号泣TVアニメ動画ランキング 2

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早速見ていきましょう!

70.0 1 号泣アニメランキング1位
疾風!アイアンリーガー(TVアニメ動画)

1993年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (39)
253人が棚に入れました
遠い未来。ロボットが様々なスポーツを行うアイアンリーグは、ラフプレーが横行し、観客はおろか、実況・解説などのプレスまでもが破壊と暴力に興じる、ダーティな見世物と化していた。アイアンリーグを影で支配するダークスポーツ財団は、優秀なリーガーを強制引退させ、遠い宇宙で繰り広げられる戦争用のロボット兵器として送り込む、死の商人でもあった。ダーク系列のアイアンサッカーチーム・ダークプリンスのスター選手マッハウィンディは、チームメイトの卑劣なプレーに嫌気が差し、退団する。しかし、ダークスポーツ財団のオーナーであるギロチは、ウィンディをダークプリンスに連れ戻すべく他のチームに圧力をかけ、移籍できないようにはかった。残る選択肢は、ダークにも相手にされない弱小チーム・シルバーキャッスルしか無い。連戦連敗、多くの人々から嘲笑されながらも、常に正々堂々のフェアプレーを貫く姿勢に魅力を感じたものの、弱すぎるチームでは燃料やオイルの補充、まともなメンテナンスにも事を欠く、つらい生活が待っている事に躊躇していたが、突如として現れた謎の野球リーガーから熱い直言を受け、ウィンディは迷いを振り払い入団を決意する。

声優・キャラクター
松本保典、置鮎龍太郎、堀川りょう、茶風林、山口勝平、小杉十郎太、堀之紀、横山智佐、菅原正志、千葉一伸、梁田清之、立木文彦、太田真一郎、高乃麗、小山ゆかり、山崎たくみ、坂東尚樹、玄田哲章

Prism_Ace さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

俺のオイルが沸騰するぜ!!

歴史の波に埋もれてほしくない、色褪せない後世に残したい逸品です。

【物語】ラフプレーはびこるアイアンリーグの弱小チーム・シルバーキャッスルが正々堂々戦うフェアプレー精神でアイアンリーグ界に革命を起こし、勝利の道を突き進むサクセススポ根ストーリーです はぐれリーガー編好きです
【声優】みんな熱い!
【キャラ】どのキャラも個性的で熱いのですがライバルのゴールド三兄弟にも注目していただきたいです 俺は野球リーガーだぜ!
【作画】安定してかわいいし燃えます
【音楽】BGMも熱いです挿入歌「With -友よ共に-」はアイアンリーガーのテーマそのものです

投稿 : 2024/04/27
♥ : 6

イワレニコフ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

海外の人に日本のアニメでお勧めは?と聞かれた時・・・

全53話。
この熱さに俺のオイルが沸騰してしまう、そんなアニメです。

萌えアニメの多いこの時代。
大人になって何かに萌えるということはあっても、何かに燃える、と言うことは少なくなってきましたね・・・

そんなスレた大人。
頑張ることがかっこ悪いという風潮にグサっと刺さるのがこのアニメ。

だいたいの話が一話完結で見やすい。アンパンマン的な勧善懲悪の連続なんだけど、しっかりとした仲間の成長や絆や敵リーガーの気持ちのありかたが変わっていく仮定があり、無駄な話が一つもないのがポイントである。

キャラがたっていて、イキイキと動いているのも好印象。
きっと誰でも好きになること間違いなし!


今までたくさんのアニメを見てきたけれどこれほど、ダイレクトに作品の想い・情熱・メッセージが伝わってくるのは凄い!正直驚愕してしまうほどのポテンシャル。


・売れるのが正義
・ムリヤリな引き延ばし展開
・利権や労働との差し引きによる苦悩
・臭すぎてやってられない
・世間の要望
・汚い大人の事情
・視聴者の裏をかこうとして・・・というしがらみ
・テコ入れによるギャグやエロ


