幼なじみで学園なTVアニメ動画ランキング 39

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早速見ていきましょう!

89.3 1 幼なじみで学園なアニメランキング1位
君に届け(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (3030)
14942人が棚に入れました
陰気な容姿のせいで霊感があると恐れられ、「貞子」というあだながついている黒沼爽子。
周囲に避けられることに慣れてしまっていた爽子は、わけへだてなく接してくれるサワヤカさ100%の少年、風早翔太に憧れる。自分を変えたいという爽子の背中を押してくれる風早や、矢野あやね、吉田千鶴、真田龍といったクラスメイトたちとの関わりの中で、爽子は少しずつだが自分の殻を破っていく。
ピュアな爽子が友情や恋、ライバルや友達の失恋などいろんな「初めて」を知っていく過程を、丁寧に描いていく作品。
一般の少女漫画原作の作品と異なり、ドロドロとした女の戦いなどはあまりなく、それ以上に爽子が不器用ながらも自分の気持ちに正直に生きていく姿を中心に描かれており、思わず見ていてニヤニヤしてしまう学園青春ストーリー。

声優・キャラクター
能登麻美子、浪川大輔、沢城みゆき、三瓶由布子、中村悠一、平野綾
ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

一時期、流行った少女漫画ですね。
いつの時代もコレって少女漫画が話題になるけど、その作品の中の1つですね。

主人公、黒沼爽子はクラスで避けられていて、周りから「貞子」と呼ばれてます。
彼女は少し陰キャで暗いイメージがあり霊感もありそうだからと言う理由

けど、ホントは優しくて笑うと可愛くて、周りと打ち解けたいと積極的に行動をしようと自ら挨拶したりと積極的な面を持つ女の子。
そんな彼女が、クラスメイトの風早翔太と出会い周りと打ち解けてゆくって話。

さて、この作品はクラスメイトがガキ過ぎます。
{netabare} 例えば、肝試しの後日、1人でゴール出来なかった風早にクラスメイトは罰ゲームは「1週間、貞子と付き合える件」とか言う罰ゲームでした。
それにクラスメイト全員がワイワイ騒いでて……

罰ゲームで誰かと付き合えとか失礼だし、そんな罰ゲームで盛りあがるのは小学生低学年くらいですよ。
高校生のする提案じゃない。 {/netabare}

ただ、それを否定する風早は良かったです。
{netabare} 「罰ゲームは受けるけど、黒沼と付き合う事が罰なんて黒沼に失礼過ぎる!」ってのは良かったなぁ〜
{/netabare}

後、席替えで、クラスメイトは黒沼の前後左右斜めになりたくないと大声で否定します。
そんなの言葉にするなよって思います。
正直最低な発言です。
ホントにガキぽいクラスメイトだなぁ〜と思いましたね。
結局、このクラスメイトは風早の良さを引き出す為に配置されてるんでしょうけど、行動に発言が高校生に思えないのが凄く目立ちます。

{netabare}そんな中、進んで黒沼の隣りに座る風早や目の前に座る友達の矢野に黒沼の噂を気にしないクラスメイトのリュウに後ろをの席を奪われた友達の吉田が斜め前に座ってくれます。{/netabare}

この席替えのシーンは凄く好きなシーンでもあって、私は例えば100人の人から好いて貰いたいとか理解して貰いたいとは思わなくて、100人の内1人でも自分を好いてくれたり理解してくれる人が居てくれたらそれで十分嬉しいかな?と思います。

だから、爽子の席の周りに5人も進んで傍にきてくれてホントに爽子は嬉しそうで素敵なシーンだなと思いました。

でも、そんな彼ら彼女らとすれ違っていきます。
{netabare} 陰口で爽子は「貞子と一緒に居たら絶対風早、株を落とすよ」 と聞かされます。
だから、自分と居たら風早が評判を落とすと思い風早を避け始めます。

けど、そんな爽子の対応が気になる風早は爽子と話し理由を知ります。
だから、風早は自分の気持ちを伝える。
噂なんかよりも大切なのは本人達の気持ちです。
もしも、自分の株があって特定の誰か、友達と居ると落ちる様な薄っぺらい株なんて何の意味があるのか、そんな株よりも誰かとの絆とか気持ちの方が大切だよなぁ〜と思いました。 {/netabare}

一方、友達の矢野と吉田ともギクシャクする爽子。
{netabare} 実は、矢野と吉田の悪い噂が流されて、それを爽子が流してると聞かされます。
2人は爽子が流すわけがないって信じてますが、爽子が別のクラスの幼なじみとの会話で爽子が「矢野さんと吉田さんは友達じゃないよ……」と意味深な言葉を耳にします。

2人は爽子に「私達の事を好き?」と聞くと「好きと言うか……」って言葉を聞いて2人は爽子の気持ちを怖くて最後まで聞けずに……目を背けてしまう。

爽子は自分の気持ちが伝わったと誤解してしまう。
彼女は友達なんて出来たことなくて、少しの言葉でも気持ちが伝わったと誤解してしまう。
そんな中、爽子は自分が吉田と矢野の悪口を流してるって噂を聞いて誤解を解こうとする。

それは自分の為じゃない。
吉田と矢野が傷つくからです。
だから、爽子も引けなくて女子集団に1人でぶつかる。
そんなやりとりで、爽子の気持ちを知り助けにくる吉田と矢野。 {/netabare}

結局、爽子は友達の関係性が解らなかった。
友達っていつから友達なのか?

{netabare} だから、彼女は友達じゃないよ、でもいつかは友達になりたいと思っていた。
好きと言うか、もっと好き大好きって気持ちって言葉を伝える。{/netabare}

やっぱり気持ちを伝えるって大切ですよね。
言葉にしなくても気持ちは伝わるなんて言うけど、言葉にしないとハッキリは伝わらないし、言葉を聞かないと自己完結させてしまうから擦れ違いもしますよね。

さて、爽子のライバルが現れます。
胡桃沢梅、多分学園の人気者かな?
確かに可愛いし優しい女の子。
でも、ホントは計算高くて悪巧み?する女の子。

{netabare} 常に爽子と風早が話していると割り込む。
吉田と矢野の噂も彼女が流した。
爽子に自分の気持ちを気づかせないように誘導。

中学時代も風早を誰にも取られたくない彼女が入念に手回しして誰も風早に告白しない状況を作り出した。

爽子に風早を諦めさせようと、自分が風早を好きだから応援するように話すも爽子に否定されて思い通りいかなくなると性格が一転……
爽子に嫌味を言うけど爽子は爽子で前向きに捉えてめげないw
逞しいですねw {/netabare}

胡桃沢は多分風早をホントに好きだから解るんだろうね。
{netabare} 風早は胡桃沢を好きじゃない、風早は好きな人は居なかった……けど、今は爽子が好きな事を。{/netabare}

{netabare}胡桃沢も気持ちを伝えたらと思うけど、胡桃沢は失敗する告白はしたくなかったんだと思います。
告白して失敗したら今の関係性は大なり小なり変化するから、それは出来ない……そうなるのが怖い

だから、矢野と吉田の噂を流したのも彼女を周りから孤立させる為だった。
最後は爽子の気持ちを風早からリュウにすり替えようとした。{/netabare}

問い詰められた時に、胡桃沢の「周りを陥れて利用して何が悪いの?みんなだって私を利用してるじゃん」ってセリフがあります。

多分、胡桃沢って本当は優しい女の子なんだと思う。
誰かが困って居たらただほっとけない女の子なんだと思います。
でも、他の女の子達からはそうした行動が目について、他の男の子に、言い寄っている様にうつったんだと思います。

{netabare} 陰口で「胡桃と居ると男子と喋れるから一緒にいるだけなのにね〜」って言葉を聞いてしまう。
これはショックだよね……仲のいい友達の本音って傷つく。

だから、彼女は友達関係を友情から利用に変更した。
二度と傷つかないように……周りが自分にしたように。 {/netabare}

確かに気持ちは解る。
ムカつくしショックだと思うし、自分も利用してやろうって思うよね。
でもさ、ダメなんだよね。
周りの関係のない人を巻き込んで利用したり傷つけたりさ。
特に爽子の様な本気で向き合ってくれてような子に、そうした痛みや辛さを知ってる人が、その痛みや辛さを押し付けるような事をしちゃダメなんですよね。

{netabare} 全ての顛末を矢野は風早につたえると言いだす。

爽子はそれを止める。 {/netabare}

爽子はショックだったと思う。
{netabare} 嫌われて、友達じゃないと言われて、噂を流したのが胡桃沢だと知らされて……
それでも、胡桃沢と同じく人を好きになったから解る。
好きな人に軽蔑され嫌われる事がどれだけ辛くて悲しいことなのか…… {/netabare}

自業自得だと言われてしまえば、それまでだし当然の悔いだと思う。
もしも、私が爽子の立場なら止めない。
けど、爽子は自分が傷ついても人を傷つける事は絶対にしない女の子で、人の痛みが解る女の子だから、そう言う強くて優しい女の子だから風早は好きになったのかな?ってw


吉田の恋は少し切ないね。
大好きな近所のお兄さん。
家族のように大切にしてくれる。
いつかは気持ちを伝えたい……

{netabare} でも、そのお兄さんは結婚してしまう。 {/netabare}

誰でもある子供の頃の恋の憧れ。
優しいお兄さんやお姉さんに憧れた年頃で「大好き」な人。
そして、成長すると気づく「大好き」の意味。
{netabare} 吉田の場合は告白する前に失恋しちゃったけどさ。{/netabare}

いつの日か、そうした子供の頃の憧れって徐々に忘れてしまう気がする。
その恋の対象が、クラスメイトや先輩や後輩とかに移り代わっていくような。
でも、子供の頃の大好きをしっかり持ち続けた吉田の恋心は素敵だなぁ〜と感じました。

クリスマスの話はね。
爽子ファミリーが良かったかなw
{netabare} 爽子のクリスマスプレゼントを見つけた父が娘の部屋から勝手に持ち出して喜んでる。
いゃいゃダメでしょうw
勝手にお部屋から持ち出したらwしかもお父さんへのプレゼント別にあるのにww

爽子だから許されたけど、私なら大激怒ですよ!
クリスマスがブラッディクリスマスに変わりますよww {/netabare}

けど、このお父さん。
しっかり家族とのクリスマスパーティをしてくれて素敵だと思います。
{netabare} プレゼントも爽子に友達が出来たから携帯電話を選んだのでしょうね。 {/netabare}

そして、家族とのクリスマスパーティの最中に電話が鳴ります。
それはクラスメイトからで父も母も爽子を送り出してくれます。

多分、父は爽子の為にクリスマスパーティを楽しいものにしたかったんだと思う。
友達の居ない爽子がクリスマスって素敵な日を寂しい思い出にしないように楽しい日にしようって毎年毎年準備してくれたのかな?って。

でも、今年は友達がいて一緒にクリスマスを祝える人がいる。
父が「早く行きなさい」って言葉があるけど、多分、父は娘の成長に気づいて送り出してくれたんだろうなぁ〜素敵なお父さんだなぁ〜と思えたエピソードでした。


最後に風早はいいキャラですね。
これは好かれますね。
カッコイイキャラではなく爽やかで可愛いキャラって感じがしますね。
なんだろ?男女問わず人気の風早君。
なんか納得出来る部分はあるかな。
普段は爽やかだけど、爽子が絡むと照れて可愛い1面を見せる風早君は、結構考えられたキャラ設定で女の子受けは良さそう。

男友達には少し爽やかってか、無邪気になるけどノリが良くてジョークにも付き合ってくれる友達にしても楽しいし男の子受けも良さそう。

後、風早が凄いと感じたのが。
{netabare} 胡桃沢に爽子とリュウが2人で話してる場面を見て、風早が爽子の手を取り走り出すシーンです。
私が風早のポジションなら、これは出来ないけど、このシーン見てたら、そこまで人を好きになるって凄いなぁ〜って。
どうあっても諦めたくない相手なんだろうなぁ〜って思いますね。 {/netabare}

結構リアルな話が多かった印象でした沁みやすい作品でした。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15
ネタバレ

はあつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

爽やかな風に心洗われる初恋ストーリー

完成されたプロローグと言える、アニメの第1話は、原作少女漫画が連載化に推される元になった、傑作読み切り短編を、丸ごと完璧に収めています。

この1話だけで、本作が純粋に真っ直ぐに向き合う恋物語である事がわかり、無垢なヒロインの清廉な魅力と、作品全体を包み込む優しく清澄な空気を感じれるはずです。

乙女チックなモノローグや表現はいかにも少女漫画らしいのですが、序盤のエピソードで、女の子同士の心が通じ合うシーンは、友情を看板とする少年漫画も顔負けの熱さです!

主人公であるヒロイン「黒沼爽子」は、登場人物中、一番ファンタジーな設定ながら、説得力があり惹き付けられます。
ホラーを連想させる容姿から気味悪がられ友達もいない。
それゆえに純粋培養された無垢な純真さが、愛らしく自然に見えます。
誰に認められずとも、周囲の為を考え行動する姿は、健気で前向きで応援したくなります。

この主人公の設定は、ストーリーが重くなり過ぎないようバランスを取るのにも軽妙に活かされています。
恋の駆け引きが試される場面でも、彼女の天然な真摯さが、いじらしくも微笑ましく映ります。

お相手の男の子「風早翔太」は、頼られたら精一杯応えてあげる、困ってそうな子をほっとけない、そんな模範警察官のような正義感の強いイケメンくん。
当初、少女漫画の典型的な王子様に見える彼も、恋には純朴で、照れたり焦れたりする姿は背伸びしてない高校生に見え好感が持てます。

原作者、椎名軽穂先生曰く「孫の成長を見守るような」優しい目線で描かれた、オクテのヒロインの心情は、初々しく清らかに表現され慈愛に満ちています。
彼女の成長と恋の行方は、2期まで全36話(総集編除く)かけて見守ることになりますが、総じて他の登場人物達も、相手を思いやる気持ちが丁寧に清々しく描かれ心が洗われます。

人から優しくされたいとは多くの方が望むでしょうが、その為に、まず自分から人に優しくありたいと思える方(自分は思っても行動が伴いません~ -_-;)なら、強いシンパシーを感じることでしょう。

原作を忠実に再現したアニメですが、唯一残念な点を挙げておくと作画です。
途中の数話は体型のデッサンまで崩れている所があり不安定極まりないので、そこは我慢して観てください。(最初の1話のクオリティを最後まで保って欲しかった~)

私にとって、深夜アニメの世界の扉を開いたメモリアルアニメであり、乙女チック物語も大好きな痛いオヤジにさせられた、恐ろしくも素晴らしい作品!
ぜひ御堪能あれ♪

以下は1期2期通してのネタバレ含みの感想です

キャラクターについて
{netabare}
キャラクターデザインは女の子達が上手く描き分けられてますが、男性陣は似たようなイケメン揃いですね~
(本作に限らず、男性向け作品なら髪型以外は同じような可愛い女の子ばかりといった、主な対象視聴者受けの傾向は仕方ないでしょうが、個人的には男女共に描き分けがしっかり出来てる作品が好きです。同じ女性向け作品でも「ちはやふる」は傑出!)
キャラクター描写は、爽子については言うまでもありませんが、1期では出来すぎ感が強かった、お相手の風早くんも、2期での焦り悩む姿には同情して感情移入できました。
作品中唯一の悪役である「くるみ」もCV平野綾さんの好演も相まり、憎めない演出は光ってました。(因みに原作では、許されざる罰として、二度と恋の舞台には上がらせてもらえないのですが、ずっと抱え続けた爽子への贖罪の気持ちには泣かされます~T^T)

声優さん

個性豊かな主要キャラを演じる声優さんも、それぞれの特徴を見事に引き出す配役。
中でも爽子役の能登麻美子さんは、デフォキャラ時のコミカル声も可愛いし、ドア越しの告白は、こちらまで緊張するドキドキ物の迫真の演技!
私の初めてのお気に入り声優さんです♪

音楽

タニザワトモフミさんのOP、1期の「きみにとどけ」が作品にマッチした歌詞と優しい歌声で好きです。
劇伴曲もヒロインの情景を引き立てる瑞々しい響きが心地いいです。(EDは個人的な感性が合わず~^^;)

最後に

私、2期の放送まで続きが待てず、原作コミック、初の少女漫画大人買いをしたんです。(今では平気ですが、当時は本屋さんのレジに持っていくのも爽子のように勇気が要りました^^;)
アニメでは2人の恋が成就するまでが描かれています。
私的には、恋物語としてはアニメで十分なのですが、原作では他のキャラ達も含め、恋や将来に向けて真剣に考える姿が、一貫して美しく優しく描かれ続けます。
この作品世界にどっぷりハマれた方ならご一読ください~♪
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22
ネタバレ

☆エトペン☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

sawako not sadako.

名前と容姿が似ていることで
「貞子」と呼ばれ、避けられるため
一人も友達が出来ないでいた。
(ここはちょっと微妙。なんか仲いい幼なじみがいるし)


彼女は私たちの考える事とは
ちょっとずれていて、ちょっと
勘違いばかりしてしまう。
いい方にも、悪い方にも。


これは最初は友達いなかったけど彼女の勇気とみんなのフォローで
クラスに打ち解けていく。
そんな温かいストーリー。




実はこのアニメは半年前から見ていたのですが、
最初の方はあまり気に入らず
3話で中断した状態だったのですが
最近見たいアニメも充分見たし
中断したアニメを全部最後までみることにした。



再開した後もこのアニメはすごくニヤニヤしてしまうので
その心を落ち着かせるため
停止しては再生。
停止しては再生。
を繰り返し、なかなか進まなかった。

そして途中から停止するのを無理やり止めたのですが
内容が全然頭に入ってこず
二回見る羽目になることもしばしば。

なのですべて視聴するのに時間を要してしまいました。




もうこのアニメはキャラがすべてだと思っているので
今回はキャラのことだけを語りたい。
まあしかしそうは言ってもキャラの中でも
殴りたいと思ってしまったのもいたんで
ちょっとキャラの評価を下げたんですがね。




黒沼爽子
{netabare}
この子は言うまでもなく純粋な子だよね。
あんまり好きな感じではなかったんですけど、
寝てるところはやられたね。

あと最後の方で風早とお参りに行ったとき
すんげーかわいかった。

いつもなら化粧で化ける女は好きになれないんですけど
今回は許せましたね。
{/netabare}




風早翔太
{netabare}
こいつはかっこよかったね。
最後まで見たらちょっとかっこよさが
薄れた気がするけど
席替えの時、黒沼の席の隣に移動したときは
こいつかっけーと思いました。
あとどんだけ黒沼好きなんだっつーのw
{/netabare}




矢野あやね
{netabare}
この人声良すぎてもったいないw
黒沼の友達だけでなく俺の友達にもなってくれw
中の人のおかげでどんな言葉にも重みがあるし。

初登場の時は感じ悪いと思ってたけど
徐々に仲良くなっていったときは本当に
ヤバかった。
もう感動せずにはいられない。

最近女の友情を見てると
どこか百合っぽいので
本当に新鮮な感じでしたね。
{/netabare}




吉田千鶴
{netabare}
この人も最初の印象は矢野と一緒だったけど
第1話で飲み物を爽子に渡したときは思わず
感動してしまった。

途中から貞子ではなく爽子と呼んでいたところにも涙。

早く気持ちに気づいて龍と一緒になってほしいですね。
{/netabare}



真田龍
{netabare}
作中で最もかっこいいと思った瞬間はやっぱり
この人の発したセリフかな。
「俺は千鶴一筋」。
ふつうこんな告白できないぞおい。
なんでみんなそんなにかっこいいかなw
{/netabare}




胡桃沢梅
{netabare}
この人は完全なビッチでしたね。
まあ日本語でビッチというとそんな重みはないのですが
英語でいうとかなり重いのでそっちのビッチです。

この人は殴りたいと思ってしまった一人で
もう多分どんないいことしても自分の評価は
ひっくりかえらないと思う。

最後までひどい女だなと思ってしまった。
{/netabare}



ピン
{netabare}
この人コメディ要員なんだろうけど
こいつ絶対教師じゃない。

生徒の噂を飲み込んで黒沼に対しての行動は
教師のやることではない。


まあ後々誤解は解けた感じだったけど
あいつの力じゃないし。

胡桃沢をかわいそうと思ってしまったのは
こいつのせいだし。

自分はこの人嫌いでした。
{/netabare}



二期があるらしいのですが、
そこまで面白くないと聞きましたし
自分もお腹いっぱいなので当分みることはないと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 47

77.8 2 幼なじみで学園なアニメランキング2位
Aチャンネル(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (1551)
8069人が棚に入れました
「Aチャンネル」は学園コメディ。天然かつドジッ子のるん、その幼馴染でるんが大好きなトオル、弱気な関西娘ユー子、ツッコミ役のナギの個性的な4人が織り成すハイスクールライフが描かれている。

声優・キャラクター
福原香織、悠木碧、内山夕実、寿美菜子、又吉愛、斎藤桃子、茅原実里、沢城みゆき、小野大輔

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

A!A!Aチャンネルー!!

今期の癒しアニメ枠です
なんてことのない日常描写で、ポロポロと泣けてくるアニメは、ARIA以来ですね


ストーリーは何もないです、が、何もないのが却って良いんですよね、このアニメに至っては
彼女たちの日常が、私の日常になっていた、とでも言いましょうか
るんちゃんとトオルと、ユー子とナギと、ゆたかとみぽりんも含めて、楽しそうにしてる彼女らの毎日を見ることが、私の生活の一部に組み込まれてたわけです
愛おしいんですよね、みんな
台詞が在り来たりでも、動きがあんまなくても、彼女たちが居てくれるだけで満足なんですよ
そういった意味で、最終回を迎えるのが辛かったですね
出来ることならいつまでも見ていたい、そんな作品でした

監督:小野学×脚本:浦畑達彦×作監:佐々木政勝
咲スタッフが再集結してます!これだけで見る価値がありますね、制作は元GONZO5スタのStudio五組
咲も新アニメ化プロジェクトが発表されて、Studio五組で作るのかな?と期待していますが、どうなんでしょうね
今作の方は、ねんどろいどやにいてんごみたな人物作画ですが、とにかく仕草が可愛く描けてます
手の動き、足の動き、瞬きすらも可愛く感じる
監督さんのお話によると、女子高にロケハンに行ったり、女子高生に取材をしたりして、生の感じを掴んでいったみたいですね
確かに、我々が好きそうな女児像を提供しつつ、各キャラの根本には、良い意味で生々しい部分が感じられ、作品が潤ってます
より良いものを作っていこうとする、スタッフの情熱が感じられる作品は、やはり素晴らしい物ですね
・・・ただ、あれ?るんちゃんたちが通ってる高校って、共学だったような、なんで女子高(ry

OP「Morning Arch/河野マリナ」
MADみたいなOPですね、センスはあると思います
第四回アニグラ優勝者の河野マリナさんは、初のアニソンでしたが、かなり良好なスタートですね、有望です
ひだまりに~に似てるね~♪
ED「ハミングガール/るん、トオル、ナギ、ユー子」
控え目ながら愛くるしい曲だと思います、映像も含めて、聞いてると暖かくなれます
振り向~きながら~バイバイ~♪
そして賛否両論ある、毎回流れる劇中歌ですけど、
OPやEDのように、何回も聴くわけではないので、頭に残りにくいと言えば確かにそうなんですよね
EDが毎回変わるアニメもそうで、どうも一つ一つの曲の印象が薄れてしまうものです
そうではあるのですが、私はこの劇中歌、結構気に入ってます
やっぱ、これがないとAチャンって感じがしませんよ

福原さん、悠木さん、寿さん、内山さんとキャラに合致した声優がキャスチングされてますね
内山さんは、あまり面識、ならぬ声識がなく、メイン役としては初めてお声を拝見したのですが、いいじゃないですか
最終話の、るんちゃんのモノマネとか、かなり似てましたよね、伸び白のある声優さんだと思います
教師側の小野さん、沢城さん、茅原さんといった、中堅声優陣も良い仕事してて、声優に関しては文句なしです

トオルが可愛くて好き、というかトオルを好きでいたいのですが、、、
体が勝手にユー子に寄せ付けられていく。。。
Aチャンに不純な感情を抱こうなど・・・自分が情けない・・・
ま、ざっと見渡してみると、イマイチ需要が分からない属性のキャラが多いですよね
だので、決まったキャラに萌えるのではなく、みんなまとめて萌えてる感じですね
9話のエロ漫画といい、10話のオトナのおもちゃといい、時折下ネタ出してきますよね
日常系でそういうの法度だと聞きますが、作者さんが好きなんですかねぇ
あと、これの舞台って府中市、国立市あたりですよね
あの辺じゃ、ハロウィンにあんな大がかりな催し事をするんですかね
多少近いんで今度行って確かめて来ようと思います


先行試写会の時、黒田bbさんが近くに居て、そこで初めて知ったんですが、女性だったんですね
うめ先生もそうですが、和やか可愛い系の漫画って結構女性が描いてること多いですよね
さて、なんといっても私の大好きな日常系
もはや私の必須養分になっていますから、評価は甘くなりがちですが、それ差し引いても十分高評に値する作品だと思います
見てるとちょっと幸せになれるアニメでした

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17
ネタバレ

おなべ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

チャンネルはそのままで!

Studio五組製作、原作はまんがタイムきららキャラットに連載中です。


内容はあるやらないやら…女子高生4人組のユルくて、ふんわりとした日々を優しく綴った日常アニメでございます。
物語に起伏が激しくあるわけでもなく、大きな事件があるわけでもなく、とにかく平穏でのんびりとしている。そののんびり具合が心地よかったです。
1クールで四季の行事や出来事を綴っていて、とてもよくまとまっていました。脚本もちゃんと構成してあります。キャラの掛け合いは前半は若干テンポが遅めですが、中盤から制作者も馴れて来たのかテンポがよい。クスッとするギャグも垣間見れます。{netabare} 海回でのるんの台詞で「私、宇宙人だからさ」が、まさか最終話で生かされるとは思ってもいませんでした。こういう細かい台詞の伏線が丁寧で良かったです。{/netabare}


Aチャンネルに関しては原作愛読者ですが、原作者黒田bb氏の色使いをアニメでも再現していて、世界覧がきちんと表現されています。一場面でも様になっていると言いますか、空気が伝わってくるのですよ。特に夕焼け、桜がすっげぇ綺麗で感激しました。最近やったらめったら平面的な背景のアニメにはヤキモチしていたので、写実的な背景のAチャンネルには大満足であります。

音楽も派手過ぎず地味過ぎず、日常風景に合った楽曲です。でも毎回の挿入歌はお腹いっぱいになりました。UFOもどきは歌謡曲チックで好きです。


ちょっと残念だったのはキャラデザですかね。
頭が大きいのか、アンバランスな気がします。見ていて不安に感じる時があったり…。黒田bb氏の絵が可愛過ぎるのもあるんですが、キャラデザはもう少し頑張って欲しかった印象です。
原作であまりキャラが固まっていない一巻をベースにしていたので、アニメでも然りです。トオルがバット振り回すのを見てゲンナリした方もいらっしゃるかと。あざとい部分もちょっとばっかし目立っていましたね。まあそこは萌えるアニメのお約束だと思い、母なる海のように広い寛大な心で見据えましょう。それを乗り越えたら今日から貴方もAチャンネラーです。


キャラクターでは、特にナギとユー子の2人が親友といった感じで良かったです。声優さんもピッタリ。ユー子の関西弁はもちろん、「なぁ、ナギ」の何気ない一言がドンピシャでした。
今や出突っ張りの内山夕実をナギにキャスティングしたのは本当に見事としか言いようがありません。最初は初々しさがありつつも、聞いてるうちにナギになっていきました。
特に{netabare} 9話、るんにもらった人形を欲しがるトオルに「ダメダメ、私のだから〜」みたくな会話が自然でそれっぽいなあと。4話位で蛍光靴下を「いいでしょ」と自慢する言い方も良かったですね。{/netabare}
登場人物の微妙な関係、距離感も上手く描写できていたと思います。るんちゃんは天然な部分が際立っていますが、友人に気遣いするシーンもちゃんとあるので「天然ばっかりじゃないんだぜ!」と皆さんに言いたいです。


まさに日常アニメの王道、お手本のような作品に仕上がっていて、見ていてとてもまったりしました。ふわーっと見れる癒やし系アニメだと思います。最終話になるにつれてちょっぴり寂しさが伴っていくんですよねえ…。「あーこれが日常アニメなんだなー」と。雰囲気重視の作品なので、雰囲気が気に入った方は是非視聴をおススメします。挿入歌を入れ過ぎた印象があるので、控えめにしてくれたらもっと評価が変わっていたでしょうね。

2期を待ち望んでいる作品の一つなのですが、季節分やっちゃったし、難しいでしょうかね…。原作3巻収録ナギとユー子の喧嘩回も是非映像化してほしいなあ。お願いします五組さん!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

自分には微妙

控えめに言っても、るんが天然というよりもやべえ奴。るんを好きな先生がいたけど、彼もやべえ奴。トオルもバットを持ち歩いているから軽犯罪法に違反してそう。

OPのMorning Archに魅かれて見たけれども、いまいち自分にはよくわからなかった。なんかユー子が不憫だった。なんというか、ほのぼのを期待してしまってせいでトオルが平和をかき乱す邪悪な存在にしか思えない。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 好き
トオルは、るんのことが大好きで彼女が通う高校を受験する。合格したことを一番にるんに伝えようと彼女の部屋にやってくると、そこには、るんと見知らぬ女の子と抱き合っている姿が…。スーパー天然娘なるん、るんが大好きなトオル、冷静な(?)ツッコミ役のナギ、怖がりでいじられ役ユー子、4人のゆるゆるとしたハイスクールライフがはじまる!

2. 雨の日はお風呂
朝が弱いるんは、眠さのため靴下を片方、履き忘れる。トオルは、もっと大事なものも忘れていることに気づき、驚く。…放課後、雨は降っているが傘を持っていない4人は、濡れた服をナギの家で服を乾かすことにする。

3. 同級生
1年生の教室をのぞくことにしたるん、ナギ、ユー子はトオルの意外な優等生ぶりをからかう。そんなトオルの同級生・ユタカはトオルと仲良くなろうと積極的すぎるアプローチをかける。

4. きろぐらむ
ある日、教室でるんとトオルがユー子の長所をあげているのを聞いたナギは、忘れていた目標を思い出す。一方、トオルはユタカの友人であるミホからも友だちになりたいと話しかけられる。

5. 海
夏の暑い日。るんは「みんなで海に行こう!」と提案するが、トオルとナギからの反応はイマイチだった。そんなある日、ユー子のショッピングに付き合っていたナギは、気になるデザインの水着を発見する・・・。そして同じ頃、買い物から帰ってきたトオルが部屋に戻るとそこには、るんからのプレゼントが置かれていた・・・。

6. 真夏の夜の・・・
夏休み中の登校日。各学年それぞれのクラスで、2学期までに記入するよう、進路相談のアンケートが配られる。しかし、ユー子はアンケート用紙を学校に忘れてきてしまい、みんなで夜の学校へ取りに行くことになる。

7. 夏祭り
夏休みも終盤のある日。四人はカラオケボックスに行くことに。カラオケを楽しむるん、ナギ、ユー子の三人とは反対に、終始歌本とにらめっこをつづけるトオルの姿があった。

8. 新学期
夏休みも終わった新学期のある日。いつも仲よしのるんとトオルがケンカをしてしまう。いつもとちょっとだけ違う二人の様子を見たナギとユー子はなんとかしようと思い悩むのだった。

9. プレゼント
10月の終わり、ハロウィーンが近づいたある日。以前から興味があったというるんの提案により、お菓子を作ってみんなでハロウィーンパーティーをすることに。

10. 炭酸
とある冬の日。るん、ナギ、ユー子は3人でトオルの家へ遊びに行くことに。いつもは整頓されている部屋が珍しく散らかっており、不思議に思っていると、現れたトオルの腕には、一匹の子猫が抱えられているのだった。

11. たんじょうび
年の瀬迫る12月のある日。トオルの誕生日の話などをしながら、いつものように四人で帰る途中、校門の近くで学校説明会に来ていた中学生を見かける。そこで、高校受験のシーズンも近いこと実感するのだった。

12. 宇宙人
年も明けた1月。新学期の始業式の日。季節の移り変わりに、るんと過ごすことのできる限られた高校生活を意識してしまうトオル。るんやナギ、ユー子の何気ない会話にも寂しさを感じていたが…。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

72.2 3 幼なじみで学園なアニメランキング3位
もういっぽん!(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (205)
495人が棚に入れました
『週刊少年チャンピオン』にて大人気連載中! かわいくアツい、柔道ガールズ・ダイアリーがTVアニメ化! 柔道はもう卒業(おしまい)! 高校では彼氏作って甘酸っぱい三年間を送るんだ。 日焼けすると道着が擦れて痛いし、寝技で髪の毛抜けまくるし、寒稽古つらいし、鼻血は出るし、骨折するし失神するし、たいして強くなれなかったから、もうやらないって決めたの。 だから……だから思い出させないでよぉ。 この”一本”の、気持ちよさ。
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

柔らか戦者

●冬アニメトータルバランス№1作品に確定

「覇権アニメ」という言葉にはなんとも言えない歪な響きや妙な思い込みめいたものを
感じ、この言葉に以前よりある種の違和感を覚える人も少なくなかったように思います。

あまりに露骨な点数操作の出現により「あにこれ」における「覇権アニメ」というものには
全く以て意味がなくなったような状況になりました。

単に点数が高い低いだけでは中身が伴っているという証明にはならず、むしろ
点数操作により自己満足なランキングは幾らでも捏造できるというわけであります。

そういう状況を踏まえて改めて言えることは、本文付きレビューにおいて
作品の中身についてどのように評価されているかということになるかと思います。

本作は今期アニメの中でも物語性において優れた素養を持ち合わせており
特に主人公と部活メンバーとの人間関係における心理描写という面では
非常に繊細で、ハートフルな各キャラの思いが巧い事表現されており
よって見事なまでに視聴者を感化するように至らしめるわけであります。

単にキャラデザが可愛いとかではなく、キャラの内面性における心情の表現が饒舌
でありまして、それによってキャラの持ち味が引き出されているという特質から、
ただの萌えアニメとは一線を画すべき存在であり、情緒感溢れる優れた表現力ありきの作品
だからこそ今期の首位に君臨するのでございます。

このような本作に対抗できる作品があるとしたら、今期では「ブルーロック」と
「ヴィンランド・サガ」位であり、この3作品が他を圧倒してると言うべき状況であります。

「ブルーロック」は本作よりもエンタメ性に優れており、スポ根お約束の熱い展開も
ありつつ、見やすい作風でありますからより万人ウケがいいのはこちらと言えますが、
エンタメ性が高いとそれに反比例するようにして心理描写がさっぱりしがちになるため
共感性という点ではやや劣勢と言うことになります。

「ヴィンランド・サガ」は本作に負けず劣らずの高い表現力を持ち合わせていますが、
ダークファンタジー並みに重くて陰鬱な描写が多く、ある種のクセが強いので
幾ら作品の完成度が高いといえども、万人ウケする可能性は低く、あまり人にお奨めできる
ような作品とは言えない類のものになるでしょう。

と言うことでトータルバランスの良さで考えると本作こそが
今期№1作品に確定するわけでございます。


●「物語」絶対主義宣言

作品の好みは当然の如く人それぞれでありますが、大雑把に分類すると
「作画中心主義」と「物語中心主義」の2つ観点があるように思います。

{netabare} 物語中心主義者は作画クオリティの判別に疎く、一方で
作画中心主義者は複雑な設定や心理描写などを見落としがちになる。
そのような一般傾向がもしかしたら?あるのかもしれません。

作画クオリティーの判別にはとことん鈍い当方からしてみますと
作画中心主義の方々とは、まるで代々木の学院に通っているような?そんな偏見めいた印象を
抱いてしまうのは不徳極まりないことで自重せねばなりませんが、
ある種の職人気質があり、職人気質特有の技術論を持つ、専門家の観点から作品を評価している
そのような印象を抱いています。

物語中心主義者は恐らく作品に登場するキャラの中身=人間性を重視する傾向が強く
その関係上今まで生きてきた人生観に基づく尺度でキャラの人間性を測り
物語展開の良し悪し決めているのではないかとそのように推測するわけでありますが、
人間と言うのは長く生きれば生きるほど、例えば「理想の恋人観」なども
見た目よりも性格重視という風に変化する傾向があるような気がいたします。

ということで本作が年寄り向き作品だとは決して申しませんが、
登場キャラの人間性や作品内で描かれる人間関係を重視し
キャラの心情に対して共感性が強い傾向がある視聴層には
本作はかなり破壊力があると言えるように思うわけであります。

「鬼滅の刃」のブレイクによりアニメ視聴者層は厚くなったとも言えますが
「物語中心主義」の視聴層は相対的に希薄化されたような気もいたします。

もしも仮に本作の評価がこれ以上伸びないようなことがあるとしたら?
今のアニメ事情は以前とはまるで異なるものとなったというのが
{/netabare}その背景にあると言えるのかもしれません。


●駄作作品を悉くぶん投げろ!

作画だけしか取り柄が無い異世界似非グルメ作品だとか、百合だけしか取り柄が無い作品
だとかいう類のただのマニア向け路線は本作の敵に非ずであります!

現状性懲りもなく作画だけしか売り要素が無い変態性癖アニメの類がしぶとくランク上位に
しがみついているようでありますが、物語重視の評価で考えたらただのマニア向けアニメが
高評価で終わると言うには無理があり過ぎるように思います。

マニアにはマニアの趣味趣向の自由があるとしても、マニアの意見がすべてのファンの意見を
代弁するとかいう話には無理あり過ぎるため、最終的にすべてのアニメファンの意見を反映
した結果して選ばれるべきは本作でるべきであるとの確信が回を追うごとに強まって参りました。

作画いいとか言う評価は、実は物語の弱さを誤魔化す言い訳でしかないのではないかと
思われても仕方がないくらいに本作に比べて物語性が脆弱な気がするのは、
果たして気のせいでありましょうか?

兎に角マニアが騒いでるだけの駄作作品を悉くぶん投げるのが
本作に課せられた使命であると確信することろであります。


●名作候補筆頭格が動き出す!?

6話で大技炸裂、完全覚醒したかのようにも思えます。

個人的な今期の名作候補と言えば「ヴィンランドサガ」と「大雪海のカイナ」でありますが
前者は色々と重苦し過ぎたり、後者はややマニア向けだったりということで
完成度が高いとしても必ずしも人気が出るとは言い切れない部分があります。

それに比べると本作はキャラの持ち味が視聴者の心に刺さりやすく
感情移入しやすいため、不特定多数の層から支持される潜在能力を持っている
ように考えられるわけであります。

現状ではリアクション薄めでありますが、口コミで本作の評判が徐々に広がれば
上方修正の雨嵐も必然であると予想できるわけでございます。。


●一撃必中!
本作の最大のライバルは王者「ブルーロック」であると個人的に考えています。

単純に見ていて圧倒的に面白いのは「ブルーロック」でありますが
{netabare}その一方で本作にはボディブローの重みのような独特な打撃力を感じます。

随所随所で重みのある一撃を喰らい、蓄積されたダメージが終盤戦にはどのような
結果をもたらすのかは未知数であり、計り知れない結末をもたらすような
そんな漠然とした予感が頭をよぎるのでございます。

主人公が天然と言う意味では「転天」の主人公とキャラが被っている
とも考えられる故に敢えて比較してみますと
「転天」の方は「百合関係」を強調したような物語に対し本作の方は
まさに王道の友情物語を大展開するであろうと目されるわけであります。

ただの百合では済まされな濃厚な人間関係を描く物語がいよいよ動き出し
そしてここから、怒涛の猛追撃が開始されるのであります。{/netabare}

●ライバルをすべてぶん投げる実力は鉄板!?
物語とキャラ性による潜在的シナジー効果を推し量るのならば
本作がトップ3に入るのは造作もないことのように思われます。

1クールという短期ではその能力を十分発揮できない可能性も懸念されますが
相対的に見た限りでは「萌え」を売りにした他作品を物語性において圧倒している
ようでありますので、パフォーマンスに疑いはないように思われます。

とは言えスポ根柔道もの作品のため一般視聴者の食いつきはやや鈍いような印象でありますが
今後の怒涛の巻き返しに大いに期待したいところであります。






スポ根系と言いますと今の時代ではあまり注目されないような気がいたします。

同じジャンルの「ブルーロック」こちらには、少し変化球気味でエンタメ性が強いという
アドヴァンテージがあり、個人的にも「ブルーロック」の方が好みでありますが
本作は主人公が女子高生であることから、視聴者の好感度という点においては
本作の方に分があるように思えます。

天然さっぱり系の主人公の友情物語展開に対する需要は相応に高いものと見込まれる故に
場合によっては人気アニメとして高く評価されることも?
もしかしたらあり得るのかもしれません。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

良いアニメ。素晴らしいアニメ。でも、「剣道」部的には、批判もしなければならなかった(苦笑)

[文量→大盛り・内容→雑談系]

【総括】
女子高生、柔道部アニメ。

スポ根として、とても素晴らしい。爽やかだし、熱いし。良いアニメですよ。

でも、、、レビューでは、前半は誉めてますが、後半と余談では、剣道部的な難癖をつけちゃいました(汗)

柔道部の皆さん、スミマセンm(_ _)m

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、誉めます。

柔道の試合展開が、熱い。まず、ここが1番の魅力。

柔道や剣道、相撲など、武道の試合を、面白く描くことは、以下の理由で、難易度が高いと思っています。


①卓球やバドミントンなど、お互いに何度もポイントが入る競技は、見せ場を多く作れますし、試合展開にも変化を生み出しやすい。ボクシング等の格闘技も同様で、「ダメージ」という見せ場は多く作れます。

しかし、柔道は1本(技あり含めると、自他で最大3ポイント)。剣道は2本(自他で最大3ポイント)。相撲は、勝つか負けるかのみ。痛めつけることが目的の競技でもない。単純に、見せ場が少ないんです。やるとしたら、「惜しい」なんだけど、あんまりやりすぎると、試合が間延びします。


②サッカーやラグビー等の、何点取られても試合時間が約束されている競技は、強豪校との試合を描きやすい。前半はリードされる苦しい展開を描きつつ、徐々に追い上げ、逆転できる時間的猶予があるから。

しかし、剣道も柔道も、1本とられたら、そこで試合終了。長くても、数分(剣道は、高校でも4分。中学なら3分。柔道も同じだっけか)。しかも、実力差が大きいときは、マジで5秒くらいで試合終わります。3年間努力してきて、5秒で引退試合終えるという残酷なことは、リアルでもわりとあることです。


③バスケットや野球のように、ポジションがある競技は、ポジションごとに異なった展開やプレーを描けます。また、団体競技は、連携プレイも描けます。

しかし、武道は基本的に、1対1で、同じことをしています。先鋒とか中堅は出る順番であり、ポジションではありません。プレースタイルの違いはあるから、それで試合展開に差をつけないと、同じことが5回繰り返されるだけです。


と、このように、武道はアニメや漫画にしにくいと思います。そもそも、スポーツのように、ゲーム制があるのではなく、極めて実用的なもの(武術)から生まれているわけですし(同様に、陸上や水泳も難しいと思います)。

そんななか、

①に関しては、1試合1試合を変に間延びさせず、テンポのよい試合展開を心がけ、ポイントで回想や心理描写を入れることで、一本を取る瞬間のカタルシスを生み出していました。

②に関しても、ちゃんとアッサリ負けさせるところが素晴らしいです。あれは、なかなかやれないと思います。ついつい、弱い頑張りキャラには感情移入しちゃうけど、リアルさを失わないギリギリのところで、弱いキャラに見せ場を作っていましたね。

③は、剣道に比べれば柔道の方が、技の種類が多く、体重というキャラ付けもできるので、まだ描きやすいのですが、にしても、良くできていました。立ち技(スピード)、寝技、試合巧者、天才と、キャラ立ちしていましたし。ポジションがない分、技術的な繋がりではなく、精神的な繋がりを描くのも、武道では大事ですね。

ということで、これまで、「YAWARA」「帯をギュッとね!」等読んできましたが、充分、互角に戦える魅力があったと思います。

長くなるので書きませんが、日常パートも充分に面白いです。


では、何に文句をつけるかというと、、、南雲ですよね、剣道部的には(苦笑)

やっぱり自分が剣道を、かなりガチにやってきたからこそ、悪い意味で感情移入しちゃいました(苦笑)

といことで、ここからは、「剣道部による、剣道部員に向けた、難癖」と思ってもらえれば(苦笑)

まず単純に、「友達と一緒にいたいから、部活を変える」ってのが、全然共感できませんでした。

これが、弱っちい選手ならまだ分かるんですが、1年生で、団体戦とはいえ、埼玉からインターハイに出る難しさ、分かっているのかな~。しかも、インハイ前に退部してるし。周りのメンバー、どんな気持ちかな?

そんだけ適当な気持ちでやってきても、インターハイに出られるくらい、剣道って楽勝な競技、と、バカにされているような気になりました。あくまで、「私は」ですが。

あと、私も高校時代は柔剣道場で部活やってきたから分かりますが、この2つの部内で転部するって、まずないです。だって、毎日同じ環境で練習するんですよ? 気まずいどころじゃない。

実際、アニメでも、南雲が転部する前は、柔道部の背景で、よく写り込んでいた剣道部も、南雲転部後は、ほとんど写らず、「柔道場」になっていました。

だったらはじめから、屋外の部活から転部させれば良いのに。

これで、転部後に、剣道部から嫌みを言われ、葛藤する様子などを描くなら良いのですが、すでに、「なかったこと」にされている感じが、寂しく、「剣道部が使い捨て(踏み台)にされたな」という気がしました。

南雲が、剣道部ではなければならない理由はなんでしょうか?

私はむしろ、序盤は、南雲の存在を高評価していました。それは、こういう部活モノには珍しく、部外から、主人公を励ましたり、一緒に青春を楽しめる、リアルな友達キャラになると思ったからです。

ようは、スラダンにおける、赤木と青田みたいな関係を期待していたんですよね。残念でならない。

まあもし、「柔剣道場」で「応援される転部」を描くなら、例えば、試合中の事故(竹刀の先革が破れ、飛び出した竹刀の一部が目に当たり、失明は免れたものの、先端恐怖症になってしまった)とかで、剣道をやりたいのに、やれない南雲を描き、

そこを、未知に誘われ、剣道部の仲間も、祝福して送り出してくれる、とか。

南雲の夢を、「父のような警察官になること」にし、そのために剣道を始めた回想を流し、事故の後、父親に「警察官には柔道も必要だぞ」と背中を押され、一歩踏み出す、とか。

そんな風なドラマを1つでも入れてくれれば、個人的には、もっと感情移入して観られたのかな~と(苦笑)

てな感じで、自分の個人的な感情だけなら、☆3なんですが、流石にこのクオリティで☆4をつけないのはと葛藤し、☆4にしました。

もう一度言います。

良いアニメですよ、剣道部以外には(笑)
{/netabare}


【余談~剣道部から見た、柔道部~】
{netabare}
高校時代、柔道場とは同じ空間で稽古していました。共にインターハイ常連の部でしたから、どっちの部も、同じくらいキツイ練習はしていました。

が、、、うちの学校がたまたまそうだっただけでしょうが、柔道部は、、、可哀想だったな~(苦笑)

剣道部にも柔道部にも、良い先輩もいれば、悪い先輩もいるし、大抵、「しごき」はあります。

でも、剣道部のしごきは、体力的・精神的にキツイのがメインですが、柔道部はそこに、肉体的にキツイ(痛い)が入ってくるので(汗)

黙想(無言で瞑想)してる時、締め落とされそうな柔道部員の「すみません、すみません、許してくだ、、、」の声、忘れられないな~(苦笑)

まあ、世の中には、「青葉西」のような爽やかな柔道部も、いっぱいあるんでしょうが(笑)

あと、いつも目のやり場に困ったのが、柔道部女子の着替えですね(笑)

彼女ら、結構普通に、柔道場で着替えてました。といっても、スパッツみたいなのは履いてましたが、わりとセクシーです。

でも、なんていうか、みんなかなりの「ガチムチボディ」なんですよね~、鍛えてるから。顔は小さくても、太ももはみっちり、みたいな。

別に見たいわけじゃないんですが、ついつい、チラっと見てしまうのは、男のサガでしょうか(苦笑)

そういえば本作は、妙にこの部分の作画には、力が入ってた気がしました(笑) ガチムチな体型とか、下着(スパッツやタンクトップ)の感じとか、やけに、リアルだなと(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 24
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

自分史上最高で十二分に熱い柔道アニメ

蒸し風呂のような夏の暑さに耐え、氷のような畳の上の寒稽古にも耐え、
日焼けした肌が柔道着に擦れる痛みにも耐え、鼻血に骨折も乗り越え……。
稽古を重ねても大して強くなれなかった柔道は中学まででオシマイにして、
高校では彼氏を作って青春するんだ。

一度は競技引退を決意した主人公少女・未知らが、再び柔道に打ち込んでいく。
『少年チャンピオン』連載中の同名コミック(未読)のアニメ化作品。


【物語 4.5点】
世のスポ根物の激しい能力インフレを眺めていると、思考がバグって、
全国制覇、将来プロやオリンピック以外の部活は無価値なのでは?と錯覚してしまいがち。

ですが本作は、もう一度、柔道をやってみたい。
あの娘と一緒に、もういっぽん。
インフレばかりに頼らなくても、自分たちなりに青春すれば部活は十分に熱いことを証明する、
私のような凡俗にも共感性の高い内容。

例えば8話の博多南戦。{netabare} 古豪復活を願い力んで校名を連呼しプレッシャーをかけてくるOBの檄を、
温かい“なっちゃん”コールに変えた五郎丸 冴と未知の一戦。{/netabare}
名門校の伝統継承、規律を叩き込む人間教育以前に、
自己実現の一助となるのが部活動のあるべき姿という一理を感じました。


主人公・未知の柔道もやる、だからと言ってパフェも海も彼氏も諦めないという姿勢も、
この場合は散漫ではなく、青春への貪欲さとして評価できます。
未知の中学時代の先輩たちも彼氏持ちばかりとか、
最近のこの手の女子部活物には珍しい肉食ぶりも一周回って新鮮でした。


構成としては、{netabare} 金鷲旗大会{/netabare} にて、現状の自分史上最高を表現した所で一区切り。
作品の主旨は伝わったので、ここで終わっても良い気もしますが、
私としては{netabare} “大型新人”南雲の試合デビュー{/netabare} は見てみたい気持ちもあります。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・BAKKEN RECORD
タツノコプロが2019年に設立した新興レーベル。

“柔道をちゃんとやる”ことを第一に、試合シーンにソースを集約。
駆け引きの肝になる組手の迫力などの再現性。
回り込みなど多彩なアングルからの撮影による臨場感。
作画の注力が高熱量の柔道描写として結実。

一方で日常シーンはミニキャラの“生首”でしのぐなど、
オンオフの切り替えを統率し、1クールを無事完走。

ただ、率直な感想として、全体的にもう少し枚数があれば尚良かったという欲は残りました。
最後、念願の{netabare} 海水浴{/netabare} にしても止め絵中心で、全力出し切って倒れ込みました~って感じで清々しいような、無念なようなw
今後の戦力充実による底上げに期待したいスタジオです。


【キャラ 4.5点】
主人公の園田 未知。いっぽん“みち”
ワクワク柔道少女ぶりの熱が方々に伝播して、
廃部していた柔道部の復活、強敵(とも)との熱い青春が展開する、
典型的な競技の魅力布教型の部活ヒロイン。

未知と遭遇する仲間や強敵(とも)もまた、各々が柔の道に挑む個人的な事情や信念を抱えており、回想、モノローグでの解像度アップも良好。
その胸の内をキャラ間では、ひけらかさずに、秘めた感情の一端を試合でぶつけ合うのみ。
多くを語り合わぬまま、未知を中心に輪が広がっていく。
この適度な距離感が心地良かったです。

その観点から私は地味に2話の早苗がお気に入り。
{netabare} 未知とまた柔道やりたいと言い出しっぺの早苗が、実は両親と高校では勉学専念を約束。
早苗が悩みを未知に打ち明けぬまま、自力で両親を説得し、柔道部に入部する。
未知はそのいきさつを何も知らないし、詮索してこないけど、いつも通り笑い合って取っ組み合ってくれた。{/netabare}
この安心感、安定感。
私は柔道苦手だけど、このアニメなら行ける!と確信した回でした。

青葉西柔道部メンバーの中では“秘密兵器先輩”こと姫野紬も印象的。
顧問の夏目と二人三脚で培ってきた引き出しをフル活用して猛者に挑むシーンはグッと来ました。

中学時代のわだかまりを晴らすように、闘志をぶつけ合う氷浦永遠と天音恵梨佳。
未知を{netabare} 「パフェ泥棒」{/netabare} と目の敵にして絡んでくる妹尾。
など学校間のライバル関係も上々。

ただついに終盤、王道スポ根キャラが来たか!と思ったら、
{netabare} 強豪・立川学園顧問・犬威のスパルタ指導は外面で、
素は青西の顧問・夏目先輩を慕う乙女だったという、{/netabare}
まさかの百合事案?にはズッコケそうになりましたがw


【声優 4.0点】
技名連呼して指導を食らうw主人公・園田未知役の伊藤 彩沙さん。
身体能力が高い未知を事あるごとに剣道に引きずり込もうとする南雲安奈役の稗田 寧々さん。
ムードメーカーとなる明るいボイスも作品を彩りましたが、
“ちゃんと柔道をやる”意味で貢献したのが、体力勝負を印象付けた各キャストの荒々しい息遣い。

特に滝川早苗役の安齋 由香里さんのゼェゼェ言いながら、寝技で食い下がる演技は泥臭さがありました。


ライバル役には他作で主役級も務めてきた猛者も数多くキャスティング。
一人挙げたいのが錦山高・堂本恵役のファイルーズあいさん。
78キロ超級の重量級太めボイスもいける芸域の広さを再認識しました。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は成田 旬氏。
王道のピアノやギターなどで表現する青春のキラキラ感。
特にストリングスのフレーズが美しい「青春の記憶」は純度と高揚感を併せ持ったバランスの良さで重宝され作中多用。

OP主題歌はSubway Daydream「Stand By Me」
ゆるいボーカルで漸次前進していくバンドソングが作風にマッチ。
余談ですが本曲も収録されたアルバム「RIDE」を、マイペースで上げて行きたい時に流したりします。
「ケサランパサラン」とかゆ~るゆるで良い感じです。

ED主題歌は青西柔道部メンバーによる「いっぽんみち」
“みち”で韻を踏む前向き青春ソング。
OPよりは前傾姿勢ですが、やはりここも目標設定や進捗を過度に求めず慌てない感じ。



【1話感想】柔道の気持ち良さをアニメーションで伝えようとする意欲を買いたい

長いので折りたたみ。
{netabare}
主人公・園田 未知(みち)……中学では大した結果は出せなかったが、驚異の柔軟性を持ち、ときおり理解を越えた返し技を繰り出す。

氷浦 永遠(ひうら とわ)……未知の中学最後の対戦相手。組み付いたら引き剥がせない握力の強さなど柔道選手としての能力は十分だが、奥手でメンタルに課題がありそう。

滝川 早苗(さなえ)……おっとり三つ編み眼鏡っ娘。未知と中学時代に2人だけの柔道部をやっていた友人。

南雲 安奈……中高共に剣道部。未知の運動神経を見込んで執拗に剣道に誘い込もうとする。


何かキッカケ一つ、指導一つで開花しそうな才能も秘めたキャラ。
加えて廃部同然からの青春という滑り出しと、キャラも設定も変哲のない部活物との印象。

惹き付けられたのは柔道の描写。
組み手にしても、私はゴチャゴチャと袖を掴み合う地味な駆け引きとの印象でしたが、
選手視点で描き込まれた組み手は、ボクシングかよwと軽く恐怖心を覚えるくらいのスピードと迫力。

この緊張感の中で立ち技や寝技をかけたり、返したりする。
そりゃ、玉のような汗かいて、ゼェゼェと息も上がるわと納得。

未知の柔軟性にしても、永遠の怪力にしても、言葉だけでなく、
回り込んで臨場感を出すカメラワークも含めて、
アニメーションでしっかり魅せて伝えてくる姿勢が好感できます。

未知の、柔道の気持ち良さを思い出させないでよ~との実感が、
視聴者も映像体験で共有できるのは大きいです。


一方で、作画は常に高カロリーというわけではなく、止め絵で凌ぐシーンも。
日常会話パートで、ちびキャラ顔の掛け合いでつなぐ演出はチョット苦手です。

1話にしてこれだと、中盤辺りで作画の息が上がる場面もあるかもしれません。


けれど、動かして題材の魅力を伝えてこそのアニメーションと再認識できた上々の初回。
今期アニメの“もういっぽん”としてオススメしたい作品です。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 34

67.3 4 幼なじみで学園なアニメランキング4位
sola-そら(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (676)
3634人が棚に入れました
御池学園に通う高校一年生の森宮依人は友達とワイワイ遊ぶよりは一人で趣味に勤しむタイプ。そんな依人の趣味は「空」の写真を撮ること。
石月真名は活発な依人のクラスメイト。真名の妹、こよりは小学二年生。体調を崩し、海が見下ろせる丘の病院に入院している。この病院で、こよりは、依人の姉・蒼乃と知り合い、依人と真名はよく二人のお見舞いに来ていた。
その日も夜明けの空を撮ろうと、森公園に日の出前からやってきてカメラを構えていた依人は、不思議な少女・四方茉莉と出会う…。
依人と茉莉が出会い、少女達が出会ったとき全員の物語が動き始める。
ネタバレ

るぅるぅ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

トマトしるこ美味しい? 追記

全13話 オリジナルアニメ 
ジャンル ファンタジー異能バトル恋愛
テーマ 
空にかけた一途な想い

簡単な内容
空の写真を撮る主人公・森宮依人と空に憧れる少女・四方茉莉との出会いが狂った日常への始まり。知るべきではなかった過去の記憶・陽射しを避け人の傍に佇む夜禍人とは・・・それぞれが空に掛けた想いにある隠された真実の先に残るものは。

いつか観たいと想いつつ6年越しに至った訳だが、ストーリー展開は醤油ソース味である。薄いとも濃いともいえる不思議な切り口が持ち味の作品。

本来、アニメとして描く上で主人公目線の一人称で進むが、この作品は三人称で描かれていると想う。依人はあくまで主人公であって語り部としての役割から感情移入しがたいキャラとなっている。シナリオをそのまま絵にした部分が強調され、序盤は淡白な展開が目に付く。アニメとしての工夫が乏しいが、中盤より核心に迫る流れに引き寄せられる。
キャラの心情描写は確かに薄いがあえて行っていると分かるだけに、茉莉が憧れる空を想像させるような意図があったのではないかと考える。 同時に想像させる観方を求めているだけにファンタジー設定が面白いか面白くないか判断される自らハードルをあげた作品である。 だが、結末は綺麗に纏めている為に後味は良いのだから不思議な感覚に陥る。 

それぞれのキャラ+空という願望を軸に過去・現在・未来を見せているのが持ち味。そこにかける想いの強さが恋愛と繋がっているが、ラブコメでは描かずシリアス調で表現し死を引き合いに出されている。

死とキャラ設定・ラストシーン{netabare}
ファンタジー設定において、この手法は使い古しの如く未だにある訳だが廃れる要素がない。同時に観る側を飽きさせる要因にもなりかえない傾向もある。元々、泣きゲーから波状した所が多い。多くの方が心に憂いを持ち感動を求めているからだろう。そして死をどう演出するかが決め手になる。結末の蛇足となる死では無理やり超展開で安っぽさを増すだけで感動に繋がらない。最終的なご都合主義、もしのパターンを作っていない。この”もし”があることで全てを潰すことにもなりかねない。

茉莉
夜禍人(不老不死)であり死の概念がないが、過去の依人より寂しさから人の温もりを知り依人がいつか見せてくる空に憧れを忘れられずにいた。数百年後に死んだはずの依人が生きているが、それは依人であって依人ではない別人に惹かれ恋する。過去の想いをダブられせ現在と死を結びつけた恋。

依人
存在そのものが死に直結している。蒼乃の願望が詰まった擬似的に生きる紙。全ては蒼乃の意思に委ねられるが、足枷となるような生き方をさせたくない蒼乃の未来を望んでいた。依人の意思を尊重し茉莉の共倒れする展開は少し泣かせるご都合主義もあるが、茉莉が生きていると空の憧れ設定を意味を無さなさいw

蒼乃
過去の弟・依人の死を受け入れられないヤンデレ資質。記憶を刷り込ませた紙で依人を生成し終わることの無い未来を夢みていた。生贄として死ねず弟を殺した罪悪感から死ぬが、茉莉によってそぐわぬ夜禍人となったが、成就した想いは本当は何も無いと最初から死を理解していた。二人の死によって”空の向こうは夜空、一つの繋がった空”と夜禍から人へ未来に生きる空に恋すがる。

死とキャラ設定のバランスが巧く余韻に浸れる。もしの設定があるとしたら、剣で繭子を殺し人となった茉莉・依人の報われない恋愛だろう。

ラストシーン
トマトしるこの解釈は、これからは一緒だね。と茉莉の我侭、二人にとってのHappy END解釈。
茉莉は蒼乃と昔から接点があったが、お見舞いに行くまで蒼乃との関わりが無く依人の素性が分からなかったが、ホームで蒼乃との対話で納得した。
理由は、夜禍の存在理由から始まる。
”人が寝ている間に捨て去った憎しみや悲しみが集まってできた、人が忌み嫌うもう一人の自分。だから、夜禍は一人なの、一人で生きていかないといけない。”最初から茉莉は夜禍であった為、人から決して必要とされる存在ではなく人の業を背負う者として祀られていたと解釈できる。だが、蒼乃を生き返らす過ちをおかした。
蒼乃は、生贄として本来死ななければならなかったが依人が死(村人に殺されたか、山神に祟れたとでも解釈する)に自分の所為と感じたことにより、その罪悪感から自殺した。
その意思を踏みにじり夜禍にされた蒼乃は依人がいない世界では生きている意味がなかった。 よって、夜禍の宿命とは無縁の存在であり、優しさが妨げになり茉莉は夜禍にした罪悪感に捕らわれ過ごしていたが、蒼乃が紙の依人を作った関係を知り蒼乃の幸せを願って依人と決別しようとした。(6話学校に行く理由)
だが、消えた茉莉を探し依人は作られた存在と知らず茉莉を刺すことになる。蒼乃が操作し記憶改ざんに失敗したことから歯車が狂った。
本来ここで茉莉は二人と関わらず消え去り蒼乃と依人の擬似姉弟関係ENDになる。
だが、ひたすら追いかけてくる依人に紙と過去の記憶の存在であることを教える。依人自身も植え付けられた過去の依人の存在意義に疑問を持つことになる。同時に茉莉自身は過去と現在に生きる依人が好きであることは屋上シーンで告白していることでわかるように、また依人も茉莉のことが好きであるが決して結ばれることは無い関係であった。(蒼乃が妨害するだろうし、蒼乃は茉莉を恨んでいる為)だから、茉莉は依人と結ばれたい為に”消えて”と口に出した。
そして茉莉自身の罪悪感と依人の恋を成就する為に蒼乃を人へ戻す算段を企てる。依人と茉莉の一方的な我侭が一致した結末に繋がる。依人は姉が過去に捕らわれて生きていることに痛々しい様が見え、自分を消す優しさと解釈による推測。
茉莉の我侭によって生き返えらせた罪から関わっていけない人に恋をし傷ずつけ夜禍の宿命よりも依人を優先にしてしまった罪深き女。だが、夜禍としか生きていない彼女の最初で最後の我侭なんだから許して欲しい。報われない二人への手向けとしてトマトしるこが描かれた。
蒼乃は弟であり依人を結果、自ら殺し授かることになった人としての命を全うしなくちゃいけない と覚悟した夜禍人として過ごした記憶と供に・・・。
この辺りの心情描写を明確であれば、もっと評価された作品である。{/netabare}

作画
キャラデザインは好み次第。全体的に良くも悪くも無いが、空の絵にもう少し拘りを持って欲しかった。最終話に出てくる空の絵を全体的に組み込むべきと感じた。

色々と書いたけど、過剰な期待をせずファンタジー設定に抵抗が無ければ楽しめる作品。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20

. さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

良い意味で裏切られる作品その3か4ぐらい。

パッケージ絵からは全く想像も出来ない、まさかのバトルアニメなのです。当然の様に恋愛ストーリーを期待したのですが、良い意味で裏切られる作品でした。(あ、勿論恋愛もバッチリ有りなのでご心配なく!)


(ストーリーについて)
”空”が好きで、勉強そっちのけで空の写真を撮ることが趣味の高校生、森宮依人君が主人公。彼はある日明け方の公園でいつもの様に空の写真撮影をしています。そこで不思議な少女、四方茉莉さんと出会います。明け方の公園、時間は午前4時。どう考えても普通じゃないこの少女。彼女は森宮依人君の話す”空”の話に引かれ、そして”空”を見てみたいと願うのです・・・。あれ?空って普通に見れる物じゃないのかな?? この少女、一体誰なの??

空を見たいと願う少女、四方茉莉さん。そして空が大好きな森宮依人君が紡ぐ切なく儚い恋愛ストーリー・・・。依人君は茉莉さんの正体を知りながらも、彼女に本物の”空”を見せてあげたいと願うのです。
そんな2人の前に茉莉さんを執拗に付け狙う謎の男が登場。どうやら彼女の正体に関係して、深い因縁をもっている様子。果たして依人君の望みは、そして茉莉さんの願いは叶うのでしょうか?


(作品について)
お話の舞台は長崎です。眼鏡橋や実在の建物がモチーフに使われ、長崎を訪れたことがある方なら思わずニヤリとしてしまう筈。キャラクター原案は七尾奈留さん。彼女のキャラクターが大好きなワタクシは、この時点で既に☆×4評価....異論ウケツケマセン。原案はKanonで有名な久弥直樹さん。非常に良く練られたストーリだと思います。声優さんはヒロインの四方茉莉さん役に能登麻美子さん。いつも明るい不思議少女役を好演しています。そしてもう一人のヒロインで、主人公の森宮依人君のお姉さんである森宮蒼乃さん役に中原麻衣さん。AngelBeats!の天使ちゃんを彷彿させる(いや、こっちの作品の方が遥かに古いんですが)ぽつりぽつり喋りキャラが実にハマっています。主人公のクラスメイトの妹で石月こよりちゃん役の清水愛さんも実に名演技。化物語で言う八九寺真宵さんの雰囲気と言えば解って貰えますかね? 他にもともかく個性的な声優さんが多く、すごく豪華な印象! 音楽は全部の曲が良いですね。作品に非常にマッチしています。だけどあえて上げるなら、OP曲では「colorless wind」(結城アイラさん)、ED曲の「mellow melody」(Ceuiさん)がお勧め。特に「mellow melody」は何度も聞くほど味の出る、ひじょ~に味のある神曲。ともかくお勧め!


(私の感想だよ)
先ず感じるのは登場する女性キャラ全員が個性的で可愛いと思いました。ヒロインの皆さんは勿論の事、クラスメイトの女子までもが個性的であり、とてもキャラクタが立っていると思います。なので、お気に入りの女の子を見つけられると、より作品に深く入り込むことが出来るかと思います。

お話は4話までは正直少しダルいです。但し5話から徐々に盛り上がりを見せますので、5話まで観られた上で視聴を止めるか判断される事をお勧めします。5話の内容で面白く無いと感じるのなら、多分その先を観てもやっぱり面白く無いかも・・・。(残念ですが) そしてお話は10話からは急展開。恐らく誰も予想できなかったであろう衝撃の事実が判明し、一気に最終話まで駆け込みます。

バトルシーンは圧巻です。特にR.O.Dよろしく紙を武器に使ったバトルは素晴らしい! 流星のように降り注ぐ紙の刃、そして剣への変化。一瞬で形作られ、そして崩れていく様相の変化。七尾キャラの可愛さと相まって、素直に美しい、カッコ良いと思える描写でした。


悲しい運命を背負ったメインヒロインである四方茉莉さん。彼女はいつも一人でした。ずっとずっと長い間一人でした。そんな彼女が始めた触れた人の温もり・・・。彼女は人の温もりの心地よさを知り、そしてそれを求めた。ただ人の温かさが欲しかった・・・。ただそれだけの事なのに、その事は思いも寄らない悲劇を生んでしまいました。
彼女は狙われ、そして恨まれる存在。でも彼女は自分の命を狙う存在に対してまでも思いやりを忘れなかった。そして最後まで優しかった・・・。
彼女の優しさがどうか全ての人に届きますように。そう思った私にとって、ラストは納得がいく終わり方だった様に思います。しっかりと彼女の思いが伝わった様に思えたからです。


人に優しさを伝えた四方茉莉さん。果たして彼女自身は幸せだったのかな・・・。 ううん!きっと幸せだよね! だって2人はこれからもいつも一緒だもの・・・・。






投稿 : 2024/06/01
♥ : 37
ネタバレ

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

過去と現在を結ぶ、幻想的で切ないストーリー

久弥直樹×七尾奈留によるエロゲ界で有名なライター&絵師によるオリジナルアニメ。
それなりに話題性は見込めたはずですが、やはり宣伝量が足りなかったかなあ。
同時期放送にグレンラガン、電脳コイル、DTB黒の契約者、らきすた、なのはStrikerS、などなど
そうそうたるラインナップの中に埋もれてしまったのも大きい。何かと不遇な作品です。

内容に関しても序盤の引き込みが弱かったのが痛い。
思わせぶりな描写ばかりでストーリーが進展せず、退屈感は否めません。
しかし5~6話辺りから、なかなかの盛り上がりを見せてくれます。
バトルシーンが蛇足という意見が多いですが、個人的には全然アリ。
作画もよく動くし、周囲の壁や柱を駆使した戦術など無駄に凝ってますw

「依人が茉莉に本物の青い空を見せる」ことがメインテーマではありますが
最後まで見ると依人の姉・蒼乃の救済の物語、という印象が強いですね。
もっと言ってしまうと、蒼乃が主人公兼ヒロインですw 中原麻衣の演技も絶品。
普段は無口で無感情な蒼乃が抑えていた感情を爆発させるシーンにゾクゾクさせられました。

敢えて描写を省くことで、視聴者に脳内補完させる作りになってるのが本作の特徴。
これは本作の美点であり、同時に欠点にもなっています。
キャラの心情や設定など必要以上に語り過ぎると安っぽくなってしまいますが
必要最低限の描写がなければ説得力に欠けるし、モヤモヤ感も残ってしまう。
エピローグが特に顕著。釈然としない人、綺麗に纏まったと感じる人に分かれるでしょう。

個人的にエピローグの存在は嬉しかったですね。
この作品、「折り紙」や「トマトしるこ」などの小道具の使い方が秀逸で
そういった小道具を見事に活かしたエピローグは、非常に切ない余韻が残るもので良かったです。
{netabare}ラストカットの、2つ並んだトマトしるこの缶。ベタですがこれは反則級の演出( ;∀;){/netabare}

OP/EDも素晴らしい。過去と現在を結ぶ、幻想的で切ないストーリーを引き立てています。
1話OPと最終話EDは特別仕様。冒頭とラストに相応しい雰囲気を与える心憎い演出です。

シナリオの完成度よりも、どちらかと言えば雰囲気重視。
傑作とまでは言えないけど、個人的にかなり好きな作品です。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 49

75.3 5 幼なじみで学園なアニメランキング5位
citrus(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (522)
2118人が棚に入れました
ギャルだけど初恋も未経験なjk・柚子は、親が再婚した都合で女子高に編入することに。彼氏ができない!と不満爆発の転校初日、黒髪美人の生徒会長・芽衣と最悪の出会い方をする。さらに、義理の姉妹になった芽衣と同室で生活することに・・・!?

