岐阜県で女子高生なおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの岐阜県で女子高生な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月17日の時点で一番の岐阜県で女子高生なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

62.8 1 岐阜県で女子高生なアニメランキング1位
やくならマグカップも(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (130)
323人が棚に入れました
脱サラした父親とふたり、幼い頃に亡くなった母の故郷、岐阜県多治見市に引っ越してきた豊川姫乃とよかわひめの。母の母校に通うことになった姫乃はクラスメイトの久々梨三華くくりみかに誘われ、一緒にある場所へ向かうことに。向かった先は陶芸部!そこで初めて母が伝説の陶芸家であったことを知り、姫乃は陶芸の世界に引き込まれていく―。陶芸部のムードメーカー 久々梨三華。いつも部室に入りびたっている個性派女子 成瀬直子。有名な陶芸家の祖父を持つ、陶芸部部長 青木十子。個性豊かな仲間たちと繰り広げる、明るく楽しい陶芸ライフ! 陶芸に魅せられた女子高生たちによる、ゆるかわ陶芸ストーリー!

声優・キャラクター
田中美海、芹澤優、若井友希、本泉莉奈、真山亜子、石川界人、小川真奈
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

萌え土ラ チャンネル

※ショートものはデフォルトの評点を3.5にしてます。
原作未読


作品には視聴のお作法みたいなのありますけど本作はメイン(の声優さん)を覚えることに尽きます。

 豊川姫乃(CV田中美海)
 久々梨三華(CV芹澤優)
 成瀬直子(CV若井友希)
 青木十子(CV本泉莉奈)

主人公姫乃さんが亡母の地元岐阜県の多治見市に父と移り住み、そこで陶芸に出会うというもの。
女子高生がみんなで○○をやってみた…の陶芸版かと思いきや、まあそんなに離れてはいませんが、それほど知見が深まることはありません。焼き物をモチーフにゆるゆるふわふわ(だけ)する感じ。

 Aパート:アニメ
 Bパート:声優さんたちの多治見探訪

蓋を開けたらとっても斬新な構成。戸惑いはありつつもこれはこれで楽しんじゃいましょう。とりあえず毛色の違うABパートについては以下

■Aパート

チュートリアル要素はあまりなく知的好奇心をくすぐられることはありません。ろくろの回し方・器の成型のコツ・金継ぎなどの修復方法…いっさい触れることはありません。よって退屈。
だがしかし制作会社が“日本アニメーション”というのはレアかもしれません。あの世界名作劇場みたいに土日夕方が主戦場な老舗さんです。なかなかどうして懐かしい匂いがします。


■Bパート

これはどうなん!? こちらアニメ観る気満々だったりするから需要と供給が嚙み合ってないです。
だがしかし皆さんコート着てたり半袖だったりとわりとマメにロケをしてたのねエライわってのがあって、毎回しっかり見届けてました。行くかどうかもわからない岐阜の一地方の地元情報です。



私が観たのはリアタイでなんですけど、これが配信に回ったらBパートってどう扱われるんでしょうね。
それはさておき全くもって物足りない25分なのでおススメはしません。

だがしかし(本日3回め)、日本アニメーションさんプレゼンツな作品だったり、手作り感のある実写パートだったり、が妙に安心するっちゃ安心する感あります。
これは中部日本放送(CBC)と地方局が主管とお聞きし至極納得しました。実家帰った時にご当地番組やご当地CM観てるのと似たような感覚なんだと思われます。
{netabare}地元岩手だったら、柴柳二郎キャスターが原稿読んでたり、やけにパチンコホールのCMが多かったりするみたいなアレです。{/netabare}


キー局のそれなりのクオリティなのを見慣れてると地方局制作ものは見劣りするのは当たり前。
これはこれで楽しみ方があるんでしょう。結局最後まで観ました。

※なお、CBCテレビ公式の『燃えドラch』はめっちゃ面白いです。キー局『報ステ』でまともな解説をしてる川上憲伸氏がめっちゃくだけてるのです。現役時代の野武士みたいなイメージは皆無。地方局の良さってこういうところなんだよなぁ~



視聴時期:2021年4月~2021年6月 リアタイ

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2021.06.22 初稿
2022.05.22 修正

投稿 : 2024/05/11
♥ : 36
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

ゆるキャン、放課後ていぼう日誌、にはなれないかな。

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
岐阜県多治見市を舞台に、女子高生がゆるく陶芸にハマっていくアニメ。

実質、15分のアニメで、後半15分は声優さん達の多治見市紹介番組。

多治見市に本社がある歯医者さん関係の会社がメインスポンサーになり、地方自治体と協力して作った、町起こしのフリーペーパーが原作だそうで。

その制作背景には好感を持ちますし、応援もしたいのですが、それとアニメの評価は別ですしね(苦笑)

