメンバー確認しているけど何か奥行き感と見せ方が変に感じる。新たな呪紋使いの増員も出てきたけどみんなカマセ犬くさい。
・ワン少尉、M16を担いだままだと砲身内がゆがんじゃうよ!弾道も真っ直ぐ飛ばないよ!
・ヘリから地面に降下。パラシュート無しで降りるって!ロープ伝って降りないって! 高度100m以上はあるぞ。どうやって着地した正義!(案の定そんなシーンは省かれてる)
・ヘリの紹介の通りジョンソン大尉はカマセ犬。能力見せる間もなくブラフマン・カルに斬られて瞬殺。正義もアっとゆうまに斬られて行動不能に。全然アテにならない。(何しに来たんだ?)
・それをヘリから見ていた正義の身を案じるトーコ。高い高度の上、夜の森の中なのに何で見えるの?呪紋起動してないのに?
・負傷で地面に張り付てる正義。字幕「呪紋が起動しているので目良いです」って絵コンテ注釈そのまま仕上げてどうすんの?(ここでヤル気の低さが伝わってくる)
・アリヤの能力で土壁に右腕を石槍で磔にされた正義。カルに結構斬られてるハズなのに割と「無傷」。自分の主張がアリヤに論破された上に土(石?)槍数本の串刺しに。(ホント何しに来たんだ?)
・カルに追い詰められたイジーの窮地にBB登場。BBとカルのラブコメコント。血生臭い緊張が一気にクールダウン。
・死亡フラグが立つようなセリフを吐くBB。次回、死ぬの?死んじゃうの?
・今回もアクション「だけ」は良い感じなところがありますが、だんだんテキトーなところが多く感じられました。
・落ちて、斬られて、喚いて、磔にされて、何しに来たんだ赤塚正義!!{/netabare}

6話までガマンして見てましたが、もう限界です。私見になりますが「魅力」が全然見えません。「ビッグオーダー」は何とか辛抱できましたが、まとまりの悪い仕上がりの本作は視聴断念させていただきます。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ベタで良かったのに、なんか途中から迷走気味に……でも最後に少しだけ持ち直した

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
ジャンルは、アクション。

厨2系のバトル作品です。その安っぽさが、むしろ楽しいと思える作品です。

レビューでは、この作品で好きだったところと、残念だったところを。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
紆余曲折あり、最後に無理矢理まとめたという感じでした。バトルは熱い展開があり、作画も良かったです。個別の能力を活かして戦おうという意気込みも感じました(特に序盤は)。ギャグ面や日常面は、ハッキリいってつまらなかったです。無駄なエロも百合も、ホントに不要でした。

序盤は高評価、中盤は失速したものの、ラスト2話で少しだけ持ち直しましたね。

「シロバコ」を観ていると、評判次第ではアニメでも途中でテコ入れをすることがあるみたいなんで、そういうことなんでしょうか? それとも原作がそうだったのかな(マンガはよくテコ入れや方向転換するし)。いずれにせよ、「これって違う監督が作ってるの?」と思うくらいの中盤の迷走っぷりは、ある意味で見物ですw

最後の怪獣大決戦を含め、このくらい熱苦しい王道厨二バトルこそ、このアニメの魅力だと思いました。初志貫徹で、シリアス系の厨二バトルアニメで全然良かったのに……。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
第1話
90年代? と思う場面、絵がちらほら。わざとかな? わざとだな。1話からラブラブの幼馴染には死亡フラグがぁっ……。

第2話
異能バトルものですね。こりゃー、ブルームーンも米国政府に踊らさされ、って感じになるのかな? こういう、「異能力者の戦争利用」って、アニメでは良くあるけど、直接戦場に送り込むなら、あくまで、「一方通行(とある魔術の禁書目録)」のような、圧倒的な防御力が前提になると思うんだが、果たして?