声優・キャラクター
竹達彩奈、津田美波、藤井ゆきよ、久保ユリカ、井澤詩織、葉山いくみ

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

純情ギャル×黒髪生徒会長=×××

この作品の原作は未読です。
原作の掲載誌は「コミック百合姫」で、これまで「ゆるゆり」「犬神さんと猫山さん」「捏造トラップ-NTR-」などを輩出してきた雑誌です。
2018年春アニメで放送が予定されている「立花館To Lieあんぐる」もこの雑誌からの作品になります。

そしてこの物語の主役を演じるお二人…あやちと津田美波さんの組み合わせは今回が初めてではありません。
二人が主役若しくは準主役で活躍する作品…私の知る限り「モモキュンソード」「おくさまが生徒会長!」に続き、これが3作目になると思います。

あくまで個人的な私見ですが、この作品の様に女性同士が対峙する…というシチュエーションにお二人の声質が合っているから、集まるべくして集まったんだと思います。
コロコロ転がるようなあやちの声質と、津田さん演じるキャラの声質は水と油の様に共通点が見出せません。
だからこそ、この作品の様にキャラの心情を重視される作品には欠かせないんだと思います。
スタート地点はバラバラ…向かっている方向すら根本から異なる二人…
天と地ほどの差を表現するのに、声質は欠かせないと思うんです。

この物語の主人公は高校1年生の藍原柚子…母親が再婚して藍原性を名乗るようになった今どきのギャル風な容姿が特徴の女の子です。
母親の再婚に伴い、住むところも学校も変わった柚子でしたが、気合いを入れて身なりを整えて登校した彼女に待っていたのは、全身校則違反という洗礼…その学校は校則の厳しいお嬢様学校だったんです。

そんな彼女の前に現れたのが1年生なのに生徒会長を務めている藍原芽衣…
黒髪ロングの美人さんで清楚な出で立ちは柚子とまるで真逆…
何もかもが違う二人…ですが、親同士が再婚して義理の姉妹になった二人だったんです。

お互い「その他大勢」から身内としての「ただ一人の存在」に昇華した二人…
柚子のお節介なまでの優しさと、芽衣の凜とした言動を慕う存在を巻き込みながら柚子と芽衣の物語が動き出すのです。

言葉にするだけで良いのに…
一人の視聴者の立場というだけなら、きっとこの思いは払拭できないと思います。
きっと「その他大勢」同士の立場だったら、悩むことも苦しむことも無かったと思います。

でも、お互いの距離が近すぎると逆に言えない事もあるんですよね…
まぁ、二人の場合は各々を構成する人格が凝り固まっていたので、余計に事がややこしくなった点も否めませんけれど…。

だから二人を見ていると駆け引き…にすら行き着いていない事に気付きます。
自分と相手の立ち位置を理解して、次の一手を模索するのが駆け引きとするなら、二人ともお互い自分の事だけで精一杯なんですもん…

でも、そんなになってしまうのも理解できます。
これまで自分が経験したことの無い感情のコントロール…決して易しくはありませんから…
それに自分の領域の境界が曖昧だから境界線上でのせめぎ合いもできない…
人は知らない事に対して臆病になる…当然の事だと思います。

この堂々巡り…
これではいつまで経ってもお互いが噛み合う事はありません。
でも、お互いがもう少し歩み寄りながら理解し合う選択肢は絶対あったと思うのですが、これはだいぶお預けを食った気がします。

だから井澤さんや金元さんといった外乱には正直ちょっと期待しちゃいました。
何故なら直ぐに展開が膠着状態になるからです。
その原因は芽衣の言動だった訳ですが、振り返ってみると彼女の鉄壁の防御こそが彼女自身の最大の魅力だったのかもしれません。

だって、何人たりとも侵入することのできない彼女の絶対領域を守っているのですから…
逆に考えると、彼女の鉄壁の防御は彼女が心を許した人しか掻い潜る事が出来ない類のモノなんです。
それって特別以外のナニモノでもありませんよね。
彼女の燃え上がるような情熱…それに触れられるのは本当に特別な人だけ…
柚子と芽衣の気持ちはどこに向かっていくのか…届ける事ができるのか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、nano.RIPEさんの「アザレア」
エンディングテーマは、Mia REGINAさんの「Dear Teardrop」
nano.RIPEさんの曲は相変わらず痺れる曲ですね…
格好良過ぎて鳥肌モノでしたよ。
もちろん、カラオケでもチャレンジ済です。

1クール12話に物語でした。
感想して振り返ってみると、やはり私はあやちと津田さんの組み合わせが根本的に好きみたいです。
これからもお二人の共演を楽しみにしています。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22
ネタバレ

一言 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ストーリー展開とキャラの描写がダメ

一言で言えば、キャラクターの考えてることが理解できないアニメ。


タイトル通り、ストーリー展開とキャラ描写のことは後程記載するとして。
きらら系の女の子が仲良くしてるゆるい百合が好き…くらいなライトな百合好きオタクには濃厚すぎるかもしれない。
百合というよりガチレズ、そんなアニメです。


しかしレズ依然に展開が無理やり過ぎてギャグアニメと化してたり、ただ単にエロ描写を描きたいだけのストーリー展開がめちゃくちゃなアニメだった。


※ここからはこの作品に対する愚痴のようなもので、オタク特有の早口な作品に対する批判()なのであまり推奨しません。
{netabare}
例えばゆず。
メイにキスしたいだの、告白したいだの、レズ漫画買うだの、女のメイが好きなことを自覚したうえでの行動だったくせに、いきなり最終話間近で「やっぱり姉妹のスキンシップとしてはやりすぎだと思うんだ…」とか今更すぎて…。

もっと早い段階でぶつかる問題では…?
もはやこのタイミングでこんなこと言うの意味がわからなさすぎる……。自分からいろいろとメイに積極的に関わろうとしてたくせにここでそれ言うか?

女同士はおかしいからやめようという葛藤を描くなら、もっと序盤ですべき。
{/netabare}

話の持って行き方が唐突で、キャラクターの考えてることが意味不明になっている…。

{netabare}
メイも、ビッチ生徒会長を描きたかったんだろうけど、初っ端からゆずにキスしまくったり、ことあるごとにちょっかいかけている理由がほしい…。
最後の最後までゆずをいつ好きになったのか理由がなかった…。
{/netabare}

描写がたりてないと思う。感情移入できないどころか何考えてどうしてそんな行動を取るのか理解できないからもやもやしてしまう。

{netabare}
あと双子姉妹も登場した意味なかったな…。
修学旅行回は特に謎。
双子姉はただふりまわされただけだった。
メイはなぜクリスマスに拒否られただけで、ゆずをあそこまで完全拒絶したのか、しかもすんなり双子姉と付き合うことを承諾したのか謎すぎる。

クリスマス回といえば、そもそもゆずがメイを受け入れなかったのも意味がわからなかった…。あそこまでメイを求めていたのになぜ今更拒否する?理由がほしい。(序盤なら拒否するのもわかるけど…)

ビッチ中学生もあんなに執着してたのにあっさり改心するからつまらなかったな。
双子の新キャラをいれて意味不明な展開をやるより、ビッチ中学生と人悶着やるのをていねいに描いたほうがよかったのでは。


クリスマスの夜以降、メイがなんであんなに塩対応で、もう話すこともないとか、関わるなとかいってたくせに、最後の最後でころっとゆずの返事をオーケーしたのか、理由付けがないし、まじで意味がわからない。

それに、ほんの一時的に付き合った双子姉と別れることになったとき、あなたを失いたくない…とか言ってたところは本当に意味がわからん。
出逢って間もなさすぎるのにいつそんな重い感情生まれたんだよ…てかゆずにすらそんなこと言わなかったのに……。
{/netabare}


感情移入どころかキャラクターの行動原理が謎だから話としておかしすぎる。
それが気になって仕方がなかった。


ただ、レズなら何でもいいと言う人や、ストーリーの粗探しも含めて楽しめる人ならいいと思う。一話を見て判断してみてはどうでしょう。

ツッコミどころあってニヤニヤするというよりは、鼻で笑う感じ。


ボロクソに書いたんですが、どんなことをやらかしてくれるのかという意味では楽しめたし、ここまで頭のぶっ飛んだレズアニメを見たことがなかったので新感覚な感じで楽しめました。

二期があれば見るとは思う。
やらないと思うけど。
{netabare}
個人的には、はるみんとゆずが絡んでそれをビッチ中学生が掻き回す感じのストーリーのが面白かったんじゃないかなぁと思う。
まあ要するに、ストーリーの展開+メイメイの考えてることが見えにくすぎてもやっとしたんですよね!
{/netabare}


opとED最高に好きです。
あと、竹達のギャル演技、とても良かった。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

2話までの感想
{netabare}マリみてっぽい作品なのかなーと思ってたら、島津由乃似のキャラが出て、それが隠れギャルで…って、そこまではいい。
けどそこから更に、その由乃似キャラが巨乳って設定で…。
くっそwwwww由乃が巨乳ってだけで爆笑してしまった。
その後ユズが由乃の真似をしてスマフォ胸に挟もうとしてストンと落とすのも笑えたけど、巨乳由乃のほうでずっと笑いっぱなしでした。
我ながら自分自身の笑いのツボがようワカラン。

内容の方だけど、良かれと思ってやったことが迷惑になるってネタは好きです(正確にはそれに纏わる葛藤ね)。
ってよりも祥子もといメイが妙に男っぽい気が。
「そのうるさい口をキス塞いでやる」って感じよね。
どこまで本気なんだか現時点では分からないけど…むしろそれでユズが本気になり始めてしまった、って話なんだろうか。

学園長とのゴタゴタの件で一番悪いのは放ったらかしにしてる親父な気がする。
2話で飛行機出てたのでそのうち登場するのかな?
ユズは自分の出来る範囲でよく頑張ってると思うが、いかんせんアウェーが過ぎる。{/netabare}

6話までの感想{netabare}
↑で懸念してた親父、やっと登場してくれました。
兎に角とっとと登場させて「立ち位置」をしっかりさせてくれないと…理事長とのゴタゴタの件とかの時が顕著だったけど、作家に便利なデウスエクススマキナに使われそうで気が気でなかった。
理事長が都合良く倒れてくれる時点でデウス~もヘッタクレも無いけどね。

そしてやっぱりキャラの思想の根底が妙に男っぽい。
親父は学園を継ぐつもりが無くて、そんな中祖父が倒れて「自分が継がなきゃ」となって業務をこなすとか…男女差別と言われそうだけど、どうにも男っぽい。
それよりも家を継げる優秀な男を婿に迎え入れようとする方のが「らしい」気がして、そう考えると序盤出てた元許嫁って性格はどうあれ経営だかは優秀だったんじゃないの?となり、簡単に婚約解消してしまったのはなんか勿体ないような?
学園存続をとるかアイツ許せねぇをとるか、葛藤するエピが欲しかった…っていうか必要だったんじゃないかな。

前々から思ってたんだけど、これって少女マンガのホモホモしたやつの性別をまるっと入れ替えたものなんじゃないか?っていう印象。
といって自分詳しくないんだけど、風と木の詩とかそんな系…ってかそれ読んだ時は「これ全員中身女性じゃん」と思ったもんですが。
…って、あれ?そうだとすると逆輸入ってよりも元に戻ったってことか?
あれれ、なんか混乱してきた。

で、話戻って親父の件ですが、それまで旅客機がちょくちょく映るシーンがあったのだけど、「実際よく戻ってきてたけど顔合わせ辛いので様子見て帰ってた」ってことの伏線だったと判明。
これは気付かんかったわー。
そしてもう一つ、母親一体何者?どこで知り合った?ってのも謎だったんだけど…6話後半に建設現場の現場監督みたいなことをしてまして。
え、そんな仕事?と一瞬ビビったけど、ああ、母親はかつて海外の学校建築に携わってたってことかな?そこで親父と出会った、みたいな。
合ってるかどうか知らんけどねー。
ちゃんとそういう設定っていうか伏線貼るのであれば、理事長が倒れる時も数話前から最近体調が良くないとか描けなかったのか?と不思議でならない。
見落としでもあるのかのう。


余談
副会長がなにかと蚊帳の外扱いで不憫。
声優は清水愛か?と思ったら久保ユリカでした、全然違うじゃーん!
魔法少女くるみで「バカっぽい演技上手いなー」とチェックしてたつもりだったんだが…こ、これはストパニの影響を引きずってたんだ、そうに違いない。
と思ってたらくるみ並にきゃろ~んとした声の新キャラ登場で「久保ユリカにやらせりゃいいじゃん」と思ったらそっちはヘボット…っていうかナナチの井澤詩織でした。
恥ずかしながら、少女終末旅行でユーリ(久保ユリカ)をナナチの人か?と勘違いしたことがありまして…やっべ、頭混乱してきた。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7

69.8 6 幼なじみで学園なアニメランキング6位
ウマ娘 プリティーダービー Season 3(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (191)
509人が棚に入れました
これは別世界から受け継いだ輝かしい名前と魂を持つ“ウマ娘”の物語。 幼い頃にトウカイテイオーの奇跡を目に焼き付け、 自身もそのキラキラした光景に飛び込みたいと願うキタサンブラック。 そんな幼なじみの夢をすぐ傍で応援しながら、 己の使命を果たそうともがくサトノダイヤモンド。 強大なライバル、抗い難い運命などが立ちはだかる中、 信じる仲間の言葉や人々の声援を背に受け、 今、キタサンブラックは夢に向かって走り出す!
ネタバレ

wkr さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

覇権の自信は何処から...

個人的総評
{netabare}
放送前から史実では目立っている馬も多いし1クールじゃ2期より出来は劣るだろうなと不安があったが、自分の不安はまだ甘かったのであった。1期はコミカルなノリとスポ根のバランスが良い雰囲気でライバル達や(スズカ以外の)スピカメンバーのキャラ描写の不足という悪い部分はあったが、夢を追うウマ娘達の努力や友情を爽やかかつコミカルに描き、我々の見ることの出来なかった夢をも描いていた。2期は少し内容が重くなるが、幾度夢を絶たれようと諦めないトウカイテイオーや周りのウマ娘達の栄光を史実とうまく絡めて描いていた。悪い部分は終盤辺りで露骨な感動路線に走った事とラスボス的立ち位置のビワハヤヒデのキャラ描写不足、好みが別れるギャグシーンなど。だが、結果的に出来は良く、特に10話の構成は史実とストーリーのの絡ませ方がとても巧みで素晴らしいものとなっており、1話の出来はトップクラスである。どちらも最終回後にはポジティブで希望感があり、素直に面白かったと思えることができた。3期はストーリー前半は主にキタサンブラックがキャラ達と関わり努力し、後半キタサンが自身の衰えに抗い奮闘する姿が描かれる。主なストーリーは決して悪くはなく、11話からの展開は賛否あるが、個人的には10話のレース結果をうまく理由付けして展開自体もアニメウマ娘では目新しかったのである程度は評価したいと思っている。2話のネイチャが励ますスポ根展開も熱く、6話のサトイモ回は日常描写から掘り下げまで仕上がっており、レース描写も丁寧、1話分で綺麗にまとまっていてこの作品の中では1番面白く感じた回であった。10話前半の学園祭パートはボイスは少ないがアプリ内の様々なキャラを見ることができてウマ娘ファン的には盛り上がった。だが結果は1期と2期の悪い部分の詰め合わせに更に悪い部分を足した形となった。最終回後はまずまずの残念さと違和感が残り、自分なりに改善点を思案することだけであった。※以下問題点

①キャラ描写 ()が多くて申し訳ないです...
→今作はキャラ描写の不足が多く、盛り上がるはずのシーンも盛り上がらなかった。サトノクラウンはほぼサトイモの付け合わせでまともに描かれもせず、サプライズで登場したドゥラメンテは放置気味、シュヴァルグランは姉妹に対するコンプレックスが描かれていおり、別のベクトルで来るかと思っていたら唐突に矛先をキタサンに向け、何故か掘り下げを活かさない。1期2期共にチームや主人公の為に奮闘し、テイオーの怪我を見抜いたりレースを解説したり、様々な活躍をしていたトレーナーも大した見せ場はなく、4話では何故か🍚とブルボンを登場させマネージャー役にしてしまう。解説も的外れ。おまけにスペちゃんはですねbotでサウンズオブアースはモブに成り果てる始末。キタサンと他キャラとの直接的な描写も基本的に乏しいため、発言や行動に違和感が生じることも多々(スペちゃんが分かりやすい例、商店街の人達じゃなくスピカメンバーとの絡みをやっとけばマシになったのでは)。
特にダメだったのは、主人公が好きになれないキャラだという点。失礼な発言(ゴルシに対する発言、誰!?など)やキャラ設定とアニメ内での描写が乖離している(設定: 明朗快活で明るい人情派ウマ娘 困っている人を見れば助け、悩んでいる人には話を聞き、たくさんの人に慕われる
実際:アニメだけでは明朗快活な印象はあまり残らない 発言や行動により人情派か怪しい 商店街の人達を一応助けてはいるが他人に頼る描写が多い 慕われているような描写がない)
こと、最後まで勝つ目的が曖昧、など。アプリストーリーも見ましたが、キャラ設定通りの良い子で少なくともこんな嫌味なキャラでは無いしアプリとアニメがどうにも自分の中では割り切れない、2期の頃のキタちゃんを返して。。
対してライバルのサトノダイヤモンドは勝つ目的がハッキリとしており、キャラ設定通りの魅力的なキャラで製作陣は主人公を選び間違えたのではないかと疑いたい。1期2期RTTT共に作品を楽しむことが出来た要因はメインのキャラに魅力があったことが大きいと気づいた。
↓キャラ設定の引用元
https://anime-umamusume.jp/character?i=satonodiamond

②史実描写
→アニメウマ娘での醍醐味といえば、史実をうまく絡めたストーリーだといえるが、今作は過去作ほどのものは観ることが出来なかった。まともに描いていたのは小ネタ程度でレースは勿論前作に劣り、史実ガン無視のピークアウト設定や天皇賞秋は言わずもがな、個人的にピークアウトはストーリー的には悪くはないと最初は思ったが後々ボロが出てしまう。

③センスを疑うレベルのギャグ
個人的な好みかもしれないが、基本ギャグがつまらない。また、2期でも気に触るようなギャグがあったが今作はそれをも遥かに超えてくるものが5話に。「誰ー!?」は酷すぎて流石にギャグセンを疑う。他にもシュヴァルグランのフォーク(食事シーン)、ネイチャのG1 0勝を無意味に擦るシーン。元ネタの馬に対するリスペクトが足りてないのが残念。

④ストーリー
局所的にスポ根として良い部分はあったが全体的にはスポ根物として昇華出来ておらず(キャラ描写不足含め)尺不足が目立つため史実云々抜きに鑑みても単純にあまり面白くない。史実ベースの部分は仕方ないとは思うが、目的が決まる回は早めにしておいた方が明らかに良かったし、よくアニメ内で話題に挙がっていた凱旋門賞を新聞で流したのは特に残念。最終話で無理に感動路線に入ってしまったのもダメだった(私は2期最終話でも露骨な感動路線に入り少し萎えました。露骨過ぎるのがダメです。この監督さんはもう感動路線をやめた方が良い)。レースシーンは前作ではあったはずのレース解説やレース中の心理描写はほぼないせいで見応えがなく、重要なレースをモブが勝つことがあるのがイマイチ締まらない。また、退学したモブ、ルービックキューブ等の伏線?も放置されている(リハビリ後のドゥラメンテはアプリであるのかな)。
作画はスタジオ櫂なだけあってクオリティが高く、日常パートは勿論、レースシーンはカメラワークが比較的キレが良く、アニメーター殺しの勝負服をしっかりと綺麗に動かしている。最終回のライブシーンは流石の出来栄えで最終回で唯一の美点であった。個人的にはedが好きで、このコンテンツらしい明快で疾走感溢れる曲調とポジティブでポップな歌詞、そして色鮮やかで愉快なシーンとキャラ解像度の高い可愛らしいイラストに目と耳が癒された。{/netabare}

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感想

1話
{netabare}キタちゃんの皐月賞時の反応が気になっただけで他は良いと思いました。最後の反応との対比をつけたかったのかな。それとドゥラメンテが来た!一期のブロワイエみたいにアニオリでもいいけどやっぱり実名で出てくるとテンション上がりますね(*^^*)レース中のカメラワークはキレが良く作画も相まって出来が良かったです。勝負服をしっかり動かしていたり、作画も二期に引き続き高クオリティ。モブの使い方だったりも良くも悪くもこの作品らしいなとも思います。それと小ネタが多いwドゥラメンテ勝利後の奇声は笑いました。ストーリーについて、話が皐月賞から始まるのは意外でした。2期と比較して鑑みるとまずはキタちゃん達メインキャラの日常風景でキャラやキタちゃんの現状を描いてから皐月賞となるはずだと思ったのでキタちゃんやサトイモ以外のキャラでも何かしらするのではないかと予想。皐月賞以前のキタちゃんの経緯は過去回想(あれば)か脳内補完かするしかないですね。日本ダービーでキタちゃんがドゥラメンテに追い抜かれるシーン、憧れているテイオーの様に追い抜かれされたから絶望したというように描かれていて良かったです。
追記 リアルスティールが実名で登場してないのは少し悲しかったです...ちゃんと実力ある競走馬だったし立ち位置も絶妙だと思うのでキャラ達と絡ませて欲しかった...{/netabare}

2話
{netabare}opとed公開しましたね。opは力強くて映像も面白くて、edは曲調が明快で良いですね。特にed映像は色使いがとても良くて好きです。話とリンクした演出も良かった。個人的に一期ed好きなのでその人が担当してるのは嬉しいです。twitterで見ましたがedの黒背景で黄色の星の前に立ってるキタちゃんの絵、史実ネタなの全く分からなかったです。op映像は色々と詰め込まれていて観ていて楽しかったです。新キャラみたいなのもいましたね。姉妹かな?話は変わりまして、内容はキタちゃんの掘り下げとネイチャがキタちゃんを応援する感じの話でした。二期は一期やOVAの内容やキャラ描写がそれほど関わっていなかったので、三期でネイチャが関わってくる展開は意表を突かれました。スポ根らしい展開良かったです。これから三期を見る場合、二期は必修ですね。史実ではキタちゃんは1話(日本ダービー)の後セントライト記念に出ますがカットでした。野暮なことを言うと、キタちゃんが菊花賞に出る前にセントライト記念勝ってるのに落ち込んでるのは個人的にはうーんこのといった感じ。菊花賞の史実ネタ要素はカットが多かった印象ですが尺的に無理なら仕方ないかと。ネイチャがアイキャッチでアプリの衣装着てるサプライズ嬉しかったです。内容にも沿ってるのも粋。{netabare}史実ではドゥラメンテはこの後海外の重賞と宝塚に出て引退してしまいますが、引退の後の展開はどうするかが見所だと思ってます。{/netabare}{/netabare}

3話
{netabare}レビューを書いたのが観てから三日後なのでうろ覚えですが。。3話はサトイモデビューとゴルシ引退の回だったと思います。冒頭、確かサトイモのデビュー&初勝利記念でパーティーしてたと思いますが、シュヴァルグランのキャラが(アプリと)違う!?となりましたw一応アプリはプレイしてますが、弱気なキャラな印象だったので。キタサンもなんだか性格悪い?wゴルシとの会話で生意気だったのが気になりました。二期でもそういうことありましたし、アニメの世界線はアプリのパラレルワールドだと考えれば問題ないでしょう。サトイモの場合はアプリでのトレーナーがいないのでキャラが違うのは必然的だと思ってます。サウンズオブアースはカノープスなのかと思いましたがよく考えなくともG1未勝利なので話に関わってくるとすればカノープスくらいしか思いつきませんね。有馬記念の途中、みなみとますおの隣に来た二人組は誰か全く分かりませんでした。個人的に3話で一番印象に残ってることはやはりオルフェーブルとジェンティルドンナの名前が出てきたことです。まだ3話なのにサプライズが多いですね(歓喜)オルフェーブルは初期設定があまり定まってない頃のPV https://youtube.com/watch?v=HYrVKLBhitE&si=vyt7cQnEGzW4Wk_I ではマスク付けているキャラデザでしたけど、7年ほど経っていると流石に変わりそう。そしてラストシーン、キャラ付けの為に持たせていたルービックキューブに意味を持たせていたのがすごく良かったです。ゴルシの最終直線のシーンが儚げで好きです。{/netabare}

4話
{netabare}修行回。ブルボンとライスが取締役で、2期の内容を活かしてちゃんと修行してたキャラを使うのは良かったけどトレーナーの役割が2期と比べて減っているのが気になるところ。レース前まであの練習続けるのはまずくないか?的なことをコメントでツッコまれてましたwサトイモの皐月賞、マカヒキ登場してなかったですね。許可取れてたら日本ダービーで登場するかなと予想。サトイモの日本ダービーを観ていて下さいの発言は当時、皐月賞よりも日本ダービーの方が本命だと考えられていたようなことから来たんでしょうか。キタちゃんは元気をもらったみたいでしたけど、そのシーンは個人的にあんまりよく分からなかったです。。ライスの朝食はパン派設定やパワートレーニング等アプリからの逆輸入もあり、温泉が馬用だったり史実ネタも健在で結構楽しめました。サトイモはやっぱり睡眠妨害されてるのかw{/netabare}

5話
{netabare}やっとドゥラメンテが喋った!想像通りの声で嬉しい。マカヒキ出ませんでしたね..ドゥラメンテ菊花賞見にきてたのにキタサン知らんのはおかしいやろ。マリアライトも、「誰!?」は流石にないな。登場してないのは尺的に無理があるというのは重々理解はしてますが...リバーライト、声可愛いw現時点でキタサンが宝塚なんで思ったよりもレース消化がスローペースで尺が心配になってました。この後もG1G2ばかりですし、他のキャラも描くとするとどれかのレースが雑になっちゃうかな。個人的には天皇賞春でシュヴァルグランとのライバル関係をしっかり描いて欲しいところ。ドゥラメンテがキタサンを認知してないのも無理があるような気もしますが(キタサンもマリアライトを誰扱いしてましたけど...)、ラストのシーンの土台としては良かったと、キャラとの関係等その辺りの作りはガッツリスポ根で流石だなと思います。欲を言えばサトイモの靴はもう少しボロボロに描いて欲しかったです。スズカさん、4話では少し見せ場あったのに今回そうねしか言ってない。。ここまでスイープトウショウ登場なし、まさか登場しない?
追記 つべで目にした「他ウマ娘を軽んじるキャラにして欲しくなかった」(多分キタサンとドゥラメンテに対して)というコメントがその通りだなと感じました。史実では素晴らしいドラマや輝かしい実績を持つ名馬が数多くいるわけで、その名馬でも尺等の都合上仕方なくモブ扱いにせざるを得ない馬がいるのは理解してはいますが、モブ扱いにした上での描き方も他により良いものがあったのではないかと思ってしまいます。元ネタが実在するからこそもう少し敬意を払って思慮深い描き方をして欲しかったです。{/netabare}

6話
{netabare} 木曜日にインフルにかかってしまったので観るのが遅くなりましたw肺炎になったりもするのでお気をつけて。
サトイモ良かったですね。現時点で1番楽しめた回だったと思います。今回はレースシーンが凄かったです。作画の書き込みも圧巻でモブがサトイモをマークしている所もしっかり描写していて、我々ファンが観たいのは熱いレースシーンなんだなと実感しました。前半はジンクス破りのくだりをコミカルに描いて、後半はサトイモの苦悩を掘り下げる、上手く1話でまとまっていて面白かったです(5話がそこそこ酷かったので尚更)。キタサンだけならまだしも他キャラも掘り下げるとなると本格的に尺が心配になってきました。4,5人ちゃんと掘り下げれるか?{/netabare}

7話
{netabare}ライバル回。2人のライバル描写が不足気味に感じたので次の天皇賞春回で描写作って存分に発揮してもらいたいけど、そうするとシュヴァルグランがどうなるか。。一応少なからず描写されてはいるからどう演出されるかわからないです。大阪杯はサラッと流されると予想。2期はキャラ描写の取捨選択が凄かったんだなあと改めて思いました。{/netabare}

8話
{netabare}キタサン目標決定回。なぜ走るのかという目標が決まったのは良いとして、それを序盤辺りでやれてたらなという感じです。目標も漠然としてながらG1三勝してるのがなんだかなぁ、となってしまうので。尺の心配はいつも通りとして(今回レースして無いんだよなぁ...)、今作は謎のネイチャ推しが目に余りますね。1シーン凄く可愛かったですけど、流石に今回の話はネイチャは必要無いんじゃないかなと思いました。キタサンのキャラもなんだか悪い方向に向かっていってるような...商店街のシーン、泣いてから他キャラを困惑させてから去っていくのがそうじゃ無いんだよなぁ、気の利いたセリフとか言って欲しかったのが本音。少し失礼なやつみたいに描かれてるのが不憫に思えてきます。
8話の話題からはそれますが、3期はEDが特に好きです。1期の方がデザインしてるのもあって色使いが鮮やかで3期の雰囲気に沿った愉快な映像で、キャラが並んでいるシーンもキャラの解像度が高い。スズカさんが少し照れて腕が控えめになっているのが好きです。{/netabare}

9話
{netabare}大阪杯は案の定サラッと流されましたが、今回の内容がすぐ入ってくるので悪くは無い冒頭ですかね。カレンダーに絶対見に行く!って書く商店街のおっちゃんが可愛かったです。前半日常描写、後半レースと綺麗に分かれた構成でしたが、今回キタサンがレコード勝ちするので個人的には前半は練習描写メインの方がしっくりきたと思います。風景は綺麗でしたけどね。キタサンとサトイモの関係が次第に友達→ライバルへと変化していく描写は良いと思いました。レース後に悔しがるシュヴァルグランがキャラ性がよく感じれて良いなと思った描写でした。あと3〜4話しかないですが、シュヴァルグランだけでもどうにか頑張って描いて欲しいものです(ジャパンカップでそろそろ?)。どうでもいいかもしれませんが、レース終わった後すぐ話すのじゃなくて別の場所で話して欲しいです。レース後の高揚感だったりの演出かもですが、2人だけでいる時の方が親密というかしっとり感があって好みです。今回は特殊edで曲がambitious worldでした。好きな曲ではあるので少し嬉しかったですけど、今のedも好きなので複雑ですw{/netabare}

10話
{netabare}学園祭パートではアプリではお馴染みのキャラが多く登場したり、スピカメンバーが執事喫茶してたりと特に楽しめました。アニメで見る別衣装もアプリのクオリティと遜色なく描かれていて満足でしたが、スイープトウショウが出てこなかったのが唯一残念でした。レースに何故負けたかは風邪など体調の乱れのように描かれてましたが、武豊騎手も分からないと言ったりしてたのでその辺りの理由付けは頑張っていたと感じました。次の回でも負けたこと引きずりそうな切り方だったのが気になりました。キタサンが学園祭の実行委員に決まってからすぐに学園祭当日まで描かれたり、いつのまにか風邪になっていたりと今回は少し駆け足だったような印象を受けました。11話で凱旋門賞(サトイモ)はほぼ確定だと思うので12話では天皇賞秋かジャパンカップ(シュヴァルグラン)かな?もし13話あるとしたら何とか収まりそうな感じですかね。制作陣の方々には頑張ってもらいたいです。{/netabare}

11話
{netabare}賛否両論になっているのは知ったうえでの感想としては、10話の展開を納得いかせる為に上手くやってたなという感じです。出遅れで天皇賞を勝った物凄いレースなのにも関わらず落ち込むというのは引っ掛かりますが、最終回の布石にしたいんでしょうね。作画も良かったですし、史実の原因がよく分からない9着をよく落とし込んだなと少し感心しました(忘れっぽくなってるのはやりすぎとも思いますが)。レースはいつものうおおおおでクラウンがここだ!といって内側に入るシーンはどうしてそうなったのかwwアニメだけだと理由が分からないんですよね。ですが作中でも言っていた凱旋門をサラッと流したのは残念でした。完全にキタサン中心で進むつもりなんでしょうね。サトイモ主人公の方が良かったんじゃと思ってますw(最後のレース負けちゃうけどスペちゃんみたいな後日談的な展開にしてとか)。史実ではピークは引退まで来てなかったんじゃないか?という疑問は浮かびましたし批評が出るのも納得ですが。個人的には史実はあくまでもベースであって大体はレース結果と史実ネタを正しく扱えばいいかなと思いました。ですが、1期2期はもっと当時の空気感だったりも忠実に描いていたのでその辺りは残念{/netabare}

12話
{netabare}シュヴァルグラン回、見せ所は思ったよりもスポ根らしくて良かったです。大好きは少しオーバーじゃないかと思いますが、それと勝った後の表情が好きでした。掘り下げも効いてましたが、姉妹に対するコンプレックス描写しかなかったので今回急に対象がキタサンに向いたのが少し気になった所、姉妹描写あんまり必要なかったような...他キャラ(今回はスペとサトノクラウン)の絡みの描写も薄いから泣いていたり引退寂しいと言っていると本当か?と少し思ってしまう。実際には2年くらい経ってはいますが。セリフや行動に至るまでの描写が足りてないんですよね。ピークが過ぎた設定も良くない方向に作用したかな、シュヴァルはキタサンに勝ったのだけどもピーク過ぎたキタサンだからといったようにでそれで良いのか?となるような。スちゃんはロイスアンドロイスということで、ここまで引っ張る意味はあったか謎ですが、声も合ってると思いますし解説?シーンも好きでした。ところで、アニメキタサンのナチュラル畜生描写は狙ってやってるのか?(今回だとバナナの箱のシーンが気になりました。){/netabare}

13話
感想書くのが面倒なので省略しますm(._.)m
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11月26日
今日のジャパンカップが凄かったのでここにきましたw一着はやっぱりか...でした。しっかり枠内(二着)に食い込んでくるリバティアイランドは流石ですね。パンサラッサの大逃げカッコよかったです、が他が強すぎました。住んでる地域が近かったら現地で観てみたかったです(田舎住み)。レース後にイクイノックスとリバティアイランドの騎手同士が握手し合うのが5話の内容と奇跡的にリンクしていたのも印象的でした。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10
ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

原作者サイゲームスがアニメ製作に口を出した影響?

本作は、国民的演歌歌手北島三郎さん所有(※厳密には大野商事)でGⅠを7勝した史実の競走馬キタサンブラックを「ウマ娘」として擬人化した物語である(2024.1.15、最後にキャストトークのリンクを追加)。
「ウマ娘」シリーズとしては、1期スペシャルウィーク、2期トウカイテイオーに続く3期として制作された。

ウマ娘は、レース後、ウイニングライブと称して勝ったウマ娘たちがステージで歌って踊るのだが、そのネタ元の1つは、キタサンブラックが2015年の菊花賞で初GⅠ制覇したときに、北島さんが「まつり」を歌ったことだろう。
という繋がりもあってか、本作では、北島さんがアニメのシナリオを事前に見ていたり、アニメに対する応援メッセージを送っていたりする。

本作は、このような馬主の全面的なバックアップ、アプリゲームを中心としたライブ・漫画・アニメなどメディアミックス展開されるウマ娘の人気、1、2期がスポ根ものとして好評であったこともあり、アニメ監督曰く今季の覇権を狙いにいった作品であった。

しかし、本作は、お世辞にも覇権アニメとはいえない結果に終わってしまった。もっとも、特にリアル競馬ファンから酷評されているが、様々なアニメを観てきた身としては、1、2期に比べて見劣りするものの、作画や音楽面はむしろよくなっており、名作ではないけれど酷評されるほどでもないと思う。ただ、ストーリーについては、これまでの忠実な史実路線を継承したとは言い難く、掘り下げもあまりないので、高評価にはしていない。

そこで、今一歩となってしまった原因をウマ娘のアプリゲームのユーザーとしての視点も交えつつ、できるだけ客観的に見てみようと思う。


【本作の事情を考察(ネタバレ有り)】
{netabare}【過去作によるハードルの上昇】
1、2期、それに引き続いて作られたナリタトップロード主役の短編『ROAD TO THE TOP』が好評だったこともあり、3期に対する期待が高く、ハードルが上がっていた。

したがって、本作は、期待の裏返しではないが過剰に低く見られている傾向はあると思う。

なお、特に2期は、いわゆる円盤の売り上げが20万枚を超え、『エヴァンゲリヲン』を抜いて歴代1位となっている。もっとも、これは、メディアミックスの強みともいえるが、アプリゲームの課金アイテムのおまけがついていることで、おまけ目当てでの購入が相当数いる点に注意が必要である。


【本体であるアプリゲームの人気の凋落】
3期の制作が決まったのは、メディアミックスの中心であるアプリゲームが「覇権」といわれる絶好調期であり、親会社であるサイバーエージェントの株価が今よりずっと高かった頃の話である。

しかし、現在の状況は、中心となるアプリゲームの人気の凋落が著しい。
例えば、ウマ娘のゲーム攻略動画をあげていたyoutuberが再生数の下降を敏感に感じ呪術廻戦のアプリゲームに鞍替えを始めたり、また、主力ゲームであったウマ娘の売上が大幅に下がる状況を見て2400円弱あった株価が800円前後と最盛期の3分の1まで下落している。

このような状況の急変を読みきれなかったことが、根本的な原因だと思われる。

本作は、過去作と比べて、チームスピカの面々やトレーナーとの絡みが少なくなり、過去作やゲームに出てくるキャラまたは登場予定のキャラの出番を増やしたシナリオ作りになっている。

また、本作では、過去作と違って、アニメとゲームでのキャラの実装を連動させており、ゲームの販促という側面がアニメ制作に大きな影響を与えていたことが予想される(要するに、サイゲームスがアニメとしての内容よりゲームの販促を重視した可能性がある。)。

これは、過去作やゲームの既存ファンにとって嬉しい作りであり、ウマ娘が大人気コンテンツであることを前提とした作りといえる。
しかし、現状は、その人気に陰りが見え、新規ファンの獲得が重要であっただけに、たくさんのゲーム内実装キャラを広く浅く出すことより、少ないキャラを掘り下げて新規に興味を持たせることが必要だったのではないか。

この辺りのズレが、本作が覇権に至らなかった一番の原因だと思われる。


【キャラの掘り下げ】
まず、ゲームに登場するキャラを優先してしまったために、ゲームに実装されるキャラがアニメの内容と関連が薄いのに登場したり(例えば、世代の異なるナイスネイチャ、ロイスアンドロイス)、ゲームに登場しないキャラの扱いが雑になったりしてしまった(例えば、ゲーム内に登場しないキャラがレースで1着になった際にキタサンが「誰!?」と言って物議を醸した。)。

次に、ゲーム内のキタサンブラックの紹介文には、「困っている人を見れば助け、悩んでいる人には話を聞き…たくさんの人に慕われる優しい子」とあるのだが、本作では、商店街限定の人気であって「たくさんの人に慕われる」という描写ではなかった。
史実のキタサンブラックは、必ずしも優良とはいえない血統(買値は350万円、ちなみにサトノダイヤモンドは2.4億円)からの活躍や馬主の影響もあって、まさに国民的な人気があっただけに、この辺りのストーリー構成や掘り下げ不足は、他に時間を割いた弊害ともいえる。

また、これまでキタサンブラックの幼馴染として2期終盤に出てきたにも関わらず、サトノダイヤモンドとの絡みがあまりなかった点も描写不足とされている。

これらも、私は販促を重視して他のストーリーに時間を割いたことによる弊害だと思っている。


【キタサンブラックの引退描写】
上と関連するが、キタサンブラックは、本作のように競走馬としてのピークを迎えて引退したのかという点が物議を醸した。

これには、競走馬特有の引退事情がある。実績のある競走馬は、レースの賞金で稼ぐより種牡馬とした方が安全かつ安定して儲かるため、必ずしも力が衰えたから引退するわけではない(最悪レース中に骨折して死亡する場合がある。)。
例えば、キタサンブラック産駒で先日行われた2023年GⅠジャパンカップを制し引退したイクイノックス。その2024年度の種付料は、2000万円で日本競馬史上最高額となっている。

史実のキタサンブラックは、最後の3レースを1着(天皇賞秋)、3着(ジャパンカップ)、1着(有馬記念)で終わっており、特に秋の天皇賞は、台風が近づき走ると水しぶきが上がるような不良馬場の中、スタートで出遅れての1着という力強い勝ち方であった。
したがって、リアル競馬界では、もう本当に限界だと思われていて、有終の美を飾るかのように有馬記念で1着になったという感じではなかったため、ピークアウトして引退したとするアニメの描写についてリアル競馬ファンからの批判が根強い。

ただ、アニメの描写としてみた場合は、前年に引退した同じチームスピカのゴールドシップと関連付けたかったと思われること(ただ、ゴルシは明らかに衰えを感じる引退レースだったため、関連付けることに賛否がある。)。また、力が衰える前の種牡馬入りをアニメとして表現しにくかったこともあると思われる。

もっとも、ウマ娘の引退に関する設定は、世代の異なる競走馬が一緒に存在している以上、そもそもガバガバにしなければならないという大人の事情もある。

したがって、この辺りの設定が詰められておらず、この設定の曖昧な部分の弊害が出たともいえる。


【レース描写】
最後に、レース描写は、期を重ねるごとに段々進化していると思う。
ただ、ゲーム内で実装されているか否かでキャラの扱いに差を設けてしまったがために、ウマ娘同士の駆け引きが限定的になってしまった。

また、全力を出す描写が声を張り上げる一辺倒で単調に感じたので、もう少しアニメ的な工夫が欲しかった。例えば、ゲーム内の固有スキルの演出で使えるものがあるかも?


【まとめ】
本作は、監督が1期から代わっていないので、ウマ娘の原作者であるサイゲームスがアニメ制作に金を出し口も出した結果、アニメとしての出来に大きな影響がでてしまったと思っています。

確かに、ガンプラを売るためにガンダムのアニメを作ってんだから、同じように販促を優先して何が悪いという意見は当然あるでしょうが、そもそもアニメとして面白いことが大前提だと思うわけです。
ウマ娘には、リアル競馬ファンも多く、今までは彼らを味方につけ、彼らが旧ツイッターなどで頻繁にコメントすることで、アニメがバズる要因にもなってきたのですが、今回はそれができなかった。

ただ、ウマ娘には、オグリキャップを元ネタにして好評を博している漫画『シンデレラグレイ』という最終兵器が残されているので、そのアニメ化で失敗しないためにも今回の経験を活かして欲しいと思っています。{/netabare}


【そこそこぱかライブTV Vol.30 ウマ娘3期のキャストによる振り返りトーク】
https://youtu.be/xFdnNY5QKwQ?si=H6WVVHfikCmXdnvK

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ウマ娘の引き際

【物語 3.5点】
キタサンブラックの競争生活とその周辺を題材に描く。

1期スペシャルウィーク17戦、2期トウカイテイオー12戦、
3期キタサンブラック20戦。
アニメ『ウマ娘』にとって、この3期で大きかったのが、
キタサンのような出走回数の多いウマ娘も1クールで描き切れたこと。

かと思えば、4話構成でナリタトップロードらのクラシック戦線をピックアップしてみたり、
次は今春ジャングルポケットで劇場版ですか。
『ウマ娘』の構成は“脚質”展開自在で感心します。

私の次の関心事は、オグリキャップを描くコミック『~シンデレラグレイ』をいつどうアニメ化するかですが、
どんな構成で来るのか期待して待っています。


ただ構成、展開が違うということは、視聴者の折り合う推奨方法も違うということ。
競走馬キタサンブラックの特徴は雄大な馬格による逃げ先行、勝負根性、無事是名馬。
しぶとく伸びるとも言えるが、悪く言えばズブい。
キレのある脚本による明快な展開もやり辛いし、
怪我による挫折でピンチを演出するのも難しい。

結果、全体構成の中でジワジワと温めるようなシナリオ。
勝ちたい!群像を薪としてくべてジックリと温めキタサンの集大成につなげる。
1話1話ガツンと感動するというより、1クール全体を俯瞰してじんわりとこみ上げて来る作風に。

象徴的だったのが序盤のヤマ回・3話に{netabare} ゴルシの引退回{/netabare} を持って来たこと。
意外と私が一番泣けたのがこの3話で、ここで3期は序盤からの伏線を{netabare} キタサンの衰えと引き際{/netabare} として、じっくり回収する作品なのだなと手応えを掴めたので、満足度は高め。

ですが、これってつまり2ヶ月前に放送された内容を、視聴者側が覚えておいて、こちらから折り合う必要があるということ。
ジリジリしているけどいつ面白くなるの?と受け身で焦れる層を引き込むだけの牽引力はもう一つだった印象。


注文を付けるなら、キタサンの勝負根性を前面に押し出すならば、
萌えより燃え。メンタルよりフィジカル。
もっと露骨にスポ根でも良かったかなと思います。
{netabare} サトノのジンクス破りのために様々な験担ぎを試すダイヤちゃん{/netabare} とか、
{netabare} 本番前のキタサンとダイヤの小旅行{/netabare} もウマ娘間の絆とキャラ萌えを提供する意味ではアリなのでしょう。
が、私はベタなお約束でも4話みたいな秘密の猛特訓を多用して、もっと熱量を上げて欲しかったとの感想も残りました。

何よりこの3期、トレーナーが空気過ぎます。
{netabare} ミホノブルボン先輩{/netabare} に特訓任せている場合じゃありませんw


【作画 4.0点】
アニメーション制作は2期のスタジオKAIが続投。

逃げ粘るキタサンの脚質に合わせて、
レース中の表情描写も必死の形相が目立った3期。
萌えって何ですか?と狼狽える方もいらっしゃるかもしれませんが、
ジャンポケ劇場版予告PVの表情はもっとワイルドですし、
『~シンデレラグレイ』の領域(ゾーン)に入ったウマ娘の顔芸はもっと鬼の形相で凄まじいですw

私がキタサンブラックのレースで一番好きなのが、
{netabare} 5歳秋の天皇賞。
大雨で極悪不良馬場となった府中を2分8秒もかけて、
キタサン鞍上の武豊騎手まで泥まみれになりながら激走しG1を奪取した。{/netabare}
キタサンは泥臭い。だが、それが良いと確信させられた私にとっての伝説のレースなのですが、
表情だけでなく、服装、背景にまで高カロリーの仕事を求められる難レースを、
アニメでどう再現するかが私の3期最大の注目ポイントでした。
そこを見事クリアしてくれただけで、
私の視聴目的は半分以上達成されました。


【キャラ 3.5点】
脇のウマ娘を実名化し切れなかったのが想像以上にダメージがデカかったです。

初回サプライズでウマ娘化が難航している印象の社台系の{netabare} ドゥラメンテ{/netabare} を実名登場させ一矢は報いましたが、
他はオールハイユウ(ゴールドアクター)だのツウカア(マカヒキ)だの実名じゃないモブウマ娘が乱発。
ゲンジツスチールとか、もうリアルスティールで出せばええやんw
って感じで落合博満選手を“おみあい”、原辰徳選手を“はり”でお茶を濁していた初期の『ファミスタ』を思い出しながらツッコんでいましたw

特にサトノダイヤモンドのクラシック戦線に至っては周りのほぼ全員モブウマ娘が相手。
このモブはモデル誰だっけ?と戸惑っている内にレースが進み、私も折り合いを欠きました。

手持ちの実名ウマ娘の中でなんとか盛り上げようと、
世代の違うブロンズコレクター・ナイスネイチャさんを、
勝てないキタサンの励まし役として多用したりと苦心していましたが、
その役回りもペルーサ(当時のJRA最長間隔勝利・5年3ヶ月の記録保持者)とかに担わせてとの私の願望を払拭するには至らず。

解説役の山本昌さんなんて“やまもも”で十分ですからw
今後もウマ娘の実名化は推進して欲しいと願います。

むしろ3期実名版が出たら是非再見したいです。


【声優 4.0点】
主演キタサンブラック役の矢野 妃菜喜さん。
他のキャスト陣もそうなのですが、主役は特に、力の入る直線でとにかく叫びまくっていた印象。
『ニジガク』高咲侑役で、柔和な表情でピアノ弾いてるキャラと同じ中の人とはとても思えません。

終盤は{netabare} ピークアウトした自身の息切れ感、最終回に至っては叫ぶだけでは足りぬと、
「勝ちたい!」の絶叫連呼で{/netabare} さらに熱演。
声優って凄いなと思う一方で、脚本の牽引力がもう一つの中、
キャストが孤立無援に陥っていた印象も。
回想も交えて、皆の勝ちたい!気持ちをキタサンに集約するなど、
もう少し演出のやりようはあったのかなとも感じました。


脇では八百屋の女将役・八百屋 杏さんら“福永商店街”の人々の声援が温かかったです。
キタサンが苦しい時、いつも支えになってくれて。
故に{netabare} 凱旋門賞で海外遠征は諦めるけど、地元の人たちに勇姿を見せるとのキタサンの決断には一定の説得力がありました。{/netabare}

ただ、やはりこれだとトレーナーの出る幕がありませんw


【音楽 4.0点】
OP主題歌はキタサン世代のウマ娘たちによる「ソシテミンナノ」
イントロから「勝ちたい!」を連呼し、サビ前に「負けない」とキタサンがつぶやくド根性ナンバー。

ED主題歌はチームスピカのウマ娘たちによる「アコガレChallenge Dash!!」
ほぼ毎回G1レースで燃える中、
種々のコスプレ衣装等による目の保養も交えて、萌えて一息付ける良質な爽やかナンバー。

ただチームスピカも、特にチーム同士のライバル関係については、
シナリオ上は1期までで役割が一区切り付いているので、
私はこの辺りがチームの引き際かなとも思案しながらED眺めていました。


それにしても初回いきなりバラード曲「ロストシャイン」で締めるというのも、
華より泥が似合うキタサンらしい滑り出しでした。


【余談】
最近の競馬界。キタサン世代活躍が目覚ましいですね。
キタサンも世界最高レーティングを獲得したイクイノックス輩出したり、
ドゥラメンテ産駒もドゥレッツァの菊花賞なんか見てると今後どこまで凄い種牡馬になるのだろうと戦慄します。
この双璧に、サトノ家の子孫たちがどう対抗していくのか。

2期からやや間隔が空いての放送となりましたが、
リアルタイムの競馬からキタサン世代産駒のライバル対決で熱量を補給しながらアニメ視聴できた。
結果的には良いタイミングで視聴完走できました。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19

86.7 7 幼なじみで学園なアニメランキング7位
ニセコイ(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (3114)
17513人が棚に入れました
極道一家「集英組」のひとり息子だが、ごく普通の高校生・一条楽。彼は、10年前、仲良くなった女の子と「再会したら結婚する」という約束をし、その時に貰ったペンダントを肌身離さずに持っていた。そんなある日、楽のクラスにやって来た転校生の美少女・桐崎千棘。最初の出会いから相性最悪で、事ある毎にケンカを繰り返す楽と千棘だが、とある事情から二人は恋人を演じることに。恋心を抱く、クラスメイトの小野寺小咲の事を気にしつつも、恋人のフリを続ける楽。「偽恋物語」の行く末やいかに!?

声優・キャラクター
内山昂輝、東山奈央、花澤香菜、小松未可子、内山夕実、梶裕貴、子安武人

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

『クオリディア・コード』EDテーマはClariSの「Gravity」に決定!

ウソツキは、恋の始まり。
極道一家「集英組」のひとり息子だが、ごく普通の高校生・一条楽。
彼は、10年前、仲良くなった女の子と「再会したら結婚する」という約束をし、その時に貰ったペンダントを肌身離さずに持っていた。
そんなある日、楽のクラスにやって来た転校生の美少女・桐崎千棘。
最初の出会いから相性最悪で、事ある毎にケンカを繰り返す楽と千棘だが、
とある事情から二人は恋人を演じることに。
恋心を抱く、クラスメイトの小野寺小咲の事を気にしつつも、恋人のフリを続ける楽。
「偽恋物語」の行く末やいかに!?

ニセコイ 1
「週刊少年ジャンプ」で連載中の古味直志原作漫画を新房昭之とシャフトがタッグを組みアニメ化した学園ラブコメ第1巻。
極道一家「集英組」のひとり息子・一条楽は、転校生の桐崎千棘とある事情から恋人を演じることに。
第1話「ヤクソク」と第2話「ソウグウ」を収録。
オーディオコメンタリー
第1話「ヤクソク」 内山昂輝/東山奈央
第2話「ソウグウ」 クララ(ClariS)/kz(livetune)/冨田明宏(音楽評論家)

ニセコイ 2
「週刊少年ジャンプ」で連載中の古味直志原作漫画を新房昭之とシャフトがタッグを組みアニメ化した学園ラブコメ第2巻。
恋人のフリを通すために家でも気が抜けない日々を送っていた楽と千棘は、学校でも恋人同士を演じることに。
第3話「ニタモノ」、第4話「ホウモン」、第5話「スイエイ」を収録。
オーディオコメンタリー
第3話「ニタモノ」 花澤香菜/内山昂輝

ニセコイ 3
「週刊少年ジャンプ」で連載中の古味直志原作漫画を新房昭之とシャフトがタッグを組みアニメ化した学園ラブコメ第3巻。
水泳大会で溺れてしまった自分を助けてくれたのが楽だったと知った千棘は、殴ったことを謝ろうとするが…。
第6話「カシカリ」、第7話「ライバル」、第8話「シアワセ」を収録。
オーディオコメンタリー
第6話「カシカリ」 小松未可子/東山奈央

※パッケージ版第6話「カシカリ」で掲示板に「僕と○○して、飼育係になってよ」と表示があった。
魔法少女まどか☆マギカにおけるマスコット的キャラクター・キュゥべえのセリフ「僕と契約して、魔法少女になってよ!」が元ネタの、「僕と契約して、○○になってよ!」が流行した2011年度ネット流行語大賞銅賞(3位)のパロディ。

ニセコイ 4
「週刊少年ジャンプ」で連載中の古味直志原作漫画を新房昭之とシャフトがタッグを組みアニメ化した学園ラブコメ第4巻。
千棘は謎の鍵が挟んである10年前の日記から、ある男の子との「約束」を思い出す。
第9話「オンセン」、第10話「クジビキ」、第11話「オイワイ」を収録。
オーディオコメンタリー
第9話「オンセン」 内山夕実/花澤香菜

ニセコイ 5
「週刊少年ジャンプ」で連載中の古味直志原作漫画を新房昭之とシャフトがタッグを組みアニメ化した学園ラブコメ第5巻。
千棘は楽に「10年前に約束した男の子がいる」と告げ鍵を取り出す。
楽は意外な事実に動揺する。
第12話「カクニン」、第13話「ホウカゴ」、第14話「シュラバ」を収録。
オーディオコメンタリー
第14話「シュラバ」 阿澄佳奈/内山昂輝

ニセコイ 6
「週刊少年ジャンプ」で連載中の古味直志原作漫画を新房昭之とシャフトがタッグを組みアニメ化した学園ラブコメ第6巻。
万里花の正体は10年前に楽が仲良くなった少女・マリーだった。
だが、彼女と交わした約束は思い出せず…。
第15話「サンボン」、第16話「タイフウ」、第17話「エンニチ」を収録。
オーディオコメンタリー
第17話「エンニチ」 東山奈央/花澤香菜/小松未可子/阿澄佳奈

ニセコイ 7
「週刊少年ジャンプ」で連載中の古味直志原作漫画を新房昭之とシャフトがタッグを組みアニメ化した学園ラブコメ第7巻。
海水浴にやって来た楽たち。
食事当番の千棘は、お祭りのことが頭をよぎり、動揺して指を切ってしまう。
第18話「ウミベデ」、第19話「エンゲキ」、第20話「ホンバン」を収録。
オーディオコメンタリー
第20話「ホンバン」 内山昂輝/東山奈央/花澤香菜

【アニメキャラの魅力】ニセモノの恋が本物の恋に!?ツンデレヒロイン「桐崎千棘」の魅力とは?
『ニセコイ』は「集英組」というやくざの組長の息子である「一条楽」と、対立するギャング「ビーハイブ」のボスの娘である「桐崎千棘」が、双方の仲を悪化させないために恋人のふりするというストーリー。“ふり”をしているうちに千棘はだんだんと本当に楽に惹かれていくのですが、楽には小さい頃に再会したら結婚しようと約束して別れた少女がおり、その少女は一体誰なのか?という謎も加わりながら、高校を舞台に繰り広げられるラブコメディです。

運命の少女と思われるヒロインは何人かいて、ここで紹介する「桐崎千棘」も有力候補。楽とは実は両想い(お互いに相手の気持ちは知らない)のもう一人のヒロイン「小野寺小咲」の存在もあり、今後どうなるのか展開が楽しみな作品です。それでは、ニセコイが本物の恋になってしまった「桐崎千棘」。彼女の魅力をご紹介します。

■ツンデレキャラ
恋人の“ふり”だったはずがいつの間にか本当に楽を好きになってしまった千棘。事情が事情なこともあり、どうしても素直になれず、つい楽に対してはきつい言葉を投げつけたり、暴力的になったりしてしまいます(それでも楽の方は全く気にせず普通に接してくるのですが)。きつい言葉も暴力も実は照れ隠し。デレな部分が出せない甘え下手なだけにツンツンキャラとも言えますが・・・。しかし、心にもないことを言ってしまった後に後悔したり、本当は違うのに・・・と思い悩んだりする、乙女な千棘を知っている視聴者にとっては、ツンデレ以外の何者でもなし。頑張れ!と応援したくなるポイントです。

■複雑な家庭状況
ビーハイブというギャングのボスの父と、会社経営のため世界中を飛び回る母。かなり特殊な家庭環境で育ってきた千棘。同年代の友達がいない状況で育ってきたため、高校で楽を通してやっとできた友達にも、やっぱりまだ遠慮がある様子。モデル並みの容姿で、頭もとっても良く、もっと自信を持っていろいろ積極的になってもいいはずなのですが・・・。普通の人とは違う生活を送ってきたことでの引け目というか、人に対しての不器用さがあるんですよね。

普通の生活ができる高校生活はきっととっても楽しいんだろうなー、そうやって楽しく過ごせることに、楽への感謝も感じているんだろうなー、なんて(勝手に)千棘の気持ちを考えると、何だかちょっと切なくなってしまいます。楽に対してだけでなく、ほかの友達とももっともっと仲良くなって、遠慮なくいろんなことを言い合えるようになってほしい、目いっぱい高校生活を楽しんでほしい、なんて、もはや母目線で願ってしまったりも・・・(笑)。

■思いやりの心
普段はツンツンキャラに隠されていますが、本当はとっても優しい女の子。ビーハイブの一員で、小さい頃から付き合いのある鶫のことは、時にお姉さんのような目線で見守っていたりします。どこかで自分より人のことを優先してしまうところもあるので、楽と小咲が実は両想いだったことに気づいたら、自分から思いを封じ込めてしまいそう。いい子なんですよね、ほんと。

もう一人のヒロイン小咲より、派手で目立つ存在の千棘。しかし本当はすごく繊細で、乙女で、周囲に気を遣う女の子。楽との今後の関係は?運命の少女は一体だれ?等々、気になるポイントはいろいろありますが、千棘にとって貴重な今の時間。いろんなことをして、いろんな人と仲良くなって、いろんな気持ちを味わって、思いっきり“今”を楽しんでほしいなと思います。

【アニメキャラの魅力】じれったい!歯がゆすぎるヒロイン「小野寺小咲」の魅力とは?
ニセコイは高校を舞台にしたラブコメ漫画です。主人公は「集英組」というヤクザの組長の一人息子である一条楽。楽には昔「再会したら結婚しよう」と約束をした女の子がおり、楽は錠を、相手の少女は鍵を持って別れています。
『ニセコイ』にはその少女の可能性があるヒロインが何人も出てきますが、ここでご紹介する小野寺小咲もその一人。楽の中学・高校の同級生で、楽に密かに想いを寄せています。実は楽も小咲のことが好きで、両想いなのですが、二人ともそれには気づかず・・・。そこに運命の少女の可能性があるヒロインたちが何人も登場し、なんだかとってもじれったい思いで見守ることとなるのが『ニセコイ』なんです。そのメインヒロインの一人である小野寺小咲、最もじれったいヒロインである彼女の魅力をご紹介します。

■控えめな性格と一途すぎる気持ち
メインヒロインである小咲ですが、決して存在を主張するタイプではありません。実は楽を追って高校に来たというほど、中学時代から一途に思いを寄せていながら、一度も気持ちを伝えることなく現在に至っています。周りは二人が両想いであることに気づいており、親友のるりちゃんなどは、何とか二人を結び付けようと色々画策するのですが、どうにもうまくいかないんです。

控えめで周りにも気を遣うタイプ。さりげない優しさに楽も心惹かれているのだと思いますが・・・。そんな歯がゆさに、早くしないとほかの人に取られちゃうよ!!と思わず応援したくなるヒロインです。

■かわいさの自覚なし
実は密かに校内に多くの小咲ファンがいるほどかわいい小咲ですが、本人にはまるでその自覚がないようです。周りを固めるメンバーがなかなか個性的なこともあり、自分をいたって平凡な人間だと思っていて、今一つ自分に自信を持てないところが、楽に対して積極的に出られない要因でもあります。自分をかわいいなんて思いだしたら小咲の魅力半減ですが、もっと自信を持って大丈夫だから!!と背中を押してあげたくなります。

■料理下手
かわいくてちょっとドジっ子要素があるのも萌えポイント。実家が和菓子屋さんの小咲は、仕事を手伝ったりすることもあるのですが、和菓子の成形はとてもうまいし、味覚も優れていて味見を任されるほど。しかし何故か自分で作ると殺人級の味になるという不思議。一生懸命なのにうまくいかない、そんな姿も本当にかわいいです。

想いを寄せる楽には、ある事情で恋人のふりをすることになった千棘という存在がおり、初めは千棘の存在にかなりショックを受け、楽を諦めかけた小咲でしたが、実はニセモノの恋=ニセコイだったことを知り、その後も気持ちを温め続けています。

二人の気持ちが通じ合う日が来るのか?運命の少女は誰なのか?毎回じれったさを噛みしめながら、結末を楽しみにしている作品です。実はかなりモテモテの楽。誰にでも優しく、誰に対しても一生懸命関わる楽だから・・・誰かに取られちゃう前に何とか想いを伝えてほしい。親友のるりちゃんばりに応援しています。がんばれ小咲!

【アニメキャラの魅力】猪突猛進時々ツンデレ!?小さなヒロイン「橘万里花」の魅力とは?
小柄で愛らしいルックス、お嬢様の様な「~ですわ。」といったお淑やかな口調、そしてお嬢様を決定づける虚弱体質の持ち主、守ってあげたくなるキャラNo.1・・・。しかし実際の所は、その愛らしいルックスを武器に、日々大好きな「一条楽」に対して激しいアタックを繰り返し、ライバルの千棘ちゃんや小咲ちゃんに対しても容赦のない口撃、そして昔の自分を知る相手に会うor感情の昂ぶり抑えられなくなると、口から飛び出る九州弁・・・。今回は、そんな「橘万里花」の魅力についてご紹介したいと思います。

■可愛い見た目とは裏腹な性格?
万里花ちゃんは、スタイルの良い千棘ちゃんや小咲ちゃんと違い、小柄で愛くるしい小動物系の見た目で、とかく庇護欲を掻き立てられます。しかし、一度楽を目の前にすると、自分をこれでもかと売り込み、どれだけ自分が楽を愛しているのかをぶつけるマシンガントークを炸裂させます。

成績はとても残念で壊滅的。にも関わらず、ライバルの千棘ちゃんや小咲ちゃんに対しては、頭の回転が非常に速くなり、かなりの数の嫌味が飛び出します。その姿はさながら小動物ではなく猪そのもの。そんな万里花ちゃんですが、実は非常に寂しがり屋の照れ屋さん。千棘ちゃん達に優しくされると動揺し、楽が自分に構い始めると照れまくる、まさにツンデレキャラの王道をいく可愛い女の子なのです。

■実は方言女子なんですの!
万里花ちゃんは、普段は非常に上品な口調(口撃中以外は・・・)で喋りますが、昔の自分を知っている知り合いや、喧嘩で相手に負けそうになりムキになると、口から飛び出すのは九州の方言です。そう、実は万里花ちゃん、今流行り(?)の方言女子なのです。しかし、彼女にとってはコンプレックスでもある様で、普段は絶対に使おうとしません。そんなレア感漂う、方言の万里花ちゃんも堪らなく魅力的なのです。

■楽にゾッコン!その恋の行方は・・・?
猪系女子と言いつつ、万里花ちゃんは押すばかりではなくきちんと引く事も知っています。いつもは“いけいけドンドン”な彼女ですが、ふと大人びた表情と言葉で楽を翻弄する事も。方言+猪系女子+ツンデレと、なかなか個性的な性格の万里花ちゃん。しかし、残念ながら身体の発達は身長同様で・・・。巨乳やスタイルの良い女性を妬む事もあります。「貧乳はステータス」という言葉もあるのですが・・・。

美人で元気な千棘ちゃんも良い、可愛くて乙女な小咲ちゃんも良い、しかし・・・普段はツンデレお嬢様なのに、いざとなるとコロコロと表情を変え相手を翻弄、その可愛い見た目で大胆なアタックをしてくる万里花ちゃんは、彼女たちに負けず劣らずの魅力満載女子ではないでしょうか?皆さんも是非、「橘万里花」の魅力や活躍に注目して『ニセコイ』を見てみてください。

『MADOGATARI展』大阪会場のキービジュアル&12月24日・25日限定特典“クリスマスカード”公開!
『魔法少女まどか☆マギカ』や『〈物語〉シリーズ』などの制作に携わってきたアニメ制作スタジオ「シャフト」の40周年記念イベント『~シャフト40周年記念~MADOGATARI展』大阪会場の会場別キービジュアルが公開されました。さらに、12月24日(木)・25日(金)の2日間には来場者へのクリスマスプレゼントも! 一部展示においては、東京会場で展示した内容から追加も予定されているとのこと。初めて行く方はもちろん、既に東京会場に遊びにいった方も楽しめる内容となっているので、ぜひ遊びに行ってみてはいかがでしょうか♪

大阪会場キービジュアルには、『魔法少女まどか☆マギカ』『〈物語〉シリーズ』『ef - a tale of memories.』『ニセコイ』『まりあ †ほりっく』『夏のあらし』『それでも町は廻っている』の合計7作品より9キャラクターが登場! 会場内では、『魔法少女まどか☆マギカ』の新作へとつながるコンセプトムービーの上映や劇団イヌカレープロデュースによる立体造形の展示、『〈物語〉シリーズ』の西尾維新書き下ろし短編小説を元に制作した映像展示やプロジェクター3台を使用した特別映像上映が行われます。

『魔法少女まどか☆マギカ』と『〈物語〉シリーズ』のキャラクターがコラボした会場限定オリジナルマナー映像、シャフト40年の歩みを体感できる原画や制作資料の展示、会場限定のイベントオリジナルグッズも販売されます!そしてなんと、12月24日(木)・25日(金)の2日間限定で、ご来場頂いた方へシャフト描き下ろしの来場者特典“クリスマスカード”のプレゼントも!