個人的には、陶芸にも多治見市にも興味がなかったので(笑)、少しは詳しくなれて良かったです。

ただ、低予算感は否めず、趣味導入系の作品としては、可もなく不可もなくといったことでしょうか。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
こういう、「趣味導入系」のアニメは好きです。

ゆるキャン(ソロキャン)も、放課後ていぼう日誌(釣り)も、思わず始めようかと思うほどでしたし(でも、始めないw)。

他にも、「ハナヤマタ(よさこい)」や「いわかける(ボルダリング)」、「放課後さいころ倶楽部(ボードゲーム)」、「恋する小惑星(天文学)」「たまゆら(写真)」、「ステラの魔法(ゲーム作り)」「ライフルイズビューティフル(ビームライフル射撃)」等々、類似を挙げていったらキリがありません。

これらのアニメが成功するかは、「真摯さ」と「丁寧さ」だと思っています。

その競技(趣味)のもつ魅力に対し、真摯に向き合い、良さも悪さも全て含め、きちんと丁寧に描写していくこと。

例えば、前クールの「ゆるキャン(2期)」で好きなカットがあって、主人公のリンがバイクで発車する時、しつこいくらいちゃんと後方確認をするんですよね。キャンプの面白さを伝えるのは当然として、そこに付随する危険さとかもちゃんと細やかに描写していく部分に、「真摯さ」「丁寧さ」(視聴者に対する誠実さと言ってもよい)を感じました。

「放課後ていぼう日誌」も、この辺は優れていましたし。

じゃあ本作はどうかというと、やや「美しい側面」を前面に押し出し過ぎかなとは思いました。陶芸にしても、多治見市にしても。

そこにやや、リアリティの欠如を感じ、趣味導入系としては中の中、作画が下で、更に実質ハーフアニメですから、総合評価は下の上って感じかな?

1話~4話くらいまでは、結構ちゃんと面白くて、特に、父親の茶碗のクダリは良かった。父親の反応はリアルであり、陶芸に対して真摯で丁寧だった(☆4つくた)。ああいう、オーダーメイドで作れるのって、「日用品」としての陶芸の良さだよな~と。10話からの展示会も、「芸術作品」としての陶芸の見せ方も良かった。

8話からのワケワカラン、ファンタジー回を作るくらいなら、4話や10話(座布団の試行錯誤)みたく、ちゃんと陶芸を丁寧に魅せて欲しかったし、先輩サイドの「本格的に渋い陶芸」も、より丁寧に魅せてほしかったな。

たまたまですが、先日、「プロフェッショナル仕事の流儀」で、「孤高の陶芸家 辻村史朗」を観たのですが、本作と真逆の作風でした。「美しい側面2割、厳しい側面8割」(笑)

もちろん、「女子高生陶芸家」と「世界的に評価される孤高のプロ」は両極端ですが、そのどっちもがバランスよく描ければ、アニメとしては更に深みが増したように思います。

「陶芸」って面白いジャンルだと思うから、これに懲りず、どっかの制作会社で30分枠でもう一度観てみたいですね。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
なかなかシリアスな設定を明るく紹介している。母親の遺作を持っていくにしては、もう少し、大事に梱包しろよ、と思う。

2話目 ☆3
ちょっと説明くさいな。あと、街ブラという、ち報じの「欲」を感じるな(苦笑)

3話目 ☆3
ムダなサービスカット(笑) サンタのマグカップ、アイディアは良いけど、洗いにくそう(笑) 

4話目 ☆4
形あるものは必ず壊れる。これ、大事な考え方だと思う。本来、こういうオーダーメイドできることや、相手のことを思いやる気持ちで作るのが、陶芸の良さだよな。茶碗、かなりダサい(笑) そこで、もっと上手くなりたいってのは良いね。

5話目 ☆3
今回は、多治見市(岐阜県)回というところでしょうか。ホタル。わりと地元にいたから(笑) あの「食べられるモザイクタイル」は、ぜったい、画板になる和菓子(ビスケット的な物)と、接着剤になる和菓子(チューブ状のもの)を1セットで販売し、自分でモザイクアートを作ってから食べられる、「お菓子の家形式」にした方が売れるだろうと思った(すでにあるかもしれないけど)。画板のサイズも大中小にして、モザイクタイルも、基本の「色ミックス」の他に、各色をバラ売りするとか。もしくは、「太陽と海辺の景色セット」みたいに。まあ、レゴの売り方と同じ発想だね。

6話目 ☆3
あんなにデカイ陶器、どうやって焼いたのかな。本当にあれ、あるのかな?