第3話
その構えは、傘で「牙突」かい(笑) バトルシーンには迫力があるし、時間変化による血の変色とか、意外と芸が細かい。

第4話
友人の血付きのコートを来ての出陣が、格好良い♪ 健気巨乳な幼馴染みにはやはり、不幸な未来しか感じないのだが……。

第5話
能力を使ったバトルは及第点。ちゃんと特性を生かしているからね。でも、所々急にギャグ要素&微エロをぶちこんできたけど、方針転換?

第6話
展開が転回しすぎて、1話飛ばした? と思ってしまったw 敵の殺気を感じとれ、よりも、呪印を使って○○しろ、の方が説得力出るんだから、知恵をしぼろうよ(汗) 話が大きくなってきましたね~。トーコは完全に和み要員になりましたね~。

第7話
急展開だな~! シリアスバトル自体は熱い。30分が早く感じた♪ なかなかのグロあり。王国強すぎ! ヘリと獣のバトルは良かった! 途中にあったエロやギャグが邪魔くさい!

第8話
BBと正義のシーンは、もうちょい二人の絆を深める機会(展開や時間)を作らないと、深みが出ないと思う(いつの間に、師弟関係がそこま深くなっていたのだ、と)。やはり(第1話感想から書いてますが)、最初からラブラブの幼馴染みに生きる道はないのか……。これでもう、正義とイジーの恋路を邪魔する者はいないってこと? 傷付いた二人が互いに惹かれあうってか? もし、そうなっていくのなら、なんてゲスい&お手軽な……(まあ、トーコは生きてる可能性ある死に際でしたが)。

第9話
ここまできて、サブキャラの過去編か。2期を意識? 記憶を断片的に観た感じなので、分かるような
分からないような。まあまあ、面白かったかな。

第10話
ギャグが壊滅的につまらない。いったい、この作品をどうしたいんだい?

第11話
うん、この作風(古くさいシリアスバトル)が合ってるよね(Good)。しっかし、急に作風が4話以前に戻りましたが、なぜ? なんか雰囲気がコロコロ変わり、情緒不安定な人を見ているようなのだがw

第12話
愛ゆえに→別にあんたのためじゃないんだからね→メインカメラがやられた→ラピュタ落ちにBGM→これで勝ったと思うなよ~って、なぜ最終話にしてネタ祭りに(苦笑)?

でも、最後の怪獣大決戦を含め、このくらい熱苦しい王道厨二バトルこそ、このアニメの魅力だと思いました。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 23

60.5 2 古代遺跡で秘密なアニメランキング2位
名探偵コナン 紺碧の棺 (ジョリーロジャー)(アニメ映画)

2007年4月21日
★★★★☆ 3.4 (199)
1107人が棚に入れました
太平洋に浮かぶ“神海島”へ、小五郎と共にバカンスに訪れたコナンたち一行。島に居合せたトレジャーハンターがサメに襲われ死亡したことから、コナンは捜査を開始する。

声優・キャラクター
高山みなみ、山崎和佳奈、神谷明、山口勝平、茶風林、緒方賢一、岩居由希子、高木渉、大谷育江、林原めぐみ、松井菜桜子
ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

子供向け作品

本作は「蘭と園子の友情」がテーマなのだが、全体的にインパクトに欠け、腑に落ちない作品である。
例によって、推理よりもアクション重視でコナンは必要無いのでは思うほど。私は本作をコナンの映画史上最低評価している。

以降の「ネタバレ」はWikiから引っ張ってきたあらすじです。
読みたい人は読んでください。核心には触れていません。
{netabare}
佐藤刑事と高木刑事は、都内で強盗犯とカーチェイスを繰り広げていた。佐藤は巧みなドライビングテクニックで強盗犯の車を追い詰め、横転させる。そのまま逮捕されることになった強盗犯は、「神海島」と「ジョリー・ロジャー」という意味深な言葉をつぶやき、意識を失った。

翌日、バカンスで神海島を訪れたコナン一行は、財宝探しに集まったトレジャー・ハンター一味と出会う。神海島は、海底の古代遺跡・海底宮殿が発見され有名になった島である。また、300年前に2人の女海賊アン・ボニーとメアリ・リードが遺したという財宝伝説も語り継がれている。興味を持ったコナンたちは島の観光課が企画した宝探し、蘭と園子はダイビングとそれぞれバカンスを満喫する。