マンガ好きが選んだ、「絶対に無理だろうけど…実写化してほしいマンガ」
昨今のドラマや映画は、原作モノが多い。とりわけ、小説ではなくマンガを原作としたものは、その“トンデモ設定”をいかに実写化するのだろう…と話題になりがちだ。最近でいえば、『暗殺教室』『進撃の巨人』『テラフォーマーズ』などなど。

♠“男の理想”は、二次元のなかにしか存在しない
3位:『ニセコイ』(古味直志/集英社)
近年稀に見るような王道を突き進むラブコメが3位に。主人公・一条楽が親の言いつけにより、転校生の桐崎千棘と、「高校生活の3年間、恋人同士になる」ことがストーリーの主軸で、タイトル「ニセコイ」の所以でもある。「好きなラブコメだから実写化してほしい」「知的なお笑いと非現実的な設定は成功しそう」など、これまでのものと比べると好意的な意見が寄せられた。しかし、「ヒロイン役に当てはまる役者さんが決まらないだろう」と、“ヒロイン枠”については厳しい声があがっている。もはやこれは、ラブコメ実写化について避けては通れない論争か。まぁ結局、“男の理想”は二次元のなかでしか存在し得ないということだろう。

『ClariS』デビュー5周年!正体不明!?の現役高校生アイドルユニットの魅力
今年デビュー5周年を迎え、4月15日に初のBESTアルバムをリリースした高校生デュオ『 ClariS 』。

2010年に当時は『アリス』と『クララ』の二人による現役中学生デュオという触れ込みでメジャーデビューを果たし、現在まで数々のアニメタイアップ曲をリリースしてきた。
15歳でアニソングランプリを制した『鈴木このみ』さんや『春奈るな』さんなど、今や10代でメジャーデビューを果たす実力ある若いアニソンシンガーは珍しくなくなってきた。
その中でも、中学生にして動画サイトへの投稿動画から目にとまりスカウトに近い形で『リスアニ!』というアニソン雑誌の記念すべき創刊号の付録CDでインディーズデビューを飾りその年にアニメ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の主題歌『irony』でメジャーデビューという、まさにシンデレラストーリーのような大抜擢デビューを果たした。
『supercell』やアニサマにも出場経験のある『ピコ』などを初めとした、動画サイトから火がついた方たちが次々とデビューをする、という気運が高まっていた当時に置いてもかなり鮮烈なデビューであることが伺える。

大人びた歌声とキレイなハーモニーが冴えるClariSのアニソン
彼女たちの楽曲の多くは、ローティーンとは思えない大人びた歌声の中にも垣間見える幼さの残る声と、ハイトーンなふたりのキレイなハモリが特徴的な、キュートでそして切ないガールズポップサウンド。

メジャーデビュー曲となった『irony』はゆったりとしたメロディラインに、『俺妹』のヒロインである中学生の桐乃のような、思春期特有の素直になれないツンデレちっくな歌詞を乗せた曲で、キャラクターと同世代の当時中学生であったふたりが歌うということのリアルさと作品との親和性が図られた楽曲となった。

そして、社会現象とも称された『魔法少女まどか☆マギカ』の主題歌である『コネクト』は作品のヒットとともに『ClariS』の知名度と人気をも確立した曲でもある。

鬱屈とした徐々にダークになっていくアニメの内容に反して、爽やかな映像と疾走感ある曲調で長らく『OP詐欺』だと言われていましたが、10話で明かされたとある過去にぴたりとシンクロする壮大な歌詞は、まさしく作品と楽曲の最高のマッチングが生まれた。

この曲を作詞作曲した『渡辺翔』さんはアニメの展開を聞かされずにこの曲を作り上げ、奇跡的にシンクロしたというからさらに驚きである。
曲のよさに加え作品との相乗効果で何倍にも素晴らしい出来となったClariSの代表曲だ。

9枚目そして記念すべき10枚目のシングルとなった、現在第2期が2015年春アニメとして放送中の『ニセコイ』の第1期の主題歌『click』と『step』。

既に多くのアニメタイアップ曲をリリースしてきたふたりがデビュー曲『irony』を担当した「kz」さんと再びタッグを組んだ楽曲。

どちらも『ニセコイ』の主題歌らしい前向きな恋の歌詞に、アッパーチューンでバンドサウンドが強めのかっこいい音に透明感あるコーラスが映える曲だ。
clickでは作品のキャラの名前が隠された歌詞にも注目して聞いて欲しい。またアリスとクララで歌う最後の曲となったstepは文字通り、次なるステップへと踏み出す節目の曲となった。

最後に、新メンバー『カレン』を迎え新生ClariSとなって初のシングルとなった『border』は『物語シリーズ』ではおなじみの「megrock」さんによる作詞の曲。

卒業したアリスとの別れを惜しむような表現にも捉えられる切ない歌詞と、今までのClariSとも劣らないふたりのハモリが心地よい曲となった。
そのほかにもまだまだオススメの曲はあるので、是非ベストアルバムで堪能してほしい。

ClariS初のベストアルバム「ClariS ~SINGLE BEST 1st~」、発売初日から各チャート1位のロケットスタート!
4月15日、今年デビュー5周年を迎えるClariSの初のBESTアルバムがリリース! そのBESTアルバム「ClariS ~SINGLE BEST 1st~」が、パッケージ、配信共に各所のチャートを席巻中です!
パッケージ商品はタワーレコード、HMVなど主要チェーン、配信もiTunes、moraで1位を獲得! 発売初日のオリコンデイリーチャートも2位とロケットスタートとなりました!

初のベストアルバムは、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」「魔法少女まどか☆マギカ」<物語シリーズ>「偽物語」「憑物語」「ニセコイ」など、大人気アニメとのタイアップシングル全11曲を完全収録。それに加え、雑誌「リスアニ!」付録でのみ発表された幻の楽曲も3曲ボーナス収録されたClariS完全コンプリート盤!

これまでのシングル、アルバムの累計販売枚数はなんと100万枚を超える驚異のアイドルユニットClariSの初ベスト必聴です!

◆主要チャートを大公開!
◆タワーレコード全店アニメチャート第1位
◆HMVアニメ総合第1位
◆Amazonアニメ・ゲームベストセラーチャート第1位
◆iTunes アニメ・トップアルバムチャート第1位
◆mora総合・アルバム(まとめ買い)ランキング第1位
◆moraハイレゾ・アルバム(まとめ買い)ランキング第1位

【CD収録内容】※全形態共通
1.irony(TVアニメ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」OPテーマ)
2.コネクト(TVアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」OPテーマ)
3.nexus(小説「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」テーマソング)
4.ナイショの話(TVアニメ「偽物語」EDテーマ)
5.Wake Up(TVアニメ「もやしもん リターンズ」OPテーマ)
6.ルミナス(『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語』主題歌)
7.reunion(TVアニメ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」OPテーマ)
8.カラフル(『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語』主題歌)
9.CLICK(TVアニメ「ニセコイ」前期OPテーマ)
10.STEP(TVアニメ「ニセコイ」後期OPテーマ)
11.border(TVアニメ「憑物語」EDテーマ)
12.DROP(2010年4月24日発売「リスアニ!Vol.1」付録CD収録曲)
13.君の夢を見よう(2010年7月24日発売「リスアニ!Vol.2」付録CD収録曲)
14.Clear Sky(2014年11月8日「リスアニ!Vol.19」付録CD収録曲)

◆ClariSプロフィール
クララとカレン現役高校生女の子2人組。
2010年TVアニメ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」OPテーマ、シングル「irony」でメジャーデビュー。その後も話題のアニメとタイアップしシングル、アルバムともに立て続けにヒットを連発。
14年6月にリリースとなった3rdアルバム「PARTY TIME」をもって初代メンバーのアリスが卒業するも、同年11月には新メンバー”カレン”をむかえ新生ClariSが新たな一歩を踏み出すことを発表。
15年4月15日にキャリア初のBESTアルバム「~SINGLE BEST 1st~」を発売。
ユニット名“クラリス”という言葉には、ラテン語で「明るい、清潔、輝かしい」などの意味。
恐るべき女子高校生ClariSの快進撃は止まらない!

7月新番『クラスルーム☆クライシス』EDテーマはClariSの「アネモネ」に決定! コメントも大公開!
エンディングテーマは、これまでも数多くの人気アニメを手掛けてきたClariSに決定です! コメントも到着したので、ここに公開しましょう。

◆メンバーのコメント公開!
クララさん:「アネモネ」は恋をしている女の子の少し苦しくて切ない気持ちを疾走感のあるサウンドにのせて歌っています! 切なさが皆さんに伝わるといいなと思います。サビなどはとてもキャッチーで覚えやすい曲だと思うので、アニメと一緒に楽しんで頂けたら嬉しいです! 私も「Classroom☆Crisis」はどんなストーリーなのか、曲とどんな風にリンクするのか今からとても楽しみにしています♪ 皆さん一緒に楽しみましょうねっ!

カレンさん:アネモネという曲は私にとって、とても等身大な歌詞で、気持ちが込めやすい楽曲でした!! アネモネの花言葉も意識しつつ、好きな気持ちを言いたいのに言えないもどかしさや、一方的な想いの辛さや不安の中にも少しづつ前を向いていく恋心を思って歌いました(*^^)是非楽しみにしていてください☆彡 私もこの曲がアニメとどうリンクして物語が進んでいくのか今からとても楽しみです♪♪

大人気作品のコラボレーション!? 「シャフト」設立40周年記念映画作品 『ニセコイモノガタリ』制作決定!?
「シャフト」は、設立40周年記念映画作品として、同社が手掛ける『ニセコイ』と『物語』シリーズのコレボレーション作品『ニセコイモノガタリ』の制作を発表しました! 大人気作のコラボレーションで綴る、4人の女子高生たちの、ひと夏の出逢いと別れの物語です。

<作品情報>
■あらすじ
直江津高校と凡矢理高校が姉妹校となり、各校の代表として、1ヶ月間だけお互いの高校に体験転入する事になった、ひたぎ、千棘、翼、小咲の4人。
たった1ヶ月、何事もなく過ぎるはずだった、ニセモノの学園生活。
しかし、互いの高校での新たな出会いが、両校を巻き込んだ大事件へと発展していく。
果たして、彼女たちの、それぞれらしいひと夏のモノガタリの行方は。

■キャスト
戦場ヶ原ひたぎ:斎藤千和
桐崎千棘:東山奈央
羽川翼:堀江由衣
小野寺小咲:花澤香菜

■スタッフ
原作・脚本:西尾維新(講談社 BOX)
  ・古味直志(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
キャラクター原案:VOFAN・古味直志
キャラクターデザイン:渡辺明夫・杉山延寛
監督:新房昭之
アニメーション制作:シャフト
主題歌:ClariS

<公式サイトにて PV&先行カット公開中!>

アニメ『ニセコイ:』、春らしいキービジュアル公開
4月に放送開始のアニメ『ニセコイ:』が、公式サイトでキービジュアルを公開しました。桜の下に集うキャラクター達。春らしい可愛いイラストになっています。

本作は、週刊少年ジャンプで連載中の、古味直志さんのマンガが原作。2014年1月から5月にアニメ1期が放送され、『ニセコイ:』は2期目にあたります。

なお、2期の放送開始日時は既に発表されており、4月10日23:30~のTOKYO MXを皮切りに、BS11で4月14日25:00~、MBSで4月14日 26:30~となります。

TVアニメ『ニセコイ:』ビーハイブのヒットマン「ポーラ」を演じるのは沼倉愛美さん! 放送&特番情報もお知らせ!!
2015年4月より放送予定のTVアニメ『ニセコイ:』。小咲の妹・小野寺 春(CV:佐倉綾音)、春の友人・風(CV:小岩井ことり)に続き、TVアニメ第2期からの登場となる、ビーハイブのヒットマン「ポーラ」のキャラクターボイスを担当するキャストが発表となりました! 気になる担当声優は、沼倉愛美さんとなります! これまでと同様に設定画も公開されていますので、併せてご確認くださいませ♪

そのほか、ヒロインたちによるTVアニメ『ニセコイ』のエンディングテーマを1枚にまとめたトクベツ盤「NISEKOI BEST SONGS」のジャケットも解禁!

千棘と小咲の笑顔が輝くステキなジャケットとなっています! ちなみに、こちらのCDは4月8日(水)発売予定。なお、各楽曲を映像付きで楽しめるPV&CMも公開中ですので、こちらもチェックを!!

この声しか考えられない!アニメファンが選ぶ「もっとも声が合ってたと思うキャラ&声優」
2015年4月よりアニメ第2期が放送予定の大人気ラブコメ『ニセコイ』から、アシンメトリーな髪型が特徴のヒロイン「小野寺小咲」(CV:花澤香菜)が選ばれた。花澤香菜といえば、以前キャラペディアにておこなわれた「好きな声優ランキング」「美しい声優ランキング」ともに、2位以降を大きく引き離してトップとなるほどの、今をときめく大人気声優である。『物語シリーズ』の「千石撫子」、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』「五更瑠璃」など、数えきれないほどの人気キャラを担当している中、今回 「小野寺小咲」が選ばれたのは、先述のアニメ第2期放送による話題性の影響があるのかもしれない。

TVアニメ2期『ニセコイ:』2015年4月より放送開始! 小野寺春 役に佐倉綾音さんを起用
「週刊少年ジャンプ」(集英社 刊)で連載中の古味直志先生による大人気ラブコメディー『ニセコイ』。本作のTVアニメ2期となる『ニセコイ:』の放送時期が2015年4月であるとが12月20日・21日開催の「ジャンプフェスタ2015」会場にて明らかとなった。

さらに、2期からの登場となる小咲の妹・小野寺春を佐倉綾音さんが演じることも発表! 併せて春のアニメビジュアルも公開となっている。

新生ClariS「border」ジャケット公開! 『憑物語』描き下ろしイラスト
2015年1月7日(日)にリリースされる、ClariSの11枚目となるニューシングル「border」のジャケットが公開された。

本シングルは、12月31日(水)の大晦日にTOKYO MXなどで放送されるアニメ『憑物語』のEDテーマとなっており、期間限定生産アニメ盤は『憑物語』のヒロインとなる斧乃木余接の描きおろしイラストが使用されたデジパック仕様となっている。

イラストの監修は、〈物語〉シリーズのキャラクターデザイン・総作画監督をつとめる渡辺明夫さん。

新生ClariS初となるシングル!
ClariSは、クララさんとカレンさんによる現役女子高生2人組のボーカルユニット。

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』や『魔法少女まどか☆マギカ』をはじめとした数々のTVアニメとのタイアップ作品を手がけ、スマッシュヒットを果たした。

3rdアルバム「PARTY TIME」をもって、初代メンバーのアリスさんが卒業を発表し大きな話題となったが、新たにカレンさんをメンバーとして迎え、再始動を果たした。本シングルはアリスさんの卒業後初となるシングルとなっており、大きな期待が寄せられている。

ニューシングル「border」は、期間限定生産アニメ盤のほか、初回生産限定盤、通常盤の3種類が発売される。初回生産限定盤には「border」のミュージックビデオが付属するほか、『憑物語』のアニメイラストを使用したワイドキャップステッカー仕様となっている。

ClariS、新メンバーでカレンが参加 <物語>シリーズ「憑物語」EDテーマで新生スタート
メンバー“アリス”の卒業から約半年、その動向が注目されていた人気アイドルユニットのClariSが、新生スタートを切ることになった。ClariSが所属するSMEレコーズは11月8日発売の「リスアニ!Vol.19」にて、ClariSに新たメンバー“カレン”を迎えることを発表した。
姿を見せない現役女子高校生ユニットとして話題のClariSだが、カレンも高校生である。活動にあたっては星をイメージとし、イメージカラーにはパステルグリーンを選んだ。初代メンバーのクララとカレンのふたりが、ClariSの持つ「明るい、清潔、輝かしい」の言葉と共にユニットを背負っていくことになる。

新生ClariSの活動の第1弾もすでに明らかになっている。2014年12月31日の大晦日の一挙放送が決定している話題のアニメ<物語>シリーズ『憑物語』のエンディングテーマを担当する。作中で、その歌声も確認出来るはずだ。
この曲「border」が新生ClariSのシングル第1弾となる。ClariSにとっては11枚目のシングルとなり、2015年1月7日にリリースされる。

さらに年明け2015年1月24日、25日に日本武道館にて開催されるに大型ライブ「リスアニ!LIVE-5」に、ClariSが出演することになった。
これまで姿を現さないことで知られてきたClariSが音楽フェスに参加するのは初めてのことだ。人前で立って歌うのも2014年1月の企画イベント「2014 New Year’s Festival 始まりの予感・・・」以来である。どんなかたちでの出演になるのか、こちらも大きな話題を呼びそうだ。

アリス卒業から5ヶ月、新生“ClariS”が始動! 「リスアニ!」に 新メンバーを加えた音源収録
ClariSは、2010年秋にメジャーデビューした女性2人組のアイドルユニットだ。デビュー当時は現役女子中学生で、イメージイラストのみで姿を見せないことが話題を呼んだ。
このたび、"アリス卒業"の発表から約5ヵ月、新メンバーを加えた新生“ClariS”の初めての音源が、11月8日発売の「リスアニ!Vol.19」の付属CDに収録されることが明らかとなった。

ClariSは、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』オープニングテーマ「Irony」でメジャーデビューした。その後も『魔法少女まどか☆マギカ』オープニングテーマ「コネクト」、アニメ『偽物語』エンディングテーマ「ナイショの話」、『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語』主題歌「カラフル」など、続々とヒット曲を送り出してきた。
そんな人気のさなか、今年5月26日、突如アリスの卒業が発表された。6月4日に発売されたサード・アルバム『PARTY TIME』は、アリスが参加する最後のClariSの作品となった。

再スタートを支える「リスアニ!」は約4年前、創刊号にてClariSの前身である“アリス☆クララ”を付録CDにて"誌上デビュー"させた過去がある。今回の企画、はそんなClariSの原点を意識しつつ、彼女たちのリスタートを祝い、応援するためのものだという。
この企画のために書き下ろされた楽曲のタイトルは「Clear Sky」。作詞・作曲は、最初期からClariSを支えるコンポーザー・丸山真由子が手がける。キラキラと音が輝くミドルナンバーで、"はじまるこのメロディー"というフレーズがClariSの今後への期待を高める。ClariSファンは聴き逃せない楽曲だ。

また、本誌購入者に特典として「Clear Sky」CD制作キットを先着でプレゼントする。歌詞カードとバックカバーが両面印刷されたもので、ジュエルケースを各自購入のうえ、市販のCDのように組み立てられる。

2014年10月に第2期の制作決定!千棘の特集本も
古味直志原作によるアニメ「ニセコイ」第2期の制作が決定した。2015年4月より『ニセコイ:』のタイトルで放送予定。
「ニセコイ 4seasons」は、劇中の各ヒロインたちを1人ずつフィーチャーする1冊。vol.1では桐崎千棘を特集しており、キャラクターデザインを手がけた杉山延寛による2枚の描き下ろしピンナップや、古味とアニメスタッフによる座談会、声優陣から千棘へのメッセージなどが収められた。第2弾では小野寺小咲、第3弾では鶫誠士郎、第4弾では橘万里花がそれぞれ取り上げられる。

人気投票第2回で番狂わせ 前回1500票を手描きで送った“千葉県のYさん”が奇跡を生む
2月10日発売の週刊少年ジャンプ11号で発表された漫画「ニセコイ」(古味直志)の第2回キャラクター人気投票結果で番狂わせが生じ、波紋を呼んでいる。同作の公式Twitterアカウントは「『あの方』の熱意が奇跡を生んだ……!」とツイートしているが、一体何が起こったのか。

ニセコイは2011年に連載スタートした人気ラブコメ。2012年のジャンプ本誌におけるラブコメ戦国時代(VS「パジャマな彼女。」「恋染紅葉」)を制し、今年1月からはシャフト制作によるアニメ放送も始まっている。
ストーリーはこんな感じ――主人公は極道一家の1人息子で、親の都合からギャングの娘・桐崎千棘と恋人のフリをすることに。でも、彼には本命の同級生・小野寺小咲がいて、さらには新しい女の子もやってきて……。そう、いわゆるハーレム系の学園ラブコメだ。

人気投票に話を戻すと、昨年の第1回の結果(コミック7巻収録)は、「1位:小野寺小咲 4893票」「2位:桐崎千棘 4338票」「3位:鶫誠士郎 2982票(※女性)」「4位:橘万里花 2694票」「5位:宮本るり 971票」と、ダブルヒロイン(作中の出番は千棘が最多)が最上位にいた。しかし、当時は結果以上に4位・橘万里花(準ヒロイン)のコメントが注目された。それが、「私に一人で1500票手描きで送ってくださった、千葉県のYさんに特別な感謝を……」という衝撃の内容だったからだ。
これを受けてか、第2回人気投票の開催告知には、「千葉県のYさん、今年もお待ちしておりますわ!!」とのあおり文句が添えられていた。そして、第2回の投票結果は――「1位:小野寺小咲 5110票(+217)」「2位:橘万里花 4518票(+1824)」「3位:桐崎千棘 4341票(+3)」「4位:宮本るり 2902票(+1931)」「5位:鶫誠士郎 2889票(-93)」。2人のサブキャラが票を伸ばし、橘万里花に至ってはメインヒロインを押しのけて2位にランクインした。
応募総数は前回より約6000票増加した2万4020票。カラーページには「沢山のご応募有難うございました!! 特に千葉県のYさん」と、やはり特定の人物へのコメントがあった。果たして、今回はどれだけ投じたのだろうか。


原作6巻第50話のシュヤク(一年次の学園祭編)まで制作された。
限定版単行本9巻にTVアニメ化記念スペシャルドラマCD 第7話「テヅクリ」・第40話「ウソツキ」が同梱された。

オープニングテーマ
「CLICK」(第2話 - 第14話、OVA14巻)
第1話ではエンディングテーマとして使用。
「STEP」(第15話 - 第20話、OVA16巻)
第14話ではエンディングテーマとして使用。TV版の第20話は未使用。

エンディングテーマ
「Heart Pattern」(TV版第2話 - 第7話、BD・DVD版第2話)
「リカバーデコレーション」(TV版第8話、第10話 - 第13話、BD・DVD版第3話 - 第5話)
TV版第9話では未使用。
「TRICK BOX」(TV版第15話、第17話、BD・DVD版第6話 - 第8話)
第16話では未使用。
「オーダー×オーダー」(BD・DVD版第9話 - 第11話)
TV版では未使用。
「はなごのみ」(TV版第18話 - 第19話、BD・DVD版第12話 - 第13話)
「想像ダイアリー」(TV版第20話、BD・DVD版第15話 - 第17話、第20話、OVA14巻・16巻)
「大切の作り方」(BD・DVD版第18話 - 第19話)
TV版では未使用。
なお、主題歌CDのCMナレーションは番組の放送局ではキャラクターが担当し、番組の非放送局ではClariSが担当している。

エンドカードイラスト
第9話なもり
『ゆるゆり』は、なもりによる日本の漫画作品。

第14話蒼樹 うめ
『ひだまりスケッチ』シリーズ作者
『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズキャラクターデザイン(原案)

『ひだまりスケッチ』は、蒼樹うめによる日本のストーリー4コマ漫画『ひだまりスケッチ』を原作とし、TBSほかで放送されたテレビアニメ作品。2007年に第1期が放送され、その後、第4期まで製作・放送された。

『魔法少女まどか☆マギカ』
新房昭之×虚淵玄×蒼樹うめ×シャフトが描くオリジナル魔法少女物語
「化物語」「ひだまりスケッチ」シリーズなどヒット作を多数手がける新房昭之監督とシャフトがタッグを組んで送る初のオリジナル作品として注目される本作。
脚本をPCゲームメーカー「ニトロプラス」所属のシナリオライターとして、その重厚な作風でファンを魅了し、小説「Fate/Zero」でもその才能を如何なく発揮した虚淵玄、「まんがタイムキララCarat」(芳文社刊)連載中の「ひだまりスケッチ」原作者・蒼樹うめが、初のオリジナルアニメのキャラクター原案を担当する。

大好きな家族がいて、親友がいて、時には笑い、時には泣く、そんなどこにでもある日常。
見滝原中学校に通う、普通の中学二年生・鹿目まどかも、そんな日常の中で暮らす一人。
ある日、彼女に不思議な出会いが訪れる。
この出会いは偶然なのか、必然なのか、彼女はまだ知らない。
それは、彼女の運命を変えてしまうような出会い―
それは、新たなる魔法少女物語の始まり―

投稿 : 2024/06/01
♥ : 53
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

これ見て萌え死んだ奴、数知れず?TV放送時1話切りした自分を叱りたい魅力作

◆和菓子屋&癒し系ヒロイン(+悲運・悲恋系?)の凄まじい破壊力

しばらく前に見た『To Heart』のヒロイン(神岸あかり)や『冴えない彼女の育てかた♭』のヒロイン(加藤恵)もなかなかのものでしたが、本作のサブ・ヒロインはそれを遥かに上回る恐るべき破壊力でした。

・・・『艦これ』の島風さんみたいな「うさ耳リボン」+金剛さんヴォイス(cv東山奈央)のツンデレ帰国子女(メイン・ヒロイン)の方ではないですよ、念の為。

そっちはただの当て馬で、本アニメの真ヒロイン(=視聴者にとっての本命ヒロイン)は、『少年ジャンプ』に連載されていた原作マンガの方はどうであれ、間違いなくパッチリ目&癒し系の和菓子屋の娘(cv花澤香菜)の方です。
同じ新房監督+シャフト制作アニメ『「魔法少女まどか☆マギカ』をパロったと思われる「{netabare}マジカルパティシエ小咲ちゃん{/netabare}」が登場する続編(第2期)『ニセコイ:』まで見るとそれがハッキリ分かります、はい。

これまでいろいろ観てきた「学園&ラブコメ&青春」ジャンルの人気作・話題作・・・例えば、『とらドラ!』、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』、『やはり俺の青春ラブコメは間違っている』、『冴えない彼女の育てかた』、あるいはそこに更にSFや怪奇要素をプラスした、『涼宮ハルヒ』、『物語シリーズ』といった名作級作品に比較対象を拡張してもいいですが・・・
そういう高校生♂の主人公に、複数の♀ヒロイン(※高校生だけでなく、一部中学生や大人も含む)が絡んできて、主人公♂の心中はどうであれ、作品全体が一種のハーレム状態になっちゃってる、いわゆる「ハーレム」ないし「プチ・ハーレム」アニメの星の数ほどいるヒロインたちの中で・・・

圧倒的じゃないか、本作の真ヒロイン({netabare}小野寺小咲さん{/netabare})は!

もしここで仮に、「学園&ラブコメ&青春」縛りも外してしまい、《最萌えアニメ・ヒロイン》グランプリ(※個人基準)を開催するとしたら、その第一位は『ツバサ・クロニクル』のサクラ姫、第二位は『アイドルマスター』の天海春香さんに既に決まっているのですが、{netabare}小咲さん{/netabare}なら三位争いには加われないまでも、確実にベスト8には入選して、五位争いに絡んできそうな勢いでした。


◆真ヒロインの隠し味は《悲運・悲恋》オーラ?

同じ、和菓子屋&癒し系ヒロインでも、『たまこまーけっと』・『たまこラブストーリー』の北白川たまこさん(※厳密には「餅屋」です)の場合は、{netabare}《幸せ》オーラ{/netabare}が強すぎて、ちょっと個人的にはパスしたい気持ちです(※アニメ作品の完成度の高さは大いに評価していますが)。

また、『俺妹』に出てくる田村屋の麻奈実さんも癒し系ヒロインっぽいですが、コイツは実は、{netabare}中学生のときに3歳も年下の小学生(桐乃)を泣かせて頬かむりしている《腹黒系》{/netabare}なので、やはりパスさせてもらいます。

・・・ということで、本作の真ヒロイン(※ここで敢えて「サブ」を外させていただきます){netabare}小咲さん{/netabare}は、何の落ち度もないのに、{netabare}ことある毎に「悲運」に見舞われて「悲恋」に終わってしまう(※原作マンガの結末もそうなっています){/netabare}、まごうことなき「悲劇のヒロイン」ということで、マンガ原作者(古味直志氏)と『週刊少年ジャンプ』編集部は鬼畜だと思いますが、これは心ある♂なら、ほぼ確実に萌え死ぬな・・・( ^ω^)・・・。


◆2番目ED「リカバーデコレーション」に本作の魅力がギュッと詰まっている

新房総監督+シャフト制作ということで、2014年の放送当時は自分も気になって第1話を視聴してみたのですが、その余りにも安直すぎる設定(※だって「集英組」ですよ?ソレいつのネタ?)と、これまた余りにも都合の良すぎる展開に「あーこれ見なくていいな・・・」と思って、これまで長く投げ出してしまっていました。

そして最近になってようやく、ある方のレビューを拝読して気になって再視聴を始めたのですが・・・序盤、あのClariSの歌うOP「CLICK」も、メイン・ヒロイン({netabare}桐原千棘{/netabare})のcv.東山奈央さんが歌う1番目ED「Heart Pattern」も、何だかシャフトにしては気合が入っておらず冴えない感じで、やっぱり本作は外れなのかも?と思いかけていたのですが、その第8話のラストで流れた2番目ED「リカバーデコレーション」を聴いて・・・

♪泡立った感情シェイクされて/まさかのライン踏み込んでる/予想外!
いまさら後悔もう遅いよね/少し苦い失敗もほら目をつぶって/リカバーデコレーション(Recover Decoration)

・・・「ん?何か妙に気合入ってるな?」と思ってそのまま視聴を続けたら、半ば過ぎの第11話(オイワイ)で、割と予想外の展開が来て、ここから俄然面白くなって、本サイトのレビューで多くの人が話題にしている第16話(タイフウ)へ。
ああ、なるほど、これが本作の魅力なのか、ということがようやく分かってきて、見続けて本当に良かった、という気持ちになれました(完走後、二周目に突入し原作マンガにも手を出す)。


◆前半の設定&シナリオへの違和感はやや我慢が必要かも

歌舞伎や人形浄瑠璃の公演では、役者や人形師の背後で黒い頭巾を被った者たち(黒子)がテキパキと舞台装置を整えて、場面が次から次へと都合よく進行していき、観客たちはそれを「お約束」として別段気に掛けずに鑑賞を続けていきますが、本作の展開はまさにそんな感じで、とくに初見時の前半は私のように「何?この子供騙しみたいな安易な展開は・・・」と閉口してしまう人が多いと思います。

でも、前述のとおり、本作の設定の良さとシナリオの面白さが分かってくるのは、半ば過ぎの第11話から先なので、それまでは、「これは、そういう“お約束”のある作品なんだ」ということで、しばらく我慢しましょう。


◆設定&シナリオ面での評価は幾分低くなるけど、好感度はとても高い作品でした

本作に個人的評点を付けるにあたって、上にも書いた同じ「学園&ラブコメ&青春」ジャンルの名作・優秀作・・・『とらドラ!』、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』、『やはり俺の青春ラブコメは間違っている』、『冴えない彼女の育てかた』と比較してみましたが、

(1) シナリオ面では、やはり、それらの作品の出来の方がずっと高く、本作の場合はどうしても評点を一段階も二段階も低く付けざるを得ませんが、
(2) では、「果たして自分にとって好感度の高い作品はどっちなのか?」ということを考え始めると、ヒロインの好感度の高さ、という一点が効いて、現時点ではむしろ心情的には本作の方を推したい気分です。


それにしても、これだけの安直な設定&ご都合主義のシナリオの原作を、ここまで魅せるアニメ作品に仕上げた新房総監督の手腕&シャフトのアニメ制作技術は、やっぱり凄いのかも知れませんね。

そういう意味で、上記の2番目ED「リカバーデコレーション」という謎の曲名・・・

recover(回復する)には動詞としての用法しかないので、ここはおそらく recovery(回復、復旧)という派生名詞の形容詞的用法を使って、「リカバリーデコレーション」で、“失敗補填の取り繕い”“ミス挽回の飾り付け”という意味合いだと思いますが、それが、

(1) 本作のヒロイン{netabare}(小咲)が主人公(楽)の前でいつもドギマギしてヘマをしてしまい、その埋め合わせをして今度は主人公を歓喜させる{/netabare}様子を含意したもの、であると同時に、
(2) ヘボい原作マンガの設定とシナリオを、アニメ化にあたって、それでも何とか魅力的な味わいのあるものに、頑張って装飾しました、というアニメ制作者の側の矜持が含意されている、

・・・この曲名には、そういう二重の意味合いがあるのではないか?と思ってしまいました。



◆制作情報
{netabare}
原作マンガ       古味直志(『週刊少年ジャンプ』2011-2016年連載)
総監督         新房昭之
監督          龍輪直征(第1期)、宮本幸裕(第2期チーフ演出)
シリーズ構成      東冨耶子、新房昭之
脚本          中本宗応、木澤行人、大嶋実句
キャラクターデザイン 古味直志(原案)、杉山延寛
音楽           千葉“naotu-”直樹・石濱翔(第1期第1-6話)、菊谷知樹(第1期第7-20話、第2期)
アニメーション制作  シャフト{/netabare}


◆期別評価

第1期 ★ 4.3  (20話) (2014年1-5月)
第2期 ☆ 3.8  (12話) (2015年4-6月)
-------------------------------------
総合  ★ 4.2 (計32話)


◆視聴メモ(第1期)
{netabare}
・第1話視聴終了時点
少し前に見終えた少女マンガ原作の人気アニメ『しょごキャラ!』は、少年の方が鍵(ダンプティ・キー)、少女の方が錠(ハンプティ・ロック)を持ってる話だったんだけど、本作はその逆なんですね。
『しゅごキャラ!』の方は「少女マンガ」だから・・・ということで笑って許されたんだけど、本作の方はきっと、♂が鍵で♀が錠だったらPTAあたりからボロクソに叩かれていたかも知れませんね。
・第5話視聴終了時点
第1期の1/4まで見終わりましたが、やはり展開や設定の強引さが目立ち、面白いのだけど作品全体としては評価が低めになってしまいそう。
『週刊少年ジャンプ』連載マンガ原作だから当然といえばそれまでなのだけど。
・第6話視聴終了時点
ここで野球ボール飛込→告白中断はベタ過ぎてもう一工夫欲しかった。
一話一話はそこそこ面白いのだけど、やっぱりコイバナになると少女マンガに敵わないなあ・・・。
・第8話視聴終了時点
第7-8話の誠士郎の安っぽいエピソードでゲンなりするが、この第8話のラストでちょっと意外な展開があり、今後に期待を持つ(※ED「リカバーデコレーション」への切り替えが良い感じに決まっている)。
・第10話視聴終了時点
肝だめし大会で主人公(楽)と小咲は互いが待ち望んだペアに決まりながら、楽が小咲との出発直前に行方不明の千棘を心配して駆け出して行ってしまう→本作の結末を暗示?
・第14-15話視聴終了時点
ここで強引に第三のヒロイン投入でハーレムアニメ化確定。
これは流石に幻滅。
・第16話視聴終了時点
小咲の魅力爆発回。
この回だけは何度でもループ視聴できてしまうレベルで、三週目で遂に個人的《神回》認定しました。
かの田村屋の娘(麻奈実)も、この同じ和菓子屋(おのでら)の娘くらい可愛かったら桐乃にまさかの大逆転サヨナラ負けを喰らうこともなかったろうに・・・。
・第17話視聴終了時点
楽の買った恋むすびを預かった小咲の鼻緒が切れてしまい、色々あって結局、楽が恋むすびを千棘に渡してしまうエピソード→やはり千棘endを示唆?
・第19話視聴終了時点
楽&小咲のロミジュリ衣装が本作2番目のED「リカバーデコレーション」の二人の衣装→二人がすれ違う結末を暗示?
・第20話視聴終了時点
千棘が演劇のセリフに自分の本当の気持ちを重ねて語る・・・という、これまたベタな展開だったけど、それを正攻法で映像としてきっちり描き出したのは流石シャフトだと思った。
後半の小咲&楽の屋上ロミジュリも視聴者の期待を外さぬ見事なシナリオで◎{/netabare}


◆視聴メモ(第2期)
{netabare}
・第2期はシナリオ面での進展ほぼなし。
・まるで第1期のOVAみたいな作風で、前半は余り見所がないが、第8話以降は楽しめる話が増える。
・原作マンガの終盤はどちらかというと不評だったそうで、第3期は難しい感じか。
{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

=============== ニセコイ (第1期) (2014年1-5月) =============

 - - - - OP「CLICK」、ED「Heart Pattern」 - - - -
{netabare}
第1話 ヤクソク ★ 桐崎千棘(きりさき・ちとげ)転入、ペンダント捜し、偽の恋人 ※OPなし・ED「CLICK」
第2話 ソウグウ ★ 楽&千棘の初デート、小咲との鉢合わせ、誤解と嘘 
第3話 ニタモノ ★ 公認カップル、小咲の落とし物(鍵)、千棘の友達ノート、小咲の立ち聞き
第4話 ホウモン ★ 小咲の親友・るりの策略1(一条家勉強会)、蔵に閉じ込めた二人
第5話 スイエイ ★ るりの策略2(水泳レッスン)、合わない鍵、水泳大会のアクシデント
第6話 カシカリ ★ 楽と千棘の事情判明(小咲ひと安心)、ペンダント再紛失、小咲の告白失敗、千棘の遠い記憶(ザクシャ・イン・ラヴ)
第7話 ライバル × 鶫誠士郎(つぐみ・せいしろう)転入、楽VS誠士郎 ※この展開はないな・・・{/netabare}

 - - - - OP(変わらず)、ED「リカバーデコレーション」 - - - -
{netabare}
第8話 シアワセ ☆ 誠士郎の任務遂行と恋、千棘の10年前(5歳)の約束と日記、もう一つの鍵
第9話 オンセン ☆ 林間学校、楽の額の傷 ※お約束の温泉回だけど謎の湯気が邪魔(笑)、EDなし
第10話 クジビキ ★ 続き、肝だめし大会、千棘の王子様、ファーストネーム
第11話 オイワイ ★★ 千棘の誕生日、プレゼント選び、小咲の秘密の場所、10年前の約束の女の子
第12話 カクニン ★ 鍵合わせ失敗、千棘パパの昔話、平常心なくした千棘、写真選び・誤解
第13話 ホウカゴ ★ マックでのうっかり発言、10年前の写真の女の子、雨宿り、楽の許嫁(いいなずけ)
第14話 シュラバ × 橘万里花転入、本当の鍵の持ち主?、万里花とのデート ※デンパ女登場で流石にこれは酷い、ED「STEP」{/netabare}

 - - - - OP「STEP」、ED「TRICK BOX」 - - - -
{netabare}
第15話 サンボン ☆ 10年前の夏の記憶、結婚の約束?、警視総監の父との対面
第16話 タイフウ ★★★ 夏休み開始、和菓子屋おのでらバイト、小咲のアルバム、メアド交換 ※EDなし
第17話 エンニチ ★ 夏祭り、千棘との夜店巡り、切れた鼻緒、恋むすびの渡し先{/netabare}

 - - - - OP(変わらず)、ED「はなごのみ」 - - - -
{netabare}
第18話 ウミベデ ★ 海辺グループ旅行、小咲の大胆発言、千棘の悩み事(これって恋?)・楽の失言、秋新学期
第19話 エンゲキ ★★ 学園祭の演劇「ロミジュリ」配役、千棘との亀裂(偽恋の終わり)、小咲のケガ、代役申込、楽の本心{/netabare}

 - - - - OPなし、ED「想像ダイアリー」 - - - -
{netabare}
第20話 ホンバン ★★ 開演、二人の障害、恋心を認めた千棘、二人だけのロミジュリ{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)3、★(良回)11、☆(並回3、×(疑問回)2 ※個人評価 ★ 4.3


=============== ニセコイ: (第2期) (2015年4-6月) =============

 - - - - OP「Rally Go Round」、ED「曖昧ヘルツ」 - - - -
{netabare}
第1話 コレカラ/キヅイテ ☆ 千棘の恋の自覚、冬服、鈍感ダーリン
第2話 インネン/ショウブ ☆ 誠士郎のライバル登場(ポーラ) ※ED「TrIGgER」
第3話 ヒツヨウ ☆ 千棘のママ登場(華)、X'mas Eve
第4話 ハハオヤ ☆ 続き、リボンのプレゼント ※シナリオ色々と強引過ぎて×、ED「Sleep zzz...」
第5話 オシエテ/ラクサマ ☆ 万里花家の勉強会・お喋りオウム ※ED「またどーらぶ」
第6話 オイシイ ★ バレンタインデー回(千棘と小咲の友情、チョコ作り、特別な義理チョコ)
第7話 イモウト ☆ 2年進級、小咲の妹(春)登場 ※ED「marchen ticktack」
第8話 マジカルパティシエ小咲ちゃん!!/ハタラケ ★ ※OP「マジカル☆スタイリング」、EDなし
第9話 オソウジ/オミマウ ★ プール掃除、小咲の風邪、春の看病、戻ってきたペンダント
第10話 オウエン ☆ 集(楽の親友)の想い人、キョーコ先生の寿退職 ※ED「通り雨drop」
第11話 ヤセタイ/オハヨウ ★★ 小咲のダイエット・中学時代 ※ED「クレヨンカバー」
第12話 ソウサク/オタメシ ★ うさ耳リボン捜し、千棘の悩み(告白する・しない){/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)4、☆(並回)7、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.8


※2周目完了で個人評価を (第1期) ★ 4.2→4.3 (第2期) ☆ 3.7→3.8 に上方修正。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 35
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

王道な展開と王道なヒロインを、めいいっぱい楽しむ作品

2014年1月より放送。
全20話(10月3日発売の原作第14巻には、新規アニメDVDが付属予定。)


【前置き】

週刊少年ジャンプ連載作品。原作未読。
原作者のデビュー作「ダブルアーツ」が、(打ち切られながらも)とても胸に残る作品でしたので、本作「ニセコイ」も、連載当時から気にはなっておりました。
そんな折、シャフト制作によるアニメ化が発表。
加えて、オープニング曲はClariSが担当。
……避けて通る理由がありませんでしたね。


原作を読んでおりませんでしたので、いわゆるシャフト演出と噛み合うのかどうかも私には未知数で、期待も不安もあまりせず、「とりあえずオープニング曲を楽しめればいいや」っていう気楽な気持ちでの視聴開始でした。
そんな気張らない姿勢だったからかは分かりませんが、最後まで気楽に楽しめました。

ただ、シナリオ展開に関しては正直、恋愛アニメとしてはちょっと私の心には響きませんでした。
ですが、ラブコメとして見れば良い意味で「続きが気になって仕方ない」とはなりませんでしたので、そういう意味では毎週見ていても精神的にラクでしたね。



【あらすじ】

おヤクザの息子として育てられた高校生の一条 楽(いちじょう らく)を主人公とし、双方の親の事情で、おギャングの娘である桐崎 千棘(きりさき ちとげ)と、偽りの恋人(ニセコイ)を演じることになるところから始まります。

しかし、楽には幼少期に将来を誓い合った女の子がいて、楽が持つその子との思い出の鍵穴のついたペンダントの鍵を持つのが誰なのかが、シナリオを動かす大きなファクターとなっていきます。



【論じてみる】
{netabare}
さて…、このペンダントを持つ鍵が誰なのかという点ですが…。

千棘をはじめ、片思い中の小野寺 小咲(おのでら こさき)や、途中から登場する橘 万里花(たちばな まりか)と、続々と幼少期に会っていて且つ鍵を持つ女の子達が登場する設定は、流石に非現実的。
原作では、更に増えたとか……。
まるで、鍵を持つヒロインのバーゲンセールd(ry


シナリオ展開的にも、鍵を挿そうとして結局挿さなかったり、ヒロインとの進展がありそうで結果的に何も進展していなかったり…。
完全なるコメディとして作品を見ればそれもアリなのかもしれませんが、ちょっと引き伸ばしがあからさま過ぎる感じがありました。
ジャンプの人気連載作品としては、致し方ない部分もあるのでしょうけど。

中でも、海辺で片思い中の小野寺さんと2人きりになった時のエピソード。
実は小野寺さんの想いも一緒で「キスしていい?」と言われる展開に発展しながら、主人公はガチで寝ていたというオチには、戸惑いを隠せませんでした。

今の高校生は、その状況で、好きな子を前にして、座りながら寝られるのでしょうか…?
当時の私なら最低限、まぁ…失禁程度は確実でしょう。


全体的に見て、最初の「おヤクザ」「おギャング」という設定はどこ吹く風で、それを上手く活かしたエピソードを練ろうというより、毎回行き当たりばったりで物語が進行している印象がありました。
故に、どこかで見たような展開やキャラが多く、毎話の引きにもイマイチ心に残りません。

それでも最終話では、千棘が自分の気持ちについて、内の言葉で

「この気持ちに、なんて名前を付ければいいだろう…。

 うぅん……。

 ……本当はもう、知っている…。」

と言い、目を引く進展を見せるのですが、そこで本編が終わってしまうので…。
区切り目としては良い場面かとも思いますが、本作単品としては何一つ結果がついていないまま終わってしまうので、ストーリーを楽しむ方にはあまりオススメ出来ませんね。

同じく週刊少年ジャンプで連載されていた作品で言えば、
妄想とキカンボーの純恋愛漫画「I"s」
お約束エロを念頭に置いたラブコメ「ToLOVEる」
いちごパンツ(*´Д`)ハァハァの「いちご100%」
等と比べても、ちょっとパンチが弱い気がしました。


ですが本作は、同時期に連載を開始した「パジャマな彼女。」「恋染紅葉」という恋愛漫画の中で唯一生き残り、アニメ化に至った作品です。
勝敗を分けた、この大きなポイントは一体どこだったのでしょうか。

それは(私が勝手に思ったことですが)、もう単純明快。
何より可愛く分かりやすいキャラクターによる、王道でコミカルな展開が良い意味でウケた(見やすかった)からだと思います。
ホント捻りも糞もないのですけど。
{/netabare}


【キャラクター】
{netabare}
繰り返し申し上げますが、本作の魅力は何より、この分かりやすい且つ可愛らしいキャラクターだと思います。

まさに、王道を地で行くヒロイン達。
千棘の暴力&ツンデレぶり。
小野寺さんの、奥手で照れ屋な王道ヒロインぶり。
誠士郎の男装ぶり。

加えて、途中参戦した万里花に関しては
『お嬢様&虚弱体質&猛烈アタック型&感情が高ぶると訛る』
と、いくつ属性を付ければ気が済むのだと言わんばかり。

本作では『可愛いは正義』という真理を、まざまざと見せつけられたようでした。


王道と一言で言っても、それをキャラクターとして分かりやすく動かし、視聴者に伝えるのは意外と難しいものです。
ニセコイは、シナリオを描くというより、キャラクターをコミカル重視にキッチリ描いて、「視聴者にヒロイン達を好きになってもらおう」、という製作者のインスピレーションを強く感じました。


私は当初、コミカルながらも抑揚を感じないシナリオ展開に視聴を断念しようかと思いましたが、小野寺さんのド直球なヒロインぶりにやられ、シナリオ重視からキャラ重視に切り替え視聴を継続していました。
声が花澤香菜さんなので、まさに土俵の如くこなされていましたしね。
毎度顔を赤らめ照れる小野寺さんは、メチャクチャ可愛かったです!!!

展開は相変わらず、どこかで見たようなシーンが続きます。
キャラクターも、次にどんな行動をするか、どんな反応をするか、少なからず予想出来てしまいます。
でも、それがあまり退屈に感じない。

それは、作中で動くヒロイン達がそれぞれ可愛いくて、見ていた楽しいからなのでした。
言えば言うほど単純過ぎる言い分で、最早擁護になっているのかも怪しいですが。。。


私が一番好きなのは、当初はド直球ヒロインの小野寺さんでしたが……。
最終的には、途中参戦の橘 万里花(マリー)に、その軽~~いハートを持って行かれました。

確定したのは第15話の、この台詞↓ですね。

『急にそがんこと言われたら困るばい…。。。』

『こっち見んでくれんねーーー!!!』

『照れとらんけん、こっちば来んとって!!』

声を担当された阿澄佳奈さんの訛りっぷりの相乗効果も含めて、このシーンの破壊力たるや…、私の心を鷲掴みどころか握り潰すのに十分の破壊力でした。

楽へのアグレッシブな姿勢や、好かれようとする努力がちゃんと見えるところも良いですね。
あと個人的に、口に手を添えてジト目ながらドヤ顔でクスリと笑っている、あの表情も大っ好きです。

これだけでも、私が「ニセコイ」という作品を視聴したことに意味はあったと思っています。キリッ

まぁ…ボクのような、にわかファンなぞ…。
原作の人気投票でマリーに1500票を1人で入れた「千葉県のYさん」の、足元にも及びませんけど。
{/netabare}


【総評】

純粋にラブストーリーとして作品を見ると、肩透かしを食らうかと思います。
バラエティー豊かなヒロインが定期的に登場して、対抗馬も一切いない主人公がドンドンとハーレムになっていくような展開ですので…。

シナリオを特に気にせず何より気楽に、ラブコメとして可愛いヒロイン達を見て楽しみたい。
そんな人が求めるのが、本作のような気がします。
押し付けがましい萌えや過剰なエロも無いので、そういう点でも万人が見やすい作りですしね。

シャフトの作画も安定していましたし、その演出も過剰なクセにならず雰囲気も良し。
ClariSのオープニング2曲や、ヒロイン達がそれぞれ歌う曲も良曲。

そして、マリーが可愛い。

なんだかんだ私は5ヶ月間、楽しませてもらいました。

ではでは、読んでいただきありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『橘 万里花』 声 - 阿澄佳奈さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『小野寺 小咲』 声 - 花澤香菜さん



以下、本作の主人公と私との、どーでもいい共通点と相違点について。
駄文なので、〆ます。
{netabare}

さて作中とあるシーンで、

ヒロインの一人である小野寺さんの修学旅行の写真に、

下着姿が写り込んでしまった事件がありました。


学生が掲示板に公開された一覧写真を見てそれぞれ欲しい写真を選ぶ中、

それにいち早く気付いた主人公の楽は、

それを教師に伝え撤去させる男前っぷりを見せました。


勿論……、紳士の私も同じ状況なら、そう行動したことでしょう。


無論……、拡大コピーしてから。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 55

87.0 8 幼なじみで学園なアニメランキング8位
冴えない彼女の育てかた(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (2867)
14883人が棚に入れました
春休み、アニメBD購入費用を得るためのアルバイト中のオタク・安芸倫也は、桜の舞う坂道で出会った少女に興味を抱き、その少女をメインヒロインのモデルにした同人ゲーム作成を思いつく。1ヶ月後、その少女が名前も知らないクラスメイトであることを知った。
それほどまでに印象が薄い加藤恵をメインヒロインにしたゲームは成立するのか? イラストもシナリオも書けない倫也は、同学年の美術部エース・澤村・スペンサー・英梨々と学年一位の優等生の先輩・霞ヶ丘詩羽を誘い、恵の協力のもと、なんとか同意をとりつけ、コミケ参加を念頭に、サークルとしてゲーム作りを始める。
合わないスケジュール、乏しい予算、仲が悪いメンバー、愛弟子・波島出海に絡んだ確執、その兄による引き抜き、オタクに無理解なバンド少女の従姉妹・氷堂美智留の途中加入、土壇場で見つかるシナリオの問題点… 数々の試練を乗り越えて、少しずつゲームが具体化していく。

声優・キャラクター
松岡禎丞、大西沙織、茅野愛衣、安野希世乃、矢作紗友里、赤﨑千夏、柿原徹也
ネタバレ

ユキオウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

無難に楽しめる美少女系アニメ。(ノイタミナ保障)

全12話 ラノベ原作

■作品紹介
―ノイタミナの挑戦!
・正直舐めてましたけど良い意味での裏切り有です。
・話が進むにつれて主人公がじわじわ成長しカッコ良くなっていく感じなんです、つまりこのアニメは序盤で主人公が足引っ張ってます。(苦笑)
この主人公以外の要素が最初から非常にクオリティが高いのはさすがノイタミナ枠だなと言える作品。

―ギャルゲーやラノベ他美少女系2次元をこよなく愛する方にオススメ!
・女の子がとにかくかわいいです。(キャラデザ・声・しぐさ・心理描写)
・カメラワーク。(男心わかってます)

―話事体は典型的なハーレムアニメです。

■OP、ED評価
{netabare}
OP ☆4.5
♫君色シグナル/春奈るな
AメロからBメロにかけてのフェチズムをばっちり押さえたカメラアングル。(本編にも通じる要素だと思います。)
サビの作業風景などが頭に残る。
登場人物の爽やかな情景を描きぬるぬる動くアニメと曲とがマッチしていて素晴らしいです。

ED ☆4.5
♫カラフル。/沢井美空
ポップでかわいいタッチに彩色されたキャラが織り成すアニメ。
沢井美空さん作詞作曲の歌がOPに引けを取らずこの作品を上手く表現されていると思います。

OP、EDともこの作品のために作られた楽曲、作品に合った丁寧な画で飛ばさずに最後まで見てしまうので高評価。
{/netabare}

【第0話】
{netabare}
『愛と青春のサービス回』
ラノベ原作アニメのベタな展開ですが、キャラの長い説明台詞が炸裂。
主要キャラが最初から登場しますし一斉にしゃべり出すのでカオスな印象になりました。(良い意味でも悪い意味でも)

ストーリーはギャルゲーを制作するゲームサークル内で主人公が周囲の女の子との恋愛や絆を描く感じといったところなんでしょうか、期待は持てる内容だと思います。
☆3.0
{/netabare}

【第1話】
{netabare}
『間違いだらけのプロローグ』
原作未読なのでどこまでがアニメオリジナルの内容かわかりません。(原作ファンの方ごめんなさい)
王道のラブコメっぽいポイントが数多くありますが動きの少ない場面でも飽きずに見られる作画のクオリティが良いです。特に静と動のバランスが非常に良く取られている印象をうけました。

教室のシーンで主人公が親友との会話で最後に言った「3次元てのはなぁ、もっと面倒くさいんだよ。」に引っ掛かりました。
前後の会話からヒロインのことであるし、こういう主人公ってそういうの言うよなぁって想像もできます。(個人的に)
今後のヒロインの描写に対してハードル上げてないか?とドキドキしつつ先が気になります。
☆3.5 
{/netabare}

【第2話】
{netabare}
『フラグの立たない彼女』
Aパートは喫茶店にて倫也と加藤さんとの会話シーンからスタート(後に英梨々・霞ヶ丘先輩が合流)
倫也に一般人の常識を超えた言動などが目立ち、学校内の三大有名人に数えられる理由も頷ける。あれだけキモいし痛い行動を取っている倫也に対してここまで一緒にいられる加藤さんはなんて優しい人だ。

Bパートは倫也が自宅で加藤さんにひたすらギャルゲーを布教するといった内容です。
キモオタな倫也と一般人加藤さんによって進行するトークはさながら漫才かコントといったところでしょうか。
…でなんだかんだ次の日の朝までギャルゲーをプレイする二人でした。(Cパート)

ここまで見ていて主人公に慣れないといった心境です(苦笑)。
苦言になりますが主人公の描写が残念でなりません。
(ex.過剰なオタク演出の割にそれを補うプラスポイントがない)
今のところヒロイン達は何に惹かれて一緒にいるのかわかりません。
この先のどこかで彼のイケてるシーンがあるよう願います…

なんとなくこの作品の魅力は普段アニメ、漫画、ゲームに触れているとき、あのモブ子可愛いなぁ、ヒロインとして攻略したいなぁ…という思いを形にしてくれている気がします。
☆3.0
{/netabare}

【第3話】
{netabare}
『クライマックスはリテイクで』
GWに入る。倫也は合宿を計画するが電話で加藤さんが北海道へ家族旅行だと知る。
英梨々が倫也の家に勝手に上がりこむ。
玄関のチャイムが鳴る、霞ヶ丘先輩登場。
霞ヶ丘先輩は今のサークルメンバーを本気にさせなさいとアドバイス。
その日の夜、電話越しに加藤さんは自分の良いところは何かと倫也に尋ねる。
翌日、丸一日ラノベを読みネットサーフィンをして潰す倫也。
また翌日になり息詰まる倫也はあの坂道へ…
そこに加藤さんが登場!!(電話で事情は知っていたので早く帰宅していた。)
理想のヒロインを演じる加藤さん(衣装・英梨々、台本・霞ヶ丘先輩)
Cパートでばっさり企画を切られる倫也。

倫也の行動力に皆一目置いているのでしょうか、特に何事もなく集結する4名。
ヒロイン全員の好意が全面に出ているのでハーレムENDみたいに終わりそうです。
個人的には加藤さんがめちゃくちゃ良い子なので応援したくなる。
主人公メタ発言とかいいからそろそろカッコいいところ見せてくれよぉ…
☆4.0
{/netabare}

【第4話】
{netabare}
『予算と納期と新展開』
締切に追われる霞ヶ丘先輩は町田という編集からインタビューの催促をされご機嫌ななめ、しかし何かうまい話があるそうでびっくりして机に足の小指を打つ。
倫也から渡された霞ヶ丘先輩のラノベにハマる加藤さん。
場面が変わり霞ヶ丘先輩が執筆している作品の出版社。
インタビュアーは倫也だった。(副編集長の町田さんが倫也のホームページからオファー)
霞ヶ丘先輩の作品が売れたのは倫也のブログでのプッシュのおかげだった。
いつもの喫茶店でバイト中の倫也の前に男を連れて加藤さんが現れる。
次の日にその男が加藤さんのいとこだと知る。
週末加藤さんがいとこと行く予定だったショッピングモールの開店バーゲンに倫也が変わりに行くこととなる。
Cパートでぐずる倫也。

せっかく良いところがあったと思ったらキモ過ぎだよ倫也、ただのストーカー野郎だ…
☆3.5
{/netabare}

【第5話】
{netabare}
『すれ違いのデートイベント』
空き教室で作業するサークルの面々。
上手く表情が作れないという加藤さん、デートについて英梨々に質問する倫也、嫉妬する英梨々と霞ヶ丘先輩。
倫也はオタクに対して偏見のない加藤さんに一目置く。
プロットとキャラデザが仕上がる。
※内容は超展開です(加藤さん曰く、設定が凝っているとのこと)
先輩と倫也との意味深な回想。
デートしようと決意する倫也!
デート当日になり、いつもと違う環境に押される倫也&平常運転の加藤さん。
ここはコミケ会場と一緒なんだ!ホームだ!と意識を切り替え、フロアマップをチェックして誘導する倫也、ツイッターを駆使し情報収集するなどイケメンじゃねーか!
加藤さんの可愛すぎるシーン
倫也を駅で待つ先輩

神回でした。
ここまでネックだった倫也くんが遂に覚醒してくれて嬉しい展開です。
☆5.0
{/netabare}

【第6話】
{netabare}
『二人の夜の選択肢』
書店のサイン会で出会うファンの倫也とラノベ著者の霞ヶ丘先輩。(回想)
倫也は霞ヶ丘先輩に電話するが先輩は出ない。
ファミレスに入る倫也。(また回想入ります)
著書の参考にしたいから倫也の意見を聞きたいと言う先輩。(回想)
夜、雨が降り落ちる駅前で空を見上げる先輩。
雪が降っているなか倫也に最終巻の原稿を読んで欲しいと頼む霞ヶ丘先輩に対して大ファンだから読めないと拒む倫也。(回想)
ホテルの前で倫也に別れを告げる先輩。(回想)
ホテルで打合せする霞ヶ丘先輩と町田さん。
倫也がホテルに到着、ホテルに二人を置いて帰っていく町田さん。
倫也はプロット作りのためにやって来たのであった。(過去に囚われるストーリーの修正のため)
過去に囚われて何が悪いと霞ヶ丘先輩。
全てを否定するのではなくプラスアルファを求める倫也。
霞ヶ丘先輩のサービスシーン。
霞ヶ丘先輩にクリエーターとして認められる倫也。
Cパートに英梨々と加藤さんが登場、英梨々に倫也に置き去りにされたのだと言われムッとした表情の加藤さん。(かわいい)

倫也と霞ヶ丘先輩との馴れ初めがわかるとともに伏線も回収。
サークルの面々一人ひとりのギャルゲーキャラっぽさが増した回になりました。
倫也が優柔不断なのはともかく、彼は自分の日常がギャルゲーのようになっていることに気にはならないのでしょうか。
一から創作するよりもお前ら自身の話が面白いよと突っ込まざるおえない。
…というか、このアニメのギャルゲがあったら売れるんじゃないかと思います。
PSVita用ソフト「冴えない彼女の育てかた - blessing flowers - 」公式サイト
http://5pb.jp/games/saekano/index.php
2015年4月30日発売か…現実にあったよ…
☆4.0
{/netabare}

【第7話】
{netabare}
『敵か味方か新キャラか』
季節は夏になる、倫也は英梨々に呼び出され同人誌作りの手伝いをする。
あっという間に終業式。
倫也と加藤さん(ポニテ)がご都合主義な会話をしていたら…
新キャラ登場、波島出海ちゃん!!妹系後輩ヒロインである。
倫也は3年前に出海ちゃんをオタクの世界に勧誘する。(親が名古屋に転勤することになりしばらく会っていなかった)
出海ちゃんは夏コミに参加する旨を倫也に告げるのであった。
出海ちゃん兄も現れる、名前は伊織。
倫也と伊織は親友だったが、他人の力を利用しオタクの世界でのし上がるためだった。
その結果超大手サークルの代表になっていた伊織、こいつはできる男だ。
伊織は倫也達のサークルの活動を知っており、英梨々をヘッドハントしようと考えている。
倫也達と伊織との間に英梨々を争奪する戦いが始まる。
Cパート、小学生時代の倫也と英梨々(回想)

新キャラ登場回、出海ちゃんは妹系のテンプレのようなので次回以降に深い話が置いておきます。
伊織は倫也のライバルキャラということで重要な役回りです。設定がイケメンで成績優秀、モテモテで倫也と同じオタク趣味ですがクリエーターとしての意識が対極にある。(英梨々にツッコまれているので同じ?)
未だに英梨々メインの回がないのでまだ先なのかな…メインの役どころなのに不遇です。
☆3.5
{/netabare}

【第8話】
{netabare}
『当て馬トラウマ回想モード』
キャラデザの方向性を決めるため倫也の家に集まる面々。(霞ヶ丘先輩のみ欠席)
先輩ファンの方残念。(泣)
英梨々は夏コミの仕上げに苦戦中。
出海ちゃんの様子を見に行きたいと夏コミに参加決定の加藤さん!
リトラプ(乙女ゲー)をやり始める加藤さん!(プレイヤーの名が本名・選択が上級者向けキャラのセルビス)
加藤さんの成長が著しいです、絶賛ヒロイン力上昇中!
気を取られる英梨々。
英梨々にこれからどうしたいのか聞く倫也、それに対し今から倫也のサークルの柏木エリになると答える英梨々。
―夏コミ会場、出海ちゃん登場。
手伝いをする倫也と加藤さん。
出海ちゃんの同人誌を読み、完売させようと宣言する倫也。(宣伝用の看板を現地で制作したりとオタクスキル発動)
完売させることに成功!
英梨々が出海ちゃんの同人誌をこっそり購入。
英梨々を見つける倫也、涙ながら自分の作品の評価を問う英梨々に言い淀む倫也。
小学生時代の倫也と英梨々(回想)

出海ちゃんにも作家の才能があり倫也の目に止まりました、途中出場者だけあって他ヒロインに負けない魅力の持ち主ですね。
終盤の展開で長々溜めた英梨々と倫也のストーリーが展開していくのが楽しみ。
☆4.0
{/netabare}

【第9話】
{netabare}
『八年ぶりの個別ルート』
前回出番のなかった霞ヶ丘先輩が登場!
加藤さん当然ながら倫也の家に。
英梨々とのことを二人に相談する倫也。
倫也が頑張り、英梨々との幼馴染フラグを回収するという作戦になる。
夏コミ会場で伊織に協力を頼む倫也。(こいつらホント仲良いな)
英梨々のサービスシーン。
夜、リトラプのシーンを再現し英梨々を家から連れ出す倫也。
通っていた小学校へ向かった二人。
お前のことを恨んでいたと倫也、何があっても謝らないと英梨々。
作品の件で口論する倫也と英梨々。
「あんたの一番になる!」と宣言する英梨々。
英梨々を背負って帰る倫也。
サークルカット完成!
サークル名は“blessing software”、意訳すると“めぐみそふと”
―波島兄妹宅、柏木エリのサインを伊織から渡される出海ちゃん。
裏面に英梨々からメッセージが書いてあった。(笑)

ヤンデレ度が増す霞ヶ丘先輩、完全に倫也の嫁ポジションの加藤さん。
英梨々ファンお待たせの回になりました。
幼馴染なだけあって良いシナリオですね、意味のある引っ張り具合だと思いました。
回を重ねるごとに倫也の成長を感じます。
個々のイベントによってサークルとしてまとまっていく様子が伝わっているので
違和感もなく見られている印象。
☆5.0
{/netabare}

【第10話】
{netabare}
『思い出とテコ入れのメロディ』
音楽担当登場、氷堂美智留は倫也と同い年の従姉妹で、誕生日と病院も一緒という奇跡。
高校に入ってバンドをやるようになった彼女、そして痴女っぽい。
今回エロカメラワークが冴える。
作業が進むが音楽が足りないと考えるサークルの面々。
倫也スマホに美智留から送られたメールを見た面々。
倫也の部屋に自分の荷物を持ち入れる美智留。
美智留が倫也に無断でアンプで音を出しながらギターを弾く。
倫也のギャルゲの想像。(ピアノ、シンセの音も入る)
倫也は美智留に一緒にギャルゲを作らないかと相談。

美智留がようやく登場しました、0話から見て忘れかけてたよ…
残りの話数も考えて出番多め、サービスシーンもかなりありました。
この話の内容としてはだいぶ取って付けました感が。
☆3.5
{/netabare}

【第11話】
{netabare}
『伏線回収準備よし』
美智留をサークルの面々に紹介する倫也だが興味ないと言う美智留。
美智留でなくちゃダメなんだと倫也からの熱い勧誘。
オタクに対する尊さを熱く説明する霞ヶ丘先輩。
文化(オタクとバンド)が違うけど倫也は別だと評価している。
(一般人からしたら線引きはしたくなってしまうところですよね)
バンドの夢があって余裕がないと断る美智留、条件次第で親父は許すと言う。(ちゃんとしたマネージャーをつけることが条件)
俺が何とかすると言う倫也。(知り合いに掛け合う)
美智留は倫也に任せる気でいた。(ほぼ美智留の中では確定事項だった様子)
倫也のサークルは歪んでいると指摘。
他の子はいろいろあって参加していて私のバンドはみんな本気だと指摘。
親友のよしひこ…生きてた。(このメタ発言は好きです)
英梨々の家で徹夜して作業する英梨々と加藤さん。
霞ヶ丘先輩も自宅で頑張っているようだ。
―翌朝
電話する倫也と加藤さん。
倫也:本気でゲームを作っているのは俺だけか?と相談。
加藤さん:ご飯を食べようと喫茶店に誘う。
本気でゲームを作ろうとしていると言う加藤さん。
少しでも自分の力で頑張ろうとしていることをアピールする加藤さん。
加藤さんのかわいい犯行。(良い演出)
美智留の曲を聴いて本当にオタクと関係ないのか疑問を持つ加藤さん。
美智留のマネージャーになり、いきなりライブを取って来る倫也。(メンバーに承諾も取った)
サークルの面々に勝手なこと言ってごめんという倫也ではあるが何か策があるようだ。

オタク活動に否定的な美智留ですが彼女にはしっかりとした理由や信条(バンド活動に対する本気度、倫也に対する幼少期からの人望)があり、倫也の現状をよく把握していました。
ただの追加キャラではなく、後半の登場である意味が理解できました。
この時点で美智留は今まであったことは聞いていないみたいなので元からプロやセミプロが二人いる現状で加藤さんがキーパーソンかなと…
この話でテンポよく判明していますが加藤さんもガチでギャルゲーを作ろうと頑張っていましたね。
喫茶店での倫也と加藤さんのやりとりにはニヤニヤしてしまいました。
(これがメインヒロイン力)
美智留のマネージャーになり、持ち前のスキルで用件をクリアする倫也は
頼もしいです。
何か策があるみたいなので期待したい…て思ったら次回が最終回か!
☆5.0
{/netabare}

【第12話】
{netabare}
『波乱と激動の日常エンド』
―ライブハウス
美智留のバンド“icy tail”のライブ本番。
ライブハウスにやって来た霞ヶ丘先輩と加藤さん。
加藤さん、英梨々、霞ヶ丘先輩のやり取り。(二人の仲介役になる加藤さん)
実はアニソンのカバーをやっていた“icy tail”(こてこてのオタク集団だった)
知らない間に洗脳されていた美智留。(ご都合主義でもいいと思います)
互いにwinwinな関係になる。
倫也の熱い宣言。
―♪空色デイズ
盛り上がるライブ。(結構入ってる)
オリジナルソング“Cherish You”を最後に披露。
(歌詞が倫也のことを歌ってる)
お前が俺の夢を叶えてくれと言う倫也。
―契約成立
加藤さんと英梨々の帰り道の会話。(仲良くなって名前で呼び合う二人)
霞ヶ丘先輩のシナリオ…
ギャルゲーの導入部分(倫也によるナレーション)
1ルートだけ完成したのであった。
俺達の戦いは…

“icy tail”の真実はご都合主義とはいえ、現実でもありそうだし何より面白いから良かったです。
まとめ方は綺麗でした、1ルートだけとはいえゲームの完成を少しでも見れたのは嬉しい。
2期ありきの終わり方ですか…
DVD/BDの売上やゲームの売上次第ってことでいいんでしょうか?
☆5.0
{/netabare}

■総評
{netabare}
―ノイタミナ枠での挑戦!(上記とカブってごめんなさい)
・全話完走してみても改めてわからなかったのですがクオリティ(作画・音楽)はノイタミナにふさわしかったとは思います。

◆物語に関して
―内容は典型的な美少女系アニメなので意外性はなかった。
・0話からの4話まで個人的に主人公が嫌いだったので後半から盛り返してくれて好きになりました。
・話の内容では3話の加藤さんの件で盛り返してるかなと。

―明らかに今後のプロモーションを見据えた結末
・この終わり方をされると2期が来るまでの評価は残念ながら落ちるかと。
・TV放送終了時、次回作未定。関連商品の売り上げ次第ですね!