こういった作品の軸のぶれ、環境変化にの嘆きが、この作品まっっっっったく見えない。

むしろこのアイアンリーガーから感じるのはそういった現実の悪意や卑劣さと正面からぶつっかて行くという、ゆがみねぇ真っ白な想いが伝わってくる。



海外の人に日本のアニメでお勧めは?と聞かれた時胸を張ってこれを進めたいと思う作品。

是非、道徳の授業の際に使って欲しい!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 10
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

評価の高さに納得

1993年4月~1994年3月放送のテレビアニメ。全52話。
ずっと見てみたいとは思っていましたが、やっと視聴できました。
三頭身ロボット大好きなんですよ!かわいさと格好良さがデフォルト装備なんですよ!しかも熱血系。好きになるに決まってる。

【ストーリー】
ラフプレーばかり持て囃されるアイアンリーグ(ロボットたちのスポーツリーグ)で弱小サッカーチーム・シルバーキャッスルは常にフェアプレーを行っていました。
そこに出自不明の野球リーガー・マグナムエースと、所属していたトップチーム・ダークプリンスのラフプレーに嫌気が差して飛び出したサッカーリーガー・マッハウインディが加入。
シルバーキャッスルは次第に仲間を増やし、正々堂々とした試合で対戦する相手チームのリーガーに影響するのみならず、観客である人間達をも魅了し、リーグを勝ち進んでいきます。


ラフプレーのシーンが実に痛々しいのですが、それが良い形でカタルシスを生みます。
チーム一丸となって戦うことを見せやすいサッカー、マグナムの掘り下げのために野球が作中で扱われるメインのスポーツとなっています。

全体を通してストーリーの完成度が高いのですが、本作の素晴らしい点の一つは、はぐれリーガー編で中央リーグから落ちこぼれて荒んだリーガー達にスポットライトを当てていることですね。
トップ選手にもそうでない選手にも、それぞれに苦難があること、どんなリーガーにも熱いスポーツマンシップがあることをきちんと描いています。

主人公マグナムエースを中心に謎も散りばめられていて物語を魅力的にしています。その謎も引っ張りすぎることなく、熱い物語の中で自然に回収されていくためストレスもありません。謎はあくまでもスパイスなのですね。

複数の脚本家がいますがキャラクターにブレもほぼなく、スポットライトも比較的均等に当てられていますし、嫌いなまま終わったキャラもいません。尖った個性のキャラのみが目立ちすぎるようなこともありませんでした。

{netabare}
マグナムエースは謎が多いながら、誠実な人柄と目的の明確さ、思慮の深さで、見ていて全く不快感のないキャラクター。飛び込むようにシルバーキャッスルに参加しましたが、信頼を得られたのも当然という印象すら与えます。
第一話視聴時点ではマッハウインディがもっと目立つかなと思っていましたが、割と落ち着いた役割になっていて少し意外。ちょっともったいない印象も受けました。

むしろライバルのゴールド三兄弟が良いキャラクターで、彼らに関してはドラマチックな展開が続くので見ると好きになるのは請け合い。梁田清之さんの演技もあって、ゴールドアームの兄貴格好良すぎw

それから、最終2話のギロチ様は正直可愛いですw


ラフプレーの否定から正々堂々の魂を込めたぶつかり合いへ、そして最終的にはスポーツは仲間と一丸となって力を出し切るという流れに自然に進んで行きました。
そして本来ならスポーツはプレイヤー自身が楽しめることが一番の意義です。トップジョイのおかげでそれも少し語られたことが良かったですね。

ただこれは好みの問題なのですが、個々のキャラクターの成長や変遷を見たい私としては、後半でシルバーキャッスルのマグナム以外のメンバーがサブの扱いにとどまっていて少し残念でした(そこはOVAで補完された感じがしますが)。
勿論マグナムと相手チームの変化や、チーム一丸となっての勝負という主なストーリーラインは非常によくできているので、好きだしとても面白かったです。
{/netabare}
(2016.9.9)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 8

62.5 2 号泣アニメランキング2位
原始少年リュウ(TVアニメ動画)

1971年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (13)
36人が棚に入れました
石森(石ノ森)章太郎が先に描いた未来SF漫画『リュウの道』の姉妹編となる、原始時代が舞台の冒険ロマン。アニメと同題の漫画も原作者によって新規に描かれた。人間の一族の中、唯一白い肌で産まれた赤ん坊リュウ。彼は恐竜の生け贄にされる所を類人猿キティに救われ、養育される。だがそのキティの命を、隻眼の恐竜ティラノが奪った。若者リュウはキティの敵討ちと、本当の親を探すための旅に出る。だが彼の前には多くの障害が…。

声優・キャラクター
井上真樹夫、平井道子、丸山裕子、村越伊知郎、納谷悟朗、瀬能礼子

ace さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

これといった欠点のない大冒険活劇!