そんな中、トレジャー・ハンターの1人が、海底宮殿を探索中にサメの群れに襲われ死亡した。当初は不幸な事故と思われたが、ダイビングスーツに残っていた痕跡から、コナンはこの事件が殺人だと推理する。さらに、東京からはるばるやってきた目暮警部の話から、トレジャー・ハンター達が昨日都内で起きた強盗事件の犯人とつながっていることが明らかになる。

その日の夜、島の観光館にトレジャー・ハンター達が泥棒に入り、逃走中に何者かからライフルで狙撃されるという事件が起こった。さらに翌日、蘭と園子がトレジャー・ハンターたちに連れ去られてしまう。蘭たちを助けるために1人、海底神殿に向かうコナン。果たしてコナンは、事件を解決して、蘭たちをトレジャー・ハンターの魔の手から救うことができるのか!?トレジャー・ハンターの正体、彼らを狙う犯人とその目的、2人の女海賊が残した財宝の謎。複雑に絡み合う謎に、コナンが挑む!
{/netabare}

宝探しという面があまり魅力的でなく、犯人は中盤で気付く程痕跡を残していて、推理要素は皆無と言っても過言ではない。
終盤の無理な設定にも納得がいかず、テーマの「蘭と園子の友情」も陳腐なものになってしまった。

全体的に中途半端でインパクトに乏しく、名探偵コナンという作品である意味が皆無である。トレジャーハンターが自分で謎が解けないからと観光客に解かせようとするという設定自体に無茶があり、犯人も馬鹿すぎて突っ込み所が満載。
推理要素も少なく、コナンもあまり活躍しないし、脚本をもう少ししっかり書いて欲しかった。
冒頭のルパン三世へのオマージュもよく分からなかった。
但し、EDは最高。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

タイトルなし

小五郎に連れられ、太平洋に浮かぶ“神海島(こうみじま)”へバカンスに訪れたコナンたち一行。その島には古くから、海に沈む古代遺跡“海底宮殿”と、300年前に実在した女海賊“アン・ボニー”と“メアリ・リード”の遺した財宝伝説が語り継がれていた。蘭と園子は海底宮殿近くの海中でスキューバダイビングを楽しむが、そこで2人は、宝を狙うトレジャーハンターチームと遭遇する。突然、ハンターの一人が、サメの群れに襲われ、死亡。コナンはハンターの死に不審な点を見つける。捜査を進める上で浮かび上がる、謎の言葉“ジョリー・ロジャー”。海底宮殿に隠された秘密とは?300年の時を超えた暗号を、コナンが解き明かす!!というあらすじ。

今回はトレジャーハンター。謎解き。
どうやら神津島が舞台のようだ。

冒頭のルパン?は笑う。ド派手なカーチェイス。
{netabare}正面衝突を避けたほうが負けるチキンレース?の末に不二子ちゃんもルパンも覆面というオチ。{/netabare}

今回は蘭と園子が背中を預けての戦闘シーンが。トレジャーハンター悪いけど、{netabare}ライフル狙撃マンは観光案内の岩永さんだったと。のんびりしていると見せかけて悪いやつとも思うが、意外とそうでもないか。結局、財宝はなくて船だけ。海賊同士の再会の誓いみたいなものと。{/netabare}

どちらかというと冒険譚みたいな感じ。


主題歌は愛内里菜&三枝夕夏で七つの海を渡る風のように
海だし、海賊絡みだし、ぴったりだね。

EDの映像はバハマかい!!確かに日本ぽくはないけど。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0
ネタバレ

ノリノリメガネ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

ノットトレジャーハンター

シリーズ11作目。

今回はみんなでバカンスへ。そこで昔の海賊が残した財宝を狙うトレジャーハンター絡みの事件に巻き込まれていくという展開。
{netabare}
脚本がいまいち締まってなくて、全体的に退屈。これまで観たシリーズ中最も地味な作品だった。