◆声優に関して
・安芸倫也役の松岡禎丞さん…感情表現がとにかく上手い、同じようなキャラをよく演じてますけど実力があるからなのだとこの作品を見てもわかります。
・加藤恵役の安野希世乃さん…棒演技からヒロインの見せ場まで完璧だったと思います。

◆キャラに関して
・ヒロインの見せ場は随所にあって良かったです。
・これも上記していますが出だしの主人公でつまづいてる。
・波島兄妹…2期待ってます。

◆作画に関して
・どの層がターゲットかよくわかってらっしゃる。

◆音楽に関して
・マッチしていたOPとED曲
・自然と本編と混じるBGMやSE
・健闘してるのはここのポイントだと思います、演出と合わさって素晴らしかった。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 18
ネタバレ

ココ吉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

属性も、フェチも、あるんだよ

原作ラノベ未読◆0話+12話◆

視聴のきっかけはキャラデザが自分好み
だったのとノイタミナ枠として注目度が
高かった事から観てみようかと。

【感想】
{netabare}
まず最初に,リアルなギャルゲー作り×ハーレムを
題材に扱ったストーリー設定は珍しく,着眼点が
斬新だと感じて興味を惹かれました。

そして,近年のラノベ特有のハーレム作品に多い
ファンタジー要素には一切頼らず,逆にリアルな
業界ネタとオタクあるあるネタをふんだんに
取り入れた会話劇とハーレム物の王道である
微エロだけを武器に勝負しているストーリーと
いう点においても目新しさがあって斬新でした。

ハーレムと言えば,
それぞれのシーンを彩るヒロイン達。
彼女達がまた魅力的なのです♪

彼女達の属性だけみてみると
ツンデレ,クーデレ,ステルス系,妹系,幼なじみなど
深夜アニメ作品では既出の使い古されたかのような
テンプレキャラではありますが,会話のやり取りの
仕方やフェチ要素をふんだんに取り入れたちょっぴり
エッチな体勢をちょっぴりエッチなアングルから
映したサービスカットにより新たな「萌え」を見出だせ
たのではないかと勝手ながら思っています。

シリーズ構成・脚本を務めた原作者の丸戸 史明さんは
ゲームシナリオライターの肩書きを合わせもつ業界でも
かなり有名な御仁。

ゲーム,アニメ,ラノベなど全てのオタク文化に
精通している方にしか創造する事ができない物語は
共感する事もあり,自分が今まで知らなかった分野や
新しい発見に驚いたりと,最後まできっちり楽しむ事
ができました。

第0話を最初に据えた手法も個人的にはアリ。
終盤に出てくるヒロインの美智留を先に視聴者に
お披露目しておく事で彼女のキャラ設定にも
理解が深まりましたし♪

ただ,当初の始まってからすぐのエロ描写に対しては
「もう少し王様ゲーム方式で徐々に小出しでエロを
出していった方が視聴者はついてくるのでは?」
と,少なからずの疑問がありました。

でもこれって見方を逆に変えれば
「この作品はこんな感じの作風だから好きな
やつだけ視聴ヨロシク!」と言う制作サイドからの
メッセージが込められていたのかもしれないと,
後になって気づきもしました。


中盤で出海ちゃん,終盤で美智留が
登場した事で全てのヒロインが揃いぶみ。
主要キャラが出揃った事でこれからどんどん
賑やかに,そしてどんどん面白くなって
きそうな所で惜しくも最終回。

せっかく恵の魅力にも
気付きかけてきたばかりのに…。

まだまだこの先の倫也と彼女達の
日常を眺めていたいものですね。

是非とも2期で続編を観てみたいです♪


【お気に入りシーン】

第9話 「八年ぶりの個別ルート」での一幕
過去の仲違いとなった原因と出海の同人誌を
選んだ事について英梨々と倫也がお互いの
気持ちを爆発させるシーン。

このお互い気持ちをぶつけ合って吐露していく
シーンは声優さんの熱演も相まって不覚にも
目頭を熱くさせられてしまいました。

そして最後に英梨々が倫也の胸に
拳をトンとつきながら…

『なる…! あたし、あんたの1番になってやる!
 それまでは絶対謝らない…』

胸がギュッと締め付けられる様な熱いセリフ。

このセリフの個人的解釈としては,
本来の意味合いとは全然違うのかもしれないけれど…
倫也もそれに気づいた様子は全然ないのだけれど…

これはもう,英梨々から倫也に対しての
「倫也と一緒にいたい!」と言う気持ちがイッパイに
込められた半分告白みたいなものだと感じました。

ここまでのくだりが
この作品イチお気に入りシーンです♪
第6話での詩羽先輩とのエピソードも彼女の
魅力がたっぷりと詰まっていて好きな話では
ありましたが,熱い想いをぶつけてくれた
英梨々との話の方に軍配が上がりました。

こういった,要所要所の大事なところで
起伏をきっちりと魅せてくれる作品は大好きです♪


個人的にハーレム作品はストーリーまたはキャラの
どちらかに魅力さえ感じれば俺得作品になってしまう
ぐらいに甘々な大好物ジャンルだったりします。
でも好きと嫌いは意外に表裏一体のもの。

他のハーレム作品によくありがちな
「何でこの娘達はこの主人公の事が好きになったの?」
とか
「何でこの主人公がこんなに意味なくモテまくるの?」
など,ハーレム作品の根幹を揺るがす様な本末転倒の
疑問を感じてしまうストーリーの作品には少々嫌悪感を
抱くぐらいに潔癖な所が自分にあったりもします。

要は,後付けでも何でも良いからキャラクター達の
心理描写に対する納得できるだけの理由が欲しいのです。
そうでなければ主人公やヒロイン達に感情移入が
できなくなってしまい,ハーレム作品の魅力が大幅に
削がれてしまいます。

ひいてはニヤニヤ&ブヒブヒに繋がらない←ここ重要!

その点をふまえて上記2つのエピソードを
改めて振り返ってみると「倫也の事が好き」という
理由(想い)がちゃんと伝わってきてすごく好印象の
作品でした(*´ω`*)♪

そして,そのエピソードを観た後に第1話から
観返したりしたら,そりゃあもう…グフフものですぜw


【お気に入りキャラ】

『霞ヶ丘 詩羽』

あれ? 英梨々じゃないのかって?

す、すいません。
あれほど英梨々エリリ言っておきながら..ねw

次点,というか超僅差で英梨々です。
本当に甲乙つけがたいぐらいに二人とも魅力的です。
そして対極的な二人でもありましたね。

普段ならツインテ,ツンデレ,ニーハイ,貧乳
このワード全てに該当するおにゃのコであれば
無条件でその作品イチのお気に入りキャラに
なるはずだったのですが...。
なるはずだったのですが...。

最近,凛としたお姉さんキャラに
めっぽう弱いのです(*/ω\*)♪

視聴当初は正直言って
あまり好きなキャラではありませんでした。
でも,回が進むにつれて意外と幼い女のコっぽい
一面があったり想い人である倫也の布団の匂いを
嗅いで悦に入ったりする変態的な一面も◎

僕自身,異性に自分の匂いを嗅がれるという行為は
恥ずかしい気持ちと同時に嬉しいという気持ちの方が
上回りますので♪(もちろん相手にもよりますけどw)
倫也に対してのデレた表情や,どこかクセのある
言い回しも可愛らしいです。

まったく,ギャップ萌えは最高だぜ!
ヒャッホォォォォウ!!!
(失礼,取り乱しましたw)

リアルでよく言われている
「美人は薄い黒のストッキングを穿く法則」
詩羽先輩もしっかりと薄めの黒ストでしたね。
この法則をも取り入れるなんて制作サイドの方々は
良い仕事してるなと,密かに驚いてしまいました。

まさに匠のお仕事!
本当にご馳走さ……もとい
ありがとうございました♪♪
{/netabare}

◆OP曲 「君色シグナル」 歌 : 春奈るな

爽やかな歌詞とメロディで冬アニメ一番の
お気に入り曲になりました。
サビの 君はいつだっていつだって~ の
フレーズを最近よく口ずさんでいます♪
A‑1 Pictures作品のOPは好きになる曲が
多くて毎回注目しまくりです。


◆ED曲 「カラフル。」 歌 : 沢井美空

恋する乙女心を綴ったかの様な歌詞を軽やかな
メロディに乗せた歌声がとても心地良いです♪
セピア調の作画も目を惹きました。



【ここからは超余談】

※この作品にまつわる個人的エピソードをネタバレと
下ネタを交えつつ,ノンフィクションでお送りします。
かなり長文になってしまったので色々とご理解と
ご興味がある方だけ読んでいって下さいまし。
{netabare}

 タイトル
『冴えてる3Dテレビの使いかた』


皆さんもご存知かとは思いますが,
3Dテレビっていう文明の利器があるじゃないですか。

そう,専用のメガネをかけると映像が飛び出て
見えたり角度を変えるとまた違った様に見えるアレ。

僕の部屋にも2年前のセール時に近所の
ヤ〇ダ電機で安く買い叩いたソレが1台あるのです。

購入した当初は3D対応の洋画BD等をよく視聴していた
ものなのですが,ここ最近はめっきり普通のテレビとしか
機能させていませんでした。
3Dテレビをお持ちの方で僕と同じような方って,
意外とおられるのではないでしょうか?


さて,ここからが本題

感想の方でも前述しましたが,
『冴えない彼女の育てかた』
この作品の魅力の一つとして可愛いヒロイン達の
ちょっぴりエッチな体勢をちょっぴりエッチな
アングル描写で楽しませるってのがあります。

ちょうど,自室で録画しておいた第10話を鑑賞していて
倫也とのやり取りをしている英梨々のスカートが際どい
アングルでパッと映った時にふと,脳裏にある言葉が
よぎってしまいました。

「これ,アレを使えば見えるんじゃないのか?」 と…
はい,俗にいう魔が差したというやつです。
察しのいい方ならもうお気付きですよね?

いや,いくらなんでも流石に
頭の中では分かってはいるんですよ?
3D放送でもないのに見えるわけが
ないって事ぐらいはちゃんと。

でも世の中には万が一の可能性って
ヤツがあるじゃないですか。
知らず知らずの内に深夜アニメの技術も
そこまで来ていたかもしれないし,
何も試さないで最初から否定的な考えで
入るのは僕の善しとする所ではない。


なぜなら...
諦めたらそこで変態紳士終了なのだからッ!
そうですよね? あ〇ざい先生?

うん♪

脳内であん〇い先生の許可をもらったところで
早速,行動に移す事に。。。

メガネ、メガネ……
必須アイテムの3Dメガネを探す事に。。。

どうしてこう,探し物は必要な時に限って
みつけにくかったりするものなのでしょうね。


♪探し物は何ですか? →3Dメガネだよ!
♪見つけにくいものですか? →そうだよ…てか,陽水か!

脳内で勝手に流れ出す某名曲に一人でノリツッコミ…

…マジ虚しい。

あ~ッ,もう! まったくもう!
まったくもうだよ,まったくもう!


「日頃から整理整頓できてる人ってスゲェよな
マジ尊敬だわ」と思いながら探す事10分弱。
デスクの三番目の引き出し最深部にてようやく
お目当ての物を発見する事ができました。

久しぶりだな、相棒!

心の中で軽く挨拶を交わし,意気揚々と装着。
まぁ,メガネとしても今の今までどこにしまってあったか
忘れてる様な奴に相棒呼ばわりされたくはないだろうが,
この時の僕にそんな事を考える余裕なんて無い。

この時既にテンションうなぎ登りなのだから。
いざ,英梨々のニーハイへ! 絶対領域のその先へ!!
この思いで頭がいっぱいなのだから。

再びテレビの前に戻って様々な角度から
英梨々を観てやりましたよ,ええww
そりゃあもう,もし電機屋のテレビコーナーに
こんな奴いたら通報待ったなしだろうなってぐらいに。


「ん~ッ,やっぱダメかぁ…」

最初から分かってはいたものの,
やっぱり残念な感じは否めません。

そんな風にテンション下がり気味で画面いっぱいに
映る英梨々を下斜め45度から見上げていると…


ガチャッ


自室の扉が開く音が……そして



『何やってんの?』


背後から今まで聞いた事がないような
冷たい声音が放たれました…。
どうやら相方が部屋に遊びに来てたようです,はい。

いきなりの事だったので
テンパッてフリーズする僕。
でもこのままではヤバイと
何とか言葉を紡ぎだし…

僕『何やってんのじゃねぇーし!
  てか,部屋に遊びに来んなら事前に
  連絡しろっていつも言ってんだろ』と,
  ややキレ気味に言葉を返す事に成功。


相方『えっ? 今日行くねってlineで
   メッセ送ってるはずだけど』

Oh…こちらの逆ギレが確定になった瞬間です。


相方『で、ココちゃんは一体何を
   やってたのかなぁ?かなぁ?』

追究の手を緩めない…だと!?
しかも,最近「ひぐらしのなく頃に」を一緒に
観てから妙に相方が調子ずいた時に発する
レナちゃん言葉のオプション付き。
もう後がないと思った僕は…


僕『あっ、いや…その…見えるかな、と…』

正直に話してしまいました…はい。


相方『見えるわけないじゃん,バカじゃないの?』

真顔で返されてしまいました…はい。
えっ、何このコ? 血が通った人間なの?
そんな風にさえ思える真顔…正直,少し怖い。


僕『ですよねぇ~…(超小声)』

この手厳しい発言に対して内心では
本当は分かっててわざと言わせてんだろ,このドSが!
と、悪態をつきそうになるのをグッと堪える。。。


相方『で、他に何か言い訳は?』

まだ言いやがりますか!?
そうですか,そうですか。
僕の心は既に…やめたげてよぉ!状態なのに。

このままではラチがあかないと思い,
スゥ~ッと深呼吸して自分を落ち着かせてから
精一杯の表情と声を作って…


僕『たしかにメッセを確認しなかったのは
  悪かったし,言い方もきつかった。本当にゴメン。
  それとテレビの件、あれは…うん、人間って奴は
  探求心と遊び心を失ったらそれまでと思うんだよね。
  僕はまだそういう人間にはなりたくないし,
  なるつもりもない (イケボ) 』


相方『そんな犯罪者の常套句みたいな事を…ぷぷっ(笑)』

どうやらその切り返しが妙にツボにはまったらしく
それ以降は口撃という名の追究はされずに事無きを
えました。

それから鼻歌混じりでリビングに向かう
相方を目で見送ってから一人思い馳せる。

フゥ~…こんなに焦ったのは何年ぶりだろうか?
中学生の頃,親にアレな本みつかった時よりかは
確実に上だな…。ふむ,だとしたらあの時以来か?
それとも大人になってからのあの時以来か?
それとも・・・ぶつぶつ・・・ぶつぶつ・・・

そんな風に過去の自分の恥ずかしい思い出の数々を
振り返るオチで一日の幕を閉じる事になるだなんて
当初は思いもしませんでした。

まったくもうだよ,まったくもう...orz


◆最後に一言◆

例え,世間の荒波や逆風にのみ込まれる事が
あったとしてもお互いにこれからも頑張って
いきましょうね♪


 そう、なぜなら…


『オレ達の聖戦(たたかい)は
 まだ始まったばかりなのだからッ‼ キリッ★』


 おっと,
 余計なフラグを立ててしまいましたねww



今回はこの作品に纏わるちょっとした
失敗談(?)をお話しさせて頂きました。
このレビューをお読み頂いている紳士淑女の
皆様方にもこういった恥ずかしいエピソードの
一つや二つお持ちではないでしょうか?
いつか機会があれば伺いたいものですw

そして,長々と綴った駄文に最後まで
お付き合い下さいました事に感謝申し上げます。
ご清聴ありがとうございました(*^_^*)♪



おわり
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 78
ネタバレ

かしろん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

不思議な感覚

原作未読者の勝手な想像がメインな感想。
【最終話まで見て を追加(6話まで感想微修正)】

【4話まで見て、何故に主人公は加藤ちゃんにキャラを押し付けるのだろうか?を押し付けてみる】
{netabare}見てて一番疑問に思うこと。
何故に主人公は加藤ちゃんに2次元ヒロインキャラを押し付けるのか?
いくつか候補を出して考えてみる。

1.ゲーム制作のためにヒロインキャラでいて欲しい
ゲーム制作と、加藤ちゃんが2次元的ヒロインアイコンキャラになる、は別問題。
勝手に脳内で、今まで読んできたラノベや、やってきたゲームのヒロイン像を元に、加藤ちゃんを理想のヒロインに仕立てあげたり置き換えたりすれば良いだけのことで、それを3次元反映する必要性は皆無。

2.俺色に染まって欲しい
やり方が完全に間違っている。
普通に告白して、普通に付き合って行けば、関係性深化と共に互いの色に染まっていく。

3.加藤ちゃんが2次元的ヒロインキャラで無いと困る
これが一番そうなのかなぁ、と思う。
普通に加藤ちゃんに惚れたんだけど、「いやいや、俺が惚れたのはそのシチュエーションに、であって、決して加藤本人、3次元の女に惚れたわけじゃないから」と言い訳をしている状況。


3がベースにあり、言い訳として1,2へ派生している状態ではないかと。


なんでそんな事になるのか、勝手に想像。
極普通に3次元の加藤ちゃんに惚れたんだが、無自覚にそれを否定。
惚れた事実に対する理由付けの補完が、出会いのシチュエーションが2次元ヒロインのようだった、から。あくまでも2次元への思い(ということにしたい)。
主人公にとっては、あくまでも2次元への思いなんだから、加藤ちゃんが2次元ヒロイン像からズレられては困ってしまう。ズレて加藤ちゃんがそのアイコンを失ったら、加藤ちゃんに惚れた思いの持って行き場が無くなるし、それと同時に3次元の加藤ちゃんに惚れた自分の思い=無自覚な3次元への希望や期待、を自覚してしまうから。
よって、加藤ちゃんに2次元ヒロイン像を押し付ける理由は、惚れた思いを捨てたくない願望と、3次元への願望を自覚をしたくない防衛本能。

そんな防衛本能が働いてしまうほどのトラウマを抱えている。
そのトラウマを与えたのが先輩。
先輩が主人公に拘る理由は贖罪。

金髪ちゃんから見れば、主人公は恋に恋する乙女。「泣きゲーみたいな恋がしたいの」と言ってるようにしか聞こえない。主人公と金髪ちゃんの思いは噛み合わない。

結局、主人公は傷つけられる3次元から心地良い2次元に逃避したヘタレ君。

ラストは、ありのままの加藤ちゃんにちゃんと告白して、フられる。加藤ちゃんにとって、主人公が普通の男になる=何かをくれそうな人ではなくなる、から。


現状、出ている3人のヒロイン像を見ると

主人公を振り向かせたい2人
・黒髪ロング黒ストッキングナイスバディ成績優秀小悪魔キャラ
・金髪ツインテ絶対領域ニーソハーフ天才絵描ツンデレキャラ
という2次元キャラのアイコン化したヒロイン。

で、主人公が無自覚に振り向いちゃったのが
・様々な項目がオール平均以上だが飛び抜けた項目がない
という2次元キャラのアイコン化してないヒロイン。

見様によっては
「お前ら、アイコン化されたアニメのキャラ見て萌え萌え喜んでんじゃねーぞ。
 現実見ろ、現実を。
 アイコン化されてない、極普通の女の子にもこんないい子がいるんだよ。
 平凡の中に幸せは十分に転がってんだよ。」
と、言われてるような気がしないでもない。{/netabare}

【6話まで見て 6話Aパートの電車に好感を持つ】
{netabare}加藤ちゃんデート回及び先輩過去話な5~6話。
上の感想、というか、シナリオ予想、というか、勝手な押し付けで
トラウマを与えたのが先輩
などと思ってみたが、もうちょい素直な見方のみで良かったようだ。

過去話をザックリ書くと
イマイチパッとした売り上げではない小説家の先輩。
その作品に対する情熱をぶつけてくる主人公。
それに答えるべく作品を書き上げる先輩。
すると、売り上げが上がっていき、ヒット作となった。
さらに、作品に対する情熱をぶつけてくる主人公。
さらに、それに答えるべく作品を書き上げる先輩。
そして、最終巻を書き上げた先輩は、原稿を主人公に渡して、読んで欲しいという。
しかし、主人公は「それは出来ない。何故なら先輩の大ファンだから」と拒否。


先輩からしてみれば、主人公は
イマイチ売れない自分の作品をヒット作へと導いてくれた恩人
自分の作品に情熱をぶつけてくれる人であり、それに熱い思いで応えたい人
な訳だ。
だが、主人公からしてみれば、先輩は
凄い面白い作品を書く凄い才能を持った作家
作品に対する我が儘な情熱を受け止めてくれる作家
な訳だ。

先輩からすれば渾身のラブレターとして最終巻を書き上げたのに
「いや、そんな、大先生の作品を商品化前に読むなんて、俺には無理っす」
って言われたら、そりゃ、傷つくわなぁ・・・・

だが、先輩は主人公とともに作品をつくり上げる快感を知ってしまっているから、作品制作に誘われたら断れない、と。
主人公のスペックを知っているから、お前の企画力はこんなもんじゃないだろう!、とダメ出しを出来る、と。


一方の加藤ちゃん。
特に何もない自分に何かをくれそうな人である主人公。
一緒に買物に行くも、オタク気質全開で、速攻に人酔いでヘバる。
と、思ったら、行動計画を立案し、手を引きながら店舗廻りを効率的にやってくれる。
あぁ、ギャップ萌えだね・・・
と、思ったら、
他の女に会いに行かなきゃだからじゃあねっ!
って、そりゃ、怒るわなぁ・・・・


話変わって1
6話Aパートは電車の往来が楽しい。
主人公と先輩の心の方向を電車を使って表現してるんだよね。
全てを描かなければならないアニメで、こういう風に、背景にちゃんと意味を持たせてくれるのは、見ているこちらからしても楽しい気付きになるんだよ。
こういう仕事を丁寧にやってるアニメって好感が持てる。
で、その内容は、
握手会後日の喫茶店(ファミレス?)では左右両方から電車が来て停まる。
先輩探して訪れた喫茶店(ファミレス?)では片側から電車が来て停まる。
最終話原稿を主人公に渡すときは片側から電車が走っていく。
でも、
電車は絶対にすれ違いなんだよね、
当たり前だけど・・・

話変わって2
ちょいと疑問なのが、6話の主人公の嘘。
先輩が和合市にいると経験と直感で気づいたのに、先輩には「親御さんに電話で居所を聞いた」と告げる。
なんで、この嘘をついたのか。
直感で気づいた、と告げると、先輩に気があるように誤解をさせてしまうから。
まぁ、そうなんだろう。
が、この気遣いが出来る主人公が、チョイチョイ見せる無神経さはなんなんだろうか。
わざと?演技?「え?なんだって?」と同じ類?
3次元の女との恋愛を否定し続ける理由に繋がるのかな。

どこまで話が進むか分からないが、キャラの根幹に軽くでも触れるエピソードを見せて欲しいなぁ。{/netabare}

【7話見て、サクッとした感想、加藤ちゃんのいじらしさ】
{netabare}5話のショッピングモールデートから何日経過してるのか知らないが、加藤ちゃんの髪型がポニテに。
アイコンキャラの先輩に負けた加藤ちゃん、意地のアイコン化。
頑張ってアイコン化したのに、キャラクターを変えるなっ、って主人公、酷い。
嫌味半分にキャラクター論を主人公にぶつけるも華麗に受け流される。
いじらしいのぅ、加藤ちゃん。

話変わって、新キャラ登場。
・お団子ヘアーロリ巨乳妹系キャラ
という、またまたベタなアイコンキャラが加わった。

こいつらにベタなアイコン化してない加藤ちゃんが勝つ物語。
やっぱ、現実見ろっ!って言われてる気分。{/netabare}

【8話を見て、ノイタミナという放送枠の狙い?】
{netabare}相変わらず主人公の性格が掴み難い。
だが、こんな訳の分からん主人公に振り回される加藤ちゃん達ヒロインの
「ムギギギ・・・・」
具合が楽しいから、まぁいいか、と、思えてくる。
しっかし、なんでこんなに掴みづらいキャラなのかなぁ、と。

真偽が分からないことを前提に書くが、ノイタミナ、というアニメ放送枠は、普段あまりアニメを見ないようなOLの方、専門的に言うとF1層(20歳から34歳の女性)を意識されているそうな。

これを踏まえて、このアニメのストーリー展開を振り返ると、
オタク趣味な彼氏を持ってしまった女の人の大変だよねあるある
をカリカチュアライズしている作品に見えてきた。
・彼女に気を配らない
・と、思ったら変なところで気を使ってくる
・オタク趣味が絡むと廻りに意識がいかない
・無駄に純情
・結果的にオタク彼氏はよく分からん
だから、わざと主人公の性格を見てても読み取れないようにしているのかな、と。


お話としても面白い8話。
金髪ちゃんが「主人公サークルに全力を尽くす」って言った直後に、主人公が他の女のサークル作品販売に全力を出しちゃう。
女としても振り向かれず、作家としても振り向かれず。
金髪ちゃん、ズタズタじゃん。

幼なじみが涙を流しながら横断歩道を渡って行き、そこには彼女が落とした帽子。
こんな有りがちなベタシチュエーションに、帽子を拾い上げた時に主人公は何を思うのか。{/netabare}

【最終話まで見て、面白かった】
{netabare}面白かった。うん。面白かった。
で、友人に
「正直、艦これ勧めてすまんかった。
 同じ木曜深夜ならノイタミナの冴えない彼女のほうが全然面白かった」
と、教えたら、質問された。
「そうなんか。で、どんな話なの?」
・・・ここで、ふと、困った。
オタクで我が儘な高校生の主人公が、幼なじみとかの才能ある女をかき集めて、全然特徴がないヤツをヒロインに据えたゲームをつくろうっていうハーレムアニメ
・・・なんだ、この物語。全然、面白そうじゃねぇ。
なんか知らんけど変にモテる主人公が訳の分からん部活つくってハーレムウッヒョーな
「あー、良くある系なアニメだね」
以上の説明が出来ぬ。

なんか不思議な感覚だ。
俺、何をそんなにコレを面白いと感じたんだろうか。

主人公の3次元への希望を必死に打ち消そうと足掻く姿。
先輩のあざといヤンデレっぽさと可愛さのギャップ。
幼なじみのエセっぷりと滑り台っぷり。
従姉妹の健康的エロ。

結局、アレだな。
加藤ちゃんの小悪魔っぷりだわ。色んな人格で書き分けてるけど、加藤ちゃん以外は、まぁ、一人と思っとけば良い。
「わたし、なんにもわかりませんよ~」
みたいなのを出しておいて、時には冷酷に、時にはオチャメに、時には熱を持って、振り回してくれる感じ。
ラスト近くの、
一生懸命勉強してスクリプト組んだ
で、感謝されてからの
ゲーム画面を確認させながら、従姉妹絡みのネタをズブズブ突き刺してくる
この感じ。
うん、加藤ちゃん、サイコー!


最後まで画や動きも良いよね。
ヒロイン達をエロく可愛く魅せることに成功したと思う。
そこが崩れたら終わりな作品でもあるとは思うけど。
ノイタミナ、枠が減るそうだが、続編つくって欲しいなぁ。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23

85.5 9 幼なじみで学園なアニメランキング9位
会長はメイド様!(TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (2440)
12627人が棚に入れました
元男子校だった星華高校は未だに男子の数が多く、女子は肩身の狭い思いをしていた。そんな中、初の女性生徒会長になった鮎沢美咲は男子の横暴から女子を守るため日夜戦っていた。男勝りな美咲は男子を圧倒するが、実は彼女には秘密があった。苦しい家計を助けるため、メイド喫茶でアルバイトをしていたのだ。しかしある日、その秘密を学校一のモテ男にして変人・碓氷拓海に知られてしまい…。

声優・キャラクター
藤村歩、岡本信彦、椎橋和義、花澤香菜、小林ゆう、市来光弘、寺島拓篤、細谷佳正、鈴村健一、五十嵐裕美、豊崎愛生、植田佳奈、阿澄佳奈、伊瀬茉莉也、鳥海浩輔、阿部敦
ネタバレ

しんばくん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「好き」の形は色々。だけど一番は・・・【4.0】

物語:3.8 作画:4.0 声優:4.8 音楽:3.5 キャラ:4.0 【平均:4.0】                          (63.1)

ジャンル        :少女漫画
話数          :26話
原作          :藤原ヒロ(漫画)
アニメーション製作 :J.C.STAFF
監督          :桜井弘明
シリーズ構成     :池田眞美子
キャラデザイン    :井本由紀
音楽          :前口渉
主人公声優      :藤村歩
OP           :「My Secret」作詞 - 春和文 / 作曲 - 山元祐介 / 編曲 - 前口渉 / 歌 - 水野佐彩
ED           :「予感」作詞 - 義彦、ナオ / 作曲 - ナオ / 編曲・歌 - heidi.
             :「∞ループ」作詞・作曲 - ナオ / 編曲・歌 - heidi.

参照元        :Wikipedia「会長はメイド様!」

【あらすじ】
 かつては男子校で、現在は共学校の星華高校は未だに男子の数が多く、女子は肩身の狭い思いをしていた。そんな中、初の女生徒会長になった男勝りな女子高生鮎沢美咲は男子の横暴から女子を守るため日夜戦っていた。屈強かつ強い美咲は男子を圧倒するが、彼女には学校では決して見せない一面があった。それは、苦しい家計を助けるため「メイド喫茶」でアルバイトをしていること。ある日、その秘密を学校一のモテ男にして変人・碓氷拓海に知られてしまう。

【特徴】
①学園ラブコメ
②メインとなるイケメンが居る
③色々なタイプのイケメンが登場
④女性キャラも多数登場(逆ハーレムではない)
⑤コメディー色強め

【長所】
①女性が理想とする恋愛シチュエーションが多数描かれている
②クセの少ないキャラクターデザイン

【短所】
①一部のキャラクターに関するエピソードが消化不良に感じる

【短評】
{netabare} 明るい内容の作品でした。特徴で想像出来るかもしれませんが、学園恋愛物の王道的少女漫画作品でした。

 始めに長所①です。基本的にメインのイケメン碓氷との恋愛が物語の主軸となる訳ですが、次々に主人公の美咲にすり寄ったり妨害したりする男子が現れ、ピンチの美咲を碓氷が救うという展開になります。その為、碓氷以外の男子との恋愛に発展するという事はありません。しかし、助けた後は必ずと言って良いほど碓氷からのアプローチが待っているので、視聴者はどの様なアプローチをするのか期待が持てる作りでした。因みに敵役男子も女性が好きそうなタイプの男子でした。どの様なタイプの男子が登場するかは観てのお楽しみという事にします。
 続いて②です。クセの少ないキャラクターデザインとは、顎がやたらと尖っている、肩幅が広すぎる、頭が小さすぎる、手足が長すぎるというようなデザインでは無いという事です。若干足は長めでしたが気になる程ではありませんでした。以上のことから、万人に受け入れられ易いという意味で長所だと思いました。

 次に短所です。一部諦めのつかない様子で美咲から離れるキャラが居たのですが、その後登場しませんでした。また、後半EDにある碓氷の生い立ちらしき描写は本編で説明されません。{/netabare} 

【総括】
 少女漫画の学園恋愛物語の王道的作品だと思います。真面目で率直な性格の主人公が頬を赤らめる様子は可愛らしく見えますが、基本的に恋愛模様は女性向けに描かれています。しかし、コメディーは男性向けラブコメと変わりません。尚、僅かに伏線未回収と感じる部分もあるがメイン二人の恋愛関係の変遷はしっかり描かれています。また、作画、音楽、声優もコメディー作品にマッチした出来で良質に感じました。最期にお勧めの観賞方法ですが、照れる主人公を愛でる目的で観る事も悪く無いですが、やはりなんと言っても、女性が理想とする男子との恋愛シチュエーションとコメディーを楽しむ事に尽きると思います。



【思った事・蛇足】

観終えて
(美咲はズルイなぁ・・・。)と
そんな風に思いました。


私はもう少し美咲が碓氷の気持ちに応えてもいいんじゃないかなと思いました。
ですが
中々なびかない辺りが碓氷にとって非常に魅力的だったのでしょう。



●鮎沢 美咲(主人公)
星華高校初の女生徒会長
そして
メイド喫茶では「ミサ」

文武両道で世話焼き。
星華高校の女生徒が過ごし易い環境にすべく努力し
日々の生徒会活動に励む。
アルバイトのメイド喫茶は貧しい家計の為。
苦手なキャラ作りも勉強によって克服する。

色恋に関しては鈍感というより
頑なに恋の感情を認める事の出来ないというような
そんな感じ。

メインのイケメン碓氷 拓海のさり気ないようで大胆なアプローチに
始めの内は鬱陶しく感じているものの次第に心動かされてゆく。

人物像は
純粋で真っ直ぐな心を持った努力家。



●碓氷 拓海
美咲と同じ学校に通う容姿端麗で文武両道の男(金髪)。
一見完璧に見えるが美咲に対してだけセクハラをするので変態宇宙人と呼称される。

また、独占欲が強く、いつも美咲の事を陰から見守っている。
自称ストーカー。
更には少しS気があって美咲の事をからかっては彼女の反応を見るのが好き。

しかし、美咲のピンチを救い、害悪な男からも守る。
正に美咲のヒーロー。

人物像は
独占欲の強いだけの男という訳ではなく
一途な想いを寄せる少し不器用な男。



●成分タグ「逆ハーレム」について
美咲の友人やメイド喫茶の先輩達がかなりの回数登場します。
なので逆ハーレム物というよりは
女性向けに作られた女が主人公の学園ラブコメという感じです。



●男でも楽しめるかどうか
正直分かりません。


可愛いものを愛でる目線で観ると
様々なコスプレをする美咲をはじめ
メイド喫茶の先輩達もかなり可愛かったです。


感情移入に関しては全く出来ない訳では無かったのですが
美咲に関しては碓氷にからかわれて心を掻き乱されて
自分の気持ちが分からなくなるという部分は良く理解できました。
しかし、いつまで経っても突っぱねる辺りは高校生にしては少し幼いように見えました。
その突っぱね続ける心境に中々理解には及ばず感情移入が難しかったです。


碓氷に関しては自ら告白するのは性に合わないとの性格です。
相手の心境を変化させて告白させたいという恋愛スタンスだったので
視聴者はそれなりのS気が無いと感情移入が難しいと思いました。
美咲に好いて貰いたいという気持ちは理解出来ますが
キザなセリフが少し現実離れしてて感情移入し辛かったです。
しかし、美咲が照れている部分は毎度とても可愛かったので
私は第三者的立場で観る事が多かったです。


例えば、キザなセリフを言いそうな場面では
(さぁ!くさいセリフで美咲をデレさせるんだ!)
という感じで碓氷を応援しながら観てましたw


コメディーは微笑出来るか否かの微妙な面白さでした。



●どんな人にお勧め?
「観たい」と思った人にお勧めです。
これは男女問わずです。
内容は多くの学園物少女漫画と同じだと思うので
想像通りの展開になると思います。
よって期待を裏切らない物語展開になっていると思います。


作画もコメディー作品に合った作画で綺麗です。
声優は演技がとても良かったです。
キャラはクセが少なくて観易く
扱いも丁寧です。
音楽は効果音がコミカルです。


兎に角
「直感的」に気になったなら観て損は無い作品だと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

普段は気が強くて、生徒想いの生徒会長。そして放課後は、メイド様♪

少女漫画が原作のアニメ作品。

だけど、恋愛描写もさらっとしているし、
強い少女漫画っぽさを感じないので、

どちらかというと少女漫画が苦手な私もとても楽しめました^^

キャラがいいよ、キャラが♪

全26話+番外編1話です。


● ストーリー
元々男子校だった名残で、全校生徒の8割が男子。

そんな星華(せいか)高校で、
初めての女子生徒会長になった鮎沢美咲(あゆざわ みさき)は、
肩身の狭い思いをしている女子生徒を守るため奔走していた。

そして放課後は家庭の事情から
他の生徒には内緒で、メイド喫茶でアルバイト。

だけどそれが
学校一モテる男子生徒・碓氷拓海(うすい たくみ)にバレてしまう。


素行の悪い生徒に全力でぶつかっていく。

そんなかっこいい生徒会長である美咲が、
放課後はメイド喫茶でバイトしているというギャップに加え、

なんでも器用にできる碓氷にピンチを助けられ、
素直になれないながらも、仲を深めていく様子にはときめきが止まらない♪

学校や、バイト先である“メイド・ラテ”が絡んだエピソードを中心に、
1話完結の話が多いです。

美咲の周りでは次から次へと何かが起きて、
さらに碓氷との関係も気になるので、面白くてどんどん観れます^^


● キャラクター
メインキャラである、美咲と碓氷のキャラがいい!

美咲は無茶もしながら、
生徒のために奔走するかっこいい会長。

だけどその真面目さと正義感ゆえに危なっかしさもあって。

それを支えるのが、碓氷。

ストーカー並に美咲のそばにいて(笑)、
ピンチには必ず駆けつけて助けてくれる。

そんな碓氷にだけは敵わなくなって、
赤面しちゃう美咲もかわいいし、

クールな碓氷も美咲の事になると
なりふり構わず行動しちゃうところにきゅんとしちゃう♪

さりげなく力を貸してくれて、支えてくれる。
碓氷はそれを自然にやってしまう余裕っぷりが、イケメンなのよね。

美咲もかっこいい女の子だけど、
美咲を見守る碓氷がかっこよすぎ♪

最強で、いいコンビです^^

ちなみに、観始めた頃から美咲に親近感湧くなーと思ってたら、
中学生時代、思い立ったら即行動だった自分と重なるのだと思い当たりました。

校舎裏でタバコ吸ってる不良たちに対して、
霧吹きを片手に「消火活動ー!」と追い回していたあの頃…。笑

今となっては
当時の自分の怖いもの知らずな行動力は羨ましくもあります。笑


主役の二人がずば抜けて目立っていますが、
脇役もいいキャラがそろっていて、全体的にバランスいい♪

私のお気に入りベスト3は、

<3:副会長・幸村(ゆきむら)>

このかわいさは、反則だよ幸村!

男の子だけど、
もはや会長よりヒロイン役が似合うw

妹想いのお兄ちゃんなところもまたかわいくて魅力的♪


<2:兵藤葵(ひょうどう あおい)>

女装が好きな男子中学生。

周囲から理解されなくて傷ついた過去もあるけれど、
それでも自分の好きなものを曲げない強い心の持ち主です。

かわいいものが好きな男の子ってかわいい♪笑

でも個人的には女装AOIちゃんより、
素の葵くんのほうが好みなのだけどなー。笑


<1:深谷 陽向(しんたに ひなた)>

昔は冴えなかった男子が、かっこよくなって現れて、
しかも好意を寄せてくるなんて、
そのシチュエーションだけで萌えるー(*´Д`)ハァハァ

美咲と碓氷の関係で十分なのに、
ライバルの存在とか下手すれば邪魔になりかねないけど、

陽向の人当たりの良さと、
犬っころみたいなかわいさは、いいスパイスとなっていました(*´Д`)

転校生という設定を生かした方言が、またかわいいの!


男の子キャラばかり挙げてしまいました。さすが少女漫画。笑

他にも美咲の妹の紗奈(すずな)もかわいいし、
3バカなど、欠かせないキャラがたくさんですw


● 音楽
【 OP「My Secret」/ 水野佐彩 】

この曲好きです♪
まさに、ちょっと昔のアニソンという感じですw

歌詞が美咲の境遇にぴったりですね^^


【 ED「予感」「∞ループ」/ heidi. 】

2曲とも碓氷をイメージした曲なのかな?

でも個人的にはあまり好きになれませんでした^^;

というのも、本編のきゅんとする話の後に
この曲が流れると雰囲気が台無しな気分になって。

あまりこの作品のEDとしては合ってないのではないかなーと思いました。


● まとめ
美咲と拓海の関係ににやにやきゅんきゅんしながら、
美咲の身の回りに起こる出来事を楽しむストーリーでした。

見やすいし、ストーリーの面白さも安定しているし、
良作だったと思います♪

27話も、そんなに長いと感じませんでした。
美咲と碓氷のその後のエピソードをもっと見たかったなー。

男性にも女性にもおすすめできる作品です^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

少女漫画感ON/OFFを巧みに使い分けたラブコメの良作

【レビューNo.76】(初回登録:2023/8/6)
コミック原作の2010年作品。全26話。
交流あるレビュアーさんのレビューで「少女漫画原作」だったことを初めて知
ったのですが、「あまり少女漫画っぽくないな」と思いつつも、言われてみれ
ば「なるほど!」という部分もあったので、レビューしてみようかとw

(ストーリ—)
かつては男子校で、現在は共学校の星華高校は未だに男子の数が8割と多く女
子は肩身の狭い思いをしていた。そんな中、初の女生徒会長になった男勝りな
女子高生鮎沢美咲は男子の横暴から女子を守るため日夜戦っていた。屈強かつ
強い美咲は男子を圧倒するが、彼女には学校では決して見せない一面があった。
それは、苦しい家計を助けるため「メイド喫茶」でアルバイトをしていること。
ある日、その秘密を学校一のモテ男にして変人・碓氷拓海に知られてしまう。
(wikiより)

(評 価)
・少女漫画OFF:時代を感じさせる勢いのあるラブコメ
 ・主人公美咲は美人ですが、
  ・男嫌いという性格
  ・この学校の女子を守り、その地位を向上させるという目標がある
  それゆえ、とにかく男子への当たりが強く、男勝りで可愛げがない描写が
  多いです。
  そういう意味では、あまり少女漫画らしくいない主人公ではあります。
  ただ本作はかなりコメディよりのラブコメで、ノリと勢いで押していく感
  じの2010年の空気感溢れる、「アニメが今より元気だった時代の象徴」と
  もいえる作品です。
  その辺りもあり、ドタバタ展開の中で主人公がアクティブに描かれている
  という感じですね。
 ・それに美咲はただの男勝りキャラだけでなく、
  {netabare}・基本、学校をよくするために奮闘しており、真面目で責任感も強い性格
   と周りも理解しているので、信頼厚く人気も高い。
  ・貧しいながらも、病弱な母とかわいい妹と楽しく暮らしている。
  ・家計のためにメイド喫茶でアルバイト。(柄ではないと思いつつも)頑
   張って「人気メイド」としてかわいく振舞っている。
  ・碓氷の優しさや思わせ振りな言動には、ドギマギしながら女の子の顔を
   みせる。{/netabare}
  きちんと魅力的なキャラとして描かれています。

・少女漫画ON:「碓氷拓海」という王子様
 ・とはいえやはり本質は少女漫画かなっと。その象徴的存在が「碓氷拓海」。
  {netabare}・イケメンで文武両道、そして普段はクール。
  ・美咲がピンチの時に、颯爽と現れ助けてくれる「白馬の王子様」演出。
  ・気の強い美咲に、Sッ気で調教めいたことを楽しむような俺様的要素。
  ・時折みせる気品ある振舞い。
   (上流家庭の育ちの良さを感じさせ、王子様キャラが絵になる){/netabare}
  かなり女性読者の理想を体現したキャラとなっています。
  とはいえ、コメディ色の強い作品なので、碓氷も「完璧な王子様」ではな
  くちゃんとコメディに参加してますし、美咲に「変態宇宙人」と呼ばれる
  位にセクハラ行為でちょっかいを出してみたり、美咲のことでイライラす
  る描写等もあり、意外と人間臭く、男性からみても嫌みなく受け入れられ
  るキャラ付けになっていると思います。
 ・あとバイト先のメイド喫茶のメイドたちも、いわゆる「男性ウケを狙った
  媚びたような描写」を感じないところも「少女漫画原作」なのかなって感
  じがしますね。
  
基本的には美咲と碓氷の恋模様を描いた作品で、学校・メイド喫茶等で巻き起
こるハプニングを2人で乗り越えて、心の距離を縮めていくという王道ラブコメ
になります。恋のライバルもしっかり登場しますし。
それに上述の通り、コメディ色が強くテンポもいいので、非常に視聴しやすく
全26話でしっかりとドラマをみせながら、ラストもこの作品らしい締めで終わ
らせてくれるので、その点もポイント高いですね。
(面白い作品を2クールでしっかり見せてくれるいい時代だったなと。)
そういう「時代を感じさせる勢いのあるラブコメ」として、オススメの良作。
 
あとサブキャラでは美咲の妹・紗奈(すずな)が好みだったかな。
・姉とは真逆の落ち着いた印象で、(このドタバタ感ある世界で)淡々とマイ
 ペースを貫く意外と強者?!(それに意外と毒舌w)
・中学で「懸賞部」を設立。懸賞にハガキを出しては高確率で商品をゲットし
 て、家計を助けている謎属性w
 (なんだかんだ貧しいながらも微笑ましい家族)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

80.8 10 幼なじみで学園なアニメランキング10位
のうりん(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (2031)
11306人が棚に入れました
県立田茂農林高校―通称『のうりん』。ぼくの名前は畑耕作。ここ『のうりん』に通う、ちょっぴりアイドルオタクな高校生だ。そんなぼくの通う学校に転校してきたのは、憧れの超人気アイドル草壁ゆかたん…!?方言幼馴染、メガネ美少年、ラブリー小動物、巨乳少女!妄想系女教師!パンツ!足フェチ!そして、謎の転校生…ここには青春の全てがあるッ!!

声優・キャラクター
浅沼晋太郎、田村ゆかり、花澤香菜、羽多野渉、井上麻里奈、斎藤千和、加藤英美里
ネタバレ

watawata さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

三べん目の正直やて‼︎ (注意、非常に長文になってしまいました、お時間のある方のみ、お読み下さい。)

まあぁ、視聴していて何かしっくり来るなぁ、と思っていたら我が岐阜県のご当地アニメだったんですねコレ。良く見ると見覚えのある風景・・・実は舞台になった「岐阜県立田茂農林高等学校」(作中)・モデルになった「岐阜県立加茂農林高等学校」に中学生の頃、高校見学の一環で興味本位で行きました。遥か昔の記憶ですので曖昧ですが、カントリーな風景にカントリーな香り、加えてカントリーな方言で拙くも一生懸命、高校の説明を在校生から説明を受けた記憶が残っています。(内容は一切覚えていません)ちなみに当時から主人公達の暮らす校内に併設されている寮「青田寮」(作中)モデルは「明誠寮」は存在していたりします。

さてと、どうでも良い前置きは置いておきまして、作品について。

この作品1本?いや5〜6本ネジがぶっ飛んでます‼︎

視聴する側も楽しむ為には、準備段階で頭を空にする必要があります。余計な前知識無しでハードルを低くして下さいとの意味合いですので誤解の無い様お願いしますね。
そして、深く考えたら負けです‼︎
繰り広げられるギャグとパロディーと下ネタの応酬の嵐に身を任せる事をお勧めします。

一応あらすじです。・・・突如、超人気アイドル「草壁ゆか」が電撃引退!
アイドルオタクの主人公「畑耕作」(この名前もアレですよねジャパニーズビジネスマンのパクリですよね^^;)は部屋中に「草壁ゆか」のポスターやグッズに埋もれるほどの熱の入れる大ファン、当然ショックで落ち込み部屋に引き籠ってしまう。幼馴染の「中沢農」、親友の「過真鳥継」になだめられ渋々教室に、そんな時転校生が・・・ハイお約束です、引退した筈のアイドル「草壁ゆか」が「木下林檎」と名乗り転校・・・。そんな4人のキャラクター中心で繰り広げられる、ギャグ&パロディー&ラブ&下ネタ&下ネタ&下ネタ&下ネタ&下ネタのコメディーです。
あ、時々真剣に農業及び農業の問題について語られています。

ギャグはベタですが、畳み込む用にハイスピードで展開され、非常に間が心地良いです。パロディーに関しては、アニメの枠内に収まらず、漫画、映画、小説と多岐に渡り、あざとく放り込んで来ます。が一部例外を除き自然な形で作中に溶け込む様、演出されていますので、元ネタが分からなくても基本大丈夫です。まあ知っているとより楽しめますがね。
っと、一部例外です・・・・・3大料理アニメ【美味しんぼ】【ミスター味っ子】【クッキングパパ】を恐れずに放り込んた問題回‼︎ 『第10限 究極と至高の野菜対決!』(タイトルからしてアレなのですがw){netabare} 固定種及び有機無農薬野菜(世間一般的に安全性が高い認識されているが生産効率が悪い作物)に拘る過真鳥継・・・そんな彼には農薬が原因で母親を失う悲しい過去があった、対し父・校條 創は一代雑種(F1種)(色や形が良く生産効率に優れている、ブランド力もあるが農薬も使用する作物)を作り続ける。勿論二人の間には大きなわだかまりが生じ犬猿の仲に・・・・成り行き上、野菜の販売勝負になる。
・・・・(アレ?何処かで見た設定ですよねコレw)・・・
結果は純粋に味での勝負で、父・校條 創に軍配が上がる。
一学生が学校の授業の一環で作られた作物が、日々、会社の総力をあげて開発された作物に敵う訳が無い。
「有機無農薬が最高だと?お前は農業の歴史を否定する気か!」校條 創の一言、うなだれる過真鳥継。と、ここでお話終了。当然、美味しんぼで同じ題材を扱っていたら逆の結果になったでしょう。{/netabare}巨匠、雁屋哲先生と花咲アキラ先生に唾を吐きかけ喧嘩を売る締め括り、でもこの姿勢は嫌いじゃあ無いです。むしろ世間一般的に有機無農薬野菜がもてはやされ重宝される昨今、価値観の一方的な押し付けにうんざりしていた次第で、逆に爽快で良くぞ言ってくれた、実際の農業の現状からのアンチテーゼを唱えてくれて有難うございます、の気持ちで一杯です。(親戚が兼業農家をしていますので、そこそこ内情は理解しております。)でも、もしかして美濃加茂市の農業に影響が出ない様に配慮されていたのかもしれませんね。ついでに補足援護すると、日本の農薬使用量は現在世界第2位と数字の上からは良く無い順位です。農薬を大量に摂取すれば人体に影響も出ます、が、皆さん、ADI=一日許容摂取量と言う指標をご存知でしょうか?これは食品に用いられたある特定の物質について、生涯にわたり毎日摂取し続けても影響が出ないと考えられる一日あたりの量であり、当然食卓に並ぶ日本の作物はクリアしているのです。もっと言うのであれば、日本の食品自給率は40%を少し切る位です。(カロリーベースでの計算では70%との意見もありますが、話が長くなりますのでここでは置いておきます。)
決して高くはありません、付随する弊害はもうお分かりですよね。地産地消と言う言葉が最近認識されたのも、この問題から起因しています。


すいません、随分横道に反れてしまいましたので軌道修正します^^;


キャラクターについて。
ここ1〜2年の中で個人的にぐぅあしっと、心を鷲掴みされたキャラがお二人^ ^
1人は言わずと知れた、担任のアラフォー変態独身女教師・戸次菜摘ことベッキー、
作品の汚れ役を一手に引受けるツワモノ。ギリギリアウトな下ネタ及び奇行の匙加減には大笑いwギリギリセーフでは面白く無いんです、コレ放映しても大丈夫?とハラハラさせる位が丁度良いのです。詳細は多くの方が語られてますので、割愛させて頂きますね。と言うか本当に詳細を書くと18禁レビューになってしまいますのでw
でも一つだけ・・・ドスのきいた声で『どっこらセックス‼︎』ハイ、この一発ギャグだけで自分はもう満足ですw
声優の斎藤千和さんGOODJOB‼︎ あなたの仕事を選ばないプロ根性に脱帽です。

もう1人は主人公の幼地味、中沢農。キャラクターに萌える事は滅多に無いのですが、いやぁこの娘は別格です。バリバリの美濃弁?同県民として聞いてみると少し尾張弁が混じっている様に思いますが、^^;まあ、聞き慣れた方言、言葉はしっくり、ほっこり馴染みます。次にルックス、ボン、ボン、ボン(バスト、ウエスト、ヒップ)とビア樽の如くふくよかな体形、いわゆる安産型なのですが自然本来の女性らしい姿が個人的に好みです。ショートヘアも働く女性をイメージして好印象♪
今まで声優さんにはあまり興味が無かったのですが、一気に花澤香菜さんのファンになりました。我が愛しの初春に万が一の事がありましたら、次のサムネは農ちゃんに決定です。^ ^

最後に岐阜県、地域振興活性化の切り札として、この作品を使うのか?‼︎
まあ、無理でしょうね、内容が内容ですから・・・献血キャンペーン程度にしておくのが丁度良いかも。個人的には、お気に入りの棚に入れる位、一押しの作品ですが、大々的に県をあげてプッシュしたら品格を問われます。
ですので、頼みますからやめて下さい。
いや、やめてくれ‼︎
美濃加茂市に留まらず変なレッテルを貼られ近隣の市町村にまで悪影響が出てしまうじゃないですか。
ん?美濃加茂市の市長がアニメ応援コメント動画を発信?若い市長(日本一若い市長だそうです)なので柔軟性があるでしょうが、真剣に今後のプランニングを見据えてます?その場のノリで行動していませんか?
えっ?長良川鉄道で聖地巡礼イベント?
・・・・・時すでに遅し・・・。
鯖江市の二の舞いには、ならないと思いますが程々にして下さいね。本当に程々にね。

でわでわ

ん?・・・・・すいません表題について書くのを忘れていました^^;
今岐阜県では献血キャンペーンで、のうりんとコラボレーションしています。

期間:平成26年4月9日(水)~平成26年6月30日(月)

場所:あかなべ献血ルーム ・ 新岐阜献血ルーム ・ 多治見駅前献血ルーム

希望者には、ポスターとしおり(3種、草壁ゆか、中沢農、良田 胡蝶、の中から一つ)
貰えます。なくなり次第終了となります。

当然行きましたよ献血に、3度も・・・^^;普通400ml献血をすると3ヶ月、間隔を開けないといけないのですが・・・。

以下状況説明です。

一日目 4月12日(土)その日は仕事は午前中で終了、職場に風邪のひいた方々が大量に来られ、仕事も忙しくwatawataはかなり疲れていた。しかしポスターとしおりの為、軽い食事を取った後に献血ルームへ確認の電話をする。

watawata「あのぉ今日献血に伺う予定なのですが、まだ、のうりんキャンペーンのポスターはまだあるでしょうか?」 勿論、慈善の為の献血では無く、のうりんグッズ目的なので無駄足ならない様に聞く自分。しっかりアニオタである事をアピールする事も今後の献血キャンペーンの為には必要だと自分に言い聞かせる。
受付「はい、まだ在庫はありますので時間内に来て下さいね。」
と優しく応対。
献血ルームへ向かい、いざ初めての献血に挑む。今までは体重の兼ね合いで献血をしたくても出来なかったりする。ここ数年で体重も増えギリギリ許容量になっていたりする。で知らなかったのだが、事前採血なるものがあり、コンデションが良く無いと献血して貰えないのだそうだ。結果・・・・・
看護師「watawataさん、あなた今風邪引いてます?体えらくありませんか?白血球値が異常に高いんですよね。残念ながら今日の献血は見送らせて下さいね。」
watawata「えっ、大丈夫ですよ、少し疲れてますが抜けるなら抜いて下さい。」
食い下がる自分。
看護師「無理です、次チャレンジして下さいね」
諦める自分。しぶしぶ受付に行き一応聞いてみる。
watawata「あのぉポスターは・・・・」
受付「すいません、400ml献血されたのみに差し上げてますのでご遠慮下さい」と冷たい反応・・・無理も無いかな多分同じ目的で来られる方々も多数おられるからね。で協力者には、もれなくしおりのみ貰えるので迷わず中沢農のしおりをGET。
何て事無い、しっかり風邪を引いていたのだ。

二日目 4月21日(月)風邪が治って無い事は分かっていたのだが、仕事の休憩時間に献血ルームへ移動。当然の如く事前に電話にてグッズの在庫を確認し、そして事前採血、案の定まだ白血球値が高く、門前払い。そして草壁ゆかのしおりをGET。
ふっ、ここまでは計画のうちである、何故、草壁ゆかのしおりを選んだのか?理由があり、献血ルームに入る際しっかりとカウンター下に置いてある各キャラクターのしおりの残数をチェックしているのである。ここまで来たらコンプリートしたいと思うのが、オタの心理‼︎ 転んでもただでは起きないのである。つまり二日目は意図的に献血出来ないのを分かっていて敢えて献血ルームに行ったのである。
でも、ポスターの残数もチェックしていた所、残数も残り少ないと予測。
次がラストチャンス‼︎その日から体調を整うべく、ビタミン剤と睡眠時間を8時間キッチリ確保。風邪薬を服用すると献血不適合になってしまう為である。自己免疫力で治すしか術が無い、時間も無い。焦る自分。

三日目 4月17日(木)この日も半日勤務、体調は万全、例の如く事前確認してから軽い食事、そしていざ献血ルームに向かう。そして、事前採血。
看護師「watawataさんおめでとうございます。やっと献血出来ますね。」
おめでとうございます?やっと?アレこれは多分名前と顔を覚えられているな。でもいいや、安堵する自分、間に合った〜。そして献血前の説明を受ける。
看護師「気分が悪くなったら直ぐに言って下さいね。献血を中止しますので。」
watawata「はい。」
一応はいと答えたものの心中は穏やかではない、冗談じゃない、やっとの思いでここまでこぎ着け、途中で中止されたら今までの努力は水の泡になってしまう。気力だ‼︎嘘でも乗り切れ‼︎
で献血開始。一瞬意識が遠のく、見逃さない看護師。
看護師「大丈夫ですか?watawataさん止めましょうか?」
watawata「大丈夫です‼︎そのまま続けてください‼︎」
目に力を入れて笑顔でアピールする。
看護師「分かりました。でも顔色が悪くなったら中止しますからね。」
そして、献血終了。少しふらつきながらも受付でポスターと良田 胡蝶のしおりをGET。コンプリート達成である。
受付「今後の献血活動をよりよくするためのアンケートをお答えください」
アンケートの内容は簡単な個人情報から、この作品が献血のきっかけになったのかとの質問及び、今後希望する作品を問うものだった。
迷わずハイに◯をつけ、今後希望する作品には、まだ制作決定もされていない「のうりん2期」と記入。そして長い長い献血との戦いが終了したのである。
まさに三度目の正直‼︎

本当にでわでわっ。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 36
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

最終話まで鑑賞後。総評らしきもの、してなかったので追加。

原作小説は未読。
コミックスは5巻まで。

採点について
{netabare}
●物語●
個人的にはとても楽しめているので、もっと高くしても良いとも思えます。が・・・どうしても若干ノリが過ぎているような気がしないでも無いのです。のでその辺差し引いて3.5。

●声優●
主要キャラのキャストは素晴らしいの一言。浅沼さん、羽多野さん、田村さん、花澤さん、千和さん、井上さん・・・凄い面々ですよね~。

●キャラ●
総じてノリの良いメンバーだと思います。
唯一、継の父だけ納得いかないです。

●作画●
綺麗で見易い画だと思います。1話冒頭のライブシーンとか見直してみると、現実では無さそうな演出だと思いますが、圧倒的でした。

●音楽●
田村さんソロ、田村さん&花澤さん、花澤さんソロとOP・ED・劇中歌と聴きましたが・・・インパクト大ですね。おそらくアニメーションもあってこその評価だとは思います。農&林檎のEDみてると『まほろまてっく』を思い出しますw
{/netabare}

●総評らしきもの●
{netabare}
ギャグパートとシリアス(主に農業関連)パートとのバランスが絶妙だったように思います。個人的にはギャグメインで観てたところはあるので、後半失速気味だったように感じましたが、トータルでは配分できてるのかな?とも思えます。

主人公である耕作がボケ倒すのかと思いきや、話が進むつれてボケ担当が増える一方でw 基本ひとりでのツッコミ役、ご苦労さまでしたw 主に・・・ベッキー先生への対応。

レビュー内でも書かせてもらったことですが、「農業」に対して、知らないことが多かったことに気付かせてもらった作品だとも思います。どんな職業でも大抵の紹介には、マイナス面とか現実的な苦労とか、記述されていませんからね・・・。

キャラで推すならやはり、農でしょうか。
あとは「工(たくみ)」。良い東山ボイスでしたw

OP・ED共に総じてレベル高かったと思います。映像込みでの評価だとは思うので、純粋さには欠けますがw 「コードレス☆照れ☆PHONE」「も・ぎ・た・て フルーツガールズ」が特にツボ。農ソロも良かったです(この為にDVD買いますw)。
{/netabare}

7話から12話まで(一応話数別で)-----
{netabare}

ここは農業メインの回だったように思います。
林檎の育てる大豆が病気でダメになってしまい、追い討ちをかけるようにトマトも天候によるダメージを受け。そんなこんなで落ち込む彼女を励まそうとする耕作。12話まで見た上で考えると、あのセリフは彼自身の経験が含まれた、結構重い物だったんだな~と。

そんな中でついに、『文通』のことがバレてしまうわけですが・・・まぁ他人を騙るのは良いことではありませんが、耕作をよく知る農なりのフォローだったわけで。きちんと林檎に謝れてましたし、林檎の中でも『手紙の人物』は高評価だったようで。
まさかの『農×林檎』の百合エンドw


このアニメ、良い話の次の回はギャグメインになるんですよねw
4話からの5話とかw
日常回扱いなのに、ネタがテンコ盛りw

冒頭から畑の中を原付で暴走。
アラフォー幻魔拳。
女体盛り。
とどめは『AKB40』。
これでもかとばかりにベッキー大活躍(?)な回だったと思いますw
千和さん、ホントお疲れ様でした。

林檎さんの「出汁が中敷」も結構笑えないですw


台風の中、校庭で海水浴(?)とかBBQとかビーチバレー(?)とかは、スルーしてw

稲作にも、人知れない数々の苦労があるんだなと、恥ずかしながらこの歳になって思い知りました。家の近くの田畑が、マンションや宅地に変貌していく裏には、こういう部分もあったのかな?と。
林檎の大豆、トマト、この9話と観て。農業というのは僕が思う以上(何倍も)に過酷な物なんだなと感じました。
様々な思惑・圧力・利権などもありましょうが、TPP反対と上がる理由の一部分でも感じられたように思います。
実際の農業の苦労とは、僕が感じた物の比では無いのでしょうが・・・。


結論から書きますと・・・この回は好きじゃないです。
この回が最終的に伝えたいメッセージ、訴えたいことはわかるんです。

理由は1つ。継の実父が受け入れられないことですね。

実父は自らの信念と経験から、継の農業方針を否定するわけですが・・・。
そもそも継の考え方の根底には母の存在があるわけで、養子になってまで家を出ている時点で、実父がそれをわからないはずもなく(わからないでここまできたなら、親としてどうなの?と)。
実父には実父なりの信念・方針があるでしょう。継には継なりの(高校生レベルなのかもしれませんが)物があるでしょう。それを無理やりにでも曲げてしまおうという考え方も、頂けないですね。
後継者にする為に連れ戻しにきたようですが・・・そもそも自分と真逆を行こうとする息子を、力ずくで据えようとする辺りもイマイチ。

結局野菜販売勝負をすることになるわけですが、ここらも・・・。
そもそも勝負を吹っかけているのが、実父というのがまずどうなのか?
一日中野菜のことを考えていられるプロが、高校生(経験・技術・時間的にどう考えても不利)相手に勝利して当然なわけで、それで勝ち誇って自らの正当性訴える姿は・・・正直痛々しさと疑問しか感じませんでした。
『ブランド力』は関係無いと力説してらっしゃいましたが・・・技術も販売力も経験も、総じて『ブランド』になるんではないかな?と思えるわけで。それらに優れなければ、売れることも付加価値が出ることも無いのですから。ついでに突っ込むならば、テントに企業名書かれていましたが・・・。


耕作の過去、農業や農村が抱える問題点・ジレンマが、この2話のテーマでしょうか。

農業がやりたい親に連れられて引越してまでも、立ち行かず。
逆に両親とは離れて暮らすことになった彼にとって、農業高校を選んだ理由は何なのか?
育ててもらった中沢家の人達の為、ではあるのでしょう。

農の姉妹。名前を並べると「士農工商」なんですね~。
農と下二人の年齢差が結構ある気がしますがw


ベッキーが出てくると、いろいろ荒れますね~w
給食に鯨の竜田揚げて・・・w

偽の結婚式エピソード。
先に「パフォーマンスです」と公言しておけば、こんな騒ぎにならなかったのに、と思いましたが・・・耕作の「村への思い」を語らせる場が必要だったわけですね。

林檎と農どっちが好きなのか?と問われて、(まぁ選べるはずが無いのはわかってましたが)「オマエ達がオレの翼だ」て・・・。どこのアルトだ!?w
(余談ですが・・・元のネタの方、あのセリフが嫌いで2度と観る気がおきませんw 劇場版ですらもw)
せっかく良い話だったのにw
{/netabare}
6話まで鑑賞後-----
{netabare}
『五人の四天農』『萌の錬金術師』ということで、四天農とのエピソードでした。といいますか、5話のサブタイトルを観た時点でツッコみたい気持ちが1週間続いたわけですがw

耕作のセリフではありませんが・・・4話で結構いい話したのに、その後が(良い意味で)酷すぎるw

良田さんが四天農の一角だとは思いませんでしたが、他の四人のキャラが濃すぎですw
・バイオ鈴木・・・「かけるヨーグルト」の話辺りから、何にか変では?と思い始めましたが、案の定w 魅入られてるのか乗っかってるのか不明ですが、継のおかげでかなり笑わせてもらいました。
・ウッドマン林太郎・・・「山頂へいこうぜ」からの件、アニメでは元ネタが思い出せなかったのですが・・・コミックで読んでみて『あ~なるほど』とw 彼のキャラやエピソードよりも、耕作の羨ましい状況の方がインパクト大でした。中二の11月まで四姉妹と?w
・ローズ花園・・・二つ名を聴いた時点で疑ってかかるべきだったと後悔していますw ポッキン(?)ゲーム直前くらいに「?」と思い始めたのですが(あの勝負は勝っても負けてもダメなのではw)。
・マネー金上・・・最初は男かと思いましたが容姿で女の子だと確認して、一安心(?)w エピソード自体が1話丸々使って、前出3人の扱いが軽いな~と思いましたが。『萌米』ね~。ありましたね~。初めてみたあの時は、いろんな意味で凄い世の中になったものだと思いましたね。バイオ鈴木と組んだ辺りから、もう歯止めが効かなくなっていたように思いますw
{/netabare}
4話鑑賞後------
{netabare}
猿被害~笑わない林檎に笑顔を、という流れだった4話です。

こう書いてしまうのは何ですが、ここまでで一番シリアス、良いお話な回だったと思います。
同時に・・・パロディが一番露骨だったのも、この回かも知れませんw

至る所にパロディが散りばめられていて、ゆっくり観ている隙は無く。こっそり配置されているわけでもないので、スルーできるわけも無く。中盤~終盤のお話が無かったら、笑い転げて終わるところでした(まぁ・・・5話以降も怒涛のパロだと思いますが)。

ハンターの大森さんも良い味だしてたと思いますw
何より中の人が杉田さんとかw
中の人で言えば『孔雀:千和さん』とか、どんだけw

何をどう早とちったかは謎ですが、突然の耕作の訪問に部屋一面『YES』一色で応える農が・・・可愛くも可哀想でもありましたw やっぱり個人的には農を応援したくなっちゃいますね~。

1話冒頭のライブシーンと転校してきたシーンでの林檎のギャップが大きかったわけですが。アイドルは完全営業スマイルで学校での彼女が本性なのか?と思っていましたが、今回で引退~転校に至った経緯も分かりまして。あわせて少し耕作・継・農との距離が縮まったのかな?と思えました。
連作障害からの負の連鎖の話と相まって、しんみりしつつも、真面目で良い話だったように思います。

余談ですが。
タイトルに合わせてだとは思いますが、ヒロインの名前も『のう』と『りん』なんですね~。気がつくのに結構時間かかりましたw
{/netabare}
3話鑑賞後------
{netabare}
サブタイトル通りの展開だったと思いますが・・・農さんが大人気ないw 林檎の素性を知った上でやっているのだから、尚更ですね~。というかライバル認定したから、の行動なんでしょうね。
戦った後に、並んで寝転がって称え合う・・・というのは男の子の友情の深め方では?w

あ~このアニメ観てると、本当に色々心配になってきます。
この良くも悪くもとれる『ノリ』は、アニメ独特なのか原作からなのか。
『事勿れ』を押し付けるわけではないのですが・・・地元や業界からソッポをむかれることだけはありませんように、と思っております。
舞台や背景など詳細な描写をする上で、その土地・世界・社会の協力・理解というのは大切だと思いますので。

今回のEDも凶悪でしたw
{/netabare}
2話鑑賞後------
{netabare}
元アイドルの林檎さんが転校してきて、本格参戦1話目というところですが・・・。

ノリは相変わらずで基本主人公のハイテンションなボケ(妄想?)で暴走気味だったのは、個人的に良かったのですが・・・。

とりあえずパンツの話だけでBパート使っていたように思いますが、展開とか尺とか大丈夫なんでしょうか?w 農さんのパンツが意外でしたが。

友人の継は・・・パッと見てブレーキ役になってくれるのかと思っていましたが、コイツもどうもダメっぽいですねw
誰かこいつらを止められるキャラはいないんですか?w

林檎さんは、今回でも本心・狙いはよく分からないままだったように感じます。基本表情は無く、あまりしゃべらなかったので。今後何らかの進展があることを期待します。

初になるEDは・・・凶悪でしたね。
画的にも、声優さん的にも。
{/netabare}
1話鑑賞後------
{netabare}
色々大丈夫なのか、心配になりましたw
・物語の方向性や先々
・何処までかは不明ですが、地元に観せてるんですよね?
・先生のキャラw  等々。

導入のライブシーンの気合の入りっぷりからして、普通じゃないな?とは思いましたが・・・今後の流れは知りませんが、色んな意味で色んな方向に対して大丈夫なのか?と。終始このノリなら、それはそれで面白いですがw

1話で一番印象に残ったのは、やはり先生w
独りで自虐で盛り上がっておいて、急に素に戻って、そのままダークサイドにw
・・・さすが千和さんw

今クールの土曜も楽しめそうです。
継続視聴です。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 25
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

反予定調和者の予定調和な作品

(総評)
現実の農業の問題はしってますよーと問題提起はしたいけど、こうしたら心地よいという作品なりの視点や解決案は出したくないのか?いい話に落とし込んで安心させたくはないのか?よくわからない作品でした。んードタバタ劇をしたかっただけってことかな。。

コレ、本当に農業に従事したり興味をもってほしいの?大変さをわかって欲しいということなのか?
農業高校に通う年齢前の子に見せるにしても(それにしては下ネタあるし)、社会人向けにしても、何を求めて農業をするかという想いをみせることをなぜ避けるんだろう。りんごちゃんが求めて来たものの先はとくにみせていない。
そんな事いってたら商売にならないからね〜って、現場の問題提起に戻って、でも農業やるしかないんだ僕らは、で終わってしまった。
ラノベだから?現実のちょっとした理想や希望なんかみせたらかっこつかないわけ?よくわからない。
ベッキー先生のことだってそうだよ。

りんごちゃんは多分、自分が何で出来ているのかがわからなくなって、コーサクが送ってくれた野菜の出来ているところが見たくなった。野菜の育つ根っこが知りたいと思ったんじゃないでしょうかね。そこに大事な事がある気がします。

私は生産者ほどの農業なんかやってなくて、この作品でケイがやって「井の中の蛙」呼ばわりされていた程度の、自分や家族で食べる分のことにしか興味ないけど。作物作るのって面白いし、作らなくても山で食べられるものを見つけるの楽しいよ。
先日、自分のやってるミニミニ田んぼに、クロサンショウウオの卵がありました。

**************
第1話雑感(1話は結構楽しかったよ。)
{netabare}
リアルさは求めずに観はじめたんだけど、やっぱり農作業してる姿見ると心和んだりして。アイドル「ゆかたん」の非日常的な…しかしアニメで昨今あり過ぎるステージシーンの後で、地味かつ無茶な高校の実習風景や部屋の様子を見るとますます心和みました。

そして、主人公耕作を囲むキャラクターの切れ味あるギャグの展開にすごく笑わせられた。みんな生きがいいね〜。
テンポ抜群にメリハリきいてて。下ネタもそこまで丁寧なかけ合いでノってやってくれると聴き入りますね。
この大沼心監督て、あっけらかんと罪の無いノリがうまいですね。

心理描写も含めて光の差し方が独特。アニメならではの明るい暗いの切り盛りが、テンポの良さになってるのかな。


下ネタを低反発マットのごとく吸収しつつも突っ込める農(みのり)ちゃん。私は健康的な体系(足太め)でいいと思うけど。
モロ「おっぱい」呼ばわりの胡蝶ちゃん、強気なわりに眼鏡相手に詰めが甘そうでかわいいなぁ〜と思ってたら、

せっ せんせーーーっ!