・母を探して荒野を巡る物語
このアニメの本筋は「主人公リュウが自身の母親を探す旅」です
「母を訪ねて三千里」の石器時代バージョンという認識で良い

類人猿キティに育てられたリュウ
ヒロインのラン
ランの弟、ドン
ペットのオオトカゲ、ペケドン

この3人と1匹がリュウの旅のお供となり
ティラノやリュウのライバル(?)であるタカ、
わけのわからない部族から空飛ぶ恐竜、
砂漠や火山など
あらゆる敵と戦いながら母を探すため、南へと進み続ける

最初は冷徹で全然主人公らしくないリュウは
師匠のキバや様々な人に助けられ、旅を続けていくうちに主人公として成長していく
ってのが本筋のストーリーです

・視聴開始3秒で思ったが・・・
なぜティラノザウルスやら恐竜がわんさかいる時代に
人間がおるんじゃい!!
・・・・と思ったがまぁ突っ込まないでおこう
きりがない

・類人猿と人間が混ざってる・・・
どうなってんだよ
猿と人間の真ん中みたいな人間もいれば
現在とまったく変わらん人間もいる

・甘くはない
ガチの殺し合いが繰り広げられる
石斧、弓矢、槍での人間同士の戦争がちゃんと書かれる
殺されまくり
リュウも敵の人間殺しまくりです
処刑方法も火あぶりにワニの餌にするなど、残虐すぎる
狩りや、獲物をさばく様子もかなり生々しい
今放送は厳しいかなぁ

思えばとんでもなく厳しくなったよね昨今・・・


◯よい

・毎度ボコボコにされるリュウ
こんな弱い主人公はいまだいただろうか、ってくらい
そのへんのmobにボコられて殺されかける
このピンチをヒロインのランやドンとともに力を併せて切り抜ける
一人でなんでもかんでもやれるって感じではなく
仲間と協力して敵と戦う
こういう展開は個人的に好きなので良い

・リュウの成長が素晴らしい
初期は怪我したおばさんを助けるよう、ランがリュウに頼んでも
「死にかけのばあさん助けてなんの得があるんだ?(笑」
と、クズそのものだったんだが
旅をしていくうち色んな人に助けられ、リュウも人情あふれる性格に変わっていく
ランや困っている人、恩のある人に対し危険をおかしても力になろうとする

・リュウの成長が素晴らしい2
すぐ上でリュウは毎度ボコボコにされて弱い主人公と書いたが
最終話が近づくと、むちゃくちゃ強く成長し
ティラノを一人で倒すほどにまでなる
成長が嬉しいね

・キバの存在
リュウの師匠キバ
個人的にかなり好きなタイプである「強い男は優しい」の典型
いいキャラだった

・様々な過酷な環境を旅する大冒険
周りを見渡せば空飛ぶ恐竜、ティラノ、毒蛇、凶悪部族、雪男
そして、大吹雪、砂漠、火山、津波、嵐、断崖絶壁
リュウを取り巻く環境は敵だらけの危険だらけ
リュウはランとドンで協力し合いながら、この危険地帯を乗り越えていく・・・
とても楽しい愉快で壮大な大冒険!