現代日本において、トレジャーハンターってまじめに言われても、そんなもんいるわけないだろう、と違和感ばかりが先行してしまって、作品全体がチープなものに見えてしまった。むしろそこまで非現実な題材を取り扱うのなら、「ベイカー街の亡霊」みたいにファンタジー側に振り切っちゃっても良かったと思う。なんだか中途半端だった。

意図的にサメに襲わせるってのも殺人の手口としては不確定要素多すぎるし、サメを操ってもそれは罪になるのかなと疑問に思った。それに、今回は被害者も救えない悪党だったので、なんか別に殺されても仕方ないかと思ってしまうので、殺人事件自体もパンチが弱い。

園子がサメの囮にされるあたりがスリリングだったくらいで、後はほとんど盛り上がる場面がなかったのは残念。

ラストの息が続かなくなるという演出は「14番目の標的」で既にやられているし、しかもあの時は直接チューだったのが今回は間接チューということで画的にもスケールダウンしてた。

こんな仕事をしていては視聴者を楽しませることはできないでしょう。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

69.5 3 古代遺跡で秘密なアニメランキング3位
スプリガン(Webアニメ)

2022年6月18日
★★★★☆ 3.7 (44)
146人が棚に入れました
かつてこの地球には、優れた文明が存在した。現代では到底及びもつかない知識や科学力を持っていたという超古代人の遺産が、今もなお世界の各所で人知れず眠っているという。高速の通信網が世界中を覆い尽くし、衛星のレンズが全ての秘密を暴き立てようとしている今、不可思議な“力"を持つその遺産の発掘・研究に大国の軍部が介入し、その争奪戦を開始した。そんな中、超古代文明の何者かがプレートに綴った『我々の遺産を悪しき者より守れ 』というメッセージを誠実に受け止め、超古代文明を封印する事を目的に活動する組織があった。その組織の特殊工作員を…スプリガンと呼ぶ。

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

古い作品のリメイクは良いですが、少年向け、古すぎるものは手を入れて欲しい。

 ネトフリの方向性として、古の作品を現代の技術でリメイクするのは悪くないと思います。人物の作画は丁寧だし、エフェクトもいいです。ちょっと室内の背景、家具等が安っぽいというか抜きすぎな感じもしますが、なかなかの水準で仕上がっていました。

 作品としては、とにかく古さは隠せません。バトルしながら自己紹介とか自分の武器を解説したり、作戦を個人に頼ったり。頭になんの防御もなかったり。
 要するにバトルとヒューマンドラマ的な何かがある、スーパーロボットアニメ的なものです。古いというのか少年マンガ的な展開というのかわかりませんが、ストーリーに理屈も論理性もない感じです。少年がちょっと年上のお兄さんの活躍のカッコよさを楽しむような作品に見えました。

 失敗は、少年向けのマンガを深夜アニメ(本作の場合はサブスクですが)にする場合には、若干ストーリー展開の理屈、キャラの行動原理、設定のチューニングを変えないと、視聴者層と内容が合わないということです。

 1話で出てきた言語学の教授を中心に、古代遺跡の発掘と解読をしながら、その辺をテーマに進めればなかなかのSF作品あるいはバトルアクション作品になると思いますが、1話でいなくなりますので、あれ?という感じでした。
 古代遺跡とか先史文明とか雰囲気はよかったんですけど。現状転戦しながら出会いがあって1話でサヨナラ、みたいな感じで進むので、謎そのものに魅力が作り切れていないので厳しいです。
 設定としてオーパーツというのは悪くないんですけど…そこに謎解きの仕掛けとかはなさそうです。

 とにかく主人公以外にメインキャラ、サブキャラがほとんどおらず、ゲスト制なので主人公に乗れなければ感情移入の相手先がいません。そこが辛い。朧というキャラがなかなか面白そうでしたが、あまり活躍しないまま終わってしまいました。


 総評すると、昔のコンテンツから金があるサブスクが丁寧にリメイクするという取り組み自体は悪くないと思います。結果的にアニメの出来はかなりの水準に仕上がっていました。