7話目 ☆3
ガンタンク(笑)

8話目 ☆1
水着を見せたいだけ? この作風でファンタジーぶちこむのは愚策でしょ。

9話目 ☆2
陶芸しようぜ。

10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆3
ラスト、これはこれで悪くないけど、先輩の話にもちゃんとケリをつけて欲しかったかな。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

美濃焼を広めるための地域活性化プロジェクト

公式略称は「やくも」です。

アニメの公式ページから情報をたどることができますが、陶芸の街である岐阜県多治見市とそこで作られている美濃焼を広めるための、地域活性化プロジェクトがベースになっているらしいです。

原作コミックは当該地域でフリーペーパーとして配布されているらしく、PDFとしてダウンロードして読むことができます。

放送枠は30分ですが、番組としての構成は:
アバンタイトル+OP主題歌 → アニメ本編 → 実写パート → ED主題歌

となっていて、アニメが放送されるのは実質前半だけです。
(ただし最終話のみ特殊EDでCパート相当あり。)

「陶芸」というテーマのニッチさや実写パートの是非などで、本作の評価はかなり割れるかも?

あとジャ○アントロボぽい何かや「パパ上(うえ)」といった台詞など、キャラが女子高生なのに「お前はいったいいつの生まれだ」とツッコみたくなるような描写がちょくちょく挟まれるのを見過ごしたり我慢したりできるか否かも評価を分ける要因になるかもしれません。

実写パートはメインキャスト4人(田中美海・芹澤優・若井友希・本泉莉奈)による多治見市内の紹介や作陶体験、作った食器を使うための料理などになっています。

ストーリー的には高名な陶芸家だった多治見出身の母を持ちながら、父が脱サラして喫茶店を開くために多治見に引っ越してくるまで陶芸とはほとんど縁がなかった主人公の豊川姫乃が、近所に住む同級生で小さいころ一緒に遊んだこともある直子(成瀬直子)、同学年になったククリちゃん(久々梨三華)、そしてククリちゃんと陶芸部をやっているトウコ先輩(青木十子)とともに、初心者ながら陶芸の楽しさに目覚めていくといった感じです。

キャラクターデザインにクセがある感じですがキャラの動き、釉薬独特の色合い、背景など総じて作画全体のレベルは高いです。

「綺麗な絵のアニメを観たい」というだけでいえば、本作は2021年春クール随一なのかも。

あと、メインキャストが歌うOP主題歌「扉を開けたら」が、局長はカントリーっぽくてのんびりした感じだけどわりと芯の通った歌詞で私は結構好きです。ED主題歌は、まあ普通?

第2期製作が決定したそうで、多治見市としてはかなりガチでの取り組みなのかもしれません。

余談:
株式会社プラネットというところの提供でテレビ放送していて、アニメ視聴層と何の係わりもなさそうな「Dental X [R](デンタルテンアール)」という歯科医用の診療データ管理システムのCMをやっているのが謎すぎる(笑)。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 25

67.9 2 岐阜県で女子高生なアニメランキング2位
八十亀ちゃんかんさつにっき 2さつめ(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (125)
405人が棚に入れました
東京育ちの高校生、陣界斗が転校した先の名古屋で出会ったのは方言丸出しの女子高生「八十亀最中」だった。ネコのような風貌と露骨な名古屋弁を操る八十亀ちゃんは全然懐いてくれず…。かわいい八十亀ちゃんを観察し、名古屋の地位を向上させる、大人気局地コメディ!! 第2期堂々スタート!

声優・キャラクター
戸松遥、市来光弘、若井友希、小松未可子、東城日沙子、南條愛乃、松井恵理子、赤羽根健治、黒木ほの香、伊藤彩沙、稲田徹
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

インスタントの味噌煮込みうどん風

アニメーション制作:サエッタ、
シリーズ構成:WORDS in STEREO、
総監督:ひらさわひさよし、
キャラクターデザイン:早坂皐月、
アニメーション制作協力:Creators in Pack / LEVELS、
原作:安藤正基

一時期、年末になると友人が住んでいる
名古屋方面に寄ってから実家のある関西に帰るのが
恒例になっていたことがあった。
そのときに友人から言われていたのが
「観光地はない!」ということだった。
そんなこと言いつつもどこかあるだろう、と
見どころを捻り出させたのが、「100m道路」だった。
要するに幅員が100mある道路のことで、
全国には名古屋の若宮大通と久屋大通の2本と
広島の平和大通りの計3本しかない。
実際に名古屋の若宮通りを訪れてみると、
確かに広くて驚くのだが…
これが名所と言われると少々面食らってしまう。
ほかは派手な名古屋城くらいか。

そんな観光地とは別にして注目はやはりグルメ。
前回のレビューでも書いたが、美味しい食べ物は
たくさんあるし、量も多い。
個人的にいちばん好きなのは味噌煮込みうどんだ。
友人に連れられて初めて食べた美味しさは忘れられない。
八丁味噌の濃い味わいにたっぷりの野菜と天ぷら、
そしてごはんとの組み合わせがいい。
私はご飯とうどんというコンビは、
まず選択しないのだが、これに関しては必須だ。
ほかの地方にはあまりない食べ物ということもあり、
名古屋に行ったときは、毎回食べていたほどの
お気に入りだった。