せんせぇぇぇぇーーー!

ハイテンションから急降下でオーロラのような毒を散布する先生に、全て持ってかれた初回だった。どんな反面教師ー。
あー… 笑った。
てことは多分、引く人もいるよね?
スリリングな先生が楽しみなので継続視聴します。{/netabare}

2〜8話{netabare}

2話
パンツパンツ言ってた印象しかない。りんごちゃんが結構なアタックを目論んでいる模様。*ベッキー度低い。やたら唇舐めてます。

3話
まじめっぽく農作業してる!
姑って、そういうことかー。
でもなんかりんごちゃん楽しんでない?
途中途中で挟まれる自然の背景カットがハッとするくらいキレイ。(のんのんで培われた田舎描写なの…?)
ネタに出てきたベニシ○さん、そんな周知されてるの?アニメファンにわかるのか?
でもゴメン私そっち系人間で畑いじってる(;^_^A
{netabare}今度映画になる「リトルフォレスト」の原作とかね。
やっぱまぁ農業高校となると、農協と付き合って食べ物を流通にいかに乗せるかという一般知識で叩き上げとかなならんのだろうね。銀の匙でも、自然農法の人とかはこういう学校に通わないんかなと思ったり。

→後から考えたら、「そういう輩が他にもいるけどお前もか」ってニュアンスだったような。ならいいんじゃないのーどんなでも自分なりの興味持って取り組みに来るならさ。

(「銀の匙」あんまり観てないんだけどさ、スイマセン。荒川弘の「百姓貴族」読んだから充分かなと思って…。) {/netabare}

*ベッキー度中。花嫁様ー。どこから持参したん。
夕べ考えたんでしょうか。「明日は田植え実習→汚れる→汚されたい→処女の純白、この展開でいくわ!」


4話
*ベッキー度は0ですが!
笑えて笑えて、シリアスな展開では真面目で、土の再生の丁寧なメッセージがあって、とてもいい話だった…。

疲れた土の上には背の高い硬い雑草がたくさん生えて、数年かけて落ち着いた土には、背の低い柔らかい雑草が生えるようです。(クローバーとかね)
硬く茂る草のように、表情がパタンと閉じてしまった、りんごちゃん。
仲間と一緒に、草を分け入って、新しい表情を見つけられるといいね。
雑草雑談 {netabare}疲れた土が、自分の力で土を再生しようとする時にまず生えてくるのは、「スギナ」なんだって。伸びるとツクシになるやつね。
ボウボウに生えて、雑草として嫌がられるけれど、アレはとても人の体にはいいんだよ。滋養あり過ぎるから、食べるならほんの少しで。片栗粉まぶして天ぷらにすると、スナックみたいでうまい。
お茶にすると身体の毒素を出してくれる。皮膚のかぶれにはすり潰して塗るといい。荒れた土の上で、人に役立つものがそうとはあまり知られずに生え茂る。不思議ですね。 {/netabare}

オープニングのベッキーは、屈伸してなにしてるんだろ?


5話
大豆は収穫後の活用範囲も広いですが、根っこに根粒菌を蓄えて土を強くしてくれます。他の豆科も。だから豆科のクローバーの生えてる土は良い土。
*ベッキー度0。発酵女子が若干ベッキーと胡蝶ちゃんとキャラ被るような。
発酵菌が作物の生育にいいというの聞きますね。菌て大事。バクテリアが土を耕してくれて、根が伸びやすくしてくれるとか。


6話
萌え作物商法の経済のお話。ケイって考えてる事が深いけど直感的で冴えてるなぁ。金ナントカさん?君?も、単なる金の亡者じゃなくて、多角的に地元や、今の自分が過ごす時間の優先順位を語ってて。大人だな〜
*ベッキー度 低。
七夕短冊書きまくり。ベッキーおざなりな出番…。

7話
美味しいものたべすぎて。太っちょなりんごがかわいいぞ!?みのりは…なんか馴染みすぎ(-。-;
イイ話回。
初めて期待した作物が、病気になっちゃうとゲンナリしちゃうね。
*ベッキー度 0。
くっ…四天農やらキャラ増えたおかげでベッキー影薄いじゃないの⁈



8話
*ベッキー度 濃厚ですが
あまり笑えないし、真面目にうけとるべきなのかもわからない。

ベッキー、なんで教師してるのかなぁ。お父さんがお偉いさんって言ってたけど、単なるしがらみなの?そうならば、批判ていうか、別の生き方あるんじゃないのかなって。
年、年、若さ、若さ、って…
尊敬できる人間は年上にいなかったの?今もいないの?そんなに老いるのが怖い?私にはよくわからない。年取って安心したことの方が多いから。
一話の時点のベッキーは、自分のノリを楽しんでいる人かと思ったの。
この話の様子だと、すごく辛そうだね。自分の見つけた負の感情を精一杯手放すまいとしてる感じで…。しがみついている。
主人公がめげずに突っ込みをいれ続けてくれたことに感謝すべきと思う。

最後、ベッキーの宴会芸に年期と共に磨きがかかっていたというオチで、ポジティブな方向を見せたかったのかな?
でも、AKBで笑いとるとかって、よく50代60代の婦人会のおばさま方がやってるけど、彼女たちの悠長なノリにはかなわないと思うわ〜。ベッキーはまだ微妙に若々しすぎるんじゃないかな。

この先ベッキーが、若作りの衣装を捨てて自分らしく溌剌といられるようになればいいのにな。 {/netabare}


9〜12話{netabare}

9話
ベッキー度は0
みのりちゃんもっと似合う水着があるんじゃないかー

10話
ベッキー度 中?謎のお母さんプレイ
有機無農薬栽培で固定種を育てていたケイが、大量管理生産のお父上と対決。
んー、味がよければ安全ならF1種でもいいじゃないって流れになってしまって残念。
もっといつもの説得力でがんばれよケイ〜。固定種はその土地土地の風土を受け継いで育てられるので、病気にも強くなりますよ。
ケイのやってた有機がどんなかわからないけど、肥料で水太らせない野菜は味が濃くて負けないよ。
うーん、ふざけたマーケティングいらなかったと思う。

ここで勝たせるのは予定調和な感じで好かないって作者なんですね?きっと。

11話
ベッキー度は0
過疎化と農業離れを考える回。
コーサクのご両親、借金をかかえたとのことで。トマトのハウス栽培が豪雪に押しつぶされて失敗した光景が出て来ました。
失敗にもいろいろあるんだろうけど。事情はあるんだろうけど。
真面目に受け取ると、冬にとれるものではないトマトを無理に気候に沿わず作ろうとした事が、無駄な負荷になったのではないでしょうか。その土地に根ざした、地力を生かす農業はきっとあるはず。

今田舎に戻ったり農業に関わろうという意識を持ち出す若者は、
やっぱり有機農業や無肥料栽培や自然農法に憧れたり、この作品の冒頭の頃チラッと浮ついているとネタにされたとしても、田舎暮らしという自然な暮らしのイメージへの憧れから端を発している人々じゃないでしょうか。りんごちゃんみたいにね。ひとつの豆から芽が出るのってとても輝かしく嬉しい、田舎が好き、そこからでいい。根っこが育つのは、それから。そこのキラキラしたことを描きたくはないんでしょうか、この作品は。


12話
ベッキー度中 中途半端な恨み節

「田舎か都会かどっちかじゃない」? んー、歯切れ悪いじゃないの。
みのりお姉ちゃんのどこ行っても同じってのもある。

田舎に慣れると、都会とっても疲れますけどねぇ…私は昔、東京暮らしでおいしい楽しいと思ってたものが、今住んでいる土地のものの良さに気づいて馴染んでしまうと、全く色褪せました。


{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 52

67.5 11 幼なじみで学園なアニメランキング11位
彼女がフラグをおられたら(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (1057)
6497人が棚に入れました
恋愛フラグ、友情フラグ、勝利フラグ、死亡フラグ。『フラグ』それは人生の岐路に立つ、大切な分岐点を示す道しるべ。ある事件以降、他人の頭に様々な『フラグ』が見えるようになった少年・旗立颯太は、その能力ゆえに他人と距離を置いてきたが、そんな彼に興味を持った美少女達とひょんなことから ひとつ屋根の下で寮生活を送ることになってしまう。次々と颯太の前に現れる、様々な美少女達との共同生活の行方は? そして、彼が目にする『フラグ』が導く先に何があるのか…

声優・キャラクター
逢坂良太、木戸衣吹、茅野愛衣、阿澄佳奈、花澤香菜、日笠陽子、諏訪彩花、悠木碧、田村ゆかり、豊崎愛生、丹下桜、久野美咲、加隈亜衣、南里侑香、日高里菜、種田梨沙
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

おそらくハーレム系で一番カオスなアニメ。

前置きとして、皆さんよく勘違いしていられるようなので・・・。
この作品の合言葉「がおがお~」じゃなくて「がをがを~」なのです!
(彼女)が(フラグ)を(おられたら)の間を取っての命名ですから、そこはちゃんと訂正していただきたい。些細なお願いです。


最近は萌え系と見せ掛けて・・・実は裏には壮大な設定が、という二重構造なラノベアニメをよく見るような、気のせいでしょうか。

萌え要素は売るための撒き餌で書きたいテーマの踏み台なのか、萌えと追求したいテーマの一挙両得なのか分かりませんが、ストーリー面では厳しい評価も致し方ないと思います。

ただ、何故かスタッフやキャストが豪華で見応えがあったのも確かです。結果的に今期では一番思い入れのある作品になりました。

あらすじ
{netabare}
死亡フラグ、恋愛フラグ、友情フラグ・・・。この世界には様々なフラグが存在している。
それらフラグを人々の頭の上に可視化できる能力をもった少年、旗立 颯太(はたて そうた)。
彼は時に人々に災厄をもたらすフラグをへし折り、時に幸福をもたらすフラグを立て、陰ながら人助けをしていた。

そんな彼の様子を不審がる人物が一人。颯太と同じ学校に通うお嬢様、菜波・K・ブレードフィールドは彼が何か他人に隠している事に勘づく。
菜波に問い詰められてフラグについて白状した颯太だが、肝心の菜波の頭の上にはフラグが見えない。

フラグが見える少年とフラグのない少女、フラグと女の子を中心に始まるイチャイチャカオスコメディ。
{/netabare}



最初はもう、全身全力のハーレムラブコメで何故か主人公にあっさり惚れるヒロイン達に囲まれる羨ましい展開です。


ヒロインだけじゃなくて、彼らの通う旗ヶ谷学園全体に漂う思い遣り、隣人愛の精神がとても素晴らしいと思いました。

全員颯太に惚れているんだけども、決して修羅場にならないように誰も悲しまないように、お互いの好意を尊重する。そんな様子はハーレム系では珍しいものでした。

主人公の颯太くん含め人の良いキャラばかりで見ていて気分が良く、ヒロインズは口癖・容姿・属性でキャラ付けしているところに加えて、フラグの属性と主人公との関係性で差別化している点は個性的でした。

死亡フラグ、という極めてネガティブな要素とは裏腹に、とても強い生命力にあふれたキャラクターの言動や行動には元気をもらえました。


キャラクターはベタながら完璧にツボを突いていて文句なしで、全員可愛く感じられるハーレムアニメは初めてでした。

誰が一番可愛いとか本当に決められない・・・声優さんもかなり豪華でしたね。ベテランから新人まで勢ぞろい、驚きです。

ちょっと並べてみました。(敬称略)
声優なんて興味ないって方のためにネタバレで閉じます。

{netabare}
ベテラン
・丹下桜(大名侍 鳴役)
・田村ゆかり(聖帝小路 美森役)

中堅?
・南里侑香(深雪・マッケンシー役)
・花澤香菜(盗賊山 恵役)
・阿澄佳奈(召喚寺 菊乃役)
・豊崎愛生(龍騎士原 月麦役)
・日笠陽子(英雄崎 凜役)

新人
・茅野愛衣(魔法ヶ沢 茜役)
・悠木碧(吟遊院 芹香役)
・久野美咲(大司教河 くるみ子役)
・木戸衣吹(菜波・K・ブレードフィールド役)
・加隈亜衣(白亜・B・ブレードフィールド役)
・諏訪彩花(忍者林 瑠璃役)


改めて見るとヒロインが多すぎる・・・・。これは半分の人数でも1クールではキツイです。
しかし原作者が声優選んだんじゃないかってぐらいどのキャラも違和感がなかったですね。キャラと声優は満点で問題なしです。
{/netabare}


肝心のお話の方ですが、OPに散りばめてある映像と各ヒロインのRPGの職業のような名字がある意味伏線ではあります。

元々複雑な設定で分かりづらいものを、1クールという尺の都合上超圧縮した結果さらにカオスになったという有様です。

あれでも順番を入れ替えたり原作と設定を変更したりして、過程はともかくオチは綺麗に迎えられた分マシな方なんではないかと思ってます。オチは、大事ですよね。

意外とダークな設定で颯太の過去エピソードも暗い話ばかり。そういう話が好きな方はどんとこいって感じかもしれませんが、個人的には気が滅入りそうでした。

最後まで完走できたのは、素晴らしいヒロインズが居たからこそです。物語的にも、視聴者的にも。

どんでん返しはそれなりに驚きでしたが、テーマはありがちなものでした。
ネタバレ解釈
{netabare}
どんな絶望の淵に瀕しても、人を信じる心と力があれば運命は変えられる。その結果絶望的だった世界線を無事危機から救うことができたのでした。
それにしても世界線とか平行世界とか仮想世界とか、正直詰め込み過ぎです・・。原作者がゲーム畑の人だからでしょうか?
{/netabare}



一番このアニメで評価したいのは可愛いキャラを構成する作画と、作品の世界を表現している音楽にあります。


作画監督・キャラクターデザインを務める金子志津枝さんはドラえもんやクレヨンしんちゃんにも関わっている凄腕のアニメーター。

アイキャッチの手描き感あるタッチのデザインとかEDで流れる各ヒロインの絵とか、もう芸術の域ですね!
ファンタジスタドールのEDで少女漫画的なうずめちゃんを手掛けたのもこの人で、こんな人が関わってくれるなんて豪勢だなあと思いながら見てました。

全編にわたって安定した作画という訳ではありませんでしたが、時たま良作画のときに見せるキャラクターの表情のなんと美しいことか。この人の描くキャラの横顔は色っぽいですよね。西田亜沙子さん系統の艶のある魅せ方のできる人です。



音楽。BGMにおいてときどきリコーダーを吹いたような不思議な音色が聴こえてきて、それがコメディパートをよりほのぼのとした雰囲気にしていました。
てっきりあずまんが大王やキョロちゃんのBGMを担当していた‘栗コーダー’さんかと思いましたが違いましたね。
橋本由香利さん・川田瑠夏さん。橋本さんがこういう音楽作るのって意外でした。


OPは悠木碧さんですが、演技のときとは全く違った歌い方に驚きました。
ハイソな感じがオシャレで、ちょっぴり電波でふんわり癒し系。とてもワクワクさせてくれます。
主題歌の話ではないですが…
{netabare}
逆に劇中歌のせりきゃんのアイドルソング「1stLove宣言」は悠木碧の本領発揮という感じでとても可愛かった!最高でした。
{/netabare}

EDは前半6人のヒロインが歌い、聴けば聴くほどこのアニメの真髄と魅力を表しているように感じられます。ゆったり元気系で、心地いい曲です。


OPを作詞しているのは藤林聖子さん、EDを作詞しているのは畑亜貴さん。どちらも有名人ですね。

歌詞の中のフラグに関する解釈において、藤林さんは“~つか全部 折っちゃえばいいじゃん♪”と折りに行く姿勢、一方畑さんは“~フラグを立てちゃおうか”と立てに行く姿勢。対照的で面白いものです。
全体的に歌詞に愛らしい表現が多く、優しい雰囲気のED「彼女がフラグを立てる理由」の方が好きでした。

あとOPを作曲・編曲しているzakbeeという方は元ロックバンドの出身というではありませんか!何やら方向性の違いで解散とのことですが、まさかこんな方向性に進むとは・・・初めて知って驚きでした。
でも、『それでも町は廻っている』のOPみたいな賑やかな感じ、とても良いと思います。


ハーレムだけでいいじゃないかと思いつつ、フラグのもっと有効な活かし方はなかったものかと思いつつ、まあ可愛かったからいいかと思わせてくれる魅惑のアニメでした。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21
ネタバレ

watawata さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

幕の内弁当 (松) 一丁上がり‼︎ (注意、酷評レビューです。)

あらすじ

とある海難事故以降、他人の頭上に『フラグ』が見える様になり、又、操作(折る)する事が出来る様になった主人公、旗立颯太。
※フラグとは、作中では旗の形状をしており人の運命の分岐点を指し示すものです。
その能力ゆえ、ちょいと自閉症気味になった主人公に次々と能力に興味を示した女の子がうじゃうじゃと集まってくる、そんなお話。

さて、『フラグ』と言う作品のタイトルにも付けてある重要なキーワードをいかに上手く料理し、ストーリーに組み込むのが、ポイントであるはずなのだが、フラグでの駆け引きは冒頭の数話のみ。
出てくるフラグも、死亡フラグ、勝利フラグ、恋愛フラグ、友情フラグ、と在り来たりのものばかり・・・・もっと捻り出すことが出来なかったのか?
折る過程にも一工夫の微塵も無い。一定のルールがあり視聴者が類推して楽しみ、期待を心地よく裏切る展開があれば、もう少し楽しめたのですがね。
結局やりたかったのは、純粋なハーレムのみ、フラグに纏わる軸となるエピソードは後付けで無理矢理、背骨として押し込んだとしか考えられません。
蓋を開けてみれば、自分の苦手なコテコテのハーレムもの、しかも質が低いと来たからにゃあ、一層たちが悪い。(理由は後述します。)

ストーリーの肉付け部分も、体育祭回、デート回、温泉回、水着回、学園祭回、と
まあ、定番メニューをご丁寧に節操もなくあざとく放り込んで来ます。

フラグに纏わるエピソードもかなり強引、序盤から伏線を細かく張っているのだが、興味が沸く以前に、ピクリとも食指が動く事がありませんでした。伏線を収集するにあたって、電脳空間、パラレルワールドと此方も、無理矢理、捻じ込んで来ますが、傍から見て、視聴者が喜びそうなエッセンスを取り敢えず、並べてつなげただけであり、ナンセンスの一言につきます。

そして最終話、{netabare} 主人公及びヒロインズが、バトルしている光景は、{/netabare} 非常に滑稽で、嫌な意味合いで笑いが止まりませんでした。
自分だけでしょうか、過去に同じ悪夢の作品、シャイニング・ハーツ ~幸せのパン~ を思い出したのは。視聴者の予測を悪い意味で裏切った作品と言う意味合いですがね。
結論、何がしたかったんだ?この作品は、本当に。率直な感想は以上です。

以下、主人公に対する登場人物の相関関係及び属性を簡単に分類しました。(Wikipediaより名前のみ抜粋しましのでご了承下さいませ。)


1・菜波・K・ブレードフィールド(ななみ・ナイト・ブレードフィールド)
姫属性その1
{netabare}姉属性その1(実姉){/netabare}

塩ジャケ
天ぷら えび

2・白亜・B・ブレードフィールド(はくあ・バーサーカー・ブレードフィールド)
姫属性その2
{netabare}妹属性その1(実妹){/netabare}

サーモンのタルタルソース
鶏のから揚げ


3・魔法ヶ沢 茜(まほうがさわ あかね)
お嬢様属性

かまぼこ

4・召喚寺 菊乃(しょうかんじ きくの)
幼馴染属性その1
姉属性その2(偽姉)

イカリングフライ
天ぷら いか

5・盗賊山 恵(とうぞくやま めぐむ)
男の娘属性

こんにゃく

6・龍騎士原 月麦(りゅうきしばら つむぎ)
婆様属性

梅干し

7・聖帝小路 美森(せいていこうじ みもり)
生徒会長属性

里芋の煮物

8・英雄崎 凜(えいゆうざき りん)
幼馴染属性その2

オニオンリングフライ

9・忍者林 瑠璃(にんじゃばやし るり)
ロボ属性

バラン(緑色のプラスチック製の葉)

10・深雪・マッケンシー(みゆき・マッケンシー)
女教師属性

大根の煮物

11・大名侍 鳴(だいみょうざむらい めい)
謎属性

キヌサヤ

12・大司教河 くるみ子(だいしきょうがわ くるみこ)
妹属性その2(偽妹)

鶏の照り焼き

13・吟遊院 芹香(ぎんゆういん せりか)
アイドル属性

玉子焼き

こうして並べてると、たかが1クール12話の作品に13人のヒロイン・・・1話につき1人以上の登場・・・まあよくも詰め込んだものだろうと、感心を通り越して呆れてしまうレベルです。

参考までに(全然参考ではありませんがw)

メインストーリー→白飯
体育祭回→おむすび
デート回→炊き込みご飯
温泉回→麦飯
水着回→キビ飯
学園祭回→赤飯



キャラクター(惣菜)の隙が無く且つ、あざとい配置。軸となるべきストーリー及びサイドストーリー(ご飯)から、さながら、綺麗に惣菜を並べられ、主菜(ご飯)も盛りだくさんな幕の内弁当の様である。

幕の内弁当は美味しく万人受けするのだが、毎日食するには難がある。単純に飽きてしまうからである。(この作品においては、惣菜及びご飯が過剰に重複している為輪をかけて飽きやすく、完食するのも一苦労)意図的にバランスが異常に調節されている料理は得てしてその様なものである。時にはストレスなく食べるジャンクフード、ファーストフードをおり混ぜる食生活の方が個人的には精神衛生上遥かに健全でしょう。

世間の一般的な幕の内弁当(梅)の相場が598円から類推すると、さながら声優陣のみ上質(豪華)である事から、幕の内弁当(松)798円と言った所でしょうか。


さて、ここまでレビューを読んで下さった皆様、


幕の内弁当 (松) 一丁上がり‼︎


ただし、一日ほど賞味期限が切れていますがね。


でわでわ

投稿 : 2024/06/01
♥ : 25

plm さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

がをがを!

 ライトノベル原作、ハイテンションコメディ系ハーレム萌えアニメ。
かなりぶっとんだノリで、常軌を逸した思考回路の女の子が大量に登場するということで、
最近のでいうと「中妹」「俺修羅」らへん近いタイプだと思うが一番近いのは「脳コメ」かなぁ。
これらのよくあるハーレムものとの違いは、ヒロイン同士で敵対しないこと。
みんなで輪になって主人公を甘やかす、だだ甘ハーレムである。逆に主人公が疎外感あるレベル。

■作風と主人公の性格のミスマッチ
 前述のように、もりもり登場してくる女の子たちはちょっと痛いギャグ萌え系ばかりなのだけれど、
それと全く噛み合わない主人公の冷めきったシリアス気質が、妙な温度差を生む作品であった。
どこぞのロボットアニメにでも出ていた方が合いそうなほど真顔の主人公なのだ。

シリアスアニメでギャグキャラがでしゃばってたら空気読めと言われるだろうが、
それに同じくギャグアニメでシリアスキャラが冷静なリアクションしか取らないのも大概場違いである。
作風的にどうみてもギャグがホームにしか見えないので、主人公のシリアスが誰得のアウェイ感。

■フラグが見える能力!
 「見えるフラグをバキバキ折っていく」みたいな設定だったら面白いなと思っていたんだけど、
展開内容的にはハイテンションギャグの方向にセンスが注がれていた。
"死亡フラグ"というある種のテンプレ設定をメタ的に取り入れた発想は新しいのに、
流れはテンプレの範疇から脱しないというのも勿体ない話。
設定やコンセプトの面白みはあったものの、それらは物語を進行するためのツールに過ぎなかった。

この作品の大部分で本領発揮していたのは無数の女子たちによる有無を言わさぬ甘やかしであった。

■愛に満たされて
 ハーレムラブコメと称されて、実際に主人公に複数の女の子から好意を向けられるわけだけど、
この感情は恋愛的なラブじゃなくて、どちらかというと親が子どもに向けるかのような慈愛ではないか。
ラブのあるコメディであることは確かなのだけど、いわゆる恋愛沙汰のラブコメじゃないという。
皆で一人の存在を慈しむようにして愛でるがために、争いも起きない。
このある種、一段階上の懐の深い愛情というものが他の作品にはない空気感を生んでいるようにも思う。

恋愛感情というのは良くも悪くも本人の感情が先立っているので、相手が見えていないことも多い。
しかしこの慈しむような感情は、相手を理解した上で優しく包み込むようにして大事にする姿勢である。
これは見方によっては、恋愛は対等な立場による個々の感情だけど、慈愛は上から目線ともとれる。
実はこれが理由で主人公とその他の女の子たちとの温度差が顕著に感じられるのではないか。

この作品は恋愛とかハーレム的なことより、家族愛とか隣人愛的なものを描きたかったのかな、と思う。
ハイテンションギャグも誰得シリアスも延長線上にはそれがあるのかな、と振り返ってみればそう感じる。
荒唐無稽なギャグ萌えアニメだとばかり思っていたのだけれど、
その点ではストーリーもキャラクターもまったくぶれてないんだなと感心。

■脳が溶けるよ!OP
 そもそもこのアニメに惹かれたきっかけは楽曲「クピドゥレビュー」擁するオープニングだった。
ファンシーな映像も相まって、軽快なリズムとキュートなメロディに心掴まれ、高い中毒性を誇る。
見るアニメ間違えたかとシリアス展開しててもこの曲が流れると「あ、がをられ始まったな」と感じる。
一体誰が歌ってるのかと思ったら、悠木碧のクレジット。碧ちゃんすげええ、とまた魅了された。
そして作中キャラとしても登場すると知って期待してたのだけど、でてくるのだいぶ終盤だった。

■キャラ良かった
 湯水のように溢れ出すヒロインたちだけど、なかなかキャラは良かった。
冷静に考えるとこれをよく1クールでまとめたまとめたもんだ。
以下何名かに雑なコメント。

・菜波:初見じゃ口調でめっちゃ際立ってたのに、性格的に他が奔放すぎて至極常識人。はみご可愛い。
・魔法ヶ沢 茜さん:ちなうんですちなうんです!で一世を風靡した。
・めぐむ:女子ネタ→ガーンのネタが毎度わかってても安定しておもろかった。
・凜くん:はがないのオマージュっぽくて笑った。
・生徒会長:唐突なチョロインで吹いたけどすごく良い人、ゆかりんっぽくていいキャラだった。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16

74.3 12 幼なじみで学園なアニメランキング12位
ハナヤマタ(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (1075)
5102人が棚に入れました
容姿も普通、頭も普通、美術や体育……何だって普通。そんなフツウだらけのぱっとしない14歳、関谷なる。おとぎばなしに出てくるような“ヒロイン”に憧れて、いつかこんな世界から連れ去ってくれる誰かを待っていたが、中学2年生になった今も、あいかわらずフツウの毎日。そんなある日、なるは月光の下に和装で舞う金髪の少女に出逢う。「私と一緒に、よさこいしませんか?」 突然の出来事に戸惑うなるだが、異国の少女ハナに導かれ、次第に『よさこい』という非日常の世界へと踏み出していく。まだ子供だけれど、ちょっぴり大人。花々しい少女達の物語が今、幕を開ける――。

声優・キャラクター
上田麗奈、田中美海、奥野香耶、大坪由佳、沼倉愛美、豊口めぐみ、小山剛志
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

このよさこい部には問題がある! →よさこいをしっかり描いていれば・・・

【レビューNo.82】(初回登録:2023/9/17)
コミック原作で2014作品。全12話。
元々YOUTUBEでオススメアニメとして紹介されていたのと、夏のレビュアーさん
の集まりの中でもオススメということで視聴。
きらら系作品のようですね。

(ストーリー)
全てが平凡なことにコンプレックスを抱いていた中学2年生の女の子、関谷なる。
ある月夜、神社で和服を着て踊る金髪の少女との出会いを果たす。逃げる彼女に
「私も連れてって、妖精さんっ!!」
追いかけながら思わず叫ぶなる。すると彼女は
「私といっしょに踊ってくれますか?」

翌日登校すると、「昨日の妖精」は留学生として再会を果たすことに。
彼女の名は、ハナ・N・フォンテーンスタンド。
以前来日したときに見た、皆で一体感を持って踊るよさこいに憧れ、自分もやり
たいと思っていたのだった。早速メンバーに勧誘されることになったなる。
人前で踊るのに抵抗があったなるだが、部員勧誘を手伝っているうちに
「私もみんなのように輝きたい」
と思うようになり、一緒に踊ることを決意。
そしてなるの親友・笹目ヤヤや幼馴染で先輩の西御門多美らに声をかけ、部員を
集めていく。
夏の「花彩よさこい祭」を目指した「よさこい部」の挑戦が今始まる。

(評 価)
・OP/EDが神がかっている
 他のレビュアーさんも皆触れていますが、OP/EDがホント神がかっています。
 特にOP「花ハ踊レヤいろはにほ」がとにかく凄い!
 詳しいことは他の方が解説されているので割愛しますが、「ここでそうくるか」
 というような転調具合とかが普通じゃなくホントヤバイ。
 本作では、この曲はなる達がよさこいを踊る時に使う、自作のオリジナル曲扱い
 にもなっています。

・タイトル「ハナヤマタ」の由来
 タイトルは、ヒロイン5人の名前の頭文字を並べ替えたアナグラムだそうです。
 ●(ハ)ハナ・N・フォンテーンスタンド。(中学2年生)
  アメリカからの留学生。前向きで積極的な性格で自分がやりたいことに正直。
  母親は離婚してアメリカで仕事をしている。(日本では父親と2人暮らし)
 ●(ナ)関谷なる(中学2年生)
  自分のことを「何の取り柄もない極めて普通な女の子」だと思い込んでおり、
  また気弱な性格から長らく踏み出す勇気を持てず、行動に移せせずにいた。
 ●(ヤ)笹目ヤヤ(中学2年生)
  なるとは小学校来の親友であり才色兼備で、なるの憧れの存在。
  でも「ツンデレ」っぽいキャラで、なる達には強く当たってしまうことも。
  自身もバンドを組んでいて、オーディションを目指している。
 ●(マ)常盤真智(中学3年生)
  生徒会会長で面目な性格で正義感が強く、厳しい態度で接することが多い。
  (最初はハチャメチャなハナ達の活動に対立していた)
  姉(よさこい部顧問)との確執を抱えている。
 ●(タ)西御門多美(中学3年生)
  生徒会副会長で温厚な性格であり、容姿端麗・頭脳明晰。なるとは幼馴染。
  (彼女もなるの憧れの存在)
  ファザコンで厳格な家柄ということもあり、西御門の家に相応しい娘として
  父に認められるよう父の意向に沿って、バレエ・ピアノ・茶道・華道など多
  くの習い事をこなしている。

・中学生の青春群像劇としては悪くないが・・・
 ・特になるについては
  「おとぎ話のヒロインのように、誰かがここから連れ出してくれる」
  という受け身体質から
  「自分が本当にやりたいことと正面から向き合う」
  という能動的に変わり、失敗しながらもそれを糧に成長していく姿がしっか
  り描かれています。
 ・それに加え、他のメンバーの掘り下げもしっかりしていくので、「中学生の
  青春群像劇」としては見応えがあると思います。
  でもそれに尺をかけすぎというか、{netabare}ヤヤが入部するのが5話の終わり
  (それに6話でバンドの解散騒動があり、7話でもまだグダグダ引っ張るw)
  真智に至っては10話の頭からようやく部員として始動という、{/netabare}「よさこい部」
  としての活動のテンポがかなり悪いです。
 ・しかも
  {netabare}・夏の「花彩よさこい祭」前に出場したイベントで曲を入れたCDを忘れた!
  ・「花彩よさこい祭」の申し込み忘れてた!しかも期限切れてる!!
  ・以下特大ネタバレ
   {netabare}最後の「花彩よさこい祭」前にハナの家族が和解して帰国するとかwww{/netabare}{/netabare}
  メンバーの掘り下げも相まって、ともかくアクシデントや家庭事情頼みで話
  を盛り上げようというのが多すぎで、終始バタバタしてる印象が強く、落ち
  着いて視聴できないって感じなんですよね。
  「この美術部には問題がある!」違ったw「このよさこい部には問題がある!」
  って位にお前ら何やってんだよっとw

・肝心のよさこいの魅力がほとんど伝わらない
 ・第1話のハナとなるの幻想的な出会いから、2話のなるが初めて「鳴子」を鳴
  らすシーンまでは本当に素晴らしく期待大でしたが、そこから部員集めのテ
  ンポの悪さから始まり、よさこいとしての見せ場が少なすぎる!!
 {netabare}・しかもメインの夏の「花彩よさこい祭」も、ハナの帰国騒動で興を削がれた
  上に、作画の手間を省きたいのか、5人のそろい踏みもほんの少しだとか…
  いや作中一番力を入れなきゃいけないところでこれでは、なんのためにこの
  作品をここまで視聴してきたのかって感じですね。
  (ここはフルでしっかりみせて欲しかった・・・){/netabare}

同じ「きらら系」でも「けいおん」が女子高生の緩い日常とバンドのかっこよさ
の両輪をしっかり描いて超人気作になったのに対し、本作は
・中学生の青春群像劇を少しシリアスに描きすぎた(尺も取り過ぎ)。
・キャラデザとか秀逸なのに、もう少し緩さがあってもよかったのでは?!
・肝心のよさこいにもっと尺と作画を費やせよ!!(作画自体の質はいい)
という、個人的にはちょっと残念な結果に終わったかなという印象ですね。
いろいろとポテンシャルは高いと思うので、もっとよさこいを面白く魅せること
に注力していれば・・・
(物語としてよさこいである必要性がかなり薄かったかなっと)
まあ原作者が描きたかったものは、そういう方向性じゃなかったのかも。
(私が期待してたものとは、方向性が合わなかったのかな)
OPは本当に素晴らしいので、そこは本当に一度観て欲しいなっと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

よさこい

ガールミーツガールとよさこい。
凄まじく内気な少女なるがアメリカからよさこいを踊りたいとやってきたハナと出会ってというお話し。

それぞれのキャラクターの心情に焦点を当てて、葛藤ありつつも仲間集めするというありきたり?な展開ではあるが、普通に楽しめる作品だった。
嫉妬(ツンデレ?)やファザコン、姉妹葛藤などなど。

個人的には海坊主とさり先生がもう夫婦みたいでこれからどうなるんだろうとわくわくしながら見ていたが、これは物語の主題ではないので、ちと残念。いい具合に釣られているのがツボ。

あとWUGのメンバーが少し出ているのは少し嬉しかった。
彼女達は最近どうしているかなあ?僕が知らないだけだろうけど。


OP
花ハ踊レヤいろはにほ チーム“ハナヤマタ”[関谷なる(上田麗奈)、笹目ヤヤ(奥野香耶)、ハナ・N・フォンテーンスタンド(田中美海)、西御門多美(大坪由佳)、常盤真智(沼倉愛美)]
ED
花雪 smileY inc.
12話のみチーム“ハナヤマタ”ver.
挿入歌
コドクシグナル Need Cool Qualityという笹目ヤヤが所属するアマチュアバンドが演奏する曲
よさこいの楽曲は
ココロフルサト、しなと屋正調、夏月半簾風、ちょんまげ、愛音というタイトルの楽曲らしい。
OPのぱーっとぱーっと晴れやかにが印象的。合いの手含めてなんだか可愛い楽曲。
ED歌うのはsmileY inc.(スマイリー)という音楽ユニットらしい。大坪由佳と、VOCALOIDを用いるクリエーターのゆうゆからなるようだ。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
フツウだらけのぱっとしない14歳、関谷なる。中学2年生になった今も、あいかわらずフツウの毎日。そんなある日、なるは月光の下に和装で舞う金髪の少女に出逢う。「私と一緒に、よさこいしませんか?」花々しい少女たちの物語が今、幕を開ける。


1. シャル・ウィ・ダンス?
なんだって普通の中学2年生・関谷なるは、ある夜月光の下に和装で舞う金髪の少女ハナに出逢う。それはなるが『よさこい』という非日常の世界に触れた瞬間だった。なるは戸惑いながらも、「私も輝きたい」と新たな第一歩を踏み出す。

2. ジェラシー・ローズ
なるとハナは学校の皆がどうしたらよさこいに興味を持ってくれるか話し合いをする。急接近する二人の仲がおもしろくないなるの同級生ヤヤ。ちょっとしたすれ違いをきっかけに喧嘩を始めてしまうなるとヤヤだったが...

3. ガールズ・スタイル
よさこいショップ「勝」を訪れたなるとハナは、夏に開催される「花彩よさこい祭」のことを知る。よさこい部で出場しようと意気込むハナ。しかし部を結成するには最低でも4人が必要だという。部員集めのパフォーマンスを学校で繰り広げるハナに、ヤヤは...

4. プリンセス・プリンセス
生徒会長・マチに屋上の使用禁止を言い渡されたなる達。しかしなるの幼馴染で生徒会副会長のタミは、他の活動場所が見つかるまでの間は取り計らうと約束する。大和撫子然としたタミに、よさこいを一緒にしようと誘うハナ。タミは...

5. ファースト・ステップ
タミとヤヤの加入で、ついに部員が4人揃ったよさこい部。夏に開催される「花彩よさこい祭」のステージで踊ることを目標に活動をスタートする。しかしまだ本物のよさこいに触れたことのないなる達は、タミの提案で「湘南よさこい祭り」に行くことに。

6. トライ・トライ・トライ
花彩よさこい祭に向けて準備を進めるなる達。シンボルマークに、衣装に、振付、音楽...。そんな中、ハナが見つけてきたのはデパートでのステージイベント。よさこい部での出場を計画するも、課外活動の許可を出すには2つの条件をクリアするようにとサリー先生に言われてしまい...!?

7. ガール・アイデンティティー
デパートのステージイベントも近づく中、なんだか元気のないヤヤ。どうやら先日のバンドオーディションが関係しているようで...?理由を話そうとしないヤヤを気遣い、力になろうとするなる達だけど、そんななる達にヤヤは思わず感情をぶつけてしまう。

8. ミッション・イベント
ヤヤの正式加入で名実ともに4人揃ったよさこい部。デパートのイベントに向けて振付や音楽の準備が進むが、よりによってイベント当日、音楽が収録されたCDを忘れてきてしまう。「妹に頼む」と言うサリー先生が呼んだのはなんと生徒会長のマチだった。そして初めてのステージに...

9. シスター・コンプレックス
デパートでの失敗を乗り越え、花彩よさこい祭でこそ踊りを成功させようと決意を新たにしたよさこい部。そんな折、マチが「よさこい部はまだ正式に認められていない」という衝撃の事実を告げる。代理教員であるサリーは部の顧問になれないからだという。

10. オンセン・ガッシュク
マチの入部で5人になった由比浜学園中学よさこい部は、花彩よさこい祭に備えて箱根で温泉合宿をすることに。はしゃぐハナ達とは対照的に、入部からまだ日の浅いマチは、遅れを取り戻そうとハードな練習を強要してしまい...?よさこい部の合宿は楽しいだけでは終わらない!?

11. スマイル・イズ・フラワー
花彩よさこい祭まで、いよいよあと3週間!よさこい部の練習にも力が入る一方、ハナがなんだか浮かぬ顔。何か心配事があるのではないかと気遣うなる達。そして花彩よさこい祭で踊る音楽に歌入れを行ったその夜、ハナがなるのもとを訪れる。泣きじゃくる彼女が告げたその言葉とは...。

12. ハナヤマタ
ついに迎えた花彩よさこい祭当日。ハナがいなくなってしまったことで少し落ち込んでいたよさこい部を盛り立てたのはなるだった。ハナと初めて出会ったその場所で、なるは決意の表情で鳴子を鳴らす。そしてハナも...少女たちのひと夏の思いが結ぶ時。かわいく元気にハナヤマタ!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9
ネタバレ

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

厚さ1mmの花弁

【1話視聴後】
{netabare}
  今のところは定番ストーリーですが、まあ導入はこんなもんかと。
  肝心なのはこのあとなので、今のところは保留とします。

  ひとつ、言っておきたいこと。
  「アニメだからいいじゃん」
  これは大概好ましくないお約束なので、そこに甘えて欲しくはないですね。
  ゲームなんかのソレとは違って、視聴者側にメリットがありませんから。
  そういう動きをさせたいならそれに見合ったキャラ設定にするのが妥当だと思いますよ。

  全体の印象としては悪くはないかな。
  作り手の想いも伝わってきますし、変に奇抜なストーリーになっているわけでもないので、
  主人公含め伸びしろは十分にありそうです。
  今期見るものないという理由も掛けあわせて、期待値盛ってみます。
  まあちょっと浮世離れしているのが気になるんですけどね。

  ああ、あと音楽いいですね。
{/netabare}
--------------------------------------------------------------------
【5話まで】
{netabare}
  ううん、思っていたよりも伸びが弱いですね。
  筋書きは王道で良いですけど、もう少しスパイス加えないとこのままズルズル行きそうです。

  あと肝心なところで動きがないのも気になりますね。
  よさこいシーンは謂わばこの作品にとっての華(名シーン)になるはずなので、
  もっと力を入れて欲しいです。
  1話のぶっとんだ動きはどこにいったのやら。
  その影響もあって大人しさが悪目立ちしている印象です。
  バランスが難しいとは思いますけど、要所での動きやストーリーの方はもっと暴れさせても良いのではないでしょうか。

  最後にひとつ。
  是非とも魅力的なライバルは登場させて欲しいです。
  おそらくそれだけで作品の質が数段上がるので。
{/netabare}
(2014.8.5)
--------------------------------------------------------------------
【10話まで】
  エピソード自体は悪くないと思うのですが、節々で脇の甘さが出てますね。
  例えば10話だと、
  {netabare}①大会への出場権獲得
  ②旅客こぞっての声援

  前者については、あまり良い解決法が思いつかないので言及しません。
  私的には出場見送りもアリだったとは思うんですけどね。
  後者については、敵役を配置するともう少し説得力が出たかも。
  部屋での練習時に、仲居さんの注意ではなく売れない作家系の客人が怒鳴り込み。
  外での練習時に、再度遭遇。すかさず撤退しようとするが、事無きを得る。
  理由としては個人練習するマチを見て自分と重ね感情移入したから、とか。
  「余所でやったら他の客に迷惑だろ」なんてツンデレ台詞言わせたり、
  もう一歩踏み込ませて後に大きな味方として登場させる、とかも面白そうですね。
{/netabare}
--------------------------------------------------------------------
【11話感想】
  とんだ勘違いしてました。てっきり24話構成かと。
  最終回の展開も明白なので、ひと足早くまとめちゃいます。

  まず構成。
  この手の作品では良く見るんですけど、承の薄さが著しいですね。
  ぶっちゃけ中身に当たる部分なので、ここに力が入っていないと転結で何をしても付け焼刃にしかなりません。
  こういう形の結にしたいなら、仲間集めではなく、仲間との思い出に時間を割かないと厚みに問題が生じやすいかと。
  尺的に厳しいのはわかりますが、理想としてはその時点で考える得る最大の山場を中盤に持ってくるぐらいの勢いが欲しいですね。
  山場を越える山場は、しっかり描いていれば自ずと出来上がるはずなので。(特にこういうストーリーは)

  次に題材。
  開拓する意志は良いと思います。ただ、なぜ〇〇が題材なのかがわからないのはNG。
  これは言い換えると題材を題材としていないことになるんですよね。
  設定と物語が剥離していたら、作品として歪なものになるのは至極当然かと。
  青春や友情、恋愛だけを描きたいなら普通の学生で十分。
  他に付け足したいなら、是非そちらをメインに据えて欲しいです。物語が動けば上記のものも勝手についてきます。
  往々にしてそれらを主体にしたものが薄っぺらく感じられるのは、そういう理由じゃないでしょうか。

  総評としては、題材以外はよくある作品。
  良く言えば言葉としては王道(表現としては庶民道)、悪く言えば量産型。
  なので平均点の☆3.5で。
  私的には、OP曲やそこへの入り(11話)、和風なイメージなど目を惹く部分もあったので、もっと頑張って欲しかったです。
  あとは最終話でどれだけ魅せられるか次第で、多少上下するかも。
(2014.9.16)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9

81.7 13 幼なじみで学園なアニメランキング13位
アホガール(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (990)
4544人が棚に入れました
幼なじみのあっくんが大好きで主食はバナナ、とにもかくにもアホすぎる女子高生・花畑よしこ。なんだかんだと面倒見がいい、と思いきやそうでもない、よしこの幼なじみ・阿久津明(あくつ・あくる=あっくん)。 そして、よしこに振り回される地味ガール・隅野さやか、あっくんを巡る恋のライバル(?)の風紀委員長など、個性豊かなキャラクターが繰り広げる残念な日々を描く。

声優・キャラクター
悠木碧、杉田智和、原田彩楓、上坂すみれ、日笠陽子、浪川大輔、八代拓、千本木彩花、佐藤利奈、M・A・O、前田玲奈、井口裕香
ネタバレ

▒▒▒ ⇒ムフ♪ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

「アホ」にはいろいろ詰まってますd(ゝω・´○)

久しぶりに見たら、やっぱり♪

犬( *¯ 罒¯*)いー( *¯ □¯*)わー
犬( *¯ 罒¯*)いー( *¯ □¯*)わー
犬( *¯ 罒¯*)いー( *¯ □¯*)わー

喘息持ちだから、毛のある動物はアニメでも敬遠したいけど、この「犬」だけわ…

( *¯ 罒¯*)いー( *¯ □¯*)わー


それにひきかえ、幼少期の「よしこ」が…

ウザ━━━(´∀`;)━━━!!!!

前に見た時は、そこまで思わんかったのに…これは体調悪い時は、頭に響きそうだから見れないやww

見直して分かったのが、「よしこ」だけが超アホで、「犬」以外はアホばかりだったww

あぁーーーー♪

「よしこ」みたいな丈夫なアホを…

殴りてぇ( っ・∀・)≡⊃ ゚∀゚)・∵.


【「アホ」と「バカ」について…】
{netabare}
「アホ」っていう表現は「バカ」ほどバカにしてないと思う。

関西(特に大阪)では、「アホ」という表現の中に

・凄い!
・尊敬♪
・可愛い♪

とか、含まれてる事が多々あります。

このアニメでいうと…

「よしこ」は勉強ができないだけで、他のスキルは超人なみですww
他のアホキャラもそんな感じがしますしね♪


関西にいる私には「バカ」という表現は「小馬鹿にしてる」感じがしてしまいます。
見下してる感じさえあります。

これは「バカ」を多様してる地域の人に聞いてみないと、どういう気持ちではっしてるか、わかりかねませんが。


私は相手に愛情がある時は…

「アホやなぁ♪」

相手をけなしたり見下すときに…

「アホちゃうか。」

と、表現は変えてます。

「バカ」にも話し方が違うだけで、意味合いが変わってくるのもあるかもしれません。

例えば…

「もう♪バカなんだから♪」のバカはたまりまへん(*´д`*)ハァハァ


【「あっくん」の「よしこ」に対する行動は「暴力」か「ツッコミ」か?】

私は過激な「ツッコミ」だと思ってますww

幼少期から「よしこ」に振り回させれてる「あっくん」は気の毒でしかありません。

幼少期から頭の賢い「あっくん」は「よしこ」に言葉で説得できないのを理解し、それでもまとわりつく「よしこ」を避けるために「暴力」という手段を選んだと思います。

最初は「あっくん」も「暴力」で「よしこ」を制圧しようと思ってたと思いますが「よしこ」は…

・とてつもなく丈夫
・あっくんの「暴力」を愛情表現として受け取ってしまう
・とにかく「あっくん」が大好き♪

こういう二人の関係ですから、「暴力」から「ツッコミ」になったと思います♪


第三者的に過激な「ツッコミ」や表現、喧嘩を見ると、「暴力」とか仲が悪いのかと判断しがちですが、二人の関係は当人しかわからないので、その二人が良かったら私は何でもOKだと思ってます♪

「よしこ」と「あっくん」の関係のように♪


昔…

ダウンタウンの「浜ちゃん」のツッコミが「暴力」としてとらえられ、物議がありました。

私はボケたらつっこんで欲しいのでアリですが、頭を殴る行為は、今の世間では受け付けられません。

私の周りでも頭を殴る「ツッコミ」は、かなり前から見なくなりました。
相手の胸に「なんでやねん!」とつっ込むぐらいですね♪

今は「カミナリ」がかなり激しい「ツッコミ」をしてますが、受け入れられてるのかしら?
{/netabare}

【「殴る」怒り方について…】
{netabare}
世間一般では「殴る事」では何も解決しないと言われてます。

私は「怒り方」しだいだと思います。


「怒り方」で相手に1番悪影響を及ぼすのが…

長々とネチネチと怒る事です!

かなり脳に悪影響があり、パワハラ、モラハラなんかは、その典型的ですね。

「殴る事がダメ」という人の中に、長々ネチネチと説教をする人がみられますが、それは「説教」というより相手を「服従」させたい願望の方が強い気がします。

私もこれをしがちなので、気をつけねばと思ってますがorz


私は…

相手が過ちを犯した時に「殴る」行為で一瞬に「怒る」という行為を終わらせる事が出来れば、頭以外を「殴る」行為もアリだと思います。

これも二人の関係が、それで納得がいかないといけません。

今では「親子」か、信頼関係が成り立ってる「師弟関係」しか成り立たないかもしれません…

いやぁー。これも難しい⤵︎ ︎


例えば…

今世間を騒がしてる日大アメフト部問題。
{netabare}
信頼関係が出来ず、服従のための体罰や言葉、態度の「暴力」になった結果だと思います。

内田前監督の記者会見を見てると、他人事のように話してます。
世間では嘘ばかりついてると言われてますが、本人は「何が悪いんだ?」という気持がいっぱいで、罪悪感もなく自分がやってきた事は間違ってないと思ってるのでしょうね。

ネチネチと体罰や言葉の「暴力」をふるう人のほとんどが、内田前監督のように、「相手が悪い」「相手の為だ」と勘違いしています。

これって氷山の一角なんですよね…
クラス、クラブ、会社…家庭でも起こってます。

同じ事をやってる人が日大問題を見ても、反省できないと思います。

罪悪感がありませんからね…


あの勇気を持って発言した該当選手のように、公で発言して実態を公開しないと被害者が加害者になって、悪循環を産んでいくと思います。


でも、これってかなり難しいorz

そういう環境にいたら逃げる方が早いかもしれません。

こういった環境の大きな特徴に「陰口が多い」現象があらわれます。

それは、信頼関係が出来てない環境では、これからどうやったら良くなるかという考えより、誰かを見下したり、足を引っ張り合う事ばかり話題にあがってしまうからです。


私が懸念してしまうのは…

日大の問題で「体罰の暴力」ばかり目立ってますが、「体罰」は分かりやすいから発見しやすいです。

ところが…

「言葉の暴力」「態度の暴力」は目立たないし、やってる本人に自覚がありません。いわゆる「パワハラ」です。

日大問題のおかげで「体罰」が多い環境で「体罰」をやっている人は少しは「体罰」を減らす事でしょう。
日体大のように自分の体裁のためにねww

でも…

見えにくい「言葉や態度の暴力」が増えるような気がしてなりません。

イジメ問題がいくら取り上げられても、無くならいし気づきにくくなってるようにorz


さらに懸念してしまうのは…

日大問題を見て「信頼関係」を築けてるか?と思ってしまう人です。

「信頼関係」を気にしすぎると「人間関係」がおかしくなる可能性があります。

トップが「信頼関係」出来ているか?と考える組織は、以外にできてる場合が多いと思うんですけどね♪

とにかく…

反省もなにも出来ない、「罪悪感」のない輩にも少しは意識させるためにも、日大問題は世間に注目し続けて欲しいと願うばかりです...( = =) トオイメ
{/netabare}

【日大アメフト部は『スタンフォード監獄実験』状態になってたかも?!】
{netabare}
スタンフォード監獄実験とは
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/スタンフォード監獄実験
を参考にしてもらったら分かるように、囚人役は看守役に屈服し、看守役は囚人役をどんどん虐げていってしまう。

誰にでも起こりうる現象です!

日大アメフト部しかり、ブラック企業、クラスや部活のイジメも同じような事が起こってると思います。

日大アメフト部のコーチは内田前監督に職を紹介してもらったりしてる人が多く、歯向かえば職を失う、故に家庭を人質にとられてる状態だったみたいです。

こうなってくると、自分の意志とは関係なく部員を虐げてしまう人も多かったと思います。

該当選手を初め虐げられてきた生徒は、前監督やコーチに服従するのが当たり前のような状態になってたと思います。

一番の原因は内田前監督だと思いますが、こうなった環境では誰もがどうしようもなくなってしまいます。

会社なら転職、学校なら転校と環境を変えるしかありませんが、精神的に行き着くところまで追い込まれないと、なかなか難しいと思います。

なんかいい方法はないのか…

該当選手のように公表するしかないかもしれない…

そういう環境だと気づいたら逃げるのが…できるなら誰かを引きつれて逃げるのが今の所一番いいかもしれません。

いっそのこと…

「よしこ」みたいなキャラの人が上にたてば、こういう事は起こりにくいかもしれませんww

いがいに上司が、好かれる「いいアホ」なら、周りがカバーして、いい環境になりやすいですからね( ´∀`)ハハハ
{/netabare}
{/netabare}

【よしこが殴られて可愛そうと思う優しい人は…】
{netabare}
男だけの兄弟なのかもしれません。
(一人っ子で母親が大好きな人もそうかも)

男兄弟の人は全般的に女性に優しい人が多い傾向がみられます。

ところが!

女だけの兄弟しかいない人は男性に対して…

・キモイ
・クサイ
・下品
・体毛が嫌

とか、散々たる印象を男性にもってしまう傾向があるみたいですorz

男兄弟の人は女性に優しいのに…姉妹ときたら…
男って可愛そうな生き物だ( இ﹏இ )


私のように歳が近い姉を持ってると、小さい頃から争いが日常茶飯事でしたから、「女性」に対して冷めた目でみる傾向があります。

なので、「よしこ」が殴られても、あれだけムカつく行動をしたら、しょうがないと思ちゃいます。

他のキャラなら「よしこの母」「風紀委員長」も殴られても、しょうがない感じに思えちゃいますww

これはあくまで確率論なので、誰もがそうではありませんが、今までの環境で「女性」に対する想いが変わってくるのは、面白い現象だと思います♪

※オマケ※
アニコレで少ないであろう女性ユーザーへ。

男性から優しくされたい人は、男だけの兄弟
男性から理解されたい人は、姉妹がいる兄弟

を、パートナーに選ぶと気楽に付き合える可能性が高いです♪


これは男女ともにいえることですが、
パートナーの価値観が違う事に苦労された方は…

第1子は第1子
間っ子は間っ子
末っ子は末っ子
一人っ子は一人っ子

のように、生まれた順番が同じ相手だと、環境が似かよって、価値観が近くなります。

この関係性の面白いところが、相手の年齢は上でも下でも関係ないところです。

参考程度にねd(ゝω・´○)
{/netabare}

【このアニメは…】
{netabare}
上記で述べた小難しい事を考えながら見るアニメではありませんww

ただのギャグアニメですから♪


私は…

アンジェラのOPでテンションを上げ♪
 ↓
「よしこ」と「あっくん」の夫婦漫才を楽しみ♪
 ↓
「風紀委員長」や「よしえ」の変態発想を楽しみ♪
 ↓
いろんなキャラのアホさかげんにクスクスして♪
 ↓
人格のできた「犬」に癒された♪

ので、かなり楽しめました♪

アニメは楽しめたもの勝ちだと思ってますしね(*-`ω´-)9 ヨッシャァ!!


私も気に食わない作品は、設定やキャラの声が気になって、酷評する時もあります。

これって…

ただ単に私に合ってない作品だと思ってます。

時間も勿体ないし、さっさと1話切りする判断に利用してますけど(´∀`*)ヘヘ
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

真空のディスコミュニケーション

空前絶後のアホの子、というキャッチコピー通り、周囲の正論のことごとくを粉砕して我が道を行く「アホ」の主人公が爆笑を振りまくギャグアニメ。

腹を抱えて笑いながら、二度観したとき、ふと笑いの後にうそ寒いものを感じてしまうのは、爆笑の起爆剤になっているものが、主人公と周囲のディスコミュニケーションであることに起因しているようだ。


笑いについての研究は古くから行われ、単一の法則が確立するほど単純なものではないと言われているものの、最大公約数的な見解では、ギャグは、おおざっぱに言えば、価値観の衝突が生み出している。
価値観が衝突して、変形したりねじ曲がったりする、その落差が「笑い」の契機となるらしい。

「常識的な人物」と「変な人」の絡みで「笑い」を作り出すギャグの定型は、その産物だ。

本作においても、「空前絶後の」アホである主人公と、周囲の常識人との掛け合いは「定型」を忠実に踏襲しているように見える。
が、笑いの向こうに異様な感覚を与えてくるのは、両者の間にコミュニケーションが成立していないからだ。

コミュニケーションとは、互いの価値観をすり合わせる行為である、と言い換えることが出来る。
笑いを生み出すための「常識人」と「変な人」の絡みによる価値観の捻じ曲げも、コミュニケーションの一種だ。

体を張ったドつき合いの派手な映像で撹乱しながら、本作においては、主人公の「アホ」な価値観はいささかも変化を受け付けないし、幼馴染を代表とする常識人たちも、「アホ」の価値観に感染することが無い。

両者は激しく激突するものの、「笑い」を生み出すはずの価値観の歪みは発生しないままだ。

ギャグのシークエンスは、どちらかの価値観が変質して「落差」を生じさせる「笑い」ではなく、主人公への働きかけ=コミュニケーションを放棄するという、ディスコミニュケーションが「オチ」として繰り返される。

確かに「常識人」たちが持ち出す「常識」が、どこかで聞いたような門切り型で独創性のかけらもない「お題目」ばかりであって、「空前絶後の」アホに影響を与えられないのも不思議ではないように見える。

が、よく観ると、主人公が繰り出す口答えのような「屁理屈」もまた、手垢の着いた「定型句」ばかりだ。
若者向け産業の宣伝文句やリップサービスの中から、いくらでも採取してくることが出来るだろう。

従来のギャグの観点からは、固定した価値観を揺さぶって「笑い」を生み出す「歪み」を発生させる為に、非・常識人=アホの価値観は「独特に」ぶっ飛んだものであるべきだ。

が、「アホ」の屁理屈は、どこかで聞いたことがある門切り型という点で、全く「常識」と類型的な空虚な「お題目」であるという事態は、主人公を特徴付ける「アホ」の実質が、独自性を発揮する価値観の歪みではなく、一切のオリジナル性を持たない真空のような空虚さであることを示している。

その場その場で、もっともらしい口答えを返しているのは、常識を相対化する「アホ」の理屈ではなく、真空装置が空中から吸い寄せた、空虚に浮遊する「定型」の屁理屈の自動応答に過ぎない。

在りものの「定型句」を吸い寄せ続ける「空虚」さが、本作の「アホ」が意味するところなのだろう。

一切のコミュニケーション=常識との価値観のやり取りが不能であるのも、当然ということになるのだろうか。


「アホ」は何処まで行ってもアホだというコミュニケーションの断絶が「笑い」になってしまうのは、あるいは本作が鋭く時代性を取り込んでいるということかもしれない。

どれほど見え透いた嘘をつき続けようとも、突きつけられる事実を無視して平然と地位にとどまり続ける人物は、本作の主人公同様に、ディスコミュニケーションによって一切の干渉を拒絶して空虚な言葉の中に生きる無内容な真空=「アホ」の同類といえるだろう。

そんな「アホ」がのうのうと生きているさまを、視聴者はもう何年も前から見続けているのだから。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

愛嬌があって間の抜けた感じのええアホは2人かな

いや、これアホちゃうやろ。

私の認識で言えば

アホ→間の抜けた感じ、なんか許せる
バカ→頭が悪い、あんまり許せない

・・・っていうか『間の抜けた』って表現も難しいな、
言葉の意味、使用方法に地域差・個人差が大き過ぎる。

アホっぽい登場人物は大抵バカだ。

登場人物をアホとバカを用いて解説してみよう。

よしこ
 アホ{netabare}を通り越してバカ過ぎてどうしようもない。愛嬌はあるが度し難い許せんレベルのバカ。
 ものすごいバカなのに他人と他人との恋愛感覚のみそこそこまとも。母譲りかな。体力は無尽蔵。
 りんご切ったり、裁縫できる辺りただのバカではない。{/netabare}

あっくん
 勉強がものすごいできる。{netabare}人間関係は1話の時点では破綻どころか、そもそも関係がない。
 よしこのせいで怒りっぽくなったと思われる。そういうのも祟って非常に可哀そうな人。{/netabare}

よしこの母ちゃん
 よしこの人生を憂う人。{netabare}あっくんとよしこをくっつけて
さらに自分の老後を面倒みさせようとしている。
人間としてダメな人間の部類。よしこの父ちゃんは被害者。人生楽しそう。{/netabare}

〇さやか
 かわええええ子。{netabare}この作品の癒し兼ツッコミ役。
 おっぱい小さい。ポメラニアンの飼い犬に「ポメちゃん」と付ける辺りはちょっとアホかも(家族かも)。
 苦労人。{/netabare}

風紀委員長
 {netabare}おっぱい委員長。あっくん専門のストーカー。
 多分、本当にどうしようもない人、かわええのに。{/netabare}

◎のぞみちゃん
 女子小学生。ええアホの子。{netabare}よしこに少し毒されている。
 既に2人の男を惑わせつつある。将来有望。{/netabare}

〇まもるくん、ただしくん
 男子小学生。小学生らしいアホさとまじめさも備えている。
 スタッフロールを静止して初めて名前わかった。
 多分{netabare}のぞみちゃんのことを好きだと思う。{/netabare}

不良のりゅうじくん
 バカでアホで不良。{netabare}よしこに構ってもらってなんかを救われた。
 りゅういちくんかも知れない。{/netabare}

るりちゃん
 あっくんの妹。{netabare}勉強ができない。努力しているのにかわいそう。
 さやかちゃんに「きっとアホも、直る!」を言わせた素晴らしい小学生だ。{/netabare}

いぬ
 大きくて白い犬。捨て犬。{netabare}よしこに飼われる。
 頭ええ。{/netabare}

28歳の女子教師
 {netabare}かわええけど彼氏がいない。可哀そうな人。{/netabare}

◎ギャル
 かわええ赤毛のアホの子。いつも3人でいる。
 {netabare}文化祭を楽しみにしているなどかわええ。{/netabare}

※◎ええアホ 〇いいアホ


よしことあっくんを中心にアホな出来事が起こる、よしこが起こす。

好きな回は
・あっくんとさやか
・よしこと小学生
・バナナの佐藤さん
・さやかとるりちゃん
・水着を買い物
・犬と映画
・夏祭り
・ギャルの恋バナ
・文化祭委員長決め
・遠足のおやつ
・犬とポメちゃん
・バナナフロペチーノDX
・犬と花

さやかちゃんと小学生と犬とギャル大好きだなぁ。
あと動きが派手な回は面白い。

さやかちゃんはかわえかわいそう、
小学生はアホなごむ、
犬は最高、絵的にアホ、
ギャルはアホかわええ。

あっくんがよしこにバイオレンスで
よしこがパンチラオンバーゲンセールなので
そういうの嫌な人はダメかも。


キャラがアホだけど、悪意のある人間がほとんどいないから平和に楽しめる。
けど悪意のない迷惑・犯罪行為ほど恐ろしいものはないけどね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22

71.6 14 幼なじみで学園なアニメランキング14位
ハロー!! きんいろモザイク(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (841)
4488人が棚に入れました
アリス・カータレット、16歳。金髪碧眼のイギリス少女ですが、1年前から日本にホームステイ中。親友の純和風女子高生・大宮忍の家に迎えられ、日本の高校生活をめいっぱい楽しんできました。ところが、きらきらと輝いていた毎日に事件が! 高校二年生に進級するとき、忍と別のクラスになってしまったのです。一度はまっしろになるアリスですが、忍は言いました。「アリスは海を越えて来たんですよ、それに比べれば全然です!」例えクラスが離れても、心の距離は変わりません。 アリスに忍、凸凹コンビの小路綾&猪熊陽子、もう一人の金髪イギリスっ子・九条カレンたち5人の絆は、今日もきんいろにきらめいています!日英美少女ゆるふわ学園コメディ第二弾、はじまるよ!!

声優・キャラクター
西明日香、田中真奈美、種田梨沙、内山夕実、東山奈央、田村ゆかり、諏訪彩花、佐藤聡美、大西沙織、潘めぐみ、村川梨衣

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

『きんいろモザイク Pretty Days』2016年11月12日から劇場公開予定

アリス・カータレット、16歳。
金髪碧眼のイギリス少女ですが、1年前から日本にホームステイ中。
親友の純和風女子高生・大宮忍の家に迎えられ、日本の高校生活をめいっぱい楽しんできました。
ところが、きらきらと輝いていた毎日に事件が!
高校二年生に進級するとき、忍と別のクラスになってしまったのです。
一度はまっしろになるアリスですが、忍は言いました。

「アリスは海を越えて来たんですよ、それに比べれば全然です!」

例えクラスが離れても、心の距離は変わりません。
アリスに忍、凸凹コンビの小路綾&猪熊陽子、もう一人の金髪イギリスっ子・九条カレンたち5人の絆は、今日もきんいろにきらめいています!
日英美少女ゆるふわ学園コメディ第二弾、はじまるよ!!

Episode 1「はるがきたっ」
高校二年生に進級したアリス。
日本での二度目の春。
新しくA組の担任の久世橋(くぜはし)先生も加わって、忍、アリス、綾、陽子、カレン、仲良し五人組の「きんいろの日々」は今日もキラキラと輝きます!!!とはいえ忍とクラスが離ればなれになったのがショックのアリス。
「もっとシノのことを知りたい! 」 知っているようで知らなくて、実は結構謎めいている忍を少しでも理解したくて、みんなも巻き込んだ「忍の極秘調査」が開始されることに…!

キャラクターコメンタリー
出演:小路綾、猪熊陽子、九条カレン

「どきどき!!ホームビデオ鑑賞会」
綾、陽子、カレンの三人で始まった「どきどき!!ホームビデオ鑑賞会」
「しのファンクラブ」もとい「シノ部」の話題のはずがカレンの提案でなんと「ヨーコ部」も発足!
慌てる綾への陽子の冗談に、ついに大天使アヤエルさまが怒りの降臨!?

Episode 2「プレゼント・フォー・ユー」
久世橋先生は悩んでいた。
可愛く思っている生徒たちに怯えられてしまう。
どうしたら仲良くなれるのかな…? 
そんな時、いつも生徒と仲良しの烏丸先生を見て感動した久世橋先生は「生徒と打ち解けるコツ」を教えてほしいとお願いする!!一方、英国式お茶会を計画する忍。
手作りのお菓子やケーキスタンドも用意して、本格的にやりたいとはりきっているけれど…徐々にわき起こる不穏な空気にお茶会は無事に開催できるのかが心配!?

キャストオーディオコメンタリー
西明日香、田生真奈美

Episode 3「あなたがとってもまぶしくて」
「実は私わたし、イギリス人じゃないし金髪は染めてるんだよ! 」アリスの衝撃的告白に綾は大ショック!
でもそれはアリスとカレンが仕組んだ「エイプリルフールごっこ」だった。
ジョーク好きのイギリスではエイプリルフールの日だけは新聞もテレビも大々的に嘘をつくのだ。
そんな中、常日頃から「嘘つきブラザーズ」こと双子の弟妹「空太」と「美月」に騙されている陽子は少し困り顔。
そこに当の双子がやってきて驚きの嘘を連発。
楽しい「エイプリルフールごっこ」のはずが、その場はしっちゃかめっちゃかに・・・!?

キャストオーディオコメンタリー
西明日香、内山夕実、東山奈央

Episode 4「雨にもまけず」
“おつかいくらい、ひとりでいけるのに”。
いつも子ども扱いする忍にアリスは少々ご立腹。
そんなとき街中で、変なポーズをとっている綾に出会う。
どうしたのかと尋ねると、なんと中学生に間違われてショックを受けているということ。
アヤもそんなことがあるんだね!同じ悩みを持つもの同士、二人は意気投合する。
でも大人の女になるにはどうしたらいいのかな?いつも大人っぽい勇(いさみ)の驚きのアドバイスを受けたアリスは、綾と一緒にイメージチェンジ! なんと不良になってしまう!?

キャラクターコメンタリー
出演:アリス・カータレット、小路綾、烏丸さくら、久世橋朱里

「どきどき!!ホームビデオ鑑賞会その2」
アリス、綾と共に、今回はなんと烏丸先生と久世橋先生も参加!
学校の施設で個人鑑賞会を行うことに戸惑う久世橋先生だが、烏丸先生の癒しの肩もみ攻撃に久世橋先生も思わずリラックス!?