 ただ、過去のアーカイブから作品を拾ってくる場合のチューニングの仕方、アニメマンガの視聴者の年齢層が上がっているし、リアリティということに関しては昭和平成初期からは格段に目が肥えていることを考えて、もう少しいじってもいいのかな、という気がします。
 
 原作通りというのは誠実に見えて手抜きです。特に原作が今の作品ではない本作はなおさらです。平日の夜7時に1年かけて4クールでやるなら本作は優れた作品でしょう。が、そういう時代ではありません。時代に合わせて、あるいは視聴者に合わせて、作品をいじるのがアニメの魅力でもありますので、取り組みは継続しつつ頑張ってほしいところです。






 

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

皆川さん作品は私の中2期から外せない。Netflixアニメ問題。

 「スプリガン」と「アームズ」といえば、私の中2期には欠かせない中2作品として青春の1ページでしたが、残念ながら映像化にはあまり恵まれてこなかった。故に本作には期待するところもあったが、正直日本発のNetflixオリジナルアニメには共通する問題点を抱えていることが多いので不安もありました。その不安はやはり的中してしまったと言わざるをえません。


 日本発のNetflixオリジナルアニメは、どういう風に予算を確保してリソースを配分してるか詳しくはわかりませんが、どうにも予算が潤沢とは思えないクオリティーの凡庸さが目立つ。しかも、共通してCGを多用したがるが、これまたレベルが低くて益々不安を募らせる。皆川さん作品の最大の魅力はなんといっても皆川さんの画力なのでそれが表現できていないのは勿体なさ過ぎる。


 昔の映画版も皆川さん絵柄じゃなかったし、アニメで表現するのには地味に向いてないタイプなのかな?という気もしますが(映画版は絵柄は違うとはいえ作画の力はかなりのものだった)。



 となると全然駄目なアニメ化なのか?と聞かれると個人的にはそうでもないのです。4話の「帰らずの森」は明らかに他とは違う気合の入りようで、特に好きな脇役キャラである暁と吉野が活き活きと躍動しているのは本当に嬉しかった。特に暁を、現在一番信頼できる声優な細谷さんがやってるのが最高すぎる!。あと、朧を映画版ではジャンを演じていた子安さんがやってるのもニヤリとさせられる。それだったら優も映画版と同じく「しょーなの!」こと森久保さんで良かったような。


 ただ、この6話だけじゃ全然もの足りない。こっから話数を重ねていくからこそ、彼等の物語終盤の展開が活きるのであってこれだけではなんとも言えない。昔の漫画だから人気作品とはいえそこまで膨大な巻数ではないが、いくらなんでも話が緒についたばかりで最後までつくっていただけなれば始まらない。あと、刃牙もそうだったけど、CGの使用は止めていった方が効果的ですので一考ください。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

疾走する妖精たち

原作・漫画、たかしげ宙×皆川亮二。

超古代文明の遺産が世界各所で眠っている。
その優れた遺産の研究に大国の軍部が介入し、
世界では秘密裏に争奪戦が繰り広げられている。
特殊組織アーカムはスプリガンを擁し、
彼らの遺産を権力から守り平和維持に尽力する。

ミリタリー色の強い冒険活劇です。
主人公は天性の身体能力を持つ御神苗優。
{netabare}敵兵との迫真の格闘戦、銃撃戦は、
残酷なほどの描写で、身体は肉片と化し、{/netabare}
彼はかつて栄えた、超文明の遺産を巡り、
世界各地を探索し、遺跡の封印をして行く。

旧劇場版はノアの方舟を巡る物語ですが、
こういった考古学的な物語設定も魅力であり、
{netabare}富士山麓の祭壇、呪われた森と王の物語、
水晶髑髏など、幾多の遺産が登場します。{/netabare}

緩い日常もまた楽しいです。
陰謀に巻き込まれ奮闘する少年が、
普段は出席日数を気にする高校生である。

原作漫画も人気ある作品、
シーズン2も楽しみにしています。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22
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