・背景の絵画が素晴らしい
今とは明確に違う
明らかにアナログ、人の手で書いた油絵
この美しい原始世界の背景は一見の価値あり


◯わるい

・何度こけてるんだこいつは
リュウがランやその弟ドンと一緒に逃げるとかなりの高確率でランかドンがこけてピンチになる
何度目やねん・・・

・別に白くないんだが・・・
リュウは「肌が白い」という理由で1話からずっと狙われるんですが
別に白くない、リュウより白いのは普通にいる・・・
それどころか
「白い肌のやつ、許さん!」と言ってるやつと同じ部族にもっと白いやつがいる

・リュウ、なにやってんだこいつは・・・
母親を探すことに夢中で、処刑寸前のランとドンを放置してしまう・・・
ランは「リュウはなにか事情があって自分たちを放置している」と信じていたが
ガチでリュウはランとドンを忘れていた・・・これマジです

でかいトカゲのペット、ペケドンが謎パワーでリュウの真後ろにテレポートしたことで
ようやく処刑寸前のランとドンのことを思い出し、助けに戻る
ランは「信じていたわ(笑)」と大号泣
もうめちゃくちゃですわ・・・・

・リュウ、なにやってんだこいつは・・・2
狼の群れを回避するために
寝ずの番(火を燃やし続ける)をしていたリュウは眠りこけてしまい
狼にランとドンが食い殺されかける・・・・
ペケドンにびびった狼は逃げてしまったが、
慌てて助けに来たなんの役にも立たなかったリュウにランは抱きつき
涙を流しながら感謝(?)する

・・・・・・・は?

・リュウ、なにやってんだこいつは・・・3
毒矢で死にかけたリュウの命を救い、一晩中介抱し
おまけに底なし沼で死にかけたドンまで助けた大男に
復帰したリュウはナイフを構え警戒
全ての事情をドンから聞いたリュウは・・・・無言wwwwww
さらにさらわれたランの居所まで教えてもらったのに
「本当かどうか確かめる」と1ミリの信用もない
さらにさらに、たまたまこの大男がランをさらった部族としゃべっただけで
裏切り者認定し、ブチギレ
ドンまで「裏切り者ー!」と切れるしまつ

こいつらはなにやってんだ・・・

・タカ一味を逃がすバカ
リュウはタカ一味と何度も会敵するが、全て退ける
が、殺さずに逃してしまうため
何度も何度追われては襲われる
そのせいで、すぐ上に書いた大男も殺されるわ
リュウに協力的な他の部族も襲われるわ
バカ部族は操られるわ
ランを何度も人質にとられるわ、おまけに捜索中の母親までさらわれるわ
すべてリュウのせいじゃん・・・
バカ?こいつ

・間のとり方が変
でかい恐竜が草を食べるシーンを2分近く見せられることがあったり
おっさんがずっと1枚絵だけで1分以上しゃべってるシーンもある

・終わらない追いかけっこ
くっそ広大な原始世界
だがどういうわけか、行く先々で同じティラノに何度も遭遇したり
リュウを殺そうとずっと追いかけてくるタカ一行に何度も追いつかれる

・そもそもヒントも何もないんだが・・・
キッズ傾向の強いアニメでこんな事言うのはナンセンスだが・・・
母を探すと言っても方位磁石もなければ「このへんに向かった」とか「ここを目指す」とかもなく
ただただ「南に向かった」という謎情報だけでリュウは旅を続ける
一体どうやって探すつもりなのか
南がどっちなのかわかるのか?
うーん・・・

・ティラノが勝手についてくる
このアニメは基本「リュウの母を探しに南に向かう」というのがメインなのだが
なぜかリュウ一行の宿敵、ティラノも一緒についてくるwwww
ティラノが崖から落ちようが、先に行こうが関係ない

・イカれた人間多すぎ
敵側の人間は頭がおかしいヤツがほとんどで
まともな敵、いわゆるかっこいい敵やボスの威厳を持つヤツなんてのは存在しない
ただただおかしい奴らばかり


◯VERDICT

10/10

うん!
典型的な大冒険活劇!!!
非常に良かった!
良作です!

リュウの強さと、くじけない心
剣1本でティラノに立ち向かう心の強さと
仲間を思いやる気持ち
心の成長

あらゆる過酷な環境と凶悪な敵たちと、
仲間と協力しあって戦う
そんな冒険活劇を見たいのなら、これ!!

これといった欠点のない良作

投稿 : 2024/04/27
♥ : 0
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