今回は作品内に味噌煮込みうどんネタがある。
主人公の陣界斗が風邪を引いて、
八十亀ちゃんがお見舞いに来て調理するという話。
味噌煮込みうどんの場合、麺が固いので、
消化が良いかどうかは問題点だが、
味が濃いためご飯が進むのは間違いない。
そこで初めて知ったのが、寿がきやから出ている
インスタントの味噌煮込みうどん。
かつての懐かしさもあって、つい取り寄せてしまった。

実食してみると、これがなかなかいける。
正直、味にあとワンパンチ欲しいが、
味噌煮込みうどんらしい美味しさは感じられる。
インスタントとしては上々だろう。
八丁味噌を少し加えれば、さらに美味しくなるかも。
次に試してみようと思った。
もちろん、野菜類やきのこ、卵は必須だ。
{netabare}名古屋の家庭には味噌煮込みうどん用の鍋が置いていて、
蒸気の出る穴があいていないそうだが、
陣の家で普通の鍋を使ったために八十亀ちゃんの手に
汁がこぼれて、穴が開いていることに怒るのは面白かった。{/netabare}

そういえば、コメダ珈琲が名古屋発祥というのは
知らなかった。あまり利用したことがないせいも
あるが、モーニングを関東地方に広めるのに
一役買ったという説もあるようだ。
モーニングの充実ぶりは、名古屋では常識だからだ。
また、粉末のコーヒー牛乳の素であるミルメークや
アイスクリームの井村屋あずきバーなど、
名古屋発祥の食べ物は意外と多いことに驚く。
私の友人は、八丁味噌文化をよく嘆いていたが、
やはり名古屋での食文化は、大きな楽しみだろう。

今回の2期では物語的は大きな出来事はなかったが、
日本での第三都市はどこなのか論や名古屋飛ばしの
ネタは名古屋にとっては切実な問題。
土地に対するイメージは、
コミュニケーションのきっかけとして
よく使われるだけに、ネタをいくつか
覚えていると役に立つこともありそうだ。

1期に比べると八十亀ちゃんの
可愛さ的にも東海地区のネタ的にも
ややパワーダウンという印象。
しかし、3期も作られたということで、
どのような方向にネタを引っ張っていくのか、
引き続き注目したい。
(2021年2月11日初投稿)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 31

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

明太子は何にでも合うばい!

原作未読 全12話 5分枠のショートアニメ

八十亀ちゃんかんさつにっきの2期です。1期を観ないでもなんとなくわかりますw

名古屋周辺のことを描いている作品、新キャラも何人か出てきましたね。

1期と変わらないノリで慣れた分、ちょっと新鮮味に欠けていましたね。

でも観ていて楽しかったです。

箸休めにどうぞ〜

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

名古屋とばしね~。岩手は、「とばす」とすら言われませんが?(自爆)

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
ギャグ系ショートアニメ。一期は名古屋を中心にネタにしていたけど、さらに幅広い話題を扱うようになりました。

個人的には、一期以上に楽しめました。レビューでは、名古屋の人に怒られそうなことも書いちゃいましたw

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
少し、名古屋から離れたネタが多かったですね。静岡、大阪、京都いじりまで入れてきたし。

ていうか、なんか岐阜だけやけに見下されてないか?(笑) 作者、岐阜に恨みでもあるの?(笑)

ネタ的には、「名古屋飛ばし」が面白かった。へ~と思った。ただ、名古屋か博多の二択なら、博多に行きたいな~。現状、飯は互角、サッカーなら名古屋圧勝、野球なら福岡圧勝。ここまで互角。しかし、決定的なのは、名古屋ブス(須田亜香里)と博多美人(橋本環奈)、、、あっ、名古屋の方、石を投げないで(笑)

まあまあ、色々自虐してますが、名古屋は盛岡よりは上だから、絶対(笑) だから怒らないで下さいよ。でもまあ、麺戦争するなら、対等以上に戦う自信と戦力はありますがね(笑)
{/netabare}

【余談 ~対抗して岩手弁を紹介w~】
{netabare}
岩手弁、日常会話で使われる定番の方言15選というサイトから引用。

①じぇじぇじぇ!
驚きを表現する時に使用する方言です。「じぇ」の回数によって驚きの度合いが違うことも特徴です。
例文「じぇ」「じぇじぇ」「じぇじぇじぇ!」
標準語「そうなの?」「ほんとう!?」「そんなバカな!」
→いや、使わん使わん(笑)

②めんこい
標準語では「かわいい」という意味です。岩手県のローカル放送局の名前にも使われています。
例文「めんこいわらすだなぁ」
標準語「かわいい子供だね」
→これはもう、共通語では?(笑) 岩手でフジが観たければ、めんこいテレビです(笑)