Episode 5「おねえちゃんとあそぼう」
妹の忍とは対照的にいつもキリッとかっこいい勇(いさみ)。
だが最近やることなすことトンチンカン。
今日も麦茶に大量の塩を入れたりと、一体どうしちゃったんだろう?
実は… と、忍が言うには、どうやらモデルの仕事のことで悩んでいるよう。
みんなの憧れ(?)の勇がスランプだなんて!
勇を励ましたい五人は気分転換に勇をショッピングモールに連れ出す。
次々に飛び出す元気付けるためのアイデアで、無事いつもの勇に戻ってくれるのだろうか!?

キャラクターコメンタリー
出演:大宮忍、猪熊陽子、大宮勇

「どきどき!!ホームビデオ鑑賞会その3」の舞台は大宮家!
忍、陽子に今回は勇が初参加。
小学生時代からの付き合いの3人のコミュニケーションはバッチリでまるで三姉妹!?
普段はクールでなかなか聞けない勇の裏話も聞けるかも!

Episode 6「きになるあの子」
お腹がすく季節(?)。
食品サンプルにまで食いついちゃう陽子に、カレンは超特大パフェの大食いチャレンジを提案する。
私はこのために生まれてきたのかもしれない! 一気に燃え上がりすぎる陽子には、思わず綾もツッコミ。
自分で提案しておきながらフードファイトの危険性を説くカレンだが、陽子の燃える思いはとめられない。
そしてついに「危険な」大食いチャレンジに挑戦すべく、五人は目当てのレストランに旅立つ。
そこで出会った意外な人物とは…?

キャストオーディオコメンタリー
出演:田中真奈美、種田梨沙、東山奈央

Episode 7「マイ・ディア・ヒーロー」
だんだんと近づいてくる夏の匂い。
そんな匂いに惹かれて、カレンもついに夏モデルに!
そのあまりのワイルドなスタイルに困惑するみんなだが、陽子の「いいかげん親呼び出されるかもな」の一言にカレンはおびえてしまう。
カレンのママは怖いらしい。
そんな相変わらずのカレンだが、今日はパパが限定品のネックレスを買ってくれると大はしゃぎ。
放課後、みんなへの挨拶もそこそこに家に飛んで帰るカレンだったが・・・

Episode 8「もうすぐ夏休み」
もうすぐ夏休み。
「今年こそは計画的に遊びたい! 」と燃える陽子の提案で、今年は海へ行くことに! でも楽しい夏休みの前には期末テストが・・・。
目の前の現実に落ち込む忍と陽子とカレン。
みんなで一緒にテスト勉強をする事になるが、陽子たちのまったくやる気の感じられない勉強態度に綾は不安を隠せない!?

Episode 9「とっておきの一日」
今日から夏休み。
朝寝坊できる幸せをかみしめるアリスに近づく怪しいカゲは・・・
一方、毎年夏休みの宿題のノートを陽子に貸している綾は、今年こそちゃんと宿題をさせようと『今年こそ最終日で泣かないための宿題消化スケジュール』を作成する!
いざ陽子に渡そうとする綾だが、緊張して電話もままならない。
フォローのメールも上手くできず思わず家を飛び出すが・・・
はたして『今年こそ最終日で泣かないための宿題消化スケジュール』はちゃんと届けられるのか!?

Episode 10「海べのやくそく」
待ちに待った海水浴の日。
みんな朝から待ち遠しくて仕方がない。
海までの道中も五人なら楽しくて、ついついはしゃいじゃう。
目指す海はもうすぐです!ビーチに到着した五人の前に広がるのは、青い空と青い海。
砂浜にずらり並んだ海の家。
浮き輪も日焼け止めも用意したし、とっておきの水着も見せ合って準備完了いざ海へ!
そんななか忍は「海の泳ぎ方」を意気揚々とアリスに教えるが実は・・・!?

Episode 11「ほんのすこしの長いよる」
夏休みももう中頃。
青々とした木々の葉が揺れるなか、今日も部活に精をだす穂乃花。
金髪をフューチャーした謎のかけ声で、最近は調子も良い感じ! 
部活の後、海に行ったお土産をカレンから受け取る約束をしていたけれど、カレンの姿が見当たらない。
きょろきょろと辺りを見回す穂乃花にカレンから謎の電話がかかってきて・・・。
導かれるままに校舎に入る穂乃花。
一体そこに待ち受けるものは!?

Episode 12「なによりとびきり好きだから」
緑の多い夏の風景。
はちみつ色の可愛い家々。
アリスはポピーと小道をゆく。
ただいまイギリスに帰省中のアリスとカレン。
久しぶりに家族に会えたのはうれしいけど、やっぱり忍がいないのはちょっと寂しい。
でも離れた距離が二人の絆をもっと強くする。
夏が終わっても、忍、アリス、綾、陽子、カレン、仲良し五人組の日々はこれからもキラキラきんいろに輝きつづけます!!!

2016年3月26日に開催された『AnimeJapan2016』のステージイベント『ハロー!!きんいろモザイク&ゆゆ式 合同同窓会』にて、スペシャルエピソードの製作が発表され、同年6月に『きんいろモザイク Pretty Days』のタイトルで2016年11月12日から劇場公開予定であることが発表された。

アニメは制作会社で選ぼう!
【Studio五組】
結城友奈は勇者である(2014)
エスカ&ロジーのアトリエ 〜黄昏の空の錬金術士〜(2014)
この中に1人、妹がいる!(2012)

視聴回数2回以上の作品
きんいろモザイクシリーズ
ハロー!!きんいろモザイク(2015)
きんいろモザイク(2013)
咲-Saki- 全国編(2014)
咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A(2012)
Aチャンネル(2011)

Studio五組はGONZOスタッフが独立し、2010年に設立。全作品のヒロインたちを自宅に持って帰って愛でたくなるかわいらしさ。

NHK「恋愛しない若者」特集に共感の声も 楽しみはビール片手にきんモザ観賞
■ 帰宅後ビールにアニメ
話題になっているのはNHK「おはよう日本」(2015年10月19日放送)の中でオンエアされた「恋愛しない若者たち」という特集だ。

この企画を担当したディレクター自身もここ数年、恋人はおらず、楽しみは「ちょっとだけ高いビールを飲みながらテレビを見ること」。ディレクターの普段の生活を撮影した映像では、帰宅後にリラックスできる格好に着替えてから、買ってきた弁当を食べつつ350ミリリットル缶のクラフトビール「よなよなエール」を飲んでいた。視線の先にあるのは、テレビ画面に映るアニメ「きんいろモザイク」だ。女子高生キャラたちの掛け合いに、ときどきムフフと笑う。

番組を見たTwitterユーザーは、
「家帰ってビール飲みながらきんモザみてて死ぬほど親近感湧いた」
「恋愛よりアニメって人映って親から『これあんたやんwww』って弄られた」
「インタビューに答えた青年が自分の時間を大事にしたいみたいな事を言ってたんですけど、みんな色々忙しいんですよねぇ」
などと反応した。

『ハロー!!きんいろモザイク』の締めくくりに相応しい高密度な爆笑イベント!「KIN-IRO MOSAIC Festa2」レポート
2015年9月20日(日)、江戸川区総合文化センターにて、TVアニメ『ハロー!!きんいろモザイク』のイベント「KIN-IRO MOSAIC Festa2」が開催された。このイベントは『きんいろモザイク』(1期)の放送終了後に開催され、大いに盛り上がった「KIN-IRO MOSAIC Festa」(2013年12月29日開催)の第二弾。昼公演と夜公演では、コーナーやライブで披露された曲が若干異なっていた。

出演は『きんモザ』のメインキャストの西明日香さん(大宮忍役)と田中真奈美さん(アリス・カータレット役)、種田梨沙さん(小路綾役)、内山夕実さん(猪熊陽子役)、東山奈央さん(九条カレン役)の5人。この5人は声優ユニット「Rhodanthe*」としても活動を続けており、これまでに数々のイベントをこなしてきた。2013年の結成から2年が経過し、チームワークはバツグン。そんな5人によるイベントとあって、会場周辺には早い時間から大勢のファンが詰めかけていた。

■ Rhodanthe*のイベントはオープニングトークから全力投球の大爆笑
イベントがスタートし緞帳が上がると、ステージには学校の教室が作られていた。そして、教室の上方に設置された巨大なスクリーンに大宮忍の映像が映し出されると、ステージ奥の扉から西明日香さんが飛び出してきた。今日のイベントは「ハロウィン」がモチーフになっているため、いつもの制服ではなく新規にデザインされたきらびやかな衣装。これにはファンも驚いたようで、大きな歓声が上がった。続いて田中真奈美さん、種田梨沙さん、内山夕実さん、東山奈央さんがひとりずつ現れ、出演者が勢揃いした。

全員が揃って挨拶をした後、それぞれが着ている衣装の説明を始めた。今回用意された衣装は、西さんがシンデレラ、田中さんが赤ずきん、種田さんが人魚姫、内山さんが妖精、東山さんが魔女だった。まさに「THE Halloween」といった様相。各自、衣装の注目ポイントなどを紹介し始めたのだが、衣装が野菜に似ている話や、東山さんが「ちょっとスタッフさんに確認してくる」と舞台から一時的に消えてしまうなど、Rhodanthe*の5人はやりたい放題。オープニングトークから実にゆるふわな雰囲気で、これから始まるFesta2を大いに期待させる内容だった。

さらに夜公演では、東山さんが自己紹介の流れで「今日は(天衝)監督さんも来てくださっています」と、最前列で見学していた監督をファンに紹介。突然のフリに照れている天衝監督だったが、さらに東山さんは「監督は会場に来るまで迷いそうになったけど、カレンパーカーの人についてきたみたいです(笑)」と暴露し、1500人の客席を笑わせた。

極めつけに東山さんは、スタッフから借りてきたというデジカメを手に取り、記念撮影を撮りたいと言い出した。東山カメラマンは客席をバックに集合写真を撮影し、「かわいい~♪」とご満悦の表情。昼公演以上に自由すぎるオープニングトークだった。

■ これまでの思い出を振り返る「にじいろトーク」のコーナー
イベントが本格的にスタートすると、昼公演は種田さんが進行を担当する「にじいろトーク」のコーナー。ここでは用意されたトークテーマをもとにフリートークが行われた。「Rhodanthe*のフリートーク」とは、一度でも『きんモザ』関連のイベントに足を運んだことのあるファンならば予想がつくと思うが、本当に台本一切ナシのフリーダムなトークショー。Rhodanthe*の5人はまるで楽屋トークのような雰囲気で楽しそうに会話を始めた。

唯一、司会を任された種田さんだけマジメに進行しようとしていたが、最終的には5人でフリートークを展開。スタッフは8つのトークテーマを用意していたようだが、話を膨らませすぎたため、結局使用されたのは「一番心に残っているシーン」と「パレードイベントで起きた印象的な出来事」の2つのみ。今日もRhodanthe*は平常運転だった。

このコーナーの後半は、「きんモザ思い出 五・七・五」。事前に5人が書いた「初句」、「中句」、「結句」のパーツを組み合わせ、おもしろい俳句を作って発表してゆく。Rhodanthe*の5人はワイワイとはしゃぎながら句を選んだ。しかし自分が作りたいと思っても、適切なパーツが見つからなければ何かで代用しなければならず、完成した俳句は以下だった。

●西明日香さん
江戸川区 鬼畜こけしが バカやろう

●田中真奈美さん
いつの日か ペロペロハァハァ…… おうじさま

●内山夕実さん
Hey!タイショー! むかえに来てね かっちょぶー

●東山奈央さん
ゴミですか? はい、わたしです ありがとう。

●種田梨沙さん
まなみんが リボンなしでも 大興奮

トップバッターは西さんだったのだが、いきなり爆笑モノの俳句を詠んでしまったので4人はやりにくそう。内山さんは自身が流行らせようとしている(らしい)「かっちょぶー(カッコイイという意味らしい)」を自分で選んで組み込んでみたり、なかなかの力作ぞろいだった。

■ 夜公演の「にじいろトーク後半」はキャッチコピーを考えてみるコーナー
昼公演では俳句を作ったが、夜公演は『きんいろモザイク』の「新キャッチコピーを考えよう」のコーナー。司会は田中さんが担当。スクリーンには公式で使われているキャッチコピー「私たちの毎日は――きらきらしたきんいろです!」が例として映し出された。

事前に考えてきたネタをひとりずつマイクの前に立って発表していくのだが、司会の田中さんは「それでは田中さん、パネルを持ってお進みください!」と、4人に無許可で一番手に名乗り出てしまった。最後のほうに発表するのはプレッシャーなので、なるべくならば最初に発表したい4人。声を揃えて「待って! 待って! 横暴だ!(笑)」と阻止しようとするが、田中さんは「さっさと発表して司会業に専念したい」という理由から一番を譲らなかった。そして、それぞれが発表したキャッチコピーは以下。

●田中真奈美さん
多岐にわたる制服コーデ!! 好きな着こなしでEnjoy your intercultural life!

●西明日香さん
モザイクのかけら高価買取いたします。まずはお電話を!

●種田梨沙さん
いつでもすこやか! 深夜に見てもゴールデンタイム

●東山奈央さん
TOKYO MX、NHKほかにて毎週日曜日朝9:00から元気に放送中!!

●内山夕実さん
私たちだって心はぴょんぴょんしています。

田中さんは流暢に英語を読み上げ、西さんはどこかで聞いたことがあるようなネタ、種田さんは本当にありそうなくらいキレイなキャッチコピー、東山さんは願望を込めたキャッチコピーだった。そして一番会場を沸かせたのは内山さん。公式でもコラボをした過去がある作品の「ぴょんぴょんネタ」を読み上げると、場内は大爆笑。さらに両作品に出演している種田さんが、ボソっと「今日は『きんモザ』だから……」とコメントし、場内の笑いを加速させた。

■ KIN-MOSA Festa2は催し物がたくさん!
続いての「きんモザファイト!!」のコーナーは、キャストと客席の勝負対決。昼公演では、白紙のポエムを読んでいる人を当てるゲームと、客席から14人のこけしを探すゲーム。夜公演ではブラインドボックスに手を入れて探り、何も無いのに演技をしている人を当てるゲームと、1500人の観客が一斉に発した5つのキーワードを当てるゲームが行われた。

前回の「KIN-MOSA Festa」で好評だった参加型ゲームコーナーがここまでパワーアップして帰ってくるとは、おそらく誰も予想がつかなかっただろう。キャストの5人とスタッフが「集まってくれた1500人のみんなと楽しめるイベントにしたい」と企画した結果が、このゲームコーナーというわけだ。一般的によくあるアニメイベントではめったに見られない、客席といっしょに遊べるユニークな催し物だった。

■ アドリブ満載の大爆笑アフレココーナー「きらきらメモリー」
ステージに5本のマイクが運ばれ、生アフレコのコーナーがスタート。「きらきらメモリー」と名付けられたこのコーナーは、アニメに名シーンの映像に合わせて5人が生で演じた。昼公演と夜公演で若干異なっていたが、第10話『海べのやくそく』や第12話『なによりとびきり好きだから』など、ファンなら誰でも心に残っている場面がチョイスされていた。

会場内に「あの名場面が生で聞けるのか……」などと考えていたファンがいたかどうかはわからないが、残念でした! いざアフレコが始まるとRhodanthe*の5人はアクセル全開。オリジナルの台詞とはかなり異なる、アドリブ合戦が開幕した。しかし5人の息はピッタリなので、アドリブなのに会話がキレイにつながっている。普段から仲が良いRhodanthe*の、チームワークがなせる業なのだろう。演技力もさることながら、「トークがおもしろい」という理由で一部からは「声優コント集団」と呼ばれている所以だ。詳しくレポートできないが、最後にキャスト一同が「原悠衣先生に謝ろう! ごめんなさい」と頭を下げて会場を沸かせたことだけは記しておく。

『きんいろモザイク』聖地イギリスをめぐるツアー、お値段は30万円!
4月より放送中のTVアニメ『ハロー!!きんいろモザイク』の舞台のモデルとなった、イギリス・ロンドン市内やコッツウォルズ地方をめぐる公認ツアーの募集が、5月25日より開始された。

出発日は、6月3日(水)から9月30日(水)までの毎週水曜日から選択可能で、最少催行人数は各日4人。旅行代金は1人につき298,000円(9月23日出発のみ328,000円、いずれも燃油サーチャージ除く)となっている。
『ハロー!!きんいろモザイク』は、芳文社の4コマ漫画雑誌『まんがタイムきららMAX』で2010年より連載中の、原悠衣さんの漫画を原作としたアニメ『きんいろモザイク』の第2期。

純和風女子高生・「シノ」こと大宮忍と、イギリスから彼女の家にホームステイに来ているアリス・カータレットを中心とした、5人の女子高生の日常を描いた作品だ。

本ツアーは、『きんいろモザイク』の第1期、2期に登場するスポットを専用車でめぐる5日間のツアーとなっている。

1日目のロンドン市内観光では、ビッグベン、ピカデリーサーカス、ロンドンアイ、アビーロードなど、観光地としても有名なスポットをめぐる。

また、2日目と3日目にまわるコッツウォルズ地方では、アリスの家のモデルとなったB&B(安価で泊まれる宿泊施設)「フォス・ファームハウス」に宿泊する。第2期のシーンのモデルとなった場所に行けるオプショナルツアーも用意されているようだ。

参加者には、旅のしおりやオリジナルグッズ、第2期7話に登場するイギリスのシーンの絵コンテがプレゼントされるとのこと。

聖地巡礼はもちろん、イギリスの文化も十分に堪能できる旅になりそうだ。

Rhodanthe*の5人が作った“オリジナルこけし”のデキは!? 『きんモザ』のデジタルフリーペーパー『こけし堂プレス』発刊!
テレビアニメ『ハロー!!きんいろモザイク』のグッズを展開するムービックが、Rhodanthe*のメンバー(西明日香さん、田中真奈美さん、種田梨沙さん、内山夕実さん、東山奈央さん)の活動をレポートしたデジタルフリーペーパー「こけし堂プレス」を発刊した。

2巻目となる今回は、3月29日に開催されたイベント「パレードからコンニチハ!」の宮城と、4月4日に行われた広島のレポート記事を掲載している。

誌面ではイベントレポートだけでなく、その際にキャストが観光した「弥治郎こけし村」(宮城)と「安芸の宮島」(広島)の様子やオフショットも紹介。特に白石蔵王にある「弥治郎こけし村」では、Rhodanthe*の5人がオリジナルこけし制作にチャレンジ。メンバーの5人が作った、自信の演じるキャラクターのかわいい“オリジナルこけし”は必見です!

なお、茨城(3月8日)と栃木(3月15日)のイベントをレポートした第1巻も、同サイトで閲覧できる。未見のファンは、こちらも合わせてご覧ください。

2014年3月21日に続編の製作が発表され、4月19日にテレビアニメ第2期として製作されることが正式に発表。7月19日のアニメ公式サイト上にて、第2期のタイトルが「ハロー!!きんいろモザイク」になることが発表された。それに伴い公式サイトがリニューアルされ、新キービジュアルが公開された。2015年4月からの放送に先駆けて2015年1月7日から3月25日までサンテレビにて第1期が再放送され、その最終話で第2期につながるエピソードが放送された。きららMAX作品において2度アニメ化されるのは本作が初。

第11話Cパートは第1期第10話の嘘予告をアニメ化。衣装デザインは原悠衣によるもの。

オープニングテーマ
「夢色パレード」(第2話 - 第9話、第11話 - 第12話)
第1話ではエンディングテーマとして使用された。
第5話からはラストの部分がこれまでのダイジェスト映像から、キャラクターが輪になった状態で手を繋いで順番にジャンプ(または手を上げる)していく映像に変わった。
曲の始まりの歌唱担当者は回によって異なり、歌詞も異なる。

「きらめきいろサマーレインボー」(第10話)

エンディングテーマ
「My Best Friends」
第1話では本曲のほうが先に流れた。また、第5話からは一部静止画だった場面が動くようになっている。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 46
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

最終話まで視聴済。貴重な日常枠が~。採点内に追記。総評を追加。

原作は雑誌ペースで既読。
アニメ1期視聴済。

何は無くとも、2期を待望していた作品です。

採点について-----
●物語●
{netabare}
原作組故にネタそのものは知っているので目新しさは感じません。
が、ネタのチョイスと展開が上手い。

ポピールンバや海回、カレンと穂乃花の触れ合いなど、
結構アニメオリジナルな部分が見受けられたと思います。
どれも雰囲気を損なわず、楽しく受けいれられました。

1話2話で、
意図を感じさせずにナチュラルにキャラ紹介をしつつ、
新キャラである久世橋先生を推したてるのは良かった。

「1期を踏襲してる」と2話までは感じてましたが、
3話以降を観て、テンポという意味では
かなり変えてきたかな?と思えてます。
{/netabare}
●声優●
{netabare}
1期組の面々については何の違和感も無く聴けました。
久世橋先生がどうなるか?と思っておりましたが、
こちらも問題無いと思います。
アリス役・田中さま。英語セリフ、頑張ってください。
カレン役・東山さま。某艦娘と被りますが、
個人的にはカレンを推したいと思います。
こういうキャラが似合っていると思います。
{/netabare}
●キャラ●
{netabare}
『アリス』
クラスが別々になったからでしょうか、
シノ依存症が重症化してますw
あと若干シノの鬼畜さがうつった?w
『綾』
こちらもクラス分けのせいか、
陽子への想いが隠し切れなくなっているようなw
『陽子』
綾絡みについては相変わらずの鈍感っぷりw
アリスとの絡みは互いに色々厳しくないですか?w
{/netabare}
●作画●
{netabare}
1期と全く遜色無い、というか違いが無い画でビックリです。
演出がオーバー気味になってエフェクトが付くようになったのは
1期と変わったポイントだと思います。

服や小物がカットによって違ったりしていたのは、
気になりましたね。ので当初の採点から-0.5点。
{/netabare}
●音楽●
{netabare}
やはりOPがお気に入りになりました。
1期を意識して作られているな~と感じられる
良曲だったと思います。
冒頭を各キャラのバージョンで変えてみたりしたのは
面白かったと思います。

もちろんEDも良かったと思います。
{/netabare}
●総評・その他●
{netabare}
「総評」という程でもないですが、
何処に収めるか迷った事柄などを。

絵柄・全体的な雰囲気こそ1期と変わらなかったように思いますが、
最終話まで観終わってみると他の部分では変更あるな~と。
ネタのテンポはどちらかといえばスピーディに。
要所でアニメオリジナル要素を混ぜつつ。

1期は「12話で1年」でしたが、
2期は「12話で1学期と夏休み」と狭い範囲でした。
あまり原作を消化してしまうわけにはいかない。
でも引き伸ばすだけではテンポが悪くなる。
1期と同じペース配分でやっていたら、
結構アンバランスになっていたのでは?と思います。
そういう意味で絶妙なバランスの出来だったかと。

元々原作ファンで、
1期も円盤揃えてしまうくらいハマって、
散々ハードルが上がっていた2期ですが。
12週、毎週楽しみに視聴できました。

これで重要な癒し枠が1つ終わってしまうと思うと、
寂しい気持ちになります。
7月から同じような日常系作品は・・・無さそうなので。
『WORKING!!!』とか期待してますけど、系統違いますし・・・。
{/netabare}

12話まで視聴後-----
{netabare}
・11話
海回からの、帰省編その1。

今回はシノの鬼畜要素ほか、
いろいろな表情が見れたと思います。
アリスの不在に寂しがってみたり。
陽子と綾に甘えてみたり。

帰省するにあたって、
カレンとホノカのパートが濃かったのが良かった。
アニメオリジナルですね。
相変わらずホノカのカレン愛がヤバかったw
ホノカへのお土産のTシャツって・・・カレン着用済の?w

ホノカにとってのカレンは、
お姫様でもあり、小悪魔でもあり、そして親友でもあり。
そんな感じなのでしょうか?
いちいち翻弄されている彼女の姿が幸せそうなので、
まぁ良いのかな?と思います。

2期前半では、どちらかといえば
アリスの「シノ依存」が強かったように感じてましたが、
その逆も然りw 綾とアリスが重なって見えるとか・・・。

陽子のパジャマ姿、確かに違和感はあるけど可愛くもあったかと。

まさかのCパート。
いつぞやのミュージカルネタか?と思いましたが・・・
まぁ夢オチですよねw
陽子の魔法少女(?)姿は某アニメを連想させました。
中の人つながりか、制作会社つながりか。

・12話
2期もいよいよ最終回。
4月に始まって、あっという間だったな~と。

ということでまずは帰省先でのアリス&カレンから。
アリスとカレンとアリスママの会話が日本語だったのは、
やはり意図的にそうしてたんだな~と。
アリスパパが蚊帳の外になってないか、ちょっと心配でしたw

今時の女子高生のお話にしては、
シノとアリスはケータイもスマホも持っていないという、
珍しい関係性なのだな~と改めて。
シノの性格や趣味が要因なのかもしれませんが・・・。
しかし、そのおかげでふたりの関係性が
むしろ強く感じられる。そんな気がします。
伝えたいことは、顔を合わせて直接。
現代では口で伝える機会さえ減ってきているように思いますので。

アリスの「コニチワ」は「コンニチハ」に変化しているのに、
シノは相変わらず「ハロー」の一本槍で・・・成長してるのか?w

「シノに会いたい、しょんぼりアリス映像集」が
見てみたい。是非w
特典とかで収録されないかな?

シノの才能については・・・
現状では通訳者より服飾関連のが向いてる気が。
とはいえ「好きこそ物の上手なれ」な結果であって、
決して通訳者が無理か?というと・・・
努力の方向性次第では変わってくると思います。

綾の腹話術が上手かった。
というより素直だったw

Bパートは特に山のあるお話では無かったと思いますが、
いつも通りの5人。
いつも通りの友人・家族・先生達。
いつも通りの持ち場。
いつもの関係性が描かれていたと思います。

ラストは「See You」で締められていました。
「またね」という意味らしいので・・・
3期を期待したいと思います。
{/netabare}
10話視聴後-----
{netabare}
ということで海回。
原作を確認してみたら1話分だったことに驚きました。
よく30分アニメに展開したな~と。

今回は特殊?OP。サウンドブックが楽しみになります。

浮き輪は現地で膨らまそう、カレンw

シノの金髪愛が冒頭から暴走気味。

日本の小旅行=冷凍ミカン&ゆで卵というのは?と調べてみたら、
昭和中期(で良いのか?)では定番アイテムだったようですね。
ちなみに僕にはその記憶は無いですね。
プラスチック(?)容器に入ったお茶は覚えてます。

原作では終盤だけだった先生2人に、
序盤から結構出番があって良かった。
クッシーちゃんって、烏丸先生とアリスに甘いですよねw

各々の水着については文句の付けようも無く。
ましてや言葉にするのも憚られるので、特に記載無しでw
ただ・・・着衣水泳はかなりシャレにならないので、
緊急時以外はオススメしません。
普段泳ぎ慣れていてもキツいので、アレ。

「焼き豚ごっこ」の内容はともかく・・・。
いつからか、海辺や水辺で塗るオイルの意味合いが変わったな~と。
ビールのポスターとか。

ジュースを買いに行っている間に、シノが迷子に。
でもアナウンスはアリスがなっている風w
しかも今回はほんの5分でw 前回は30分だったのに・・・。

「冷え冷えの冷やし中華」て・・
「ホットでお願いします」の再来かw
「鬼コーチ・カレン」とか、
以前のネタが結構使われてました。

海水浴のあとは海中公園へ。
ここからの流れはアニメオリジナルですね。
先生達の出番とかや細かい所まで含めて、
今回はアニオリ要素が結構占めていたと思います。

帰るのが名残惜しいということで、
先生達は温泉へ(泊まり?)。
さすが社会人w

次回はアリス&カレン帰省編ですね。
まずは日本で留守番(?)の3人のパートからかな?
残り話数的に夏休み編で区切りになりそうかな?と思ってます。
秋に入るとイベントが続きますし。
何より原作ストックが・・・w
(1期のラストでも同じこと考えてたな~と)
{/netabare}
9話視聴後-----
{netabare}
・8話
「打ち水」。1期2話辺りであったな~と。
まだ若干のズレや偏りのある、
アリスの日本の知識ですが、
それでも成長はあるのかな?と。

もうすぐ夏休みということで、
1期に比べると物語のペースはダウンしてますね。
2期は秋口までか文化祭までか。
原作にかなり追いつきつつあるので。

何だかんだで、夏休みまで一月ほどあるのですが
陽子のテンションがおかしなことに。
そして陽子vsカレンの「行きたい所勝負」が再び。
と思いきや、今回はカレンが譲る展開に。

海に行くのを嫌がる綾ですが、
水着になりたくないかららしく。
去年のインドア派な意見からしたら、
彼女も変化があると言えるのでしょうか。

しかしまだ期末試験が残っているということで、
シノ、カレン、陽子のテンションがだだ下がりw
テスト勉強を兼ねて(?)、ファストフードのお店へ。
僕も久しぶりに行ってきましたが・・・
実際に「スマイル1つ」と言ってる光景は見たことないw
当然自分がしてみる勇気なんて、ありません。

ケチャップを服に落として、
陽子に拭いてもらう妄想炸裂中の綾ですが・・・
制服ではヤメときましょうw
もうちょっとダメージの無い服のときに、どうぞ。

アリスの成長の流れから、
一度里帰りしてみては?との話に。
とりあえず帰省編のフラグでしょうかね~。
約1年半帰ってない理由に「シノ」を挙げてますが・・・
「シノが心配」ではなく
「シノがいない生活に耐えられない」からですよね?
アリスのシノ依存レベルが重症レベルw

Bパートでは終業式。1学期終了。

綾の潔癖症は・・・陽子限定のテレ隠しですね。
彼女の中での「陽子像」は美化されてますね。
男前といいますか。

九条家の車が「ミニクーパー」というのが、らしいというか。
ユニオンジャック柄と赤のボディペイントが良いですね。
維持費とか考えないで良いなら乗りたい車ですね~。

さぁ次回から夏休み。
しかしまだ通知表という難題がw
しかも母親より前に立ちはだかるのは、
勇姉だったりするわけでw

次回予告での「セミ発言」とか、
久々に鬼畜こけしな一面が見られた回だったようにも思います。

・9話
アバンは某テニス漫画のパロディからスタート。
OPは綾バージョン。

9話は綾×陽子がメインの回だったと言えましょうか。
というか・・・
『陽子の天然っぷりに振り回される綾の話』かな?w

相変わらず陽子宛の電話は怪しい、綾w
ハァハァて・・・。
昔なら下着の色を訊かれそうな勢い。

Bパート。
2期に入って初では?と思えるレベルで作画ミス。
カレンのヘアピンとか気にして観てましたが、
今回のは結構目立つかと。

某グラフィティでも出てきましたが・・・
「流しそうめん」ってポピュラーな食事法なの?
設備や場所を考えると、結構大変だと思うのですがw

Bパートでも綾の暴走っぷりは健在で。
部活に勧誘される陽子への想いが漏れまくってましたw

大宮家の女性キャラって・・・皆前髪パッツンですよね。

次回は海回かな?
エンドカードのこけしは、
一体何処に行こうというのでしょうか?w
{/netabare}
7話視聴後-----
{netabare}
クール折り返しで衣替え。
原作ストックから考えても、
2年生が終わるまでは行かないですね。

今回のOPはカレンバージョン。
聴いただけでは何て英語で発しているのかわからず、
海外の反応系サイトへw なるほど、助かりました~。

衣替えしても
あまりクールじゃない面々に笑わせて頂きましたw
ワイルドなカレンにしても、
一応夏仕様なクッシーちゃんにしても、
半袖ジャージや、着ぐるみのカラスちゃんにしてもw
着ぐるみに対する生徒たちの反応はクールだったかとw
(普通に引いてた、戸惑ってたw)

父親と喧嘩して家出をしてきたカレン。
超早口(だと思う)な英語セリフ、東山さんご苦労様でした。
ゆっくりでも聴き取れないのに、この速度だと何がなんだかw

急な大宮邸へのお泊りですが、
大宮母の反応をみて「シノの母親だな」と実感しましたw
血は争えないというか、蛙の子は蛙なのか。
カータレット家とも実は「金髪つながり」だったり?w

カレンに対抗意識を燃やすアリスですが・・・流し、狭いからw
金髪2人にくっつかれて、
大宮母が嬉しそうな気がしないでもないw

喧嘩の原因であるネックレスは
カレンパパの「権力」でゲットできたらしく。
とても仲直りとネックレス、
両方の意味で嬉しそうなカレンが可愛かった~。

で・・・「権力」って何?w どんな力なの?
さすがマンション一棟借り上げちゃう九条家。
イギリスの本邸(?)もデカいw

Bパートはアリスとカレンの昔話。

このところ、若干「狂気」「暴走」といいますか
「ヤバい」方向に話が流れがちでしたが・・・
普通に「良いお話」だったと思います。

日本語の練習に没頭して相手をしてくれない
そんなアリスの気をひく為に、
日本のゲームをとりに帰るカレン。
途中、橋の欄干(手擦りというのか?)から転落。
うん・・・結構高いんですが。
捻挫だけで済んだのは、良かったというべきでしょうか。

そんなエピソードも、アリスとカレンのやり取りからも、
彼女達のキャラクターや関係性が見て取れたと思います。
今の体格はともかく、
やっぱりアリスが「お姉ちゃん」なのだな~と。

気を利かせてアリスとカレンを二人にできる陽子は、
空気が読めてさすがだな~と思いました。

7話は全体的に英語のセリフが多い回だったと思います。
(次回予告を含めて)
日本の4コマ原作で、日本製の日常系アニメなのに、
ここまで真剣に英語セリフに取り組んでいる姿勢は
素直にすごいことだと思います。
英語を話してる体という設定で、
日本語でアフレコしてしまっても
それほど問題にならないことだと思うのですが、そうしない。
特にメイン2人のキャスト様は本当に凄いと思います。

次回は夏休み直前付近のようですが・・・
どのネタ使うのかな?
楽しみにしております。
{/netabare}
6話視聴後-----
{netabare}
穂乃花参戦のAパート。
カラスちゃんとクッシーちゃんの高校時代のBパート。
どちらも面白かったですが、
あえて甲乙付けるなら・・・Aパートで。

超無謀パフェに挑む為に訪れた先は・・・
実は穂乃花の家ということで。
というか観直すまでシノの頭に付いてる物に
気付きませんでしたw 衣か?w千棘か?w

カレン達に気付いて正体を隠す穂乃花ですが・・・
声だけでアッサリとバレてましたねw

アリスとカレンは何故だか手伝いをしてますが・・・
アレは大丈夫なのでしょうか?w

超無謀パフェ(画で見ても結構な大きさですが)を前に
貴重な女子アピールをする陽子ですが、状況的に意味が無いw
しかもギブアップしてるようでしたが・・・
8000円払ったのかな?
4人に手伝ってもらったのかな?
というか・・・
「チャレンジメニュー」に助太刀って有りなの?w

1年生時は同じクラスだったのに、
メアド訊いて無いとか・・・w
いや、学校ではほぼ毎日会うのですから、
その必要が無かったということでしょうか?
あれ?今も同じクラスですよね?w
どっちにしても・・・メアドを知りたい穂乃花がヤバいw
『大丈夫・・・何も入ってないから・・・』と
真っ赤な顔でハァハァされてたら、引くでしょうw
(今週のMVPは「ハァハァしてた穂乃花」ということで)

改めてシノと金髪同盟結成。
セリフも雑誌もヤバい。
あの雑誌、月刊誌かw

Bパートはカラスちゃんとクッシーちゃんの
高校時代のお話。
お下げ&メガネ無しのカラスちゃん、可愛かったw
(やはり僕はメガネ属性は持ってない模様)

先生2人が渡り廊下で寸劇始めるとか、
よく考えてみると、結構シュールw

LL教室の場所を下級生に訊いたり。
懐からパンが出てきたり。
トーテムポールの歌を歌いだしたりw
(この頃から有ったのか!?とw 何がツボなのだろうw)

次回はアリス&カレンの幼い日の話かと思います。
{/netabare}
5話視聴後-----
{netabare}
OPはシノからスタート~。

OPとED共に変更がありましたね~。
これで両方共完成形というところなのでしょうか?
EDについては1枚絵中心でも良かったとは思いますが、
制作スタッフが納得いかないのであれば・・・w

Aパートは「おねえちゃんとあそぶ」話。
原作の中でも好きなネタです。
カレンと私服クッシーの絡み、
金髪シノの自撮り(?)がツボでした。
(アニメオリジナルだったはずの)旅行パンフネタも良かった。
1日1旅。パンフで妄想できるなら、かなり安上がりw
というか、それ全部返すんかいw

ルンバ提供者の勇でしたが、カメラまで譲ってるようで。
おねえちゃん、アリスに甘いw
そしてどんだけの経済力を持っているのかw

ちりつも貯金。1日10円。1年で3650円。
先は長いですね・・・。

勇がシノの制服で変装・・・というより「コスプレ」では?w
シノの格好のが目立って、違和感は少ないですが・・・。

雑誌名が「モザイク」て・・・。
いかがわしい内容しか思い浮かばないです。

Bパートはわらしべ長者ネタ。
これも好きなネタ。
「おねえちゃんに(もて)あそばれる」話。

陽子とのツーショット写真に対する綾の反応が、もうw
何も隠せてないし、本音しか漏れてないw
(勇のスランプと並べたのは、この為なんですね~)

カラスちゃんの所持品も謎が多い。
猫耳とか兎耳(バージョン違い含め)とか。
犬耳に至っては持ち歩いてましたしw

わらしべプロトコルにより「兎の被り物」は
陽子の手に渡るわけですが・・・
以降出番の度に被っているのが微笑ましいw
校内でも下校中でも。まさか授業中も被ってたとか?w

カレンとアリスを前にしての、
穂乃花の反応がヤバいw
アリスとの面識もできましたし、
次回(以降)で本格参戦でしょうかね~。
{/netabare}
4話視聴後-----
{netabare}
アリスと綾が不良に・・・w
近頃の「不良」というと、どんな風なのでしょうか?
アリス・綾とカレンの例は理解できますが、
今風では無さそうだな~とw

仲直り為にアリスを捜す4人ですが、
明らかにシノ以外はどさくさ紛れに
カミングアウトしてるだけですよね?w
特にカレンw

可愛い物好きで、強く頼まれたからと言っても、
等身大(?)マクラ(抱き枕?)作ってあげちゃうのはどうかとw
烏丸先生への信仰具合といい、久世橋先生が段々ヤバい方向へ。

「年相応(?)に見られたい」ということで、
綾の「前髪事件」につながるわけですが・・・あれは綾が悪いのか?w

ダンボールを被って髪を隠す綾ですが、
個人的にはアレは有かとw
ダンボールを被ったままでも赤面できる綾がすごいのか、
ダンボールの上からでも読み取れる陽子がすごいのか。

次回は「おねえちゃんとあそぼう」なので、多分あのネタでしょう。
ちょっと期待値が高まってます。
1期ではサブタイトルは
「おねえちゃんといっしょ」でしたっけ?
{/netabare}
3話まで視聴-----
{netabare}
1期が好き過ぎた為、
できる限り意図してハードルを下げ気味に期待していたのですが・・・。

何といいますか、良い意味で1期から「変わっていない」
というのが初見での印象でした。
キャラ同士の空気とか、ギャグやネタの展開とか。
キャストさんの演技も。
画的な部分も1期と比べて違和感が全くないレベル。

何度か観てみると
テンポは早めになっているように感じますし、
演出にオーバーめなエフェクトがかかっていることが
1期に比べ多いかと。

それでも総合的に見てネガティブに考えてしまうポイントは
全くと言って良いほど感じられませんでした。
超ハイレベルな作画や腹筋崩壊レベルのネタなどは
期待しておりません。
このままの出来で2期目を楽しめたらと思います。

今のところツボは、やはりカレン&久世橋先生の組み合わせ。
相性は良いと思います。でも間が悪いw

追記で。
3話の犬型掃除機は面白かった。
シュール過ぎるw
何気に勇がルンバ(?)を買ってきてるのがw
経済力的にも、アリスへの愛情的にも凄いことです。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20
ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

新キャラ追加、百合微増、シノ鬼畜度低下代わりに伝染?1期から勢い衰えず♪

きんモザの2期です。
久世橋先生とほのかちゃんという新キャラ加わり、増々もって日常系萌えと楽しさ増してます。
可愛さも楽しさも1期と全く遜色なし!すばらしい♪

{netabare}『物語』
相変わらず和気あいあいと日常過ごします。
時間経過して関係も深まっている為か、1期よりも踏み込んだ仲の良さ見られます。
新キャラの久世橋先生(通称くっしー先生)とほのかちゃんも大活躍。
…キャラ萌え作品なので、キャラの項目で語るべき内容殆どですねw

まず、新キャラ加入でコメディー面がパワーアップ。
久世橋先生とカレンの掛け合いは終始微笑ましく、(二人とも)可愛い上に楽しかった。
烏丸先生の持ち味も1期より発揮され、先生コンビの掛け合いも良し。
全般にシノの鬼畜度が若干おとなしくなった代わりに、ほのかちゃんのシノを上回る金髪至上主義っぷりがヤバかった(でもかわいい)。
日常系萌え作品としての萌えのバリエーション増えているので、マンネリにならずに勢いが衰えていないのが良いのかも。

百合寄りの萌えが強化されていたのも、百合好きとしては歓迎♪
水着回も、素直に萌えました♪
イギリス編の幼女アリス&カレンの可愛さ、終盤の帰郷時の寂しがりっぷりも良し。
カレンが大魔王になって陽子の弟と妹を手下に暴れる寸劇が一番面白かった。
カレン大魔王はまり役でした♪

…総じて
いや、あまり個別に記述する事が浮かばないのですが。
1期と遜色ないレベルで毎話、毎シーン楽しく萌えました。
1期ラストに比べると2期の寂寥感は若干控え気味ですが、これも(2期やったんだから3期も当然あるよね!?)という期待感故。
本当に、素直に楽しく、素直に可愛くて萌えました♪
強いて難を言うと、1期の「イギリスの石」「鬼畜こけし」に相当するインパクトのあるエピソードやネタは無い位か。
でも平均アベレージが大変に高くて大満足は変わりません!


『作画』
相変わらず非常に可愛いです。あややの赤面かわいい。
水着回あるのでお色気面でもおいしい♪
カレンちゃんマジ天使でしたが、先生組の大人の色気も良いですな。
カレン大魔王回での魔法少女シーンも可愛かった♪

『声優』
相変わらず。英語セリフ多目で、田中真奈美さん東山奈央さんお見事。
久世橋先生の大西沙織さんはウィクロスのピルルクたんの人、クーデレっぷりがはまり役でした。
ほのかちゃんの諏訪彩花さんも良い感じ、割と役の幅が広いなぁ。
潘めぐみさんのショタ声が意外と良い感じ。
村川梨衣さんの大人しい幼女も地味にかわいいです。

『音楽』
OP「夢色パレード」が相変わらず楽しく可愛い良主題歌でした。
ED「My Best Friends」も可愛い上に何故だか終わってしまう寂寥感を感じる…
素晴らしいのですが、好みとしては1期の方が強く印象に残ってます。


『キャラ』
シノの鬼畜度が若干低下してやや大人しかった感。
それでも持ち味である金髪萌えや天然さは健在、素直に大和撫子的な可愛さましてたような。
その分アリスの方がシノ中毒深刻になっていたような…
綾は「あややはガチ」状態が一層進行、百合ツンデレ最高ですなぁ♪
※「ファンタジスタドール」の「小明(あかり)はガチ」からの派生ネタか。
陽子も相変わらず名前通り太陽のように明るい天然ジゴロかわいい。

久世橋先生が新キャラとして大活躍。
大人なのにサイドテールというのがまず可愛い、強面クールかと思いきやのデレるとちょろい感じが可愛い♪
クッシー先生も割とガチ(先輩の烏丸先生に)というか、2期は全般的に百合度増してるような(大歓迎)。
ほのかちゃんはシノのお株を奪うきん!ぱつ!信者ぶりがすごい。
その(ちょっと危うい)純粋さが実にかわいい♪

空太(こうた)君と美月ちゃんも大変に可愛らしい。
やっぱり小学生は最高だぜ!
意外と姉陽子よりしっかりしてたり、おマセさがたまらん!
カレン配下として悪落ち状態でもかわいい♪

2期で一番輝いていたのは、カレンだったのでは。
クッシー先生との人懐っこい劣等生と新米教師のやり取りは終始微笑ましい。
ほのかちゃんも含め新規二人と一番よく絡んでますし。
「でーす!」
1期に輪をかけて本領発揮、見ているだけで和む可愛さでした。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 41

63.4 15 幼なじみで学園なアニメランキング15位
いつか天魔の黒ウサギ(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (683)
3968人が棚に入れました
「私の毒を、あなたに入れる。決して離れられなくなるように」 そうして僕の物語は、始まった―─はずだったのに。宮阪高校1年、鉄大兎。自分は人生の主役で、頑張れば報われるなんて幻想はもう信じていない。彼の毎日は平凡に消費される。大兎は、忘れていた。“彼女”の笑顔。交わした“約束”。血肉に溶けた呪い。大切な記憶は、なぜ奪われたのか? それでも失われたはずの想いの中で、“彼女”は微笑む。『やっと死んでくれたね。この日をずっと待っていた―』 “7回生きて君と出逢う”学園リバース・ファンタジー、開幕。

声優・キャラクター
立花慎之介、高本めぐみ、中村悠一、野水伊織、美名、堀川千華、喜多丘千陽、福山潤

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

製作者サイドの努力が足りないのです“(`(エ)´)ノ彡☆ プンプン!!

■「いつか天魔の黒ウサギ」ってどんなアニメ?(*'ω'*)
ラノベ原作で『伝説の勇者の伝説』でお馴染みのラノベ作家「鏡貴也」さんの作品なのです。
他の人のレビューから「説明不足」との声が多かったので、色々補完してから視聴することにしたのです♪
なるほどwこれはいきなりアニメだけ見始めても置いて行かれてしまいますねって思いました。
最低限本作品の設定を理解した上で視聴しないと楽しめないかもしれませんね♪
結局原作を読むのが一番楽しめるって事なのでしょうね(*'へ'*)
 
どうもこの物語の根底には、予言に記されている世界破滅のシナリオを巡った「天魔」と「軍」の対立があるのです!
そんな対立に巻き込まれていった、少年少女達を描いた作品なのです♪
 
主人公の大兎は9年前のある日(小学1年生の頃)、ある公園でヴァンパイアで永遠の命を持つヒロインのヒメアと出逢うのでした。その出逢いこそ物語の始まりでもあったのですよ(*^-^)
不思議な夢を見る大兎は9年前の記憶が消されていたのでした、不思議な夢とは9年前の記憶の断片だったのです。
ある日、夢の中の声がヒメアの声と気付き、彼女が待っていると言っていた公園へ向かう事に。
その公園でヒメアとの9年ぶりの再会となるのですけど、再開こそが壮絶な戦いの始まりでもあったのですね!
ヒメアを狙う日向を命懸けで守ろうとした大兎と、自らの永遠の命を捨ててまで生き返らせようとしたヒメアとの愛の真意とは・・・ヒメアへの愛が洗脳された愛だとは気付かずに2人の物語が綴られていくのです♪
 
 
■総評
この作品に限った事ではないのですけど・・・原作があってそれなりのシナリオが出来ているにも関わらず、アニメーションにする事でそれぞれの良さを引き立て合うどころか、打ち消し合ってしまう・・・そんな作品が多いような気がします。
 
確かに原作を読んで、読み手の脳内で色々肉付けされた物語の世界観は人それぞれ違ったものになると思うのですけど、そんな些細な違和感はアニメ化した時の完成度の障害にはならないと思っているのです。
作品の世界観を具体化しビジョンとして視覚で感じる事が出来るようにする事は、本来持つ作品の面白さをより助長させ、より魅力ある作品とすることが出来るはずだとσ(^_^)アタシはかってに思っているのです。
 
もちろん、原作がありきだと、作品作りの自由度は制限されますし、アニメ制作の上で色々制限があるはずなので、言葉で言うよりも難しい事とは思うのですけど、せめて原作と同様に、もしくは原作を超える魅力のある作品を知っているだけに、とっても残念に思ってしまうのです(>o<")
 
この作品は世界観は面白いと思いますけど、キャラ設定が高校生で、9年前の過去のシーンが小学生っていうのはちょっと無理があったように感じます。
確かに学園を舞台にしたい意図はわかりますけど、シリアスな物語の核となる回想シーンの年齢設定とその発想や発言に違和感を感じた人も多いような気がします。
作画やキャラデザはかなり力を入れている出来栄えだったような気がしますけど、キャラの髪の毛のグラデーションの色彩については、個人的には好きではなかったですo(´^`)o ウー
同系色のグラデーションは嫌味も無く温か味すら感じるのですけど、暖色から寒色といった系統が違う色へのグラデーションは毒々さを感じてしまうのです!
それが狙いだったのかも知れないのですけど、σ(・・*)アタシの好みでは無かったのです♪
 
辛口な評価になってしまってますけど、物語の土台をしっかり理解した上で視聴するととっても面白いのではないかなぁとも思う作品なのですよ♪
そこまでの努力を視聴者に求めるのはどうかと思いますけど、決してつまらないお話ではないと思うのです♪
双子の「月光」と「日向」の関係や、「天魔」と「軍」の関係など、謎が多く本作品の最終回もすっきりとしない終わり方だっただけにストーリー的にはまだまだこれからって感じではないでしょうか?
 
製作者スタッフ一同にはもっと頑張って貰いたいと強く思うのですけど、それなりに楽しく見ることは出来たので、2期があれば続きを観たいと思ってます♪
 
 
2011.10.22・第一の手記

投稿 : 2024/06/01
♥ : 35
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

「くそ面倒くさい物語の始まり」って「くそ物語の始まり」の間違いじゃないのか(30点)

全12話。
ラノベ原作。原作未読。

個人的満足点:30点
アニメ系統:ファンタジーラブコメ?

そうとう、酷評なので好きな方は見ない方がいいと思う。
それでも見たければどうぞ。
















序盤、世界の説明もほとんどなく、
設定もかなりごちゃごちゃとしていて複雑。
伏線ばら撒くだけばら撒きろくに回収もしないで、さらなるばら撒き。
アニメだけで世界観をつかむのすら難しすぎる。
原作を読んでいればまだついていけるのかもしれないが
初見に優しいアニメとは到底いえない。

中盤までろくに回収されていないので否な予感はしていたが
結局回収しないまま、2期あるよ的な終わり方。
結局、最後まで何がしたいのか分からなかった。

もしかして、そういうアニメじゃないのか?
と思いなおし、別の視点で考えてみる。

キャラ萌えか?
確かにキャラ萌え要素はあるかもしれないが
個人的にキャラデザが趣味じゃないのでキャラに萌えることも不可能。
キャラデザが気に入れば萌えれるかもしれない。

厨二バトル物?
まあ、確かにこう考えればなんとなく・・・
しかし、バトル物にしても中途半端な気がする。

と、色々な視点で見てみたが、結局何がしたいのか分からない。

何か期待感だけ大きくて内容がまったくないアニメだった。
正直点数を何点にするか迷ったが感覚で30点とした。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

2期があっても絶対観ない。

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以下、毎話の感想。
ネタバレがある場合があるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
いっさいの情報なしに見始めた。
色々な設定がありそうだが
まだほとんど分からない状態。
伏線だけ大量にばらまいた感じ。
とりあえずは続きが気になる。
今後面白い展開になってくれればいいのだが。

キャラの絵は好き嫌いがでそう。
個人的にはあまり好きな感じではない。

兎に角様子見かな。


2話視聴。
何か話がぶっとびすぎでよく分からない。
学園ラブコメとバトル物かな。
このぶっ飛びかげんは伏線ととらえればいいのだろうか?
何か色々な意味で危険な香りがするw
「くそ面倒くさい物語の始まり」ということなので
まだまだ様子見かな。


3話視聴。
少し設定が見えてきたが、
まだまだ、謎だらけ。
伏線はりまくりだが、12話で収拾つくんだろうか。
今のところ、今一面白みに欠ける感じ。
まだ様子見。


4話視聴。
なんだか意味不明な感じになってきた。
相変わらず伏線ばらまきまくり。
なんだか不安ばかりつのる展開。
とりあえず、がんばって継続視聴。


5話視聴。
ちょっとだけ物語が見えてきたのか。
それでも、まだまだ謎が増えるいっぽう。
ん~これから面白くなるのかな?


6話視聴。
向かっている方向が分からなくなってきた。
けっきょくラブコメにいくのか?
いまいちよく分からない。

7話視聴。
少しずつ伏線回収が始まったのかな?
それでもまだまだ分からないことだらけの上
新しい伏線まで置いていく始末。
なんだか1クールでは終わりそうに無い気がしてきた。
中途半端に終わって2期を匂わせて終わるんじゃねえかな?

新キャラにゃんきちw
これはあのにゃんこ好きの方が食いつくかなw

8話視聴。
先生つえええ。
水着&修行&修羅場
そんな回だった。
少しは面白くなってきたかな。
しかし、今一何が目的かよくわからん。
もう8話なんだが・・・どうなるんだろこれ。

9話~11話レビュー書くのも忘れてた、すいません。

12話視聴。
なんだかなあ。
7話での予感ががががががががが
2期やりますよって終わり方。
正直、まともに終わるとは思ってなかったが
結局、何も分からないまま終わりやがった。
もう、2期とかあっても観ない予感。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 24

セメント さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

イツカァテンマノォクロウサギィ

何故か外国人ナレの予告編には吹いたw
今期ワーストアニメ候補なんじゃないでしょうか
劇中に出て来たナンバーに”発売BD 天09-30”と表記のある車が、そのすぐ後大破するなんていう自虐に走った時は、もはや同情めいたものを感じましたが


前回何が起きたのかを全く覚えてないんですよね、内容が頭に入ってこないんです
ストーリーの感想として書くことがほんとに浮かばないんですよね
同原作者の「伝勇伝」の”求めるは雷鳴”をもじって、”求めるは説明”とはうまく言ったもので、実況スレじゃ毎回”何が何だかわからない・・・・”のAAが貼られてましたね
まぁなんかそのうち、クソアニメとしてはかなり見所のあるアニメなんじゃないかと思うようになり、最終的に放送されるのをワクワクして待つようになるまでに至りました

制作がゼクシズとあって、作画は珍しく頑張ってると思うも結局のところクソアニメソムリエの肥やしになっていましたね
監督によれば、序盤で世界観や設定の説明をせず、後出しで分かってくるような鏡先生の物語構成を、活かしつつ、いかに噛み砕いていくかに大変苦労をされたようで、その苦労が見て取れる本編でした
「伝勇伝」アニメ化で、散々たることになったのに、よくこっちも企画倒れせず通りましたね
アニメを売るより、原作を売りたいってスタンスの角川作品ですからね、なんだかんだアニメ化すれば原作は売れるんで、それでいいのかも知れませんけど・・・
そういえば放送が始まる前のことになりますが、youtubeで公式配信してたPVが消されたり、1話が放送コードに引っかかって納品できなかったりという話がありましたね
なるほど確かに、前々からクソアニメソムリエの間で関心が熱かったのも頷けます

角川お抱えのキャスチング、特に女性声優に強く感じますね
つか単に、プロダクションエース所属声優が多いだけですけど、美名さんとか、野水さんとか、堀川さんとか
まぁ悪くないと思います、特に違和感も感じないですね
「R-15」の香学創役では色々すごかった月宮みどりさんも出てますが、今回は人外だったんで・・・
男性声優は、普通に有名どころを起用してますしね、まぁ際立ったマイナス要素はないです

OPはダチャーンこと原田ひとみさんが歌ってるんですけど、本編に出てないっていう・・・
EDは流し聞きしてたんで、変則的にで替わっていることに気付いたのがほとんど最終回前くらいっていう・・・
1,2,4,7,12話のEDは志方あきこさんが歌ってるんですよね、アニソンだとうみねこOPで有名な人ですね
同人音楽を嗜んでいる友人が期待していると言っていたのですが、彼は結局1話も見ることなく終わったっていう・・
でっていう・・・

ヒメアの頭上には見えないミラーボールでもあるんでしょうかね
無駄に光ってる髪の毛の反転は、気にしたら負けって奴でしょうか
その他、この作品に出てくる女キャラの髪にはグラデーションが毎回かかってるんですけど
これはやっぱ原作イラストレーターの榎宮祐先生の絵のリスペクトなんでしょうかね
あんな描きにくそうなキャラデザでよく動かせれてたと思います


超店頭型とは一体何だったのか
始終( ゚д゚)ポカーンで、面白い要素を見つけがたいクソアニメだったとは思いますが
だからこそ楽しめるっていう人がきっといるはずです
ものは試しに見てみてはいかがでしょうか、自分の知られざる素質に気付けるかもしれません

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12

69.7 16 幼なじみで学園なアニメランキング16位
BAMBOO BLADE バンブーブレード(TVアニメ動画)

2007年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (641)
3802人が棚に入れました
室江高校の剣道部顧問、「コジロー」こと石田虎侍は、その日の食事にも困る貧乏生活の日々を送っていた。そんなある日、高校時代の先輩である石橋賢三郎から練習試合の話を持ちかけられる。それも、石橋が顧問を務める町戸高校剣道部に勝ったら、石橋の実家の寿司屋で「1年間寿司食べ放題」という条件付で。即諾したコジローだが、5対5の練習試合をするには、室江側は部長の千葉紀梨乃以外は受験引退したか幽霊部員という有様だった。

コジローは翌日から早速、5名の女子部員を揃えようとアテを探していたところ、ある女生徒が竹ぼうきで難無く複数のボール(と教頭)を打ち返すのを目撃。何としてでもその女生徒を剣道部に入部させようと試みる。
ネタバレ

さんちゃ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

まぁまぁ面白かったし終盤泣けたけど長い

観終わった~。
全26話、とても長く感じた。
終盤近く20話で鈴木凛が出てきたあたりから
ようやく面白いなと素直に思え始めたが、それまでは結構微妙でした。

だけど終盤の展開が良かったので凡作や駄作には分類しづらい。
特に23話~25話の流れはなかなか。

その話の中で私を泣かせてくれたのはミヤミヤでした。
才能無い人が、ふてくされて憤って歩みを止める展開は私の心と
シンクロ率が高すぎてどうも涙腺が緩くなりがち。
また、そんなだから、
{netabare}
ミヤミヤが初めて試合に勝って照明を見上げたシーンで、
その達成感に気持ちが高ぶってまたホロリです。
ミヤミヤおめでとうっ!
「辞めるんだったら勝ってやめてよ!あたしの特訓まで無駄にするな!」
て聡莉の言葉がジーンと胸に響きました。
こんな簡単にキャリーに勝っちゃっていいの?という気もしますが、
あのまま負けで終わるよりは良かったかな。
{/netabare}

このアニメの面白さ、他の方のレビューを見てとても参考になったので
引用させて頂きますと(毎度勝手に言葉を借りてすみません(--;))

『本作品の良いと思う部分については、オムニバスではないが常に複数のエピソードが
絶え間なく描かれている点が挙げられる。
そしてそれらのエピソードの終わりが一致しないため、単調になりがちな日常回的展開も
程よい目まぐるしさを帯びてついつい見てしまう。』

って所。川添珠姫と鈴木凛とのライバル対決の本筋の裏で、外山と岩佐のトラブルが
あったり、ミヤミヤとキャリーの因縁対決があったりする。
複数の次に繋がるお話が同時並行で走るため、広げたお話にどのタイミングで交差させ
終わりにどう一本に収束させるのかが気になって、ホントつい気になって
最後まで観てしまった。

だけど、冒頭で書いた通り面白くなかった点もある。
寧ろこの時間が長く感じたため、お気に入りとはならなかった。
ラストの展開は良かったですが、あまりにも駆け足でもありました。

川添珠姫と鈴木凛、作中のアニメブレイバーとシナイダーに見立てて
がっつりラストバトルの布石を打っていたのに、試合開始から決着までの
展開は異常なほど至極あっさりと決着が付く。
珠姫無双ではあるものの、このアニメ全体的に試合描写は力を入れているようで
その実、あまりに力は入れていないのだろう。

いやぁ!めーん!どーう!こってー!…声優さんの演技力とも言える試合中の咆哮は
まるで、本格的に剣道の指南を受けてきたかのような気持ちの良さがあるものの、
一本取る時の絵はいつも同じ。意表をついて一本取って駆け抜けた、
静止画を見せているだけなのが多かった。
試合までの引っ張りも弱く、勝負もあっさりカタが付く。
また、他校との交流戦で敵が彼氏とのデート目的で試合後エスケープしたり、
聡莉が試合前食べ過ぎでお腹を壊したりする…真剣味にかける試合描写に
YAWARA!のようなスポコン展開を期待していたら、若干嫌気がさすかもしれない。
(私はそういう見方を途中までしてしまっていたのでガッカリした。)

あと私的には段くんのキャラとあの間延びしたしゃべり方がどうも受け付けなかった。
声優さんが石田彰さんだったので我慢は出来たけど、ミヤミヤとの絡みも
もう何百回やるの?!ってぐらいにシツコイ。

終盤までは、退屈さ7:面白さ3ぐらいの割合でした。
14話ぐらいで収めてくれれば丁度良かったんだけど、26話やるには長過ぎ。
間延びというほど間延びした印象はないんだけど…う~ん、なんだろ。それでも、
交流戦や合宿無くして短くポイントまとめてくれた方が有難かった。

【結論】
20話~が面白かったけど、それまでが微妙。そしてラストも駆け足で微妙。26話は長すぎる。

【あとがき・個人的なツボ】
たまに挟まれる、珠姫と珠姫のお父さんのお話。
二人暮らしでさびしい家なんだけど、思春期の娘にどう接していいのかわからないお父さんと
珠姫の微妙な距離感が見てて面白い。また、そんな不安が取り越し苦労と思えるほどのお父さん
思いの珠姫ちゃんが良い娘すぎて笑ってしまう。

終わり。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

あんこ入り☆パスタライス

私も高校の体育の種目選択授業で剣道やってましたねぇ
このアニメ見てから剣道やってみたいなぁと思ってたので
剣と剣を向き合わせて構えた時の包み込む静寂、高鳴る鼓動、今でも鮮明に思い出せます
へたっぴでだめだめでしたけど、相手から一本取れた時の気持ちよさと言ったらもう最高でしたね
再度見直して、分かる分かるっと思ったことが増しててより楽しく見れた気がします
ついで、その中で剣道修練の心構えにも触れたんですがね
その終盤の方の、”以て国家社会を愛して、広く人類の平和繁栄に寄与せんとするものである”てな非常に壮大な事が綴られていて
私なんかが見ると、タマちゃんの「ヒーローになりたい」っていうのは理念に適ってたんだなぁとか感心してたんですが、いやはや


ということで感想に移りたいと思います
つかこれコジロー先生が主人公だったんですね、知りませんでした
なるほど確かに1話の冴えないダメダメ顧問から最終的に生徒に好かれる立派な顧問になってたのを見ると頷けますが
まぁ今作でいうと、ギャグ→シリアス→ギャグと交互に押し寄せてくる印象がありましたね
ギャグなんかは微笑ましく、そこそこ楽しめるんですが
シリアスは反して、最早胸糞悪くなる回も結構あり、その差の大きさには常に驚かされました

素晴らしかったのは、アニメの中のキャラが非常に生き生きとしている点ですね
キリノ、タマちゃん、ミヤミヤ、ドジっ娘、どのキャラもキラキラしてて眩しかったです
また室江高剣道部の諸君はもちろん、町戸高の子たち他もキャラ立ってて良かったです
というか町戸高剣道部の方々は、出落ちな設定(ry
でも町戸の青髪メガネっ娘、原田ちゃんは作中で好きかな

タマちゃんの特撮アニメ好き設定から、度々劇中劇が登場します
本編より力の入っている「超剣戦隊ブレードブレイバー」や原作者・土塚理弘氏の作品である「マテリアル・パズル」、また映像は出てこないものの「マグロス~鯵・おぼえていますか」のようなパロものも出て来ます
ブレイバーの演出に関わった久条りおんさんは「迷い猫」にて「グランブレイバー」を監督制作してますね
あと、11話で谷口悟朗氏と銀河万丈氏が何気に出演してますね、脚本の倉田コネでしょうが、原作じゃ宮崎駿氏っぽい人だったので如何せん
アニメでは19話からオリジナルに突入していて、その際でもやたらブレイバーネタが押されていました
私的には室江高剣道部のゆるゆるな日常が見たかった気もしましたが、これはこれでありなの、かな?