③~しない
標準語では「~しなさい」という意味です。真逆の意味に聞こえるので注意が必要です。
例文「メモしない」
標準語「メモしなさい」
→ん~、使わないかな。

④なんぎだ、ゆるぐねえ
標準語では「つらい」「きつい」「大変だ」という意味です。標準語の「難儀だ」より幅広い使用方法です。
例文「膝の調子がなんぎだなあ」「ゆるぐねえ時こそ笑え」
標準語「膝の調子がつらいなあ」「しんどい時こそ笑え」
→じいちゃんばあちゃんはよく遣うよな。「ゆるぐねぇ」は、私も普通に遣います。

⑤ちょす
標準語では「触る」「触れる」といった意味です。人に話す時に使う言葉です。
例文「おらのスマホ、ちょすなよ」
標準語「私のスマホ、触らないで」
→めっちゃ遣う(笑) イジるなよ、みたいにも遣いますね。

⑥い
標準語では「いりません」「結構です」と断る時に使う方言です。
例文「このタオル使う?」「いー」
標準語「このタオル使う?」「いらない」
→遣わないな~。

⑦く
標準語では「食べます」「食べる」と食することを意味する方言です。
例文「それ、く」
標準語「それ、食べるから」
→くぅ、だけどね、発音的に。日常会話です。

⑧け
標準語の意味は「食べなさい」「食べましょう」と食することを促す方言です。
例文「けー、早くけー」
標準語「食べなさい、早く食べてしまいなさい」
→けぇ、だけどね、発音的に。日常会話です。

⑨こ
標準語の意味は「こっちにきなさい」「こっちにおいで」と呼ぶ時に使う方言です。
例文「そごじゃね、こー」
標準語「そっちじゃないよ、こっちおいで」
→こぉー、だね。ちょっと不機嫌に言おう。

⑩せ
標準語の意味は「しなさい」「やりなさい」と行動を指示する時に使う方言です。
例文「ちゃんとせー」「夏休みの宿題をせ」
標準語「ちゃんとしなさい」「夏休みの宿題をやりなさい」
→「ちゃんとせ~」なら「ちゃんとしろよ~」みたいな柔らかさ。「ちゃんとせっ!」なら「ちゃんとやれよ!」みたいな強い感じ。使い分け大事です。

⑪だがらさ
標準語では「そうだね」「そうだよ」と人の話を肯定する時に使う方言です。
例文「今日は雨すごいね」「だがらさ!」
標準語「今日は雨すごいね「そうだね!」
→これは1日30回は遣うな(笑) 明るく言うのが大事。めっちゃ賛同したいときは、「だっ、がらさ」です(笑)

⑫おでんせ
標準語では「おいでください」という歓迎を表す方言です。丁寧語は「おでってくなんせ」と言います。
例文「おでんせ岩手」「おでってくなんせ岩手」
標準語「ようこそ岩手へ」「ようこそ、おいでくださいました岩手へ」
→遣わないね。駅とかに書いてあるだけ。

⑬あべ
標準語では「行きましょう」と誘う時に使う方言です。
例文「わだすと一緒にあべ!」「あべ!あべ!」
標準語「私と一緒に行こう!」「いこ!いこ!」
→「あんべ」ですね、じいちゃんばあちゃんは遣う。

⑭まかす
標準語では液体を「こぼす」と言う意味で使われる方言です。
例文「みそ汁まがしてしまった」
標準語「みそ汁こぼしてしまった」
→「まがす」ですね。これは遣う。

⑮けっぱれ
標準語で「がんばれ」と応援する時に使う方言です。
例文「おめさ、もっとけっぱれ!」
標準語「あんた、もっと頑張れ!」
→いや、普通に「ファイト!」って応援するよ、剣道部でも(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
使い勝手悪い方言。岐阜は名古屋の一部(笑) 

2話目 ☆3
尾張と三河が一緒の県て、確かに難しさはあるよな。へ~、放課後伝わらないんだ。コメダは、私も入ったことないですね~。

3話目 ☆2
なんだそのスポーツは(笑)

4話目 ☆3
絶対、岐阜をバカにしすぎ(笑) 静岡いじり。

5話目 ☆3
味噌煮込みご飯、アリだな(笑)

6話目 ☆4
名古屋飛ばし、へ~。岐阜や三重では放送(笑) 麺類鎖国(笑) なるほど、どっちかに行けば良いか。確かに。福岡には負けたくないんだ(笑) 夜ふかし(笑)

7話目 ☆3
ないなら、作ってしまえ、ホトトギス(笑)

8話目 ☆4
名古屋城、つまらない(笑) かなりクリティカルな話題だな(笑)

9話目 ☆3
名古屋ブスは、ちょっと確かにと思わんでもない(笑) 博多美人なのにね(笑)

10話目 ☆3
そんなマシーンあるの?(笑) あずきバーの木刀は強そうだ(笑)

11話目 ☆3
岐阜ってどこ? 京都の性格の悪さ(笑) 第三都市は圧倒的に横浜だよな(笑)

12話目 ☆3
地理的には、名古屋か札幌か福岡だよな。味噌対明太子なら、味噌だけどな。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 17

65.2 3 岐阜県で女子高生なアニメランキング3位
八十亀ちゃんかんさつにっき 4さつめ(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (54)
154人が棚に入れました
おばあちゃん子で名古屋訛りが露骨な愛知県出身の女子高生八十亀最中(やとがめもなか/CV:戸松遥)と東京都から引っ越してきた陣界斗(じんかいと/CV:市来光弘)、最中と同じ高校に通う岐阜県出身の只草舞衣(ただくさまい/CV:若井友希)、三重県出身の笹津やん菜(ささつやんな/CV:小松未可子)の4人の個性的なキャラクターを通じて、名古屋や中京圏の方言や文化、県民性に触れることができるコメディー作品です! 更に、2期、3期では、静岡県出身の初内ララ(しょないらら/CV:南條愛乃)や、大阪府出身の一天前紫春(いてまえしはる/CV:黒木ほの香)、京都府出身の輿安七帆(こしやすななほ/CV:伊藤彩沙)といったキャラクターも登場! 中京圏だけでなく、その広がりは近畿地方にまで達しました。『八十亀ちゃんかんさつにっき』第4期でも、作品を通じて名古屋市はもちろん、東海地区やその他の地域の魅力や独自の文化を“愛あるディスり”を交えながらさらに発信していきます。

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

にゃごやの野望、全国編

ゆるふわご当地ネタアニメ八十亀ちゃんもついに4期、やっとかめ!!

さすがにネタギレなのか、4期は東海三県とは関係ない都道府県や、愛知県内の一都市の擬人化キャラがたくさん登場してこっすいことしとりゃーすけど、これがちゃんと成功しとるがね!!

ようかんこーしとりゃーすなあ

短く気軽に見れるプチ県民SHOWみたいで面白いから、めちゃんこ好きだがや!

欠点は、今まで東海三県の身内自虐ネタなところもあったから笑えとったけど、よその地方をディスりだしたらちょこっと笑いづらい
ディスるって言ってもかなりやんわりとですけどね、なんで名古屋にバカにされないといけないの?って他県の人が怒るかも?

これからもゆるーく、続けていこみゃあ

このへんで、ごぶれいします ペコリ(o_ _)o))


ところで、八十亀ちゃんの由来でもある「やっとかめ」って生で使ってる人見たことないです

投稿 : 2024/05/11
♥ : 21
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

もはや岐阜アニメ(笑)

[文量→一言・内容→感想系]

【総括】
名古屋を愛あるディスりでフォーカスするショートアニメ。

流石にネタ切れなのか、中京や東海を飛び出し、関東の話題も増えた。個人的には、岐阜の(自虐)ネタが一番好きでした(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
名古屋アニメなのに名古屋をあまり出さないという、もはや高度な名古屋いじりなのかもしれない(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 17

ninin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

最大の危機?!

全10話 1話5分枠のショートアニメ

八十亀ちゃんかんさつにっきの4期です。4期から観ても問題ないかと思います。

名古屋を中心に地元愛が強い八十亀ちゃんが所属している写真部の部員たちとのお話。

今回は写真部最大の危機をどうやって乗り越えていくか、名古屋を絡めたお話でした。

お話はコミカルな感じなのであまり危機感のないようなお話でしたねw

箸休めにどうぞ~

投稿 : 2024/05/11
♥ : 16

65.9 4 岐阜県で女子高生なアニメランキング4位
やくならマグカップも 二番窯(やくも)(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (79)
225人が棚に入れました
みつけたよ!私だけの素敵。伝説の陶芸家である亡き母・姫菜の影響で陶芸に出会った姫乃。美濃焼コンテストに出品し、作品を通して“自分の気持ち”を伝えることができた姫乃は “もっと素敵なもの”を作ると意気込む。一方、コンテストで最優秀賞を逃した十子はめずらしくうわの空で…陶芸が繋いだ新しい仲間との出会い。三華が作った“あの作品”の誕生秘話や、姫乃と直子の絆、そして十子の秘めた願い。たくさんの事を経験する姫乃達は、自分が本当に作りたいものを探し始める。陶芸に魅せられた女子高生たちによる、「昨日よりちょっとだけ胸を張れる」陶芸ストーリー!まだまだ続く、『やくならマグカップも 二番窯』!
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

焼くならとっとと焼こう

[文量→小盛り・内容→酷評系]

【総括】
陶芸アニメの2期。前半のみがアニメで、後半は実写の観光PR。

1期を観た惰性で観た感じですね。まあ、低予算の中でも頑張って作ったのかな。

別に不快感はないものの、取り立てて何か面白いかと問われると、ちょいと困るアニメですかなね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
う~ん、もっとシンプルに陶芸を魅せてほしかった。