メイン声優はそこそこ良かったですねぇ、掛け声とかも頑張ってたと思います
広橋涼さんのつぶやき口調も可愛いですし、”名男友達役”の石田彰さんも出てますし
ただ町戸高のあのビッチ女の声優は、もう明らかに浮いてましたね
ググってみたら声優じゃないし、あれはなんとかならなかったんですかね

あんこ入りパスタライスという空耳歌詞で有名な、声優たちが歌うED「STAR RISE」
ま、食いたくはないですよね、あんこ入りパスタまでならいけそうですが、ライスが付くとちょっと・・・
これ以外にも、「STAR RISE」の空耳歌詞には笑えるものが多くあり、聞いたことない人は是非動画サイトとかで聞いてみるといいと思いますよ
まぁ聞いたことない人いるのかなってくらいに有名ではありますが一応
あとOPはこれどうも、イントロ部分がちょっとやかましめですね
連続で聞いてると頭が痛くなってくるんですよね、私だけでしょうが
まぁでもEDが全て持ってってるので、OPの評価は不問とします


「ごっつええ竹刀」面白いですよねぇ
まぁそれはともかく、アニメ版最終回は、二期を仄めかして終わってしまいましたが
あるんでしょうかね、二期
いやあれでないとか止めて欲しいんですが
全編通して、きっと楽しめると思います、本格剣道アニメです

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16

ワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

剣道少女

スポコン一直線ではないけど、某バンドアニメみたいに練習しないでお茶飲んでばかりでもない。
悪く言えば中途半端。ただ個人的には、適度なユルさと真剣味・熱血のバランスは絶妙でした。
部員集め、練習、他校との練習試合に合同合宿、大会での試合・・・などを通じて
キャラの成長が描かれます。部活モノとして真っ当なストーリーと言えるでしょう。

原作では顧問のコジローが主人公ですが、アニメの主役は5人の剣道少女。
コジローのドラマもありますが、アニメでは5人を見守る立場にいる事が多いです。
動きのあるアニメで少女5人を全面に押し出すのは良い判断。華やかですもんね^^

声優のキャスティングも良かったです。
タマちゃん役の広橋涼の熱演、ダンくん役の石田彰のフリーダムな演技などは見所。
一番驚かされたのはキリノ役の豊口めぐみですね。
ブラックラグーンのレヴィの印象が強かったもので・・・これぞプロ。声の幅ホント広いですわ。

珠姫「ブレイバーは・・・家族です(キリッ 」
タマちゃんマジオタク少女w 谷口悟朗監督を尊敬してるなんて好感持てますねw
なお、これはアニメ版のみの設定(谷口監督と縁のあるスタッフが多いので。原作では宮崎駿)
まあタマちゃんはアニオタというより、特撮オタなんですけどね。
それにしても劇中劇「ブレイドブレイバー」がプッシュされまくり。ちょっとしつこかったかなw

物語後半はオリジナル展開。あまり評判は良くないんですが、個人的には違和感なかったです。
特に24話の内容は素晴らしいの一言。聡莉のミヤミヤへの台詞には感動させられました。


剣道シーンでは迫力ある掛け声もあって、剣道の魅力はそれなりに伝わって来るし
何よりキャラがとても魅力的な作品です。部活モノとしても間違いなく良作の部類。



・余談、本編とは関係ない話

そうそう、放送当時に本作の制作会社であるAICの内部資料が流出する事件がありました。
各話スタッフ編成表、各話予算とその内訳、キャスト選びの際の声優に対する評価・・・
などが詳細に記されており、なんとも生々しさ全開でございます。
スタッフや声優の評価欄で酷評されてる方もいましたし・・・

ちなみに資料によれば、バンブーブレードの1話の制作費は955万。
割りと平均的ではあるんですが、この平均自体が安いんですよね。
役職によって格差は当然ありますが、特に原画・動画担当(アニメーター)は悲惨。
アニメーターは薄給だと言われますが、改めて非情な現実を思い知らされました。
DVDがヒットしても中間搾取が酷く、アニメーターにはほとんど還元されないようですし。

この流出事件は、視聴者に業界の過酷な現実を知って欲しいがために
スタッフが意図的に流出させたんじゃないかと勘繰ってしまいますね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 32

66.7 17 幼なじみで学園なアニメランキング17位
君のいる町(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (679)
3731人が棚に入れました
桐島青大は、突然別れを告げて消えた枝葉柚希を追って、故郷・広島を後に東京へ向かう。そこで出会った、気が強く、胸が小さいことを気にする御島明日香、長髪で女好きの風間恭輔、そして、柚希の奔放な妹・懍。それぞれが、出会い、惹かれ合い、別れ、傷つき、傷つける。やがて明らかになる真実。そして、見つけた本当の気持ちとは?。東京と広島を舞台に、残酷な運命に翻弄され、友情と恋愛の狭間でもがきながらも、本当の恋を見つめ続ける男女を描いた、甘く、苦い青春ラブストーリー。

声優・キャラクター
細谷佳正、中島愛、佐倉綾音、小野大輔、増田俊樹、タカオユキ、高野菜々、藤田咲、遠藤綾、たかはし智秋、矢作紗友里
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

期待はずれ(最終話まで

□関連リンク
アニメ公式 http://www.kiminoirumachi.com/
公式トゥイッター https://twitter.com/anime_kimimachi


あらすじ

広島県の田舎町で春から高校へ進学する主人公・桐島青大の家に、父親の知り合いの娘という、枝葉柚希という少女が突然居候として東京からやってきた。青大はクラスメイトである神咲七海に中学時代から好意を寄せていく一方、同じ屋根の下で都会的で奔放な柚希と接していく中で、徐々に彼女が気にかかる存在となっていく。


○総評
スクイズ展開期待してまったが単なる恋愛物語だった。しかもかなり現実的でもあるしリアルな行動でもある感じは評価出来るんだけどアニメでこういうのは需要無いと思う。昼ドラでも見てたほうが面白い気がする。
主人公はあっちこっち浮気的な感じだが割りと誠実でSEXしちゃうような展開は無いので割りと誠実だと思う。ってか個人的に凄い共感できるような感じはあったので。
まぁニコニコとかじゃ叩かれ気味だけど割りと王道の青春ラブストーリーでした。


各話感想
{netabare}1話
事前情報はあらすじだけ。
なんか男の作画が変。OPなんで胸の水着着てないのか?
部屋きったねぇーーー。最悪な姉貴だな。
たまに目が気持ち悪い時がある。
広島訛りなのか。
君の望む永遠みたいになるのかなぁ…
なんか作画が安定しない印象だなぁ目が時々変にタレ目になるきがする。
うーん1話はあらすじだけだったなぁ。
EDなんで実写使ってんだろう。なんか世界の中心で、愛をさけぶを思い出した。
これからの展開に期待。期待値6/10。


2話
主人公ストーカーなのか?エヴァ?エバ?
謎の妹が君望のアカネっぽい。
エバユズキ。お茶こぼしてるw無重力みかんw
エバうざキャラなのか。ビッチ臭しかしない。
なんかエロアニメ臭がしてきた。
いちいち止め絵が気になる。
ひっぱたくシーンなんで書かないのか。
なんか色々おかしい。声とか絵とか音楽とか。


3話
アルト君がいないと何も出来ない…
あれ?あっそうかエバと同居してんだっけ。
トマトうまいじゃねぇか。トマJ最高!
疲れてるだけかと思いきや倒れた主人公。
エロ本別に隠さなくてもいいだろ。
兎に角好きだからキスしたんですねわかります。この手よく使うわw
なんで切れてんだよ意味不。え?逆切れはおまえのほうだろ?
なんなんだこのアニメ…何回か見なおしても良くわからん。
軽いノリでキスしたのと東京に行ってた間に何があったかわからない不安でイライラしたのかってのはなんとなくわかるが…
なんというあざとい女。
は?遅いのよ?
ハルトくんがいないと何にも出来ないもん?あざといわ。
回想終了。
この妹うざいわー。姉妹の髪の色くらい揃えろや。
女子校の学園祭はそりゃー行きたいさ。問答無用で行きたいさ。
高校時代女子校の学園祭チケット手に入れるのに必至だったっけ。
だけどハルトは別の理由がありそうだな。
なんなんだこの減点する女うぜー。
まぁされたら嫌なことを何も言わない子よりは全然いいけど。
お化け屋敷デートは最高だよね!
おっぱい揉み放題ってより自分からくっつけてくる所が堪らない。
まっ定番ですよね。
ユズキ…
あ…れ…?そういう展開!?なんだと!?
付き合ってる人がいるだと?嘘なんだろうけど嘘とも思えないから困る…
あぁ先がメッチャ気になる。


4話
えっ下着で寝てる女の下で寝袋で寝てるのか?ってか下着女誰よ。姉貴?
ナゴシは主人公に惚れてるのか?
3Pだと!?っだよバイクかよww
完全にストーカー男ですね。未練たらたらだな。
俺だったら他の男と付き合ったらもういらんけどなぁ。
風間は親友なのか。
なんだ料理長になりたかったのか。
なんで倒れた?貧血かよw
アスカも主人公が気になってるのか?
まぁひどいと言えばひどいがビッチ体質なんじゃね?
言い換えると惚れっぽいもしくは遠距離には耐えれなかったんじゃね。
走ってるシーンから扉開けるまでのシーン使い回しだろこれ。
はいはいエヴァ登場。大体読めていたさ。
はじめましてwwうぜええwハッキリ言えよ糞女。後々もつれる可能性高いのにここで嘘付くのは糞だな。
まっハッキリしちゃったら物語としてつまらないから突っ込んでもしょうがないけど。
まぁ諦めるわな普通。ってか嘘付き女だし親友と付き合ってりゃどうでもよくなるわ。
ってか親友とも距離を取りたくなるな。
エヴァからしたら良い男見つけたからってなるんだろうが、悪く言えば尻軽女だよな。
信用がなさすぎる。まぁリアルでもこんなもんだが。俺も大差無いな。
やる分にはいいがやられるとたまったもんじゃないよな。
ただ別れてから新しいやつに乗り換えるだけマシか。いやその辺も怪しいよなぁ…


5話
過去回想か。
ん?これは付き合ってた頃の話か?一緒に暮らしてた時の話か。
ってか神崎は何者なんだっけ。あっそうか神崎は好きな相手だっけなんだっけ。OVAであったっけ。
片思いしてるんだってどうしてそうなったww意味不w
エヴァどいてどいてって意味不明なこけ方だな。ブレーキでも壊れたならわかるがわけわからん。あざといな。
作画がひどいww
え?エバから告白してたのか?なんだエバから好きになってわかれたのかよひっでぇやろうだなこいつw
えっ写真の誰なんだ?なんだエバだったのかよ。
山と田んぼばっかで泣くのかよw謎の田舎ディスw
なんというマイナースポット。
なんだ祭りの一日しか会ってないのか。そりゃ忘れるわな。
ロリエバ可愛いがだが将来…
そして現代か。付き合えなくなったとかただの尻軽だろ。
えっEDなんで脱いでるのwエロゲかよw


6話
カッターキタ━(゚∀゚)━!ナイスボート展開来るのか!?
ショートカット誰かと思ったらエバだったのか。
妹と何があったんだ?
エバ絶対話盛ってるだろこれw
1年で死ぬ病気?病気で同情誘ってんのか?そして釣られましたと。
秘密にしておいて欲しいの?なんだそれ。
まぁ間違いなく親友ではいられないわな。
主人公クズってるww別れてるのに何を言ってんだw
エバの気持ち無視して勝手に話進めんなw色々カオスw
バットで殴りつけるのかと思ったww
胸当ててんのかよ。こいつも主人公狙いなのか?
病室の空気ww色々ひどいw
卵焼き1個しか残ってないってどういう事w
笑った顔見たっけ?過去の話か?
エバちょろすぎワロタww
なんというフラフラした気持ちの女だ。
あら?そういやカッターなんだったんだ…
ざっくり刺されちゃうような展開期待してたんだけどなぁ。


7話
助かるかもしれないだと!?で、誰よこの女…
いきなりひっぱたくだと…?人殺しだと?
なんだ恭介モテモテなのか?キヨミ。一体何者なんだ…
なる程おささなじみなのか。やっぱ恭介が好きなのか。
まぁ実際これは無くは無い主人公の選択だと思う。
親友だからこそ嘘を付きたくないし本音を言い合いたいってのもわからなくもない。
「ユズキのパンツ拝めてよかったじゃん霧島。」
ユズキ完全にビッチだなぁ…死なねぇかなぁ…なんなんだろうなぁこういう他の男とのエロ話する女って死んでくれねぇかなぁ…
自分の女とか好きな女にこんな話されたら別れることを考えるけどなぁ真面目に。
恭介もう学校来ていいのか。なんだエバの笑顔が気に入ったのか。
ダメだ感覚が違いすぎるなこの作者と。
手術終わるまで手を出さないとか誰が信用すんだよ。
結局手術したのか…10時間の手術ってどんな手術したんだよ。
脳神経外科でもあるまいし。
なんで傘をおいて行ったんだ?誰か死んだ場所なのか?
ちょw工エエェェ(´д`)ェェエエ工
いきなり死んだし…なんだこの糞展開ww糞すぎて笑えるww
アスカけろっとしてんのかと思いきやそういう事か…(´;ω;`)ブワッ
手術失敗か。
エバ抜け抜けと呼び出してるんじゃねぇよ。
「もう会うことも無いのかな?」
うぜぇなんで疑問形なんだ?これ明らかにそんな事無いって言わせたいセリフだよな。
マジでうぜぇ。
自分からは言わないけど全て相手に言わせる卑怯極まりないタイプの奴だわ。
本当にこういうタイプ嫌いだわ。死んでくれねぇかなぁ…
おい最後の裸のアスカはどういう事だってばよ!

あぁもうなんかこのアニメ見てるとイライラしてしょうがないがスクイズばりのスッキリ演出を期待してしまう…
昔女に浮気されたせいもあってかもうホントこういうエバみたいな奴ムカつくわ。
とかなんとか言って自分も好きな人出来たから別れてとはやった事あるからなんとも歯がゆい…
恋愛なんて糞食らえだなぁほんとうに。


8話
なんでキスしたwwwこれはひどい展開wいいでしょ別にっておいw押し倒したくなっちゃうだろw
アスカと突き合っていただと?また回想話なのか?
ハルト出てくる女と片っ端から付き合ってるのかよ。
告白されて付き合ったのか。
リンちゃんってエバの妹だっけ?カッターはなんだったんだ?
せめて髪の色くらい統一して欲しいなぁ。
姉だなんて思ってませんだと?何故なんだその理由は明かされるのか?
あら?裸で切れるとかアスカとはまだHしてなかったのか?
合コンの頭数合わせに行っておいでと言う奴は信用出来ない。
大体浮気してるだろそういうやつw
あれ?時系列的にもうあいつは死んだからフリーなのか?
合コンなんか初めてなんだからとか超嘘だろww誰がそれ信じるんだよw
リンは種違いかなんかなのかな?ようわからんな。
彼女いるのにメアド変えたのとか伝えてくるとかあざとすぎる。寝とる気満々だなこいつw
アスカパンツ丸出しアングルどうなんですかこれwwまぁ全裸だったし問題ないかw
うわうわリンなんでばらしたしwどういう腹なのかわからん奴だな。
まぁ普通は合コンでエバ(元カノ)に会ったからって言わないわな。そもそも合コン行かないだろっていう。
リンも主人公好きなのか?姉への嫉妬なのか?わけがわからない。NTR属性なのか?
猛烈にうざったい女だなこいつ。煽ってくるなぁこいつw
全力で釣られやがった主人公w話し的には盛り上がるなw
リアルでいたらぶん殴ってるけど。


9話
リンと遊園地だと?なんで行ってくればってなるんだよwおかしいだろw
うわっエバかよwリンの策略か?まぁそうなるよね。
どうするもなにもねぇだろ。
でたーーwハルト浮気発症wそしてエバも寝取り属性w
「まぁそうなちゃいますよねー」リン見てたのかよ…
何がしたいんだほんと。くっつけたいのか?
アスカと別れさせたいのか?わけがわからん。
うっぜぇなこいつ。完全に営業妨害だな。
ハルトになんか恨みでもあんのか?
エバの事は言わないんだな。
まぁ寝落ちですよねやっぱり。エロ展開無いのかなこのアニメ。
人の携帯勝手に出た感じか?誰からだったんだろう。
あっリンからだったくさいなこれ。
旅行行くのか。
うわー今度は仕事場にエバかよw寝取る気満々すぎるw
え?ハルトの実家に挨拶?は?脇から固めてくるタイプなのか。
うわー彼女と旅行かエバと実家か悩むんだろうなぁこれw
パンチラw
ヘルニアの手術はヤバイ。旅行中止かよw
悩みもせずにエバと実家コース決定だなこれww
おいアスカから実家帰り勧めるのかよw
お?エロ展開来るのか?姉キャンセルかよww
割りと純粋な付き合いなんだな。
えっなんでエバへの昔のプレゼントなんかもってんだよ。
捨てろよクズw俺なら別れたら即刻全部処分するけどな。
うーん期待したほど面白くなかったなぁこのアニメ。なんかダイジェスト見てる感じがする。


10話
種も仕込んだんだし?ヤッたって事かw
帰ってきたらHフラグキタ━(゚∀゚)━!しかし地元に帰ってまたエヴァに乗り換えると。
うわうわエヴァにプレゼント結局上げるのかよwクソすぎるw
安定のクズ主人公wケリを付けるとか何言ってんだよw未練たらたらすぎんだろw
9日にばったり会うんですねわかります。
神埼がアスカと見分けが付かない。どうして両方同じ髪の色なんだか。
はい。エヴァの話wそして回想w
今はしてなくても浮気これからする気満々だろwwもうエヴァの事しか考えてないなこいつw
うわー展開がベタだなぁーwやっぱりいたかwそしてしっかりネックレス付けてるとw
「私も前に進むことにしたの。ハルトくんと一緒にね。友達として」ぜってぇ嘘だ友達とか思ってねぇだろw
そもそも元カノ元カレで友達はあり得ねーよ。セフレ目的か戻る目的しかないだろ。
回想多いなしっかし。
出たなうっざい女wこいつなんなんだよまじで。
っつうかなんでエヴァ姉妹まで家に呼んでるんだよ。
タカヒさんみたいにすぐに口説いてこない人が好みですwwしねよww
死んでから何年経ってるんだっけこれ。
元カレとしてじゃねぇよw何元カレ風吹かせてんだよw未練たらたらすぎ。
おつまみ買いに行ってただけとかもうねぇ誰が見ても浮気だろ。
言いたかった事?次回浮気回かw
これじゃその辺のドラマ並であんま面白くないな。
アニメなんだからスクールデイズばりにぶっとんで欲しいのになぁ。


11話
ん?言いたいことってなんだったんだ?話飛んでる?
なんで祭りでデートしてるんだ?あら?なんかわけがわからない。
なんで二人でまったりしてるんだ?花火二人だけで行こうよとかどんだけNTR属性なんだw
さっきの縁側の話は祭りの前の話なのか。時系列がわけわらんw
ホントに何をしとるんじゃww意味がわからないよw
ってかデートしてる時点で浮気だよ浮気。
なんで泣いてるの?勝手な妄想でハルトしゃべんな。
えっと…好きですっておまw寝取り女こええなぁ。っつうか自己中女だな。
ってあれ?寝取る気ではないのに好きですっておかしいだろ。
ネックレス投げる位ならこっそり捨てろよ会わずに。なんなんだこいつ。
わけがわからないよ。実に不誠実な二人ですね。
ネックレス拾いに行ってるしwなんなんだこいつらw
なんで抱きとめてんだよwwどっちもクズすぎるwってかエヴァにはめられたともとれるなw
そしてこのタイミングでの彼女の電話w別にうちおるけどww
あざてぇ女だなエヴァ。なんとも予定調和。
くっそ何やっとんじゃじゃねぇよww意味不w
フッラフラふっらふらしやがって。何その手の絡みw
なんか良くある妻とは別れるからちゃんと決めるからっていう男みたいだな。
アスカww「ウソつき。」修羅場か。


12話
ニコニコのコメント荒れてるなぁw
あれ?そういや妹ちゃんが無駄に絡んでくる理由がさっぱり不明だったな。
「クズって感じで」全員クズしかいねぇだろおまえも含めてww
あっ死んじゃった奴は良い奴だったか。
アスカ振ったか。クズとは言われるが二股するよりは100万倍ましだけどなぁこれ。ある意味誠実。
かなり現実的な感じでもある流れだけどアスカ可哀想だな。
あれ?アカリちゃんってだれだっけ。
まぁ間違いなく寝とってるしな。いや寝てないかまだw作中では無いからわからんがw
良いのかーい!ナンテドラマチックナンダー!
え?事後?どういう事?何これ?売春婦?ってか誰?
妹一々うぜぇな。っつうかいつまでもかまってる主人公の気持ちがさっぱりわからない。
なんで全裸待機wwギャグかよw
引っ越しとか同棲フラグか。何故止め絵ww
「ゆずきちゃんとダメに成ったら戻ってきて」
アスカ都合のいい女になっちまった…これはショックだなぁ…
まぁ別れ際にというかケリをつけるのに最後にキスってのは実際同じ体験したことあるから実に色々昔の過去を思い出してしまった…
アスカに感情移入するといくらか感動するけど、ハルト視点だと俺達の戦いはこれからだENDでしかない。
ってかこれが最終回でいいのかよw{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 43
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ストーカー乙(※但しイケメンに限る)

ラブコメ王の異名をとる瀬尾公治氏の「週刊少年マガジン」連載マンガが原作ですが、TVシリーズ及びODA2(※TVシリーズの前日譚&後日譚)のシリーズ構成を吉田玲子氏が担当しています。
そのせいか、よく考えるとかなりドロドロなシナリオのはずなのに、割とスッキリと見れてしまう、という不思議な視聴経験が出来て、以前視聴し終えた同原作者の『風夏』(※個人評価 ☆ 3.7)に比べると個人評価がずっと高くなりました。

相当に強引で都合が良過ぎる展開なのに・・・多分、一瞬一瞬のキャラの表情の描き出しが確り決まっていたのかも?知れませんね。
とくに考察するほどの作品ではありませんが、例えば岡田磨理氏シナリオ担当のドロドロ系ラブコメをひと通り見終わって、次は何を見るか迷っている人は、一度試しに見てみると良い作品かも。
因みにODA2の第2話まで見るとちゃんと完結しています(※原作マンガ通り)。


◆作品別評価

(1) TVシリーズ ★ 4.1   (計12話) ※2013年
(2) ODA1    ☆ 3.9   (計2話) ※2012年
(3) ODA2    ☆ 3.9   (計2話) ※2014年
-------------------------------------------------
  総合     ★ 4.0   (全16話)


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ      瀬尾公治(『週刊少年マガジン』2008-2014年連載)
監督         山内重保
シリーズ構成     吉田玲子
脚本         吉田玲子・國澤真理子・国井桂・村上桃子
キャラクターデザイン 西位輝実
音楽         奥慶一
アニメーション制作  GONZO{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

=============== 君のいる町 (TVシリーズ) (2013年7-9月) =============

 - - - - - OP「センチメンタルラブ」、ED「君のいる町」 - - - - -
{netabare}
第1話 追いかけて ☆ 桐島青大(はると)の上京、御島明日香・風間恭介との出遭い、高校転入(2年の秋学期) ※主人公はストーカー??
第2話 桜の咲く頃 ★ 枝葉の妹(凜)の忠告、広島での枝葉柚希(ゆずき)との出遭い・交流 ※パンチラ&お風呂シーン多め・・・
第3話 突然、バタンチュー ☆ 続き(不意のキス)、響桜女子高学園祭(夏越との成り行きデート、柚希との再会・拒絶)
第4話 あいさつ ★ 風間との交流・人事不省・病室の出来事(青大の本心、風間の彼女)、元カノ奪還作戦の諦め、柚希の嘘?
第5話 宣戦布告。 ★ 子供時代の柚希と青大の出遭い(小3の夏祭り・花火)
第6話 オレの本心。 ★ 中学時代の柚希と風間の交流、余命1年(風間)、病室での宣戦布告{/netabare}

 - - - - - - - - OP(変わらず)、ED「Dear friend」 - - - - - - - -
{netabare}
第7話 ねがい。 ☆ もう一人の片想い(清美)、風間の手術決意・死亡、別れの言葉(柚希)
第8話 再会の夜に ★ 大学生になった青大&恋人(明日香)、柚希との再会、凜の横槍・挑発
第9話 デートするか。 ★ 柚希との仕組まれデート、明日香との沖縄旅行の中止、姉の闖入
第10話 キレイな花 ★ 明日香の帰省、2年越しの誕生日プレゼント、高校時代の青大の柚希への遠距離交際申込、広島での再会
第11話 告白。 ★ 10年ぶりの夏祭り、明日香からの電話 ※ラストは上手い○{/netabare}

 - - OP(変わらず)、ED「君のいる町~Answer Songs ver.~」 - -
{netabare}
第12話 君のいる町 ★ 青大の決断、柚希とのより戻し、明日香とのお別れ{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)9、☆(並回)3、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1


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◆制作情報
{netabare}
原作マンガ      瀬尾公治(『週刊少年マガジン』2008-2014年連載)
監督         小林寛
脚本         村上桃子
キャラクターデザイン 茶山隆介
音楽         紗希
アニメーション制作  タツノコプロ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============== 君のいる町 (ODA) (第1期) (2012年3-6月) ============

第1話 黄昏交差点1 ★ {netabare}神咲七海と青大の偽恋人演技、終わってしまう恋(柚希){/netabare}
第2話 黄昏交差点2 ☆ {netabare}就学旅行での上京、柚希と青大の再会{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)1、☆(並回)1、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.9

ED 「黄昏交差点」


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◆制作情報

※TVシリーズと同じ(脚本=吉田玲子)


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============== 君のいる町 (ODA) (第2期) (2014年1/3月) ============

第1話 ウチがきた町 ☆ {netabare}加賀月(かが・あかり)と青大の子供時代のエピソード ※約28分{/netabare}
第2話 約束の場所で ★ {netabare}原作マンガ最終回をアニメ化(国語教師になった柚希、凜の青大への恋心、ラストは桐島食堂)、約29分{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)1、☆(並回)1、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.9

OP 「センチメンタルラブ」
ED 「ここにいるよ」(第1話)、「虹色カレンダー」(第2話)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

このマンガのアニメ化リスクはどのくらいになるんだろう…

とうとう始まってしまいましたね。
色んな意味で期待しながら視聴しようと思います。


以下原作についてとアニメの際に期待したいことです。
酷評なので、アニメからの人と原作ファンの人は開かない方がいいと思います。
{netabare}「ラノベと言えば、インパクトのある設定に、インパクトのあるキャラクターが売りですよね。現実ではあり得ないであろうことが普通に起こるにも関わらず、私たちと同じ普通の家に住んで、普通の学校に通っていることがほとんどです。それゆえに、現実と非現実のバランスが非常に難しく、設定がよく分からなくなったり、キャラクターの性格が破綻することもあったりなかったりです。」

これは私が俺妹のレビューで書いたことです。
君のいる町はまさに上に書いたようなことが起こっている物語です。
ラノベではありません。そして、別に設定がぶっ飛んでいるわけでもないし、すごいインパクトのあるキャラがそろっているわけでもない、それなのに物語とキャラが崩壊しているんです。

正直言ってみてられないです。本当にひどいです。キャラクターは原作者に好きなように動かされ、今までの設定、性格は完全に無視、ただ今やりたいこと急展開ばかりを優先、いらないカットやサービスシーンは多いくせに大事なところやキャラの心情描写は全くしない、この原作を本当にアニメにしていいのか心配でなりません。

なぜ人気があるのか?
推測でしかありませんが、細かいこと(というにはあまりにも見過ごせないことが多いですが)を気にしない、今起こっていることを楽しめる読者にウケている、超展開を望む読者がいるとかでしょうかねぇ。なんというか作者に騙されているだけのような気もするんですよ。原作ファンに矛盾点や物語のつながりについて問い詰めたら絶対言い返せないと思うんですけども。

正直、登場人物はひどい行動もとりますが、それ単体で見ればそこまで酷評はしないと思うんです。ただ、前後関係があまりにもつながらないし、登場人物が心から思って撮った行動に全く見えないから酷評につながるので。

なので、今回アニメに求めたいのは、いかにして前後の矛盾をなくして展開できるか、登場人物の心情描写をしっかりするかというところです。東京編からやってるだけに、どう構成していくのか注目です。
これをしない限りただのひどいアニメで終わると思います。
原作ファンが擁護に周っても、叩かれるのは目に見えてます。実際ニコ動のコメントでは既にそうなってますし。

・大事なのは絵じゃなくて内容だから←内容が一番問題だろwww
・原作は神マンガだから←他の神マンガに謝れwww
というようなコメントのやり取りが既に見られてます。しかも「何言ってんだよ!」みたいな感じではなく「お前本気で言ってんのか?ww」くらいの違いがあるんですよね。
本当にアニメ化して良かったのかと思っています。

あとアニメ化で不安なところをいくつか述べると
・原作ファンが叩かれる
・原作ファンが言い返せなくて、本当はこの物語おかしいんじゃね?という感じになってファンが減る
・アニメスタッフが叩かれる
・タイアップしている広島県庄原が叩かれる
・声優の黒歴史が刻まれる

盛大に爆発するのも少し期待してますが、不安点を述べるとやっぱ色々と心配です。原作者はどうでもいいですが。

このアニメがどんな感じになるかは、広島の描写を見れば大体分かると思います。1話目からすでに作画がやばめですが、広島の背景作画とかにどれだけスタッフの愛がつまっているのかが伺えるのではと思います。タイアップだったり、町をあげているという事情もありますし。
もしそれがダメだったら、物語もきついかなと予想しています。


あとはオマケで
なぜこの原作を読んでいるか理由を述べると、ある人のレビューが面白いからなんです。
丈・獅子丸http://joeshishimaru.jugem.jp/
この人のレビューが面白いから我慢してみていたんです。しかし、最近はこの人もあらすじと一言感想だけになったため、私も飛ばし読み程度にしか読んでません。
まぁ当然ですよね。物語が進まずにひたすらイチャイチャ描写しか載せてないわけですから(笑)

あと、一番ひどいと思った描写
{netabare}青人「心配せんでも‥ 絶対 離さんわ‥」(柚希に対して)
          ↓次の回
青人「でも明日香の顔 見た瞬間 死んでもそんなことできんて思った」
          ↓次の回
青人「ゴメン‥‥ 好きな子ができた‥‥ ‥‥オレと別れてくれ‥‥」
          ↓次の回
青人「よく考えた答え 変えるつもりもないし間違ってるとも思わない」{/netabare}
本人の心情が全く理解できません。もはや操り人形です。
思っていることと口に出すこと、行動って噛み合わないことはありますが、にしても主人公がどれだけヒロインのことが好きなのか全く分からないです。重要なところが抜け落ちてると思います。
このあたりは恐らくアニメでやると思うので、どうやって心情描写をするのかは見たいかなと思っています。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

65.5 18 幼なじみで学園なアニメランキング18位
とある飛空士への恋歌(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (656)
3720人が棚に入れました
海の尽きる場所を、 空の果てを見つけるために。 僕らは空飛ぶ島・イスラに乗って旅に出た。
革命によりすべてを失った少年、革命の旗印とされた孤独な風呼びの少女……。
“空の果て"を見つけるため、若き飛空士たちはそれぞれの想いを抱えながら
空の孤島・イスラに乗り旅立つ。
友情、恋、冒険。
そして彼らには、守りたいものがあった。
少年少女たちの恋と空戦の壮大な物語がいま、はじまる。

声優・キャラクター
花江夏樹、悠木碧、竹達彩奈、石川界人、下野紘、立花慎之介、浜添伸也、田野アサミ、早見沙織、南條愛乃、丹沢晃之
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

憎しみと愛情を乗せて空へ

飛空士官を乗せた浮島イスラの旅の行方と
カルエルとクレアの恋物語。

追憶の方は視聴済みですが直接的に繋がった話ではないのでまた新たな作品を観る感覚。
雰囲気的にラストエグザイルに近い気もしました。

ハートフルな旅と爽やかな恋のはじまりからスタートを切りましたが、
所々、憎悪や困難を暗示した描写があり途中から急展開が予想され興味を惹かれます。
またオスプレイ型の飛行機なので
自由度の高い色々な動きも見られそうなのも楽しみの一つです。
期待して観ていこうと思います。

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

※6話までの感想{netabare}
ここまでは地味で低空飛行とも捉えられますが
カルエルとクレアの愛憎と苦悩や背景、それと共に学生達の交流の様子をじっくり描き
しっかりとした下地が完成したように思います。

その間にもイスラは進み続け
聖泉を越え不穏な足音が聞こえイヤな予感もして来ました。
【予想】{netabare}6話でのやり取りが死亡フラグに見えるので
近いうちにミッちゃんかチハルの片方だけが亡くなると思います。{/netabare}
愛憎と冒険のストーリーがいよいよ動き出しそうで今後更に注目です。
期待通りの作品なら今期でも一、二のストーリーになるのではないでしょうか。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
…予感はしていましたがミッちゃんの立派すぎる最期が涙を誘いました。
最愛の者を亡くしたチハルの心情を考えると心が痛みますが
「なんとなく飛空士になりたい」と語っていた彼女も
志を引き継ぎ立派な飛空士へと成長することでしょう。

今までののんびりとした学生生活から一転して戦場へ投げ出される形と成りました。
ゆっくり地道に下地が築け心情も丁寧に描けていたので重く響く衝撃を与えてくれました。
そしてここからも更に響いて行くと思います。

覚悟が出来ていようといまいと敵は襲ってきます。
それでもイスラの人々を守る為に戦地に向かう学生の姿を興味深く見届けたいと思います。

また引き込まれるストーリーだけでなく作画の方も素晴らしかったと思います。
飛行機の動きの一つ一つが丁寧で旋回等も滑らかでスピード感もありました。
期待以上の作品になりそうです。
…毎話感想しておけば良かったかな?今からでも遅くはないか。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
覚悟はしていましたが想像以上の犠牲。
ウォルフガングにマルコ、ファウストと共に貴族組はほぼ全滅。
特にファウストとはまだ絡みがありそうでしたから戦死は意外でしたが
誰しもが死と隣り合わせだという事を印象付けてくれました。
ボルトアクションVS機関銃、飛空機の技術も圧倒的な差がある中
良く奮戦し時間を稼ぎ数機撃墜までして奇跡的な戦果を挙げ
イスラ防衛に繋がりましたので無駄ではない犠牲でした。
生きている者への明日へも繋がると思います。

書簡はカルエルを救ったウミネコ戦空機の国からの物ですかね?
敵の真意も分からないけど、敵がこのタイミングでこんな手紙よこさないよね?
次回観れば分かると思うけど、正直ちょっと分かり辛い…。
書簡投下シーン入れるとかセリフ補完とかもうチョット出来なかったのかな?
{/netabare}

※9話感想{netabare}
身も心も皆一様に傷つく中いつも通り明るく気丈に振る舞うアリエルが魅力的で
それがまた悲しみを物語っていた気がしました…。

そしてついにカルエルとクレアお互いの正体が分かる事に。
ざわつく風の中での告白が何とも印象的でした。
自分の一番愛しい人が一番憎む人。
一番憎む人を愛してしまった自分。
運命と自分が許せなくなって塞いでいる様子は観ていて辛かったです。
ただ部屋から出ず水も飲まないのはリアリティに欠けます。
人間どんなに辛くても喉は渇くし排泄はするものです。
…って、そこまでは追求し過ぎかな? でもしたくなる作品なので。

「私には皆と空を飛ぶ資格はない、もう二度と。」
クレアもその身分故に戦場へ赴く事がないのは分かりつつも
皆と仲間として過ごしてしまった事に申し訳なく合わす顔もないのでしょう。
特にカルエルには過去の経緯や多くの感情ものし掛かってますし…。

イスラは前に進むしかないのですが二人の関係は前進出来るのでしょうか?
イグナシオやアリエルは架け橋になれるのでしょうか?
気になる所であっと言う間にまた次週…。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
心の整理がつかぬまま、こちらの事情などお構いなしに
また戦闘になってしまいました。

義務ではないのに、死は怖いのに、不安なのに、
少しでも皆を守る力にと己がやれる事を考え飛び立つ4人の学生達。
振り絞った勇気の行方はどの様な結果になるのでしょうか。
無事と言わずとも生きて帰って来れると良いのですが…。

空戦の作画は高レベルで安定していて
学生達の緊張感と相まって手に汗握って見入っていますね。
{/netabare}

※11~13話感想{netabare}
4人の活躍やクレアの風能力の再開眼そして援軍もあり戦闘には勝利。
しかし和平締結の人質としてクレアが空の一族の元へ。
半年後クレアを差し出した事もあり旅はついに終焉。空の果てに到達。
言い伝え通りの不思議な光景を目の当たりにした旅人達は凱旋帰国し
再会と祝福のひとときを迎える。
しかし安穏はせずクレア奪還の為にカルエルは再び戦いの空を目指すのであった。
というのがあらすじ。

うーん。序盤じっくり積み重ねてきた作品にしてはラストは大味な感じが否めない。
アリエルの歌えない恋歌のシーンは良かったけど
グッと来る感動場面には出会えず終いで高まっていた期待がやや空回り。
カルエルがイスラで多くの事を経験して成長した結果
『憎しみより愛情が勝る』という選択肢を選ぶはず、選んでるはずなのだけど
それがどうもピンと来ない、しっかり伝わって来なかった。
もう少し気持ちが伝わる演出が有ってくれれば印象は
かなり良くなったと思えるだけに少々残念です。

それとアッサリしてたけど帰りの食料や燃料とかどうなってたの?
という微妙な疑問も有ったりします。(^_^;
{/netabare}

【総評】
丁寧に作られた良作ではあるけど演出不足でパンチが足りない。

前半じっくり積み重ねてきた割に後半畳むのが拙速で活かし切れていない感じを受けました。
ペース配分から2クールものかなっと思ってしまったのだけど1クール。
これなら前半もう少しコンパクトにして後半に高まる感情の演出に力を割いて欲しかったです。
話自体は悪くないのでもっと演出に凝ってくれれば胸に残る作品になり得たはずなのですが…。
まだ完全なハッピーエンドではないので続きはあるかも知れませんが
これ以上広がる世界観は無さそうなのであっても微妙かも。

作画関連は空戦が特に素晴らしくそれだけでも観る価値はありますが
シナリオ重視だとやはり物足りなさが残ります。
少々期待が大きくなったので辛口かも知れませんが、まずまずの良作止まりというところでした。
まぁ、この手のジャンルがお好きでしたら楽しめると思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 30
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

愛は憎しみ超える

原作の知名度は低めなご様子
どうみてもオスプレイみたいな航空機に乗り、割と戦闘を繰り広げるし、王制から共和制への革命とかあってシリアスな展開も多い
恋人を守って撃墜されるのは胸熱だ
全体的な面白さはそれなりで、そこまでドラマチックとも言えないが、そこそこ見てはいられるなという感じ
地味だから話題になることはないな。

憎しみよりも大切なのは許すことそして愛ですな
ありがちと言えばそうだが、兄妹同然で育ったヒロインの頑張りが切ないですな

声優さんたちは今も活躍されている方々ばかり

次回予告をぶっつり切るのは草
日本家屋だったり箸だったり不思議に思える世界観
カップリングしてハッピーな人もいるなかで{netabare}俺たたエンドかあ。{/netabare}


OP
azurite petit milady 悠木碧、竹達彩奈
ED
風が知ってる 赤い公園
赤い公園のアニメ初タイアップ曲とのこと
今更ながら津野米咲さんのご冥福をお祈りいたします


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
“空の果て”を見つけるため、若き飛空士たちはそれぞれの想いを抱えながら、空の孤島・イスラに乗り旅立つ。それは故郷に戻れる保証のない、危険を伴う旅だった……。


1. 「旅立ちの島」
“空の果て”を見つけるため、旅立ちの時をむかえた空飛ぶ島イスラ。その出帆式典に、飛空士見習いのカルエルはいた。華やかな式典の雰囲気とは裏腹に飛空機を操縦するカルエルの目線は、イスラ管区長ニナ・ヴィエントに、憎しみを持ってむけられていた……。

2. 「カドケス高等学校飛空科」
湖畔で偶然出会ったクレアのことが気になるカルエル。カドケス高等学校飛空科に入学し、センテジュアル組になったカルエルは、実習で飛空ペアを組むことになり、クレアにペアを申し込む。しかし、ヴァンヴィール組のファウストが因縁をつけてきて……。

3. 「風の革命」
カドケス寮にクレアを招くカルエル。アリエルが絶品のカレーでもてなし、クレアの緊張がほぐれ寮生たちとも自然と打ち解ける。カルエルたちが入学して一か月が経ち、飛空演習はライフルによる狙撃や、編隊を組んでの飛空など、空戦仕様のものとなっていく。

4. 「星の海原」
ファウストの計略によって、クレアと共に遭難してしまったカルエル。海にエル・アルコンを着水させ救助を待つが、雨が降り雷も鳴り始め……。一方、カルエルたちを心配するアリエルは、父ミハエルが幼いカルエルを家に連れてきた日のことを、思いだしていた。

5. 「風呼びの少女」
出帆から4か月が過ぎ、イスラは聖泉の間近まで来ていた。飛空生たちは真夏の青空のもと厳しい陸戦訓練をこなし、湖畔で野営をすることに。和気あいあいの楽しいキャンプであったが、クレアの表情はどこか暗く、なぜかカルエルと距離をとろうとする。

6. 「聖泉」
イスラは世界の中心と予想されている聖泉に辿り着く。その壮大な景色に感動する飛空生たち。島は聖泉到達を祝い、お祭りムード一色に。しかし、騎士団が撃墜した飛空機が、空を領有するという伝説の「空の一族」であると発覚。この先の旅に暗雲がたちこめる。

7. 「散華」
「聖泉に立ち入るものを無条件に攻撃する」という空の一族の艦隊を、騎士団がいち早く発見。旧式の木造駆逐艦隊は恐るるに足らず、レオポルドが全戦力をもって殲滅する。その頃、後方空域を偵察していたチハルとミツオ機が、敵の超大型爆撃機を発見し……。

8. 「鳥の名前」
空の一族の戦略にはまり、主力を引き剥がされたイスラが爆撃を受ける。イスラで待機の任務が下っていたカルエルたちは、イスラを守るため、自らの判断でエル・アルコンで飛び立つ。しかし、敵機カマキリの編隊に次々と撃ち落され、劣勢に追い込まれていく。

9. 「きみの名は」
空の一族による爆撃を受けた二日後、合同葬儀が行われ、ミツオを喪ったチハルは泣き崩れる。その夜、級友の死に苛まれていたカルエルとクレアは、墓碑の前で偶然再会する。カルエルはクレアを抱きしめ気持ちを伝えるが、クレアは思いがけないことを口にする。

10. 「勇気の飛翔」
アリエルが怪我のせいで飛空士をあきらめること、正体を明かしたクレアが自分のせいで退学することをイグナシオから聴き、目が醒めるカルエル。その時、イスラの空に警報が鳴り響く。飛空生にも出撃命令が出るが、それは観測機の囮になることであった……。

11. 「恋歌」
撃墜された観測機に代わって、観測機を担う決意をするノリアキとベンジャミン。カルエルとイグナシオはふたりを掩護するため、敵機を引きつけ囮になる。そのカルエルの視線の先、今にも撃沈しそうなルナ・バルコの甲板の上に立つクレアの姿が見える。

12. 「空の果て」
イスラとの休戦交渉の座についた空の一族の要求は、風呼びの少女ニナ・ヴィエントの身柄だった。イグナシオのとりなしにより機会を得たカルエルは、出立の日、思いの丈を彼女にぶつけるが……。航行を続けたイスラはついに、旅の目的地「空の果て」に辿り着く。

13. 「きみのいる空へ」
空の一族との調停を結び、「空の果て」を見つけたイスラはその役割を終え、住人はバレステロス共和国に帰還する。凱旋式典の会場を埋め尽くした民衆の前で、カルエルは旧バレステロス皇国第一皇子カール・ラ・イールであることを明かし、ある思いを告げる。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5
ネタバレ

境界線の観測者 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

空の果てを見つけるために

タイトルに「恋歌」とある通り 恋愛アニメ。
恋愛部分は べったべたの王道。

そこはいいんだけど、それ以外があまりにもひどい。

壮大な世界観、戦争、あらゆる要素はそこに集約するためだけのモノ。
だから説明不足ではないのです、鼻から説明する必要が無いのだ。

そんな主張が聞こえてきそうなくらい出来が悪い。

前半は

壮大な世界観を掲げ、意味深なワードをばら撒きながら
展開し描かれる物語は「飛空士」の学校という狭い世界。

キャラクターのバックボーンが明かされるたびに
それまでの行動に疑問符がつくことがたびたびある。

後半は

世界観の説明がようやく追いつき「空戦」という見所もあり
ようやくアニメーションとして見れるようになった。

絡んだ人間関係が様々な形で「終わり」を迎える瞬間は
物語としての見どころだろう。

作画はあやしく、雑。
アニメーションは及第点だが「空戦」に限って言えば良い出来だろう。

カラッとした恋愛モノでは間違ってもない。

全体的に、後半に向かうにつれて暗くじめめっとした物語に
なるので見るタイミングを間違えないように注意が必要だ。



自分用メモ

ここまで世界に入り込めない一話も珍しい
圧倒的に駄目な一話を耐えられるかどうか

第一話 旅立ちの島
{netabare}
「男なら笑え、門出だろうが」

キャラクターのバックボーンの出し方が雑、下手 脈略って知ってる?

幼稚で情緒不安定で自己中心的な主人公 成長がみどころ?

うーん、理解できないくそみたいなボーイミーツガール
わたしはまだまだ理解力が足りないようだ
「あの、抱きしめてくれてありがとう」 ⇒ ???

次回予告 ぶつ切り

やべ、つまんねぇ
{/netabare}
第二話 カドケス高等学校飛空科
{netabare}
主人公が恋愛脳すぎる(自称する性格との乖離が激しい)

貴族と庶民 主人公なにも出来てないぞ、おい

キャラクター紹介回

男女で組んだ方がいい?らしい?

主人公は元殿下 設定の出し方雑じゃね?

クレアとの出会い、絡み方が雑というか狙いすぎ
重要キャラクターですよー恋愛要素だけじゃないですよ

貴族と庶民の恋愛の壁だけだと薄いからなぁ

主人公が元殿下なみの秘密がクレアにもあるはず

やべ、つまんねぇ
{/netabare}
第三話 風の革命
{netabare}
主人公、女のことしか頭にねぇな

主人公、ここまでの想いと過去を抱えて よく頭お花畑でいられるな

クレアは有能

「嵐だ」 からのぶつきり
{/netabare}
第四話 星の海原
{netabare}
金髪 お兄ちゃん

劇に石を投げる少年を絶賛する民 何だこの国?
劇で女王役の女性を王役の男性がいたわっているのが小さく映るので仕込みではない?
何だこの国?

あー、一目ぼれの理由はこれか。
人外だから人扱いされたことがなかったのかな。

やっと 話が始まった。
愛する人は敵 さて面白くなるかな。
{/netabare}
第五話 風呼びの少女
{netabare}
水着回 良く迷うこと

大惨事

風呼びの力を失った

時代遅れの蛮族はどっちかねぇ
{/netabare}
第六話 聖泉
{netabare}

戦争前の日常回 雰囲気は好き

{/netabare}
第七話 散華
{netabare}
質も量も負けている

フラグは回収されるもの

話の内容は面白くなってきて会話の間もとてもいい
けど作画がなんだかあんていしないなぁ
{/netabare}
第八話 鳥の名前
{netabare}
主人公の独白がイライラする
戦闘中にべらべらしゃべるアニメはいかんよ

「大丈夫、信じろ。僕は負けない」 ⇒ 本当にこの主人公嫌いだわ
{/netabare}
第九話 きみの名は
{netabare}
敵の敵は味方

みんな死んだ!!みんな死んだんだぞ!!

本当にこの主人公嫌いだわ
{/netabare}
第十話 勇気の飛翔
{netabare}
貧乏が悪いんだ!!

関係性がつながりそしてフラグ立て回
{/netabare}
第11話 恋歌
{netabare}
学生は囮 だから情報は信じません

タイトルを引っ張って来るだけはある。
集約、意味のある回ではあった。
ここまで来るまでが色々とひどすぎたけど。

「私に答えて」 ⇒ 復活するんかい!! ……いやしないと話にならないけど
{/netabare}
第12話 空の果て
{netabare}

男性はロマンチスト 女性はリアリスト

はい、それから それから ⇒ そらのはて

全部いえたのは初だっけか?
{/netabare}
第13話 きみのいる空へ
{netabare}
革命から十年、痛みが消えるにはまだまだ短い時間
この国の民衆は駄目だ こんな国は亡びる
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

69.7 19 幼なじみで学園なアニメランキング19位
ダイヤのA(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (649)
3412人が棚に入れました
もう一度、あのミットに投げ込みたい‥・・。捕手・御幸一也との出会いが、少年の人生を一変させる。沢村栄純15歳。己の力を試すため、仲間に別れを告げ、野球名門校・青道の扉を叩く。そこには己のすべてをかけた誇り高き球児達がいた!

声優・キャラクター
逢坂良太、島﨑信長、花江夏樹、櫻井孝宏、細谷佳正、浅沼晋太郎、小野友樹、浪川大輔、森田成一、岡本信彦、下野紘、羽多野渉、松岡禎丞、檜山修之、内山夕実、東地宏樹、鳥海浩輔、梶裕貴、前野智昭

nk225 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

【犬も歩けばアニメに当たる。】野球が好きな人ほど楽しめる高校野球群像アニメ

■新チームの春のセンバツに向けた戦いがスタート
「ダイヤのA」は、「週刊少年マガジン」連載の同名コミックが原作の高校野球アニメ。放送がスタートして1年半、4月からアニメは新シリーズに入る。原作コミック28巻以降にあたる、1、2年生による新チームの秋大会の話に入るはずだ。

主人公は、1年生投手の沢村栄純。サウスポーで、独特のフォームから出るクセ球が武器だ。ひたむきな性格でちょっとおバカという愛嬌者。若干ウザがられながらも、チームの仲間たちに認められている。土壇場での度胸は天下一品だ。

舞台となる青道高校は、過去に甲子園出場の実績がある、西東京三強校のひとつに数えられる名門校だ。主力選手を他の道府県から引っぱってきたり、複数の投手で継投策をとったりするなど、現実の強豪校に近い設定になっている。そのため、選手たちの境遇や心情に、プロ野球選手や高校野球経験者も納得するリアリティがあるのが特徴だ。

当然、投手もチームに1人ではない。ポジション争いをするライバルが、同じチーム内にいる。それも強烈な実力者が。

もう1人の1年生投手、降谷暁は、うなりをあげる豪速球が武器の、正真正銘の“エースの器”だ。中学校までの体験から、人付き合いは少々苦手だったが、青道高校で認められてチームメイトを信頼できるようになり、自信をつけてきた。とぼけたところがかわいくも感じられる天然キャラだ。

名門・青道高校の強さを体現した3年生が引退し、1、2年生のみとなった青道野球部は、秋大会予選が始まったものの問題が山積みだ。チームの新たな中心となる2年生は、まだちぐはぐで一体感がない。また沢村は夏の県大会決勝戦で投げたデッドボールがきっかけとなり、思うように投げられなくなる「イップス」に陥り、これまでにない危機を迎える。

さらに、部員の信頼厚い片岡鉄心監督は、夏大会の責任を取ろうというのか、秋大会で青道高校の監督を辞めると決意している。それを知った部員たちは、ショックを受ける。

「今、自分たちにできることを」と考えた3年生は、1、2年生の現役チームに喝を入れようと、引退試合を行う。プレーを通してぶつけられる先輩たちの熱い思いを受けて、現役チームも発奮したところで、1年半のシリーズはひとまず幕を閉じる。次の新シリーズは、秋大会本選からスタートだ。

■チームの中心となる2年生メンバーの、ここに注目!
引退した3年生たちは、これまでの試合の立役者だった。強かった。個性的だった。カッコよかった!

そんな彼らが試合に出なくなるのは正直寂しい。けれど、新たにチームの中心となる2年生も粒ぞろいで味があるので、主立ったところを紹介しよう。

まず筆頭は、1年生のときからレギュラーだった天才捕手の御幸一也。やることなすこと隙がない、対戦選手も認める“イケメン”だ。3年生が引退して新たな主将に選ばれ、さらに4番打者をまかされることになったが、これは天才御幸にとってもかなりの重圧だ。クセのある投手3人をコントロールしながら、チーム全体を見て、さらに4番として打たなければならない立場になったわけで、本人も悩みつつ試行錯誤している。

皮肉屋で、あえてチームメイトに厳しいことも言う御幸は、黙っていても仲間に慕われる主将というタイプではない。主将になった当初はやりにくそうだった。誰よりもチームの勝利に貪欲な御幸が、今後どんな主将になっていくのかが、ここからのお楽しみのひとつだ。

次に、主人公・沢村と同室の先輩、2年生ショート副主将の倉持洋一。口の悪い兄貴タイプだ。同学年の御幸とは悪友の関係。見かけによらず人間関係の機微に敏感で、なかなかまとまらない新チームで、思いがすれちがう仲間たちを冷静に見つめ、支えようとしている。

憎まれ口は相変わらずだが、倉持は自分たちの代が中心になってから大人っぽい面が前に出てきた。俊足で試合をかき回す展開が増えて、さらに頼れる存在になるので、試合中の見せ場がアニメでカッコよく描かれることに期待したい。

もう1人の副主将である前園健太は、新チームでレギュラー入りした2年生ファーストだ。パワーヒッターらしくいかつい容姿で、性格はやさしくて熱くて不器用。これまで2軍だったので、出番がなく伸び悩む仲間の気持ちがよくわかる分、勝利のために妥協しない御幸とは意見がぶつかりあう。努力家で愚直な選手なので、ぐっと心に来る名ゼリフも期待できる。

寡黙な2年生ライト、白洲健二郎も存在感を増してきた。鍛錬を怠らない縁の下の力持ち。鍛えた身体は細く見えて、実は脱いだらすごいんです!

引退した3年生に比べると2年生の心はまだバラバラで、完全にひとつにはなっていない。ふとした出来事で、亀裂が広がることもある。結構ハラハラさせられるが、気づけばこれが、新チームの持ち味になっているからおもしろい。

■沢村と降谷、チームのエース争いも次のステージへ
秋大会本選で、まず迎えるのは帝東高校戦だ。

帝東のエース向井太陽は、沢村や降谷と同じ1年生投手。プライドが高く、東京出身でない選手に対抗心を燃やしている。

まずは沢村が、現在悩んでいるイップスとどのように向き合い克服するのかが、物語の大きな縦軸だ。それをクリアしなければ、沢村にチームのエースは務まらない。ただでさえ、降谷の存在感に遅れをとっているのに!

対照的に、新チームで背番号1番をもらった降谷は、エースとしてめきめき成長しつつある。沢村との差はすでに開いてきた。主人公、かなりヤバイ。

もともと、この作品は「群像劇」だったが、新シリーズからはさらにその傾向が強くなっていくと思われる。対戦相手のチームにも、それぞれ負けられない事情がある。見ているとどちらも応援したくなってくる。その感覚もまた現実に近い。

野球描写がリアルなこの作品では、どんなに選手が成長しても、奇跡的な必殺の魔球などは生まれない。また、どんなに思いのこもった勝負球も、打たれるときは無惨に打たれる。

熱くて苦くてわくわくする、高校野球の魅力がそのまま伝わってくる「ダイヤのA」。まだまだ原作は先が長いので、新シリーズ突入はなんともうれしい。

これまでは日曜朝の放送だったが、放送時間枠が月曜夕方に引越しした。この機会に、まだこの作品を知らない人もぜひ一度見ることをお勧めしたい。

『ダイヤのA』放送延長か?まとめサイトが紹介しネット騒ぎに
テレビアニメ『ダイヤのA 』が放送延長および、4月から放送時間を毎週月曜夕方6時に変更すると、まとめサイト複数が紹介してネット上で騒ぎになっている。

『ダイヤのA』は現在、毎週日曜朝8時半からテレビ東京他で放送されている。

情報源は共通で、日本のアニメ・マンガに関するリーク情報を度々あつかっている、北米のアニメ情報サイト『Anime News Network』の3月2日報道が元。
ここ発信の情報がまとめサイトを通じ日本で紹介されることが最近増えており、発表前にネットで広く知られてしまうことが頻発している。

なお、今回のまとめサイトの紹介をうけ、ネット上では早速ファンから「二期おめでとう」「うれしくて泣ける」「やったー」といった声が多数あがっていた。

弱小チームがずば抜けた能力をもつ主人公を中心に成長して強豪を打ち破っていく野球漫画が多い中で、本作は強豪校への野球留学を肯定的に描き、選手層の厚い野球部の中でチームメイトと切磋琢磨してレギュラー、エース投手を目指す主人公を描いており、他作品との差別化が図られている。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9

okome77 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

内容は面白い、でも試合の描写は期待以下

アニメが放送された当時、ハマって原作を集めました。
キャラクターもカッコイイし、話も野球に青春の全てを捧げているというか、でも爽やかな感じではなく、強豪校ならではのレギュラー争いが激しくて泥臭くて、熱い野球漫画という印象でした。

甲子園まであと一歩というところでの敗退やその後の主人公のイップスなど、続きが気になって次々読み進めてしまう展開で、ハラハラしながら原作は楽しませていただきました。

が、初期の頃はあまり気にならなかったのですが、夏の大会が始まったあたり、特に薬師戦あたりから絵が動かない、テンポが悪いなと感じるようになりました。
また、初期に発表された青道や成宮あたりは特に違和感を感じるということはありませんでしたが、最近次々発表されていくキャストについては近年注目を浴びるキャスト揃いで、キャラクターに合っているという人がほとんどいません。
この人だったら、こっちの方が合ってたんじゃないか??って思うことも増えてきました。
今人気の声優陣かつ癖の強い人が多いだけに、オーディションやってるのかさえ怪しいところ。

イメージというものはそれぞれが原作を読む中でこんな声かな??って勝手に膨らませているものでもあると思うので、私のイメージと合わないというだけかもしれませんが、こちらも薬師あたりから予想の斜め上のキャスティングが続いているなという印象です。

試合描写についてはまずスポーツアニメに重要な動きが全く見られない。
投手が投げて、打者が打って、野手が守る
その一つ一つの流れが描かれず、打った時の音とバットを振った後の描写だけがされていることの方が多いです。
守備を終えてベンチに戻る時も基本は静止画ですね。
それと背景が発光している場面が多い。

原作を読み返して気づきましたが、アニメは原作の描き方をほぼまんま描いていることが分かりました。
打った時の打球が飛んでいく場面が光で表現されていたり、発光してる場面も原作で背景が描かれていないシーンだったり。
アニメに忠実だと言ってしまえばそこまでですが、忠実にやりすぎてスポーツアニメとしては期待以下と言わざるをえません。
原作者も最近、アニメの描き方についてボヤいていたらしいですし。

キャラクター、話の内容がいいだけにとても勿体無い。
TVシリーズより原作と同梱で発売されたOVAの方が描き方はいいと思います。

追記
書き忘れていましたが、スポーツアニメって動きが重要ではありますが、全てを動かすのは原画マンにとってはかなり大変です。
なので、スポーツアニメの大半はストップモーションというものを取り入れ、動くシーンと動かないシーンで構成されているらしいです。
また、朝枠は予算も少ないので、動きが少ないのはそのせいもあるのかもしれません。
とはいえ、基本的に紙芝居なのは変わりません。
動くのは俊足ランナーが走るシーンだったり、袖がバタバタしてたり、あと練習のシーンの方が何故か動いていたりします。
なので、動きのある野球アニメを楽しみたいという方にはあまりオススメできない作品ですね。
むしろ原作で読んだ方が面白いと思います。
話の内容やキャラクター重視で、試合シーンはある程度の描写でいいという方には楽しめる作品だと思いますよ。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1

bekoさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ある高校球児1年生の春から秋の物語

出来るだけリアルに高校球児の物語を作品としての見どころもおさえながら作られた作品です
野球が好きな人、高校野球が好きな人向けの作品
スポーツものや青春ものが好きだけど野球には詳しくない方もOK
振り逃げ、スリーバンド、タッチアップ、ボーク等野球独特のルールで?が出るとは思いますが、ちょっと調べれば問題無しです

主人公の沢村栄純だけでなく、他の選手や他校の選手にもスポットが当たることも多く、各個人の野球にかける思いや甲子園にかける思いなどが描かれています
また、栄純の通う青道高校はとにかく走る、バットを振る、投げる、ノックを受けるといった具合で努力に努力を重ねる非常に泥臭い練習スタイル
監督の采配はいい選手をどんどん起用し、攻めの姿勢を貫きます

そういった一貫した信念でまとまった青道高校のレギュラー争いからはじまり、夏の本選がメインで63話まで
64話から75話までで新体制での秋の大会が始まるまでが描かれます

スポーツものらしく熱い展開が多く、試合のシーンはどの試合も引き込まれて手に汗握って観ていました
ネタバレになるので感想は割愛しますが、稲実戦と明川戦が良かったです

ミスやエラー、四球が失点に繋がったり、スコアが妙にリアルだったと思います
勝手な予想ですが、先にスコアを含めた結果を決め、試合の流れを組み立てて作られたのではないでしょうか
しかし、本モノの野球を観るように観てしまうのはNG
漫画が原作のアニメですので、当然おもしろくなるように要所で凄いプレーが出たりします
投球フォームにちゃんと個性があり、躍動感のある投球が描かれていました

一応マネージャーや同じ中学の女子がチラッと出てきますが、ほとんどセリフも無く恋愛要素は皆無
ガチで野球漬けの高校球児を描いています

以上、長編ですので総集編も挟みますが野球の好きな人にはオススメしたい作品です

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超どうでもいい個人的な話

私の通ってた高校はいわゆる甲子園名門校で、私が高校3年の時に甲子園出場して準優勝していました
甲子園の舞台で同級生が活躍している姿、TVに出てくる同級生、めっちゃ輝いていましたね
スタンドから応援しているとき、1球1球祈るような気持ちで応援していたのを鮮明に憶えています

教室であまり目立っていなかった人がレギュラーだったんですが、その人が試合で大活躍していました
後から知りましたが、やっぱり練習漬けの毎日だったようで自主練習も人一倍やっていたので友達もあまりいなかったんでしょうね
チームは大会No.1左腕投手がエースで4番、全試合完投するという戦い方でした
しかしベスト8からの連戦連投の疲れからか、決勝戦で制球力を乱して失点、3人の投手で継投して力を温存していた相手チームに惜しくも敗れました

っということで、この作品すごくのめり込むことができました
甲子園、いつまでもある球場というわけにはいかないでしょうから、行ったことのない方は是非一度カチワリ買って、帽子被って球場へ!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

64.1 20 幼なじみで学園なアニメランキング20位
あいうら(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (707)
3096人が棚に入れました
 噛み合わない、それが楽しい。女子高生たちの日常。
 「何も起きないが起きる、彼女たちの日常。」を描いた
 ゆるゆる感あふれる4コマ漫画。

声優・キャラクター
中島唯、飯田友子、田村奈央、佐倉綾音、花守ゆみり、内山夕実、田村ゆかり、杉田智和

シス子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

たらばは蟹じゃない

原作未読で視聴

3人の女の子の他愛ない日常のお話

会話の中のちょっとしたところで「ぷっ」って笑ってしまう
笑いのレベルはそこそこかな?

メインの3人の女の子
天谷 奏香(あまや かなか)ちゃん
岩沢 彩生(いわさわ さき)ちゃん
上原 歩子(うえはら あゆこ)ちゃん
の頭文字をとったタイトルの「あいうら」
※「ら」はその他のひとら(ヤツら?)の"ら"らしい

3人とも中の人は若手の方らしくて
なかなか初々しい感じで好感が持てました

一話約4分のうち
お話のパートは約2分で
ちょっと短め

最初見たとき

(エンディングで)ん?・・・
(エンディングの途中で)おっ?・・・
・・・もう終わり?

って
ちょっとあっけにとられてしまいました

まあ
女の子がみんなかわいいから
それだけでも楽しめる方にはオススメかも

個人的には
アラサー女性教師の
若月美鈴(わかつきみすず)ちゃん(CV.田村ゆかりさん)の
制服姿に
共感?しましたよ~(誰だ~笑ってんのは~!)


それよりも
気になったのは
オープニングテーマです

軽快な曲に乗って
次々と流れていく謎の映像
もうほとんど
サブリミナル映像?

下手したら訴えられそう^^

そして
もっと謎なのは
映像と曲で多用されている「蟹」

なんで蟹なのか
まったくもってイミフでした

そこで
このオープニングの謎を
私なりに考察することに

再生ソフトの再生速度を
「ゆっくり」
にしてオープニングを観察しました
(※ソフトによって設定のやり方が違います)

まず一番に目に付いたのが
メガネをかけた謎の「おじさん」・・・
ってこれ
スティーブ・ジョブズさん?

「iPhone」のつもりでしょうか
蟹を耳に当てたりして
プレゼンしてる画像^^

「CNN」のニュース番組での映像を
模しているみたいですが
CNNが
"Cable News Network"ではなく
"CRAB News Network"にさりげなく変わってます^^

駅の改札機で蟹をかざす映像で
iPhoneって
モバイルSu○ca機能あったの?なんて
本来の目的を忘れそうになったり(マジで30分ほどググってしまった)

なぜかビーカーの周りに謎の粉
これ
ヤバくね?

蟹の缶詰「AIURA CRAB」
「¥1,050」・・・
たらばの缶詰「あいうらたらば」
「¥10,500」・・・
やっぱり
たらばは高い・・・
ていうか
たらばはそもそも蟹じゃない・・・


これらのことからオープニングを考察すると・・・

本作品の制作スタッフの一人が大の蟹好きだった

それはまるで
薬物に依存したかのように
日々蟹のことを考えていた

がしかし
水がコップ1杯800円のこの時代
彼のような年収300~400万円の収入では(某シェフのコメント引用)
自分の欲求を満たすほど蟹を食すことができない
ましてや高価なたらばは清水の舞台が崩落しても手が出ない・・・

そんな蟹のことで悩んでいたある日
なにげに
駅の自動改札機でかざしたスマホを見てふと思った

そういえば
iPhoneの開発元である(彼の持っているスマホがiPhoneかどうかはさておき)
アップルコンピュータの創始者スティーブ・ジョブズ氏は
日本文化に興味があり
特に"そば"が好きで
アップル本社の食堂"Cafe Macs"には
ジョブズ氏が考案したという
「刺身ソバ」なるメニューがある(Wikipediaより)
そもそもなぜコンピュータ会社の名前が"りんご"なのか・・・
意味が分からない
だったら
アニメ作品のオープニングに意味不明なテーマを使ってもいいんじゃないか

・・・と

そんなジョブズ氏の精神をリスペクトし
作中で蟹をアピールすれば
社員食堂のメニューにリーズナブルな蟹定食が加わるかも
と一縷の望みを賭け
わが身の嗜好の赴くままに
蟹をまるごと
オープニングテーマにしてしまったのだった~!

つ~か
こりゃ~もう職権(食券?)の乱用だ~!

な~んて
なんだか
思考が飛躍しすぎてしまいました^^

結論

「さっぱり分からない・・・」(湯○学@ガ○レオ)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 30

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

台無しアニメ(皮肉たっぷり酷評)

原作は4コマ。Web(ニコニコ静画)発のマンガだそうで。
高校生の仲良し女子達の、なんでもない日常を描いたショート作品です。


キャラデザインはとても可愛くて好みです。
動きは少ないですが、比較的丁寧に書き込みして手を入れてある作画も好印象。
笑いのネタ、シナリオ、会話の駆け引きもなかなか絶妙で演出も上手い。
意味不明ですがセンスあるOP・EDも面白いと思います。
カニ、カニ、カニ、カニ・・・・頭に残りますね^^


まー、カニでも何でもいいのですが一言、製作陣には文句を言いたい。
軸足が違ってやしませんかね?
「あいうら」という作品をアニメにしたいんじゃなくって、新人のプロモか何かを創りたかったのでしょうか?
事実がどうかは知る由もありませんが、キャスティングを見る限り、下衆な業界の裏事情が働いてるんじゃなかろうか?と勘ぐりたい気持ちでいっぱいです。

のんびり、まったり、他愛も無いバカな会話の掛け合いで和ませるタイプの日常系。
間の取り方やキャラクターの動きにヌルくてなんともいえない味があって、短いながら良質なアニメになっています。
ですが、「会話」が主体にもかかわらずそれを演じる面々が役者不足も甚だしい。
ショートアニメなのに毎回きっかりOPEDに加えて挿入歌も入れる無駄な時間配分しかり、ニューフェイスを”売り出したい感”が満々。
新人を抜擢して実績作りたいのはわかるし、そんな場も必要だとは思いますが、それが許されるのはちゃんと役者としての一定水準を確保してでの話。
一人ぐらいヘタクソが混じっているのならご愛嬌ですが、主要キャラの大半が素人に毛が生えたような大根では度が過ぎるというものでしょう。
脇役のベテランさん達が実力派なので余計にギャップを感じます。
声優界って、そんなに若い人材不足なんでしょうかね?業界の未来に不安を覚えざるをえません。
・・・と皮肉の一つも、かましてみたくなるってもんです。


つまんないB級泡沫アニメならそんなに気にもならなかったのかもしれませんが、なまじ声優以外の部分がいい出来だっただけに、余計にダメな部分が目立つのが本作の最大の不幸。物凄く歯痒いです。
学芸会のお稽古の練習台としては勿体ない素材でした。

願わくばせめて、この声優未満のヒヨッ子達が、本作を踏み台に成長してくれる事を祈るばかりです。
キャラソンのCD出す前に演技の勉強もしようね、お譲ちゃんたち。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 32
ネタバレ

ベルベル♪ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

短編アニメ

始まった!と思ったらいつの間にか終わっていました(笑)

一話の感想
{netabare}
あっという間過ぎてびっくりしてしました(笑)
背景が少し、適当に書かれてるなと思いました( ´・ω・`)
後、金髪の子の声がイケボでした( ´﹀` )
そして、エンディングに恐怖を感じました、、、
そしてそして、棒読み感が、、、
{/netabare}

二話の感想
{netabare}
不覚にも、カナちゃんのネーミングセンスに少しクスリと笑ってしまいました(笑)
そして、あゆちゃんが身長低くて自分の下駄箱にたわなくて金髪の子が身長高いから取ってあげるのかなと最初思ってたけど、まず最初にカナちゃんが馬になろうとしたのが個人的なツボ(@´∀`@){/netabare}

三話の感想
{netabare}
○○寺ってつく名字ってやたら、カッコイイなと改めて思いました(o´罒`o)
私もそんな名字になりたいけど、名前負けするな、、、(´°ω°)チーン
{/netabare}

四話の感想
{netabare}
段々とOPとカニカニカニカニが頭の中でエンドレスしはじめてきたかな(笑)
そして、先生役の声優さんは上手い人が多いなと思いました!
杉田さん贔屓してないかと言われたら、、、してるかもしれない
|ω・)
{/netabare}

五話の感想
{netabare}
かなちゃんの死んだフリ金髪の子に思いっきりスルーされてて、少し可哀想に思ったけどめげない子だなと思いました(笑)
{/netabare}

六話の感想
{netabare}
弟が不憫だなと思いました・゜・(ノД`)・゜・
{/netabare}

七話の感想
{netabare}
前の話の続きで弟くんが出てきました!
弟が優しくてこんな弟欲しいなと思いました(笑)
決して、使いパシリが欲しいというわけではない( ˙-˙ )
{/netabare}

八話の感想
{netabare}
見るのやめようかなと思いつつ、短いのでつい見てしまう、、、。
この棒読みも癖に、、癖にな、、なならな、、る??
{/netabare}

九話の感想
{netabare}
ここまで見てふと思った事、、スカート短いからつい太もも見ちゃうね(笑)
{/netabare}

十話の感想
{netabare}
やっと十話まできたぞ!!もう少しで終わりや!!!
{/netabare}

十一話の感想
{netabare}
雨の日に長靴履くのは、懐かしいな(笑)
久しぶりに履きたいような、、
{/netabare}

十二話の感想
{netabare}
なんて言うんだろ、、最終回って感じがしない最終回でした( ´・ω・`)
漫画の方が面白いのかなとふと思ったので、今度見てみようかなと思います( ´﹀` )
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1

66.0 21 幼なじみで学園なアニメランキング21位
いちご100%(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (471)
3077人が棚に入れました
中学三年生の真中淳平はある日の放課後、学校の屋上で偶然から美少女の「いちごパンツ」を目撃してしまう。以来、真中はその少女が誰であるかを探し求めるようになる。少女の名は東城綾。しかし真中は、その少女を学年トップアイドルの西野つかさだと勘違いし、不思議な関係が始まる…!?