10話だったかな、十子先輩がお祖父さんと和解する話。あれなんか、ちゃんと起点に陶芸が絡んでいた。それから、8話ラストの陶芸の作画は力入っていて良かった。

あれだけで良いんだけどな~、普通に。

本作はかなりキャラクターを追いかけました。豊川姫乃と母親の関係性は確かに軸になるんだろうけど、そこに時間をかけすぎたせいで、陶芸要素が薄れてしまった印象。最後のマグカップ自体も、あんまり素敵じゃなかったしね。

むしろ、コンクールに挑戦した1期の方が、陶芸していましたね。


陶芸アニメにしたいのか、キャラアニメにしたいのか、ご当地アニメにしたいのか。なんとも中途半端でした。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆


2話目 ☆


3話目 ☆


4話目 ☆


5話目 ☆


6話目 ☆
モブの棒読みがヤバイが、あれは起用した方の問題。

7話目 ☆
すげぇところでぶったぎったな。

8話目 ☆3
なんも、黙って最後の陶芸くらいの作画でやってくれれば良いだけ。

9話目 ☆


10話目 ☆3
普通にこういう話で良いよな。

11話目 ☆


12話目 ☆3
最終回、実写を先にもってたのは英断。ラスト、意外だな。まあでも、アリか展開かな。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

キャラクターデザインに馴染めないかもしれないけど、実はけっこう良作画。

岐阜県多治見市を舞台にした、ご当地宣伝アニメの2期目。

人間関係的に1期目を観ておかないとダメな気がします。2期目からいきなり観るのはお勧めしません。


キャラクターの絵柄は人によっては忌避感がありそうですが、OPアニメーションでの人物作画、本編での焼物の釉薬の発色、風景など地味に作画の良い作品でしたね。1期目も作画はそこそこ良かったと思いますが、2期目の方がグレードは上がっている気がします。

1期目同様、前半がアニメ本編パートで後半が出演声優による実写パートとなっています。私はだらだらと観てましたが、アニメ本編を楽しむうえで実写パートは特に重要じゃないので観なくても良いんじゃないでしょうか。

1期目では人間関係が主人公である姫乃の家族や陶芸部でほぼ閉じていた感じですが、この2期目では姫乃に大きな影響を与える人物としてメキシコから来たヒメナ、十子(とおこ)先輩にライバル心を燃やす他校の松瀬理央といったキャラが加わります。

姫乃や十子の成長を描く青春物として、意外と見応えのあるストーリーになっていますよ。

本編だけ観れば1期からでもサクっと観られるので、青春ストーリーが好きなら地味にお勧めです。

余談: ヒメナ役は天城サリー(22/7: 藤間桜役)なのですが、地味にスペイン語が上手かったです。この人、英語だけじゃないんですね…。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

陶芸を主題に家族関係を描き出した良作(一部改訂)

2021年のTVアニメ。春季に1期、秋季に2期が放送。1期2期を通して評価しています。

岐阜県多治見市を舞台に陶芸部の少女たちを描く作品。
地元IT企業・株式会社プラネットが発行するフリーコミックが原作で、10年続くコンテンツです。
2019年に日本アニメーション側からアニメ化を打診して実現しました。

私は全く違う地方の出身ですが、中学校に陶芸窯がありました。クラブ活動で陶芸もやっていたので興味が湧いて視聴しました。


【物語】
家族や友人との関係と、陶芸の魅力がこの作品の二つの柱。とても上手に繋げて描いていたのが良かったです。
{netabare}
父母の故郷である多治見市に父と共に移住した女子高生・豊川姫乃が高校の陶芸部に入部するお話。
部員同士の友情や家族関係・陶芸を愛する人々の悲喜こもごもを、多治見市を舞台に陶芸に絡めて描きます。

陶芸を始めた時の気持ちを追体験でき、私は共感するところが多かったです。
何より、陶芸の「日用品」「美術品」「伝統工芸品」という3つの側面を劇中でシームレスに描き切ったのが素晴らしい。
全ての民芸品に言えることですが、使いやすさを求めれば日用品になり、美しさや思想を織り込めば美術やアートになり、歴史を備えれば伝統工芸になる。それを台詞や説明なしに描いて見せたのはお見事と言う他ありません。

アニメスタッフが目指したのは陶芸の豆知識をただただひけらかすような作品ではなかったということですね。{/netabare}


【声優・キャラクター】
主演キャラクターが素朴で可愛らしく、あざとすぎない塩梅でとても良かったと思います。声優さん達もとても合っていました。
親世代や年配者の描写も良かったです。流石のベテラン脚本家、年代別の描写が丁寧でした。


【作画】
仕草が細かいのにくどさが無く、陶芸に関わるシーンが丁寧なのが良いですね。この方向性がとても好きです。
特に2期11話の姫乃のろくろシーン、作業中の手の作画が神掛かっていて必見。
東京から越してきた姫乃の視点で美しい風景を沢山見れるのも良いですね。


【音楽・音響】
貫入音やろくろの音など、陶芸に関わる音が演出に使われているのが面白かったです。
OP、EDも合っていましたし、可愛らしく素朴な雰囲気で良かったです。
音楽や音響そのものも違和感がなくて好きでした。


【陶芸を題材にしたアニメとして】
物語が人間関係を軸にしているのと共に、陶芸のアニメとして私が良いなと思った点は以下の4つ。
{netabare}
・芸術作品としての描写
姫菜のオブジェが地域で愛されていたり外国でもファンが生まれている
河童の瀬戸物や地元の子供達が作ったオブジェなど街の背景

・日用品としての描写
喫茶店「ときしろう」や部室で使用されるマグカップや時四郎の茶碗
割れてしまった姫乃の座布団
ヒメナの作った仏様用のミニチュア食器

・伝統工芸品としての描写
陶磁器の歴史や各地の陶芸の紹介、土のお話
十子の祖父や窯元の描写、両親が十子に窯元を継がせたくない気持ち
コンクールに臨む十子の葛藤

・作り手のモチベーションの色々
陶芸が好きという気持ち(全員)
著名な先人への敬意や上手になりたいという向上心(十子、姫乃)
自分の発想を形にする楽しさ(三華、姫菜)
迷いや悩みが作品そのものや陶芸への向き合い方に現れる

・陶芸の知識の描写と作画の丁寧さ
様々な説明の挿入
成形する時の手の作画が細かい
焼成までに行われる各工程が会話シーン等に挿入される
作品の形や釉薬の色の表現の繊細さ

以上の内容以外にも音響など、物語を邪魔しない形でわざとらしくなく描かれるのが良いですね。{/netabare}


【親子の関係性について】
{netabare}姫乃の陶芸に対する心の移り変わりが物語の柱。
姫乃のモチベーションは、「お父さんを感動させたい」から「上手くなりたい」、さらには「賞を取りたい」、そして自分の心に正直に作ることへと変化していきます。

個人的には1期のお父さんのために茶碗を作る展開がちょっと引っ掛かっていたのですが、見直してみると姫乃の願いは「お父さんを喜ばせたい」から「お父さんを感動させたい」へと変化していたのですね。
だからこそ、次の目標が「陶芸がもっとうまくなりたい」なんだと気づいて感心させられました。

多治見に越してくるまでの様子からは父子二人の密接さが感じられます。
最終話でお父さんが見ている幼い姫乃の写真、全てお母さんと同じ髪型なんですよね。良くも悪くも家族内の繋がりが強かった。それは亡くなった母親のことも含めてです。
そして多治見に移住したことで、父も娘も周りの人への関り方が広がっていきます。

母と娘の結晶釉の作品には対比が見られます。
姫菜の結晶釉のオブジェは皆を感動させるけれども特定の誰かの物ではなく、偉大な先人の遺産として長い年月多治見に在ります。

その反対に、姫乃の座布団は「お父さんを感動させる」という願いを叶えながらも、最終的には壊れてしまいます。
父のために作られたはずだったのに、座布団は欠片(ストラップ)となり時四郎ではなく姫乃の手元に戻るのです。

何故かと言えば、それは姫乃自身がステップアップした証だからです。実物が無くなったからこそ、姫乃にとって座布団はゴールではなく通過点となる。
作品を作ることが「父のため」ではなく「自分自身のため」に変化したのです。

2期では時四郎の目線から子供にプレッシャーをかけてしまったのでは、というジレンマを描くのがまた良いですね。
けれど姫乃は母親に対するプレッシャーを自覚した時、母と自分の作品同士を並び立たせることではなく、母が導いた出会いやそれによって誕生した新しい物を、さらに別の誰かに見せる(出会わせる)ことを選んだ。
子供は親の予測を大きく超えて大人になっていた、と描くのが素晴らしい。
子供の成長を子供の視点と親の視点の両方から描くのは大切なことです。{/netabare}
全てを通して観ると、実に練り込まれた良作でした。
ほのぼのや家族関係が好きな人にオススメします。


【おまけ】
{netabare}2期4話でまっどでいえもん(部室の前にある頭に花を植えられたペンギンの瀬戸物)視点のユニークなお話があるんですけど、土の一人称で進むのが面白いし時系列が変更されています。土の説明が目的なのでしょうが、何より楽しくて和む回ですね。
(…実は(それだけ大きいと焼成で割れない??背中にでも穴開けておかなくて良いの!?)とか(植木鉢にするなら底に穴開けました…?)とか思っていたのは秘密…(笑))
公式サイトで調べた所、原作のフリーコミックも時系列順で連載されているわけではないんですね。それもあってアニメの構成でも息抜き回としてこういう順序なのかなって感じます。
原作もいずれ時間を作って読んでみたいと思っています。{/netabare}
(2022.1.1)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 17
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