声優・キャラクター
鈴村健一、能登麻美子、豊口めぐみ、小林沙苗、水樹奈々

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

少年時代に誰もが一度は見た憧れの夢・・・懐かしさを覚えながら作品を堪能しました^^;

この作品は「週間少年ジャンプ」に掲載されていた作品で、ラブコメの作品としては史上最長の連載作だったそうです(wikiより)。

この物語の主人公は中学3年の真中淳平君です。彼はある日の放課後、立ち寄った屋上で「いちごのパンツを履いた美少女」と運命的な出会いを果たすのですが、逆光で女の子の顔が見えず誰だったのかは謎のまま・・・^^;
一方、ダメ元で告白したアイドル的存在と付き合う事になったり・・・目標とする高校への合格を目指すため、成績の良い女の子から勉強を教えて貰ったりと、女の子で周りが賑やかな状態のまま・・・彼らは高校に進学していき、主人公を取り巻く羨ましい物語が動いていきます^^;

まず主人公の淳平君ですが、夢に向かって真っ直ぐ進もうとする気持ちと優しい性格は理解できます・・・
でも、「俺にはこの誰かを選ぶなんて出来ないっ!」と平然と言い放つところは・・・
まぁ・・・理解出来なくもないですが、ただ羨ましい限りです^^;

主人公に、そう言わせるのも仕方無い・・・と思ってしまうほど、この作品に出て来るヒロイン達は魅力的です。

メインヒロインの東城綾ちゃん(CV:能登麻美子さん)ですが、美人で性格も良く、おしとやかで恥ずかしがり屋の一面を持つ彼女・・・能登さんとの相性もバッチリです。主人公と出会う前と出会った後・・・振り返ってみると彼女が一番激変したように思います・・・。
綾ちゃんがこれほどまでに恋心を抱く理由が主人公には見当たらない様な気もしますが・・・
でも、想いを伝えられない歯痒さを能登さんが見事に演じています。
もう何も言う事はありません・・・文句無しで私の一推しキャラでした(//∇//)

もう一人のメインヒロインである西野つかさちゃん(CV:豊口めぐみさん)ですが、中学高校を通して学校のアイドル的存在の彼女は、これまで星の数ほどの告白を断ってきましたが、なぜか、主人公の告白を受け入れるんですよね・・・
どう思い返しても、受け入れて貰える理由が主人公には見当たらない様な気もしますが・・・
でも、この中で一番状況を俯瞰して見ていたのは彼女だったと思います。
中には突拍子の無い展開もありましたが、状況を把握し・・・悩んで・・・相手の気持ちを察しての行動と受け取れば、その展開も納得ですけどね・・・^^

3人目のヒロインは、高校から仲間入り?した北大路さつきちゃん(CV:小林沙苗さん)です。
彼女の自分自身に対する嘘偽りの無い態度は、見ていてとても好印象です^^
「好き」の表現の仕方に彼女らしさを感じる事ができました。このさつきちゃんも美人でスタイル抜群なんですよね・・・
彼女の様な美人から好かれる要素が主人公には見当たらない様な気もしますが・・・
明るく竹を割ったような性格の持ち主なので、何でも気兼ねなく話せる相手ですが、だからこそ、その純真無垢な気持ちを大切にしたいと思える彼女でした^^;

そして、4人目のヒロインは南戸唯ちゃん(CV:水樹奈々さん)です。彼女は1歳年下の主人公の幼馴染なので、その特権を存分に使っていたと思います。でも、主人公を慕う気持ちは本物でした。

・・・ここまで主人公を羨ましいと思ったのは久しぶりかもしれません(//∇//)
でも、主人公が直ぐに結論を出してしまうと、この不安定な関係が見れなくなるので、作品的にはOKなんでしょうね^^;
しかし・・・こういう幸せな学生時代を過ごす人って実際いるのでしょうか・・・?
少なくても、私の周りにはいなかったけどなぁ・・・

1クール12回24話の作品です。中学生といちごのパンツも改めて考えて見るとアンマッチの様な気もしますが、ヒロインが抜群だったので主人公の性格を含め全て良かった事にしようと思います♪

引き続き、OVAを視聴します^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 24

ストン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

原作連載中だったので尻切れトンボだが、良作です。

※まちがえてOVAの方にレビュー書いてしまったのでコチラに書きます。

この作品は、
いわゆる少年誌(男性誌)向けのハーレムアニメであり、
主人公を、4人のメインヒロイン+3人のサブヒロインが大好きになる
というものです。

主人公 真中(中心、真ん中)
ヒロイン 東城、西野、南戸、北大路(東西南北)
サブヒロイン 外村、端本、向井(外、端っこ、向かい)

話は真中が中学3年生の時から始まります。

真中
外見も平凡、学業も運動もそこそこだが、
映画に対する熱意と、努力家であり、人に優しいという特徴がある。

東城
いわゆる典型的な少年誌ヒロイン要素満載の王道キャラ
(きまオレで言うと鮎川的な位置?)
黒髪ロング、巨乳、内気、ドジっ子、三つ編み眼鏡を外すと美人、性格良い、成績優秀
と、相当な属性を持っている。
いちごパンツ1号。

西野
いわゆる王道ヒロインに対する対極的なキャラ
(きまオレで言うとひかるちゃん的な位置?)
栗色ショートカット、貧乳、アイドル、サバサバしててボーイッシュ、明るい
という属性を持つ。
いちごパンツ2号。

北大路
いわゆるメインヒロインに対する当て馬キャラ
長身、巨乳、ポニーテール、エロイ、社交的、料理上手、バカ、積極的
という属性を持つ。
いちごパンツ3号。

南戸
ロリ担当。
年下、幼馴染、同居、寝相が悪くてすぐ服を脱ぐ
という属性を持つ。

さて、この4人の中で私的には北大路が一番のお気に入り。
大人になった今、結婚相手として一番ふさわしいと思う相手です。
東城や西野よりも円満な課程を築くことができそうだと思います。

んで、アニメの内容ですが、
このアニメは原作がまだ連載中であったため、
高校2年生の夏で結末が曖昧なまま終わってしまいます。
アニメで勝手に誰かとくっつけて終わるとかじゃなく、
原作に配慮した制作なんだろうな、とは思います。

原作の方は、全19巻まであるんですが、
1~15巻まではハッキリ言ってただのハーレム萌え萌え漫画。
16巻からいちご100%という漫画の神っぷりが全開になります。
TVアニメでは、10巻くらいのところで終わってますが。。。
16巻から19巻は正直、鳥肌モノです。

情けない話ですが、
少年誌の恋愛漫画で泣きそうになったのは
アイズといちご100%だけです。


アニメの方は、声優もしっかりしていて、
精神的に疲れることもなく、ほのぼのと萌えられると思います。
このアニメを見て興味をもった方は原作漫画をおすすめします。

原作漫画の方では、衝撃のラストを迎えるのですが、
いっそのこと、OVAとして、
4人の内それぞれを選んだバージョンのラストを、
作者監修の上で作ってもらえたらファンとしては最高の贅沢かと。

いや、それだと原作の感動が薄れるのか、むむ、悩ましい。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5
ネタバレ

ゅず さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

君は東?西?どっちにいく?

【一言紹介】
いちごパンツがきっかけで
いろんな女の子に出会い、迷い
別れがある
恋愛物語

【評価的なもの】
原作のマンガが大好きなので
アニメの中途半端さ、
つかさちゃんやさつきの可愛さ
女の子の可愛さが全然表現されてない!ってことでかなりマイナス。

【自分が思ったこと】
{netabare}
好きなら好き
付き合ってほしいなら
付き合ってください

と言わなきゃ伝わらない。


誰が好きなのか
大事なことをハッキリ言えない
キャラって
正直あんまり好きになれないよね。

真中は迷いながらも
やる時はやる男。
言う時は言ってる
と思うからそんなに嫌いじゃない。

友達でいたいと
友達以上の特別な関係でいたい
のは全然、違う。
からさつきが1番かわいそう
だけど彼女なら他にいい人見つかる
と思うなー

つかさちゃんみたいな女の子は
かわいくて、
強い部分あるけど
そうゆうとこがかわいくて
やっぱりこの作品のメインヒロインで1番幸せにならなきゃいけない
とまで思ってる。

{/netabare}
つかさちゃんLOVEを語ってしまいましたが、

とりあえずアニメ見る時間が惜しいような作品になってますので
原作のほうをオススメしておきます。


【私的下着事情】
{netabare}
アニメ会ではシマパンが大流行してるけど
リアルはシマパンは超レア商品でイチゴやさくらんぼのほうがまだ入手しやすい。

リアルシマパンはなかなかお目にかかれない。。超レア商品と言ってもいいぐらい出回ってないです。

シマシマの太さによっても
かわいい、かわいくないがあるし

この間出会ったシマパンはレースが
台無しにさせてた。
シンプルなのがシマパンのいいところだと思う。。


つい最近下着売り場に行ったのだけど、友達と下着買いに行く人の気持ち全然わかんないw
私だったら
どんな下着選ぶか
あんまり見られたくない。。

知らない人が買ってるところは見てて面白いかった。すごい!大胆!
と。私には無理ですw


リアルシマパンに出会うと珍しさにテンション高くなりますが
私はシマシマよりはイチゴ柄とかのほうが好きです(^ω^)
{/netabare}


なお、このレビューはあまり人に見せたくないので39返しいたしません。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

69.6 22 幼なじみで学園なアニメランキング22位
ヴァンパイア騎士(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (441)
2662人が棚に入れました
全寮制の私立「黒主学園」には、一般生徒が通う普通科(デイ・クラス)と、エリートで美形揃いの吸血鬼(ヴァンパイア)が通う夜間部(ナイト・クラス)が存在するが、普通科の生徒は夜間部全員が吸血鬼という事実を知らない。5歳以前の記憶を持たない主人公・黒主優姫は、麗しい吸血鬼で夜間部のクラス長を務める玖蘭枢に命の恩人として憧れつつも、錐生零と共に学園の秘密を守るため、風紀委員として守護係(ガーディアン)を務めている。人間と吸血鬼を共生させる学園、そして、吸血鬼を激しく憎む零には、それぞれにひた隠す秘密があった。

声優・キャラクター
堀江由衣、宮野真守、岸尾だいすけ、千葉進歩、福山潤、諏訪部順一、保志総一朗、皆川純子、喜多村英梨、水野理紗、郷田ほづみ

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

抗えぬ血

樋野まつりによる少女漫画を原作とする作品です。

全13話、原作未読。

先日のニコ生一挙で視聴したのですが、前知識を一切

持たずに視聴に入ったので第一話を見て初めて少女漫画原作

で逆ハーレム系って知りました。


そんなことはさて置き、

全寮制の私立「黒主学園」には、普通の生徒が通う普通科の

クラスとヴァンパイアが通うクラスがありますが普通科の生徒は

その事実を知らない。黒主優姫はこの学園の秘密であるこの

事実を隠し、人間と吸血鬼が共存する学園の秘密を守るために

風紀委員(守護係)としてやっていました。もうひとりの

守護係である錐生零は吸血鬼を激しく憎み、その理由を隠して

いるのだった・・・


上にも書いたのですが、明らかに少女漫画系は視聴意欲すら

わかないのですがこの作品にいたっては前知識もなく、ただ

見始めたので視聴することになってしまいました。

ただ切っても良かったのですが切らなかったのは世界が

いかにも中世のヨーロッパ的な感じで(そこはあんまり関係

はないのだがw)それよりも吸血鬼と人間、さらに眷属なんか

が出る感じの話だったので最後まで視聴できました。


絵はやっぱりしょうがないかという感じであんまり好きでは

ないものでした。ストーリー展開はキャラが多くてそれぞれの

意志が見にくい感じはしましたが概ね良かったと思います。

まあ背景設定が少し物足りない感じはしました。多分それが

原因でキャラの意志が読み取れなかったのかなと思いました。

(実際のところはそれも一つの要因ではあると思いますが

こういう作品の表現の仕方をほぼ知らないというのもあった

と思います。)

それに終わり方が分割2クール?っていうこともあって

スッキリした感じがないままのように思いました。


あと言うとしたら、多分(いや確実に)この続きの作品は

積極的に見ようとは思いません。ただ時間と運があれば

みようかなと思います。(はっきりと言ってしまい好きな

人には申し訳ありません。)

◆個人的点数評価 67.705点

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23

吉田くん^ ^ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ヴァンパイアと人間

この作品は2クールの内容を1クールずつ分けて放送された作品です。

物語の内容は
全寮制の私立「黒主学園」には、一般生徒が通う普通科(デイ・クラス)と、エリートで美形揃いの吸血鬼(ヴァンパイア)が通う夜間部(ナイト・クラス)が存在していて普通科の生徒たちに夜間部の生徒がヴァンパイアとばれないようや問題を起こらないように学園の秘密を守るガーディアンがいた。それが主人公である黒主優姫と錐生零です。そして夜間部のヴァンパイアの長であるのが玖蘭枢です。これ以上説明すると長くなるので書きませんが主にこの3人が中心です。

ここからは感想ですがまず話の設定が好きでした。学園でヴァンパイアだったのでまさにヴァンパイアものが好きな自分にはこれははまりものでした。そして人間がヴァンパイアに噛まれるとヴァンパイアになってしまうというのもしっかりしていて良かった。純血種のヴァンパイアにだけだが。後、夜間部の長である玖蘭枢が主人公の優姫に特別な感情を抱いているところが良かった。出てくる男のキャラはほとんどイケメンばっかです。たぶんはなしを見てる人は玖蘭枢派か錐生零派で分かれる思いますが自分は玖蘭枢の方が好きでした。ちなみに藍堂も好きでした^ ^
声優も意外に有名な人達ばかり(堀江由衣さん、宮野真守さん、岸尾だいすけさん、福山潤さん、諏訪部順一さん、皆川純子さん、保志総一郎さん、喜多村英梨さん)などが出てて良かったです(≧∇≦)

ヴァンパイア、イケメン、学園ものが好きな人にオススメです。
興味があったら是非見てみてください^ ^

ちなみに個人的には2期目の方が謎が少し解決されていくので好きです(≧∇≦) ちなみに自分は男子だけど少女漫画が原作のこの作品を続きが気になり最終巻まで買ってしまった笑 買うの辛かったわ‥

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

★mana★ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

まさか、Knight(騎士)とnight(夜)かけてんの?( ・`ω・´)ナン…ダト!?

ストーリーより、何よりまずOP耳に残るってか、
入り方が狙い過ぎてて逆に恥ずかしい事になってたんですが、
そう思ったのは私だけ?(。・`Д・´)
あれは、変に頭に残るOPでした!

ヴァンパイアの枢(カナメ)に救われた主人公と優姫(ユキ)と、
ヴァンパイアハンターであった両親をヴァンパイアに奪われた零(ゼロ)。
2人は幼馴染で、小さい時からずっと一緒だった。
2人が通う、私立・黒主学園には
一般人が通うデイクラス(昼間)と、エリートヴァンパイアが通うナイトクラス(夜間)があり、
優姫と零 意外はナイトクラスの生徒がヴァンパイアである事を知らなかった…

少女漫画原作で、現在も連載中の模様。
ストーリーに関しては2期もあるので最後はもちろん中途半端です。
1話観た印象では、あんま面白くないなぁ…引き込まれないなぁ…観るの止めようかなぁ…
なんて思いましたが
この作品は秘密が多くあるようで、それが色々明らかになってくと、次が気になりだし、
継続する事にしました。
しかし、思ったより盛り上がりには欠け、
終盤にかけては若干失速気味かもです( ´゚д゚`)アチャー
まぁ、人間と吸血鬼という立場で揺れ動く登場人物達の心境(主に負の感情)だったりがみどころなんじゃないかと思います!

原作が少女漫画なだけあって、吸血鬼は男の子が多く、みんな容姿端麗(´∀`*)ポッ
恋愛に重点を置いてくると思いきや、恋愛要素は少なめです!
声の方は、優姫を堀江由衣さん、零を宮野真守さん、
枢を岸尾だいすけさんと普通に有名な方が多いです♫

私事ですか、特に2期をすぐ観たい!とは思えなかった作品です(´-ω-`)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16

65.7 23 幼なじみで学園なアニメランキング23位
もやしもんリターンズ(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (469)
2570人が棚に入れました
大ヒット菌アニメが再び帰ってきた!
「菌」が肉眼で見える不思議な体質の主人公、沢木惣右衛門直保。
農大に入学した彼を待っていたのは、仲間たちとの波乱万丈な学生生活だった!
直保の幼馴染で造り酒屋の息子、結城蛍。ボンデージファッションの院生、長谷川遥。
そして発酵食品の権威で謎だらけの教授・樹慶蔵。その他個性的な面々と繰り広げられる直保の農大生活。
入学から春祭、そして「菌がみえなくなる」というアクシデントを乗り越え、ますます絆を深めた彼ら。
ゴスロリファッションに身を包み帰ってきた結城蛍を迎え、今度は一体どんな大学生活が待っているのか!
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

菌より酒メイン

菌が見える大学生が農大で菌とウイルスとすこしばかりの人間が右往左往する物語。


■公式・関連頁■
http://www.kamosuzo.tv/top.html
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/moyashimon/
http://homepage2.nifty.com/mmmasayuki/
http://ja.wikipedia.org/wiki/もやしもん


ニコニコ一挙放送にて視聴。
見てない方はまだタイムシフト見れると思うので↓こちらから
http://live.nicovideo.jp/watch/lv147719246
いやぁ1期に続き2期まで全部一気に見てしまった。実に面白いアニメでした。
しかしどうしてもホモはいらない。見てて本当に不快だし気持ち悪いし面白くもない。
腐属性に媚びるのをいい加減やめて欲しい。アニメ業界全体だが…
それさえ無ければ最高に面白いアニメでした。
なんか菌より酒がメインになっていった感じは酒付きからするとたまらなく面白かったです。
後半の人間関係の流れも凄く面白かったしよく出来ていたし主人公の成長もあった。
マリーの家族の話とか長谷川とリュウタとミサキの話とかよく出来ていた。
3期見たいです。


各話メモ
{netabare}1話
いきなりホモ登場。
いよいよイツキ先生の発酵蔵始動。酒癖回は恐ろしかった。
ホモが学校に手伝いに。あらゆる可能性への挑戦で女装は無いわ。
精米歩合。米を削った%。精白度は逆。削ったほうがうまい酒になる。
縦型精米機でどこまでも削れるようになった。
大吟醸うまいよね。
ダイヤも大吟醸も嗜好品ではあるけどうまいものを突き詰めただけの話。
謎の穴が気になる及川。
醤油と味噌の仕込みは4日4晩。
いきなりのサービス回かと思いきや男どもの妄想の産物。
うすくち醤油ってうすいんじゃないのか!塩分2%濃い。
女同士の下ネタはエグいからなぁ。
個体発酵の味噌。個体の酒もあったのか。
日本酒も泡盛も水割りされているのか。
22%以下なら税金が一律。
アルコール度数15%なのは水増しってより飲みやすい度数。
なんかこの辺の話もっと聞きたかったなぁ。
及川がまた能力について言及してくる。

種麹菌を使う人達をもやしやというようになった。


2話
今夜はとことん付き合ってもらう事に。
昔は味噌や醤油は家庭で作られていた。
親父ころがしの及川。
穴が気になって夜通し調べまくる及川と沢木。
味噌がダイエットに良いとかTVが嘘流してたのか。
まぁダイエット食品は全部ハッタリだな。
味噌汁は毎日毎食飲みたい。
バイオ燃料のからくり。
長谷川結婚の催促電話をされながら足の指をいじる。まだ水虫?
男しかいない僚の風呂を借りるとかありえないだろ。
サービスタイム。
気になっていた謎の穴が風呂裏に見つかる。
毛を探してるしw
地下と地上で穴の探索。教授が監視中。
教授が不自然に麹チェックを引き受ける。
米焼酎 水と酒 米酢とみりんの作成。
酢酸菌。アルコールを酢に変化させる。
加水した酒にバクロを行う。後は触らないようにする。
みりんはまた次回。
先輩達と沢木が穴を探していた。
及川は信じてもらえて嬉しかったようだ。

本みりん。アルコール度14%前後の立派なお酒。
薬用酒としても大活躍。
みりん風調味料。要するに完全に別物。


3話
OPが何かに似てると思ったら俺妹かな。
長谷川がいなくても皆ちゃんとやっていた。
米麹味噌製作中。大豆に対しての米麹の割合で味が変わる。
味噌玉の塊にして外部を乾燥させる。
なんか色々入れて出来上がり。
日吉酒店が新装開店。
ゴスロリ男の娘が理想の店に改装。
店長が一年間酒蔵巡りに。
長谷川も地下については不明。
食の研究者が最も望む食の研究とは?人体実験…
食品添加物はゆるやかな人体実験…
要するに混ぜるな危険ってわけか。
地下はビール工房。麹室。日吉酒造の貯蔵庫だった後。
日吉家どんだけでかいんだ。
内緒の夜の店ってあの裏の立ち飲みバーか。
ただの通路で及川が凹む。そして及川に能力の事を話す事に。

味噌の歴史。縄文人の後からどんぐりから出来た味噌のようなものができていた。
飛鳥時代に味噌のもとになるものがあった。味噌の噌の字は味噌にしか使われていない。


4話
菌が見えることを告白。
で、技の名前は?単胞子分離。まさかの信じてもらえないパターン。
封筒銀杏。そんな簡単に食べれるのか。食べてみたい。
長谷川とミサトカワハマの間に壁が。
長谷川がチーズを買いに行かされる。
車で迎えに来た長谷川父。ムトー昼間っから酔っ払ってるのか。
日吉酒店の裏店で酒効き。
酒屋はただ酒仕入れてくるだけじゃない。新しく仕入れた酒を混ぜていた。
長谷川は退部届を親から出されたようだ。男たちには内緒にしている。
まぁシェイカーなんて中身ができてればなんでもいいからな。
ビールの泡が7:3だって結局ビール飲めればいい人にとってはなんでもいいし。
お店も体も壊れちゃいますよ。実にうまい返しだ。
いたら安心な存在。イツキゼミでは及川が目指す事に。
ハルカは婚前旅行で飛行機に。チーズを買うように言われてた事を思い出す。

酵母は酒屋とは切っても切れない縁。
日本醸造協会酵母。6/7/9/10/11/14
きょうかい酵母。何故ひらがなで書くのかというと可愛いから。


5話
第二麹室はタカヤスがほとんど見ている。
収穫祭。進撃のBBAが怖すぎるw
及川のクマはカラオケオールが原因。
怪しい酒三種類。「葵.s Bar」
長谷川はパリに来たようだ。
メキシコの酒プルケ。
アルコール度で名前が変わる。
テキーラとラムとコロナビールの方がメジャー。
ミサトとカワハマはどこかへ出かけてしまい及川と二人店番に。
大豆が豊作だったせいで大豆の店ばっか。
タナカキョウコ。ムトーさんも店番だったのか。
菌と女二人との板挟み。まさかのアヤちゃんヘルプ。
経団連。議員のメンバー。副総理。一体何が始まるのやら…
クチガミ酒の増量を測る先輩二人。

マゲイからプルケが作れる。戦年前から飲まれている。
メキシコで飲まれる酒の4分の1を占めている。


6話
タナカキョウコ登場。先輩達が怪しい何かを画策中。
お姫様を探しに行こうにもパリにいるんじゃ…
元宮殿のホテルに泊まる長谷川。
准教授VS教授。夜のバトルで勝つと教授になれる。
長谷川父がイツキ教授の飲みの席に同席。
教授は入院中でロボットが参戦。准教授フルボッコ。
イツキ教授と飲んだ店での出来事は他言無用。
集まったのは政治の中枢人物。ハルカの事に口出しか何かがあったようだ。
どちらにしてもフランスに行きたいねぇとイツキ先生。
ハルカの事を皆が知る。
バニー及川とゴスロリホモで写真撮影会千円。これはひどい。
ムトーさんは宇宙人コスw
1年間貯めた写真をオークション。
タナカキョウコの口噛み酒のオークション。これはひどいw
夏の大三角…ほんとあちこち使われるなこれ。
げっ口噛み酒やっぱミサトの作った奴だったのか…

品種改良された酵母。品種改良とは意図的にストレスを与えて突然変異を起こさせる事。


7話
売れ残りを夜に店を出してタダで出す。
二十日間の停学処分。
ワインとチーズ買ってくるのにパリに行く事に。
チケットも教授が3枚用意。
成長した主人公の話をするムトーは酒浸り。
3人で4万円の料理を食べてしまう。タクシーを道路で待つがこない。
カワハマが完全に金の管理が出来ない奴だった。
長谷川の白衣にくっついていた菌を頼りに探すことに。
人がゴミのようだ…ムスカパロ。

D.ラジオデュランス。成層圏でも生きていられる菌。
海底火山の噴出口でも行きられる菌もいる。


8話
良い事があった日は風呂に入らなかった長谷川。
今すぐ風呂に入りたいと言う事は嫌な事なのだろう。
長谷川菌を探してブルゴーニュの玄関口へ。
一本の気に8ふさ程度。
ロマネコンティー最上級ワインの木はちっちゃいんだな。
100万位で昔店で出してたっけ。全然おいしくもなかったが。
ワインの解説。
事故って謎の少女登場。何故か日本語ペラペラ。
そしてギャルソンやる代わりに家に泊まりに行く事に。名前はマリー。
ワインに刺し身…白なら合うかも?
まさかの長谷川登場。
マリーが正論すぎる。
長谷川に金を借りに来たと伝えるカワハマ。しかしミサキが連れ戻しに来たと言う。
結婚すら本人の意思を無視している事を男三人は知る。
帰りの車中ワインを開けてしまう長谷川…

世界の良いワインはフランスのワインでボルドーとブルゴーニュ。
どちらが良いかは飲み比べてみること。ボトルの形も違う。


9話
長谷川の酒癖発動。甘えもといドSモード全開。
起きると結婚相手は((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
運転手が先の流れを伝えてくれ午後から長谷川の自由は無くなる。
マリーもブドウの醗酵する臭いが好きだが後は継ぎたくない様子。
ボーヌの朝市で長谷川と落合釣れ出すことに。
まさかのペアルックでバカップル変装w
リュウタおぼっちゃんと小さい頃から知り合いだったのか。
ミサキが長谷川の手を引いて逃走。
メキシコ人を装うカワハマ。しっかりカップルごっこしてるミサキ達。
蔵が寒いと菌にせがまれマリーに蔵見せてと言ってみるも入るのをやめたマリー。
しかしワインを沢山飲んでしまってマリーが蔵を見せてくれる。
長谷川のスカート短すぎ。
リュウタの車が通り掛かる瞬間にミサキが長谷川を押し倒して隠れる。
星が綺麗な事に気が付いて夏の大三角形の話がまたここで。
そこにマリー達が迎えに。長谷川のお風呂入らない宣言。イイ日だから…

カーヴ(貯蔵庫)には酵母が沢山いる。乳酸菌も沢山。


10話
木登りにこだわりがあった長谷川。なんで登って欲しかったのか…
マリーが夕食を作る。地産地消。長谷川の誤りキャンセル。
リュウタは牡蠣でやけ食い。
クロパラントゥーとマリーの手作り牛煮込み。
マリーの親父はぶどうジュースだった事に気付いてしまってマリーに教えてしまう。
酒が飲めないにも関わらずワイン造りを頑張っていたお父さん。
お父様と話しあえば良いとマリーにアドバイスするが長谷川もリュウタとちゃんと話すことを決める。
ワインで洗車かと思ったらマリーの蔵の菌を集める沢木。
逃げないように皆を連れてリュウタの元へ。
今度はリュウタが覚醒…
マリーはお父さんに酒が飲めないことを問い詰めるがお父さんは侮辱されたと勘違いしてしまう。
リュウタも我慢の限界が来て長谷川にいいよるがノロウィルスで倒れてしまう。
カビで車のフロントガラスに寒いよとメッセージ。
マリーがドメーヌを守ってきたことをお父さんは知る。
リュウタはカッコイイ所をずっと見せなきゃいけないと必至になっていた(´;ω;`)ブワッ
マリーの聞いてほしいこととは…

L・カゼイ
E・コリ
日本では薬か食べ物に分ける。トクホがもらえるのは国に認められたものだけ。
条件付きトクホもある。


11話
振られた長谷川。リュウタを看病して連れて帰るから皆は先に帰ることに。
マリーがお父さんとおじいさんを釣れだして畑へ。ワインを作りたいことを告白。
コニャックの原料。発泡グレープジュース。
ワインはマリーが担当してお父さんにはジュースをと提案。おじいさんには引退取り消し要求。
そして家族で一緒にまた作ろうと提案。
渋くて酸っぱい物にしてしまう…まぁ分かる。ぶどうジュース味の酒作れないのかな?とか思う。
しかしワインはワインでうまいんだけどね。
高いワインはまずいものが多いしロマネにはがっかりした。そして和解。
学校に戻ってチーズとワインを買ってくるのを忘れていた事を思い出す。
タダヤスがフランスでも活躍しなかったと菌にいびられる。
そしてまたホモが皆に会いに…正直いらん。
アヤの店で皆に再開する長谷川。
カップルができまくっていいじゃない?沢木とユウキ見て言ってんのか?
ユウキのまさかのグーパン。気持ち悪いし面白くもない。
沢木の嫁は及川じゃなかったのか。醤油の菌まみれになる及川怖い。
長谷川は結局婚約解消したので学校にいる意味も無くなっちゃった。
学校に居座る理由を模索する。
皆が必至にフランスへの旅費を捻出していた事を知る長谷川。この場所にいたい理由が見つかる。
その様子をこっそり聞いていたミサキ。だけかと思いきや教授もちゃっかり。
マリーもワイン造りに精を出す。菌のメッセージ皆でやりな。
沢木はマリーなのかユウキなのか問い詰められるが本命は及川じゃないのか?
ますます菌に好かれる及川がやる気満々で味噌を仕込む。

最後の人は誰だったのか…つづいて欲しい。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15
ネタバレ

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

SとN・・いやSとMからつながる第2幕

もやしもんこと農大物語(すっかり消え去った元題)の4年ぶりの帰還でございます。
原作大好きです。


ドラマなんてなかった・・・。いや笑い飯はよかった、ケンコバもだしていれば・・・。主人公背が高すぎ。
愚痴はほどほどに、こんな感じで海月姫もまってる。


とにかくアニメ版の問題は『飲酒』
ゼミで酒を造っているのに試飲すら許されない。杜氏の息子、酒屋の娘でもダメ。
小指でなめるのもだめなのかよ。。おかしいだろ。
フィクションなんだからいいじゃんね。あの世界では法律が違うんだよ・・。でっかくテロップだせばいいじゃん・・。


ストーリー
びっくりするほど構成をざっくりと変えてきた。
長谷川さんの鞭でうまいこと繋がっているので一瞬分からずに2期を見逃したかと、記憶をすっ飛ばされたのかと・・・いきなり結構最近のお話じゃんか。
全部バラして組みなおして、最後は盛り上がるようにあのエピソードで終わらそうという心遣いと見た・・・
あと尺に収まりきらないのか・・・・あの話を削ってあれを入れると・・。
仕込みの時期とかはまぁ実験室だからいいのかなぁ・・まだ早いだろうと・・。
ポン酒は寒くなるときにやるもんだべさよ。
てあれ・・・前期劇中はもうすぐ夏だったのに秋になってる。あいつら夏休みの間ずっと険悪だったことになるなwそれはやだなぁ。


無事に見終わってなんとも言いがたい。悪くはない・・
が・・だれがどう考えてもカットせざるを得ない沖縄の話が結構すきなので切ないといえば切ない。ジュゴンちゃん・・
不満があるとすればキャラがちょっとかわいすぎるwのと、原作どおりマリーに締めをしてほしかったかな・・
でも黄金丘陵の画は一回主人公達の前にださないといけない。
マリーの話にするのか、長谷川研究員の話にするのか・・両方の対比であるのでむずかしいところ・・。
あとまぁ原作好きだと組み換えの違和感が半端ない。
台詞も原作とアニメで一部だけ違うので気になってしまう。
で、やっぱり地味な作品だから一般ウケしないよなこれ・・っていうね・・。
オクトーバーフェストとか動かしたら楽しそうだから気長に帰還をまってます。




{netabare}

覚書
1話 
OPがまさかのClariS!好き嫌いじゃなくてお金の意味で・。てっきり売り出したい新人とかもってくるのかと。 
こんなマニア作品にそんな気合いれてんの?
そもそもClariSで喜ぶ客層とちがくね・・・

画がなんだか前作とちょっとちがう。女子が優遇されてる気が・・。特に蛍。
ちなみに私は亜矢さん派閥。なぜ原作で推せなかったのか・・・最強すぎるからか?3年は年齢的にあれか・・。
亜矢さんマジ最高や・・。

EDもみんなのうた、ポケモン?素敵な歌詞w
もやしの本来の意味は萌やし・・・マジでか・・・そりゃすげえ。こんな大事なネタ・・原作の担当編集なにしてたんだよ。。



飲酒シーンがついに来た。
まさかの・・・利き酒!!
バケツにわざとらしくド派手に吐き捨てるのその様、スタッフの原作愛と社会への怨念、ある種のフェチ?w
だが男だ・・。
まさか沢城さんもやってくれるのか?テンションあがってきたぜえええええ!!!
あ・・・ユーロ圏て16歳とかか・・・。
ある意味ショボン

そしてやっぱり亜矢さんは最強最高の女だ。

{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14

ぜろひと さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

最高に面白い!!

皆さん見るべき!本当に面白いアニメです!

リターンズということでまあ二期に当たる訳なのですが、まず一期比べて格段に作画が綺麗になりましたね。
一期ではあまり原作に似ていなく少しキャラが怖いと私は感じていたのですが、リターンズでは作画原作に近くなり私としてはかなりうれしいと感じました。

この作品は農大が舞台ということですが菌、発酵」、醸造、お酒などの知識も学べつつ、菌が見えるというフィクションな設定も受け入れられる本当におもしろい作品です。
例えば某農業高校アニメ(漫画原作)がありましたけど、その作品は特に山場も感じず現実的すぎる内容と主人公の葛藤メインであまり楽しめませんでした。
ですが「もやしもん」他の農業アニメとは違いぶっ飛んだ設定や大きな章ごとの山場があり最後まで楽しんで見れる作品でした。

多数のキャラクターが登場しますが、リターンズで初登場するマリーはかわいいし担当声優さんが沢城みゆきさんということもありかなりお気に入りのキャラになりました。
私として1番推しているキャラは結城蛍なんですがなんと言っても彼、女装している!そして超かわいい!作画がかわって一期よりも更にかわいさに磨きがかかっていると思います!
そしてリターンズで注目なのが、美里さんと長谷川さんの関係の進展です.フランス編ではかなり距離が縮まりいい感じです!

ここでひとつ、疑問に感じた点についてなのですが....
アニメの構成が原作と異なっている点についてです。原作と明らかに話の順序が入れ替わっています。まあ大きな山場を後半に持ってくるためと考えれば納得もいきますが。
そして問題がもう一つあるのです。それは、金城さんの存在が綺麗さっぱり消えていること。これは原作ファンとしてはショックが大きかったです。リターンズの物語に直接影響はありませんがやっぱり悲しいですね。やはりこれも構成上の事情なのでしょうかね、とても残念です。

ともあれ神アニメだと言うことは本当です!
私は新シリーズを心待ちにしているんですが、リターンズ最後の続編を示唆するラストから特に動きはなく、原作も終了してからだいぶたちましたがそのような知らせは耳には届いていません。
今後新シリーズの発表に期待です。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

62.6 24 幼なじみで学園なアニメランキング24位
まじもじるるも(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (509)
2430人が棚に入れました
可愛くて切なくて、ちょっぴり”死”が身近なマジカル・スラプスティック・コメディ。
学校一のスケベ男として女子から総スカンを食らってる柴木のもとに送られてきた魔法のチケット。
それは、魔女から修業魔に格下げされたるるもの人間界での修行のためのものだった。
るるもの修業(と自分の欲望)のために魔法のチケットをじゃんじゃん使うと宣言した柴木だったが、
実はチケットは彼の寿命そのものだったのである。

声優・キャラクター
三森すずこ、高橋信、福圓美里、遠藤ゆりか、櫻井浩美、長妻樹里、石上静香、白石真梨、高橋未奈美、間島淳司、下野紘、石谷春貴、小林裕介
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

『あの「弱虫ペダル」の渡部航先生が描いた、魔女っ子漫画やて!?』

2014年7月放送。
全12話。


【前置き】

放送の合間に流れていた、レビュータイトルの台詞が流れる本作CMが印象的でした。
実際、意外でしたしね。
ただ、連載開始は「弱虫ペダル」よりも本作の方が先だそうで…。
確かに言われてみれば、キャラデザイン的にはむしろ、こういう作風の方が合っているようにも思いました。

渡部航先生の来歴を見ると、中々人気に恵まれない中で初めてヒットしたのが、本作「まじもじるるも」だったそうです。
先生的には、もしかしたら「弱虫ペダル」以上に、本作のアニメを見た時は感動したのかもしれませんね。



【あらすじ】

『柴木 耕太(しばき こうた)』は、学内で女生徒達から「エロ大王」の称号をつけられている程の高校生。

FHK(不思議発見クラブ)に属する彼は、ある日図書館で偶然見つけた『魔女召還教本』に従い魔女を呼び出します。
願い事は「女の子のパンツ」。
しかし彼は、その願いと引き換えに自分の命を差し出すことを、知る由もありませんでした…。

数日後、パンツを手に入れた耕太の前に、美少女の魔女『るるも』が現れます。
パンツの持ち主が彼女だと聞いた耕太は、その命が尽きる前に一体どうするのでしょうか……。



【語ってみる】
{netabare}
ハッキリ申し上げまして、私はこの手の魔法少女アニメの雰囲気に、知識が疎いのも勿論あるからなのですが…苦手意識がありました。
……そりゃ「カードキャプターさくら」に骨抜きにされた世代ではありますけどね。

テーマとしても、今現在で言う斬新な設定とは全く言えませんし、メインキャラクターにしても個性が際立っていたようにはあまり思えません。
(唯一、主人公のお母さんだけは異様なキャラ立ちをしていて新鮮でしたが。)
加えて、原作漫画のデザインを忠実に再現した結果ではあるのですが、キャラクターの骨格が少年誌らしい角張り方をしていて、アニメで見るには違和感があり、当初は馴染み辛かったです。

………なのに、何故か結果的に、最後まで気楽に楽しめちゃったんですよね、この「るるも」は。
王道もお約束も苦にならない、まるで幼少期とにかくアニメが好きでロクな前知識も無く、なんでもかんでも身漁っていた頃を思い出すかのような感じで…。
当初は受け付けなかったキャラクターデザインも、いつの間にか小学生の頃コロコロコミックを見ていた時のような懐かしさを憶えてしまい、結果的にアリになっていましたね。
全体の作画に関しても、他作品に比べ決して綺麗とは言えませんが、作品を彩るには十分なレベルで終始安定しておりました。

そうそう、あと忘れてはいけないのが、少年誌らしい微エロ要素。
これが、少年の頃に見ていたら興奮していただろうなぁ…っていう中々に絶妙なレベルのえっちぃさで、作風的にも調度良かったのです。
毎話しっかり、それでも変にソレだけを過剰にアピールすることもなく。
私としては、ココも視聴を継続させられた大きなポイントでしたよ。
(特に、青年誌のエロより少年誌のエロの方が希少価値だと思える、私のような偏屈な拘りのある人間には。)


物語としては、終わってみれば節々でしっくりこない点があります。
中でも、物語の核となる主人公の耕太が命を削る代償として使ってきた魔法のチケットの行方が、アニメでは大きな葛藤を描くこともなく曖昧なままで終わってしまった点は残念でしたね。
他にも、耕太が「FHK(不思議発見クラブ)」なぞに身を寄せている理由や、その部長からの信頼に足っている理由もどこか不明瞭。
その部長が、耕太のことを「しばらく」(柴木なので)と呼んでいる点も、ネーミングセンスも含めて、なんだかしっくりこない。
あと、メインキャラであろう るるもの友達「ハルリリ」の登場の少なさ。
オープニングにある、るるも満面の笑顔が作中では描かれなかった…などなど。

ただ、逆を言えば基本的に物語を動かしてヒキを大いに使用することもなく、日常回のみで各話完結を貫いた点は評価して良いのではないでしょうか。
中でも第6話では、こういう作品の定番とも言える「命は魔法で取り繕うことは出来ない」という話を挟むことで、しっかりノリだけでは終わらせない印象値を与えてきましたし。
(でも、動物モノにトコトン弱い私ですがアレは何故か泣けなかったですね…、なんだかあざとく感じて…。)

一昔前にアニメ化が決まっていたら、こんなノリで朝方に1年枠で放送していたのかもしれませんね。
(タルるートくん とかみたいに。)
変に期待するとすぐにハードルを超えてしまうことにもなりかねませんが、しっかり何を見せるかの軸を見失わず完成された良作だと私は思いました。
{/netabare}



【るるもとチロの魅力を共有しましょう(*´Д`)ハァハァ】
{netabare}
本作最大の魅力は、何においても「るるも」と、そのお付きの黒猫「チロ」でしょう。
この2人?にハマることが無ければ、本作はただただ退屈でしかないお話だと思います。

「弱虫ペダル」の時もそう感じたのですが、この作者の描くヒロインは、決して女の子の描き方が上手いとは言えないのですが、少年誌らしい絶妙な可愛さがあるんですよね。
初期の単行本を読んだりすると、流石にオイオイってなったりもしましたが。

この、るるも。
個人的に、このネーミングも妙にしっくりこないのは、まぁ置いておいて…。
無口、無表情、運動音痴のドジっ子、恥ずかしがり屋、素直なので騙されやすい、総じて不器用。
まさに、この手の可愛いを全て網羅した万能キャラクターでしたね。
魔女故に人間世界では世間知らずな為、色んな事に驚く様も見ていて非常に可愛かったです。
私も耕太のように、優しくいろりろと教えてあげたい…。
失礼噛みました…グヘヘ。

見た目は、まるでハルヒの『俺の嫁(長門)』の魔女ルックを彷彿させるデザインで、これまた可愛いかったですね。
(作品の発表で言えばハルヒの方が先ではありますが、オマージュしたかどうかは不明。)
オープニングにある、この服装でチョコチョコ走るシーンは最高でしたね。
そうそう、あのワンピースの短さもまた絶妙でしたし。


性格の可愛さで言えば、なにより恥ずかしがる様は堪らないシーンの目白押しでした。
特に、えっちぃコトに関して恥ずかしがるところが素晴らしい。キリッ
第1話での、羞恥心の薄い無表情キャラと思いきや、あわや牢獄130年の刑になるかもしれない危機的状況でも

「人前でパンツを穿くことは、恥ずかしい………もん。」

と言い赤面したシーンや、第9話でブラが切れてノーブラでいた際、耕太の手が近付くと

「近い…近いぞ…、胸に近い…。

 見えないだろうな…、バレていないだろうな、気づかれていないだろうな…、

 私の胸当てが無いことに……。」

と赤面していたシーンなどなど…。
いやはや、私(わたくし)の大好物でございました。

成長の乏しい体型を気にするところや、その体型に似合った色気のない下着も、最早その手のキャラのデフォルトと言えますが、もしその定まった軸をあえて外してしまっていたなら、るるもの魅力はきっと半減していたことでしょう。
キャラの王道とは、やはり視聴者の欲を具現化して出来た、外してはならないアスペクト比なのだと改めて思いましたね。


そして、そのお付きの黒猫「チロ」の魅力も少し。
パッと見で言えば、NHKの某マスコットキャラクターみたく
「野良猫が、ガリガリじゃねぇか。」
とか言ってしまいそうな風貌で、少々見栄えは悪いのですが…。
(↑とてもマニアックなネタでスミマセン。)
その実、中々に猫らしい仕草をしっかり見せてくれていて、猫の行動のツボを心得たシーンが幾つもありホッコリしました。
柄の悪い目そのままに流暢な関西弁で喋るのも、らしくて良いですしね。

ただ、やはりチロ最大の魅力は、人間に変身した時の、あの『褐色ナイスバディ』からの無邪気な笑顔でしょう。
あの武田久美子を彷彿させる貝殻水着で飛び回る姿なんてホント最高でしたよ。
あぁ…、無邪気ってコワイ…。(にんまり)


…んん?
なんか魅力について話すつもりが、えっちぃことばかり話しちゃってますね。
話を戻します。


……いや、話したいことは以上だったようです。
本当にありがとうございました。
少年誌的エロス万歳。
{/netabare}



【総評】

斬新な設定のアニメとは言えません。
むしろ、古い漫画をそのまま2014年にアニメ化してみたっていう印象がとても強いです。

ただ、だから面白くないとか、そんなことは全く無く…。
むしろ、どこか懐かしさを感じる作風と何よりるるもの可愛さに、毎週存分にホッコリ…、ニヤニヤ…ニンマリ…(*´Д`)ハァハァ………。
とにかく、楽しませてもらいました。
(まぁ、古いと言っても7年前ですしね。)


ただ、もう一度すぐ見返したいかと言われると、もういいかなぁと思います。
一気見に向いた作品でもないので、今度見る機会がある時も、色んなアニメの合間にちょっとずつ見返したいですね。

原作は章毎に休載を入れタイトルを変えつつ、今現在も連載中のようです。
今度ゆっくり読んでいこうと思います。


アニメを制作するに辺り、昨今の人気作を捕まえるにも数の限界がある為、こう昔に発表された作品がクローズアップされアニメ化される傾向が今現在特に強くなっていますね。
個人的には、この流れは非常に嬉しいです。
ただ本作のように、その昔ながらの原作の良さをしっかり理解した上で、アニメを制作してほしいですね。
でないと、新作の不人気さでかつての名作に陰りを与えてしまうことにもなりかねませんので…。
さぁ…、昔の名作漫画「寄生獣」はどうなるのかな…。

ではでは、読んでいただきありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『マジ=モジルカ・ルルモ』声 - 三森すずこさん


◇一番可愛いキャラクター◇
『マジ=モジルカ・ルルモ』声 - 三森すずこさん



ちなみに、もし私がパンツの願いをもとに、るるもを呼び出したとしたら…。
(※閲覧注意※)
{netabare}

紳士な私は、耕太と同じく彼女の為に、そのパンツを返すことでしょう。

ただ、一つ問題点がありますね…。


『今穿いているこのパンツを、彼女の前で脱いで渡すのは、恥ずかしい………もん♡』


御想像された方、本当に申し訳ありませんでした。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 37
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

パンツへの想いが熱かった

「弱虫ペダル」の渡辺航原作「まじもじるるも」

言葉数が少なめなるるも役で三森すずこが活躍しておる。色んな役できるね。

{netabare}いきなり死ぬとか言われてシリアス展開な予感だったけど、基本的にはおバカなギャグ。最終話でるるもの記憶がみんなから消されていたけど、用事があって一日人間界にいなかったから一時的にそうなっただけで、戻ってきたら、記憶復活。めでたし。嫌味なキャラクター登場と思いきや、実は心配しているだとか、平和。{/netabare}

印象に残るのはパンツについて耕太が熱く語ることかな。パンツに関してはとにかく熱い。母親はエロに厳しいんだけど、{netabare}魔法で燃やされるのを回避するために飛ばした先が自宅だったのは良いオチ。{/netabare}
風紀の人はエロに興味あるけど、無理して封じた反動で厳しくなった感じがする。
FHKの部長はせっかく可愛い娘に好かれているのに行動が勿体ないにもほどがある。

OPは三森すずこでせいいっぱい、つたえたい!EDは遠藤ゆりかでふたりのクロノスタシス。

1. その1「あなたののぞみかなえます」
高校生・柴木耕太は、小学生時代はスカートめくりの名手として、中学時代は充実のエロ本ライブラリを持つことで名を馳せ、そして今、本人にとっては実に不本意であるが、女生徒たちから「エロ大王」の称号までをつけられてしまっていた。FHK(不思議発見クラブ)に属する彼は、ある日図書館で偶然見つけた『魔女召還教本』に従って魔女を呼び出す。願い事は「女の子のパンツ」。しかし、彼は知らなかった。願いを叶えてもらうということは、魔女と契約し引き換えに自分の命を差し出すことを意味していたとは・・・。翌日、パンツを手に入れた耕太の前に、魔女・るるもが現れる。るるもは彼に「お前は2日後死ぬ」と宣言され、衝撃を受けるが、受け取ったパンツが彼女の履いていたものだと知った耕太は・・・。

2. その2「夢の同棲生活」
再び現れたるるもから、彼女の魔法が自由に使える「魔法のチケット」をもらった耕太。チケットを人間に使い切らせることが、格下げされた彼女にとっての修行だった。だが、チケットを使い果たしたとき持ち主が死んでしまうことを、るるもは知らない。そのことをるるものチロから聞かされた耕太は、二度とチケットを使うまいと誓う。ある日、「MJ(未確認人物)の正体を暴く」ために公園に向かった耕太とFHKのメンバーは、テント生活をしていたるるもを発見。彼女の着替え姿を撮影しようとする部員たちを止めるため、耕太は魔法を使ってしまう。修行が終わるまでるるもが魔界に帰れないことを知った耕太は、彼女を自宅に連れ帰ることにしたのだがーーー。

3. その3「魔法少女対決」
記憶改ざん魔法の力により、るるもは耕太の妹として柴木家で暮らすことになった。ひとつ屋根の下で暮らしながらも、「妹」であるため何もできないと悶々とする耕太。一方のるるもは、「浮かれている自分を戒めるため」に耕太たちの高校の学食で働き始めるものの、慣れない仕事に失敗ばかりを繰り返していた。自分の命を失うことに繋がるため、チケットを使うことでるるもの修行に協力するわけにはいかない耕太は、せめてそんな彼女の力になろうとする。その頃、FHKに初の女子入部希望者・鯨井棚子が現れる。棚子は1年生の中でもとくにカワイイと耕太たちが目をつけていた女子だったが、自らを魔法少女だと宣言するのだったが・・・。

4. その4「風紀委員の井上さん」
校内を厳しく取り締まり、違反者には鉄拳制裁をも辞さない西高生徒会直属、風紀委員。その一員である井上澄子は耕太の小学生のときからの幼なじみで、彼のことを「ヘンタイシバキ」と目の敵にしていた。そんな彼女に、全校男子の家に置けないお宝を一括管理し、共有財産として貸し出しするスーパーコレクション「シバライブラリー」が目をつけられる。次々と没収されていくコレクション、迫り来る持ちもの検査。お宝を守るために、耕太は立ち上がる。同じ頃、元気のないるるもの様子を心配したチロが、人間の姿になって学校に潜り込み、騒動を巻き起こす。果たして耕太は、澄子からお宝を守ることができるのだろうか。

5. その5「はじめてのおつかい」
とある夏の日曜日。家の掃除をしようとするもののまたしても失敗ばかりのるるもだったが、祖母の家で農作業を手伝う耕太の忘れ物を届けることになった。耕太の高校の友人・知人に目撃されたり、出くわしたりしながら、電車に乗るための「切手」を買いに郵便局に向かうるるも。道に迷ったり、魔女服のおかげで不審者扱いされたり、切手で改札を抜けようとして駅員とひと悶着があったり、また道に迷ったりと、なかなか耕太の元に辿りつけない。チロともはぐれ、危機に陥ってしまったるるもを助けるため、耕太は・・・。

6. その6「雨の日のジケン」
落ちていたグラビア雑誌を拾おうとしているところを下級生に目撃された耕太。それをごまかそうとしたことがきっかけで、三匹の捨て猫を家に連れて帰ることに。しかし動物嫌いの母親に見つかってしまい、里親が見つかるまでの間、学校で飼うことにする。動物を飼うことに憧れていたという耕太が仔猫たちを可愛がる様子を見て、耕太の優しさに感心するるるも。チロも憎まれ口をたたきながらも、母猫のように甲斐甲斐しく三匹の面倒を見る。チロもまた、捨てられていたところをるるもに拾われた過去があったのだ。夜になり、雨が激しくなり、子猫たちを心配した耕太は、学校から三匹を連れて家に帰るのだが・・・。

7. その7「伝説の水着」
先輩の発案で、海にやってきた耕太たち。そこには風紀委員の3人や巨乳の同級生・真綾、婦警の飯田などの姿もあった。耕太がいくら勧めても、魔女服から水着に着替えようとしないるるもだったが、実は水着を買ってきていないことが判明。耕太はあわてて水着を調達しようとするものの、なかなか見つからない。そんな耕太に、先輩が「水着ならある」と告げる先輩。今回の海水浴の目的は、着ると性格が豹変するという「伝説の水着」を探すためのものだったのだ。そんな水着をるるもが着るハメにならないよう、先回りをして見つけ出そうとする耕太だったが、そこに水着を身に着けたるるもが現れてーーー。

8. その8「第一級魔女ハルリリ降臨」
登校中の耕太の頭上から、傘を差したツインテールの可愛い女の子が舞い降りてきた。第一級魔女のワルラ・ハルリリと名乗る彼女は、耕太に「あなたと契約を結ぶために降りてきた」と告げる。命を取られてはたまらないと逃げる耕太に「特別に、代償は要求しない」と言うハルリリ。彼女は、るるもの魔法学校時代の同級生で、耕太がるるもの契約者だと知って接触してきたのだった。魔女と二重に契約した場合、新規契約が優先される。ハルリリがるるもに嫌がらせをするためにやってきたと思ったチロは、彼女にくってかかるものの、当のるるもは「それは耕太が決めること」と表情を崩さない。ハルリリのこの世界に来た本当の目的は

9. その9「誰にも言えない秘密」
風紀委員長でマジメ女子と呼ばれる下村雅子には、アニメ好きで、コスプレ衣装を自作しているという秘密があった。学校にコスプレアイテムを持ってきた雅子は、それを落としてしまう。それを目撃したのはるるもだった。元々るるもの魔女服をコスプレと勘違いして親近感を持っていた雅子は、自分の趣味をバカにしないるるもに感動し、るるもをコスプレイベントに誘う。るるもは彼女のおススメのアニメを観たり、一緒にコスプレ衣裳を作ったりするようになる。そして、るるもは、その相手が雅子だということを耕太に話してしまう。雅子がそのことを秘密にしていたことも知らずに・・・。

10. その10「混浴旅行in尾々神村」
古くから日本オオカミにまつわる数多くの伝説が残る、山深い尾々神村。FHKのメンバーや耕太とるるも、同級生西野、菅原、桜井、真綾、風紀委員の3人は、電車で尾々神村に向かっていた。さらに人間の姿に変身したチロも、るるもの妹として参加していた。今回の旅行はFHK主宰で、その目的は、狼伝説を暴くことだったが、耕太にとってはそんなことよりもはるかに重要なことがあった。宿泊先の旅館には、混浴露天風呂があるのだ。女子たちとの混浴に浮かれる耕太。しかし、先輩から渡された水を何の気なしに飲んだ彼の体に、思わぬ変化が現れる。一方、旅館内では幻の狼が現れたとの騒ぎが起きていて・・・。

11. その11「結成★ガールズバンド」
文化祭の展示にほとんどお客がこなかったFHK。このままでは部へ昇格することができない。FHKの知名度を上げるため、棚子の発案で「高校生バンド天国」に参加しようということになる。しかし、いざ練習を始めてみるものの、柴木たち、男性部員たちのレベルではお話にならない・・・。そこで棚子がメンバーを集めることに。自らはキーボードを担当するという棚子が連れてきたのは、ギターの真綾、ベースの澄子、ドラムの強子。そしてなんとボーカルはるるもだった。バンドが何かも分からないるるもだったが、とまどいながらも自分の知っている歌をくちずさむと・・・。

12. その12(最終話)「るるものいない日」
季節は冬。もう年末である。男同士の侘しいクリスマスパーティを終えた耕太は、友人の西野、菅原らと一緒に初詣の計画を立てていた。西野のリクエストで、初詣にるるもも誘うことに。そんな中、耕太とるるもは買い物に出掛け、呉服屋のショーウィンドーで振り袖を見かける。釘付けになっていたるるもに、初詣で着物を着せてやりたいと思った耕太は、必死でアルバイトに励む。足りない分は母親から借りて、なんとか着物を調達することに成功した耕太。るるもを驚かそうと大晦日の朝まで秘密にしていたのだが、いざその大晦日の朝。目覚めた耕太は、何か大切なことを思い出すことができなかった--。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4
ネタバレ

シス子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

女子のパンツは空より優しいんだぜ・・・

「コスプレ魔女ガール」のお話・・・

ではなく
「魔女」のお話です

あらすじは・・・
あにこれのものを読んでいただければよろしいかと思います

余談ですが
Wikiのほうではかなり詳しく書かれていますが
ネタバレを嫌う方にはオススメしません
ちなみに
私は作品を観終わってから
Wikiのあらすじを読んで思わず“涙”してしまいました^^;


原作は漫画作品
読んでいません

失礼ながら
存在自体もまったく知りませんでした

原作者は「弱虫ペダル」の渡辺航さんです
これも
視聴後にWikiで知ったのですが
確かにキャラデザはそのまんまですね


実は私
弱虫ペダルって途中までしか観てないんです

理由は単純
イケメンくんが出てないから^^

なんか男の子がみんな○ク○屋さんっぽい顔つきでイマイチ好感が持てないし
なによりキャラが顔のイメージそのまんまで怖いんです

まあ
このレビューでくどくど書くのもあれなんでこの程度にしておきますが

この「まじもじるるも」についてもやっぱりイケメンくんが出てこないですね~

一応
主人公の「柴木耕太(しばきこうた)」くんのクラスメイトの
「さくらい」くんが唯一イケメンという設定みたいですが(というよりカワイイ系)

私の少々高めに設定されたイケメン基準は残念ながらクリア出来ませんでした

ただ
そんなイケメン不作状態を補完してもなお余りあるくらい
女の子達がかわいかったので
キャラデザについてはとりあえず及第点って感じです


お話の感想の前に・・・

キャラデザについて酷なことを書いてしまいましたが
この作品を最後まで視聴して一番に思ったのが
キャラの掘り下げが実に巧みなこと

るるもちゃんの無口キャラや
こうたくんの変態キャラは最初から全開モードですが

周りの人物
とくに女の子のキャラクターなんかは
お話が進めば進むほど印象深くなっていくって感じです

かわいい系のキャラデザ
特徴的な大きな目
多種多様なオッパイ(巨乳からちっぱいまでいろいろ)

それらの特徴を生かした数々のエピソード

一番に目を引いたのは
風紀委員の3人ですね

普段はメガネや髪の毛で目が隠れていて
完全にモブキャラ状態なのに
たまに目がみえるシーンがあり
そんなときは一気に注目してしまう存在になります

なかでも
コスプレっ子の「下村雅子(しもむらまさこ)」ちゃんが衝撃的でした

普段の制服メガネ女子姿と
魔法少女コス姿のギャップに
あっけなく撃沈してしまって

思わずるるもちゃんとのツーショットシーンをサムネにしてしまいました^^


さらには
各々のお話がとても秀逸

ギャグ
下ネタ
エロネタ
変態ネタ
おパンツネタ
オッパイネタ
(全体的にHぃお話が多い)
さらに
号泣ネタまで

お話のメインである
るるもちゃんの魔女としてのストーリー

そして
人間界での生活を通して
ほんのわずかながらも
るるもちゃんの表情や心境が変化していくところが見ものです^^


さて
お話についてですが・・・

この作品
「イケメン」くんが出てこないなんて先に書いてしまいましたが

じっくり見てたら
こうたくんって意外とイケメン(?)って思えてくるから不思議

これもキャラ掘り下げの妙なのでしょう

面倒見のいいところや
友達思いのところ
自分の命を危険に晒してまでるるもちゃんを助けようとするところ

H属性にもどことなく気品や哲学が感じられ
エロにまつわる謎の名言もちらほら

{netabare}「女子のパンツは空より優しいんだぜ・・・w」{/netabare}

{netabare}「俺は大きかろうが小さかろうが女子のオッパイの前にひれ伏すぜ・・・
 詰まってる夢は同じ大きさだからな・・・
 違いがあるとすれば
 それは大事にされているかどうか・・・だぜw」{/netabare}

迂闊にも心を動かされてしまいました^^;


そんなこうたくんの隠れた善人属性が如実にあらわれたのが
第6話の子猫ちゃんが出てくるお話なのですが

この子猫ちゃんのお話にはチョー泣かされました

{netabare}道端に落ちていたエロ本を拾おうとしたところ
女の子の視線が気になり
咄嗟に捨てられていた子猫を拾ってしまったのが運のつき・・・{/netabare}

普段の変態男子とは違ったこうたくんの人柄に魅せられます

{netabare}さらにはお話の間に語られる
るるもとるるもの使い魔
黒猫チロとの出会いのエピソード・・・{/netabare}

{netabare}本当はとても優しいヤンデレママさん・・・{/netabare}

等々

あんまり書くと長くなるので
詳しくは本作をご覧ください^^

とにかく
号泣モノです

ギャグやエロネタなんかの軽いノリのお話の中に
突然の涙の回

このお話の結末はとても意外なものでした

みんなで「よかったね~(笑」・・・なんて定石じみた展開は微塵もなく

思いっきり悲しみのどん底に叩き落されての
バッドエンド・・・

わが目を疑ってしまうほどのあっけない幕引きです

でもこれはこれで
最近のギャグ漫画原作アニメ作品の王道というものでしょうか

次のお話ではすぐにいつものノリに戻っている

こういったすっきりした展開が
各話完結エピソードのいいところなんですね


そして最後は

ファンタジー・・・
ラブ・・・
涙・・・
(残念ながらエロはない)

これまでの小気味よい展開をまとめたかのような最終回でした

とりあえず
Wikiのあらすじを読んで流した“涙”は
2期までの(仮)としておきましょう^^


2期に期待してます

投稿 : 2024/06/01
♥ : 27

72.8 25 幼なじみで学園なアニメランキング25位
ちおちゃんの通学路(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (428)
1806人が棚に入れました
「普通に学校へ到着する」のはもはや奇跡! 道路工事に暴走族、突然の尿意まで、大小さまざまなトラブルが“中の下”な女子高生・三谷裳ちおに襲いかかる! 波瀾万丈のエクストリーム登校コメディ開幕!

声優・キャラクター
大空直美、小見川千明、本渡楓、大地葉、篠田みなみ、皆口裕子、間島淳司、飛田展男
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

クズのクズによるクズのための通学路w

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
通学路を舞台にした、女子高生によるコメディ。

主人公二人がかなりのクズですので(笑)、そこに笑えればイケるアニメかなと。

じっくりじわじわ面白くなるアニメなんで、序盤ので切らない方が良いかと♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
笑いはマナナが一番良かった♪ リアルにいるかもしれない範囲のクソクズで、笑えましたw 顔芸も見事でしたね♪

ちおちゃんと安藤さんのラブコメ、ほっこりしました♪ 安藤さん、可愛いです(笑)

意外なところで、モモ先輩に萌えました♪ キャラデザも良いし、先生を好きになる理由にも、なんか説得力あったし。10話のお菓子回は、ギャップにやられました♪ 今期(2018夏)では、一番萌えたキャラかもしれません♪

ユキちゃんはずっと影薄かったけど、最終話でキャラ立ちしましたね♪ リアルに一番頭オカシイ人だったとは(笑)

好きな話は、第4話。合法たばこのクダリとか面白かったし、まんまジャック・バウワー過ぎて面白かったです(笑)

最終回に、次回予告やNG集をながす(ジャッキーパロ)も斬新で良かったですね♪

同期にギャグアニメが多かったので、色々と比べられるかもしれませんが、この作品はこの作品として、充分に面白かったと思いますよ♪
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
屋根走るより迂回路の方が早そうだがw 嫌な大人だw アサシンw 自分をポケットテッシュに例えるなや(笑)

2話目
よくゲームの話であんなに怖くできるなw お、小早川さん、好きなんですよね♪ 大トロw

3話目
バレた上でのってくれるのね。カバディからの、レズ(笑)

4話目○
合法たばこ(笑) 不発弾で遊んでる(笑) 悪い女(笑) この話、好き♪ もう、ジャック・バウワー過ぎるだろ(笑)

5話目
おい、スラダンネタにするなや(笑) いや、たまにああやって戦っている人あるよねw いきものがかりw 伏線の使い方上手いなw 創作ダンス(笑)

6話目
マイナースポーツ言うなやw 名曲の無駄遣い(笑) ただのチカンじゃねぇかw だからスラダンいじるなってw ちお、しっかりクズだなw と思ったら、まななもクズだw やっぱり、ちおもクズ(笑) クズの連鎖(笑) カバンの構造が銃に似てるとかw ムービー(笑) 泣いた(笑)

7話目
トゥーハンドw まどかに開放された直後、(縛られていたはずの)両手離れてたね。メッチャ作画ミスだ~(笑)。器用だな(笑)

8話目
確かに、エロいよな(笑) レアアイテムが友情? どした(笑) 正論は間違ってないけど、いつでも正論を言うことが正しいとも限らないしね。惚れてまうやろー(笑)

9話目
ひでぇ現実を話すなや(苦笑) ジョジョメイクw 安藤さん、ちおちゃん のコンビ、好きだな~。金髪派手メイク、伏線だったんか(笑) ???w タイピングの仕方(笑) 顔w

10話目
モモ先輩もなかなかナイスキャラw 豹変、なかなか可愛いな♪ だがしかし にゲスト出演してほしいw 妹か。S○X(笑) どうだった?(笑) まななw ケツからワタ抜いて漬け物漬ける(笑)

11話目
クズ過ぎるわ(笑) ニュータイプかよw 時計の見間違えって、たまにあるよねw 納税は、斬新w コブラツイストじゃねぇかw 親友の真実w ジビエ(笑) モモ先輩、可愛いな(笑)

12話目
小学生、難しい問題だなw 安藤さん、ストーカーじゃねぇかw 最低な想像だな(笑) 空き缶で500円は結構キツいな。ユキちゃん、裸族w 予防線(笑) ユキちゃん、怖いなw 変態じゃねぇか(笑) どんな例えだよw まーーって、伸ばすなや(笑) 2期かな? 7本槍w NG集って、斬新だな(笑) ジャッキー・チェンかな。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 27

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

波乱万丈!! エクストリーム登校コメディ!

この作品の原作は未読です。
実はこれも起用される声優さんに魅かれて視聴を始めた作品です。

大空直美さん:「いなり、こんこん、恋いろは。」の伏見いなり、「装神少女まとい」の草薙ゆま
小見川千明さん:「ソウルイーター」のマカ=アルバーン、「花咲くいろは」の鶴来民子
本渡楓さん:「亜人ちゃんは語りた」の小鳥遊ひかり、「刀使ノ巫女」の衛藤可奈美
鈴木みのりさん:「マクロスΔ」のフレイア・ヴィオン、「カードキャプターさくら クリアカード編」の詩之本秋穂

この顔ぶれにしてこの代表作…流石としか言いようが無い訳ですが、私がとある疑問に気付いたのは1話視聴後でした。
実は、主人公である三谷裳 ちおちゃんの声優さんが皆目分からなかったんです。

視聴を決めるのはキャストが発表される頃なので、放送開始まで間があるので忘れることもありますが、視聴直前にはそれなりの情報が否が応でも目に入ってきますし、放送を見始めたら思い出します。
ところが、この作品は上記の部分が完全に零れ落ちていました。

後からちおちゃんの声優さんを調べ直して二度ビックリ…
大空さんだったとは…⁉
大空さんといえば、上記に記載したもっとハイトーンのキャラを演じるイメージが強かったんですけど、ちおちゃんの様な声質の低いキャラもイケたんですね^^;
大変失礼しました。

話題が逸れてしまいました。
この物語の主人公である三谷裳 ちおの座右の銘は「中の下」
目立たないスクールライフを送ろうとする彼女だが、登校途中にはなぜか様々な障害が待ち受ける。
ちおは日頃の洋ゲーライフで鍛えた能力を駆使し、無事「登校」を達成すべく、今日も通学に挑む!
(アニメ公式HPのINTRODUCTIONより抜粋)

この物語で描かれているのは、ちゃおちゃんらの学校までの通学途中…
逆に言うと1クール全てが通学中の物語なので、一見範囲が狭そうに思えますが、ちおちゃんの場合、たかが通学、されど通学なんです。

だから「こんな事してたら絶対学校遅刻するよね」と突っ込んだら負けの作品なんです。
思い返してみると、遅刻を免れようと必死に登校するちおちゃんの姿って、初回の第1話しかなかったのではないでしょうか?
もちろん、普通に間に合って登校する場面も何度かみました。
ですが、明らかに何度かは校門にすら辿り着いたか分からない時もありましたから…

この作品のモデルって一体何なんでしょうね?
作者の実体験を基に肉付けしているのでしょうか?
登校時にこれだけのアクシデントに遭遇する高校生って、日本国内何処にもいないと思います。
そもそも通学路って、微塵の変化も無いのが普通だと思うんです。

例えば、「のんのんびより」でれんちょんや小鞠が通学する際の変化点を考えてみると…
バス停に対して今日はドアの位置が20㎝東側だった、とか、昨日アブラゼミが鳴いているのは隣の木だった…など、変化点は凡そ通学とは縁の無いところで収束すると思うですけれどね。

しかも、何らかのトラブルに巻き込まれている間、ちおちゃんらは皆な嬉しい、楽しいなんです。
特にちおちゃん、座右の銘は中の下かもしれませんが、言動からして中の下じゃありませんから…
遥か斜め上をぶっ飛んでいること、間違い無しです。

ね、ブラッディ・バタフライ…(笑)

オープニングテーマは、ちおちゃん、真奈菜、雪ちゃんの「Danger in my 通学路」
エンディングテーマは、ちおちゃんと真奈菜の「ナナイロード」

1クール12話の物語でした。
最終話のラスト…これは特殊エンディングと言うのでしょうか?
「予告」という台詞が聞こえた気がしましたが、何の予告なのでしょう?
毎回楽しませて貰いましたが、最終話のラストだけが理解が追い付いていません。
今期は女子高生コメディ作品が豊富だったように思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23

kororin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

にゃにゃにゃにゃにゃにゃにや~にゃにゃ~にゃにゃ~~~~~・・・

2018.09.10【途中感想】
原作未読ですが川崎直孝さんの「あっち方面時代」の漫画はいくつか読んでました。(/ω\)

昨年の2017年といい、夏になると『バカっ娘』が発生しやすいのかもしれません。(笑) 今期は「AHO GIRL festival」状態で
・邪心ちゃんドロップキック
・あそびあそばせ と、目白押し。

本作主人公「三谷裳(みやも)ちお」はスクールカーストでいえば中の下。目だつ事を嫌うメガネJK。趣味は洋ゲー(といっても節操も無く敵を殺しまくるスパイミッションアクションアドベンチャー系)。お調子者で高校生なのに「お子ちゃま」思考が強く、厨二病特有の症状『なりきり』を発症しやすい体質。しかも「変な気の廻し方」のせいで普通の通学が「トラブル遭遇率200%」という状態を常に引き起こし、見ている分には(不謹慎だが)なかなか楽しい。運動神経も中途半端に高く「なりきりモード」に入るとパ〇ツ丸出しも気にせずビルの間を開脚でよじ登り、屋根や壁の上を走りまわる次第。
そして細い絆の友人「野々村真奈菜(ののむら まなな)」を交え、
・陸上部エースでカースト上位、人柄も良く人気者なのになぜかちおちゃんに気さくに近づくものの羞恥心が無いのが玉にキズな「細川 雪(ほそかわ ゆき)」。
・堅物の堅物すぎて、もはや『変態』の域に達した風紀委員「篠塚 桃(しのづか もも)」
・3年のカバディ(変態)部長「久志取(くしとり)まどか」
・ちおちゃんと関わった為に、勘違いが廻り回って暴走族を辞めた元・ヘッド「安藤 繭太(あんどう まゆた)」
・安藤の10歳離れた妹で「浣腸魔」の小学生「安藤ちはる」
と、面白人間のオンパレード。

通学をここまでアクシデントだらけにすると見てる分には楽しいけど当人は
要らない刺激で気の毒ですね。(でも馬鹿なんだから仕方ないよねww)


2018-09-23 【視聴完走】
本放送中も原作漫画は連載中、CMではもうすぐ最終回だと宣伝してたのでひょっとしたら中途切れかなと思っていたら案の定、最終回は2期目に向けて大々的な伏線の大量投入!〆は「ジャッ〇ー映画」みたく「本編内容を撮影していたとして、そのNGシーンの詰め合わせ編集」という洒落た終いかたはイキでしたね。

しかし『おバカ』って見てると楽しいケド、ある良識ラインを越えるとモノ凄く『苛(イラッ)!』としたりしますが「三谷裳ちお」はなんとか、ナ・ン・ト・カ・ギリギリセーフでした(笑)。(自分にとって今も許せない「おバカっ娘」は『宮前かなこ』だけデス) ホント「無駄なトコロ」のスペックだけは高く、昨今の「不自然に見えないパ〇チラ」より「自然なパン〇ラ」はグッド!!(しかし、最終回・雪ちゃんの『ま☆☆』は酷かったけど大爆笑!)

いつになるかはワカラナイけど、2期目に期待したいと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13
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